2022-07-17 01:01:49 |
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うん。実はさっきずっと考えてたからさ
死が唯一できる事ならいっそ…って
(はっきり頷けば、そう答えながらも先ほどまで自分の起こした事のせいで友達を失くしてしまったことからどう償えばと考えていたことを思い出す。だがこうして自分と同じ様に何か抱え込んでしまっている彼と出会ったことで前より少し気持ちが落ち着いている気がしていて)
だけど君と会ってから……少し安心したんだ。事実は変わらないだろうけどこんな感じで悩んでるのは僕だけじゃないんだって
……安心したなら、よかった。
(彼が初号機によりクラスメイトを失くした事は、NERV内で話題になっており嫌でも耳に入った。繰り返した過去で何度も起こった事で、自分は特に驚きもせずただ何も出来ない自分が歯痒いだけで。せめて、「初めての事」に傷つく彼に寄り添えたらと、彼の言葉を真剣に聞き、自分と話す事で安心したとの言葉に少し微笑み。)
僕で良ければ、幾らでも君の悩みを聞くよ
本当に、本当に…良いの?渚くん
(ぱっと顔を上げるとかなり予想外な発言に目を見開いてしまう。そしてふと考えてみる、こんな風に自身を肯定してくれる人が今まで居ただろうかと。それに気付けば彼に心をもう少し開いても良いのではと思い始めている為か、自然と頬が緩んで笑みが浮かべられる様になっており)
僕をこんなに認めてくれるなんて生まれて初めてで…そんな人、君だけ。渚くんが初めてなんだ。…だから今凄く嬉しいよ。
もちろんさ。
(顔を上げた彼に微笑みかけ。彼の傍にいる事が出来る時間は短いかもしれないが、その短い間は彼を支えたいと思っていて。先程俯いて泣いていたとは思えない笑みを浮かべる彼に安心すると共に、生まれて初めてや君だけ、とある種情熱的な言葉を言う彼にクスリと笑い)
まるで、愛の告白みたいだね?
あ、愛の告白なんてそんなつもりで言ったわけじゃ……
(意識など全くしていなかったもののそう聞こえてしまっていたのだと思えば、先ほど自分が言った言葉の意味を考えるだけでも恥ずかしくなってきたのかだんだんと顔全体を赤く染めていき。彼の反応を見ることへの羞恥心と一緒に抱いている少しの恐怖心から目を背けようとして)
僕は君だけのもの、だよ。
(こちらの意地悪に顔を赤くして恥ずかしがり初心な反応を示す彼が可愛く、何よりも愛しくて。目を背けようとするのを否定せず、そっと、自分に近い方の彼の耳に顔を近づければ、甘く囁いて)
ちょっ…いきなり囁かれると恥ずかしいよ…誰かにこの様子を見られてるかもしれないのに。それに僕は……男だし
(突然の彼の甘い囁きで更に頬が紅潮していきそしてさっきよりも恥ずかしさが増していく。そのせいか何気に辺りの様子が気になってしまい、今すぐにでも周りを確認したいと言わんばかりに動こうとし)
僕は見られても構わないけど……
(ますます顔を赤くし、そわそわと回りを気にして動こうとする彼の前に立って進路を塞ぎつつ、いきなり、彼の頭上辺りに手をつけ、座っている彼に対しいわゆる「壁ドン」の様な体勢をして)
……これで周りからは見えないよ。どうかな?
(/返信が遅くなってしまい申し訳ありません…)
こ、これって……?
(謂わゆる壁ドンをされた事により道を塞がれてしまえばあまりにも驚いたのか目を見開く。状況を呑み込めないまま彼のどう言う考えから至った行動なのだろうかと思いながら、顔を赤くし身動き取れないまま彼を見つめて何か言いたそうにし)
たしかに見えなくなった…けど、でも…
(/大丈夫です!お待ちしておりました)
けど?でも?
(至近距離で見つめてくる彼に幸せを感じ微笑みながら、何か言いたげな彼の言葉を反復し。少し意地悪するか、と思って彼の目をまっすぐ見て)
またキスしてほしいのかい?
もうキスは……良いよ
(彼のその一言で初めて対面した時に突如交わされた口付けを思い出してしまう。首を横に振って遠慮すればどう伝えるべきか一瞬迷うものの、なんとか決断すれば恥ずかしそうにしながらもゆっくり間を空けてから口を開いて)
どうして僕にキスしたりするのか……その理由が知りたいだけでその……そう言うのって恋人同士がする物だと思ってたから
どうして、か……
(キスをしたい理由を聞かれ、「これまで何度も会ったから」「君が唯一無二のリリンだから」など様々な言葉を口に出したくなるも、どれも今の彼は分からない事で。迷い、暫く考えた後、決意して真っ直ぐに言葉を告げ)
好きだから、恋人になりたいって言ったら?
渚くんが僕と恋人に?
(真剣な眼差しにドキドキしてしまいながらも彼と恋人になったらどうなるのだろうかと実際に考えてみる。今まで彼がしてきた行動は恋人同士では特におかしいことではない事を改めて思うも、なんとか正直な気持ちを伝えようと視線を向けて)
まだ今日会ったばかりだし……友達から始めたいって気持ちがあるかな。でも…その話、一回保留にさせてほしくて。
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