検索 2022-07-09 20:46:55 |
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…っ!…欲しい、…ああ。
(穏やかな温かさと甘さを共有していたはずなのにそれ以上の物が欲しくなってしまって一旦顔を離すと色を宿した瞳で相手を見つめる。すると二人の間にあった銀の糸を見せ付けるように舐め取り、蕩けかけた瞳で誘いの言葉をかけられると自らの瞳を大きく揺らす。さらに深みへと落ちる誘いに鼓動が跳ねていれば相手からも同じ物を望まれると腹の底がぞくりと震えて小さく息を吐くと欲の乗った声でありのままの願望を口にした。だがさらに相手を求めるにはこの場所では少し難しい。腰に回された腕に力が入るのを感じながら移動を持ちかけられると短く返事をしてこちらも相手の腰に手を添えて一緒に立ち上がる。本当は抱き上げたい所だが無理をしてバテては元も子もない。短く相手の頬にキスを落とすとくっついた状態をキープしながらベッドまで移動する。ベッドの傍までやってくれば相手を先に座らせ、その相手の太ももの横に膝を置くような形で上からのポジションを確保すると相手の頬に手を添える。その手を顎まで滑らせ、持ち上げるような形でこちらを向かせると「翔太郎」と名前を呼びキスまでの動作を見せ付けるような緩慢な仕草で顔を近付け再び唇を重ねて)
ッ、……ン、…っ、ぁ……フィリップ、
(こちらの誘いに相手は瞳に熱を揺らしていてそれだけでも胸の奥底を擽られたが、こちらの願望を漏らせば相手からは欲が滲んで隠しきれない一言が返ってきて胸が強く鼓動を打つ。こちらが相手を求めるのと同じく相手もこちらを求めていることに喜びと興奮とが一気に胸の内へと押し寄せた。互いに腰に手を回して離れないようになると相手から頬へと口付けが落ちる、今日何度も交わしたなんてことの無いもののはずなのに熱が燻るこの体ではこれだけで小さく上擦った声を溢れさせてしまった。そのまま移動すればこちらが先に座って相手が膝の上に跨るようになれば下手に体を動かせなくなってしまう、視界さえ相手しか映らなくなってしまった。そんな状態で頬に手を添えられてゆっくりと手が下り顎へと添えられると顔を上へと向けられる。流れるような動きは恐ろしく妖艶で今から熱へ堕ちていくのだと自覚させられるような動きに鼓動が早鐘を打つ、名前を呼ばれて再びあの甘い口付けが降りてくると胸は高鳴ったが相手の動きは相変わらず緩慢だ。見せつけられるような動作はやはり煽情的で同時に羞恥を煽られると思わず生唾を飲む、一方で早く相手が欲しくて逸る気持ちは押さえられずに自ら首を伸ばせば喉が震えさせながら熱い吐息を漏らして相手の名前を呼んだ。漸く唇が重なり望んだ感触を手に入れると自ら口を開き相手の舌を誘うように唇の間に舌先を差し入れて、その隙間に何度も舌を這わせて唾液を塗り込んでいき)
……ン、……は、ぁ……
(もっとくっつける場所に移動してきて顎に手を添え、顔をこちらに向けさせる。今から口付けをするのだと意識させるように名前を呼びゆっくりと顔を近付けると相手は既に熱い吐息を零して物欲しそうに名前を呼んでまたぐらりと脳が揺れた。漸く唇を重ねると今度は初めから招かれたように開かれた唇の間に舌を差し入れて相手の舌先と擦り合わせる。先程の余韻もあってか直ぐにそこは濡れて再び水音を発し始めた。さらにその面積を増やそうと更に深く舌を侵入させ相手のモノと絡めたり普段触れない歯列などをなぞって愛撫とマーキングを行う。その間顎に添えていた手を後頭部に戻し、軽くそこを撫でてから更に相手の興奮を煽るように首元から背筋、腰にかけてゆっくりと手を這わせていく。やがて寝間着の中に手を忍び込ませると直接腰の辺りの素肌を撫でながら深いキスを続けて)
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