相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.7163 by 探偵  2024-11-17 11:50:01 


な、おい待て俺は聞いてねぇぞ!
(まだ癒えきっていない傷にファイルの角が刺されば強く鈍い痛みが体全体を襲って呻き声をあげながら顔を顰める。相手がわざといつもの調子で受け答えをすれば疑いは晴れたのかファイルは外されるが未だ痛みで脳が揺れていた。男は淡々とした口調でこちらに別の仕事が出来たと言って腕を掴む、今から相手と作戦を共有しさらに練度を高めるつもりだったのにそれはマズイ。それに男が持つファイルがチラリと視界に入れば息を飲んだ。そこに並んでいたのは『追加実験』の文字、男は数いる研究員の中でも『負荷』をかけるのが大好物の人間だ。ファイルの紙面上にずらりと並んだ実験項目を今からこなせばきっと終わる頃にはまともに歩けなくなる、相手の監視が終わり実験が始まる前のタイミングを脱出開始の時間に選んでいたのも一番体が回復しているからといる理由だったがこれでは作戦の成功は遠のいてしまう。今夜相手の記憶がリセットされるのを考えれば絶対にこの男についていくことはできない、反論するも男は『実験体が歯向かうな』とこちらへファイルを振りかざした。その瞬間に覚悟が決まる、全てを実行するには今しかない。振り下ろさらたファイルを弾いてその腕で拳を顎に叩き込むと男がフラりと体勢を崩す、そのまま口を押さえて後ろに回ると男の首を絞めあげて)

  • No.7164 by 検索  2024-11-17 12:35:57 

…っ、左.翔.太.郎、こっちだ!
(単なる見回りだと思ったが相手に用があったらしくその腕を掴んで強引に引っ張っていこうとする。見回りの男の持つファイルはメモリ開発に関する資料だったはずで先日の結果を受けて更なる実験を課そうとしているのが分かった。昨日の実験の傷も癒えておらずに立て続けに負荷をかければどうなるかなど火を見るより明らかだ。どうにか阻止しなければと思うがその前に相手が抗議を口にし、それに対して再びファイルが振りかざされる。目の前で行なわれるこの研究所の実態に思わず固まってしまっていると相手はファイルを弾いて拳を叩き込んで締め上げる。慣れたような動きに圧倒されるが見回りの男がジタバタと抵抗しながら懐を探って通信機器のようなものを触ろうとしているのを見れば咄嗟にその手に掴みかかって奪い取る。自分の行動に信じられない物を見るような顔でこちらを見ながら男は首を締められ意識を失った。これで相手が連れて行かれることは無くなったが相手とこの男が追加実験の実験場に現れなければ直ぐに異変に気付かれるだろう。多くの警備の人物がここになだれ込んでくるのも時間の問題だ。ならば今のうちに出来るだけ遠くに逃げるしかない。自らの決断が決まれば名前を呼びながら相手の腕を掴んで男が来た反対側、自分の自室のある方の廊下へ手で生体認証を解除してから走り出す。そこから曲がって上位の研究員しか入ることの出来ない研究棟に生体認証でパスして入ると薄暗い廊下を二人で駆け抜ける。作戦を共有する暇も無いままひたすら距離を稼ごうとしながら「何処に向かえば良いんだい」と問いかけて)

  • No.7165 by 探偵  2024-11-17 13:13:00 


っ、ナイスだフィリップ!___俺達が目指すのはダストエリアだ。ゴミは一箇所に集められて定期的にこの島の外に出てる。今日は回収船が来る日だ、それに紛れて脱出すんぞ
(夜の時間まで待てなくなってしまった今、脱出はこの瞬間から始めるしかない。男を締め上げ意識を落とそうとするが男は抵抗しながら通信機器を取り出して冷や汗が額を伝う。しかし相手が素早く通信機器を取り上げて形勢は逆転した、思わず相手を誉めながら男の意識を奪う。こうなってはもう止められないが相手も覚悟は決まったようでそのまま名前を呼ばれて腕を掴まれると部屋の外へと走り出した。いずれあの部屋から運.命,の.子.と監視役の実験体がいなくなり研究員が倒れているのが見つかる、もうここを脱出するまで一時も止まってはいられないだろう。誰もいない研究棟を走りながら行き先を聞かれれば改めて脱出ルートを説明する、といっても理屈は簡単だ。この島から出ているのは何も人だけではない、ゴミの処理はこの小さな島では賄いきれないらしく一箇所にゴミを集め定期的に島の外へと運び出しているようだ。実験の合間にゴミを専用のルートで運んでいく職員をみかけたことがある、もうすぐ回収の日だなんだと話しているのが聞こえ回収船が来る日を割り出したというわけだ。ロックされた研究室の窓越しに物品搬入用のエレベーターを見つけると「フィリップ、この部屋入れるか?あそこから抜け出そうぜ」と声をかけ)

  • No.7166 by 検索  2024-11-17 14:05:14 

…なるほど。メモリと違ってゴミならその建物を出る時の検査は無い、悪くない策だ。…ああ、
(移動しながら脱出経路に着いて聞けば予想もしない答えが帰ってくる。だがその理由を聞けば納得のいくものでこの騒動の中で逃げるならば一番可能性のある手だ。被検体の立場でそこまで調べられていたことに驚きと関心を抱きつつ素直に頷くと目的地を頭の中に定めた。といっても研究エリア以外は立ち寄った事がなくダストエリアは未知の場所だ。そうして研究棟を移動していれば相手が物品搬入用のエレベーターの存在を見つけて足を止める。ものを運ぶ用途の物なら搬入搬出のルートに繋がるはずだ。そこに行くための研究室のロックの解除を頼まれると施錠部分に近付く。自分の生体認証では突破出来ないタイプのものだったがこのタイプのセキュリティは裏コードで解けるはずだ。目を瞑り意識を集中させて地.球.の.本.棚を開くと設置した型番や情報からこの施錠のセキュリティコードを探る。条件が分かれば絞り込むのは簡単で直ぐにコードが出てくれば液晶にそれを打ち込み、電子音とともに解錠された。早速中に入りエレベーターのボタンを押して自分のたちの階まで呼び出す。だがそのタイミングで無人だった研究棟の警告灯が急に光り『最重要監視対象とB級実験体一人の逃亡を確認、全職員は最優先事項として彼らの身柄を押さえよ』と事態に気付いた研究員による警報がスピーカーから流れた。もう事態に気付かれた焦りが募る中エレベーターが着けば開いたその中に相手の手を引いたまま飛び乗って)

  • No.7167 by 探偵  2024-11-17 21:37:07 


そこは良い作戦だって言えよ。……お前、今どうやって…っ、…
(相手に研究室のロック解除を頼む、当然掌をかざしてあっさり突破できるものかと思ったがそうでもないらしい。どうするのかと声をかける前に相手はその場で目を瞑って動かなくなってしまった。一刻を争うこの時に何をやっているのかと焦って話しかけようとするがまたも声をかける前に相手の目が開く。そして迷いなくコードを打ち込むとあっさりと扉は開いて呆気にとられてポカンと口を開けた。まるでエスパーな手法に戸惑いつつ中へと移動していれば警告音が鳴り響いて緊急事態を知らせるアナウンスが鳴り響く、「もうバレたのかよ」と悪態をつくがあの研究員を締め上げた時からもう止まれやしない運命なのだ。ここからは悪魔の選択を選ばないように決断をし続けるしかない。エレベーターの扉が開くとその中に飛び込んで軽く息を整える、搬入搬出路に出られるのはいいがここからダストエリアへの道は分からない。もう逃げ出した事がバレているのなら迅速に、かつ見つからないように移動しなければならないだろう。先程相手が分からないはずのコードを導き出したのを思い出せば「なぁ、このエレベーターからダストエリアの道って分からねぇのか?さっきみたいにこう、目瞑って」と聞いてみて)

  • No.7168 by 検索  2024-11-17 22:37:08 

僕が出来るのはこの地球に関しての知識を絞り込んで探す事とその内容を見ることだ。さっきのはその施設に使われているセキュリティの種類と割り当てられた識別子から情報を絞り込めたけど、この研究所の名前や住所などが分からなければ地図の知識を得るのは不可能だ。
(気絶した研究員を見つけたのかそれとも今の正規ではない解錠を検知したのかは分からないが施設内に警告音が響き始める。指示通りに彼らは全力を上げて自分達を捕まえに来るだろう。二人でエレベーターに飛び込むと自動で一階が選択されて動き始めた。天井で作動している監視カメラをちらりと見ながら息を整えていると相手から何とも曖昧な言い方で尋ねられ、視線を向ける。何やら先程の手法を勘違いされているようであれば自分が普段知識をすくい上げる為の方法を説明する、提示された条件を元に無数の本棚から一つを絞り込むのは出来るが逆を返せばその情報が確かで無ければ何も出来ない。ハッキリと不可能だと言葉を返すが唇で指先で触りながら考えると「…君は何かこの施設について知っているかい?」と問いかけ)

  • No.7169 by 探偵  2024-11-18 07:53:24 


情報を絞り込んで探す、検索みたいなもんか。…住所なら絞りこめるかもしれねぇ。俺が今から言う条件に当てはまるとこをその地球の知識ってやつから絞り込んでくれ
(相手の視線が一瞬上を向いてつられてそちらを見ると監視カメラがみえる、こちらの動きは向こうに筒抜けと言ったところか。となればより迅速に動かなければならないが正確なルートが分からなければ袋小路に追い詰められる可能性もある。先程目を瞑っただけで暗証番号を解いてみせた相手ならば何らかの力でどうにか出来るかもしれないと聞いてみたがそうも簡単な方法ではないらしい。地球の知識とはまた膨大な量で普段ならば疑わしい所だが一蓮托生だと言っているこの状況で相手が嘘を言っているようには思えない。相手の言い様から先程の行為は検索を行い結果を導き出したのだと解釈する、となればこの場所だって同じく検索すれば住所が分かって地図が得られるかもしれない。自信を顔に宿すと相手に検索を頼む、風.都にある港を基準に船に乗っていた時間とスピードと方角から考え海上の範囲を絞り込み島の凡その大きさを伝えると「ただし建物はカモフラージュされてて外からは見えてねぇ。だから条件には無人島を追加してくれ」と検索のキーワードを伝え終わると結果が出るのを待って)

  • No.7170 by 検索  2024-11-18 10:38:40 

…分かった、やってみよう。 …無人島、…条件が当てはまる島が3つ、その内現在公に人の出入りのないはずの島は…これか。……閲覧を完了した。建設当初の構造だけど場所の配置は把握した。
(自分が地.球.の本.棚から知識を得る仕組みを説明すれば相手はおおよそを理解したようだ。メモリを作る際は詳細にその情報を指定されていたためすくい上げるのは簡単だったがその条件が分かっていなければ難しい。だが外部から侵入した相手ならば一発で分かるような的確なワードでなくても何か知っているのではないかと問いかける。するとその表情は自信に満ちたものに変わり、言われるままに目を閉じて地球に接続した。外から相手の声によって条件が与えられていく。特定の港から行くことの出来る海上の範囲とその大きさ、そして無人島であることを唱えれば目の前の本棚は次々に減っていき3冊の本が残る。そこから無人島の中でも公に人の出入りや利用がされていない場所を絞り込めば1冊となった。その本を取り出し必要なページを開いて脳内に情報を入れると意識を浮上させ目を開く。得られた情報は増設前の一番初めの建物の内装地図だがゴミ捨てなどの位置はその頃から大きくは変わらないはずだ。相手の方を向いて淡々とその結果を告げたタイミングでエレベーターが目的階に着く。そこから降りてずらりと並ぶ扉の一つに入ると「あそこから真っすぐ行くことも出来るようだけどこっちの配管整備の道の方が監視カメラに映らないはずだ」と言いながら一旦階段を降りて配管の通る道を進んでいき)

  • No.7171 by 探偵  2024-11-18 12:30:35 


よし!建物の下層ならそうそう構造は変わらねぇはずだ。これでルートはバッチリだな……なら、コソコソ進むか
(こちらが地球の知識を使った検索を頼むと相手は集中するように目を閉じる、目を閉じるのは検索する時の癖のようなものなのかもしれない。この島の場所を特定するような情報を相手に伝えていく、固唾を飲んで見守る間相手は特に動くことは無かったが該当の島は3つに絞られ更に検索条件が追加されればやがて相手の目が開いた。そして地図情報が手に入ったと聞けば思わず拳を握ってガッツポーズをする、これで迷わずダストエリアまでたどり着けるだろう。最短ルートを通るべきかと思ったが相手は階段を降りた配管設備の道を選択して頷き後を進む、薄暗い道だが一旦は監視の目から逃れられそうだ。暫く進んでいくとそこが見覚えのある風景であるのに気がつく、ここはあの夜におやっさんと侵入してきた時にも通ったルートだ。奇しくも同じ道を通っていることに脳裏にはおやっさんの顔が浮かぶ、直後自分達が通る上の通路から誰かの足音が聞こえてきた。通路の下に人影があれば気づかれるかもしれない、咄嗟に相手の腕を掴んで配管の影へと二人して身を寄せると相手に覆い被さるようにして息を殺した。少しでも動けば何者かがいるのがバレてしまう、相手に向かい「動くな」と小さな声で囁く。しかしそれはあの夜におやっさんに自分が命じられた事で、自分が背いた命令で、そのせいでおやっさんは死んでしまった。通路の上で追手が声をあげながら走っていく、しかしそれも遠くの出来事のように聞こえておやっさんとのやり取りがフラッシュバックすれば目を伏せその場で意識をあの夜へと飛ばしてしまっていて)

  • No.7172 by 検索  2024-11-18 16:19:35 

…、 ……左,翔.太.郎、…左,翔.太.郎!
(完璧な地図とは言えないがそう大きく基礎的な設備は変わらないはずだ。頭に入れた地図に従って一般的な廊下ではない配管設備の道を選んで密かに移動することにする。薄暗い道を進んでいると上の方から足音と誰かの声が聞こえた。その瞬間に腕を掴まれ配管の影に隠れるような形で身を潜める。上から覆い被られると視界は狭くなって目の前の相手しか見えなくなる。そのまま小さな声で言いつけられると素直に頷いて静止を保つ。二人で息を殺しながら様子を伺っていればすぐ下にターゲットがいることに気付かなかったようでこの辺に居るはずだと指示が飛んで走り去っていく足音が聞こえた。どうやら上手く潜めたようだがすぐそこに追手がいるのには変わりない。今のうちに移動しようとするも覆いかぶさった相手は何故か動こうとしなくて小さな声で名前を呼ぶ。だが一切反応が無く先ほどまで自信が見られた目は伏せられ、心なしか血の気の失せたような顔で固まっているのを見れば強く名前を呼びながら顔を手で挟んで強引にこちらを向かせる。そのままじっと相手を見つめると「この状況で考え事とは随分と余裕だね」と思ったままの少し棘のある言い方をしながら様子を伺って)

  • No.7173 by 探偵  2024-11-18 17:45:28 


…っ、……次のルート考える分にはいいだろ
(頭の中であの夜の出来事が早回しのフィルムのように何度も駆け巡る、おやっさんに言われた言葉が頭に響いて最後におやっさんが目の前で倒れていく。夢で繰り返しみた光景が頭から離れなくて今が現実なのか夢の中なのか、あの夜なのかもう終わったことなのか、判断がつかなくなってたるで水の中に溺れていくように上手く息が出来なくなる。視点が合わず顔を白くさせていたが何かが頬に触れて無理やり顔の向きを変えさせられるとようやく意識を手元に取り戻した。思い出したように息を吸い込んで浅く短い呼吸を繰り返す、ようやく目は焦点があって相手の顔を呆然と見つめた。少々棘のある言い方ながらも考え事をしていたのだと言われるとようやく自分の現実へと戻ってくる、だが素直に自分の非を認められなくて無理やり手を振りほどくように顔を背けると体を離した。地図情報を把握しているのは相手でルートを考えるも何もないのだが良い言葉は思い浮かばなくて言い訳になっていない言い訳を口にする。改めて周囲の気配を探れば近くに敵はいないようで「いくぞ」とぶっきらぼうに声をかけると薄暗い道を勝手に進み始めて)

  • No.7174 by 検索  2024-11-18 19:20:45 

……、ああ。
(反応がない事に違和感を覚えてその顔を挟んでこちらを向かせる。何処か遠くを見ていたような目はやっと焦点を結び視線が交わる。繰り返される浅く短い呼吸に何かしら異常が起きているのは分かるがそれを推測出来る材料は持ち合わせていない。相手を見つめたままいつもの口調で声を掛けると反発するように顔を背けられ体も離れていく。こちらに地図の検索を頼むならばルートを知らないはずで理解不能の言い訳に首を傾げるがひとまず動けるようなら進行に支障はない。先走って進み始めた相手に短く返答すれば大人しく後ろについて行った。暫く薄暗い道で二人の足音だけが響く中で進んでいくと行き止まりに辿り着いた。ここからはまた普通の廊下に出る必要があり、誰かに見つかるリスクは更に上がる。「さっきの様子を見る限りこの辺を巡回しているはずだ。上に上がったら一気に駆け抜けるよ」と相手に告げると音を立てないように階段を上がって外の廊下の様子を窺って)

  • No.7175 by 探偵  2024-11-18 20:06:20 


…分かった。ちょっとは時間稼ぎしとくか
(もう何度も繰り返しみる記憶にいい加減慣れなければならないのに未だに体は動けなくなってしまう。だがそんな弱みを相手に見せるわけにもいかない、自分は今おやっさんの代わりとして相手を外に連れ出すという依頼を遂行する頼りになる人間でなければならないのだから。こちらの異変に気づかれないうちに歩き出せば背後から相手がついてくる足音が聞こえる、やがて行き止まりへとたどり着くと目の前にあるのは上にあがる階段だけとなった。ここからはまた監視カメラがあるルート、つまり時間との勝負になるはずだ。相手も同じ考えのようで一気に走り抜けるよう言われると頷く、だがここらに敵が集まっているなら多少敵をどこかへ引き付けておきたい。壁に整備用の工具箱が設置されているのを見れば相手が階段をあがるうちに中から手頃なレンチを取り出す、相手に向かって「こいつを投げたら走れ」と声をかければ自分達が歩いてきた通路に向かって力の限り遠くへレンチを投げつけた。相手に目で合図を出し走り出す、宙を舞ったレンチは遙か後方で配管にでも当たったのか派手な音が鳴った。数人の足音が聞こえて後方に集まっていくのを聴きニヒルに笑えば相手に先導を任せて走り「次どっちだフィリップ?!」と声をかけ)

  • No.7176 by 検索  2024-11-18 22:01:13 

…、こっちだ! …ッ、この前のド.ー.パ.ン.ト…!
(ここまでは裏の道を通ってこれたがここからは監視カメラのあるエリアを進まなくてはならない。どうにか追いつかれる前に逃げ切るためにも一気に走り抜けることを提案すれば相手は頷くが階段を登っている間近くにあった工具箱を漁る。そこから工具であろう物を取り出して指示を受けると素直に頷いた。相手が工具を遠くに投げ、目の合図を受けて走り出す。遠くの方で派手な音が響くとそちらの方に人が集まる足音が幾つか聞こえた。安直な発想だが効果はありそうだと感心しながら頭に入れた地図通りに角を曲がって最短距離で進んでいく。研究室のエリアを抜けるとひらけたエントランスのような場所に出てくる。今までと違う雰囲気に気を取られていると突如足元に光弾が飛んできてその衝撃に軽く吹き飛んでしまう。床を転がって咄嗟にその光弾の発射元に顔を向ければあの夜見たド.ー.パ.ン.トが宙に浮かびその下には警備兵が待ち構えていた。どうやら待ち伏せされていたようだ。脱出経路が割れていれば当然の出方ではあるが『お散歩の時間は終わりよ』と何処か上機嫌に語るド.ー.パ.ン.トが手をかざすと警備兵がこちらに向かって銃を構える。更にド.ー.パ.ン.トが光弾を手のひらで生み出し、こちらに放とうとするのが見える。何とか体は起こすが避けきるには時間が足りなくて来たる衝撃に体を縮こませて目を瞑るしか出来ず)

  • No.7177 by 探偵  2024-11-19 07:55:23 


っ!!野郎…!…、フィリップ!!
(ダストエリアはゴミを船に乗せることも考えれば建物の端にあるはず、相手の支持に従い駆け抜けていけばやがてたどり着けるはずだ。やがて広いエントランスに出てくる、目立つ場所は早く走り抜けようとしたがその前に光弾が飛んできて軽く体が飛ばされた。咄嗟に受身を取って体勢を立て直せばまるであの夜と同じようにあのド.ー.パ.ン,トと銃を構えた警備兵が見えて一気に怒りが沸き起こる。余裕のある物言いに更に怒りを募らせていたがこちらが動く前にド.ー,パ.ン.トは再びこちらへ光を放とうとする。その時になってようやく相手が体勢を崩していることに気がつけば咄嗟に走り出してその体を抱えると無理やりその場から動かしなんとか光弾を回避した。光弾は次々とこちらへ打ち込まれて相手の体を抱えたまま先程の通路へと駆け込み攻撃をしのぐ。しかしこのままではダストエリアに到達できない、苦々しく思っているとド.ー.パ,ン.ト,は『あの子は痛めつける程度に、実験体の方は殺しなさい』と命令が下って警備兵がこちらへ近づいてくる。ここでも実験体呼ばわりにまた怒りを覚えていると自分たちが走ってきた方からひとりの研究員が警備兵を1人だけ連れてやってきて息が詰まる。息も絶え絶えに『やっと見つけたぞ実験体!』と叫ばれ退路さえ絶たれてしまった。しかし研究員の手には小さなジュラルミンケースがある、外からは分からないのに何かに呼ばれているような気がしてその中身を察すれば小さく笑った。相手から離れ研究員と警備兵に近づくと「いいもん持ってんじゃねぇか」と声を掛ける。その意図が分からず研究員はポカンと口をあけるがその隙にケースを奪い取ってそれを振り回し警備兵のこめかみに当てて意識を奪うと最後に手刀で研究員の意識も奪う。化け物に対抗するにはこちらも化け物になるのが手っ取り早い、おやっさんと同じように。ケースを開けて中身を取り出す、確か研究員はこれをガ.イ.ア.ド.ラ.イ.バ.ーとよんでいた。ドライバーを腰に付けてメモリを構える、そこで相手の方へ目線を向けると「フィリップ、俺は依頼人であるお前を必ず守る」と宣言すればメモリを起動させた。禍々しい声で『JOKER』のボイスが鳴り響きメモリをドライバーに挿入する、すると体は黒いモヤに包まれて次の瞬間には黒い道化師のような化け物が姿を現した。「いくぜ!」と強く叫ぶと通路から飛び出しこちらに迫る警備兵へと向かっていって)

  • No.7178 by 検索  2024-11-19 11:29:49 

っ、一旦引いた方が…左.翔.太.郎? っ、あれはジ.ョ.ー.カ,ー,ド.ー.パ.ン.ト…!
(初めて間近に迫った死への恐怖に体は動かなくて目を瞑った。だが思っていた衝撃が来る前に体は浮いて相手に抱えられる形で運ばれていく。光弾が次々打ち込まれるのを何とか避け先程の廊下の壁に身を隠すことは出来たが彼らが迫って来ている事には変わりない。強行突破出来ないならば一度退くべきかと考えるが直後背後に別の研究員と警備兵がやってきて挟み撃ちにされる。焦りが募る中何故か相手は小さく笑って無防備のまま研究員の方に近づいて行く。思わず様子を伺うように名前を呼ぶが相手は流れるように研究員の持っていた箱を奪い取って二人の意識を沈める。その手際にも圧倒されたが箱の中からガ.イ.ア.ド.ラ.イ.バ.ーとメモリを取りだしたのを見れば目を見開く。あれは確か上位の研究員か幹部と呼ばれるこの研究所の上位組織の人物がもっている物だったはず、最近実験に使うようになったと聞いていたが実物を見るのは初めてだ。相手はドライバーを腰に巻いて覚悟を決めたような顔でメモリを構える。堂々と自分を守ると宣言する様は何処かあの男に重なるものがあってその横顔に目を奪われる。メモリを起動させドライバーに差し込まれると相手の体は黒いモヤに包まれて道化師を象ったド.ー.パ.ン.トへ変化する。今までJOKERメモリは一部変化した物はいたがド.ー.パ.ン.ト態になった者は誰もいない。初めて見るその姿に動けないでいたがそれも向こうも同じようで『なんで実験体がガ.イ.ア.ド.ラ.イ.バ.ーを使えているの』と困惑の声が聞こえる。壁を飛び出した相手が警備兵を攻撃する姿に圧倒されていたが相手が怪物になろうともこの状況は数でこちらが不利であることには変わらない。周囲を見渡せばこの辺りのセキュリティを司る装置を見つけて念のため警備兵の持っていた銃を手にしてから相手が彼らの気を引いている内にこっそりとそちらに近づいた。侵入者対策用に幾つか機能があるようでそのロック方法を推察すれば再び地.球.の.本.棚に潜ってその方法を探る。得た情報でハッキングに近い事を行い何とか一時的に権限を得ると防衛システムを発動させれば警告音が鳴り、エントランスと奥の廊下を遮る頑固なシャッターが下り始める。まだ戦闘中の相手に「左.翔.太.郎、はやくこっちだ!」と叫ぶと一足先にシャッターの奥の廊下に入り、銃で警備兵の足を正確に狙い撃ちながら相手が来るのを待って)

  • No.7179 by 探偵  2024-11-19 12:38:34 


あいつらは俺を『長持ち』させるためだって言ってたが、どうやらあんたには秘密にしてたみたいだな
(一瞬視界が暗転して視界が晴れると全身に力が漲るのが分かる、感情の昂りで自身の能力が上下することは何となく分かっていてだからこそ負荷をかける実験ばかり受けていたが今はあのド.ー.パ.ン,トに対する怒りで体はいつも以上に素早く力強く動く。警備兵など相手ではなく銃弾を避け時に手で払いながら近づけば拳を奮って次々に意識を奪っていく。困惑の声をあげる怪人には同じく怪人の顔の下でニヒルに笑い煽るように答えてやる、あの時研究員がドライバーを持ち歩いていたのもドライバー使用の申請や承認がされていないせいで不用意に何処かへ置いておくことも出来なかったせいだろう。いつも痛めつけられている研究員が思わぬ追い風となって警備兵を沈めていくが多勢に無勢というものでなかなか勢力を削ぐことが出来ない。宙に浮かぶド,ー,パ,ン,トは『実験体のくせに生意気な!』と叫んで再びこちらに光弾を飛ばしてくる、それを順に避けるが次々に降り注ぐ攻撃を避けきれずに肩に一発貰ってしまうと苦痛の声をあげる、警備兵には十分な力を発揮するがあのド.ー.パ.ン.トには届かないのか『プロトタイプですらないドライバーで私に勝てるはずないでしょ?』とまた余裕の声が降ってくる。このままでは追い詰められるのも時間の問題だ、奥歯を噛み締めていると突然警告音が鳴り響いて場が騒然とする。直後相手の呼ぶ声が聞こえて反射的に走り出した。下がっていくシャッターに向けて全力で走る、警備兵は相手が牽制してくれているが背後から光弾が追いかけてくる。シャッターが閉まるギリギリのタイミングで体を中へと滑り込ませるが無数に降り注いでいた光弾が再び腰へと当たってしまって、シャッターが閉まった直後に地面へと煙をあげながら転がって変身が解除されてしまう。メモリは無傷で排出されるがドライバーからは煙が上がっていてもう使えそうになく「くそ、」と悪態をつきながら無理やり上体を起こして相手と目を合わせる。どう声をかけるべきか暫く迷ったあと「……助かった」とぶっきらぼうに言って)

  • No.7180 by 検索  2024-11-19 15:03:12 

…短期間に過度な負荷がかかったからドライバーが耐えきれなかったようだ。…? さっき君が僕を助けたように僕もここで君が殺されては困る。二人で一緒に脱出するのだろう?
(この緊急事態に感情が昂っているのかかなり好調に動けているようだがそれでも数の利と空中浮遊しているド.ー.パ.ン.トの攻撃に押されている。防衛システムを起動させ退避を叫べば相手はこちらへ走り出す。相手を逃がすまいと追いかけてくる警備兵は銃で牽制するがギリギリで滑り込んだ身体に追尾してきた光弾が当たって転がりながら変身が解除される。シャッターが完全に閉まってひとまず遮る物が出来れば相手の側にしゃがみこんで様子を伺う。見たところ致命的な傷はない、何時の日か調べたドライバーの機能を思い出せば本体が致命的なダメージを食らう前にドライバーが衝撃を肩代わりして破壊されたのだろう。もう一度使う事は出来ないが窮地を凌ぐことはできた。相手が上体を起こしてこちらを見るがまたしても動かなくなってしまう、だが今回のは迷っているような仕草で僅かに首を傾げているとぶっきらぼうに言葉を告げられて目を瞬かせる。協力すると約束したのだからそれぞれの危機の回避を手伝うのはごく自然なことだ、相手を失ってしまえばここから脱出できる確率は一気にゼロに近づくのだから。利害関係のように淡々と答えるが先ほどの動きは確かに二人で無ければ切り抜けられないようなものだった。ふと脳内にあの男が相手のことを自分にない物を持っている人物だと言っていたことを思い出す。その時はピンとこなかったが今ならば少しだけ分かる気がする。先にこちらが立ち上がると先ほど信頼の証として行った握手でもするように相手に手を差し出してじっと相手を見ながら言葉を掛けて)

  • No.7181 by 探偵  2024-11-19 18:37:32 


ったく、お前はそういう奴だった……こういうのもできんじゃねぇか。あぁ、絶対に風.都.に帰るぞ
(なんとかシャッターが閉まるのには間に合ったものの最後の一撃で地面を転がってしまって鈍い痛みに顔を顰める、しかしあれだけ派手に攻撃を食らった割には痛みは少ない。その理由を相手が淡々と述べるのを聞きながら体を起こした。真正面から礼を言えるガラではなくて一言ぼそりと呟いたが相手からは相変わらず淡々と機械的な返事が返ってきて思わずガクリと顔を俯ける、相手が一般常識すら知らない感情の薄い人間だということを忘れていた。気を取り直して顔をあげる、すると目の前には相手の手が差し出されていて思わず相手の顔を見上げる。相変わらず感情は読めないが先程握手の意味は教えたばかりだ。無意識に口角があがる、相手とまともに話したのは今日が初めてなのに二人であればこの島を抜け出せるはずだと自信が湧いてきた。相手の手を取り立ち上がる、相手がハッキングしたおかげで暫くこの壁が破られることはないだろう。「いくぞ」と声をかけて真っ直ぐに伸びる通路を駆け抜ける、やがて案内板が現れてコンテナが通れるくらいの扉を見つければ「あれだ!」と声をあげて大開の扉を開ける。その瞬間に潮の香りが鼻腔を擽る、海が近い証拠だ。そして目の前に広がるのはゴミが集められたコンテナがずらりと並ぶ光景、ここかゴミを集めて船で運び出すダストエリアで間違いないだろう。奥には船が見えて相手に目で合図を出すと早速乗り込んでしまおうと歩みを進める。しかしその前にコンテナの中に見覚えのあるものを見つけて足を止めた。そこにあったのはあの夜に着ていた服で「俺の服だ!」と思わず声をあげてシャツを手にとった。相手の部屋で上着を脱いでから上半身はずっと何も纏わないままでこの格好で船に乗るのは流石に厳しい。シャツの下にはジャケットもあって手に取り持ち上げる勢いで袖に腕を通したところで体が固まる。ジャケットの下から出てきたのはあの夜、あの瞬間に、おやっさんが被っていた帽子だった。どんなにねだっても被らせて貰えなかったハードボイルド探偵の帽子、それがゴミに紛れていることに酷く胸が傷んで震える手で帽子を拾い上げる。おやっさんの帽子は薄汚れてブリムが一部破れている、主を失い生気さえ失いかけている帽子を見つめるうちに目が離せなくなってまた意識が遠くへと連れていかれるとその場から動かなくなってしまって)

  • No.7182 by 検索  2024-11-19 19:50:09 

…左,翔.太.郎、……左,翔.太.郎!
(相手に手を差し出して待てばその顔がこちらを見上げる。こういうの、が何かは分からないがこの口角に笑みが浮かんでこちらの手を取って立ち上がる相手を見れば何処と無く満足のいくような不思議な感覚がした。並んだ相手に改めて自分たちの目的を告げられると小さく頷いて通路を進んでいった。その先には大きな扉があって二人でその扉を開ける。その瞬間今まで嗅いだことの無い類の未知の匂いがして思わず足を止める。これが外の香りなのだろうか。検証するように深く息を吸い込んでもその原因が分からず辺りをキョロキョロする。辺りにはずらりと中身の入ったコンテナが並んでここからゴミを排出しているようだ。相手の後ろを続いて歩いているとコンテナの一つに近付いてシャツを手に取る。その服は確かにあの夜に見かけた相手のものだ。その服に袖を通す姿を見守っていると突然相手の動きが止まる。視線を追えば見覚えのある帽子、あの男が身に付けていたハットがあって震える手でそれを拾い上げるとまたそれを見つめて遠い目をする。この様子を見る限り配管設備の道の時の妙な態度もあの男のことを思い出していたのだろう。隣から相手の名前を呼んでみるが反応はない。自分達が移動してきた廊下からは未だに警告音がしていて追っ手が来るのも時間の問題だ。目の合わない相手の顔をじっと見つめ変化が無いことを確認すれば目を覚まさせる為に名前を呼びながら思いっきりその頬を手で叩いた。良い音を響かせると「それを被っていた男はあの日死んでいる、目を覚ましたまえ」と冷静にその事実を告げて)

  • No.7183 by 探偵  2024-11-19 20:42:50 


……ッ、……分かってんだよ…分かってんだよそんなこと!!おやっさんはずっとハードボイルドで誰にも知られずひとりで戦うくらいかっこよくて風.都.の探偵でずっと……俺の、憧れで……それなのに、これだけしか残ってねぇんだぞ!
(事務所の奥で何度見上げたか分からない憧れの帽子、こっそり被ってはまだ早いと怒られ、そろそろ被りたいと言う度にまだ早いと怒られ、羨望の対象でもあった帽子。しかもこれはおやっさんが特別な事件の時にしか被らない白の帽子、それが今薄汚れて形も崩れかけて、まるでおやっさんの、探偵の魂が抜けてしまいそうな姿で手の中に収まっている。頭の中でおやっさんとの会話が鳴り響くのに見える光景はおやっさんが事切れるその瞬間ばかりだった。しかし不意に頬に強い衝撃を受けて周囲の音が聞こえるようになる、いつの間にか止まっていた呼吸は酸素を取り戻すように浅く早い。そして相手の声でこの帽子の持ち主は死んだのだと言われるとまた息を詰まらせた、無理やり息を吐き出しながら奥歯を強く噛むと相手の方にようやく顔を向ける。思考の洪水は止まらなくて浮かんだままを相手にぶつける、囚われた部屋の中でおやっさんは死んだのだとなんとか飲み込んだはずなのに打ち捨てられた帽子を見た途端にあの日言葉を交わす間もなく呆気なく消えてしまった憧れの人に縋り付いてしまう。目線が再び手の中の帽子へと吸い込まれてしまうとたった一つの形見を握りしめて「おやっさんが…消えちまう……」と呟くとその場から動くことさえ躊躇っていて)

  • No.7184 by 検索  2024-11-19 21:38:20 

……あの男は、鳴.海.荘.吉は僕をここから連れ出そうとして死んだ。あの時意識の中で僕達は話をしていた。もし僕がもっと早く決断をしていれば鳴.海.荘.吉は命を失わずに済んだのかもしれない。…決断しなかった事が罪ならば僕は彼が付けてくれた名前で、自分で決断することでその罪を償いたい。
(頬を思いっきり打って死んだことを突きつければ息を詰まらせ、顔がむく。まるで叫ぶように思いの丈をぶつける相手から一時も目を逸らさずにその言葉を聞いた。勢いのあった声は徐々に萎み、目線が帽子に落ちる。そして小さな呟きが聞こえれば今度はこちらが口を開く。ここは自分が不自由なく過ごす事が出来る場所であの夜まで疑いもなく同じ日々を繰り返していた。だがあの男は初めて自分をメモリを作る為の道具や便利な物ではなく1人の人間として扱い、救おうとしてくれていた。もしもの話など非現実的ではあるが自分が何処かで決断をしていればあの男が撃たれることは無かったかもしれないし、そもそもこの場所に来ることも無かったかもしれない。そう視線を少し伏せてから語り、再び相手の方を見れば真っ直ぐその目を見つめながら自らの罪を口にする。そして自らの意思で贖罪の道を進むと告げれば「あの時、鳴.海.荘.吉はその場から逃げ出すのでもなく多数の銃弾から君を庇うことを選んだ。僕はあの一夜のやり取りしかしていないが君ならば彼がその決断をした意味を理解出来るのではないのかい」と言葉を続けて)

  • No.7185 by 探偵  2024-11-19 22:22:45 


え、…決断の、意味……俺があの時、おやっさんの言うこと聞いてればおやっさんは死ななかった。俺の罪は、おやっさんの命令に背いて勝手に決断した事だ。その俺を生かしたおやっさんの決断の、意味…
(僅かに残ったおやっさんの痕跡すら消え失せそうな光景に一歩前へ足を踏み出すのすら躊躇してしまう。ハットから目を離せなくなっていたが不意に相手が口を開いておやっさんの名前を出せば自然と顔があがって視線を交える、そして意識下で会話をしていたのだと知れば目を見開いた。先程名前を授けられた話を聞いたがどうやらそれは共有された意識の中で行われていたものだったらしい。おやっさんの話となれば聞き逃すわけには行かなくて静かに相手の言葉を聞く、それは相手が罪を数えその罪を償う覚悟の言葉で意思の宿る決断に瞳が大きく揺れた。相手の決断におやっさんの言葉が蘇る、いつも罪人に問いかける時に使う最高にかっこいい台詞だ。おやっさんの言葉に従い相手は今背中を押されて歩き出そうとしている。そしてその言葉が今度は自分の方へと向いた。自分の罪を数える、もしもあの時勝手な判断で動かなければこの結末にはならずおやっさんは死なずに済んだ。この罪を償い続ける義務がある、その為に必要なのは探偵助手ではないだろう。手の中のハットのホコリを払って形を整える、ゆっくりと深呼吸をすると「俺は、俺の罪を償わなきゃならねぇ。そして、街を泣かせる奴らに罪を数えさせなきゃならねぇ。おやっさんに代わって、探偵として」と決断を下すと自らの頭にハットをのせた。おやっさんが自分を生かした意味、それは自分の罪を数え償う事だ。いつもおやっさんが言っていたように。おやっさんの決断に報いるには探偵助手としてではなく探偵としてこの依頼と、そしてこれからの依頼とを解決していくしかない。目深に被ったハットからは微かにおやっさんの匂いがする、いつも憧れて、しかしコーヒーをいれるのは下手で、最高にかっこいいハードボイルドな探偵。それを受け継ぐということはおやっさんを過去へと置いていく行為でもあって「…俺にはまだ、帽子は早ぇのに…」と呟けばハットの下で一筋だけ涙を流して)

  • No.7186 by 検索  2024-11-19 22:58:24 


…左.翔.太.郎。 僕は見ての通りここに居たことがすべてで知らないことばかりだ。そして君もまだ未熟なのだろう? ならば僕と君の二人でやっと鳴.海.荘.吉のような一人前になると思わないかい。
(鳴.海.荘.吉の話を始めれば相手の顔が上がって視線が交わる。そして自分の罪の話をすればその瞳が大きく揺れる。相手が囚われているのは喪失感だけでなく自分と同じ、あの時の後悔に近い感情だろう。彼が最後にした選択の意味を問えば言葉が紡がれていく。そしてゆっくりと深呼吸をして決断を決めたような顔つきになると彼が被っていたハットを相手は自ら頭に乗せる。顔付きも雰囲気も違うがその姿に一瞬彼の面影が重なった。ハットを目深に被った状態では目元は見えないが頬に涙が伝ったのを見れば無意識に一歩踏み込んで名前を呼びながら顔を覗き見る。あの日に相手に言われた通り、ここで言われるがままメモリを作っていた自分は悪魔だった。そんな自分が彼の言葉を受け、相手の手を取って抜け出すのを決めた今やっと人間になれたのかもしれない。そんな未熟な状態であるが、相手もまた探偵だと名乗りきれなかった半人前なのだろう。足りないものを持っていると言った彼の言葉が脳裏を過ぎれば心が動くまま相手の頬に手を添え涙を拭う。あのド.ー.パ.ン.トと対峙した時、何を決めた訳でもないのに最適の手段を取れた。ならば二人なら一人前になれるのではないかとその目を見ながら口にして)

  • No.7187 by 探偵  2024-11-20 08:21:05 


、誰が未熟…っ、……そう、だな…探偵って肩書きもこの帽子も俺が一人で背負うには重すぎる。でもお前と二人なら、俺はハードボイルド探偵として堂々と立ってられそうだ
(もう何度涙を流したのか分からないのにおやっさんのことを思えばまた涙が溢れてくる、それを他人に見せるのはハードボイルドではなくていつかおやっさんが言っていたようにハットでその涙を隠そうとしたが結局は涙をせき止めることは出来なくて頬に一筋落ちてしまった。相手がこちらを覗き込んでくれば赤い目を見られないように目を逸らす、そんな中で未熟者と言われれば反射的に反論しようとするが直ぐにその語調は萎んでいった。言葉を手放している間に頬に手を添えられ涙を拭われると驚きの目で相手の方をみる、機械的な相手がこんな他人に寄り添う行為をするとは思わなかった。そして二人分でやっとおやっさんに届くのだと言われればまた瞳が大きく揺れた。これからは一人でおやっさんの代わりをやって行くのだと言ってやりたいがここまでたどり着くのだって一人ではなし得なかった。自分と同じようにおやっさんに託され背中を押されて歩き始めた相手がいたからもたつく足をなんとか前に進めてここまで来れたのだ。他人の感情なんて分からないと思っていた相手が決断する事を決めて今自分の涙を拭った、ひとりでは背負いきれない鳴.海.探.偵,事,務.所の探偵という職務を相手とならばきっと背負っていける。同じ罪を償う者としても。ゆっくりと頷いて相手と視線を交える、そして二人ならば歩んでいけると返事をした。ずっと頬に手を添えられたままでだんだんと恥ずかしくなってくれば「いつまで子供扱いすんだよ」とその手を軽く払う、しかし顔には笑みが浮かんでいて「ならお前は今日から俺の相棒だな」とこれから同じ道を歩む相手に新たな関係を持ちかけて)

  • No.7188 by 検索  2024-11-20 11:25:07 


…、だって君、年上には見えないし。あいぼう…、相棒ってなんだい。
(何かに惹かれるように相手の頬に軽く手を添えて涙を拭うと相手の目が驚きの感情を浮かべる。顔を向かい合わせたまま二人で一人前なのだと告げればその瞳が大きく揺れた。ここを出たとて自分が行く場所はない。ならば鳴.海.荘.吉の意思を継いで同じ仕事をするといっのも一つの手だろう。だがその為には足りない部分が多いが、二番目に手を差し伸べてくれた相手とならば罪を償って新たな道を進めるかもしれないと根拠もない気持ちが募る。目線を合わせたまま二人なら、という単語を聞けば無意識に少し口角をあがって軽い笑みを見せた。この場所に停滞するのではなく先に進んでいくことを決断した所で頬に手を添える今の状況に不満があったのか手を払われた。これが子供扱いに該当するかは疑問ではあるが背丈や顔つきから自分より年上だろうと推測できるもののその実感が一切なく素直な感想を口にした。だがその顔に笑みが浮かんで未知のワードが告げられると同じ言葉を拙く繰り返す。初めて聞く相棒というワード、地.球.の.本.棚で調べればすぐに出るのだろうが今欲しい答えはきっとそれじゃないだろう。そう思えば真っすぐと相手を見つめながらその言葉に込められた意味を問いかけて)

  • No.7189 by 探偵  2024-11-20 12:37:36 


なっ?!どっからどう見ても俺の方が年上だろ!……相棒ってのは同じ目的のために背中を預け合い補い合う、阿吽の呼吸で動けるような最高に信頼できる奴の事だ。そいつといれば一人で出来なかったことも二人分以上にできて何でもできるんじゃねぇかって思えちまう。同じ願いの為に喜びも痛みも分け合う一心同体の相手、それが相棒だ
(いつまでも慰めるよう頬に添えられる手に気恥しさやらで耐えられなくなって手を払うとあろう事か年上に見えないなんて言われて思わずツッこむようにして叫ぶ。相手の正確な年齢は分からないがそれなりに開きのある年齢差のはずだ、それが年上に見えないなんてそれこそ子供だと言われているようなものだろう。まだまだ言い足りない事はあったがその前に相棒の定義を聞かれて目を瞬かせる。そういえば相手には一般常識というものが欠けているのだった。だが改めてその意味を聞かれると考えるように目線が下がる。かつておやっさんにも相棒がいたらしいが最後にはおやっさん自身の手でその相棒は消えてしまって相棒というものを詳しく聞くことはなかった。おやっさんから借り受けた言葉がない以上自分の言葉で相手に伝えるしかない、暫くして目線を上げると自分が思う相棒についてその意味を伝える。話しているうちに熱が篭って途中から願望が乗ってしまって興奮気味に語っていたが、それは相手に望む関係を伝えているのと同義で最後にそれに気がつくと軽く咳払いをする。これではまた年上に見えないと言われてしまいそうだ。無理やり落ち着きを取り戻すと「まぁ、探偵に相棒ってのは付き物だしな」と先程の興奮を誤魔化すように言って)

  • No.7190 by 検索  2024-11-20 13:42:10 

……なるほど、一番信頼のおける一心同体の人物…悪くないね。ならば今日から僕は君の相棒であり、君も僕も相棒だ!
(年上には見えないと口にすればすぐにツッコミが入る。こういった所は全く彼には似ていないがコロコロと表情を変える様は見ていてとても賑やかだ。そんな中相手が口にした相棒という言葉の意味を聞けば目を瞬かせる。自分から言い出したことにも関わらず目線が下がると僅かに首を傾げるが大人しく相手の行動を待つ。再び目線が上がってこちらを向くと相棒について説明がされる。背中を預けてお互いを補って行動出来るような信頼できる人物、その説明は今まで誰かと人間関係を結んでこなかった自分には新鮮でとても輝いているものに見えて瞳にきらきらとした光が灯っていく。それは相手も同じようで口調に熱が籠って興奮気味に相棒という存在について語る。相手がその相棒という関係をこちらに望んでくれているのだと分かれば今までの説明を自分の中でかみ砕くように呟いてその口端をにやりと吊り上げる。相手の誤魔化しの態度など聞いてもないように一歩踏み込むと今日一番の無邪気な笑顔でお互いがお互いの相棒であると告げた。そんな会話をしていれば突如ダストエリア内の機械が作動してコンテナが動き出す。これらを積み込んだら恐らくすぐにでも出航するのだろう。「急ぐよ、左.翔.太.郎」と声を掛けるとコンテナが運び込まれていく船の方へ近づいていき)

  • No.7191 by 探偵  2024-11-20 15:19:43 


っ、…あぁ。お前は俺の相棒だ、フィリップ
(相棒の定義を説明するうちにその言葉には熱が乗ってしまう、おやっさんの相棒については漠然としか知らず余計に憧れが膨らんでしまっていたせいかもしれない。熱弁する間に相手がこちらと同じくらいに目を輝かせていたことには気が付かなくて、こちらは無理やり冷静になったが相手は興奮冷めやらないようでこちらへさらに一歩近づいてきて目を見開く。その瞬間に視界いっぱいに広がっていたのは相手が好奇心を瞳いっぱいに輝かせ無邪気に笑う姿でその輝きに目を奪われてしまった。相手の部屋で数字の羅列に興奮していた姿とはまるで違う未知を前に興奮を隠さず笑う姿に相手が隣にいれば、相手が相棒ならば、どこまでも道を進めるような根拠の無い自信が胸に溢れた。相手の笑みに釣られるようにこちらもニヒルに笑って頷く、目深に被りすぎたハットを適度な位置に戻してこちらからも改めて相手が相棒であると伝えた。相手と新たな関係を結べば周囲にあるコンテナが動き出す、どうやら出航の時間が近いらしい。相手に声をかけられ船の方へと進み始めたが直後出入り口の扉が勢い良く開く、そして先程の警備兵がダストエリアへとなだれ込んできた。どうやら追いつかれてしまったらしい、『見つけたぞ!』という怒号と共にこちらに銃弾が飛んできて「フィリップ!」と叫びながら相手の体を抱えて動いていないコンテナの影へと隠れる。早く船に乗り込まなければならないのにとんだ足止めだ、しかも警備兵の何人かはメモリを使用してマ.ス.カ,レ,イ,ド,・.ド,ー,パ,ン.トになっていて簡単には船に乗り込めそうにない。奥歯を噛み締めながら唯一の対抗手段であるJOKERのメモリを取り出す。これを使えば敵を蹴散らせるがもうドライバーはない、メモリを直接肌にさせることも知っているがその末路は実験室で良く目にしていた。だがここを切り抜けるためには他に手はない、例えこの身がどうなっても。メモリを握りしめて相手の方をみると「俺が時間を稼ぐからその間に船のコントロールを奪ってくれ」と頼んで)

  • No.7192 by 検索  2024-11-20 16:51:37 

っ、あと少しなのに…。 左.翔.太.郎、それは駄目だ!
(お互いが新しい関係である相棒であると伝え合って当初からの目的であったこの場所からの脱出のために船へと向かう。だがその直後に出入り口の扉が開いて警備兵が流れ込んでくれば思わず目を見開いた。容赦なくこちらに銃が向けられ発砲されると相手に抱えられてコンテナの影に身を隠す。あと船に乗り込むというだけなのにこれでは近づくどころか動くことも出来ない。どう動くべきか考えていれば相手は先程使ったメモリを取り出す。だがドライバーはここにはなく直で突き刺すと使用すればどうなるかは今までの実験の結果から分かりきっている。その末路を相手に辿らせたくはない。そのメモリを握る手首を強く掴んで初めて相手の言葉に拒否を示す、だが打つ手がないことには変わりなくて『もう逃げられないぞ』という怒号が近づいてくる。じりじりと身を寄せていれば突如獣の咆哮のような声が何処からか響いた。その声になんだと近づいて来たマ.ス.カ,レ,イ,ド,・.ド,ー,パ,ン.トがこちらに銃を向けた途端白い影が横切って火花を散らす。その白い影は身を潜めたコンテナの上に飛び移り何かを足元に投げ捨てていった。それはあの夜相手が持っていたアタッシェケースであれ以来行方が分からなくなっていたものだ。あの時初めて見た未知の仕様のメモリとドライバー、そして使用者は自分と意識を共有することになる運用方法を思い出せば逆転の可能性に口角が上がって指紋認証でそのロックを解除してその中身を相手に見せる。その中には相手が持っている物とはまた違うJOKERのメモリが並んでいて「その覚悟があるのなら、身も心も悪魔と相乗りしてみないかい?」と視線を相手に移しその目を見ながら決断を迫って)

  • No.7193 by 探偵  2024-11-20 17:41:01 


なら他にどうやって、っ!…ぬぁっ!?これ、おやっさんのデスクにあった…
(この局面を切り抜けて風.都.に帰るためにはまたあの怪物になるしかない、命を削ることになってでもだ。こちらから作戦を提案するが相手からは強く否定されてしまってメモリを持つ手首を掴まれる。しかし現状敵に対抗出来るのはこのメモリだけだ、相手を睨み言い返そうとするがその前に周囲に咆哮が響き渡って言葉が途切れた。こちらに近づいていた敵の呻き声が聞こえ直後目の前に何かが降ってくると思わず声をあげる。目の前に落とされたのはあの日自分がおやっさんに届けたジュラルミンケースで目を丸くする、確か捕まった際になくしてしまっていたが何故かそれが目の前にあることに困惑するしかない。しかし相手はそれを見て何かを確信したのか口角をあげて指紋認証でケースを開ける、相手とおやっさんの指紋で開くその中身を相手はこちらへと見せて『相乗り』を持ちかけられた。その意味を理解することは出来なかったが、視線は今手の中に収まるメモリを見た時と同じように、あるいはその時よりも強烈に、JOKERの名前が刻まれた紫のメモリへと強く吸い寄せられる。誘われるまま切札の名前が刻まれたメモリを手にする、あの夜に見た時はこれが一体なんなのかまるで検討がつかなかったが今ならこれをどう使えば良いか奇しくも理解できた。目線をあげて相手と目を合わせる、相手の言うことを全て理解できてはいない、しかし誰よりも相手が提示した手段ならば信じるだけだ。それが自分が悪魔だと叫んだ相手との相乗りだとしても。ハードボイルドな探偵らしくニヒルな笑みを浮かべると「相棒のお前が言うなら乗らねぇわけにはいかねぇな!」と決断を下しドライバーを手に取った。腰に据えればベルトが腰に巻きつく、次いで相手にも同じドライバーが現れるとまた驚くこととなった。理屈を聞きたいところだが今は時間がない、相手の左隣に立ってJOKERのメモリを構えると「いくぞフィリップ!」と声を挙げて)

  • No.7194 by 検索  2024-11-20 19:30:58 

ああ、変身!!…やはりこのドライバーは二つのメモリを使うとともに君と僕の意識をひとつの体で共有するようだ。
(相手にジュラルミンケースの中身を見せながら相乗りへと誘えば相手は切札のメモリに吸い寄せられるように手を伸ばす。これがどんな物か説明する時間も惜しい、だが相手はどんな物か何となくでも分かったようでニヒルな笑みを浮かべドライバーを手に取る相手を見ればこちらも一際輝いて見えたCycloneのメモリを手に取る。相手がドライバーを腰に巻けば何処からともなく自分の腰にも同じドライバーが現れる。やはり予想通りだ。相手の声掛けに応えながらその右隣に立つとメモリを構えてドライバーに挿入する。メモリは相手のドライバーに転送され、二つのメモリがセットされたドライバーが開くと体から意識が抜けていくような感覚を覚える。次に感じたのは巻き起こる風と左側の意識だ、目を開けば普段より少し高い目線の高さになっていて傍らに自分の体が倒れ込んでいるのに気付く。自分の体を見ればド.ー.パ.ン.トのものとはまた違う緑と紫を宿した装甲を纏っているようだ。やはりこの姿はお互いの意識や思考を共有するようで今の状況を分析する間も左側からは相手の感情や意識が伝わってくる、意識の中で考察を述べていれば驚いていた警備兵が気を取り直しこちらに襲いかかってくる。「詳しい話は後だ、まずはこの状況を切り抜けるよ」と告げれば共有するようになった体を動かしてマ.ス.カ,レ,イ,ド,・.ド,ー,パ,ン.トに攻撃を仕掛けて)

  • No.7195 by 探偵  2024-11-20 20:24:31 


変身ッ!__な、んだこれッ?!どうなってんだ?!お前が俺の中にいんのか?!お前倒れてんじゃねぇか!!
(ドライバーを腰に据えベルトが巻きついた瞬間、何故か隣にいる相手の考えが手に取るように分かった。まるで同じ思考回路を共有しているような奇妙な感覚、侵略されたでも奪われたでもない共有しているとしか言えない不思議な感覚に苛まれていた。繋がった思考から次にどうすれば良いかが頭に流れ込んできてそれに従って相手と共に同じ言葉を叫ぶ。相手の思考通りにメモリを挿入しドライバーを開いて起動させれば体の周りに風が巻き起こる、その風は遠く離れた地のはずの愛すべき風.都を思い出させた。緑と紫の装甲を纏えばガ.イ,ア.ド,ラ.イ,バ.ーを使った時とは比べ物にならないほどの力が溢れて更に右隣には相手の、相棒の気配を感じる。相手の考察をなんとなく聞きながらひとつの体に二人の意識がある訳の分からない状態に思わず顔や体を触るがその質感はいつもの体とは全く違っていて、ふと自分の隣をみれば今意識を共有しているはずの相手が地面に転がっていて思わず叫んでしまった。だが敵はこちらを待ってくれないようで相手の呼び掛けに「あぁ!」と力強く答えると襲ってきたマ.ス.カ.レ.イ.ド.・.ド.ー.パ.ン.トに拳を叩き込む。振り抜いた拳はひとりの時よりも明らかに力強く右隣に相手がいる分遥かに心強い、続いて襲いかかってきた敵も拳一発で仕留めればその体を引っ掴んで後方から援護射撃している警備兵に投げつけてやる。勢い良く飛んで行った敵は警備兵を巻き込んで倒れてしまいそれを繰り返しているうちにあっという間に敵を制圧してしまった。先程は数の力に全く勝てなかったというのにあまりにもあっさり片付いてしまうと「すげぇな…」と呟くしかなくて)

  • No.7196 by 検索  2024-11-20 20:59:13 

これがこのドライバーの力…興味深いねぇ…。このまま船に乗り込むよ。
(装甲を纏ってからずっと左側の意識は軽いパニックを起こしていて随分と騒がしい。こちらも分かっていないことは多いが相手と共にある姿でこの事態を切り抜けられるための力を持っているのは分かった。相手に呼びかけながら動き出せば力強い返事がされてそのままの勢いで拳を叩き込んだ。次々に襲いかかってくる警備兵をどちらかが察知してはもう一方が拳を叩き込んだり投げ飛ばしたりと息のあった動きで沈め、圧倒していく。そうしていればあっという間に全ての警備兵は床に倒れ片付いた。一つのメモリを引き出すガ.イ,ア.ド,ラ.イ,バ.ーよりもずっと強く二つの能力の組み合わせで何倍にも力を発揮する様は先程相手が説明した相棒の意味によく似ている。その驚異的な力に好奇心を滾らせて右側でニヤリと笑っていたが船の方を見れば全てのコンテナを積み込み今にも出港しそうになっている。それを逃す訳にはいかないと相手に声をかければ変身したまま意識のない自分の体を肩に担ぎ上げる。急いで船の方に走り、勢いのまま甲板に飛び乗ると船はゆっくりと出港を始めて)

  • No.7197 by 探偵  2024-11-20 21:44:37 


俺達二人で一人の体になって、こんなに……え、あぁ、おぅ……
(あれほど苦労した警備兵をこの姿であっさりと倒してしまえば自分でも呆気に取られてしまい敵の居なくなったダストエリアを呆然と眺める。その間にも相手の思考はこちらへ絶えず共有されて何とも奇妙な感覚だ、相手がこの状況に好奇心を擽られているのだって手に取るように分かる。先程相手に相棒の意味を説明したがこの状況はそれを体現するような変身で文字通りの一心同体となっていてただただ困惑していた。未だこの姿には慣れないが相手が船の出港が近いことに気がついて声を掛けられる。相手と思考を共有し当然のように魂が抜けてしまった相手の体を持ち上げる光景にはやはり慣れなくて困惑の返事をしたまま船へと乗り込んだ。ゴミの回収船となれば警備も今まで以上に薄くどうにでもなる状況だろう、このまま船に乗っていればきっと風.都にたどり着ける。あの夜から深く暗い闇に閉じ込められている気分だったが今は相棒と、そしておやっさんの魂が籠ったハットと共にようやくそこから抜け出せた気がした。遠ざかる島の風景にまたあの夜を思い出してしまいそうになっていた矢先、島からひとつの閃光が真っ直ぐこちらに伸びてやってくる。それが攻撃の意思のあるものだと悟ると「伏せろ!」と言いながら身を隠した。相手の体を物陰に隠して顔をあげればあのド.ー.パ.ン.トが息を荒らげてこちらを見下ろし『どうなってる?!なんでこんな結果なんだよ!』と違和感のある喋り方で叫んでいて仮面の下で眉を顰める。怪物の体はノイズが入ったように時より歪んで『なんで絶望していない?!運命をねじ曲げたのに!』と喚いているのを聞けばこちらの脳内にもノイズがかかったような痛みが走って)

  • No.7198 by 検索  2024-11-20 23:44:34 

っ…さっきと違うような……運命? くっ、…
(時間切れになってしまわないよう自分の体を担ぎ上げて船に乗り込む。ここまでたどり着けば後はやり過ごして本土にたどり着くことが出来るだろう。自分がなすがまま閉じ籠っていた研究所が離れていくのをただただ見つめていたが閃光が目の前に伸びてきて相手の声と動きで物陰に身を隠す。そこには先程のド.ー.パ.ン.トが居てここまで追ってきたことに焦りが募る。だが空中で喚く姿は先程の上機嫌さがなく、その姿がまるで乱れたホログラムのように歪むと目を見開いた。運命をねじ曲げた、という言葉を聞くと酷い頭痛が走って思わず頭を押さえた。相棒と最悪の別れを経験して二人で研究所を抜け出したのは事実だ、だけども今のこの出来事が本当にあったことだっただろうか。一度疑いを持った世界は存在が揺らぎ、各地にノイズが広がって景色に亀裂が走る。世界が真っ白になって壊れた瞬間、全てを思い出した。__ 意識が元に戻って目を開けるとあの日初めて風.都.に降り立った時に使った港の上にダブルとして立っていた。目の前には事件で追っていたDistortメモリのド.ー.パ.ン.トが居て、酷く困惑した様子で信じられないと声を上げている。ようやく全てが繋がると奴の言い分に小さく笑って「僕たちの運命とここに居る意味は君にねじ曲げられるほど軽い物じゃないからね。そうだろう?翔太郎」と相手に話を振って)

  • No.7199 by 探偵  2024-11-21 07:56:38 


___あぁ、その通りだぜフィリップ。俺達は例えどんな運命を辿ってもあの夜の罪を償わなきゃならねぇし、おやっさんに託されたものを投げ出さねぇし、必ず二人で一人の探偵になる。そしてお前みたいなやつに投げかける言葉はいつも同じだ。…さ.ぁ.、.お. 前,の.罪.を,数.え.ろ.!
(閉ざされた小さな部屋からおやっさんに背中を押されて飛び出して相棒と共に相乗りの末島を脱出した、ようやく手に入れた結果のはずなのに今はそれに何処か違和感を覚える。そしてねじ曲げられた運命が元の道へと回帰し幻想が崩壊すると頭痛の後に全てを思い出す。あの日の夜相手と共にボロボロになってたどり着いた港にダブルの姿で立っている、しかしそれは脱出の末ではなくこの事件の犯人を追い詰めたからだ。相手の言葉を仮面の下で聞けばこちらも小さく笑う、話のバトンを受け取るとこちらも自信を滲ませた声で言葉を続けた。あの夜により最悪な分岐を進んだ幻覚を見せられていたようだがどんなに深く暗い闇に飲み込まれようとも必ずそこから抜け出して見せる。おやっさんの存在と一心同体の相棒がある限り何度でもあの夜を乗り越えてみせる。仮面の下でニヒルに笑えば敵に左手を向ける、そして敬愛しもうこの世にはいない憧れの師匠から受け継いだ言葉を犯人へと言い放った。自分の能力が効かないのを悟ったド.ー,パ.ン.トは力でねじ伏せようとこちらへと襲いかかってくる、しかし単純な物理攻撃など二人で一人の姿の前ではなんの脅威にもならない。共有する意識のもと体を動かし敵の攻撃をいなすと連続で拳を叩き込んで最後には蹴りで怪物の体を地面に転がした。地面で藻掻く敵を前に「決めるぜフィリップ!」と右隣へ呼びかけて)

  • No.7200 by 検索  2024-11-21 10:57:02 

ああ、良い夢を見せてくれたお礼と行こうか。ジ.ョ.ー.カ.ー.エ.ク.ス.ト.リ.ー.ム!!
(抱いた違和感から幻想を脱すれば変わらず相棒である相手と共にド.ー.パ.ン.トに対峙する。能力を掛けた人物に運命を捻じ曲げたIFの世界を見せることで戦意を喪失させ最後には絶望させて抜け殻のようにしてしまうのが奴の能力のようだがダブルとして二人纏めて幻覚を見せようとしたのが敗因だろう。こちらが話を振れば左側から自信を滲ませた声で言葉が続く。出会い方がどうであったとしても、自分達が意志を継いだ鳴.海.荘.吉の存在と世界で一人だけの最高の相棒との出会いさえあれば自分達がここに立っていることに変わりはない。左側の意識と共に左手を向け、罪を数えさせる言葉を声を揃えて投げかけた。能力を看破されたド.ー.パ.ン.トはこちらに襲い掛かってくるが相乗りをしている自分達の敵ではない。息の合った動きで拳を叩き込み、渾身の蹴りをお見舞いすれば簡単に地面へと転がった。相手からの声掛けにこちらもにやりと笑って応じると切札メモリをスロットに刺してマ.キ.シ.マ.ム.ド.ラ.イ.ブを発動させその身体を巻き起こる風によって浮き上がらせる。そのまま必殺技を叫びながら半身ずつの二連撃を叩き込むとド.ー.パ.ン.トの体は爆発し、人間の体に戻った男から排出されたメモリは粉々に砕け散った。これでひとまず事件は解決だろう、変身を解いて少し遠くに倒れた自らの体に意識を戻す。相手の元に向かおうとしてふとそこから見える海に目を奪われる。全てが始まったあの日、幻覚で見たような状況には陥ることは無かったが大切な人を亡くし始めての相乗りをして命からがらこの街に逃げて来たのは変わりない。ここからあの島は見えない、見えたとしてもあの研究所は大きな爆発を起こして崩壊しているはずだ。そうだと分かっていてもやけにリアルな時間を過ごしたことが後を引いてそのまま動けず海を見続けていて)

  • No.7201 by 探偵  2024-11-21 12:29:29 


……またあの夜を経験することになっちまうとはな
(相手に最後の一撃を呼びかければ右側から確かな自信と高揚感が伝わってきてこちらの気持ちも昂っていく、二人ならば二人分以上の力をもって何処までもいけるのだという全能感が全身を包み込む。あの日強く惹かれたJOKERのメモリを腰のスロットに差し込んであの日よりも強い風を纏えば半身ずつの二連撃を叩き込んだ。怪物の体は爆散してメモリが排出されればその体は元の男の姿へ戻る、男は力不足のショックも相まってか気を失っていて当分動くことは無いだろう。変身を解除すればひとまずジンさんへと電話して犯人確保の連絡をする、軽くやり取りをすませて電話を切るが大体いつもこの辺りでやってくるはずの相棒が隣にいない。周囲を見回せば相手は港から見える海へと目を奪われている、視線を向けるその先はあの施設があった場所だ。海風に飛ばされないようにハットを軽く押さえてから相手の元へと近づくと隣に立って同じように海を眺めた。遠い記憶のようで今でも鮮明に思い出せる始まりの夜の記憶、多少運命の分岐が変わってもその結果は変わりはしなかった。良い意味でも、悪い意味でも。相手の方へ目線を向ける、薄気味悪いと思っていたこの顔も今は随分と見慣れて印象も変わったものだ。いつまでも海に、あの夜に、目を奪われたままの相手に「何考えてんだよ」とわざと軽い調子で話しかけて)

  • No.7202 by 検索  2024-11-21 14:15:08 


ああ、随分と巧妙な再現度で暫く気付けなかったよ。…、全てはあの日から始まったんだね。
(メモリを破壊して事件は解決した。もう少しすれば刃.野.刑事をはじめとする警察が来てあの男は連行されていくだろう。いつも通りの事件の終わりだが目はこの港から見える海に奪われて相手が隣に来ても目が離せないでいた。能力を掛けた本人の記憶から幻を作り出すせいかやけにリアルな出来事だった。少し歯車を?み合わせがずれていれば今回のようなことが起きていてもおかしくはない。何があってもこの場所に辿り着くのだと啖呵をきった気持ちに勿論嘘はないがそれはつまり何度も同じ罪を繰り返してしまうことである。そんな感傷を察してか軽い調子で話しかけてきた相手に思ったままの言葉を口にする。あの施設を抜け出して相手と相棒として探偵業を営むようになって確実に自分の世界は広くなった。そして様々な人と交流したり事件を解決したりする中でメモリの生み出した悲劇や被害を目の当たりにすることが増えた。あの時自分が生み出し続けていたメモリがこの街を傷つけている、そして相棒の大切な人の命を奪った。その罪を改めて突き付けられたような気分だった。海風を浴びながら相手の方に目を向ければ少し迷うように視線を揺らしてから「…僕は、罪を償えているだろうか」とぽつり本音を零して)

  • No.7203 by 探偵  2024-11-21 17:27:46 


なんだよ忘れちまったのか?俺達が涙を拭ってきたこの街の人の顔、ちゃんと思い出せよ
(こちらが隣に並んでも相手の視線は暫く海を見続ける、見せられたのは仮初の幻覚だがそこに記憶という事実が織り交ぜられていたせいで妙にリアルな夢を見てしまった気分だ。あの夜に無理やり戻されてしまったのと同じこの状況でただ黙ってここを去ることも出来ないのはよく分かる。軽い調子で問かければ相手の視線がゆっくりとこちらへ向く、迷うように視線を揺らした後に疑問が投げかけられると軽く笑みを浮かべた。努めて明るい調子のまま二人のこれまでの軌跡を振り返るように言う。ものを探す依頼から大きな事件の手助けまで、これまで犯人に罪を数えさせてきたがそれも全てこの街の涙を拭うためだ。苦い結末だったことがあっても依頼人の悲しみを少しでも取り除けるように少しも手は抜いたことが無い。自分も、当然相手もだ。あの夜の罪は決して消えないもので自分達には償い続ける義務がある、それは永遠に変わらないが「まだ全てを償うには全然足りねぇけど、ちゃんと一歩ずつ確実に進めてる。俺が保証するぜ、相棒」と迷う必要はないことを伝えると相手の頭を軽く撫でて)

  • No.7204 by 検索  2024-11-21 19:40:45 

…街の人の顔、…一番傍に居る君がそう言ってくれるなら信じられる、
(あの夜のことを繰り返した様なものだった事に加えフィリップになる前の自分のことを思い出したせいで妙に気持ちが落ち着かない。何を考えてるかと問いかけられて胸にじわじわと広がる不安をぽつりと零せば相手は変わらず明るい調子で今までのことを思い出すように言う。今まで色々な依頼を引き受けてこなして、その中で大変なことに巻き込まれた事も苦い結末を見たこともあったが笑顔になってくれた人も大勢居た。二人だからこそ未然に防いだ被害も何個もある。沈んでいた瞳に光が宿って噛み締めるように呟いていればあの日結んだ関係性で呼ばれ、その手で頭を軽く撫でられると残り僅かだった不安さえ溶けて固かった表情を緩める。あの日から今日という日まで相乗りしている相棒が保証してくれているのならばこれで良いと安心出来る。軽くその手に擦り寄ってから改めて相手を見つめると「ならばこれからも一緒に頼むよ、翔太郎」と穏やかな笑みを見せて)

  • No.7205 by 探偵  2024-11-21 20:26:59 


あぁ。こちらこそ頼んだぜ、フィリップ。……よし、お前は先にハ.ー.ド.ボ,イ,ル.ダ.ーで帰っててくれ。俺はちょっと散歩して軽く街を見守ってから帰る
(それぞれが背負った罪は一生をかけても償い切れないものかもしれない、しかし相手は名前を託され自分は帽子を託された以上その歩みを止めるわけには行かない。自分達はこの街の探偵でおやっさんがしてきたことを、街の涙を拭うことを決してやめない。おやっさんと自分達が愛するこの風.都のために。そして二人で積み上げてきたものは振り返れば目に見えるくらいには多くなっている、道は果てしなく遠く長いが自分達で得たものを誇る事だって大事なはずだ。その事を伝えて頭を撫でれば不安げな顔から緊張は消えて穏やかな笑みが宿る、手に擦り寄る姿には笑みが溢れてこれだって自分の守りたいもののひとつだと胸が温かくなる。撫でる手を止め相棒に向けて、おやっさんが名付けたその名前を呼ぶ。その瞬間にあの夜と幻とで見たおやっさんの顔が脳裏に過ぎって僅かに瞳が揺れた。しかし直ぐにまた笑みを浮かべると相手に先に帰るよう告げる。本来こんな所で相手をひとりにするべきではないのだがバイクで帰る分には大丈夫だろう、メッキが剥がれないうちにハットに手を添え目元を隠すと「お前もまだ組織から狙われてるんだし、真っ直ぐ家帰って戸締りしとけよ」と冗談めかして言えば背を向けてその場を去ろうとして)

  • No.7206 by 検索  2024-11-21 21:01:32 

え、…分かった。だけど最近寒くなってきたのだから用が済んだら早く帰ってきたまえ。
(犯した罪は消えないが自分達が積み上げてきたものだって消えることは無い。これが正しいことなのかは分からないが鳴.海.荘.吉の意志を継ぐためにも自分達が出来ることをしていくだけだろう。過ぎった不安は消えてこれからの事を告げれば相手の顔にも笑みが浮かぶ。そうやってこれからの事に期待を宿したというのに相手がこちらの名前を呼んだ瞬間僅かにその瞳が揺れた。ほんの少し、だけど相棒だからこそその変化に気付く。だが相手はまた笑みを浮かべると先に帰るように促してきて思わず困惑の声が零れた。いつもは一緒に帰るのに、今日に限って突き放そうとする。揺れていたはずの目元が隠されてそそくさと背を向けられると縋るように一歩足が前に出るがその要因に検討がつけばそれ以上は動けなくなる。色々言いたい気持ちも言葉も喉元まで出掛けるが全部飲み込んで受け入れる返事をした。だけどもその背がやけに小さく消えてしまいそうにも見えればいつもの相手を真似て早く帰ってくるように声を掛ける。相手が帰ってくる場所があると伝えるように「待ってるから」と言葉を続けた。十分な距離が出来てしまえば小さく息を吐く、言われたまま大人しく帰る気はなくて相手には悪いがバ.ッ.ト.シ.ョ.ッ.トをライブモードにすればこっそりとその背中を追わせた。どれだけ近づこうとも相手と鳴.海.荘.吉の間の感情は上手く踏み込めないでいる、何とも言えない感情を抱えながら再び海に視線を移して)

  • No.7207 by 探偵  2024-11-21 21:34:32 


心配すんな、風邪ひく前に帰る
(押し殺したものが溢れないうちに背を向けると相手がこちらへ一歩踏み出す音がするがそれ以上は近づいて来ない。それに多少安堵しつつ早く帰るように言われて、ダメ押しで待っていると言われるとまた心は温かくなった。背を向けたままひらりと手を振って返事をすればそのまま真っ直ぐと歩いていく。相手は誰よりも信頼できる相棒で更には何よりも大切な恋人だ。どこよりも安心できるのは相手の隣なのだが今はひとりになりたい。せっかく相棒として励ましたばかりだというのに相手に格好悪いところは見せられなかった。心穏やかではないまま歩いていれば後ろから着いてきているものがあるとは気が付かずに歩みを進める、この時間の港には人気がないがさらに奥へと歩いて波止場にたどり着くとこの世にひとりではないかと思えるくらいに周囲は静寂に包まれて聞こえるのは波の音だけだった。海に向かって、あの夜にいた場所に向かって座れば遠くを眺める。幻の中であの夜を繰り返す事になったがおやっさんの死は変えられることがなかった。あの時おやっさんの言いつけに背いた瞬間におやっさんの運命は決まってしまっていたという事だろう。憧れの人が地面に倒れていく姿が脳裏に浮かぶ、ひとりでその瞬間を思い出せば途端に上手く息が出来なくなってゆっくりと項垂れた。あの夜のことは決して忘れやしないがおやっさんが死んだその事実だけは何度思い起こしても上手く感情をコントロール出来なくなる。それを幻とはいえ再び経験させられた身はまともではいられない、一度震えた呼吸を吐き出せばもう止めることは出来なくて瞳からは涙が溢れた。涙の粒は次第に大きくなり嗚咽が漏れる、ハットに手をやって目深に被るが隠し切れる量の涙ではない。あの幻の中ではハットからおやっさんの匂いを感じたが今被るこれは自分で用意したものでおやっさんの気配は感じられない、そんな分かりきったことが今はどうしようもなく悲しくて寂しくて人目のない場所で大粒の涙を流しながら「おやっさん……」とただ今はいない憧れの人の名前を呼ぶことしかできなくて)

  • No.7208 by 検索  2024-11-21 22:15:06 


…、……………
(暫くそうして海を見ていたがス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンで相手の様子を確認する。そこには波止場と思われる場所で1人座り込んだ相手が写っている。普段ならば悪戯で追跡をすれば大体は気付かれる事が多いが今はそれ所じゃないらしい。暫く海を見続けているようだが徐々にその顔は俯き、その体が震えたように見えた。そして少し離れたカメラからも零れ落ちた涙が光を反射したのが見えると一人にした方が良いだとか踏み込めないだとか色々悩んで澱んでいた気持ちが一気に吹き飛んで腰がけていたバイクから飛び降りる。この街の涙を拭うことが探偵としての仕事ではあるが、フィリップとなった時最初に拭いたいと思ったのは相棒の涙だ。やるべき事ではなく自分がしたい事をする決断が着けばその足を急いだ。波止場に着けばその背中はすぐに分かった。沈んだ背中に直ぐにでも駆け寄りたい気持ちを押さえつけて、ある時に教えてもらった探偵のいろはで足音を殺して相手に近付く。そしてすぐ側までたどり着けば「喜びも痛みも分け合うのが相棒じゃなかったのかい」と声を掛けながら目は合わせず、嗚咽を零す相手の右横に座って海を眺めて)

  • No.7209 by 探偵  2024-11-21 23:00:24 


…な、…フィリッ、プ……しょうがねぇだろ……こんなの、ハードボイルドじゃねぇし……
(目元の涙を隠すはずのハットを目深に被ってみても到底隠しきれない量の涙が両目から溢れ出す。嗚咽を漏らしている間も脳裏に浮かぶのはおやっさんとの数々の思い出と死の瞬間で周囲を気にする余裕など全くなかった。コントロールの効かない感情のままに項垂れていると突然右隣から相手の声が聞こえてきて思わずそちらを見る、幸い相手の視線は海を向いていて涙でぐちゃぐちゃになった顔を見られなくて視線がこちらへ向かないうちに慌てて顔を逸らした。確かにあの幻の中で全てを分け合うのが相棒だとは言ったが自分でもどうしようもないこの感情をどう処理していいか自分でも分からなくてましてや共有の方法はもっと分からない。相手と相棒としても恋人としても過ごす中で飾らない心のまま隣にいることが出来るようになってはいたが、この痛みはまだ相手にきちんと見せていなかったものだろう。無理やり涙を止めようとしながら時折鼻をすするがそれでも感情は落ち着かない。せき止めようとした涙を時折落としながらゆっくりと右隣へと手を伸ばした。そして指先を相手の手の甲へと触れさせる、いつもの温かさに今は酷く安心を覚えて震える息を吐き出した。暫くそのままで黙った後に「…全然、慣れねぇんだ……おやっさんが死んだこと…」とポツリと言葉を零して)

  • No.7210 by 検索  2024-11-21 23:57:45 


そんなの今更だろう。……ああ、君がずっと背中を追いかけてきた人なのは知っているよ。
(近づいてもこちらに気付く気配はなく、そのまま右隣に座れば慌てたような視線と声を感じた。敢えてその姿を見ずにただ隣で海の方を見ていれば鼻をすするような音に混じって強がるような声が聞こえる。きっと今の相手にとって鳴.海.荘.吉の喪失はずっと塞がることの無い傷であり、一番心の柔らかい所なのだろう。そこを無闇矢鱈に触るのは躊躇われて視線は前を向いたまま、ただ隣で同じ時を共有しようとすればゆっくりと手が近付いてきて指先が触れる。相手の様に上手く言葉が伝えられない代わりに軽く指を絡めるようにそこを握って自分がそばに居ることを伝えながら暫く海風に当たっていた。それからどれくらい経っただろうか、相手がぽつりと言葉を零したのを聞けば静かな声でそれに応える。地.球,の.本.棚で二人がいつ出会ったのか、弟子入りを申し出て断られる日々も何をしてきたかも文章としての事実では知っている。だがそれでは到底計りきれない程の強い感情や思い出が大切な人との日々に宿ることを相手との関係の中で知っている。いつの日か相手の願った幸せな世界にも鳴.海.荘,吉の姿はあった。そんな存在を亡くしてしまった悲しみや寂しさがどれだけのものか自分には想像することしか出来ない。相手には泣いて欲しくないと思うがそれ以上にさっきのように無理に笑みを浮かべることをさせたくないと思えば「…別に無理に慣れる必要も無いだろう、君のその感情はそれだけ鳴.海.荘,吉を大切に思っていた証拠だ」と言葉を続ける。そしてもう少しだけ距離を詰めるようにして座り直すと「…ここは波の音が大きくて見える海も綺麗だから他の音がしたり何かが触れても気付きそうにないね」と独り言のように呟いて)

  • No.7211 by 探偵  2024-11-22 07:57:24 


大切に…でも、おやっさんは……俺のせいで…
(ひとりでいる為にこんな人気のない所まで来たというのにいざ相手が隣に居ることが分かればその存在を確かめたくて指先を触れさせる、触れた手に軽く指が絡まるとより相手の存在を強く感じてせき止めていたものがじわじわと溢れ出してくる。相手の言葉を拾い上げて繰り返すも後悔は止まらなくて悲しみも寂しさも埋められなくて弱々しく呟く。後悔をして弱音を吐く暇があったら探偵の魂が宿るこの帽子を被ってひとりでも多くこの街の涙を拭って罪を償うべきだと、そう分かっていて実際先程相手にもそう言って励ましたと言うのに、おやっさんの事となると理屈より感情が上回ってしまう。自分でもどうしようもない感情に沈んでいると相手の体がさらに近くなってこちらを慰めるでもない独り言が呟かれた。しかしそれは下手な言葉や行動ではなくこちらの全てを受け入れてくれるもので、きっとどんな言葉を言われても癒えないこの痛みに対して静かに寄り添ってくれる相手の存在がただただ有難く瞳に涙が浮かんで視界が霞む。沈んでいた心に温かなものがじわりと広がっていよいよ我慢が効かなくなる、こちらからも少しだけ体を寄せると体を傾け相手の肩に額を当てて顔を隠す。相手の存在を感じながら視界が塞がればもうダメだった。一筋涙が頬を伝う、そこからはもう制御が効かなくて涙が次々溢れ出すと声さえ我慢出来なくなって嗚咽を漏らしながら再び泣いた。体が震えて大粒の涙が相手の服へと落ちていく。僅かに絡まった指に無意識に力を込めながら何を言うでもなくただただ涙を流していて)

  • No.7212 by 検索  2024-11-22 10:58:21 

…………、
(伝えたいと思ったことは伝えた。相手から視線を逸らして今から起こることには何も気付かないと前置きを起きながら距離を詰める。きっと相手の抱いた傷や感情はこちらが何をしようとも癒えたり消えるものでは無い、ならば自分が出来るのはただ傍に居て一人では無いことを伝えながらそれを受け入れることだ。黙って海を見続けていれば相手の体が傾いてこちらの肩に額を預け顔が埋められた。それから少しずつ我慢していたものが溶けていくように涙が溢れありのままの嗚咽が聞こえてきた。相手が零した温かい涙が服を濡らしていく、絡めていた指に力が込められるとそっと相手の涙を隠してしまうハットを取って自分の膝に一旦置いておくと繋いでない方の腕を相手の背中に軽く回して震える体を抱きしめ、もう少しだけ体重をこちらに預けさせる。そして相手が感じる痛みや悲しみが少しでも軽くなるように願いを込めて優しく後頭部を撫で始めた。何も言うことなく、その体勢のままただ相手の感情を受け止め生きている確かな体温を共有しながら相手の気が済むまで頭と背中を交互に撫で続けて)

  • No.7213 by 探偵  2024-11-22 12:34:48 


………………
(相手の肩に額をあてて溢れるままに涙と泣き声をあげる。一度溢れ始めてしまえば止めることなど出来なくて、しかし相手が黙って傍にいてくれるのが何よりも温かい。泣きじゃくっている間にハットが取られて背中に腕を回されると温かな体温に包まれる、この世で一番安心できるいつもの心地に体の力は抜けて導かれるままに相手の方に体重をもう少し預けると繋いでいない方の手を相手の胸板に添えてそこへ縋り付くように服を握りしめた。やがて相手の掌が後頭部へと乗ってそこを撫で始める、今だ胸は苦しくて涙は止まらないが頭と背中とを優しく撫でられれば温かな心地はさらに広がって顔を隠しながらも肩へと擦り寄って嗚咽を漏らした。そうやって暫く相手に抱きしめ撫でられながら溢れる限り涙を流していると胸に膨らんでしまった後悔と悲しみと寂しさがゆっくりと相手の体温と共に自分の中へと溶け込んでいく。決して消えるわけではない、ただなりを潜めるだけできっとあの夜とおやっさんを思い出す度に何度でも強く思い出される感情だが、相手の存在を感じながら溢れてしまった分を全て吐き出してようやくぐちゃぐちゃになった感情は落ち着きを取り戻していった。顔は未だに酷い状況で目を合わせることはできない、その代わりに両腕を相手の背中へと回してその体を強く抱き締めると「ありがとう、フィリップ…俺の隣に居てくれて、ありがとう…」と涙で枯れ果てた声で小さく口にして)

  • No.7214 by 検索  2024-11-22 14:09:56 


…少しはすっきり出来たかい? 僕は君の相棒だからね、どんな時も、これからも、ずっと傍に居るよ
(相手の頭を優しく撫で始めると縋りつくように胸のあたりの服が握られて泣いている相手にただただ寄り添う。そうしていれば少しずつではあるが嗚咽は治まっていき、落ち着いていくように見えた。その様子をこっそり観察しながらも相手を撫でる手を止めないでいれば服を握っていた手から力が抜けていくのが分かり、優しく小さな声で問いかける。相手の両腕が背中に回って強く抱きしめられる、顔は隠されてしまって伺い知ることは出来ないが少しでも先ほどよりマシになっているように見えれば密かに安堵した。こちらからも軽く抱きしめ返していれば泣きつかれたような枯れ気味の声でお礼を言われて小さく笑う、やはりあのまま帰らずに決断して正解だった。あの夜には確かに最悪の別れをしたが同時に新たに結んだ相棒という関係性を口にすれば自らの存在を示すようにぽんぽんと背中を撫でてずっと傍に居ることを告げる。決して彼の代わりになれる訳ではないが思い出して相手が悲しむ所に寄り添うことは出来るはずだ。「だからいつでも頼ってくれ」と言葉を続けると抱きしめる腕に力を込めて見せ)

  • No.7215 by 探偵  2024-11-22 17:29:37 


…、……あぁ、そうだな。お前はあの夜から俺の唯一無二の相棒だ。だから、…またこんな風になっちまいそうになった時はお前の隣にいくから
(整理が付けられないくらいにむちゃくちゃになってしまった感情はようやく落ち着いて嗚咽は穏やかな深呼吸へ変わっていく。優しく小さな声が鼓膜を揺らせばそれだけで胸はもっと穏やかになって小さく頷き応えた。こちらから抱き締める腕に力を込めれば相手からも抱き寄せられる、あの夜に相手とは運命さえ共にする相棒という関係になって今も変わらず隣に存在している。喜びも痛みも分け合う大切な存在、そんな相手から背中を優しく撫でられて改めて傍にいるのだと言われると胸にはまた温かなものが広がった。おやっさんを失った痛みは消えることはなく何かで代替できるものでもない、しかしこの痛みを思い出したとしても今のようにただ傍に相手がいてくれるのなら何度だって顔を上げられるだろう。相変わらず相手に顔を見せないように僅かに顔を肩から外して腕で涙を無理やり拭う、そして顔をあげて相手と目線を交わした。まだ目は真っ赤で頬には涙の跡が残っているが今度は感情を隠すためではない心からの笑みを小さく浮かべて返事を返す。ひとりで泣き腫らしてもいつかは立ち上がって家に帰ったのだろうがこうやって穏やかな気持ちでいられるのは間違いなく相手のおかげだ。相手の頬に手を添えて真っ直ぐと相棒の瞳を見つめると「頼りにしてるぜ、フィリップ」とその名前を呼んで)

  • No.7216 by 検索  2024-11-22 19:34:27 


…是非そうしてくれ。こうやって傍に居ることしか出来ないけど君の痛みや悲しみも受け止めたい。…ああ、僕も頼りにしてるよ翔太郎。
(自らは相棒だと告げて幻想の中で相手が言っていたように喜びも痛みも分け合う存在であることを伝えるように背中を撫でながら想いを口にする。そうしていれば相手は涙を拭うような仕草をしてから顔を上げる、こちらを向いた顔は目が真っ赤で涙の跡もありのまま残っているがその表情はス.タ,
ッ.グフ.ォ.ンで見た沈んだ物ではなく前を向いた明るい物で自然とこちらも小さな笑みが浮かんだ。自分には何も出来ないからと遠慮がちになっていた節があったが自分の存在が相手の助けになるのならばこれほど嬉しいことは無い。相手が格好悪いと思うであろう部分まで共有して寄り添いたいのだとありのままの気持ちを明かした。頬に手を添えられると自然と視線は相手の方を向く、そして全幅の信頼の言葉と共に名前を呼ばれると胸に温かい物が満ちて嬉しそうに目を細めると同じ言葉と名前を呼んだ。あの夜を再び繰り返す体験をして心を大きく乱してしまったが相手のおかげでまた明日からもこの街の涙を拭って平和を守ることが出来そうだ。穏やかな気持ちではあるがふとさっき相手が先に帰るように言っていたのを思い出すと「風邪をひく訳にはいかないし、そろそろ一緒に家に帰ろうか」と【一緒に】をやけに強調するような口調で声を掛けて)

  • No.7217 by 探偵  2024-11-22 20:26:45 


何言ってんだ、傍にいてくれるだけで十分すぎるくらいだ。…俺ももう、ひとりで抱え込んだりしねぇ
(赤い目のまま視線を交わして相手の言葉には小さくまた笑う、相手は謙遜して傍に居ることしかというがそれが最も重要な事なのだ。ただ隣にいてくれるだけで、抱き寄せてくれるだけで、頭を撫でてくれるだけで、痛みを抱えていた心はもうこんなにも温かい。自分の格好悪い部分は大概相手に見せたと思っていたが今回で無意識に隠そうとしていた所さえ相手に晒して受け入れられて包み込まれて、こうなればもう遠慮するものは何もないだろう。こちらも痛みを分かち合うことに躊躇しないことを相手の瞳を見つめながら誓った。相手とこれからも自分が定義した相棒であり続けることをまた決断したところで海風は一段と冷たくなっていく、そろそろ二人の家に帰る時間のようだ。相手に強く一緒にと言われ帰宅を提案されると口角をあげて「あぁ、俺達の家に帰ろうぜ。もちろん相乗りでな」とこちらからは【相乗り】を強調して返事をした。ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.でハ,ー,ド,ボ.イ.ル.ダ,ーを呼び寄せると傍に着けたバイクに先に跨ると相手の方へ目をやって「一緒に帰ろうぜ」と声をかけて)

  • No.7218 by 検索  2024-11-22 21:39:31 

僕達はそうでなくては。…ああ。じゃあ家まで事故を起こさずに頼むよ、相棒。
(自分が側にいるだけで良いと言われると擽ったい気持ちになる。そしてあの夜に関する傷まで見せてくれて共有することを伝えられると安堵したような笑みを浮かぶ。これからもきっとふとしたタイミングや何かの事件で自分の存在意義に迷ったり過去の深い傷が痛みを発したりすることもあるだろう。だけどその度にこうやってお互いの痛みや体温を共有して分かち合えば良い。改めて相棒という関係性の特別さと何度でも相手の隣に立つことになる運命を噛み締めながら一緒に帰宅するのを提案すれば相手の口角が上がって【相乗り】の返事がされる。あの夜から今日までも続く響きに上機嫌に声を弾ませると相手に続いて立ち上がった。呼び寄せたハ,ー,ド,ボ.イ.ル.ダ,ーがやってくると相手が先にバイクに跨る、そして誘うような視線を受けると嬉しそうに笑って直ぐさまその後ろに乗って相手の腰に腕を回す。1人ではなく二人でこの街に帰ってきてあるべき場所に帰ることの出来る幸せを覚えながらからかい混じりに言葉をかけると頼りになる相棒に腕に力を込めてハンドルを任せて)

(/いつもお世話になっております。そろそろ区切りが近いかと思いお声がけさせて頂きました。念願の初めの夜のお話でしたが出会ったばかりの噛み合わない二人から衝突などを起こしながら相棒だと認め合う所まで出来て本当に良かったです。探偵君がおやっさんのことを大切に思ってるのが凄く伝わってきてそれに影響を受けて変わっていく検索の描写も色々出来てとても充実したお話でした。帰ってきてからもトラウマを刺激されて寄り添う相棒としての二人のやり取りが出来たりと好きな展開の連続でドキドキとワクワクしながらお返事させて貰いました。今回もありがとうございました!
このまま少し進めて夜寝るまでの二人のやり取りをしてもよいですし、ここで区切って新しく話を進めても良いなと悩んでいるのですが探偵様はいかがでしょうか。)

  • No.7219 by 探偵  2024-11-22 22:30:53 


大事な相棒乗せて事故るわけにはいかねぇな。任せとけ
(バイクに跨り相手を誘えばその顔には嬉しそうな笑みが灯って相手は後ろへと乗り込む、腰に腕を回されれば姿が見えなくとも相手の存在を強く感じて自然と笑みが漏れた。揶揄うような言葉には調子よく返事をしてエンジンをスタートさせるとバイクを発進させる。海沿いの道を走りそのまま街の方へとバイクを走らせる、自分達を撫でながら流れていく風.都,の風は何時にもまして心地よくて二人を迎えてくれているようにも思える。あの夜からここまでの道は決して平坦ではなくてこれから行く道だって今日以上に傷ついたり迷ったりする日もあるかもしれない。だがそれも相手が隣にいればきっと歩んでいける、何せ相手は喜びも痛みも分け合う大切な相棒なのだから。何度でも相手に寄り添って何度でも相手に弱音をはいて、そうやって進んでいくのだろう。バイクはやがて市街地を走り抜けて自分達の家の前へとたどり着く、バイクを停めて階段をあがっていけばいつもの扉が見えた。お揃いで持つ鍵で玄関を開けてくぐれば「ただいま」と声に出す。暗い幻に閉じ込められていたのも相まって相手と共にこの家に帰って来れたのが何よりも嬉しくて後ろを振り返り相手が玄関をくぐっているのを確認すればそれだけで口元には笑みを浮かべて「おかえり」と続けて声をかけて)

(/こちらこそお世話になっております。イフなお話でしたがここの二人ならではの初めの夜が出来てとてもとても楽しかったです!本筋ではおやっさんによって繋げられた絆でしたが、今回はおやっさんを通じて少しずつお互い手繰り寄せるように歩み寄って最終的には相乗りする相棒になるまた違った絆の結び方ができたなと思います。検索くんも探偵も互いの得意なことで困難を突破するカッコイイところも出来ましたし、現実に帰ってからもお互い寄り添ってまた歩き出すところまで最後まで楽しませていただきました。好きな展開詰め込みましたがどの瞬間もハラハラドキドキで毎回お返事書くのが楽しみでした。
こちらも迷ったのですが次のお話の前に少しだけ二人だけの時間が欲しいなと思いましたのでこのまま続けさせていただきました!もう少しだけ後のお話を楽しんだあとまた次の展開ご相談させてください/何も無ければこちら蹴りで大丈夫です!)

  • No.7220 by 検索  2024-11-22 23:00:29 


ただいま。…何だか漸く帰ってきたような気がするね。
(相手にからかい混じりの言葉を投げかければ調子の良い返事が返ってきてバイクが発進する。あの時は知らなかった潮の匂いも街へと続く道の景色も肌を撫でる心地良い風も今では馴染み深い物でここに生きていることを強く感じる。これからも唯一無二の相棒と共に助け合って、時には今日のように寄り添って何度でもその手を取って先に進んでいくのだろう。未知の未来の予想に口元を緩めながら相手に抱きついて走り抜けていく街の姿と腕の中の相棒の存在を確かめていた。そうして言えばバイクは二人の家の前に辿り着く。バイクを降りて階段を上がり、相手が鍵を開けて中へと入ったのに続く。すると先に入った相手がこちらへと振り返って出迎えの言葉を告げる。一瞬目を瞬かせるもその意味を理解すると相手の目を見ながらそれに呼応する返事を返す。靴を脱いで中に入れば肉体的な疲れはそれ程ないがあの夜をもう一度体験した精神的な疲れがどっと出て苦笑いしながら感想を口にする。それを癒す為にか気付けば相手の元に近付いてその身体を緩く抱き締めると「今日はこのままお風呂に入って寝てしまおうか」とくっついたまま提案して)

  • No.7221 by 探偵  2024-11-22 23:29:45 


だな、今朝もこの部屋にいたのに。……あぁ、そうしようぜ。今日は、…まぁ毎日だけど……お前の隣で寝たい
(共にこの家に帰ってきたことが妙に嬉しくて声をかければ相手から返事が返ってきてまた妙に嬉しくなる。靴を脱いで部屋に上がれば相手に同意するよう頷く、実際の時間はほんの短い時間だったはずだが幻の中ではあの夜からの数日間と島を脱出する日を経験したわけで体感としては数日ぶりの帰宅だ。しかも幻の中では薄暗い空間に閉じ込められ命を凌ぎ合う緊迫した時を過ごしたのだから精神的疲労は想像以上に膨れているだろう。相手の体がふらりと近づいてこちらへと抱きつけばこちらからも腕を回して相手の背中をゆっくりと撫でる、先程散々こちらの気が済むまで寄り添ってくれたのだから今度はこちらから相手に返したい。とはいえ緩く抱きつけばこちらも同時に疲労は癒されてゆっくりと息を吐き出す、二人きりの空間に帰ってきたのならば相棒からもうひとつ加わった関係、恋人の距離で二人の時間を過ごしたい。幻のおかげで数日相手が隣にいない気分を味わったのだからその分を取り戻したかった。顔をあげて少しだけ体を離すと視線を交えて「先に風呂入ってこいよ。早く二人でゆっくり寝ようぜ」と声をかけて)

  • No.7222 by 検索  2024-11-23 01:05:16 

僕も同じくだ。 じゃあ先に入ってくるよ、直ぐに戻るから。
(幻の中で数日過ごし、その場所もあの心休まることのない研究所の中であれば凄く長くあの場所に居た感覚がする。その疲れや緊張を癒す為にふらりと相手に近付いて抱き着くと相手からも腕が回されて背中を撫でられる感覚に無意識に息を吐き出す。今日は他になにかする気にもなれずに早めに寝てしまうことを提案すると相手から賛成の返事がされる。一緒に寝たいと願う言葉にぽつりと毎日であることが付け足されていると思わず笑ってしまうが相手の温かな体温を抱いて眠りたいのはこちらも同意だ。顔を上げた相手に先に風呂に入るように促されると名残惜しそうに腕を解きながら素直に頷く、一人にしてしまう相手に子供扱いするように直ぐに済ませてくるように告げると風呂へと向かった。服を脱いで頭からお湯を浴びればその温もりに疲労が染み出してくる、約束を守るために手早く頭と体を洗ってから流し、十分に体が温まった所で浴室を出た。体を拭いて相手の色である紫の寝間着を身に纏うと髪を拭きながらリビングへと向かう。「上がったよ、翔太郎」と言いながら既に気持ちが溢れると一直線に相手の元に向かうとその頬に軽くキスを落とす。それから相手を見つめ「君も早く入ってきたまえ」と相手にも風呂に入ることを促して)

  • No.7223 by 探偵  2024-11-23 08:34:09 


おかえりフィリップ。…、…あぁ、俺もとっとと入ってくる
(二人の家に帰ってきて正直もう片時も離れたくない気分だったが一緒の時間を過ごすためにも一旦離れなくてはならないらしい。体が離れて失われていく体温に名残惜しさを覚えながらも相手を風呂場へと見送った。相手が体を洗う間に帽子をいつもの場所へとしまう、おやっさんが使っていたものは事務所に置いてあるがこれが探偵の魂であるのには変わりない。しばらくそれを見つめて小さく笑ったあとに目線を外して他のものを片付けて言った。しばらくもしないうちに相手が風呂から上がってくる、いつもより入る時間は短くて早く二人で眠りたいのが伝わればいやでも口角は上がってしまう。もちろんそれはこちらも同じだ。相手は一直線にこちらへとやって来て頬にキスを落とされるとますます口角と気持ちは上がった。次はこちらが風呂に入る番で返事をすると相手の肩に手をかけ頬の中心よりも唇に近い場所へキスを落とす、とっておきは後のお楽しみだ。楽しげに笑みを浮かべながら浴室へと向かうといつもより手早く体を洗って温かいシャワーを浴びる。それでも疲労は取れるのだが全てを流し去るには到底足りない。いつもより早い時間で風呂から上がるといつも通り相手の色の寝間着を纏ってリビングへと戻ってきて「あがったぞフィリップ」と声をかけつつ真っ直ぐ相手の元へ向かえばそのまま緩く抱きついて)

  • No.7224 by 検索  2024-11-23 09:19:58 

おかえり、…風呂上がりだから温かいね。
(風呂から上がって溢れる気持ちのまま頬にキスを落とすと分かりやすくその口角が上がって気持ちまで温かくなる。風呂に入ることを促すと今度は相手の方から唇の辺りに口付けがされて無邪気な幸せとちょっぴり物足りなさを覚えた。それは後から十分にやってもらおうと考えながら「行ってらっしゃい」と風呂場に行く相手を見送った。一人になれば手持ち無沙汰で何となくカーテンを開けてこの街の景色を見る。あの日はそのまま事務所に戻って事務所の椅子に縋って泣きじゃくる相手をただ見ることしかしなかった。それから暫くは何となくぎこちなく暮らしていて自分もガレージのソファーに体を丸めるように寝ていた。それが今では相手の家に転がり込むようになって一緒に寝ようとしているのだから随分と変わったものだ。感慨深くこの街の景色を見ていれば背後から風呂から上がってくる音が聞こえてカーテンを閉めて振り返る。そこには自分の色を纏った相手の姿があり一目散にこちらに抱きついてくると小さく笑いながら出迎えの言葉をかける。こちらからも腕を回して緩く抱き着くと風呂上がりの体はぽかぽかしてて心地好く、軽く擦り寄りながら感想を口にする。これならばよく眠れそうだと口元を緩め「もっとくっつきたい」と素直なわがままを告げると緩く抱きついたままベットの方に相手ごと移動して)

  • No.7225 by 探偵  2024-11-23 15:36:40 


そうだな。でも、ずっとくっついてないとすぐ湯冷めしちまいそうだ。……俺も
(窓際に立っていた相手のもとへ一直線に向かいその体を抱き締める、この部屋の中で一番外との距離が近いその場所から自分へと意識を引き戻すように抱き締めれば向こうからも腕を回され力がこもる。相手が軽く擦り寄ってくれば擽ったくて笑みを浮かべながらもうここから体が離れていかないように筋の通らない理屈を口にする、だがそれで相手がこの隣から居なくならないのならそれでいい。相手から何とも素直で可愛らしいわがままを言われるとますます口角は上がって相手に導かれるままにくっついてベッドの方へと移動する、ベッドの横まで移動してくれば相手の脇の下と腰とに腕を添えて軽く抱き上げるとそのまま二人の体をベッドへと横たえた。制限の無くなった体は存分にくっつけることが出来てすぐさま背中に腕を回して互いの足を絡ませて出来るかぎり接触面積を増やす。視界には相手しか写っていない、唯一無二の相棒で何よりも大切な恋人。どちらの意味においてもいつまでも隣にいたい、いて欲しい、それが相手という存在だ。ようやく望む距離を手に入れて相手の頭をゆっくりと撫でると「フィリップ」と名前を呼ぶ。呼び慣れたその名前を温かい気持ちと共に呼べるのが今は嬉しくて顔を近づけると短くキスを送って)

  • No.7226 by 検索  2024-11-23 17:26:42 

…もうすっかりこの距離に慣れてしまったよ。 …ん、幸せだ。
(お互いに抱き締め合っていれば理由になっていない理屈が告げられてくすくす笑う。それだけ離れたくないと思ってくれているのが嬉しくてよりくっついていられるようにワガママを口にすればそのままベットの方に連行した。ベットの横にやってくれば自然な流れで腕が脇の下と腰が添えられてそのまま二人で横になる。それから直ぐに背中に腕が回ってお互いの足を絡ませながらくっつくと視界の多くを占める相手を見つめる。誰かに触れたり触れられることも自分のテリトリーに踏み込まれることも慣れていなかったはずなのに、今ではすっかりこの距離感に馴染んで逆にこの近さで無くては物足りなくなっている。相手の温かい手が頭を撫でて名前を呼ばれると心地良い幸せが胸を満たしてその手に擦り寄りながら口元を緩める。こちらからもぎゅっと抱きついていれば顔が近付いてきて大人しくキスを受け入れる。自分だけが受け止められる恋人としての行為に心は弾んでありのままの気持ちを呟くと自分からも顔を寄せて今度は長く唇を重ねて)

  • No.7227 by 探偵  2024-11-23 18:16:11 


あぁ、もうこの距離じゃねぇと物足りねぇ……ほんと、お前とこんな関係になるなんて思わなかったな
(全身を相手とくっつけながら頭を撫でればその手に擦り寄られて可愛らしい仕草にまた胸を擽られる。探偵助手をしていたときも相手と探偵をやり始めた直後も誰かからカッコイイ男に見られたいだとかモテたいだとか、そんな願望は持っていたが具体的に誰かと特別な関係になるなんて事は想像したことも、そもそも想像することすらできなかった。今その関係のあるのがあの夜に最悪な出会い方をした相手とは夢にも思わなかったが、同じ人から託されて同じものを背負って同じ方向に歩いて、気がつけば悪魔と呼んだ相手は何よりも大切な相棒で恋人という唯一無二の関係になっていた。こちらに強く抱きつく相手に短く口付けを送れば、シンプルな言葉が呟かれてそれだけでまた胸は温かく満たされる。相手の顔が近づいてくれば再び目を閉じて口付けを受け入れる、ただ重ねて体温と幸せを共有する行為に胸が温かくなった分相手の体を強く抱き締めた。やがてゆっくり唇が離れると至近距離で相手を見つめる、眩くも妖しくも輝く愛おしくて時に厄介な瞳を見つめながら「…あの夜、お前と出会えて良かった」と心に浮かぶままを口にしていて)

  • No.7228 by 検索  2024-11-23 19:02:51 


出会いもだけど最初の頃はピリピリしていてとてもじゃないが仲が良いとは言えなかったからね。 …ああ、僕にとってもあの日君に出会えたのが生涯で一番の幸運だ。
(すっかり慣れ親しんで一番落ち着くようになった場所で相手とくっついて過去を振り返る。今でこそこうやってかけがえのない相棒であり愛おしい恋人でもあるがあの時の出会いは最悪な物だった。相乗りの契約を結んであの施設を脱出して事務所に辿り着いてからもお互いの価値観は全く合わず大切な人の喪失で余裕も無くて大変だった。それでも同じ時間を過ごして少しずつお互いのことを知って、時にぶつかって歩み寄ってそんなことを繰り返しながら今がある。相棒に加えて恋人という関係になるとは思わなかったが一番気を許せる人物で何よりも大切な大きな存在であったのだからある意味必然だったのかもしれない。二人の変わった関係性に想いを馳せながらもう一度キスをすれば相手からも強く抱き締められて幸福に満たされる。ゆっくりと離れてあのまっすぐとした目がこちらを向く、そして出会えて良かったと言われると擽ったい気持ちでいっぱいになって顔を喜びの色に染めながら無邪気に頷く。悲しみや後悔、痛みも色々あったが自分たちにとって運命的な日で間違いなく無ければならない一夜だった。状況を一気に変える切札のようにあの日の相手との出会いが自分の人生を大きく変えた幸運だと告げる。背中に回していた手を後頭部に伸ばして後頭部をくしゃりと撫でると「悪魔と契約したのだから最期の日まで離さないよ」と悪戯っぽく笑って言葉続けて)

  • No.7229 by 探偵  2024-11-23 19:44:23 


そうだな、最初の頃は何もかも分かんねぇから全然余裕なかったし……違いねぇ。あぁ、俺達は二人で一人だ。最期を迎える運命まで、ずっと一緒だ
(相手が昔を振り返れば懐かしさに思わず笑ってしまう。あの夜何とか事務所にたどり着いてからも相変わらず相手は常識知らずで今以上に理屈でしか喋らなくてしょっちゅう言い合いをしていたものだ。それに加えて鳴,海,探,偵.事,務,所.の探偵にならなればいけなくてずっと爪先立ちで日々を過ごしていたように思う。それに関しては今もおやっさんの足元にも及ばなくて必死で探偵をやっているのだが、こうやってその爪先立ちを止めることが出来る時間があるだけで気の持ちようは随分と違う。何度も嫌になるほどぶつかり合いながら二人とも決しておやっさんから託されたものも自分が償うべき罪も投げ出すことはなくて、歩み寄りずっと二人であったからこそ相手とは替えのきかない特別な関係になった。それもあの夜に相手に出会ったからこそ、それを伝えれば無邪気な笑みが浮かんでこちらの胸まで温かくなる。相手とでなければここまで来るどころかあの夜さえ超えられなかった、相手と出会ったあの夜に全てが始まったのは間違いない。同意する返事を返していれば後頭部に手を添えられてくしゃりと撫でられその心地良さに口元に弧を描く、そして悪戯っぽい笑みと共に悪魔らしい薄暗さを含んだ契約をチラつかされればこちらも小さく笑った。もう相手の隣から離れる事なんて考えられない体になっているのだ、それこそ命が消えるその瞬間まで。あの夜の運命を共にしたのと同じように終わりの運命まで一心同体でいたい、背中全体に腕を添えるようにしてグッとこちらへ引き寄せると「覚悟しとけよ」とニヒルに笑ってから緩慢な動きで唇を重ねて)

  • No.7230 by 検索  2024-11-23 20:26:33 

約束だよ。…ん、……。 僕もだけど、君も大概執着深そうだ
(過去の話をすれば相手からも笑みが浮かぶ。色々と気苦労としたがあの夜から今日までの日々の重みと変化を感じるような一日だった。相乗りをした時の契約は薄暗さを含むようになりながら今も健在だ。きっともう相手からは離れることなんて出来なくて始まりから終わりまで共にあることを確認すれば相手の口元にまた笑みが浮かんだ。ずっと一緒だと言う言葉の響きに胸は満たされて幸せそうに微笑みながら約束だと口にする。更にぐいっと背中ごと引き寄せられニヒルに笑う相手の顔はとてもカッコよくて思わず見蕩れてしまいながらも近づいてくる顔に身を預け、何度目か分からない唇を重ねる。ただ唇を重ねるだけでこれだけ満たされるのも世界中探しても相手だけだろう。こちらも腕に力を込めて強く相手を感じながら唇を重ね、それだけでは想いが溢れてしまうと少し食むような仕草も交えて特別な場所の感触を楽しむ。やがてほんの少しだけ唇を離すと二人で結んだ深い繋がりに揶揄い混じりに嬉しそうに感想を告げ、こつんと額をくっつけ「望むところだよ」と口端を吊り上げながら好戦的な言葉を返して)

  • No.7231 by 探偵  2024-11-23 20:59:54 


しょうがねぇだろ?お前の代わりになるものなんてこの世に存在しねぇんだから。だから、絶対に離さねぇ
(あの夜へと戻されて精神的に負荷のかかった一日だったが相手に心の一番弱いところまでさらけ出して改めて相棒が隣に居てあの日の契約が最期の時まで続くことを確認して、自分の居場所をもう一度確かめることが出来た時間だった。重なる唇の感触は特別に柔らかくて何故だか甘い、そこに食むような動作が加わってより鮮明にそこの柔らかさと温かさとを感じていた。ほんの少しだけ唇が離れて至近距離で見つめ合う、こんなにも決して手離したくないと強く思うのは相手だけで揶揄い混じりの言葉には小さく笑う。額を合わせる可愛い仕草をするのに相手が口にするのは好戦的な言葉でそのギャップにまた胸を擽られる、ともすれば深みに堕ちてしまうような感情でも相手は受け入れてしまうのだからどうしようもない。相手の後頭部に手を添えて決して目をそらせないようにしてから執着も独占欲も隠さない言葉を送っておいた。頭をゆっくりと撫でながら「まずは夢の中でお前を捕まえにいかなきゃな」と冗談めかして言って)

  • No.7232 by 検索  2024-11-23 21:38:53 

…ふふ、お互いが望んでいるのだから仕方がないね。 それはさぞかし良い夢を見せてくれそうだ。
(幻想によって抱いた不安は綺麗さっぱり消え失せて今ここに相手と共にいる幸せを噛み締める。言葉に出来ない想いを伝えるように唇を重ね、そっと離れてからどうしようもない執着を揶揄うように告げればあっさりと肯定されてしまう。後頭部に手を添えられると視界には相手しか映らなくてその状態で独占欲と執着を煮詰めたような言葉が告げられるとぎゅっと胸が掴まれたような気分になった。何よりも大切な相手を心の一番柔らかい部分まで招き入れていている分、離れてしまえば致命的な傷になるほど相手の形で埋まっていて今やどうしようもなくお互いで絡み付いてしまっている。それはもしかしたら正しくない事なのかもしれないがそんな深い所まで共にある事を望んでいるのだから今更止めようとも思わない。仕方ない、と弾んだ声で告げていれば頭を優しく撫でられて心地良さを覚える。お互いの存在とこれからも続く未来を確かめ合って安心した体は段々と力が抜けて眠気が顔を出す。夢の中でさえ当然のように会うつもりの相手に小さく笑うとその話に乗っかるような形で返事をしながら軽く擦り寄る。まだ少しだけ赤さの残っている相手の目を見つめると「…ちゃんと眠れそうかい?」と問いかけ)

  • No.7233 by 探偵  2024-11-23 22:24:27 


……あぁ。おやっさんに寝すぎだって怒られそうなくらいゆっくり寝れそうだ。…お前がいるから
(薄暗い感情を込めた言葉を送れば相手は当然のようにそれを受け入れて互いに望むものだと言う。もうお互いにもう一人が欠ければ生きていけない、奇しくもそれは歴史が歪められた時に散々見せつけられてしまって悪魔の契約通り最期の時まで一緒にいなければ二人ともまともではいられない。今日無意識に隠していた弱ささえ相手に明かして受け入れられて更に相手の存在が自分の中に深く刻み込まれてしまえばより相手なしでは成り立たない存在になってしまった。だがこれがあの夜から始まって深く深く互いに刻んできた関係なのだから今更どうしようもなく、また変えようなんて気にはならなかった。頭を撫でて夢の話をすれば相手の表情には眠気が顔を覗かせる、このままこちらもゆっくりと意識を沈めていこうかと思ったが相手がこちらを窺うような視線で見ていることに気がついた。そして眠れるかと問いかけられてその声色から意味を察する、どこまでもこちらに寄り添ってくれるその言葉に、心に、胸には特別温かいものが広がって表情が綻んだ。無意識に背に回した手で相手の寝間着をぎゅっと掴みながらゆっくりと頷く。相手がこうやって寄り添って隣にいてくれるなら必ず最後には穏やかで安心して時を過ごすことが出来る。明確な理由を改めて言うのは気恥ずかしくてクサいかと思ったが今は素直に気持ちを伝えたくて一呼吸おいたあとに一言付け加えておいた。重なった額に軽く擦り寄りながら「明日も相乗り頼むぜ、相棒」と目覚めた後の明日も二人でこの街の涙を拭うことを持ちかけて)

  • No.7234 by 検索  2024-11-24 01:25:40 

…そっか、なら良かった。 勿論だ、明日もその先も二人で一人で、この風.都.を守っていこう。
(幸せな夢の話をして意識も沈み始めようとしていたが今日相手が強いストレスを受けたことを思えばつい様子を伺うように問いかける。なるべくさりげなくを心掛けたが心配が声色に乗ってしまったようでその意味を察してか背中の相手の手が寝間着を握られる。だがその表情に焦りは見られずに穏やかな笑みが浮かんで調子の良い返事がされるのを見るとこちらも安堵の笑みを見せる。相手を一人だけこの場所に置いていくことにはならなそうだ。相手の様子に満足していたが少し間が開いて自分が側にいるからだと理由が告げられるとぱちりと目を瞬かせてからじわじわと嬉しさと照れ臭さか湧き上がってぎゅっと抱き締める腕に力を込めると幼く笑って短く返事をする。重なった額に擦り寄られ明日からの相乗りを持ちかけられると明日からの探偵業にやる気を見せながらこれからもずっと続く二人で一人を口にすると僅かに身体を動かして触れるだけのキスをすると「…おやすみ、翔太郎」と眠りにつく前の言葉をかけて)

(/お世話になっております。引き続きからの家でのやり取りでしたが終始甘く幸せなやり取りばかりでとても癒される時間でした。今までの時間や関係性の積み重ねを噛み締めるような会話も多くて描写の仕方や仕草なども含め探偵君と探偵様のこと好きだとしみじみ感じておりました、ありがとうございました!
次の話ですが今回ガッツリシリアスっぽい話でしたので次はサクッと日常回やギャグっぽい話でも良いかなと考えたりもしているのですが探偵様はいかがでしょうか?)

  • No.7235 by 探偵  2024-11-24 10:04:44 


あぁ。……おやすみ、フィリップ
(相手の問いかけに調子よく答えてついでにいつもは言わない言葉まで口にしてしまう、今日一番心の柔らかな部分まで相手に明かした影響かもしれない。そうすれば相手は嬉しそうに幼い笑みを浮かべて短く返事がされる、心を込めて考えてこちらへ送ってくれる言葉ももちろん優しくて温かくて救われるものなのだが、時にこうやってただ隣にいてくれるだけでも心は癒され満ち足りていくものだ。明日も二人でこの街の探偵をやっていくのだと言えば相手からも意欲のある言葉が返ってくる。自分達が望むことで自分達の義務、しかし隣に相棒がいるならばきっとこの街の涙を拭って笑顔を増やすことができる。相手が体を動かすのをみれば自然と目を閉じて触れるだけのキスを交わす、じわりと温かな心地に包まれて相手の後頭部をゆっくりと撫でるとこちらからも同じ言葉を返してから目を閉じ意識を沈めていった)

(/こちらこそお世話になっております!二人の過去の傷が抉られたあとにいつもの二人へと戻っていく大切な時間が過ごせたかと思います!穏やかで甘い時間でしたが、検索くんが静かに探偵に寄り添ってくれるのが本当に素敵で優しくて…背後共々心を掴まれてこちらも改めて検索くんと検索様のことが大好きだなと実感する時間となりました。今回もありがとうございました!
この後のお話ですがシリアスから逆に振り切れて騒がしいお話が出来ればと考えておりまして、以前から出ていたBL漫画家にモデルをお願いされる話、執事喫茶の臨時手伝いをする話、アキコのデート(?)を尾行する話、あたりがよいかなと思っておりましたが、検索様はいかがでしょうか?)

  • No.7236 by 検索  2024-11-24 10:41:16 


……やあ、久しぶ、り…な、なんだい。
(あの夜の幻を見せられて酷く心乱されてしまったが何よりも大切な相手と存在を確かめ合ってこの先も一緒に居ることを約束し、安心しながら眠りについた日から一週間ほど。翌朝相手の目は無理やり擦ったりしてなかったおかげでさほど腫れることもなくその日から確かめ合った通りにこの街の涙を拭う探偵業に精を出すようになった。舞い込んできた依頼をこなし街の人の笑顔に安心を覚えるなどして日々を過ごし、今日も相手のパトロールに着いていけば見覚えのある人物が道に立っていた。可愛らしいメイド服に身を包みボードのようなものを持って呼びかけをしている彼女は以前事務所にあがり症を治したいとやってきた元依頼人のことのちゃんだ。あれ以来会っていなくて挨拶しようと声を掛けようとするかその前に彼女が自分達に気付くとぱっと表情を明るくして一直線にこちらにやってくる。その圧に押されると共に嫌な予感を覚えると一歩下がって問いかけると『あ、あの二人に頼みたいことがあって、またお店のお手伝いして貰えませんか…!』と返事が返ってきて)

(/では執事喫茶の臨時手伝いの話はいかがでしょうか。以前のメイド喫茶の系列店かオーナー同士の繋がりって形で手伝いに繋げようかなと思いひとまず上記回させて貰いました!せっかくですので今度は二人で接客の手伝いが出来たらと思うのですが探偵様の希望の雰囲気などはございますか?また執事喫茶には行ったことがないのでかなりイメージ先行になりそうでご了承のほどお願いします。)

  • No.7237 by 探偵  2024-11-24 19:01:09 


よぉ、ことのちゃ……なッ?!ダメだ!絶対にダメだ!こいつは前に十分やったし、な?それに、このハードボイルドな男に可愛い格好は似合わねぇだろ?
(幻とはいえあの始まりの夜を再び経験し、しかし二人で並んで歩いていることを確認した日から一週間ほど。やることは以前と変わりなく事務所に舞い込んできた依頼を順番に解決する日々が続いた。依頼が解決すれば依頼人達は笑顔を浮かべてこの事務所を去っていく、その顔を見つめる相手をこっそりと盗み見ながら順調にこの街の涙を拭っていた。そして本日は依頼もなくいつも通りパトロールへと出かける、すっかり相手と共に歩くのも珍しくなくなっていた。ルートを歩いていると行く先に見覚えのある顔を見つける、向こうもこちらを覚えていたらしくこちらへ走ってくるメイドのことのちゃんに片手をあげて挨拶しようとした。しかし知り合いを見つけた以上のテンションに違和感を覚える、相手も何かを感じ取ったのかたじろいでいて二人して一瞬固まってしまった。直後また店の手伝いをお願いされると思わず間の抜けた声を挙げてしまう。店の手伝いということはメイドをするということ、前回散々相手がメイドになっていろいろと気苦労したというのにまたあれを経験するのは御免で真っ先に相手がメイドをすることを否定する。その後に二人で、と言われたことに気がついてそれもそうそう受けられない話でハットのブリムを人差し指で軽く持ち上げ精一杯かっこいいハードボイルドな男を演出しながらお手伝いを遠慮しようとした。しかし彼女はキョトンとした顔をして直後ハッと思い至ったように表情を変えれば『違うんです
違うんです!今度はメイドさんじゃなくて執事さんのんです!!』と必死に勘違いを正そうとしていて)

(/それでは執事喫茶をお手伝いするお話といたしましょう!そして上手い具合にメイド喫茶から話繋げていただいてありがとうございます!今度は二人とも抵抗なく働けると思いますのでぜひ両方執事の方向でいきましょう。お互いを練習台にしたりしつつ楽しめればと思います。提案しといてなんなのですがこちらも執事喫茶に行ったことがなくイメージ先行になるかと思います…その分好き勝手にやりたいことやってしまえば良いかなと。それでは今回もよろしくお願いします!/なにもなければこちら蹴りで大丈夫です)

  • No.7238 by 検索  2024-11-24 19:49:43 

執事さん?……なるほど、この前のようなことが執事喫茶でも起きているという訳だね。
(彼女がお願いしてきたのは店の手伝いで瞬時にこの店で臨時メイドとして給仕したのを思い出す。もう必要がなければメイドをしないと約束したのは記憶に新しくか断ろうとするがその前に相手が前のめりになって否定する。よっぽど前回の堪えたらしい。そして今回は相手も含まれていることに気付くとハードボイルド探偵を気取ってお断りしようとしているが彼女の目はキョトンとしてから慌てたように訂正を始める。だがその訂正した内容が聞き覚えのないものであれば今度はこちらが首を傾げた。彼女の話によるとこのメイド喫茶の系列店に執事喫茶というものがあってそこの従業員が体調不良になって今日出勤出来なくなったらしい。普段ならばどうにかなるようだが今日は夜に既に何件か予約が入っていて今の人数で回せないから急遽手伝いを探していたとのことだ。事情は分かったが系列店ということは恐らくメイド喫茶と似たような仕事だろう。執事というあまり聞いた事のないワードへの興味と困っているなら助けたいという気持ちはあるが相手はどうだろうかと顔を向け「…どうする?翔太郎」と問いかけ)

  • No.7239 by 探偵  2024-11-24 20:38:43 


執事?……そ、そういうことかよ。ま、ハードボイルドとは違ぇけどことのちゃんからの頼みなら断れねぇな。その依頼、引き受けるぜ
(メイドさんを眺めるだけならまだしも相手が再びメイドになるのは絶対に反対だ、あの時だってギリギリだったのにさらに自分がメイドさんになるなんてもう精神が持ちそうにない。しかし彼女から慌てて補足説明が入れば目を瞬かせる。手伝いは手伝いでも今度は執事喫茶らしい。系列店で人手が足りない噂を聞いていて自分達を見つけた時に手伝いを思いついたらしい。いつものハードボイルド探偵と執事とは少し違うものだが彼女が困っているのなら助けたい。それに執事の格好なら露出も少なく二人揃って出来る点でも前回よりかなりマシだろう。チヤホヤされる相手はあまり見たくないものだが執事喫茶ならその熱量も多少はマシだろう、と願いたい。相手の目配せを受ければ先程決まらなかったハードボイルド気取りのままで依頼を受ける返事をする。それに『ありがとうございます!すごく助かります!!』と勢いよく頭を下げていて変わらない部分に小さく笑みを浮かべていた。彼女は早速連絡を取ってその後こちらに執事喫茶の場所を教えてくれる。店に出るのは夜の営業時間でそれまでにできる限り執事としてのレクチャーをしてくれるそうだ。また頭を下げる彼女に「任せとけ」と返事をすれば「こっからは執事で仕事だな」と相手に声をかけると店の方へと移動して)

  • No.7240 by 検索  2024-11-24 21:38:06 

執事といえばメイドと同じく主に仕える物だろう?なら、似たようなものだろうか。
(急に舞い込んできた手助けの依頼だが自分では判断がつかずに相手に選択を委ねる。執事ならば問題が無いようで気取った様子で引き受ける返事をすれば彼女は勢い良く頭を下げていて変わらない元気な所に相手と共に笑っていた。彼女が連絡を取ってくれて話が繋がると今日の仕事場である執事喫茶の場所を教えて貰う。話が纏まり「ことのちゃんもお仕事頑張って」と言ってから彼女と別れて店の方に移動を始める。相手の言葉に頷き、まだ見ぬ執事喫茶の仕事に想いを馳せていればそれほど遠くない店の場所にたどり着いた。教えてもらった店名と一致していることを確認して中に入ってみるとお屋敷のような手の込んだ内装でその雰囲気に圧倒される。遠慮がちに辺りを見ていれば直ぐに執事の格好をした人がやってきて『おかえりなさいませ』と綺麗な礼と共に出迎えられる。彼女の名前を出して手伝いに来た旨を伝えると『お待ちしておりました、ではこちらへ』と接客さながらの態度で裏の控え室のようなところに通される。普段とは違う空気感に妙に緊張しながら待っていれば『急に来て頂きありがとうございます。私執事長の宮瀬と申します』と綺麗な身なりの男性がやってきて挨拶をされるとこちらもつい畏まって「鳴.海.探.偵.事.務所のフィリップと左です」と自己紹介のようなものをして)

  • No.7241 by 探偵  2024-11-25 07:44:40 


そこまでは同じだけどメイドさんみたいにお決まりの呪文とかねぇし、ちょっと畏まった喋り方するくらいで普通の喫茶店と変わんねぇんじゃねぇか?
(相手と共に彼女に教えてもらった執事喫茶へと向かう、執事について軽く会話を交わすがこちらもメイド喫茶以上に執事喫茶については知識がない。メイド喫茶と同じく執事が客を出迎えてくれて接客をしてくれて、とそこまでは同じだろうがオムライスに文字を書くだとか美味しくするための呪文だとかの話は聞いたことがない。それを思えばメイド喫茶よりかは遥かに簡単な仕事かもしれないと軽く考えながら店へとたどり着いた。早速執事喫茶特有の出迎えを受けて面食らっている間に裏へと通され挨拶を交わす、相手が執事に習って畏まった言葉を使っているのが妙に面白くて笑みを噛み殺していれば『早速で申し訳ないのですがお二人には執事としての作法を学んでいただきます』と硬い口調で言われればこちらも妙に緊張してきてしまった。まずは基本的な立ち振る舞いから、と席を立つよう促されて立ち上がる。いつもの様に立っているとツカツカと執事長が近づいてきて『まずご主人様の前に立つ時は常に背筋伸ばして足は開きすぎないように揃えます。手は常に前方で組むように』と指導されながら体の姿勢を正されていき必死にそれについていけば「…立ってるだけでなかなか大変だな」と思わず言葉を零していて)

  • No.7242 by 検索  2024-11-25 10:58:56 

…ちょっとした修行みたいだ。__ じゃあ一回外に出て中に入ってくるよ
(執事の丁寧な態度に倣って挨拶をしていれば隣で相手が笑いを殺しているのが見えた。それをちらりと見るが執事長から作法を教えられることになると意識をそちらに向ける。まずは立ち振る舞いとして普通に立ってみるが普段は意識しない部分を指導されて姿勢が直されるとそれだけでそこそこ筋力を使う。同じことを相手も思ったのか呟きが聞こえてくれば同意するように返事をした。横などからも確認されこれが基本姿勢と言われた上で『ご主人様が御帰宅された際はこの姿勢のまま腰から曲げこの角度をキープ、一秒待ってから顔を上げて女性の方にはお嬢様、男性の方にはお坊ちゃまかご主人様と言ってお出迎えしてください』と見本が見せられる。メイド喫茶はどちらかというと店の内装や可愛い女の子をメインとした店だが執事喫茶はより本格的なロールプレイが求められるようだ。こちらも一度礼をするように言われてやってみせるとその角度や姿勢などを正される。これを仕事中ずっとやるのかと思えば少し焦りのような物を抱くが何度か行って何となくのコツが掴めた所で『では試しにフィリップ様をご主人様役に実践してみましょう』と提案がされる。すぐ隣で一緒に練習はしたが正面から相手の畏まった姿が見てみたいと思えばすぐに頷いて一回控室から出る。それから少し間を置いて、お客様役として中に入ってみて)

  • No.7243 by 探偵  2024-11-25 12:30:53 


え、俺から?……お、おかえりなさいませ、お坊ちゃま
(ここに着く前にちょっと畏まった喫茶店だろうと軽く見ていたがこれは想像以上に大変そうだ。仕草ひとつひとつにスマートさを出すには体の端まで意識を向けなければならない、相手の言う修行という言葉に大いに同意していた。立った状態からお辞儀するのでも油断すれば手先が疎かになったり足の幅が変わってしまったりと細かいところまでチェックがなされ相手と並んで何度も指導が入る。動作ひとつひとつにきっちり区切りを付けるのを意識しながらなんとかお辞儀に慣れたところでお客、つまりはご主人様をお迎えする練習が課される。相手が扉から出る間に扉の近くにいき姿勢を整えると相手が扉をくぐったタイミングで頭を下げる、お辞儀の角度や姿勢は問題なかったが相手をお坊ちゃまだなんて呼び慣れない言い方で呼んで、しかもその言葉が妙に似合うと思ってしまえば思わず頭を下げながら笑ってしまう。なんとか顔を引き締め直して顔をあげるが『頭を下げる時間が長いですね』と執事長にピシャリと言われてしまい笑顔を即座に引っ込めた。その後交互に複数回練習した後ある程度慣れたところで『それでは今度は左様をご主人様にし、フィリップ様はお席へのご案内をお願いします』と次のステップに進んで)

  • No.7244 by 検索  2024-11-25 16:26:57 

…慣れないというか何か変な感じだ。 こほん、…ではお坊ちゃま、お席にご案内いたします。
(来店した客という体で扉から中に入ると相手がきっちりとした畏まった様子で頭を下げる、そしてお坊ちゃまと慣れない呼び方をされると新鮮なようなむず痒いような気持になって照れ笑いを浮かべる。これはメイド喫茶以上に慣れやなりきる事が大切かもしれない。その後役割を交代して客として出迎えた相手にぎこちない動作をして指摘を受けたりしてそこそこ出迎えに慣れた所で今度は席へのエスコートの練習らしい。気を取り直すように軽く咳払いしてからイメージを固め、相手に声をかける。歩く間も意識的に姿勢を崩さないようにしてから少し前を進み、テーブルの所までやってくると椅子を引いて「こちらへ」と出来るだけスマートさを意識して座るのを促す。そして座った斜め横に立ってみるとそれらしい行為をした達成感に口元はにやけそうになった。『動きは悪くないですので後は執事らしい表情を身につけましょう』とアドバイスは受けたものの少しずつ乗り気な様子を見せ)

  • No.7245 by 探偵  2024-11-25 17:43:18 


ん、おぅ……なんつーか…メイドさんの時は恥を捨てりゃなんとかなったけど、こっちは独自のルールが多いな
(今度は席までのエスコートの練習になりこちらが客の役だ、改めて相手にお坊ちゃまと呼ばれるのはやはり慣れなくて笑わないように表情を硬くすれば変な顔を浮かべてしまう。そのまま席に案内され席を引かれるとぎこちなくその椅子に座る、相手に恭しく扱われるのはやはりむず痒いものでなかなか練習に集中できなかった。だがエスコートする間相手の動きはスマートで無駄がなくかなり執事らしいものになっている、執事長もそれを褒めるが隙を見せないように注意をしていてなかなかに厳しい指導だ。その後も客の傍に立つ時の立ち位置や言葉遣いなどなど順に叩き込まれていく、なんとか執事長に正されながらそれらをこなした後ようやく『少し休憩しましょうか。私は次の準備してきますので少し座っていてください』と紳士的な笑みと共に伝えられる。執事長は一旦部屋を出ていき思わず息を吐きながら席へとついた。ちょっとした手伝いのはずだったが執事として店に出るからにはそれなりのクオリティを求められるらしい、軽く疲労を覚えながら安請け合いしたことを少々後悔しつつ相手の方へ目をやって)

  • No.7246 by 検索  2024-11-25 19:03:51 

ご主人様に仕える執事とその御屋敷っていう要素を最重視しているのだろうね。 この姿勢をずっと続けるとは流石のプロ意識だ。
(席にエスコートしている間慣れていないのを誤魔化すためか相手はずっと変な顔をしていてそれにニヤけてしまわないように必死だった。執事長の評価を聞きその後も立ち姿や注文を受ける際の言葉遣いなどを細かく叩き込まれていく。一通り基本的な事を教えて貰ったところで執事長が部屋から出て行って二人だけとなる。大した運動のようなことはしていないはずだがずっと綺麗な姿勢を保っていたせいで既に幾らか疲れている。椅子に座って姿勢を崩すとその楽さに小さく息をつきながら肌見に感じた執事喫茶の特徴を口にする。執事がメインなのではなく帰宅したご主人様を出迎える心地の良い空間が売りなのだろう。本物さながらのプロ意識で姿勢をキープする様に素直な感心しているとふと先程の出迎えの様子を思い出して「君が敬語使ってると何だか別人みたいだ」と思ったことを口にして)

  • No.7247 by 探偵  2024-11-25 21:11:12 


あぁ、この世界観を崩すのはご法度って事だろ?執事もなかなか大変だな。…な、事務所でも時々つかってんだろ?お嬢さんが来た時とかに。そういう面なら俺は完璧かもな
(こちらが体を投げ出すようにして椅子に座れば向こうも疲労を感じているのか直ぐ様執事らしい体勢を崩して座る、慣れないことの連続で練習だけでもそこそこの疲労だ。相手の感想には頷きつつこちらも感想を述べる、メイドさんは非日常的な可愛らしさを楽しむところだったが執事喫茶はもっと独特の世界観で逆方向に浮世離れした空間だ。今は普段着だがここから執事服を着ていざ本番を迎えるとなるとなかなかの重労働になるだろう。一息ついていると相手に敬語が珍しいと言われてしまって即座に反論する、依頼人が来た時、特に女性が訪れた時にはハードボイルドな探偵らしく懇切丁寧に出迎えているつもりだ。そういう意味では執事喫茶とやっていることは変わらない。だがいつもと違う様子に違和感を覚えたのはこちらも同じで「ま、執事なんて浮世離れしてんだから普段とは別人みたいにならなきゃいけねぇのかもな」とまた感想を付け加えていた。暫く休憩しているとドアがノックされて再び執事長が戻ってくる。自然と背筋を伸ばして立ち上がると『それではいよいよ外見を整えていきましょうか』と執事の服を手渡される、所謂燕尾服と呼ばれるそれを広げると思わず「おぉ…」と声がもれて)

  • No.7248 by 検索  2024-11-25 23:17:01 

君が敬語を使う時はなんというかデレデレした時が多いだろう。…ああ、本当に執事になったつもりでやるべきだろうね。 …これが執事の服!
(敬語が珍しいといえば即座に反論される。確かに使っている場面は見た事が多いが年上の依頼人や初対面の人への聞き込みでもなければ専ら気取ってかっこつけようとした時くらいだ。そういう意味でもこういった敬語は珍しいだろう。きっとその事もまだイマイチぎこちなさが出る要因で普段とは別人になったつもりが良さそうだと相手の言葉に頷いた。そうして軽い会話を続けているとノックの後に執事長がやってくる。相手に続いて立ち上がると今回着る服の一式が渡されて興味深くその質感や形状を確認する。『僭越ながら先程の練習の光景から二人に似合う物をご準備させて頂きました』という言葉通り基本的な所は一緒だが相手の物とはネクタイやデザインが違う所かあってそれぞれ個性が出ているようだ。『着替えた方からこちらで髪のセットをさせていただきます』と言われると早速着替え始める。普段の服に比べてフォーマルな格好で相手のスーツともまた違うかちっとした印象の服だ。首元には黒いクロスタイにエメラルド色の飾りが付いている。グレーのベストを着てジャケットを羽織った所である程度着替え終わると先に支度を済ませようと執事長に向かう。髪をセットして貰っている間、相手ももう一人の執事がやってきて準備して貰うようだ。髪を留めていたクリップが外されて一旦全て下ろすと丁寧に前髪が分けられ、コテなどを使ってこの場所に相応しい身なりへと整えられる。ばっちり執事の格好にして貰うと相手の方を振り返って「そっちはどうだい?」とその姿を確認しようとして)

  • No.7249 by 探偵  2024-11-26 07:57:13 


な、……お、なかなか似合ってんじゃねぇか。新人執事っぽいが清潔感あって出来る奴って感じだ
(敬語を使っているのはデレデレしている時とまたなんとも不本意なことを言われ反論しようとするが思い当たる節がなくはなくて言葉に詰まってしまう、そうこうしているうちに執事長が戻ってきて着替えの時間となってしまった。見慣れない服装なうえコンセプトがしっかりしている店のためか服の素材も相応に良いもので感心してしまう。相手といえば相変わらず珍しい服に興味津々のようで熱心に手渡された服を観察していた。地.球.の.本.棚に突入しないことを願っていたがその前に着替えに意識は移っていったらしくこちらも続いて服へ袖を通していく。ワイシャツを着るまでは同じだが深紫のベストを着て首にはアメジストを思わせるブローチがついたループタイを付けた。ジャケットはよくある燕尾服のようで後ろの裾が別れているタイプのようだ。相手に続いてもう一人の執事に髪のセットを頼むと基本的な形は崩さず少し重めに髪をまとめるようにしてもらいよりきっちりとした印象になった。一通り準備が終わると相手から声がかかり体を向ける、いつもは流れるような髪型を崩して前で分けるスタイルにしてもらい格好もフォーマルになればなかなか様になっている、少々幼さが残るアンバランス感も女性に受けそうだ。胸のクロスタイに光るエメラルド色を見つければ「ちゃんとお前の色も入ってるし、執事長さんのセンスもいいな」と口角をあげて)

  • No.7250 by 検索  2024-11-26 11:46:26 

なら良かった。翔太郎も普段と少し雰囲気が変わって執事らしくカッコよくなったね。…本当だ。思わぬ所でまたお揃いのようだ。
(振り返ると燕尾服を着込んで大まかな方向性は変わらないもののより上品かつ清潔感のある仕上がりになった相手が居て思わず上から下まで観察してしまう。普段から相手の言うハードボイルド探偵としてきっちりとした格好をしているが重たく纏まったヘアスタイルも相まって洗礼された大人の印象が強くなった。こちらの格好も似合っていると言われると安堵したように表情を緩め、素直な感想を口にする。何度か普段とは違う着る機会もあったがその度に受ける印象は変わって新鮮だ。相手の視線が胸元に向かいクロスタイの飾りのことに触れると相手の胸元にもアメジストのブローチが付いていることに気づいてそれぞれに結びついた色を纏っていることにクスクスと笑う。恰好から執事の物になったところで『二人ともよくお似合いです。では少し早いですが慣れる為にも早速働いて頂きましょう』と執事長から指示を受ける。本番となれば少し緊張するがせっかくやるならばこの機会を楽しむべきだろう。『既に何人かのお嬢様が御帰宅されていますので常に気を配り、ベルで呼ばれたら要件を伺ってください』と初めの仕事を任されると「じゃあ行きましょうか、左様」と楽しげに普段と違う呼び方をしながら控室を後にして)

  • No.7251 by 探偵  2024-11-26 12:31:35 


これだけでも頼もしいもんだな。…えぇ。仕事の時間ですね、フィリップ様
(かつてパーティーに潜入した時にもフォーマルな装いをしたものだが執事となればより一層現実から外れた格好で浮き足立ってしまいそうだ。しかし互いの胸元にはお互いの色が添えられている、執事長が自分達の服装から選んでくれた色合いだろう。ワンポイントいつもの色があるだけでも何処か心強くて落ち着かない装いの中でも地に足をつけてくれる気がした。いつもの色を互いに携えた姿に相手は笑みを浮かべるがそれだけは見慣れたもので服装とのギャップに胸が跳ねてしまった。ここで動揺していてはまた執事長から言葉の鞭が飛んでくる、なんとかいつも通りの表情を取り戻せば早速表に出るように言われた。本番のディナータイムまではもう少しあるがある程度慣れておく必要もあるだろう。相手にいつもとは違う執事らしい言葉で話しかけられるとやはり笑ってしまいそうになるのだが咳払いをしてこちらもそれらしい返事をした。控え室を出て廊下を出ていよいよ客もといお嬢様がいる場所へ入ろうとした矢先、先程こちらの髪をセットしてくれた執事がやってきて『ここならちょうど良いですね。先にブロマイド用の写真を撮っても?』と声を掛けられる。状況が読めず「ブロマイド用?」と聞き返せば執事はカメラをセッティングしながら『今日は月に一度のイベント日でして、ディナータイムにご主人様が気に入った執事のブロマイドをご購入いただけるんです』と解説がなされた。ツーショットの写真撮影もあるらしいが月に一度新規で撮影されたブロマイドを購入できる日が設定されているらしく執事曰く『それはもうお嬢様方が大熱狂で…それゆえいろいろあるのですが』と言葉を濁しながらカメラをセッティングし終えると『まずはフィリップ様から。40ポーズほどいただきます』とさらりと言われあまりの多さに「そんなに撮んのかよ!」と思わずいつもの調子で叫んでしまい)

  • No.7252 by 検索  2024-11-26 14:41:21 


だから今日は人手が無いといけなかった訳か。え、僕たちは臨時だしそこまで撮らなくても…
(こちらが普段とは違う執事らしい口調で話しかければ軽く咳払いしてから同じように返される。先ほどはむず痒くて仕方なかったが今はそれに見合う服装をしたこともあって心が弾むと自然と笑みが浮かんだ。そのまま仕事にとりかかろうとすると相手の髪をセットしていた執事に声を掛けられる。今日は月に一度の大事なイベントの日のようでその為のブロマイドが必要らしい。恐らくメイド喫茶でいうチェキに近い物であり、大事な収入源だと察しがつけば今日という日時にこだわって人手が必要だった理由も頷ける。何やら言葉を濁す様子が少し気になるものの今日の依頼に付随するものなら引き受けるべきだろう。だがさらりと40ポーズ、つまり40枚の写真を撮ると言われると叫ぶ相手と反対に固まって困惑の声を洩らす。話を聞く限り日頃からこの執事喫茶を訪れている常連客用のイベントであり、今日だけの執事である自分達にそこまで必要ではないと意見しようとするが『いえ、寧ろ今日だけの幻の執事だからこそお嬢様方に沢山売れ…こほん、希少性を感じて頂き購入して頂けるのです』と妙に熱のこもった口調で説明がされる。それでも何とか説得をしてその半分の20ポーズにして貰うと早速撮影がされる。基本の立ち姿から紅茶のポットを持った姿、軽い笑みからクロスタイを直すような仕草など良くわからないようなポーズまで撮影されていけば『とてもいい感じです。では次は左様の撮影に致しましょう』と促され「交代だ」と相手と立ち位置を入れ替わって)

  • No.7253 by 探偵  2024-11-26 19:13:17 


夜に予約集中してたのもそのせいか。……いい練習になるかもな、これ
(ことのちゃんが何処まで執事喫茶の事情を知っていたのか分からないが常連客が喜ぶようなイベントデーに二人も人員が必要なほど執事がいないのはさすがにまずかっただろう、店長の焦りようをことのちゃんも見ていたのかもしれない。重要な日に執事をすることが発覚しますます責任が増していくがそこに写真40枚が課されると流石に叫んでしまった。写真を撮るだけとはいえ40ポーズとなるとお嬢様方の所へ行く前に疲労困憊になってしまいそうだ。なんとか相手と説得して半分の量にしてもらい相手から撮影が始まる。次々ポーズ指定をされ相手の写真が撮られていく、最初こそ固さはあったもののだんだん慣れて来たのか相手の所作もそれっぽくなって様になってきた。最後の一枚もなかなか絵になる佇まいで執事に入り込んでいる、あまり乗り気ではなかったが先に写真でそれらしい格好をすることでより執事という役に入り込めるかもしれない。なんせこの店では世界観を守ることが何よりも大事なのだから。相手に声を掛けられると「おぅ…じゃなくて、はい」といつもの口調を正しながら位置を交代する。二人が会話する間もシャッターが切られていた気がしたがそれは置いておきブロマイドを撮り始める。立ち姿から始まり跪いて手を取る仕草をしたりカトラリーを机に置いたりと店での振る舞いの一部を切り抜いたものが多くなかなかいい練習になった。一通りの撮影が終われば『ありがとうございます。それではホールの方をお願いします。ご主人様方がお待ちですので』とカメラを携えた執事は去っていって「いい準備運動でしたね」と口調は執事のものながら顔はニヒルな笑みを浮かべるとご主人様の待つホールへの扉を開いて)

  • No.7254 by 検索  2024-11-26 20:10:35 

それでは左様、一緒に行きましょうか。
(20枚という今まで撮ったことの無い枚数の写真を撮り終える頃には執事らしさというのが何となく分かってきた。今撮った仕草をするような人物を意識して動けば良いのだろう。相手に声をかけるといつもの口調を正しながら位置を交代する。少し離れた所から撮影の様子を観察していたがすっかり執事に成りきって居るのか随分と様になっている。一歩下がって仕えるような普段あまり見ない姿を熱心に見ていると様子を見に来た執事長が近くにやってくる。あの写真が今日来たご主人様達に販売されると思うといても立ってもいられず相手が撮影に集中している間執事長に「今日の報酬の一部として今撮ったブロマイドを貰っても良いかい」と交渉する。執事長から紳士的な笑みと共に了承の返事を貰うとますますやる気が湧くのを感じながら相手の撮影が終わるのを待った。撮影をしていた執事が去っていき相手に丁寧な口調で声をかけられると小さく笑いながら頷き、弾んだ声を返すと相手と横に並んでホールへの扉をくぐった。ホールの方もお屋敷のような内装で家具の一つ一つも気品のあるチョイスで統一感のあるインテリアで纏められているようだ。ホールに入った途端何人かのお嬢様からの視線を感じる。その内の一人がベルを鳴らしたのを聞けば早速そちらに向かう、食事を終えた皿があるのに気付くと「こちらお下げしても宜しいですか」と教えて貰った言い方で声を掛けて執事としての仕事をこなして)

  • No.7255 by 探偵  2024-11-26 21:03:04 


__えぇ。今日だけのお手伝いですが、誠心誠意お仕えさせていただきます
(こちらがブロマイド用の撮影をしている間相手は少し離れたところで執事長と何かを話している、内容は分からないが清潔感があり統一感のある装いの二人が並んで立ち話しているのはかなり絵になっていて相手が自分ではない誰かと良い収まりになっているのに少々胸がザワついた。そんな僅かに嫉妬を滲ませた瞬間の顔もこっそり撮られていることには気が付かず無事に撮影を終えれば執事らしい口調で気合いを入れ直してから相手と共にホールへと出た。控え室や廊下もなかなかに浮世離れしていたがホールはお屋敷の様相をしていてさらに別世界のようだ。圧倒されそうになるのをなんとかすました顔でやり過ごしていると相手が早速ご主人様に呼ばれてテーブルの方へと移動する。それを目線で追っていると隣のテーブルの女性のカップが空になっているのに気が付いた。紅茶やコーヒーはポットでサーブされてカップへ注ぐのは執事の役目、テーブルへ近づき「失礼します」と声をかけてから紅茶をカップへと注ぐ。見慣れない執事二人にホールは明らかに色めきだっていて紅茶を注いでいたお嬢様に『新しく屋敷にきた執事さんですよね?』と声を掛けられる。相手の方をちらりと見てから言葉遣いは事務所と同じように、しかしハードボイルドではなく先程教えられた通り執事らしい口調で答えれば『やっぱり!』と興奮気味の返事がされた。事務所ではこういう丁寧な口調をハードボイルド探偵らしく話すと大体変な顔をされるのだが今はその雰囲気はない、一体何が違うのかと少々腑に落ちないままポットを元に戻すと『ということは夜は二人のブロマイド買えるってこと?』と早速先程の写真が出てきて「えぇ」と答えればさらに周囲は色めきだって異常な反応に思わずまた相手の方を見てしまい)

  • No.7256 by 検索  2024-11-26 21:51:00 


ご挨拶が遅れました、わたくしフィリップと申します。こういった場は不慣れなのですが何なりとお申し付けください。
(今までは学ぶことや下準備が多かったがこれからが依頼のメインであり、重要な接客の機会だ。全てに気を配るようにと執事長に言われたことを守ろうと空いた皿を下げに行く。相手もその隣のテーブルについたことを何となく横目で見ながらそのまま裏に持って下がろうとするが『お名前聞かせて貰って良いですか』とお嬢様に問われまだ自己紹介してなかったことに気付く。最初の方に教えて貰った通りに胸に手をやってから一礼して自らの名を名乗る。接客ならば多少愛想も必要だろうと意識して微笑むようにすれば何となく他の席から視線が、正確に言うと新人と相手に注がれているような気がする。その間相手の方でも会話が進み、先程のブロマイドの件に相手が返答をすると周囲が色めきだつような妙な反応が起こる。無意識に相手の方を見れば目が合うもその要因が分からなくて僅かに首を傾げる。いつもならば直ぐにどういう事か尋ねるのだがご主人様へこちらから過度な声がけはNGらしくブロマイドについて執事の方から聞くのもあまり良くないだろう。名前を名乗ったお嬢様からも『フィリップさん、良い名前ですね。後からブロマイドの方も沢山購入させて貰います!』と妙に気合いの入ったように言われるがイマイチ状況が飲み込めないまま「あ、ありがとうございます…?」と返すしかなかった。執事の誰かに聞こうとも思ったが皿を裏に返しにいくと直ぐにベルが鳴らされてそんな暇もないまままた別のお嬢様の元に向かう。次に頼む紅茶の相談を受け、以前検索した知識から茶葉の特徴や味の雰囲気を説明する。自分達がここに来た時よりもオーダーの頻度が上がっているのを感じながら執事の仕事をこなしていき)

  • No.7257 by 探偵  2024-11-26 22:32:40 


お、…私は左.翔,太.郎と申します。以後お見知りおきを、お嬢様
(相手の隣のテーブルで接客していると相手が自己紹介をしているのが見えてついつい意識が持っていかれそうになる、無邪気に輝く笑顔を見る機会が多い分敢えて控えめに微笑む姿はあまり見られるものではない。執事としてある意味で作っている笑顔なのは分かっているのだがどうにも落ち着かない、執事喫茶ならメイドよりはマシだろうと思っていたが結局相手が他人に取られたような気になるのは同じだったようだ。そんな状態で『あなたの名前も教えてくれる?』とお嬢様から問われて咄嗟にいつもの一人称が出てしまいそうになる、それをなんとか飲み込んで相手に習って微笑みと共に自己紹介した。たどたどしい態度にお嬢様はクスクスと笑いながら『左ね。貴方達がいるならこのままディナータイムも入っちゃおうかな』と上機嫌に返事がされる、ディナータイムに入るのはブロマイドのためだろう。想像以上に今日という日は特別でブロマイドは重要な位置付けにあるものらしい。謎が解けないまま暫く接客を続けていればランチタイムが終わる時間になったようで一旦お嬢様方は退店、もといお出かけしていった。「いってらっしゃいませ」とお見送りの言葉と共に最後のお嬢様が出ていく、相手と先程写真を撮ってもらった執事との三人になり「そろそろブロマイドがなんなのか教えてくれねぇか?」と先程濁された言葉の続きを執事へと聞いてみる。彼は少々迷ったようだったが『実は…ブロマイドが購入出来る特別な日を設けた結果ご主人様には大変ご好評いただいているのですが、少々熱が上がりすぎてブロマイドの売上競走が起こっているのです。特にランキングなど設けていないのですがご主人様の間で【自分の推し執事のブロマイド売上を一番にしたい】という心理が起きておりまして…お気に入りの執事が好きなご主人様同士で徒党を組んでいるような状態です。さらに厄介なのが、その…執事同士でもその争いを重視する流れになっておりまして、ブロマイドの売上が高い者が偉いのだと、なんともお恥ずかしい空気が生まれているのです』と説明がされた。ここまでの店内の雰囲気でいえば優雅で浮世離れした異世界だったが今日この日のディナータイムだけは熾烈な空気になるらしい、とんでもない日に執事になったことを今更思い知れれば「マジかよ…」と絶句するしかなくて)

  • No.7258 by 検索  2024-11-26 23:02:18 

…つまり、このイベントの日は執事ごとのブロマイドの売上数でお嬢様同士で争っていて上位になりたい執事がそれを煽っているってことかい?
(こちらが接客する間も当然相手は他のお嬢様に向けて接客をしていて、穏やかに会話をする様子を見るのはあまり面白くない。馴れ馴れしく苗字を呼ばれていることに偽名を使うべきだったかとも遅れて思ったが根本はそこではなくてこの依頼が終わるまで我慢が続きそうだ。その後も何人かのお嬢様に挨拶をして紅茶を運んだり軽い会話をしたりしていればランチタイムが終わる時間になって最後のお嬢様を執事達で並んで見送る。一旦店を閉めた形になった所で相手がブロマイドの話を切り出せば執事は少々悩みながらもその仕組みを説明し出す。その中身はなんとも厄介そうな物でブロマイドの数で人気投票のようなものが行われているらしい。認識を確認するように問いかけると『ええ、よりブロマイドを多く買ってくれたお嬢様に過剰なサービスをして更に買って貰おうとする者も居ますし、お嬢様の方も熱が上がって大量購入なさったり見返りを求める方が居たりするのです…』と今まであったことを語られる。ブロマイドの売上の一部は執事本人に返ってくる事を考えれば分からなくもない傾向ではあるがこの落ち着く店のコンセントからは少し外れているようにも思える。そして自分と相手にそれぞれブロマイドを買う意志を示したお嬢様の存在を思い出して「もしかしてさっき撮ったブロマイドで僕達もその争いに参加することになるんじゃ…」と呟けば『執事長も比較的この流れには賛成の立場なので機体を寄せられている左様とフィリップ様も対象です』とキッパリ言われ思わず相手と顔を合わせて)

  • No.7259 by 探偵  2024-11-27 07:51:55 


なんだそれ、ホストに片足突っ込んでんじゃねぇか!……な、おい待て!さすがにそんなこと聞いてねぇぞ。俺は出るからせめてこいつは外してくれ
(ブロマイドを取り巻く状況は今日ここに来た自分達が聞いた限りでも異様な状態だ、最初はなんてことの無いサービスだったはずが徐々にエスカレートしてしまった結果かもしれない。だがこの優雅な空間の中で目に見える形の売上競争が起こっているとは、相手が確認を取るように問いかける内容も肯定されてしまい執事喫茶からかけ離れたイベントに思わずツッこむように叫んでしまう。さらに執事から既にブロマイドを掛けた行為が双方過剰になっていることを聞き二人共が対象だと聞けば相手と顔を合わせる、執事喫茶として想像を超えている上相手も対象となれば聞き捨てならず思わず口を挟んだ。自分だけならまだしもこのまま相手までディナータイムに出ることになればその過剰なサービス合戦に確実に巻き込まれることになる。相手を男女の欲望が渦巻く場に入れたくない。あの執事長はこの件に賛成しているならばあえてこの事実を隠していた可能性が高い。バツの悪そうな顔を浮かべた彼が『私も執事喫茶とは高貴で優雅な空間であるべきだと思いますのでこの流れには反対なのですが…』と言いかけたところで『それはお前がブロマイドの売上を上げられないからだろう?』と背後から声が聞こえてきて思わず振り返る。そこにはひとりの執事が背後に二人ほど別の執事を従え立っていてこちらを見て鼻で笑っていた。見た目は高貴で品があるが明らかにプライドが高そうだ、彼が諸悪の根源だろう。こちらへ近づいてきた彼は執事らしく優雅にお辞儀をし『初めまして荒木と申します。今日はせいぜい私の引き立て役として頑張ってください、臨時雇いくん』と明らかにこちらを見下す挨拶をされると「あ?」と思わず怒りを滲ませた声を出してしまい)

  • No.7260 by 検索  2024-11-27 10:36:18 

翔太郎! …それで執事内でも派閥が出来てしまっているのか
(高貴な見た目からは想像も出来ないイベントの内容に圧倒され、自分達もその対象だと言われると顔を見合わせる。その熾烈とも思える争いから自分だけ外すように求める相手に腕を軽く引き自分は大丈夫だと伝えようとするがその前に背後から第三者の声が挟まる。振り返れば高貴な見た目の執事とその後ろに付き人のような執事が二人立っていてディナータイムからの出勤なのだろう。こちらに近付いてきてお辞儀をする姿は完璧な執事の装いだが告げられた言葉は明らかにこちらを見下したような内容かつ馬鹿にしたような声色でとても執事らしいものとは思えない。隣で怒りを滲ませた声が聞こえれば相手を抑えようとするが荒木と名乗った執事は『そんな直ぐに感情を表に出すようならばますます私の相手では無いですね。今日は夏目も不在なら余裕でしょう』と言ってから去っていく。後ろに着いた執事も一礼こそするものの一瞬睨みつけるような態度をした後荒木に着いていく。その様子を見届けると彼が小声で『あの方が前回の一位の荒木様でその後ろに居る方達も荒木様のグループの一員です。普段は中立かつ穏便派で二位の夏目様やその他の方も居るのですが今日はお休みなので…』とこの執事喫茶の現状を明かす。執事の方でもより多くのブロマイドを買ってもらう為に派閥よようなものがあるのなら荒木は対抗馬が居ないのもあってますます調子づいているのだろう。先程は抑えに回ったが相手も含め眼中に無いという態度は気に入らない。顎に手をやり少し悩んでから良い考えが浮かぶと悪そうな笑みを浮かべて「翔太郎、臨時執事の立場の僕達が健全な方法でブロマイドの売上一位を取ればあの鼻を明かせると思わないかい?」と提案して)

  • No.7261 by 探偵  2024-11-27 12:37:57 


……いい考えだぜ相棒。あいつにあのまま言われっぱなしは気に食わねぇし、まだちょっとしかホールに立ってねぇがあの雰囲気を壊すのが正しいとは思えねぇ。あいつを止めるためにも俺達で一位を取ってやろうぜ、フィリップ
(明らかに馬鹿にした言い方にこちらが怒りを顕にするとさらにこちらを煽る言葉を嘲笑と共に投げられてしまいますます青筋が立ちそうになる。だが言い返せばさらに向こうの思う壷で荒木達はこちらを馬鹿にし牽制しながらその場を去ってしまう。怒りが収まらないでいると彼はさらに現状を教えてくれる、本来抑止力になるはずの人員が今日は軒並み休んでいるのだという。そうとなれば荒木達はブロマイドを買わせるためにあらゆる手を使うだろう、ディナータイムにはアルコールが出るのを考えればますますサービスは過剰になっていくはずだ。売上が高いからと好き勝手に振る舞う様に未だイラついていると相手から荒木の鼻を明かす作戦が提案されて、一瞬固まったあとにニヤリと自信を滲ませた笑みを浮かべる。売上を振りかざしてふんぞり返っているならその座を奪ってやればいい、しかも荒木達がやっている過剰なサービスではなく正真正銘執事としてだ。執事として働くならば今回の依頼の範囲内、相手が変なことに巻き込まれることもないだろう。今のイベントデーは聞きかじっただけでも明らかにこの執事喫茶の雰囲気にあっておらず将来的に店のためにもならないはずだ、それが分かっているから彼もこのイベントに難色を示していたのだ。二人の会話を聞いて彼は驚きの表情を浮かべ『そんなの無理ですよ!』と止めにかかろうとするが直ぐに勢いが弱まる、そして『一位になるのはかなり難しいと思いますが…でも私は店が前の雰囲気に戻るならお二人に勝ってもらいたい。だから、私からもお願いします』と頭を下げられてしまった。これは追加依頼と捉えて良さそうだ、「任せとけ、俺達で真正面から売上一位を取ってやるよ…じゃなくて取ってみせましょう」と最後は執事らしさを取り戻しつつ返事をし)

  • No.7262 by 検索  2024-11-27 14:32:44 


ああ、ちゃんと売上を出すなら執事長からも文句は言われないはずだ。二人で40枚なら条件も揃っている、執事としても僕達のコンビが出来ることを見せつけましょうか、左様。
(この状況を引っくり返し鼻を明かす作戦を提案すれば相手もニヤリと笑って話に乗ってくる。あんなこちらをコケにするような宣戦布告を受けて黙っては居られない。荒木を妨害するのではなくイベントのルールに則って勝負するなら文句も言われないはずだ。それに丁度ブロマイドも半分ずつ撮って二人合わせて他の執事と同じだけの種類がある、荒木達に既に固定客がいることを考えれば二人で一人はちょうど良いハンデだろう。そうやって話を進めていれば彼が言葉を挟む、最初は止めようとしていたが今のイベントの姿勢に思うところがあるようで視線を迷わせてからこちらを向くと頭を下げて一位になることをお願いされて相手と一緒に得意げに笑う。今までも何度かこの街で一位をかっさらったのだ、相手とならば執事としても実力を見せられるだろう。相手に倣ってそれらしい口調で同意を示すと『私も微妙ながら協力します』と彼が申し出てくれて頼もしい仲間も出来た。改めて彼に今回のイベントの説明を受ける。基本的な接客の内容は先程のランチと変わらないがディナータイムでは薔薇の花が使われるそうだ。来店時に一本貰い、そしてイベント時限定の料理や紅茶を頼むと更に一輪、またバラの花単体の購入も出来るらしい。その薔薇の花を推しの執事に渡し、その御礼という形で執事は自分のブロマイドを返すシステムらしい。つまりご主人様から沢山薔薇の花を貰えた人物が売上上位であり、イベントの最後にはその薔薇の花束が執事に送られる為推しに豪華な物を送りたいと考えるご主人様が後を絶たないとのことだ。「既に荒木達を好きなご主人様達はそこに薔薇を送るだろうからどちらかというと新規や悩んでいる人にアプローチした方が良さそうだ」と作戦を提示してみて)

  • No.7263 by 探偵  2024-11-27 19:39:58 


そうだな。今日休んでる中立派の夏目って執事が二位までつけてんならご主人様の中でもこの現状を良しとする人とあまり乗り気じゃねぇ人で別れてるはずだ。俺達は夏目派のご主人様を取り込みつつ新規層の薔薇まで貰えれば勝ちが見えて来るはずだ
(向こうはベテランのナンバーワン執事、対してこちらは今日執事になったばかりの新人でブロマイドの数も半分ずつの『臨時雇い』だ。ひとりでは到底敵わない相手だが二人で一人で挑むのならば話は別、二人ならば単純な二人分よりも更に力を発揮できるのが自分達なのだから。新たな依頼も追加されイベントデーの詳細な内容が伝えられる、薔薇の代わりに渡すブロマイドは渡された時点では中身が分からないランダム式になっておりそれが購買意欲を更に掻き立てているらしい。営業の最後にお気に入りの執事が大量の薔薇の花束を抱えている姿はさぞお嬢様方には誇らしいものだろう。相手の作戦に頷いてさらに情報を整理していく、執事に派閥が出来ているのと同じように推す執事によって同じくご主人様内にも派閥が出来ているはずだ。今日は穏健中立派が軒並み休んでいると言うのなら普段彼らに薔薇を渡す層を取り込めるかもしれない。とはいえナンバーツーの夏目という人物に肉薄するほど良い接客をしなければ薔薇は貰えないだろう。これはますます気の抜けない時間を過ごすことになりそうだ。そうやって作戦を立てながらホールの片付けなどを終えいよいよご主人様をお迎えする時間となる。入口にズラリと今日出勤の執事が並べば当然荒木もそこに並ぶわけで相変わらずこちらを嘲笑いながら見下した視線を向けてくる。鬱陶しい目に思わず睨んでしまうと『相変わらず喧嘩っ早いですねぇ、さすが臨時雇いくん。二人が束になっても私の足元に及びそうにない仕上がりです』とまた調子づいた言葉を投げてくる。ますます眉間の皺を深くさせながら「笑ってられんのも今のうちだぞ」と威嚇するように言えば、一瞬の間があったあと荒木と取り巻き達が高らかに笑い出す。不快な笑い声をあげながら『私に勝つつもりなんですか?そのギャグ面白くもなんともありませんよ?』とさらに煽られ思わず「なんだと…!」と体が動きそうになって)

  • No.7264 by 検索  2024-11-27 20:13:53 

翔太郎、押さえて。だけど君たちよりもご主人様達の心を掴むつもりなのは確かだ。なので今夜はくれぐれも宜しくお願いします、荒木様。
(今回の方向性は決まったもののそれを実現させるのは容易ではない。この現状を良しとしない人達や単純に執事を求めている人にいかに刺さる接客が出来るかどうかが鍵になりそうだ。そうして作戦や彼のアドバイスを受けるなどをしながら片付けをしていよいよディナータイムが近付いてくる。初めに入ってくるご主人様はどうやら予約客が大半らしく全員で出迎えるのが習わしのようだ。それに倣って入口に並んでいると荒木が相変わらず見下した目で見てきて更に調子づいた言葉をかけてくる。相手か好戦的な言葉を投げかけると取り巻き達と共に馬鹿にしたように笑い出してますます偉そうな態度を取る。それに腹を立てた相手が一歩踏み出そうとするのを隣で止めて落ち着かせるように声をかける。だが煽られて火がつくのはこちらも同じで彼よりもご主人様達の薔薇を貰うと宣戦布告すれぱわざと執事らしく丁寧な口調で煽る言葉を送る。『ふん、そんな大口を叩いて負け犬になって恥ずかしい思いをしなければ良いですね』と言い放って顔を背けるのを見ればますます勝たなくてはと気合いが入る。執事長がやってきて『それではご主人様達をお迎えいたします』との声の後、ディナータイムの始まりを告げるベルが鳴ると初めのお嬢様がやってきて皆で一礼し「おかえりなさいませ、お嬢様」と出迎える。そのお嬢様は執事の顔をざっと見るなり『荒木、今日も来たわよ』と声を掛け、それに笑顔で答えた荒木が席へとエスコートする。やはり最初のご帰宅を狙うような固定客が彼には着いているようだ。続いてのお嬢様も取り巻きに声を掛ける中、その次のお嬢様2人組は慣れていないのかキョロキョロとしているのが見受けられると相手に目配せしてから近付き「お嬢様、お席にご案内いたします」と申し出て中へとエスコートして)

  • No.7265 by 探偵  2024-11-27 20:33:47 


、すまねぇ…___おかえりなさいませお嬢様。お早いご帰宅は私も大歓迎です。どうぞこちらへ
(散々な煽られように思わず体が動いてしまいそうになるが右隣からそれを制されて我に帰る、今から優雅で浮世離れした執事になろうというのに心乱されていては勝負に挑む前に負けてしまう。相手に一言入れながら軽く息を吐いて気持ちを整えた。執事長からご主人様を迎えることが告げられれば「いくぜフィリップ」と気合いを入れるように小声で言う、これでこの口調は暫く封印だ。一番最初に入ってきたご主人様は荒木が目当てらしくいの一番に荒木が動くと彼女の前へと踊り出てエスコートを始める。その時点で既に手を取りテーブルへと案内していて特別な雰囲気を醸し出していた。次々お嬢様が入ってきては応援する執事に声をかけホールへと移動していく、しかし次に入ってきたのは自分達が狙う新規客のようで相手に目で合図をすれば彼女達を任せることにした。次に入ってきたのはランチタイムにみたお嬢様で思わず反応してしまう、それを満足気にみたお嬢様は『約束通り来たわよ、左』と声をかけられにこやかに応対した。幸先の良いスタートに彼女をエスコートして席へと案内すれば椅子を引いてメニューを手渡す。その間に荒木と常連客とは異質な存在感を放っていて、荒木をテーブル横に跪かせたお嬢様は『まずはファーストローズね』と薔薇を荒木に早々に渡していて)

  • No.7266 by 検索  2024-11-27 21:14:45 


初めての紅茶であればやはり紅茶の香りと色を楽しめるダージリンはいかがでしょうか。雑味もなく普段緑茶を嗜んでいらっしゃるお嬢様のお口にも合うはずです。
(相手に目配せしてから二人組のお嬢様を席に案内してそれぞれ椅子を引いて座ったのを見てからメニューを手渡す。この場の雰囲気に圧倒されている二人を見ながらちらりと相手の方を向けばランチタイムに見たお嬢様の姿があってにこやかに対応する様子に少し胸がざわつく。だが荒木に勝つ為にはヤキモチを焼いている場合ではない。視線を戻せば『こういった場所も紅茶も初めてで…おすすめとかありますか?』と問われ、彼女達の飲み物の好みを質問してから絞るとメニューの中からおすすめの茶葉のページを開いて説明する。短い間にメニューの中身を覚えて良かったと密かに安心していると荒木の案内したお嬢様の所ではテーブル横に跪いた彼に早速薔薇を手渡している。一応名目としてはご主人様の奉仕への感謝の気持ちとしてご帰宅の前に渡す物らしいが彼らにとってはチップのようなものなのだろう。ナンバーワンを推すお嬢様の姿を横目に見ながらも『じゃあおすすめして貰ったこれにします』とお嬢様にオーダーを頂けると「ありがとうございます、それではお嬢様に相応しい紅茶をいれて参ります」と穏やかな笑みを意識して浮かべ、一礼してから一旦裏にオーダーを伝えに行く。再びホールに戻った所で荒木達のいるテーブルの前を通ると『あら、新しい執事?』とあのお嬢様に声を掛けられる。どうするか迷ったものの執事ならばどのご主人様にも同じ対応だろうと「ええ、本日だけではありますが新人のフィリップと申します」と自己紹介してから一礼すれば『へぇ…、確かに良い顔してるわね』と何処か値踏みするような視線を向けられ)

  • No.7267 by 探偵  2024-11-27 21:50:09 


同じ、…香り高くてミルクと……あ、アッサムのミルクティーですね!
(ランチタイムのお嬢様と会話を交わしながらちらりと相手の方をみれば初めてのお嬢様二人にうまい具合に紅茶を進めている、順調そうだがあまり見慣れない相手の姿や言葉がこちらに向けられていないのはなんとも胸がモヤモヤする。心ここに在らずなのが見抜かれたのかお嬢様からは『お昼と同じのがいいわ』と言われて固まってしまった。必死に記憶を巡りカップから漂った香りとホールに出る前に詰め込んだ知識をなんとか引っ張り出して正解へとたどり着いたが、思い出せたのが嬉しくてつい顔を明るくさせながら返事をしてしまった。直後執事らしくないことをしたのに気がついて咳払いをするも『及第点ね』と笑いながら言われてしまい返す言葉もない。笑みを作って誤魔化しつつ裏にオーダーを伝えに行こうとしたがその前に相手が荒木贔屓のお嬢様に呼び止められているのが見えた。彼女の値踏みするような目線に表情を崩さないように必死になっていると彼女は荒木に『一日なんて言わずずっと雇ったらいいんじゃない?』と話を振る。水面下でやり合っていることを気づかれないよう荒木は軽く笑うと『何をおっしゃいます、景子様には私がいるでしょう?』と片方の手を取り、もう片方の手を彼女の頬へと添えた。うっとりと彼女はそれを見つめていたがあれは明らかに主人と執事の距離では無い。あれが常態しているのかと横目で見つつ裏に注文を伝えていれば彼女は『でもあなたも私に仕えてくれるんでしょう?』と片手を相手へと差し出す。それは同じことをしろという意味で様子が気になるどころではなくなると思わず勢いよく相手の方を見てしまって)

  • No.7268 by 検索  2024-11-27 23:14:28 

…ええ、お嬢様の望みであれば精一杯お仕えさせて頂きます。 ですが私などがお嬢様の美しいお顔に触れるなど畏れ多いですから。
(他のテーブルのお嬢様方にも顔を見せに行こうかと思った矢先荒木推しと思われるお嬢様に呼び止められ、足を止めて会話をする。新人だと名乗れば彼女は話を振るが荒木をほんの一瞬こちらに鋭い視線を送るだけで軽く笑みを浮かべると慣れた仕草で彼女の頬に手を添える。主と従者の距離感よりも恋人に近いスキンシップにこれが過剰なサービスかと彼の説明を思い出す。まるで見せつけるような行為のインパクトに固まっていると満足そうな彼女はこちらを向いて手を差し出してくる。これに従えば同じく薔薇が一輪貰えるのかもしれないが自分達が行いたい接客はこれではない。視界の端で相手がこちらを見ているのに気付くと静かに微笑みを浮かべてお仕えしていることには肯定を示す。一方伸ばされた手は軽く包み込むように握ってから荒木のように安易に触れることは出来ないと遠回しに優しく告げる。そのままそっと手を引っ込めるよう促すように手を離すと同じことをしてくれると思い込んでいたのか呆然とするお嬢様に「何かありましたらまたお声がけください」と一礼してからそのテーブルを離れる。常連客と思わしき人達が若干ざわめいたのを感じながら立ち止まったままの相手の元にやって来ると「お嬢様から紅茶のオーダーですか?」と執事としての雑談を装いながら彼女に返した言葉に少し得意げな顔を浮かべて)

  • No.7269 by 探偵  2024-11-28 07:47:36 


…、…え、おぅ……いい感じだ
(荒木がお嬢様の頬に手を添えるのを見て直後相手にそれを要求しているのが聞こえると焦って執事であることを忘れそちらを見てしまう、あぁいうのをさせたくなかったのに早々に要求されてしまうとは思わなかった。あれくらいの接触は序の口という意味だろう。しかし相手はお嬢様の手を取るだけで実にスマートな言い回しで忠誠だけを誓う、お嬢様の気持ちを不快にさせない言い回しといい手だけは取る誠実さといい紳士的で素直にかっこいい。相手には可愛らしいと感じる機会が多いが珍しい感想を抱いてしまって勝手に動揺してしまう。相手はそのままテーブルを離れるが周囲の客、特に荒木を推すグループのテーブルからざわめきが聞こえる、今ので荒木とは違う派閥だとハッキリと周りに認識された事だろう。相手はこちらへとやってきて得意げな笑みを浮かべるが先程とは違う子供っぽい行為のギャップにやられてしまって心臓が跳ねてしまった。同時に全てが自分のものなっていない事実に思わず目を泳がせてしまう。だがここで嫉妬心が強くなれば相手と歩調が合わなくなってしまう、それでは同じ目的を達成することはできない。なんとか一言だけ絞り出すように言うとちょうど自分の紅茶の用意が出来たようで逃げるようにその場を離れてしまった。トレイにロイヤルミルクティーと紅茶についてくる薔薇を持って先程のお嬢様の元に戻る。動揺をなんとか抑えつつ「お待たせしました」と声をかけてポットからカップへお茶を注ぎお嬢様の目の前へ置いて、ついでご主人様につきひとつ用意されている花瓶に薔薇をさした。すると『あのフィリップくんと左は元からの知り合いなの?』と問われて「えぇ」と答えればお嬢様は面白いものを見つけたと言わんばかりに交互にその顔を確認する。楽しげな表情のままお嬢様は薔薇を一本手に取ると『それで、左はどういうスタンスなわけ?』と問われて先程の再現をするように手が差し出された。つまり自分はどちらの派閥なのかと問われているのだろう。相手に習いその手をすくい上げるように持ってその場に膝を着くと「もちろん、精一杯お仕えさせていただきます」と胸に手を添え相手と同じ言葉を口にした。新人二人共が荒木に反旗を翻しているのが示されるとホールはまたザワついていて)

  • No.7270 by 検索  2024-11-28 10:43:27 

私には勿体ないほど嬉しいお言葉とお気持ちです、お嬢様
(彼女の要求を上手く躱して自らのスタンスを示すことが出来れば立ち止まったままの相手の元に向かい成果を報告しに行く。だが相手は目を泳がせたかと思えば早々に去ってしまう。僅かに首を傾げるがあまり執事同士の私語は良くないだろうと一旦は気にしないことにして客席に目を向ける。すると荒木達のグループとは反対側のテーブルに座るお嬢様がベルを鳴らしてそちらに向かう。名前を名乗って一礼させて貰ってから軽食のオーダーを聞いているとホール内の気配が変わったこととお嬢様の視線が他所に向いたのを受け自分もそちらに目をやる。そこには昼間のお嬢様が一輪のパラを持ったまま相手に手を差し出している光景で先程の自分と同じものであるにも関わらず焦りが募る。動揺が隠しきれないままその光景を見ていたが相手はその手を取って跪くと自分と同じ言葉を告げてホールがざわめいた。新人がナンバーワンに歯向かう姿に驚いているのだろうが相手が荒木のような事をしなかった事に安堵していると傍にいるお嬢様に『案外表情に出るのね』とくすくす笑いながらご指摘を受けてしまった。誤魔化すように軽く頭を下げると『さっきの行動、とてもスマートでこのお屋敷に相応しい執事だったわ。良い物を見せてくれたお礼よ』と花瓶にさしてある薔薇を差し出される。雰囲気や言動から夏目派か穏便寄りのお嬢様だと察しがつくと笑みが浮かんでその場に跪いて謙遜の言葉を返しながら薔薇を受け取った。まずはこれで一本目だ。そのお礼として懐に入れていたブロマイドを差し出す。お嬢様が受け取って中身を確認すると目を瞬かせる。なにか不満な物か手違いがあったかと立ち上がってその様子を見ていれば『なかなか珍しい物が入っているのね』と楽しそうにその中身を見せられる。そこにはブロマイドの撮影として撮ったものではないその合間の相手と会話するツーショットの写真があって「えっ」と思わず素の反応をしてしまう。視界の端に写真を撮ってくれた彼が微笑むのが見えれば恐らく自分達には内緒で撮られて故意に混ぜられたものだろう。動揺の中楽しげに笑うお嬢様の視線を受ければこほんと咳払いしてから「なにゆえまだ私達は未熟者の新人ですので、本日はあちらの左と二人で一人の執事としてお嬢様方にご給仕させていただきます」とにこやかな笑みと共に相手を紹介しながら自分達のスタンスを表明して)

  • No.7271 by 探偵  2024-11-28 12:39:22 


えぇ、私達は二人でやっと一人分。しかし二人であれば二人以上のことができる、そういう関係です
(跪きながら自分達が荒木とは違うスタンスであることを示せば周りはどよめいて、しかし目の前のお嬢様はさらに楽しげに笑みを深めている。そのままの体勢で『いい忠誠心ね、左』と薔薇が差し出されて礼を言いながら受け取った。お返しとしてブロマイドを手渡すと『二人のために援軍呼んでおくわね』と言い添えられて言葉の意味を聞こうとしたがその前に別のテーブルでベルが鳴るとそのまま行くように言われてしまった。真意を聞けぬまま他のテーブルへとついて注文を受けていると相手がついていたテーブルから何やら楽しげな声が聞こえてちらりと目をやる、そこには自分と相手とのツーショットのブロマイドがあって思わず目を見開いた。撮影の合間に撮られていた分もブロマイドとしてカウントされていたらしい、ワンショットよりも少々気恥ずかしいものになんとか気を取り直してオーダーを受けていると相手がいつも通り二人で一人のキーワードを出していて思わず口角を上げてしまった。相手の話し声とこちらの様子からオーダーを取るお嬢様から『フィリップさんと二人で一人なんですか?』と好奇心のままに問われる。いつもならば真正面から答えるのは恥ずかしいのだが既に執事という仮面を被っているお陰かスムーズに答えることが出来る、それを聞いたお嬢様はさらに興味を持ったようで『さっきからお互い見てたのはそういう意味だったんですね』と指摘されてしまい思わず表情を崩しそうになるのをなんとか抑えた。少し相手をみる頻度を減らした方が良いのかもしれない。その後も少々会話を交わしたあとに注文品をテーブルへと持っていけばまた別の場所でベルが鳴る、そちらへと迎えばどうやら荒木派のテーブルだったようで値踏みするような視線がこちらを撫でた。素知らぬ顔で声をかければ『コーヒー』と一言だけ注文がされる、素っ気ない言い方に表情を崩さないようにしながら裏へオーダーを伝えるとワゴンが用意されミルやフィルターが置かれると「え、」と思わず声がでた。どうやらコーヒーはお嬢様の傍でいれるシステムらしい。一通りのものが用意されて『普通にいれても美味しくなるから大丈夫』と言われてしまうがそもそも普通にいれても全く美味しくできた試しがないのだ。相手に教えてもらいある程度飲めるものにはなったがそれを出す先が荒木派のお嬢様となると下手なものは出すことができない。いつまでも突っ立っているわけにはいかずワゴンを押して先程のテーブルへと戻る、「お待たせしました」と声をかけるが返事は返ってこず空気は重苦しい。この状態でまともにコーヒーを入れれる気がしなくひとまずコーヒーを挽き始めるが内心焦って気が気ではなくなっていて)

  • No.7272 by 検索  2024-11-28 16:01:06 

…、失礼いたします。私少々コーヒーの腕には自信がありましてお嬢様には最高の物を味わって頂きたい為、お手伝いさせて頂いて宜しいでしょうか。
(二人揃ったブロマイドの説明としていつものフレーズを口にすれば自然と笑みが浮かぶ。ブロマイド数で争っているイベントの中で取り巻きという形でもない協力体制にお嬢様は更に微笑んで『そう、ならば後から左さんとも話してみたいわ』と話してこちらも是非と返事を返した。一礼してから裏に下がり、オーダーを通してからあのお嬢様二人分の紅茶を運ぶ。その紅茶の映えるような真っ白なカップに丁寧にお茶を注ぐと二人から感嘆の声があがる。「まずは紅茶の香りを十分に感じてからそのまま味わってみてください。それからお嬢様のお好みに合わせて砂糖などを少しずつ加えると飲みやすいはずです」と言葉を添えると少々緊張した面持ちで紅茶を飲んだ二人の口元に笑みが浮かんだのが見えればこちらまで嬉しくなった。新しい物を食べた時に見守る相手の気持ちはこんな感じなのかもしれない。そうして見守っているとワゴンを押すような音がして視線を向ける。そこにはコーヒーの一式の道具を乗せたワゴンを押す相手が居て荒木派のお嬢様の元につくと早速準備を始めている。だが相手が声を掛けても殆ど反応はなく心なしか相手の背中が緊張で固まっているように見えると「少々お待ちいただけますか」とこちらのお嬢様方に断ってからそのテーブルに向かう。相手の横に並び一礼してからお嬢様に話しかけるとあくまで執事らしく自分の腕をアピールしながら手伝いを申し出た。こちらをちらりと見て返事がないのを肯定と堪えると「左様、カップなどの準備お任せできますか?」と言葉は執事らしいが普段通り相手に役割分担をお願いする。合わせて豆を挽くのを代わり、用意してもらった道具で事務所で淹れるのと同じように丁寧にコーヒーを抽出していき)

  • No.7273 by 探偵  2024-11-28 17:28:16 


…、……かしこまりました、フィリップ様。それでは私はその他の準備を
(自分が入れるコーヒーは良くて及第点、舌の肥えた人間なら飲むのを拒否されてしまう可能性もある。ましてや今目の前にいるのは荒木派のお嬢様だ、明確な敵意はないだろうが良くは思われていないのは態度からも明らかでコーヒーにクレームを入れられる可能性は十分にある。相手に教わったコーヒーの入れ方を必死に思い出しながら豆をひこうとするとその本人の声が隣から聞こえてきて思わず手を止め右隣をみた。どうやら相手がこちらに代わりコーヒーを入れてくれるらしい、相手のコーヒーならばきっと荒木派であってもお嬢様は満足してもらえるだろう。いつも通りに役割分担がされると緊張していた顔は途端に自信に満ちた顔へと戻って返事をする、相手がいるならばこの局面も乗り越えることができる。相手にミルを渡してその間にカップをセットしワゴン上にある物品を相手が使いやすいよう順に従って配置していく、これも何度も相手がコーヒーをいれる姿を見てきたからこそだ。相手が次の工程に移る度に道具を適切な位置に置き換えコーヒーを抽出する工程になるとお嬢様の方へ近づきテーブル上のものを整え不必要なものを片付けコーヒーを置くスペースを作る。その間一言も言葉を交わすことはなくて阿吽の呼吸で作業を進めていればいつの間にか周囲の目線がこちらへ向いているのに気がつく、どうやら二人で流れるように作業している様子に目を奪われているようだ。自覚してしまえばまた気恥ずかしくなってしまいそうで相手のコーヒーの香りを嗅ぎ集中力を取り戻すと作業を進める。相手がポットからカップにコーヒーをいれ終わるとお嬢様に「砂糖とミルクはいかがいたしますか?」と問う。『砂糖二つ』と相変わらずぶっきらぼうに言われるのも気にせず指定の角砂糖を入れると香りが飛んでしまわないよう優しく混ぜてからソーサーごとお嬢様の前に置き「お待たせいたしました」と一言添えて)

  • No.7274 by 検索  2024-11-28 19:58:28 

お嬢様のお気に召したようで何よりです。本日は中煎りのジャワコーヒーをご用意しました。香りと苦み、コクがあるのが特徴ですのでお食事だけでなくバターやクリームを使用したケーキなどに合わせるのもオススメな銘柄になっております。あとは…
(相手の右隣に並んで協力と役割分担を申し出ると相手の表情の硬さは解けて見慣れたものに変わる。他のことは全部任せることにして相手が用意してくれた器具をノールックで手に取り作業を進める。抽出に移れば数回に分けお湯を注ぎこの店のこだわりである豆の香りと味を十分に引き出す。満足のいく出来に仕上がると自然と笑みが浮かべながらすぐ目の前に用意してあるカップに丁寧に注ぐ、相手がお嬢様に好みを聞いてその通りに角砂糖が入れるとコーヒーの完成だ。そこで漸く周囲からの関心に気付くがやるべき事はやった。二人で横に姿勢良く並んでお嬢様の反応を待つ。お嬢様は目の前に置かれたコーヒーをじっと見てからカップを持つ、そしてゆっくりと口を付けるとその目が僅かに見開かれたようにも見えた。そして小さな声で『……美味しい』と零れるような呟きが聞こえると思わず相手の方を見て得意げな笑みを見せる。紅茶が主流な執事喫茶でコーヒーを頼むとは相当好きかこだわりがあるのだろう。ならばこのコーヒーがどんな物なのか説明を補足しようとするが話している間に段々と熱が入り、話し方は敬語のままでいつもの様にコーヒーの特徴を捲し立てようとし始めて)

  • No.7275 by 探偵  2024-11-28 20:34:10 


……もちろんケーキのご用意もありますのでなんなりとお申し付けください
(相手と完璧な連携を取りながらコーヒーを入れ終わりお嬢様へと出す、相手と並んで立ち固唾を飲んでお嬢様がコーヒーを飲むのを見守っていた。コーヒーをいれる間に粗相はなかったはず、準備は完璧であとは相手のコーヒーさえあればこの尖った空気さえ取り払えるはずだ。お嬢様はカップに口をつけて目を開くと待望の一言がこぼされて思わず相手の方を見る、ほぼ同時に相手もこちらを見ていて思わず喜びを滲ませた笑顔を浮かべてしまった。すぐに執事らしい姿勢に戻ると相手がコーヒーの解説を始める、お嬢様はコーヒー好きなようで最初こそ熱心に話を聞いていたが相手の話は全く終わりが見えない。口調こそ執事のものだがいつもの暴走特急が走っているようだ、お嬢様が目を瞬かせたのをみれば慌てて相手の脇腹を軽く小突いて無理やり相手の解説を終わらせる。それをみたお嬢様はクスクスと笑い始めて『本当に二人で一人の執事なのね、貴方達』と楽しげに言われてしまう、だが最初の刺々しい雰囲気はなくなったのなら何よりでこちらも軽く笑みを浮かべて「恐縮です」と答えていた。彼女は笑みのまま花瓶へ手を伸ばすとそこにさされている薔薇へと手を伸ばす、しかし見かねた荒木が素早く近づいてくると『失礼しますお嬢様』と彼女へ声をかけた。自分の客の薔薇は自分が手に入れたいのだろう。荒木は彼女の頬へと手を添え身を寄せると『後で特別なカクテルをご用意しますのでどうぞそれは私に』と吐息がかかる距離まで近づき耳元で囁く、どうやら薔薇を横取りしようという魂胆らしく思わず荒木の方を睨んでしまった。彼女はそれにまた楽しげにくすくす笑うと緩慢な動作で薔薇を取り荒木をじっと見上げる、そして『貴方からの嫉妬って最高』と悪戯に笑えば花びらにひとつキスを落としてから、彼女はこちらへと薔薇を差し出してきた。驚き固まる荒木を他所に『コーヒーの分は二人へ送るわ』と彼女が楽しげに言えば今度は荒木が静かにこちらを睨んでいて)

  • No.7276 by 検索  2024-11-28 21:28:08 

っ、失礼致しました。…! お嬢様、ありがとうございます。他のコーヒー豆もご用意しておりますので何かありましたらまたお声掛けください。
(熱心に聞いてくれるお嬢様を前にますますテンションは上がり更に続けようとするがその前に脇腹を小突かれてしまう。話が遮られたことに一瞬むっとするもお嬢様が楽しげに笑うのを見れば今が執事であることを思い出して軽く頭を下げる。だがコーヒーの味や二人での流れるような入れ方を認めてくれたようで素っ気ない態度は無くなって何処か満足そうに花瓶の薔薇に手を伸ばしている。だがその間に荒木が割ってきて吐息がかかりそうなほど近付くと美味しい話を囁く。交渉材料をチラつかせる卑怯な手に奪い取られてしまうと焦りが募るが彼女は楽しげにくすくす笑ってから荒木を見上げ、見せつけるようにこちらに薔薇を差し出してきた。彼と同様に一瞬固まるものの相手をちらり見てから代表としてその場に跪いて薔薇を受け取る。荒木推しでも良いと思った物には薔薇を送るタイプなのか、それとも敢えて他者に薔薇を送って嫉妬を煽って更なるサービスを期待する心持ちなのかは分からないが当初狙っていたご主人様の層以外から薔薇が貰えた意味は大きい。同時に油断ならない人物だと認識を改めたのか焦ったようにこちらを睨む荒木に敢えて笑みを向けつつお嬢様にコーヒーのお代わりのアピールをしてから一礼してワゴンと共に一度裏へと戻る。ホールから見えないキッチンの近くまで二人でやってくれば「出だしは思ったより順調だね」と少し小さめな声で相手に現在の成果の話題を振って)

  • No.7277 by 探偵  2024-11-28 22:23:44 


あぁ、助かったぜフィリップ。思ったよりも本来の執事喫茶を求めてるご主人様は多そうだ、このままいきゃ、っ
(荒木が横入りしてお嬢様を直接的に誘惑すればそちらに流れてしまうかと一瞬焦ったが薔薇はこちらへと差し出される。お嬢様が満足のいくコーヒーをいれたのは相棒なのだから相手が受け取るべきだろう、薔薇を受け取る瞬間にこちらも深く頭を下げた。顔を上げるもお嬢様の顔は相変わらず荒木の悔しげな顔を見ていて嫉妬を煽るための餌にされたようにも思うが一本は一本だ。二人でコーヒーをいれたのは軽いパフォーマンスのようにもなって自分達の存在をホール全体にアピール出来たことだろう、こちらを睨む荒木に相手と同じくすました笑みを浮かべながら一旦裏へと引っ込んだ。相手に小さな声で話しかけると頷き応える、新人だからという面も大きいが立て続けに薔薇を貰えるとは順調だ。こちらのスタンスもご主人様に浸透しただろうし荒木派と差別化すればさらに薔薇をいただけそうだ。そう思っていた矢先に上品なホールに似つかわしくない黄色い声が響いてきて言葉が途切れる、ちらりとホールを覗けばちょうど荒木の取り巻きがお嬢様の頬へキスをしているところで「あんなこともすんのかよ」と思わず呟いた。視線を戻せば裏手では先程まで紅茶が並んでいたのに今はカクテル等のアルコールの割合が大きくなっている、イベントはまだ序の口でここからどんどん羽目を外すご主人様が出てくるということだろう、相手に視線を戻せば「こっからが本番みてぇだな。変なことさせられそうになったら呼べよ。さっき助けられた分を返さねぇとな」と口角をあげて)

  • No.7278 by 検索  2024-11-28 23:37:33 

…なんというか未知の世界だね。…ああ、君も気を付けて。…そろそろ戻ろうか
(二人で裏に引っ込むと一旦執事の役を外して声を掛ける。相手の言う通り丁寧な接客で満足してくれるご主人様が想定よりも多く悪くない状況だ。二人でフォローし合うペアの執事というのも物珍しいようで注目度も高い。このまま行けば一位も夢では無いと思っていると黄色い声が聞こえて一緒にこっそり覗き込む。そこには堂々と頬にキスをする取り巻きの執事の姿があって今まで潜入した違法カジノや組織の取引現場とはまた違った意味での異様な光景に戸惑いの言葉を零す。自分がキスをしたいと思うのは相手だけで仕事とはいえ他の人にしようとは思わないが彼らはそれ以上にこの場で薔薇を貰うことに拘っているのだろう。裏で用意されるものもアルコールが混じっていよいよ本番という気配がすれば相手の言葉に頷く。酔った人間が思ってもみない大胆な行動に出るのは経験済だ。相手にも注意を払うように伝えると用意されたカクテルをトレイに乗せ改めて執事となってホールに戻る。荒木とその取り巻きは変わらずお嬢様と距離感が近く接しているのを横目に目的のお嬢様の元に向かい「こちら眠り姫のカクテルでございます」と言いながら目の前に置く。空になったグラスがある辺り既に飲酒しているようで『ずっとさっきから気になってたんだよね』とご機嫌に言われ、改めて自己紹介の後、先程のコーヒーの技術について積極的に問われると多少フェイクを混ぜながら会話を重ねて)

  • No.7279 by 探偵  2024-11-29 09:14:27 


それは光栄です、フィリップにも伝えておきますよ
(執事がご主人様の肌に触れるのもなかなかだったがまさか頬とはいえキスまでするなんて、あそこまでいけばそれこそホストと変わらないだろう。相手の呟きに頷くが執事喫茶は本来あんな世界ではなくランチタイムまでのような淑やかで上品な空間のはずだ。このまま荒木派に場を支配されるわけにはいかない。相手に「あぁ」と声をかけてからホールへと戻っていった。周囲を見回せばちょうど先程相手が案内していた新規のお嬢様二人のカップが空になっていてテーブルの方へ向かう。ポットから紅茶を注いでいると『さっきのコーヒー凄かったですね!息ぴったり!』と興奮気味に言われ軽く頭を下げて礼を伝える、先程の熱心な視線の中には彼女らのものもあったらしい。自分達もコーヒーを頼もうかとお嬢様が盛り上がっている矢先また黄色い声が上がってそちらを見れば荒木がお嬢様の耳にキスをしているところだった。妙な空気にホールが侵食されるなか視界の端に相手が映る、どうやら他のご主人様と何やら話し込んでいるらしい。相手が他人と話しているだけなのにあの特別な格好を見ているとどうにも胸が苦しくなってしまう。相手に目を奪われそうになっていると『執事喫茶ってあぁいうこともやるんだ』とお嬢様が呟く、その呟きで意識を戻すとお嬢様へと目を向け「あれが彼らのやり方ですが、執事はご主人様に尽くし敬い快適で上質な時間を提供するものだと私は思っております。ですので、もしそちらの方がよろしければ私とフィリップを選んでいただければ誠心誠意心を尽くさせていただきます」と胸に手を当て言えばお嬢様方は目を合わせて笑みを浮かべる。そして一本の薔薇が手に取られると『じゃあお願いします!』とこちらへ差し出された。跪いてそれを受け取ると『こっちはフィリップさんに渡しますね』ともう一本の薔薇が確約されて「恐縮です」とまた礼を述べて)

  • No.7280 by 検索  2024-11-29 12:17:08 

ええ、私のコーヒーを飲んで下さる方が笑顔になってくれる事が何よりも嬉しくてやり甲斐を感じる一時です。
(熱心にこちらの話を聞くお嬢様に先程のコーヒーに関する知識から自宅での入れ方のコツ、最近飲んだコーヒーの感想などを話す。『本当にコーヒー入れるのが好きなんだ』と言われると普段幸せそうに自分の入れたコーヒーを飲む相手の顔が浮かんで無意識に柔らかい笑みが浮かんでありのままの気持ちを明かした。そうしているとまたホール内に黄色い声が上がってそちらを見ればお嬢様の耳に口付けを落としている。その異様な光景もそうだが手元には貰ったであろう薔薇が3輪程見えて一気に数を重ねる様に胸には焦りが募る。それを横目に見ていたお嬢様が『フィリップ、これ貰える?』とメニューの中でも高級帯のワインを指さす。追加のお酒の注文に内心驚きつつ二つ返事で応えて裏に向かうとワインを持って戻ってくる。付属している薔薇の花を花瓶に挿してからグラスをお嬢様の目の前に置きワインを注ぐ。お嬢様はワインに口を付けて満足そうに微笑むと生けてある薔薇を手に取って『フィリップ』と呼ばれる。薔薇を頂けることを察して跪き、差し出された薔薇に手を伸ばす。だが受け取ろうとした途端薔薇ごとお嬢様の手に包み込まれて思わず顔を上げて彼女の顔を見る。何かあっただろうかと思うも彼女はご機嫌そうな笑顔のまま変わらず握られた手も解かれる様子がない。思わず「…お嬢様?」と問えば『向こうの子もしてたし、これくらいセーフでしょ?』と返される。確かに荒木達の行為に比べれば手を触れ合わせるなどまだ健全な行為だ。それで差をつけられた薔薇が貰えるならば良いのかと迷いを見せながらお嬢様を見つめていて)

  • No.7281 by 探偵  2024-11-29 14:36:44 


……え、…ありがとうございます
(新規のお嬢様の薔薇を貰いブロマイドを渡すと早速袋が開けられる、出てきたのは手を差し伸べる仕草をしている時のもので自分で見るには少々恥ずかしいものだ。だがお嬢様は少々残念そうにしていて『ツーショットあるんですよね?』と聞かれる。戸惑いながらも肯定の返事をすると『えーじゃあもっと薔薇買おっかな…』と呟きがこぼされた。お嬢様が楽しげにブロマイドについて話している間視界の端に相手が入ってそちらへ目を向ける。そこには膝をついて薔薇を受け取る相手がいて、それだけならば良かったのだがご主人様はその手をすぐ離さずに何処かうっとりと相手を見つめている。長い時間あの体勢でいるのだと認識した瞬間に一気に胸に感情が渦巻く、執事が持つべきでない激しい嫉妬の感情で体温さえあがった気がした。意識を完全に相手にもっていかれているとお嬢様から『早く行ってあげた方がいいんじゃないですか?』と声がかかってようやく目線が戻る。くすくす笑う彼女らから『めちゃくちゃ分かりやすい』と言われてしまい困ったように苦笑いすれば礼を言ってその場を離れた。お嬢様に話しかけられたこともあって多少は気持ちが落ち着く、軽く息を吐いてから相手の元へ向かう。未だ熱い視線を向けている彼女と相手が繋がる位置へ手を伸ばすとお嬢様の手を取った。同時に反対の手で相手の手を取るとお嬢様の視界から隠すように背中へと回してそのまま間に割り込むと相手を背後に隠してしまった。お嬢様の視界に入り込んでにこやかに笑うと「そんなにひとりの執事を見つめてちゃ他の執事が嫉妬しますよ。私もそのひとりです」とそれらしいことを言う。嫉妬した対象が違うのは脇に置いておいてそっと手を離すと「私達はお嬢様のお世話をするのが至上の喜び、どうぞその願いを叶えさせてください」と言うもその間も相手の手は背中で握ったままで)

  • No.7282 by 検索  2024-11-29 17:38:49 

…しょうた、左様。…お嬢様に楽しんでいただけているのであれば私達もご給仕し甲斐があります。先ほどお話させていただいたコーヒーもご用意しているのでまた何時でもお申し付けください
(伸ばした手は捕まえるように握られて離れる気配はない。こうやって触れること自体は確かに先ほど他の人にもしたことで禁止行為ではないのだが手を握られたままアルコールを含んだ熱っぽい目で見られるのはどうしていいか分からない。悪質ではないとはいえお嬢様の体温が自分の手に移り始めると流石に引っ込めようと軽く手を引くが逆に強く握られてしまった。どうするべきかと困っていれば誰かが近づいてくる気配を感じると共に繋がっていた手を取られてお嬢様よりも大きな手に包まれる。顔を向ければ相手の姿があってお嬢様との狭い間に割り込んできて思わぬ行為に反射的に普段通りの名前を呼び掛けて途中で何とか訂正する。相手はまるで存在を隠すように目の前に立って自分の代わりにお嬢様に話をしてくれるがその内容が彼女に嫉妬したと読み取れるものであれば一気に胸の鼓動が跳ねた。もっともらしいことを言いながらこちらから見える表情はにこやかな笑みではあるがその間も二人の僅かな間で手が握られていれば相手の感情が伝わってくるようだ。感謝の気持ちと申し訳なさを込めてぎゅっと手を握り返しながらお嬢様の様子を後ろから伺えば拍子抜けといった言葉が良く似合うように固まっていて更に相手が言葉を続ければ『すみません、調子に乗っちゃって』と手を引っ込めた。何とか分かって貰う事が出来れば相手の手をぎゅっと最後に握ってから離して相手の隣に立つ。今ので嫌な思いをしてしまわぬように言葉を続けつつあくまで執事喫茶の執事とお嬢様であることをアピールすると「お嬢様の気持ちありがとうございます」と薔薇を貰ったことを感謝してブロマイドを渡すと相手に目配せしてからテーブル離れ)

  • No.7283 by 探偵  2024-11-29 19:56:21 


……っ、…ご希望であれば私達がコーヒーをいれますので
(相手をお嬢様から隠してしまいその間もずっと手を握っているのは気が付かないままお嬢様の手を離せばその手は引っ込められる、どうやら事を荒立てずに済みそうだ。安堵していると不意に背後で手を強く握りかえされてそこでようやく相手と手を繋ぎっぱなしであるのに気がついた。目の前のお嬢様からは見えないだろうが周囲の、特に先程の二人のお嬢様には見えていたのではないだろうかと思えば動揺して目が泳ぐ、その間に手は離れて相手が隣へ移動しフォローをいれるがその間も気が気ではなくなんとか一言付け加えるのが精一杯だった。相手が無事に薔薇を貰えたのを確認してチラリと見やればちょうど目が合ってまた心臓が跳ねる、軽く息を吐いて気持ちを整えたところでベルが鳴ってそちらへと目を向けた。今の騒動の間にホールのご主人様は明らかに増えていて目を瞬かせる、呼ばれたのも後から来たご主人様のようだ。彼女らのテーブルに荒木派の執事は近づいていない、というよりお互い牽制しているような雰囲気だ。テーブルへ近づくとオーダーだったようで「お帰りなさいませ、何にされますか?」と会話を交えながら話していれば『君達が清美さんイチオシの執事かぁ』と言われてまた目を瞬かせる。「清美様って…」と心当たりのある方をみれば彼女、ランチタイムにもいたお嬢様がこちらに手を振っていた。どうやら彼女は夏目さんを長い間懇意にしているらしく夏目を推している人達との繋がりも多いらしい。今日彼が欠席だからと来ないご主人様が多かったようなのだが自分達が荒木派と真正面から対立するのを見て夏目派のご主人様に声を掛けてくれたらしい。「心強い援軍ですね」と口角をあげれば『執事喫茶らしいことしてくれるなら応援しなきゃね』と薔薇を差し出され膝をつけば有難くその一輪をいただいて)

  • No.7284 by 検索  2024-11-29 21:33:23 

お嬢様方の期待に応えられるように務めさせていただきます。
(こっそりと繋いでいた手を握り返すと露骨に相手の目が泳ぐのが分かった。どうやら無自覚だったらしい。先程の宣言通り相手に助けて貰った所でまたホールにベルが鳴る。目を向ければ複数人のご主人様のようで今度は相手と共にテーブルに近付く。その中にはランチタイムの時のお嬢様が居て会話の内容から状況が掴めてくる。イベントが月に一回の開催であり店の目玉に近いものであればその成果は今後の執事喫茶全体に影響する可能性は高い。その為昼間の様子を見て夏目と同じく荒木派に対抗できる力があると思ってくれたのだろう。ランチタイムの行動が実を結んだことに心が弾むと相手が薔薇を受け取る横で自分も頭を下げ、礼と意気込みを口にする。オーダーを承っていればお嬢様達の対応は相手に任せて一旦裏に向かう、その道中荒木派のテーブルの横を通ると相変わらず距離感近く給仕を続けているようだが先程から付いているお嬢様は変わってないように見える。薔薇をくれる人に一点集中という作戦かもしれないがやはり執事喫茶のコンセプトから離れている。横を通る際にジロっと睨まれたが気にもせず裏に戻り注文を伝え、用意されたワゴンをテーブルに運ぶ。ワゴンの上にはコーヒーを淹れる為の一式と数種類のケーキが乗っていて好きな物を二つ選んでもらうスタイルだ。相手とお嬢様の元に戻ってくると「お好きなものを左にお申し付けください」と役割分担を決め、傍らでコーヒーを淹れる準備をして)

  • No.7285 by 探偵  2024-11-29 22:19:16 


フィリップのいれるコーヒーは私も自信を持ってオススメさせていただいております。こちらのコーヒーに合わせるならミルフィーユかチーズケーキがオススメですがお嬢様のお好きなものを選ぶのが一番です
(心強い援軍を得たならばやることは変わらない、オーダーにコーヒーが含まれていればまた二人で一人の執事の出番だ。相手が裏へ行っている間に二人が今日だけの特別な出勤であくまでも執事らしく接客するスタンスであるのを説明すればお嬢様方からの反応はなかなか好感触なものだった。別のテーブルからは時折黄色い声が相変わらず上がるがそちらのテーブルとはまた一線を画す優雅な雰囲気をこちらは保っている。お嬢様方が努めて上品さを保ってくれているおかげだろう、こちらもやりやすい限りだ。相手がコーヒーのセットを持ってくれば役割分担が決められてコーヒーを相手に任せてこちらはお嬢様と会話しながらケーキを給仕していく。その間にもさりげなく道具を片付けたりコーヒーがいれ終わりそうなタイミングとカップを用意したりと二人で流れるように阿吽の呼吸でコーヒーセットの準備を進めていく。すると相手が最初についていた新規のお嬢様達のテーブルの二人がまたじっとこちらを見ていたようで『私やっぱりツーショット欲しいから薔薇渡す!』と宣言するのが聞こえた。それを聞きつけた接客中のお嬢様方も『ツーショットなんて珍しいものがあるの?』とこちらへ目を向ける。コーヒーを入れられたカップをお嬢様の元に置きながら「私達はひとりでは未熟の臨時執事ですので、本日は二人で一人の執事としてお仕えさせていただいております」と相手の言葉を借りて返事をすれば『確かにこれを見せられたらツーショットが欲しくなるわね』とお嬢様方は頷きあって、給仕が終わったタイミングで先程の注文分の薔薇全て、相手とこちらにそれぞれ二本ずつが一気に差し出されて)

  • No.7286 by 検索  2024-11-30 00:48:49 

お嬢様の為に特別なコーヒーをご用意致しました、是非お召し上がりください。 …良いのですか?
(相手の説明のおかげでテーブルには優雅で温かな空気が満ちていて早速役割分担で給仕を始める。相手がお嬢様の希望を聞いてケーキを皿に乗せていくがその間もコーヒーが淹れやすいように道具の位置を変えてくれたり用意してくれるおかげで集中が出来る。丁寧に抽出している間ツーショットの話題がお嬢様の間で広がり、相手が二人で一人の執事だと口にすれば口角が上がった。自分がカップに綺麗な色に仕上がったコーヒーを注ぎ、相手がお嬢様の前に運ぶと簡単に道具を纏めてからその横に並ぶ。すっかり普段は撮られないツーショットがブロマイドの当たりのような役割になっていることに照れ臭さを覚えるが二人のコンビを認めてくれてると思えば悪くない。柔らかな笑みと共にコーヒーを勧めるとお嬢様からはそれぞれ二本ずつ薔薇が差し出されて目を瞬かせる。思わず薔薇とお嬢様を交互に見るが『良いのよ、とても良い物を見せてくれた気持ちだから』と言われると相手の方をちらり顔を合わせてから「ありがとうございます、とても嬉しいです。」と言って薔薇を受け取った。お返しにブロマイドをそれぞれ渡せばツーショットが入っていて喜ぶお嬢様や自分と相手の物が一枚ずつあって満足するお嬢様も居てその様子を少し照れくさい気持ちもありながら見守っていた。その反応やブロマイドの内容がきっかけになったのか給仕が終われば直ぐに違うところからベルが鳴るようになり、オーダーされた物を運ぶと薔薇を送られる事が続いて)

(/お話の途中失礼します。執事を堪能しているところですがこちらはある程度やりたい事が出来ましたので探偵様の方もやり残しが無ければ営業終了近くに飛ばしそうかと思うのですがいかがでしょうか。勿論他にやりたい事があればそちらを行ってからで全然構いませんのでお好きに進めて貰えたらと思います…!)

  • No.7287 by 探偵  2024-11-30 08:19:00 


ありがとうございます、お嬢様。お嬢様の想いが籠ったこの一輪、大切にさせていただきます
(一気に二人で四本の薔薇を差し出されれば互いに目を合わせて薔薇を受け取る、先程荒木が大量に薔薇を貰っていたが自分達もそれに匹敵するほどの量を貰えている。薔薇は随時回収されていくため総合数は分からないがおそらく薔薇の数は僅差のはずだ。相手に続いて礼を言って開封されていくブロマイドにはやはり気恥しい思いをしながら見守った後、またそれぞれ別のテーブルへと呼ばれて執事としてご主人様に仕えていく。最初の目論見通り夏目派と新規層を上手く取り込めていてホールで薔薇が飛び交う頻度は高くなっていったが二人できっちり数を稼いでいた。またベルが鳴って顔をあげれば一番奥のテーブルのご主人様が呼んでいてそちらへ対応へ向かう。その間も荒木は相変わらず固定客にベタベタと触っては薔薇を貰っていたが、次にターゲットに定めたのは先程相手の手を握ってきたお嬢様だった。空になった彼女のグラスにワインを注いだあとテーブルの上に置かれた手を握る、そして相手が近くに来たタイミングを見計らって『私は先程の無礼な執事と違ってこの手を決して離しません。お嬢様のお望みを叶えるのが我々執事の役目ですから』と言えばお嬢様はチラリと相手の方を見つつ『そうねぇ…やっぱり私の願いを叶えてくれるのが一番よね』と戸惑いながらも荒木を肯定する。荒木は勝ち誇ったように笑えば『なんなら先程彼に渡した薔薇を私に渡していただいてもいいんですよ?』と薔薇を奪おうとお嬢様を唆し始めて)

(/お世話になっております!荒木との直接対決的なものをやりたいなと思っておりましてもうひとくだりだけお付き合いいただければ幸いです。これが終わればこちらもやりたいことは全部ですので営業終了間近まで飛ばしてしまいましょう!よろしくお願いします/こちら蹴りで大丈夫です!)

  • No.7288 by 検索  2024-11-30 10:03:15 

……お話の途中に失礼いたします。これは私の意見ではありますが、お嬢様のお願いの全てを叶えることが執事の正しい在り方とは思いません。執事はご主人様にお仕えし、大切だからこそ時には厳しく接しながらこの家の主として誠心誠意支えるのが仕事であり、お嬢様への愛情だと思っております。
(確実に薔薇の本数が増えていくのを感じながらまた別のテーブルに分かれて仕事をこなす。先程声を上げてくれた新規のお嬢様方からも薔薇を頂き初めての紅茶が美味しかったと聞けば口元は緩む。二人の初めてが彩れたのなら何よりだ。有難いことにベルで呼ばれる頻度が多くなり忙しくしていがおおよその給仕の波が収まり、一旦裏に水分補給しに行こうかと考えたタイミングで先程手を掴んでいたお嬢様に荒木がついていることに気付く。勿論執事はどのご主人様にご給仕しても良いことになっている。気にかかるもののそのまま通り過ぎようとしたタイミングであからさまに無礼な執事だと指名されお嬢様の手を握るのを見れば足が止まる。お嬢様からもちらりと視線を向けられ、肯定を示すと好機とばかりに勝ち誇った顔をして新しい薔薇ばかりか先程頂いた薔薇まで奪おうとお嬢様を唆す。これまで睨み合いはあれどお互い不干渉でやってきたが流石にこの執事喫茶のコンセプトから外れた理屈をかざす荒木を見過ごせずに二人の横にやってくれば話に割り込む。そして姿勢を正してお嬢様の方を向けばこの短い間での執事の経験とこれまでからのことを思い出しながら執事の在り方を説く。全てを許し甘やかすことが真にその人を大切に思うことでは無い、相手が当初から口うるさく風呂上がりは髪を拭くことやちゃんとご飯を食べること、夜は基本的には寝ることを注意していたのは自分を嫌っていた訳ではなく大切に思ってのことであることを知っている。その事を語れば荒木は眉を寄せ『仰々しく語っているみたいですがこの程度のお願いを叶えられないなどやはりお嬢様への気持ちが足りないのでは?』と煽ってくる。その言葉に今まで蓄積した物が爆発し、普段止めてくれる相手も傍に居なければあくまで静かな笑みを保ちながら「私と左はこの姿勢でお嬢様方から沢山の薔薇を頂きました。それとも荒木様は普段のご給仕ではお嬢様を満足させられないような腕なのでしょうか?」と真っ向から喧嘩を売り、二人の間だけでなくホール内にピリついて)

  • No.7289 by 探偵  2024-11-30 10:57:30 


……お嬢様、砂糖はお幾つお入れしますか?
(奥のテーブルへとつけば紅茶とケーキの注文を一気に四人分受けて一旦裏へ行き四人分の用意をワゴンに乗せてテーブルへと戻る。サーブを始めたところで荒木が先程相手の手を取っていたお嬢様のそばにいて、さらに近くにいる相手に話しかけているのが見えた。ここからでは遠くその会話の内容は聞こえてこない。さすがにサーブ中に離れるわけにはいかず相手の方を時折確認しながらお嬢様一人ずつにケーキを用意しお茶を注いだカップを配置しながら言葉を交わす時間が続いた。その間に荒木はお嬢様との会話に入ってきた相手を嘲笑するように薄く笑っていたが、相手の煽る言葉にまんまと乗せられると額に青筋が走る。なんとか表情を保ったまま『貴方達二人が執事の何たるかを語るのは勝手ですがそれでお嬢様の願いを潰すなんて言語道断でしょう。それにお言葉ですが私は貴方達以上に薔薇を貰っている。十分お嬢様に満足いただけている証です』と真っ向から相手を睨んで互いの間に火花を散らす。最初こそ荒木に言いくるめられそうになっていたお嬢様だったが相手の言葉にも『そうかもねぇ』なんて呑気に頷いている。その頬は既に赤く染まっていて傍らには二本目のワインボトルが置いてあるあたり相当飲んでいるのだろう、相変わらずワインは高級帯のものだ。荒木と相手が睨み合っているのを交互にみたお嬢様は『そうだわ』と両手をパンと合わせて近くを通っていた執事にグラスをさらに2つ持ってこさせる。そして自らボトルを持つと自分の分と2つ分のグラスにワインを注ぎテーブルの端に置いて『どちらの接し方も好きだけれど、貴方達のどちらが私を満足させられる執事かちゃんと決めましょう。私と一緒にワインを飲んで語らってくれるかしら?私を満足させられたら、そうね…薔薇20本を渡すわ』と条件が提示された。薔薇20本を購入するとなればそれなりの額だがお嬢様にとってはなんて事のないものらしい、さらに薔薇の本数が拮抗している今20本の数は重くこれを手に入れた方が本日のナンバーワンになる。荒木は相手をまた嘲笑ってからグラスに手をかけると『お嬢様が注いでくださったワインを飲まないとは、それこそ不敬ですね』とグラスを持ち上げ一口飲む。頬を赤くさせたままのお嬢様は『ほら貴方も』と急かすような視線を相手に向けて)

  • No.7290 by 検索  2024-11-30 14:37:27 

20本、…分かりました、誠心誠意お相手させていただきます。
(荒木の給仕の腕を煽れば青筋を立てて苛立ちを顕にする。辛うじて表情は保っているが真っ向からこちらを睨んできて、こちらからも鋭い視線を返す。二人の煽り合いを聞いていたお嬢様は両手を叩くと近くの執事に何かを注文する。運ばれてきたのは二つのワイングラスで、お嬢様自らワインを注ぐ。そしてワインを飲みながらどちらがお嬢様を満足させられるかの勝負を提案され目を瞬かせる。だがそれ以上に満足させられた方には薔薇が20本送られると聞けば今までとは桁違いの本数に思わず声に出てしまった。恐らく今の状況を見るにこの薔薇を頂けた物が一位となるだろう。目の前に置かれたワインはれっきとしたアルコールでこれを飲めば相手に怒られてしまうだろうが依頼の為にも引く訳にはいかない。先に荒木がグラスを持ち煽り言葉とともに一口飲むのを見れば小さく息を吐いてからこの件を受ける意志を示してからグラスを手に取る。そのまま「頂きます」と断ってから一口飲んでみれば口の中に飲み慣れないアルコールの味が広がった。二人が付き合ってくれることになればお嬢様は見るからにご機嫌になって『私、お酒に付き合ってくれる人が好きなの』とワイングラスを傾けている。お嬢様に「お酒が好きなんですか?」と話題を振って会話をするが荒木がワインを飲んでお嬢様が嬉しそうにするのを見ると対抗するように自分もワイングラスを傾け、あっという間に半分ほど無くなるとほんのりアルコールの回りを自覚して)

  • No.7291 by 探偵  2024-11-30 21:24:39 


ッ!!___馬鹿野郎!飲むなって言ってただろ!早く水飲め!
(早く相手の様子を探りたい気持ちと目の前のお嬢様の給仕を疎かにしたくない気持ちとで葛藤しながらサーブを終えればお礼と共に薔薇が差し出される、それを有難く受け取ろうとしたところで相手の姿が視界に入り息を飲んだ。相手はあろうことかワイングラスに口を付けている、どういう経緯であの状況になったかは分からないがあのお嬢様と荒木が共にいるということは勝負事が起こっているのだろう。だがそんな理屈は抜きにして相手が本来口にすべきでないアルコールを飲まされていることに一気に頭に血が上ると薔薇を受け取る前に相手の方へと早足で駆け寄り、途中ご主人様用に用意された水の入ったコップを引っつかむと相手の元へと急ぐ。相手の元にようやくたどり着けばいの一番にグラスを取り上げて怒鳴りながら相手の手に水を押し付ける。執事が怒鳴り声をあげてホール全体が騒然とするがそれよりも相手が酒を飲んでしまった事の方が心配だった。グラスの中身は半分程になっていて戯れでは済まないレベルの量を相手は摂取したことだろう。お嬢様は『あら、お酒とお喋りを楽しんでいたのに』と頬を赤くしながら言う、アルコールで正常な判断が鈍っていたのかもしれないがこんな勝負を用意したことに少々怒りを覚えた。問題は荒木の方だ、『おや、やはりお嬢様が用意したワインが飲めないのですか?』とすました顔で言うが荒木は相手が未成年であるのを知っていたはずだ。荒木は相手が飲めないことを考慮してこの流れを作ったに違いない、怒りを顔に滲ませるとグラスを口につけ思いっきり傾け残っていたワインを一気に飲み干しグラスをテーブルへと置く。相手には絶対に酒を飲ませてはいけない、そんな状態で酒勝負を挑まれているのならば自分が受けるべきだろう。すぐにアルコールが頭に回る心地がするが今はアドレナリンの方が上回っていて視界も思考もはっきりとしている。お嬢様に目を向ければ「申し訳ございませんお嬢様、フィリップは酒を飲めない身でして…よければお酒のお供は私がいたします」と仕切り直す。酒と話ができればいいのかお嬢様は上機嫌なまま空になったグラスにまたワインを注ぐ、にこやかな笑みを向けた後に相手の背中に腕を添えながら「大丈夫か、フィリップ?」と相手の様子を伺って)

  • No.7292 by 検索  2024-11-30 22:22:03 

あっ!…なんで来たんだい。 っ、翔太郎! …これくらい平気です、左は少々心配性でして、お騒がせして申し訳ございません。お嬢様さえ良ければ左も交えた4人でお話宜しいでしょうか。
(荒木と争うような形でグラスを傾けていれば急に背後から怒鳴り声が聞こえてくる。相手にバレるのは時間の問題だったがあろう事か給仕しているお嬢様を突っ切ってやってきてグラスが奪われると思わず声を上げて手を伸ばしそれを奪い返そうとする。こうなるから黙っていたと言うのに。だがアルコールで妙に乾いた喉は水分を欲していて押し付けられた水を飲むとホールが騒然としていることを含め文句を口にする。心配しなくて良いからと伝える前に相手がグラスのワインを飲んでしまえば執事であることを忘れてその腕を掴んで名前を呼ぶ。相手がお酒に弱いことは十分に知っている。だからこそ最悪自分が潰れても相手が他の給仕を続ければ依頼は達成出来ると思ったのに相手も飲酒してしまったら意味が無い。この後のことを考えてもやはりこのまま相手に勝負の担当を譲る訳にはいかない。そんな抗議の視線も無視され相手はお嬢様に仕切り直しを持ち掛ける。お嬢様は変わらずご機嫌でまたグラスにワインを注ぐのを見れば背中に手を添え様子を伺ってくる相手に問題無いとその目を見ながら返し、姿勢を正すとお嬢様に先程の騒ぎを詫びる。相手の発言を心配性ということにすると改めて四人で酒と話を共にすることを申し出て「荒木様も左様も宜しいですか」とこの場を降りるつもりが無い頑固な意志覗かせて)

  • No.7293 by 探偵  2024-12-01 14:17:46 


こんな状況でお前をほっとけるわけねぇだろ!……それで構いません。我々は二人で一人の執事です。お嬢様がお酒とお喋りをご所望ならば私達二人でお嬢様のお望みを叶えましょう。ご存知の通りフィリップはお嬢様が満足できるお話ができますし、私はフィリップよりもアルコールには耐性がありますので
(相手の元に駆け寄りグラスを奪うと相手は声をあげてそれを奪い返そうとする。だがこれだけは絶対に譲れない、相手は酒を飲んではいけない歳なのだ。ディナータイムになり酔ってしまう客が出るのは想定していたがまさか執事に、よりにもよってまだ成人していない相手に飲ませるなんて。抗議する声を無視してグラスを一気に煽ると腕を掴まれるが今はアルコールに負けている場合ではない、それよりも相手に勝負と称してアルコールを飲ませたこの状況が許せなかった。だがこの場で殴り合いをするのは流石に店に迷惑をかけてしまう、それならばこの勝負を真正面から受けて立つしかない。相手の様子を窺うがそれよりもこの場を離れないことを宣言する様に軽く呆れのため息をつく、だがワインを飲み続けなければならないこの状況で自分がどうなるか分からない以上相棒が隣にいる方が心強いのが本音だ。こちらも一言詫びをいれてから執事の口調へと戻ると相手がこの場に残れるように言うもワインは全て自分が担当するように誘導する。アルコール耐性に関しては相手が『飲んではいけない』なのだからそれよりも飲めるのというのは嘘ではないだろう。荒木も『私も構いませんよ?私はひとりでお嬢様を満足させることが出来ますから』と余裕の表情だ。周囲に3人の執事を侍らせてお嬢様は満足そうに『じゃあ続きを始めましょう』とグラスを差し出してくる、そのグラスにこちらと荒木のグラスが合わさり小気味よい音を立てるとまたグラスの中身を口にする。アルコールがまた体に巡るのを感じながら相手の方に顔を近づけると「お嬢様を満足させるお喋りは任せたぜ、フィリップ」と耳打ちしてまた一口ワインを飲み下して)

  • No.7294 by 検索  2024-12-01 15:33:11 

……、少しでも異常をきたしたら絶対に止めるし、代わるからね。 それではお嬢様、最近何処かお出かけされましたか?
(こうなった以上相手はテコを使おうとも意志を変えるつもりは無いだろう。ならばこちらは二人でお嬢様の相手をすることをすればそれぞれが同意が得られる。荒木は変わらず余裕そうな顔で煽り言葉を添えるのを忘れない態度に苛立つがその鼻を明かすためにもこの場は勝たなくてはならない。三人でグラスを合わせて相手がワインを口にする為に胸がざわめいて不安と焦りが募る。耳打ちしてきた相手の案が今の状況では最適解であるのは分かるが未だ納得はしてなくてこちらも顔を寄せると真剣な声で顔で釘を刺した。こうなれば出来るだけ最短かつあまりお酒を勧めない形でお嬢様に満足してもらわないとならない。自分だけグラスがないというのも不自然だろうと近くの執事にノンアルコールのドリンクとチェイサーの用意を頼んでからお嬢様に話題を振る。お嬢様はご機嫌なまま『最近は美術館にお人形の展覧会に言ったわ』と返事がされる。思わず先日のメモリの件を思い出して変な反応をしそうになったが堪えて該当する美術館の名前を上げると『そう、そこよ。よく知ってるわね』と褒められる。だが荒木もナンバーワン執事をしているだけあってすぐに『あの美術館は展示スペースが広く見応えがあって私も好きです。どんな人形をご覧になったのですか?』とスムーズに話を繋げている。オーダーしたドリンクとチェイサーがやってきて自分の手元と相手の前を初めとするそれぞれの元に置く。それにお嬢様は礼を言いながら『色々あったわよ、可愛い女の子とか?外の伝統的な人形を模した物とあと風.都.のなんだったかしら、あの店とコラボした人形もあって…』とその店の名前が出てこないのか悩んでいて、風.都のことなら相手が知ってるのではないかと視線向け)

  • No.7295 by 探偵  2024-12-01 16:13:33 


分かってるって。___それでしたらウ,ィ.ン.ド.ス.ケ.ー,ル.ですね。確かあの店がデザインした服と風.都.出身のアーティストが手がけたブローチを着けた特別な一体だったとか
(相手に喋りの方を任せるよう耳打ちすると相手からは真剣な顔で釘を刺されてしまう、了承の返事をするものの相手にこれ以上酒を飲ませることは絶対にさせられない。意地でも最後まで自分がワインを飲まなければと強い決意が漲る。場は仕切り直されて相手から話題か振られるとお嬢様の口から出てきたのは先日の事件にも絡んでいた人形の展覧会で思わず反応しそうになるのをグッと抑えた。お嬢様が飲むスピードにそれとなく合わせてワインを口にしていると展覧会とコラボしていた店名を思い出せない様子で相手から目配せを受けた。愛用のブランドの事ならば知らないわけがない、相手の話を引き継ぐ形で答えると『そうそう、そうだったわ!この街のお店だったわよね』とお嬢様は嬉しそうな笑みを浮かべる。それにこちらも通常時と同じ笑みを浮かべながら「えぇ。ウ.ィ,ン,ド,ス,ケ,ー,ル,はこの街を代表する店です。それにブローチを作ったというアーティストもこの街の出身者でして、かつて彼女がデザインした食器を買ったことがあります。あの人形はいわば風.都.を愛する人間の気持ちが形になったもの、といったところですね」と解説をすれば『左さんは物知りなのねぇ』と好感触な返事が返ってきた。しかしそれに荒木も黙っていない、こちら二人で軽快に話を進めているのが気に食わないのかお嬢様の首元に手をそっと添えると不必要に近づいて『グラスが空になっていますね』と吐息を耳へかけながら囁く。それにお嬢様は顔を赤くして笑みを見せているがまだこっちとの会話の途中だ、邪魔されてはたまらない。きっと荒木は今の話題に一切ついて来られなかったのだろう、荒木に向いた注目を逸らすためお嬢様のグラスにこちらのグラスをまた合わせて高い音を響かせグラスに残っていたワインを一気に飲む、するとお嬢様の目は再びこちらへと向いて「私にもおかわりと…あと先程お話した風.都.出身のアーティストにご興味はありませんか?最近全国的にも注目度があがっていてお嬢様がお気に召す作品もあるはずです」と声をかける。しかし立て続けにワインを一気に煽ったせいか思考が揺らぎ始め耳の端は真っ赤に染まっている。小難しい話となれば上手く話せる自信もなくて今度はこちらから相手へと目配せを送ると話のバトンを渡して)

  • No.7296 by 検索  2024-12-01 18:22:29 

っ! 生活に根ざした作品をされている方で、丁度荒木様が今付けていらっしゃるラペルピンもその方の作品です。…、凄く精巧かつ温かみのある作品を作るのでお嬢様の雰囲気にもピッタリかと。
(この街のことで相手が知らないことはあまりない。より話題を広げられるであろう相手に目配せすれば思った通りスラスラと答えが告げられる。思い出せない物が分かった事と相手の説明に嬉しそうな笑みを浮かべるお嬢様を見ながらドリンクを口にする。ウ.ィ,ン,ド,ス,ケ,ー,ルの件は知っていたがブローチの件は初耳だ、そのアーティストが誰か分からなかったが食器というワードでピンと来た。和やかな会話を二人がしていると荒木は不自然にお嬢様に近付き、首元に触れて囁く。一旦は荒木に向いた関心を戻すためかグラスを合わせまたその中身を一気に煽る相手を見ればまた言葉にならない声を出て相手を凝視してしまう。明らかに相手のキャパではこの時間で摂取してはいけない量のアルコールだ。相手は話を続けるも既に耳の端が真っ赤になっていてアルコールが回っているのが見て取れる。焦りを覚えながらも目配せを受けると話を引き継いで丁度以前見かけた良い例を見つければ荒木の胸元に輝く華やかなラベルピンがそれであると説明する。本人も知らなかったのか荒木は自らの胸元を見て、お嬢様の視線もそちらに行って興味深く観察している。その間に相手からグラスを強引に取ってしまうと自分のドリンクと入れ替える。液体の色合いは似ている為、お嬢様達を話に集中させていれば直ぐには気付かれないはずだ。入れ替えたワインに口をつけずに酔っているであろう相手を支えるように軽く腰辺りに腕を添えて様子を見つつお嬢様が気に入りそうだと話を続ける。先週辺りに相手が言っていたのを思い出して「来月の初めあたりに開催される展示会にも切子作品の展示と販売をされるようなので興味があれば是非」と情報を補足すれば分かりやすくお嬢様の興味を引いたようで『是非行ってみたいわ。詳しいこと教えてくれる?』と聞かれその展示会の日時や場所、その他の手掛けている作品などで話が弾んで)

  • No.7297 by 探偵  2024-12-01 22:13:59 


っ、……展示会は先程話題に出た人形の展示会が行われた所からすぐそこです。もし休憩を挟まれるならそこから少し南にいったフルーツパーラーが私のオススメですよ
(アルコールと同じくらいにアドレナリンが脳内を回っているおかげでいつもより意識はハッキリとしていて呂律も回っている、しかし先程一気に飲んだ分が回ってきたせいかボロが出てしまう前に相手へと話を振れば荒木がつけているネクタイピンこそがあのアーティストの作品だったようで小さく口角をあげる、さすがの知識と観察眼だ。だがその隙に手元のグラスがすり替えられてしまって思わず相手の方をみた。文句を言いたいところだったがその前に支えるように腰に手が回されてしまえば文句も引っ込んでしまって相手と目を合わせる、短い間だか『絶対に飲むな』と強く視線を送っておいた。その後も風.都.出身アーティストの話は続いて相手に話の主軸を任せながら時折自分の知識で補足を加えて二人とお嬢様で話を続ける、相手が渡してくれたドリンクを飲めばいくらかアルコールの回りも抑えられて相手が支えてくれてるおかげもありふらつかずに話を続けられた。アーティストの話に花を咲かせていたがその間荒木は全く話に入って来れないようでこちらを時折睨んでいた、いよいよ我慢が効かなくなったのか再びお嬢様の頬に手を添えて無理やり視線を奪うと『そろそろ新しいワインが必要ですか?こちらも、』と会話を遮って話しかけ、そのまま顔を近づけて頬へと口付けを落とそうとした。しかしその前にお嬢様が『ちょっと!今二人と話をしているでしょう?!』と声をあげて荒木の手を払う。その瞬間に周囲の時間が止まる、お嬢様は明確に荒木を拒絶して思わず目を瞬かせた。お嬢様自身も自分の言ったことに驚いたようで目を瞬かせたあとクスクスと楽しげに笑い始めると『これじゃあ答えは出たようなものね』と相手と自分とへ目を向ける。荒木は追いすがるようにまたお嬢様に触れようとするがその前に手首を捕まえると「お嬢様の望みと幸せを叶えるのが執事の役目です、お忘れですか?」とすました顔で笑みを浮かべ)

  • No.7298 by 検索  2024-12-01 23:45:42 

今の時期なら洋梨やミカンが旬でしょうか。…いえ、大したことはしてませんよ。お嬢様に楽しんで頂けることが執事にとって何よりも嬉しいことですから。
(相手を軽く支えたままアーティストの話題で会話を続ける。相手の補足も交えてお嬢様の興味を引ける会話を続けていれば先程から荒木が黙り込んでいることに気付く。目を向けるとこちらをジロっと睨んできて不服そうだ。業を煮やした荒木は頬に手を添えスキンシップとともに強引に話に割り込んで中断させようとするがその直後お嬢様の声と手を払った際の音が響いた。お嬢様自身も驚いたようだがご機嫌に笑ってこちらを向く。関心が向かないどころか拒絶されたことに焦って荒木がお嬢様にすがろうとするが相手が手首を掴んで止め、先程言っていたことと同じ言葉を返せば荒木の顔は絶句して羞恥や怒りなどで真っ赤になっていく。裏返りかけた声で『他のお嬢様にご給仕しなければならないので失礼します』と言って荒木は逃げるように去っていく。その荒木推しのお嬢様も今までのやり取りを見て端の方で少し冷めた目を向けているのだが、どちらにしろ負けを認めたということだろう。その背を見ていればお嬢様が『今まで執事は言うことを聞いて貰う人と思っていたけど、こんなに色々なことを知っていて楽しい会話が出来るなんて思わなかったわ。流石ね』とご機嫌に感想を告げる。謙遜しながら改めて執事の心持ちを伝えると『貴方達のような執事に仕えて貰って良かった』と嬉しい事を言ってくれた。そしてお嬢様が近くの執事を呼び寄せオーダーをし、少し待てば約束通り薔薇の大輪が運ばれてくる。『約束のお礼よ、これでツーショットが当たるかしら』なんて言いながら二人の目の前に差し出され、相手と目を合わせると「ありがとうございます!」と言いながら二人でそれを受け取って)

  • No.7299 by 探偵  2024-12-02 07:54:59 


フィリップの言う通りです、お嬢様がそうやって笑っているなら何よりですよ。____ありがとうございます。きっとお嬢様の望むものがその中にありますよ
(荒木がさらにお嬢様に触れようとしたのを阻止すれば何やら言い訳めいたことを言いながらその場を去っていく、あれは敗走とみていいだろう。先程のお嬢様の声も相まってホール全体の注目がこちらに向いていて新人二人が荒木に勝ったという事実はこの場にいる全員に知れ渡った。勝ち誇った笑みを浮かべているとお嬢様から嬉しい感想が告げられて相手と共に返事をする、やがてお嬢様のもとに約束通り大量の薔薇がやってくると相手と目を合わせた。これも二人がそれぞれの得意分野で力を発揮し連携した結果だろう。まさに二人で一人で勝ち取った薔薇だ。相手と共に礼をいいながら薔薇を受け取るとブロマイドを同じ数だけ渡す、ツーショットが出るのは2分の1の確率だがこのお嬢様なら自分の欲しいものを引き寄せられそうだ。薔薇とブロマイドの交換が終わったところで執事長がホールへと出てきて高らかに手を叩き『ご主人様にお知らせいたします。本日のディナータイムも残り5分となりした。渡し忘れの薔薇は今のうちに執事へとお預け下さいますようお願い申し上げます。』と終了間近のアナウンスがなされた。目の前のお嬢様に礼を言ったあとその場を離れると他のテーブルから相手と自分とに声がかかる。先程のやり取りをみて誰に渡そうかと迷っていた薔薇が次々に二人へと渡されて最後の5分だというのに呼ぶ声が止まらなかった。そうして全ての薔薇がテーブルから無くなると再び執事長が出てきて『今をもちましてディナータイムを終了させていただきます。それでは今宵、ご主人様からいただいた薔薇を誠意を持ってお受け取りすることにいたしましょう』と号令がかかるとホールの前方に執事が集められてずらりと並ぶ形になり)

  • No.7300 by 検索  2024-12-02 11:34:19 

…すごい数だ。 …皆様ご存知の通り、今日だけのお手伝いでしたがこれだけの気持ちをご主人様から頂き本当に嬉しいです。ご無礼をおかけしたこともあったと思いますがご主人様と素敵な時間を過ごすことが出来、少しでもこのお屋敷で寛いで癒される時間をご提供出来たのなら本望でございます。ありがとうございました。
(お嬢様に感謝を伝えていれば執事長がやってきてディナータイムの終了が近いことを告げる。一礼してからお嬢様の元を去ると他のテーブルから立て続けに声がかかる。今日しか居ない執事に薔薇を送りブロマイドを貰うラストチャンスだということもあって多くのご主人様から薔薇を受け取った。そうして多くのテーブルを回って花瓶から薔薇が無くなったところで再び執事長の号令があって前方に執事達が並び、後方で席に座りながらご主人様がそれを見守る形となる。一人ずつ名前を呼ばれ一歩前に出て綺麗にまとめられた花束を受け取り、ご主人様に感謝を述べるという流れのようだ。そして呼ばれていく度にその花束の薔薇の本数は増えていく。写真を撮ってくれた彼や荒木の取り巻き達も名前を呼ばれ始め、いよいよ自分達と荒木の三人が残る。『次に薔薇を頂いたのは…荒木様』と発表があり大きな花束が運ばれてくる。荒木はそれを礼儀正しい礼とともに受け取っているがその顔には明らかな悔しさが浮かんでいて表情を繕いきれていない。煽ってきた時とは大違いの態度に溜飲が下がるのを感じながら執事長が一呼吸置くと『では今宵最もご主人様から薔薇を頂いた者を紹介させて頂きます。左様、フィリップ様こちらへ』と前に出るように促され相手と目を合わせてから中央に出てくる。運ばれてきたのは綺麗にラッピングされた大輪の薔薇の花束二つで今日集めたその量が可視化されて思わず目を瞬かせて呟きを零した。あの本数だけ自分達の給仕が良かったと思って貰った証拠だと思えば自然と口角が上がって無意識に姿勢を正す。一つでも立派な花束を相手と一緒にそれぞれ受け取るとご主人様達に笑みを浮かべながら改めてお礼を伝える。相手からの言葉も待つと執事長の方から『せっかくですのでご主人様から頂いた薔薇と一緒に記念写真を撮りましょうか』と提案がされてカメラが向けられると花束を持ったまま相手と並んで)

  • No.7301 by 探偵  2024-12-02 12:35:46 


おぉ……。フィリップも言いましたが私達は今夜だけの執事です。この短い時間の間にこんなにもたくさんお嬢様の笑顔を作ることが出来て光栄に思います。至らぬ所もあったかと思いますが皆様が暖かく見守っていただいたおかげで良い時間を過ごすことができました。ありがとうございました
(相手と共に並んで薔薇の花束の授与が始まる、薔薇の数に従って順番に名前が呼ばれていくが自分達よりも先に荒木の名前が呼ばれ悔しさを滲ませて花束を受け取る荒木に小さく笑みを浮かべていた。そしていよいよ自分達が呼ばれると誇らしげな気持ちと共に相手と目を合わせてから前へとでる、それぞれに貰った薔薇が綺麗にラッピングされて手渡されたがなかなかの多さで思わず素で言葉を漏らしてしまった。荒木と自分達二人分での勝負だったはずだが蓋を開けてみれば三人とも薔薇の数はさほど変わらず、二人分となれば荒木に倍近い数薔薇をいただけたことになる。いつもなら探偵としてこの街に笑顔でいて欲しいと願っているが、今日は執事としてこの街の人を笑顔にすることが出来たらしい。それが花束として可視化されるとなんとも気恥ずかしいがそれ以上に嬉しくもあって一本ごとに想いの乗った薔薇を暫し見つめていた。相手が先にお礼の言葉を言い終えるとこちらも執事として最後のお礼を伝えて深々と頭を下げる、二人には派閥関係なくホール全体から拍手が送られてまた相手と共にひとつのことをやり遂げられたのだと実感がわいた。執事長に言われて撮影タイムとなり相手と共に並んで大切に花束を抱えながらレンズの方を見る、カメラを構えるのはもちろんブロマイドを撮ってくれた執事で満面の笑みでシャッターを切ってくれた。彼の依頼も無事達成することができた、これで少しはこの執事喫茶の在り方も変わるだろう。再び執事長から『それでは最後にご主人様のお見送りを』と号令がかかって執事が順にご主人様を引き連れ出口へと移動していく。ホールの方を見れば相手が最初に接客した二人が相手のことをじっと見つめていて「呼ばれてんぞ」と声をかける。彼女らは相手に任せるとして一旦相手から離れると自分は一直線に夏目を推すお嬢様、清美さんのところへと向かう。傍へとやってくればお嬢様は『よくやったわ左』と笑顔で迎えてくれて「お嬢様にあそこまでお膳立てしていただいた以上、勝つ以外選択肢はありませんからね」と気取って答えればお嬢様を出口までエスコートして)

  • No.7302 by 検索  2024-12-02 15:02:29 

ああ、行ってくる。 お嬢様達の世界が広がる初めの一歩を見守ることが出来て光栄でございます。紅茶もコーヒー同様奥が深い飲み物ですので是非他の紅茶も試してみてください
(見たこともないくらいの大輪の薔薇を抱えながらこれを捧げてくれたご主人様に礼を伝えると続いて相手も感謝を述べる。慣れない事も多かったが荒木のように過剰のサービスをせずとも真摯に執事としてご主人様に向き合うことで満足して貰う事が出来たと少しは証明出来ただろう。相手と共に揃って一礼をすれば拍手を送られて照れ臭くも笑みを零した。相手と並んで今日という日の記念写真を彼に撮って貰い『お二人ともとてもかっこよかったです』と満面の笑みで感想を受けるとこちらも笑みを返した。執事長の号令でご主人様をお見送りの時間となる。相手に促されて視線を向けると紅茶について勧めた二人組のお嬢様がこちらを見ていて頷くとそちらに向かう。『フィリップさんのお勧めしてくれた紅茶美味しかったです』『今日初めて執事喫茶に来ることが出来てラッキーでした』とそれぞれにお褒めの言葉を頂けると姿勢を正してからこちらからも礼を伝える。初めての執事喫茶と紅茶をそれぞれ楽しんでくれたのなら執事をやった甲斐があったというものだろう。その他の紅茶も勧めながら入り口までエスコートすると『またの御帰宅をお待ちしております』と言ってお嬢様達を見送った。他のお嬢様もお出掛けしていく中でホールに目をやろうとすればやけにご機嫌な執事長と目が合ってこちらに近づいてくる。思えば確かに夏目派の執事は休みではあったが人数で言えばこなせないほど人が少なかった訳ではない。執事長は荒木のやり方を黙認しているとのことだったがわざとそのような空気にしたうえで新たな対抗勢力を加えて争わせ、売上を伸ばすと共に執事喫茶の空気感を変えるためにわざわざ部外者である自分達に依頼したのではないかと思えてきた。素に戻した口調で「…何処まで想定していたんだい?」と聞けば『何のことでしょう』と弾んだ口調で返されてこういった人物の方が底が読めないと認識を新たにしていた。だがそれだけ役に立っていたならと始める前に伝えていた通りブロマイド一式と先ほどの記念写真のデータをリクエストすると『勿論お礼は弾ませて頂きます』と快諾がされる。その返事に一安心すれば相手の元に向かって「お疲れ様」と声を掛けて)

  • No.7303 by 探偵  2024-12-02 17:22:59 


……侮れねぇな、あの人
(新規のお嬢様二人から相手に視線が注がれているのをみて相手に声をかけ一旦別れる、相変わらず見慣れない格好で誰かに好意的な目を向けられているのは気持ちが落ち着かないが相手が褒められている声が聞こえてくるとそれはそれで嬉しくてなんとも複雑な感情だ。相手より一足遅れて清美さんを出口まで送り「またのご帰宅をお待ちしております」と定番のセリフでお見送りする。その後数人のお嬢様をお見送りしたが中には荒木達に反対している方もいたようで『執事喫茶って貴方達みたいな執事がいるとこよねって改めて思ったわ』とお褒めの言葉もいただき「恐縮です、お嬢様」と礼を伝えながらまたお出かけを見送った。お嬢様が大方はけたところで相手の方をみれば執事長が相手へと近づいていく、執事長はこの件を黙認してっきり店の雰囲気の流れを変えたことに怒っているのかと思っていたがその顔はにこやかで目を瞬かせる。まるでこうなるのを望んでいたような態度に相手が探りをいれるが答えは返ってこず、引き攣った顔で小さく笑うしかなかった。だがどういう経緯にしろ執事長が満足いく結果を自分達が引き寄せられたのならこの店にとっても良い日になったはずだ。相手が何やら執事長とやり取りするのを横目に片付けを済ませると相手がやって来て声を掛けられる。こちらからも「お疲れ、フィリップ。なかなか長い戦いだったな」と労をねぎらった。ホールの片付けなどまだ済んでいないが執事長から『お二人は先にあがってください。後のことはやっておきますので』と声がかかる。片付けなどは勝手が分からないこともありここはお言葉に甘えて先に着替えさせて貰うことにした。ホールを出て最初に通された控え室へと引き上げてくると既に着替えが用意されている、執事でいるのもこれで終わりのようだ。ジャケットを脱ぎループタイを外してシャツの第一ボタンを外すと一気に呼吸がしやすくなる、その瞬間にプツリと緊張の糸が途切れて「…フィリップ」と覚束無い声で名前を呼ぶとふらりと力無く相手の方へと体が傾いて)

  • No.7304 by 検索  2024-12-02 18:04:37 


やっと執事の役も終わり、っ!やっぱり無理していただろう
(真意は読めないものの結果的には全て良い方向にまとまったならよしとするべきだろう。片づけをしていた相手に声を掛けると執事長から先に上がっても良いと言われ素直に甘える事とする。単にお手伝いのはずが執事喫茶全体の争いのようなものに巻き込まれて長丁場かつ緊張の抜けない時間だった。控室に戻ってくると着替えなどが一式用意されていて下ろしていた髪を雑に崩して横髪をクリップで簡単に纏めるとジャケットなどの服や装飾を外していく。無意識に姿勢も常に正していたのも崩すとどっと疲れがやってきたがふと左側にいた相手が覚束ない小さな声でこちらの名前を呼んだかと思えば力なく倒れてきて慌ててそれを受け止めて支える。触れる体温は普段より少し高く感じられて緊張が解けたのと同時に疲れとアルコールが一気に来たのだろう。勝負を仕掛けた時に無茶をするなと釘を刺したはずなのに、と小さく息を吐くが相手のおかげでこの結果を得られたのを事実だ。こちらに体重を預けさせるような形で相手を抱き直して楽な体制を取らせながら顔を覗き込むと「お疲れ様。今気分が悪いとかこれが欲しいとかあるかい?」と相手に様子を伺い、その背中を優しく撫でて)

  • No.7305 by 探偵  2024-12-02 18:42:43 


最後まで立ってただろ……、…お前が欲しい
(単なる簡単なお手伝いの依頼だったはずが執事としての立ち居振る舞いを学ぶ所から売上競争に巻き込まれ意地でも最後まで執事として立ちながら相手と共に頂点を掴み取ったわけだが、相手と二人きりの空間になりこれで執事も終わりだと思った瞬間にアルコールを上回っていたアドレナリンも集中力も緊張感も途切れてしまってこの空間で一番頼れる相手の方へと体を預けた。耳の端は未だに真っ赤で体温は高い、相手に体重を預けながら背中に腕を回すと相手から文句が飛んでくるがそれを屁理屈で返していた。顔が覗き込まれて視線を混じえ欲しいものを問われる、いろいろと必要なものはあるはずなのだがすっかりアルコールが思考に侵食してしまってある意味で一番素直な答えを返すとそのまま顔を近づけ唇を奪った。強く唇を押し付けてから顔を離すと望んだものが得られて緩みきった笑みを見せる。だがふと相手がアルコールを飲んでいたことを思い出すと途端に表情を心配そうなものへと変えた。相手の頬に手を添えて瞳を覗き込みながら「お前、あんなにワイン飲んで大丈夫だったか?気分悪くなってねぇか?」と自分が問われるべき質問を相手へとしていて)

  • No.7306 by 検索  2024-12-02 19:53:21 

…ん、さっきまでの君とは大違いだ。あれくらい何ともないよ、君が心配で酔ってる暇も無かったし。
(促したままに体重を預けられ背中に腕が回される。屁理屈を言う相手を抱きしめながら様子を伺うと率直な答えが返ってきて顔が近付いてくる。そういうことでは無いのだがそれぞれ働いていた分相手が不足しているのはこちらも同じでされるがまま唇を重ねた。特別な温度を感じてから離れると相手は緩んだ笑みを見せる。先程までの執事としてスマートに動いていた姿とのギャップと自分だけが見れる特別感に優越感を覚えてこちらも軽く口元を緩めて感想を告げる。だがそんな顔が心配に変わり、頬に手を添えられると質問をされると目を瞬かせる。あの時ワインを飲んだことを心配しているのだと分かれば問題無いと返す、飲んだ直後はアルコールを感じていたがその後にワインを一気に煽る物だから気が気で無かったと少し眉を寄せながら告げる。今もほんのりとだけその影響を感じるだけであれば相手の赤くなった耳朶に軽く触れながら「僕の方が強いのかもしれないね」と言葉続けて)

  • No.7307 by 探偵  2024-12-02 20:39:04 


だって、もうご主人様に使える執事じゃなくてお前の相棒でいいんだろ?…ん、……飲んだ量が全然違ぇんだからまだ分かんねぇだろ
(執事らしい服をきて格式高い雰囲気の中にいれば自然と背筋も伸びて言葉遣いもそれなりのものになっていた。しかしそんな気を使う必要もない空間になれば思考が回らないのも相まっていつもの探偵を通り越して一切着飾らない左.翔.太.郎にまで一気に針が振れてしまう。特別な柔らかさを感じた後に心配するように相手の瞳をみれば逆に心配されてしまって相手の眉の間が狭まる、だが相手が無事ならばとりあえずはいいだろうと反省のない笑みを浮かべていた。相手は呂律もしっかりしていて抱きつく体は自分のよりも体温が低く心地よい、異常はきたしていないようで安心していると耳朶に指先が触れて擽ったそうに笑みを漏らす。しかし直後酒の強さは自分が上だと言われると負けず嫌いが発動して即座に反論する。以前アルコール入りのチョコレートを食べた時は同じくらいには酔っていたはずだ。ようやく相手はあらゆるご主人様に仕える執事からいつもの相棒で恋人の存在に戻ってこのままくっついていたいのだが早上がりさせてもらったのにいつまでもここにいると不審がられてしまう。不満を隠さない顔で心底残念そうな笑みを浮かべると「いい加減いつもの服に着替えちまうか」と自分のせいで遅延しているにも関わらずため息をついて)

  • No.7308 by 検索  2024-12-02 21:10:01 

ああ、僕だけの相棒だ。…そうだね、早く帰ろう翔太郎。
(あれだけ色々な人に仕えてそれらしい言葉を紡いでいたが仕事が終わってこうして話していれば自分の元にちゃんと返ってきたようで安心する。執事をしていた時には我慢していた独占欲をチラつかせると熱持った相手の肌を撫でた。あれだけこちらは肝を冷やしたというのに相手からは反省の色は見えないが何事も無かったのならそれで良い。相手に触れ合いながら会話を続けていたがホールの片付けが終われば他の執事もここに来るだろう。今の酔いが回って全体的に緩い相手を他の人には見せたくない。相手の言葉に頷き、二人だけの家に帰ることを宣言すると腕を離して着替えを再開する。かちっとした燕尾服からいつもの服へ着替えると堅苦しい物から解き放たれたようで思わず伸びをした。先に着替えが済むと少々覚束無い仕草の相手を手伝ってネクタイを結び、襟を整えてやる。着替えが済んだ所で控え室にノックがされて返事をする。入ってきたのは執事長で『依頼料とご依頼された物、それと私からのお気持ちを少しだけ準備させていただきました』と高級感のある紙袋が渡される。少々気になる言い回しはあったが感謝の気持ちは伝わってきて素直に少し重みのあるそれを受け取った。『またいつでも御帰宅でも執事としてもお二人をお待ちしております』と笑う執事長に改めて礼を伝えると相手を軽く支えながら執事喫茶を後にして)

  • No.7309 by 探偵  2024-12-02 21:41:49 


あぁ……今日はお前が誰かと話してるとこ散々見せつけられたんだから、早くお前を独り占めにしてぇ
(相手に崩れそうな体を支えられ肌を撫でられると安堵するようにゆっくりと息を吐き出す、今日一日仕事とはいえお嬢様に手を握られたり誰かのために椅子を引いたりエスコートしたり、そうやって他人に使って決して誰かに触れようとしなかった手が今自分に迷いなく伸ばされ触れられていることに言いようのない優越感を感じていた。相手から帰宅の同意を得られれば心のままの言葉が溢れ出して一度ぎゅっと相手を抱きしめてから体離し着替えを再開する。多少ふらつきながらも執事の服を脱いでいきいつもの探偵の格好へと戻っていく、しかしふらつく思考では着替えるのさえ一苦労でシャツのボタンをひとつ止めるのにも随分時間がかかってしまった。ようやく全てのボタンが止まった頃に相手はもう着替えが終わっていて「フィリップ、」と声をかけてネクタイを結んでもらう。相手だけが結ぶのを許された首輪とも称されるそれを結ばれて満足気に笑みを浮かべながら襟を正されるとジャケットを羽織りハットを頭に乗せてようやくいつもの姿へと戻った。着替えが終わったところで執事長が入ってきて慌てて顔を引き締めいつもの探偵の表情を浮かべる。相手には依頼料を含めた紙袋が渡される、その中身は随分と重そうだが執事長に内容を聞くのは野暮というものだろう。こちらからも今日一日世話になった礼を伝えて相手に支えられながら執事喫茶を後にした。そのまま帰路へつくが相手に触れられているのに介助されているような体勢はどうにも物足りなくて「こっちの方がいいだろ」と言いながら支えていた手を無理やり取って手を繋ぐ、ここら辺なら人通りは少なくルールの適用外だ。上機嫌に歩きながらチラリと紙袋の方をみやると「それ何入ってんだ?」と好奇心のままに聞いてみて)

  • No.7310 by 検索  2024-12-02 22:31:45 

それもそうだね。見てみようか、…さっきの薔薇の花束の一部と依頼料とブロマイドだね。それとこれはあの店で使われていたコーヒー豆で、こっちの箱は何だろうか。
(家に帰ることを促せばその裏に隠した意味も読み取ったようで同じく独占欲を含んだ言葉が告げられ帰り支度を急ぐ。普段ならば子供扱いするなと文句を言われてしまう手伝いも終始ご機嫌に受けいれていてアルコールの効果は抜群のようだ。だがそんな相手も執事長が入ってくれば普段の探偵の姿をするのだから素直に感心していた。紙袋を受け取りそれぞれ礼を伝えて執事喫茶を後にする。ふらつきそうな相手が心配で支えるように道を歩いていたがその手が剥がされて相手の手と繋げられる。一瞬驚いてしまうがこの辺りは人通りは少なく、左に並ぶ相手の横顔がやけに上機嫌に見えるとこちらも表情を緩め指を絡めるようにして繋ぎ直して軽く力を込めた。そうしていると相手に紙袋の中身を問われて自分も気になると手を繋いだまま中身を確認する。まず目に付いたのは先程送られた薔薇の花が数輪の手頃なサイズになった花束で、その横に依頼料の入っているであろう封筒と依頼していたブロマイドの束がある。ここまでは想定内だがその横にあるクラフト袋の印字を確認して先程提供していたコーヒー豆だと分かれば声を弾ませる。だがその隣のネイビーの細長い箱の中身は分からなくてずっしりと重みのあるそれを取り出してみる。だが特に印字がある訳でもなく高級そうな化粧箱とだけ分かると下を支えながら「開けてみてくれ」と相手に促して)

  • No.7311 by 探偵  2024-12-02 23:07:32 


すげぇ……なんか今日一日の事を詰め込んだ中身だな
(フワフワと心地よい気分に揺れながら相手と共に夜の風.都.を歩く、いつかの夜にこんな風に夢か現実かを彷徨いながら相手と楽しい時間を過ごしたことがある気がして気分は更に良い。こちらが繋いだ手が指を絡めるように繋ぎ直されて恋人の繋ぎ方になるとますます気分はあがって鼻歌でも歌い出しそうな勢いだった。その上機嫌のままに紙袋の中身を聞いてみる、こんな時でも手を繋いだまま中身を確認する相手に喜びを感じながら身を乗り出して紙袋の中身を覗き込んだ。そこに入っていたのは依頼料に加えて薔薇の小さな花束とブロマイドとコーヒー豆と何かの化粧箱だ。ブロマイドはどうやら撮ってもらったもの全てが入っているようでなかなかの厚さの束になっている、きっとあの中には好評だったツーショットも入っていることだろう。相手が何やら執事長とやり取りをしていたがどうやらこれの交渉だったらしい。さらにコーヒー豆は二人で一人の実力を見せつけた代物だ、相手がコーヒーについて語っていたのも相まってお土産に入れてくれたのだろう。実際相手は声を弾ませていて自然と口角があがる、これはまた家でコーヒーを飲む時が楽しみだ。そして薔薇は言わずもがな、今日言葉を交わしたご主人様の想いが詰まった薔薇は瑞々しく輝いて二人を讃えているようだ。こうみればそのどれもに思い出があって改めて色々あった濃い一日だったのだと実感する、メイド喫茶のお手伝いもいろいろと大変だったがこちらは店の事情に巻き込まれさらに予想外の依頼となったが同時に最高の結果を相手と共に残すことが出来た。そして最後のひとつ、中身の分からない化粧箱を相手が取り出す。特に何が書いているわけでもなくて不思議そうに眺めていると相手に開けるように促され頷いてから中身が飛び出さないようにゆっくりと蓋を開けて)

  • No.7312 by 検索  2024-12-03 06:58:54 

これは…あのワインだ。なかなかの高級品のはずだけど執事長の笑みの理由はこれだった訳だね
(相手の酔い具合によってはタクシーで帰るのも考えていたがこうやって歩いて帰るのも悪くない。相手からも上機嫌なのが伝わってきて一緒に気になる紙袋の中身を確認する。仕事中執事長の気配はあまり感じられなかったが自分達の接客の様をちゃんと見ていたラインナップで口角が上がる。色々と大変だった一日だが相手の言う通りこうやって詰め込まれてみると思い出に残る物ばかりだ。となればこの中身が分からない箱もそうなのかと相手に声を箱を開けて貰う。その中にはあのお嬢様と一緒に飲んだワインと同じ物が入っていて目を瞬かせる。確かにこれも思い出の品ではあるが勝負の中で飲む事になったこれを入れるとはあの執事長の性格が伺える。ワインにあまり知識がなくとも見た目と店で提供された値段から高級品であることは伝わってきて執事長の気持ちとはこれだったのだろうか。素直な感想を述べながら必死に止めていた相手とあの時には抱く余裕の無かった好奇心が疼くと「貰ったものは消費しないと悪いと思わないかい?」と目に輝きを乗せながら交渉してみて)

  • No.7313 by 探偵  2024-12-03 07:50:04 


あ……まぁ俺達が勝った要因ではあるな。…、お前まだ酒飲める歳じゃねぇだろ!絶対にダメだ!
(今日の思い出をぎゅっと濃縮したような内容にただただ口角はあがる、流石は相手に敬意を持って尽くす執事の頭を勤めている人だ。最後に残された大きな化粧箱をそっと開けて中身を覗き込むとある意味で思い出深いワインが出てきて思わず微妙な笑みを浮かべてしまった。確かに二人で力を合わせ勝利を決定づけたものではあったがこれのせいで今自分はフラフラになっており相手は不本意ながらもアルコールを飲まされてしまったのだから。だがこれがあの店の高級ワインなのは確かで味も当然良かった、手土産としては最高のものだろう。相手はこのチャンスを逃すまいとワインを飲むようにこちらへと誘いかけてくる、好奇心に輝くその目はいつも通りずっと見つめていたいものだがこればっかりはアルコールで思考がぼやけていても答えば変わらない。すかさずノーを叫んで化粧箱の蓋をしワインを隠してしまう、相手の正確な年齢は分からないが少なくとも今成人していないのは明らかだ。ワインであれば長期で保管しても問題ないのだから「これはお前が大人になった時のお祝いまでお預けだな」と少々揶揄いまじりに言って)

(/お世話になっております!少しご相談なのですが、この後帰宅してからアルコール混じりに今日の振り返りをするお話をこのまま続けるかここで区切って次のお話にいくか少々迷っておりまして…検索様のご希望はいかがでしょう?)

  • No.7314 by 検索  2024-12-03 11:35:45 

あっ! 今なら行けると思ったのに…。…分かったよ、そういう事にしておこう。
(箱の中身は予想外の物であったが今がチャンスとばかりに相手に好奇心を宿した目を向ける。今の相手はアルコールに酔っていてご機嫌だ。自分のお願いに弱い事と思考が回っていないことに賭けて飲みたいと意志を示したのだが頑固拒否の態度を貫いて箱に蓋をしてしまうと思わず声を上げる。酔っていてもこういうラインはちゃんと守る意志は強いらしい。こうやって毎度のこと取り上げられるからこそ余計気になるのだがこの様子では揺らぐ事は無さそうでむすっと子供っぼく拗ねて呟きを零す。普段は並び立つ相棒であるのにこういう時には子供扱いされてしまう、不満を顕にしていたが大人になったお祝いと聞けば少し揺さぶられる物があってひとまずは頷いておいた。また機会があれば狙えば良いだろう。そんな話をしていれば家の近くまでやってきて再び人通りのある道になる。だがこの手を今更離すのは惜しくて「風が当たると寒い…」と呟きながら風よけにするように相手に肩を寄せくっつくとその間に繋いだ手を隠してしまう。「早く帰ろう、翔太郎」と声をかけるとそのまま早足で歩き始めて)

(/こちらこそお世話になっております。今回の話が色々な人と関わるものだったので二人で過ごす時間が欲しいなと個人的には思っておりまして次が二人の日常の話や甘めな話ならば区切ってそちらに移っても良いですしその他の系統の話がご希望なら帰宅後の会話を楽しんでから次に移りたいなと思うのですが探偵様はいかがでしょうか?前者ならばアイススケートデートや出張の予定から早めに帰ってきた探偵君に検索の夜更かしがバレる話、後者なら赤い刑事君関連の話や喧嘩してギクシャクしてる時の話などが浮かびましたが探偵様のご希望をお聞かせください!)

  • No.7315 by 探偵  2024-12-03 12:29:33 


ったく、油断も隙もねぇな……、…あぁ、早く家に帰ろうぜ
(いくら酒を飲もうとも相手が未成年のうちは飲酒を止める絶対的な自信がある、体に悪影響な上検索して好奇心が暴走すればきっと目も当てられない状況になるだろう。相手はそれこそ子供のように拗ねていてその表情には心揺さぶられるがやはり飲酒を許すことは出来ない。その代わりに大人になった時まで取っておく案を出せば相手はとりあえず納得したようで無事ワインはこのまま保管されることとなった。人通りのある道に出てそろそろ手を離さなければならないかと露骨に暗い顔をするが相手がこちらへとくっついて繋がる手を隠してしまう、これならば周囲に手を繋いでいるとバレることはない。直ぐに表情を明るくさせると二人の間でこっそりと繋がれた手をぎゅっと強く握った。冷たい風に吹かれながら家へとたどり着くと玄関の扉を開けて中へと入る、靴を脱いで寒さから逃げるように相手と手を繋いだままリビングへと駆け込んだ。そのまま後ろへ振り返ると直ぐさま相手を抱きしめる、まだ上着も脱いでいない状態のせいで「なんか、思ったよりあったかくねぇな…」ときちんと相手の体温を感じることができずに眉を下げた。上着を脱げばいいのに今はそれを判断する思考はもはやなくて、ふと良いことを思い出すと互いの頬をぴったりとくっつける。思った通り露出されたそこは最初こそ冷たかったものの相手の体温がじわじわと感じられて「へへ、フィリップあったけぇ…」と幼く笑みを浮かべていて)

(/沢山候補あげていただいてありがとうございます!こちらも二人の甘い時間が欲しいなと思っておりましたので、よければこのまま続けさせていただいてもよろしいでしょうか?その後は騒がしいお話ができればと思っておりましたので、夜更かしがバレる話か喧嘩してギクシャクしているお話ができれば良いなと思っております。ひとまずこのまま続けておきましたので二人きりの時間楽しめれば幸いです/こちら蹴りで大丈夫です!)

  • No.7316 by 検索  2024-12-03 15:26:14 

ただいま…っ、まあお互いにこれだけ厚着していればそうだろう。ああ、あったかいね…。
(相手と暖を取るフリをしてくっついて繋いだ手を隠すと分かり易く表情は明るいものになって強く握られる。伝わってくる普段よりも高い熱を感じながら早足で帰路を急いだ。家に辿り着くと玄関を開けて帰宅の言葉を口にしながら中に入る。手を引かれるままリビングに入り、ひとまず紙袋を床に置いた所で振り返った相手に直ぐさま抱きしめられる。一瞬驚くものの相手の酔った時の癖を思い出してこちらからも受け止めるように腕を回すが不満気な呟きが聞こえてくると思わずツッコミを零す。触れ合いたいのなら一旦腕を解いて上着を脱ぐべきなのだが相手は寧ろ頬をくっつけてくる。外気に触れていたそこは冷たかったが段々とお互いの体温を伝えあう。それに対して幸せそうに幼い笑みを浮かべる相手に心掴まれるとこちらからも軽く擦り寄りながら感想を呟く。だが先ほどの執事の面影など微塵もない子供っぽい姿を見れば少し悪戯心が湧いてきて背中に回した手を上着の中に忍ばせてシャツを軽く引っ張ると脇腹の素肌に自らの冷たい手を押し当てて暖を取ろうとして)

  • No.7317 by 探偵  2024-12-03 18:12:51 


あ、そうだな。…ん……?びゃぁっ?!
(今日は相手と一日一緒にいたのに途中からずっと相手以外の所にいて、さらには相手も別の誰かの所にいて、なかなか同じ時を過ごすことが出来なかった。普段ならば依頼だからと割り切れてもアルコールが回ってより気持ちに素直になった頭では相手との時間が過ごせなかった不満の方が前に出てしまって二人きりになり直ぐさま相手を腕の中に捕まえた。なかなか体温が伝わってこずに不満を漏らしたが相手から冷静なツッコミが入りようやくその理由に思い当たる、せっかく相手を抱きしめているのにこれでは全く相手を感じることが出来ていない。頬だけは相手の体温を感じることができて相手が擦り寄ってくると心がフワフワと幸せな気持ちに包まれてますます笑みが深まる、このまま頬を離したくない気持ちもあるがもっと触れ合う為にはまず上着を脱がなければならないだろう。軽く上半身を離したところで相手の手が服の中へと入ってくる、いつもならばその思惑に気づくところだが相手の行動ならば止める理由もなくて目を瞬かせながら見守っていた。次の瞬間に脇腹へ冷たい手が当たって思わず変な声を出して体を跳ねさせてしまう、せっかく相手の体温を堪能していたというのに。してやられたことに対しニヤリとやる気と悪戯心を宿した笑みを浮かべ「やったな?」と子供のように言えば相手に回していた片腕に力を込めて相手を捕まえる。相手が逃げられない状況で堂々と前を開けて上着を引っ張りながら布の下に手を伸ばすと楽しげな笑みを浮かべながら背中へと手を滑り込ませ素肌に直接冷たい手を押し当てた。そのまま腕を交代させるともう片方の手も背中側へと侵入し素肌へと押し付けぎゅっと冷たい手で相手を抱きしめて)

  • No.7318 by 検索  2024-12-03 20:39:19 

ここなら暖が取れそうだ。 待っ、ひゃっ! っ…つめたい。
(返ってきて早々抱きしめあって体温を共有する。唯一触れている頬を擦り寄らせると相手は嬉しそうに笑ってこちらも暖かい気持ちを抱きながらくっつく。相手も漸く上着のせいで体温が伝わらないことに気付いたようだが離れていく前に手を忍ばせて温かい肌に冷たい手を押し付ける。その瞬間変な声を上げながら予想以上のリアクションを見せる相手にクスクスと笑う。何ともないようにコメントを述べているとこちらを見た相手がニヤリと笑ったかと思えば腕に力を込められて嫌な予感を覚える。だが逃げる前に楽しそうに手が背中に伸ばされて素肌に冷たい物が触れると裏返った声を出しながら体を跳ねさせた。だがそれだけでは留まらずもう片方の手も素肌に触れて抱き締められると冷たさに身が震えた。見事に仕返しされてしまって悔しげに文句を口にするが段々と自らの熱が相手に移ると触れる冷たさもマシになってくる。こちらも服の下に腕を回して緩く抱きしめていたが相手の服から執事喫茶の中で着いたであろう見知らぬ匂いを僅かに感じるとそれを早く除きたくなって「今日は疲れたし先にお風呂に入らないかい?」と提案して)

  • No.7319 by 探偵  2024-12-03 21:49:43 


へへ、俺はあったかい。…そうだな、早くお前ともっとくっついて俺だけのにしたい
(冷たい不意打ちを食らった仕返しに相手を腕の中に捕まえて冷たい手を押し当てると相手の体が跳ねるのが分かる、自分のしたことで相手が反応するのが今日不足した分構ってくれているようで妙に嬉しくて上機嫌に強く抱きしめてしまう。文句混じりの言葉も受けるが悪戯心を滲ませながら自分は大丈夫だと子供っぽいことを口にする、しかし相手の不満気な顔をそのままにしておくわけには行かなくて慰めるように軽く口付けを送った。相手も服の下に潜り込ませた手を滑らせ背中側に回していて素肌同士が触れ合う心地に浸っていると風呂に入るよう促される。このまま相手の素肌の温かさと触り心地に浸っていたいところだがまだ上着も脱いでいないこの状況ではこれ以上相手に近づくことはできない。ここは一旦我慢してあとで存分に楽しむ方がいいだろう。相変わらず口からは脳を介さない言葉が出てきてしまう、依頼とはいえずっと誰かに相手を取られていた反動が出てしまっているのだろう。早く相手とくっつきたい衝動が襲いきていても立ってもいられなくなれば相手にまた軽く口付けを送って「先入ってくる」と声をかけると名残惜しくも腕を解く、だがその分手早く上着類を脱いだ後駆け足で風呂場へと直行して)

  • No.7320 by 検索  2024-12-03 22:25:14 

ん、行ってらっしゃい。
(相手はこちらの反応を見て楽しそうに笑ってやはり全体的に幼い。機嫌を取るようにされる口付けも愛おしくてさらに距離を詰めるようにぎゅっと相手を抱きしめた。だがそれだけでは足りなくて相手に風呂に入るように促すとまたもや素直な言葉が告げられて鼓動が跳ねた。自らもそうしたいと言う我儘が形となるのを感じながら相手の軽い口付けを受けると目を細めて微笑み、慌ただしく上着を脱いで風呂場に直行する相手を見送った。相手が風呂に入った入っている間、貰った物を片付ける。コーヒー豆とワインはひとまず食品を置いている棚に入れて、薔薇の花束は普段使わないグラスを花瓶代わりにさしてテーブルに飾ってみる。それだけでも部屋は華やかになって暫くは暮らしに彩りを添えてくれそうだ。続いてブロマイドの束を確認してみると撮影した全ての写真と二人で花束を持って写った写真が纏めてある。相手の写真を順番に見ていくとやはり特別な格好にあまり見慣れない格好で写っていてこの写真達を他のお嬢様も持って帰ったと思うと少しだけモヤモヤする。だが最後の一枚は自分達だけのもので自然体で映るその姿に自然と表情が緩むと何処か部屋に飾ろうかと悩みながら相手を待っていて)

  • No.7321 by 探偵  2024-12-03 22:57:14 


あがったぜ、フィリップ。あ、薔薇飾ってくれたのかぁ、ありがとよ。それ俺達の写真だ。………これ配られたんだよな
(浴室に入ると直ぐさまシャワーを浴びて体を洗い始める、ただでさえアルコールが回って覚束無い頭は温かなお湯で体温があがったせいでさらに血の巡りを加速させて頭をぼんやりとさせて行く。暫くシャワーを浴びていることも忘れて突っ立ってしまったが意識が飛ぶ前に相手の元に帰らなければならない事を思い出すとその後はまた手早く体を洗って浴室を出た。いつもの寝間着を着てリビングに戻ってきたものの髪さえ満足に拭けずに頭はまだまだ濡れっぱなしだ。それに気が付かず相手の隣へやってくると相手が袋の中身を整理してくれたことに間延びした口調で礼を言いつつ手元を覗き込む。そこには報酬の一部であるブロマイドがあって二人で薔薇の花束を持って並ぶ構図に上機嫌な顔を浮かべる。しかしその後ろにある写真は全て薔薇のお返しに配られたブロマイド、相手が見慣れない格好で普段見ることができないポーズを取っているのにそれを知るのは自分だけではない。二人で何気なく会話している姿だってツーショットとしてご主人様の間で好評になってしまって自然な笑みさえ誰かに奪われてしまった気分だ。相手は自分のものなのにと思考は加速して相手の首周りに腕を巻き付かせてぎゅっと抱きつく、子供が大切なぬいぐるみを離さないように強く抱きしめると「…あとで俺しか知らないフィリップの顔絶対に見る」と小さくボソリと呟いて)

  • No.7322 by 検索  2024-12-03 23:33:37 

おかえり、ってびしょびしょじゃないか。…まあ、そうだね。…是非そうしてくれ、
(ブロマイドの中身を確認していると隣にやってきた相手から声が掛かってそちらを向く。紙袋の中身を整理する時間があるほど少し長めに風呂に入っていたようだがぽたぽたとまだ水滴を垂らすのを見れば相手が持ってきたタオルを取って代わりに髪を拭いてやる。その間相手の視線は手元のブロマイドに向く。今日の記念にと執事長にリクエストした物で最後に撮った写真を見た相手の顔に上機嫌な笑みが浮かんだ。だがその後ろの沢山撮ったお互いの写真に移るとその顔は不満げなものになっていき、先程自分が思ったことと同じことが呟かれて曖昧に肯定する。流石に全て揃えた物は数からしても居ないだろうがそれぞれをお嬢様達が持っていることには変わりない。すると首元に自分のモノだと主張するように腕が巻きついて強く抱きしめられながら思わぬ宣言が聞こえてくると何とも子供っぽくも健気な姿に笑みが零れた。相手の前ならばありのままの姿も他の人の前では浮かばない表情も全部見せられる。弾む声と共にわしゃわしゃとまだ濡れた髪を撫でると「僕もお風呂に入ってくるから頑張って起きていてくれ」とお願いして軽く口付けて風呂場に向かう。手早く服を脱ぎ、シャワーで温まりながら髪と体を洗う。特にセットして貰っていた髪はワックスなどが残らないように丁寧に洗い流してスッキリするとお湯を止めて拭きながら浴室を出る。相手の色の寝巻きに着替えて出てくれば「ただいま」と言いながら相手の姿探して)

  • No.7323 by 探偵  2024-12-04 07:46:55 


ん、…へへ、……フィリップともっといたいからちゃんと起きてる。だから早く帰ってこいよ
(ブロマイドを覗き込んでいると相手の手が再びこちらへ伸びてきてきょとんと見つめているとバスタオルで髪を拭かれる、頭を優しく撫でられるような形に幼い笑みを漏らし幸せな心地に浸っていたがブロマイドを通して相手が誰かに取られてしまったことに不満を覚えていた。相手は自分のものだと主張するように腕の中に閉じ込めるとさらりとその行為も後に続いた言葉も肯定されてしまってまた気分は上向く。さらに頭を撫でられると緩みきった笑みを浮かべて相手が出てくるのを待つように言われて笑みのまま頷く。やっと相手と二人きりになって相手を独り占めできるようになったというのに寝てしまうなんて勿体ない、ここからは誰かに相手を取られてしまった分相手を自分の物にしたい。そんな想いさえ口に出しつつ相手を見送った。浮ついた手つきで何となく髪を拭いて最後に残った水気を拭き取るとブロマイドを順に捲っていく、独り占めに出来なかったのは残念だが執事をしている間相手の方を見る隙間はあまりなくこうやって形に残してくれたのはある意味では有難かった。そうしていると浴室から出てくる音が聞こえていつもの寝間着に着替えた相手がリビングにやってくると早々に駆け寄り「おかえり、待ってたぜ」とまた腕の中へと閉じ込める。風呂上がりの体はホカホカと温かくて思わず擦り寄ると先程まで嗅ぎなれないワックスが香っていた髪はすっかりいつもの香りに戻っていて髪に鼻先を埋めてそこの空気を吸い込むと「お揃いのシャンプーの匂いだ」と弾んだ声で言えば心のままに髪と近くにあった耳朶へと口付けを落として)

  • No.7324 by 検索  2024-12-04 11:57:12 

ふふ、温かいね。…ん、この匂いが一番好きだ。…湯冷めしてしまう前にベットに行こうか
(相手の嬉しい言葉で見送られ相手が寝てしまわない内に髪と体を洗って風呂場を後にする。リビングに出てくれば早速相手が駆け寄ってきてまた腕の中に閉じ込められる。寝巻きはもこもことしているが上着を着ていた時よりも体温を伝えやすくて心地よい温度が体を包む。擦り寄られる擽ったさも相まって穏やかな笑い声を零すとこちらからもぎゅっと相手を抱きしめる。そのまま髪に鼻先を埋められて匂いを嗅がれている気配がすれば少々照れ臭い気持ちになるがお揃いと言われると温かな物で満たされる。この家で暮らすようになってすっかりこのシャンプーの匂いやボディーソープも馴染みの物になって纏う香りの重要な一部となっている。それは相手に関しても同じで髪と耳朶にキスが落とされる感触とその度に感じる香りに柔らかく微笑んで思ったままの言葉を口にする。外から受けた影響もなくなっていつもの自分だけの恋人になった相手をもっと堪能したくなればそれらしい理由を告げくっついたままベットの方に移動する。二人でベットに上がると相手を抱きしめ直してから「前にメイド喫茶の手伝いをした時の君の気持ちが良く分かったよ、君が他の人にちやほやされてるのは何というか…面白くない」とヤキモチを前面に出した感想を述べて)

  • No.7325 by 探偵  2024-12-04 12:36:17 


俺も。俺達だけの匂いだ。……だろ?そりゃお前が褒められるのは嬉しいけど、誰かと楽しそうに話してるのみると、…奪いたくなる
(湯上りの相手を抱きしめると向こうからも腕が回って抱きしめられてそれだけでふわふわとした頭では十分に幸せだ。ようやくお揃いに戻った匂いを思いっきり嗅ぐと相手の口元には微笑みが浮かんでそんな何気ない反応でさえ今は自分だけのものだ。ここからはもう離れる気はおきなくてベットに行こうと誘われると無邪気な笑みと共に頷き体を離さないまま移動する、二人でベットに上がれば相手から直ぐに腕が回されてこちらも相手を抱きしめると体を引き寄せ接触面積を増やした。ようやく相手をこの腕の中に取り戻すと相手から今日の感想が告げられる、前回のメイド喫茶では相手が誰かに仕えているのを見ているだけだったが今回は執事として同じ立場になったわけで、こちらが抱いた感情と似たような言葉を言われるとヤキモチを焼くその姿に胸は擽られる。だがこちらも執事として全く同じ立場だったのだ、ホールでご主人様に仕えている間は薔薇獲得レースも相まってナリを潜めていたが二人きりになって今日のことを振り返ってみるとずっと相手を取られていたのだという気分にますます拍車がかかって嫉妬を通り越した言葉を口にしていた。一度それらしいことをしたのは棚にあげて「そもそもお前に触れていいのは俺だけなのに」と駄々を捏ねるように言うと自分の大切なものだと示すようにまた頬へと口付けて)

  • No.7326 by 検索  2024-12-04 16:04:00 

良く君から視線を感じていたのはそれかい? …ああ、ここまで近付くのを許すのも触りたい、触られたいと思うのも翔太郎だけだ。
(二人でベットの上に乗ればもう邪魔するものはない。こちらが抱きしめると相手からも腕が回されて更にくっつくことになる。腕に抱く温もりを感じていればつい先ほどまでこういう事が出来ずに相手が様々なご主人様に仕える執事であったことを思い出してずっと依頼という面で我慢していたヤキモチを口にする。それは同じ立場として働いていた相手も同じだったようでより直接的な言い方をされるとぱちりと目を瞬かせる。お嬢様に手を取られた時に直ぐに気付いて助けに来てくれた時もそうだったがご給仕している間に何度も相手の視線を感じることがあった。自らも相手が気になって暇があれば視線を向けていたのと同じだろうかと思うと自然に口角が上がって嬉しそうに問う。そんな時間を経てアルコールの作用もあってか駄々をこねるように何とも可愛らしい我儘が告げられて頬に口づけを受けると足りなかったものが満たされていく心地がして緩い笑みを浮かべながら頬に手を添える。そのまま顔を近づけて視界をいっぱいに相手を映るようにしてから独占欲の滲む言葉を肯定し、自らの望みを伝えると自分だけに許された特別な唇に自らの物を重ねて)

  • No.7327 by 探偵  2024-12-04 17:20:17 


…だってフィリップが変な目にあってねぇか心配だったし……へへ、…俺だけがフィリップの特別だ
(執事をやっている間相手を見ていた自覚はあるがそれ以上に視線が行っていたのはご主人様からも指摘されていて、さらには相手さえも気づいていたのだと今知ると思わず目を泳がせる。相手に視線をやっているのは仕事に集中できていない動かぬ証拠だ、咄嗟に言い訳めいたことを口にしてしまうが相手の口角があがっているのなら全て問題はない。それに相手だってこちらがコーヒーが入れられずに困っていたところにすぐやってきたのだからきっと同じくらいにこちらを見ていた事だろう、そう思えばこちらも口角はあがって物理的には離れていても心は傍にいたのだと実感する。だが心が傍にいたのならば満足できるかと言われればそれはまた別の話で今日はもう相手からは離れられそうにない。子供っぽい言葉を口にするもすんなりとその言葉は受け入れられてしまってさらに口付けが重なればより自分の気持ちを肯定される。柔らかな感触に浸るように暫くそこを重ねた後にそっと離す、自分だけが許された特別な行為に胸が満たされるとまた幼く笑って、しかしそれに似合わぬ独占欲を滲ませた言葉を口にしていた。自分だけが相手の特別で相手にもっと触れたいと一度溢れ出した想いは留まることを知らなくて、相手をもっと自分のものにしたくなると抱き締めていた腕に力を込める。相手の体を支えながら二人の体勢を変えると横たえた相手の体の上に自らの体を持ってきて相手に覆い被さるようになり満足気な顔で見下ろす。額を優しく撫でながら「これでフィリップは全部俺のもんだ」とまた幼い口調で言うと大切なものを愛でるように頬や目尻、額やこめかみなど目に入るところへ順に次々と口付けを落としていって)

  • No.7328 by 検索  2024-12-04 19:24:55 

…、ああ。 …ふふ、君に閉じ込められてしまったようだ。
(相手の視線の行方を指摘すれば分かりやすく目が泳ぐ。よそ見していたというだけ捉えれば悪いかもしれないが結果的に連携に繋がったのだから文句は言われないだろう。あの時には出来なかった二人の繋がりを確かめようと唇を重ねると溢れた気持ちを交換するように長くその感触を味わう。ゆっくりと離れていけば相手の顔に幼い笑みが浮かんで自分だけの特別を主張されると肯定するようにその頭を撫でた。疲れた体に幸せが染み渡ってふわふわとした心地を覚えていると相手に支えられながら二人でベッドに横になる。それだけに留まらず相手が上に覆い被さるように乗ってくれば視界には天井と満足げな相手の姿だけが映るようになる。自分と体格はあまり変わらず歳もアルコールが飲めるほどには年上であるのにそれとは思えない子供っぽい笑みと口調がとても可愛らしいと思ってしまうのだから仕方ない。相手の作る狭いスペースに収まってその愛おしい支配を受け入れると頬や目尻などあらゆる場所に口付けが降ってくる。触れるだけの仕草だがその一つ一つに相手の想いを感じて「ちょっと擽ったい」と笑いながら相手を見つめる。緩く相手の背中に腕を回して抱き寄せると「僕が一番誰よりも翔太郎のこと好きだよ」と溢れる想いを伝えて)

  • No.7329 by 探偵  2024-12-04 20:03:17 


、…俺も。この世界で一番フィリップの事が好きなのは俺だ
(相手を自分の下に組み敷いてその自由さえ奪ってしまったのに相手の顔には変わらず笑みが浮かんでいて頭を撫でられればまた緩みきった笑みを浮かべる、こうやって許される事に何よりも優越感や幸せを感じるとまともに回らない思考はさらにふわふわと浮遊感が増していった。溢れ出る想いのままに閉じ込めた相手へ次々と口付けを降らせていくと相手は擽ったそうに笑う、昼間自分のいない所で誰かに向けて笑っていた分自分がする事に相手が笑っているのが嬉しくて堪らなかった。相手の腕が背中に回るのを感じて目を合わせると相手の想いが乗った言葉が告げられてピタリとその動きを止めて直後ゆっくりと頬が赤くなっていく。何度交わしたか分からない『好き』という文字を自分本位にした言葉、一見すれば傲慢で、しかしその分いつもより相手の想いの強さと独占欲が乗った台詞に強く胸を掴まれてしまえば心臓が早鐘を打ちはじめる。こんなに近くに入れば鼓動の速さが伝わってしまうかもしれない、当然それを理由に離れることはなくて高まる熱を溢れさせるようにゆっくり息を吐くと愛しいものを愛でるようにまた額を撫でる。魅入られるように相手から目が離せなくて溢れるままにこちらからも同じ言葉を送った。そして顔を寄せて再び唇を重ねる、少しでもこの想いが伝わるよう直ぐには離さず、それだけでは物足りなくなった体はさらに唇を愛でるようにそこを食むような動作を加えて)

  • No.7330 by 検索  2024-12-04 20:52:38 

ならばちょうど良いね。……ん、
(自らも相手の背中に腕を回して軽く抱き寄せながら溢れた想いを告げると相手の動きが分かり易く止まって頬にじわじわと赤みが灯る。自分の中で一番好きということは簡単だがそれ以上にこの街のどの人よりも今日来たご主人様の誰よりもこの想いは強い自信がある。今日相手が沢山受け取った好意に張り合うような言葉を送ると腕の中の相手がさらに熱を持ったような気がして口元が緩んだ。額を撫でられその心地良さを感じていれば相手からも同じ言葉が送られてそこに込められた想いにぎゅっと胸が掴まれたように鼓動が跳ねた。どんなに想いを抱かれようともこうやって嬉しく思うのは相手だけで、そんな相手が世界で一番好きと言ってくれるならこれほど嬉しいことはない。お互いが同じ気持ちだと分かれば自信たっぷりに笑って抱き締める腕に力を込めていたが顔が近付いてくれば目を閉じて口付けを受け止める。お互いの熱と柔らかさを伝えあっていたが食むように動かれると更に情報量が増えて小さく息が漏れた。自らも相手を求めるように唇を動かして食んだり擦り合わせたりと少々遊びながら相手の背中の寝巻きを握ってもう少し引き寄せてみて)

  • No.7331 by 探偵  2024-12-04 21:19:57 


……ん、…ふ、……っ……
(お互いいつもより強い独占欲を纏った好意の言葉を送り合う、今日は誰かからの感謝の気持ちや好意的な想いを薔薇という形で受け取り最終的には立派な花束になったがその花束よりも先程の相手の言葉たった一つが遥かに嬉しくて胸を揺さぶられる。好意には当然感謝を返すが同じ好意を返すのはいつだって相手しかいない、そして相手のたった一言は胸に大輪の花を咲かせてくれる。こちらが相手と同じ言葉を送れば相手は自信に満ちた顔を浮かべてそれが愛おしくて愛おしくて堪らなかった。唇を重ねて食むようにしてそこを愛でれば相手の吐息が口端から漏れだしてくらりと脳内を揺さぶる、まるでアルコールが体に追加されたようだ。相手と口付けているのだともっと実感したくて、相手にも感じて欲しくて、食む動きにさらに吸い付く動作を加えると重なる唇の間からリップ音が溢れてくる。高い音を何度も響かせ時折舌先で唇を濡らせばますます音は大きくなっていく、その分だけ相手を愛しているのだと知らしめているようで幼い頭は簡単に上機嫌になった。片腕を相手の背中から外しこちらの背中に回されている相手の片手を手繰り寄せるとお互いの指を絡めて繋ぐ、その手は今日あのお嬢様にずっと握られていた手だ。本来自分しか触れられないものなのに他人の手に渡ってしまった相手の大切な手、薄れてしまった自分の存在を刷り込むように恋人にしか許されない繋ぎ方で強く握るとそのまま繋いだ手をシーツへと縫い付けて)

  • No.7332 by 検索  2024-12-04 23:17:29 

…ん、……は、…翔太郎、……っ
(お互いに送った言葉を確かめるように唇を重ねていれば食むように動かされるようになって、更に吸い付く動作が混じってリップ音が響くと小さく肩が跳ねた。唇の間で何度もその音が響いて次第に大きくなってくるとくらりと脳が揺れて相手から与えられるもので思考も埋まっていく。濡れた唇は滑りが良くなってこちらからも大きく動かすようにすればその分高い音が弾けてまた息が零れた。そうして自分だけの特別な場所を愛でていると相手の背中に回していた手を求められて薄ら目を開いて様子を伺う。お嬢様に触れて触れられてあの時背中に隠された手をさらに深く指を絡ませるように繋がれる。そのまま逃がさないとばかりにシーツに縫い付けれてその相手の熱と力強さが伝わってくると相手を強く惹き付けられていることに口角が吊り上がる。その想いに応えるように手を握り返して僅かに唇を離したタイミングで相手の名前を呼ぶ。再び唇を重ねると擦り合わせたり舌先でチロチロと舐めて愛でてから相手に視線を向けると下唇に甘く噛み付いてみて)

  • No.7333 by 探偵  2024-12-05 07:51:15 


ん、……、…っ、……フィリップ、……ン…
(重なる唇に吸い付いて高い音を鳴らせば自分の下で相手が小さく跳ねるのが伝わる、今はこちらが注いだ物に対して相手が反応するのが、相手の意識が全てこちらに向いていることが何よりも心を満たす。口端から漏れる吐息にまた頭を揺さぶられて自分だけが触れてもいい手を絡め取り強く握ると重なる唇の端があがるのが分かった。自分のものだと囲うように相手を組み敷いて、しかしそれを肯定するように手を握り返され大好きな声で名前を呼ばれてしまえば相手への愛おしさはさらに膨れ上がっていく。再び唇が重なって戯れるように舌先が唇を擽る、可愛らしい刺激に思わず口元を緩めていたがその動きが止まると薄らと目を開けた。そこには同じく目を開ける相手がいて視線が交わる、その瞬間に下唇に甘い痺れが走ると目を見開いた。甘い刺激を受けて愛おしさの中に違うものが混じり始める、絡めて繋がる手に思わず力を込めながら溢れるままに名前を呼んだ。そしてこちらへ噛み付いた唇の間に舌先をゆっくりと滑り込ませ口内へ侵入を果たす。相手の舌を見つけると先程相手がしたように舌でチロチロと愛でるようにそこを舐める。舌だけに留まらず歯列や唇の内側、上顎まで順に丹念に愛でるように、あるいはマーキングするように、舌を動かし愛撫していく。口内を愛でるのに夢中でいつの間にか相手の体を押さえるように自分の体を上に乗せて、唾液が溢れて水音が響き始めるが構わず相手の口内を愛でるのを続けていて)

  • No.7334 by 検索  2024-12-05 12:08:47 

……っ、…ふ………は、ぁ…しょう、たろ…
(薄く開かれた目と視線が交わるとより一層想いは溢れて愛おしい気持ちのまま大切なその場所を甘噛みする。相手の目が分かりやすく見開かれると悪戯が成功したような気持ちで得意げに笑っていたが繋がった手を握りながら名前を呼ばれるとその幸せと声色の変化に体温が上がる気配がした。そして表面をなぞっていた舌先がゆっくりと口内に入ってくれば自分とは違う熱に小さく吐息を零す。相手の舌先が舌に触れると唾液が混ざり合って小さな水音が弾けた。その場所が何故か特別甘く感じていると相手の舌は歯列や上顎など自分でも滅多に触れることのない場所までなぞってそんな場所まで愛でられていることに多幸感を覚える。相手が上に乗っていればその重みを感じて身動きが取れなくなるがそれすら相手の愛の重さだと思えば愛おしくて繋いでいない方の手で更に抱き寄せると足も緩く絡めて接触面積を増やす。相手の舌を追いかけるように舌を伸ばして擦り合わせていれば唾液が溢れ、より一層水音が響くようになると鼓膜からも相手との行為を感じるようになってアルコールが移されたかのように脳内がくらくらする。浮ついた頭ではもっと相手の存在が欲しくなってしまって相手の名前を呼んで更に舌を伸ばすと積極的に絡めにいき)

  • No.7335 by 探偵  2024-12-05 12:28:12 


……っ、…ン……ふ……、…
(相手の口内を端から端まで舌先で撫でて舐めて愛でていると相手の口内はだんだんと水気が増してきて幼い行為に反して艶めかしい音が弾ける。相手にのめり込んでその体を押さえつけていることさえ気が付かなかったが背中に手を回され抱き寄せられると全ての行為を肯定されたようで益々相手の口内を撫でるのに夢中になっていく、さらに足が絡まってより体温を共有するようになればそこさえ愛でるように軽く足を擦り合わせた。相手の口内を粗方マーキングし終えたところで名前を呼ばれて相手の舌がこちらに絡みつく、相手が何を望んでいるのか理解すると可愛らしいオネダリにまたクラクラと脳内は揺れた。溢れる愛おしさのままにまた繋がった手を握って体を押さえつけてさらに相手を拘束する、もう片方の手を相手の頭頂部に添えてそこさえ固定してしまうとこちらからも舌を相手のものへと絡ませた。たっぷりと濡れたそこは滑りが良く擦り合わせる度にくちゅりと水音が響く。鼓膜を揺らすその音は相手を愛でていることを、相手と繋がっていることを明確に知らしめるものでアルコールで緩まった思考の熱を加速させた。もっとこの水音を響かせるように何度も相手の舌を絡め愛撫する、夢中になって舌を動かしていれば相手の口内に唾液が溜まりすぎていることもその呼吸に気を使う余裕もなくて、相手への好意をありったけ注ぎ込むように深く絡まる口付けを続けて)

  • No.7336 by 検索  2024-12-05 16:12:07 

……ン、…ぁ……ふ、……ッん…ぁ、
(背中に回した片腕を引き寄せ足も絡ませるようにくっつくと更に体温を共有するようになって全身で相手を感じるようになる。くらりと揺らぐ思考の中、もっと相手が欲しくなってくれば名前を呼んで舌を絡め始める。繋いだ手は更に強く縫い付けられて頭の方も固定されるようになると逃げ場はなくなってただ相手に注がれる熱や想いを享受するだけとなる。そんな状態で相手からも舌が絡みつくようになると一際大きく水音が響いて小さく体が震えた。二人だけの場所で恋人としか出来ない行為をして他の人には聞かせられない音を立てていることを自覚すればますます体は熱を持っていく。重力によって二人の混ざり合った唾液が垂れてきて呼吸のタイミングすら失って相手との行為に溺れていれば軽い酸欠で薄っすらと顔が赤く染まる。僅かに出来た隙間から熱い息を吐き出すが吸い込む前に絡みつく舌に遮られて息苦しく喘ぐ。だがくらくらと浮ついた頭で相手から与えられるものだけを感じて相手のことだけ考えられるのが幸せで、心地いい。瞳に熱を灯しながら相手の舌に吸い付いて唾液を全部奪ってしまうと口内に溜まった物と一緒に喉を鳴らして飲み込む、相手から注がれたものを体内に取り込めた事に嬉しそうに目を細め相手見つめて)

  • No.7337 by 探偵  2024-12-05 17:23:17 


……ッ、……は、ァ…フィリップ……すげぇかわいい……
(相手を自分の支配下に置いてその動きさえ全て自分のものにしてただただ相手を愛でる、絶えず水音が弾ける中に相手の吐息が混じり始めやがてそれが苦しげなものに変わるのを感じながらも頭をゆっくりと慰めるように撫でて行為を止めることは無かった。口端から漏れ出す吐息も苦しげに震える喉も全て自分のものにして取り込んでいく、相手は苦しげなのに組み敷く体はどんどん熱を持つのが分かって相手もこの行為を望んでいるのだと分かれば脳内を甘く激しく揺さぶった。時間が経つにつれて薄れるはずのアルコールは全くナリを潜める気配はなく腹の中に渦巻いた熱を加速させていく。幸福と熱に支配され始めた思考でいれば不意に相手が口内の唾液を音を立てて飲み込んで嬉しそうに目を細める姿が視界に映る、こちらのものを取り込み笑う相手の姿はこの胸を強く掴んで同時に顔を赤らめ薄く笑う妖艶な姿に欲望はさらに昂って熱い吐息を漏らした。赤く染る頬を愛おしげに撫でながら普段口にしないような、全く脳を介さない言葉が口から溢れ出す。言葉を口に出してしまえばそれは相手への想いを加速させてこちらに晒されたままの耳へ誘われるように顔を近づけた。相手の甘い声が聞きたくて耳を一度ゆっくりと舐め上げる、縁を丁寧になぞるように舌を這わせた後にそこを食すように耳を甘噛みした。噛み付く歯と撫でる舌を同時に使いながらそこに軽い噛み跡と唾液とを刻みつけていく。耳を愛でながら家に帰ってきた際に素肌を撫でた感覚を思い出すと自分の色の寝間着を軽く持ち上げ手を侵入させて「ここ、すげぇ熱い…」と耳の穴へ囁きながら胸板をゆっくりと撫でて)

  • No.7338 by 検索  2024-12-05 19:49:57 

…っ、は…、翔太郎……んん、…っぁ、…ひ、きみが、触るからだ、
(ふわふわと熱に浮かされるのを感じながら口内に溜まっていたものを飲み込むと相手の熱い吐息が肌を掠める。漸く唇が離れると足りない酸素を取り込もうと荒く呼吸をするが頬を撫でられると視線を相手に向ける。本来可愛いなど年頃の女性に向けられるべき言葉なのに自分だけを視界に写して思った事がそのまま溢れたかのように告げられると心拍が明確に跳ね上がる。そこに込められた色に深い所が疼くのを感じながら今度は耳をゆっくりと舐められると鼻にかかった声と熱い吐息が零れる。ぞくぞくと背筋が震えだしたタイミングで同じ箇所を甘噛みされると甘い声が口から溢れた。唾液で濡れていくそこをランダムに噛みつかれるとその度に上擦った声が溢れて耳の端まで赤くなっていく。そちらに意識が向かっていると寝巻きの間に侵入を許して、お風呂で温まったとはいえ熱を持った体と比べては冷たい手が素肌に触れると一段と高い声が上がって身を捩ろうとする。相手に押さえ込まれてそれは叶わないが鼓動の早い胸板を撫でられながら囁きを注がれるとまた体は跳ねて拙い口調で相手のせいだと告げる。相手だけが自分を好きに出来ることを証明したくて、もっと触れて欲しくて繋がった手を握ると「ねぇ…もっと、翔太郎を感じたい」と甘く強請って)

  • No.7339 by 探偵  2024-12-05 20:46:57 


…ん、…ハ、ぁ……へへ、俺のせいでこんなになってんのか……ッ、…フィリップのお願いなら叶えなきゃな
(相手の甘い声をもっと聞きたくて耳を口で愛撫すればすぐに相手の口からは熱い吐息と甘い声が溢れはじめる、深い口付けで唾液に塗れ荒く熱い息を吐くようになった体は準備万端だったらしい。少しの時も持たずに甘く啼きはじめた相手が愛おしくて甘噛みと舐めるのとを繰り返していれば口に含む耳さえも熱を持ったのを感じて体がゾクリと昂るのが分かる。唾液に塗れた耳も口と同じく水音を立て始めて周囲に音が響き渡る、服の下にある素肌を撫でた途端に相手の体は跳ねてグッと体重をかけて押さえ込めば全ての反応がまた自分のものになり独占欲が満たされて、しかし行為に似合わぬ幼い笑みと共に子供っぽく満足気な返事を返した。熱をもつ素肌の感触を感じながら耳を愛でるのに夢中になっていると強く手が握られる、動きを止めて少し顔を上げたところでなんとも可愛らしい相手のオネダリが聞こえれば体の芯が震えてまた一段と体の熱が昂るのを感じた。こちらからも手を握り返すと相手の上へと体を戻して愛おしげな目で相手を見下ろす、確かな好意と高まりすぎた熱を持った目で相手を見つめたまま寝間着の中に侵入させていて腕でそこの布を掴んだ。そのまま引っ張りあげると少しの間だけ繋がった手を離して上着を剥ぎ取り再び指を絡ませ繋ぐ。視界には相手の白く陶器のような肌が広がって思わず吐息を漏らすと繋いでいない手でゆっくりと胸板を撫でた。蕩けた目を相手へと戻すと「ここならいくら付けても誰にもバレないもんな」と何処か上機嫌に、しかし確かな劣情と嗜虐心をチラつかせながら相手に囁く。繋いだ手をしっかりと握ったまま体をずらして鎖骨の下あたりにまずは口づける、狙いを定めるように舌を数度這わせた後まずは肌を食い破らない程度にそこへ強めに噛み付いて)

  • No.7340 by 検索  2024-12-05 22:34:05 

は、…ン、…ぁ。…ああ、君だけの場所だ。…ん、…っ、…っあ!っ、
(反射的に体が跳ねるのすら押さえ込んで耳元で淫らな音を立てているのに自分の行為で熱くなったことに嬉しそうにする相手は何処と無く幼くてそのちぐはぐさにクラクラする。普段よりも率直で素に近い部分でも愛でられているのが恥ずかしくて、だけどそれ以上に幸せで堪らない。その想いを伝えたくて唯一動く手を握ると相手が一旦耳から顔を上げて目が合う。アルコールだけではない熱を孕んだ瞳を見ながらもっと深く、今日の出来事を上書きするくらい相手のことを感じたいと強請ると上に覆い被さるその体も熱くなったように感じて無意識に息を吐いた。了承の返事がされると口角が上がって期待のこもった目で相手を見上げていたが手が解かれると眉を下げて露骨に寂しげな顔をしてしまう。その間に上着が脱がされ、素肌を晒した状態で指を絡めるように繋がれ直すと安心したようにふにゃりと微笑みを浮かべる。ぎゅっと手を握り返しているとまた胸板を撫でられるようになってそわそわとした擽ったさを感じる。熱もった目で上機嫌に欲の見え隠れする声で囁かれると何をされるのか想像がついて瞳が熱に揺れる。小さく頷き、わざと独占欲を煽る言い回しをしながら下へと体をずらした相手に目を向ける。熱を持った体は触れるキスだけでも小さく反応してしまって、舌が這うと荒い息が零れる。そのまま強く噛みつかれると甘いだけでない刺激に一際高い声が出て体が相手の下で僅かに跳ねる。だが今のでは数時間も経てば噛み跡は消えてしまうだろう。それでは相手のモノと言うには足りなくてもう片方の手で寝間着を握り締め「ちゃんとしたヤツじゃないとやだ」と急かすように駄々をこねて)

  • No.7341 by 探偵  2024-12-06 07:42:59 


……そんな風に言われちまうと、ちゃんとしてないヤツばっかしたくなっちまうな。俺がこの世界で一番フィリップのことが好きで大切にしてるから
(胸板は肩程動かす度に跡に刺激が走る場所では無いが代わりに無数に跡を刻む事が出来る、数があればその分じわじわと滲むような痺れが数日は取れず自分の存在をそうやって刻みつけるのも悪くない。ターゲットを定めて上着を脱がすために僅かな時間繋いだ手を離すがそれでさえも相手はあからさまに寂しそうな顔をしてゾクリとまた腹底が震える、自分との繋がりを一時も手離したくない様子に優越感と独占欲がまた満たされていく。すぐにその手を繋いでシーツに縫いつけてから胸板を撫でればその瞳は次への期待で熱に揺れる、だが相手からまた独占欲を煽る言葉を言われてしまえばこちらも熱と興奮とを隠さない瞳で相手を食い入るように見つめていた。胸板に口を近づけそこをまた愛でる、舌で舐め歯で噛みつきはするがわざと跡にならない程度の愛撫に留めていると相手から急かすような声が聞こえてきてゾクゾクと熱が煽られる。もっと追い詰めたらどうなるのだろうかと嗜虐心が台頭してくれば軽く笑ってからチラリと相手の方を見て悪戯っぽくしかし瞳には滾る熱を宿しながら冗談めかしたことを言う。敢えて胸板をただ撫でるだけを繰り返しながら先程の言葉をそれらしい言い訳として使っていた。繋いだ手をギュッと握りこの先を期待させるように相手に体重をかけて拘束するも、再び唇を素肌にあてがって軽く吸い付いたり舌先で舐めたり軽く甘噛みしたりを繰り返すだけで決定的な刺激は与えない。高いリップ音と熱い吐息だけを漏らして様々な箇所に優しい愛撫だけを繰り返した。しかし最初に噛み付いた場所へと戻ってくると軽く口付けた後不意に笑みを浮かべてから素肌へ歯を立て強い力でそこを食い破って)

  • No.7342 by 検索  2024-12-06 11:30:35 

っ、なんで、…ン、翔太郎、これじゃ、ァ…足りない、もっと痛くていいからっ、ッあ!
(再び繋がった手に安心を覚えて更に深く相手の存在を刻み付けて貰うことを願う。相手の瞳にもすっかり熱と興奮が宿って獲物を狙うような目つきをされると背筋がぞくぞくと震えた。もうすぐ自分の望みが果たされる期待にどきどきしていたが表面を愛でるような弱い刺激しか与えられないと物足りなくて急かすように強請る。いつもはそれで叶えてくれるのに今日の相手は悪戯な笑みを浮かべるばかりで胸板を優しく撫でるだけを繰り返しながら先ほどと同じことを言われると目を見開く。大切にしたいからと言われてもそれ以上のことによる幸せを教え込まれた身にはただ焦らされているだけだ。困惑と焦りの滲んだ声で問うと繋いだ手と掛けられる体重で拘束が強まって期待の目で見つめる。だが宣言通りにキスが落とされたり舌先で舐められたりする弱い刺激だけを繰り返されると小さく反応はするも強い物足りなさに襲われる。熱を持った体はその熱を素直に享受するが一線を越えきれない所でじわじわと蓄積して理性を加速度的に溶かしていけば縋るように相手の手を強く握り、抱き寄せながら余裕のない様子で駄々をこねるように不満を訴える。殆ど動けない状態で僅かに背を反らし相手の口元に胸板を差し出しながら更に強い相手の行為を強請るとまた鎖骨の下の辺りに口づけがされる。また焦れったい刺激が続くのかと眉を寄せたところで視界に映った相手が笑みを浮かべ予告も無しにその場所に強く噛みつかれると一際大きな声で啼いて体も跳ねようとする。焦らされた分一気に快楽の波が押し寄せて握った相手の手に爪を立てながら相手の下で乱れて

  • No.7343 by 探偵  2024-12-06 12:30:45 


っ、はァ…フィリップ……その声すげぇ好きだ
(体を強く押さえつけるのに弱い刺激ばかり与え続ければ相手は小さく反応するも物足りなさに悶えているように見えてゾクゾクと腹の底が擽られる、ゆっくりと焦らして相手を追い詰めている感覚にどうしようもない高揚を覚えていた。優しい刺激で焦らし続ければ相手は我慢が効かなくなったのかより被虐を望んで自らを差し出すように僅かに胸板が押し付けられる、相手が過剰な熱を、行き過ぎた快楽を、より強く甘い刺激を望んでいる事実に熱い吐息を吐き出した。口付けと舌での愛撫を繰り返して十分に相手を追い詰めた頃合に前触れなく相手の白い肌を食い破る、その瞬間に相手はより一層甘く高く啼いて組み敷かれながら体を震わせた。それら全てを自分のものにするよう体を押さえこむ、繋がった手に相手の爪が食い込むのさえ快楽に突き落とした証拠のようで蕩けた脳ではそれも甘い刺激へと変換された。思わず吐息を漏らして瞳を劣情に染めながら恍惚とした口調で名前を呼ぶと今しがた付けたばかりの跡を刻むようにそこを緩慢な動作で舐める、さらに白い肌に赤く浮かぶ跡に何度も舌を這わせ口付けを送り時に吸い付いてそこを執拗に愛でる。今しがた付けた相手が自分のものであるのを示す証が深く深く体だけでなく相手の意識にまでしっかりと刻まれるように、時折そこへ噛みつき指で軽く押したりしながら甘く強い刺激を与え続けて)

  • No.7344 by 検索  2024-12-06 16:09:40 

っあ、ァ、…しょうた、ろう…っん、僕も、好きだっ、ぁ…ぜんぶ好き、君が良い、っあ
(優しい刺激だけでじわじわと熱が溜まって敏感になったところに鋭い歯が突き刺さって食われると強い刺激に大きく体は反応を示す。だが相手に組み敷かれて抑え込まれてしまえば身を捩って快楽を逃がすことも出来なくて甘く啼きながら身を震わせる。そんな様子を晒せば肌の間近から相手の熱い吐息を感じ欲の滲んだ声で名前を呼ばれると腹底の欲が煽られまた理性が擦り切れていく。そんな状態で傷口に舌が這うと甘い痺れが広がってまた声が零れた。何度もそこを舐められ吸い付かれるとその痛みと甘い快楽と目の前の愛おしい相手の存在が強く結びついて開きっぱなしの口は刺激を受ける度に上擦った声が溢れ、縋りつくように拙い声で相手の名前を呼ぶ。休み暇もなく赤く深く刻まれた所有痕を噛みついたり押されたりが続くとずっと快楽の波から降りられない。熱に浮かされ殆ど思考も回らないが欲しい物をくれた相手に与えられた物と同じ気持ちを返したくて喘ぎの合間に頭に浮かんだままの言葉を口にしながら蕩けた顔を晒して相手を求めて)

  • No.7345 by 探偵  2024-12-06 23:27:53 


…ッ………フィリップ、すげぇかわいい……ン、……ちゃんと見とけよ?
(白い肌に浮かんだ赤い所有痕をさらに深く深く刻みつけるようにそこに刺激を与え続ける、先程焦らされた反動か相手の口からは耐えず甘く上擦った声が溢れ出しこの鼓膜を揺らしてグラグラと頭を揺らす、アルコールに酔っていたはずの脳内はいつの間にか相手に酔いしれて相手を愛でてたい気持ちと脳の髄まで響く刺激を与えたい嗜虐心とが同時に体を支配した。痕を愛でれば相手は喘ぎ啼きながらこちらの名前を呼んで好意の言葉が告げられると益々痕を刻みつける行為に没頭して時に吐息を、時に水音を、時に音を立てずに歯を立ててそこを執拗に愛でた。やがて顔を上げるとそこにはトロトロに蕩けた相手の上気した顔があって相手を乱している事に体の芯が滾ると見蕩れる視線を向けながら呟く、そうやって相手を見つめるこちらの瞳も十分熱と欲に塗れていた。繋がった手を強く握って開きっぱなしの口を塞ぐように唇を重ねれば中を好き勝手に舌で掻き回し相手の舌を擦り合わせて口内に溜まった唾液を奪い去る、そして近場にあった枕を相手の後頭部へと差し込んで目線を下げさせた。当然相手の視界には相手自身の胸板が映る、頬を優しく撫でながら躾けるように、あるいは強制するように告げると再び頭を胸板へと戻した。そして今度は腹部まで下り軽く口付けてから一気に白い肌を食い破る、小さく赤い点が肌へ落ちると今度は右胸あたりへ唇を添え容赦なく歯を突き立て痕を刻み込む。続けざまに脇近くや脇腹横に自らの所有痕を刻んでいくと、最後には心臓の上へと移動して軽くリップ音を立てて口付けてこれまでよりも強い力でそこへと噛み付いて赤い痕を刻んで)

(/背後から失礼します。お返事お待たせしてしまい申し訳ございません。本日夜から日曜までバタバタしておりまして、なかなかお返事できないと思われます……めちゃくちゃいい所なのに申し訳ございませんが、お待ちいただければ幸いです。よろしくお願いします。/こちら蹴りで大丈夫です!)

  • No.7346 by 検索  2024-12-07 17:19:31 


っ、は…ぁ、ン…しょうたろ、んん…ぁ、ぅん?…っあ!、っん、あ! マーキング、されて、ッああ!
(大好きな相手が自分だけを見つめて執拗に痕を刻もうとするのが幸せで愛おしくて仕方ない。与えられる刺激は止むことなく、赤く刻まれた痕の上を吐息が掠め歯が立てられる度に熱を持った体は跳ねて上擦った声を零した。やがて相手が顔を上げると荒い呼吸をしながらその動きを目で追う。こちらを見つめる相手の瞳はすっかり欲情の色に揺れて自分の痴態に興奮している事が分かるとぞくりと腹底が疼く。ぎゅっと手を握られると相手の名を紡ぎ、近づいてきた唇と口付けを交わす。最初から口内を好き勝手舌で掻き回され、淫らな音と共に絡ませてから唾液を奪われる。二人の間を銀の糸が伸びていくのを熱で浮かされた目で見ていれば頭が持ち上げられ枕が下に差し込まれた。上手く回らない頭ではその意図が分からないながらも頬を撫でる相手の言いつけに従順に頷く。相手の顔は再び胸板に向かい、そこから腹部に降りる。その場所にキスをされたのが見えたかと思えば思い切り噛み付かれて再び甲高い声をあげる。甘い痺れと痛みを感じながら相手か口を離すと小さな赤い痕がくっきり残ったのが見えて、所有痕が出来る一部始終に背筋がぞくぞく震えた。更に右胸の辺りにも同じく歯を突き立てられ赤い華が散る。加害とも取られかねない行為を好き勝手されることを相手に許し、傷が刻まれる度に悦びを感じる事に本当に相手のモノになったのだと倒錯的な興奮をしてしまう。痕を残す様子から目を離すことが出来なくて素肌に相手が唇を寄せる度に体を固めて期待を寄せ、噛み付かれる度に体を跳ねさせ甘く啼く。そうして自分の素肌の上に所有痕が沢山散るのを見せられると頭に浮かんだままの状況を口にして相手の顔が心臓部に移動するのを見つめる。激しく鼓動を打つ心臓の上にリップ音と共に口付けられると無意識につないだ手に力を込めて体を強ばらせる。次の瞬間、今日一番強く深く噛み付かれると強い痛みと快楽が走って視界が明滅しながら悲鳴に近い声をあげる。繋いだ手に爪を立てて唯一動く足をバタつかせながら取り繕う余裕もないありのままの姿で乱れて)

(/ご連絡ありがとうございます。返信について承知いたしました。いつもの事ながらリアル事情の方が優先ですので、のんびりと返信お待ちしております。/こちら蹴りでお願いします。)


  • No.7347 by 探偵  2024-12-08 15:09:59 


……ふ、ン……っ……は……フィリップ…お前は俺のものだ
(相手が今からされることをしっかりと見られるように枕を頭に添え胸板に降りれば先程じっくり焦らしたのに反して一気に肌へと歯を突き立て次々と赤い痕を刻んでいく。押さえつける体は口を近づける度に固くなり歯を突き立てれば跳ねようと体が震えて、こちらの与える暴力的な刺激に甘くよがって甘美に喘ぐ姿はなによりも心を満たしていく。赤く滲む痕から広がるのは確かな痛みのはずなのにチラリと見る相手の瞳は熱に塗れその口はだらしなく開きっぱなしで喘ぎなにより体は熱を持っている、こんなことをして許されるのは、受け入れられるのは、啼く声を聞けるのは、世界で自分しかいない。今日揺らいだ独占欲と優越感が甘美な熱によって満たされさらに相手を追い詰めて喘がせ甘い声を聞きたいと嗜虐心が暴走していく。いつもは理論的に動く相手が脳を介さずに今されていることを口にして思考も理性をも溶けている姿に下腹部に溜まる熱がぐちゃりと掻き乱された気がした。心臓の上に強く後を刻みつければ繋いでいた手に相手の爪がくい込んで甘い刺激を受けるとグラグラと脳内を揺さぶられる、快楽を逃がそうとしているのか足をバタつかせているのをみればそこさえも自らの足で押さえつけて全てを享受するよう強制した。心臓の上に出来た痕からは暫く口を離さず緩急を付けて噛み付くのを繰り返しさらに奥深く、それこそ心臓へ直接噛み付くように、何度も強く甘い刺激を与え続ける。唾液をたっぷり纏わせた舌でそこを舐めて更なるマーキングを施した。痕をまた執拗に愛でたあとようやく顔を上げる、乱れて蕩けた顔に幸せそうに満足気な笑みを向けるとその頬に手を添えて一切独占欲を隠さない言葉を口にする。そのまま相手の脚の間に体を割り込ませると脚を広げさせて互いの腰をピタリと密着させる、十分に高まった熱を持つそこに熱い吐息を漏らすと無意識に腰を揺らした。頬を添えていた手を下腹部へと移動させるとそこを掌で押さえる、後に自分で満たされる場所を圧迫し軽く上下に撫でてその時のことを想起させるようにすると「フィリップ、ここも俺のでマーキングしたい」と自らの願いを口にした。熱と劣情を隠さない相手に酔いしれた瞳を向けると「いいだろ?」と強請るように言って)

(/お待たせしました。お心遣いありがとうございます。今日この後も返信不安定なのですが、明日はいつも通りお返事できますので、よろしくお願いします/こちら返信不要です!)

  • No.7348 by 検索  2024-12-08 22:09:50 

ッあ!ァ、…ひ、ぁッ!…ッ゙…は、ァ……ぁ、…しょ、たろ…ッあ!ぁ、欲しい、しょうたろうので、いっぱいにして…っ、
(心臓の上に唇が寄せられ素肌に噛み付かれると今日一番の痛みとそれと同じかそれ以上の快楽が走って体が大きく跳ねようとする。溶けきった思考では相手の手に痕が残ることなど全く考えられず行き場のない衝動のまま爪を突き立てその手を強く握る。抵抗にもなっていない足の動きすら封じられるようになった状態で更に同じ箇所に噛み付かれると火照った全身から汗が噴き出して何もかもめちゃくちゃに乱されながら声を上げる。バクバクと破裂しそうなほど鼓動の早い心臓を食べられてしまって体も思考も心も全て相手に塗り潰される。それが何より強くて熱くて幸せで無我夢中で相手に縋り付いた。声にならない声をあげながら乱れ、舌が痕をなぞるだけで体を震わせながらも漸く刺激が無くなると熱く息を吐いてオーバヒートを通り越した体から力が抜ける。首も頬も耳もおでこすら真っ赤にして半分意識が朦朧としていると頬に手を添えられ、反射のようにそちらを見る。そこには熱に蕩けて欲情の色を隠さない恋人が心底幸せそうにこちらを見て独占欲を顕にされると愛おしさと幸福が満ちて、掠れた声で相手の名前を呼ぶ。されるがまま足を広げて相手の腰が押し付けられ揺らされると滾る熱に眉を寄せ甘く声が漏れる。相手の手が移動して下腹部を押され軽くゆらされるといつものように深く咥えこんだ時のような錯覚を覚えてそれだけでも達してしまいそうになる。そんな状態でその想像を実現させる更なるマーキングを強請られると蕩けた瞳を熱に揺らして直ぐに答えを返す。寝間着を掴んでいた手を相手の腰の後ろに回して求めるように強く引き寄せ二人の間で熱を挟み込むようにし、下腹部に押しつけさせるとその全てを受け入れることを望む。緩慢な動きで相手の唇に噛み付くようなキスをして余裕なく笑って見せ「ぜんぶ僕だけに頂戴、翔太郎」と独り占めを相手を求めて)

(/いつもお世話になっております!そろそろ暗転かと思いお声掛けさせていただきました。執事喫茶から始まり帰ってきての甘いやり取りまで本当に本当に好きな物の詰め合わせみたいな話で終始とても楽しませて頂きました。依頼をこなしながらもちょくちょくお互いを見てモヤモヤしながら普段と違う探偵君が見られたり執事でも二人で一人で給仕をしたりと特別感のあるやり取りができたと思います。ライバルの出現でハラハラする展開にも出来て執事のキリッとした探偵君と終わったあとの酔った可愛らしい探偵君、そしてその後の独占欲を剥き出しにする探偵君などいろいろな探偵君を見ることが出来てそのギャップにドキドキしてました。どの探偵君も大好きです、今回もありがとうございました。
次のお話ですが存分に二人の話が出来たのでこちらとしてはどんなお話でも良いかなという感じなのですがいかがでしょうか。前述の通り騒がしいどちらかの話でも新たに違う話でも楽しそうなのでご希望等あればお聞かせください!)

  • No.7349 by 探偵  2024-12-09 07:53:24 


…ぁ、ッ…フィリップ……じゃあ全部受け止めてくれ
(脚の間に体を割り込ませ組み敷いた相手の体は限りなく熱を持ち赤い痕を散らされ上気して真っ赤に染まっている、それを上から見下ろせば相手を征服しているのだとどうしようもなく支配欲が満たされていく。そんな状態で腰を擦り合わせればそれだけでも相手は一層甘く高く啼いてもう繋がっているのではないかと錯覚してしまう、下腹部を押さえて擬似的に刺激を与えれば相手はこちらの問いかけに直ぐさま答えを出して無意識に薄く口角をあげた。相手がそれほど我慢が効いていないことに、この先を求めていることに、劣情と幸福が同時に煽られて下腹部に熱がさらに滾った気がした。相手の手が腰に添えられ互いの熱がさらに押し付けられると堪らず熱い吐息を漏らして悩ましげに眉を寄せる、その状態で聞く相手の最後のオネダリはなんとも甘美で脳内はクラクラと揺れた。熱に塗れた幸福に浸かっていると相手の顔が近づいて甘く鋭い痺れが唇を襲う、こちらに向けられる余裕のない笑みはなんとも煽情的で妖艶でとても抗えるものではなかった。下腹部に添えた手にさらに力を込めて軽く腰を揺らしてさらに刺激を与えるがこんな擬似的なものではもう我慢できない、早く相手の中に入り込んで自分以外誰も触れることを許されない場所まで自分のものにしてしまいたい。こちらからも最後の願いを口にすると布の下に手を滑り込ませて「愛してるぜ、フィリップ」と最大級の言葉を送ると核心へと手を伸ばし高すぎる熱へと堕ちていった)

(/こちらこそお世話になっております!執事喫茶ご提案させていただいた時は特段内容考えていなかったのですが、どうせやるならメイド喫茶とは違うものをと売上レースの流れを作り、そこから薔薇を渡す発想をしてくださったのは本当に天才的だなと思いましてより一層楽しく熱い展開をすることができました。本当にありがとうございます!お互い相手のことが気になって仕方がない感じだとか二人でライバルを打ち負かしていく所だとか息ピッタリな二人が見られてとても楽しかったです。実はブロマイドの中にツーショットが紛れている、というのはこちらも入れたいと思っていた流れでして、こういう細かい所でも検索様と同じ考えで相性の良さをヒシヒシと感じたお話となりました。そこから酔った探偵と検索くんの甘いやり取りも我慢してた分を存分に満たす良い時間になりました。今回もありがとうございました!
この後ですが連続して長いお話が続きましたしさくっと出来るお話がいいかなと思っておりまして、前回あげていただいた夜更かししてる検索くんが探偵に見つかる話はいかがでしょうか?)

  • No.7350 by 検索  2024-12-09 11:54:08 

…ならばアトラス彗星の軌道は、
(沢山の所有痕を散らし相手にだけ許す最奥までのマーキングを強請り二人だけの熱に溺れた翌朝、全身の体の怠さを感じながら目を覚ましてまず感じたのは背中などを中心とした筋肉痛でその次に体を動かそうとして刻まれた痕を中心とした甘い痺れを覚えた。相手に声を掛けようとすればその声は若干掠れていて続いて目を覚ました相手は二日酔いに苦しんでいて散々な朝を迎えた。流石にこれではすぐに出勤出来ないと所長に弾んでもらった依頼料のことを含めた昨夜の執事喫茶のあらましをメールで報告して午後から出勤する旨を伝えれば快諾の返事がされ、暫くベットで寝転び長い時間をかけて出勤の準備をした。だがその間も出勤してからも腕を動かしたり軽く伸びの様な動きをするだけで深く刻まれた痕から痛みを発して不自然に動きが止まってしまう。また相手の手に見える赤い爪痕が視界に入る度に昨夜のことを思い出して顔に熱が集まりかける。翌日以降執事喫茶での自分達の噂を聞きつけ情報屋たちが事務所を訪れたりもしたが端っこの椅子に座って動かないように応対していた。そんな日から一週間弱、刻まれた痕も薄れ強く押されでもしない限り反応しなくなった頃に長期の依頼が事務所に舞い込んできた。詳しく内容は知らないが調査は難航しているらしく張り込みか何かで一晩かかるから今夜は帰ってこないだろうと朝食の時に話を聞いていた。出勤してすぐ相手はその調査に出掛け日中はいつも通りに過ごす。夕方になり所長が帰ってしまえば相手のいない家にわざわざ帰るのも面倒で事務所で過ごすことを決めれば読みかけの読書を再開した。全てを読み終えた時には11時で普段なら全て終わってベットに入る頃だったが今日は相手も居ない為強制的に連行されることはない。そのことに若干寂しさを感じたもののいつもは許されない事ができるワクワクのほうが上回って目が冴えた。少々夜更かししていたとしても相手が帰ってくる前に起きて風呂などを全て済ませてしまえばバレないだろう。そんな心持から普段は効けない深夜ラジオをつけていれば近々風.都.で彗星が見られるという話を聞き、早速気になると事務所の電気をつけっぱなしでガレージに急いで降りて検索を開始する。思うがまま知識の海に潜りホワイトボードに情報を纏めていたりしていればあっという間に深夜の3時頃となるがそれでも知識の探求を続けていて)

(/こちらもコーヒーを一緒に入れる流れは何処かで挟みたいなと考えたりしていたのでそのきっかけを振って頂いた時には凄く感動しました。本当に探偵様とは相性の良さを毎回感じております。
それでは夜更かしが見つかる話に致しましょう。探偵君が長期の張り込みなどで次の日まで帰れないと思う、と伝えてあるような状況でしょうか。予想よりも早く依頼が片付いたとか探偵君が頑張って早く終わらせたみたいな感じで深夜に帰ってきたみたいな流れを考えているのですがここもいつも通り好きなように考えて貰えたらと思います。ひとまず初回を回しておきますのでよろしくお願いいたします/何もなければこちら蹴りでお願いします。)

  • No.7351 by 探偵  2024-12-09 12:42:27 


……なんで事務所の電気ついてんだ?
(相手の体にありったけの所有痕を刻みその内側まで自分のモノで染めた夜から次の日、目覚めて隣にいる相手には体に赤色が散り声は掠れ情事の跡が色濃く残っていて自分でやっておいて少々反省していた。だが直後に激しい頭痛、所謂二日酔いが襲ってきて二人してまともに動けずにいると依頼料を多めに貰ったことを盾に所長様に午後出勤の許しを貰う。水分をこれでもかととったがなかなか痛みは取れなかったが、隣で着替える相手の動きが不自然に止まるのを見ると体中に刻まれた痕が疼いているのだろうと予想がついて腹の底が擽られてジッと相手を見つめてしまう。すぐに用意を再開するがそうすればすぐに頭痛を思い出して散々な朝となった。その後事務所に出勤したものの手の甲には相手の爪の痕がしっかり残っていて常に腕を組んだり手を背中側に回したりと気を抜く暇もなく、しかし連日情報屋がやってきては自分達のブロマイドを手に入れたと自慢してくるのだから彼らの優秀さに恐れ入っていた。そうやってあの日を色濃く残しながら一週間が過ぎ手の跡がだいぶ薄れて来た頃、事務所に舞い込んだのは横領の証拠を掴んで欲しいという依頼だった、小さな会社の金庫で管理されている金がいつの間にかなくなっているらしい。防犯カメラを設置してもなかなかしっぽが掴めず依頼が回ってきて昼間まるまる張ってみたが犯人は捕まらず終いでそれならばいよいよ夜間も含めて、という話になったのだ。相手には予め夜通しの依頼になることを伝え朝を迎える覚悟で張り込み場所へ向かった。日中は何も無かったのだが従業員が帰って夜も更けた頃に犯人が動いた。厳重に設置された防犯カメラが一斉にエラーランプを灯し、すぐに消えたのだ。そこからは探偵の勘というやつで金庫のある部屋で息を潜めていると犯人が堂々と部屋に入ってきてそこを真正面から捕まえる、どうやら犯人はセキュリティプログラムに細工をしかけて防犯カメラに映るのを免れていたらしい。そこから依頼人と警察に電話し諸々の手続きを済ませるとすっかり深夜になっていた、依頼は結局早めに切り上げられたが夜中に家へ帰って相手を起こしてしまうのも悪いだろうと事務所へと向かう。そうやって深夜3時に事務所にたどり着いたが何故か消えているはずの電灯がついていて眉を寄せる、相手が所長が帰り際に消し忘れたのだろうか。鍵を使って事務所に入ればラジオがつけっぱなしになっていて一気に嫌な予感が脳内を駆け抜けた。ラジオを切ってハットをいつもの場所へかけるとそのまま後ろにある隠し扉を開けてガレージを見下ろす、そこには案の定様々な文字で埋め尽くされたホワイトボードの前で突っ立っている相手がいて暫く唖然として見つめてしまった。我に返ると「お前!なんでまだ起きてんだよフィリップ!」と叫びながら螺旋階段を駆け下りグレーチングを渡って相手の元へ駆け寄って)

  • No.7352 by 検索  2024-12-09 17:37:24 

…っ!な、なんでここに居るんだい、依頼は?
(検索に集中していれば周りが見えなくなるのはいつものことで事務所の方で鳴る足音や物音は一切聞こえなかった。ぐるぐるとペンで重要なワードに丸をつけたところで斜め上の方から突然聞きなれた声が聞こえて肩を跳ねて振り返る。そこには居ないはずの相手の姿があって目を見開いた。もしかして気づかぬ内に朝になってしまっていたのかと腕時計で時刻を確認するがまだ深夜と呼ばれる時間だ。一晩かかると言っていた相手が何故ここに居るのかという疑問と相手の言う規則正しい生活から大きく逸れたことをしている自覚があれば一気に螺旋階段を降りて来た相手から咄嗟に持っていたペンを後ろに隠して少し後ずさる。相手から言われたことを守っていない現状はあまり良い訳出来る物でもなくバツの悪そうな顔をすると何とか話を逸らそうと試みて)

  • No.7353 by 探偵  2024-12-09 18:41:03 


早めに解決したから帰ってきた。にしてもお前……俺がいねぇからって検索に没頭すんなって言ったのに案の定かよ!今夜中の3時だぞ!
(色々な感情が入り交じって噴出する勢いのままに相手に向かって叫ぶとホワイトボードに向かって熱中していた肩が大きく跳ねて漸くこちらに顔が向く。相手に詰めよればマズイ状況であるのは自覚しているのか咄嗟に手に持つペンが背後に回る、ペンを隠したとて背後のホワイトボードにびっしり書かれた文字をみれば何をやっていたかは丸わかりではあるが。バツの悪そうな顔をしながら何故ここに居るのかと問われると端的に返事をする、いつもの相手ならば依頼が早期解決したことも想像できるのだろうがその余裕もないらしい。相手をひとりにすることで検索が暴走することは危惧していて朝食を取りながら釘を刺しておいたのだが結果がこれだ。呆れたように相手を見据えながら「お前今朝の約束忘れたのか?」と説教モードに入って)

  • No.7354 by 検索  2024-12-09 19:34:14 


没頭はしてない、少し気になったから寝る前にちょっと調べようとしていただけで…、
(ガツガツとこちらに詰め寄ってきた相手の顔は案の定お怒りのようで深夜とは思えない勢いで声がかかる。こちらの質問にはごもっともな返事がされて誤魔化せそうにない。その調子で今朝の会話を持ち出されるようになるとちょっとした調べ物程度だからそれには当てはまらないと屁理屈をこねる。それに数時間かかることを没頭というのだがこのままではお説教コースで明日以降の検索制限をかけられてしまう可能性も出て来た。それは非常に困る事態で避けたい。視線を逸らしてどうにか打開策を考えていると一つ良い案が浮かんだ。早速相手をちらりと見てから伏せ「だって、君が居ないと眠れないし…」とぽつりと零して見せて)

  • No.7355 by 探偵  2024-12-09 20:21:24 


3時までやってんだからしっかり没頭してんだろ!ったく、お前もちょっとは自制ってもんを……な、…
(今朝の会話を持ち出してみたがどうやら相手は反省する気がないらしい、今は普通の人間ならば寝ている時間な上、目の前に広がるホワイトボードの文字量から見てもとても『ちょっと』の検索量ではない。屁理屈を捏ねる相手にまたも叫び説教モードを崩さない姿勢をみせる、最近は衝動的に検索するのも抑えられてきていたが目を離すとすぐこれだ。更なる小言を言おうとしたところで相手の目が伏せられて一瞬言葉が途切れる、その隙を狙い撃ちするように呟きが零されるとなんとも可愛らしい理由に見事に体を固めてしまった。恋人がそういうのならば仕方がないだろうかと一瞬思考が流されるがなんとか踏みとどまると「なら、なんで寝る準備してねぇんだよ。せめてベッドにはいるだろ」と勢いが削がれ攻めきれない返事を返していて)

  • No.7356 by 検索  2024-12-09 21:07:59 

…、一人だとこの時期はベッドは冷たいしあの寝巻きも意味が無いだろう。
(それらしい理屈を捏ねてみたいがますます説教モードは強まっていってさらに小言が重ねられそうになる。それを防ごうと浮かんだ作戦のまま目を伏せると言葉が途切れた。そして呟きを零すと分かりやすく体を固めたのが見えて思った通りの反応に思わず笑ってしまいそうになった。何とか口元を引き締めて再び相手を見るとまた小言が飛んでくるが先程までの勢いはない。実際一人で寝るのは躊躇われたのだから嘘では無い。確かな手応えを感じるとこのまま押し切ってしまおうとぽつぽつと敢えてテンション低く呟いてから相手の手を取り「だから君が帰ってきてよかった」と安心したように告げる。だがあまりにもあっさりと流されそうな相手に段々と笑いが耐え切れなくなって口元が緩んでしまい)

  • No.7357 by 探偵  2024-12-09 21:49:53 


そりゃまぁ、寝間着は確かに……っ、俺も………嘘つけ!どうせラジオ聴いてて気になるワード検索し始めたらこの時間になったんだろ!!
(こんな夜中まで起きて検索に没頭していたことを叱らなければならないのに相手のしおらしい顔をみるとどうにもその勢いは無くなってしまう。反論してみたものの更に可愛らしい理由が返ってくると余計に心が揺れた。あれだけ二人でお揃いだと言って買い揃えた寝間着なのだから相手が自分の色を着ていなければ意味が無いのも分かる。グラグラと説教モードが揺らぎ始めて手を取られると思わず顔が赤くなりそうになった。釣られて返事をしてしまいそうになるがその顔がだんだんと緩まってくると相手の意図に気づいて顔の赤みが引っ込み代わりに怒りが再び浮かぶ、そして事務所の状況を思い出すと再び雷を落とす事となった。危うく流されそうになったことを棚に上げ大袈裟にため息をつくと「暫く検索禁止だ!」と罰を下し)

  • No.7358 by 検索  2024-12-09 23:01:16 


っ、何で分かったんだい。翔太郎、それは困るよ!
(狙い通り説教の勢いは弱まっているのを見れば相手の手を取ってみる。するとその顔はほんのり赤く染まったように見えてあともう少しだとじっと相手を見つめる。だが同時にあまりにも甘いハーフボイルドさに口元がニヤけるのが抑えられずについ笑ってしまうとその意図を悟られ相手の態度が初めに戻ってしまう。更にはこうなった要因のラジオまでぴたりと当てられてしまうと瞬きしてつい白状するように驚く。だが大袈裟な溜息と共に危惧していた罰を言い渡されると焦ったように相手の腕を掴み、抗議を口にする。気になったことが直ぐに調べられないなんて息をするなと言われているようなものだ。分かりやすく眉を下げると「今から直ぐに寝るから、」と食い下がって)

  • No.7359 by 探偵  2024-12-10 07:44:21 


ラジオつけっぱなしだったんだよ!ってかやっぱ確信犯じゃねぇか!…っ、ダメだ!少なくとも三日は我慢しろ!
(危うく相手の可愛らしい言い訳に流されてしまうところだったが相手の表情が崩れたのをキッカケになんとか持ち直して追撃する。すると相手は驚いた後に自白を始めて漸くしっぽを掴むと更に怒りはヒートアップした。これは流石にお灸を据えなければならない、検索禁止を言い渡すと相手は焦ったようにこちらの腕を掴む。眉を下げた表情は今度こそ本物でまた気持ちが揺らぎそうになるが今度は毅然とした態度を取ると首を横に振った。だがここから拗ねて依頼に関する検索までしないと駄々をこねるとまた厄介だ、目の前の相手を探るように目線を向けながら「ひとつ条件を飲むなら一日まで短縮してやる」と提案し)

  • No.7360 by 検索  2024-12-10 10:12:11 


…あ。 三日も検索出来ないなんて僕は何をすれば良いんだい、
(まるでエスパーのようにここに至る過程を言い当てられてしまうと驚くもラジオのことに言及されると興味のままほったらかしにした事務所の状況を思い出して小さく声を漏らす。後から片付ければ良いと後回しになったことが仇になってしまったらしい。検索禁止を言い渡されると相手の腕を掴んで抗議を訴える。じっと縋るように見ていたが今度は流されることなく突っぱねられた上、あまりにも長い期限が言い渡されると更に困ったように抗議の声を重ねる。自分のせいではあるのは分かりながらもここは譲れないと相手と目を合わせていると相手が短縮の条件を出してきて「…条件?」と僅かに首を傾げながらその内容を伺って)

  • No.7361 by 探偵  2024-12-10 12:22:42 


ラジオ聞くとか掃除するとか、いろいろあんだろ。ったく、特別だぞ?
(相手はようやくまだ事務所を片付けていないことに気がついたらしい、もしこちらが本当に夜通し依頼に行っていたら所長が朝出勤してきた際にこれはこれで怒られていそうな状況だ。検索禁止を言い渡せば相手からは即刻抗議が上がってやれやれとまたため息をつく。それならばと条件を出すことにする、首を傾げている相手を一旦そこに置くとホワイトボード脇にある作業スペースへと近づいた。そして手持ち用の小さなホワイトボードを取り出すとそこに文字を書き入れる、「これを一日つけたら謹慎期間短縮だ」とボードを相手の方へとみせた。そこには『「検索禁止」ボクは昨日夜中3時まで検索して夜更かししてました』と書き込まれていた。手持ち用のホワイトボードにはヒモが付いていて首から下げられるようになっている、「この前依頼人に見せられた猫の写真でこういうのがあったんだよな」と笑いを堪えながら相手へと近づき差し出して)

  • No.7362 by 検索  2024-12-10 15:58:33 

…?…なっ、これをつけろと言うのかい!?
(三日間何も調べられないなんてとてもじゃないが耐え切れない。即刻抗議をすれば溜息をつきながらそれを短縮する条件を提示されて相手を見つめる。一日だけでもとても長いのだが自分が約束を破ったのだから分が悪い。条件を聞けば相手は一旦作業スペースの方に向かって隅の方に置いてある小さなホワイトボードを持ってくる。そこに何やら書き込んでいるのを不思議そうに見ていると書き終えたのかそのボードを見せてきた。身につけるだけなら特に支障はないと言おうとしたがそこに書かれた罪状のような言葉に目を通すと思わず声を上げた。事務所に来る人は基本的には少ないとはいえこれを一日つけて過ごすなんて晒し者みたいなものだろう。ボードを持ったまま相手を見れば今度はそちらが笑いを堪えながらアイデアの発想元を述べていて飼い猫と同じような待遇と分かればますます不満げな顔になって「僕は猫じゃない」と訴えて)

  • No.7363 by 探偵  2024-12-10 17:13:43 


でも罪を数えてるってのがよく分かるだろ?アキコも喜びそうだしな
(罪状とも言うべき文字を書いたホワイトボードを相手に見せると更なる抗議の声があがる、その出処が飼い猫の写真となればますます相手の顔は不満げなものになった。その様子も可愛らしいと思ってしまっているのだが今はその気持ちを引っ込めて、しかし顔には笑みが滲んでしまっていて本心を隠しきれていない。相手がこれを首から下げて事務所の隅で大人しくしている姿を想像すればそれこそ猫のようでまた笑ってしまいそうになるがなんとか口を引き締める、やったことが文字として見えるのだから反省を促すのにも効果覿面だろう。本音はあの写真の猫と同じ格好をさせたいだけだがそれらしい理屈を付けつつ未だ笑みを噛み殺して「それとも他に反省する方法があんのか?」と相手の意見を伺ってみて)

  • No.7364 by 検索  2024-12-10 20:03:17 

…君、今の状況を面白がっているだろう。それは……、そもそも君もこの時間に起きているのだから立派な夜更かしだ。依頼の為とはいえ夜更かしが健康に悪いなら同罪だと思わないかい?
(こちらが不満げな顔をしていれば先程の相手の怒った顔はなりを潜めて寧ろ笑いが滲んでいた。言われた通りにこのボードを首に掛けて明日を迎えれば相手の予想通り所長にもからかわれるのが目に見えている。真意を隠しきれていない相手に対してじとっとした目を向けながら指摘するが他に方法があるのかと問われるとすぐには浮かばなくて目を泳がせる。だがこのままでは相手の思い通りになる一方で今の時刻を思い出すと自分の罪を晴らすのではなく相手を巻き込む方向に舵を取る。この時間まで起きている事が駄目ならば相手だってそれに違反している。詭弁に近いことは自覚しているがボードの【午前三時】と【夜更かし】の文字を指さしながら堂々と問いかけて)

  • No.7365 by 探偵  2024-12-10 20:51:52 


な、?!……そりゃ、確かに起きてるけど、俺は依頼だったんだから仕方ねぇだろ
(首からボードをかけるのがよっぽど不満らしくこの状況を楽しんでいるこちらに文句を詰め込んだ目線を向けられるが「そんなことねぇって」とすました顔で受け流す、実際相手は夜更かししていたわけなのだから名目はきちんとあるはずだ。だが相手はあろう事かこちらも夜更かしをしていると指摘してきて思わず声をあげた。確かに午前三時まで夜更かししている、という点は同じではあるが相手と自分では理由が違う。こちらの夜更かしはあくまでも依頼のためで不可抗力だ。直ぐさま反論するものの今まさに起きているというのは確かに事実であって勢いに乗り切れない。なんとか言い訳を探すと「それに俺はお前より年上で丈夫なんだから問題ねぇんだよ」と無理やり理由付けをして)

  • No.7366 by 検索  2024-12-10 21:47:57 

これくらい成長していればこの年の差くらいで大きくかわるそとはないし、普段体を動かしている君の方が睡眠を取るべきだ。
(相変わらずすました顔をしているが相手も夜更かしをしていると主張すれば声を上げる。動揺が見えればこちらのターンだと僅かに口角をあげて先程より勢いの無い反論に水を得た魚のように得意げに言葉を返す。それこそ相手と生活を共にする前はそのまま朝を迎えることも2日連続そんな日を続けても何ともなかったのだから丈夫さは特に関係ないだろう。寧ろ相手の方が規則正しい生活を送るべきだといつも言われている健康上の理由をそのまま返した。何とかこちらに流れを持ってくることが出来ると「それに君が居なくて僕が夜更かししてしまうなら君の監督不行届と言えるだろう?」と笑みを浮かべながら完全に開き直ったように問いかけて)

  • No.7367 by 探偵  2024-12-10 22:27:10 


そうかもしれねぇけど、お前は……ぐ、……あ゛ーーー!分かったッ!!検索禁止は勘弁してやるから、今すぐ寝るぞ!
(先程までこちらの流れで猫の真似をさせようとさえ目論んでいたのにたった数秒で流れが変わってしまった。目を泳がせ駄々を捏ねていたはずの相手はまるで理論的に何かを話すようにサラサラとこちらにも非があると言葉が並べられる。反論しようにも相手は止まらなくて最後には監督不行届と開き直られると完全に言葉が詰まってしまった。そっちは自分の都合で夜更かししたのだろうだとか朝に約束しておいただろうだとかいろいろ言葉は思い浮かぶのだがこの状況では相手に理屈を捏ねられ反撃される未来しか見えない。モヤモヤと思考がこんがらがり最後には雄叫びを上げると、とうとう検索禁止を撤回した。盛大にため息をついて手を後頭部におくと「ったく、午前三時なんだぞ…」と勘弁してくれとでも言いたげに天を仰ぎ)

  • No.7368 by 検索  2024-12-10 22:59:42 

ふふ、やはり君はとびっきりのハーフボイルドだね。 ほら、明日…というかもう今日になったけど、アキちゃんに怒られない為にも早く寝よう
(流れさえ掴んでしまえばこちらのもので反論される前に相手がいなかったのが悪いと纏めて開き直れば相手は言葉を詰まらせてしまった。物理的な喧嘩ならともかく口論では互角か話題によってはこちらが上だ。最後には深夜にも関わらず雄叫びを上げて目的だった検索禁止が撤回されると楽しげな笑みが零れた。こういう所が何とも相手らしい。押し切れずに丸め込まれては溜息をついて天を仰ぐ相手に勝ち誇った表情を見せハーフボイルドだと告げる。それに反応して気持ちが変わってしまう前に今日になってしまった朝からの仕事のことを話題にしながら背後に回る。彗星の検索が途中であることもすっかり忘れてご機嫌にその背中をぐいっと押すとグレーチングを渡り、螺旋階段をあがって一緒に事務所スペースへと向かい)

  • No.7369 by 探偵  2024-12-11 07:45:36 


な、誰がハーフボイルドだ!だいだいお前が、…っ、おい!
(夜更かしした相手を叱っていたはずがいつの間にか連帯責任にされ事が有耶無耶になってしまう、相手に反省を促す話のはずだったのに何故か最後はこちらが折れる形になって完全に言い負かされてしまった。ため息しか出ないこの状況で相手は得意げに勝ち誇った笑みを浮かべている、さらに半熟だと言われてしまえばこの状況ではなまじ間違いではない分ただ怒って叫ぶことしか出来ない。また説教モードに入ろうとするがその前に相手は背後に回って背中を押されて移動が強制的に開始する、とりあえず叫んでおくがそれも虚しく響くだけで事務所スペースに移動することになった。とはいえ相手が言うように明日の朝のことを思えば今はとにかく早く寝るのが第一だ、階段を登りきると後ろを振り返り「とりあえず風呂さっさと入ってこい。お揃いの寝間着で俺と一緒じゃねぇと寝れねぇんだろ?」と精一杯の反撃とばかりに揶揄うように言って)

  • No.7370 by 検索  2024-12-11 11:38:58 


ああ、一人では寝る気にならなかったというのは本当だからね。
(相手を半熟だと呼べばいつものように叫び声があがる。また小言が始まりそうな予感を察して背後に回り背中を押して強制的に一緒に移動を始める。「近所迷惑になるよ」と上機嫌に窘めながらも階段を登りきって事務所スペースに戻ってくれば外は真っ暗だ。空気も冷え切っていて時間の経過を感じていれば相手が振り返って揶揄う言葉と共に風呂に入るように促される。あれだけ入るのが面倒だと後回しにしていた風呂も相手と寝るまでの準備だと思えば苦ではない。素直に頷いてから相手に言った事は嘘ではないと告げ、風呂場に向かった。シャワーで手早く髪と身体を洗って十分温まってから出ると相手の色を纏った寝間着を着る。髪を拭きながら出てくると「戻ったよ、君も早く入りたまえ」と交代で相手にも風呂に入ることを促して)

  • No.7371 by 探偵  2024-12-11 12:22:29 


…、……ったく。___おぅ、おかえり。まだその寝間着も見慣れねぇな
(無理やり移動が開始されいろいろと文句を言いたい所だったが遮断されているガレージなら問題なくとも事務所スペースとなればもう声は張り上げられない。すっかり勢いを削がれてしまえばとりあえず早く風呂に入るよう揶揄いながら言う、しかし相手はさらりとその言葉を肯定してみせて目を瞬かせた。そのまま風呂に行く相手を見守ると遅れて愛おしさがやってきて自分のハーフボイルドさにまた溜息をつくこととなった。帰ってきてからそのままにしていたコートやジャケットをしまっていると相手が戻ってくる、先日買った自分の色である黒の寝間着を着ているのを見れば自然と口角はあがった。まだまだ相手が自分のものを纏っている雰囲気が強くて少々照れくさそうに声をかける、その照れを誤魔化すようにそそくさと風呂場へ向かった。浴室に入り暖かいシャワーを浴びればほっと息をついて手早く体を洗った後に相手の元に戻ってくる、「あがったぞ」と声をかけるも就寝の準備が整って気も緩んだせいか一気に今日の疲労が押し寄せると大きな欠伸をして)

  • No.7372 by 検索  2024-12-11 13:37:01 


これから段々馴染んでくるよ。 __おかえり、言い忘れていたけど依頼お疲れ様。眠たいならさっさと寝てしまおう
(風呂を上がって相手に声をかけるとその口角があがったのが見えた。家のものに比べてまだあまり着慣れても見慣れてもいないものだがまた今日をこうやって過ごすことでこれで自然になっていくだろう。その事を伝えながら相手を見送ると一旦ガレージに戻って簡単な片づけをしてから再び事務所スペースに戻って寝る為の準備をする。そうしている内に相手が上がってくると出迎える。依頼が解説して緊張感が緩んだというのもあるのか大きな欠伸をする姿を見れば小さく笑って相手のタオルを手に取るとわしゃわしゃと撫でるように髪を拭いてやりながらタイミングを失っていた労いの言葉を掛ける。同じ夜更かしだと主張したが相手の方が明らかに疲れているだろう。ある程度水分が取れた所でこのまま寝てしまうことを提案すれば返事を聞く前に風呂上がりの温かい手を握って簡易ベッドの元に移動して)

  • No.7373 by 探偵  2024-12-11 18:04:05 


ん、……ありがとよ、フィリップ。あぁ…すぐ寝れそうだ
(風呂に入り相手とお揃いの寝間着姿になれば本日の業務は完全に終了で夜中三時という時間も相まって大きな欠伸をする、すると相手が近づいてきて髪を撫でるようにタオルで拭かれるとそのまま身を預けた。疲労と眠気がやってきた体に恋人からの接触は心地よくてそれが頭を撫でるという特別な行為となれば一際心地好い。労いの言葉をかけられて礼を言うがその瞳の上にある瞼は下がりかけていた。そのまま寝ることが提案されると素直に頷き相手に連れられるままにベッドへと移動する、相手と共にベッドへと上がって体を横たえると直ぐさま腕を回して抱きついた。風呂上がりの温かい体に加えて疲労が重なれば体はいつもよりも相手を求めていてまるで抱き枕にするように強く抱き締め頬を擦り寄せると「あったけぇ…」と呟いて安堵するように吐息を零して)

  • No.7374 by 検索  2024-12-11 18:57:36 

やっぱり二人だと温かいね、…君が帰ってくるまで起きてて良かった。
(相手の髪を撫でるように拭くと身が預けられてこちらを見る瞼は落ちかけている、相手だけが眠たそうにしているという普段はあまり見られない光景に物珍しさと愛おしさが感じながら一緒にベットに横になった。すると直ぐに相手の腕が伸びてきて抱きつかれる。風呂上がりの相手の体温は心地好くて緩く抱きついていれば相手からますます強く抱き締められ、擦り寄る姿に笑みが零れる。一人で寝る時には決して感じられない温もりでやはり何時だって眠る時にはこうしていたい。先程まで目が冴えていたのに温もりを感じながら横になると緩やかな眠気がやってくる。これを感じられるのならば夜更かしして良かったと軽く擦り寄りながら素直な感想を口にするとこちらも小さく欠伸を零して)

  • No.7375 by 探偵  2024-12-11 20:09:24 


……そうだな。ほんとはお前が寝てるの邪魔しちまわないようにここでひとりで寝るつもりだったんだが…お前が居てよかった
(夜更かしを叱った身としては相手が起きていたことを喜んではいけないのだが、二人で一緒に入る布団は相手が言っていたように温かくて心地好くて今二人で共にベッドに入っていることをあっさりと肯定してしまう。本来ならば別々に眠る予定がいろいろあって二人で寝ることになってこの結果で良かったと素直に思えれば眠気まなこのまま相手を見つめて小さく微笑んだ。家だろうと事務所だろうとこうやって二人で眠るのが当たり前になってしまってきっとひとりで眠る時には強く物足りなさを感じるだろう、そのせいで眠れないことだってあるかもしれない。微睡んできた思考では「寝る時にお前がいねぇと寂しいしな」と素直な気持ちを口にしてしまって、直後ゆっくり照れくささが襲い来る。その間相手は小さく欠伸をしているのが見えれば開けっ放しの相手の口を塞ぐように唇を重ね欠伸と共に漏れだした眠気ごと共有するとそのまま体の力は抜けていって)

  • No.7376 by 検索  2024-12-11 20:46:42 

…僕も寂しかった。…ん、おやすみ翔太郎。
(夜更かししたことで相手と一緒に眠れることを嬉しく思えば相手からも肯定の返事がされる。一人で長い時間眠るよりもきっと二人でこうやって身を寄せあって眠る方が深く幸せに夢の世界に落ちていけるだろう。小さく微笑む相手の頭を軽く撫でていればさっきまで叱っていた相手は素直な気持ちを明かす。寂しいというワードを聞けば何故自分が寝ることを避けていたのか分かった気がして相手を抱く腕に力を込める。検索していればそのことに集中出来るため、一人でいる事に目を逸らしたかったのかもしれない。こちらからも思ったことを口にして、温もりでやってきた欠伸をしていれば相手の顔が近付いてきて唇が重なる。こちらの眠気が食べられて体から力が抜けていく様にくすくすと笑いながら布団を2人の肩まで引っ張りあげてくるとじっと相手を見つめる。布団の中も二人の体温で暖かくなってさらに深く眠りを誘うようになれば軽く触れるだけの口付けをしてからゆっくりと瞼を閉じて)

(/いつもお世話になっております!そろそろ頃合かなと思いましてお声掛けさせていただきました。夜に別々に過ごした後のお話でしたが怒りきれない探偵君の甘さを存分に感じられる話で良い意味で肩の力を抜いたようなやり取りが出来てとても楽しかったです。今回は検索が丸め込む形になりましたがまたの機会に反省を命じられたような話も是非してみたいです、今回もありがとうございました。
かなりさくっとしたお話でしたので次は何でもアリかなと思うのですがいかがでしょうか。今まで出た話でも探偵様とは息が合うのをしみじみ感じている為思いっきり趣味に振り被った話でも大丈夫そうだなとも思っているのですが何かご希望等ありますか?)

  • No.7377 by 探偵  2024-12-11 21:20:26 


あぁ、おやすみフィリップ
(疲労し眠りに向かっていく体は思考も鈍くなっていて頭を撫でられていれば余計に色々なネジは緩まり何時もならば隠す本音もポロリと零れ出てしまう、気恥ずかしさは襲ったもののその瞬間に相手に強く抱き寄せられ同じ気持ちだったと明かされると柔らかく笑みを浮かべた。結局たどり着く答えはいつも同じで、相手が隣にいなければお互いダメになってしまうのだ。いつも通り眠ることさえままならない、相手はそれが検索として形に出てきたのだろう。相手の欠伸を食べてしまうように唇を重ねると相手が小さく笑う、微睡みの中できく相手の笑い声は何よりも心を安心させ幸せにして布団を被せられればその心地が中へと閉じ込められた。就寝の挨拶と共に口付けを受ければ眠気に身を任せながら緩い笑みを浮かべる、こちらからも同じ言葉を返して軽く口付けを送ったあと額をくっつけさらに体温を共有しながら瞼を閉じれば、相手の体温に包まれながら眠りへと誘われていって)


(/こちらこそお世話になっております!二人の日常の一幕のような緩くてほっこりするお話が出来てとても楽しかったです。年上なのに攻めきれない探偵やそれをいい事にどんどん調子づいてくる検索くんが本当に可愛らしくてついつい甘やかしてしまいました…では今度はガツンと反省を促す方向で行きますね!こちらこそありがとうございました!
こちらも次はどんな方向性でも良いと思うのですが、今まであがった中ではBL作家のお手伝いをする話、アキコのデートを尾行する話、何かしらをキッカケに喧嘩してしまう話、あたりが気になっています。検索様はいかがでしょう?もし趣味に振り被ったお話などなどあれば教えていただければと!)

  • No.7378 by 検索  2024-12-11 22:07:59 



(/区切りが良さそうなので一旦こちらだけで失礼いたします。探偵様が狐ライダーをご覧になられていればその中のゲームに参加する話やどちらかが大怪我をする話や悪夢や能力の効果という形でとことんバットエンドに進んだ場合のIF話、なんかが趣味全振りだとあるのですが、今回は所長のデート尾行か喧嘩の話はいかがでしょうか。前者はギャグテイストでもそのお相手が危険な人物で事件に巻き込まれる的な展開でも面白そうですし、後者はやるならガッツリ喧嘩してギクシャクさせたい気持ちもあるので進行上過度なストレスにならないように流れ等のご相談をさせていただきたいです…!)

  • No.7379 by 探偵  2024-12-11 22:46:08 


(/おお!実はこちらも狐ライダーのグランプリに参加する話は考えた事がありました!映画の前例がありますんでクロスオーバーさせやすいですし、ミッションとしていろんなことが出来るかなと!狐は履修済みですので是非やりたいです!そういう趣旨でいきますと錬金の中にダブルモチーフのケ/ミ/ーがいたのでそこ繋がりで錬金組と絡む話とかもいいかなぁとか考えておりました。大怪我のお話やとことんバッドエンドなお話なんかも是非是非やっていきたいです…!やりたいお話めちゃくちゃ渋滞してますがひとつずつじっくりやっていきましょう。
そして次のお話はあげていただいた二つのお話融合させるのでいかがでしょうか?実は所長のデートを尾行すると錬金の吸血鬼みたいな人を魅了するメモリを使用している人間がいて、という導入を考えておりましたので、どちらかが所長と同じく魅了されてしまいガッツリ喧嘩の流れに、ブレイクしてメモリの能力が解けても暫くギクシャクしてしまって、みたいなお話はいかがでしょう?)

  • No.7380 by 検索  2024-12-11 23:19:03 



(/まさに映画みたいにクロスオーバーしても楽しいですし、いつも通り協力して優勝を目指すのも別プレイヤーとしてそれぞれサポーターがついてその時だけ勝負ってことも出来るので是非是非やりましょう。ケ.ミ.ー.との絡みも気になりますし、伝説君がふらっと来ても面白そうです。平成二期、令和は割と履修済のものが多いので色々やっていけたら嬉しいです。
そして2つの話の融合はめちゃくちゃアリだと思います。流れもそんな感じで喧嘩の時に能力のせいもあって割と致命的なことを言ってしまってその影響を引き摺るお話に出来たら面白そうです。その場合どちらが魅了される側にしましょうか?以前似たようなメモリで検索が結婚式を挙げようとしたことがあるので今回は探偵君でも良いですし、検索でも楽しいことになりそうですのでお好きな方をお選びください!)

  • No.7381 by 探偵  2024-12-12 07:57:34 


おはよう、アキ、コ……なんかあいついつもと雰囲気違わねぇか?
(二人して夜更かしし二人で一緒に穏やかで深い眠りについた翌朝、所長が出てくるギリギリまで眠りいつもより短い睡眠時間だったものの相手が隣にいたおかげで翌日も支障なく依頼をこなすことができた。そこから一週間程は平和な日々が続いて捜し物やパトロールに勤しみたっぷり睡眠時間を確保しつつ今日も相手と二人して事務所へとやってきた。軽く朝の準備を整えているうちに『おっはよー』と上機嫌な声と共に所長様が事務所にやってくる。いつも通り朝の挨拶を返しつつ所長の方を見れば思わず言葉が詰まった。いつも野暮ったいそれこそ女子中学生のような服を着ているくせに今日は風にたなびく白スカートに少々サイズ大きめのロゴスウェットを着ていて無駄にある元気に加えて女の子らしさが光るコーディネートだ。しかも顔立ちがハッキリしていてよく見れば化粧もしている、頬と唇もいつもより赤くて目を引くものだ。いつもとは明らかに違う様相に相手へこっそり近づくと耳打ちして所長の様子を窺う、当の所長様といえば妙にご機嫌で何かに気づいたようにこちらを見れば『私、もうちょっとした出かける用事あるから。今日は事務所お願いね』といわれ思わず「はァ?!」と声を出して)

(/それぞれに蛙や舌みたいなサポーターがついちゃって対立させられるようし向けられる、とか面白そうですね!伝説君との絡みもいいですね!また時王組との絡みもやってみたいですし…こちらも平成二期は大体履修済みで令和は全部通っているのでどんどん趣味全振りなお話もしていきましょう!
せっかく能力にかかるので普段ではありえないような致命的なとこまで喧嘩してグッとシリアスにしてしまいましょう!それでは今回は探偵が能力にかかる流れでいかせていただきたいです。錬金の吸血鬼くんとは違い悪意を持って人の生気を吸い取っていた犯人が生命力溢れる探偵に目をつけて強く能力をかけられてしまい魅了されてしまう、的な感じで考えています。能力にかけられていると分からないまま喧嘩になって深い溝が出来てしまうみたいに出来れば幸いです。ひとまず初回置いておきますので今回もやりたい展開てんこ盛りにしていきましょう!そして年末に向けて忙しい時期でもありますので背後事情優先でゆっくりペースで無理なく進めていきましょう。今回もよろしくお願いします!/何も無ければこちら蹴りで大丈夫です!)

  • No.7382 by 検索  2024-12-12 11:31:07 

おはよ、う…。ああ、普段とは違う系統の服と化粧のようだ。 え、…アキちゃん、何処に行くんだい?
(夜更かししたものの深く眠りについてすっきりした朝を迎えた日から一週間ほど。検索禁止が言い渡されなかったことで特に支障もなく、舞い込んできて依頼や興味のある事への探求に精を出していた。そして今日もいつも通りに出勤して朝のコーヒーをゆっくりと飲んでいると上機嫌な声で所長が入ってくる。普段通り挨拶を返していたが普段とは違うテイストの見た目、クイーンやエリザベスに見せて貰ったファッション雑誌の中にあったデート服と呼ばれる類の気合の入れように思わず目を瞬かせる。相手も同じことを思っていたようで近づいて来た相手とこそこそ小声で感想を伝え合う。今日は特に何か特別な依頼がある訳でも来客の予定がある訳でもない。二人で首を傾げていると上機嫌で今日一日事務所を空けると伝えられると相手と同じく声を出した。この雰囲気では聞き込みという訳でもなさそうで困惑しながら行き先を尋ねると華が咲いたような照れたような表情を浮かべては『それは…秘密よ。とにかく事務所は任せたから!』と行き先を隠して、事務所の時計を見て慌てて事務所を出て行ってしまう。思いがけないことの連続に呆気に取られていたが自然と相手と顔を見合せ「アキちゃんがあの恰好で向かう場所…、興味があるね」と呟きながら相手の反応窺って)

  • No.7383 by 探偵  2024-12-12 12:31:20 


……あれは完全にデート行くつもりだ。…俺もうちの所長を誑かしてるやつに興味あるぜ
(いつもとは全く違う格好の所長に相手の元へと近寄れば向こうも所長の違和感に気がついていたらしく同意の返事が返ってくる。様子を窺っていれば所長はこれからすぐ出かけるといい相手が行先を尋ねれば照れるようにモジモジしだして雷を受けたような衝撃を受けると思わず口を開けたまま固まってしまった。気合いの入れた格好で秘密の逢瀬をし、しかもその相手を思い浮かべただけでその顔は華やいでいる。どう考えてもアキコはデートへ行く直前だ、しかも相当惚れ込んでいるらしい。止める前に所長は出ていってしまって思わず相手の方をみる、ほぼ同時に相手もこちらへ向いて目が合うと相手の呟きに漸く正気を取り戻した。この事務所の仲間にして家族である所長がわざわざ事務所を休んでまで会いたい想い人、ほぼ毎日顔を合わせているはずだがいつの間にアキコにそんな仲の人間が出来たのだろうか。そう考えているうちに怒りにも似た感情が湧き上がってくる、完全に娘を取られた父親のそれだが本人は気が付かないまま「フィリップ、アキコのこと追うぞ!相手がどんな奴か俺達は知らなきゃならねぇ!」と気合いの乗った声で言うとツカツカ歩き出してハットを頭に乗せて)

  • No.7384 by 検索  2024-12-12 13:51:46 

そうこなくては。今ならまだ間に合うはずだから行こう!
(所長は行き先を秘密にして待ち合わせでもしているのか急いで事務所を出て行ってしまう。相手の言う通りデートにでも行くような格好と様子だったが昨日までそんな様子は無かったように思う。一目惚れという奴なのかもしれないがあの所長がそこまで入れ込む人はどんな人物なのか興味がある。相手は探偵としてだけではなく親という意味でも鳴.海.荘.吉の代わりという意識があるらしく、所長の想い人に関心と怒りにも似た感情があるように見受けられた。例え家族同然の関係でもプライベートならば深く干渉しないでおくべきという考えも浮かんだが若干の心配と好奇心には抗えず、相手の言葉に調子よく応えると手早く準備をして一緒に事務所を出た。辺りを見れば丁度所長が角を曲がるところで行方を見失わないよう急いで後を追いかける。何とか追い付けばそのまま後ろについて尾行を開始するが前を歩く所長は誰が見てもご機嫌なのが伺えて「あんなアキちゃん初めて見たよ。よっぽどその相手が好きなんだろうか」と思ったことを口にしながら気配を悟られないように進んで)

  • No.7385 by 探偵  2024-12-12 17:19:49 


っ、ただ浮かれてるだけかもしんねぇだろ。ったく、これでロクでもねぇ奴だったらただじゃおかねぇ
(所長が選んだ人物ならば間違いないだろうと思いたいところだが抜けた所も多いのを考えれば手放しにしておける事ではない、あんな目に見えて浮かれているのならなおのこと心配だ。悪い男に引っ掛かっている可能性は否定できない。こちらがアキコを追うことを宣言すると相手も直ぐさま乗ってきて早速尾行を開始する。角にそれとなく身を隠しながら所長の様子を窺えば相変わらずの浮かれっぷりで気が気では無い、それだけ所長が誰かに惚れ込んでいるのだと相手が推測すればまた何とも言えない気持ちになりつつ何処か意地を張るように返事をする。アキコが幸せならばそれでいいのだが万が一悲しませるような輩ならば看過できない。暫く尾行を続けて道を進んでいけば橋へと差し掛かる、定番の待ち合わせスポットだ。そこでアキコは意中の相手を見つけたのか『あ!レオくーん!』と聞いた事のない高い声を出しながら誰かの元へと走り寄っていった。所長がかけていった先にいたのは銀髪の端正な顔立ちの男で所長を迎えるように爽やかな笑みを見せた。『ごめん待った?』と焦るアキコにレオと呼ばれた男は『君の事を考えてたら早く来すぎちゃっただけさ。会えて嬉しいよ』と歯が浮きそうなセリフを言っていてぞわりと鳥肌が立つ。その後も聞いているだけでも痒くなる甘いセリフが続いて物陰に身を潜めながら「あいつあんなのが好きなのかよ」と思わず口にして)

  • No.7386 by 検索  2024-12-12 19:08:56 

…君って身内に特段甘いよね、 デートなのは間違い無さそうだ、見た目から職業とかは分からないな。名前さえ分かれば地,球.の.本.棚で調べられるのに。
(所長を尾行していれば隣で辛口なコメントが返ってくる。自分以上に所長は子供では無いのだがすっかり親みたいな事を言い出すのを聞けば視線を相手に向けて思ったことを口にした。誰にでも優しく甘い相手であるが顔馴染みや身内になるとその傾向は更に強くなる。その影響を最も受けている自覚がある身として親馬鹿みたいだと思いつつ尾行を続けていれば待ち合わせスポットである橋にたどり着き、所長は高い声を出しながら男性の元に駆け寄っていく。他人の顔に特段興味のない自分でも整っていると思う顔立ちの男で所長を迎えると何とも甘ったるい言葉を告げている。傍から見れば少々胡散臭く、相手も隣で文句のような物を言っているが当の所長は嬉しそうに笑顔を輝かせている。当初の予想通りデートのようであるがその見た目から職業や所属は伺い知れなくて観察を続ける。個人に結びつく情報さえ分かれば検索で素性が一発で分かるのだがそれは難しそうだ。自分も大概でありながら二人のやり取りは続いて男が所長の手を取って歩き出す。相手に軽く目配せしてから尾行を継続することにすると後ろをついていく。途中、喫茶店に寄ってカップに入った飲み物を出てくるところはカップルにしか見えなかったがデートスポットなどがある方とは逆の方向に歩き始めると「こっちに何か行って面白い所があったかい?」と相手に問いかけて)

  • No.7387 by 探偵  2024-12-12 19:41:57 


あの野郎勝手に手ぇ繋ぎやがって。今日の調査で最低限フルネームは押さえたいとこだな……いや、こっちにはガレージが並んでるだけで……あいつ、アキコをどっかに連れ込む気か?!
(アキコに対して複雑な感情を抱えながらレオと呼ばれた男に悪態をつけば相手からツッコミが入り「うるせぇ!」と一言だけ返す、実際所長の為に事務所をほっぽり出してここまで来ているのだから言い訳できるものではないが。こちらのイライラに反して所長は心底嬉しそうにレオを見つめていて笑顔も満開だ、あの種の笑顔は見た事がなくて余計に気持ちをモヤモヤとさせる。目の前の男にばかり目が言っていたが相手が地.球.の,本.棚のワードを出せばハッと相手の方を見た、確かに男のフルネームさえ分かれば奴の来歴を全て洗い出すことが出来る。犯罪歴や黒い繋がりは相手に決して隠し立てすることは出来ないのだ。男が所長の手を取ると言葉にならない唸り声をあげてから悪い顔で今日の目標を立てる、あいつがアキコの隣にいて良い男か今日中に見極める必要がありそうだ。尾行を続けていれば二人は喫茶店でお揃いのコーヒーを買って街道を歩き始めていかにもカップルな振る舞いに奥歯を噛み締める。しかし次第に人通りのない場所へと歩き始めその違和感を感じたと同時に相手からこの道の先について問いかけられる、この道の先は到底デートで行くような場所ではない。嫌な予感が過ぎった時には二人は間近にあったガレージへと入っていくところで「待て!」と叫びながら後を追う。アキコに危害を加えるなんて絶対に許されない、勢い良くガレージへ飛び込もうとした瞬間、中から黄色い歓声が聞こえて思わず立ち止まってしまった。訳の分からない状況にちらりと相手を見てからガレージの奥へと進む。だだっ広いガレージを覗き込めばそこには老若男女様々な人がひしめき合い『レオ様ー!』『レオ様こっち見てー!』と次々黄色い歓声があがっていて「なんだこれ…」と唖然とするしかなくて)

  • No.7388 by 検索  2024-12-12 20:20:51 

じゃあ一体何処に向かって…っ、! 若い女性だけでなく年配の人や男性も居るようだね…、アイドルって訳でも無さそうだけど…
(所長が男と手を繋ぐとますます苛立ちを募らせていて直ぐにでと飛びかかりそうな勢いだ。あまり良い印象ではないのは確かだが所長が幸せそうにしている以上根拠もないまま邪魔するのも違うだろう。いつの間にか好奇心から立派な身辺調査として二人を尾行していたが行先に疑問を持てば相手に問いかける。知る人ぞ知る何かがあるのかと思ったが相手も思い当たる節はないようで不審を抱いた瞬間、2人がガレージの中に入っていって急いで後を追う。だがそこで待ち受けていたのは卑劣な罠、ではなく黄色い歓声で他にも多数の人の存在に一旦足が止まる。目を合わせてから中に入れば既に多数の人物がひしめき合い、男に歓声をあげていて男も『皆待たせてごめん、寂しかったよね』なんて甘い声で応えている。所長も男と一旦別れると人々の中に混じり『レオくん!』と声をあげるようになって周囲の異様な光景に圧倒されるばかりだ。これが若い女性だけならばアイドルの集客だとかホストや執事喫茶の荒木達のように色恋営業で何やら企んでいるとも言えたのだが中には年配の者や男性の姿もあって余計実態が掴めない。呆然としていると背後からさらに数人男女がやって来て『レオ様、今日も来ました!』と喜びに満ちた声を上げながら集団の中に混ざる。『皆来てくれてありがとう』と爽やかな笑みを浮かべる男の口調から何かの目的のために人を集めていることが分かれば「あの口振りからするに今から何か始まる様だ。あの集団の中なら容易に混ざれそうだけど…どうする?」と実態を掴めない状況に警戒を見せると相手に判断を委ねて)

  • No.7389 by 探偵  2024-12-12 21:02:00 


あの野郎勝手に手ぇ繋ぎやがって。今日の調査で最低限フルネームは押さえたいとこだな……いや、こっちにはガレージが並んでるだけで……あいつ、アキコをどっかに連れ込む気か?!
(アキコに対して複雑な感情を抱えながらレオと呼ばれた男に悪態をつけば相手からツッコミが入り「うるせぇ!」と一言だけ返す、実際所長の為に事務所をほっぽり出してここまで来ているのだから言い訳できるものではないが。こちらのイライラに反して所長は心底嬉しそうにレオを見つめていて笑顔も満開だ、あの種の笑顔は見た事がなくて余計に気持ちをモヤモヤとさせる。目の前の男にばかり目が言っていたが相手が地.球.の,本.棚のワードを出せばハッと相手の方を見た、確かに男のフルネームさえ分かれば奴の来歴を全て洗い出すことが出来る。犯罪歴や黒い繋がりは相手に決して隠し立てすることは出来ないのだ。男が所長の手を取ると言葉にならない唸り声をあげてから悪い顔で今日の目標を立てる、あいつがアキコの隣にいて良い男か今日中に見極める必要がありそうだ。尾行を続けていれば二人は喫茶店でお揃いのコーヒーを買って街道を歩き始めていかにもカップルな振る舞いに奥歯を噛み締める。しかし次第に人通りのない場所へと歩き始めその違和感を感じたと同時に相手からこの道の先について問いかけられる、この道の先は到底デートで行くような場所ではない。嫌な予感が過ぎった時には二人は間近にあったガレージへと入っていくところで「待て!」と叫びながら後を追う。アキコに危害を加えるなんて絶対に許されない、勢い良くガレージへ飛び込もうとした瞬間、中から黄色い歓声が聞こえて思わず立ち止まってしまった。訳の分からない状況にちらりと相手を見てからガレージの奥へと進む。だだっ広いガレージを覗き込めばそこには老若男女様々な人がひしめき合い『レオ様ー!』『レオ様こっち見てー!』と次々黄色い歓声があがっていて「なんだこれ…」と唖然とするしかなくて)

  • No.7390 by 検索  2024-12-13 10:29:21 



(/お世話になっております。一番新しく返信頂いた物が前回の物と全く同じ物でまた荒らしなのか探偵様なのか判断がつかなかった為、お待たせさせてしまうことになるかと思い念の為ご連絡させて頂きます。もし全く関係ないもので急かす形になってしまったら申し訳ないです。よろしくお願いします。)


  • No.7391 by 探偵  2024-12-13 10:32:59 


一体なんなんだよ……当然潜入だ。アキコをこのまま放っておくわけにはいかねぇ
(目の前に広がるのはレオという男に黄色い声を上げる集団が色めき立っている光景でその異常な熱量に呆気にとられるしかなかった。男を囲うのが女性だけでなく老若男女であることが余計この場の異様さを加速させていて全員が揃いも揃って盲目的にレオの名前を呼んでいるのが何とも異質だった。二人で突っ立っている間に続々と人が集まってきて相手から判断を委ねられると潜入を選択する、アキコがこの異様な集団に巻き込まれているのはもちろんのことこの集まりはただのファンクラブとは違うと探偵の勘が告げている、この場に集まっている人々のためにも実態を調査した方が良さそうだ。相手に目配せしてからガレージに入っていく人々に紛れて集団の中へと入っていく、前方には一段あがったステージが設けられていて玉座のような豪華な椅子が一脚だけ用意されていた。その周辺に花束やプレゼントが置かれ玉座が彩られていきひとしきりの準備が整うとレオはステージ上へあがって『今日は俺のために集まってくれてありがとう。こんなにも君たちに愛されて俺は幸せ者だ』と甘い声で呼びかけた。その瞬間にまた歓声があがる、中には野太い声もあってなかなか混沌とした状況だ。男は甘いマスクで微笑みかけると『俺も皆のこと愛してるよ』と囁くように言えば投げキッスをこの場にいる人間に投げた。その瞬間に、壁に囲まれたガレージ内であるはずなのに僅かに寒気を感じた。スっと熱を奪われた感覚だったが一瞬でその感覚は消えてしまう。深く考える前にまた黄色い歓声があがると『レオくーん!こっち向いてー!』『レオ様ー!愛の言葉囁いてー!』と色めきだった声が溢れて「何の集会かさっぱり分からねぇな…」と呟いていて)


(/すみませんめちゃくちゃこちらのコピペミスでした……長らくお待たせしてしまって申し訳ございません。ご連絡いただくまで気づいておりませんでした……お声がけいただいてありがとうございます!!)

  • No.7392 by 検索  2024-12-13 11:40:07 

確かに整った顔立ちではあるけど、ここまでの熱狂ぶりは異常に見えるよ。 ……?
(状況が掴めないまま相手の判断を仰ぐと潜入調査の返答がされる。どちらにしろ所長がこの異様な光景に取り込まれているのは確かで実態調査は必要だろう。目配せを受けると集団に紛れて更に中へと入り、列に並ぶ。同じくらいの若い男性のちらほら見られて浮いてはなさそうで辺りを観察するように見ていると男はステージ上にあがって甘い声で呼びかける。その度に黄色の歓声があがって執事喫茶で聞いた者よりも人数が多ければ思わず圧倒されてしまう。男が爽やかに微笑んで投げキッスと呼ばれる仕草をすると薄ら背筋が冷えた気がして体が固まる。だが周りからこれまでで一番の歓声が上がるとその熱気に押され上書きされてしまい、相手と肩を寄せこっそりと思った感想を耳打ちする。今のところは変わった所は見られずただあの男を好きという理由で集まっているなら邪魔することは出来ないが何とも言えない違和感がある。どうすれば更に踏み込めるかと辺りを見渡すとガレージの入り口辺りに人影が見えた。皆と同じくあの男の為にやってきたというよりは自分達と同じく中の様子を伺っているように見える。何かこの会について知っているなら話を聞きたいが所長を放っておくわけにもいかない。相手の肩を叩いてから人影の見える出入り口を指さすと「翔太郎、少し気になることが出来たからここでの潜入調査は任せていいかい?」と声を掛けて)

(/探偵様が忙しい時はいつもお声がけ頂けるので何となくそんな気がしておりました。お声がけしてみて良かったです。自分もやりかける事は何回かあるのでお気になさらず!引き続きよろしくお願いいたします。/こちら蹴りでお願いします。)

  • No.7393 by 探偵  2024-12-13 12:31:44 


なんか裏がありそうだな。……あぁ、頼む。なんかあったらすぐ知らせろよ
(今日一番の歓声に圧倒されていると相手が肩を寄せて耳打ちがされる。認めたくはないものの確かにあの男の容姿は整っていて人を惹きつける力があることは分かる、しかしそれがこんなあらゆる人を惹きつけ魅了するかと言われれば正直そこまでとは思えない。きっと何かカラクリがあるはずだ。その後も集団に手を振るレオを見ていると相手から肩を叩かれる、指さされた方向を見れば中を窺うような人影が見えた。相手をひとりでいかせるのはあまり乗り気ではないがこの異様な集会から今は抜け出すことが出来ない。なにより所長が心配だ。相手に中を窺う人影を任せるとこちらはレオと周辺の人々に集中することにした。だがその後も何か怪しい儀式が始まるでもなくてレオは玉座の周辺を飾る花束に目線をやって『この花束は誰が?』と聞いて『私です!』と声があがる、するとレオはステージを降りて花束を贈った女性の手を取ると『俺のためにあんな素敵な花束を用意してくれてありがとう』と礼を言った。すると女性はいろいろと限界を超えたのかその場にヘロヘロと倒れ込んでしまう。その後同じことが数回繰り返されて男や女の手をとって礼を言う時間があった後、近くを通ったレオの目線がこちらへと向いた。怪訝そうな顔を浮かべていると『あぁ、通りで今日は…』と呟いてこちらへとやってくる。思わず後退るがその前に手を取られてしまって『君が会いに来てくれるなんて、俺は幸せ者だな』とまた甘い言葉が囁かれた。その瞬間に、ドクンと強く心臓が跳ねたのがいやでも分かった。胸を貫かれたという表現が相応しいその衝撃に目を見開く、クスリと笑ったレオはそっと手を離してまたプレゼントの礼を言うのに戻っていく。レオが離れても心臓の高鳴りは全く収まる気配がなくて理解できない状況に拳で口元を隠して顔を俯かせて)

  • No.7394 by 検索  2024-12-13 14:18:42 

分かった。__ 待って、僕も知り合いを追いかけてここに来たんだ。何か知っているなら話を聞きたい
(相手に会場の調査と所長のことを任せると何とか人の間を抜けて列を出る。そこからガレージの出入り口から出るとこちらを見るなり高校生くらいの女の子が逃げようとする。彼女がさっきの人影だろう。中の熱狂ぶりからその理由に察しをつけて彼らとは違うとアピールすれば彼女の足が止まる。敵意がないことを示しながら近づいて声を掛けると『私の友達を助けてください』と潤んだ瞳がこちらを向いた。それに一瞬驚くも今回の件に関与しているだろうことが分かればひとまずここでは歓声で彼女の声がかき消えてしまうと少し離れた所に移動して改めて話を聞く。彩希と名乗る彼女はこの街の高校生で美樹という常に一緒に行動するような親友がいるらしい。だが最近様子がおかしくて何処か上の空だったかと思えばレオ様という人物への魅力を語り出したり普段はしない服装をしてみたりと浮かれた行動が目立ってきたという。二人で休日や放課後に遊びに行くことも少なくなってきたようで『今日も本当はずっと楽しみにしていた映画を二人で見に行く約束をしていたのに…』とぽつぽつ零しながら手元のチケットらしきものを握りしめる姿は酷く寂しそうで痛々しい。美樹は約束を破るような人では無いと断言しながら『最近は学校に居る間も疲れた顔してて、今日も休んだ方が良いって言ったのにそれも無視してレオ様に会いに行くって』と今にも泣きだしそうな彼女は本当に親友を心配しているのが伝わってくる。今の話からしても何かしら異常なことが起きているのは間違いなさそうだ。「僕はこの街で探偵をやっているんだ。だからあの中でおかしなことが起きているなら君の親友を含めて助けたい」と語れば探偵というワードに目を瞬かせながらも今の状況を分かってくれる人がいることで気が緩んだのか『どうか美樹を、お願いします』と泣き始めてしまった。それを不慣れなりに慰めつつ更に詳しく経緯や親友の変化について聞き込みをして)

  • No.7395 by 探偵  2024-12-13 17:11:27 


…………っ、アキコ。お前追いかけて来たんだよ。…向こうにフィリップいるから合流しといてくれ。俺は…もうちょっと探ってくる
(収まらない鼓動に戸惑いながらもなんとか顔を上げる、この異様な状況の原因を探らなければならないのに何故か目線はレオへと吸い込まれて彼の視線や動き、言葉に意識を全て持っていかれてしまう。無意識に、しかし一心に、レオを目で追っていると横から『ちょっと!』と聞き慣れた声がして慌ててそちらの方を向く、そこには所長様がいて『なんで翔太郎くんがここにいるのよ!さっきレオくんに手取られてたし!』とお怒りの言葉を受けた。なんとか気持ちを整えながら呆れるようにそっちのせいだと言いながらレオの動向を探るのに集中する。しかしレオはその後もお礼を言ったり甘い言葉を男女問わず囁いたりするだけでそれ以上のことをするでもなく、再びステージへと上がれば『今日は来てくれてありがとう。また来週この時間に会おうね。デートのお誘いは俺からさせて貰うよ』とウィンクを投げて所長も含めて黄色い声が辺りを包むとレオはガレージの裏へと引っ込んでいった。その後集まっていた人は次々と帰っていくが探偵としてここはあのレオという人間をもっと探るチャンスだろう、その中にもう一度会いたいと願う気持ちが紛れているのは無視してアキコに相手のところへ行くよう言えば人の流れに逆らってタイミングを図りレオを追いかけた。埃っぽい廊下を抜けガレージの奥に部屋のようなスペースを見つけると静かに扉を開けて中へと入る。音を立てずに扉を閉めたところで『待ってたよ』と測ったようにレオの声が聞こえてきた、物陰からレオが現れると警戒するような視線を向けるが次第にその瞳に吸い込まれるように見惚れていく。ゆっくりとこちらに近づいてくる彼に何も出来ずにいるとまた手を取られて『名前は?』と甘い声が鼓膜を揺らすと「…左.翔.太.郎.だ」と素直に自分の名前を伝えその手を振りほどけずにいて)

  • No.7396 by 検索  2024-12-13 18:53:19 

…相当惚れ込んでいるみたいだね。…あれ、翔太郎は? っ…僕も中を探ってくるからアキちゃんは彼女の対応任せた!
(話を聞いている限りやはり高校生が一個人に対する熱量としては行き過ぎている気がする。尚も心配そうな彼女に「中に頼れる相棒が居るんだ。僕達がこの事態を解決すると約束する」と語ればその表情が和らいで改めて依頼として引き受けることにした。何かあった時に連絡先を交換し話を聞いていると会が終わったのか中から人が出てくる。その中には写真を見せて貰った親友の姿があってご機嫌に見えるが確かにかなり疲れているようにも見える。彼女は親友が心配なのか直ぐに駆け寄っていくのを見ていれば『フィリップ君!』と聞き馴染みのある声が聞こえ視線を向けると所長が少し怒ったような表情を浮かべていた。こっそり尾けていた事に不服そうな所長を宥めながら男への印象を聞けば『レオくん素敵でしょ!あんなにカッコイイし、優しいし、何でもあげたくなちゃう』とデレデレした表情を浮かべている。まるであの男の虜になっていることに面白くない物を覚える。同時に一緒に会場に入ったはずの相手の姿が見えないことに気付き所長に問えば『何かもうちょっと探ると言って奥に入っていたわよ』と返答がされる。会が終わってからそこそこは経っている人々を夢中にさせる男に強い疲労感、途端嫌な予感が浮かんでくれば彼女の対応を一旦所長に任せてガレージの中に入る。集会が終わって人はまばらだがその中に相手の姿は無い。焦りを覚えながらその端に廊下のようなものを見つけるとそちらに走って向かい、物陰の裏などを確認しながら進み奥に一つ部屋を見つけると無意識に一息ついてからドアノブに手をかけて)

  • No.7397 by 探偵  2024-12-13 19:56:43 


何を……、フィリップ……ッ、
(あの謎の集会においてもっとも怪しい人物と二人きりという絶好の機会でいろいろと聞き出さなければならないはずなのに先程から心臓の音がうるさくてまともな思考回路すら回らない。全神経は繋がる手とこちらを見つめるレオの瞳にだけ向けられて安易に接触を許しているというのに全く動けなかった。というより動きたくなかった。じっとこちらを射抜くように見つめるレオに何とか探偵として口を開こうとするがそれを遮るように『俺も君に上げるから、君のことを俺にくれないか?』とまた何とも甘い言葉が告げられて心臓が激しく高鳴る。なんとか一言返事をするがまともに会話することすら出来ない、薄暗い部屋に差し込む光がレオに当たって彼は暗闇の中でも一等輝く星にさえ見えた。手が繋がったままレオがこちらへ近づいてくる、そしてもう片方の手が肩に乗せられるとさらに距離は近づいて吐息が唇を掠めるところまで二人の顔が近づいた。しかしその瞬間にドアノブが回される音が聞こえて意識がそちらへ逸れる、そこにいたのは相手の姿で妙な焦りを覚えると相手の元へと一歩踏み出した。しかしレオはそれを許さないように繋がった手がグッと引き寄せられて再び目線は彼へと奪われる。そのまま相手へ聞こえないように『あとでね』と小さく告げられると繋がった手の中に何かを押し付けられた。動揺して目を泳がせているうちに手が離れるとレオは相手へ向かって『今日は来てくれてありがとう、またね』と声をかけて早々とその場から立ち去っていく。一瞬の迷いのあと、手の中で渡されたものをポケットに突っ込んで相手の方をみれば「さっきの人、どうだった?」と何事も無かったかのように問いかけて)

  • No.7398 by 検索  2024-12-13 20:38:29 


は……、…大事な親友がこの会に参加しているから助けて欲しいって依頼を受けたよ。
(ドアノブに手を掛けて扉を開く。そこに居たのは探していた相手とあの男だ。だが男は相手の肩に手を置いてまるでキスでもするような距離感まで近付いていて有り得ないはずの光景にガツンと頭が殴られたような衝撃が襲って目を見開いたまま動けなくなる。相手は咄嗟に離れようとするがそれを男が引き止め何かを話す。その時に男と相手の手が繋がっていたのに気付けば体の底が冷えるような心地がした。男はこちらにも変わらず爽やかな、それでいて底の知れない笑みを向け、固まったままの自分の横を去っていく。残された相手が何かをポケットに入れるのを視界の端に捉えながら相手から話しかけられると漸く思考が動き始めた。先程のことがまるで無かったかのように相手に話しかけられると胸の奥がざわつく。無意識に手を握りながら簡素にさっきあったことを告げるが今頭の全てを占めているのはそれではない。じっと相手に視線を向けると「……君は、何を話していたんだい」と本当に知りたいことを問いかけ)

  • No.7399 by 探偵  2024-12-13 21:15:07 


つまりそんな依頼がくる程にはきな臭い集まりってわけか。…、…あいつから色々聞き出そうとしたんだけどな、全然しっぽ掴めなかったぜ。悪ぃ
(レオが部屋を出ていき薄暗い部屋で相手と二人きりになる、今のことを言及されないように相手の首尾を聞いてみればあの場で依頼がされたと聞き数度頷いた。いつもならばその依頼主や詳しい経緯、得られた情報などを相手から聞いて共有するところなのに意識はポケットに突っ込んだレオからの贈り物に奪われてしまう。一体自分の手に押し込められたのはなんだったのか、最後に囁かれたあとでという言葉に期待が募って探偵業さえままならない。無理やり返事をしていると相手がこちらを見つめているのに気がついて目線を合わせる。相手は自分の相棒であり恋人だ、レオが接触してきたこと囁かれた言葉、それらは相手が検索する際のヒントになるかもしれないもので迷いなく共有すべきものだ。だが先程から心臓が煩くて高鳴りは収まらない、今しがた別れたばかりだというのに今すぐ駆け出したいくらいにレオに会いたい衝動が募る。ありのままを全て話せばいいのに後ろめたさが尾を引いて咄嗟に嘘をついてしまう。薄く笑いながら上手くいかなかったと、あの場の説明になっていない言葉を告げていると彼に、レオに会いたい気持ちはさらに膨れ上がってしまって「とりあえず情報屋にこの集会のこと聞いた方が良さそうだな。フィリップ、お前はアキコと一緒にその依頼主から事務所で話聞いてくれ。俺は情報集めてくる」といつもよりどこか忙しない口調で言えば体のいい役割分担をして露払いしようとして)

  • No.7400 by 検索  2024-12-13 21:51:02 

……、翔太郎!
(街の人から助けて欲しいと依頼を受ければいの一番にそれに応えようとするのが相手だ。だがその内容を詳しく聞こうともせずそれらしい返しをしながら何処か上の空にも見える態度に違和感は募っていく。一番気になっていた会話内容について目を合わせて問いかけると妙な間が空いて曖昧な答えが返ってくる。長年一緒にいれば何となく癖なんかも分かってくるがこういう時の相手は大体本当のことを言っていない。薄い笑みさえ先程の光景をフラッシュバックさせて相手は目の前に居るのに遠くに行ってしまったようなそんな冷たい心地すらした。無意識に眉を寄せていれば相手はいつものように相談する訳でもなく忙しなく一方的に物事を決めていく、情報を集めると言ったその行先があの男の元では無いのかと嫌な予感は増幅していくばかりで咄嗟に相手の腕を掴んだ。感情が制御出来なくて強くそこを握りながら役割分担の話を遮るように強く名前を呼ぶ。真剣な顔で、相棒としてだけでなく恋人としても相手を見つめながら「それは、僕には言えないことなのかい?」とさらに踏み込んだ問いを投げかけて)

  • No.7401 by 探偵  2024-12-13 22:24:29 


っ、…ンだよその言い方!ちゃんと話しただろ!レオからは何も聞き出せなかったんだよ!
(心は完全にレオに奪われている、それこそ盲目的に、体がどうにかなってしまいそうなほどに、あの声をまた聞きたい気持ちが抑えられない。この場をなんとか早々に切り上げて早くひとりになりたいのに相手はそれを許さないようにこちらの言葉を遮って腕を掴んできて、強く名前を呼ばれると漸く目を合わせた。そこには唯一無二の相棒が、世界で一番大切な恋人がいる。いるはずなのに、その存在を塗りつぶしてしまうほど輝き煌めく光がこの視界を覆ってしまって、大切な存在であるはずの相手の輪郭を霞ませる。強く腕を掴まれながら終わったはずの話を蒸し返される、早くポケットの中身を確認したいのに相手のせいでそれが叶わない。その状況は相手への怒りへと変換されていって強い口調で叫びながらこちらを掴む相手の手を振りほどいた。相手は大切な存在だ、そのはずなのに今はレオとの間を邪魔する存在になっている。レオへの想いの強さが相手への怒りへ変換されさらに自分にとって都合のいい嘘を重ねながらこの場を振り切ろうとする。普段ならば到底しない嘘や感情の昂りが溢れ出す、それはレオへの気持ちが溢れるのと同じくらいどうにもならない。相手を強く睨みながら「俺が何も情報掴めなかったのがそんなに気に入らねぇのかよ!」とこの場を早く終わらせようと筋違いの怒りを重ねて)

  • No.7402 by 検索  2024-12-13 22:52:22 


っ、誰もそんなこと言ってないだろう! 依頼人の彼女の話からしてもあの男が妙な能力のようなものを持っているのは間違いないはずだ。そもそもわざわざこんな所に人を集める目的も分からないし、まともな人物とは思えない。とにかくあの男が危険で、何か企んでいるのは君にだって分かるだろう。
(強引に腕を掴んでこちらを向かせなければ目が合わないほど相手は何かを急いでいる。引き留めて相手の隠そうとしているものについて問えば強い口調で返され、力任せに腕を振り解かれてしまって思いもしない行動に一瞬思考が止まった。声を荒らげて強く睨む視線からは苛立ちを超えて敵意のようなものが感じられる。その事自体にも、それが先程目撃した事を隠そうとしている為なのだと察しがついてしまえば一気に感情が昂ってこちらも強い言い方で返してしまう。やはり相手はあの男との間に何かがあったのだ。そう確信を持つとそんな相手を引き止めるために先程の彼女との会話や今までの事で分かったことを早口で伝える。普段の調子で話しているつもりだったがあの男が気に入らないという個人的な感情が乗っかって強く断定的な言い方になっているのには気付けないまま、大切な相手に危険性を訴えた。そして相手のポケットに目を向けると「今あの男に貰った物、出したまえ」と低い声で告げ隠したものをこの場で暴こうとして)

  • No.7403 by 探偵  2024-12-14 08:12:53 


っ、…あの集会が怪しいのは十分分かるけどな、少なくともさっきレオと話した感じじゃ何も怪しいとこはなかった!それをまともじゃねぇって、言い過ぎだろ!…ッ、……断る。まともじゃねぇ今のお前にこれを渡したってレオを悪く言うだけだろ
(脳内の大半はレオの事で埋めつくされていてそれを許さない相手に今や怒りを強く感じている。そんな状態で彼を強く否定し非難するような言葉を聞けば更に感情はヒートアップしていく。自分だってついさっき会ったばかりのはずなのにそれこそ盲目的に彼のことを信じて庇っている、それが胸の高鳴りに由来するものだという事からは目を逸らして感情のままに相手に言い返していた。誰よりも信頼できる相手の言葉を聞かなければならないはずなのに気持ちはレオの方に傾いて彼を信じたいと思ってしまう。鋭い空気の中相手がポケットの中身に言及すると思わず息を飲む、素早く隠したつもりだったが相手にはバレていたらしい。自分も何を手の中に渡されたのかは分からない、しかしあのレオが自分に託した大切なものをレオに対して敵意を持つ相手に渡す事なんて、できない。このポケットの中身は自分とレオだけのものだ。ポケットを相手から遠ざけるように半歩さがるとこちらも低く静かな声で首を横に振る。そして先程レオに向けた言葉を今度はこちらから相手へと向けた。相手に阻まれれば阻まれるほどレオに会いたい気持ちは抑えられなくなっていく、相手から目を逸らすと「とにかく、俺は外で情報稼いでくる」と無理やり会話を終わらせると相手を振り切りそのまま部屋を出ていって)

  • No.7404 by 検索  2024-12-14 09:18:05 

ならその話をした内容を言えば良い。やましくないなら言えるだろう。 っ、それは見てから決めることで、翔太郎!!
(湧き上がる感情のままこの回のこともあの男のことを非難すれば相手もヒートアップして言い返してくる。まださっき会ったばかりで客観的に見ても怪しい所ばかりなのに相手は男を庇うような事ばかり言っていてそれが余計気に入らない。話の内容を明かそうとしないのに信じてくれなど虫がいい話で必死に男との何かを隠そうとする姿にその口調は問いかけるようなものから責め立てる物に変わっていた。その証拠を掴もうとポケットの中身を出すように言えば息を飲み半歩下がる。そしてこちらの要求を拒否してまともでは無いと言われてしまうと唇を噛み締めた。何で自分の気持ちが分かってくれないんだ。いつもは何も言わずとも通じ合えていると思うのに今は大きな壁があるようにしか思えない。何が出たとしても男の事を悪く言ってしまう自覚はあったが早くそれを暴いてしまいたいと急かすも目を逸らして強引に話を切り上げようとしたのが分かればまた強く名前を呼んで再びその腕を掴もうとする。だがその腕は宙を掠め振り切られてしまうと相手を失う喪失感と身勝手な怒りが湧いて「…僕よりあの男を信じるのか」と恨み言のような言葉がぶつけていた。そのまま相手は部屋を出ていってしまう。一人になれぱ頭は様々な感情が入り交じって冷静でないことを自覚する。以前相手の幼馴染が関わった一件で作られ塞がっていたはずの傷がさらに深く開いてぐちゃぐちゃに荒らされてる気分だ。相手のことを掴めなかった手を握りしめていれば『翔太郎くんが何か急いで調査しに行くって出ていったけど……、…フィリップくん?』と所長が部屋に入ってくる。急いで、という言葉に相手の男への想いの強さを感じてまた胸が痛む。心配そうに顔を覗き込んでくれる所長にゆっくりと目を合わせ「…アキちゃん、僕はどうしたら良いと思う」と小さく声を零して)

  • No.7405 by 探偵  2024-12-14 09:53:17 


………、…レオ、
(いつも通りに先程の会話を、レオに言われた言葉を、こんなおかしな事を言われたのだと相手に伝えればこの場は収まる。しかしレオに言われたあの言葉をおかしな事とは思えない自分がいる、つまりは相手の言う通りやましい気持ちがあるのだろう。相手にレオとのやり取りを知られたくない、その理由にたどり着けば全てが終わってしまうのは分かっていて、しかし彼への気持ちは止められなくて、結局は相手を振り払って部屋を出ていってしまう。相手が自分を呼ぶ声はいつも心地好くてこの胸を満たすもののはずなのに、今は別の人物の声が自分の名前を呼ぶのを待ちわびていた。ひとり部屋に残された相手のもとへ所長がやってくると相手の様子に何があったかを察して心配そうに相手の顔を覗き込む。やがて目が合うが様々な感情が、それも悪い方向への感情が入り交じるその瞳に一度目を伏せるも、すぐに所長は相手を見つめて『依頼が来てる以上翔太郎くんと一緒に事件を解決する以外にないじゃない。翔太郎くんと連絡を取るか…あ、今度は翔太郎くんを尾行するとか?どっちにしろあんたたちは二人で一人の探偵なんでしょ?あーーー私もレオくんと二人で一人になっちゃったりして!キャッ!』と最初こそ真面目に相手を励ましたものの話しているうちにレオに気を奪われていっていた。一方で探偵は漸くひとりになってポケットの中を探って渡されたものを取り出す、そこには折りたたまれたメモ用紙があって広げてみると『桜井玲音』という彼の本名と電話番号が書かれていた。ガレージに乗り込む前になんとしても突き止めてやると意気込んでいた情報なのに今は彼の本当の名前を知ることができて、それを明かされた事がたまらなく嬉しくて思わずひとりでニヤけてしまう。早速書かれた番号に電話をかければ数コールもしないうちに電話が取られて渇望していた彼の声が聞こえてくる。胸が華やぐのを感じながら「待たせたな、今から会えねぇか?」と誘ってみれば直ぐに了承の返事かされてガレージよりもう少し奥まった場所にある遊歩道で落ち合うことか決まると弾む心を抑えられないまま待ち合わせ場所へと向かう。遊歩道につけば既にレオは到着していて声をかければそのまま二人で人気のない、しかし木漏れ日の心地好い道を歩き始めて)

  • No.7406 by 検索  2024-12-14 11:43:57 


……、そうだね。僕は探偵だから、調査しないと。
(制御出来ない感情で縋るように所長に問いかければ真面目な返答がされるがあの男の名前が出てくれば身を固くする。相手だけでなく所長も男の味方なのだと分かればあまりの状況に逆に乾いた笑いが零れた。様々な感情が消化しないまま増幅して頭がいっぱいになれば逆に麻痺したように冷静になってきた。どちらにしても依頼を受けた以上探偵としてこの自体を解決しなくてはならない。この街を泣かせたくないと教えてくれた人が違う人を選んだとしてもだ。自分に言い聞かせるように口にすれば「アキちゃん、僕も調査に行くよ。…それとまたレオ様に呼ばれることがあったら連絡をくれないかい。僕も興味があるから」とそれらしい笑みと主に思ってもない事を告げると自分もガレージを後にした。ひとまず原因を調べるためにも情報が必要だ。情報屋の皆に連絡を取って知っていることがないかと尋ねる。返ってくるのは軒並み依頼人の彼女から聞いたことに近い中身やかなりの人数を魅了していること、会う度にその傾向は強くなっていくことなどだ。その度に『翔ちゃんじゃなくてフィリップくんが聞いてくるなんて珍しい』と言われ、やはり相手が宣言した情報収集をしていない事実に胸が痛むのを曖昧な笑みで流した。そうしていると女子高生二人からもしかしたら、という情報を聞けば時間を取ってもらってすぐに話を聞きに行く。どうやら二人の同級生にも最近学校に来なかった人が居るらしくレオ様という人物を推してたらしい。『なんかレオ様のお気に入りだって自慢してたんだけど、急に体育の途中に倒れちゃって今も入院中なんだって』とエリザベスが語るがお気に入りという単語にぴくりと反応してしまう。あの距離感は男にとって相手はお気に入り、なんだろうか。そのまま考えていれば『フィリップくん、怖い顔してる』とクイーンに言われてしまい思わず顔を上げた。無意識に表情に出てしまってたようだ。また笑って見せようとすれば頬を摘まれて『私この子の連絡先知ってるから話が聞けるか聞いてみる。』『フィリップくんにこんな顔させるなんてしんじらんなーい!今度翔ちゃんにいっぱい文句言うから!』と言ってもない状況を察したのかそれぞれ慰めてくれるのが暖かくて少しだけ表情が緩んだ。「ありがとう、二人とも」と返すとクイーンが入院している子に連絡をとってくれるのを見守りながらSNSなども当たってもらって情報を集めて)

  • No.7407 by 探偵  2024-12-14 13:01:57 


___あぁ、俺はこの街で探偵しててな。あそこには世話のかかる仕事仲間を探しに来てたんだ
(レオと二人で穏やかな木漏れ日の中で他愛のない話をしながら歩く、ただそれだけで胸は華やいで彼に名前を呼ばれる度に意識しなくとも顔には笑みが浮かんだ。そんな時間を過ごしていたのは、過ごしたいのはひとりだけだったはずなのに、目の前にいるレオが放つ眩い光が全てを彼で塗りつぶしていく。穏やかな時間を過ごしながら所長のことを話していれば『もうひとりの方は?』と問いかけられる、相手の事を問われた時その返事はいつも同じだった。だがレオに対して、今この胸を焼く男に向かって、自分にとって特別な人間がいるのだと口にはできなかった。むしろその特別な人間はもはや、とまで考えて無理やり思考を中断して上手く回らない頭で「あいつも仕事仲間だ」と相手のことを称してしまった。相手を相棒と言えなかったことに自分で酷く動揺していると『それじゃあ俺が君の隣にいても構わないんだ』と甘ったるい声と共に手を繋がれてしまった。思わず目を見開いてレオを見つめる、しかしその手を振りほどくことはできなかった。二人でまた歩き出そうとする、しかし体が重くて足が絡まり躓きそうになってしまった。地面に倒れてしまうかと思ったがその前にレオがこちらの体を捕まえる。『大丈夫かい?』と問われて顔を上げると彼の顔は間近にあった。穏やかに差し込む光に照らされたレオの顔から目を離せなくなる、レオもこちらを見つめていて吐息が頬を掠めた。その瞬間に、どちらからともなく顔を近づける。心が通じ合うままに身を任せようとしたが既で彼の肩を掴んで動きを止めた。その瞬間に、懸命に気づかないフリをしていた、そんなはずないと言い聞かせていた気持ちに気づいてしまう。一度認めてしまえばもう気持ちを止めることはできない、だがその為にはケリをつけなければならない事がある。レオを見つめると「ちゃんとケリつけて、もう一度お前のとこに戻ってくる」と告げればまた会う約束をしてから一度レオと別れた。いつもより早い歩調で歩きながらス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を取り出すと『情報を手に入れた。お前と話したいことがあるから事務所に来てくれ 』と相手にメッセージを送って)

  • No.7408 by 検索  2024-12-14 13:43:57 

……! 二人とも協力ありがとう。この礼は今度させて貰うよ。
(クイーンに入院中の子に連絡を取って貰い電話で話を聞く。彼女も同じくレオ様に熱狂していて、毎回呼ばれる度に向かっていたらしい。次第に会が終わったあとにも呼ばれるようになってデートをしたりしていたが毎回会った後は酷く疲れ始めたという。『なんで私を選んでくれたの、って聞いたんです。そしたら若くて元気そうだからって言われて。…すて最後に会った日ぽつり“これまでか”って呟いたかと思ったら、あの人は化け物になって…!』と感情の昂った声が聞こえた。病院では過度な疲労による幻覚と判断されたらしいが今までの情報をまとめればメモリならびにド.ー,パ.ン,トである可能性が非常に高いだろう。会場で感じたあの妙な感覚が体力や生命力と呼ばれる物を奪い取ったものなら辻褄が合う。貴重な証言に礼を言うと『なんであの人にあんなに夢中になっていたのか、今は分からないです…。もし同じ被害にあってる子がいるなら助けてください』とあってあの男の名前と連絡先を教えて貰う。これで地.球,の.本,棚で絞ればあの男のこともメモリの手がかりも掴めるかもしれない。電話を切ってクイーンに返してこちらにも礼を言っているとス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンがメッセージの通知を伝える。そこに添えられた相手の名前に心臓が強く跳ねた。何が書いてあるのか見たい気持ちと見たくない気持ちが争うも意を決して中身を見れば新しい情報を手に入れたという内容だ。別口で情報を集めたのかと一瞬期待しそうになるがあの部屋の会話がフラッシュバックしてすぐに冷める。だがどちらにしろ今得た情報を共有してもう一度相手と話さなくてはならないだろう。二人に礼を伝えると心配そうな顔を向けられるが「大丈夫だから」と返して喫茶店を後にした。様々な感情が渦巻く中事務所に戻ってきたがまだ相手の姿は無い。そのことに何故か安堵した自分に驚きながら近くのソファーに座って落ち着かない様子で相手を待って)

  • No.7409 by 探偵  2024-12-14 14:14:31 


…戻ってたのか。これ、レオの本名と連絡先だ
(全てを決意し事務所の階段を登って扉を開ければ相手はソファに座っていて短く声をかける。扉を閉めてハットを脱ぎ、いつもならば金具へかけに行くところだが今日はハットは手元に残したままだ。ポケットからメモ用紙を取り出すと相手の目の前に置く、それはあの時レオに手渡されたもので本名と連絡先が書いてあるものだったが既に相手が手に入れている情報と同じだった。話の本題はここではない、軽く息を吐くと相手の方を見る。彼のことが脳に強く強く焼き付いて離れない、それこそほかの全てを灰に帰してしまうほどにこの身を焼かれもうどうしようもない。彼と一線を超えるには今の関係に精算が必要だ。ハットを胸にあてると相手の方に体を向ける、そして「お前とは相棒としても、恋人としても少なくねぇ時間を過ごしてきて、楽しかった。でも、…この気持ちを隠したままなのはお前にも、あいつにも誠実じゃねぇって思ったからここに来た」と告げれる。この一言で全てが終わってしまうことが分かっていても気持ちは全く止まる気配がなくてゆっくりと呼吸したあとに「俺は、桜井玲音のことが好きだ」と今胸に宿る気持ちを相手へと明かして)

  • No.7410 by 検索  2024-12-14 14:46:26 

…もう知ってるよ。 ……ッ、……被害者の話を聞いてきた。君のその感情は恐らくメモリによるものだ。 偽物なんだよ、ッだって、今まで何度も約束しただろう、
(そのまま相手を待っていれば扉が空いて相手が入ってくる。ハットを置くことなく渡されたメモ用紙は既に調べた情報で一応受け取りながら短く返した。相手がこちらを向く、その表情に嫌な決意を覚えて無意識に呼吸が浅くなっていく。今すぐ逃げてその先を聞きたくないのに体が動かない。目が合ったまま自分ではなく他の人への特別な好意を口にされると一瞬その音声は分かるのに言葉の意味が分からなかった。相手は何を言っているのだろう、それでも数拍置いてその意味を理解してしまえば自分の一番根っこの大事な所にヒビが入ったのが音がした。こんなにも自分は相手が好きで、相手も同じであったのにその気持ちが他の人に向いている。そう思うだけで大きく瞳は揺れ顔を酷く歪む。だがその原因は分かってる。酷く動揺しているのに乖離したような妙な冷静な自分もいて、さっきまで調べたことを相手に伝える。相手が強くあの男に惹かれているのはメモリの能力のせいなのだと事実を、あるいは自らの強い願望を訴えて相手の言葉を受け入れない姿勢を取れば揺れる瞳でじっと相手を見つめ、今までの何度も重ねてきた大事な約束を持ち出して)

  • No.7411 by 探偵  2024-12-14 15:16:26 


……さっきレオと会ってきた。それで確信したんだ、俺はあいつの隣に居たいって。この気持ちは本物だ。今まで……お前とは最期まで一緒だって、言ってきたけど…あいつへの気持ちを抱えたままお前の隣には居られねぇ
(自分の本当の気持ちを、強い光に焼かれてしまった想いを、正面から伝えれば相手の顔が悲痛に歪んで思わず目を逸らしてしまう。だがこれはやらなければならないことだ、相手は確かに大切だが今はもっと大切な存在がいる。相手は冷静に自分の調査結果をこちらへと伝えて、しかしこの想いがメモリによるものだと訴える。だがその言葉を聞いても気持ちが揺らぐことはなくて静かに相手を見つめる。今まで互いへの想いをメモリによって捻じ曲げられたことはあったがその度に互いの声で、言葉で、絆で、捻じ曲げられた想いを引き寄せ取り戻してきた。だが今はこれが間違った想いかもしれないなんて微塵も思わない、レオへと気持ちが真っ直ぐと向かっている。それがより強い暗示のせいだとは気づけないまま相手が約束を持ち出すと目線を伏せる。あの夜から始まって何度も誓いあいより強く深い意味を持っていった相手の隣にいるということ、相棒であるということ、そして恋人であるということ。だがレオへの想いは消えそうにない、もはや相手の隣を望んでいない自分に気づいてしまった以上関係を曖昧にして隣に居続けることなんて不可能だ。もう決まったことなのだとでも言うように冷静なまま相手に向かって頭を下げると「俺と別れてくれ」と口にして)

  • No.7412 by 検索  2024-12-14 15:45:54 

…ッ、そうかい。 僕じゃなくとも都合の良ければ君は誰でも良いのか、 ずっと君と同じ気持ちのつもりだったけど、君の気持ちはそんな物だったんだね。
(何度も何度も特別だと言って世界で一人だけだと語ったのに相手は他の人が良いという。それはメモリの能力のせいだと分かっているのに誰よりも大好きで大切な相手の声がそれを否定して何度も胸の柔らかいを突き刺す。痛くて辛くて冷たいのに涙が出ない。自分の傍には居られないと告げ、こちらに別れの言葉と頭を下げるのを見れば一気に感情が昂って目の前が真っ白になった。相手の意志は硬い、もう何を言っても響かないだろう。諦めの気持ちは乾いた言葉となって零れた。悲痛に歪んだ顔で相手を見る、自分は好きだと行かないで欲しいと言えばいいのに相手の言葉を悪いように捉え酷く痛む胸は相手を傷つけようと嫌味な言い方で責め立てるように言葉をぶつける。本当はそんなこと思っていないのに止められなかった。ひとしきり声を荒らげると「…なら、僕との相乗りをやめるってことで良いのかい?」とまともではない思考のままきっと最後になるだろう問いかけをして)

  • No.7413 by 探偵  2024-12-14 16:45:23 


っ、レオは都合のいい奴なんかじゃねぇ!お前だって、そうだったけど……俺はレオの隣にいてぇんだ。大切にしてぇんだよ!
(強すぎる光に焼かれてしまった脳は、瞳は、体は、相手をきちんと捉えることができない。この話をすれば相手を傷つけることも十分理解していたが、かといって自分の本心を隠して相手と共に居ることもできないだろう。頭を下げていれば相手から返事が返ってくるがその声色はあまりにも冷たい、当然のことをしているのだから甘んじて受け入れるしかなかったがレオのことを悪く言われるのは我慢ならなくて思わず顔を上げて反論する。顔を上げた先にあった相手の顔は悲痛に歪んでいて胸が痛む、自分がそうさせているのに狡い感情だ。相手のこんな顔は見たくなかったはずなのに、いつも無邪気な笑みで、時には悪戯な顔で笑っていて欲しかったはずなのに、今その熱量は全てレオに向かってしまっていた。相手から最後の問いかけがされるとその答えは決まっているのに瞳を揺らしてしまう。自分達の始まりの契約、ここまで続いて、一生続けるはずだった相手との繋がり。だがここまで深くなってしまった関係で誰かに罪を数えさせる時だけ相手の力を半分借りるだなんて、そんな都合のいいことは出来ない。ゆっくりと呼吸をする、相手を真っ直ぐと見つめると「あぁ。お前との相乗りはここまでだ」と最後の返事をして)

  • No.7414 by 検索  2024-12-14 17:27:36 

……分かった。 ………これ、君の分も含めて処分しててくれ、もう要らないだろう
(感情が昂るままに言葉をぶつけていたがこんな時でも相手は男を庇っていて体の芯から冷えていく心地がした。相手との別れなんて到底受け入れられる訳ないのにそれ以上に相手が他の誰かへの好意を向けることに耐えられない。もうこれ以上聞きたくなくて最後の、自分との関係の全てを賭けた問いを投げかければその瞳が揺れた。この世に及んでまだ相手が違うと言ってくれることを期待していたがそれでも相手が自分でない物を選ぶのだと答えれば心の中で何かが致命的に折れてしまった。静かに、短くそれを受け入れる返事をすればそれ以上は何も言わずに横を通り過ぎてガレージに向かう。隠し場所からロ.ス.ト.ド,ラ.イ.バ,ーを引っ張り出してくれば手に持ったまま事務所に戻ってきて、そのまま外に出ようとする。だが相手の横を通り過ぎる際一つ思い出したことがあれば立ち止まってポケットから藤色のお守りを出す。初めて行った旅行と2回目に行った温泉街への旅行でお互いを守ると思いを込めて送ったお守り。だが道を違えるのならこれだってもう不要だ。淡々とそれを告げながら相手に押し付けるような形で渡すとそのまま事務所を後にしようとして)

  • No.7415 by 探偵  2024-12-14 17:56:22 


……、…待て。お前、それ持ってどこ行くつもりだ
(相手の最後の問いかけに対して変わらない答えを返す。決して戻れない最後の一歩を踏み出せば相手はたった一言返事をしてガレージへと降りていってしまった。相手がいなくなりひとり事務所に残される、これでレオの所へ迷いなく行くことが出来る。あれだけ望んでいたものが手に入ったはずなのに胸が微かに痛む、自分から振っておいて傷つくも何も無い。きっとレオの元に行けば多少の痛みも幸せで上書きされるだろう。やがて相手が戻ってくる、その手にはロ.ス,ト,ド.ラ,イ,バ,ーが握られていて相乗りを降りたことを痛感した。相手はそのまま通り過ぎようとしたところを戻ってきて手の中に何かを押し付けられる、手を広げてみるとそこにあったのは二人で互いへの想いを込めて互いへと送りあった自分の色の御守りだった。全ての関係が終わるのならば確かにこれも持っていて意味のないものだ。そのはずなのにレオの眩い光にしか奪われなかった目線がその御守りへと吸い込まれる。危機に瀕する度に相手を思い出すもの、自分の代わりに相手を守ってくれるこれがなくなれば相手は誰に守られるのだろうか。言いようのない胸のざわつきを感じながら咄嗟に相手の腕を掴んで動きを止める。相手を止めたのはレオの元へ相手を行かせないためなのか、相手をひとりで戦わせないためなのか、自分でも整理がつかないまま問いかけて)

  • No.7416 by 検索  2024-12-14 18:38:27 


……何処だって良いだろう、君にはもう関係ない。
(相手との全てを無くした今残っているのは任された依頼のことだけだ。そうでなければ動けなくなってしまいそうで無理やり痛みや感情に蓋をしてロ.ス,ト,ド.ラ,イ,バ,ーを取ってきては二人の繋がりを示す物理的な物も相手に返す。これで自分には何も無い。空虚な気持ちを抱えながらそのまま事務所を出ようとすれば何故か相手に腕を掴まれる。そのまま行き先を問われると無機質な瞳と答えを向ける。メモリの効果を見るに高ランクか威力を強めた改良品なのは間違いないだろう。だが相乗りを降りたのならもう相手とは他人だ、関与する義理も権利もない。少しでも自分を気にかけてくれたことに喜ぶ自分を律するように関係ないと線引きを引けば相手の腕を振り払って逃げる様に事務所を出た。そのまま走ってある程度離れるとス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンを取り出して男に電話をかけ「君の持っているメモリのことで話がある」と単刀直入に話を切り出して)

  • No.7417 by 探偵  2024-12-15 00:19:35 


…、……そうだな
(この場から去って行こうとする相手の腕を掴んで引き止める、そんなことをする権利はもう自分にはないのに二つの相反する心が体を動かした。しかし自分達の間の関係はもう何一つ残っていない、相手の言う通りだ。それに短く返事をすることしかできなくて振り払われるままに手を離すと相手は事務所から出ていった。ひとり取り残された事務所は途端に静かになる、内ポケットに手を伸ばすと自分がもつ相手の色の御守りを取り出して対になる突き返された御守りと並べる。互いを守りあっていた御守りはもう互いにいらないものになってしまってこの一瞬で色褪せてしまったようにさえ思える。早くレオの所へいかなければならないのに二つの御守りを前に立ち尽くすことしかできなくて繋がりの残骸を見つめることしかできなかった。探偵がどうにも動けないでいる間に相手の電話を受けたレオは通話口の向こうで楽しげに笑って『なんのことか分からないけど、君が会いたいなら俺は喜んで会うよ。場所はあのガレージにしよう』と爽やかに応じる。相手との通話のあとレオはすぐさま探偵へと電話をかけた。ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.の呼出音に遠のかせていた意識を取り戻すと電話へと出る、相手はレオでその声を聞けばぼやけていた思考が嘘のように輝きを取り戻した。どうしたのかと聞けばガレージで会いたいと言われて「お前の願いなら叶えてやらねぇとな」と返事をすればレオの元へと向かって)

  • No.7418 by 検索  2024-12-15 01:54:16 

……やはりとても40代には見えないね、君が奪い取っている人々の生命力の効果かい? …どうやらその反応は正解のようだね。これ以上被害を広げない為にも君のメモリを破壊する。
(男に電話をして単刀直入に用件を伝えればメモリの使用については濁されたが向こう側から場所の指定がされる。その余裕な態度は気になるもののあとは一体一でメモリを破壊してしまえば良い。本当に欲しいものを手放してしまった今、それだけが果たすべきことでその後のことは考えられなかった。物陰で本名から男自身のパーソナルな情報について検索し、メモリについても該当しそうなものを調べたがキーワードが足りないのか今持つ情報では絞り切る事が出来なかった。こんな時に相手が居たらと浮かぶ思考を追い出して確信を得ることのないまま指定されたガレージに向かう。中に入ればあの男は既に居て『君から会いに来てくれるなんて嬉しいよ』と変わらず爽やかな笑みを浮かべている。だが20代にしか見えない男と向かい合い、検索で調べた本当の年齢と推測した目的を突きつければその目が僅かに見開かれた。ずっと澄していた顔が崩れたことに確信を得るとそれを指摘してやりながら好戦的な言葉を向けていたが『翔太郎に選ばれなかった腹いせかい?』と相手に関することで煽られると「は、」と感情が揺さぶられる。それに男はニヤリと笑えば『翔太郎はケリをつけて俺の元に戻ってくると言ってたんだ。君の元じゃなくて、俺の元に』と言葉が続けられ一気に頭に血の気が登ると怒りのまま男に掴みかかって)

  • No.7419 by 探偵  2024-12-15 10:17:03 


……っ、レオ!フィリップ!!何してんだよ!!レオは怪しくねぇって散々、
(レオが集合場所に指定したのはあのガレージで浮かれる心を抑えられないままいつもより早足であの場所へ向かう。いよいよガレージへとたどり着いてハットの位置と服を軽く正して中へ入るとそこにはレオだけではなく相手の姿もあって目を見開いた。しかもこちらが中に入った瞬間に相手はレオへと掴みかかっていて思わず声を上げながら二人の元に近づく、無理やり二人を引き剥がして間に割って入るが背中を向けて守るのはレオの方だった。相手と対峙するように向かい合い鋭い目で睨む、やはりレオのことをメモリ使用者として相手は疑っているようだ。またその推理を否定しようとするがその前に『約束通り俺の元に来てくれたんだね、翔太郎』と背後から甘く囁かれると体を固める。そして腰と胸板に腕を回されて後ろから抱き締められた。今しがた別れた人物の前でこんなことをやるのは後ろめたさがあったが腕に力を込められると頭が甘くクラリと揺れて思わず照れて笑ってしまう。「レオ、一旦冷静に…」と口を開きかけるがその前に『本当に君は特別だ、今までの誰よりも最高だよ』と囁かれると胸には幸せが広がって軽く後ろを振り返り笑みを向ける、その瞳には一瞬赤いモヤがチラついた。レオはチラリと相手の方を見てから『君には悪いけど翔太郎は全部貰うね』と勝ち誇った笑みを浮かべればそのまま首筋にレオの唇が宛てがわれた。人前でこんなことをするのに羞恥が襲ってきて顔が一気に真っ赤になる、だが直後グラりと体に力が入らなくなった。レオはそれを逃すまいとこちらの体を更に引き寄せて唇を離そうとしない、体だけでなく思考さえゆっくりと止まっていく中で、相手と甘い時間を過ごしときには何をされても相手から注がれるものならばと思えたのに今はそんな思考は過ぎらなくてただレオの言われるままだと違和感が一瞬過ぎる。次第に視界は黒く染められていきゆっくりとその目は閉じられていって)

  • No.7420 by 検索  2024-12-15 10:59:47 

っ、翔太郎!! お前…ッ! __ っ、君だけは絶対に倒す、全てに変えても……ファング!
(煽られて感情のままに男に掴みかかる。その瞬間相手がガレージの中に入ってきて声があがる。二人の間に割って男から引き剥がされるが相手は男を庇うような体勢でまた胸が強く痛む。さらに庇うような言葉が続いたと思えば男が相手を背後から抱き締めていて見たくない光景に大きく目を見開く。それを照れたように、嬉しそうに受け入れる相手の姿に酷く心揺さぶられて目の前が真っ暗になった気分すらした。目の前で見せつけられるものに呆然とするしか出来ず突っ立ったまま何も出来ない。だが相手の瞳が赤いモヤがちらつき、首筋に唇を宛がった途端体から力を失ったのを見れば相手の名前を叫ぶ。あのメモリは人の生命力を奪う能力のはずだ、ならば今のこれは相手の生命を削っているのではないか。そう考えて相手の目が閉じられようとしたのが見えた瞬間、心の底から怒りが湧いてきて感情のまま叫びながら二人に無鉄砲の全力で突っ込んで無理やりその身体を引き剥がす。相手の命を奪わせる訳にいかない、それはこの男を倒さなければ果たされない。探偵ではなく自分の怒りの為にそう宣言すれば自分の腰にロ.ス.ト.ド.ラ.イ.バ.ーを巻くといつもの疾風のメモリではなく獣の名前を呼んで手元に招く。普段と相乗りしているからこそ乗りこなせる凶暴性を1人で使えばどうなるかなど考えなくても分かる。感情の制御が出来ない今なら尚更だ。だがこの男が倒せるなら何でもよかった。この状況を止める者もこの後に心配しなければならないことも無いのだから。自暴自棄であることに気付けないまま「…変身」と低い声で呟き変形した牙のメモリをスロットに突き刺す。そのままドライバーを開けば強い破壊衝動が全身に走る。地.球.の.本.棚が精神が焼けるような感覚に襲われながら獣のような呻き声をあげると衝動のままに男に襲いかかって)

  • No.7421 by 探偵  2024-12-15 14:17:28 


…………、……フィ…リッ、プ…
(体の熱が急速に失われて体の全ての機能が停止していくのが分かる、それに伴い視界さえ急速に輝きを失っていく。意識が途切れそうになった瞬間に固定されていた体が解放されて地面へと投げ出される、暫くは自分が倒れたことすら気が付かなかったが朦朧とする意識の中で誰かの声が、いつもこの鼓膜を揺らしていた誰かの怒号が聞こえた。その声の主の名を呼びながらゆっくりと目を開けるがまだ目の焦点はあっていない。レオの方は相手に体を引き離されてその必死さを『男の嫉妬は醜いね』と嘲笑う。だが相手がドライバーを取り出して人間とは思えない雄叫びをあげながら人間ではない何かに変身すると顔を引き攣らせる。咄嗟に距離を取るもレオは探偵を諦めていないようで『翔太郎は本当にすごい、ここまで生命力のある人間は初めてだ。だから身も心も命も俺のものにする。どちらにせよ翔太郎の命を貰うにこれを使わないと』と薄く笑いを浮かべればド.ー,パ,ン,ト,メ.モ.リを取り出す、『Charm』と.ガ.イ.ア.ウ.ィ.ス,パ.ーが響いて鎖骨にメモリを尽きさせばレオの体は怪人のそれへと変化した。レオは相手の攻撃を真正面から受ける気はなく探偵の方をみると『あれの命さえ取り込めば俺はお前に勝てる!』と興奮気味に言えば探偵に駆け寄ろうとして)

  • No.7422 by 検索  2024-12-15 16:15:39 

っ、させない!! っ、…ぐ、ァ、…ガッ!
(白い装甲に身を包み触れる物を傷つけようと牙を剥き出しにする。そのまま男を襲おうとすれば男は薄い笑みを浮かべメモリを取り出した。あれさえ壊してしまえば良いのだろう。メモリが突き刺さるとその姿は怪物のものへと変わる。これで容赦しなくて良いだろうと仮面の下で口端を吊り上げるとそのまま怪物へと襲い掛かる。男は自分の攻撃を受け止める気がなく、命を奪う為に相手の元に駆け寄ろうとしたのが見えれば怒りの炎を燃やして怪物の肩に掴みかかるとそのまま牙で斬り付ける。相手を背にするように立ち塞がると連続でその体に刃を突きつけた。だが男も一方的にやられてばかりでは無く『こうなったらお前の生命力も…!』と触手のようなものを突き刺してきて苦痛の声を上げる。攻撃された部位が熱くて痛いがそれすら暴走の前にはストッパーにはならない。寧ろ理性を殴り捨てただ目の前の敵を破壊せんと動く体はこれ幸いと体に突き刺さったままの触手を拘束具の掴み怪物の体を地面に叩きつける。倒れ込んだ怪物の上に馬乗りになると獣のような叫び声を上げながら攻撃を続ける。次第に怪物は反撃の力が弱くなっていき、ついには呻き声を上げるだけになっても衝動に飲み込まれた状態ではそれに気付けずに執拗に腕の刃で攻撃を続けていて)

  • No.7423 by 探偵  2024-12-15 16:45:09 


……っ、ぁ……ッ!!フィリップッ!!
(短い呼吸を繰り返し懸命に酸素を体に取り込めばようやく思考が動くようになって視界が開けてくる。怪物が襲い来るのがこちらに見えたがすぐに白い何かが立ち塞がって攻撃を加える。その戦う誰かが相手だというのは予想がついたがその姿は見た事のない真っ白なもので何が起こっているのか理解できずにいた。やがて怪物の体は地面に叩きつけられて白い何かが馬乗りになる、あの白い装甲はフ.ァ.ン.グ.メ.モ.リのもののはずだが今自分は相手と相乗りしていない。そこで視界の焦点が結んで事務所を出ていく相手が持っていたものを思い出し相手がセイバーのついた手を振り下ろし続けているのをみれば漸くこの状況を理解した。思い出したように大きく息を吸い込んで動かない体を無理やり起こすと相手の名前を叫んで走り出す、二人で一人だからこそ乗りこなしていたあの危険なメモリをひとりで使うなんて無謀すぎる。現に今、相手はあの怪物を亡きものにしようとしている。今は二人を引き剥がす力もない、相手に体当たりするとその身体を無理やりレオから引き剥がした。無茶苦茶に振り下ろされたセイバーが頬を掠めて赤い線を作ったが気にせず今度はこちらが馬乗りになって片腕で首下あたりを押さえつけながらその動きを止めようとした。生命力が希薄なはずなのに相手を抑えるのにいつも以上に力が出ている、相手を見下ろしながら「止めろフィリップ!それだけは超えちゃならねぇ一線だ!」と相手を生身で止めようとして)

  • No.7424 by 検索  2024-12-15 17:50:27 

…ぐ、ぁ…ッ゛…ああっ!
(強い衝動に飲み込まれ一人だけでは自分の体なのにコントロールが効かない。メモリを破壊するという目的は男の命を奪うことに変わり無抵抗な怪物に何度もセイバーを振り下ろす。すると突然何かが自分の体にぶつかって怪物の上から落とされる。許容以上のダメージを受けた上で気絶したのか傍らで怪物の体は男の物に戻るが暴走した牙の記憶は今度は邪魔をしたその何かを敵と見なして無茶苦茶に腕を動かせば何かを掠めた。体重をかけられ押さえつけられるのが不快でその存在を排除しようと大きく腕を引いて呻き声をあげながら力いっぱいそれを振るおうとする。だがその瞬間聞き馴染みのある声が頭に響いてフィリップとしての意識が僅かに浮かび上がる。次に捉えたのはこちらを見下ろす、世界で一番大切な人の顔で自分に向けられた叫ぶような声に体の制御が戻ったのが分かった。相手を失いたくないと強く強く全身が訴えれば相手の首にセイバーが当たるすんでのところで腕が止まる。男は気絶し、自らの身を守るために攻撃すべき対象が居なくなれば纏っていた白い装甲は崩れていき、素顔で相手を見上げると「…しょう、たろう?」とハッキリとしきれていない意識の中相手の名前を呼んで)

  • No.7425 by 探偵  2024-12-16 07:50:51 


っ、…フィリップッ!!……大丈夫か?こっち見ろフィリップ
(真っ白な装甲を纏う相手に馬乗りになり必死にその動きを止めようとする、生身では決して力で勝てないことを分かっていてもたった一人で危険なメモリを使う相手を放っておくことなど出来なかった。無茶苦茶に振るわれる腕を必死に躱しながら赤く光る複眼を真正面から捉える、セイバーが真っ直ぐこちらへ振り下ろされるのも構わず欠かせない相棒の、何よりも大切な相手の、名前を叫んだ。その瞬間にこの視界を覆っていた強すぎる歪な光は弾けて霧散し相手の輪郭をはっきりと捉えることができた。同時に既の所でセイバーは止まり装甲が剥がれて相手の顔が出てくる、暴走が止まったことを悟れば体を押さえつけていた腕を外しこちらへ振り下ろされようとしていた手を取って繋いでもう片方の手を頬に添えて視線を合わせる。未だハッキリしない意識の中にいる相手に繋いだ手を強く握りながら必死に呼びかける。意識を呼び戻すように頬に添えた親指で軽くそこを撫でながら「俺の事、分かるか?」と問いかけて)

  • No.7426 by 検索  2024-12-16 11:53:00 

……ああ。僕の、…大切な人だ。
(メモリの凶暴性に飲まれ深く沈んでいた意識に聞きなじみのある、それでいて心を強く揺さぶる叫び声が響いた。相手を手に掛ける前に体の制御を取り戻してギリギリ腕の動きを止めることは出来たがそれ以上変身を保つことが出来ず装甲が剥がれていく。開けた視界でただぼんやりと視界に映るものを景色として眺めていたが力が抜けて落ちそうになった手を取られ、頬にも大きな掌が触れると促されるままそちらに視線を向けた。強く繋がれた手と頬から温もりを感じて必死に名前を呼ばれると少しずつ意識がはっきりしてきて無意識にその手を握り返しながら目を合わせる。相手の問いかけにいつものように相棒だと返そうとして事務所でのやり取りを思い出してしまうと言葉が詰まった。だがそれに代わる言葉も見つからずに結局思ったままの言葉を返した。思考が回るようになれば現状にも意識が向くようになって先ほど相手がされていたのを思い出し「君こそ体の方は、っ!まだ、メモリを壊してない!」と相手の心配と共にメモリを破壊しきってないことに気付く。また相手を狙うかもしれないと強迫じみた思考が及べば慌てて体を起こそうとして)

  • No.7427 by 探偵  2024-12-16 12:32:18 


……、フィリップ……落ち着け!…俺のせいで、お前をここまで追い込んじまったんだ。ケリは俺が付ける
(意識の朦朧とする相手の手を握ってその名前を呼べば手を握り返されて瞳の焦点があってくる。返事がされれば酷く安堵したのも束の間相手の言葉が詰まる、こちらも相手の無事が確認できたところで二人の状況を、自分が相手に伝えた全ての言葉を思い出して目を伏せた。しかし相手はこちらを変わらず大切だと称して自然と口から相手の名前が溢れ出す。だが今の自分にその名前を呼ぶ権利があるのだろうかと目線は宙を彷徨った。直後相手はメモリブレイクを果たしていないことを思い出す、いつもより強い焦りを感じ取り乱す相手をみればこれも自分がしたことの結果なのだと思えば上手く息ができなかった。再び手を強く握って相手に呼びかける、ここまで無茶をさせた相手にもうこれ以上何もやらせたくない。それにこれは自分が終わらせなければ相手に示しがつかない。落ち着かせるように相手の胸に手を置いて軽くさすった後に相手の上から立ち上がる、ふらつく足のままメモリの方へ近づきながらス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.をライブモードにした。メモリのそばで膝をついたところで傍で倒れていたレオの体がピクリと動いてその目が開かれる、息を飲んだのも束の間『翔太郎、』と名前が呼ばれるとその声は脳内に嫌に響いて思わず頭を押さえた。甘い顔のまま笑うレオがこちらに手を伸ばして同時に視界が眩い光に包まれそうになる、レオがもう一度こちらの名前を呼ぼうと口を開いたのが見えると「俺が名前を呼ばれたいのは一人だけなんだよッ!!」とその声を遮るように叫ぶと同時にス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を振り下ろした。ホーンがメモリを貫き高い音が響く、驚愕を浮かべたレオの顔は途端に艶を失い皺が刻まれていってメモリの効力の反動なのか40代を越えた年齢の顔つきに変化するとレオはその場で気を失った。メモリが壊れた瞬間に視界がまた弾けて余計な光は見えなくなる、しかしそこでアドレナリンは切れてしまって残り僅かに残っていた力も使い果たしてしまえば地面に手をついてその場から立ち上がれずにいて)

  • No.7428 by 検索  2024-12-16 14:59:17 

…翔太郎?っ、やだ、行かないで……っ! 翔太郎!
(メモリがまだ残っていることに気付けば早く壊さなければという焦りが一気に募る。慌てて起き上がろうとするがそれを制するように手を握られると再び視線を相手に向ける。自分を落ち着かせるように語られ胸元をさすられると一度動きは止まるが自分の上から立ち上がって離れて行こうとする相手を見れば強い喪失感がフラッシュバックして掛けられた言葉も吹き飛んでパニックを起こす。精神的に弱った状態ではまた相手が居なくなってしまうと縋るように声をあげながら起き上がろうとするがその間にもふらふらした足取りで相手は男の元に向かう。何とか身体を起こした所で男の目が開いて相手の名前を呼び手を伸ばしているのが見えれば息が詰まる。また胸を突き刺すような光景を見たくはないと目を瞑ろうとした瞬間、聞こえてきたのはそれを遮る叫び声とメモリが砕け散る高い音で開いた瞳でその光景を確認すれば呆気に取られる。全て終わったのだと遅れて理解したが同じタイミングで相手が地面に手をつくのが見えれば名前を呼びながら慌てて駆け寄って様子を確認する。ちゃんと息をして生きてはいるようだがあの時生命力を吸い取られていたのは確かでその状態で動いたのだから一刻も早く休ませるべきだろう。側に寄り添いながらス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンで連絡をつける。気が動転して救急にかけたつもりが所長に繋がったりもしたがこちらの状態を直ぐに把握して各所に連絡をしてくれるらしい。少しすればサイレンが近づいてきて警察と救急隊がやってくる。上手く回らない頭でこうなった経緯と最近の入院患者などにも被害者がいること、相手もその被害にあったことを一気に説明してすぐに入院や検査をしてほしい旨を伝える。一通り説明し終えた所でガレージに所長が入ってきて『翔太郎くん!フィリップくん!』と名前を呼ばれる。相手も所長も、大切な二人が無事であることを確認できればそれまで気を保っていた緊張は一気に解けて崩れ落ちるように意識を手放して)

  • No.7429 by 探偵  2024-12-16 17:45:03 


_____っ、…………
(メモリを破壊しようと歩く最中相手から切迫した声が聞こえてくる、本来ならば相手の元に戻って大丈夫だと言ってやりたかったがもうほとんど残されていない体力では前へ進むのが精一杯だった。メモリを破壊すれば自分に纏わりつくものは全て消えたがその代わりに意地で動いていた体は限界を迎えてその場から動けなくなる。相手が近くへ来るのが分かるが事務所でのやり取りが頭の中を永遠にループして体を動かすことができない、いつの間にか呼吸は必死に酸素を取り込むように短いものへと変わって倒れそうな体を必死に支えていた。遠くでアキコの声が聞こえた瞬間相手の体が傾いていって途端に堂々巡りしていた思考が吹き飛び相手を支えようとする、だがあらゆる力を使い果たした体は相手を支えることすら出来なくて二人して地面に転がってしまった。直後救急車の音とタンカを運んでくる人々がガレージへと入ってきて相手が運ばれるのを見届けると遂に意識を手放した。
次に意識が覚醒した時、瞬時に事切れる前のことを思い出すと上半身を勢いよく起こす。どうやら病院のベッドらしい。慌てて周囲を見回せば隣のベッドで相手は眠っていて安堵の息を漏らすがすぐに視線を自分のベッドへと戻して俯いた。相手は本来相乗りして使わなければならないファングをひとりで使った、その状況を作り上げたのは紛れもなく自分だ。あの日全ての関係が終わりだと相手に告げたのだから。カレンダーを見ればあの日から丸一日寝ていたことになる、音を立てないようにそっと布団から抜け出して相手の方を向いてベッド脇へと座った。だが今の自分には相手を心配する権利はない、隣にいることを放棄したのは自分だ。近いはずなのに限りなく遠くにいる相手を見つめたまま何もすることができずにそのまま時間は流れていって)

  • No.7430 by 検索  2024-12-16 19:39:42 

…………、…ここは、…翔太郎、
(深く沈んだ意識は気付けば本棚の中に居た。一人でファングを使った影響か一部の本は焼け焦げてしまって灰になっている。この様子ではあれよりも長く変身していれば更に被害は拡大していただろう。ファングを使用しようと決めた時その可能性が過ぎらなかった訳ではないが自棄になっていた。それは今も同じでこのままここに居ればもう辛い事や苦しい事は起きないのではないかと考えが過ぎる。だがあの時確かに相手は自分の事を見て、自分を呼んでいた。そこに宿る温度は嘘では無いはずだと僅かに期待を抱くと焼け落ちそうな本棚の中に一冊光っているように見える本を見付けた。紫色の背表紙のそれにゆっくりと手を伸ばして、手に取った瞬間世界が光に包まれた。
次に目を開いた時、視界に見知らぬ天井が映る。瞬きしてもそれは変わらずにまだ夢の中なのかとも思ったが辺りを探るように視線を向ければ隣のベットに見慣れない格好をした相手を見付けた。無事に見える姿に安堵しながら名前を呼び、ゆっくりと体を起こす。攻撃を受けた場所が痛むが服の下を見ればその部位はちゃんと手当されているようだ。今の状況を確認するように辺を見渡してから相手に視線を戻すと「君はいつ目が覚めたんだい」と問いかけ)

  • No.7431 by 探偵  2024-12-16 20:16:59 


っ、フィリップ!……俺もちょっと前だ。俺はただの疲労みたいなもんだが、お前は傷もあるしもう暫く安静にしとけって
(先に目が覚めて何も出来ないまま相手を見つめていると看護師が入ってきて顔をあげる、自分が無事に目が覚めていたことに安堵しながら状況を教えてくれた。二人して病院に運び込まれたわけだがこちらは過度の疲労状態に似た症状だったようだ。レオに生命力を吸われ全ての力が尽きようとしていたのだから納得の症状だ。幸い持ち前の回復力と点滴と睡眠で十分回復できたらしい、こういう面がレオに狙われた部分なのだと思えば複雑だが。一方で相手は怪我はしていたものの普通ならばもう目を覚ましてもいい状態らしいが目覚める気配がないらしい。本人が目覚めるのを拒否しているせいかもしれないと伝えられればスっと肝が冷える心地がした。もし相手がこのままひとりを望むのならば目を覚まさない可能性すらあるのだろうか。看護師が出ていって再びひとりになると相手を見つめることさえできなくなって目を伏せる。そこからはただ少し離れたベッドの上にいることしか出来なくてただただ時間が流れた。そうして夕方になり日が傾いた頃、不意に相手の声が聞こえて顔をあげる、そこには目を開いた相手がいて名前を呼ばれると顔に安堵に溢れた笑みを浮かべながらベッドを飛び降り相手の元に向かった。ゆっくり体を起こす相手を支えようと手を伸ばしかけるが相手をこんな姿にしたのは誰なのだと背後で囁く自分の声が聞こえた気がして手を引っ込めた。相手の問いかけには務めていつも通り答えるも相手の目をずっと見ていられなくてすぐに視線を外してしまった。そもそも自分はこうやって傍にいる立場にない、相手を安心して託せるのはたった一人で「アキコにお前が起きたって知らせてくる」とどこか早口に言えば連絡を取るためにベッドから離れようとして)

  • No.7432 by 検索  2024-12-16 21:08:13 


…そっか。これくらい何ともないよ、十分寝たみたいだし。
(病室で目覚めるのも二回目だ。あの時は一人だったが今回は二人して並んでいて所長には多大な心配をかけてそうだ。相手の名前を呼ぶとその表情に笑みが灯る。最後に見た相手の顔よりも顔色は良くて回復していることに安堵していたが伸ばされかけた手が何かを思ったように引っ込められたのに気付いてしまうとまた背が冷たくなった。こちらの問いには返事があるのに視線が逸らされてしまうと話を切り上げようとされた時のことを思い出して堪えるように布団を握った。全て解決したはずなのに二人の間には妙な距離があって、ぎこちない。薄氷の上を歩くような会話をしていると相手は所長を呼んでくると早口で告げてはベットから離れていく。咄嗟に伸ばした腕はあの時と同じように相手に触れることなく宙を切って「…あ、」と言葉が零れた。そのまま相手は病室を出てしまうと一人残されることになって傷よりも痛む胸に唇を噛み締めた。自分が目覚めたと所長を始め他の人に伝われば看護師などが病室にやって来て簡単な問診の後、丸一日以上目が覚めなかったのもあって念の為に精密検査に回されることになった。その間相手とまともに会話することが出来ずに諸々の手続きも含めて全て終わったのはすっかり辺りが暗くなった頃だった。二人に向け『ほんと心配したんだからね!』と告げる所長に謝罪とお礼を伝えながらも視線はどうしても相手の方に何度も向いてしまって)

  • No.7433 by 探偵  2024-12-16 22:00:54 


お前だってあのメモリの影響受けてんだからゆっくり休めよ
(いつもの場所を失ってしまって相手とどうやって接していいか分からず逃げるように病室を出てしまう、アキコを呼んだのは正解ですぐに病室にやってくればその後は大騒ぎだった。翔太郎くんもまだ起きたばかりだからと相手の精密検査にはアキコが付き合ってくれてひとり病室でぼんやりと空になった相手のベッドを眺める。ひとりで待つ間にス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.の通知音が鳴ってメッセージが届き、中を見てみればエリザベスから一言『翔ちゃん説教だから』と書かれていた。相手は情報屋と共に調査をしていたらしく相手が入院し今日二人とも目を覚ましたことが早速伝わったらしい。普段なら笑えるところだが今は何も言えなくて返信すらできなかった。そうやって所長に手伝ってもらいながら諸々の手続きを済ませて三人で病院を出る、いつもの調子でなんとか喋っているが相手からの視線を感じてもどう声をかけていいか分からず二人の間には相変わらず歪な空気が漂っていた。交差点までやってくると所長とは道が別れて軽く手を振って見送る。二人で歩き出したものの相手との間には相変わらず隔たりがある、それも自分のせいだろうと思えばゆっくりと息を吐いた。人通りのない道に入りもう少しで家まで着く所へくると相手の方をみて「フィリップ、」と声をかける。この後どうなるにしてもまずはこれを伝えなければ話にならない、相手の正面に回って頭を下げると「すまなかった」と謝罪する。頭をさげたまま「お前をあんな目に合わせちまったのは俺がふがいなかったせいだ。俺がお前に酷いこと言って、傷つけて…ひとりにしちまったせいだ。すまねぇ…」と言葉を続けると震える息を吐き出して)

  • No.7434 by 検索  2024-12-16 23:25:46 

……、アレはあの男とメモリの能力のせいだろう。…だけど、それがわかっていても全てどうなっても良いと投げやりになるくらい辛かった、君に裏切られたと感じた。
(三人で病院を出て歩く。所長も気を使ってくれているのか上辺だけはいつも通りの事務所内の会話であるがどうにもぎこちない空気が続く。交差点に差し掛かって所長と別れると二人になってしまう。どちらから話すことも無く気まずい無言の空気が続くが少なくとも家への道に一緒に歩くことを拒否されないことに密かな安堵を覚えていた。そうしてあと家までもう少しと言った所で不意に名前を呼ばれると小さく肩を跳ねさせる。相手がなにか話そうとしている、別れを切り出された時と近いシチュエーションに無意識に身構えてしまうが相手が前にやってきて頭を下げられると驚いたように固まる。そのまま謝罪の言葉を向けられると咄嗟に言葉は出なくなる。溢れ出そうな感情を落ち着かせるために深呼吸すると相手が悪いのではなくメモリのせいだと言葉を返す。一方でだから気にしてないと片付けてしまうには出来た傷は大きくて深い。今無理して隠しても意味が無いだろうと考えれば顔を少し俯かせぽつぽつと初めて自らの感情を吐露する。素直な気持ちを明かすと一歩相手に近付き、恐る恐る伸ばした手で相手の肩を叩いて顔を上げさせ「だからこそ今はちゃんと話をして、君の本当の気持ちが知りたい」とその目を見ながら望みを伝える。その第一歩として「…僕も一緒に家に帰っても良いかい?」と以前は当たり前だったことも不安混じりの瞳で問いかけて)

  • No.7435 by 探偵  2024-12-17 07:52:30 


…フィリップ………何言ってんだ。お前の隣から降りたのは俺なんだから、それを頼むのは俺の方だ
(謝ってすまされるものではないのは十分に理解している、だがこのままなんの言葉もなしに二人の空間へ足を踏み入れることなんてできなかった。自ら超えてはいけない所まで足を踏み入れたのだ、特別な空間に入る資格なんてない。相手の前にたって頭を下げる、別れを切り出した時と同じ事をするとはなんとも皮肉なものだが何よりも先に謝らなければこの先へは進めない。結末がどうなろうと。一瞬の静寂の後相手から返事がなされる、互いにメモリのせいだというのは当然分かっていることだがそれで全てを割り切り流せるレベルのものではないのも理解していた。だがそれを改めて相手の口から聞けばそれだけ深く傷ついたのだと突きつけられるようで、裏切りという言葉の重みが後頭部を強く殴りつけた気がした。顔を上げられずにいると肩を叩かれてゆっくり相手の方をみる、ここで切り捨てても相手にはなんの非もないのにこちらに向き合うつもりである相手に感謝と申し訳なさが綯い交ぜになって瞳を揺らし思わず名前を呼んだ。直後一緒に家に帰ることを望まれるとそれを口に出さなければならないほど二人の関係を壊してしまったのだとまた胸が痛くなる。だがその選択権があるのは相手だ、相手から離れたのはこちらなのだから一緒にいることを願い出るのはこっちなのが道理だろう。姿勢を戻して真っ直ぐ相手を見つめれば「俺と一緒に、家に帰ってくれねぇか?」とこちらから問いかけ直して)

  • No.7436 by 検索  2024-12-17 11:38:14 

…ああ、君と一緒に帰りたい。 …行こう。
(今回の言動の全てが相手の本心だったならば一方的に非難だって出来たがメモリの能力の影響があったと分かっているからこそ何処までが本当の事なのか分からなくて踏み込めないでいる。いつものように何も言わずとも通じ合わなくなってしまったのなら必要なのはお互いに向き合って気持ちを擦り合わせることだろう。顔を上げた相手を見つめながらその意志を伝えればその瞳が揺れる。また不意に自分は必要ないと言われてしまう恐怖は残っているが今こちらを見る瞳にはあの時の様な敵意は感じられなくて大丈夫だと信じたいと思った。このまま一緒に家に帰ることを望むと相手は姿勢を正してお願いがされる。嫌でも出来てしまった溝を感じるがそれでも相手を見つめ返して素直な思いを口にすると少し迷いを見せながら恐る恐る相手の手を取る。相手の反応を伺いながら軽くだけ力を込めて手を繋ぐと短く声を掛けて移動を開始した。それからはまた無言で家まで歩いて鍵を使って中に入る。ここを出た時にはこんな事が起こるとは思わなかったなと妙な考えを抱きながらリビングまでやってくると相手の方に向き直る。丸一日入院していたとはいえ今の相手の服装は別れを切り出された時と同じ服装だ。その服にも体にもあの男が触れていたことも思い出すと気分は悪く「…話の前に風呂に入ってその服も脱いで体も綺麗にしてくれるかい、…いつもの匂いの君が良い」とお願いして)

  • No.7437 by 探偵  2024-12-17 12:33:16 


っ、…おぅ…。……あぁ、分かった
(あの時行った言葉はメモリの能力にかかっていて本心じゃなかったと言い訳を言うのは簡単だがそれで深く傷ついた相手の心が救われるわけじゃない、大切なのは今の相手の考えと思いと願いだ。ひとりで居たいと言われてここで別れることも覚悟していたが相手と共に帰りたいと改めてこちらから願うと相手から承諾の返事がされて安堵の息を小さく吐く。こちらにゆっくりと近づいてくる手を静かに見つめていればその手はこちらの手を取って目を見開く、ずっと距離を測りかねて触れることさえ後ろめたかったがようやく相手との物理的距離はゼロになって目の奥が熱くなるのを感じた。いつも通りしっかりとは握られなくてそれが今の自分達なのだと思えば胸は痛むが、それでもこちらの手を取り一筋の光があるならばとこちらも軽く手を握り返した。そのまま無言で歩いて家へと帰る、リビングにたどり着けば相手はこちらを向いて風呂に入ってくるようお願いされる。思えば今の格好はあの日のままだ、レオが纏っていた甘ったるい香水の香りもこの服に残っていることだろう。相手の口調はいつもより強い、この家にあの男のものが持ち込まれているのだから当然だ。今は何よりも相手の願いを叶えるのが最優先だ、短く返事をするとすぐに脱衣場へと向かう。少しでも早くあの男の痕跡が無くなるように今しがた脱いだ服を洗濯機にいれてすぐに洗い始める、今日着ていたスーツも明日クリーニング行きだ。浴室に入ると温かいシャワーを浴びていつもより念入りに、しかし相手がひとりになる時間をなるべく減らすために早く体を洗えばいつもの匂いに包まれて無意識に息を吐いた。浴室を出て相手の色の寝間着を纏うと髪を拭くのもそこそこに早めに相手の元へと戻る、リビングに顔を出すと「待たせたな」と声をかけて)

  • No.7438 by 検索  2024-12-17 15:03:29 

おかえり。 …僕も入ってくるけど、その間何処かに行かないで上がったら髪を拭いて欲しい。
(相手と一緒に帰るのならと少し迷いながらもその手を取れば相手からも軽く握り返される。振りほどかれず繋がった手から確かに相手の温もりを感じることが出来れば安心できた。そうして家へと帰ってきて風呂に入ることを促せば短く了承の返事がされて相手は脱衣所に向かうのを見送る。少しして洗濯機の音とシャワーの音が聞こえてくれば強張った物を解くように長く息を吐いた。もしあのままメモリの効果が続いていたならこの場所にはもう入ることは出来なかっただろう。沢山の特別の詰まったこの家に帰ってくるという当たり前だった事にすら安堵を覚えることに思わず薄い笑みが零れた。上着などを片付け、何となく落ち着きなく部屋の中をうろうろしていれば思っていたよりも早く風呂場の方から音が聞こえて体を向ける。そこには風呂上がりの相手が自分の色を纏った寝間着を着て立っていていつも通りの光景に胸が揺さぶられた。漸く相手が自分の元に、この場所に居るのだと実感すると心が動くままに相手の前にやってくると自然と出迎えの言葉を口にした。もっと相手がここに居る事を実感したかったが自分が今着ている服もあの日のままで早くその日から抜け出したいという想いの方が勝る。だが同じだけ目を離した隙に相手が居なくなってしまう不安が過ぎると伺うような視線を向けながら風呂上りにして貰う行為の約束を取り付けようとして)

  • No.7439 by 探偵  2024-12-17 17:41:14 


…ただいま。…あぁ、俺はここから動かねぇし、お前がここに戻って来んの待ってる
(あの一日で自分の匂いは随分と違うものに書き換えられていたようで改めていつもの香りに包まれると張り詰めていたものが少しは緩まる、そんな状況でリビングへと戻れば相手が目の前にやってきてごく自然に声をかけられた。いつもしていたはずのなんてことの無い言葉が今は妙に胸に染みる、この言葉さえももう聞けなくなっていたかもしれなかったのだ。相手の『ただいま』はお互い黙って家へ帰ってきて言いそびれていた分も含めた言葉に思えて、帰宅時のように『おかえり』と返していた。この流れならば今度は相手が風呂に入る番だがその前にこちらを伺うようにしながらお願いがされると一瞬瞳が揺れる、相手がこちらにお願いをしてくれる事は素直に嬉しいが探るような表情をさせてしまっていることに喉の奥が細くなって息が詰まる。それに相手のお願いはどこか切迫するものがあって、メモリを壊しに歩き出したあの時背後から聞こえた相手の悲痛な叫びが耳の奥で響いた。相手を真っ直ぐと見つめれば誓うようにここに居ることを宣言する、一瞬相手との距離を迷うように目を泳がせるが先程相手が手を繋いでくれたことを思い出すと軽く相手の肩をぽんぽんと叩く。ぎこちなくも笑みを見せれば「だから、しっかり体あっためてこい」と相手を送り出すように言って)

  • No.7440 by 検索  2024-12-17 18:44:14 


…うん、じゃあ入ってくる。
(相手に出迎えの言葉を送ればそれに対応する言葉が返ってきて胸に暖かいものが満ちる。帰宅した時にはちゃんと言えてなかったことを思えばまたひとついつも通りを取り戻せたように感じた。だがまだ全てが元通りとは行かずに不安がよぎって相手を引き留めるような約束をお願いする。それに瞳が揺れるのを見れば迷惑だったかと少し眉が下がってしまうが真っ直ぐとこちらと目が合ってちゃんとここに居ると約束がされると目を瞬かせる。少し迷うような仕草が挟まれたものの肩をぽんぽんと叩かれ、多少ぎこちなくはあるが久しぶりに相手の笑みが見れると抱いていた不安は溶けて固かった表情を少し緩めて同じくらいの笑みを見せながら素直に頷く。そのまま脱衣場に向かうと着ていた服を脱いで傷にさわらないようにしながら温かなシャワーを浴びる。体が温まると緊張が解けて長く息を吐いた。気付かぬ内に病院での匂いがついていたようで髪と体を洗うとお揃いの香りを纏うようになる。全身を洗い流してから浴室を出ると相手の色の寝巻きに着替え「ただいま」と言いながらリビングに戻ってくると直ぐに相手の姿を探して)

  • No.7441 by 探偵  2024-12-17 19:35:49 


…おかえり。…髪拭く約束だったよな
(相手を散々切り捨てるような裏切りの言葉を口にしてまだ隣にいる資格はあるのだろうかと迷う心はあるが、相手が手を伸ばしてくれた分こちらも手をばしたくて肩を叩いてなんとか笑みを浮かべる。すると相手にも同じくらいぎこちなくはあるが笑みが浮かんで漸く笑みが浮かんだ嬉しさといつもとは違う気まずさを纏っている申し訳なさとを同時に感じながら相手を脱衣場へと見送った。ベッド脇へと座りひとりになった空間でまだ水分の残る髪を拭いていると嫌でもあの日を思い出す、相手にさせたくなかった表情も言わせたくなかった言葉もやらせたくなかった行為も、全てが起こったあの一日にまた自責の念が募る。あの時相手に助けられなければ間違いなく死んでいたがその代わりに相手はひとりでファングを使い全てを投げ捨てようとしていた。それを思えば軽々しく相手の隣には戻れなくて髪を拭く手が止まると暫く思考を宙へと漂わせていた。相手が浴室から上がる音が聞こえて意識を取り戻すとリビングにきた相手の元へと近寄り同じように出迎える言葉をかける。今は相手の望むままに労わってやりたい、次の約束を持ち出すとちらりとベッドの方をみる。髪を拭く時は決まってあの場所で二人で腰掛ける、またひとついつもの事を取り戻すためにゆっくり手を伸ばして相手の手を取ると「ベッドの方、来てくれるか?」と問いかけて)

  • No.7442 by 検索  2024-12-17 20:37:17 

…ああ、勿論。 じゃあ頼んだよ、翔太郎。
(風呂から上がって相手を探すとベットの方から近付いてきて出迎えの言葉をかけられる。約束通りにちゃんと相手が居て待っていてくれたことにほっとした気持ちが胸に満ちた。そのまま相手を見ていればもう一つの約束について話題にあがりながら相手の視線がベットに向かう。大体どちらかが髪を拭いてあげる時には腰掛ける場所だ。同じ方を見ていれば相手の手が恐る恐るといったように伸びてきてこちらの手が取られる。また繋がった手に温もりと相手の想いのようなものを感じて軽く握り返しながら快く応えるとそのままベットの方に移動した。いつものように自分が右側、相手が左側になるようにベット脇に座ると肩に掛けていたタオルを外す。そして相手の方を向くとタオルを差し出して役目を託すように名前を呼び、身を預けるようと体を傾けて)

  • No.7443 by 探偵  2024-12-17 21:24:20 


おぅ、任せとけ
(相手の手をガラスに触れるように恐る恐る取ればその手は軽く握り返されてその手が離れていかないことに安堵して小さく息を吐く。そのままベッド脇のいつもの定位置、相手が右側で自分が左側へと座った。差し出されたタオルを受け取ればこちらも片足をベッドの上へあげて相手と向き合う、こちらに身を預けるように頭を差し出されるとその上にタオルをそっと置いて髪を拭き始めた。わしゃわしゃと大きく拭くのではなく細かくタオルを動かして小さく少しずつ大切なものを磨きあげるように髪の水分を拭っていく。相手の顔はタオルに覆われて見えなくて今相手がどんな気持ちでいるのか余計に知ることはできなくなった。頭の側面から耳の後ろまで拭き残しがないようにタオルを動かす、いつも当たり前に隣に座ってやっていたことなのに今はタオル越しとはいえ相手に触れられる事が嬉しくて、しかし相手との間にはまだ距離があって、意識しなければ上手く呼吸はできない。いつもの幸せを取り戻したいのに自らがそれを許せなくて頭を撫でるように髪を拭きながら「…俺、まだお前の隣にいてもいいのか?」とポツリと疑問を口にして)

  • No.7444 by 検索  2024-12-17 22:15:18 


…隣に居てよ、翔太郎。 どんなに苦しくて痛くて辛かったとしても君が居てくれない方が僕は嫌だ、耐えられない。
(ベットに移動してタオルを渡せば相手が髪を拭いてくれる。壊れ物でも扱うように優しく細かく相手の手が動かされるのは少し慣れない所もあるが心地よくてタオルで顔が隠れるこを良い事に自然と目を閉じてそれを受け入れる。全体から耳の裏まで丁寧に撫でるように触れる相手の手に集中しながら身を委ねていればぽつりと静かな問いが聞こえてきた。あのメモリの影響でどんなやり取りをしたのか相手は全部覚えているのだろう。先程の謝罪といい深い後悔や罪の意識があるのだろうと伺えるが答えなんて最初から決まっている。タオルの下でするりと髪を撫でる相手の手に擦り寄るとシンプルな願いを相手に告げる。確かに今回酷く傷付いたのは否定しない。だけど何より相手が自分から離れていくのが何より怖くて冷たくて、受け入れられないことだった。もしかしたらまた似たような事が起きて傷付く可能性があるとしても1人になるよりずっとマシだ。相手の手に自分の手を重ねてタオルと一緒に下ろさせて顔を向かい合わせると「…この傷も君じゃないと埋められないよ」とその目を見ながら言葉を続けて)

  • No.7445 by 探偵  2024-12-17 23:12:04 


…っ、フィリップ……ほんと、俺は臆病者だな。お前の気持ちを聞かなきゃ自分の気持ちもちゃんと伝えられねぇ
(相手との隔たりを埋めるもう一歩を躊躇しているうちに彷徨う心が疑問を零す、するとタオル越しに見えない相手がこちらの手にいつものように擦り寄ってシンプルで子供っぽくて、しかし何よりも心を満たす言葉が告げられると震える息と共に相手の名前を呼んだ。髪を拭く手に相手の手が重なってタオルが剥がされると目線が交わる、そして自分だけなのだと上っ面の甘い囁きではない深く少々薄暗くてしかし温かい言葉が告げられると漸く自分は相手の左隣にいて良いのだと思えた。目を閉じて気持ちを整理するようにゆっくり呼吸した後相手の両手をこちらの両手で包み込む、そして再び相手と目線を交えると口を開いた。自分の中の答えなどとっくに決まっている、というよりきっと永久に変わらない。両手を包んだままその瞳を見つめると「フィリップ、俺はどんなことがあろうともお前の隣にいたい。相棒としても恋人としても、お前は何よりも大切で笑顔でいて欲しい。あいつにこの気持ちがねじ曲げられて気づけなかったのはすげぇ悔しいけど…今後例えお前が俺の事どう思おうと、俺の気持ちは絶対に変わらねぇ。だから、お前が望む限り俺は必ずお前の隣にいる」と一気に溜め込んでいた言葉を伝える。今度は恐る恐るではなく、真っ直ぐ手を伸ばして相手の頬に添えると「お前を苦しめた分、俺で埋めさせてくれ」とこちらから願って)

  • No.7446 by 検索  2024-12-18 00:04:25 

…翔太郎、…僕が隣に居たいと思うのも傍にいて欲しいと思うのも世界でただ一人、君だけだ。 ああ、だけどこの埋め合わせは高くつくよ?
(ずっと探り探りで距離を掴みかねていたが相手と会話を重ねてその温もりを感じれば建前や理屈なんかは取っ払われて自らの望みは素直に口から溢れた。相手に名前を呼ばれるとその手を重ねて顔を合わせる、そしてここまで深く傷を付けられるのも、それを埋められるのも相手だけだと告げれば両手を包み込むように握られて目を閉じられる。次に開いた時には真っ直ぐとこちらを見て相手の想いが告げられる。魅了されて浮かれたままの言葉ではなく、真摯で真っ直ぐで、何処か執着も孕んだ自分だけに向けられた誓いの言葉に胸は貫かれた。応えるように名前を呼ぶと自分も同じ想いなのだと言葉を重ねる。今度は真っ直ぐと手が伸びてきて頬に触れられると漸く素直な笑みが口元に浮かんで、相手の願いを受け入れつつ少し調子づいたことを口にする。もう少し距離を詰めて相手の背中に腕を回すとじっと相手を見つめ「もう一度僕と相乗りしてくれるかい、翔太郎」と一度は自分も投げ出した二人の大切な関係と契約を相手にもちかけて)

  • No.7447 by 探偵  2024-12-18 07:45:39 


そりゃなかなか高くつきそうだ。……あぁ、もちろん。俺はこの先がどんな道であろうとお前と最期まで相乗りしたい。俺達は二人で一人だからな。そうだろ、相棒?
(ずっと躊躇していた一歩を踏み出して薄暗い感情も含んだ思いを伝えれば相手が自分の名前を呼ぶ、その声は何よりも耳馴染みよく、また心を満たす。頬に手を添えれば相手の顔には漸くいつもの笑みが浮かんで悪戯っぽくかけられる言葉が胸を擽る、こちらも自然と笑みが浮かんで困ったように言うもそれも口だけで今は相手の願いが叶えられる幸せを噛み締めていた。相手の体がもう少し近づいて背中に腕が回される、よく知る体温が体を包めば無意識に吐息を漏らして視線を交えたまま再び相乗りの契約が持ちかけられた。答えはひとつしかない、何度この契約をもちかけられたって何度でも同じ答えを返すだろう。軽く頷いて相手と相乗りすることを望む、急場しのぎではなく互いのもっと心の奥深くまでくい込んで簡単には外れない薄暗さを含んだ契約を改めて結んだ。無理やりほつれてしまった糸をゆっくり丁寧に結び直して相手との隔たりを埋めていく、相手との関係は相棒ともうひとつあって片手は頬に添えたままもう片方の手は腰に回してさらに互いが触れ合う面積を増やす。ゆっくりと親指の腹で頬を撫でながら「それに…俺はお前が好きだ、フィリップ。世界中の誰よりもお前が好きで、世界で一番俺がお前の事が好きだ。だから、恋人としても隣にいてくれねぇか?」とその瞳を見つめながら自ら断ってしまったもうひとつの関係を結び直そうと相手に問いかけて)

  • No.7448 by 検索  2024-12-18 11:34:26 

ああ、僕たちはずっと二人で一人だ。…もちろんそのつもりさ。僕も君が離れて行くことを考えたら取り乱して冷静ではいられないくらい君が必要で大切で、好きだ。恋人としても左.翔.太.郎をぜんぶ独り占めさせて欲しい
(罪悪感や気まずさなどを取っ払った一番強く素直な気持ちを伝え合えば二人が抱いている気持ちは変わらないことに気付く。少し揶揄うように言葉をかければ漸く見慣れた笑みが浮かんでそれにまた安心した。不安が解けていけば更に相手を求めるように腕を背中に回して再び相乗りを持ち掛ける。答えなんてわかっていたが相手の言葉でもう一度確かめたいとその瞳を見つめていれば軽い頷きと共に相手からも薄暗くも特別な相乗りが望まれる。メモリの影響でバラバラになって空虚に聞こえた二人で一人のフレーズがやっと芯を得て胸を張って言えるようになった。同じ言葉をこちらも返して改めて相乗りの約束を結ぶと相手からも腰に腕が回されてさらにくっつく。より近く沢山相手を感じるような状態で頬を撫でられ好意が伝えられる。その一つ一つが鼓膜を揺らすたびに心を満たして温かくなっていく。もう一つの恋人としての関係も望まれると口元を緩め即答をする。相手が違う人を選ぼうとするだけであれだけ心が乱されてとても冷静ではいられなかった。それくらい相手の存在は大きく無くては生きていけないほど深く自分の中に食い込んでしまっている。独占欲と執着をちらつかせながら相手への気持ちを言葉にして特別な恋人の関係を望む。一度溢れた想いは止められなくて相手に回した腕に力を込めるとそのまま唇に触れるだけの口づけをして)

  • No.7449 by 探偵  2024-12-18 12:35:07 


心配しなくても俺は頭のてっぺんから足のつま先までお前のもんだ。…、……そうだ
(相乗りという関係を取り戻しさらにもうひとつの関係を、恋人という特別な関係を再び紡ぐために好意を伝えれば相手からは即座に返事がされて胸は喜びに華やぐ。お互いに片方がかければまともに生きられないことは十分に分かっている、共に依存するようなあまり褒められた関係ではないかもしれないがそれでも相手との在り方はこれが一番心地好くて、幸せだ。そんな薄暗さも独占欲も隠さない言葉を掛けられるとこちらからもそれを満たすような返事をする、相手をあんな状態に追い込んでしまったことは当然後悔も反省もしているが今となっては自分の存在が失われただけであれだけ自暴自棄になっていたことに少々優越感と独占欲を擽られていた。だが立場が逆だとしてもきっと自分も同じことになる、全てを投げ捨ててでも相手を取り戻そうとするだろう。どうしようもなくて、しかしこの上なく幸福な相手との関係を取り戻すと背中に回った手に力が込められて自然と目を閉じる、たった一日空いただけだが唇同士が触れ合う感触は特別にこの胸を満たして唇が離れると自然と笑みが浮かぶ。ようやく元の距離感へと、互いに常に触れ合う距離へと戻って安堵と幸せに包まれていたが後もうひとつ元に戻さなければならないものを思い出してこちらからも触れるだけの口付けを送ると一旦ベッドから降りる。クローゼットに向かいジャケットのポケットをあさって目的のものを取り出すと再び相手の方を向いてベッドへと腰掛けた。手の中にあるものを胸に当てて目を閉じると相手が無事でいられるようにという祈りとこれからも相手の隣にいる決意とを込めて目を開ける。相手の手を取って手のひらを上向きにさせるとその上に手の中のものを、藤色のお守りを置いて「これもまた持っててくれねぇか?」と願って)

  • No.7450 by 検索  2024-12-18 14:12:08 

…ん。…翔太郎? これは、…持つよ、君の想いがこもった大切なお守りだからね
(片方が無くなればまともに動けないなんてあまり健全ではないのかもしれないが自分達にとってはこれが当たり前で一番安心できる立ち位置だ。相手を独り占めにしたいのだととびっきりの我儘を口にしても相手は快くそれを受け入れて甘やかす。どうしようもない幸せが募れば腕に力を込めてそのままお互いに言った言葉を誓うように唇を重ねた。たったそれだけの接触で胸は幸せで満たされて小さく笑いながら相手を見つめる。取り戻せたいつも通りの幸せを噛みしめていると相手は何かに気付いたように呟いて短いキスが送られてからベッドから離れて行く。相乗りの約束をして相手の気持ちを知った今ならば先ほどのような不必要な不安に襲われたりはしなくなったが意図が読めずにその行動を目で追う。ジャケットから何かを取り出したと思えばこちらに戻ってきて手に握ったそれを胸に当てて目を瞑る。見覚えのある行動を見つめていれば手を取られてあの時相手に押し付けた藤色のお守りを掌に乗せられて目を瞬かせる。別れを切り出されたショックで衝動的に手放してしまったがこれも二人を繋ぐ大事な物だ。処分されていなかったことへの安堵とまた祈りを込めてくれた擽ったさを感じると相手の手ごと包み込むように握って嬉しそうな笑みを見せる。これがあれば離れていてもあの時のように無茶をすることも減るだろう。お守りに込める意味を思えば「後から君のお守りにも更に魔除けの願いを込めなくては」と口にして)

  • No.7451 by 探偵  2024-12-18 17:29:08 


俺代わりに大切に持っといてくれ。…あぁ、頼む。俺にはお前がいりゃ十分だからな
(事務所で別れを告げたあと突き返されたお守り、メモリの支配下では相手に言われた通りふたつ纏めて捨てたっておかしくなかったが何かが体を引き止めて結局ポケットにしまったままだった。思考を染められて相手との全てを断ち切ろうとしていたがこれが最後に残った唯一切れなかった繋がりなのかもしれない。また相手が幸せであれるように、危険から守られるように、お守りを渡せばこちらの手ごと包まれて相手は嬉しそうに笑う。その笑みは今日一番のもので胸がじわりと温かくなるのを感じると手の温もりと相まって心の芯まで幸せで温かい。相手も追加でお守りに願いを込めてくれるらしい、それが相手の独占欲によるものでもこちらとしては有難いものだ。今回のような騒動は二度と起こらないに限る、自分には相手さえいれば良いのだから。全てが元通りになればより相手を感じたくなる、しかしベッドに腰掛けたこの体勢ではお互いに緩く腕を巻くのが精一杯だ。なるべく体を寄せてさらに距離を縮めると「そろそろ寝るか。お前の傷もまだ万全じゃねぇし」と横になることを提案して)

  • No.7452 by 検索  2024-12-18 18:42:49 

そうしようか。…、温かくていつもの匂いがする。
(言葉としては聞いていないがこのお守りには相手の想いが沢山込められたのだろう。明日からこれはまた肌身離さず持ち歩くことになりそうだ。相手にももう一度幸せである事と悪い物が寄ってこないように願いを掛けなくては。大事にお守りをしまって全て解決が元通りになった所で相手が更に近付いてきて寝る事を提案される。夕方まで病院で眠っていたせいかさほど眠気がある訳では無いが気を抜いて相手を確かめるには横になるのが一番だ。直ぐに賛成の返事をすると体を寄せ合わせたまま一緒にベットの上に横になる。相手と向かい合うようにもぞもぞ動いて位置を調整するとまたその背中に腕を回して先程よりも強くぎゅっと抱き締めてみる。生きている人間の体温を感じると更に擦り寄って体をくっつける。その場所で深く息をすればお揃いの香りと相手の匂いを感じられて気を緩めながら簡素を口にして)

  • No.7453 by 探偵  2024-12-18 19:39:24 


あぁ、……世界一大切で好きな匂いだ
(寝ることを提案しつつも本音はそこではなくて、より相手へと近づくために横になることを提案するとすぐに賛成の言葉が返ってくる。これ以上離れることがないように一緒に動いて二人してベッドへと寝転がると早速相手がもぞもぞと動いてこちらへと強く抱き着く。こちらからも腕を回して傷に触らない程度に強く抱き締めると相手はこちらへと擦り寄ってその擽ったさと温かさにまた笑みが漏れた。相手が互いの匂いを嗅いで感想を口にすれば多少の照れくささはあって小さく笑う。だがようやく相手をこの腕のなかに取り戻して最後に残っていた緊張感さえも溶け出せば自然とゆっくり呼吸をして、二人お揃いの匂いとその中に混じる相手特有の匂いとが混ぜ合わされた香りが鼻腔を擽れば気の抜けた声で同じく感想を口にしていた。全ての隔たりはなくなったが今日は特段相手が自分にとって特別だと、常に隣にいるのだともっと伝えたくて後頭部に手を添えると優しくそこを撫でる。相手を見つめながら溢れる気持ちのままに手を動かすと「俺の隣にいてくれてありがとな、フィリップ」と心に浮かんだままの言葉を伝えて)

  • No.7454 by 検索  2024-12-18 21:05:57 

…ん、ここが僕の居場所であり、特等席だからね。 いつでもここに帰ってくるし、君を引き戻すよ。
(一緒に横に寝っ転がって思うままにぎゅっと相手に抱き着く。相手からも同じように強く抱き締められると安心出来る温もりに包まれて帰ってきたのだと全身で感じることが出来た。二人だけの特別な香りだって風呂上がりでこうして揃ってくっついて無ければ感じられないもので緊張も不安も緩やかに溶けていく。そのまま暫く相手の腕の中で好きな匂いを感じていれば相手の手が後頭部に添えられて撫でるように動かされる。愛でるような甘やかすような動きは心地よく、猫のように目を細めては素直に受け入れる。穏やかな幸せを感じながら相手を見つめていれば相手から温かな言葉が送られて小さく笑みを浮かべる。定位置と呼べるほど相手の隣にいるのが当たり前で、その席を誰かに渡すのは受け入れ難い。自らの望みでここに居るのだと伝えると楽しげにその手に擦り寄った。これからも相手の隣に居るのは自分なのだと自信を持つことが出来れば気になってた事が頭に浮かんで「そういえば、あの男とは何処までしたんだい?」と自分が見ていない時の行動について平然とした顔で問いかけて)

  • No.7455 by 探偵  2024-12-19 07:51:50 


俺の隣はお前だけの場所だからな。俺もお前をここから離さねぇ……えっ?!いや、別に何も、して、ねぇけど……
(相手をこの腕の中に閉じ込めてこの気持ちが少しでも多く相手へと伝わるように頭を撫でれば相手の目が細められてそんな反応さえ心が擽られる。感謝の言葉を伝えれば楽しげに少々得意げに独占欲を満たす言葉が告げられてこちらの手に擦り寄る仕草はなんとも可愛らしく、わしゃわしゃと先程はできなかった撫で方をする。相手が隣にいなければ、自分が相手の隣に座っていなければもうまともでいられないほど相手の存在は心にも体にも深く深くくい込んでいる。それが二人にとっての当たり前なのだ、頭を抱えるようにしてぎゅっと相手を抱きしめるとまた撫でる動作へと戻って独占欲を隠さない言葉で返事をした。そうやって穏やかな幸せに浸っていたが不意に相手がレオとの話を持ち出し目を見開いて思わず変な声をあげる。わざわざ相手を振り切ってレオのもとに行っていたのだから当然こちらのやり取りを相手は知らない、メモリであの男に心酔していたのは確かだが既成事実は結局免れたわけで一度は何も無いと返事をする。しかし後ろめたい事があったのも事実で目は泳いで返事はしどろもどろになってしまってこれでは何かあったと言っているのと同じだ。全くのゼロではなかったのも確かでチラリと相手の方へと目線を戻すと「まぁ…一緒に散歩して、……キス、する空気にはなったな。でもしてねぇから!それだけは誓う!」と結局はありのままを白状し)

  • No.7456 by 検索  2024-12-19 11:38:48 

けど…? …その顔を見る限り嘘はついてなさそうだ。もしキスしていたら一週間くらい拗ねたか口を聞かなかっただろうね。…じゃあ近々僕とも出かけるのと、
(わしゃわしゃと遠慮のない撫で方をされると心までくすぐったくて小さく笑みを浮かべながら撫でられる。頭を包み込まれるように抱きしめられて相手の隣は自分だけなのだと認められるとあんなに逆立っていていた精神も癒され素直に撫でられていた。このまま幸せに浸ってもいいのだがこの先も胸を張って相手の隣にいるためにも不安は潰しておきたい。そんな思いと興味とであの男とのやり取りについて聞けば目が泳いでしどろもどろな返事がされる。伺うような視線と無意識に相手を抱きしめる腕に力を込めながら更に深く踏み込めばちらりとこちらと目があってからその時のことが離される。ガレージ奥の部屋に踏み込んだ時のやけに近かった光景を思い出して僅かに顔を歪めるが続いた焦った様子から本当のことだろうと判断する。メモリの影響とはいえ大切な人とだけ行う口づけをあの男ともしたとなれば暫く不機嫌になっていた自覚はある。それだけ隣に居ることと同じくらい特別だ。さらりとそんなことを言いながらその思い出を上書きするように一緒に出掛けることを決めつつ顔を寄せればもう一度唇を重ねる。この感触を刻み込むように長めに口づけを交わしてゆっくりと離れると相手を見ながら「…これで勝てたかな」と対抗心交じりの呟き零して)

  • No.7457 by 探偵  2024-12-19 12:33:53 


…、…お前があいつに、つーか他の誰かに負ける事なんてねぇよ。…俺もお前と出かけてぇな。あいつと手繋いじまったから、上書きしてくれ
(包み隠さずレオとの間に起こったことを話せば相手の顔は僅かに歪んで焦って何も無かったのだと弁明する。相手にこんな顔をさせたくはないのだが誤魔化すのだって不誠実だろう。相手はこちらの言葉を信じてくれるようで密かに安堵する、ようやくこの距離に戻れたのにここから一週間拗ねてまた距離が出来てしまうなんて耐えられる気がしない。相手が身を乗り出してきて自然と目を閉じる、互いの唇が重なって柔らかなそこを感じれば自然と体に入った力が抜けていく。先程とは違い唇はすぐに離れていかなくて相手の呼吸を感じながら口付けの感触を全身に染み込ませる、何度味わったってこれは相手以外とは共有したくないものだ。唇が離れれば対抗心を宿した呟きが零されるがそもそもこちらがキスをしたい人間は相手しかいない、他の人間なんて土俵にすら立てないのだ。柔らかな感触を感じた体はもっと相手を感じたくなって相手の首元に顔を埋めるとぎゅっと強く抱き着く。さらりと手を繋いでいたことを白状しつつも相手と同じ望みをこちらからも伝える、メモリの影響とはいえ相手と道が分かたれようとした事実は簡単に消えなくて今は相手との時間が欲しい。顔を埋めたまま「今度の休みにデート行こうぜ」と普段はあまり使わない単語を出して相手を欲して)

  • No.7458 by 検索  2024-12-19 15:06:50 

…うん。 ああ、全部上書きして君をメロメロにしてみせるよ。 いいね、前は僕がプランを立ててエスコートしたから次は君が考えた所に行きたいな。
(相手の隣が自分の場所だと認識して距離感だってもとに戻ったが起きたことが無かったことになる訳でもなく傷が完全に癒えた訳ではない。相手に自分が居ない間何をしたかと知ればそれよりも特別な行為をしようと唇を重ねる。何度したって柔らかく心を満たす行為で包み込む相手の体と一緒にそのぬくもりと幸せを感じていた。やがてゆっくりと唇を離して思ったことを口にすれば誰にも負けることは無いと告げられる。無意識にまた焦りの様なものを抱いていたのかもしれないが今は相手の言葉を素直に受け入れることが出来て小さく頷いた。相手が首元に顔を埋め更に抱き着かれると今度はこちらが相手の後頭部に手を伸ばしてゆるゆると撫でる。さらっと手を繋いだと聞けばまた眉を顰めるが一緒に出掛けて上書きを希望されるとラジオか何かで聞いたフレーズを引用しながらくすくすと笑う。相手から次の休みにデートという具体的かつ恋人らしい単語が出てくれば一瞬驚くも口元はすぐに緩んで賛成を示す、少し前に待ち合わせをして自分の考えたデートプランを巡ったのを思い出すと今度は相手が考えたデートに行きたいとリクエストして)

  • No.7459 by 探偵  2024-12-19 17:35:49 


っ、お前それどこで覚えたんだよ。いいな、任せとけ。俺の知識をフルに使って最高のデートにしてやるよ
(相手の首元に顔を埋めれば今度はこちらが後頭部を撫でられてさらに体のあらゆるネジは緩まっていく、思考も緩まれば要らぬ情報を口にしてしまうが相手によって上書きされることを望むと相手から凡そ聞いたことのない言葉が飛んできて思わず顔をあげて相手の方を見た。クスクスと笑う相手につられてこちらも小さく笑うと頬同士をくっ付けてツッコミを入れておく。さらにデートを提案すれば相手からも同意の返事がされてこちらがエスコートすることを望まれる。前回は相手に忘れられないデートを用意してもらったのだ、こちらからも同じくらい心に残る時間を送りたい。今まで積み上げてきた風.都の知識は主に探偵業に使ってきたが相手のためにフル動員する時が来たようだ。相手の正面へと戻ってくると自信を滲ませた笑みを見せる、額を優しくコツンとあわせると「お前と風.都を歩くのが楽しみだ」と早くもデートの日に思いを馳せるとこちらから顔を寄せてゆっくりと唇わ重ねて)

  • No.7460 by 検索  2024-12-19 20:31:11 


君が考えたデートプランならきっと風.都.一楽しい時間になりそうだ。僕も楽しみにしてる
(相手の頭を優しく撫でながらこういう時に使うらしいワードを口にするとツッコミが入る。メモリの能力に頼らずに相手を魅了したいのだからピッタリの言葉だろう。頬をくっつけながらデートが提案され、その内容として相手にエスコートを望むとすぐに快諾の返事がされる。この街を自分の庭と称する相手ならば普通の人は知らない場所や情報を知っているに違いない。自信たっぷりな表情と共に最高のデートというワードが出てくると尚更期待は高まるばかりでまだ休みの日も決まっていないのに笑顔を見せると額をくっつけた相手に声を弾ませた。そのまま顔が近づいてくれば自然と目を閉じてキスを受け入れる。柔らかく温かい心地を覚えながら相手を抱き寄せ全身で大切な人の存在を感じる。やがてゆっくりと唇を離すと「好きだよ、翔太郎」と溢れるままの思いを伝えて)

  • No.7461 by 探偵  2024-12-19 21:50:38 


……俺も、お前の事が誰よりも好きだ、フィリップ
(重なる唇は温かくて柔らかくて、微かに相手の味さえも感じる、それは何よりも心を幸福で満たして何物にも代えがたい。ゆっくりと唇を離すと好意の言葉が伝えられてそれを噛み締めるように小さく笑う、もう何度聞いたか分からない言葉でも何度でも相手の声で聞かせて欲しいものだ。こちらからも同じく好意の言葉を送ってその体を優しく抱き寄せた。二人の体を掛け布団で覆ってしまうと互いが共有する体温はより二人の間で留まって心地好い空間を作り出す。目を閉じて重なった額にグリグリと擦り寄れば「また明日から俺達は二人で一人だ」と呟けばゆっくりと眠気が体を覆い始めて)

(/お世話になっております!そろそろ区切りかと思いましてお声がけさせていただきました。今回はとことんシリアスに、ということで思い切って擬似的に関係が切れる所までやってみたのですが悲痛にくれる姿も全てを投げ打ってしまう姿も、検索くんがとにかく辛そうで辛そうで、探も偵の立場上それに寄り添えないのがずっともどかしかったです。片方が欠ければまともにいられないを体現しているようでした…その後もうまく気持ちが噛み合っていないところから少しずつまた歩調を合わせていく過程がゆっくり幸せを噛み締めているようでとても良いお話にできました。別れ話なんて普通出来ないやりとりですが、これ検索様と長らくお付き合いがあって信頼があるからこそのお話になったと思います。今回もありがとうございました!
この後のお話はいかがしましょう?グッとシリアスなことしましたので二人の時間が欲しいなと思っておりまして、この流れでデートなお話にしても良いですし、他のお話でも良いかなと思っているのですがいかがでしょう?)

  • No.7462 by 検索  2024-12-19 23:06:15 


…ああ、宜しく頼むよ、相棒。
(何の不安もなく自らの居場所である相手の隣で好意を告げれば相手からも同じ言葉が返ってくる。それがどれだけ尊いことなのかを噛み締めるような事件だった。相手に抱き寄せられ掛け布団が上にかけられると2人の体温はその中に留まるようになり心地よい温もりとなっていく。目を閉じた相手に擦り寄られる仕草に愛おしさを感じながらこちらからもあの時は言えなかった肩書きで相手を呼びその身体を抱きしめた。さっきまであんなに意識がはっきりしていたのに触れている温もりと目の前の眠気に襲われている姿を見ればこちらまで段々と眠気がやってきた。気絶するような意識の飛ばし方ではなくゆっくりと穏やかな眠りに誘われていけば「…おやすみ、翔太郎。また明日」と言葉を送ってからゆっくりと目を閉じて)

(/こちらこそお世話になっております!大まかの流れを決めてからのスタートでしたがそれでも探偵君が他の人に魅了されている描写を見る度に背後共々胃がキリキリして辛かったのですがその分普段出来ないような言い合いややり取りが出来てとても充実した時間でした。お互いがアクセルでありながらブレーキでもある二人ですので一人になったこの機会にかねてから考えていたファングの暴走を組み込めて個人的に楽しかったです。何処まで亀裂を入れるか悩んだのですが探偵様相手ならばと話に乗っかる形で本当に致命的な所まで踏み込む事が出来て、その後の溝の出来たぎこちないやり取りや少しずつ歩み寄っていく過程まで満喫出来る話だったと思います。今までのやりとりの積み重ねと探偵様との信頼関係があったからこその話でした、今回もありがとうございました。
こちらも2人の時間が過ごしたいと思ったのとせっかく流れが出来てますのでこのままデートの話はいかがでしょうか。またいつものように好きな要素を注ぎ込んだ二人の時間が出来たらと思います…!)

  • No.7463 by 探偵  2024-12-20 07:44:01 


___さてと。準備いいか、フィリップ
(互いの存在と相手に名前を呼ばれる事の尊さを強く噛み締めた夜から一週間程、翌日からは所長に過剰に心配されたりエリザベスとクイーンに呼び出されて『好きな人にあんな顔させるなんてどういうこと?』と説教されたりと暫くあの日の尾を引いたがそれもようやく追いついてきた頃合いに所長に休みの日が欲しいと申し出た。あの日からの二人の空気の変化を察していた所長はすんなりと承諾してくれるがこちらを暫くジト目でみた後『こんな絶世の美女を置いてクリスマスデートなんて信じらんない。絶対私も彼氏見つけるんだから!』と今回の件を懲りていない発言がされて呆れた目でみていれば容赦なくスリッパが飛んできた。そして今日は念願の休日、相手のリクエスト通り今日はこちらがデートプランを考える日で何処に行くかは全く相手に伝えていない。いつもより明るい薄灰色のジャケットに以前のクリスマスに相手から貰った地球のバッチが着いたハットを被って準備が整えば相手の方を振り返って)

(/単独ファングが出てきた時は以前仰っていたヤツだ…!とこちらも背後でめちゃくちゃワクワクしたのですがその結果もまた悲痛で二人してボロボロになる展開も悲しいながらとても楽しかったです。
それではこのままデートなお話といたしましょう!以前候補にあげてくださっていたアイススケートのお話も組み込めればと思ってます。それでは今回も好きに盛り込みつつ二人の時間を楽しみましょう!/こちら蹴りで大丈夫です!)

  • No.7464 by 検索  2024-12-20 10:50:11 

ああ、バッチリだ。君が何処に連れて行ってくれるかお手並み拝見だね。
(大切な相手とその距離感を取り戻して眠りについた翌朝、所長に心配されたり相手が女子高校二人に呼び出されて少しやつれた顔で返ってきたりと色々あったがいつもの日常が戻ってきた。親友のことで依頼を受けていた彼女も無事に親友が元に戻ったようで冬休みに二人で遊びに行く約束をしたのだと報告を受けた時には少々無理をしてでもこの件を解決出来て良かったと実感していた。そうして普段の二人で一人が当たり前になった頃、休みの申請をすれば承諾してくれたがまだ素敵な彼氏は諦めてないようで懲りていない強さを感心していたら二人でスリッパを受けてしまった。それから仕事をこなして迎えた当日、近日なにやら調べ物や準備をしているような様子は見られたが敢えてそれは触れずにいたため相手の計画は何も知らない。相手のネクタイと同じ色のロングパーカーを着て一緒に買った上着を着ると相手は以前送ったハットを身に着けてこちらに声がかかる。デートの準備がバッチリ整うと自然に笑みが浮かんで揶揄い交じりに相手のプランを楽しみにしていることを伝えると「行こう、翔太郎」とその手を引いて家を出て)

  • No.7465 by 探偵  2024-12-20 12:31:00 


俺の庭にお前をエスコートすんだ、期待して損はさせねぇよ
(相手の方を振り返れば向こうも準備は万端らしい。こちらのネクタイに合わせて相手が同じ色のロングパーカーを羽織っているのをみればいやでも口角はあがる、こっそりとお揃いであるのがいかにもデートらしい。いつかの冬支度で買った上着も揃っていい装いだ。こちらもジャケットを羽織ったところで手を取られて連れられるままに家を飛び出していく。家の周辺ならば人通りも少なく暫くは大丈夫だろうと手を繋ぎ直して目的地へと歩き始める。あの夜に願った上書きを早速実現させれば気分はまた上向いてこちらから軽く相手の手を握った。まだ何処へ行くのかは明かさないまま「お前とプレゼント交換はしたけどクリスマスらしいことはそれ以外やったことねぇだろ?だから今日はクリスマスを存分に楽しむ日にしようと思ってな」と趣旨だけを説明しながら足を進める。目的地近くになれば人も増えてきて名残惜しくも最後にぎゅっと手を握ってからそこを離す、たどり着いたのはいつか花見をした大きな公園でチラリと相手に目配せしてから中へと入っていき)

  • No.7466 by 検索  2024-12-20 16:20:50 

なるほど、この時期ならではのデートという訳だね、…何かイベントでもやっているのかい?
(寝巻きのように全てが一緒という訳では無いが胸元と頭を飾る地球と色のお揃いはデートという感じがして悪くない。相手の手を取って家を飛び出すと握り直されて口角があがる。約束通り上書きするという意味もあるが単純に相手に触れられるのが嬉しかった。相手も今日は気合い十分のようでますます期待を煽ることを言う、そして今回の趣旨がクリスマスだと説明されると納得したように頷く。クリスマスといえば事務所でパーティをしてサンタがプレゼントを持ってきたり交換する日というのは前回で初めて知ったがどうやら違うクリスマスの過ごし方があるらしい。この時期ならではのデートと聞けば好奇心が疼いて声を弾ませながら一緒に歩く。目的地が近いのか人が増えてくれば流石に手を繋いだままではいられない。ギュッと最後に握られるとちらっと相手を見ながらも人の多さに乗じて少しだけ相手との距離を詰めた。そうしてたどり着いたのは花見をした公園だが木々には桜の代わりに電飾が巻きついている。普段も人の利用がある場所だがそれ以上に賑わっているように見えると観察するように辺りを見ながら相手に続いて中に入り)

  • No.7467 by 探偵  2024-12-20 17:15:09 


そういうことだ。ま、行けば分かるって
(誰かに見つかってしまう前に繋いだ手は離れてしまったがその代わりに相手がチラリとこちらを見て距離が詰められる、繋いだ手の代わりに縮まった距離にこちらも相手の方を見て小さく口角をあげながら目的地への道を進んだ。公園の中へと入れば木々に電飾が施されている、今は昼間でまだ光っていないがこれが本領を発揮するのは夜でまだ少し時間が早い。既にイベントの空気が感じられる道を進んでいくと木々が開けて広場へと出る、そこには赤や緑のテントが並びそこら中にツリーや雪だるまやらのオブジェが立てられていて多くの人で賑わっていた。一際目を引くのは広場の中央に立っている見上げるほど大きいもみの木で既に様々な飾り付けがされてっぺんには星のオーナメントが取り付けられている、正真正銘のクリスマスツリーだ。ツリーを中心にグルリと様々な店が並んでいる様子をみながら「毎年この公園でクリスマスマーケットやってんだ。クリスマスを一気に満喫するならここだと思ってな」とどこか得意げに解説しながら相手の方を見て)

  • No.7468 by 検索  2024-12-20 17:59:01 

おお、凄い! こんなに大きなクリスマスツリー初めて見たよ!道理でこんなに人が居るのか。
(相手に連れられて公園の中に入っていく。クリスマスの飾りに彩られた整備された道をキョロキョロ見ながら進んでいけば大きな広場にたどり着くが一番に目を着くのはその中央に立っている大きなクリスマスツリーだ。この頃はあらゆる所でクリスマスツリー自体は見かけることが多いが今まで見た中でもこれは一番大きくてお星様やキャンディケインなどで飾られてとても煌びやかだ。そのツリーを囲うようにテントが並んでいて1つのお祭りのようにも感じられる。相手からこの場所の説明がされると人の多さにも納得がいく。ここに集まった者は皆自分達のようにクリスマスを楽しみに来ているのだろう。子供のようにはしゃぎながら言葉を返していたがその間にもあちこちから美味しそうな匂いが漂ってくる。相手の方に視線を戻すと「ぐるりと店を見て回っても良いかい?」と前のめりの姿勢でお願いして)

  • No.7469 by 探偵  2024-12-20 18:43:19 


いつもの風.都.とはまた違う雰囲気だろ?あぁ、まずはどんな店あるかチェックしようぜ
(広場に立てられた煌びやかなクリスマスツリーにそこを囲むように並ぶカラフルなテント達、クリスマスらしい装飾も相まって海外らしさがいつもの街と違う空間を作り出している。目の前に広がる空間に相手の瞳は電飾よりもキラキラと輝いていて今にも少し先で走り回っている子供達に混ざってしまいそうだ。その勢いのままこちらに目線が向く、まずは全体を見回って何があるか確認しつつ雰囲気を堪能するのがいいだろう。そこら中から良い匂いが漂っていて夏祭りのように全制覇を掲げられたら全力で止めなければ。相手と共に円形に並ぶテントの前を歩いていく、この時期の定番であるホットチョコレートやクリスマスの主役であるジンジャークッキー、プレッツェルや海外産のソーセージなど普段見ない食べ物が並んでいる。食べ物だけでなくクリスマスのオーナメントを売る店やワークショップなんかも開催されているようだ。さらには移動遊園地の如く小さなメリーゴーランドがあったり撮影スポットも充実している。いつもと全く違う雰囲気に周囲を見回しながら「目移りしちまうな」と周囲を見回しながら感想を零していて)

  • No.7470 by 検索  2024-12-20 23:59:20 

あまり見たことの無い物ばかりだ。ちょっとしたテーマパークみたいだね。
(辺りを見て回りたいと伝えれば二人でお店などを順番に見ていく。店先には美味しそうな食べ物や写真が並び、普段食卓には出てこないような物も沢山あって興味がそそられる。出来ることなら全てを食べてみたいが胃に全て収まるかは怪しいだろう。またそれ以外にも雑貨や体験できるコーナー、フォトスポットなどがあって前に来た公園からは随分と様変わりしているようだ。異国に来たような雰囲気にワクワクを募らせながら感想を述べていたが冬の風が一吹きすると体を小さく震わせる。厚着したとはいえ寒い外では体は温かいものを求めていて「まずは何か温かいものを食べてみたい所けど…、あのソーセージが食べてみたい!」とキャンディのようにぐるぐる巻きになっているソーセージを指さす。ほかの店でも焼いたソーセージが売られている辺り名物なのだろうが不思議な形は興味そそられる。いつものように半分こを企むと「翔太郎も何か食べるだろう?」と他に食べたいものは無いかと唆して)

(/お世話になっております。私事なのですが明日土曜は少し用がありまして日中のお返事が難しいと思われます。おそらく次のお返事が朝方か夜中になってしまいそうでまた探偵様をお待たせすることになり申し訳ないのですが、把握のほどよろしくお願いします。)

  • No.7471 by 探偵  2024-12-21 16:16:49 


なんだあれ、見たことねぇ形だ。なら俺は暖まれそうな…お、あのパイシチューなんか美味そうだ
(これだけの食べ物が並んでいるとなれば美味しい匂いがそこら中から漂ってきて我慢などできるはずもない、さらに今日の風.都.の風はこの季節らしく体を吹き抜けるだけで体温を奪ってしまうものでまずは腹ごしらえして体を温めるのが良さそうだ。相手も同じ考えのようで異国感溢れる物珍しいものを見る目から何を食べようかと探す目へと変わる、相手の心を射止めたのはグルグルに巻かれたソーセージだ。太めのソーセージがキャンディのように巻かれた可愛い見た目になっているがなかなかボリューミーな一品だ。相手はこちらにも何か一品選ぶよう促していてどうやら半分こを企んでいるらしい、当然こちらもそのつもりだ。今日がデートならばなおのことそれらしい事をやりたい。こちらも暖まれるようなものをと探したところでパイシチューを見つける、クリスマスらしいカップに入れられたパイシチューは食べる前から暖かくなれそうだ。早速それぞれの店でグルグルのソーセージとパイシチューを購入し近くの飲食スペースに移動して隣合って椅子へと座る。普段の食卓では絶対にお目にかかれないラインナップについ口角をあげながら「早速食おうぜ」と促して)

(/お世話になっております。返信ペースについて把握いたしました!週末でこちらも不安定ですし、いつも通り背後優先ですのでゆっくりお待ちしておりますね。)

  • No.7473 by 検索  2024-12-22 11:24:38 

じゃあそれぞれ買って集まろう! __ああ、いただきます。…っ!表面がパリッとしていて肉汁たっぷりだ、美味しい。
(珍しい形のソーセージを見つけるとすっかりそれを食べる口になる。相手も食べたことが無い物のようで今から食べるのにピッタリだろう。そして半分こする為に相手にも何か頼むように促すとパイシチューと呼ばれるカップを何かで覆ったようなメニューをチョイスする。こちらも見たことが無いもので楽しみが増えると一旦は別れてそれぞれ分かれて購入することにする。目の前で焼かれて香ばしい焦げ目のついたソーセージを器と共に受け取ると飲食スペースに移動して横に並ぶように座る。華やかなラインナップに口角をあげながら頷くと手を合わせてから早速ソーセージの外側にかぶりつく。すると表面はパリッと良い弾力を感じられて直ぐに詰まった肉の味を感じられる。少しハーブの類も入っているのか食欲をそそる味になっていて普段スーパーで買うソーセージとは大違いだ。その味に感動しながら早速もう一口齧って噛み締めながらももう一方の相手の方を見る。相手シチューは作ったこともありどんなモノか知っているが蓋をするように香ばしい皮のようなものが乗っている。未知の料理に「それはどうやって食べるんだい?」と問いかけ)

  • No.7474 by 探偵  2024-12-22 14:39:37 


おぉ、いつものソーセージと違う匂いがすんな…これはこのフタ部分がミソなんだ
(異国情緒漂うクリスマスマーケットのなかで同じく異国情緒溢れるメニューを二つ並べて相手と並んで座る、間違いなく普段は見ることの出来ない光景に無意識に笑みを浮かべながら相手と目を合わせた。早速二人で手を合わせると相手はグルグル巻きのソーセージを手に取る、一口齧ると小気味良い音と共に相手の方から香ばしい肉とハーブの香りが漂ってきて隣で見ているだけでも空腹を刺激された。もう一口齧ったあとこちらを向く相手を見れば楽しんでいる様子に胸が擽られていつまでもその顔を見ていたくなってしまう。その前にこちらの手元にあるパイシチューについて問われると今度は得意げな顔を見せる、暖かくなるために選んだのだから早めに食べなければ。スプーンを手に取って勿体ぶったことを言うとパイの一番盛り上がっている所へスプーンを差し込む、パリッと良い音が響くと同時に中から暖かな湯気が立ち上った。サクサクとパイのフタを崩していけば中からシチューが顔をのぞかせる、崩したばかりのパイにシチューを纏わせると口へと運んだ。優しい甘さのシチューに香ばしいパイが加わり思わず目を瞑ると「んー体に染みるな」と笑みを見せて)

  • No.7475 by 検索  2024-12-22 17:16:48 


会場の雰囲気に合わせて本格的な味になっているようだ。…おお、なるほど。パイで容器を包んで一緒に食べる事が出来る訳か、クリスマスプレゼントみたいな料理だね。
(普段とは風味や作り方が違うと予想されるソーセージを味わいながらも興味は相手の選んだシチューパイに向かう。種明かしをするように説明を受けながら相手はスプーンを持つとそのまま蓋部分に突き刺す。さくっと良い音と共に中へと貫通して暖かそうな湯気が出てくる。その中を覗き込んでみると崩したパイと共に具材がゴロゴロ入っている美味しそうなシチューが見えてどういった物か理解する。見た目は美味しそうでパイを崩すまで中身が分からないという点は包装紙に包まれたプレゼントにもよく似ていてまさにクリスマスらしい料理だろう。相手がパイの欠片とともに温かいシチューを食べて美味しそうに味わう姿を見れば興味と期待は高まるばかりで「翔太郎、僕もそれ食べたい!」と無邪気にお願いして)

  • No.7476 by 探偵  2024-12-23 07:36:35 


クリスマスプレゼントか、良い例えだな。……なら、これは俺からのプレゼントだ
(こんもりと膨らんだパイを崩してみせると相手から感嘆の声があがって予想より良い反応に思わず笑みを漏らす。中から様々な具が出てくるパイシチューをクリスマスプレゼントと称されるとピッタリの例えに納得するように頷く、きつね色のパイ生地を崩してゴロゴロとした具が顔を出すのは確かに中身の分からない、中身にワクワクできるプレゼントを開けるのと同じかもしれない。こちらが一口食べてその味を堪能しているといつもの流れで相手がこちらのものを所望する、こんなに期待たっぷりに無邪気に言われてしまっては悪戯を挟む隙間もないというものだ。崩したばかりのパイ生地にシチューを纏わせる一緒に甘く煮込まれた人参をスプーンですくいあげる、ここは外だが相手はソーセージを持っていて手が塞がっているのならばこちらが相手にスプーンを差し出したっておかしな状況ではない。無理やり理屈をつけながらスプーンの下に手を添えつつ相手の方へと差し出して)

  • No.7477 by 検索  2024-12-23 11:46:30 

…ん。あったかくて美味しいシチューとパイの香ばしさが相性ばっちりだ。
(シチューだけでは完結せずプレゼントのようにパイで覆われたそれに興味と期待がそそられていつものように半分こを強請る。てっきりそのままスプーンが手渡されると思ったのだが相手はパイ生地と人参の入った部分をすくいあげてこちらに差し出してくる。周りには人が居るがデートらしい特別待遇に自分の口角があがるのが分かる。周囲も他人のことなど気にしていないはずだとすぐに顔を近づけスプーンごと口に含む。クリーミーなシチューの味と似込まれて柔らかい人参、サクッとしつつも一部がふやけたパイ生地が同時に味わうことが出来ると自然と笑みが零れた。そのまま素直な感想を伝える。そして相手から貰ったならばこちらからも送り返したくて持っていたソーセージを見ると「こっちも食べるだろう?」と疑いもなく相手の口元に差し出して)

  • No.7478 by 探偵  2024-12-23 12:24:27 


だろ?パイ生地があると特別感が増すな。あぁ、もちろん
(相手にシチューを掬ったスプーンを差し出すと迷いなく口に含まれる、口角を上げたまま直ぐさまシチューに飛びつく姿はなんとも微笑ましくて咀嚼しながら笑みを浮かべる姿をみればいくらでもシチューを与えたくなってしまう。普段だって二人で出かけることはあるがデートと銘打ったことによって恋人である相手をいつもよりを甘やかしたくなってしまっているのかもしれない。お返しにとあまり前のようにソーセージが差し出されるとより食べやすくするためという体で椅子をもう少し寄せて脚が触れる距離まで近づくと顔を寄せてソーセージへとかぶりつく。パリッという良い音の後に口いっぱいに鼻を抜けるハーブと香ばしい肉の味が広がって食べ応えのある一品だ、「ハーブが入ってるだけで全然味の印象が違ぇな」と感想を言いながら相手の隙を見てもう一口ソーセージへも齧りついて)

  • No.7479 by 検索  2024-12-23 13:00:05 

あ。ふふ、つい食べ進めたくなる味だろう?店の人によるとこれはブラートヴルストと呼ばれるドイツのソーセージでカタツムリみたいに渦を巻いているからシュネッケンとも呼ばれるらしいよ。 …これはなんだろう、
(普段のように、だけど少し甘めの対応でパイシチューを食べさせて貰うと気分は上向いて仕方ない。ならば、とこちらもソーセージを相手の口元に差し出すと椅子から更に近付いてきて距離が縮まる。外でいながら恋人の距離で居られることに幸せを覚えつつ相手がソーセージを食べるところを見つめる。同じような感想を告げる相手に頷いていると更に1口齧り付いたのが見えて思わず声を上げる。だがそれだけ食欲をそそる味なのが分かれば小さく笑って自らのそこを一口齧った。注文して準備されている間店の人から聞いた情報を伝える、普段食べているソーセージはまた違ってドイツの食文化下での食物らしく異国情緒漂うこの場にピッタリな食べ物だろう。そうして味わっていたがソーセージと一緒に貰ったお皿にはあまり見たことの無い粒粒の入った黄色か茶色っぽい物が添えてあることに気付く。一緒に提供されたということはソーセージに付けるものだろうかと興味のままソーセージで掬うように取り多めに付いたそれを口にする。直後予想外のぴりっとした刺激が走ると軽く咳き込んでから「…辛い」と僅かに眉寄せながら小さく呟いて)

  • No.7480 by 探偵  2024-12-23 17:18:58 


これカタツムリの形なのか……あ、…大丈夫か?これで口リセットしろ、慌てて飲んで火傷すんなよ
(悪戯のつもりで相手の隙を狙いソーセージへと齧り付く、しかし相手は最初に声こそあげるものの小さく笑ってその悪戯さえ享受されてしまって嬉しいやら擽ったいやらでつい口元が緩んでしまう。享受の証のように同じところを齧られるとますます気持ちは華やいでしまって小さく笑いながら同意の返事をしていた。どうやら相手は早速このソーセージの知識を仕入れていたようで名前とその由来が語られる、いつもならまた始まったと思う所だが今日は相手が楽しそうにしているのなら何でも受け入れてしまえて楽しげに知識を話す相手に相槌をうちながらその話を聞いていた。しかし不意に言葉が途切れて相手の興味は別のものへと移る、相手がターゲットしたのは皿の端に盛られていたもので迷いなくソーセージが突っ込まれると明らかに多い量のそれがソーセージの上に乗った。止める間もなく相手がそれを口にしてしまうと案の定咳き込んでしまって軽く背中を擦りながらも笑い声が漏れてしまう、口直しにシチューを相手の前へと置いて代わりにソーセージを受け取った。子供に言い聞かせるようにゆっくりシチューを飲むように促しながら「言うのが遅くなっちまったけど、さっきのは粒マスタードって言ってソーセージにちょっと着けるのが適量だ」と楽しげな笑みを噛み殺しながら言って)

  • No.7481 by 検索  2024-12-23 19:25:44 

ッ、はぁ…流石にそんなことしないよ。粒マスタード…とんだトラップに引っかかった気分だ…
(好奇心のままその調味料のようなものをソーセージにつける。相手の声が聞こえる前に大きな一口で口にするとピリッとした辛味が突き抜けて思わず咳き込んでしまった。すると相手が背中を撫でてくれて代わりにシチューが目の前に置かれる。子供扱いする様な声掛けが引っかかるものの素直にスプーンですくって一口食べるとシチューのクリーミーさでその尖ったような味や辛さが中和されてほっと息を吐いた。心配しているように見えて何処か面白がっているように見える相手に視線を向けては声掛けに反論しておく。その調味料の正体を教えて貰うと改めて粒マスタードを観察するように見つめ同じワードを呟く。どうやらさっき付けた量は多すぎたらしい。付けてくれとばかりに盛られていた物をトラップだと称して不満を口にすると相手に視線を戻して「先に説明したまえ」と若干八つ当たりのようなことを告げて)

  • No.7482 by 探偵  2024-12-23 20:21:53 


さらに火傷しちまったら散々だろ?時には慎重に行動するのも必要ってことだ
(咳き込む相手にシチューを差し出すもののマスタードを知らずに一気に食べてしまった姿がおかしくも可愛くてついその感情が表に出てしまう。甘やかしたい気持ちは子供扱いに繋がってしまって流石にそこまでいくと相手は不服なようだ、ささやかな反論をすました顔で躱しながら相変わらず笑みを噛み殺していた。だが相手の不服は収まらないようで八つ当たりのようにさらに文句を言われるが今日はどうにも浮かれているせいか子供っぽい言動が可愛らしいと思う心に拍車がかかってしまう、またも説教くさいことを言うものの顔はあからさまに上機嫌だ。相手から受け取っていたソーセージの端に少しだけマスタードを着けて口へと運べばマスタードの刺激がハーブと共に鼻を突き抜け肉々しさをさらに引き立てる味になり「ん、これくらいが適量だな」とどこか得意げな顔をすればシチューとソーセージとを食べ進めていき)

  • No.7483 by 検索  2024-12-23 20:45:41 

…美味しかった、なかなか興味深い料理だったね。
(確認せずに一気に食べたこちらに落ち度があるとはいえ、その様子を笑いの滲み出た表情で見ながら子供扱いされると少々不服だ。反論してもそれは変わらず説教臭い言葉が続くが分かり易く上機嫌なのを見ればそれほど悪くないと思ってしまうのは惚れた弱みだろうか。今度は相手がソーセージを持って端にマスタードを付けて口に運ぶ。得意げな顔をして味わう相手を見て適量を学ぶと真似をして同じようにまた食べてみれば今度は辛過ぎずにジューシーなソーセージの良いアクセントとなると分かり易く目を輝かせた。そうして新たな発見と共にクリスマスらしい食事を進めて行くとあっという間に食べてしまった。お腹が満たされ心做しか体も温まると至福の息をつきながら感想を口にする。今日ならではの食事に満足しつつちらっと相手を見れば左手をテーブルの下におろしてそこで緩く相手の手と繋ぐ。ちょっとした悪戯とくっつきたい欲を満たす行為をしながら小さく笑って「次は何をしようか」と辺り見なが考え始め)

  • No.7484 by 探偵  2024-12-23 21:14:45 


あぁ、ここの雰囲気にバッチリあった飯だったな。…、…腹ごしらえもすんだし、お前とやりてぇ事があるんだ
(こちらが適量のマスタードをつけてソーセージを食べてみせると相手も今度は量を間違えずにマスタードを着ける、一口食べた相手は分かりやすく目を輝かせていて素直な反応にまた心を擽られながら食事を進めた。そうして異国情緒溢れる料理を食べ終わると二品ともそこそこのボリュームがあったおかげで腹はしっかりと満たされた。感想を口にしていれば相手の目線がこちらへチラリと向いて相手の方へと目線を向ける頃にはこっそりとテーブルの下で手が繋がれると目を瞬かせる。二人だけの秘密を共有しながら笑みを浮かべる相手を見つめるのはなんとも心を満たしてこちらも同じく笑みを浮かべれば暫くここにいたくなってしまうがそれでは楽しいデートにはならない。次の目的地には目星をつけていてその内容は伏せたまま隠した手をぎゅっと強く握ると「行こうぜ」と声をかけてそっと手を離せば椅子から立ち上がって)

  • No.7485 by 検索  2024-12-23 23:53:39 

やりたい事か、それは楽しみだね。ああ、案内頼んだ。
(お腹も満たされて満足した所でテーブルの下で手を軽く繋いでみると相手の目が瞬く。思ったような反応に満足しつつ次に行く場所や物について相手のプランを尋ねてみると何やら含みのある回答がされる。直ぐにそれが何か知りたいがお楽しみといったところだろう。手をぎゅっと握られると自然と笑みが浮かんで、促され手が離されると共に席から立ち上がった。いつも通り相手の右に並ぶと相手のいうやりたい事の為に歩き出す。この場所でやりたい事となればクリスマスに関係することだろうかなど予想を立てながらも案内されるまま移動して)

  • No.7486 by 探偵  2024-12-24 07:45:05 


___ここだ。このスノードームっての、一緒に作ろうぜ
(名残惜しくもこっそりと繋がった手を離して目的地へ向かって歩き始める、向かうのはクリスマスマーケットの一角だ。相手の左隣を歩きながらひとつの店へとたどり着くと相手の方へと目を向ける、ここではワークショップが行われていてスノードーム作りができる場所だ。とはいえ相手はそもそもこれを見たこともないかもしれない、店先に置かれていた見本品を手に取ると軽く振って相手に見せる。ガラス球の中では木製に見たてられたミニチュアの家に雪がふわふわと降り注いでいる。奥の作業テーブルには中に配置できるサンタさんや子供、もみの木などのミニチュアが並べられていてペンで色をつけアレンジすることも出来そうだ。さらに降らせる雪の結晶の形や色も選べるようでなかなか選択の幅は広く、二人で作れば世界でひとつだけのスノードームが出来上がるだろう。相手の方へ目を向ければ「今日の思い出になるものがあればいいと思ってな」とここに来た理由を説明していて)

  • No.7487 by 検索  2024-12-24 10:30:33 

スノードーム?…中で雪が降っているみたいだ!これなら部屋にも飾れそうで良い思い出になりそうだね。作ろう、翔太郎!
(相手に案内されたのは一つのテントで道具のような物が置かれている。そして相手がキーワードを口にしながら置物を手に取る。中が液体で満たされた模型のように見えるが一旦さかさまにして振って元に戻すと白い雪の様な結晶がふわふわとした軌道でミニチュアの家や木に降り注いでいて冬の景色を閉じ込めたようなスノードームに目が輝いていく。今まで思い出として写真を撮ったりお土産を買って帰るっていうことはしたが二人で何かを作って持って帰るというのは殆ど経験がない。まだデートは始まったばかりだが相手が説明してくれた通り、今日の日を思い出す特別な物になりそうな予感に心が弾むとすぐに賛成を示した。急かすように声をかけると早速受付を済ませ、作り方の流れの説明を受けて基本となる材料を受け取る。そのまま作業スペースに移動すると様々なミニチュアやオーナメントが用意されていて「これだけあると悩んでしまうね…何かコンセプトとか決めた方が良いのだろうか」と目移りしながら呟いて)

  • No.7488 by 探偵  2024-12-24 12:22:26 


コンセプト、か……あ、そういや前風.都,に雪降った時二人で雪だるま作っただろ?あん時は二人でひとつの雪だるま作ったけど、今回は二人の雪だるま並べるってのはどうだ?
(相手の目の前でスノードームを軽く降って見せるとみるみるその瞳は輝いて一気に相手の心を掴んだのが手に取るように分かる、ここまで良い反応をされるとこちらも嬉しくなるというものだ。待ちきれない相手と共に早々に受付を済ませて作業スペースへと移動する、相手の言うように部屋に飾って今日の思い出としたいところだが二人で作るならばまずは方向性を決める必要があるだろう。先に土台となる部分にミニチュアを配置していくわけだが目の前に並べられた様々なミニチュアを順に見ていくと見慣れたものを見つけて記憶が呼び覚まされる。いつかの日、大寒波によって風の街が雪に覆われた時に作った思い出の雪だるま、あの時は二人の要素を盛り込んだ雪だるまを作ったがどうせならあの時の雰囲気を残しつつ自分達と同じく二つの雪だるまを並べたい。さらに飾りを加えればきっと二人らしいスノードームが出来上がるはずだ。目の前のケースに収められた雪だるまのミニチュアを取り出すと意見を伺うように相手の方へ雪だるまを見せて)

  • No.7489 by 検索  2024-12-24 16:56:02 

なるほど、それぞれ雪だるまを飾り付けてその二つを並べたら僕達のようになりそうだ。その方法で作っていこうか。
(自由に作れるように様々な用意がされているがこれだけあると悩んでしまう。好きに飾り付けても良いのだがせっかく1つの世界を閉じ込めるなら統一感やコンセントがあった方が良いだろう。そうして悩んでいると相手が何かを思い出したように声を上げて以前大雪が降って雪だるまを作った日のことを話題に出す。初めて見る積もった雪に興奮して銀世界の街を探索したり雪合戦したりもしたが二人で雪だるまを作ったのも良い思い出だ。それを今度はそれぞれで再現するというアイデアを聞けば自分達らしい案に声を弾ませて好意的な返事をする。相手が見せてくれた雪だるまの本体に加え同じケースにはバケツや枝を模した飾りなど個性を出すためのパーツも用意されている。今日という日を残すスノードームのコンセントとしてはピッタリだろう。方向性が決まると早速パーツ選びから始める。「前は雪で前髪を作ったけどクリップみたいなものを付けてみようかな」などと呟きながらカラフルなボタンをトレードマークであるクリップに見立てて雪だるまの頭部に置いてみて)

  • No.7490 by 探偵  2024-12-24 18:07:53 


あの日の思い出も入れられるし良いアイディアだろ?おぉ、髪にワンポイントがあると一気にお前っぽくなるな。なら俺は…
(風.都.に雪が降った日のことを思い出してあの日をコンセプトにしようと提案すれば相手からは声を弾ませ返事がされてテーマが決定する、冬の景色を詰め込むのがスノードームならそこに二人の思い出を詰め込む方がいい。相手は早速雪だるまを取り出してパーツを選び始める、最初に手に取ったのはボタンだ。どう使うのか見ているとボタンは頭へとつけられてちょうどクリップの持ち手のようになる。デフォルメされているからこそボタンが相手のトレードマークにピタリと当てはまって感嘆の声をあげた。相手が頭にワンポイントを乗せたのならこちらもまずは頭のパーツを取り付けようとミニチュアが入ったケースを覗き込む。その中から自分と同じ黒いハットを被った男の人形を取り出すと「こいつだけ拝借して…」と帽子を人形から取り外す。接着剤をつけてから雪だるまにつけようとするが小さな帽子は直ぐにポロリと雪だるまから落ちてしまう、加えて一番いい角度で取り付けようとこだわって置こうとするせいかなかなか帽子はくっつかず眉を顰めながらハットと格闘していて)

  • No.7491 by 検索  2024-12-24 20:58:24 

これも僕のトレードマークだからね。…こういうのは一旦中にも詰めて接触面積を増やしてから…ここで支えておくから隙間を接着剤で埋めてくれ。
(流石に小さなクリップはないがボタンで見立ててみると相手から感嘆の声があがる。何か特別な由来がある訳では無いが今では自分のアイデンティティの一つであり、種類が増えてきた今ではお気に入りの部分だ。誇らしげに言いながらいい感じの位置を決めて頭部の右上の辺りにくっつけた。こう言った細かい作業は割と好きな方で思った所にピッタリ接着できたところでふと隣を見ると相手は男の人形から帽子を拝借しているようだった。黒いハットは相手らしさを表す象徴だろう。だが随分こだわりがあるのか角度を調整しては落とすを繰り返して眉を顰めている。少しの間様子を見ていたが完成した時にハットが外れてしまっては困る。手を貸そうと隣にやってくると苦戦してる帽子を取って中にちょうど良いサイズのもの、近くにあるハートのパーツをハットの中に接着剤で留めて間を埋める。それから相手が付けようとしていた位置にハットを持ってくるとそのままズレないように固定して相手に今のうちに付けるように伝えて)

  • No.7492 by 探偵  2024-12-24 22:59:34 


なるほど、詰め物で接触面積を増やすわけか。よし…おぉ、ナイスだぜフィリップ
(もう何度目か分からない数ハットが雪だるまから転げ落ちるとますます眉間の皺が深くなっていく、繰り返しハットを乗せているせいで接着剤が何度も雪だるまの頭に着いてしまいこのままでは見た目も悪くなってしまいそうだ。ハットは自分を示す雪だるまには欠かせないものなのにどうしたものかと思っていると相手が隣にやってきて再度テーブルへと落ちてしまったハットを手に取る、そして空洞になっている部分にハートのパーツを詰め込むとちょうどいいサイズで中にハマった。中身を固定してから良い位置にハットが固定されると相手に促されるまま外から見えない位置に接着剤を入れ込んでハットを固定する。相手がハットから手を離しても今度は転げ落ちず思わず感嘆の声をあげた。これでグッと自分らしい雪だるまになっただろう。しかし外から見えないとはいえハットの中に入っているのはハートのパーツで暫くジッと考え込むように帽子を見つめると「ハードボイルドの象徴に可愛らしいもんが入ってんのはらしくねぇか?いや、感情に流されねぇって意味ではハートを帽子に隠してんのはハードボイルドらしいか…?」と悩み始めてしまって)

  • No.7493 by 検索  2024-12-25 00:03:42 

これで固定されたはずさ。…ハットの下には甘さ…いや風.都.への愛が詰まっていると思えば君らしいじゃないか。
(こちらがハットを持って角度を固定すれば相手が接着剤を入れ込んで接着をする。少し時間を置いてからそっと手を離すとハットは固定されてそのままの位置を保つ。相手が感嘆の声を上げ褒められると自然と口角が上がった。これで一気に二人らしい雪だるまになったのだが相手は何故か考え込むようにハットを見つめていて詰め物として入れたハートのパーツについて悩み始めて思わず笑みが零れた。一番サイズ感が近かったから手に取ったハート型だったが相手のハットの中にある物と考えれば妥当とも呼べるチョイスだ。いつものように甘い内面を指摘しようとしたがやり直すと言われるのも悩ましくそれらしい言葉に言い直して相手らしいと伝えた。更に自分の雪だるまに本に見える飾りと緑色のマフラーのような装飾を身に付けさせて更に自分らしくすると相手の雪だるまの横に並べて「なかなかそれっぽくなったんじゃないかい」と得意げに口にして)

  • No.7494 by 探偵  2024-12-25 07:44:22 


……風.都への愛ってなら確かに俺らしいな。俺もマフラーつけて…よし、雪だるまはいい感じだ
(ハットの中にハートが隠れている事についてあれこれ考えを巡らせていると相手がその理由を甘いからだと言いかける、素早く相手の方をみながら半熟だなんだと言うならば今からでも中身を変えようかと思ったが直後この街への愛として隠されているのだと言い直される。この街のことを愛しているのは言わずもがなでそれが帽子に隠されているのもクールでカッコイイ、相手の言うことに納得すると何処か上機嫌に返事をしていた。相手が雪だるまを仕上げて行く中こちらの雪だるまには雪の日と同じように端をあげるようにペンで口を描き足しニヒルに笑っているように見せてさらに紫色のマフラーを巻けば随分自分らしくなった。相手の雪だるまと並べられると隣に相手の分があることで更に自分達らしさが増して自然と口角はあがる、二人分の雪だるまはこれで完成だろう。台座の中央に雪だるまを乗せると「クリスマスっぽさも足しときたいよな、こういうのとか」と雪だるまの後ろにクリスマスツリーのミニチュアを置いてみせて)

  • No.7495 by 検索  2024-12-25 10:33:29 

そうだね、あとは……あ! …せっかくなら彼もご一緒するのはどうだい?
(ハットの中のハートをこの街への愛だと称すれば相手の表情はご機嫌そうなものになる。実際は甘さや街や人への愛が見てわかるくらい滲み出ているのだが今は言わないでおく、そしてそれぞれ雪だるまを飾って二色のマフラーをした雪だるまが並ぶと一目で自分達だと分かる仕上がりになって満足げな笑みを浮かべる。これでメインの飾りは完成したがよりクリスマスらしさを出すため、相手がその後ろにクリスマスツリーのミニチュアを置く。だんだんと仕上がっていく光景にワクワクしながら辺りを見れば隣のテーブルに気になる配色を見つけ声を上げながら見に行く。それが思った通りの物であれば手に取って相手の元に戻る。少々もったいぶった言い方をしながらその正体、ふ.う.と.く.んのミニチュアフィギュアを見せると相手の様子を伺う。この街のマスコットであり、ゲームセンターでキーホルダーを取ったりと自分達と縁も強い。クリスマスツリーを挟んで逆側に配置すればたちまち風.都のクリスマスの風景となる。その他にもプレゼントの箱などを配置して賑やかにしていき)

  • No.7496 by 探偵  2024-12-25 12:31:04 


彼…?おぉ、ふ.う,と,く,ん,か!なら、こいつには…
(メインの雪だるまが出来たところで後はどんどん飾り付けていくターンだ、ひとまずクリスマスツリーを置くと相手は何かを見つけたのか声をあげて端の方にあるミニチュアを取りに行く。気になるものでもあったのだろうかと相手の方を見ていると隣に戻ってきた相手は手の中にあるものをこちらへ見せる、そこにあったのはふ.う.と.く.ん.で思わずこちらも声をあげてしまった。この街の象徴でもある彼が台座にのればグッと風.都.らしさも増してこの街で生きる自分達をより表すような飾り付けだ。相手によってプレゼント箱が並べられてクリスマスさを足すならばとふ.う.と,く,ん,の頭にサンタ帽を乗せてやる。細い棒の先に小さなソリとサンタのシルエットが着いたものを台座に固定して遠くにソリが飛んでいるように飾り付けた。随分台座は華やかになってそろそろこちらは完成だろう。次はスノードーム内を舞うものを選ぶ番だ。ケースにはまたいろいろな雪の元が入れられていてラメ素材や本物の雪のような白い粒、星やハートなどのホログラムまである。透明のドーム部分を手に取ると悩ましげにケースを眺めて「雪だるまだし普通の雪いれるか?」と迷うように言いながら相手の方をみて)

  • No.7497 by 検索  2024-12-25 15:02:43 

随分賑やかな仕上がりになったね。 うーん…中身が充実しているからこのシンプルな奴と少しキラキラした奴を混ぜるのはどうだい?
(相手にふ.う.と.く.んを見せれば好意的な声が上がる。この街のマスコットを乗せればより自分達らしくなって世界で一つだけの世界が出来上がる。更にクリスマス感を出す為にプレゼントの箱を置くと相手は彼にサンタ帽を乗せ、そりとサンタのシルエットを添えれば随分と華やかな仕上がりになって満足げに感想を呟く。これ以上欲張りすぎるとごちゃごちゃになりそうで台座の方はこれで完成として次に進む。中で降り注ぐものも種類豊かで悩んでしまうが中を凝った分、雪はシンプルな物が良いだろう。本物の雪の様なものを選ぶが細かい結晶の形をしたホログラムも捨て難く悩んだ末両方を混ぜることを提案する。ダイヤモンドダストという現象もあるのだから不自然ではないはずだ。相手の意見も伺いつつドームの底にスノーパウダーなどを量を調整しながら入れていき「あとは中身を詰めれば完成かな」と無邪気な笑みを見せて)

  • No.7498 by 探偵  2024-12-25 17:33:08 


それくらいが良さそうだな。入れすぎると豪雪になって雪だるまが埋まっちまうし
(土台部分が完成しドームの方を手に取ると相手と方針を相談する、いろいろと雪の元はあるが入れ過ぎれば肝心のミニチュアが見えなくなってしまいそうだ。派手に雪が舞うのも見応えはあるのだろうがせっかく作った自分達の雪だるまとふ.う.と.く,ん,はいつでも見えるようにしておきたい、相手の提案に頷くと多くなりすぎないように調整しつつ白い粒と結晶のホログラムを入れた。ここまでくれば完成までもう少しだ、無邪気な笑みを浮かべる相手を盗み見て心を擽られながら「あぁ、あとは仕上げだ」と声を掛ける。球体の方へ少々粘度のある透明な液体をゆっくり注ぎ入れ溢れないギリギリの位置で止める。そして土台部分に緩みがないか最終確認したあと逆さまにして気泡が入らないようにそっとミニチュアごと球体の中へとはめ込んだ。中の液体が少々漏れだすがこれで気泡は一切入っていないはず、濡れてしまった部分を拭くといよいよ完成だ。チラリと相手を見て「いくぞ」と期待を煽るような言葉をかけたあとスノードームを軽く振ってから机の上へと置く、するとスノードームの中では時折キラリと結晶が光るなか二人の雪だるまへと雪が降り注いでいて可愛らしくも幻想的な出来に「おぉ!」と感嘆の声をあげて)

  • No.7499 by 検索  2024-12-25 20:54:36 

…凄い!ドームの中に雪が降ってるよ…!
(こういう物はあればあるだけ入れたくなる物だが相手の言う通り豪雪となっては困る。ちょうど良い量を入れるとドームの中に液体を注ぐ、ギリギリまで入れてから土台を球体にはめ込むとスノードームの完成だ。濡れてしまった所を拭ってから相手から視線を受けると期待を宿る目でこくりと頷く。軽く振ってから机の上に置くと一気に雪が舞い上がった。キラキラとしたホログラムと共に二人を模した雪だるまに降り注いでいくのは何とも綺麗で見蕩れるような景色だ。子供のように興奮しながら感想を伝え、スノードームの中を熱心に覗き込んで観察する。加えてこの美しさは今だけの物でなくずっと残しておけるのだ。相手の方を見て「世界で一つだけの最高の思い出の完成だ、翔太郎」と声を弾ませて喜ぶ。これで出来上がりなのだがスノードームの土台に何かを書き込める場所を見つけると早速近くにあったペンで今日の日付を書き込んで「これで良しっと」と口元緩め)

  • No.7500 by 探偵  2024-12-25 22:00:07 


あぁ。正真正銘俺達のスノードームだな、フィリップ。…これでいつでも今日のこと思い出せそうだ
(スノードームを振ってみればキラキラと雪が舞ってその中に二人の雪だるまが並んでいる光景は自分達の冬の一幕を切り取ったようでもあって思わず見入ってしまう、相手は子供のようにはしゃいでいてそちらへ目を向ければ同じタイミングで相手もこちらを向く。無邪気に弾む声で感想を告げられるとこちらの胸の内も弾むようでこの笑顔ごと今日の思い出がスノードームに込められた気がした。さらに相手はペンを手に取って手元を覗き込むとそこに今日の日付が書き込まれる、ますますスノードームが今日最高の思い出の品になったことに笑みを深くしながらまた相手の方に目を向けていた。店員がスノードームが完成したのに気がつくと丁寧に箱に梱包してくれて手提げ袋にいれてくれる。それを受け取れば礼を言ってからまた歩き出した。「家のどこに置くか決めなきゃな」と相手に話しかけながら次の目的地に行くためとある方向へと歩いていて)

  • No.7501 by 検索  2024-12-25 22:45:20 

窓際か棚の上か…枕元でも良いかな。いつでも見える位置が良さそうだ
(同じタイミングで目が合って世界で一つだけの最高のスノードームの出来を褒め合う。大切な物になる事は間違いないがいつ作ったのか分かるように今日の日付を書き込むと今一緒に作った思い出も一緒に刻まれたような思いがした。仕上がりに満足しているとスタッフの人が近付いてくれて丁寧に箱に詰めてくれた。スノードームの様子は見えなくなってしまったが今日家に飾ればいつでも見られるようになると思えば逆に楽しみになってきた。手提げ袋を受け取ると相手はどこかへ向かって歩き出す、隣に並んでそちらについて行きながらスノードームを置く場所について答える。せっかくだから目につきやすい場所が良いだろう。だが関心はスノードームから迷わず進む相手の足取りの方に向いて「これは何処に向かっているんだい?」とご機嫌のまま行き先を尋ねて)

  • No.7502 by 探偵  2024-12-26 07:45:30 


いつでも見れる位置ってのは賛成だな。落としたら壊れちまうし、棚の上がちょうど良さそうだ。…そろそろ体動かしたい時間かと思ってな。この時期にしかないとこがあるんだ
(相手と共に歩きながらスノードームの配置について話し合う、せっかくの思い出の品ならば日常生活でも目につくところに置きたいところだ。しかし落として割れるなんて悲しい結末にならないようにするには安易に他のものが当たらない方がいい。窓際に置いて日光に反射する雪を眺めるのも良さそうだが日焼けのことも考えると棚の上が一番良い置き場所かもしれない。そんな話をしていれば相手はこちらが何処かへ向かって歩いているのに気がついたらしく次の行き先を問われるとまた勿体ぶった返事をする。といっても目的地はクリスマスマーケットのすぐ近くだ、程なくして全容が見えてくる。マーケットから少し歩いた開けた空間には柵で囲われた空間があって門部分には『アイススケート場』の文字が並んでいる。相手の方をみれば「毎年この公園ではクリスマスマーケットと一緒に今だけアイススケート場が出来るんだ。冬にしかできない幻のスケート場ってとこだな」と少々大袈裟に紹介すると相手と自分の分の手袋を取り出して差し出すと「アイススケートやってみねぇか?」と誘って)

  • No.7503 by 検索  2024-12-26 11:24:24 

クリスマスか冬限定ってことかい? これがアイススケート…、普通の地面では出来ないような動きだ。…やってみたい!
(いつでも見ることが出来る場所かつ壊してしまう可能性が低い所としてスノードームの置き場所を決める。また家に帰って飾るときが楽しみだと胸を弾ませながら今から向かう先について問えばまたもったいぶった説明がされる。体を動かして、この時期ならではと聞けば雪合戦が浮かぶが今雪は積もっている訳ではない。様々な想像をしながら相手に付いていくとクリスマスマーケットからそれほど離れていない開けた場所に辿り着く。そこには柵があって小走りに中を見てみると一面地面に氷が張られていて思わず目を瞬かせる。更にその上をスピードを出して滑る人々の姿を見れば初めて見る行為に分かりやすく興味を示して観察を続ける。以前通った時にはこんな場所は無かったはずで相手の説明から今の時期だけの特別なものだと知る。初めてばかりの情報に好奇心が最高潮に高まったところで準備万端に手袋を差し出されアイススケートに誘われるとすぐさま食いついて体験したいと子供のように応えた。そうと決まれば相手の腕を引っ張って急かすように受付に向かい)

  • No.7504 by 探偵  2024-12-26 12:30:39 


まさに冬にしかできねぇっ、そんな急かすなよ!
(アイススケート場に相手を案内すれば相手の瞳はみるみる輝き出す、イルミネーションも顔負けの眩しさだ。スケートをする人々を食い入るように見つめているあたり相手の興味をバッチリ掴めたようだ。満を持して手袋を差し出すと相手の瞳はさらに煌めいて子供のような返事がされる、これだけでもここを選んでよかったと十分に思える光景に胸が温かくなった。だが相手は既に暴走特急状態で直ぐさま腕を掴まれると受付へと引っ張られる、文句は叫ぶもののどうしてもその声色は弾んでしまっていた。受付へたどり着くと人数を伝えて直ぐ横で足のサイズを聞かれる、それぞれの分を伝えると早速スケート靴が用意された。「ブレードのとこは刃物と一緒だから触んなよ」と解説を挟みつつ靴を履き替えるスペースへと向かう。相手と並んでベンチに座るとそれぞれの分のスケート靴を傍へと置いて早速靴を脱ぐ、靴下を軽く引っ張りながら「スケート靴はちょっと強めに靴紐締めていくのがコツだ」と再度解説を挟みつつ時折相手の分を手伝いながらスケート靴へと履き替えていって)

  • No.7505 by 検索  2024-12-26 13:53:54 

靴?…っ、ああ。専用の靴を履くんだね。
(流石自分のことはよくわかっているようで最高のタイミングでスケートに誘われるとテンションが上がって文句が上がるのも無視をして受付に向かう。手続きをする相手の横で忙しなく辺りを見渡し観察を続けているとスタッフに靴を手渡される。全体的にがっちりとした印象のものだが何より底の方に見慣れない物がついている。普段よりずっと重いそれを受け取って興味のまま下部のブレードの材質を確かめようと手を伸ばそうとした瞬間、それを見透かしたように注意がされてぴくっと反応して動きを止める。どうやら行動はお見通しらしい。だがその正体がブレードだと知れば興味深くしつつ用意されたスペースに向かう。見様見真似で靴を脱いでまずは全体を緩めてから足を入れる。それから相手の手伝いもありながら下から上へ紐を引っ掛けながらきつく引っ張って締める。普段よりもしっかりと少々窮屈だと思うくらい靴紐を締めてスケート靴に履き替えると早速ベンチから立ち上がってみるが地面と接触している面がブレードの部分しかなく、安定性が無ければふらっとバランスを崩しそうになり、咄嗟に相手を支えにしつつ「これで本当に滑ることが出来るのかい…?」と少々不安げに慣れない足元を見て)

  • No.7506 by 探偵  2024-12-26 18:10:02 


っ、……まぁ何事も慣れだ。お前が転けそうになったら絶対に俺が支えるけど、あんまり無茶なことはすんなよ
(普段は決してお目にかかる事の無いスケート靴が目の前にやってきていの一番にブレードに触らないように言うが相手はまさにそこを触ろうとしていたところで既で手が止まる。まったく油断も隙もないものだ。手の怪我を阻止したところでスケート靴をしっかりと足に固定するように履いて準備が整う。相手は早速ベンチから立ち上がるが細いブレードで立たなければならないスケート靴には当然不慣れで途端に体がふらつく。慌てて体を支えれば転倒は回避できたものの相手は少々不安げだ、こればっかりは慣れるしかなくてこちらも立ち上がると相手の正面に立って両腕に手を添えて支える。相手が転けそうになった時に必ず支える自信はあるが硬い氷の上を滑る関係で派手に転倒すればアザができるのは避けられない、下手すれば大怪我まで発展する可能性だってなくはないのだ。一応釘は刺しておくものの脅しすぎては楽しめるものも楽しめない、相手の腕を支えたまままずはスケート靴に慣れさせようと「立ち上がっちまえば体の重心はブレねぇしさっきみたいにふらつかねぇはずだ。支えてるからちょっと歩いてみろよ」と少しだけその場からさがりつつ声を掛け)

  • No.7507 by 検索  2024-12-26 19:23:37 

ありがと…ああ。…こんな感じだろうか。
(スケート靴を履いて立ち上がると慣れないバランスにふらついてしまって、咄嗟に相手が支えてくれた。礼を伝えるがやはり普段履かないバランスの靴ではまず立ち姿勢から怪しい状態だ。相手はどうやらアイススケートの経験があるらしく、支えてくれると断言されるのは頼もしいものの普段と違う状態なら相手を巻き込んで一緒に転倒する可能性もゼロでは無いだろう。相手の言葉に頷きつつ少し不安げにしているとまずは慣れるためにこの場で歩くことを提案される。少し怖さはあるがせっかくなら早く慣れて楽しみたい。支えられたまままずは右足を踏み出してみる、片足になると少しふらつくものの足を着地させると姿勢は安定する。歩幅小さくよちよちとペンギンのような歩き方になるが倒れることなくちゃんと前に進めていれば「…意外とこの細い幅でも歩けるものだね」と細いブレードの印象と違う実感に驚きと感心の呟きを零して)

  • No.7508 by 探偵  2024-12-26 19:54:31 


あぁ、いい感じだ。歩くだけならいけそうだろ?氷の上に行ったら今みたいに小さい歩幅で歩くとこから始めんだ。さっきのペンギンみたいな歩き方な
(スケートは滑れるようになれば気持ちのいいものだが最初は不安が勝っているものだ、少しずつ不安を取り除こうとまずはこの場で歩く練習をしてスケート靴に慣れるところから始める。不安定なスケート靴で歩けば自然と歩幅は小さくなって相手の体の軸も安定してくる、よちよちと歩く姿は胸を擽られるものがあるが最初の歩き方としては正しいもので頷きながらその調子だと声をかける。ひとまず歩けるようになったのなら次は氷の上にいく番だ。相手に手袋を渡し自分も装着すると荷物をロッカーへと預けて早速スケートリンクへと移動する。先に氷上に立つと相手の方へ振り返って「まずは壁掴みながらゆっくり氷の上に立つとこからだ。転けそうになったら俺に任せとけ」と自信を滲ませた笑みを浮かべると相手の方に手を差し出して氷上へと誘って)

  • No.7509 by 検索  2024-12-26 20:23:41 

少しずつ慣れていく訳だね。 ああ、…うわっ、…っ、立てた!翔太郎、立てたよ!
(いつもよりも歩幅を小さくして重心を安定させると思ったよりも歩けるものだ。どうやらこの方法であっているようで体重のかけ方を学ぶと緊張の表情を緩めて頷いた。だが本番はこの床ではなく氷の上だ。スノードームも含めて荷物をロッカーに預けて手袋を着用してからよちよちとぎこちない動きながらスケートリンクに移動する、氷のせいかひんやりした冷気を感じながらまずは相手が先にリンクの中に入って氷の上に立つ。相手のアドバイスを聞いてその手を取りながらそっと片足を氷の上に乗せる。するとつるりと滑っていきそうになって声をあげるが咄嗟に柵に掴まってそれを防ぐ。体勢を整えてもう片方の足も氷の上に置くとこちらも滑りそうにはなるが先程の姿勢を思い出して重心を意識すると少々へっぴり腰ながらも氷の上で静止して、第一段階のクリアに相手に喜びの声を掛け)

  • No.7510 by 探偵  2024-12-26 20:54:14 


なっ、……あぁ、着実に進化してんな。まずは壁に手をつきながらあの奥まで移動するか
(いよいよ相手が氷の上に立つ瞬間となり差し出した手が掴まれると相手はそっと第一歩を踏み出す、だがやはり慣れないもので足を滑らせるのをみれば慌てて相手を支えようとした。幸い壁に手を着いていたおかげで事なきを得てもう片方の足も氷の上へと移動するとついに相手は氷上へと降り立った。まだバランスを保つことに慣れていないのか少々へっぴり腰で間の抜けた姿は写真に収めたくなるほど可愛らしいのだがそれでそっぽを向かれてしまっては一緒にスケートを楽しめない。滲み出る笑みはそのままに喜ぶ相手に頷きながら相手を支えるためという名目でしっかりとその手を握る。まだまだ相手には慣れの時間が必要だ、あまり人がいない一番奥のスペースを指さした後に「こうやって爪先を開いて歩いてみてくれ」と足を逆ハの字に開くと見本を見せるようによちよちと小さな歩幅で歩いて)

  • No.7511 by 検索  2024-12-26 21:53:10 

ああ、そうしよう。…こうかい?
(少々不格好な状態ではあるが無事に氷の上に立つことが出来れば少しずつ慣れてきたことに喜びの感情が浮かぶ。こちらを見守る相手も同じような表情を浮かべていてアイススケートを楽しむ第一歩を踏み出すことが出来ただろう。その次として今度は奥のスペースに移動することが提案される。手袋をしていれば相手の体温はあまり感じることは出来ないがその力強さと想いは伝わって来てこちらからも支えとして手を握った。相手が説明と共に足先を開いて小さな歩幅で歩いて見せると自分もそれを真似してみる。角度を付けるように立っているおかげで比較的安定を保ったまま足を踏み出すことが出来て思ったよりもスムーズに前に進む。少しコツを掴めてくれば壁から手を離してみると相手と繋いだ手だけで立ち、歩く事が出来て「おお、こんな感じか」と声を上げながら一緒に少しずつ奥のスペースに移動して)

  • No.7512 by 探偵  2024-12-26 23:21:39 


いい調子だぜ、フィリップ。なら次はちょっとだけ滑ってみっか
(相手に見本を見せるためにペンギンのように足を軽く開きながら歩いて見せると相手も同じようにスケート靴で歩き始める。歩幅を小さくする歩き方にも慣れてきたようで端へと移動しながらもその足取りはスムーズだ。やがて壁から手を離して難なく歩けるようになれば相手からは喜びの声が上がってその感情は繋がれた手を渡ってこちらにも伝わるようだった。二人して手を繋いでよちよち歩くのはなかなか恥ずかしい光景だが今は練習なのだから仕方がない。人があまり通らない端の方までくれば早速次のステージだ。相手と並んで立ったまま「さっき歩いてた要領で一歩だけ前に足出したあと、足の形はそのままで反対の足で軽く氷を蹴るんだ」とゆっくりした動作と共に解説を加えると最後には実際に氷を蹴って片足で軽く前へと滑る。相手の隣に戻ってくれば後ろから軽く両脇腹に手を添えて支えつつ「軽く蹴るだけで十分滑るから、やってみてくれ」と促して)

  • No.7513 by 検索  2024-12-27 00:01:27 

いよいよ滑る段階だね。一歩出して後ろの足で蹴る…っわ、
(二人で並んで氷の上を歩く。床よりも確かに滑りやすいがブレードに角度をつけて重心を安定させると変に滑っていくことはなくなって歩幅は小さいものの一緒に端の方までやってくることができた。成長を実感した所で練習はいよいよ滑り出す段階に移る。先程の歩行をベースに相手が後ろの足で氷を蹴ると軽やかに前方へと滑っていく。その様子をじっくり観察してやり方を学ぶと相手は後ろに回って脇腹の方に手を添えられる。少々過保護な気もするが相手の支えがあるなら多少ふらついても受け止めてもらえると勇気が湧いてきて言われたことを復唱しながら左足を前に出してから右足で意識的に氷を蹴る。すると勢いの着いた体は氷の上を滑り始め、少しバランスを崩しそうになると咄嗟にこちらを支える相手の手を掴んだ。だが思ったより安定的は姿勢で前に進んだことが出来れば感嘆の声を上げる、更に左足で氷を蹴るとグンと加速して前に進み、らしくなってきて)

  • No.7514 by 探偵  2024-12-27 07:38:23 


上手いじゃねぇか!あとはその調子で足を交互に出せば完璧だ
(いよいよ最終段階とも言うべき滑る段階にくれば見本を見せたあとに相手の後ろへと回る。不安定なことへの不安感も随分薄れてきたのか早速相手は一歩を踏み出し氷を蹴った。多少ふらついて相手はこちらの腕を掴むものの大きく崩れはしなくて脇腹に添えた手には変に力を加えずもしものサポートに徹する、相手はそのまま体勢を立て直してゆっくりと滑り出せばこちらも褒めるような声を掛けて後ろをゆっくりと滑る。二歩目を踏み出せば一気に相手は加速しそれなりの形になってきた。ここまで来ればあとは滑りながら足を踏み出す感覚を掴むだけだ、数歩問題なく足を踏み出すのを見守れば補助はそろそろ不要だろうかとそっと脇腹から手を離して相手を見守り)

  • No.7515 by 検索  2024-12-27 11:35:50 

この動きをキープして…!出来た、ちゃんと滑れているよ、翔太郎!
(いざとなれば相手が支えてくれると思えば迷いなく挑戦することが出来て後ろ足で氷を蹴る。順調だと背後から褒め言葉が掛けられると自信へと繋がって蹴った足を前に出して反対側の足で氷を蹴ると更にスピードは増して姿勢も安定してくる。習ったことを実践することに集中していれば相手が離れたことも気づかないまま更に数歩分氷を蹴って滑っていく。外からみた利用客と同じくらい安定して滑ることが出来れば感激の声を上げて背後を振り返る。だがそこには相手が居なくてこの離れた距離の分自分で滑ることが出来たと思えば口角は上がる。足の角度を変えると曲がることが出来る事に気付くとぐるりと旋回して相手の元に戻ってこようとするがふと減速のやり方を習っていないことに気付くと「翔太郎、これどうやって止まるんだいっ!?」と焦った声をあげながらスピードを出したまま相手の元に突っ込んでいき)

  • No.7516 by 探偵  2024-12-27 12:29:13 


おぉ!方向転換もバッチリだし、免許皆伝だぜフィリップ。……あ、
(相手の足取りはだんだんと慣れて自然なものになっていってふらつきもない、そっと手を離せば夢中になっているせいかこちらが離れた事も気が付かず安定して氷の上を滑っていく。少し離れたところで相手はこちらへと振り返って笑みを向ければひとりで滑った実感が沸いたのか相手の顔にも笑みが浮かぶ。相手は要領を掴んだようでまっすぐだけでなく曲がることも自然と出来るようになれば感嘆の声をあげた。嬉しそうにはしゃぐ相手にこちらも声を弾ませ返事をしていれば相手がこちらへと帰ってきた。しかしその途中で相手はブレーキができない事に気が付き、それを聞いてからようやくこちらもブレーキを教えていないことに気がつく。勢いのついていた相手はそのままこちらへと突っ込んできてその体を受け止めるように抱き締めた。そのままでは倒れるか押されるかだがまっすぐ進む勢いをいなして回転する動きへと勢いを変換するとその場で二人の体がクルクルと回った。予想以上の勢いで回ってからようやくスピードが緩まってくると相手の勢いの良さに思わず大きな声で笑ってしまって「悪い、ブレーキ教えんの忘れてた」とあまり反省のみえない声で謝りながら背中をポンポンと軽く叩いて)

  • No.7517 by 検索  2024-12-27 13:34:04 

あぶな、っ……危うく交通事故を起こすところだったよ。
(止まり方が分からないことを相手に告げればそちらも今気付いたといったリアクションを取る。相手を避けて自然に止まるまで待てばいいのだが軽いパニックを起こすとそんな考えも浮かばずにスピードを出したまま相手の元に突っ込む。相手によってしっかりと抱き留められるとそのまま押し倒してしまうかと思ったが相手が機転を利かせて回転する方にエネルギーを逃がして二人でその場でくるくると回る。まるでコーヒーカップのように回転していれば段々と減速していってやっと動きが制御できるくらいになれば相手が大声で笑いだした。ひとまずは大事に至らなかったことに安堵しつつ反省の色の見えない謝罪受けるとこちらもそれっぽく文句を言いながら口元は楽しそうに弧を描く。これもアイススケートならではのアクシデントだろう。完全に動きが止まって立てるようになれば小さな歩幅で相手の横に並び立ちその手を取る。ここは外ではあるが初心者を支える為ならばサポートするのは不自然ではない。そんな理屈を立てながら「まだ慣れないから君が引っ張ってくれるかい?」と期待を込めた目でお願いして)

  • No.7518 by 探偵  2024-12-27 14:39:01 


結果的に面白かったからセーフだろ?…あぁ、お安い御用だ
(突っ込んできたその体を受け止めてクルクルと景気よく二人で回ればその勢いの良さに思わず笑ってしまった。相手から文句は飛ぶもののその顔には笑みが浮かんでいて満更でもないらしい。こちらも調子よく返事をしていれば相手がよちよちとまた歩いてこちらの隣へとやってくる。そして手を取られて引っ張ることを所望されるとまた口角はあがった。外で手を繋ぐのはルール違反だが初心者である相手を支える為ならば仕方がない。なにせ相手が転けそうになったとき自分が支えなければならないのだから手を繋いでおくのも道理といったところだろう。こちらもそうやって理屈を作りつつ相手の手をしっかりと握ると相手がバランスを崩さないようにゆっくりと手を引っ張ってその場から滑り出す。そこから少しスピードをあげれば他の人々がリンクに沿って回っている流れの中へと入っていった。軽快に氷の上を滑りながら手を繋ぐ隣の相手を見ると「いつもより風感じられて気持ちいいだろ?」と問いかけて)

  • No.7519 by 検索  2024-12-27 18:15:10 

ああ、バイクに乗った時とは違う特別な風だ。
(相手の隣に並んで引っ張られることを所望すればその口元に笑みが浮かぶ。初心者ならばサポートが必要だからという建前でその手を取ると相手からも繋がったそこを強く握り返されてゆっくりと引っ張られる。繋がった手の力強さもバランスを崩さないように気遣われているのが分かる仕草に胸が暖かくなるのを感じながら相手に身を任せていればだんだんとスピードは増していきメインの人の流れの中に混ざる。バランスの取り方も分かってくれば周囲を見渡す余裕も出てきて、辺りを見れば自分達と同じように楽しんでいる人々ばかりだ。その中で相手と共に滑っていればアイススケートの風の具合は聞かれ、ご機嫌な声色で応える。歩いている時ともバイクに乗ってる時とも違う風は今日のこの場所ならではだろう。こちらも氷を蹴って時折相手の手を引くようにして一緒に滑りながら「これも今年の初体験だ」と無邪気に笑って)

  • No.7520 by 探偵  2024-12-27 19:25:04 


そうだな。なら、俺も初体験させてもらうかな
(スケートリンクに広がるひんやりとした空気をいつもでは考えられないスピードで移動して風として受ける、ここでしか味わえない心地の感想を問えば上機嫌な返事が返ってきてまた胸が擽られた。最初は手を引かれるだけだった相手も段々と自ら氷を蹴って滑り出していて時折立場が逆転して手が引かれるまでになった。無邪気に笑いながらこれも『初めて』だと言われれば笑みを浮かべながら頷き答える、相手の初めてを共有するためにデートコースにアイススケートを入れたわけだがこれ程楽しんでくれているのなら選んだかいがあるというものだ。相手が十分にスケートに慣れたのをみれば今度はこちらの番だと言わんばかりに口角を上げる。相手の少し前に出て繋がっていた手を自分の腰に添えるとそこからこちらは自ら動くことを止めて相手に押される形になる。ちらりと後ろを振り返れば「役目交代だ」と楽しげに笑って言ってのけて)

  • No.7521 by 検索  2024-12-27 21:40:54 

…ふふ、確かにこれは初めてだ。じゃあ行くよ、
(相手に引っ張られて、時に相手を引っ張ってスケートリンクを滑って回る。普段とは違う、この場でしか味わえない風や疾走感を感じながら初めてだと告げると相手は笑みを浮かべて嬉しそうにする。また一つ相手と初めてのことに挑戦して強く記憶に残る体験をしているのだがふと相手が口角を吊り上げて妙なことを言ったかと思うと前方にやってきて、自分の手を腰元に添えるように促す。キョトンとしていたが相手が動くのを止めて委ねるような姿勢になったと共に振り返った相手と目が合うと意図を理解して笑い声を零した。確かにこれはお互いとも初めてだろう。声を弾ませながら相手の腰をしっかり持ち直すと力を込めて後ろから押して相手を滑らせる。こちらがハンドルを握っているのをいい事に一気に加速したり大きく旋回したりと好き勝手に相手の体を押して滑る。その頃には滑るのにもそこそこ慣れてきてスケートリンクの端の方で減速しながら一旦腰に添えた手を離す。そのまま相手の横に移動してくると今度は肩に手を置いて更に滑って近付き、相手の頬に軽く触れるだけのキスを落とすと悪戯に笑いながら滑って後ろに離れ)

  • No.7522 by 探偵  2024-12-27 22:23:33 


だろ?任せたぜ、フィリップ。___なかなかスリリングな滑り、ッ?!バカっ、お前!!
(相手の前方に移動し自ら動くのを止めて相手に全てを委ねてみれば相手からは笑い声が溢れる。スケートは何度か経験があるがこうやって誰かに後ろから押してもらったことはない、まさしく二人して初めてを共有する瞬間だ。相手の声はますます跳ねて笑みを噛み殺していると腰が掴まれる、そこからは相手にハンドルを任せてハイスピードでリンクを駆け抜けたり流れとは逆の方向へ曲がったりと好き勝手に体が進んでいく。相手との相乗りで向こうがハンドルを握るフ.ァ.ン.グ.ジ.ョ,ー.カ.ーでは最初好き勝手に振り回されたものだがその時とは違って二人揃ってはしゃいで時折笑い声を上げながらリンクを駆け巡った。やがて二人でリンクの端へとやって来ると相手が隣へと移動してくる、感想を伝えようとしたところで相手が更に近づいてくるのに気がついてそのまま頬に柔らかな感触が降ってくると目を見開いて相手の方を見た。完全な不意打ちにカッと一気に顔が赤くなると思わず声をあげてしまう、先程まで周囲の人は各々スケートに夢中で見られていることはないだろうが声をあげたことで逆に注目を集めてしまいそれ以上相手に文句を言うことができなくなってしまった。勢いが萎んでいくと「あとで覚えとけよ…」と耳打ちするのが精一杯で)

  • No.7523 by 検索  2024-12-28 12:45:48 

せっかくなら初めては多い方が良いだろう? ふふ、アイススケートも楽しいね。…翔太郎、好きだよ
(ハンドルを任せてもらったことをいい事に相手を押して好き勝手に駆け巡る。十分に楽しんだ所でリンクの端に戻ってきて隣に並び、共にその頬に口付けを落とすと相手はわかりやすく目が見開かれてこちらを見る。その顔がみるみる赤くなるのを見れば口角が上がって文句を告げられるのも気にせず楽しげにこれもまた初めてだと語っておいた。相手が大声をあげたせいで他の利用客からの視線が集まるのを感じると相手の言葉の勢いは段々弱まっていき、最終的には負け惜しみのような言葉が耳打ちされると得意げな表情を浮かべる。悪戯が成功してすっかりご機嫌な様子で感想を伝え、また近付こうとする。だが顔を寄せる前に止まると相手の名前を呼び、小さな声で好意を伝えるとまた文句を言われてしまう前に離れ、その場から立ち去ろうとすっかり慣れた様子でに滑って逃げようとして)

  • No.7524 by 探偵  2024-12-28 19:34:00 


なッ……お前にスケート教えたのが誰か忘れたみてぇだな、フィリップ!
(確かに相手とアイススケートリンク上でキスをするのは新たな初めての経験ではあるがそもそもキスはこんな白昼堂々するものではないはずだ。リンクという特別な場所で相手と恋人としての時間を過ごしキスを受けるのは嬉しいのだがやはり恥ずかしい。周囲の注目も集めてしまい後でやり返すことを耳打ちするのが精一杯だったが相手の悪戯な笑みはそれでも止まない。再びこちらへ近づいて来ようとするのをみれば同じ轍は踏まないとでも言いたげに身構える、だが相手は更に近づいてくることはなくて拍子抜けしているとその隙を突くように好意の言葉が告げられた。先程のキスで動揺し更には油断していたところへの不意打ちはこちらに深く突き刺さってまたぶわりと顔の熱が上がる。すっかり顔を赤くされ文句を言おうとするがあろうことか相手はその場から逃げ出した。このままで引き下がれるはずもなく一旦その場でしゃがむと手袋で氷上を撫でてそこに細かく削れた氷を纏わせる。そして足に力を込めれば氷を蹴って滑り出した。これまでは相手に合わせて加減していたが容赦する必要はないだろう。走るよりも遥かに早いスピードで相手との距離を縮めると「捕まえた!」と後ろから相手に腕を回して抱き締めて片腕でしっかりと相手を拘束したまま素早く服の中に手を侵入させると氷が溶けて冷えきった手袋を素肌の腹部へと押し当てて)

(/お世話になっております!毎年のことではありますが本日から年始付近までいつも以上にお返事の頻度が不安定になると思われます。楽しい冬のデート中ですがじっくりと二人の時間を過ごせればと思っておりますので、検索様もいつも通り背後事情優先しつつ楽しんでいければ幸いです。よろしくお願いします!)

  • No.7525 by 検索  2024-12-28 20:57:05 

えっ、何でそんな早、ッひぁ!?
(相手と共に新しい事を体験してご機嫌になればその分浮かれている自覚はある。相手の反応を見れば更にからかいたくなるものでまた頬にキスをすると見せかけて近い場所から相手への好意を囁くとまた顔が赤くなっていくのが見えて口角があがる。文句を言われたりやり返される前に距離を取るとそのまま慣れたように滑って逃げ出す。人の流れのある本流に混じってしまえば簡単に追い付けないだろうと少々調子に乗って氷を蹴って逃げようとするが名前を呼ばれると思わず振り返る。それなりに距離が出来たと思っていたのだが相手は想像以上に素早く、一気に距離を詰められると困惑の声をあげる。相手が今まで自分にペースを合わせてくれていた事に気付いた時には後ろから捕らえられていて、抵抗する暇もないまま冷たく濡れた手袋が直接素肌に触れられると思わず体は震え裏返ったような情けない声が出た。氷のような冷たさは一気に体に染み渡って堪えると相手の手首を掴み「僕が悪かったから、」と言いながら自らの服の中から追い出そうとし)

(/お世話になっております。返信速度について承知しました。年の瀬でもありますしこちらも中々安定しない事が多いと思いますので、いつも通りのんびりと2人の時間を過ごせたらと思います。よろしくお願いします/こちら蹴りでお願いします)

  • No.7526 by 探偵  2024-12-29 00:10:15 


別に悪いことなんてしてねぇだろ?……俺も、お前の事が好きだ
(相手を教えるために滑っていた先程と相手を捕まえるために滑る今では当然スピードは異なる、相手は慣れてそれなりに滑れるようになってはいたがこれも経験の差というものだ。トップスピードで迫るこちらに相手は困惑の声をあげるが後ろを振り返った時点でもう逃げられる状況ではなくなる、片腕で相手をガッチリと捕まえ冷たい手袋を押し当てれば狙い通り声がひっくり返った。だがあれだけ好き勝手にやられておいてお返しがこれだけでは物足りない、相手が変な声をあげたことによって数人の視線が二人へと向けられる。周囲の人々にとってははしゃいでいる男二人がいるくらいのものだろう、その視線が集まる状況で相手にだけ聞こえる声でこちらから好意の言葉を伝えると同時に人差し指でまるで体の芯をなぞるように下腹部から鳩尾にかけてスっと素肌を撫であげる。周囲の目線ではバレないように指を動かしたが素肌の相手には今の動きが明確に伝わっていることだろう。軽く耳元で笑った後にようやく腕を離すと素知らぬ顔で相手の隣へと滑ってきて顔を向けて)

  • No.7527 by 検索  2024-12-29 09:52:06 

…へ、ッん!?、何するんだい…
(ガッツリと相手に捕まえられて冷たい感触が素肌に触れると変な声をあげてしまう。同時に視線が集まるのも感じるがアイススケートをして温まった体に急に冷たさを感じたのだから不可抗力だろう。だがそんな仕打ちを受けたのに相手の腕が離される兆しは無く、怒っているよりも楽しそうな様子を相手から感じると嫌な予感は募る。その状態で真っ直ぐな好意が伝えられるとぱちりと瞬きした後、嬉しさと共に照れがのぼってくる、それだけでなく服の下で素肌を冷たい手が撫でるとその温度差となぞられている感覚に一気に熱は上がってまた変な声をあげてしまう。傍目でも分かるくらい顔を赤くしながら漸く解放されると軽く顔を背けながら文句を口にして)

  • No.7528 by 探偵  2024-12-29 13:47:55 


そりゃまぁ、さっきのお返しってやつだ
(冷たいプレゼントのあとに好意の言葉と擽るように素肌をなぞってやれば、またも狙い通りに相手は裏返った声を出す。しっかり抱きしめた体からはその動揺がよく伝わって好意の言葉という意味でも羞恥の意味でも存分にお返しをすることが出来て漸く腕を解いた。相手は先程の自分よりも遥かに顔を真っ赤にしていて顔を背けるも耳まで赤ければその動揺っぷりがよく分かるというものでいじらしい姿に口角は上がりっぱなしだ。文句にはまた素知らぬ顔をして返事をしつつ相手の手を再び取る。可愛らしい姿だが他人の目にはあまり晒したくないもの、先程のように相手の手を引き滑り出すと受ける風で相手の顔の赤みを冷やそうと暫くリンクの流れにそって二人で滑っていて)

  • No.7529 by 検索  2024-12-29 15:15:29 

これだけ滑ると体もポカポカしてくるね、
(冷たさもそうだが好意の言葉と素肌をなぞるような動きを浮けると一気に熱が上がって解放されると直ぐに顔を背けた。やられたことは自分とほぼ同じで正にやり返されたという状態なのだが顔の赤さは収まりそうにない。素知らぬ顔をされながら固まっていると手を取られて視線を向ける。そのまま手を引かれ滑り出すとその意図を察して強くその手を握り返し、リンクの中を滑った。そうしていれば顔の熱も収まって気分も上向いてきて、慣れてきても手は繋いだまま何周もリンクを一緒に回った。そこそこ滑った所で一度リンクの端に止まって相手の方を向く。何周もすれば素肌を触られて冷えたのが無かったように体は暖かくなっている。その感想を伝えていると荷物として預けていなかったバ.ッ.ト.シ.ョ.ッ.トの存在を思い出して懐から取り出す。「せっかくならリンクの中で撮るのはどうだい?」と提案しながら相手の横に並んで)

  • No.7530 by 探偵  2024-12-29 21:59:46 


なかなかいい運動になるだろ?…あぁ、せっかくならリンクが写るように撮ろうぜ
(再び相手の補助という名目で手を引きリンクの流れに従い滑っていると相手の赤くなりすぎた頬と、ついでにこちらの顔に登っていた熱とがひんやりとした空気に冷まされて顔色は通常のものへと戻っていく。とはいえ滑っていれば常に動いて無意識にバランスを取っているもので先程の衝動的な熱とは異なるスポーツをして体が温まるポカポカした心地に包まれる。一度リンクの端に寄れば相手も同じ感想だったようで頷きながら返事をしていた。すると相手はバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を取り出して写真を撮ろうと持ちかけてくる、今日の思い出の品が増えるのならば当然歓迎だ。背景にリンクが写るような位置で相手の左隣へとやって来る、右手でピースサインを作れば相手の方へと寄せて「ポーズはいつもので良いだろ?」と上機嫌に問いかけて)

  • No.7531 by 検索  2024-12-29 23:32:21 

そうしようか。ああ、お馴染みのポーズで行こう
(十分に動いた実感と相手と過ごす時間への充実感を覚えながら一度止まると更に思い出にする為写真の撮影を持ちかける。すると好意的な返事がされて口元が緩む。せっかくならばこの場所であることが分かるように斜め上辺りから撮るべきだろう。角度を調整していると相手が左隣にやってくる。そして右手でピースサインを作って【いつもの】と言われるとすっかり自分達の定番となったポーズに笑みが零れて声を弾ませながらこちらも左手でピースサインを作る。この場所ならではの手袋をしたまま2人のVの指先を合わせてダブルの形を作ると更に距離を詰めて画角に入るようにしてから「じゃあ撮るよ、はいポーズ」と掛け声をして最高のタイミングでシャッターを切って)

  • No.7532 by 探偵  2024-12-30 10:00:01 


よし、…バッチリみてぇだな
(二人で恋人の時間の写真を撮るとなればポーズはいつものやつに決まっている。明言はしなくとも相手にはこちらが何を言っているのかすぐに伝わる、ドライバーがなくたって自分達ならば以心伝心だ。相手もピースサインを作れば二人の指が触れ合ってダブルの形になる、カメラが構えられるとレンズに向かって笑みを向けた。シャッターがきられて二人で写真を確認すれば画角もポーズもバッチリだ、二人がつける手袋で今まさにスケートを楽しんでいることが分かってこのリンク上の出来事を思い出せる写真になるだろう。体が温まる程に滑って写真も収めて、ついでにちょっとした意趣返しも済ませたとなれば地面が恋しくなる頃だ。相手の方を向けば「そろそろ喉渇かねぇか?」と次の目的地を匂わせながら問いかけて)

  • No.7533 by 検索  2024-12-30 10:52:04 

誰が見ても完璧なアイススケートデートだね。確かにそろそろ休憩したい気分だ、最後に一周してから終わろう!
(シャッターが切られて並んで写真を確認すると二人で楽しそうにアイススケートを楽しむ姿が映っていて満足げに笑みが浮かぶ。経験だけでなく、記録としてもバッチリ今のことが残る事だろう。保存されたことを確認した所で相手から次の行方を匂わすようなことを問われると同意を示す。このままスケートを続けても良いのだが普段あまり動かない体では明日に響きそうでこれくらいがちょうど良いだろう。だが名残惜しいと思うのも事実で最後に締めの一周を言い出せば相手の手を取って滑り出した。そうして最後の一周を楽しむとリンクから二人で上がる、また歩幅小さく歩きつつロッカーの元にやってきて固く結んだ靴紐を解いて地面に足を下ろすと解放感が一気に襲ってきて「やっと地面に足が着いたような気分だ」と小さく笑って)

  • No.7534 by 探偵  2024-12-30 13:10:52 


なら、とびきり大回りしようぜ
(次の場所へ移動しようと持ちかけてみると同意の返事がされて締めの一周をすることになる、当然のように手を繋いでリンクのなるべく外側を滑ってできる限り長く氷上を堪能したあとリンクからあがった。再び二人でベンチへと向かってスケート靴を脱ぐとキツく縛られた靴紐から解放され細いブレードの上ではなく地面にしっかり足が着くようになって解放的な気分になる、相手も同じようで軽く足を動かしストレッチしながら「滑ってるときは気づかねぇもんだな」とこちらも笑みを浮かべた。軽快に滑ってはいたがなかなかの運動になっていたことだろう。となれば水分補給が必要な頃合いだ。ベンチから立ち上がると氷上と歩き方が違う分少々違和感を覚える、こちらがいつも通りだったはずなのに不思議な心地を覚えながらロッカーから荷物を取り出しまた歩き始めた。地面を歩くことを思い出しながら足が向く先は公園の外だ。「あの短い時間であれだけしっかり滑れるようになるなんて大したもんだぜフィリップ」と感想を口にしていれば程なくして喫茶店へとたどり着いた。入口の木の扉は年季が入っていて手書きのメニューが掲げられている、レトロな雰囲気を醸し出しているその店を前に相手の方をみると「次はここだ」と声をかけて扉を開けて)

  • No.7535 by 検索  2024-12-30 20:38:46 

今度は君が歩き方が不自然だ。君の教え方のおかげだよ、転んでも君なら受け止めてくれると思ったから。 …ここかい?雰囲気のあるお店だね
(大回りしてスケートを終えると靴紐を解いて地面に足をつける。ガッツリ固定されて普段使わない筋肉を使ったのか今は普通に立っている方が妙な感じでペタペタその場で足踏みなどしていた。靴を履き替えて荷物を取り出すとスケート場を後にするが少々不自然な相手の歩き方を見ればクスクスと笑う。そのまま会場を後にすると相手は公園を離れていく、それについていきながらスケートの上達具合を褒められると相手のおかげだと返す。慣れない環境で慣れない動きに挑戦出来たのは相手が側にいてくれて何かあれば助けてくれると確信していたからだろう。だからこそ相手の見本を見て最初からそれらしく動くのに躊躇いがなかった。それに早く上達して相手と一緒に滑りたいと思った結果かもしれない。ちらりと隣の相手を見ながら語っていれば喫茶店のような場所で相手の足が止まる。木製のドアと手描きのボードは年季が感じられて長年営業しているのがすぐに分かる。独特の雰囲気に感心しながら相手が慣れたように中に入るのを見れば慌ててその後ろを追いかける。ドアチャイムの音に老夫婦らしき店員がこちらを向いて席に案内してくれる。角の静かな空間に通され席に座るとキョロキョロと雰囲気のある内装を見ながら「君はここに来たことがあるのかい?」と問いかけ)

  • No.7536 by 探偵  2024-12-31 09:50:12 


良い店だろ?俺のクラスメイトがバイトしてたから何回か来たことあるんだ
(一度全力疾走したせいか足がすっかりスケート靴に馴染んでいて普通に歩くことに逆に違和感を覚えていると相手からツッコミが入り「お前も同じじゃねぇか」とツッコミ返しながら道を進む、最初こそスケートに対して不安がっていた相手だったが逃走を図るまでには自由に滑れるようになって二人で騒がしい思い出も出来て何よりだ。それもこちらのおかげだと言われると照れ隠しに小さく笑いながら返事をしていた。そうやって感想を言い合いながらたどり着いたのは老舗の喫茶店だ、店長に声を掛けられると軽く挨拶を交わして奥の席へと案内される。うっすらとコーヒーの香りが漂い緩やかな時間が流れる空間は何十年も前から時が止まっているようなレトロな印象だ。相手に問われれば顔見知りの店だと答える、クラスメイトと話し込んだ事もあり昔から通っていた店だ。そしてここはデートと聞いて相手が気に入りそうな場所として真っ先に思い浮かんだ店だ、メニュー表を手に取り該当ページを開けると「お前ならこれを気に入るんじゃねぇかと思ってな」と相手へ見せる。そこに載っていたのは手書きのクリームソーダで透明のグラスに緑色のジュース、その上にこんもりとアイスクリームが乗りさらにちょこんとさくらんぼが乗せられたものが描かれている。純喫茶で出される昔ながらのクリームソーダ、といったところか。相手にクリームソーダのページを見せたまま「これが俺のオススメだ」と相手にメニュー表差し出し)

  • No.7537 by 検索  2024-12-31 10:33:36 

へぇ、道理で顔馴染みなのか。…!クリームソーダだ! これが飲みたい、翔太郎
(店内に入れば相手は店長と軽い会話をしていて顔馴染みなのが伺える。その由来を聞けば学生時代のクラスメイトと聞いて納得がいく。改めて相手の親交の広さを感じながら案内された席に座る。雰囲気のある店内を見ていると相手が期待を煽る言葉と共にメニュー表を差し出してくる。開かれたページにあったのは手描きのイラストのクリームソーダで、温かみのあるテイストで緑色のメロンソーダにアイス、さくらんぼが描かれていれば興味と食欲をそそるには十分すぎるものだ。メニューのレイアウト的にもこの店の名物のようなものらしく、自分が気に入るものを的確にチョイスされていることに嬉しさと擽ったさが募る。好物を前にして分かりやすく目をきらきらさせてそのワードを口にすると直ぐにこれが良いのだと意志を表明して)

  • No.7538 by 探偵  2024-12-31 11:10:29 


こういう店でゆっくりクリームソーダを飲むのも悪くねぇと思ってな。よし、なら俺はここのオリジナルブレンドにすっかな
(相手にここの名物でありこの店にきたお目当てのものを見せると期待通り相手の目は輝いてこちらの口角も上向きになる。遊園地やプールなどの売店で販売されているものを飲んだことは何度かあるが喫茶店のクリームソーダとなれば話は別だ。レトロな純喫茶の昔ながらのものとなればクリームソーダ好きの相手の好奇心を刺激するにはバッチリだろう。だが同時に相手はコーヒーに興味があることも存分に分かっている、昔馴染みのマスターがいれるこの店オリジナルブレンドのコーヒーを味わって欲しくてこちらはコーヒーを注文することにした。奥さんを呼んで注文を伝ると程なくして注文の品がやってくる、相手の目の前にはメニュー表通りの澄んだ緑色をしたクリームソーダが置かれた。今までみたどのクリームソーダよりも澄んだ色をしアイスクリームは濃厚そうでたっぷりと緑色の上に乗っている、さくらんぼは喫茶店で飲むからこその特別感を演出していて「王道のクリームソーダって感じたろ?」と感想を窺い)

  • No.7539 by 検索  2024-12-31 13:58:57 

こっちも気になるね、ふふ、楽しみだ。…おお、宝石みたいなクリームソーダだ!
(相手におすすめされた通りクリームソーダに心惹かれて飲みたいと意志を表明すると相手の口角があがった。既に今からやってくるクリームソーダにワクワクしていると相手はもう一つの名物らしいオリジナルブレンドをチョイスする。老舗の喫茶店ならばコーヒーだって美味しいだろう。注文を済ませ去っていく後ろ姿を見ると期待に声を弾ませていた。程なくして注文したドリンクが運ばれてくる、シンプルなグラスの中に澄んだ緑色のメロンソーダは氷の光の反射も相まってキラキラと輝いてその上には真ん丸なアイスクリームが乗っている。イラスト通りのものが運ばれてきたことにテンションも上がって無邪気にはしゃぐ。相手に聞かれこくこくと頷くと様々な角度からクリームソーダを観察する。しっかりと視覚情報を取り入れた所で差し込まれたストローからメロンソーダを飲むとしゅわしゅわとサッパリとした甘さが広がって自然と満足げな笑みが浮かんで)

  • No.7540 by 探偵  2024-12-31 15:03:20 


気に入ったなら何よりだ
(相手の目の前に好物でありこの店とっておきでもあるクリームソーダが運ばれてくると相手の瞳はグラスに負けず劣らずキラキラと煌めいて思わず見入ってしまう。無邪気にはしゃぐくらいには気に入ったようでこの店を選んで良かったと嬉しさと擽ったさが同時に胸を満たして、クリームソーダを観察する相手をじっと見つめて観察してしまった。続いてこちらのコーヒーが運ばれてきて目の前に置かれるが相変わらず目線は相手から外すことはできず、相手はクリームソーダを一口飲み込む。爽やかで甘いサイダーの味が広がったのかその顔には満足気な笑みが浮かんでいて、これ程喜んでくれるならばこちらまで満ち足りるというものだ。かつて何度か味わったお気に入りのクリームソーダを相手が口にしている事に喜びを覚えつつコーヒーを口にする、酸味が少々強い大人っぽい味は学生時代にこれを飲めなければハードボイルドではないと何とか飲めるようになった懐かしい味だ。クリームソーダにはもうひとつ主役がいてそれは相手の好物でもある、相変わらず相手を見つめながら「上に乗ってるアイスクリームもマスターがこだわってんだ。それもめちゃくちゃ美味いんだぜ?」とどこか得意げに話して)

  • No.7541 by 検索  2024-12-31 19:07:01 

これかい?…ん、美味しい! 手作りなのかな、バニラビーンズがたっぷりだ。
(キラキラと宝石のように輝くクリームソーダの彩りに目を惹かれていれば相手から観察されている事も気付けない。いつまでも見ていたい仕上がりだが溶けてしまう前の今でしか味わえない物もある。ストローからメロンソーダを飲むと満足げに笑みが浮かぶ。一方相手は優雅にオリジナルブレンドのコーヒーを口にしていて何とも至福の時間だ。メロンソーダ部分を味わっているとその上のアイスクリームを勧められる。マスターこだわりの、と聞けば俄然興味がそそられ早速崩してしまわないように注意しなから側面の辺りをすくって口にした。途端滑らかな口当たりの濃厚なバニラの味がすれば直ぐに相手の方を見て感想を伝える。市販品ではあまりない濃厚さでこだわりの、というくらいならば手作りの可能性もある。メロンソーダとはまた違う甘味を感じると自然と笑みが浮かんで今度は下部の溶けかけのところも食べてみる。こちらも十分美味しくてメロンソーダとの相性バッチリだ。この味ならば相手の飲んでいるコーヒーにも合うはずだと直ぐに考えが浮かぶと更に一口分すくって「これはそのコーヒーとも合うはずだ」と言いながら何の躊躇も無しに相手の口元に運んで)

  • No.7542 by 探偵  2024-12-31 20:43:32 


売ってるのとは全然違ぇだろ?……、…ん、…何回もこの店来たことあっけど、アイスとコーヒーを一緒に食ったのは始めてだ。…お前がいるおかげだな
(バニラアイスはマスターの店のが風.都.で一番美味いだなんて騒いだ事もあったがその感想に違わず相手も満足したようで一口食べた後にすぐ煌めく瞳がこちらへと向いた。愛するこの街で自分が好きになったものを今相手が目を輝かせながら食べていることが思い出を共有しているようで何とも嬉しい。溶けかけのアイスを味わう相手から相変わらず目を離せないでいると相手がメロンソーダを纏った溶けかけのアイスをこちらへと差し出してきて目を瞬かせる。ここのマスターとその奥さんとは古い知り合いだ、思わずチラリと二人の様子を窺ってしまうが奥まった席のお陰で人目はない。それならば問題ないだろうと多少照れくさそうにしつつも相手が差し出した一口を身を乗り出して受け取った。爽やかなソーダに濃厚なアイスの味が口いっぱいに広がる、そこへ苦味の引き立つコーヒーを飲めば二つの味が調和して思わず吐息を吐いた。これまでそれぞれを単体で頼むことはあっても同時に口にしたことはない、特にハードボイルドを強く意識しだしてからはクリームソーダなんてご無沙汰だ。この組み合わせを味わえたのも相手と一緒にここへ来たからこそ、相変わらず照れくさいが先程から相手に見蕩れっぱなしの心は普段言わない言葉までも口にさせてしまって誤魔化すように頬をかくと「お前も一緒に飲んでみろよ」とこちらのコーヒーを相手に差し出し、一拍迷うように置いてからスプーンを取ると同じく溶けかけのアイスをすくいとって相手へと差し出して)

(/いつもお世話になっております!もう一度くらいお返事できそうな気もしますがタイミングもありますので今のうちに……本年も大変お世話になりました。この一年でまた日常からシリアスなものまで思い出深いお話がたくさん検索様とできたこと、とても感謝しております。まだまだ趣味全開のお話も残しておりますので来年もお互いのペースで楽しくやりとりしていきましょう。それでは良いお年を!)

  • No.7543 by 検索  2024-12-31 21:16:08 

そうなのかい? ああ、二人で訪れたからこその味だ。
(スプーンですくったクリームソーダの一番美味しい所を相手に差し出すとその目が瞬く。何かを確認する動きでここが一応外であるのを思い出すがこの味を相手と共有したいのだから仕方ない。相手は少々照れくさそうにしつつも身を乗り出してアイスを口にする。感想を聞かぬともその緩んだ顔と吐息を聞けば美味しく感じているのは直ぐに分かってこちらも口元が弧を描く。そして一緒に食べたことが無いと聞けばキョトンとするも二人でこの店を訪れてそれぞれ注文して、こうやって分け合う関係でなくては味わえないものだと気付く。それを自分のおかげだとストレートに語る姿を見れば相手の初めてのきっかけになれたことに心は暖かくなった。そして当然のように交換する為にコーヒーが差し出され、今度は相手がクリームソーダのアイスをすくって差し出してくればふにゃりと笑いながら身を乗り出し、アイスを口にする。そのままコーヒーを飲むとちょっぴり酸味の目立つ芳醇な苦味とバニラアイスのまろやかさがマッチして「最高に美味しい特別な味だね」とご機嫌に感想を述べて)

(/こちらこそいつもお世話になっております。そして本年もお世話になりました。今年も探偵様のおかげで様々な話をする事が出来てとても充実した一年でありました。こうやって年の瀬にご挨拶をしてまた新しい一年を探偵様と迎えられること大変嬉しく思っております。探偵様とならばやりたい話も着きませんので来年も2人のペースで続けさせて貰えたら、と思います。よろしくお願いします。)

  • No.7544 by 探偵  2024-12-31 22:42:44 


あぁ、違いねぇ。お前のおかげでまたひとつこの店の魅力に気づけた
(これまで何度かこの店に訪れたことはあったもののクリームソーダとコーヒーを同時に味わうにはこの店に二人以上で訪れなければならない。加えて連れ立ったもう一人とは互いのものを交換できる仲でなければいけないわけで、つまるところ相手以外にそんな人間はいなかった。相手の好物がそろう喫茶店だからと選んだ場所だったが新たな発見ができるだなんて思いもしなかった。この味も当然相手と共有したいものでアイスをすくったスプーンを差し出すと相手の目はアイスにも負けないくらいに蕩けてこちらの一口を頬張った。相手はすかさずコーヒーを飲む、その味は十分満足するものだったようでご機嫌な様子にこちらの口元も緩んでしまっていた。相変わらず相手からは目を離せない、「そのコーヒーもここのマスターのオリジナルブレンドだ」と補足を加えつつ溶けかけたアイスをもうひとすくいいただくとまた相手の手元からカップを取ってコーヒーを飲み、今しか味わえない心地を存分に楽しんでいて)

  • No.7545 by 検索  2025-01-01 12:34:44 

君が連れてきてくれたおかげだよ。ならここだけの特別な味だね。
(以前自分が案内した洋食屋の組み合わせのように二人で来店してそれぞれ分け合うからこそ新たな組み合わせの発見もある。相手が差し出してくれたアイスを頬張ってコーヒーを飲むとバッチリな組み合わせに口元が緩んだ。この味が味わえるのも自分が好きだろうからと馴染みの店に連れてきてくれたからだろう。更にコーヒーがこの店だけのオリジナルブレンドだと知ればますます特別感は増して上機嫌に笑った。更に相手がアイスとコーヒーの組み合わせを味わっていればその姿をじっと観察していた。そうしてアイスが溶けかけた部分のクリームソーダを飲んだりコーヒーと交互に飲み合ったりブレンドの配合を当てようとしたりして時間を過ごした。ゆったりとした時間を過ごす中、クリームソーダがあと少しとなったところで大切に取っておいたさくらんぼを口にすると甘酸っぱい味が広がった。純喫茶ならではの味を楽しみながらふとさっきも見たメニュー表を開く、そこにはクリームソーダ以外のメニューもあって興味深く見ながら「クリームソーダがこれだけ美味しいなら別のメニューも気になるね…」と呟いて)

(/あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。)

  • No.7546 by 探偵  2025-01-01 15:47:35 


他のメニューか?ケーキは奥さんがここのオリジナルブレンドに合わせて作ってるって自慢してたな。あとはスフレパンケーキも雑誌で紹介されてたはずだ
(この店だけの特別な味で、さらには相手といるからこそ味わえる組み合わせの味を二人でゆっくりと味わいながらゆったりとした時間を過ごす。相手は終盤まで大切にさくらんぼを取っていて赤い実を口に含むとまた目を細めていて最後までクリームソーダを楽しむ相手に存分に心を掴まれながらその様子を見守っていた。終盤になったところで相手は他のものも気になるのか再びメニュー表を手に取る、当然純喫茶であるここのメニューは看板商品だけに留まらない。相手が捲った先のページはデザートを紹介している場所でいつか奥さんと交わした会話を思い出しつつ解説を挟む。他にも相手がページを捲るのに合わせてオリジナルブレンド以外の様々な種類のコーヒーが乗ったページやサンドイッチ等の軽食のページなどにコメントを挟んでいって)

(/あけましておめでとうございます!こちらこそ本年もどうぞよろしくお願いいたします。)

  • No.7547 by 検索  2025-01-01 17:25:33 


ケーキにスフレパンケーキ…! 翔太郎、次も絶対また来よう!
(クリームソーダの醍醐味を味わって幸せそうにしながらも他のメニューが気になるとメニュー表を開く。今回は看板メニューと呼ばれるものをチョイスしたがページを捲ると軽食からスイーツまで様々な種類のものが並んでいる。その一つ一つに解説が挟まるのがその全てが興味をそそられるもので目を輝かせた。オリジナルブレンドのコーヒーとクリームソーダがこれだけ綺麗で美味しいのだから他の物も十分期待出来るだろう。色々な解説を聞いた時には期待は最高潮に高まって相手の方を向くとまだ店内に居るにも関わらず次の機会を所望して)

  • No.7548 by 探偵  2025-01-01 21:12:32 


そうだな。俺も全部食べたわけじゃねぇし、また来ようぜ
(相手がページを捲るのに合わせてそれぞれ解説していけば相手の瞳は再び輝き出す、今日はこちらのおすすめとしてクリームソーダをいの一番に推したがこの喫茶店の魅力はまだまだこれだけではない。相手の期待値はうなぎ登りのようでもう次の機会を所望されれば思わず笑ってしまう、だがこちらが古くから馴染みにしている店を相手が気に入ってくれるなら何よりというものだ。調査の合間やまたデートでも相手と二人でここを訪れる機会はこれからもたくさんある、相手が望んでくれるのならば尚更その機会は多くなるだろう。こちらも頷いて同意したあとにチラリと時計を見やる、ゆっくりとした時間を過ごしている間に日はすっかり落ちていて空はもう暗くなりかけている。そろそろ良い頃合いだろう。相手の方に目線を戻すと「そろそろ出て公園のほう戻るか」と声をかけて)

  • No.7549 by 検索  2025-01-02 13:03:18 

ああ、約束だ。…そうしようか、
(相手からの解説にテンションが上がって次の機会を所望すれば相手が笑いを零す。今注文することも考えたがまた何回でもこの場所に来ることは出来るのだから楽しみは後にとっておいた方が良いだろう。相手がこちらの意見に同意してまた来ることを告げれば深く頷いて約束だと告げておいた。そうしてクリームソーダを最後まで啜って飲み終えたところで相手が視線を明後日の方に向ける。それを追うと窓の外はいつの間にか暗くなりかけているようだ。予想以上にのんびりしていたことに驚きつつ店を出るように相手に言われると賛成の意志を示す。席を立って会計をしてくれる老夫婦に「ご馳走様でした、美味しかったです」と告げ、店を後にする。公園へと続く道を歩きながら「良いお店だったね」とご機嫌に告げて)

  • No.7550 by 探偵  2025-01-02 14:16:14 


あの店どれも美味いからな、また顔出そうぜ
(頃合いを見計らって相手に店を出ようと持ちかける、会計を終えると相手は老夫婦に挨拶をしていてまた一つ自分の好きな街と自分の好きな人が繋がったことに嬉しさを覚えつつ「また来ます」とこちらも声をかけて店を出る。右隣をご機嫌に歩く相手にこちらも呼応するように笑みを浮かべながら元来た道を戻った。公園の入口に差し掛かると道の脇にずらりと植えられた木々は電飾によって輝きを纏っていて「クリスマスマーケットが本領発揮すんのは夜だからな」とまた期待を煽るようなことを言いながら光のトンネルを抜けていく。やがて視界が開ければ再びクリスマスマーケットへとたどり着く、しかし日が落ちたそこは赤白緑の電飾や店頭の光、何より中央にあるクリスマスツリーで昼間よりも輝いていて)

  • No.7551 by 検索  2025-01-02 16:54:38 

ああ、昼とはまた雰囲気が変わったみたいだね。…っ、綺麗だ。
(またあの店を訪れる声がけに「もちろん」と答えながら公園へと続く道を歩く。入口までやってくると木々に巻き付けられた電飾が光を放っていて先程訪れた時とは印象が変わっていた。周りの空気も少しずつ冷たくなって暗くなっていく中でこれからが本領発揮と言われるとますます期待は高まっていき、わくわくしながら光のトンネルの中を抜けて行く。視界が開けると昼にも見たクリスマスツリーがより煌びやかに輝いて輝きを放っていると思わず立ち止まってその光に目を奪われていた。また夜になったからか昼よりも人が多くなっていて賑わっている。クリスマスツリー以外にも周囲にはイルミネーションの飾りなんかもあってさりげなくその手を取ると「また見て回ろう」と声を掛けて歩き始め)

  • No.7552 by 探偵  2025-01-03 10:00:46 


…、……だろ?あぁ、そうしようぜ
(日が落ちて木々に飾り付けられた装飾がキラキラと一際輝きを放つ中、その木々を背景にするクリスマスマーケットはより沢山の色の輝きを纏って煌めいていてこの場所全体が宝石箱のようだ。戻ってきたところで相手が立ち止まり思わず向こうの方をみる、周囲の装飾が放つ煌めきは相手の瞳の中で反射して瞳を彩っていて、その瞳のまま相手が一言呟くとさらに相手の瞳自信の輝きが加わってより目が離せない美しさを放つ。その瞳に魅入られるように見つめたまま短く返事をしながら無意識に笑みを浮かべていた。何をいうでもなく手が取られてこちらも手を握り返す、この輝きの中では誰も自分達を気にはかけないだろう。マーケットを歩き出せば売り物のオーナメントやスノードームは光を受けてより輝きを放つようになっていて飲食店は日が落ちて気温が落ちたからかふわりと美味しそうな匂いと共に湯気が沸き立っている。昼間よりも活気溢れる中を歩きながら中央のクリスマスツリーへとやって来る、定番ソングが流れるなか電飾が輝く姿は昼間見た時よりも断然綺麗だ。相手の方をみると「こいつの前でも写真撮らねぇか?」と持ちかけて)

  • No.7553 by 検索  2025-01-03 16:06:02 

やっぱり夜の方がクリスマスの雰囲気があって良いね。…ああ、せっかくなら撮ろう!
(今のこの賑わいの中ならば他人に関心が向いたりしないだろうとその手を取ると相手が握り返してくれた。確かな温もりと力強さを感じると口角が上がって上機嫌でマーケットの中を歩き出す。お店の光やオーナメントは輝きを放っていて飲食店もより活気を増している。昼間でも十分にクリスマスの雰囲気を感じられたが夜になって暗くなったからの方がより一層それらしくなった。やはりクリスマスパーティやイルミネーションなどのイメージからも本番は夜だろう。そんな事を話しながら歩いているとクリスマスツリーの前にやってくる、暗い中でもキラキラと電飾が輝いていて一番上で光る星が一等星のようだ。相手から視線を受けてそちらを向くと写真撮影を持ちかけられて笑顔で了承する。丁度撮影スポットにもなっていた所のようで早速相手の右隣に並んで構図を考える。後ろのツリーを納めようとするとそこそこくっつく必要があり、更に距離を詰めながら「ポーズはさっきと一緒で良いかい?」と問いかけ)

  • No.7554 by 探偵  2025-01-03 17:56:45 


……いや、夜だしな…フィリップ、こっちだ
(日はすっかり落ちて空は暗くなっているがクリスマスマーケットはより一層煌びやかになっていて、中でもクリスマスツリーは昼間とは違い幻想的な輝きを放っている。多くの人が同じことを考えるようで周囲にはカメラを構えている人も多い、写真を撮ろうと声をかけた場所は数ある撮影スポットの近くだったらしい。相手からポーズの相談を受ける、もちろん先程と同じだっていいのだがこの誰もが浮かれている幻想的な雰囲気の中で手を繋いでいればもっと恋人らしい写真を撮りたくなってしまう。相手に声をかければ軽く手を引きながら少しだけ移動する、撮影スポットということもあり巨大なプレゼントが積まれているオブジェが二つあってその間に入れば周囲からの視線がほとんど外れる。一旦手を解いてバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を構えると相手と再び先程と同じくらい、もう少し近く寄れば周囲へと目線を走らせた。そして誰の視線も向いていないのを確認すると「撮るぞ」とそのタイミングを見計らうように言って相手の頭に手を添えると軽くこちらへと傾けさせる。こちらも顔を傾け寄せれば互いの顔を寄せれば二人の距離はより近くになってその瞬間にシャッターを切る。先程よりもより近くてくっついた写真が出来上がったがこのまま長くいるわけにもいかず直ぐに頭を離すと「いい写真になったんじゃねぇか?」と素知らぬ顔で声をかけ)

  • No.7555 by 検索  2025-01-03 22:48:00 


え、あぁ。…確かにこっちの方がデートらしいね。…!本当だ、なかなかイケメンに写ってる。
(当然クリスマスマーケットの象徴でもあるこの場所で写真を撮ることには当然賛成だ。さりげなく距離を詰めてくっついた状態でポーズの相談をしていたが夜だからと言われると目を瞬かせる。相手には何か考えがあるようで案内されるように手を引かれると大人しく着いて言った。そうして向かったのは巨大なプレゼントボックスのオブジェの元で中に入ってしまえば辺りからほとんど見えなくなる。ようやく意図に気付くと口元がニヤけてデートにピッタリだと称しながら立ち位置を調整してカメラの方を向く。さっきよりも近い恋人としての距離だが声を掛けられると共に頭を支えられお互いに寄り添うような近い状態でシャッターを切られた。一瞬遅れてこの距離での恋人らしい写真が撮れた嬉しさと恥ずかしさと動揺が襲ってきた。だが相手が直ぐに顔を離してしまうと少々寂しいという我儘を覚えて周りに人が居ないのをいいことにすぐに相手の腰に腕を回して引き寄せ、再度顔を寄せながら写真を確認する。2人の恋人らしい写真へそれらしい褒め言葉を言いながら「せっかくならもう一枚どうだい?」と提案する。有無を言わせないまま再びバ.ッ.ト.シ.ョ,ッ.トを構えると頬がくっつきそうなほど近づいた自然体の写真を合図を出さずにパシャリと撮影して)

  • No.7556 by 探偵  2025-01-04 22:31:41 


(/お世話になっております。ご連絡遅くなってしまい大変申し訳ありません。本日中のお返事ができそうになく、明日お返事させていただきますので今しばらくお待ちいただければ幸いです。デートのいい所で申し訳ないです…)

  • No.7557 by 探偵  2025-01-05 11:29:19 


だろ?っ、…お、れはいつでもイケメ、え?…ッ!?
(この幻想的な光の中でどうしてももっと恋人らしい写真を撮りたくなってしまえば周囲の一瞬の隙をついて二人の頭を寄せて今日一番くっついた写真を撮る。何の説明もなくくっついたおかげで相手には動揺が見えて小さなサプライズが成功したとほくそ笑んでいた。しかし元の距離に戻ったのに相手は腰に腕を回して引き寄せられて不意打ちで再び距離が縮まると目を見開く。オブジェに挟まれているおかげで腰に回された腕は周囲から見えないだろうが外気が寒いせいか妙に相手の暖かい腕を意識してしまう。写真を確認する距離も先程撮影したときと大して変わらなくてなんとか返事をしようとするも相手は止まることなくもう一枚写真を提案されて、聞き返すために顔をあげるとあってあまりの顔の近さに心臓が跳ねてしまった。だが相手は既にカメラを構えている、慌てて視線をカメラの方に向けると焦っていたせいか相手に寄らなければと意識が向いて結果的に自ら互いの頬をくっ付けてしまった。新たに加わった柔らかく暖かい感触に完全に動揺してしまうとその瞬間がシャッターによって切り取られる。慌ただしく進行していった二枚目の写真に「お前、…撮る時言えよ!」と羞恥を誤魔化すように叫びながらそのままの距離で相手の方を見て)


(/大変お待たせいたしました。本日もまだお返事頻度不安定なのですが、明日からはいつも通りのペースで返せると思います!引き続きよろしくお願いします/こちら蹴りでお願いします)

  • No.7558 by 検索  2025-01-05 16:10:55 

これも良い感じに撮れたみたいだ。 だってこういう自然体の写真は不意打ちを狙ってこそだろう?
(腰を引き寄せてくっついたまま写真を確認してその流れでもう一枚撮影することを提案すれば顔を上げた相手が動揺したのが分かった。その反応に口元が緩んでしまいそうになりながらカメラを構えてそちらを向く。相手も慌てて目線を向けようとするがその勢いが余ってか二人の方がくっついた。言い訳のしようがない距離感にこちらも少し驚くも横目で見た相手の反応を見れば口角を上げながらシャッターを切った。距離感はそのままに写真を確認すればさっきのよりも更に近い状態でキメきれずに動揺した相手とにやけてしまっている自分の姿があって思わずくすくすと笑って感想を零す。一方で隣の相手から文句の言葉が上がるとご機嫌にそれらしい理由を口にする。二つのプレゼントのオブジェクトの間でこういうやり取りが出来ているのが幸せで思わず相手の頬を軽く摘みながら「キメていないこっちの君の写真も欲しかったし」と調子よく、悪びれる様子もなく言葉続けて)

(/こちらも返事出来ない時間帯が多かったのでお気にならさず!同じく明日からはいつも通りのペースに戻ると思いますのでよろしくお願いします/蹴りでお願いします)

  • No.7559 by 探偵  2025-01-05 17:16:10 


自然体ってこういう事じゃねぇだろ!ったく……、…これで終わりじゃねぇからな
(周囲の人に気づかれないよう一瞬の隙を狙ったというのに相手の体は離れる事がなくずっとくっついたままだ、人々の目がクリスマスツリーに奪われているのが幸いといったところだろう。恋人の距離のまま存分に動揺した瞬間を相手とくっつきながら収められてしまえば文句のひとつも叫んでしまう、写真を確認すればこちらはしっかり焦った顔をしていてカッコ良さからは程遠く相手といえばこちらの様子ににやけている状況だ。しかし相手は全く悪びれる様子はなくてご機嫌にこちらの頬を摘んでいる。煌めくプレゼントボックスに囲まれて相手がご機嫌なのは大変良い事だが良いようにされてばかりではいられない。それに、こうやってずっとくっついていれば少しずつその願望は大きくなってしまうものだ。摘んでいる相手の手を止めるように取る、そしてその手を引き寄せると指に軽く口付けた。ただ唇を当てるだけでは物足りなくて軽く食むような動作も交えて口付けを施すと相手と目を合わせてまだ終わっていないと宣言しておく。いくら物陰に隠れているといってもここで出来るのはここまでだ。そのまま手を繋ぐとちらりと公園の時計を確認して「そろそろ移動すっか」と遅れてやってきた羞恥を誤魔化すように言いながら手を取ってまた歩き出して)

  • No.7560 by 検索  2025-01-05 18:31:55 

君の反応が良いからつい、…っ!あぁ…。
(それらしい言い訳をしていれば相手からツッコミが入る。ちょっとした仕返しという意味もあったが自分の行動でコロコロと表情や反応を変える相手を見ているのが面白いという面の方が大きい。一枚はちゃんとした二人の写真を撮ったのだから二枚目は好きに撮っても構わないだろう。そうやって笑いを零しながら文句を言う相手の頬を触っているとその手を取られる。そして見せられるようにキスが落とされると思わず目を瞬かせる、それだけに留まらず指を食むような動作をされると目を見開いて固まってしまった、そして相手がこちらを向く。目が合ったまま宣言を受けると顔に熱が登って曖昧に返事するしか出来なかった。そのまま取られていた手を握られ移動を開始する、オブジェクトの間から抜け出して撮影スポットを後にした。夜になって辺りは更に暗く寒くなってきた、手を引かれるまま相手の横を歩くが時計を見ていたのを思い出すと「今から何かあるのかい?」と期待を滲ませた声で問いかけ)

  • No.7561 by 探偵  2025-01-06 07:47:50 


時間ピッタリにいきてぇとこがあんだ。その為に、これに乗る
(散々好きに翻弄された意趣返しにまっすぐ見つめたまま指に口付けを落としてやれば相手に動揺が見て取れて気持ちを立て直して小さく笑う、そのまま手を引いて移動を始めてしまえば浮き沈みしていた動揺も落ち着いてきた。来た時よりもだいぶ暗く寒くなってきた空気の中最初こそ電飾で彩られた道を歩いていたが不意に飾りも何も無い、道すらもない場所へと入っていく。暗がりの中で時間を気にしていたことを指摘されると何とはハッキリ言わずにまた期待を持たせるような言い方で返事を曖昧にした。その返事の頃合いにちょうど目的地へとたどり着く、目の前にあるのはこの公園の倉庫で裏手に回ったところにはハ.ー,ド.タ,ー.ビ,ュ.ラ,ーが待機していた。ここで二人で乗り込む予定だがチラリとまた時計を確認してまだ時間に余裕があるのを確認すると口角をあげる。先程これで終わりではないと宣言したばかりだ、忘れないうちに精算は済まさなければならない。不意に繋がった相手の手を引いてその体を寄せるとそのまま背中に腕を回し抱きしめる、この暗がりならば人目などありはしない。再び相手をまっすぐと見つめれば「さっきの続きをしとかなきゃな」とスカした声で言うとそのまま唇を重ねる。先程の指と同じように触れさせた後にそこを食むような動きを重ねて柔らかな感触を刻み込んで)

  • No.7562 by 検索  2025-01-06 10:11:09 

空を経由するならばとっておきの場所が期待できそうだ。っわ、…続き?ン…
(手を引かれるままついていくと段々と電飾で彩られた広場から離れていき、辺りも暗くなっていく。相手の案内なのだから道に迷ったということは無いだろうが行き先は読めない。道とも呼べない場所を歩き始めるとつい問いかけるが相手は更にもったいぶった言い方をする。そうして何かの建物の裏側にやってくるがそこにあったのはハ.ー,ド.タ,ー.ビ,ュ.ラ,ーだ。以前自分も同じ手段を取ったが時間指定かつ、歩きでもバイクでもない方法で行く場所となればよっぽど特別な場所なのだろう。予測は立たないものの自分達ならではの行き方に期待を寄せて声を弾ませていると相手が手元の時計を確認する。何か気になる物の楽しみにしておこうと思った矢先繋いでいた手を急に引かれると思わず声を上げてしまう。そのまま相手の腕の中に納まると顔をあげる、先ほどと同じくらいの至近距離で続きと言われ、その意味に思い当たった所で唇が重なった。悪戯の為に軽く触れるような物でなく、食むような仕草と共に柔らかな感触が伝わってくれば小さく息が零れた。ちらりと相手を見る、屋外でありながらそこは暖かくて自らも腕を回して相手を抱きしめると自らも軽く唇を軽く擦り合わせてお互いを感じ合うようなキスを続けて)

  • No.7563 by 探偵  2025-01-06 12:26:30 


……ん、…、……フィリップ、
(自分達だけが行ける空という場所、そこへ飛び立つ前に忘れないうちに先程の意趣返しの続きとして唇を重ねる。といってもそれは建前で二人でずっと恋人の距離でいて写真撮影の時により二人だけの距離になってしまえば先を知っている身としてはこれ以上を求めてしまうというものだ。周囲は暗がりで人影は一切ない、それならばもっと深く相手との距離を詰めたって問題ないはずだ。先程相手が撮影した時と同じく相手を他所に唇を重ねてそこを食めば冷たい素肌に熱い吐息があたってクラりと脳内を揺らした。互いに唇を擦り合わせだんだんと滑りが良くなるそこの感触に集中しながら時折吐息を漏らす。だがこれは意趣返しの意味もある、不意に動きを止めて相手の名前を呼び意識をこちらへ向けさせると後頭部に手を添えて緩んだ口の間に舌を一気にねじ込んだ。程よく湿ったそこをわざと音を立てるように掻き回した後相手が動き出す前に舌を引き抜く、後頭部に手を添えたまま至近距離で見つめると「そろそろ時間だし、これ以上はまた今度だな」とあえて行為を止めるとすました顔で小さく笑みを浮かべて)

  • No.7564 by 検索  2025-01-06 14:08:42 

…ん、…翔太郎?、ッん!?ぁ…君の方がよっぽど悪戯好きじゃないか……、…
(クリスマスの煌びやかな光から離れて暗闇に二人きり、そんな状態で抱き寄せられて唇を重ねてしまえば意識はそちらに流されていく。ただ重ねるよりも深く、唇を擦り合わせて濡らして恋人だけの柔らかな心地を堪能して夢中になっていれば相手の吐息が肌の表面を擽る。無意識に腕に力を込めてキスを続けていると不意に相手の動きが止まる、続けて名前を呼ばれると何かあったのかと顔を向け名前を呼び返す。その瞬間後頭部が押さえられて薄く開いていた唇の間に舌が割り込んできて目を見開く。驚きで固まった口内を舌が好きに動いて響いた水音がやけに大きく感じられると困惑の声を上げるとともに一気に顔に熱が集まる。ただ触れるよりも数段踏み込んだ行為に動揺している間に相手の舌は引き抜かれ唇も離れて行く。それに寂しげな声が出てしまったことにまた羞恥が募りつつじっと相手を見つめる。さっきは相手が顔を赤くしていたというのに今は随分とご機嫌なのが隠し切れない顔をしている。悔しそうに文句を口にするがそれだけでは収まりがつかなくて自ら顔を寄せるともう一度軽く唇を重ねてからその下唇を甘噛みしてやる、そのまま離れると一瞬得意げな顔を見せたのち「ほら、とっておきの所に連れて行ってくれるんだろう?」と無理やり話を切り上げ相手をハ.ー.ド.タ.ー.ビ.ュ.ラーに乗せ火照った顔を隠すようにその後ろに乗り込んで)

  • No.7565 by 探偵  2025-01-06 17:35:28 


ッ、…ンっ…おい!…ったく人の事言えねぇだろ……しっかり掴まっとけよ
(こちらは散々振り回されたのだから同じくらい翻弄しても良いだろうと勝手に口内へと侵入する。寒い中で特別暖かく感じるそこにもっと踏みいりたくなってしまうが何とか気持ちを収めて舌を引っ込めた。しかし口を離した瞬間に相手は顔を赤くさせながら切なげな声を漏らしていて脳内を激しく揺さぶる、もっと掻き乱してしまいたい衝動を満足気な顔で隠してこの場を切り上げようとした。しかし相手の顔が再び近づいて唇が重なりさらに唇が甘噛みされる、衝動を押し込めていた体は必要以上に反応してしまって甘い痺れが脳内を走ると今度はこちらの口から上擦った声が漏れだした。人目がないとはいえ外で色の乗った声を出してしまいまた顔には熱が昇る、しかし相手は逃げるように体を離して何も言えぬままハ.ー.ド,タ,ー,ビ,ュ,ラ.ーに乗せられてしまった。文句のひとつでも飛ばしあわよくば上がり始めた熱をもっとぶつけたくなってしまうがそれでは今日の計画が台無しだ、今は小さく文句を言うだけに留めるとハンドルを握って落ちないようにと声をかける。ハットを一旦外して落ちないようにした後エンジンをスタートさせて一気に空へと舞い上がった。公園の上空へとたどり着けば先程のクリスマスマーケットを上から眺めることが出来る、宝石のような煌めきを見下ろしながらハ,ー,ド,タ,ー,ビ,ュ,ラ,ーを風,都,タ,ワ,ーの方へと飛ばして)

  • No.7566 by 検索  2025-01-06 20:03:07 

ああ、任せた。…この高さから見てもイルミネーションが綺麗だね。
(その場を切り上げようとした相手を引き留め、仕返しとばかりに下唇に甘く噛み付くと上擦った声が聞こえてきた。暗闇の中で秘事のように行った行為と響いた音にぞくりと何処かが震えたが気付かぬフリをしてそのまま機体の上に相手を乗せた。文句を言う相手のそのうしろに自らも乗って腰あたりに腕を回すとやれやれとばかりに相手が準備を始める。今夜今から空を飛ぼうとしている人達など自分達くらいだろう。落ちないように、と声が掛かると調子良く返事をして更に相手にぎゅっと抱き着いた。エンジンがかかって動き出すと一気に風.都の空に飛び立った。あっという間に高度の高い所に到達し、真下には先程まで居たクリスマスマーケットが広がる。他の場所もイルミネーションをしている所もあるようで街中がキラキラと宝石箱のように輝いているようだ。やがてハ,ー,ド,タ,ー,ビ,ュ,ラ,ーは風.都.タ.ワ.ーに近づいて行く。その分辺りの風は強くなって寒くなってきたが相手にくっつき、肩から顔を出しながら「同じ高さから見る風.都.タ.ワ,ーというのも物珍しいね」と感想を口にして)

  • No.7567 by 探偵  2025-01-06 21:07:09 


上から見るイルミネーションってのも悪くねぇな。……あぁ、このまま風.都.タ,ワ.ーに着けるぞ
(二人で機体に乗り込んで冬の空へと舞い上がる、夜の風は一際冷たいが今だけは我慢だ。眼下には愛すべき街が広がっている、普段の夜景よりも各所にイルミネーションが設置された風の街はいつにも増して輝いていてこちらへと抱きつく相手の腕の温かさを感じながら輝く風.都.を眺めていた。そのうち機体は夜闇に静かに立つ真っ暗な風.都.タ,ワ,ーへと近づいていく、こうやってタワーを真横から見るのは滅多になくそれこそ前回相手が考えてくれたデートの時以来だ。肩から顔を出す相手の頭をぽんぽんと軽く撫でてからこの街の象徴へと機体を近づける、やがて機体は優雅に回る風車のすぐ下へと滑り込んだ。小さなスペースに鉄塔だけが上に伸びているそこへ降り立つと機体を端へと止めて「到着だ」と声をかける。先に降りると足元も覚束無い暗がりの中で相手の手を取って移動しスペースの中心、ちょうど鉄塔の真下へとやってきて「ここにお前を連れてきたかったんだ」とようやく目的地を明かして)

  • No.7568 by 検索  2025-01-06 22:32:14 

…、それは確かに特別な場所だ。
(自分達だけが見れる空からの景色を楽しみながら辺りを見渡す。自分が連れてきた時とはまた違う夜景で顔を覗かせると頭が軽く撫でられた。だがわざわざここに来た割には風,都.タワーはイルミネーションなどで飾られている訳でも無くただそこに静かに立っているだけだ。行先が読めないでいるとこのままタワーに着けると聞いて少し驚く。どうやら風.都.タ.ワ.ーを見に来たのではなく、そこが目的地らしい。ある意味自分達しか来れない所だと納得しつつ機体は下に潜り込んで小さなスペースで止まった。辺りには足元を照らす明かりすらなくて戸惑っていると先に降りた相手に手を取られて続けて機体から降りる。そのまま少し移動して鉄塔の真下にやってくる。そこでようやくここが目的地だと明かされるが見た所何か特別な景色や物がある訳では無い。辺りを観察するように見ながら「確かに他に誰かが来れる場所でもないし、この街の象徴の場所ではあるけど…君が連れてくるような何かがあるようには見えないよ」とイマイチピンと来ていないような素直な反応を見せて)

  • No.7569 by 探偵  2025-01-07 07:47:28 


確かに、これじゃただの薄暗い場所だよな。でも……3…2…1…、
(相手の手を取り薄暗い鉄塔の真下へとやってくる、二人っきりの空間ではあるがただの薄暗いスペースに相手はどこか戸惑っているようだ。確かに移動はしたもののこのままでは先程の倉庫裏と大した違いはないだろう。それを認めるように返事をしつつ再び時計を確認する。どうやら時間ピッタリの様だ。減っていく秒数に合わせてカウントダウンをしていく、そして0になった瞬間、周囲の鉄塔が眩く輝き始めた。二人をぐるりと囲うように鉄塔に施された電飾が煌めいて光が波打つような演出のあと、その光の波は上へと伝搬していって遂には風.都.タ,ワ.ーの羽根へと広がり頭上が一気に明るくなった。今度は周囲が緑色の光に包まれまた波打ちながら登っていくとタワーの羽根を緑色に変える、その後も様々な色と演出を交えながら自分達の周りと風.都.タ.ワ.ーは煌めき続けた。暫くその光に目を奪われた後に相手の方へ目線を戻して「風.都.タ.ワ.ーのイルミネーション見るなら特等席がいいと思ってな」とようやくここに来た目的を明かしつつ手を強く握ると「ここからの景色をお前と見たかったんだ」と心の内を伝えて)

  • No.7570 by 検索  2025-01-07 10:54:36 

でも…? …っ!…綺麗だ。
(薄暗いスペースでここに来た理由が読めずに戸惑いの感情を見せていれば相手は肯定を示す。その表情から何か用意しているのは明らかで期待を持たせるような言葉とカウントダウンに何となく繋いでいた手に力を込めた。相手がいうカウントダウンがゼロになった瞬間、鉄塔に巻き付けられた電飾に一気に光が灯った。まるで生きて波打っているかのように次々に光が宿って色がついて上部へと広がっていく。その景色に圧倒されて何も言えないでいると今度は辺りにだけあった緑光が上まで伝わってその街の象徴であるタワーの羽根部分を染め上げて輝きながらゆっくりと回る。壮大で綺麗なイルミネーションの一番近いところ、或いはその中に自分達が居ることに心が震えると段々と変わっていく風.都.タ.ワーの景色を目に焼き付けながらぽつりとありのままの感想が零れた。そのまま目を奪われていたが視線を感じて手を強く握られると顔を相手の方に向ける。相手はこの街のことを良く知っていてクリスマスも何度もここで過ごしているはずだ。そんな相手が選んだこの景色は風.都の中で一番の景色なのだろう。それを見る為の自分達だけの特等席を用意してくれて一緒に見たかったと言われると胸は感動や嬉しさでいっぱいになって「こんな景色初めて見たよ。…翔太郎、風.都.一綺麗で幸せだ」と無邪気に微笑んで)

  • No.7571 by 探偵  2025-01-07 12:26:43 


……お前がそう言ってくれるなら何よりだ。……、…
(カウントダウンがゼロになった瞬間に薄暗かった周囲は一気に眩い光に包まれる、チラリと相手の方をみれば食い入るように登り広がっていく光を眺めて夢中になっていてポツリと呟く言葉が聞こえれば胸が暖かくなるのが分かった。この景色を相手と見たかったのだと伝えればその顔には無邪気な笑みが浮かぶ、その瞬間に心から今日相手と共にここへきて良かったと気持ちが華やいでこちらにも笑みが浮かんだ。イルミネーションの光は止むことがなく二人を包み込む、光の波の中に二人ではいって目の前には微笑む相手がいる。この胸に溢れる幸せは止むことがなくて少しでもこれが伝わるようにと相手の正面に立てば背中へ腕を回して抱き締める、そして眩い光の中で相手と口付けを交わした。先程のような悪戯なものではなく相手へと想いを伝える口付け、暫くの間唇を重ねたあとゆっくりと離してその瞳を見つめる。揺れる光が相手の瞳に反射してその輝きに魅入られるようだった。上半身を少しだけ離すと内ポケットに手を入れる、そして細長い箱を取り出すと「メリークリスマス、フィリップ」と相手へ差し出して)

  • No.7572 by 検索  2025-01-07 14:41:05 

……翔太郎、ん…。…、随分と準備が良いみたいだね
(特等席で次々に移り変わる光の波を目に焼き付けながらもここに連れてきてくれた相手に感想を伝えるとその顔が柔らかく微笑んだ。現実離れしたこの空間では美しい景色も含めて二人だけの世界に来てしまったかのようだ。胸が温かいものでいっぱいになっていると相手が正面にやってきて抱きしめられる。こちらからも背中に腕を回すとどちらともなく顔が近づいて唇が重なった。以前クリスマスについて調べた際ヤドリギの下でキスをすると幸せになれるという言い伝えが一瞬脳裏に浮かんだが自分達にはこちらの方がピッタリだろう。十分にその感触と相手からの好意のようなものを受け取り、確かめたところでゆっくりとその唇を離す。こちらをまっすぐと見つめる相手の瞳にはきらきらと周囲の光を反射して何よりも綺麗で愛おしく思えた。軽く擦り寄るような仕草をしていると相手が内ポケットを探って細長い箱のようなものを取り出すと思わず目を見張る。だがすぐにそれがクリスマスプレゼントだと分かれば破顔して子供のような笑みを見せながら箱を受け取った。包装されたプレゼントは持ってみても大きな特徴がある訳でもなく、中身が気になると「ここで開けてみてもいいかい?」と楽しみが隠し切れない声色で問いかけて)

  • No.7573 by 探偵  2025-01-07 18:03:57 


そりゃ特別なクリスマスデートだしな。…あぁ、開けてみてくれ
(相手を抱き締め見つめ合えばどちらからともなく唇が重なる、奪い去る口付けだって好きなのだがこうやって想いが通いあう口付けも何度だって交わしたい。再び目線を合わせて相手がこちらへと擦り寄る感触に口元を緩ませながら細長い箱を差し出す、今日この日に相手に渡すために用意したクリスマスプレゼントだ。リボンに包まれた箱を見た相手はとびきりの笑顔になってこちらにまでその喜びが伝わってくるようで、楽しみが溢れ出すその反応を一時も逃さないように見つめ続ける。気持ちが浮つくままにキザっぽく返事をするものの直ぐに照れくさくなってしまって思わず自分で笑ってしまう。相手の子供っぽい笑みは止まらなくて中身が気になるようでこの場で蓋を開けるように促す、リボンが解け蓋がなくなったその箱の中には腕時計が収められていた。相手は個性的な服装を好んでいて腕につける時計もそれに負けないくらいに個性的だ、そのバランスも加味して銀色の縁に濃い深緑色の文字盤、茶色の革ベルトは通常よりも太めのもので存在感のある腕時計を選んだ。煌めく光の中で同じく時計もその光を反射して輝いていて「なぁ、それつけてみてくれねぇか?」と願いを口にして)

  • No.7574 by 検索  2025-01-07 19:54:47 

…これは、時計? 今着けているのに全体のデザインは似ているけど文字盤が僕の色だ。…ああ、
(普段はツッコミを入れるキザっぽい言葉すら今は気にならないほど貰ったプレゼントに舞い上がって宝物のようにそれを見つめる。中身が気になって開けて良いかと問えば了承の返事がされてリボンを丁寧に解いてそっと箱を開けた。中には見慣れない腕時計が収まっていて感嘆の声と共に目を輝かせると心が動くままにそっと取り出してみる。良く依頼人や街の人がしているような細身のデザインやスタイリッシュな物では無く、太めの茶色の革ベルトの上に存在感のある文字盤が配置されている個性的なデザインだ。貰った時から着けている今手首にある物と大まかな雰囲気は似ているが自分のメインメモリ本体と端子の深緑と銀色がより映える配色とデザインになっていて一気に心が奪われる。選び抜かれたであろうことが伺える拘りに声を弾ませていると相手が早速装着するように促す。勿論それに承諾すると今の時計を外して貰った時計を身につける。ベルトを締めて位置を調整してみると思った以上にしっくりとそこに収まって周囲の光を反射して輝いているようにも見えた。相手の方を向くと文字盤が見えるように手首を自分の前に持ってきながら軽くポーズを取ると「どうだい?」と既に誇らしげな笑みで見せて)

  • No.7575 by 探偵  2025-01-07 21:13:44 


散々迷ったけど、その文字盤が買う決め手だったんだ。……すげぇよく似合ってる
(自分が選んだプレゼントを最初に相手が見る瞬間はいつだって緊張するものだが腕時計を目にした相手は目を輝かせて直ぐさま時計を取り出していてその興奮具合がよく分かれば思わずニヤけてしまう。相手は直ぐに文字盤がメインメモリの色であることに気がついて拘った部分を気に入ってくれた様子にまた胸は華やいでしまう、理想的な文字盤の色に縁が端子と同じ銀色だったこれを見つけた時は心が踊ったものだ。時計を選ぶにあたって一番心を掴んだ文字盤のことに触れつつ時計を着けるようにお願いすると相手は早速今つけているものを外してプレゼントしたばかりのそれを身につける。狙い通り相手の個性的なファッションに埋もれない太いベルトは存在感ばっちりで満足気に笑みを浮かべるが、それ以上に相手がどこか誇らしげにプレゼントした時計をこちらへと見せているのが嬉しくて幸せで、プレゼントを喜んで身につけてくれていることが何より幸福だった。再び相手の背中へとしっかり腕を回して抱き締めると「そいつをお前がつけて事務所にいく日が楽しみだ」と期待を寄せれば大切な人に大切だと伝えるように強く抱き締めて周りの輝きに背中を押され「愛してるぜ、フィリップ」と飾らない言葉を口にして)

  • No.7576 by 検索  2025-01-07 22:46:14 

今日から共に過ごす時も離れていても検索してる時もずっとこの時計と一緒だ。…僕も愛してる、最高のプレゼントをありがとう、翔太郎
(自分が最初に目についてこの時計を気に入った所が相手が選んだ決め手だと聞けば同じ事を考えているのが分かって自然と口角があがる。促されて早速身に付けてみれば手元でばっちり存在感を示しながら今の格好に馴染んでいる。正真正銘自分のモノになったような気がして相手からも褒められると誇らしげに時計を見せた。無邪気に喜んでいれば相手の腕が回されて期待の言葉と共に抱きしめられる。この時計は相手の言う通りこれから事務所に行く時は勿論何処に行く時も身につけるだろう。別々の得意分野で捜査して離れる時や地.球,の.本.棚にアクセスする時も相手がくれたこの時計が相手と気持ちを繋いでくれると思えば悪くない。弾んだ気持ちを伝えていれば相手と目が合う、そして最上級の言葉が送られるとこちらも自然と笑みが浮かんで感謝を伝えた。そうして再びぎゅっと抱きしめていたがふと顔を上げると「あ、…君の後だと少々インパクトに欠けるけど僕もプレゼント用意してるんだ」と話を切り出す。ポケットを探って小さめの紺色のプレゼントの箱を取り出すとそのまま相手に差し出す。「アクセサリーとかマフラーとも悩んだけど君がこの街の人に手を差し伸べる時に二人で居るにはこれが一番かと思ってね」と説明を添える箱の中身は黒の本革素材の名刺入れだ。アクセントとして入っている紫の革と糸のラインやゴールドの金具が切札メモリを感じさせるがポケット部分の裏地には自分のメモリの色でもある深緑が忍ばせてあるのもポイントだ。街の中で事務所を紹介したり探偵である事を名乗ったりする時、必ず使う名刺とそれを入れる名刺入れはその人と自分達を繋ぐ重要なツールだ。今まで相手だけで行われていたそれに相棒として自分も関わりたいと思って選んだ名刺入れを見ながら「アキちゃんに言って名刺も新調して貰ったんだ」と数枚入れておいた名刺を指さして)

  • No.7577 by 探偵  2025-01-08 07:46:09 


どういたしまして。…え、お前も用意してくれてたのか?
(自分が贈ったものをこれほど喜んでくれるのが嬉しくて胸に幸せは止まらず溢れる気持ちのまま抱き締め言葉を送る、目線を交わす相手からお礼と同じ言葉を受け取ると口元は綻んで互いに腕に強く力を込めた。そうして体温を共有していればふと相手が顔をあげてプレゼントがあるのだと言われこちらも顔をあげて目を瞬かせる。デートだと言っただけで特にプレゼントの話題は出しておらずサプライズのつもりだったが相手も考えることは同じだったらしい。同様の思考回路に照れくささを覚えつつ「ありがとよ」と礼を言いながら小さな箱を受け取る、相手がどんな思いでこれを選んでくれたのかを聞いたあとそっとその蓋を開けた。中に入っていたのは名刺入れでシックな黒に鈍く光る本革を用いた大人っぽいデザインにパッと顔を明るくさせると早速中身を取り出す。探偵の魂たる帽子はいつでも携えているものだが探偵をいつでも名乗れるように名刺入れだっていつでも胸ポケットに控えている大事な仕事道具でこれさえあればいつでも二人で一緒に泣いている誰かに手を差し伸べることが出来る、二人で仕事を出来るようにとこれを選んでくれたことを思えば胸が暖かく華やいだ。アクセントとして付けられた紫の部分を指でなぞると「俺の色だ」と嬉しそうに口にし中を開けてみる、すると裏地には相手の色である深緑が敷かれていて今度は宝物でも見つけたように無邪気に笑いながら「お前の色だ!」と声を弾ませた。さらに名刺まで新調したと聞かされると「そうなのか?よくアキコ説得できたな」と驚きの表情を見せる、あの守銭奴の所長の了承を得るには骨が折れたことだろう。促されるように指をさされると中に収められた名刺を一枚取り出して)

  • No.7578 by 検索  2025-01-08 11:41:26 

心機一転、新しいのが欲しいってお願いしたんだ。 それともう一つ理由があって…これ、僕の名刺も作って貰ったんだ。 だから最初の一枚目、君が貰ってくれるかい?
(プレゼントの存在を明かすと相手は目を瞬かせる。クリスマスといえばプレゼントだと教えてくれたのは相手だ。小さな箱を渡すとそれが相手の手によって開かれ、その中身がシックなデザインの名刺入れだと分かれば相手の顔がぱっと輝いた。表には相手の色である紫が、中の裏地には自分の色である深緑があってそれを見つける度に子供みたいにはしゃぐ相手は微笑ましくて自然と笑みが浮かんだ。メインの贈り物はこれだけだが中にある名刺も新調したと告げれば少し驚いたような反応が返ってくる。メモリのせいとはいえ一度相乗りを降りかけた自分達がこれからもこの街で探偵をやっていけるように選んだ名刺入れでもあり、決意という意味もそこに含んでいる。形から入る相手に倣って心機一転という気持ちともう一つ、所長を説得した要因としてはこちらが大きいだろうと語りながら取り出したのは一枚の名刺だ。だが今相手の手元にある名刺とは違って『鳴.海.探.偵.事.務,所 フィリップ』と事務所の情報と自分の名前が刻まれているのを見せる。今まで名刺の類は持ってなくて必要であれば相手のものを渡していたが今回新たに作って貰ったのだ。安楽椅子探偵であることと組織から隠れてる身として作って貰った枚数は少なく、実際に誰かに渡す機会もあまり無いだろうが名刺であることには変わりない。今手元にあるのはその記念すべき一枚目だと自慢げに告げるといつも相手がしているように名前の面を相手の方に向けながら差し出して)

  • No.7579 by 探偵  2025-01-08 12:31:36 


お前の?、………あぁ、もちろんだ
(相手と自分の色が織り込まれた名刺入れから新たな名刺を取り出す、書体や文字の配置がより整えられ綺麗になっていて心機一転という言葉に相応しい出来だ。だがそれでも所長を説得するには難しいように思っていると相手から一番の要因が明かされた。相手が一枚の名刺を取り出す、そこには鳴.海.探,偵,事,務.所の文字と共に相手の名前が刻まれていて暫し固まって名刺から目を離せなくなってしまった。今まで表に出て調査をするのは自分の役目で相手は組織の目を避けるためもありガレージにいることが多かった、依頼人と会うことさえなく依頼を解決した回数だって少なくない。しかし相手は自らの意思でこの名刺を作ってきた。クリスマスデートと称したこれの発端は相乗りの解消まで至った事件で二人の関係を修復し取り戻した先でのものだった。一度瓦解しかけた所から元に戻ってそれ以上の位置へ相手が腰掛けて相乗りを続けようとしてくれている。相手の事情を考えれば多くの名刺を渡すことは出来ないかもしれないがそれでも相手は事務所の探偵であり間違いなく自分の相棒なのだとより強く感じて、相手もそれを強く宣言しているように思えた。相手の記念すべき一枚目の名刺がこちらへと差し出されて目線を相手へと戻す。この特別な一枚を受け取らないわけにはいかない、むしろこの最初の一枚を誰にも渡したくなかった。名刺を受け取れば改めて相手の名前が刻まれたそれを見つめて「大切に取っとかねぇとな」と口元を緩めると今貰ったばかりの名刺入れに相手の名刺を収めて)

  • No.7580 by 検索  2025-01-08 16:48:14 

これも僕の初めての相手だね。…翔太郎、
(自らの名刺を見せると相手は固まってじっとその文字を見つめている。事務所名とともに刻まれた自分の名前はそこの所属を表していて相手の名刺と同じデザインをしている。今までも間違いなくこの街の探偵だったのだがこうして形になるとより一層相手の相棒である実感が強く湧くものだ。その特別な一枚を相棒に差し出すと目線がこちらを向く。力強い返事と共に名刺が受け取られて再び相手の視線が自分の名前をたどる。そして嬉しそうに口元に弧を描くのを見れば胸が幸せで充実した気持ちでいっぱいになっていく。大切そうに名刺入れに自らの名刺が仕舞われると二人の名前が並ぶようになってこれも自分の【初めて】であると声を弾ませた。相手から貰う事はこれまで何度も合ったがこうして自分が考えた物を渡して喜んでくれる所を見るのは珍しく、そして何よりも嬉しい。2人だけのこの特等席で特別な想いも物も沢山受け取って風の冷たさなど感じなくなるくらい心が暖かくなるが溢れる気持ちは収まりがつかなくて今度はこちらから腕を回して勢い良く抱き着くと軽く擦り寄りながら「今までで一番幸せなクリスマスだ!」とありのままの気持ちを口にして)

  • No.7581 by 探偵  2025-01-08 17:39:47 


あぁ。お前の初めての名刺を受け取ったのもこの名刺入れに初めて名刺を入れたのも俺達だ。…、フィリップ…違いねぇ。最高のクリスマスプレゼントをありがとな
(相手の名刺を相手から贈られた名刺入れへと仕舞う、これも初めてだと声を弾ませる相手に軽く頷くとまた相手と【初めて】を共有したのだと噛み締めるように口にした。相手が自分の名前を呼ぶ、煌めく光の中で呼ばれるその名前は心に染み渡るように響いてこちらも名前を呼んだ。相手はこちらへと勢い良く抱きついてきてそれをしっかりと抱きとめる、溢れ出る相手の気持ちを受け取ったようでもいてこちらからも相手の体を強く抱き締めた。続いて弾んだ声が聞こえればこちらも口元に笑みを浮かべながら同意する、去年のクリスマスだってもちろん幸せだったが相手とまた同じく時を過ごしてそれ以上に幸せな時間を過ごせたことが嬉しくて仕方がなかった。擦り寄る相手にこちらからも頬をくっつけるようにして接触面積を増やす、相手と幸せな時を過ごして心はこれ以上なく暖かいのだが触れる頬はすっかり冷えてしまっていてそのギャップにまた笑い声を漏らした。どうやらそこそこの時間この幸せな空間で過ごしているらしい。この輝く場所にいつまでもいたい気持ちもあるが風邪を引いてしまってはもともこもない、名残惜しくはあるが相手と目を合わせると短い口付けを送って「そろそろ俺達の家に帰るか」と声をかけて)

  • No.7582 by 検索  2025-01-08 19:24:06 

どういたしまして。…ん、そうしようか。
(沢山の想いと初めてを受け止めて溢れる気持ちのまま相手に抱きつくと力強く受け止められて感じる温もりに笑みが零れた。ぎゅっと抱き着きながら最高のクリスマスだと話すと直ぐに肯定の返事がされてこうやって幸せだと言い合える事に満たされる想いがした。相手に擦り寄って頬までくっつけるとひやりと冷たい心地がしてお互いに小さく笑う。気づかぬうちに大分冷えてしまっていたらしい、ぱちりと目が合うとまた自然に顔を近付けて口付けを交わす。少し離れてみるとイルミネーションの光に照らされた相手は依然輝いてみえるが同時に早く二人きりの場所に連れ去ってしまいたくもなった。相手も似たようなことを考えたのか帰宅することを提案されると賛成を示し、こちらからも軽くキスを送ってからゆっくりと腕を解いた。再び手を繋ぎ、なんとなく街の方に目を向ければイルミネーションが行われている場所は勿論個々の家の明かりが見えた。この全てが自分達が暮らす街で守っていきたい場所なのだと実感すれば自然と口元に笑みが浮かんだ。そのまま停めていたハ,ー,ド,タ,ー,ビ,ュ,ラ,ーの元に行くと相手に続いて乗り込み、腰に腕を回すと「帰りも安全運転で頼むよ」と笑いながら告げて)

  • No.7583 by 探偵  2025-01-08 20:58:39 


あぁ、任せとけ
(二人で想いを伝えあって分かちあって胸はただただ相手といる幸せでいっぱいになる。自分達しか来ることの出来ない特別な場所が名残惜しくもあるがそろそろ相手を暖かい部屋で独り占めしたい気分だ。どちらからともなくまた口付けを交わして尽きない幸せに浸っていたが相手からも口付けを受けるとそっと腕を解いて手を繋ぎ直す。ハ.ー.ド.タ.ー.ビ.ュ.ラ.ーへ戻る前に相手は街の方へと目を向けてつられるように眼下に広がる風の街を眺める。自分を育ててくれた愛すべき街、そして相手と共にずっと守っていきたい大切な場所は様々な明かりを放ちながら風,都,タ.ワ.ーに負けないくらいに輝いている。チラリと相手の方をみればその口元には笑みが浮かんでいてこちらも自然と笑みが浮かぶ。相手は間違いなくこの街の探偵だ、懐に入れた名刺に刻まれた通りに。やがて相手と共に機体へと乗り込めば腕がしっかりと回される、そこを軽く叩いて合図をしてから再び空へと舞い上がった。煌めく風都の周りをぐるりと一周回って空からもイルミネーションを眺めてから家の方面へと移動する。自宅近くの裏路地にあるちょっとしたスペースに降り立てば「到着だ」と背後に目線をやりながら言って)

  • No.7584 by 検索  2025-01-08 21:38:28 

ありがとう。寒くなってきたし今日は帰ろうか。
(今日だけの特別な街の姿をしっかりと目に焼き付け、これからもここで過ごして守っていくのだと思えば自然と笑みが浮かぶ。ちらりと見た相手も同じような笑みを浮かべていてちゃんと二人でこの場所で居れることの幸せを噛み締めていた。そうして機体に乗り込んでしっかりと相手に掴まると帰りの運転も相手に任せる。軽い合図の後、機体は空へと舞い上がってクリスマスの街を大きく一周する、自分たちしか見れないであろう贅沢な景色を堪能し、今まで訪れた場所を当てたり個性的なイルミネーションを見つけたりしながら空の旅を楽しんだ。そうしてゆっくりとか高度を下げて家の近くの裏路地に降り立つ。到着が告げられるとテンションが上がった勢いで感謝の言葉と共に後ろから頬に短く口付けを落として機体から降りた。特等席でイルミネーションを楽しんでいる内に大分地上は寒くなっていて吐く息も白い。デートが終わってしまうのは少々寂しいが一緒に居ることは変わりなくて降りた相手の手を取るとそのまま自宅へと歩いていく。去年貰った鍵で家のドアを開けて「ただいま」と帰宅の挨拶をしながら中へと入る。早速暖房を付けて上着を脱いでハンガーで掛けていると部屋の明かりを反射する貰ったばかりの時計の存在がより強く感じるようになる。軽く掲げてみながら気に入った文字盤と縁の色を見ると一人で満足げに笑みを零して)

  • No.7585 by 探偵  2025-01-08 22:24:44 


ただいま。……よっぽど気に入ったみてぇだな
(街を彩るイルミネーションを二人で存分に眺めてからハ.ー.ド,タ.ー,ビ.ュ,ラ.ーが地面へと降りたてばいよいよ特別なクリスマスデートも終わりの時だ、だがデートが終わっても相手と二人で一緒にいることに変わりはない。到着を告げれば後ろを向いた顔の頬へ短く口付けがされる、こんな些細なことにさえ唇が伴うなんてなんとも恋人っぽいことに照れ笑いが浮かんでいた。機体にはガレージに戻るよう指示を出しておき相手と手を繋いで二人の家へと移動する。心はまだまだ相手への想いや今日の思い出で暖かいが吐く息は白くなっていてすっかり体も冷えていることだろう。玄関へとたどり着けば相手は自分色のキーケースを取り出していて贈ったものがこうして日常に馴染んでいることにまた喜びを覚えていた。帽子や上着など一通りのものをしまい終えて相手の方をみればその視線は掲げられた腕時計へと注がれている。プレゼントを見つめる姿をみればまた嬉しさが込み上げてきて思わず背後から相手を抱き締める、相手と同じ目線で時計をみてみるとやはりそれは相手によく馴染んでいて「これ選んで正解だった」と軽く首元に擦り寄り)

  • No.7586 by 検索  2025-01-08 23:30:06 

ああ、外の明かりと蛍光灯では見え方がしばしば変わる事があるけどどちらも綺麗な色だ。 時計のプレゼントには同じ時を刻みたいとか離れていても一緒という意味が込められているそうだよ。
(二人で手を繋いでいつもの家に帰ってくる。これでクリスマスデートは終わってしまったが贈られた想いも物も手元に残っていて上着をしまうとつい視線は腕時計に向かう。より見えやすいように手を掲げて時計を見ては笑みを浮かべていると背後から近付いてくる気配と共に後ろから抱きしめられた。上着が無くなった分相手の体温をより直接感じるようになると軽く体重を預けるように身を傾けながら相手の言葉に肯定を示す。装飾品や服は外と家の中では受ける印象が変わることも多いがこの時計は依然自分を示すメモリの色と共に存在を示していて口角が吊り上がる。相手も気に入った上での贈り物だったようで首元に擦り寄られながら告げられた言葉にくすっと笑うとその頭を軽く撫でながらプレゼントについて調べた時に得た情報を共有する。時計の贈り物は時間に関しての意味合いが強いようでちらりと相手の顔を覗くと「相乗りしてる僕達にピッタリだね」と嬉しそうに笑って告げ)

  • No.7587 by 探偵  2025-01-09 07:54:35 


そうなのか?…あぁ、俺達の思ってる事そのままだ
(相手を後ろから抱き締めて一緒に今日贈った時計を眺める、上着を纏わなくなった分二人の体はより近づいて温まり切っていない体はまだひんやりとしていた。体温を共有していると軽く体重が預けられてしっかりとその体を抱きしめたまま相手の視線は文字盤の深緑へと注がれる、受ける光の色が変わっても変わらず相手の腕に映える緑は綺麗で心底これを選んで良かったと思えた。軽く頭を撫でられて相手の手に擦り寄っている間に腕時計を贈る意味を教えられる、意識して選んだわけではなかったが同じ時を刻みたいという想いも離れていても一緒だという想いも何度も互いに願ってきたもので、交わしてきた約束だ。こちらを覗く相手に軽く頷きながら同意する、偶然にもより強く相乗りを誓った二人に相応しい贈り物になったようだ。視線があえば引き寄せられるように唇を軽く重ねてそこの柔らかさを享受する、そこでもう一つ今日の思い出の品があるのを思い出すと抱き締めた体が離れないようにめいっぱい手を伸ばして脇に置いていた袋を手にとると「こいつも飾らなきゃな」と中からスノードームを取り出して)

  • No.7588 by 検索  2025-01-09 11:44:09 

大切にするよ。…ああ、今日の大切な思い出だ。
(顔を覗かせる相手の頭を軽く撫でながら腕時計を贈る意味を説明すればそこまでは考えていなかったようで感心したような反応がされる。閉じこもって自分だけの世界で過ごすのではなくこの街で同じ時間を歩むのに必要な物、常に身に着けるだろう時計が相手から贈られたことに改めて幸せを?みしめていた。自分の想いを伝えながらその送り主に視線を送ると目が合って再び顔を近づけて軽い口づけを交わす。そっと離れたあとも軽く擦り寄っていると相手がこちらを抱きしめたままテーブルの上の袋に手を伸ばす。ほんの僅かな時間と距離すらあけたくないという相手の態度に思わずくすくす笑いながら袋を手に取り、中身を取り出す様子を見つめる。あの後スケートをしたりイルミネーションを見たりと色々したが本体は壊れることなく、二人の雪だるまの上に綺麗な雪を降らせていて表情が緩んだ。これも今日を示す大事な思い出の一つだ。手の中に収めて暫し雪が降る様子を見つめていたが部屋の中をきょろきょろを見渡すと相手の腕を掴んで離さないまま数歩移動して相談していたようにベッドの近くの棚の上に置いてみる。それだけで一気に部屋の中が冬っぽく彩られると「これならいつでも二人の雪だるまを鑑賞できそうだ」と無邪気に笑って)

  • No.7589 by 探偵  2025-01-09 12:31:03 


……そうだな。この位置なら部屋の何処からでも見れそうだ
(ただ相手と目があったからとそれだけの理由で軽く口付けを交わす、特別な理由がなくたって恋人だけの行為ができることに胸を満たされながら擦り寄る相手の心地を堪能していた。なるべく体を離さないようにスノードームを手にすると相手は小さく笑っていて相手の体の前でスノードームを取り出し手渡す、接着に問題はなかったようで二人で作った二つの雪だるまが煌めく雪の中に仲良く並んでいてまた相手と共に暫くそれを眺めていた。やがて相手が腕を掴んで移動を始める、相手の歩幅に合わせて棚の傍までやってくると予定通り棚の上にスノードームが置かれた。二人を模した二つの雪だるまが収められたそれは棚の上に置いたことで部屋のどこからでも見える位置にあっていつでもこの最高のクリスマスデートを思い出せそうだ。スノードームがこの部屋に加われば後に考えることは相手だけ、後ろから抱き締めたまま後頭部に軽く擦り寄りつつ「そろそろ風呂はいって体温めてきたらどうだ?」と提案して)

  • No.7590 by 検索  2025-01-09 14:29:59 

ああ、後で撮った写真も整理しなければ。…そうだね、今日は体も使ったし後はゆっくり過ごしたい
(二人で棚の前まで移動してきてスノードームを飾る。相手の言う通り何処からでも見れる位置に置いたことで見る度に今日のことを思い出すだろう。思えば最初に来た時よりも随分自分のものや二人の思い出の物も増えてきて相手の家から二人の家になったことに自然と笑みが浮かんだ。スノードームと同じく二人で撮った写真も後で整理しておこうと口にしていると相手が後頭部に擦り寄ってきて風呂に入ることを促される。大分外の冷たさは無くなってきているがこの後ゆっくり過ごすことを考えても先にやる事を済ませてしまった方が良さそうだ。同意するように頷くと相手の腕の中で体の向きを変えて向かい合うような形になる。少し温まった相手の頬に手を添えるとまた短くキスを落とした。今日だけでも何度もキスをしたことに子供のように笑うと「じゃあ先に入ってくるから待っててくれ」と伝えて少々名残惜しいが腕を解いて脱衣所に向かう。貰った腕時計も外して大事に取って置き、服を脱いで中へと入る。長時間外にいた体にはシャワーの温かさが身に染みて安堵の息を吐いて温まりながら髪と身体を洗う。泡を洗い流して浴室を後にすると相手の色の寝巻に着替え、軽く髪を拭きながら「上がったよ」と声を掛けて)

  • No.7591 by 探偵  2025-01-09 17:48:13 


あぁ。アイススケートで結構体力使ってるはずだしな、あとはゆっくりしようぜ
(スノードームも無事定位置を見つけてまたひとつ部屋に彩りが加わる、大騒ぎしながら撮った写真も大切に保管しておかなければ。風呂に入るように促せば相手から同意の返事が返ってくる、慣れないアイススケートでめいっぱい氷の上を滑ってなんだかんだ言いながら歩き回ったのだからそこそこ体力は使っているはずだ。明日のためにもこの後の時間はゆっくりと過ごした方がいいだろう。相手を浴室へと見送って残っていた片付けを済ますとふと視界に今日着ていったジャケットが目に入る。引き寄せられるようにそこへ近づくと胸ポケットから今日貰ったプレゼント、名刺入れを取り出した。ハードボイルド探偵に相応しい大人っぽさの中にメモリと同じ紫と金が入っていて何よりお気に入りは中を開けた時に見える深緑色だ、きっとこの名刺入れを開ける度にいつでも相手が傍にいるのだと実感することが出来るだろう。その中に差し込まれた相手の名刺をそっとなぞる、これもどこかに保存しなければならないが暫くはこの名刺入れの中に居て欲しかった。そうやってプレゼントを眺めていると相手が風呂から上がってきて「おかえり」と声を掛ける、相手が纏う色はこの名刺入れと同じく紫色で自然と口角を上げていて)

  • No.7592 by 検索  2025-01-09 19:48:51 

ただいま。…すっかり僕達の周りはこの色で溢れるようになったね。
(風呂から上がってリビングにやってくると相手はハンガーにかけたジャケットの前に居てその手には今日贈った名刺入れがあった。そして相手の視線が自分の着ている寝巻きに注がれたのに気付くとその意味に気付いてこちらも口角が上がった。おかえりに対応した言葉を向けながら相手に近付くと緩くその体に抱き着く。風呂上がりのぽかぽかした体温を分け合いながら視線を名刺入れに向ける。この寝間着も名刺入れもそうだが箸からキーケースまでいつの間にか生活の中で自分達を表す色を沢山この部屋に置いたり持つようになった。色とお互いが結び付いている事に喜びの声を弾ませると「君も早く僕の色に染まりたまえ」とじっと相手を見つめて)

  • No.7593 by 探偵  2025-01-09 20:11:08 


確かにそうだ、これもそのひとつだな。……あぁ入ってくる
(自分に贈られた名刺入れと相手が纏う色と、そのどちらもが同じ色であるのが嬉しくてつい幸せを噛み締めてしまった。その間に相手は近づいてきて緩く抱き締められるとこちらからも腕を回す、相手の体温は風呂によってすっかり暖かくなっていてその心地良さに吐息をついた。相手の言うように二人を示す色はこの家を、そして日常を至る所で彩っていて二人で一人を表すものになっている。日常の中に当たり前にこの二色が溢れているのが相手と一緒にいるのだと強く感じさせてくれる。弾む声にこちらも頷きながら答えていると今度はこちらが風呂に入るよう促された。つい名刺入れを見入ってしまったがせっかく目の前に相手がいるのだから二人だけの時間を存分に過ごしたい。こちらを見つめる相手に軽く口付けを送ってから一旦腕を解く、名刺入れを内ポケットへ仕舞えば風呂場へと向かった。温かいシャワーを浴びれば僅かに残っていた冬の空気さえ流れていって全身が温かくなる。体を洗い終えて相手の色の寝間着を纏ってバスタオルで髪を拭きながらリビングへ戻ると「待たせたな」と声をかけて)

  • No.7594 by 検索  2025-01-09 20:57:43 

…おかえり。せっかくだからコーヒーの代わりにクリスマスマーケットで見たホットチョコレートを入れてみたんだ。勿論飲むだろう?
(身の回りに溢れた自分達の色を見ていると相手の服も早くお揃いの自分の色に染めたくなってじっと見つめながら風呂に入るように促す。すると軽く口付けがされて直ぐに了承の返事がされると満足そうに笑みが浮かぶ。「行ってらっしゃい」と言って相手を見送ると髪を拭くのはそこそこに何かほっとするものを飲みたい気分だ。いつものようにコーヒーを入れても良いのだがクリスマスマーケットの中に気になるメニューがあったのを思い出すと台所に向かった。キッチンの前に立ち地.球.の.本,棚に入ってその飲み物、ホットチョコレートについて調べてみる。作り方を調べると思ったより簡単そうで早速棚からお揃いのマグカップを出してくると小鍋で牛乳を温める。軽く沸騰するくらい熱すると火を止めて探し出してきた板チョコを割り入れて溶かした。そのタイミングで風呂場から相手が上がってくる音がすればマグカップに出来たホットチョコレートを入れてから相手を迎えに行く。リビングにやって来た相手は自分の色の寝間着を纏っていて自然と笑みが浮かぶ、そしてテーブルに並ぶ二つのマグカップを指差すと自信たっぷりな様子で尋ねながら手を引いて移動して)

  • No.7595 by 探偵  2025-01-09 21:49:09 


…、…すげぇ良い匂い……もちろんだ。ありがとよ、フィリップ
(髪を拭きながら戻ってきたリビングで一番最初に感じたのは先程までなかった匂いで甘い香りが鼻腔を擽ると体が温まったのも相まってさらに体の力が抜けていく。こちらにやってきた相手はお揃いであり相手の色でもある寝間着姿に満足そうに笑う、そしてホットチョコレートをいれたのだと指さされた方を見てようやく匂いの正体が分かればパッと顔を明るくさせた。特別でしっかりと寒い日を過ごした後にはピッタリの飲み物だろう。自信たっぷりにこちらの回答を待たずに相手は手を引き始める、もちろん答えは相手の想像通りのものだ。テーブルまでやってくるとより一層甘いチョコレートの香りが辺りを漂っていてこちらの表情まで溶けてしまう、せっかくならと二人分の椅子を並べるようにしてから左側へと座った。相手が隣に座ればいつか夢の国で買った思い出の品であるマグカップを手に取る、こちらが風呂をあがるのにあわせて作ってくれたのかマグカップはホカホカでそんな心遣いにさえ嬉しくなってしまう。相手の方を見てから「じゃあ、いただきます」と口にしてから早速一口ホットチョコレートを飲んでみる。温かい体にさらに甘くて温かい心地がじわりと全身に行き渡っていくと思わず目を閉じてその味に浸りながらホッと息をついて「あったけぇ…」としみじみ呟いて)

  • No.7596 by 検索  2025-01-09 22:27:39 

もう少しクリスマス気分を楽しみたいからね。…じゃあ僕も、…甘くて美味しい…
(お揃いの寝間着でそれぞれの色を纏った所でホットチョコレートを入れたことを告げると相手の顔がぱっと明るくなる。デート自体は終わってしまったがまだクリスマスの余韻に浸るというのも悪くないはずだ。返事を聞かぬままその手を引いてテーブルの方に移動すると特別な時のように椅子が並べられて微笑みながらその右側に座った。お揃いのマグカップを両手で包み込むように持つと甘い香りと温かさが広がってほっと一息ついた。先に相手がこちらを向いてからホットチョコレートを飲む。分かりやすく目を閉じてその温かさと甘味を味わっているのが分かれば自然とこちらまで表情が緩んだ。早速自分も火傷しないように軽く冷ましてからマグカップに口を付ける。チョコとミルクの優しい甘さとほっとするような温かさが広がって想像以上に今の状況にピッタリのドリンクになれば幼く笑ってさらに1口分飲みながら「クリスマスにピッタリだ」と呟いて)

  • No.7597 by 探偵  2025-01-09 23:02:21 


クリスマスマーケットで見つけてたのか。…あぁ、今日だけ特別ないい甘さ具合だ
(クリスマスという単語が出てきてホットチョコレートを選んだ理由に合点がいくと口元に弧を描く、きっと最初にマーケットを見て回った時に見つけていたのだろう。クリスマスの夜を過ごすのには最高のお供だ。相手のホットチョコレートを飲めば温かさと甘さが相まって風呂でほぐれた体はさらに緩まっていく。リラックスするようにゆっくりと呼吸するが様々な温かさに包まれていれば唯一足りない相手の温もりも欲しくなってしまう。相手が一口飲んでいる間に二人の間を詰めるように体を寄せてまた一口ホットチョコレートを飲む、相手が用意してくれたものというそれだけで嬉しい温かさに浸って身も心も解されていく。普段はハードボイルドな探偵であり半熟という言葉と甘いという言葉は厳禁だがすっかりホットチョコレートによって溶かされた脳内では素直にいつもは口にしない単語を言葉にしていて相手の方に体を傾けながら軽く擦り寄った。そうすればより相手の体温を感じることが出来て「このままじゃ溶けちまいそうだ」と冗談めかしていって)

  • No.7598 by 検索  2025-01-10 00:23:37 

…ふふ、今日は最高のデートに連れて行ってくれたからそのお礼も兼ねてだ。…溶けてしまっても構わないよ?ここには君と二人きりだからね。
(ふとした思い付きから作ったホットチョコレートだったが予想以上のリラックス効果に身も心もほぐれていく。更に1口マグカップを傾けていると相手が更に身体を寄せてきて口元に笑みが浮かぶ。ハードボイルドを第一に考える相手に表面上は断る態度を取られる可能性も考えてはいたがすっかりその建前も溶けているようで甘さを肯定しながら擦り寄られると何とも可愛らしい仕草に気は緩んで自然と手が伸びてその頭を軽く撫でる。体が傾いてくっつくようになればお互いの体温を共有するようになって心地好い温かさを感じるようになる。今日一日色々な下見や準備から計画立てなども含め最高のデートプランを考えてくれたお礼と労いだと告げていると冗談めいた言葉が聞こえてきて笑いを零す。ゆるゆると相手の頭を撫で続けながら口角を上げ、その言葉を肯定してしまうと相手の顔を覗き込んでそのまま軽く口付ける。お互いに飲んだ後だからかその唇からチョコの風味を感じると「今日の中で一番甘いキスだ」と無邪気に微笑んで)

  • No.7599 by 探偵  2025-01-10 07:56:04 



…へへ、……フィリップが喜んでくれたんなら俺も嬉しい。…お前の前なら溶けちまっていいか
(体の内も外もホットチョコレートの温かさと甘さに包まれてすっかり体のネジは緩まっていき相手にくっつき体を傾ける、すると手が伸びてきて頭を撫でられた。暖かで柔らかな手つきにさらに体の力は抜けていって幼い笑みを漏らす、軽く相手に体重を預けていると今日のデートのお礼なのだと言われて口元が緩んだ。相手に喜んでもらえるようにと考えた計画を最高だと言われてしまえば幸せこの上ない。緩んだ口で心のままを伝えていると相手がこちらを覗き込んで目が合う、頭を撫でられ甘やかされるスイッチが入ってしまい冗談めかしていった言葉さえ肯定されてしまえばもっと相手に甘えたくなってしまった。そのまま顔が寄れば自然と目を閉じて口付けを交わす。二人きりの空間で交わす口付けはホットチョコレートのおかげでいつもより温かくて甘い、口付けの余韻に浸りながら自らももっと甘えたいのだと言外に添えて緩みきった笑みを見せた。無邪気に笑う顔を見ていればもっと甘いキスをしたくなってしまってホットチョコレートを一口飲んで唇に甘さを纏わせてから直ぐに顔を寄せて再び唇を重ねる。先程今日一番甘いキスだといった言葉を塗り替えるように軽く下唇を食むようにして唇に残ったホットチョコレートを塗り込むようにしてからそっと口を僅かに離して「これで今日一番が塗り替えられたな」と楽しげに告げて)

  • No.7600 by 検索  2025-01-10 11:22:37 

…ん、…確かに一番甘いね
(今日一日スマートにエスコートしてもらったお礼も含め頭を撫でてみれば幼い笑い声が聞こえてきた。ここからは自分が甘やかす番だと声を掛け、覗き込んだ顔に口づけを送ると外でした物よりも甘くて温かい。ほっとするようなキスの味に微笑みを浮かべると相手からも更に甘えることを望む言葉と共に緩み切った笑みが向けられて愛おしさが募る。その目を見つめながらまた頭を撫でるのを再開していると相手はホットチョコレートを更に口にする。薄らと唇に膜が張った状態で顔が寄せられてまた口づけを交わすと確かなチョコの風味を感じた。それだけでなく、下唇を食むような動きでお互いの唇が擦り合わされると先ほどよりもはっきりとその特別な甘味と温もりを感じることになって小さく息を零す。やがて少しだけ顔が離れるとこれが今日一番だと子供のように得意げに言う物だから更に相手の想いは溢れてその味を確かめるようにもう一度唇を重ね舌先で舐め取るように表面を擽ってみる。深追いはせずにすぐに唇を離すと素知らぬ顔で肯定の返事をして)

  • No.7601 by 探偵  2025-01-10 12:29:31 


…っ、……
(今しがたされた一番甘いキスをさらに上回ろうと下唇にホットチョコレートを塗りこめば相手の口端から吐息が漏れる、それが頬を掠めると緩やかな温かさとは違うものが熱を持った気がした。目論見通りより甘いキスを終えて得意げな顔をしていれば再び唇が重なる、そして僅かに残る甘ささえ拭われるように舌先が唇を擽ると体が小さく跳ねた。唇とは違う生暖かい感触に自然と口が開く、しかし舌はそれ以上深入りせずに離れていってしまった。こちらに素知らぬ顔が向くと消化不良の物足りなさに思わず寂しげな顔をしてしまう、しかし直後自分がこの先を望んでいるのだと自覚してしまうと顔に熱が上がってきて目が泳いだ。だがすっかり緩んだこの心身では一度願ったものを我慢できる状態になくて再びホットチョコレートを一口飲む、口内は再び温かい甘さに満たされて体を相手の方に向けるとジッとその瞳を見つめる。そして「口の中の方が、もっと甘ぇから…中まで、入って欲しい」と一瞬目を泳がせながらも深い口付けを望んで)

  • No.7602 by 検索  2025-01-10 14:55:46 

…翔太郎? それは確かに味わってみなければ、…、……
(もう一度こちらからキスをしてその表面を舌先で擽ってみるとその身体は小さく跳ねた。何事もなかったかのように離れてみると先ほどまで無邪気に喜んでいた顔は何処か物足りなさそうな寂しげな表情が浮かんで、その次に赤く染まっていけば分かりやすい反応の変化に思わず口角が上がりそうになる。わざとそれに気づかない振りをして探るように相手の名前を呼べば相手は再びホットチョコレートを口にする。そして自分の方を向いたかと思えば先ほどとは少し様子の違う瞳がこちらを覗く。そして恥ずかしそうに目が一瞬泳ぎながらも更に深い口づけを望まれると無意識に口元は緩み、それらしい事を言いながら後頭部に手を添えるとそのまま唇を重ねる。さきほどと同じように唇に舌を這わして少し焦らすように表面の味を確かめてから薄く開いた隙間に舌を差し入れる。温かく甘い味を求めるように舌を動かして頬の内側や上顎、相手の舌の表面を愛でている内に小さな水音が弾けるようになって)

  • No.7603 by 探偵  2025-01-10 18:45:57 


…っ、……ん………は、…
(口の中を甘いホットチョコレートでいっぱいに満たして先程よりも甘いからと理由を作り深いキスを望むと相手の口角が上がって撫でていた手が後頭部へと添えられる、自らより深みへ進む選択をしたことに多少羞恥を覚えていると相手がこちらへと寄っていよいよだと妙に緊張してしまえば体が強ばった。しかし口を薄く開けていたにも関わらず相手はまた唇の表面をなぞるだけで望むものとは違う感触に焦らされているとも分からず眉を下げる、また離れていってしまうのではないかと気持ちが逸れば咄嗟に腕を伸ばして相手の寝間着を掴んだ。しかし直後に薄く開けた隙間に舌が入り込んでくるとようやく望んだものが与えられて幸福と舌の温かさでクラりと脳内がまた溶けていき腕を伸ばして相手の腰に緩く抱きつく。口の中に残るホットチョコレートを全て食すように舌が動かされて口内を這う、こちらも甘さを相手に分け与えるように舌の側面や裏側を舌先で擽って絡ませて、そうしているうちにホットチョコレートに変わってどちらのものとも分からない唾液が口内を満たし始める。ホットチョコレートとは違う相手の味とも言える甘さが口内へと広がっていく、自分の中が相手に満たされていくような感覚に思わず口元に弧を描くと唾液をさらに求めるように相手の舌と自分の舌とを擦り合わせていれば二人の間で弾ける水音は次第に大きく明確なものになっていって)

  • No.7604 by 検索  2025-01-10 19:27:09 

……ン、……ぁ、は…
(後頭部に手を添えて唇の表面だけを舐めていれば急かすように寝間着を掴まれる。その様子と薄く開かれた唇に誘われるまま舌を差し入れると緩く抱きつかれたのが分かった。相手の口内に広がるチョコの味を求めるように舌を動かしていれば相手からも舌が伸ばされて表面を擽ったり絡み付いたりする。その相手をしたり時には逃げるように他の箇所に舌を這わせて口内を好きに愛でていく。だんだんと口内に残るホットチョコレートは無くなっていくはずなのに代わりに口内と舌は唾液で濡れて、そこが甘く感じるようになる。いつの間にか添えていた後頭部の手は位置を固定するように相手を押さえて触れる相手の舌に軽く吸い付く。穏やかな空気に包まれていた部屋には淫らな水音が響くようになり、さらに舌を差し込んでわざと大げさに相手の口内で動かせば一際大きな音が弾けた。軽く舌を絡めてから僅かに唇を離すと銀の糸が二人を繋いでいて、息を少々乱しながらも色付いた目で相手を見つめて「翔太郎の方が甘い気がする」と呟いて)

  • No.7605 by 探偵  2025-01-10 20:17:04 


……ぁ…ン、……、ァ……なら、…もっと、欲しくねぇか?…俺も、フィリップの甘いのが欲しい
(口内へ招き入れた舌は好き勝手に動いてチョコの甘さを共有しようと絡ませるのに時折相手の舌はこちらから逃げていってこのまま離れてしまうのではないかと口端から寂しげな吐息を漏らす、逃げられれば余計に繋ぎ止めたくなってしまうものでより深く相手がこちらへ侵入できるように口を開けながら必死に舌を追いかけていた。いつの間にか頭は固定されて口内のものが奪い去られると淫らな音が鼓膜を揺らして脳内まで響き渡りクラクラと思考が揺れた。唇が離れると切なげな声を漏らして相手を見つめる、穏やかなホットチョコレートの温かさと相手の体温に包まれていたはずがいつの間にか劣情が混じる熱が腹の底に蠢き始めている。焦らされ逃げられたせいか相手を求める気持ちが駆り立てられてしまってこれで終わりだと言われれば到底我慢することなど出来なくなってしまった。二人の間で繋がる銀の糸を舌をわざと大きく出して見せつけるようにして舐めとる、熱で蕩けかけた瞳を向けながら相手を誘うような言葉をかけた。しかし溢れる気持ちはそれだけではなくて結局自分の望みまで口にして縋るように相手に回す腕に力を込めると「移動しねぇか?」と相手を見つめながら誘い)

  • No.7606 by 検索  2025-01-10 21:08:46 

…っ!…欲しい、…ああ。
(穏やかな温かさと甘さを共有していたはずなのにそれ以上の物が欲しくなってしまって一旦顔を離すと色を宿した瞳で相手を見つめる。すると二人の間にあった銀の糸を見せ付けるように舐め取り、蕩けかけた瞳で誘いの言葉をかけられると自らの瞳を大きく揺らす。さらに深みへと落ちる誘いに鼓動が跳ねていれば相手からも同じ物を望まれると腹の底がぞくりと震えて小さく息を吐くと欲の乗った声でありのままの願望を口にした。だがさらに相手を求めるにはこの場所では少し難しい。腰に回された腕に力が入るのを感じながら移動を持ちかけられると短く返事をしてこちらも相手の腰に手を添えて一緒に立ち上がる。本当は抱き上げたい所だが無理をしてバテては元も子もない。短く相手の頬にキスを落とすとくっついた状態をキープしながらベッドまで移動する。ベッドの傍までやってくれば相手を先に座らせ、その相手の太ももの横に膝を置くような形で上からのポジションを確保すると相手の頬に手を添える。その手を顎まで滑らせ、持ち上げるような形でこちらを向かせると「翔太郎」と名前を呼びキスまでの動作を見せ付けるような緩慢な仕草で顔を近付け再び唇を重ねて)

  • No.7607 by 探偵  2025-01-10 22:00:11 


ッ、……ン、…っ、ぁ……フィリップ、
(こちらの誘いに相手は瞳に熱を揺らしていてそれだけでも胸の奥底を擽られたが、こちらの願望を漏らせば相手からは欲が滲んで隠しきれない一言が返ってきて胸が強く鼓動を打つ。こちらが相手を求めるのと同じく相手もこちらを求めていることに喜びと興奮とが一気に胸の内へと押し寄せた。互いに腰に手を回して離れないようになると相手から頬へと口付けが落ちる、今日何度も交わしたなんてことの無いもののはずなのに熱が燻るこの体ではこれだけで小さく上擦った声を溢れさせてしまった。そのまま移動すればこちらが先に座って相手が膝の上に跨るようになれば下手に体を動かせなくなってしまう、視界さえ相手しか映らなくなってしまった。そんな状態で頬に手を添えられてゆっくりと手が下り顎へと添えられると顔を上へと向けられる。流れるような動きは恐ろしく妖艶で今から熱へ堕ちていくのだと自覚させられるような動きに鼓動が早鐘を打つ、名前を呼ばれて再びあの甘い口付けが降りてくると胸は高鳴ったが相手の動きは相変わらず緩慢だ。見せつけられるような動作はやはり煽情的で同時に羞恥を煽られると思わず生唾を飲む、一方で早く相手が欲しくて逸る気持ちは押さえられずに自ら首を伸ばせば喉が震えさせながら熱い吐息を漏らして相手の名前を呼んだ。漸く唇が重なり望んだ感触を手に入れると自ら口を開き相手の舌を誘うように唇の間に舌先を差し入れて、その隙間に何度も舌を這わせて唾液を塗り込んでいき)

  • No.7608 by 検索  2025-01-10 23:20:51 

……ン、……は、ぁ……
(もっとくっつける場所に移動してきて顎に手を添え、顔をこちらに向けさせる。今から口付けをするのだと意識させるように名前を呼びゆっくりと顔を近付けると相手は既に熱い吐息を零して物欲しそうに名前を呼んでまたぐらりと脳が揺れた。漸く唇を重ねると今度は初めから招かれたように開かれた唇の間に舌を差し入れて相手の舌先と擦り合わせる。先程の余韻もあってか直ぐにそこは濡れて再び水音を発し始めた。さらにその面積を増やそうと更に深く舌を侵入させ相手のモノと絡めたり普段触れない歯列などをなぞって愛撫とマーキングを行う。その間顎に添えていた手を後頭部に戻し、軽くそこを撫でてから更に相手の興奮を煽るように首元から背筋、腰にかけてゆっくりと手を這わせていく。やがて寝間着の中に手を忍び込ませると直接腰の辺りの素肌を撫でながら深いキスを続けて)

  • No.7609 by 探偵  2025-01-11 08:45:40 


……ハ、んっ……ッ、ぁ…んンッ!
(唇を重ねて相手の舌を誘うと今度は直ぐに口内へ相手の舌が入ってきてそれだけで胸が満たされる、背中に腕を回して相手の舌に自分のものを絡めれば直ぐさま水音が響き始めた。顎に添えられていた手が後頭部に回り相手の体温に包まれながら頭を撫でられるとその熱だけで脳内は溶けていくようで自分が普段触ることもない場所まで舌が這いマーキングされる水音が頭の中によく響いて、伝染するように体内の熱が上がれば漏れ出す吐息も色が乗っていく。後頭部に添えていた手がゆっくりと下っていけば頭を上げて背筋を張っているせいか体の芯まで撫でられる感覚にさらに呼吸は乱されて上擦った声を溢れさせた。下っていった掌はやがて服の下へと侵入して素肌を愛撫する、その体温は想像以上に熱を持っていてゾクリと体が震えると直後腰を撫でられれば体が跳ねた。直接欲を刺激されるような手付きに喘ごうとするも深い口付けによって上手く息をすることもできず縋るように相手の寝間着を両手で握りしめながら何度も腰を浮かせていて)

  • No.7610 by 検索  2025-01-11 09:49:12 

……は、…甘い? ここもすっかり熱いね、
(自分だけが許される特別な口内を軽く舌でなぞって相手のモノと絡ませながらゆっくりと相手の背筋を撫でると口端から上擦った声が聞こえはじめる。それに機嫌を良くしながら腰の辺りまで下ろして更に服の中まで忍ばせて素肌を撫でるとぴくりと体が跳ねたのが分かった。それによって発せられる喘ぎ声すら飲み込むように相手に食らいついて大袈裟に舌を動かすとまた水音が弾けた。縋るように握られる寝間着に口角が上がりながら素肌を撫で続け深いキスを続けた。やがてゆっくりと唇を離すがその口は閉じさせずに舌を伸ばすとそこに纏ったどちらともない唾液を重力のまま相手の中に注ごうとする。銀の糸が途切れて下にいる相手に滴り落ちると先程の誘い文句からその感想を求めた。その反応を見ながら下で浮かせている腰の動きを押さえ込むように相手の太腿の上に乗ると今度は赤くなった耳が目に付いた。外では寒くて薄ら赤くなっていたが今は違う理由で色付いていて顔を寄せると縁を舌でなぞってみる。耳朶を甘噛みしたりしながら愛でつつ囁き声で熱を持っていることを指摘すると悪戯にふーっと息を吹き掛けてみて)

  • No.7611 by 探偵  2025-01-11 14:12:48 


……ッ、ン……ハ、…あまい……ンんッ…あッ、っ…フィ、り…ひァッ!
(熱が蠢く場所を直接掻き乱されるように相手の掌が腰を撫でて喘ごうとするのに舌を絡めたキスでそれも構わない、上手く呼吸出来ない状態で何度も腰を浮かせていれば漸く口が離れた。息ができるチャンスだというのに相手とのキスが途切れた事の方が寂しくて切なげに眉を下げる、しかしそれでは終わらなくて舌が伸ばされたまま銀の糸が口内へ注がれると惚けた顔で口を開けたままその全てを受け止めた。やがて糸が途切れて喉を鳴らして口の中に溜まったものを飲み込む、二人の熱が混じりあったそれはどうにも甘くて締まりのない笑みを浮かべながら返事をしていた。そのまま相手はこちらの膝の上に腰を下ろす、互いの欲の中心がより近づいて腰の熱さだけで上擦った声と共に体を震えさせるが相手が膝に乗った状態では完全に動けなくなって快楽を上手く逃がすことが出来なくなる。相手の目は次にこちらの耳へと向けられる、体中が熱いこの状態では耳も真っ赤に染まっていることだろう。そのまま相手の顔が寄って耳朶に舌が生えば甘い刺激が走って悩ましげな声で啼く、だが体を跳ねさせることも捩ることも出来なくてただ相手に強く抱きつき縋るしかなかった。相手が耳を愛でる刺激も音も脳に近いこの場所ではより深くまで響いて蕩けた声で相手の名前を呼ぼうとする、その前に生暖かい息が耳穴に向かって吹きかけられるといじらしい刺激に また甘い声を上げた。熱を十分に擽るのに強くはない刺激にまた体は相手が欲しいと駆り立てられどうしようもなくなってしまえば相手に強く抱きついて「フィリップ…もっと、強くて甘いののが欲しい…」と堪らず懇願して)

  • No.7612 by 検索  2025-01-11 16:19:15 

…もっと強くて甘いのって、こういうのかい?
(人の唾液など到底甘いはずがないのに舌から注いだ銀の糸を受け止め、喉を鳴らして飲み込んだ相手が締まりのない笑みを浮かべて答える姿を見れば精神まで侵食したような感覚にゾクゾクとした興奮を覚えた。相手の上に乗って動きを封じながら真っ赤になった耳を舐めたり甘噛みしたりと刺激を加えると悩ましげな声が聞こえてきた。濡れた舌でそこを愛でていれば自然と水っぽい音も響くようになって自分の下で相手が反応したのがわかる。ますます相手への好意と嗜虐心が煽られるのを自覚しながらその場所に息を吹き掛けるとまた甘い声があがる。そうして耳に甘く愛でるような、或いはじわじわと弱火で煮詰めるような柔い刺激を与え続けていると縋るように強く抱き着かれてもっと強い行為を求められ腹の底の熱がまた一段と昂るのを感じた。無意識に熱い吐息を零すとまた耳朶に甘噛みしてそこから首筋、鎖骨へとキスを落として行く。肩の部分に到達すれば襟部分を軽く引っ張って露出させ、何度か口付けを落として位置を確かめると歯を立てて最初から遠慮なしにそこに噛み付いて)

  • No.7613 by 探偵  2025-01-11 17:48:19 


ッ、…あ、ンッ…ふぃッ、りっぷ、…は、ぁッ……い゛ッ、ああ゛ッ!
(焦らされて欲が満たされて、そんなことを柔く繰り返されるうちにただただ相手を求める想いと劣情が強くなっていく。耳を愛撫されるのだって甘い刺激のはずなのに直ぐにそれでは物足りなくなってしまってより強いものを求めた。すると相手は熱い吐息を吐き出してそれがまた耳にかかれば体が跳ねそうになるのにそれさえ許されない、耳が甘噛みされて小さく鋭く刺激が走り上擦った声が漏れるがやはり足りなかった。そこからはまたゆっくりと相手の位置が下ってその間にキスが落ちるもやはり淡い刺激にしか与えられず熱く荒い息を吐きながらまた焦らされて時折体をピクりと反応させながら縋る声で相手の名前を呼んだ。相手はいよいよ肩へとたどり着いて素肌が晒される、問いかけに蕩けた目のまま急かすように頷くがそこに降るのはやはり口付けだけだ。今や刺激にすらならない柔らかい感触にもどかしく切なげな声を漏らした直後、相手の歯が一気に肌を食い破った。柔い刺激に慣らされていた体に強すぎる快楽が襲いきて背筋をそらしながら嬌声を上げる、特別甘くて強い刺激は簡単に脳の許容量を超えてしまって視界が激しく明滅した。体は跳ねようとするのに動かすことすら出来なくて自らを支えられなくなった体は相手に凭れ縋り付きながら震えるしかなくて)

  • No.7614 by 検索  2025-01-11 19:02:30 

…ン、…っ、綺麗に着いたみたいだ、
(煽られるようなお願いを受け段々と下るようにキスをしていれば小さく反応しながらも急かすように名前を呼ばれる。露出させた素肌にまた口付けを落とすと切なげな声が聞こえてくるが前触れもなく強く歯を突き立てると背筋は反り今日一番の嬌声があがる。自分の下で体が跳ねようとするがそれも許さずに強弱をつけて今噛んだばかりの箇所に歯を食い込ませる。こちらに凭れかかって震える姿にますます興奮を煽られると相手の肩に噛み付いたまま身体を支え、ベッドに押し倒して覆い被さる形で相手の動きを閉じ込めてしまう。一旦顔を離すと噛み付いたところには綺麗に赤い痕が刻み込まれていて、劣情と熱を宿した目を細めながら満足げに呟く。だが眼下に広がる蕩けた相手の姿を見ればもっと溶けさせてしまいたくて付けた跡を舌でなぞりながら手をまた寝間着の中に侵入させる。欲の中心に近い下腹部から腹筋の辺りを指先で擽るように撫でながら「次、ここに痕付けたいから見えるように服捲って欲しい」と自ら噛まれる場所を明け渡すように甘えたような声でお願いしてはまた肩の痕に軽く噛み付いて)

  • No.7615 by 探偵  2025-01-11 20:36:18 


あ、ンッ、…い゛ッ…はッ……ぁ…ひ、んンッ、…そこッ……え、
(一気に強度を上げられ思考回路が焼ききれてしまうと相手から与えられる刺激しか認識することが出来なくなる、体に力が入らないまま所有痕に何度も強弱を付けて噛みつかれると開けっ放しの口から上擦った声を漏らし続け相手にしがみつき震える事しか出来なかった。体を支えられるとそのままベッドへと押し倒されて相手に組み敷かれる、その間に口が離れていかず噛み付かれたままだったのが嬉しくて痛みのはずのものはますます相手から与えられる快楽として変換されてしまい相手から与えられるものならばもっともっと欲しくなってしまう。相手の口が離れていけばまた切なげな声を漏らして相手を見つめる、荒く熱い息を吐いて必死に酸素を取り込みながら恍惚とした表情で相手を見上げる瞳には生理的な涙で薄らと膜を張っている。見下ろす相手の瞳には劣情が揺れていて腹の底がゾクリと掻き乱されると同時に相手がこちらに夢中になっている事実が幸せで仕方がなかった。やがて相手の手は再び寝間着の中に侵入し先程刻まれた所有痕に舌が這えば簡単に甘ったるい喘ぎ声をあげる、しかし組み敷かれた状態では体を震えさせるのさえ出来なくて相手の背中に回した手でそこを強く掴むしかなかった。欲の中心に近い場所を撫でられ劣情がさらに煽られると脳内がクラクラ揺れる、直後相手からのお願いを聞けば目を大きく目を開いて瞳を揺らした。所有痕を刻まれるために自ら素肌を明け渡す行為が既に恥ずかしいのにその場所が欲の中心の近くとなれば先程以上の刺激になるのは間違いない、それを自ら望むなんて。既に顔は赤くなっていたが輪をかけて顔を赤くし目を泳がせる、しかしその間も相手の甘い声が脳内に響いて先程の痕にまた刺激を加えられれば音を立てて僅かに残っていた理性の糸がちぎれた。自ら上着とズボンに手をかけると上着は布部分を掴んで捲りあげズボンは親指でゴム部分に指を掛けて下にずらし下腹部から腹筋までの素肌を相手に向けて晒す。震える息を吐き出せば「…ここに……フィリップのものだって、痕つけてほしい…」と自ら所有痕を刻まれることを望んで)

  • No.7616 by 検索  2025-01-11 21:21:27 

……ッ、ああ。…ここも全部僕のモノだ。翔太郎、…っ、
(ベッドに組み敷いて閉じ込めた相手は既に恍惚とした表情をしていて自分だけが見ることの出来る表情に理性が乱されていく。もっと相手を溶かして乱したくて腹部の素肌を撫でながら自ら所有痕を刻む場所を晒すお願いをすれば大きく目が見開かれて躊躇の反応を見せた。今まで以上に顔を赤くして目を泳がせているのを見ればその戸惑いすら溶かしてしまいたくて今からつける刺激を予感させるように痕に刺激を送った。すると相手が動く気配がして一旦全ての動きを止めてその様子を見つめる。自ら寝間着に手をかけ、普段は人に見せることの無い部位を露出していく姿は何とも官能的で無意識に生唾を飲み込む。素肌が晒され自ら痕を残すことを望まれると支配欲や独占欲など薄暗い欲も含め腹奥の熱が掻き回されて脳内がクラクラと揺れた。溢れる思いのままに軽く口付けてから熱に揺れる瞳で短く返事をすると身体の位置を相手の下へと移動する。露出された腹部に顔を寄せると今までと同じく数度にかけてその素肌にキスを落とす、独占欲の滲んだ言葉を呟くと甘く相手の名前を呼んでこちらに意識を向けさせる。自らも相手をちらりと見上げ、目を合わせた状態で見せ付けるように腹筋の辺りに噛み付いた。より明確に痕を残すように歯を突き立てると続けざまに少し下へ移動した下腹部の辺りに更に強く噛み付いて)

  • No.7617 by 探偵  2025-01-11 22:28:08 


…んっ、…、……ぁ、ンッ…ふぃ、りッ…ああ゛ぁッ!…っ、ひ、ぁ゛ッ、!
(自ら寝間着に手をかけて痛みを伴う強い快楽と共に所有痕を刻まれるのを望んで素肌を晒せば相手が生唾を飲んだのがみえる、相手が興奮するほど煽情的なことをしているのだという羞恥がよぎるがそれ以上にこちらの姿をみて相手が欲情している事がどうしようもなくこの胸を幸福で満たしてしまう。蕩けた思考のまま言葉でも所有痕を望めば短く口付けがされて熱を宿す目で射抜かれればまた腹の底の熱がぐちゃりとかき混ぜられた気がして熱い息を吐き出す。腹部に顔が寄せられ思わず身を固めるが降ってくるのはまた短い口付けで望むものより遥かに弱い刺激に細かく悩ましげな喘ぎ声を漏らす。独占欲を隠さない言葉が鼓膜を震わせじわりと脳内に響けば体が痺れるようで名前を呼ばれれば頭をもたげて名前を呼ぼうとした。しかしその前に見せつけられるように相手の歯が素肌を食い破る、腹部から全身に駆け抜ける快楽に加えて視覚からも刺激を与えられてしまえばガクガクと体を震えさせながら甘い声で啼いた。間髪入れずにより欲に近い下腹部に相手が移動すると刹那の間に息を飲む、直ぐさま甘くより強い刺激が与えられればビクンと体を跳ねさせながら背をそらして甘く強い刺激を享受して一際高く甘い声で啼いた。相手が噛み付く刺激はもはや欲の中心に与えられているようで達するような感覚に震えながら瞳からは涙が溢れ出す。脳内は甘い刺激と相手への想いと高まり過ぎた熱とでぐちゃぐちゃで「ふぃ…ッ…あ゛ッ…りっぷッ…ひ、あッ!…ふぃりッ…んッ…ぷ…あ゛ンッ」と喘ぎながら相手の名前を呼ぶことしか出来なくなっていて)

  • No.7618 by 検索  2025-01-11 23:21:02 

…ん、しょうたろ……、このままここも僕のモノにして良いかい?
(望まれるままに、そして自らに滾る欲のままに腹部に顔を寄せて名前を呼んでからそこに噛み付く。甘い声で鳴いて強い刺激に震える身体を押さえ込んで更に位置を下に移動してみると相手の体が強ばったのが分かった。無意識に口角を釣り上げながらより欲の中心に近い所に歯を立てて痕を残すように食い込ませると一段と高く甘い声が響いて相手をここまで乱してしまっている事にゾクゾクとした興奮を覚える。ちらりと見上げた相手の瞳は涙に濡れ、理性や思考が伺えないほど蕩けてしまっている。そんな相手が甘い声でただひたすら喘ぎながら自分の名前を呼んでいれば仄暗い欲望を満たして一気に理性が擦り切れていく。もっと相手を蕩けさせたい、乱したい、自分の熱でいっぱいにしたいと思考が熱暴走を始めるとその跡を舌で這わせこの刺激を相手の体と脳に刻み込む。もっと深く相手を愛して、乱したくて欲で滲んだ低い声で相手を呼ぶと今から自分で満たすその場所に軽く頬擦りして見せる。擦り寄る頬が下腹部を、髪が腹部の痕に触れて刺激を与えてから熱と劣情を隠さない顔で相手を見上げると更に深く自分のモノにして良いか許可を求めるように問いかけ)

  • No.7619 by 探偵  2025-01-12 08:49:34 


あッ、あ゛ッ…ァッ…ふぃり、…ッ!ンッ、ああッ…いい…ぜんぶ、おまえのものが、…いい、
(脳内は完全に溶かされてしまって今認識出来るのは相手と相手から与えられる快楽だけで喘ぎながら名前を呼ぶことしかできない、下腹部に刻まれた痕に舌が這えば違う場所にも舌が這っているようで甘い刺激が深く深く心身に刻まれていく。意識さえ朦朧となっていると欲に塗れた声で名前が呼ばれてそれさえ体の芯を擽れば熱い吐息を漏らした後に相手の方へ力無く顔を向ける。涙でぐしゃぐしゃになり蕩けた目で恍惚とした表情のままうわ言のように名前を呼ぼうとすると相手が頬擦りしている姿が視界に入ってあまりに妖艶な姿に瞳が揺れる。そもそも下腹部と腹部が刺激され喘ぎ声が溢れ出すのにこちらに欲情し色欲に塗れたまま上目遣いで見られれば別のものを想起してしまう。下腹部に所有痕が刻まれ腰が揺れたがそれだって擬似的なものだ、相手のモノで自分の中がいっぱいになった時の感覚を思い起こせば所有痕さえも柔く焦らされる刺激に思えてしまう。もっと相手からのモノが欲しい、誰も踏み入る事が許されない深い深い所まで相手に染められ支配され塗りつぶされ、相手のモノなのだと刻み込まれたい。焦点の合わなかった瞳はみるみる物欲しそうなものへと変わって自らたくしあげる寝間着を強く握り熱く荒い息を吐く、相手しか見えていない欲情しきった瞳のまま拙く返事をすると切なげな声で「はやく、…」と急かすように言って)

  • No.7620 by 検索  2025-01-12 12:41:57 

っ、心配しなくとも直ぐにあげるよ。 翔太郎、…愛してる
(特別な場所を愛でていると相手は熱い吐息を漏らして甘い声が絶えず零れる。欲望を隠さない声で名前を呼んでその場所に軽く頬擦りして見せればこちらを見る相手の瞳が熱に揺れる。別の事を連想させるように痕をなぞりリップ音混じりにキスを落としてからここを自分のモノにしていいかと尋ねると蕩けて朦朧とした意識が焦点を結び、物欲しそうな顔がこちらを向く。自ら服をたくしあげて欲情しきった顔で自分のモノになることを望まれるとぐらりと脳内は揺れて最後の理性すら焼き切れる。切なげな声で急かされるとますます腹奥の欲が煽られ余裕無い声色で言葉を返す。痕を指先でなぞり、最後の一枚の布地に手をかけると最上級の愛の言葉を送りながら熱の芯を咥えこんで更に深く相手を落とそうとして)

(/いつもお世話になっております。そろそろ暗転かと思いお声がけさせて頂きました。シリアス後のクリスマスデートですが終始甘く充実した二人きりの時間を過ごすことができてとても楽しかったです。検索のことを考えたデートプランで無邪気にはしゃいだり、沢山の初めてを経験して思い出に残る大切な一日となりました。もう現実世界は歳を開けてしまいましたが去年のクリスマスからまた沢山色々なことをした実感が湧くようなやり取りも多くてとても癒される時間でした、家に帰ってからの甘い時間もシリアスがあった分とても幸せを感じる瞬間でした、今回もありがとうございました!
じっくり二人の時間を過ごすことも出来ましたので次は依頼絡みの話でも以前お話した他作品とのコラボ的な話、シリアスでも良いかなと思っているのですが探偵様はいかがでしょうか。)

  • No.7621 by 探偵  2025-01-12 17:04:56 


(/こちらこそいつもお世話になっております。区切りが良さそうなので一旦こちらだけで失礼します。暗転ありがとうございました!一度途切れかけてしまった関係をしっかり結び直してさらに強く深められたとても充実したお話ができました。探偵がエスコートして行く先々で無邪気にはしゃいで笑う検索くんが本当に可愛らしく、再びのプレゼント交換も前回よりももっと踏み込んだものを渡しあえて二人の絆が時間と共に深まったのを感じることが出来たお話でした。家に帰ってきてからの二人きりの甘い時間も存分に甘やかしていただいて、二人きりでしか見せられない姿をお互いたっぷりと見ることができて幸せな時間でした。こちらこそありがとうございました!
次のお話ですが重いシリアス、たっぷり甘いお話と続きましたので弾けた話が良いかなと思っておりまして、ぜひ他作品とのコラボなお話で狐のグランプリに参加させられるお話はいかがでしょうか?ダ,ブ,ル,ド,ラ,イ.バ.ーがなんらかの形で盗まれてミッションクリアの報酬になってしまう、とかでいつもの変身ができない状態になってしまい、強制的に二人も参加する形になるなんて展開いかがでしょうか?)

  • No.7622 by 検索  2025-01-12 19:50:50 


(/では狐のグランプリの話にいたしましょう!未来人が風.都かダ,ブ,ル,ド,ラ,イ.バ.ーに目をつけたみたいな感じで報酬にしちゃいましょう。狐本編のキャラについては登場させるか舞台とナビゲーターだけお借りするのか悩むのですがいかがでしょうか?二人参加でそれぞれのIDコアで変身する事が出来ると思うので共闘でもゲームの内容やデ.ザ.イ.ア.カ.ー,ドの願いの件で個人戦という形でも楽しめそうです。サポーター関連だったり取り入れてみたい要素は色々あるのですが探偵様もその他こんな事がやりたいなどありましたらお聞かせください!)

  • No.7623 by 探偵  2025-01-12 21:27:43 


(/ダ.ブ.ル.ド.ラ,イ.バ.ーが未来人に目をつけられちゃう流れいいですね!ドライバーきっかけにそれぞれ別のサポーターがついてしまう流れにもできそうです。こちらも本編キャラ悩みどころなんですがあまり上手く動かせる自信がなく、描写で共闘したり軽く言葉をする程度でガッツリ絡ませない、みたいな塩梅はいかがでしょう?狐くんに関しては重要なところで出てきても良いかなと思ってます。といいつつ個人戦途中に本編キャラとペアを組まされる、みたいなのも面白そうかなと…。全体的な流れとしては最初個人戦から始まってそれで当然共闘したところ運営の策略でチーム対抗戦で別々のチームに、サポーターも加わりさらに強制的に溝を深められていく、みたいな感じにできれば楽しそうかなと思っています。あとは本編でもあったジ.ャ.マ.ー,ボ.ー.ルをやるのも面白そうかなと!ひとまずやりたいこと羅列してみましたが全部やっていたらキリがないので精査しながらやっていければいいかなと思いますが、検索様のやりたいこともぜひお聞かせください!)

  • No.7624 by 検索  2025-01-12 22:57:41 


…これで、全部かな。あとは…っ! 翔太郎、今の
(深く熱に溶けるようなクリスマスの夜を過ごした翌朝、アイススケートや諸々で使った箇所の筋肉痛がやってきて違う意味で声を上げたりしながらも何とか寝坊せずに起きる事が出来た。相手から貰った新しい時計をして出勤をすれば事務所で所長に気付かれニヤニヤされてしまったがちらりと視線を向ける度に輝く自分の色の文字盤を見ると無意識に口元が緩んだ。そうして平和で少々慌ただしい時間を過ごし、また相手と共に新年を迎えてから数日後。事務所で使う事務用品や休憩時のお菓子の買い出しを頼まれ二人で街に出ていた。渡されたメモを見て全て揃ったことを確認していると遠くの方で人の悲鳴の様なものが聞こえ直ぐに相手と目を合わせる。新年早々ド.ー.パ.ン.トが暴れているのかと当たりをつけると「行こう!」と声をかけ、そちらの方に走り出して)

(/本編キャラ並びにほか参加者は基本的にはそういう進行に致しましょう!ならば第一回戦は個人戦で共闘、その途中もしくは第二回戦で狐錬金映画か神経衰弱ゲームのような形で本編キャラとペア組みで一旦別行動、そこで本当のことのネタ明かしやサポーターの介入があってゲーム上で対立、という流れはいかがでしょうか。そこでどちらかがデ,ザ.ス.ターとなって次のゲームのジ.ャ.マ.ー,ボ.ー.ルに参加、妨害活動することでますます溝が深まっていく、みたいな感じだとやりたい事全部盛り出来るのではないでしょうか!こちらとしてもサポーターとの絡みや何処かで二人で狐君を出し抜くような展開が盛り込めたら面白そうだと思っています。
ひとまず風.都.の中にジ,ャ.マ.ーエ.リ,アが発生したみたいなイメージで初回回させてもらいました。かけつけた時にはジ,ャ.マ.トがいて、戦闘してドライバーを落としてしまうか運営の能力的な感じで没収されてピンチな所にナビゲーターちゃんがやってきて…みたいな導入を考えていますがいつも通り好きな感じに改変しながら乗って貰えたらと思います…!)

  • No.7626 by 探偵  2025-01-13 08:12:05 


なんだあいつら……ド.ー.パ.ン.ト、なのか?
(脳の髄まで溶かされ相手のことしか考えられずに深い熱に堕ちたクリスマスの翌日、相手が自分からのプレゼントである腕時計を眺めているのを度々目撃して密かに笑みを浮かべていたが不意に所長から『新しい名刺どう?』と話を振られてなんの気なしに名刺入れを出したのが運の尽きだった。新調されたそれをみて所長は『へー、フィリップくんからのプレゼントは名刺入れだったんだ。ふーん』とまんまとバレてしまい、その後依頼人に名刺を渡す時に隣でニヤニヤする所長がいる時期が続いた。それに怒鳴りつつ年を越してから数日、その所長様に命じられた買い出しを行っていると誰かの悲鳴が聞こえて咄嗟に相手を見る。誰かが傷つけられようとしているならば止めなければならない、相手の声掛けに「あぁ!」と強く答えて悲鳴の方へと向かった。そこには人々を襲う怪人が数体いてドライバーを腰に据えるがなんとも違和感があって戸惑ってしまう。数人いる怪人はどれも植物を纏った姿をしていてそういうド.ー.パ,ン,トなのかもしれないが何処か違和感もある。だがこの街の人が襲われているなら早く助けなければならない、「考えるのは後だ。いくぜフィリップ!」と声をかけるとメモリを二本装填し変身を果たして街の人を守るために駆け出して)

(/上手く纏めていただいてありがとうございます!神経衰弱ゲームいいですね!またどちらかがデ.ザ.ス.タ.ーになってしまうのもめちゃくちゃいい展開だと思います。ごめんなさい、本当のことのネタ明かしの流れがどうしても思い出せないのですが、封筒に普通の参加者は他人に知られたくない秘密、デ,ザ,ス,タ,ーはお前がデザスターだ的なことが記されているんでしたっけ?他の作品と混じってるかもしれないです、記憶曖昧ですみません…もしどこら辺あたりのお話かご存知ならばその周辺の話数見直してきます!
そして風.都.がジ.ャ.マ,ー.エ.リ.アになってしまうのもめちゃくちゃいいですね…!運営が既にサポーター贔屓寄りでダ.ブ.ル,ド,ラ.イ.バ.ーに目をつけられて運営権限で奪われる→景品にされる、みたいな流れでいかがでしょう?とりあえずそれらしく乗って起きましたのでいつも通り好きなこと盛り込みつついきましょう。)

  • No.7628 by 検索  2025-01-13 11:07:33 

ああ、変身!…彼らが話す言語、未知のものだ。 っ、翔太郎、あれ!
(悲鳴のする現場に駆けつけると人々を襲う怪物が数体居た。通常のド.ー.パ.ン.トとは違う雰囲気のように見えて眉を寄せる。だが人々を襲っているのは事実で相手の声かけに応じるとメモリを構えて変身を果たす。そしていつものように攻撃を仕掛けると効いている手応えは感じるものの怪物は自分の知らない言語で会話をしている。ド.ー.パ.ン.トならば人間が変化しているはずでますます疑問が募った。更に一向に人々の悲鳴が聞こえなくなるのに気づいて応戦中に視線を向けると逃げようとしている人々の前に不透明な壁のような物が出来ていてそこから外に出られないらしく見たことの無い光景に思わず目を見開いた。すぐに相手にもそのことを共有していると怪物全員がこちらにやってくる。だが何故か攻撃してくる訳ではなく腰部のドライバーを引き剥がそうとしていて)

(/ネタ明かしって言い方が紛らわしくてすみません。賞品がドライバーってだけだと二人ではどちらか片方が勝てば良いみたいな考えになりそうだと思ったので未来人の話やエリアの消失などの情報を先に明かして「お前が勝たないと風.都.が消えるよ」みたいな対立する動機付けをしたりする時間が出来たら、と言う話でした。情報を口外したら失格みたいなルールも付けて共有したいけど出来ないみたいなそわそわ感が出来たら楽しそうです。
正にそんな感じでドライバーを取り返す+風.都.を守るためにゲームに参加する、という流れで進めていきましょう。運営やサポーターの思惑込み込みで翻弄される二人が出来たらと思います。)

  • No.7629 by 探偵  2025-01-13 19:12:58 


(/すみませんお話開始しためちゃくちゃいいタイミングなのですが、体調崩してしまいました……申し訳ごさいません。体調戻り次第お返事させていただきますので、暫くお待ちいただければ幸いです。よろしくお願いします。)

  • No.7630 by 検索  2025-01-13 19:41:09 


(/ご連絡ありがとうございます。寒さと流行病もあり体調を崩しやすい季節ですのでこちらの事はお気になさらず、体調回復に専念なさってください。余裕が出来てから返信頂けるのをのんびりお待ちしております。)

  • No.7632 by 探偵  2025-01-15 00:18:38 


(/一旦背後だけで失礼します。なかなか体調が回復しなかったのですが本日一日しっかりおやすみさせていただきましたので明日からいつも通りお返事できそうです。お待たせしてしまい申し訳ありません…今しばらくお待ちいただければ幸いです。)

  • No.7633 by 探偵  2025-01-15 07:34:18 


とにかく倒してみるしか……っ、んだよあれ!
(怪人達の能力はそれほど高いものではないらしく十分応戦可能なのだが周囲から聞きなれない言語が聞こえてきて仮面の下でますます眉を顰める。ド.ー,パ.ン.トに変異して特異な言語を話すようになるなんて事例は今までにない、そういうメモリなのだと言われてしまえばそれまでだがやはり違和感は拭えなかった。そうして応戦していると相手に呼びかけられて目を向ける、そこには障壁のようなものが出来ていて言葉を失った。あまりにも異様な光景に嫌な予感を覚えながらもとにかく街の人を救わなければと思った矢先、怪人が一斉にこちらを向いてまた絶句する。そして次々に襲いかかってきたかと思えばドライバーへと手を伸ばし始めてそれを振り払いながら応戦する。誰かに号令をかけられたように一斉に動く姿にまた不気味さを覚えながら近接戦に特化したフォームにチェンジしようと相手に持ちかけようとしたところで何やら球体が複数こちらへと飛んできた。それは明確な意志を持ってこちらへと体当たりを仕掛けてくる、変わらず怪人はこちらを襲い続け怪人に腕を弾かれたと同時に球体がドライバーへと当たって強制的に変身が解除させられてしまった。装甲が剥がれながら地面を転がり痛みを覚えながら顔を上げる、悪態をつきながら顔を上げるも直ぐに違和感に気づいて「っ、ダ.ブ.ル.ド.ラ.イ.バ.ーがねぇ!」と血相を変えて叫んで)

(/大変お待たせいたしました。またこちらが長期に休んだばかりに不安にさせてしまい申し訳ございません。お言葉に甘えてゆっくりさせていただいたおかげで体調戻りました。お待ちいただいて本当にありがとうございます。
そして諸々勘違いしていたようで申し訳ないです…運営及びサポーターが二人の協力関係を早めに潰しにかかるために情報を制限したり、本来知りえない情報を与えてしまうのいいですね!一回戦終わりから参加者同士の情報交換禁止が言い渡される→サポーターが中途半端な知識をそれぞれに与えて対立させられていく、みたいな感じでしょうか?ここに加えてさらにデ.ザ.ス,タ,ーがどちらかになって、みたいな展開ができればさらに溝を深めていけそうですね!)

  • No.7634 by 検索  2025-01-15 11:26:27 

ッ、翔太郎! えっ、…さっきの怪物と妙な球体の動きを見るに操り主はダ.ブ.ル.ド.ラ.イ.バ.ーが狙いだったんじゃ…
(今までのパターンとは違う異様な現象が続く中、怪物はドライバーに手を伸ばし始めてますます違和感は募る。フォームチェンジすべきだろうかと考えていた所で眼球のようなデザインの球体が複数飛んできてこちらに体当たりしてくる。統制のとれた動きに翻弄されていると球体の一つがドライバーにあたって強制的に変身が解除された。意識が相手の体から弾き出されて元の体に戻る、同時に普段なら続いているはずの意識や感覚の共有が途切れると不安や恐れが湧き上がって急いで立ち上がって相手の元に駆け寄る。傍に来てしゃがみこむが見た所かすり傷だけで大きな怪我は無くて一旦ほっとする。だが血相を変えてドライバーが無いと言われると驚愕の声をあげる。相手の腰部にはドライバーが無く、嫌な予感がして懐を探ると疾風のメモリが無かった。大事なものが無くなったことに酷く動揺してしまうが原因は明らかだ。深く呼吸をして冷静さを保つようにしながら起きた出来事を振り返ると元々ドライバーが狙いだったのでは無いのかと推測を立てる。現に周りを見れば例の壁は残っているもののあの怪物と球体の姿は無くなっている。ひとまずは街の人が襲われることはなくなったが、ドライバーが無くては変身が出来ない。表情に焦りを見せているとどこからともなくこちらに近付いてくる足音がして顔をあげる。そこには白と黒の浮世離れした格好の女性が居て二人の前でピタリと止まると「左.翔.太.郎様、…フィリップ様。お二人にデ.ザ.イ.ア,グ
ラ.ン.プ.リへの招待状が届いております」と言いながら見慣れない妙な箱をそれぞれに差し出してきて)

(/体調が戻ったようで良かったです、今年の風邪などは長引きやすいようなので引き続き無理はなさらず、返せるタイミングでやり取りを続けて貰えたらと思います。また、昨日の件は文面の感じや言葉遣いからなりすましだろうなと思って様子を見ていたのですが深夜の一報や今回の返信で安心しました。他の場所でも同様の被害が出ているようで、今でも判別は出来るのですが念の為トリップなど付けた方が良いでしょうか?
まさにそんな感じで普段の連携が取れない二人が出来たらと思います。余裕があれば本編同様、共同生活の描写を挟んでも面白いかもしれません。ちなみにどちらがデ.ザ.ス,タ.ーの方をやるか希望はございますか?)

  • No.7635 by 探偵  2025-01-15 13:06:10 ID:65b68c258


くそ、なんのために……ッ、…デ.ザイ.ア.グ.ラ,ン,プ.リ.?
(地面から何とか顔を上げたタイミングで相手が傍にやって来ると大丈夫だと目配せをする、だが直後に変身の要であるドライバーが無いことに気が付き声をあげた。相手が咄嗟に懐を探るがどうやらメモリの方もないらしい、こちらも体を起こして内ポケットを探るが本来そこにあるはずの三本のメモリは跡形もなく消えていた。焦りが募るなか相手が冷静に状況を分析する、あの怪人に出くわした途端に怪人はこちらのドライバーを狙ってきたのだから相手の推理は正しいのだろう。しかし相手と相乗りするためのドライバーだけを奪取するとはまた奇妙な話だ。相手がいなければあのドライバーは使えない代物だ、少なくとも組織の人間ならばその事は知っているはずだろう。謎は残るが一旦怪人も居なくなり周囲の悲鳴も収まった、状況を把握しなければと思った矢先に高い靴の音が響いてそちらへ目を向ける。そこにいたのはまたなんとも奇妙な服を着た女性で、にこやかな笑顔と共に知らない単語が並べられて思わず同じ言葉を聞き返してしまった。見慣れない箱に怪訝な目を向けて再び女性に目線を戻す、相変わらず彼女は不気味なほどにこやかなままで『お二人の望みを叶えるためにデ.ザ.イ.ア,グ.ラ.ン.プ. リ.に…仮,面.ラ.イ.ダ.ー.になることオススメします!』と告げられ奇妙な言葉の後に聞きなれた単語が挟まり目を見開いた後に思わず相手の方を見る。望みを叶える、とはすなわちドライバーを取り返す、ということだろうか。ドライバーの存在を知っているならば彼女は敵なのだろうかと様々な思惑が渦巻く中このままでは埒が明かないだろうと箱を受け取る。そっと蓋を外してみると中にはまた見慣れぬものがあって「なんだこれ、ドライバー…か?」と眉をひそめて)

(/結局しっかり流行病にかかっておりまして、ただ体自体は元気ですので凡そいつも通りにお返事していけそうです。検索様も体調の崩しやすい時期と感染しやすい病とが蔓延している状態ですのでご自愛くださいませ。検索様とはそれはもう長らくお付き合いがありますので判別はできるかと思いますがせっかく搭載されている機能ですしトリップ使用してみましょうか。最近被害の頻度も多くなっていますので…
そして不本意ながら時間ができたのでざっと狐の物語も見返して参りました!ぜひぜひデ.ザ.ス,タ,ー指名されるのと同時に共同生活もやりましょう!またデ.ザ,ス.タ,ーですがどちらがいいかかなり悩んでおりして…探偵なら前回のメモリに引き続き探偵が検索くんを裏切る形になってトラウマが再発するようなことが出来ますし、検索くんなら上手く立ち回りつつ探偵が半熟らしく揺さぶられまくってデ.ザ,ス,タ.ーの疑いを集めてしまうお話もできそうですし…検索様のご希望はいかがでしょう?)

  • No.7637 by 検索  2025-01-15 15:46:03 ID:415c83bff

みたいだね、それとこれは…?…っ!やはりこれがドライバーのようだ。なら…
(にこやかな笑顔とともに奇妙な箱が差し出され、聞きなれないワードを女性は口にする。状況からして先ほどの怪物などと関係があるように思えるが何より仮,面.ラ.イ.ダ.ーというワードに反応を示す。その単語を今持ち出してくるのもそうだが変身するためのドライバーは今しがた奪われたばかりだ。相手と目を合わせ困惑を見せるが箱に手を伸ばしたのを見ればこちらも蓋を開けてみる。中にはまた見慣れぬものがあってその隣には何か動物のような、恐らく鳥のようなシルエットが描かれた緑色の円柱状の物が置いてあった。試しにどちらも手に取ってみて見た目を確認してみるがやはり良く分からない。女性の方を見てもずっと微笑んでいるだけでこれがドライバーならばと試しに腰部に宛がってみると突如現れたベルトが身体に巻き付いて装着がされ目を見開いてすぐに相手の方に視線を向ける。ドライバーの中央にはあからさまに丸く何かを嵌めるための窪みがついていて手元の円状を見るとそこに入れてみる。すると何処からか【Entry】と音声が聞こえ眩い光と共に意識を失った。__はっと意識を取り戻すと目の前には異世界というべきか、空に浮かんでいるような妙な空間に立っていた。辺りには他の人もいて動揺している者から妙に冷静に見える者までいるようだ、訳が分からないことばかり続いているがすぐ隣に相手の姿が見えなければ不安になって「翔太郎?」と辺りを探し始め)

(/承知いたしました。初めてトリップ使うので上手く出来ているか分からないのですがこちらで行かせて貰います。荒らしに関しては引き続きスルーの方向で行きましょう。
こちらもかなり悩んでいたのですが今回は検索がデ.ザ.ス,タ,ーがいかがでしょうか。より頭を回る方を封じるという運営の悪意を感じる形になりますし、信じたい気持ちと探偵の勘や経験で怪しく思う間で揺れ動く探偵君や単独行動で怪しい行動をしたり追い詰められていく検索が出来そうです。その他、こんなことがやりたい等ありましたらお聞かせくださいませ…!)

  • No.7638 by 探偵  2025-01-15 18:34:19 ID:65b68c258


ぬぁッ?!…、フィリップ!大丈夫か?…んだよ、ここ…
(奇妙な箱の中からまた奇妙なものが現れてますます不信感を募らせていると相手は中身を取り出す、それに習ってこちらも箱の中に収められたものを取り出した。ドライバーは相手と全く同じもののようだが隣にすえられていた円柱の何かは相手と色が違うようだ。こちらの色はなんの因果か紫色で表面に描かれているのは犬のように見えた。大方何をすればいいか予想は着いたが牽制も含めて女性に説明を求めようとしたところで相手がドライバーを腰に据えるとベルトが巻きついて思わず相手の方を見て目があった。予想した使い方は間違っていないらしい。さらに相手が中央の窪みに先程の円柱のものを嵌め込んだ途端、相手は突如として目の前からいなくなって「フィリップ!」と思わずその名を叫んだ。思わず女性の方を睨むがやはりそのにこやかな笑顔は崩れない、どうやらドライバーだけでなく相手の隣を取り戻す為にも今はこれを付けるしかないようだ。腰にドライバーをすえて紫の円柱を窪みに嵌め込めば意識が真っ白に塗りつぶされた。次に見えた景色はなんとも異様なものだった。宙に浮かんだ何処かステージのような場所に集められた多くの人、なんとも言えない雰囲気が漂う中相手を見つけると一気に安堵して名前を呼びながらいつもの左隣へ並んだ。声をかけたのも束の間、またあの女性が今度はステージの中央に現れて相変わらずのにこやかな笑みを浮かべると『皆さんこんにちは!私はゲームナビゲーターのツ.ム.リです!ようこそ、デ.ザ.イ.ア,グ.ラ.ン,プ.リへ!』と紹介が始まって、ますます眉間の皺を深めると「ゲーム…?ナビゲーター……??」とまったく読めない状況にまだ困惑していて)

(/それでは検索くんにデ.ザ.ス.タ.ーをお願いします!追い詰めたくないのに探偵の勘で何かを感じてしまう所とか怪しい行動を取ろうとしたところに鉢合わせてしまったりとかピリッとしたところができれば幸いです。おそらくお話の性質状複雑になるところもあるかと思いますので必要であれば都度都度背後で詳細詰めながら進めていきましょう!せっかくのコラボなお話ですから好きなこと詰め込みながら楽しんでいきましょうね。今回もよろしくお願いします!/何も無ければこちら蹴りで大丈夫です!)

  • No.7639 by 検索  2025-01-15 19:19:14 ID:415c83bff

翔太郎! 分からない…、他の人も恐らく同じ経緯でここに集められたのだろうけど…
(未知の場所に転送されてきて全く状況が飲み込めない。腰にはドライバーが付いたままで困惑しながら辺りを探すと見知った声が聞こえてそちらを向く。そこには相手の姿があり、相棒が定位置に並ぶようになると肩の力が幾らか抜けた。ひとまず相手と離れ離れにならなくて良かったが依然として分からない事ばかりで他の人の腰部にも同じドライバーがあるのを確認しながら言葉を返していると先程の女性がステージの中央部に現れる。彼女は自己紹介をした後、ナビゲーターという言葉通りに今の状況を説明していく。『皆様はこれから仮.面.ラ.イ.ダ.ーとしてこの世界を脅かす敵、ジャマトと戦って貰います。そして見事勝ち抜いた人、通称デ.ザ.神になった人は自分の理想の世界を叶えることが出来ます。つまりどんな願いでも一つだけ叶えることが出来るのです!』と説明すれば周りの人が食い付いたのが空気でわかる。何とも現実離れした話に唇に手をやりながら聞いていると『それでは皆さん、お手元のデ.ザ.イ.ア.カ.ー.ドに願いをご記入ください』と彼女が言った途端、手元に上品なデザインとカードが現れる。願いを叶えられるといった言葉に一気に辺りはざわめき始め、何にするか悩むような声が聞こえてくる。カードの表裏を確認してから相手に視線を向けると「…翔太郎、どうする?」と意見を伺って)

  • No.7640 by 探偵  2025-01-15 20:02:20 ID:65b68c258


どんな願いでもひとつ……ここまできちゃ引き下がれねぇ。覚悟決めるしかねぇな
(相手と並び立って言葉を交わせば幾分か落ち着きは取り戻すがやはり訳が分からない状態なのは変わらない、周囲にいる大半の人間も戸惑っている様子だ。この状況を理解しているのは中央に現れた彼女だけだろう。彼女の説明で聞きなれた単語はやはり仮.面.ラ,イ.ダ.ーのその一言だけで後の単語は初耳のものばかりだ。だがどうやらいつも自分達がやっている変身して怪人を倒す、という過程がゲームとして成り立っているらしいことは理解する。しかもなかなか壮大な景品付きだ。周囲の人が分かりやすく色めき立つ中手元にカードが現れる、どうやらこれに願いを書くことが参加の意思表示代わりらしい。彼女が『なお』と続けると宙にモニターが現れてありえない文明レベルに驚いているとそこに写ったものにさらに驚く、『今回はいつもとは一味違う報酬が用意されていますのでお楽しみに!』と高らかに宣言すると共に黒塗りにされた何かがいくつか映るがその中にダ.,ブ,ル.ド.ラ.イ.バ.ーがあったのだ。同時に戸惑う人々の中で妙に冷静だった数名がこのアナウンスに反応しているのが見える、中にはあからさまに色めきだっているのもいてあれがドライバーだと見抜いているのかもしれない。こうなればもう後には引けないだろう、もともとダ.ブ.ル.ド.ラ.イ.バ.ーを取り返す気でいたがそれが報酬に組み込まれているのならば別にひとつ願いを叶えられるということ、ペンを手に取り走らせれば相手の方へ見せる。そこには【二度とこのゲームが風.都.で行われないこと】と書かれていて「あくまで俺達の目標はドライバーだけどな」と言葉を付け加えて)

  • No.7641 by 検索  2025-01-15 20:54:22 ID:415c83bff

っ、まさか報酬になっているとはね…。これは是が非でもデ.ザ.神とやらになってドライバーを取り返さなくては。…僕も似たようなことにしようかな。
(手元のカードについて相手に相談を持ちかけようとすれば彼女は話を続け突如宙にモニターが浮かぶ。そこには中身が分からないように黒塗りされた写真が映るがその中に明らかに見慣れたシルエットがあれば思わず息を飲んだ。他にも今回の報酬に反応している人が見受けられて皆が巻き込まれたのも忘れてこのゲームに参加しようとしているのが感じられた。奪われたドライバーの行方が分かったのは良かったがその使われ方に思わず呟きを零す。大事なドライバーを取り返す為にゲームに参加する覚悟を決めて言葉にするがこのカードに書く願いは悩んでしまう。個人的なことから街のことなど色々浮かぶがちらりと相手の方を見れば何とも相棒らしい願いが書かれていて小さく笑う。それを真似て【風.都が平和であること】と書き込むと相手に見せた。皆がカードに願いを書いたのか彼女がそれを回収して回る。自分達も手渡すと彼女はステージの中央に戻って『皆様の願い、承りました。それでは早速第一回戦のステージに向かいましょう!』とにこやかに告げると再び視界が白く染まった。次に目を開けると何処かの森のような所に立っていた。そこは以前鬼退治として幼い相手と足を踏み入れた森と同じようで「…雰囲気は少し違うけど風.都の森だ」とぽつり呟いて)

  • No.7642 by 探偵  2025-01-15 21:58:20 ID:65b68c258


いい願いだ。……っ、…あぁ、風.都.で間違いねぇ。…お前、いつの間に服が
(自分達のドライバーが報酬となっている以上このゲームから引くことはできない、本当は向こうのルールに乗ってやる義理もないのだが今は下手に騒ぐより様子を見た方が良さそうだ。そうして方針が決まりこちらがカードに願いを書き込み見せれば相手が小さく笑う、相手の願いが書き込まれたものを見せられればこちらも同じく笑みを見せた。二人とも風.都の探偵として思うことは同じ、この街を泣かせる要因は無くすに限る。カードが回収されて高らかな号令のあとまた視界が白く染まった。次に目を開けた時にいたのは森の中だ、妙に静かだが地形には確かな見覚えがあってここが自分の庭だと確信する。ふと隣の相手を見ればいつもとは異なる服装をしていて思わず声を掛ける、だが直後自分も同じくネイビーとブラックで作られたジャケットと真っ黒に一筋白のラインが入ったズボンを履いていることに気がついた。どうやら周りにチラホラいる参加者も全く同じ格好をしているらしい、服装による差異を無くすためだろうか。いつもの帽子が無くなったことに不満を覚え頭に手をやっているとどこからともなく『第一回戦、最初のミッションは宝探しゲーム!ジ.ャ.マ.トに奪われた宝箱を取り返してアイテムをゲットしてください!』と声が聞こえてくる。同時にあの時にみた怪人が現れて参加者に一斉に襲いかかり始めた。周囲の人を助けに行きたいところだがこちらにも狙いを定めているジ.ャ.マ,トが数体いる、怪人を睨みつけながら相手の前に出ると「下がってろフィリップ」と声をかける。こういう荒事はこちらの担当だ、こちらから駆け出していくと振り下ろされた腕を交わして渾身の拳を叩き込んでやる。続けざまにもう一体拳をおみまいしてやればその一体が宝箱を落として)

  • No.7643 by 検索  2025-01-15 23:37:56 ID:415c83bff

本当だ、これがこのゲーム中の標準服ってことだろうか。…、ああ!
(あの妙な異世界のような場所から自分達の街に戻ってきたが壁のような物は健在であの時とは雰囲気が異なる。ここでゲームをやるのかと辺りを見ていると相手が声を上げて自分の服を見る。いつものロングパーカーではなくシンプルなデザインのジャケットとズボンを着ていて時計を始めとするアクセサリー類もなくなっている。隣の相手も他の参加者も同じ格好をしていて統一された参加服のようなものだと理解する。トレードマークでもあるハットを探すような仕草をする相手を横目に見ながらどこからともなく彼女の声が響いてゲームの開始が宣言された。直後、あの時の怪物が出てきて参加者に襲いかかってくる。自分達も例外ではなく、こちらに数体やってきて思わず固まってしまうが相手の声を聞けば返事をして言う通りに後ろへと下がる。相手は自ら立ち向かっては拳をぶつけ、後退した隙にもう一体に攻撃を加える。するとその怪物が宝箱の様な物を落としたのが分かれば彼女の言葉を思い出して気付かれないように足音を殺しながらそっと近付き箱を回収する。そのまま離れて中を開けてみると見慣れないピンクのハンマーを模したようなバックルが入っていた。恐らくこれが宝なのだろう。観察している内に独特の形と矢印の向きが腰のドライバーに一致することに気付くとまだ応戦している相手に「翔太郎!これ、ドライバーの右側に使えるかもしれない!」と言いながらバックルを投げて渡し)

  • No.7644 by 探偵  2025-01-16 07:54:35 ID:65b68c258


っ、…こいつがダ.ブ.ル.ド.ラ.イ.バ.ーでいうメモリってとこか。よし……
(怪人がせまり相手を下がらせると自らジ.ャ.マ.トへと立ち向かっていく、生身で怪人と相対することに不安が無かった訳では無いがジ.ャ.マ.トは生身でも十分戦えるほどの戦闘力で拳でその体をよろめかせられる程度のものだ。続けて数体の怪人を相手をし距離ができたところで相手から声をかけられ投げられたバックルを掴み取る、これが相手の予想通りドライバーに差し込めるものならばこれはメモリと同じく何らかの力が込められたものなのだろう。怪人に対峙しバックルを右側へと装填すると背後にどこからか光が集まりピンク色のHammerという文字を作り出す、ひとりの時と同じく拳を作った右手を掲げると「変身っ!」と声をあげてバックルを捻った。体が光に包まれていつもとは違う感覚に包まれる、直後体は黒い装甲とも言えないようなものを纏い右手にはピンクのハンマー、そして顔は紫のドーベルマンを模した仮面に包まれた。いつもとは全く異なるどころか足りなさすぎる装甲に「なんじゃこりゃ!」と思わず叫ぶ。だがジ.ャ.マ,トは構わずこちらへと襲ってくる、奴らを相手どるなら十分すぎる戦力だろう。向こうからの攻撃をハンマーで弾いてさらに追撃してやればあっさりと敵は倒れていく、武器を持ったこちらに不利とみたのかジ.ャ,マ.トは次々逃げていってそのうちの一匹がまた宝箱を落とした。近づき中を開けてみれば中には緑色の弓矢のようなバックルが入ってあり「フィリップ!」と声をかければ今度はこちらが相手へとバックルを投げ渡して)

  • No.7645 by 検索  2025-01-16 11:27:47 ID:415c83bff

これがこのゲームでの仮.面.ラ.イ,ダ.ー…、ありがとう。っ、これで僕も…変身!
(ゲームと称するならば宝はプレイヤーにとって嬉しい物だろうとの推測からバックルを投げ渡すと相手も使用方法に検討がついたようだ。バックルを装填すると背後に光が集まってそこを操作すると体もそれに包まれた。光が晴れると黒い装甲にドーベルマンのような仮面を被った姿に変わって目を見開く。普段のダブルの姿に比べて簡素過ぎる装備ではあるがナビゲーターの言葉通りならこれがこのゲームの中でいう仮.面.ラ.イ.ダーの姿なのだろう。興味深く見ていれば相手はバックルの力であろうハンマーを用いて怪物の攻撃を弾いて追撃して倒していく。逃げていく一体が宝物を落として相手が中身を確認してからこちらに投げ渡してきてそれをキャッチする。恐らくこれもバックルの一つであり、これで二人ともゲームクリアの条件を満たしたことになる。相手にお礼を伝えているとその奥で若い女性がジ.ャ.マ.トに襲われているのが見えた。すかさず受け取ったばかりのバックルを右側に装填するとARROWの文字が背後に浮かび掛け声と共に操作すれば体が光に包まれる。相手と同じく黒い簡素な装甲に緑色の弓、そして頭部には猫のラガマフィンを模したような仮面に包まれた。吊り目がちな緑がかった複眼でジ.ャ.マ.トの方を見て弓を引けば複数の矢が怪物の足元に放たれて牽制を果たす。その間に女性が無事に逃げるのが見えるとひとまずは安堵して改めて自分の姿を確認する。そして相手の方を向けば「ダブルほどの装甲ではないけど、こうして二人で変身して並び立つってのも新鮮だ」と素直な感想を口にして)

(/すみません、先に提示していた鳥のモチーフがしっくり来なかった為変更させて貰いました。こちらで進めさせて貰おうと思うのでよろしくお願いします/こちら蹴りでお願いします。)

  • No.7646 by 探偵  2025-01-16 13:30:27 ID:65b68c258


ナイスだぜ、フィリップ。そうだな。いつもなら二人で一人か片方だけで変身だし、別々に変身ってのも慣れねぇな。それにしても……随分可愛い仮.面.ラ.イ.ダ.ーだ
(これまでも他の仮.面.ラ.イ.ダ.ーと出会ったことはあるがその中でも圧倒的に装備が薄く武器も正直頼りなくて特異なライダーだ。あれだけの人数がこのゲームに参加しているなら相対的に一人一人のライダーとしての力は削られるということだろうか。とにかく勝ち進むしかないだろうともうひとつ宝箱をゲットして相手にバックルを渡す、すると遠くでジ.ャ.マ.トが女性を襲っているのが目に入った。自分が走っていくのでは恐らく遅い、相手もそれを理解したのかバックルをドライバーに装填して変身を果たす。すると黒の装甲部分だけは同じで武器と仮面が全く違う姿に変身していてまた驚いてしまう。仮面はIDコアの動物、武器はバックルに対応しているのだろう。ともあれ相手は女性を救うことに成功して労いの言葉をかけて隣へと並ぶ。いつもとは違いすぎる姿に新鮮さを覚えながら頷き返事をする、二人で戦える状態に変身するというのは普段ならばありえない状況だ。それに相手の仮面のモチーフは猫らしく吊り目ながらもまるっこい顔はなんとも愛らしい、思わず頭を撫でていると背後から『アイテムゲットおめでとうございます』と声がして慌てて手を引っ込めて振り返る。そこには仮.面.ラ,イ.ダ,ーとは違う白と赤の仮面を付けて白いフードを被った男がいて『こちらへどうぞ』と何処へ案内しようとしているようだ。ナビゲーターの彼女と同じような存在だろうかとチラリと相手の方を見てから変身を解除し仮面の男についていって)

  • No.7647 by 匿名さん  2025-01-16 15:52:03 

403出たわ

  • No.7648 by 検索  2025-01-16 16:45:23 ID:415c83bff

体の基礎的な所は共通で頭部は使用者に近い動物をモチーフにしているのだろうね、君もそれっぽいし。
(この姿への初めての変身を果たして目的を達成すると相手が隣に並ぶ。普段はこうして横並びするのが普通であるが変身して戦える状態で肩を並べることは無く変な感じだ。相手がこちらを見ると仮面の頭を撫でられる。以前メモリの影響で猫になったこともあったが今回もどうやらIDコアに描かれた動物の仮面になったようだ。可愛いと言われるのは少々複雑な気持ちではあるがネコっぽいと相手に言われることもあり、一方の相手もドーベルマンと言われると納得できる部分が幾つかあって最初にIDコアを渡された時点で使用者に見合う動物がモチーフとして宛がわれているのだろうと考察を口にする。大人しく撫でる手を受け入れていると背後から声が聞こえて慌てて振り返る。そこには独特の仮面とフードを被った男が居て案内が申し出される。アイテムゲットという発言を聞くにこのゲームの関係者なのは確かで相手と目を合わせるとこちらも変身を解除して後をついていった。案内された扉を開けてみると広々としたラウンジのような部屋が広がっていて自分達と同じ服を着た数人が既にコーヒーを飲んだり他の人と話をしたりしてくつろいでいる。独特のオーラのある男がちらりこちらを見ると『今回の第一回戦のクリア者はこれくらいか』と余裕気に呟いていてどことなく値踏みされているようにも感じられた。ひとまず近くにあったソファーに二人して座ると少ししてからナビゲーターの彼女が扉からやってきて『お待たせいたしました。ここに居る皆様は第一回戦クリアです!そしてここに居ないお宝をゲット出来なかった人たちは脱落となります』と宣言して)

  • No.7649 by 探偵  2025-01-16 17:48:56 ID:65b68c258


っ、もうこんなに脱落なのかよ……
(相手は猫でこちらは犬、なんともそれぞれらしい動物を割り当てられたものだ。このハードボイルド探偵をドーベルマンに指定するセンスもなかなか気に入った、ここでチワワになんてされたら文句のひとつも出ていただろう。そんな話をしているうちに新たに現れた仮面の男に連れられ嫌に豪華な扉をくぐるとそこはラウンジのような空間でまた驚くことになった。どうやらこのゲームを運営する人間にとって空間を飛び越えることは容易なものらしい。余裕そうな言葉を飛ばして値踏みしてくる男をチラリとみやる、最初に参加者が集められた場所でも妙に落ち着いていた奴のひとりだ。怪訝そうな顔を向けながら相手と共にソファに座るとナビゲーターによって今回のクリア者がここにいるだけの人間だと説明される。同時にまた宙にモニターが出てくれば全参加者が表示されて次の瞬間には大半の名前がグレーに暗転しLoseの文字で塗りつぶされる、参加者が一気に数えられる人数になってしまえば思わず驚きの言葉を漏らしてしまった。モニターを見つめ驚くこちらにひとりの男が鋭い目線を向けてくるのに気がつくとこちらも向こうへ目線を向ける。刹那の間睨み合ったあと「なんだよ」とこちらが発すれば男は鼻で笑って『お前ら、この後も二人で仲良しこよししながらデ.ザ.イ.ア.グ.ラ,ン.プ.リを勝ち進む気か?』と馬鹿にするように話しかけてきてその言い草に静かに怒りを燻らせつつ「それの何が悪ぃんだよ」と言い返して)

  • No.7650 by 検索  2025-01-16 20:12:20 ID:415c83bff

…翔太郎、抑えて。…その口ぶり、何回かこのゲームに参加したことがあるのかい?
(ナビゲーターが第一回戦の結果を発表する。最初はあれだけ人が居たのにクリアしたのはこの場所にいる人だけのようだ。参加者の一覧が一気にグレーに暗転して塗り潰されるのを見れば思った以上の熾烈さに焦りを覚えた。そうしていると何処からか鋭い視線を感じてそちらに目を向ける。すると一人の男がこちらを見ていて相手が痺れを切らして声を出せば馬鹿にするような口調で声を掛けてきた。相手の言葉に『そんな覚悟で勝てるほどこのゲームは甘くないんだよ。俺は勝つ為には誰であろうと蹴落としてぶっ倒す。…まあお前らなんて直ぐにリタイアするだろうけどな』と鼻で笑ってくればイラッとするものの先に相手を宥めるように声を掛ける。自分達のスタンスを馬鹿にされた不快感はあるがそれ以上にその男の口ぶりが気になると浮かんだ一つの可能性を尋ねる。すると男は僅かに眉を上げ反応し『…ああ』と返事するのを聞けばますますデ.ザ.イ.ア.グ.ラ,ン.プ.リの存在に疑問が募っていく。一方携帯のような物を持って温和そうな見た目の男が近付いてくると『左.翔.太.郎さんとフィリップ君だよね? 俺は桜.井.景.和、宜しく』と友好的に声を掛けてきて)

  • No.7651 by 探偵  2025-01-16 21:20:21 ID:65b68c258


っ、言わせておきゃ……よろしく。お前もあいつと同じで何回かゲームに参加してる口か?
(こちらが睨みを効かせたまま男に返事をすればさらに挑発するような言葉が返ってきて思わず立ち上がりそうになる、しかしその前に相手に宥めるように言われてしまえばなんとか衝動を引っ込めた。同時に相手が問いかけた事で冷静に男の言葉を振り返る事ができる。まだ一回戦のはずなのにあの男はこのゲームのことをよく知っているようだ、ならば相手が問いかけた通りこのデ.ザ.イ.ア.グ.ラ.ン.プ,リは何度か開催されていることになる。目論見通り男は肯定してこれで参加者の中に妙に落ち着きのある人間がいることの説明がついた。空気を察してか友好的な空気を持った男が近づいてきて自己紹介される、こちらからも「よろしくな」と声を掛けたあとに事情を聞いてみれば『そうだよ。俺とさっきの道長と英寿、あと祢音ちゃんとかが経験者かな』と紹介がされて祢音と呼ばれた彼女はこちらに向かって手を振っていた。軽く挨拶を返したあとに「優勝してほんとに願いを叶えたことある奴はいんのか?」と問いかけてみれば景和が答える前に『俺だけだな』と鼻につく自信満々の声で英寿が遠くから会話に割り込んでくる。自信を宿した顔にいやでも嫌な顔をしていれば『英寿は何回もデ.ザ.神.になったことがあるんだ』と景和に教えられ偏った戦績にまた驚くしかなくて)

  • No.7652 by 検索  2025-01-16 22:48:47 ID:415c83bff

なるほど、道理で冷静だったのか。…特別?
(敵対的な様子だった男とは対照的に友好的な人物から声がかかると軽く対応をする。そして相手の質問の回答として彼から経験者について紹介がされる。全員最初の場所で冷静な反応だった人物であの時の様子に納得がいった。更に相手が深く問いかけて見ればあの余裕のあるオーラのある男が話に入ってきた。そして英寿の経歴を聞けば一緒に驚いた反応をしてしまう。どうやら願いが叶うという触れ込みは本当らしい。そんな人物が参加している事への焦りと何度も願いを叶えて尚このゲームに参加している動機に興味が湧いた所で『だがゲーム開始直前に急遽初めての参加者が追加になるのを見たのは初めてだ。よっぽど特別な招待客らしいな』と言われると目を瞬かせる。確かにナビゲーターの彼女も似たようなことを言っていたがダ.ブ.ル.ド.ラ.イ.バ.ーの持ち主以外に何か理由があるのだろうか。この場所について、そしてこのゲームについて更に知る為に「そもそもこのデ.ザ.イ.ア.グ.ラ.ン.プ,リって、」と疑問を尋ねようと口を開いた所で部屋の中の電話が突然鳴る。それを取りに行った彼女に自然と部屋の中の人物全員が注目が集まる、彼女が電話を切ってこちらを向くと『皆様、緊急事態です、新たなジ.ャ.マ.トが現れました!』と声をあげて)

  • No.7653 by 探偵  2025-01-17 08:01:36 ID:65b68c258


情報収集もここまでか。いくぜ、フィリップ
(このゲームが過去何回も行われていることにも、実際に願いを叶えなお参加している人間がいることにも驚きでこのデ.ザ.イ,ア.グ.ラ..ン.,プ.リが一筋縄でいかないことを痛感させられる。ゲームを勝ち進むだけですんなりドライバーを取り返せるのが一番良いが参加経験者も優勝経験者もいるこの状況ではそもそもそれさえ難しい、あの道長と呼ばれた男があれだけ啖呵を切るのも気になるところだ。そんなことを考えていれば英寿から自分達が特別な招待客なのだと称される、ダ.ブ.ル.ド.ラ.イ,バ.ーの持ち主という意味では確かにそうだが考えればドライバーを奪うだけで自分達を大会に参加させる必要はないはずだ。この謎を解くためにもこの大会のこと、引いてはこの大会を仕切る奴らのことを知らなければと考えが募る。どうやら相手も同じようで質問をしようとしたところでそれを遮るように電話の音が鳴り響いた。そしてジ.ャ.マ.トの出現が告げられる、話を聞くのはまた後になりそうだ。そのままナビゲーターに促される形で移動し扉をくぐればあの宙に浮いた祭壇へと出る、相変わらずむちゃくちゃな空間移動だ。参加者の前に立ったナビゲーターがまたにこやかに笑うと『第二回戦は神経衰弱ゲームです!今回皆さんには運営が用意したルーレットで出た方とデュオを組んで貰います』と宣言されると同時に宙にはそれぞれのコアに描かれたアイコンを使ったルーレット画面が現れた。二人一組で挑むゲームなら自分達一番の得意分野だ、相手と組めることを祈るしかない。一方景和はルーレットを不思議そうに眺めながら『この前はくじ引きだったのに…』とひとり呟いていて

  • No.7654 by 匿名さん  2025-01-17 10:35:08 

飽きた。ばいばーい

  • No.7655 by 検索  2025-01-17 10:50:37 ID:415c83bff

…吾.妻.道.長、このゲームを勝ち抜くためにも協力しよう
(こちらの質問は電話の音とジ.ャ.マ.トの出現の知らせによって遮られる。もっと情報を集めたい所だが風.都.がゲームの会場になっている以上、暴れて万が一街の人に被害が出るなんてことは避けなくてはならない。相手の声掛けに「ああ」と短く返事をして扉をくぐった。そこは最初に集められた空間でやはり現実離れした技術が使われている。全員が集まるとナビゲーターは第二回戦の開催とゲームの趣旨が説明される。二人一組となれば自分達の得意分野であるがその組み合わせは宙に浮かんだルーレットで決められるらしい。それを見上げていると景和の独り言が聞こえてきて思わず視線を向ける。今回から方針が変わったということだろうか、と考えを巡らせていれば早速ルーレットが回される。一人の名前を呼びそのペアになる人物をルーレットで決めるという流れで進んでいくようで初めに呼ばれた人物は他の初参加者とデュオを組むことになった。『続いてフィリップ様のデュオを決定いたします』と宣言がされてルーレットが回る。ルーレットの針はゆっくり速度が落ちていき相手のアイコンの上で更に減速すれば期待が高まるもののそこを通り過ぎて牛のようなアイコンの上で止まる。このアイコンの主を思い出したのと同時に「コイツとペアかよ」と嫌そうな声が斜め後ろから聞こえた。相手と組みたい所だったが道長もこのゲームの経験者であり何か思う所があるようだった。ならばゲーム中何か聞き出せるかもしれないと考えを切り替えると支給された携帯のようなもので名前を確認してから声を掛けると『せいぜい足引っ張んなよ』と言いながらそっぽ向かれてしまった。少々不安を覚える中『次は左.翔.太.郎様のデュオを発表します』と進行が進んでいき)

  • No.7656 by 探偵  2025-01-17 12:33:40 ID:65b68c258


っ、くそ。よりによってあいつかよ。…あぁ、よろしくな祢音
(次のゲームのためデュオが次々に決められていく、遂に相手の番になりルーレットが回り始めた。徐々に回転スピードが落ちていき自分のアイコンの上で止まりかければ思わず拳を握る、しかし針は僅かに滑って牛のアイコンを指した。思わず悪態をついたのも束の間、牛のアイコンは何を隠そう先程絡んできた道長で同じく悪態をついている様子にこちらもまた追加で愚痴を零してしまった。相手の隣にいれなくなってしまったことも、奇しくも緑と紫でダブルの色合いが揃ってしまっていることも気に食わなくて心中穏やかでは無い。だがここで騒いだって結果は変わらないのだろう、相手が話しかけても相変わらずそっぽをむく様子になんとか怒りを抑えていれば今度は自分のデュオが決められるルーレットが回り始めた。ルーレットはスピードを落とし猫のアイコンの上にくれば今度はあっさりとそのままそこに止まる。先程とは随分と滑り具合が違うように見えた。違和感を覚えながらも祢音に『よーし。犬猫コンビで頑張ろうね、翔太郎』と話しかけられればこちらも軽く笑みを浮かべながら返す、こちらは性格面では相性が良さそうだ。その後デュオ決めが進み全ての組み合わせが決まればモニターには街の様子が映し出される、そこには見知った街にト.ラ,ン,プ.ジ.ャ,マ.トが暴れる様子が映っていて眉をひそめた。そしてナビゲーターが『今回はポイント制です。ポイントの高かった上位三組が勝ち抜けとなります。』と説明が追加された後『それでは、ゲームスタート!』と高らかに宣言される。相手の方をちらりとみて目配せした瞬間にまた視界が一瞬白く包まれて、次の瞬間には風の街へと降りたっていて)

  • No.7657 by 検索  2025-01-17 14:20:32 ID:415c83bff

ポイント制ならば単純に多くのジ.ャ.マ.トを倒せば良い訳だね。
(道長からあまり良い対応をされない中、ルーレットは相手の番になる。ルーレットの針は徐々にスピードを落として素直に猫のアイコンの上で止まる。どうやら祢音が相手のデュオらしい。相手の隣に誰かが居ることもモチーフが自分と同じ猫であることもあまり気に入らないがゲームのルールであれば仕方ないと何とか気持ちを切り替えようとする。全ての組み合わせが決まるとモニターの画面は変わってト.ラ,ン,プ.ジ.ャ,マ.トが暴れる様子が映し出されて思わず画面を睨みつける。ドライバーを取り返すだけではなくこの街を守るためにも戦ってこのゲームを勝ち抜かなくてはならない。ルール説明があった後ゲームの開始が宣言されると相手と目配せした瞬間視界が真っ白に包まれた。目を開くと今度は風.都.の市街地に降り立つ、今いる場所はそこまで人が集まるような所ではないが近くには大きな公園があったはずだ。ルールを確認しながら方針を固めていくと道長は『ああ、行くぞ』と愛想のない返事をしながらドライバーでZOMBIEの文字を背後に変身を行う。紫の厳つい印象を受ける牛の仮面を纏った姿になり勝手に足早に歩き始めるのを見れば自らもその場で変身を果たす。今回のゲームでは別行動になるが次に進むためには自分達のデュオと相手のデュオのどちらもが勝ち抜ける必要がある。相手の方を向き「じゃあ翔太郎、また後で」と告げると慌てて道長を追いかける。何とか追いついた所で道端からト.ラ,ン,プ.ジ.ャ,マ.ト達が飛び出してくる、道長がそれに動じることなくチェーンソー型の武器を構え、攻撃から逃げようとするジ.ャ.マ.トを見れば逃げ場を封じるように矢を放つ。その隙に道長がチェーンソーを振りかざして一斉に攻撃をすればその高い攻撃力に怪物は倒れ撃破する。直後目の前の空間に【+20p】と表示が浮かび「これがポイントか」とシステムを理解したように呟き)

  • No.7658 by 探偵  2025-01-17 16:31:32 ID:65b68c258


おぅ、気をつけろよ。…友達ってより俺の相棒だ。とりあえず今はここを勝ち残らねぇと、頼むぜ祢音
(視界が白に染まり次に見えたのは風の街だ、手元の端末を確認してみればジ.ャ,マ,トの倒し方などで獲得点数が変わるらしい。数だけでなく倒し方にまで気を使う必要がありそうだ。相手がルールを確認していると道長は相手を置いて変身しさっさと移動を始めてしまう、声をかけて見送るものの共に勝ち上がる為には相手には道長を上手く乗りこなして貰わなければならない。無意識に相手が去った方を見つめてしまうと祢音から『フィリップと友達なの?』と問われてそれ以上の関係なのだと答える、その答え方ひとつで相手への信頼度を感じ取ったのか笑みを浮かべる彼女に鼓舞するような言葉をかけると二人で並んでバックルをドライバーにセットし変身を果たす。デ.ザ.イ.ア.グ.ラ.ン.プ.リの知識はないがこちらには風.都の知識がある。ジ.ャ.マ.トが人を襲うなら人の多い所に行くはずだ。この街に詳しいことを彼女に伝えつつ公園内の噴水広場へと移動すれば案の定大量のジ.ャ,マ.トを見つけた。二人で乗り込んで怪人を倒していけば少ないながらもポイントを稼ぐ事が出来る、ハンマーを頭に叩き込む事が出来れば若干ポイントは高く暫くはヘッドショット狙いが続いた。その中で祢音がまた一体ジ.ャ,マ.トを倒して『やった!』とガッツポーズを作る、しかし彼女が背を向けた直後ジ.ャ,マ,トの体にスペードのマークが浮かび一瞬体の模様が弾け飛ぶ。直後模様が体へと集約されるとジ.ャ,マ,トは再び動き出して彼女へと襲いかかって「危ねぇ!」と叫びながらその体を無理やり掴んで地面を転がり攻撃を回避する。ピンピンしている怪人をみれば「なんだ?さっき確実に倒したはずだろ」と眉をひそめて)

  • No.7659 by 検索  2025-01-17 18:57:41 ID:415c83bff

っ、さっきと同じ攻撃をしたはずなのに…。…もしかして、吾.妻.道.長、胸部のマークが同じジ.ャ.マ,トを探してくれ!
(それからもジ.ャ.マ.トを見つけては倒すを繰り返す。道長の使う大型バックルはかなりの攻撃力があるようでそれを主体に撃破する戦法だ。そうして連携していけるようになれば『…初めてとは思えない動きだな』と言われて少々驚く。この街で別の.仮.面.ラ.イ.ダ.ーをしていると言っても良いものか迷い「まあ、こういう事には慣れているからね」と濁して返事をすれば「…そうか」と返され牛の仮面でその表情を伺うことは出来なかった。ジ.ャ.マ.トは人を襲うという情報の元、近くの公園の芝生の元にやってくれば少し離れた噴水広場に相手とデュオの彼女の姿が見えた。どうやら考えることは同じらしい。ピクニックしている街の人にジ.ャ.マ.トが襲いかかっているのを見ると彼に声を掛けて攻撃を仕掛ける。今までと同じく自分が足止めと牽制をして彼がチェーンソーを振るい、確かに倒せるだけの攻撃をしたはずだがジ.ャ.マ.トは床を転がるだけでまた起き上がってきて目を見開く。だが攻撃を受けてか胸部のトランプにダイヤの4のマークが浮かぶ。撃破出来なかったことに苛立った道長が近くに居たジ.ャ.マ.トに斬りかかると今度はその胸部にスペードのマークが浮かんだ。別々のトランプのマークに第二回戦を告げる時に聞いたゲーム名、その二つが繋がると検証する為にも彼に指示を飛ばしながら辺りのジ.ャ,マ.トを攻撃していき)

  • No.7660 by 探偵  2025-01-17 19:53:59 ID:65b68c258


倒せる奴との判別はつくがどうやったら……っ、祢音!
(しばらく戦闘を続けていれば倒せるジ.ャ,マ,トと倒せないジ.ャ.マ.トの違いが見えてくる、全員もれなく体にカードを貼り付けているが白紙の怪人は倒すことができるのだ。問題はカード部分に模様がある方だ、こいつは最後の一撃を加えてもトランプのマークが浮かび上がったあとにまた復活してしまう。遠くの芝生の方には相手と道長のデュオの姿が見えて相手が的確に遠隔からの足止めと牽制をし道長が前衛で次々敵をなぎ倒している、愛想はなかったが相手は上手く役割分担を敷いたようで息のあった連携を見せていて思考が乱された。さらに人が多いからと噴水広場を選んだもののその分守る人が多くて戦いの手を休める暇がない、それに加え祢音が女性だからと無意識に守りながら戦う立ち回りをしていて全てのジ.ャ.マ.ト.を一手に引き受け余計にこのゲームの攻略法を考えられずにいた。だが街の人が襲われてるいるのなら見捨てることなど出来ない、彼女はちらりと端末を確認して『どうしよ翔太郎、私達最下位だよ』と知らされ余計に焦りは募る。苦々しい顔をしながら街の人を襲おうとしていたジ.ャ.マ,トをまたハンマーで吹き飛ばすと『シークレットボーナス!』と声が鳴り響いて目を瞬かせた。傍には【街の人を5人助けた +100p】と浮かんでいる。これで少しは足しになっただろうがそれでもあのジ,ャ,マ,トの攻略法を見つけなければ上位3組には入れない。祢音を背に守りながら気づけば周囲には模様があるジ,ャ.マ.トしかいなくなっていて「くそっ、」と悪態をついて)

  • No.7661 by 検索  2025-01-17 20:47:15 ID:415c83bff

よし、じゃあタイミングを合わせて一緒に倒すよ。
(一つの仮説を検証しようとマークに注目しながら攻撃することを指示すれば怪訝な反応をされてしまったがすぐに言う通りに動き始めてくれる。ふと噴水広場の方を見れば街の人と彼女を守る動きをしているせいか上手く動けていないようにも見えた。そちらに気を取られていると道長から『おい、居たぞ』と声があがった。そちらを向けばダイヤの4を纏ったジ.ャ.マ.トが居て推測通りのことに口角があがる。続けて同時に撃破することを提案して遠くの一体に向け弓を強く引くと道長も意味を察したのかチェーンソーを構える。そしてフルパワーでジ.ャ,マ.トを撃ち抜いてもう一方も同時に切り裂くとその体は爆発して目の前に【+40p×2】のメッセージが浮かぶ。単純に倒せるジ.ャ.マ.トとは大違いのポイント数にこれがこのゲームの肝だと悟る。「ナイスタイミングだ」と同時に倒せたことに労いの言葉を掛けるが無意識に視線は苦戦していた相手の方に向かう。どうやらマークのあるジ.ャ
マ.トに囲まれているのが分かればつい「翔太郎、神経衰弱だ!その中に同じマークのジ.ャ.マ.トが居るだろう」と今わかったばかりの攻略法を相手に叫ぶ。ライバルを助けるような行為に『おい!!』と強く道長に怒鳴られ)

  • No.7662 by 探偵  2025-01-17 21:40:00 ID:65b68c258


っ!そうか!だからこのゲームは二人一組なのか!ありがとよ、フィリップ!
(何度倒しても立ち上がってくる敵に最下位という現実、二つが重なり焦りは募るばかりでしかし守るべきものを守らなければと思考回路は戦闘に割かれてしまう。今一度ハンマーで敵を砕くがやはりマークが浮かんだ後に敵は立ち上がってくる。万事休すかと思った時に相手の声が何よりも強く大きく聞こえてきて今の状況全ての点が線で繋がると声を挙げた。分かってみれば名前の通りのゲームなのだ、ト.ラ.ン.プ.ジ.ャ,マ,トのカードを同時に捲ればカードは消える。その為には祢音と連携することが必要だ、ちらりと彼女の方をみれば『翔太郎が戦ってくれてたおかげでここら辺にいるジ.ャ,マ,トのスートと数、全部分かるよ』とピースサインが向けられた。どうやらしっかり敵を観察してくれていたらしい。彼女は女性だがこのゲームの参加者でありなんなら経験者なのだ、今は彼女がデュオ相手なのだから二人で息を合わせなければこの局面は乗り越えられない。彼女の前に立つのをやめれば「なら一気に片付けるぜ、祢音!」と声をかければ彼女と共に怪人の元へ突っ込んでいく。彼女に倒すジ.ャ,マ,トを教えて貰いリズミカルに動く彼女に合わせて渾身の一撃を対になるジ.ャ.マ.ト.に叩き込めば【+40p×2】のメッセージが浮かんだ。これで点数を稼げるだろう。だが他のデュオは先にこのカラクリに気づいていたはず、巻き返しを図るべく次々とペアのジ,ャ.マ.トを倒していって)

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