匿名 2022-07-20 22:19:23 |
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皆さま、参加ご希望/PFのご提出誠にありがとうございました。募集は此処で締切とさせていただきます。想像していた数倍ご希望頂けまして、夜のテンションで雑に投下するのではなく、もっとしっかり設定を練れば良かったと若干悔やんでおります( … )
※ 下記私が見返しやすいように一旦羅列させて頂きました。万が一名前がなければお手数おかけしますがご指摘ください。
>4(撫子)さま
>12(桃)さま
>13(優瑠)さま
>15(リリー)さま
>21(ロスカ)さま
>22(白猫、白兎の無名)さま
>23(小春)さま
>24(祭)さま
大変恐縮ですが、本日、明日中に選定させていただきますので今しばらくお待ちくださいませ。
皆さま、この度は参加ご希望頂きありがとうございました。何十往復し、プロフとロルを見て贅沢にもギリギリまで悩ませていただいたのですが、今回は >22 (白猫、白兎の無名)匿名さんさまにお相手をお願いさせて頂きたいと思います。
選定遅くなり大変申し訳ございません…。また何処かでご縁がありましたらその時は何卒よろしくお願いいたします*本当にありがとうございました…(!)
>22 匿名さんさま
( 選定遅くなり申し訳ございませんが、お相手願えますでしょうか?お返事のほど、よろしくお願いいたします* )
(/ >22の匿名です。錚々たる美姫の皆様の中から選んで頂き喜ばしい限りです、これからどうぞ宜しくお願い致します…!
立候補した手前大変な失礼だとは承知の上ですが少々急いでpfを作成した故に抜けている点がありましたので、追加で獣の耳と尻尾を加えさせてください。
黒猫を含めると候補を3人提出しましたが何方に目が止まりましたでしょうか?不備や気になる点がありましたら修正も致しますので遠慮なく仰ってください。年齢や身長なども主様の萌に合わせて変更可能です。 )
( この度はお相手希望頂きましてありがとうございます*此方こそ、何卒末永く宜しくお願いいたします!
PFの追加に関しましては勿論無問題でございます、お手数ですがPFの再投下お願いいたします。年齢や身長含め、ご提出頂いたPFには当方の萌が凝縮されておりましたので此方から変更をお願いする点は見当たりませんでした!仁科に関しましても不備や追加点、不明点ございましたらお聞かせ願えますでしょうか?
なお、仁科と真反対の純白と言う案、並びにサンプルで頂きました台詞から白猫ちゃんの印象が強く、お相手は白猫ちゃんを希望させて頂きたく存じます! )
( 此方も仁科様の口が悪く敵を作りやすい一匹狼のきらいがある反面、ロイヤルミルクティーに拘ったり呪いに面白さを求める可愛らしい部分に強く惹かれた為、特に変更をお願いする部分はございません。ひとつだけ確認点なのですが、貴族の仮面舞踏会に参加ということは仁科様も貴族という判断で宜しいでしょうか。またその場合、後々何かしらでモブとの絡みがあった時の為、公侯伯子男の何れに属しているかもお尋ねしたいです。
白猫ちゃん、了解致しました。正反対の純白も勿論のこと、瞳も赤と青と対な見た目でしたので2人で並ぶ姿が今から楽しみです。pfには着物やドレスを着用と表記しましたが、我儘を言うならば仁科様から下賜されたいと考えています。可愛がるついでに買い与えて頂けたらと。また明治時代のドレスはバッスルスタイルでシルエットが座った猫のような曲線を描く為個人的には気に入っているのですが、袴姿の仁科様と並ぶと少々アンバランスとなる可能性を懸念しています。もし仁科様が上流階級との社交場等に行く機会があるのなら(仮面舞踏会も然り)、その時だけ着用など使い所を絞った方が宜しいでしょうか。
更新したpf提出にあたって、名を付けて頂いても構わないでしょうか。奴隷という設定上、名を賜わる方がらしいかなと考えたので、是非仁科様らしい名を頂きたいです。 )
( ご質問頂きましてありがとうございます!ちょっと考えていなかった部分もありますので、ここで一旦整理させて頂きますね。下記ご質問頂いた分の追加設定となります。※下記で問題なければ、後ほど此方も仁科のPFに追加して再投下させて頂きます。
貴族産まれではありますが、両親に捨てられ絶縁状態のようなものですので貴族ではない設定と致します。しかし呪い屋(兼祓い屋)は貴族との繋がりが深く、仮面舞踏会などには舞踏会に参加する貴族や主催者から特別招待枠のような形で招待された時のみ参加いたします。基本的には遊びに行っているわけではなく、貴族からの呪いの依頼…要するにお仕事ですね。"今夜の舞踏会に参加する者を呪ってほしい"など。呪いに関しましては、髪や爪は無くとも呪う対象の顔や名前くらいは把握しておく必要があります。その確認のための参加という形です。ちなみに呪い屋です!とオープンに参加するのでは無く、舞踏会や何かしら公の場では副業の祓い屋として参加いたします。今回の舞踏会に関しましては獣人がオークションに出品されると聞きつけ、以前仕事で知り合った貴族のコネを使って参加。…と、脱線したようにも思えますが、お答えになっておりますでしょうか?
仁科に服選びのセンスは皆無ですが、早速舞踏会後の次の日辺りに調達しに行きましょう。袴とのアンバランスさは当方としては余り気にしていませんので、ドレスでも良いかと思います!容姿の色も正反対ですし、衣服もおかしくはないかなと。ドレスの場合は、仁科は自分の身なりに無頓着で袴を着ている理由も"楽だから"程度、しかし自分の所有物は輝かせておきたい、といったところにしましょうか。うちの子が1番かわいい精神ですね。なので、使い分けはお任せいたします。普段は着物、舞踏会などではドレスでももちろん構いません。今回は割と下品な仮面舞踏会でしたが、"上流階級との社交場"に招待された際はさすがに袴が浮くので仁科が正装する設定にいたします。めちゃくちゃ嫌そうに洋服を着ていくという回が目に浮かびました。
命名をお任せ頂き恐縮です…。お相手依頼させていただく前から少し考えていたのですが、六花(リッカ)は如何でしょうか?雪の異称となります。仁科は名をつけるにあたって意味などは考えないタイプですので相手の見た目、つまり白=雪という単調なイメージを浮かばせ六花(リッカ)と名付けた…ぐらいが自然かなと。あまり気に入らないようであれば遠慮なく言ってくださいませ。名前は大切ですので!
長くなりましたが他、お答えできてない部分がもしございましたらお気軽にお尋ねくださいませ。 )
( 特別招待枠、孤高の仁科様らしい設定でとても魅力的です。そういう理由の方がより自然にお仕事と絡められますし、敵も多いが頼ってくる人も多いであろう仁科様の特別感に相応しいですね。奴隷オークション参加の経緯も把握致しました。目当ての物の為にはコネも使いこなすあたり、相手を利用することも厭わないステキな性格が出ていて微笑ましいです。
嫌々洋装を纏って社交場に赴く仁科様を想像し可愛らしさでつい笑ってしまいました。今後そういったシーンのやり取りもしてみたいものです。うちの子は輝かせておきたい、うちの子が1番可愛い精神、まさに当方の萌に合致していて嬉しい限りです。是非存分に着飾らせて頂けたらと。折角普段和装の仁科様の隣に立つので、此方も普段は着物ということにして、正装が必要の場ではドレスを着用させようと思います。またきちんと化粧も施し、仁科様の隣に立つに相応しい身なりをさせようかと。仁科様に恥をかかせぬようにとの思考の元、奴隷という立場、獣人といった種族の壁があって尚、気高い気品を纏わせられたらと思っています。
六花、とても素敵な名前をありがとうございます。単調な連想からの名付けも仁科様らしさが出ていて、所有物として相応しい命名かと思われます。是非六花と名乗らせてやってください。
では改めてpfを作成した物を、次レスにて提出させて頂きます。仁科様に購入されるまでの過去も記述すべきか悩みましたが、六花は恐らく仁科様に仕えているという事実が今の自分の全てであり過去など振り返る価値も理由もない、と考えるでしょうし、仁科様も恐らく六花の過去にそこまで執着はしないのかな、と思いましたので省略させて頂きます。
もし六花が奴隷になるに至った経緯を用いたシチュエーションや、息抜き程度に所謂復讐劇などの展開をお求めでしたら、再度深く過去を考えますのでその際は仰ってください。 )
六花( rikka ) / ♀ / 白猫の獣人 / 20代前半程度
「仁科様、アレは殺すべきモノですか?…じゃあ、上手に出来たらご褒美ください。」
「貴様のような蛆虫以下が、我が主に楯突こうなど笑止千万。」
「ロイヤルミルクティーに罪はありませんが、ご主人様の唯一の欠点だと思います。」
容姿 / 目の上で切り揃えられた前髪と腰まで真っ直ぐに伸びた白絹のような艶やかな純白の髪。猫のように吊り上がった真っ青な瞳。小さいながらも通った鼻筋と小ぶりで薄い唇を持ち、気高さを思わせる顔立ち。肌は透き通るほどに白く瑞々しい。目元と唇には主の瞳と同色の紅を乗せ白い肌を彩っている。ヒトより犬歯が発達し鋭く尖っている。頭部には髪と同色の猫耳、尾骨付近からも同色の猫の尻尾が伸びている。身長160cm。滑らかな凹凸の肢体には随所に細く引き締まった筋肉。普段は着物を、正装が必要な際はドレスを着用する。何方も特別製で護衛として動きやすいよう太腿までのスリットが入っている。主に白練色の生地に同色の光沢ある糸で柄があしらわれ、一見シンプルだか一流の技を持って作られた物で決して質素にならず絢爛な上品さを醸し出している。脚の見えるスリットや白一色の出で立ち、纏めず下ろした長髪に並ぶ2つの猫耳と目新しく斬新故に相当目立つが堂々とした立ち振る舞いや気品のある顔立ちで浮くことはなく、その全てが相乗効果で美麗さを際立たせている。
性格 / 冷静で毅然とした態度を取り、獣人だから、奴隷だからと自分を卑下することもなく主の所有物としての価値を感じている模様。基本的に主にのみ従う従順な性格だが、主からの愛情をきちんと認識しており時折それに甘えて全てに頷かず自我を出すことがある。またそれに倣いわざと主を立てない言葉を口にし受け入れて貰うことで愛情確認とする癖がある。その時の些細な攻防も気に入っている。戦闘時も淡々と対処することが多いが、万が一主に少しでも危害が加わると激昂する。主の呼び方はコロコロと変わる。
備考 / 麗しい容姿と細身ながらも艶やかな身体付きから愛玩動物としての売却を想定されていたところ、護衛として購入される。以降その購入価格に相応しい働きを見せ、巷では主従共に敵う者なしと言われるまでに。柔軟な身体、強靭な脚力、発達した五感を駆使し、更に生まれ持った運動神経やセンスの良さもあってか獣人の中でも飛び抜けて高い戦闘能力を誇る。戦闘時は指先に細長く鋭利な刃物の付いたフィンガーリングを着用し切り裂く様に使用する。ブレスレットとアーマーリングを繋げる手の甲部分で護符の呪文のような形を形成しており対魔にも効果的。下駄や靴の爪先にも刃物が仕込んであり足技も可能。また遠距離にも対応出来るよう、着物時には袂に、ドレス時には幾重にも重なったスカートの裏地に小さく細長い両刃のダガーを隠し持っており、ダガーの柄頭にも護符が紐で結び付けてある。
/
呪い屋(兼祓い屋)理由など関係なく、金を積んで依頼されれば簡単に呪い人を殺める。面倒だと言いながらも悪霊を祓うという祓い屋もオマケでやっている、勿論金で動く。自分の身は自分で守ってきたが、悪霊からも人間からも恨みを買い過ぎて面倒になってきたという理由で獣人をボディガードにするため5億で落札。お金とロイヤルミルクティーが好き、ロイヤルでないとだめ。物凄い自信家。優しい口調ではあるが高圧的。お口が悪い。自分以外の人間は全て見下しているような奴。両親は貴族。両親から神の子という意味で神子と名付けられ、祀られていたが、あまりにも不気味な力を持つ為捨てられてしまった。特に気にしていないのでこの話は地雷ではない様子、両親の安否は不明。主に呪い屋の仕事をする上で貴族との関りが深く、舞踏会などには基本的に招待を受け仕事で訪れている。貴族だろうが客であろうが横柄な態度は変わらず。呪いは主に相手の髪などを使うが、仁科は己の血で描いた魔法陣のようなものだけを使い、儀式を行う。仁科曰く「そりゃあ、髪や爪があったほうが完璧に呪い殺せるだろうけど、不完全な方が面白いだろ。」とのこと。ちなみに呪う相手の名前や容姿の確認は要。悪霊を祓う時は札を括り付けた弓で急所を狙い祓う、特に面白くないのに面倒で、危険なため悪霊祓いの依頼はあまり受けたくない。呪いの代償は寿命、1人殺める度1分寿命が縮むらしい。本人は割とコスパいいなと思っている。呪えたり祓えたりする異常な血の持ち主。初めて手に入れた獣人は仁科なりに可愛がっている様子。自分とは正反対で雪のように白い事から六花と名付けた。血が映える彼女の白さがお気に入り。六花にはちょっと優しい。いや、自分に意見することを許すほどにはとても甘い。
/ sample
「お前の主人は今日から僕だ。僕の言うことには全て従いなさい。いいね」
「ハエのように群がって、この程度か。ざまあないな。虫如きが僕の暗殺計画なんて企てるんじゃないよ。お前たちの力じゃ僕の髪1本持ち帰れない。……さあて、獲物だ。蹴散らせ。」
「ゴテゴテに着飾った貴族の女より、血みどろになって僕を守るお前のほうがきれいだよ。だから俯くな、自信を持ちなさい。」
「はあーー???ロイヤルミルクティーがないなら僕は動かない。ふん、屍として扱えばいいさ。」
/ 仁科 神子( Nishina Miko )♂ / 年齢不詳(20代)
女性のような名前のため、仁科としか名乗らない。
闇に溶ける黒の髪。少し癖っ毛気味で所々跳ねていて、ウルフカット。後ろ髪だけ腰まで長く赤い糸で結んでいる(いつか使う時が来るのだとか。)気怠そうな赤い瞳、目の下には薄ら隈。何処となく色気がある整った顔立ち。薄い唇の右下に目視可能な小さい黒子。身長177cm。華奢に見えるも程良く筋肉はついている。両耳に金色のシンプルな垂れピアス。何着もある普段着はすべて同じようなもので黒一色の袴、羽織。正装が必要な場のみ洋服を着るが此方も黒単色、中に着ているワイシャツは白。悪霊を祓う際は弓も持ち歩く。
( 薄っすら浮かんでいた設定だったので、問題ないようで安心いたしました。度々物凄く雑にコネを使いまわすと思いますが、見守っていただけると幸いです。
自分は嫌々適当に選んだ洋服を着るものの、六花のドレスに関しては気に入ったもの全て購入してしまうほど情熱的なスタイルでいこうかと思っております。どれを着ても似合うから金銭感覚が緩みに緩んで全部買おうとする予定ですね。不器用ながら全力でうちの子可愛い精神を貫きますので何卒宜しくお願い致します!普段は和装にて承りました。どちらでもいいと申しましたが、そう設定頂けた方が正装の場に出る際、ドレスに特別感が出ていいかもしれません!
六花と言う名前を受け入れてくださりありがとうございます、大変光栄です。復讐劇などの展開も組み込めるのもとても魅力的だと思いました!今すぐではないので、追々練って頂けると大変有難いです。PFの再投下もありがとうございます。…とりあえず、仁科につきましてもPFの再投下をさせていただきました。もし不備などなければ、ロルテに絡むような形で話を進めさせて頂こうと思うのですがいかがでしょうか?
流れ的には舞踏会会場の裏口に待機させてある馬車に乗り、そのまま自宅へ向かう予定です。馬車の中で自分の護衛として雇ったという話をざっくり行い、命名も出来たらなと思っておりますが、他に希望の流れがございましたら遠慮なくお申し付けくださいませ。 )
( 物語をスムーズに進める為のご都合主義も大歓迎ですので、是非是非コネを使い回してください。
金に物を言わせたうちの子可愛い、情熱的な不器用でとても萌えます。六花はそんなご主人様に呆れつつもそこまで大事にされていることに誇りを持って臆せず着こなすかと。自分の服を適当に選ぼうとしている仁科様に対しては、主に決して恥をかかせぬよう、また自慢の主人の魅力をめいっぱい際立たせられるよう、それなりの質の物を選ぶように誘導していくスタイルで行こうかと。ドレスにおいても着物においてもですが、希望の柄や色合いが御座いましたら買い与えてくださる時や此方が着替える前の描写にて示して頂けたらそれを着用しようと考えていますので、是非好みやセンスを存分に発揮して頂けたら嬉しいです。
PF再投下及び追記までありがとうございます、血が映える色として気に入って頂けてとても光栄です。では復讐し甲斐のあるような過去を練っておきますので、その際は宜しくお願い致します。
ではロルテ後、オークション会場の関係者室のような所で奴隷の受け渡し及び契約書などの譲渡を済ませ、その後仰られた流れで話を紡いでいけたらと思います。奴隷商人やオークション関係者などのモブの動きをある程度描写内で確定してしまうこともあるかと思いますが、露骨にモブを動かすことは致しませんのでご容赦下されば幸いです。
/蹴り可 )
(1億で盛り上がりを見せた後、それを打ち消すかのように遥か上回る金額を提示しては会場は静まり返って。司会者が5億と叫び落札の金を鳴らした瞬間、客席の盛り上がりは二人を除いて最高潮となり。平然とした己と、狙った獲物を逃した男。悔しさから小刻みに震え、こちらを睨みつける視線には興味がないといった様子で一瞥することもなく、己の視線は舞台上に立たされた5億の獣人に注がれて。司会者に促され壇上へ上がれば5億の入った金庫の鍵を司会者に手渡し、代わりに獣人の手錠の鍵を受け取るも肢体の凹凸際立つ服を着た彼女に注がれる視線を背中で感じては邪魔に思い、己の羽織を彼女の頭から乱暴に被せて高圧的な言葉で盛り上がりに水を差し。気分がすっきりした所でここにはもう何の用事もないため、会場の裏口から早々に帰るべく目前に佇む彼女の手錠は解かないまま裏口へ続く扉へと足先を向け、ついてくるようにと静かに命令。)…コレは今しがた僕のものになったんだ、無遠慮に見ていい代物じゃない。そのくらいの礼儀はわきまえろ。___……そのままでも歩けるだろう、ついてきなさい。
___…はい、ご主人様。( 可決を宣言する声で見惚れていた自分に気が付けばすぐさま視線を下げ、不躾に見詰める視線で不快に思われぬよう壇上へと昇ってくる彼の足元より下から視線を上げぬよう心掛けて。諦聴しようと彼を追った耳が金属音を捉えれば次の瞬間、ふわりと全身を覆ったまだ体温の残る柔らかな羽織。登壇してからずっと晒されていた値踏みするような下品で賎しい視線がその布によって遮られれば、次いで発せられた視線を叱咤する声に諦観していた眼差しに希望の色が微かに滲んで。喋る許可のない状態での移動を促す命令には気分を害さないよう、無駄な言動は控え必要最低限の言葉だけで応えて。羽織によって視線の上部が遮られた状況下、従属を示すように相手に並ばず数歩後ろを足音一つ立てずに歩みを進め、彼の背にて揺れる闇色の髪を漠然と目で追い掛けて。)
(5億で競り落とされたばかりの獣人が指示に従い、やけに素直な反応を見せた事で己の苛立ちは無意識に薄れ。静まり返る会場に慌てる司会者の声、そんなものに反応する訳もなく使用人により開かれた扉の外へと足を踏み出しては大人しく己の羽織で覆われた彼女の方へと向き直り優しく羽織りを頭から肩へとずらしてやるも、下がった視線が己の視線が交わるよう顎に手を添えては強引に上向かせ。まるで宝石でも埋まっているかのような真っ青な瞳に透き通る白い肌、一見か弱そうな印象を与えるも毅然とした態度を貫く彼女に俄然興味が湧き。端正な顔立ちが恐怖で歪み、涙で揺れる瞳を見たさにわざと不安を煽っては口の端に皮肉な笑みを浮かべて。)…既に受け入れているようだけど、お前の主人は今日から僕だ。僕の言うことには全て従いなさい。いいね?… … 何をされようともそれを拒めない、嘸かし絶望的な気分だろうな。
( 歩を進める相手の足音が止まったかと覚えば振り返った足元に此方も倣って足を止め、優しく頭から肩へと降ろされた羽織の開放感にぱたぱたと数度猫耳がはためき。目線を下げていた為に此方に向かう掌察しつつもされるがままに受け入れれば強制的に相見える瞳。自身の背後から会場の光が相手の瞳に入り込み暗闇で鮮やかに赤く輝く彼の瞳と反して、達観した生気の見えない青色を絡ませて。意地の悪い笑みと共に口にされる脅迫めいた言葉に浮かぶ感情は諦念のみで、一度瞬きすれば顔の角度はそのままにあからさまに目を薄め視線を下に背けて。そのまま淡々とした物言いながらも精一杯の嫌味で言葉を始めれば、感情の籠らぬ無機質な声色で唯々諾々。)……確認せずとも、私の四肢五体、身体髪膚全て貴方様のものにございます。なんなりとお申し付けください。
はあ。なんだ、泣かないのかい?僕はお前が泣いて赦しを乞う姿を期待したというのに。…まあ面白みはないが、使えそうで安心したよ。…─── さて、先に乗りなさい。(涙で揺れる処か輝きの無い瞳がほんの一瞬己を映して伏せた事に冗談まじりに軽く肩を竦めては顎から手を退け態とらしい溜息を吐き、心底残念そうな口振りで手錠の鍵を解いてやると不要な金属となった手錠は適当にその場に放り投げて破棄して。泣く事を期待したと吐き捨てたものの、こんな事で泣き喚く様な軟弱者であれば5億はただの肉塊に。奴隷として飼われる事を受け入れているのか、全てを諦めているかの様な表情に無機質な声音、しかし一切感情が伝わらない言動に乗せられた反抗的な文句の始まりは大変愉快で。隠しきれなかった笑みを口端に浮かべては近くに扉が開かれた状態で待機してある馬車へと視線を移し、顎で先導を促して。)
…それがお望みとあらばそう致しますが。───…失礼します。( 愉しげに口角持ち上げた彼の表情より先程の対応の不備のなさが確認出来れば再び小生意気ながらも従順な発言で返し、顎から手が離れ自然と再び顔は下方へ下がり伏し目がちに戻り。軽い解錠音を立て漸く外れた手錠が擦れていた手首には薄ら赤い擦り傷が走り、そっと指這わせ活動に問題ない程度に動くことを確認し。促され上げた視線の先に扉の開いた馬車を捉えれば一言の前置きの後臆すことなく足を踏み出し、気品さえ垣間見える程悠然とした仕草で馬車に乗り込んで。座席に座り込み揃えた膝の上に両手を重ねて置けば、伸びた背筋に気高さと、伏せた眼差しに淑やかさを携え大人しく座して待ち。)
………。なあ、お前は自分を僕の所有物だと理解しているだろう。視線を下げるな、その行為は僕への冒涜に値するぞ。…お前は奴隷でも愛玩されるだけの詰まらないモノでもないんだから、堂々としていなさい。…ふん、何なら僕以外は蔑んで構わないくらいだよ。(小生意気な発言に軽く肩をすくめ、やれやれといった様子で軽く笑いを溢すと逃げる素振りも見せず馬車に乗り込む姿を見届けては向かい側に座り込み。俯き視線の合わない彼女からは気品さを感じ、座っているだけで絵になるような姿ではあるものの俯くという姿をあまり良く思わない所為か、彼女を見つめて溜息。客が乗り込んだことを確認した馭者が扉を閉め、軽く揺れて無事出発を果たせば本日何度目かの溜息を漏らした後、静かに彼女を叱るよう低い声で態度を指摘して。腕を組み、強い眼差しで恐らく交わるであろう視線を待つと先ほどよりは柔らかな声音で冗談のような一抹の良心を付け加え。)
…失礼致しました、決してそのような意図はなく。勿体なきお言葉にございますが、ご厚意に甘えてさせていただきます。…確かに、貴方様に獲物を横取りされたお方は滑稽な姿を晒しておられました。
( 向かいに座る気配と動き出した馬車の振動にも動じず、背もたれに背を付けていないにも関わらず優れた体幹で姿勢を維持すれば前方から低く響く叱咤の声。あくまで慎みと従属を示す為に下ろしていた視線だったがそんな私的な言い訳など口にする筈もなく、素直に謝罪述べると同時に深く頭を下げ。再び姿勢を元に戻す頃には視線は相手の瞳と絡み、その強い眼差しと隠れた優しさに内心息を付いて。付け足された他者を蔑む言動には相手の内面を見たようで二度瞬きを繰り返せば、まさに奴隷として愛玩しようとしていたであろう先程の男の存在を思い出し、僅かに目尻を下げ口角緩く持ち上げ表情を緩ませながらその軽口に乗っかって。)
( 多忙や相性の不一致など打ち切りの理由は多岐に渡ると思われますが、折角繋がった縁を確認もなしに諦めてしまうのは勿体ないと感じた為、上げさせて頂きます*
あわよくば仁科様の魅力溢れる台詞と語彙堪能な描写回しを再見出来ることを祈って。 )
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