相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.5824 by 探偵  2024-07-01 07:47:51 


まぁでもそんなアレンジってほどのことは…あ、
(焼きたてで良いきつね色に染まったパンとソーセージを持ち相手と並んで食材と睨めっこする。といっても相手はもう何にするか決まっていたようで早速ホットドッグを作り始めていた。メインのソーセージが少々お高めの立派なもので挟む具材もレタスくらいとなれば大胆なアレンジは思いつかない。こちらも相手と同じようにレタスを入れ込みソーセージを挟む、ケチャップをかけたあとはマスタードと相手と同じものにしようとしたところでもうひとつ調味料があることを思い出した。整理した時にテーブル端に置いていたキャンプ専用だというスパイスを持ってくるとマスタードの代わりにホットドッグへとかける。ちょっとした一捻りだがよりキャンプ飯っぽくなっただろう。二人分のホットドッグが出来上がると再び椅子へと座って手を合わせてから一口齧り付く。ホクホクのパンにパリッと皮が焼け食べ応えのあるソーセージに甘辛いケチャップとスパイスとが混ざりあって、その味を堪能するように唸りつつ咀嚼していて)

  • No.5825 by 検索  2024-07-01 11:01:48 


ソーセージも肉の一種だからそのスパイスも合うだろうね。…いただきます。
(最初から目星をつけていた食材を挟み込むとホットドッグが完成してその出来栄えに満足していると相手も悩みながら作り始めている。ケチャップをかける所までは殆ど同じだが何かを思い出したように何かを取りに行って、戻ってきた手に握られていたのは昨日バーベキューの際に使っていたスパイスだ。昨日使った時もがつんとした辛さは肉に合っていたから美味しいに違いない。それぞれのホットドッグが出来た所で椅子に戻って手を合わせると早速一口噛り付いた。良い具合に焦げ目がついたパンと肉汁溢れるソーセージは食べ応え抜群でレタスのみずみずしさとチーズのまろやかさも合わさって空腹だった体に染み渡る味だ。焦げ目のおかげで香ばしさも一緒に感じられると美味しさに唸る相手に目を向けて「贅沢な朝ごはんだね」とご機嫌に話しかけながら大きく口を開けて更に一口頬張って)

  • No.5826 by 探偵  2024-07-01 12:27:42 


だろ?思い出して正解だ。……あぁ、ソーセージは食べ応えあるしパンも良い感じに焼けて美味いし、文句なしのキャンプ飯締めくくりだな
(二人並んでホットドッグに齧り付けば双方からソーセージが割れるパキッという音と焼けたパンが崩れる小気味よい音が聞こえてきて静かな山奥ではよくその音が響く。パンもソーセージもそこそこ大きさがあってひとつだけでも十分ボリューミーだ、スパイスをかけたのもあって朝にしては少々刺激的であるもののここでしか味わえないものに舌鼓を打つ。相手の方をみれば同じくご満悦な様子だ、相手の方はマスタードにさらにチーズが加わっていて伸びるそれは見るからに美味しそうだ。相手が大口を開けて齧る様子を隣で思わず見入ってしまう、食に関心がなかったのが嘘のようにご機嫌に食べる姿はなんとも可愛らしい。ふと昨日の夜の会話を思い出すと後ろ手でこっそりス.パ.イ.ダ.ー.シ.ョ.ッ.ク.を操作してあるものを持ってきてもらう。こちらもホットドッグを食べて素知らぬ振りをしながら手元に待望のものがやってくると、相手がまた大口でホットドッグにかぶりついた瞬間を狙いバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を構えて写真を撮って)

  • No.5827 by 検索  2024-07-01 16:03:12 

三食とも野外ならではの食事でどれも美味しかったから帰ったら体重が増えていそうだ。…ん、!…、隠し撮りはズルくないかい?
(用意された三食とも家で作ろうと思えば作れなくもないメニューではあるが開けた場所で青空の下、炭火で焼き上げた料理はどれも特別な味がして胃と心を満たす。ホットドッグも炭火の風味のついた焼き目や温かな日差しを浴びながら食べるからこそずっと美味しく感じられる。そのせいかいつもより食欲が増している自覚はあってまったりすと動かなかった時間が長かったことも合わせて体重について冗談交じりに心配を零す。二人並んでキャンプ飯の締めくくりであるホットドッグを大切に味わう。その味を堪能していれば相手がこっそり何かをしているのにも気づかず中心部の一番美味しい所を大口を開けてかぶりついた。その直後シャッターが落ちるような音がして視線を向けると相手がバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.トを構えていて思わず目を開く。また写真の存在を忘れる所だった。すぐに何か言おうとするも口の中はホットドッグでいっぱいで何回も咀嚼して飲み込んでから文句を言うがその口元は緩い。せっかくならば相手の姿も写真に収めたくて「僕も撮りたい」と強請るとバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を手に取る。だが同じ条件の隠し撮りが出来ないことに少し悩み、ぱっと表情を明るくすると相手に向けバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を構えたまま自分のホットドッグをその口元に差し出して)

  • No.5828 by 探偵  2024-07-01 18:41:17 


昨日もっと写真撮ろうって話してただろ?……な、…おい待てズルいだろそれ!
(相手がホットドッグで最も美味い部分を満を持して上機嫌に大口でかぶりつく瞬間にシャッターを切る。狙い通りの決定的な瞬間が撮れたようで画面に収まった相手の顔はなんとも幸せそうだ。相手は流石にシャッターの音で何があったか気がついたようで、ベストショットが撮れたにも関わらず何か言いたげにこちらをみる。しかし大口で食べた分なかなか喋り出すことができずに必死で咀嚼する姿を小さく笑いながら見守る。予想通り口から出てきたのは文句だったがその口元は緩んでいて悪い気はしていないようだ。こちらも昨夜の会話を持ち出しつつバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を相手へと渡した。といってもこちらは不意打ちを撮られる心配もなく無難なポーズにしようかと思った矢先に相手は顔を明るくさせて目を瞬かせる。直後相手のホットドッグが差し出されるとその意図を察して一瞬言葉を詰まらせ直後叫ぶようにツッこんだ。これでは相手のものを食べさせてもらっている決定的な瞬間を自ら進んで残すという事で、慣れた行為とはいえ写真で永遠に残るとなれば話は別だ。しばらく抗議するように見つめてみるもこの顔をした相手が引っ込まないのはよくよく知っていて、軽く息を吐いて目線を逸らす。結局は相手の望みを叶えたくなってしまうのが惚れた弱みといったところだろう。観念したようにホットドッグへ目線を戻すとおずおずと口を近づけ、チラリと相手を見てからホットドッグへと齧りついて)

  • No.5829 by 検索  2024-07-01 19:59:51 

キャンプでの食事風景、というジャンルでは大きく離れてはないだろう? ほら、翔太郎。
(完全に気の抜いた状態で思うがままホットドッグにかぶりつく姿を撮られたのは少々恥ずかしいものがある。この場所で相手と共に食べたからこそありのままの姿を見せられているのだろう。今度はこちらの番だとバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を受け取って、頭に浮かんだアイデアを叶えようとホットドッグを差し出すと分かりやすく言葉を詰まらせたのち、叫ぶようにツッコまれる。恐らく何を撮りたいのか伝わったのだろう。楽しげにクスクスと笑いながら撮る目的は変わらないと主張する。抗議するようにこちらを見てくる相手と目を逸らさず見つめ合いながらこっそり指を動かして録画を始める。そのまま見ていると観念したように視線が逸らされて、手元のホットドッグの方に向かう。さらに促すように弾んだ声で名前を呼ぶとおずおずと口が近付いてちらりこちらを向いて齧りつく。その瞬間を捉えるように撮影も同時にするとすっかり見慣れた、だけど愛おしい姿を収める事が出来て口元ににっこりと笑みが浮かべると「良い物が撮れた」と嬉しそうに呟いて)

  • No.5830 by 探偵  2024-07-01 20:31:51 


絶対こっちの方が恥ずかしいだろ……美味いけど
(キャンプでの食事という大きなくくりは同じにしても不意打ちを狙ったのとカメラがあるのが分かって齧り付くのとでは意味が大きく違う。抵抗を試みるも相手の期待がのった目がこちらに向いてしまえば断ることなどできない。余計な思考を働かせているせいで録画ボタンが押されていることなど露知らずホットドッグの方へと近づいて、ご機嫌にこちらの名前を呼ばれるともう抗いようがなかった。相手のホットドッグへと齧りつき咀嚼する、王道ながらもチーズのコクとマヨネーズの辛さがソーセージとしっかり合っていて美味いのだが変に心は落ち着かなくて味に集中することはできない。撮り終えたはずなのに未だこちらに向くレンズを不思議そうにちらりと見やってから「…誰にも見せんなよ、それ」と釘を刺すように相手を見ながら言い)

  • No.5831 by 検索  2024-07-01 21:17:31 

見せる訳ないだろう、僕だけの宝物だ。
(声をあげて抵抗をするもののこちらがお願いすれば最終的にはやってくれるのが相手の良い所であり甘い所で恋人とのキャンプデートにピッタリな所を記録に残すことが出来れば口元は緩みっぱなしだ。こっそり食べている所も撮り続けていると画面越しに相手と目が合ってデータについて釘が刺される。言われずとも他の誰かにこの特別な相手を見せるつもりなど微塵もない。録画を切ってバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.トを膝元に下ろすとハッキリとした口調でそのつもりは無いと伝え、独占欲混じりに宝物だと告げた。ガジェットを使うのは主に自分達だけで勝手に写真や録画を見られる可能性は殆ど無いだろうが帰ったらデータの整理などをした方が良さそうだ。撮りたいものを撮る事が出来るとバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.トをライブモードにして空に放ち、適宜自分たちの様子を撮って貰うことにする。「やっぱり君は僕に甘いね」と調子の良いことを言いながら自分のホットドッグを口にして)

  • No.5832 by 探偵  2024-07-01 21:52:21 


ならいいけどよ……っ、……
(齧った瞬間のみならず咀嚼して更には他人にデータを見せないよう告げる恋人に甘い姿まで撮られていることに気付かぬままホットドッグを食べ進める。当然の如く自分だけのものだとハッキリ宣言する相手の姿には安堵よりも嬉しさが勝っていることは口にせずにまたぶっきらぼうな返事をしていた。バ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.の中身はそうそう人に見られることは無いだろうが天敵は所長様だろう。気まぐれかわがままでバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を使いたいと言い出す前にこの旅の写真は二人だけにしか見れない形にしておいた方が良さそうだ。バ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.が空に羽ばたき始めて自動で写真を撮るよう相手が指示を出す、これならばより鮮明に思い出を残すことができそうで撮影は任せることにする。さらにホットドッグを食べ進めていると相手からハードボイルド探偵としては許されない言葉が飛んできて思わず言葉と動きを止める。だが先程撮った写真のことを思えばひとつも言い訳ができず不満げに向こうをみるがもう相手はホットドッグに夢中なようだ。このまましてやられて終わるのも少々納得がいかなくて不意に相手の耳を隠す髪を軽くかきあげる、そのまま耳元に口を持っていけば「お前にだけな、」と囁いた。ついでに甘やかした証である耳裏にある所有痕に軽く口付けを落とすと逃げるように身を引いて明後日の方向を向き)

  • No.5833 by 検索  2024-07-02 00:31:16 

帰ったら今までの分を含めて何処かに保存しておこうか。……え、ッ!? ーーっ!
(他の人に見せるつもりは無いと返すと今度は照れ隠しを含んだ返事がされてまた口元がニヤつく。容量としてはまだまだ余裕あるが今まで撮ったぶんも含めて何処かに纏めてデータを移すというのも考えても良いかもしれない。お腹もわがままも満たされて上機嫌になると声を弾ませながら帰ってからの作業について考えていた。こういうことが許されるのも相手が優しく自分に甘いからで思ったままを口にすると左隣の相手の動きが止まった。ちらり覗き見た相手は何か言いたげだったが思い当たる節は沢山あるのか何も言えず不満気な様子と目が合うとこちらは勝ち誇ったような笑みを見せた。そうして足をゆらゆらと揺らしそうになりそうなぐらいご機嫌にホットドッグの最後の一口を食べる。完全に油断していて髪に触れられるまで相手の接近に気付かず、そのまま軽くかきあげられると困惑の声をこぼす。その顔はさらに近く、耳元まで近付いて特別感の籠った言葉を囁かされると肩が跳ねて体を固くする。それだけでなく耳裏の所有痕にキスが落とされると言葉にならない声をあげて目を見開く。すぐに相手の体は退いて明後日の方向を向くが今の衝撃を直ぐに処理しきれずにわなわなと震えた後「い、今のこそズルい奴だろう!」と文句を投げかける。その間にもバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.は当たりを飛んで撮影中のランプの点灯が見えると「これは撮らなくて良いってば」と慌てた様子を見せ)

  • No.5834 by 探偵  2024-07-02 07:46:00 


…ククッ……良い写真が撮れてそうだな、アキコに見られる前にどっかに移しとかねぇと
(今にも歌い出しそうに上機嫌な相手にただただ事実と体に残る痕とを思い出させてやれば相手は言葉さえも出せずに震え出してしまって、明後日の方向を見つつ横目で様子を伺えば思わず笑い声を出してしまう。先程まで饒舌に喋っていたのに簡単に思考やら感情やらが制御出来なくなってしまっている姿になんとも言えぬ優越感を覚えていた。これこそ自分だけが相手にできること、相手にしかしないことだろう。相手は漸くこちらへ文句を投げてきて顔を戻すが何処吹く風で楽しげに相手を見つめる、直後この様子を終始撮影していたであろうバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を相手が慌てて静止しようとしていてその様子も高みの見物をしながら微笑ましく見守っていた。これでしてやられた分はしっかり返すことが出来て爽快な気分だ、最初しかけたのはこちらだということは棚にあげてホットドッグの最後のひときれを食べ終わると呑気に伸びをし「さて片付けるか」と満足気に空を見上げて)

  • No.5835 by 検索  2024-07-02 10:08:23 

っ…訂正だ。君は僕に甘いけどとんだ悪戯好きのようだ。…ああ、少し名残惜しいけど片付けるまでがキャンプだからね
(相手の仕返しは見事に決まり大きく動揺しながら文句を言えば余裕そうな面で、もしくは楽しそうな目が向けられる。自由に撮影を任せたバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.トは恐らく今の瞬間も捉えたはずで捕まえてデータをどうにかしようとするが空を羽ばたいていればそれも難しかった。さっき自分が楽しく揶揄っていたように相手もこの様子を見てご機嫌なのを見ればむっとした表情で相手を見つめ先ほどの発言を訂正しておいた。変に抗議して先ほどの写真の削除を求められるのは避けたいところで仕方なくお互い様として消すのは諦めて椅子に座り直した。相手もホットドッグを食べ終えて伸びをしながら片づけが提案される。この穏やかな時間が終わってしまうのは惜しいが借りた物はちゃんと返さないとならないだろう。このまま座っているとだらけてしまいそうで気合を入れるように立ち上がり「僕はこの炭の処理とコンロの片づけとかするから君はテントの片づけを始めて貰っていいかい?」と役割分担を決めて)

  • No.5836 by 探偵  2024-07-02 12:28:44 


悪戯好きのお前に言われるのは光栄だな。…よし、任せとけ
(相手はなかなかバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を捕まえられずにその様子を小さく笑いながら見守る、いつもの様に呼び寄せればいいものを相当焦っているようだ。良い写真も撮れたところで片付けを提案すれば相手は気合いを入れるように立ち上がって作業を分担する。こちらもこれまでのテンポに飲まれてダラダラとしてしまわないように両膝に手を置いて立ち上がると胸を叩いてテントの片付けを任された。立てる時は二人で力を合わせたものだがそれを崩すとなると一人だけでも十分な仕事量でマットを片付けフライシートを片付けと立てた時とは逆の手順をたどり、着いた汚れを軽くはらいながら畳んでいく。相手も担当の片付けをしているがその間もバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.が気ままに飛び回って写真を撮っていて思わず口角があがる、片付けの場面ではあるが十分この旅を思い出す写真が撮れているだろう。二人だけならばああいう使い方も覚えておいて損は無さそうだ。テントを元のバッグに全てしまい終えるとテーブル周りにあったものを捨てるものと洗って返すものへと選別しテーブルさえ片付けてしまえば「あとは洗うもん洗って管理小屋に返却したら終わりだな」と周囲を確認しつつ言い)

  • No.5837 by 検索  2024-07-02 15:10:58 

…よし、こんな感じかな。じゃあこれらを洗いに行こうか。
(作業の分担を行ってそれぞれの片づけを始める。火のついた炭を昨日の花火と同じく水の張ったバケツに一つ一つ入れていき鎮火を試みる。同時に捨てるものを集めるゴミ袋を設置して使い捨ての食器などを入れ、着火剤など細々したものは別の箱に入れてまとめておく。そうしている間にも秘密基地であったテントが相手の手で片付けられていって撤収が進んでいく。その間もバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.が飛び回って写真を撮っていてこれもちょっと変わった思い出になるだろう。炭の消火が終わりコンロに残った灰を集めてから濡れ布巾で拭いて脚部分を折りたたんで収納する。その他椅子なども片付けると広場は来た時とほぼ同じに戻った。あとは網や調理器具などを洗うのみで相手の言葉に頷くと持ってきた荷物も持って炊事所に向かう。炊事場には同じく片付けをする家族連れや刃.野.刑.事に近い年代の男性なども居て他に利用客が居たことに多少驚いてしまう。ゴミ袋と灰をそれぞれ指定された場所に捨ててから一角の流しを借りて調理器具を洗いながら「刃.野.刑.事が言っていた通りキャンプは人気なんだね」と素直な感想零して)

  • No.5838 by 探偵  2024-07-02 18:32:15 


ここはテントサイトが確保されて人の目気にしなくていいけど、人気のとこはテントを立てる場所も取り合いなくらい混んでるってジンさんが言ってたな
(テントの片付けが終わり二人の秘密基地はあっという間になくなって相手の方も順調に片付けを進めていたのかコンロ等火まわりの物もすっかりなくなってしまい、テントサイトは更地へと戻ってしまって少々寂しさを覚える。あとは炊事場だとこちらも返却物や洗い物を持って移動を始めた。炊事場にはこれまで会わなかった他の利用客がいてこれほどの人数がキャンプ場にいた事に少々驚いてしまう。広いキャンプ場で宿泊人数を絞っているからこそこれまで他人と会うことはなかったが、チェックアウトに向けての行動は皆同じせいで初めて鉢合わせることになったのだろう。相手の隣で網を金たわしで擦って焦げを落としつつ相手の呟きに同意するように頷く。ここは人に会わなくて快適だったが閑古鳥が鳴いているわけではないらしい。ジンさんから聞いた話をしつつ改めてここを教えてくれたジンさんに礼を言わなければと内心思っていた。網を洗い終え軽く振って水気を切ると「ゆっくりするならここくらいのスペースが欲しいな」と零しつつ所定の位置へ網を戻して)

  • No.5839 by 検索  2024-07-02 18:59:15 

へぇ、知り合い同士なら多少人数が多くても楽しそうではあるけど自然を楽しむという意味合いからは少し離れてしまいそうだ。…僕もこっちの方が好みかな、君と過ごすのに人目を気にしなくて良いし。
(昨日は誰とも合わず広いキャンプ場を独り占めするような気分だったがちゃんとほかの利用客も別の場所でキャンプをしていたようだ。調理器具や火バサミを洗いながら相手から他のキャンプ場のことを聞いて相槌を打つ。例えば情報屋の皆とキャンプという状況ならば人数は多くとも皆でワイワイして賑やかに過ごせそうだが赤の他人ならば気を遣う必要が出てくるだろう。テントが所狭しと立てられている光景を想像するとその窮屈さに苦笑いする。そういう意味ではここは一組ごとのスペースが確保されていて快適だったように思う。泡を洗い流しながら相手の言葉に賛成する。ある程度他から隔離されていなければハードボイルドにこだわる恋人の無邪気な表情や近い距離感での接触は見られなかったはずだから。さらりとそんな事を言いながらカゴのようなところに纏めて割り当てられた番号の箇所に返却物を置くと「あとはメインのテントとか返しに行ってから展望台に行こう」と声掛けて)

  • No.5840 by 探偵  2024-07-02 19:54:38 


同感だ。せっかく二人で過ごすなら、こ……二人っきりの方が良い
(知り合いを集めて大掛かりなキャンプをするのもそれはそれで楽しいことは山ほどあるのだろうが、久しぶりの遠出で風の街からも離れているとなると相手のことだけを考える空間の方がいい。そういう意味で周りに自然と自分達のテントしかないここは最高の場所だったと言えるだろう。昨夜は煽るために口にしたがそれこそ近くに他のテントが立っている場所では誰に何を聞かれるか分からない状況になってしまう、周囲の目を気にしなくても良いという意味でもすっかりここがお気に入りの場所だ。水場を軽く整理しながらこれまでの空気感のまま何気なく相手の言葉に同意しつつ会話を進め、つい『恋人』というワードを言いそうになってしまい慌てて口を噤む。無難な言葉をなんとか口にするもやはり左,翔,太,郎でいるためには周囲に相手以外はいない方が良さそうだ。洗い物も終わって相手の言葉に頷き答えるとテントサイトへ戻る、残ったのはいくつかの備品とテント一式だけですっかり綺麗になったテントサイトを振り返ってから管理小屋へと向かった。諸々の返却と手続きが終わり晴れてチェックアウトとなる、このまま帰る人もいるのだろうが最後の締めくくりの場所へ行くために相手の方を見ると「やっぱり二人っきりの方がいいな」と改めて口にしながら手を取り繋いで、展望台の方へと歩き始めて)

  • No.5841 by 検索  2024-07-02 21:08:22 


ああ、こうやって歩けるのも二人きりの特権だ。…意外と高い所にあるんだね。
(洗い終わった物を整理していると相手の言葉が不自然に止まって目を向ける。慌てた様子からどんなキーワードを言おうとしたのか容易に想像が出来てにやりと口角があがる。そもそもその後訂正した二人っきりという言葉だって聞く人が聞けば引っ掛かるワードだろうにそれに気づかない相手が愛おしくて突っ込まないことにしといた。そうして片付けを終えテントサイトに荷物を取りに行ってから管理小屋に向かう。名残惜しい気持ちはあるがまたやりたくなればお休みを貰って来ることが出来る距離感だ。管理小屋で返却とチェックアウトを済ませると相手から声が掛かって手が取られる。こちらからも手を握り返しながらルールの適応外だからこそ出来ることに笑みを見せながら昨日通った道を歩く。自然の道を進み昨日利用した休憩所の横を通ると展望台へと続く階段が現れる。だかそれは想定よりも高く長く続いていて花見の時と同じく多少逃げ腰の反応を示すが相手のリクエストなら行かない選択肢はない。覚悟を決めて「行こうか」と声をかけ一段一段登っていく。木のおかげで日陰になっているのが幸いで時折吹く風を感じながら繋がった手を強く握りながら八割程まで進んで「あと、少し…!」と呟きながら足を進めて)

  • No.5842 by 探偵  2024-07-03 07:53:10 


登りがいのある階段だな。あぁ、いくぜ
(やるべき事を終えてあとはこの旅の締めくくりだ、同じ時間に同じ目的を持っていたからこそ炊事場では他の人と鉢合わせたがそうでなければ人に会うことは滅多になくてまた二人きりの空間となる。となれば二人だけの時間に許された事が出来るわけで、手を繋ぎながら木々の間を進んだ。森の中を吹く涼やかな風を感じながらハンモックの横を通り抜けて展望台の下へとやってくると階段を見上げる、思った以上に高さのある場所らしくここからゴールは見えない。一瞬たじろいだ相手をこっそりと盗み見て小さく笑っていたが、ここまできて、そして最後のやり残しとして挙げていた展望台を回避する選択肢はないらしく、気合いの乗った声にこちらも力強く答えて階段を登っていった。階段は整備されているものの段数が多ければそれなりに体力がいるもので相手もそこそこバテ始めている。強く握られた手をこちらからも握り返して軽く引くようにしながら階段を踏みしめていく。やがて階段の先に空が広がり「フィリップもうすぐだ」と声を掛けて最後の段を登り切った。階段の先は小さな広場になっていて周囲は森に囲まれ日陰もあり涼しい、しかしその木々の間の景色からはこのキャンプ場を見下ろすことができ、周辺に広がる山々が一望できて遠くにはゆったりと回る風.都.タ.ワ.ーを見ることができて)

  • No.5843 by 検索  2024-07-03 09:43:19 

ああ、…おお、思った以上の絶景だね。 翔太郎、風.都.タ.ワ.ーが見えるよ!
(あと数段という階段を登りながら相手に声を掛けられ、返事をしながら最後の段に足を掛ける。そこから登りきると展望台として小さな広場になっていて下にあったキャンプ場やこの辺りの山々を一望できるつくりになっている。涼やかな風を浴びながら目の前に広がる光景に圧倒されていたがその奥の方に見慣れた建造物が見えてバテ気味なのも忘れ、相手の手を引いて手すりの場所まで駆けだす。一番端っこの手すりの前までやってくるとその建造物が風.都.タ.ワ.ーである確信が持つことが出来て指を指しながらテンション高く相手に伝える。この二日間街から離れているからこその良さを十分楽しんだがやはり自分が過ごしたいのはあの風の吹く街だ。この場所からも見える街のシンボルに無意識に口角が上がりつつ夏を感じる青々とした自然に「ここまで登った甲斐のある景色だ」と声を弾ませて)

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