匿名 2022-07-19 13:39:52 |
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……ん…しまった、寝てた…
(そのまま翌朝まで眠ってしまい、目が覚めたのは声が聞こえてからで慌てて起き上がるといつもの軍服に着替え始め)
……起きていらっしゃいますか。浅木です。
(まだ日も登らぬ時間から起き、軍服に着替え、鍛錬をしていたが上官に「賓客殿を迎えに行ってやれ」と言われると軍刀を腰に納め、ルカの部屋へと向かって)
起きたところ、おはよう
(相手の声がして、仕上げに軍刀を腰に納めると扉を開けて迎えに来てくれた相手に嬉しそうに微笑んで「迎えに来てくれてありがとう」と言って)
……さあ。こんな時代遅れの男は死んでくれれば御の字、という感じではないでしょうか。
(静かに自虐するとそのまま無言で歩き続け、演習場に着くと既に新兵達が大砲の準備をしていて)
……君はネガティブに考えすぎだよ
(相手の自虐に少し考えてから、演習場で相手の頬を数回突いてから軽く頭を叩くと大砲の準備をしている様子を見て)
今だって指示してるし、昨日も慕われてるのが見えてたよ
(口調は最低限しか言わないがそれでも相手の良さはとても感じられるため、そう呟きながら相手を見て)
…気の所為でしょう。
(何事もないように答えると新兵たちが大砲の調節を終えたらしく、浅木はルカの方に戻って「…撃たせますか?」と問いかけて)
気の所為か…まぁそれでもいいけど
(相手の言葉を特に否定せずに肯定することもなく相手の問いかけに笑いかけ「撃たせていいと思うよ。耳は塞いでおく」と言って手で耳を塞いで)
…分かりました。
(こちらも頷くと新兵たちに「…撃て」と指示を飛ばす。耳を劈くような大砲の発射音が響き、弾丸が空へと舞い上がって)
…やっぱり、大砲も銃の音もうるさいね。
これらが不必要な世界なら苦手じゃない音だったかも
(音が止むと、呟くようにそう言うと耳から手を離し、「今は誰にも当たってないけど当たったら痛いんだろうな」と言って)
…ですが、「コレ」が無ければ我らの仕事も存在しません。…つくづく、皮肉なことですね。
(苦笑するように口元を歪め、一度だけ息を吐くとルカの方を向いて「……行きましょうか。」と問いかけるでもなく呟いて)
いつか無くなるのを願うよ、もしかすると違う仕事も向いてるかもしれないからね。次はどこに?
(此方を振り返った相手に微笑みながらついて行き、もし相手が普通の職だったらなんだろう、など想像して少し笑い)
……昨日と同じで申し訳ありませんが、町中を歩くとしましょうか。
(軍帽の位置を直し、門扉を引き開けると子供たちが遊ぶ朝方の街は夕暮れとはまた違った趣を持っていて)
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