匿名さん 2022-07-15 18:42:44 |
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もし……この子を離さなかったら私にだって考えがある
(彼女の言葉に首を横に振って否定すると安心させる様に笑みを浮かべると、なにか考えている素振りを見せながらも赤い眼でじっと男数名を見つめ)
(目の前の女性の優しい笑みに思わず口をつぐんでいると、大柄の男は自分の手を離したかと思うとヘラヘラとした笑みを浮かべながら迫っていき)
あ、危ない……!
…良いのね?
(迫ってくるのがわかるも何故かその場で立ち止まったまま、大柄の男の様子を窺いながらも睨みながら眼光を光らせて)
(相手の睨みにどこか威圧感を感じたのか男は少し躊躇うと、仲間の男たちに帰るよう指示を送り、その場を去っていき。その様子に瞬きをしながら、ハッとして立ち上がると相手に頭を下げて)
あ、ありがとうございます…なんてお礼を言えばいいか、助かりました
いいえ、こんなの造作もないことよ
それより…貴方はどうしてあの男たちに絡まれたのか
経緯はあるのかしら?
(場を去っていく男たちを見送ると、笑みを浮かべながら横に首を振り改めて少女の顔を見つめれば今までの疑問が思い浮かんだのか不思議そうに首を傾げ)
……ただ食べ物を探していたら自分のテリトリーだ、と絡まれて…去ろうとしたら腕を掴まれてしまったのですが力がなくて…なので、助かりました。
それでは
(首を傾げる相手にゆっくり事情を話すと、表情は変わらないが掴まれていた腕をもう一方の手で抑えるように震えており、事情を説明し終えると足早に去ろうとして)
なるほど……貴方、大変だったのね
(事情を聞くことで情景を想像しながらも熱心に話へ相槌を。しかし少女が震えている様子もしっかり捉えて確認しており、去ろうとしたところをなんとかして止めようと一言叫び)
──待って!
そうよ。貴方には今…帰る家はあるの?
(はっきり頷けば鬱陶しそうにしている少女を横目に見ても、先ほどの様子を目にしたからか動じず次の疑問を投げかけて)
……ありません
(相手に嘘をついても仕方がないと思い、ないと言えば何故それを聞いてきたのだろうと思い少し怪しく思えてしまい、じっと相手を見つめ)
うーん…そうね、もう暗い時間だし……かと言って
あ、良いこと思いついたわ!
(答えは既に分かっていたと言うように少女の気持ちを尊重し、これからどうすれば良いか思考を巡らせていると手を叩き安心させる様ににっこり笑みを浮かべ)
……?なんですか?
(暗い時間だと言ってももう外での野宿は慣れているため少し首を傾げ、何かいいアイデアを思いついたような相手を見て首を傾げて)
…悪い話ではありませんね
けれど、貴女に利点はないですよ?なぜ私を?
(真剣な表情の相手に少し考えてから、まだ警戒しながら質問をして)
いいえ、少なくとも私はそう思っていないわ
(警戒している少女を安心させる様に真面目な声色で否定すると、優しい笑みを浮かべ)
テリーサ・ヴァイセンブルクよ、テリーサって呼んでちょうだい?
(手を取られ名前を尋ねられれば屋敷の方に歩き出しながら、名乗りを挙げて)
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