2022-07-17 01:01:49 |
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悪いこと?特に君から迷惑を受けた覚えは無いから、謝らないでいいよ
(自己評価の低い彼はどうやら自分を卑下し謝っているらしい。けれど彼は、リリンの希望の少年なのだからもっと自信を持っていいのにと思いつつ、彼の不安を消し去る様にしっかりとした口調で上記を告げると、ポケットから真新しい白いハンケチを出して彼に「使う?」と差し出し)
うん…それもそっか。
(気づけば時間が経っていくにつれ、調子が戻ってきたのか素直に頷き目の前に出された白いハンケチを見ると「え、いいの?貸してもらうのは悪いよ…」と遠慮しながら目を丸くする。しかし実際は自身の目にはまだ涙が残っており出来ることならば欲しい、と言わんばかりにまっすぐと見つめて)
(口ではやんわり遠慮しつつも、白いハンカチをじっと見つめている彼がそれを求めている事は明らかで。意固地な彼に対して少し意地悪したくなり)
受け取らないと、またキスするよ。それとも、キスしてほしい?
(とウインクして微笑みながら改めてハンカチを目の前に差し出し。セーラー服の袖から出た真っ白の肌の手首には幾重にも傷がある。)
うっ……うん、そこまで言うなら受け取るよ
(彼の圧倒した押しに強いられ、目の前の白いハンケチを受け取ると手首にある幾つもの傷があるのに気付けば視線が其方に行き)
(彼がハンカチを受け取った事に安心すると共に可愛いなと思いつつ、普段隠している手首の傷が見えているのには全く気付いておらず。此方の手首に対する彼の視線に気付き、反射的に手を引っ込めてもう片方の手で手首を押さえ、申し訳なさそうに眉を下げ)
軽蔑するかい?パイロットがこんな事をして、って
そんなことするつもりないよ。だって……
(その言葉から自分が彼の傷にずっと視線を向けてしまっていたことに気付き、ハッと我に帰りながらもしかしたら触ってはいけない事だったかもしれない、彼を傷つけてしまうと心の中でたくさん自問自答しているもなんとか向き合おうと決断すれば言葉を選びつつ述べ)
自分を傷つけてしまう君の気持ち、わかる気がするんだ
わかる……?
(優しい彼の事だ、否定はしなくとも戸惑うなり引くのではと思ったが、彼の口から出た言葉は意外な物で。気持ちがわかる気がする、それは初めて言われた言葉で嬉しさと心配を滲ませながら彼の目をまっすぐ見つめて)
君も、死は救いだと?
うん。実はさっきずっと考えてたからさ
死が唯一できる事ならいっそ…って
(はっきり頷けば、そう答えながらも先ほどまで自分の起こした事のせいで友達を失くしてしまったことからどう償えばと考えていたことを思い出す。だがこうして自分と同じ様に何か抱え込んでしまっている彼と出会ったことで前より少し気持ちが落ち着いている気がしていて)
だけど君と会ってから……少し安心したんだ。事実は変わらないだろうけどこんな感じで悩んでるのは僕だけじゃないんだって
……安心したなら、よかった。
(彼が初号機によりクラスメイトを失くした事は、NERV内で話題になっており嫌でも耳に入った。繰り返した過去で何度も起こった事で、自分は特に驚きもせずただ何も出来ない自分が歯痒いだけで。せめて、「初めての事」に傷つく彼に寄り添えたらと、彼の言葉を真剣に聞き、自分と話す事で安心したとの言葉に少し微笑み。)
僕で良ければ、幾らでも君の悩みを聞くよ
本当に、本当に…良いの?渚くん
(ぱっと顔を上げるとかなり予想外な発言に目を見開いてしまう。そしてふと考えてみる、こんな風に自身を肯定してくれる人が今まで居ただろうかと。それに気付けば彼に心をもう少し開いても良いのではと思い始めている為か、自然と頬が緩んで笑みが浮かべられる様になっており)
僕をこんなに認めてくれるなんて生まれて初めてで…そんな人、君だけ。渚くんが初めてなんだ。…だから今凄く嬉しいよ。
もちろんさ。
(顔を上げた彼に微笑みかけ。彼の傍にいる事が出来る時間は短いかもしれないが、その短い間は彼を支えたいと思っていて。先程俯いて泣いていたとは思えない笑みを浮かべる彼に安心すると共に、生まれて初めてや君だけ、とある種情熱的な言葉を言う彼にクスリと笑い)
まるで、愛の告白みたいだね?
あ、愛の告白なんてそんなつもりで言ったわけじゃ……
(意識など全くしていなかったもののそう聞こえてしまっていたのだと思えば、先ほど自分が言った言葉の意味を考えるだけでも恥ずかしくなってきたのかだんだんと顔全体を赤く染めていき。彼の反応を見ることへの羞恥心と一緒に抱いている少しの恐怖心から目を背けようとして)
僕は君だけのもの、だよ。
(こちらの意地悪に顔を赤くして恥ずかしがり初心な反応を示す彼が可愛く、何よりも愛しくて。目を背けようとするのを否定せず、そっと、自分に近い方の彼の耳に顔を近づければ、甘く囁いて)
ちょっ…いきなり囁かれると恥ずかしいよ…誰かにこの様子を見られてるかもしれないのに。それに僕は……男だし
(突然の彼の甘い囁きで更に頬が紅潮していきそしてさっきよりも恥ずかしさが増していく。そのせいか何気に辺りの様子が気になってしまい、今すぐにでも周りを確認したいと言わんばかりに動こうとし)
僕は見られても構わないけど……
(ますます顔を赤くし、そわそわと回りを気にして動こうとする彼の前に立って進路を塞ぎつつ、いきなり、彼の頭上辺りに手をつけ、座っている彼に対しいわゆる「壁ドン」の様な体勢をして)
……これで周りからは見えないよ。どうかな?
(/返信が遅くなってしまい申し訳ありません…)
こ、これって……?
(謂わゆる壁ドンをされた事により道を塞がれてしまえばあまりにも驚いたのか目を見開く。状況を呑み込めないまま彼のどう言う考えから至った行動なのだろうかと思いながら、顔を赤くし身動き取れないまま彼を見つめて何か言いたそうにし)
たしかに見えなくなった…けど、でも…
(/大丈夫です!お待ちしておりました)
けど?でも?
(至近距離で見つめてくる彼に幸せを感じ微笑みながら、何か言いたげな彼の言葉を反復し。少し意地悪するか、と思って彼の目をまっすぐ見て)
またキスしてほしいのかい?
もうキスは……良いよ
(彼のその一言で初めて対面した時に突如交わされた口付けを思い出してしまう。首を横に振って遠慮すればどう伝えるべきか一瞬迷うものの、なんとか決断すれば恥ずかしそうにしながらもゆっくり間を空けてから口を開いて)
どうして僕にキスしたりするのか……その理由が知りたいだけでその……そう言うのって恋人同士がする物だと思ってたから
どうして、か……
(キスをしたい理由を聞かれ、「これまで何度も会ったから」「君が唯一無二のリリンだから」など様々な言葉を口に出したくなるも、どれも今の彼は分からない事で。迷い、暫く考えた後、決意して真っ直ぐに言葉を告げ)
好きだから、恋人になりたいって言ったら?
渚くんが僕と恋人に?
(真剣な眼差しにドキドキしてしまいながらも彼と恋人になったらどうなるのだろうかと実際に考えてみる。今まで彼がしてきた行動は恋人同士では特におかしいことではない事を改めて思うも、なんとか正直な気持ちを伝えようと視線を向けて)
まだ今日会ったばかりだし……友達から始めたいって気持ちがあるかな。でも…その話、一回保留にさせてほしくて。
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