検索 2022-07-09 20:46:55 |
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他のメニューか?ケーキは奥さんがここのオリジナルブレンドに合わせて作ってるって自慢してたな。あとはスフレパンケーキも雑誌で紹介されてたはずだ
(この店だけの特別な味で、さらには相手といるからこそ味わえる組み合わせの味を二人でゆっくりと味わいながらゆったりとした時間を過ごす。相手は終盤まで大切にさくらんぼを取っていて赤い実を口に含むとまた目を細めていて最後までクリームソーダを楽しむ相手に存分に心を掴まれながらその様子を見守っていた。終盤になったところで相手は他のものも気になるのか再びメニュー表を手に取る、当然純喫茶であるここのメニューは看板商品だけに留まらない。相手が捲った先のページはデザートを紹介している場所でいつか奥さんと交わした会話を思い出しつつ解説を挟む。他にも相手がページを捲るのに合わせてオリジナルブレンド以外の様々な種類のコーヒーが乗ったページやサンドイッチ等の軽食のページなどにコメントを挟んでいって)
(/あけましておめでとうございます!こちらこそ本年もどうぞよろしくお願いいたします。)
ケーキにスフレパンケーキ…! 翔太郎、次も絶対また来よう!
(クリームソーダの醍醐味を味わって幸せそうにしながらも他のメニューが気になるとメニュー表を開く。今回は看板メニューと呼ばれるものをチョイスしたがページを捲ると軽食からスイーツまで様々な種類のものが並んでいる。その一つ一つに解説が挟まるのがその全てが興味をそそられるもので目を輝かせた。オリジナルブレンドのコーヒーとクリームソーダがこれだけ綺麗で美味しいのだから他の物も十分期待出来るだろう。色々な解説を聞いた時には期待は最高潮に高まって相手の方を向くとまだ店内に居るにも関わらず次の機会を所望して)
そうだな。俺も全部食べたわけじゃねぇし、また来ようぜ
(相手がページを捲るのに合わせてそれぞれ解説していけば相手の瞳は再び輝き出す、今日はこちらのおすすめとしてクリームソーダをいの一番に推したがこの喫茶店の魅力はまだまだこれだけではない。相手の期待値はうなぎ登りのようでもう次の機会を所望されれば思わず笑ってしまう、だがこちらが古くから馴染みにしている店を相手が気に入ってくれるなら何よりというものだ。調査の合間やまたデートでも相手と二人でここを訪れる機会はこれからもたくさんある、相手が望んでくれるのならば尚更その機会は多くなるだろう。こちらも頷いて同意したあとにチラリと時計を見やる、ゆっくりとした時間を過ごしている間に日はすっかり落ちていて空はもう暗くなりかけている。そろそろ良い頃合いだろう。相手の方に目線を戻すと「そろそろ出て公園のほう戻るか」と声をかけて)
ああ、約束だ。…そうしようか、
(相手からの解説にテンションが上がって次の機会を所望すれば相手が笑いを零す。今注文することも考えたがまた何回でもこの場所に来ることは出来るのだから楽しみは後にとっておいた方が良いだろう。相手がこちらの意見に同意してまた来ることを告げれば深く頷いて約束だと告げておいた。そうしてクリームソーダを最後まで啜って飲み終えたところで相手が視線を明後日の方に向ける。それを追うと窓の外はいつの間にか暗くなりかけているようだ。予想以上にのんびりしていたことに驚きつつ店を出るように相手に言われると賛成の意志を示す。席を立って会計をしてくれる老夫婦に「ご馳走様でした、美味しかったです」と告げ、店を後にする。公園へと続く道を歩きながら「良いお店だったね」とご機嫌に告げて)
あの店どれも美味いからな、また顔出そうぜ
(頃合いを見計らって相手に店を出ようと持ちかける、会計を終えると相手は老夫婦に挨拶をしていてまた一つ自分の好きな街と自分の好きな人が繋がったことに嬉しさを覚えつつ「また来ます」とこちらも声をかけて店を出る。右隣をご機嫌に歩く相手にこちらも呼応するように笑みを浮かべながら元来た道を戻った。公園の入口に差し掛かると道の脇にずらりと植えられた木々は電飾によって輝きを纏っていて「クリスマスマーケットが本領発揮すんのは夜だからな」とまた期待を煽るようなことを言いながら光のトンネルを抜けていく。やがて視界が開ければ再びクリスマスマーケットへとたどり着く、しかし日が落ちたそこは赤白緑の電飾や店頭の光、何より中央にあるクリスマスツリーで昼間よりも輝いていて)
ああ、昼とはまた雰囲気が変わったみたいだね。…っ、綺麗だ。
(またあの店を訪れる声がけに「もちろん」と答えながら公園へと続く道を歩く。入口までやってくると木々に巻き付けられた電飾が光を放っていて先程訪れた時とは印象が変わっていた。周りの空気も少しずつ冷たくなって暗くなっていく中でこれからが本領発揮と言われるとますます期待は高まっていき、わくわくしながら光のトンネルの中を抜けて行く。視界が開けると昼にも見たクリスマスツリーがより煌びやかに輝いて輝きを放っていると思わず立ち止まってその光に目を奪われていた。また夜になったからか昼よりも人が多くなっていて賑わっている。クリスマスツリー以外にも周囲にはイルミネーションの飾りなんかもあってさりげなくその手を取ると「また見て回ろう」と声を掛けて歩き始め)
…、……だろ?あぁ、そうしようぜ
(日が落ちて木々に飾り付けられた装飾がキラキラと一際輝きを放つ中、その木々を背景にするクリスマスマーケットはより沢山の色の輝きを纏って煌めいていてこの場所全体が宝石箱のようだ。戻ってきたところで相手が立ち止まり思わず向こうの方をみる、周囲の装飾が放つ煌めきは相手の瞳の中で反射して瞳を彩っていて、その瞳のまま相手が一言呟くとさらに相手の瞳自信の輝きが加わってより目が離せない美しさを放つ。その瞳に魅入られるように見つめたまま短く返事をしながら無意識に笑みを浮かべていた。何をいうでもなく手が取られてこちらも手を握り返す、この輝きの中では誰も自分達を気にはかけないだろう。マーケットを歩き出せば売り物のオーナメントやスノードームは光を受けてより輝きを放つようになっていて飲食店は日が落ちて気温が落ちたからかふわりと美味しそうな匂いと共に湯気が沸き立っている。昼間よりも活気溢れる中を歩きながら中央のクリスマスツリーへとやって来る、定番ソングが流れるなか電飾が輝く姿は昼間見た時よりも断然綺麗だ。相手の方をみると「こいつの前でも写真撮らねぇか?」と持ちかけて)
やっぱり夜の方がクリスマスの雰囲気があって良いね。…ああ、せっかくなら撮ろう!
(今のこの賑わいの中ならば他人に関心が向いたりしないだろうとその手を取ると相手が握り返してくれた。確かな温もりと力強さを感じると口角が上がって上機嫌でマーケットの中を歩き出す。お店の光やオーナメントは輝きを放っていて飲食店もより活気を増している。昼間でも十分にクリスマスの雰囲気を感じられたが夜になって暗くなったからの方がより一層それらしくなった。やはりクリスマスパーティやイルミネーションなどのイメージからも本番は夜だろう。そんな事を話しながら歩いているとクリスマスツリーの前にやってくる、暗い中でもキラキラと電飾が輝いていて一番上で光る星が一等星のようだ。相手から視線を受けてそちらを向くと写真撮影を持ちかけられて笑顔で了承する。丁度撮影スポットにもなっていた所のようで早速相手の右隣に並んで構図を考える。後ろのツリーを納めようとするとそこそこくっつく必要があり、更に距離を詰めながら「ポーズはさっきと一緒で良いかい?」と問いかけ)
……いや、夜だしな…フィリップ、こっちだ
(日はすっかり落ちて空は暗くなっているがクリスマスマーケットはより一層煌びやかになっていて、中でもクリスマスツリーは昼間とは違い幻想的な輝きを放っている。多くの人が同じことを考えるようで周囲にはカメラを構えている人も多い、写真を撮ろうと声をかけた場所は数ある撮影スポットの近くだったらしい。相手からポーズの相談を受ける、もちろん先程と同じだっていいのだがこの誰もが浮かれている幻想的な雰囲気の中で手を繋いでいればもっと恋人らしい写真を撮りたくなってしまう。相手に声をかければ軽く手を引きながら少しだけ移動する、撮影スポットということもあり巨大なプレゼントが積まれているオブジェが二つあってその間に入れば周囲からの視線がほとんど外れる。一旦手を解いてバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を構えると相手と再び先程と同じくらい、もう少し近く寄れば周囲へと目線を走らせた。そして誰の視線も向いていないのを確認すると「撮るぞ」とそのタイミングを見計らうように言って相手の頭に手を添えると軽くこちらへと傾けさせる。こちらも顔を傾け寄せれば互いの顔を寄せれば二人の距離はより近くになってその瞬間にシャッターを切る。先程よりもより近くてくっついた写真が出来上がったがこのまま長くいるわけにもいかず直ぐに頭を離すと「いい写真になったんじゃねぇか?」と素知らぬ顔で声をかけ)
え、あぁ。…確かにこっちの方がデートらしいね。…!本当だ、なかなかイケメンに写ってる。
(当然クリスマスマーケットの象徴でもあるこの場所で写真を撮ることには当然賛成だ。さりげなく距離を詰めてくっついた状態でポーズの相談をしていたが夜だからと言われると目を瞬かせる。相手には何か考えがあるようで案内されるように手を引かれると大人しく着いて言った。そうして向かったのは巨大なプレゼントボックスのオブジェの元で中に入ってしまえば辺りからほとんど見えなくなる。ようやく意図に気付くと口元がニヤけてデートにピッタリだと称しながら立ち位置を調整してカメラの方を向く。さっきよりも近い恋人としての距離だが声を掛けられると共に頭を支えられお互いに寄り添うような近い状態でシャッターを切られた。一瞬遅れてこの距離での恋人らしい写真が撮れた嬉しさと恥ずかしさと動揺が襲ってきた。だが相手が直ぐに顔を離してしまうと少々寂しいという我儘を覚えて周りに人が居ないのをいいことにすぐに相手の腰に腕を回して引き寄せ、再度顔を寄せながら写真を確認する。2人の恋人らしい写真へそれらしい褒め言葉を言いながら「せっかくならもう一枚どうだい?」と提案する。有無を言わせないまま再びバ.ッ.ト.シ.ョ,ッ.トを構えると頬がくっつきそうなほど近づいた自然体の写真を合図を出さずにパシャリと撮影して)
(/お世話になっております。ご連絡遅くなってしまい大変申し訳ありません。本日中のお返事ができそうになく、明日お返事させていただきますので今しばらくお待ちいただければ幸いです。デートのいい所で申し訳ないです…)
だろ?っ、…お、れはいつでもイケメ、え?…ッ!?
(この幻想的な光の中でどうしてももっと恋人らしい写真を撮りたくなってしまえば周囲の一瞬の隙をついて二人の頭を寄せて今日一番くっついた写真を撮る。何の説明もなくくっついたおかげで相手には動揺が見えて小さなサプライズが成功したとほくそ笑んでいた。しかし元の距離に戻ったのに相手は腰に腕を回して引き寄せられて不意打ちで再び距離が縮まると目を見開く。オブジェに挟まれているおかげで腰に回された腕は周囲から見えないだろうが外気が寒いせいか妙に相手の暖かい腕を意識してしまう。写真を確認する距離も先程撮影したときと大して変わらなくてなんとか返事をしようとするも相手は止まることなくもう一枚写真を提案されて、聞き返すために顔をあげるとあってあまりの顔の近さに心臓が跳ねてしまった。だが相手は既にカメラを構えている、慌てて視線をカメラの方に向けると焦っていたせいか相手に寄らなければと意識が向いて結果的に自ら互いの頬をくっ付けてしまった。新たに加わった柔らかく暖かい感触に完全に動揺してしまうとその瞬間がシャッターによって切り取られる。慌ただしく進行していった二枚目の写真に「お前、…撮る時言えよ!」と羞恥を誤魔化すように叫びながらそのままの距離で相手の方を見て)
(/大変お待たせいたしました。本日もまだお返事頻度不安定なのですが、明日からはいつも通りのペースで返せると思います!引き続きよろしくお願いします/こちら蹴りでお願いします)
これも良い感じに撮れたみたいだ。 だってこういう自然体の写真は不意打ちを狙ってこそだろう?
(腰を引き寄せてくっついたまま写真を確認してその流れでもう一枚撮影することを提案すれば顔を上げた相手が動揺したのが分かった。その反応に口元が緩んでしまいそうになりながらカメラを構えてそちらを向く。相手も慌てて目線を向けようとするがその勢いが余ってか二人の方がくっついた。言い訳のしようがない距離感にこちらも少し驚くも横目で見た相手の反応を見れば口角を上げながらシャッターを切った。距離感はそのままに写真を確認すればさっきのよりも更に近い状態でキメきれずに動揺した相手とにやけてしまっている自分の姿があって思わずくすくすと笑って感想を零す。一方で隣の相手から文句の言葉が上がるとご機嫌にそれらしい理由を口にする。二つのプレゼントのオブジェクトの間でこういうやり取りが出来ているのが幸せで思わず相手の頬を軽く摘みながら「キメていないこっちの君の写真も欲しかったし」と調子よく、悪びれる様子もなく言葉続けて)
(/こちらも返事出来ない時間帯が多かったのでお気にならさず!同じく明日からはいつも通りのペースに戻ると思いますのでよろしくお願いします/蹴りでお願いします)
自然体ってこういう事じゃねぇだろ!ったく……、…これで終わりじゃねぇからな
(周囲の人に気づかれないよう一瞬の隙を狙ったというのに相手の体は離れる事がなくずっとくっついたままだ、人々の目がクリスマスツリーに奪われているのが幸いといったところだろう。恋人の距離のまま存分に動揺した瞬間を相手とくっつきながら収められてしまえば文句のひとつも叫んでしまう、写真を確認すればこちらはしっかり焦った顔をしていてカッコ良さからは程遠く相手といえばこちらの様子ににやけている状況だ。しかし相手は全く悪びれる様子はなくてご機嫌にこちらの頬を摘んでいる。煌めくプレゼントボックスに囲まれて相手がご機嫌なのは大変良い事だが良いようにされてばかりではいられない。それに、こうやってずっとくっついていれば少しずつその願望は大きくなってしまうものだ。摘んでいる相手の手を止めるように取る、そしてその手を引き寄せると指に軽く口付けた。ただ唇を当てるだけでは物足りなくて軽く食むような動作も交えて口付けを施すと相手と目を合わせてまだ終わっていないと宣言しておく。いくら物陰に隠れているといってもここで出来るのはここまでだ。そのまま手を繋ぐとちらりと公園の時計を確認して「そろそろ移動すっか」と遅れてやってきた羞恥を誤魔化すように言いながら手を取ってまた歩き出して)
君の反応が良いからつい、…っ!あぁ…。
(それらしい言い訳をしていれば相手からツッコミが入る。ちょっとした仕返しという意味もあったが自分の行動でコロコロと表情や反応を変える相手を見ているのが面白いという面の方が大きい。一枚はちゃんとした二人の写真を撮ったのだから二枚目は好きに撮っても構わないだろう。そうやって笑いを零しながら文句を言う相手の頬を触っているとその手を取られる。そして見せられるようにキスが落とされると思わず目を瞬かせる、それだけに留まらず指を食むような動作をされると目を見開いて固まってしまった、そして相手がこちらを向く。目が合ったまま宣言を受けると顔に熱が登って曖昧に返事するしか出来なかった。そのまま取られていた手を握られ移動を開始する、オブジェクトの間から抜け出して撮影スポットを後にした。夜になって辺りは更に暗く寒くなってきた、手を引かれるまま相手の横を歩くが時計を見ていたのを思い出すと「今から何かあるのかい?」と期待を滲ませた声で問いかけ)
時間ピッタリにいきてぇとこがあんだ。その為に、これに乗る
(散々好きに翻弄された意趣返しにまっすぐ見つめたまま指に口付けを落としてやれば相手に動揺が見て取れて気持ちを立て直して小さく笑う、そのまま手を引いて移動を始めてしまえば浮き沈みしていた動揺も落ち着いてきた。来た時よりもだいぶ暗く寒くなってきた空気の中最初こそ電飾で彩られた道を歩いていたが不意に飾りも何も無い、道すらもない場所へと入っていく。暗がりの中で時間を気にしていたことを指摘されると何とはハッキリ言わずにまた期待を持たせるような言い方で返事を曖昧にした。その返事の頃合いにちょうど目的地へとたどり着く、目の前にあるのはこの公園の倉庫で裏手に回ったところにはハ.ー,ド.タ,ー.ビ,ュ.ラ,ーが待機していた。ここで二人で乗り込む予定だがチラリとまた時計を確認してまだ時間に余裕があるのを確認すると口角をあげる。先程これで終わりではないと宣言したばかりだ、忘れないうちに精算は済まさなければならない。不意に繋がった相手の手を引いてその体を寄せるとそのまま背中に腕を回し抱きしめる、この暗がりならば人目などありはしない。再び相手をまっすぐと見つめれば「さっきの続きをしとかなきゃな」とスカした声で言うとそのまま唇を重ねる。先程の指と同じように触れさせた後にそこを食むような動きを重ねて柔らかな感触を刻み込んで)
空を経由するならばとっておきの場所が期待できそうだ。っわ、…続き?ン…
(手を引かれるままついていくと段々と電飾で彩られた広場から離れていき、辺りも暗くなっていく。相手の案内なのだから道に迷ったということは無いだろうが行き先は読めない。道とも呼べない場所を歩き始めるとつい問いかけるが相手は更にもったいぶった言い方をする。そうして何かの建物の裏側にやってくるがそこにあったのはハ.ー,ド.タ,ー.ビ,ュ.ラ,ーだ。以前自分も同じ手段を取ったが時間指定かつ、歩きでもバイクでもない方法で行く場所となればよっぽど特別な場所なのだろう。予測は立たないものの自分達ならではの行き方に期待を寄せて声を弾ませていると相手が手元の時計を確認する。何か気になる物の楽しみにしておこうと思った矢先繋いでいた手を急に引かれると思わず声を上げてしまう。そのまま相手の腕の中に納まると顔をあげる、先ほどと同じくらいの至近距離で続きと言われ、その意味に思い当たった所で唇が重なった。悪戯の為に軽く触れるような物でなく、食むような仕草と共に柔らかな感触が伝わってくれば小さく息が零れた。ちらりと相手を見る、屋外でありながらそこは暖かくて自らも腕を回して相手を抱きしめると自らも軽く唇を軽く擦り合わせてお互いを感じ合うようなキスを続けて)
……ん、…、……フィリップ、
(自分達だけが行ける空という場所、そこへ飛び立つ前に忘れないうちに先程の意趣返しの続きとして唇を重ねる。といってもそれは建前で二人でずっと恋人の距離でいて写真撮影の時により二人だけの距離になってしまえば先を知っている身としてはこれ以上を求めてしまうというものだ。周囲は暗がりで人影は一切ない、それならばもっと深く相手との距離を詰めたって問題ないはずだ。先程相手が撮影した時と同じく相手を他所に唇を重ねてそこを食めば冷たい素肌に熱い吐息があたってクラりと脳内を揺らした。互いに唇を擦り合わせだんだんと滑りが良くなるそこの感触に集中しながら時折吐息を漏らす。だがこれは意趣返しの意味もある、不意に動きを止めて相手の名前を呼び意識をこちらへ向けさせると後頭部に手を添えて緩んだ口の間に舌を一気にねじ込んだ。程よく湿ったそこをわざと音を立てるように掻き回した後相手が動き出す前に舌を引き抜く、後頭部に手を添えたまま至近距離で見つめると「そろそろ時間だし、これ以上はまた今度だな」とあえて行為を止めるとすました顔で小さく笑みを浮かべて)
…ん、…翔太郎?、ッん!?ぁ…君の方がよっぽど悪戯好きじゃないか……、…
(クリスマスの煌びやかな光から離れて暗闇に二人きり、そんな状態で抱き寄せられて唇を重ねてしまえば意識はそちらに流されていく。ただ重ねるよりも深く、唇を擦り合わせて濡らして恋人だけの柔らかな心地を堪能して夢中になっていれば相手の吐息が肌の表面を擽る。無意識に腕に力を込めてキスを続けていると不意に相手の動きが止まる、続けて名前を呼ばれると何かあったのかと顔を向け名前を呼び返す。その瞬間後頭部が押さえられて薄く開いていた唇の間に舌が割り込んできて目を見開く。驚きで固まった口内を舌が好きに動いて響いた水音がやけに大きく感じられると困惑の声を上げるとともに一気に顔に熱が集まる。ただ触れるよりも数段踏み込んだ行為に動揺している間に相手の舌は引き抜かれ唇も離れて行く。それに寂しげな声が出てしまったことにまた羞恥が募りつつじっと相手を見つめる。さっきは相手が顔を赤くしていたというのに今は随分とご機嫌なのが隠し切れない顔をしている。悔しそうに文句を口にするがそれだけでは収まりがつかなくて自ら顔を寄せるともう一度軽く唇を重ねてからその下唇を甘噛みしてやる、そのまま離れると一瞬得意げな顔を見せたのち「ほら、とっておきの所に連れて行ってくれるんだろう?」と無理やり話を切り上げ相手をハ.ー.ド.タ.ー.ビ.ュ.ラーに乗せ火照った顔を隠すようにその後ろに乗り込んで)
ッ、…ンっ…おい!…ったく人の事言えねぇだろ……しっかり掴まっとけよ
(こちらは散々振り回されたのだから同じくらい翻弄しても良いだろうと勝手に口内へと侵入する。寒い中で特別暖かく感じるそこにもっと踏みいりたくなってしまうが何とか気持ちを収めて舌を引っ込めた。しかし口を離した瞬間に相手は顔を赤くさせながら切なげな声を漏らしていて脳内を激しく揺さぶる、もっと掻き乱してしまいたい衝動を満足気な顔で隠してこの場を切り上げようとした。しかし相手の顔が再び近づいて唇が重なりさらに唇が甘噛みされる、衝動を押し込めていた体は必要以上に反応してしまって甘い痺れが脳内を走ると今度はこちらの口から上擦った声が漏れだした。人目がないとはいえ外で色の乗った声を出してしまいまた顔には熱が昇る、しかし相手は逃げるように体を離して何も言えぬままハ.ー.ド,タ,ー,ビ,ュ,ラ.ーに乗せられてしまった。文句のひとつでも飛ばしあわよくば上がり始めた熱をもっとぶつけたくなってしまうがそれでは今日の計画が台無しだ、今は小さく文句を言うだけに留めるとハンドルを握って落ちないようにと声をかける。ハットを一旦外して落ちないようにした後エンジンをスタートさせて一気に空へと舞い上がった。公園の上空へとたどり着けば先程のクリスマスマーケットを上から眺めることが出来る、宝石のような煌めきを見下ろしながらハ,ー,ド,タ,ー,ビ,ュ,ラ,ーを風,都,タ,ワ,ーの方へと飛ばして)
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