とくめい。 2022-07-18 10:11:39 |
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確かにな。気晴らしにはなったし…って言ってもこんな面倒なクレームはそう何度もいらないけどな。美術館に興味持ったのは意外だけどな。慰謝料に貧乏とか関係ないだろ。
(クレームの嫌な気持ちは吹き飛ぶとまではいかないがいくらか薄れていて。確かに残業が切っ掛けではあるがあまりに面倒なクレームだったためもう受けたくないと零し。色々と話したが一番意外だったのは相手が美術館に興味を持ったことで。話したとしても相手はあまり絵画等には興味を示さないと思っていて。趣味の話は友人ともするが友人は興味を示してくれない人ばかりで相手が興味を示してくれたのは意外だが嬉しいことで。慰謝料に関しては払われる側の貧富は関係ないと返し)
まあクレームは勘弁だな。よりによって華金だったし。んー、休日は1人で過ごすってのは似てるしお前の言う楽しみ方はアリだなと思ったからな。法律的にはそうだけど、ちなみに払えって言ったら幾らかくれんの?
(確かに気晴らしにはなったんだろうが、金曜日にクレームが入って対応に追わせる大変さや面倒さを想像すると思わず同情して。自分でも他人の趣味に興味を持ったり、美術館に行こうと思ったりすることになるとは思わなかったが、休日の過ごし方も似ていて何となく感性があったからと理由語り。確かにちゃんとした慰謝料なら貧富は関係ないだろうが今回のは完全に吹っ掛けで貰う気は無いが試しに聞いてみて)
夜遅くまで残業させられた挙げ句に次の日の通常業務よりはいいけどな。休日出勤にならなかっただけマシだ。ああ、気に入る絵を見付けるって奴か?俺が落として怪我とかしたら治療費くらいはな。
(今日のクレームがあれ以上長引いたら危うく明日は休日出勤になるところで。それだけは避けたいと皆の意志が一致したため総出で対応して。気に入る作品を見付けられればその作者や他の人や他の作品にも興味が出るかも知れず。好きになるかどうかはわからないが自分もまず興味をもつことから始めて。それから好きになってくれれば作品について語り合う相手が出きるということなので嬉しく思い。ベッドから落ちたくらいでは病院に行くような傷は出来ないだろうがそんなことになれば治療費は払うつもりで)
うわ…休日出勤とか一番嫌なパターンだな。 そうそう、もし好きなやつが一致すれば語り合えるし、違ってたら紹介もできるだろうし。 どんな勢いで突き落とすつもりだよ、落ちそうだったら抱き留めといて
(仕事とプライベートはきっちり分けたいタイプで残業ということでも嫌なのに休日が潰れるとか最悪だと自分の事のように嫌そうな面して。気に入ったものがどっちであれ相手との話のネタになると無意識に相手が行動の動機になっているのに気づかずつらつらとそれを語り。治療費が必要になるほどの怪我するには相当な勢いが必要で思わずそれにツッコミ入れ、落ちる前に止めろと無茶ぶりをして)
流石に社内泊する程の案件ではなかったけどな。クレーマーは正規のクレームでも面倒だよ。俺も語れる相手が増えるのは有難いしな。…じゃあこうしとけば落ちないな。
(クライアントの無茶振りがある場合はたまに徹夜で社内泊をすることもあるが流石にクレーム対応で社内泊するような事態は今までなく。今日は難癖付けてくるクレーマーだったがまともなものでもクレーム対応は精神を磨り減らされるもので。今まで回りに余程話し合える人がいなかったのか心なしかいつもよりテンションが高く。相手の無茶振りに片腕で相手を抱き寄せるようにしてはこれなら落ちないと言い。この行動は無意識なのかアルコールのせいか表情は変わらず)
会社に泊まるとか無理だな、表情筋が筋肉痛になりそう。サポートの範囲かもしれないけど働いてる身としては急に仕事が湧くみたいなもんだし。絵がほんとに好きなんだな。っ!…お前、それ素でやってたら相当なタラシだけど…
(社内に泊まるのはずっと猫を被っているのと同義で流石に12時間以上人に良い顔だけ見せるのは辛く表情筋を酷使すると苦笑いし。予定にない仕事が急に舞い込んでまくるのは何事も面倒で。いつもよりもテンションが高い様子見れば珍しいと思うと同時にそれだけ興味を持った趣味だと羨むように目細め。単なる無茶ぶりのつもりが落ちそうでもないのに抱き寄せられると驚きに身体硬直させ、近づいた距離感に男同士なのも忘れてサラリとやりのけた手法が慣れていると指摘して)
ああ、あんたはそうだろうな。俺は作る必要はないけどあんたはな…。確かにな…電話対応も業務の一端とは言え…。そうだな。絵は描く人によって色使いもタッチも違う。同じ絵でも全然別物に見えたりするからな。…は?あんたが言ったんだろ?落ちないようにって。
(確かに相手のように素の自分を偽っているのならば大変だと思い。自分は秘密主義ではあるものの性格を偽っている訳ではないので出来るだけしたくはないが一泊くらいは何とかなり。クレーム対応は担当者がいない案件に限り電話を取った人が対応となる。今回は運悪く自分が取った電話がクレームで。描く人によって全く異なる世界観を生み出す絵画。その中でお気に入りを見付けるのが美術館に行く理由の1つでもあり。相手の言葉に何を言っているのかわからないと言いたげな表情を浮かべ。自分は相手が落ちないようにしただけだと主張して)
エイフリルフールに午前中だけでも無表情で仕事したら反応が楽しそうだなと思うレベル。まあ今日で不運大分使ったと思えば暫く良い事あるんじゃねぇの。同じ題材でも見方は違うもんな、そういう話聞くと行くの楽しみ。 俺が言ったのは落ちそうになったの話で…まあいいや
(猫被り度は相手にも浸透しているようで嘘をついていい日に敢えて素の無愛想無表情で仕事することも最近考えていると打ち明けて。正にあたり事故のような今日の状態に敢えて前向きな解釈してみて。中高の美術の時間の作品ですら同じ景色や題材でも大きな差があったのだから画家ではさらに個性があるのだろうと頷き、何処か楽しげに語る相手見れば今まで微塵も興味のなかった美術館に感心を寄せ。あくまで落ちそうになった時にだけというつもりで提案したつもりが何も無い時にでも抱き留められていること指摘しようとするもその温もりと面倒くささに投げ出すとこちらからも擦り寄って見て)
エイプリルフールってそんな日だったか…?そうだといいけどな。流石に美術館に同じ絵はないだろうが…題材が似てるのはあるかもな。ん…酒回ってきたか…。
(エイプリルフールは嘘をついていい日という認識はあるものの素を見せるの果たして嘘になるのかどうかわからず。自分以外で相手の素を知っている人はいるのだろうかと疑問を抱き。自分一人ではなかなか前向きに考えることは出来ないがそんな考え方もあるのかと関心して。美術館の作品でも花や女性など大まかに分けてしまえば同じものもあるがやはり描く人によって絵の印象は様々で。そもそも同じ人が描いても球体等でなければ見る面を変えるだけでまた全然違う印象になり。相手の言うことをぼんやりとした意識の中で聞いている相手の様子にもう話が終わったのだと解釈して。酒が回ったのか、片手で相手を抱き抱えたままう相手の対応と疲れた中でのとベットの気持ち良さにうとして)
無表情を嘘ってことにすればまあ間違いじゃねぇだろ。良い日になるよ、俺が保証してやる。 ジャンルも書き方もなんかいろいろあるイメージ。大分うとうとしてんな、…おやすみ
(嘘がデフォルトの姿なら本当の姿を見せるのはその人にとっての嘘でありと解釈して。素が無表情という訳では無いが愛想の良いやつが黙り込んだ時の反応は割と気になると企て。イマイチ信じているか微妙な反応に酒のテンションもあってか無責任に良いことになると断言して。学生の美術ても風景画や人物画などの種類から印象派などのジャンルなど多くの種類があり、膨大な数の絵からはお気に入りがどこかで見つかる予感覚えて。先程まではっきりとした返事だったのがどこか虚ろでぼんやりとしてることに気づき、もう少しで眠りそうな相手に声量抑えると囁くように眠りの挨拶交わし)
うーん、そういうものか…?…どこまで期待していいのやら。まぁ1つではないよな。それに美術館は絵だけじゃないしな。彫刻やオブジェもある。ん…お休み。
(確かに普段に猫を被っている相手だが素を出すのも普段の猫かぶりのカミングアウト。相手の周りの人はどちらが驚くのかなんて考え。自分としては猫被りの相手よりも素の相手のほうが楽なのは勿論のこと、好ましくもあり。良い日の定義は人それぞれだが自信満々に言いきる相手に小さく肩を竦めながら呟き。絵画の話ばかりしてきたが美術館にあるのは絵画だけではなく。絵画の話ばかりしていたのは自分が一番興味があるのが絵画だからで。勿論彫刻やオブジェを見るのも嫌いではなく寧ろ好きだがやはり惹かれるのは絵画で。相手を抱きしめた形のまま相手の静かな声に小さく挨拶を返すと目を閉じ。相手が夜中に抜けようとしているなんて知る良しもないが相手を抱き締めるような今の体制は相手が抜け出すを阻止するようで)
そういうもんだよ。 それは一層楽しみだな。 …脱出すんの諦めるしかないか、…また明日な、一ノ瀬
(不思議そうにしてる相手をそのまま丸め込んでしまい。美術館の魅力についてここまで饒舌に喋るのを見るのは初めてで微笑ましいとばかりに目細めると小さく笑ってみせ。挨拶が返ってきて目が閉じられる。少しして抜け出そうと僅かに身体動かすも抱きしめられるような体勢ではそれも叶わないようで。友達でも恋人でもないのに同じベッドで抱きしめあって寝るなんて素面ならツッコミを入れるとこだがアルコールと程よい体温はゆるゆると思考を蕩けさせていき、まあいいかと結論を投げ出し。また明日相手と会えることを楽しみにしている自分に気づかないフリをして小さく呟けば目を閉じ眠りに落ちていき)
あんたにもお気に入りが出来るといいな。作品数も結構あるから見応えはあるぞ。──…ん、今何時…っ!?ああ、そうか、昨日…。
(普段は決して口数が多い訳ではない自分も好きなこととなると別なのか興味のない友人たちと違い、話を聞いて興味を持ってくれる相手に次々と美術館の魅力を語り。相手がどんな絵が好みなのかはわからないが今回でお気に入りが見付からなくとも初めてならばどんな感じか一通り見て回るだけでもかなりの時間楽しめるだろうと思って。───数時間後。ふと意識が浮上して。いつも枕元に置いてある携帯を確認しようと目を開けると飛び込んできたのは相手の寝顔で。声にならない悲鳴を何とか飲み込んで。まだアルコールが残っているのか少し痛む頭で昨日のことを思い返し。取り敢えずベッドサイドに置いていたミネラルウォーターで乾いた喉を潤し。まだ外は暗いのか目が慣れるまで少し掛かり)
……んん、…ゆめか…
(何かが身動ぎした気配を感じると小さな声を上げてゆっくりと瞼開き。いつもと同じベッドの中でまだ起きる時間にしては早いのか射し込む日はまだ強くなく。そんなぼんやりとした視界の中で相手の顔を見ればぱちぱちと瞬きするもこんな所に相手がいる訳ないとまだ稼働してない頭が弾き出せばこの景色が夢だと判断して布団被り直し再び眠りにつこうとして)
ああ、悪い。起こし──。
(自分が動いたせいで相手を起こしてしまったかと声を掛けようとするも、寝惚けているのか夢だと呟いて再度眠ってしまいそうな相手を完全に起こしてしまわないように口を噤み。目が覚めたついでにお手洗いでも借りようかと起こさぬよう気をつけながらベッドか一旦、抜け出し。相手の家には何度か来たことがあるためお手洗いの場所くらいは把握していて。相手をチラリと一目見てから静かに寝室を出て)
……ったー…飲み過ぎた…。…あれ、
(それから少し経ち今度はぱちりと目が覚め上体を起こすも調子に乗ってハイペースで飲んだせいか頭痛に小さく声を上げ。久々の二日酔いに後悔しつつも昨日のこと思い出せば隣にいるはずの相手が居らず、まさか深夜に帰ったかと辺り見渡し)
──あ、起きたのか。ほら、あんたの。
(用を済ませ戻ってこれば上体を起こしている相手が目に入り。お手洗いから戻る時に鞄に携帯を入れっぱなしだったことを思い出し鞄が置いてリビングに向かった際、テーブルの上に起きっぱなしになっている相手のミネラルウォーターを見付け。相手も目が覚めた際に水が欲しいかも知れないと持ってきたペットボトルを相手に渡し)
良かった、ちゃんと居た。わざわざサンキュー。 随分早起きだな
(相手が戻ってくれば共に宅飲みをしたのが夢では無かったと安堵したような表情浮かべ。差し出された物が昨日飲んだ水の残りを持ってきてくれたのだと分かれば素直に礼を告げ受け取り、寝起きで渇いていたのか直ぐに水分補給をして。まだ休日の朝起きるのには早くいつもこんな時間に起きるのかと問い)
流石に挨拶もなしに勝手に帰ったりはしない。ああ、目が覚めただけだけどな。
(流石に相手が寝ている間に無言で帰るのは失礼に当たり。連絡もなしに相手のところへ押し掛けるのは失礼じゃないのかと問われるとそんなことはないが最早それは暗黙の了解みたいなもので。自分もベッドに腰掛けるとベッドサイドに置いていた水を手に取り。早起きと言われると確かに目は冴えてしまっているが一旦目が覚めただけだと言い。仕事のある日すらこんな時間に起きてるいることはなく)
正気に戻ったから帰るとか言うかと思った。 じゃ、2度寝すんの?
(昨日の態度の幾つかは酒のせいだと思っており、酔いが覚めたから無かったことにするっていうのも無くはない話だと呟き。だが帰ってないことは嬉しく自分も隣に腰掛け。一旦目が覚めたということは再び此処で眠りにつくのかそれとも家に帰るのか気になってつい問い掛け)
別に帰ってもいいんだが無言で出てくのは違うだろ。帰るとしても声くらいは掛ける。休みだから寝過ごす心配はないが二度寝するにしても中途半端なんだよな…。
(一晩眠ったことや水分を取ったことでアルコールも随分と抜け帰るのに問題がないくらいになったものの、それでも押し掛けて泊めて貰いながら何も言わずに帰ることは駄目だと感じているようで。仕事は休みで二度寝して問題はないものの起きるのも寝るのも中途半端な時間帯で。仕事ならばそのまま起きているような時間帯でおるものの休みの日は少しゆっくりしたい気持ちもあり)
流石にそこまでドライじゃないか。…朝からお前のこと見るのなんか新鮮。なら中間でゴロゴロでもしとく?
(都合のいい関係とはいえ一応義理とかそういうのはある人な様で。寂しかったりと相手に会う時は大体夕方から夜にかけてが多くこんな朝早くから姿を見る事自体が初めてで思わずまじまじと見て。寝るのも起きるのも中途半端だと聞けばまだ無気力な時間を過ごすかとペットボトルを枕元に置いてごろごろとベッドに再度寝転がり)
あんたは親しき仲にも礼儀ありって言葉に知らないのか?そうだな…あ、でもシャワー借りていいか?昨日、入り損ねたし。
(親しい間柄などうかはともかくとして、そこまで礼儀知らずではないと言いたげで。相手の誘いに乗るか断るか悩むもその前にシャワーを浴びたいと告げ。昨日は夜遅くまでクレーム対応をして家に帰らずそのまま相手の部屋へ。相手の部屋に来るなり飲みが始まったのでシャワーを浴びる暇もなく。そんなにキツくはないものの汗臭かったりしなないかと自分の腕の匂い等を嗅ぎ)
一応知ってはいる。いいよ、タオルとかシャンプーとか風呂場にあるの好きに使って。何なら服も貸そうか?
(その言葉は知っているが自分と相手の間で当てはまるかは何ともいえず。確かに昨日家に来てそのまま飲みに誘ったから風呂に入る暇もなかったことに気付き気楽に承諾して。特に見られたら困るものがある訳でもなくタオル等も余裕があったはずだからと告げ。ほぼ同じような体格なら着替えの服も合うだろうと申し出て)
親しいかどうかは微妙なとこだが礼儀は必要ってことだ。ああ、助かる。服は…そうだな、借りていいか?ちゃんとタオルも服も洗って返すな。
(知ってはいるものの曖昧な反応を示す相手に礼儀が必要なのだと伝え。タオルはともかく服は悩むも昨日着ていた服をそのまま着るのも気持ち悪く相手の好意に甘えることにして。流石にシャンプーなどを返したりするのは無理だがタオルと服は自分が使わせて貰う以上、洗って返すのが筋だと思い。同じマンションだし家に帰ることも出来たが何だかそのまま帰るのも名残惜しさを感じて)
別に洗濯機に突っ込んでもいいのに。 特に服に拘りないよな、……こんなんでどう?
(着替えはともかくタオルなら使ってそのまま洗濯機に入れれば良いのにわざわざ洗濯する辺り律儀らしい。ともかく人に貸すのが決まればベッドから立ち上がりクローゼットに向かい。相手の服の好みなど分からなくて奇抜なものでなければ良いと勝手に判断すればシンプルな白Tシャツと黒スキニー持ってきて見せ)
何から何までやらせっぱなしにする訳にはいかないだろ。ああ、派手なものでなければ…。助かる、ありがとう。
(シャワーも服も貸してもらっているのに洗濯まで相手にさせる訳にはいかず。今までこの秘密主義な性格のためか誰かにこうして色々とお世話になることもなく。家に呼ばないどころか家の場所も知らせていないのだから当たり前とはいえ、だからこそ相手がこうして色々としてくれるのには感謝もあり。無難なTシャツとスキニーを受け取ればお礼を述べ)
そういうもん? どういたしまして、風呂の設備は一緒だろうしごゆっくり。
(大した手間ではないのだが本人がやりたいなら任せようと一任し。どうやら不服はないようで服を手渡して軽い調子で返事して。同じマンションだからお湯の出し方などは分かるだろうと判断してはひらひらと手振って送り出し)
あんたはどうかはわからないけど俺はそうだな。ああ、じゃあ借りるな。
(相手が自分と同じ考えとは限らないというのは理解していて。そもそも元が正反対の相手なために考え方に相違がでるのはよくあることで。友人でもない関係性なため、それで喧嘩になったりいいあいになったり議論したりはせず。着替えを受け取って一言だけ断りを入れると足早に脱衣場に
向かい)
はーい。…暇だし、朝飯でも軽く作るか。
(こんなに内側の考えを出すような友達も少なく、意見の相違があろうがそんなもんかと受け流すタイプで。脱衣所に向かう相手見送れば特にすることも無いが目は冴えてしまって、そう言えば相手はまともな夕食も食べてなさそうだったなと考えれば台所に向かい。そんな凝る必要もないかとパックご飯レンチンしながら鍋に水とだしパック放り込み、冷蔵庫で使えそうな具材取り出したりとテキパキと調理していき)
──上がったぞ。悪かったな。
(シャワー浴びながら昨日のことを色々と思い出し。普段なら話さない話や見せないような一面を見せたような断片的な記憶が甦り若干後悔を覚え。脱衣所に向かってから15分程度でシャワーを終えれば相手に渡された服に着替え借りたタオルを首に掛け。シャワーを浴びてアルコールが回ってた頭も随分とすっきりして。脱衣所から出ると微かにいい香りが漂い。その匂いに導かれるように台所へと足を踏み入れれば相手の姿が見えて声を掛け)
おかえり。 あとこれ持っていくだけだからテキトーに座っといて
(脱衣所から相手が出てくる気配すれば其方に目を向け、風呂上がりで湯気の立つ姿確認し。丁度こちらも出来上がったのか皿に卵焼きを載せる最中で昨日晩酌したテーブルの方を目で合図しながら告げ。テーブルの上には既に器に盛られた2人分のご飯と味噌汁が準備してあり、皿に卵焼き移し追えるとそれ片手に向かおうとして)
──え。…俺の分も?
(てっきり相手は自分の分の朝食を作っているものとばかり思っていたのに、促されるように示されたテーブルに目を向けると二人分のご飯と味噌汁が置いてあるのが目に入り。そのまま座るべきかどうか少し悩むものの折角作ってくれたものを食べずに残すのも失礼にあたるという結論に辿り着けば相手に言われた通り座って相手が来るのを待ち。味噌汁の香りが鼻腔を擽ればそう言えば昨夜口にしたのはツマミぐらいだったことを思い出し)
自分の分だけ作るほど性格悪くねぇって。それに昨日まともなご飯出してなかったし。簡単な物だけどないよりかは良いだろ
(不思議そうにする相手に自分の分だけ作る薄情者と思われたかとツッコミ入れ、飲みに誘った自分がまともな飯を出さなかったことを反省しつつも卵焼きの皿を二人の中央に置いて向かい合うように座り、あくまで簡素なものだがと前置きしながらも遠慮しそうな相手に先に「頂きます」と手を合わせ食事開始して)
夜遅くに押し掛けたんだし当たり前だろ。…今度、何か礼でもさせてくれ。出来る範囲でだけどな。…頂きます。
(あんな時間に押し掛けたのは自分で時間帯的に相手はもう夕飯も終えていたのだろうから当然だと言いたげに呟き。至れり尽くせりのようなこの状況に申し訳なさが募ると何か礼がしたいと申し出て。ただ何でもという訳にはいかず出来る範囲でと前置きして。自分だけ色々としてもらうのは嫌な訳ではないがどうにも落ち着かず。相手が向かいに座るとこちらも手を合わせ)
言ってくれたら茶漬けくらい出したのに。礼か、何してくれんの? …はぁ…、二日酔いの時ってやけに味噌汁が沁みるよな
(晩飯を出すのは難しくても簡単な食事くらいなら出す余裕があったと過去のことではあるが告げて。相手に限っては特に恩を売るとかそういう考えは無かったのだが礼と言われるとその内容がつい気になり。まずは味噌汁に手つけると二日酔いの身体には温かな汁物はよく沁みる気がして小さく息吐けばしみじみと呟き)
いや、昨日は疲れて腹が減ってた訳でもなかったし…。何かしてほしいこととかあれば。俺に出来ることなら。確かに味噌汁は二日酔いに効くらしいしな。…上手い。
(昨日は空腹より疲れが勝っていてお腹が空いていたという感覚すら忘れていて。寧ろベッド、シャワー、朝食だけでも充分すぎるくらいなのにその上、夕飯までなんて申し訳なさが留まることを知らなくなりそうで。あまり人と関わらない自分では碌な案も思い浮かばず相手に何かしてほしいことはないのかと問い掛け。まずはご飯を一口食べて味噌汁を啜るとポツリと素直な感想が口から零れ)
そっか。んー…して欲しいとはちょっと違うが、たまには名前で呼んでみて欲しかったり? 良かった、結構味噌汁とか家庭差あるし苦手な奴だったらどうしようかと
(疲れすぎて空腹を忘れるというのは自分も経験したことはありその気持ちも理解出来ると軽く流し。いざして欲しいことを問われると悩んでしまうもので少し考えてみるもふと相手からよく『あんた』呼びされてるの思い出し、たまには名前で呼ばれるのも良いかもと申し出るがなかなか恥ずかしいことを頼んでる気がして語尾がつい疑問形になり。ほぼ押し付ける形で出したものの苦手な味な可能性もあったがひとまず口にあったようで安堵の息を吐き)
名前?構わないが…それでいいのか?…天海。ああ、違いはあるだろうが嫌いって人はなかなかいないんじゃないか?
(相手の申し出に不思議そうに首を傾げながらもそう言えば名前を呼ぶ機会は少なかったなと思い出し。緊張しているのか少し居住いを正すと相手の名前を呼び。名前を呼ぶことはそう難しいことではなく確かに自分に出来る範囲内ではあるが相手はこんなことが嬉しいのかと疑問に思い。確かに味噌汁は家庭によっては具や味噌の種類や出汁を取り方など様々だが多少違うからと言ってもあまり嫌う人はいない汁物であり。具材として嫌いなものが入っていたなら別だが自分のは特別に嫌いなもの等はなく)
それ以外今浮かばないし。…悪くないな。 そう?まあ何処の定食でも付いてくるもんな。 あ、卵焼きも結構甘めだから
(今相手にして欲しいことと言われて唯一浮かんだのがそれでちょっとした興味唆られ。少し間を呼んで呼ばれる名前はその他にも指す人のいる二人称ではなく自分だけを指して呼ぶ物でその響きに口角あげて素直に嬉しそうにして。赤味噌と白味噌でも大分差のある味噌汁ではあるが確かに定食やセットについてくるお決まりの物でそこまで違和感ないと納得し。次に切り分けた卵焼きの1つを摘んだところでこれも自分好みの砂糖が多めに入った味付けだと前もって伝えておき)
変わってるな。あん…天海は。旅館の朝食とかでも普通に付いてくるしな。甘い卵焼き好きな人、多いよな。
(またいつもの呼び方に戻り掛けるもギリギリで名前に呼び変え。あまり相手を名前で呼ぶことはなく昔、友人を敬称から呼び捨てにするような若干の気恥ずかしさと少しの違和感があり。それでも名前を呼んだだけで嬉しそうにする相手を見るとこれからな名前で呼んだほうがいいのかも知れないという考えが浮かぶものの呼び慣れてないからかしっくりこず。味噌に関してはよく関東と関西で分かれているなんて話を聞くが八丁味噌のようなご当地の味噌もあり何を使うかは結局好みで。卵焼きも家庭によって甘かったりしょっぱかったりするが甘いほうが好きと言っている人のほうが多い気がして)
あんま人の呼び方気にならないけどそれでも何か自分の名前呼ばれんの良くない? 国民食って感じか。家がそうだったからな、逆に寿司屋とかのだし巻き玉子はちょい苦手かも。
(他の人ならなんと呼ばれようが特に気にならなかっただろうが秘密主義の相手に呼ばれるのはちょっとした優越感のようなものもあり。名前に呼び変えたのを聞けば1回限りと思っていたのか少し驚くも相手なりの気遣いに気分良くして。和食には大体付いてくるのならご飯と同じくらい普遍的なものだと実感し。元々は甘めの味付けも実家由来の物でこれに食べ慣れてしまってはしょっぱい方はどこか違和感があると告げ)
どうだろうな。俺はあんまり気にしたことないけど…。どこの家庭でも一回は出てるだろうからな。あー…、寿司屋のだし巻き卵はまたちょっと味が独特だよな。
(友人相手ならば気になるのかも知れないが幸いにも友人は自分のことを名前で呼ぶし友人以外とは深い関係になるのを避けているのもあって何と呼ばれていようが気にせず。そう言えば相手はたまに自分のことを名前で呼ぶな、なんて考えて。相手は友人ではないし相手のように名前で呼んでほしい訳ではないけれど少し呼び方は気にしていて。相手の作ってくれた味噌汁を啜りながらそんな他愛もない話を続け。自分は寿司屋のだし巻き卵も嫌いではないけれど寿司屋に行ってわざわざだし巻き卵を頼むことは少なく。実家で出てた卵焼きもどちはかと言えば甘めな方だったと思い出し)
気にならないタイプか。なんというか名前を呼ばれるのってその他大勢からその人個人に的が絞られる感じがして好き。 だよな、おせちに入ってそうな味というか。そもそもわざわざ寿司屋で玉子頼むことないし
(相手なら特になんと呼ばれようと気にならない印象が確かにあり。何故名前を呼ばれる方が良いかうまく説明は出来ないが自分個人を認識しているような気がして好きだと感覚的な理由あげて説明し。自分1人ではなかなか卵焼きを作る機会もなく久々に甘い卵焼き味わいつつも寿司屋のだし巻き玉子について苦手な理由考えてみて。そもそも寿司屋なら海鮮物か茶碗蒸し食べるせいかそれ以外の玉子やイナリなどその他のものを食べる機会ないと述べ)
あくまで俺は、な。友人に名前呼ばれないのはちょっとあれだが…。ああ、それはわかる。寿司屋には寿司食いに行ってるしなぁ…子供は卵も頼みそうだけど。
(あくまでもこれは主観だと述べ。そうなったことはないが流石に友人から名前を呼ばれないと少し寂しい感じはして。名前は確かに個人を特定するものでありその他大勢に比べると自分をちゃんと個人として認識してくれていると感じられるもので。学生時代はお弁当のおかずの定番としてよく母が作ってくれていたお弁当に入っていて。しかし一人暮らしをしてからはなかなか食べる機会はなく実際、今日食べたのも久々で。勿論作れない訳ではないがわざわざ一人で卵焼き1個食べようとは思えなく。たまにコンビニ弁当等に付いている程度で)
友達に呼ばれないってどんな状況だ、あだ名とかあるなら良いけど。そうそう、寿司屋はマグロとか鯛とかメインに食べるから余裕がないというか。 外食の卵焼き大体しょっぱいか出汁の奴だし、甘いの食べると満足感がある
(友人に名前を呼ばれない状況がいまいち想像出来ず、逆にあだ名があったり名前を呼ばずとも通じ合える仲なのかもと想像し。寿司屋では海鮮物を食べたいため邪道系で腹が満たされるのは勿体無いと感じてしまいなかなか食べる機会に恵まれず。寿司屋以外でも大体出される卵焼きはしょっぱい系の味付けが多く、甘いものを食べると家庭の味という気がして好きだと笑み浮かべながら告げ)
普段はないが酔ったりするとたまにあるな…。呼ばれないと言うか呼ばれ間違いというか…。そういうのを食べたいから寿司屋に行ってるっていうのもあるしな。外で食べるとなるとだし巻きが多いな。
(呼ばれないというよりは呼ばれ間違いが多いという意味で。その場にいる友人と呼び間違えたならわかるがたまにその場にいない人物と間違えられると誰だ状態になり。酔いの席だからか笑い話で終わっているのが幸いで。卵を目当てに寿司屋に行くというのは聞いたことがなく。勿論握りの卵が好きな人や食べる人はいて。確かに外出で食べる卵焼きは大半がだし巻き卵で。やはり相手の家庭の味というものは安心するのか、なんて少し失礼なことを内心で思い)
あー、呼び間違いか。一ノ瀬って結構わかりやすい名前だと思うけど。ああ、…なんか寿司屋の話してたら食べたくなってきた。だからあんま外では食べねぇな
(酒の場での呼び間違いと聞けば納得するものの自分はあまり経験がなく、相手の名前も他と間違えるほど平凡な名前でもなく不思議だと感想口にして。海鮮の話をしていれば最近食べてないことに気づきご飯食べながらも安直に食べたくなってしまい。卵焼きと言えば甘いもので他だと違和感がどうしても勝り、さらに甘い卵焼きに箸伸ばし)
皆酔ってるからな。誰と飲んでるかも曖昧なんだろ。俺はそこまで飲まないけど。寿司屋なぁ…久しく行ってないな。成る程な。
(自分は決まった友人としか飲まないがその友人たちは職場の同期だの地元の友人だのと他に人と飲むこともあるのだろう、そういう人の名前を口にしていることもあり得。最早、言い間違えというよりも呼び間違えのほうがしっくりくる表現で。一人暮らしを始めたばかりの頃は外食のほうが多かったがコストも掛かるし栄養が偏るということでここ最近は自炊のほうが多い上、仕事帰りは早く帰りたい気持ちも大きく。家庭の味はあれど味が変わっても普通に美味しく感じる自分からしたらどこの卵焼きでも然程変わらず。ただやはり外食してわざわざ頼むことは少なく)
ふーん、それは大変そうだな。 一人で行くにはなかなか敷居高い気する。
(周りが酔っ払いの時の扱いは面倒くさそうという印象しかなく。その中でも相手はきっと昨夜のように平然としていそうだと予測すれば思わず同情的になってしまい。寿司屋は何となく誰かと行く店と区別してるせいかなかなか行く機会に恵まれず。そういう店は割とあるなとか考えつつも食事終えると「ご馳走様」と手を合わせて)
んー…って言っても俺は基本、見てるだけだしな。酔っても絡んでくる訳じゃないし。そうか?普通の寿司屋は厳しいけど回転寿司はそうでもないだろ。…御馳走様でした。
(友人同士の飲み会でも一歩下がった傍観者というポジションは変わらず。最低一人は酔いが浅い人と言うのはいるもので大抵のことをやってるのはその人物であり。絡み酒の人がいないのは人物が友人に選んだ人選が正しいということを表しているようで。確かに一般的な寿司屋は一人で入るにはハードルが高井が回転寿司なそうでもなく。こちらも食事を終え手を合わせると食べた食器を持ちシンクに向かい)
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