相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.4483 by 探偵  2024-01-30 07:52:09 


…今のは褒め言葉ってことにしとくからな。……あぁ、もちろん。可愛いお嬢ちゃんを放っておけないからな。一緒にパパ探しに行こうぜ
(慌てて弁明するも相手はこちらがそんな男ではないと一悶着にはならずにすんだ、こちらへの信頼も見えた一方でどことなく揶揄いのニュアンスも含んでいる気がして良い方向に受け取って置くことを宣言しておく。しゃがんで女の子の話を聞けばどうやら一緒に買い物に来ていたパパとはぐれてしまったらしい、所謂迷子だ。人々の波に飲み込まれパパを見失ってしまったこの子は当然不安だろうし、娘を見失ってしまった父親の方も焦っていることだろう。こういう小さなトラブルを解決するのも自分の役目だ。相手が女の子に馴染みのある言葉で声を掛ける姿に小さく笑いながらパパを探す提案に当然だと頷き返す。どんなに小さな事でもこの街で泣いている人を見逃せない。ハンカチを取り出し女の子の涙を拭いてやる。この人混みの中女の子の目線ではパパを探すのは難しい、となればやることはひとつで女の子を抱き上げ立ち上がった。これならパパを見つけやすくなるはずだ。女の子は目線があがったことに少なからず興奮しているようだが、不安もあるのかこちらのハットの縁を強く握るのが分かる。先程の発言もあわせ、「お嬢ちゃんのパパも帽子被ってんのか?」と聞けば女の子はコクコクと頷いた。ひとつ目印が出来たところで相手の方を向くと「とりあえずここら辺歩いてみるか」と声をかけ)

  • No.4484 by 検索  2024-01-30 10:25:06 

君と見間違えた辺り服装も似たような系統の物のはずだ。すぐに見つかれば良いけど、
(予想通り相手からも賛同の返事が聞こえれば少女を慰めるようにぽんぽんと頭を撫でる。幼くともこの街の人であることには変わりなく、困っているのならそれに手を差し伸べるのが風.都の探偵だ。相手が少女を抱き上げて立ち上がれば自分も一緒に立ち上がって辺りを見渡す。相手の腕の中に納まっているのが羨ましいと思わなくもないが自分と違って限られた時間だけだ、子供相手に張り合うつもりもない。無意識にじっと少女を見てしまいながらも相手の目線を受けるとそちらを向いて方針に同意する。帽子を被っているという情報と相手と見違えたことから服装などの全体的な雰囲気も似ている可能性が高い。そういった人物に注意を払いながらひとまず歩き始めるが相手が抱き上げたことで少女と目線の高さが同じになってまだ不安の色の残る彼女に何処か一点を見つめられる。心当たりがなくその視線の先を追うように自らに触れると丁度髪を留めるクリップが当たる。試しに片方を外して「コレかい?」と見せながら問うとその目は興味を持ったように輝いて手が差し伸べられる。危険もないだろうと小さなてのひらにクリップを乗せると暫し見つめたり開閉をした後自分の髪に宛がう。髪飾りの一種と思われたのかと懸念はあれど真似をしようとする姿が可愛らしく思えて一旦クリップを預かって横髪を同じく留めてやれば少女の顔には笑みが戻って「似合ってるよ」と声を掛けて)

  • No.4485 by 探偵  2024-01-30 12:37:02 


スーツはともかくハット被ってんのはそうそういねぇはずだから見りゃすぐ分かりそうだが………、…
(歩き出す前に相手の方を見やればどうやら向こうの方が先にこちらを見ていたようで目が合う、その視線はどうやら女の子に注がれていたようでその心理を何となく察すると口元がニヤケそうになった。これは後でいい話のネタになりそうだとほくそ笑みつつ繁華街を歩いていく。周囲を見回しながら歩いていたが途中相手が女の子に何やら渡してそちらへ目を向ける。どうやら女の子はクリップが気になっていたらしく、相手から受け取ったそれをまじまじ眺め髪にあてがった所で思わず笑ってしまった。どうやら相手の真似をしたいらしい、それを察した相手は再びクリップを手に取り女の子の髪へと付ける。すると女の子は漸く笑顔を見せて、それを緩んだ顔で見つめる相手を見れば感じたことのない幸福が胸を過ぎった。穏やかで幸せな時間だか何処となく気恥ずかしい気もして口元を引き締めつつ「良かったな」と女の子に笑みをむけて繁華街を進んでいく。しばらく歩いていると女の子は突然『あそこ!』と何処かを指さす。そちらへ目を向ければおもちゃ屋があって「パパとおもちゃ屋いってたのか?」と問いかけるが女の子は変わらず指さし続けるだけだ。今は探すあてもない、ひとまずはとそのおもちゃ屋の方へと近づいていって)

  • No.4486 by 検索  2024-01-30 14:27:59 

ひとます行ってみようか、
(普段から付けている自分が言うのもなんだがクリップで髪を留めるのは本来の使用用途から外れた使い方だ。だが少女が漸く泣き止んで笑顔になったのを見れば余計なことを言う気も失せて甘んじてお揃いで過ごすこととする。その場面を相手に目撃されて少し気恥ずかしい心地を覚えながら繁華街を歩いていると少女が突然何処かを指さす。その先はおもちゃ屋があって相手に問われても尚頑固としてその場所を指さしている。何か手掛かりがあるのか単に興味があるのか分からないが父親が子供が居そうな場所を探す可能性が高いことを考えれば悪くない行き先だ。相手に声を掛けると一緒におもちゃ屋に入ることにする。中には自分でも何度か見たことのあるキャラクターに関するグッズやおもちゃ、ロボットのようなものから着せ替え人形やゲームまで幅広い範囲のおもちゃが撮り揃っている。子供や親子連れが何組かいるが帽子を被った人物は見られない。目的の探し人がいない一方であまり足の踏み込むことのない空間に密かに瞳を興味で輝かせていたがそれは少女も同じようでおもちゃの数々に興奮した様子を見せると相手の腕をぱしぱしと叩いて『降ろして!』と主張していて)

  • No.4487 by 探偵  2024-01-30 17:23:54 


お前、頼むからどっか行くなよ……ん、降りんのか?…っ、ちょ、待てっ!!
(今は何も手がかりがないのとこの女の子が再び泣き出したら困るというのとで相手に頷き同意しておもちゃ屋へと入っていく。ざっと見回したあたりパパらしき人物はいない、他の場所を回るべきか女の子が好きそうなこの場所で父親を待つべきか迷っていると視界に相手の姿が入る。なるべく抑えているようだが相手の瞳はキラキラと輝いている、ここで知識の暴走が発揮すればしっちゃかめっちゃかになるのは間違いなく釘を刺すように離れないよう言っておいた。そうしているうちに女の子はこちらの腕を叩き降ろして欲しいと要求する。素直にそれに従い女の子を地面に降ろすと途端に何処かへ走り出してしまい慌てて後を追いかけた。女の子が一目散に走り寄ったのは可愛いピンク色で彩られたキャラクターコーナーで『これ!』と商品棚の方を指さす。そこには女の子が魔法だかで変身するアニメのグッズがずらりと並んでいてその中でも指さされていたのは可愛らしい花の髪留めだった。パッケージに踊る説明によればどうやらこの魔法少女は髪留めに不思議なパワーが流れ込んで変身するらしい。変身後に顔が出ていて不都合がないのだろうかと日々の苦労を思い大人気ないことを言いそうにななるのを我慢していると、女の子は相手の方と自分とを交互に指さし『お兄ちゃんと私といっしょ!』と無邪気な笑みを浮かべていて)

  • No.4488 by 検索  2024-01-30 18:45:05 

分かっているよ、僕は子供じゃ…あ。 _ これは…髪飾り?
(見知らぬ物ばかり並ぶ様子に興味引かれて居るのに気付かれたのかしっかりと釘が刺される。だが流石にこの状況で好奇心のままに動き出すほど周りが見えない子供では無い。涼しい顔をして子供扱いしないように抗議を伝えるが一方で少女は要望通りに降ろしてもらうと何処かに向かって走り出してしまう。俊敏な動きに少し驚くも相手が後を追いかけたのを見れば自分もその後を追いかける。たどり着いたのは可愛らしいピンクやパステルカラーに彩られたコーナーで番組名と共に様々な商品が並んでいる。宣伝映像の流れるモニターには可愛らしい女の子達が髪飾りによって変身を果たして決め台詞を言って敵らしき怪物に立ち向かっていく様が流れていて少女の指さす物は変身アイテムらしい。自分達で言うならメモリみたいなものだろうかと考えているとお兄ちゃんと呼ばれ交互に指さして無邪気な笑みを見せる少女を見れば心に暖かいものが湧き上がって口元は無制限に緩んでしまう。クリップを髪飾りに見立てる少女が可愛らしく思えて再び目線を合わせるようにしゃがみこむと「ああ、お揃いだね。君も魔法少女に変身したいのかい?」と楽しげに話を続ける。お兄ちゃんと呼ばれたのは相手が小さくなったのも含めて2回目だが妹が居ればこんな感じなのかもしれない。少女が必死にこのキャラクターや魔法少女について話すのを聞いていると若干蚊帳の外にいる相手が視界に入る。話の区切りが良い所で少女と共に相手の方に視線を向けると「君も魔法少女仲間になるかい?」とからかい混じりに声をかけて)

  • No.4489 by 探偵  2024-01-30 19:31:32 


……いや、俺は遠慮しと…
(女の子が髪留めに興味を示したのはどうやらこのアニメの影響らしい。お揃いだと無邪気に笑う女の子に相手の顔は極限まで緩んでいて微笑ましいその光景にこちらの頬も緩んでしまうというものだ。相手はしゃがんで目線をあわせ女の子は一生懸命にこの魔法少女について相手へと話している、女の子の話を時折頷きながら優しい笑みで聞く相手の横顔は女の子に負けず劣らず愛らしくてこっそりとその顔を眺めて幸せなひと時を楽しんでいた。一通りの説明が終わった所で相手と女の子の視線がこちらに向く、女の子が何やら言いたげなのを代弁するように相手から魔法少女へのお誘いがなされた。流石に髪留めはハードボイルド探偵には似合わないとすぐに断ろうとするがその前に女の子が『いや!お兄ちゃんも!三人がいい!』と首を振られてしまった。プロモーションビデオを改めて観てみるとどうやら魔法少女は三人組らしく奇しくも自分が加わればちょうど良い状況らしい。渋る顔を見せるも女の子が引くことはなく『これ!』と変身アイテムを模したお花の髪留めを指さされてしまった。このままではここから断固動かなさそうな空気を察すれば観念したように「分かったよ…」と髪留めひとつを持ってレジへと向かう。女児向けのアクセサリーひとつを買うのもなかなか恥ずかしかったが、それを持って帰ってくると『これがいい!』と結局花の髪留めは女の子に譲ることとなり前髪が出るようハットの位置をずらしてクリップを髪に留れば結果的に相手とお揃いとなって)

  • No.4490 by 検索  2024-01-30 20:34:13 

ふふ、相変わらず押しに弱いね。これで君とはお揃いで魔法少女3人組だ。
(少女と共に相手を魔法少女の仲間になるように誘うと案の定お断りの返事がされそうになる。だが少女が三人が良いと主張して引く様子は無く熱心に変身アイテムである髪飾りを指さしている。お人好しの相棒がそれを無視することが出来るわけなく観念したように呟けばそれを持ってレジに向かった。少女と顔を見合わせ作戦が成功した喜びを分かち合いながらも戻ってきた相手を見れば笑みを浮かべて押しのの弱さを揶揄う。似たような形とはいえ少女はアニメの皆と同じ花の髪飾りの方がお気に召したようでぱっと表情を明るくしながら受け取った髪飾りを早速付けている。余ったクリップは相手が付けることになり、ズラしたハットから髪が留られているのを見れば口元は緩んで仕方ない。お揃いのクリップに上機嫌となり冗談混じりに魔法少女だと名乗れば『お兄ちゃんたちとお揃い!』と少女は喜んでこちらの手と相手の手を取って彼女が間に挟まる形で手が繋がれる。予想もしない行動に少し驚くも微笑ましい状況に頬は緩みっぱなしで「三人で協力してパパを見つけようか」と話に乗る形で提案して)

  • No.4491 by 探偵  2024-01-30 21:59:57 


お嬢ちゃんを喜ばすためならこんなの朝飯前だ。…、…俺達三人でひとつの魔法少女ってとこか
(少々不本意ながらも変身アイテムである髪留めを手に取れば相手から揶揄いの言葉が飛んでくる、これも女の子をパパのもとへ送り届けるための工程のひとつだ。あくまでも探偵として女の子のためだと主張するとすました顔を浮かべてレジへと向かっていった。三人お揃いで髪留めを付けることになればアニメと同じ構図の魔法少女の完成だ。相手が魔法少女を名乗れば女の子は随分な喜びようでこの笑顔を見れば髪留めを買ってお揃いにして良かったと簡単に思えてしまう。いつもは二人で一人だが、今日は三人で一組らしい。不意に女の子が二人の間を繋ぐように手を繋げばまた言いようのない幸せが積もる、それに口元を緩ませる相手にも胸が掴まれる思いで普段は経験する事のない並びをしながら歩き始める。幸せな時間ではあるが父親のことを思えば早く二人を引き合わせたい、今のおもちゃ屋は単に女の子が行きたかっただけだろう。となるとまた次に関係のない場所へ興味を持ってしまう前にパパのことを聞き出さねばならない。歩き出してすぐに「今日はパパと何しに来たんだ?」と聞いてみれば『あのね、アイス買うの!』と返事が返ってきた。アイス屋ならば繁華街にいくつかあるが確かチェーン展開しているアイス屋で先程の魔法少女アニメとコラボしている所があったはずだ。相手にそのことを伝えると「そこ行ってみっか」と目的地へと歩き出し)

  • No.4492 by 検索  2024-01-30 22:43:26 

今日だけの特別仕様だね。…確かにそこに行く約束をしていた可能性が高いね。じゃあそこに行ってみよう __ お目当てはコレかな、
(いつも二人で一人の探偵をしているが今日だけは三人一組だ。少女によって手を繋がれ三人が横並びになれば物珍しい状況ではあるが彼女に懐かれているようで悪くない気分だ。若干周りの目が気になるものの手を繋いだままおもちゃ屋を後にすると次の行き先を決める。この人の多さでは巡り会うのも一苦労そうではあるが相手が機転を効かせて本来の行き先を尋ねる。どうやら親子でアイスを買いに来たらしくその途中ではぐれてしまったと言う。アイスを売っている店は幾つかあるはずだが相手はアニメとのコラボしているという情報で店を絞り込んでいて流石と言わざるを得ない。軽く微笑んで賛成を示すと少女にもその事を伝えて目的地に向かう。繁華街の端の方にある店舗に向かうと等身大のキャラクターのパネルが店頭に並べてあってそれを見た少女は突然走り出して、半ば引っ張られる形で店に到着する。コラボメニューとして一品頼むとキャラクターのカードとランダムで作中で集めているリングが貰えるらしい。無闇に歩き回るも1箇所に留まって待ち構えた方が父親に会える可能性が高いと考えれば「せっかくならコレを食べながら待つのはどうだい?」と提案して)

  • No.4493 by 探偵  2024-01-31 07:47:43 


…、みたいだな。あんまり歩き回るとお嬢ちゃんも疲れちまうだろうし、ここでパパが来るの待つか
(頭に髪留めを付けた男二人と女の子が三人並んで仲良く手を繋ぐ姿はなかなかに周囲の目を引いているがそのどれもが微笑ましいものを見る目を向けていてむず痒い心地だ。明日あたりに女子高生情報屋にこの事について言われそうな気もするがこれもこの子とパパとを引き合わせるためだ。目当ての店が見えてくると女の子は手を繋いだまま走り出してしまって二人揃ってつんのめる、相手にはよくやられる行為だがまさか二人揃って手を引かれることがあるとは思いもしなかった。いつも走り出す側の相手が翻弄されているのに笑いを噛み殺しつつ、ここで待つ選択に賛同して店の中へと入っていく。もともとの目的地がアイス屋ならば父親もここに女の子が来ることは考えるだろう。店内に入って注文を聞かれる、コラボメニューでカードとリングが貰えるならばと「これをみっつ…」と言いかけた所で女の子が『あのね!私達魔法少女なの!』とレジの人に目を輝かせながら高らかに宣言する。レジ係は一瞬呆気にとられていたが三人揃って髪留めを付け三人ともコラボメニューを頼んでいる姿にクスクスと柔らかに笑い始め『わー!三人で来てくれたんですね』と乗っかった返事を返してくれる。女の子は大層ご満悦だがしっかりと店内の注目を浴びてしまえばいたたまれなくなって恥ずかしさを押し殺した曖昧な笑顔を浮かべつつ会計を済ませて)

  • No.4494 by 検索  2024-01-31 10:22:17 

子供は自由奔放というか元気だね…。少し寒いけどパパが来たらすぐに分かるように外のベンチで食べようか
(アイスを食べながら待つことに決まれば店内に入ってメニューを決める。せっかくならば便乗しようと相手がコラボメニューのアイスを3つ注文しようとすると興奮した少女はお揃いの髪飾りを自慢するように魔法少女だと宣言する。一瞬呆気に取られていたレジ係だが流石プロのようですぐに笑顔を浮かべて乗っかるような返事をする。その返事にご満悦な少女な一方同じくコラボメニューを買い求めに来た親子連れや他の客に暖かな目を三人に注がれると何ともむず痒い心地で普段の自分の行動を棚にあげながらぽつりと呟いた。相手が会計をしている内に他の店員がアイスと特典をそれぞれ渡してくれる。少女に特典3つとアイスを渡すと店内だけでなく外にも座れそうなベンチがあったのを思い出して父親に気付きやすくするためにもそこで食べることを提案する。少女は欲しかった物を手に入れて終始ご機嫌で『うん!お兄ちゃんたちと食べる!』といい返事がされるとそのまま外に出た。店の近くのベンチに少女を挟むような形で座ると相手にカップを手渡しながらそのアイスに目を向ける。コラボメニューとだけあって特別な絵柄のはいったカップに入っていて変身した魔法少女の姿を再現したような羽や髪飾りがチョコ製のプレートで刺さっている。更にキラキラとしたアラザンや星形のクッキーなども表面を飾っていて女の子が好きそうな見た目だ。そんなアイスを相手が持っているのが可愛らしく目線を向ければつい口元に笑みが浮かぶ。「冬にアイスというのもなかなか貴重な経験だ」と呟きながらスプーンでアイスをすくうと口に運んで食べ始めて)

  • No.4495 by 探偵  2024-01-31 12:39:57 


お前人の事言えねぇだろ……___っ、まぁ美味けりゃそれでいいんじゃねぇか
(店内中の注目を集めてむず痒い心地でいると隣にいた相手も大方同じだったらしく呟きが漏れる、だがこの女の子がしていることは大体相手が暴走している時と同じで素早くツッコミを入れておいた。だがそんな言葉も女の子のご機嫌な笑顔の前では直ぐさま緩い笑みに変わってしまって、店外へ出ると再び三人並んで座ることになった。相手に礼を言いつつアイスを受け取る、キラキラを詰め込めるだけ詰め込んだアイスは目にも眩しい気がしてまるっきりハードボイルドとは真逆の食べ物だろう。今それを手に持ち髪留めを頭に付けているわけだが、先程まで女の子に向いていた相手の目がこちらへと向いてそこに笑みが宿れば何を感じたかがだいたい分かって思わず目を逸らす。これもこの子の為なのだ、この街の為ならばハードボイルドと相反する行動だってしてみせよう。魔法少女三人のテーマカラーがマーブルに混じりあったアイスは見た目通り甘さ重視の味になっている、美味いのは間違いないがここにチョコプレートがついているとは。家に帰ったらコーヒーが欲しい口になりつつアイスを食べ進めていく。女の子がアイスを半分食べたところで『これ開けて!』とリングの入った袋を差し出された。女の子によればこのリングは魔法を使うために必要なものらしく色々な種類があって魔法少女達はこれを集めているそうだ。それを今度はこちらが小さく笑みを称えながら時折頷き聞くと袋が手渡される。銀色の包み紙では中身が見えず何が当たるかはお楽しみ、といった所だろう。「なら一つ目だ」と期待を煽るようなことを言いつつ袋を開ける。中から転がり出てきたのは紫の宝石を模したおもちゃのついたリングだ。宝石に刻まれた絵柄から察するにこのリングは毒の魔法が使えるらしく「わりと物騒な魔法だな…」と思わず呟いて)

  • No.4496 by 検索  2024-01-31 14:24:18 

このリングを集めることで様々な魔法が使えるようになるのか。…毒に比べたら平和的な魔法だ
(慣れない振り回される側の感想を零せば素早くツッコミが入るものの案外悪くない気分だ。ハードボイルドに似合わないきらきらと可愛らしいアイスを三人で食べ進めていく。マーブル状になったアイスはかなり甘いが珍しい味の組み合わせでトッピングもあれば飽きることもない。そうして半分ほど食べた所で少女は特典として貰った袋を差し出す。中身が見えないように銀色の包装がされ、入っている物もランダムのようだ。どういうアイテムなのか少女が説明するのを聞く限り特定の属性の魔法を使うために必要なアクセサリーらしい。安全なメモリみたいなものだろうか。物語の分かりやすい道筋としても関連アイテムを売る商売としても良いアイデアのリングに感心を寄せていると早速二人の間で開封が始まる。早速一つ目を開けると中から出てきたのは紫の宝石のような物がついたリングだ。ファンタジー世界にあまり似つかわしくない毒と相手のツッコミに笑ってしまいながらも少女に強請られるまま二つ目の袋を開ける。中から出てきたのは黄緑色の宝石のついたリングで彼女曰く花を咲かせたり植物を成長させたりする魔法が使えるらしい。漸く子供向け番組らしい能力に安堵しながらも最後の一袋を強請られると「じゃあ開けるよ」と声かけしながら封を切る。中から出てきたのは薄い水色の宝石がついていて他2つよりも更に豪華な印象を受けるリングだ。それを見た途端少女は満面の笑みが浮かんでそれを手にすると『エンジェルリングだ!!あのね、これはお空を飛べるようになる魔法でユイちゃん達も良く使ってて一番欲しかったリングなの!』とはしゃぎながら説明してくれる。どうやらお目当ての景品だったらしく心底嬉しそうにリングを眺めるを見れば自然と口元は緩んだままで「無事に手に入れられて良かったね」と優しく声を掛けていて)

  • No.4497 by 探偵  2024-01-31 17:40:43 


つくづく俺達はこの色に縁があるな。……良かったじゃねぇか、三人でアイス食べた甲斐があったな
(こちらが開けた一つ目に続き相手が二つ目の袋を開ける。中から出てきたのは黄緑色の宝石のリングだ。一つ目が紫で二つ目は黄緑、宿す魔法は違うようだがどんなものであろうとそれぞれのメモリの色を引き寄せてしまう体質らしい。二人の色のリングを女の子へ渡した後最後のひとつの袋が開けられる。転がり出てきたのは先の二つのリングよりも特別感のあるもので女の子の顔はたちまち華やいだ。どうやら一番欲しかったものが手に入ったらしい、興奮気味にリングの説明がされて満面の笑みが向けられると相手と一緒に緩い笑みを浮かべながら軽く女の子の背中を撫でていた。女の子は早速リングを身につけてさらにアニメの魔法少女の姿に近づけば鼻歌でも歌い出しそうな程上機嫌になる。その後女の子からひとつずつリングの説明をされたり一番好きなお話について語られたりしながらアイスを食べ進めた。アイスの容器が空になる頃話したいことに一区切りついたのか女の子は目の前の人通りを眺め始める。しばらく視線をウロウロさせた後に『パパいないね…』と呟いた。目当てのアイスを食べて欲しかったものを手に入れても一番会いたい人には会えていない。大丈夫だとまた背中を撫でようとしたところで『ソラ?!』と遠くから男性の声が聞こえて)

  • No.4498 by 検索  2024-01-31 19:12:21 


……、いえいえ。ソラちゃんの父親が見つかって良かった。
(偶然にも2人を表すような色と一番欲しかったリングを手に入れることが出来て少女はご機嫌だ。早速リングを身に付けた少女は上機嫌でリングの効果やアニメの一番好きな話について語り出してそれを二人して相槌を打ちながら聞いていた。アイスも全部食べ終わった頃、怒涛の勢いだった少女の説明が落ち着くと視線をキョロキョロさせてぽつりと呟きをこぼす。幾ら大好きなアニメの話をしてアイスを食べても会いたい人が居なければその穴は埋められない。なんて声をかけるか悩んでいると遠くから男の人の声が聞こえた。視線を向けるとジャケットに黒いハットを被った男性がこちらに急ぎ足で向かっていて少女がその姿を認識すると『ぱぱ!!』と声をあげ、ベンチを飛び降りて走って男の元に向かう。そのまま相手にしたように足に抱きつくと男性は安堵した表情を浮かべ『ソラ、探したんだぞ』などと言いながら少女を抱き上げる。今日一番の笑顔を見せる少女と安心した男の表情を見れば二人が親子なのは明らかだ。その光景に何か引っかかる物があって呆然とその親子の姿を見ていたが、少女を抱き上げた男性がこちら二人とベンチに置いてあるアイスのカップを確認すると『ソラと一緒に居てくれたみたいで、本当にありがとうございます』と感謝を述べる。それに返事をしながら少女の笑みを見れば父親に会えて良かったと素直に笑みを浮かべる。少女は父親に対して『あのね、お兄ちゃん達が一緒に魔法少女になってくれたんだ!』と嬉しそうにお揃いの髪飾りを自慢していて)

  • No.4499 by 探偵  2024-01-31 20:58:40 


ん?……まぁ…でもソラと魔法少女になれて俺達も楽しかったぜ
(男性の声が聞こえた途端女の子は一目散にそちらの方へと向かう、パパと呼んで最初と同じように抱きついているあたりあれが女の子の父親で間違いないようだ。無事に再会できた姿を安堵して見つめていたが、ふと相手の横顔を見ると何か別のものを見るように定まらない視線を二人へと向けていた。違和感のある表情に声をかけようとするもその前に父親から感謝を伝えられ空気が代わり「ちゃんと良い子にしてパパを探してましたよ」と相手の後に言い添えておく。パパにも会えてさらに上機嫌になった女の子は興奮気味にお揃いの魔法少女になったことを父親へ伝える。父親は目線を新しい髪留めに向け、次に二人それぞれの髪に付けられたクリップへと移せば『随分仲良くしていただいたみたいで…』と苦笑いを浮かべる。父親からすれば髪留めを揃えるためにわざわざクリップを髪に付けたのだと思われたのだろう。まさか日常的にクリップを髪留めにしている人間がいるとは夢にも思っていないようだ。とりあえず同じように曖昧に笑って誤魔化した後、二人へ近寄ると女の子の傍にしゃがんで頭を優しく撫でる。奇妙な出会い方だったがこれで無事ソラの涙を拭うことができたようだ。『本当にありがとうございました』とまた頭を下げる父親に謙遜していればそろそろお別れの時間らしい、その空気を察してか女の子は父親の足を掴んだまま俯いていてパパに『ほら、ご挨拶は?』と促されても目線を下に向けたままでいて)

  • No.4500 by 検索  2024-01-31 21:30:23 

ああ、なかなか楽しい時間だった。 …ソラちゃん、僕達はこの街で探偵をしているんだ。だから困った時とか何か話したいことがあったら何時でも事務所に来るといい。
(彼らの会話で意識を取り戻すと一緒に居た時間のことについて話す。父親からクリップに視線を向けられるのを感じると曖昧に笑って誤魔化しつつ、一回り下の子供と過ごす機会など滅多になくて新鮮な時間だったと同意するように言葉を続けながら少女の傍に寄る。再び感謝に頭を下げる父親だったが少女はその足を掴んだまま俯いてしまった。目線が下に向いたままの様子に別れが寂しいことを察すれば自分もしゃがみこんで名前を呼ぶ。そして魔法少女ではない本当の職業を明かすと何時でも事務所に来るように誘う。永遠の別れでないことを知れば少女の顔が僅かに上がって『いつでも行っていいの?』と向けられる問いに強く頷くとその表情に笑みが戻る。不意に『お兄ちゃん達、手出して』と言われ素直に片手を差し出すと先程のリングをポケットから出して自分の指をはめようとする。子供向けのサイズ設定のせいか人差し指は途中の関節で引っかかってしまうが一番細い小指には緑色の宝石のリングがピッタリとはまって、続けて相手の手の小指にも紫色の宝石のリングがつけられる。『このリングは魔法も使えるけど仲良しの証なの。だからソラとお兄ちゃん達もずっと仲良し!』と元気に言われるとこちらまで笑顔になって「仲良し…ありがとう、大切にするよ」と伝えて)

  • No.4501 by 探偵  2024-01-31 22:20:06 


あぁ、ソラならいつでも歓迎だ。……これでさらにお揃いってわけだ。俺達三人で魔法少女だからな、いつまでも仲良しでいようぜ
(どうやらここでお別れであるのを女の子は寂しいと思ってくれているらしい、短い間だったがそれなりに楽しい時間を過ごしてくれたのだと分かればまた口元は緩くなってしまう。相手も隣へしゃがんでいつでも会いにくるよう言えば女の子の顔があがる、探偵事務所ならばいつでも大歓迎だ。相手の言葉を後押しするように頷いていれば女の子から手を出すように言われる。そこに差し込まれたのは先程引き当てたリングで、相手に続いてこちらも小指に紫のリングがはめられた。三人共髪留めとリングが揃いさらに三人組の魔法少女に近づく、これが仲良しの証だと笑顔で教えられればこちらも笑みを返してこれからも三人で一組であることを約束する。「ならこれは俺からのお返しだ」と懐から探偵事務所の名刺を取り出すと女の子へと渡す、大事そうに抱えられた名刺を指さしながらここが先程相手が言った場所で二人がいつもいることを伝えれば『絶対にいく!』と元気な返事が返ってきた。再び笑顔を取り戻しまた会えることを楽しみな様子でソラは『じゃあ、バイバイ!』と笑顔で手を振る。こちらからも「またな」と手を振り返すとソラとパパは二人で手を繋いでその場を離れていき)

  • No.4502 by 検索  2024-01-31 23:06:40 

またね。 …賑やかなお嬢さんだったね、父親とも再開出来て良かった。
(それぞれの小指にリングがつけられ、仲良しの証が揃った所で相手が名刺を差し出して事務所の場所を教える。漢字の読みも教え、ここに自分達が居ることを伝えれば元気な返事が返ってきてすっかりその顔には笑顔が戻っている。相手と共に立ち上がるとブンブンと手を振る少女にこちらからも手を振って父親と共に立ち去る二人を見送った。不意に舞い込んできた迷子騒動だったがあの親子の笑顔を取り戻せたのなら振り回された甲斐があるというものだ。親子の姿が見えなくなって二人になれば相手が最初に話しかけた呼び方を真似て感想を告げる。手を開いて小指にはまった少女に貰ったプレゼントを見ればその口元に穏やかな笑みを浮かべて一緒に過ごした時間を振り返っていた。清次郎の時も感じたが普段年下に触れ合う機会がない分、子供というのはパワフルでひたすら無邪気で不思議な生物のように思う。自分もあんな時があったのだろうかと何か考え込みそうになるも既で気付いて手を下ろせば相手に目を向け「さて、パトロールを再会しようか」と声をかけて)

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