相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.701 by 検索  2022-10-28 09:52:10 

ああ、楽しみだ。事務所の存続のためにも亜樹ちゃんの喜ぶお土産を買ってあげないと。…また来れますようにと最後にお願いしておいた。
(次が何年後になるか分からないがなんとなくまた訪れるだろうという予感を感じていた。その時はまた旅館やこの神社を訪れて幸せな時間を刻むことだろう。願い事も方向性は同じでも違うことを祈るかもしれない。予測できない未来の話に胸を弾ませていた。その為にもこの旅行のミッションでもあり、事務所をしっかりと支えてくれる所長へのお土産選びは必須だろう。彼女だって共に歩みたいと思う事務所の仲間で共に来れなかった分、喜んでくれるようなお土産を渡したい。頷いてこれからの予定が定まると来た道を戻っていく。大きな鳥居をくぐった所で相手の言葉を受けると振り返り目を閉じて軽く一礼する。良い経験をさせてくれた事と見守ってくれることへの礼とまた招いてくれるようにと願いも込めた。今日一日で欲張りなくらい様々なことを願ってしまっているが、日頃の行いを良くしておけば叶えてくれるだろう。小さく笑ってその事を告げると階段を降りていく。この辺の地図は分からないが幸い猫を追いかけながらもその道順や目印はおおよそ記憶してきたつもりだ。その道を戻れば元の道に戻るだろう。繋いだ手を引いて今度はこの辺りの街の作りや雰囲気を味わいながらも中心街に戻る道を歩き始め)

  • No.702 by 探偵  2022-10-28 11:51:45 


それならきっと神様がまたここに招いてくれるな。これから毎日世話になるし……つってもアキコが喜ぶお土産ってのも難しいな。とりあえず高いもんだと満足すんのか?
(階段を降りながら相棒の最後のお願いを聞くと思わず笑みが浮かぶ。あるかも分からない神秘的な存在に礼を尽くすなんて出会った頃では考えられない光景だ。だが今は二人ともこの神社に親近感を覚えていて、これからは互いの願いと共にお守りを持つこととなる。この神社は風.都.から離れていても縁深い場所になるだろう。最後にちらりと本殿の方を振り返ると、視界の端で白い塊が動いた気がした。それがあの猫だったから分からないが、きっとまた、と心の中で再会を誓って小さく笑みを浮かべておいた。手を引かれて元きた道であろう所を戻っていく。正直猫を追いかけるのに必死で道順は覚えきれていなくて、こういう時も相棒は頼りになる。地元の人が暮らしているであろう家屋を抜けていれば何時しか旅館の前へと戻ってきて、ようやく元いた場所へと帰ってこれた。ここから街の中心地へは一本道、手を繋ぎながらゆっくりそちらへ歩いていく。中心地が見えてくればいよいよこの旅行の最難関ミッションだ。所長には日頃スリッパで頭を叩かれることは数あれど、留守を預かってくれた感謝はきちんと伝えなければならない。だが何を渡せば喜ぶ姿が見れるのかまだ検討もつかない。満足させられそうな要素として金額を取り上げてみるが喜ぶ姿は全く思い浮かばず眉間に皺を寄せる。まずはどんなものがあるか見ないことには始まらない。少し歩いた先に『お土産あります』と掲げられた店を見つけると「あそこ入ってみるか」と声をかけ)

  • No.703 by 検索  2022-10-28 13:40:21 


ただ単に高いものだと無駄遣いと怒られそうだ。そうだね、実物を見た方が検討しやすい。…沢山種類があるね、事務作業の間に食べられるお茶菓子系か温泉成分の入った化粧品系、あとはご当地のキーホルダーとか雑貨辺りだろうか。 アキちゃんが喜びそうな物…
(手を繋いで歩いていればやがて見慣れた景色が見えてきた。どうやら記憶違いは無かったようだ。別れを告げた旅館の横を通り過ぎてそのまま進むと中心地が見えてくる。時間的にもそろそろお土産は確保しておいた方が良いだろう。金額が高い物という意見が出るがそれなりの価値も伴っていないと無駄遣いだとスリッパが飛んでくるのが目に見える。そんなに余裕で使えるお金があるのなら、と帰ってから奢らされたりするのがオチだ。お土産の扱ってそうな店を相棒が見つけると頷いてその店に入る。流石観光地といったところか、中はそれなりに広く様々なお土産が並べられていて客も多い。お土産というキーワードは事前に検索済だが、その結果通りお菓子を中心とした食品関連の物が一番多く雑貨やキーホルダーのような小物、そして温泉街ならではの入浴剤や化粧品関連も並べられているようだ。店内の配置やお土産の数々に興味を持ちながらも今の主題は所長へのお土産選びだ。程よい値段で喜びそうな物と考えるとなかなか難しく悩みつつも「やはり甘い物とかだろうか」と自信なさげに無難な案をあげてみて)

  • No.704 by 探偵  2022-10-28 15:40:42 


スリッパが飛んでくるのが目に浮かぶな。お菓子も定番だし……そうだ。ここに来れなかった分、アキコが家でこの街を体験出来るものを俺たちでいくつか選んで、オリジナルのセットにして送るってのはどうだ?
(こちらが提案した案は奇しくも二人共が同じ幻覚を見るはめになったようだ。所長が喜んで受け取る姿よりも怒号とスリッパと痛みのコンボが頭に降り注がれる姿の方が容易に想像できてしまう。相棒の隣を歩きつつ同じく頭を悩ませていた。様々な種類のお土産があるが、確信を持ってこれだと選べるものもない。入浴剤が一番温泉街のお土産らしいのだが、アキコが喜ぶのなら甘いお菓子の方だろうか。眉間の皺がまた深くなりそうな所で、お菓子コーナーの端に団子がバラ売りされているのが見えた。先ほどの入浴剤のコーナーにもバラ売りのものがあったなと考えが及んだところでとある考えが浮かんだ。なかなかひとつに絞れないのなら詰め込んでしまえばいい。この温泉街に来れずアキコは多少なりとも不満なはず、ならばこの旅行で体験したことをなるべく再現できるようなお土産なら満足度が高くなるかもしれない。バラで売られていた団子と入浴剤とを手にして相手に見せつつ自分の思いつきを説明する。入浴剤詰め合わせを買うよりは割高になりそうだが、一時の旅行気分を送るというコンセプトをもって選んだお土産ならアキコが喜ぶイメージがなんとなく浮かんだ。全部を詰め込むというお守りとまるで同じ発想をしていることは自分でも気付かぬまま、相棒の意見を待ち)

  • No.705 by 検索  2022-10-28 17:51:33 


なるほど、確かにお土産が1つだけという縛りは無い…。温泉街を体験できる詰め合わせというのは良いアイデアだね、アキちゃんも喜びそうだ! とりあえずその団子と入浴剤は入れるとして…、これは、本に書いてあった温泉饅頭だ! 翔太郎、定番もアリだと思わないかい?
(お土産をどうしようかと悩んでいた所に出た相手の意見と見せられた物に一瞬驚いたように目を見開いた後、納得したように頷く。つい先入観から買って帰るお土産は一つだけと考えてしまっていたが別に個数が指定されている訳では無い。つまり、お守りと同じく複数の物を詰め合わせにすれば良いという案だ。一つの高い物を買って帰るよりも手軽な値段の物をセットにした方が満足度が高くなるだろうし、万が一気に入らなかったというリスクも分散出来るだろう。それに自分達が楽しんで気に入ったこの街の名物を所長にも体験して欲しい。悩んでいた表情も綻ばせて人差し指を立てながら賛成を示す。早速どれをセットにするかを決めようと店に置いてあるカゴを持ってくる。ひとまず相棒の今持っている二つは確定だとしてあと幾つか選んだ方が良いだろう。そうした視点で店内を見渡して見ると食品コーナーの1つが目につく。温泉街について調べた時にまず最初に名前が挙げられていた温泉饅頭だ。生地に温泉水が使われていたり蒸す過程で温泉の蒸気が使用されていると本にはあったがそれがどのように普通の物とは違うのは未知数で気になっていた食べ物。目をきらりと輝かせ明らかに1人用ではない量の入った箱を相手に見せるとあくまで所長へのお土産という体で積極的に提案して)

  • No.706 by 探偵  2022-10-28 19:29:52 


だろ?お土産でこの街の良いとこ紹介してやろうぜ。……定番なのはいいけどな、お前それ自分でも食べる気だろ。ま、自分用のお土産ってのもあるからいいけどよ…それも入れとこうぜ。
(こちらの提案に相棒も賛成してくれたようだ。相棒も同じく所長の喜ぶ姿をイメージできたようで、俄然お土産選びに気合いが入るというものだ。また来たいと思えるほど愛着が湧いたこの街、その良さをお土産を通してアキコにも教えてやろうではないか。送るものの方針が決まればお土産を見る目も変わってきて、この街を擬似体験するのには何を選ぶべきかと今度は真剣な目で並べられた数々の品をみる。そんな中で相棒が声を挙げるのが聞こえてそちらを見た。手にしていたのは温泉饅頭、まさに定番のお土産だ。だがバラ売りの団子とは違って一人には十分すぎる量のそれに、すかさず相棒の企みを暴いてやる。そもそもそんなに目をキラキラ輝かせていれば目的がお土産ではなく温泉饅頭そのものであるのは明白だ。やれやれと笑みを浮かべつつため息をつく。だがこの街の思い出を形にして持って帰るのは悪いことではない。自分用のお土産も探しながらまた品々に目を戻すととあるものが目に入った。温泉街の定番土産で、温泉を感じるのにピッタリのもの。思わず笑みを浮かべつつそれを手に取る。「定番といったらこれだろ」といいつつ相棒に見せたのは手ぬぐいだ。この街の名前と街の風景が入ったもので、条件にはピッタリだと手ぬぐいを振っていて)

  • No.707 by 検索  2022-10-28 23:02:34 


、なんで分かったんだい。 ああ、帰ったら三人で休憩の時にでも食べよう。それはタオル…じゃなくて手ぬぐいか。温泉に入る時に使うものだし、街の名前と風景が入っていて丁度良さそうだ
(自分では上手くお土産と称して紛れ込ませようとしたつもりだった。だが探偵の相棒にはそれもお見通しだったようで自らの企みを看破されると目を見開いた後に気まずそうに視線を泳がせる。まさか分かりやすく表情に出していたという自覚もなく、素直にその観察眼に感心するばかりだ。ちゃっかりそれで却下されるとも思ったが自分用のお土産という新しい観点で受け入れられるとまた表情を明るくしてカゴの中に温泉饅頭を入れた。勿論自分が食べてみたいという目的も強いが帰ってからの仕事中のおやつという側面も持つ。この旅行のエピソードを聞いて貰いながらでも食べるにうってつけだろう。改めて所長へのお土産を探そうとした所で今度は相棒から声が挙がりそちらを向く。相手の手にあるのは何やらタオルのようなもので少し近付くとそれが手ぬぐいであることに気付く。何故手ぬぐいがお土産なのか最初はピンと来なかったがその用途を想像して直ぐに納得がいった。街の名前と風景も描かれていてこの街に来たという思い出のお土産としてはちょうど良いだろう。所長が気に入らなくても相棒が使えば良い話でもある。賛成を示してそれもカゴに入れることを促す。ついでに近くにあった雑貨のコーナーからこの街のマスコットキャラクターだと説明があるキーホルダーもカゴに入れて置いた。カゴが重くなったのを感じながらも「他に何か買っておくべきものはあるかな」と確認するように問いかけ)

  • No.708 by 探偵  2022-10-29 13:53:05 


これでもハードボイルドな探偵なんでね。手ぬぐいなんてこの街を感じるのにぴったりだろ?___うん、立派なお土産セットになったんじゃねぇか?これを一纏めにして渡してやろうぜ。
(本当は相手自身が饅頭を食べたかったのなんて傍からみたら丸わかりなわけだが、驚愕の表情を浮かべる相棒に思わずキメ顔をして軽く左手を振る。たまにはカッコイイ探偵姿も見せておかなければ。温泉饅頭を買う許可が出て嬉しそうに菓子箱をカゴに入れる相棒を微笑ましく見守ったあと、こちらが選んだ手ぬぐいもカゴへと入れた。次いで相棒が選んだのは所謂ご当地キャラと言われるマスコットのキーホルダーだ。絶妙に緩い顔をしているキャラだが温泉街にまつわる桶だとか饅頭だとかを体いっぱいに装飾している姿はこの街を感じるのにピッタリだろう。他になにか買うべきかと聞かれカゴを覗く。入浴剤で温泉気分を味わいつつ手ぬぐいを使って、風呂上がりにマスコットを眺めながら団子を食べる、家でも十二分にこの街を感じることができそうな組み合わせだ。温泉饅頭は相棒の想像と同じくこの旅行の思い出を語りながら食べるのが良さそうだ。所長に語っても良い部分は選ばなければなさそうだが。これで良さそうだと相棒に目線を戻して頷くとカゴを受け取ってレジへと向かう。店員にカゴを渡し一纏めにするよう包装してもらえばオリジナルのお土産セットの完成だ。代金を支払いお土産セットを受け取れば「これで満足するお土産を買ってくるって条件もクリアだな」と相棒の方へそのセットを掲げて)

  • No.709 by 検索  2022-10-29 19:12:36 


じゃあこれで完成だね。これだけ種類があればアキちゃんも喜んでくれるはずさ。__ ああ、お土産さえ確保出来れば後は気楽だね。列車には余裕を持って乗りたいしこの辺の店を巡りながら駅の方に向かおうか
(気取ったような表情を浮かべる相棒だがその観察眼は流石探偵と言える。相手の選んだ手ぬぐいのアイデアも温泉を味わうという点ではベストな選択で素直に感心していた。カゴには温泉に纏わる物からその後に食べる甘い物、またこの街を示すキーホルダーまで一同に揃っていてこれだけ種類があれば遠く離れた風.都.の土地でも温泉街の雰囲気を味わえるはずだ。このセットを渡した時の所長の反応を想像して自然と笑みを浮かべながらもカゴを相手に託してレジに会計に向かう。選んだお土産を贈答用に包装して貰うと見た目もそれっぽいものになってますます渡した時の期待が募る。会計を済ませると共にお土産セットを店員から受け取り、無事に所長から受けたミッションを達成すれば後は特別この街でしなければならない事はない。列車の発車時間までに駅にたどり着くだけだ。だが今から神社のような遠い所に行くと帰って行けるか怪しい時間帯でもあり、この辺から駅にかけての所で時間を過した方が良いだろう。残り少なくなった旅行の時間、精一杯楽しもうと声をかけてからお土産店を後にして)


(/いつもお世話になっております。お土産を買う流れも出来ましたので他に回りたいお店や場所がありましたらそちらに移動でも、もう十分だと思いましたら程よく店を回った描写を挟んで夕方前の駅近くまで飛ばして貰ってもいいかなと思ってますのでお任せ致します! 旅行も残り僅かですが最後まで御付き合いしていただけると幸いです。 他に何も無ければこちら蹴可です。)

  • No.710 by 探偵  2022-10-30 00:39:05 


これで満足できねぇってんならもうお手上げだからな。___だな。ゆっくり歩きながら駅に向かうか。
(店員から受け取った袋は相棒と自分とのアイディアが詰め込まれた特別なお土産となった。冗談めかして所長のことを嘆いてみせるが、スリッパが飛んでくるイメージはもう湧かない。きっと二人からのお土産を気に入ってくれることだろう。相棒の提案を聞けば同意して頷く。旅行の最後にバタバタとしたくはない、となればゆっくりと駅の方に向かいつつこの街を最後まで楽しむのが良さそうだ。相棒の手を取り歩き出す。風.都.と違い知り合いの目がないからこそ出来るこのスタイルもそろそろ終わりの時だ。それも自分がダメだと言っているだけのことではあるのだが、未だ踏ん切りはついていない。帰ってからの事より今のことを考えようと手を取り歩きながら街を歩く。途中店の軒先で売っている温泉饅頭を、お土産で買ったのに我慢が効かずに買って食べてみたり、自分用のお土産にとデスクに置けるご当地キャラマスコットを買って風.都.く.んと並べて置こうと話したりとしているうちに時間は夕刻へと近づき街を朱色へと染めていく。ゆっくり様々な店舗を見て回り駅にたどり着く頃には列車の出発時間近くになっていた。まだ急ぐ時間では無いが、すっかり慣れた硫黄の香りももうすぐ非日常のものとなってしまう。「そろそろこの街ともお別れだな」と中心地の方を振り返りながら深く呼吸して硫黄の香りを吸い込んでいて)

(/お世話になっております。きっちりお土産も用意できましたので一気に列車の発車時刻付近まで飛ばしてしまいました。こちらこそ旅行二日目も沢山楽しませていただいていますので、初めての二人旅行、最後までどうぞよろしくお願いします!/こちら蹴り可です!)

  • No.711 by 検索  2022-10-30 13:40:30 


そうだね、楽しい時間はあっという間だ。…この2日間色んなことを経験してとても有意義な時間だった。きみとこの街に旅行に来れて楽しかったよ、帰るのが少し寂しいくらいだ。
(すっかり当たり前の行動となりつつあるこの手。風.都.に帰ったら人目もあって外ではできない行為と思えばこの旅行ならではの事だろう。これがところ構わずの定番になれば良いとも思うが約束は約束だ。今しか出来ない事として手を握り返して街の店や雰囲気を楽しむことにした。蒸気で蒸された温泉饅頭の味わいに感動したり、ご当地マスコットのフィギュアを買ったり、この土地の風景の書かれた絵葉書と栞を買ったりと心ゆくまで大通りの店を堪能した。持っているカバンは来た時よりもお土産の分重さを増している。気づけば頭の真上にいた太陽はすっかり傾いていて綺麗な青空は朱色に染まり周りも暗くなってきた。何事にも始まりがあれば終わりがある。駅の前に辿り着くと一旦街の方に振り返った相棒に合わせて自分も深呼吸をする。この街で大分の時間を過して慣れてしまっていたが、硫黄の特有の匂いがしてこれともお別れだと思うと寂しいとも思う。長いようで短かったこの2日間。沢山の経験と大切な時間を過して忘れられない思い出の一つとなった。勿論この場所の施設や雰囲気が良かったというのもあるが何より相手と共に過ごしたからであるだろう。昨日とは違う場所で夕日を浴びながらも感想を口にすると相手に視線を向けて改めて楽しかったと笑みを浮かべながら素直な気持ちを伝える。楽しかったからこそその終わりは寂しい。本当はいつまでも2人だけでこんな時間を過ごしていたい。だが、相手と共にあの街を守ると言った約束を果たしたいという気持ちも強く存在していて僅かに憂いを帯びた顔で呟く。迷いを断ち切るように繋いだ手に軽く力を込めると「ぼく達の街に帰ろうか」と声を掛けて)

  • No.712 by 探偵  2022-10-30 20:14:09 


忘れられない思い出がいっぱい出来ちまったからな、 絶対また来ようぜ。……一緒に来てくれてありがとうな、フィリップ。___風.都.がこの街に嫉妬しちまう前に帰るか。
(この街の最後のひととき、朱色に染まった街を背景に、同じく朱色に染まりながらこちらを向く相棒と視線を交える。たった二日間過ごしただけのこの街には数え切れない思い出が出来た。それらの全てが相手と共に過ごしたからこそ出来たものばかりで、いつまでも大切に覚えておきたいシーンで溢れている。この町にいれば他のことはなにも考えずただ相手のことを見続けていられて、そこから離れるのはなんとも名残惜しい。だがあの日に刻んだことをなかったことにするわけにはいかない。それにここに居続けたとしていつかは自分の願いを無視することは出来なくなるだろう。朝の時間と同じく寂しい気持ちはあるが、相手と共に帰るべき場所は、自分達が居るべき場所は、風の街ただひとつだ。こちらに笑みを浮かべる相棒だがどことなくその顔にも寂しさがみえて、きっと同じ様なことを考えているのだろう。相棒との初めての旅行であって、恋人との初めての旅行でもあった二日間、十分過ぎるほど楽しくて幸せな時間を過ごせたのには相手への感謝しかない。きっとまたここへ、ここだけでなく他の何処かへでも、また相棒と自分二人だけの時間を過ごしたい。だが今はいよいよ帰る時間のようだ、握られた手をこちらからも握り返す。相棒の言葉に頷き視線を駅の方へと向ける。気取ったセリフを言ったあと、手を引いて駅へと歩き出して)

  • No.713 by 検索  2022-10-30 23:35:07 


もちろんそのつもりさ。…礼には及ばないよ、二人で勝ち取って楽しんだ旅行だろう? __ 昨日、列車に乗った時よりも結構荷物が増えたね
(相棒の言う通りこの街で沢山の思い出が出来た。これからずっとこの二日間のことは忘れられない記憶になることだろう。そして約束した通り自分達の探偵業の稼ぎでまたこの場所を訪れたい場所だ。相手の提案に頷くが続けられた改まっての感謝の言葉は何だか照れ臭い。これは自分も望んだ旅行でもあって楽しくて幸せな時間を過ごせた事にはこちらからも感謝したいくらいだ。それに相手がいる所ならば何処にだってついて行くつもりであるし、共にいるなら場所問わず楽しい時間が過ごせるに違いない。そう思えば帰る寂しさも少しは薄れた気がして表情も幾らか晴れる。相棒の気取ったセリフに軽く笑いながらも引かれる手について行き駅の中へ向かう。帰りの分のチケットで改札を抜けてホームに降りるとちょうど乗る予定の列車が入ってきた。いよいよ本当にその街とお別れする時が来たようだ。相手と手を繋いだまま列車に乗り込み、指定された番号の座席に座る。今日一日ほとんど歩き回ったせいか腰を下ろすとどっと疲れが出てくるようだ。背もたれに背中を預け、昨日乗った時よりも多くなってしまった荷物に感想零しながら出発を待って)

  • No.714 by 探偵  2022-10-31 07:51:13 


まぁそうだけど、その…幸せな二日間をありがとうって感謝だよ…___だな。荷物が増えた分俺達一緒の時間を過ごしたって事だ。
(確かにこの旅は間違いなく二人の力で勝ち取ったものだ。だがどんな形でここへ来たとしても、こんなに思い出が出来たのも、こんなにこの街から離れるのが寂しいのも、相手と一緒にここへ来たからだ。きっと真意は伝わっているのだろうが今はこの気持ちを言葉にしておきたくて、敢えて口にして伝えておいた。案の定言っている傍から恥ずかしくなって無意識にハットの端を掴んで目元を隠す結果となっていたが。列車に乗り込み席に着けば相棒と同じく流石に疲れが出てきて深く座席へ腰かける。相棒が荷物のことに触れると、そちらの方へ目を向けた。所長と互いのお土産でバックの中身は増えているが、そのものだけでなく目に見えないあらゆる物がそこに詰まっているようにも思う。事務所であのカバンを開けて二人で、あるいは三人で、旅の思い出に浸るのが楽しみだ。程なくして発車のアナウンスが流れた。ガタンという音と共に列車が動き出す。遂にこの街とお別れの時が来たようだ。ゆっくりと動き出した電車は少しずつ速度をまして、窓から見える街の風景はどんどん後ろへ流れていく。列車を降りれば風の街、恋人と堂々と手を繋げるのもこの列車までだ。遠くなっていく街の風景に目線を向けたまま、今はまだ風.都.ではないからと繋いでいた手を一旦解き、互いの指を絡ませるようにして恋人のつなぎ方にして)

  • No.715 by 検索  2022-10-31 11:04:25 

そう思うとこの重さも苦では無くなるよ。 …心身共に癒された訳だし、翔太郎には次の旅行の為にも明日からますます頑張って貰わないとね。
(何となく伝わっている思いも改めて言葉にされると嬉しい物だ。言ってる途中でハットを下げてしまうからイマイチ決まらないのだが、それでも言葉にして伝えようとしてくれる相棒の想いが伝わってきて心が満たされる。列車に二人並ぶ形で腰掛ける。単純に体積と重さの増した荷物は歩くのに疲れてしまうがこの場所で過ごした沢山の思い出と時間が詰め込まれているようにも感じられる。少しでもそれを事務所に持って帰る為だと思えばこの重さも誇らしい。いよいよ発車のアナウンスが流れて列車が動き出す。窓の外には夕陽に照らされて橙に染まった街が写り、ゆっくりと列車が動いて景色が後ろに流れていく。それをしっかり記憶に納めるように見つめているとつないだ手が一旦解かれ、絡みつくような形で再び握られる。こうして外で手を繋ぐことが出来るのも持ってこの車両内だけだろう。非日常から日常へ。やがて窓の景色はトンネルの中に入って真っ暗な物に変わる。夢から
覚めていくような感覚は何処と無く寂しいが、だからといって全てが終わる訳では無い。緩く力を込めて握り返しつつも軽く笑って明日からの日常の仕事の話を振ってみて)

  • No.716 by 探偵  2022-10-31 12:29:26 


あぁ、二人で事務所まで持って帰ろうぜ。おい、俺だけじゃなくて俺達で、だろ。お前にだって探偵としてしっかり働いて貰わないとな。休みはバッチリでしょって叫ぶアキコが目に浮かぶな……
(温泉街で得たもの送りあったもの、有形無形問わず重さが増したバッグには沢山お土産が詰め込まれている。それらを二人の居場所に持ち帰れば、温泉街の思い出はいつだって日常の中にあるようになるはずだ。重さが増したならその分二人で持って分け合えばいい。帰りがけに購入したマスコットをデスクに飾るのが楽しみだ。車窓から見えていた温泉街は遠くの景色となり、やがてトンネルに入り真っ暗になってしまう。あとは風.都.へと一直線だ。いつもの日常が二人を待っている。車窓から目線を外すと寂しい気持ちにもなってきて相棒の方を見ると同じくらしい。それを紛らわすように明日以降の話になれば、相棒から言われた言葉にすかさず訂正を入れる。明日以降事務所で二日間待ちかねた所長が仕事を詰め込むのは目に見えているが、またあの街へ行くためにもきっちり探偵として働くつもりだ。しかし自分だけが探偵ではない、二人で一人の探偵なのだから当然相棒だって明日以降キビキビ働く探偵だ。こちらが足で稼いでいる間にあらゆる事象を検索し繋げて解明してもらわなければならない。揶揄うようにそう言いつつ指が絡んで繋がる手を軽く何度か握ってやり)

  • No.717 by 検索  2022-10-31 14:14:26 


そうだったね、二人で一人の探偵だ。当分の間はこの旅行の事を盾に色々押し付けられるだろうね。アキちゃんには二人して頭が上がらないよ
(いつぞやスーパーから持ち帰った食料のように重ければ二人で協力して運べば良い。至って簡単なことだ。そしてこれからの楽しい事や苦労も同じことだろう。トンネルに入り窓の景色も暗くなると自然と相手と目が合った。そこでしっかりと自分の発言の主語に訂正が入ると思わず笑みを零す。担当する仕事が日常に溶け込み過ぎていてあまり自覚がないというのもあるが、自分も依頼を解決する探偵の片割れだ。依頼の中によっては特別検索が必要の無いこともあるが冷静なもう1つの頭としてサポートするのも自分の役割だろう。何度か握られる相手の手の甲を指先で軽く撫でたりしながら明日からの日常の生活に思いを馳せていた。所長には事ある毎に今回の旅行の事を言われて面倒事を押し付けられたり丸め込まれる相棒の姿が目に浮かぶ。この2日間遊んだ分暫くは忙しく働かされるだろう。変身することが出来ても事務所内では所長様には叶わないのだ。やれやれとしながらもその口元は緩み、どんな依頼が来ているかや何処まで旅行のことを伝えようかという話をしていると窓の外が景色が段々と見慣れたものに変わっていき)

  • No.718 by 探偵  2022-10-31 16:39:16 


あいつ、この二日間で山ほど依頼集めて来てなきゃいいが……今回は断れねえなぁ。
(全くもって認めたくはないものの、自分はまだまだ半人前の探偵だ。まだまだ相棒と二人でようやく一人分。だが時に二人であれば一人でいけない所までもいける、それが二人で一人の探偵の特徴だ。重い荷物も、探偵業も、二人で挑むのが自分達のスタイルだろう。だが二人で分け合うのにしても限界はあるわけで、それが所長様の用意した仕事の範疇に収まるかはまだ未知数だ。出発前に相当騒がれたのだから皺寄せが来るのは必須。旅行前にもそこそこ頑張ったはずなのだが、おそらくそれを言い訳としては認められないだろう。アキコが満面の笑みで依頼の山を差し出す姿が浮かべば相棒と同じくやれやれとため息がでる。いつもならば反論するところだが今回ばかりは言い争ったとしても負け戦だ。二人が留守の間を守ってくれた所長には感謝を伝えなければならないのも事実、明日所長が来た際にはとにかく労ってやることにしよう。そうやって話し込んでいるうちに列車はトンネルを抜けて少しずつコンクリートの建物が増えてくる。ふと車窓を見やれば見慣れた建物が目に入った。外はすっかり夜だがその中でも煌々と照らされる街を象徴する特大の風車、風.都.タ.ワ.ー.が視界に入れば何故か安堵のため息がでる。帰るべき場所にたどり着いたようだ。「俺達の街に帰ってきたみたいだな」と相棒に外を見るよう目線で促し)

  • No.719 by 検索  2022-10-31 17:53:45 

ほんとだ、風.都.タ.ワ.ーを見ると帰ってきたって感じがするよ。…こっちの街の方が親しみ深いね。 …そろそろ着くみたいだし降りようか
(この2日間でどれだけ依頼が溜まったかは明日になってみないと分からないだろう。それこそ出発前に詰め込まれた仕事と同じくらいかそれ以上かもしれない。だが、二人だけでは変な方向に流れてしまう所を探偵業の支えとして仕切って引っ張ってくれるのが所長だ。今回の留守番も合わせて明日は思い出話をしながら再び感謝を伝えることにしよう。そんな話をしながらもふと相手に促されて窓の外を見てみるとすっかり夜になっていたようだ。自然豊かな景色はすっかりコンクリートを中心とした人工物に変わり見慣れたものになっていた。そして夜空の中、回りながら光を発する街のシンボルが視界に入るといよいよ帰ってきたのだと実感して言葉を紡ぐ。温泉街もとても良い街ではあったがやっぱりこの景色の方が馴染み深くて風.都.こそ自分達が生きていく街だと再確認するようで無意識に目を細めた。列車内にそろそろ駅に到着する旨のアナウンスが流れる。そしてそれはこの繋いだ手を離す期限でもあって、最後に強くその手を握るとゆっくりと指の絡まりを解いていった。お土産を片手に席から立ち上がると相手を待ってから車両のドアに向かい)

  • No.720 by 探偵  2022-10-31 19:10:35 


なんたって風,都, .タ.ワ.ー.は街の顔だからな、俺達のこと出迎えてくれてるみたいだ。……あぁ。
(相棒と共に車窓越しに街の象徴を見つめる。列車が進むにつれ段々と近づいてくるそれは、自分達が街に帰ってきたのだと実感するのに十分な存在感だ。変わらず回り続けるタワーを見ながら相棒の呟きにそちらの方へ目を向けると、愛おしげに街を見つめる姿があって笑みをこぼす。記憶を無くした相手が自分の愛する街を慕ってくれているのが、帰るべき場所だと思ってくれているのが嬉しかった。そしてこちらも相棒と同じ、風.都.タ.ワ.ーと見慣れた街が見えてくるといつもの場所に帰ってきたのだと心底安心している。愛すべき街、そして自分達が生きていく街への帰還だ。だがそれで不都合なことがたったひとつある。街に戻れば二人は探偵だ、そこらかしこに知り合いが溢れている。二人が探偵とは違うもうひとつの関係を持っている事はまだ知られる訳にはいかない。最後に強く握られた手を、互いの繋がりを確かめるようにこちらからも握り返してそっと解いていく。まるで最後の魔法が解けたような心地で、この胸に寂しさが通り過ぎていった。降りようという相棒に返事をすると続けて席から立ち上がる。スピードを落としていった列車がゆっくりと止まると車両ドアが音を立てて開いた。ドアを跨いで外に出て、手を繋いでいなくとも二人並んだまま改札を潜り駅を出れば、遂に風.都.へと帰還した。嗅ぎなれた風の街の匂い、それを目いっぱい吸い込むように深呼吸してから「帰ってきたなー」としみじみ口にして)

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