匿名 2022-07-19 13:39:52 |
通報 |
ごきげんよう、わたしはルカ・ラミレスと申します。とても美しいお召し物で…貴女の美しさがますます引き立てられていますね
(西洋風の建物もある中、和風建築の建物に入る相手についていくと貴方や軍の人々とはまた違った日本らしい服装を見ると、自己紹介をしながら相手を褒めて、人懐っこい笑みを見せて)
…態々日本までお越しいただいた賓客です。
(女性は穏やかに微笑んで「あら、お上手。やっぱり外人さんは誉め上手ですねえ。どうして日本に?」と返し、代わりに答えた浅木の方に視線を移すと「まあ、偉いお人?ああ、そういえば…浅木さんの注文してはった和菓子、入ってますよ。」と硝子のショウケースに入った色とりどりの和菓子を手のひらで指し)
とても綺麗なスイーツですね、わがし…
(女性の手のひらで指された和菓子を見ると、初めて見たからか少し興奮気味に目を輝かせながらショーケースを眺め、その美しさに「澪、これ全部わがしですか?」と色とりどりの和菓子を指差して)
…そうです。
(浅木は静かに答えると、女性から注文していたらしい、紙包みに入った色鮮やかな和菓子を受け取り、外の長椅子に腰を下ろすと包み紙を解いて「…お好きな物を。」と財布から取り出した金を女性に手渡すと「さあさあ、外人さん。好きな物食べてくださいな。」女性は笑ってショウケースの中を指し)
そうですね、ではこの花のわがしが良いな
(遠慮することなく、耐えたいものと言われると大福も気になったものの、漢字が読めずショーケースの中の花の形の外郎を指差すと、女性から外郎を受け取りお礼を言って相手の横に座り「澪、これ可愛いと思わない?澪のスイーツは何を買ったんだ?」と尋ねて)
…そうですね。
(浅木は答えつつ、静かに和菓子をルカの方に押し出す。水を模しているらしい涼やかな色合いの寒天の中に、鮮やかな朱色が映える金魚を模したものと水草を模した砂糖菓子が入った和菓子で、女性が笑って「浅木さんのは「金魚鉢」いうて夏だけうちで出してるものなんです。」とルカに付け加え)
金魚鉢…とても綺麗で食べるのが惜しくなるくらいだ
(金魚と呼ばれる魚は名前は知っていたが金魚はこんな魚なんだと思いながらじっと見つめ、「日本は四季に合わせたものを売ると聞いたけれど確かにこれはとても涼しげでいいな」と言って楽しそうに微笑んで)
ではわたしもいただきます
(相手が和菓子に口をつけたため、自身も食べて見ると初めての食感や味に驚いたように外郎を眺め「すごく滑らかで美味しいです」と言って)
…変わらず美味しいですよ。
(和菓子を食べ終わり、口元を拭いてから女性に無表情のまま言う。彼女も慣れているのか笑顔で「ふふ、いつもありがとうございます。」と浅木の食べた和菓子の包み紙を下げながら答えて)
そうだな…澪はないの?わたしはあまり日本は知らないし…もしないならその辺を散歩でもわたしは楽しいし
(少し考えるように目を閉じ首を傾げるがあまり分からず、微笑んでから尋ねてみて)
…お恥ずかしながら、鍛錬に明け暮れていたもので。
(瞳を伏せると小さく呟き、「…辰の刻まで少し時間があります。街を歩きましょうか。」と空を見上げてからルカを振り返り)
鍛錬に励むのは素敵だと思うよ、行こうか
(相手について行き、楽しげに歩きながら風鈴の音色や初めて聴く、見るもの一つに反応し、気になれば近寄ったりして)
……いえ。我々は…戦争がなければただの人殺しですよ。
(小さな子供が近寄ってきて「ぐんじんさん、いつもおつかれさまです!」と挨拶をしたのに浅木は屈んで目線を合わせ)
まぁ、上の勝手だからな…なんならわたしと貴方が本気で戦わなければいけないし
(相手の言葉にそう返してから同じように目線を合わせることはなくその様子を見守るようにして)
……そうですね。
(小さな子供は母親に連れられて帰っていき、最後まで「ぐんじんさん、またねー!」と手を振っていた。浅木はその子供が見えなくなるまで軽く手を振り返していて)
澪は優しいねぇ子ども好きなの?それとも、もう子どもいるから親近感が湧く、みたいな?
(手を振り返している相手を見ながら自分も軽く振り終えると、家族がいるのかと気になって尋ねてみて)
……子供は、純粋ですからね。
(呟くように答え、「……所帯は持っておりません。」とルカに答えてから軍帽の位置を直し、再び足を進め始め)
トピック検索 |