相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.4423 by 探偵  2024-01-22 07:48:23 


…っ、……よそ見してんじゃねぇ!!
(緑野郎はあの時戦ったまま風の力を使いこちらに迫ってくる、風の速さと力の乗った攻撃が飛んでくるがこちらも初めて見る攻撃ではない。がむしゃらに戦ったあの時とはもう違う、より洗練された動きで拳を交えていく。周囲からは時折取り巻き達の呻き声が聞こえてきっと相手がサポートしてくれている、相手はもうこの部屋に入っているようだ。それならばもうこの姿を見てきっと怒っているのだろうと考えた所で男が不気味な声をあげ背後で誰かが倒れる音がした。途端に背筋に悪寒が走る、あの時と同じ仇と相棒がいて力無く倒れた音があの瞬間を思い出させる。あの時の絶望と今相手が倒れた怒りとが一気に吹き上がるが既で後ろを振り返る体を静止させた。男の言い草であれば相手はまだ生きている、それならば今は男を撃破する最大のチャンスだ。湧き上がる感情がドライバーに装着するメモリと呼応した気がして強く拳を握る。そして醜悪なニヤケ面に向かって助走と共に渾身の拳を叩き込むと普段では考えられない出力の力が拳へと乗って男の体を吹き飛ばした。次いで自分のス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.をライブモードにすると相手の方へと投げる、勢いのまま相手のそばにいた取り巻きに体当たりさせて体を床に沈め、その間にも残り数人となった取り巻きを一人ずつ仕留めていった。男がゆらりと立ち上がるも先程のダメージが残っているのか足元は覚束無い、こちらへ風と共に迫りくるがその攻撃の合間をすり抜け怪物に迫ると再び重い一撃を鳩尾へと叩き込んでやった。呻きながら後退した男に「相棒を二度も奪わせやしねぇ」と静かに言い放つ。分が悪くなったとみた男は舌打ちをすると近くにあった窓から外へと逃げ出してしまった。だがそれを追いかけることなく見送ると変身を解除して「大丈夫か?」と相手の方へと近づいて)

  • No.4424 by 検索  2024-01-22 10:55:55 

…っ、………なんで、ダ.ブ.ル.ド.ラ.イ.バーを使わなかった?
(強い衝撃を受けると身体は無抵抗のまま床に倒れる。脳が揺れたせいか視界もぐにゃりと歪んでいてなかなか起き上がれない。これではまた相手の足を引っ張ってしまうと奥歯を噛みしめていると何か並々ならぬ気配を感じた後、何かが強い勢いで吹き飛ばされた音がした。状況からして相手が男をやったのだろうか。リーダーがやられて取り巻きの一人が自分を盾にしようと近寄ってくるもス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.が勢いよく体当たりして横に沈んだ。何とかこちらも近くの机を頼りに起き上がり音のする方に顔を上げると丁度風を纏った怪物が相手に向かって迫っていく所だった。それを相手はスマートにすり抜け重い一撃を急所に叩き込むと男は後退し舌打ちをしながら窓から逃げてしまった。相手もそれを追うかとも思ったが予想に反して変身を解除してこちらに向かってくる。立ち上がってその顔を見れば無事であることにひとまずは安堵するも言いたい事が喉元で渋滞を起こせば返事をしないままふらふらと相手に近づき胸倉を掴む。こんなに近くにいるのに相手が遠くに感じる。助けてくれた感謝や男を追わないとならない焦りなど様々な感情が入り乱れているはずなのに頭と向ける視線は冷たく、至近距離で見つめたまま静かに一番の疑問を問いただして)

  • No.4425 by 探偵  2024-01-22 12:29:15 


…、………なぁフィリップ。あんだけ痛めつけりゃあいつはもうお前を狙うことはねぇだろうし、あいつはド.ー.パ.ン.ト.じゃねぇんだろ?なら……あいつは倒さなくてもいいんじゃねぇか?
(相手の足元は何処か覚束無い、先程やられた一撃のせいだろうかとその体を支えようとするがその前に胸倉を掴まれてしまった。間近にある相手の顔は冷たくその裏に怒りがあるのも感じる、怒るのも当然だとかこんな顔を見るのすら久しぶりだとか、どこか遠い出来事のように目の前の状況を捉えていた。最初こそ目を逸らしたがやがて相手へと視線を向けて口を開く。そこから出てきたのは相手の問いかけに対する答えではなかった。今日相手と出会ってから一番口元は締まりがなく笑みにも見える顔で言い訳を並べていく。そして最後には、このままあの男を見逃すことを提案した。次元が歪んだ原因だが二人の力を合わせればいつでも倒せる存在で、相手を狙うような害悪なことはもうしない。自分の中でも言い訳を重ねながら今日一番相手の知る探偵に近い口調で問いかけるも、その声はどこか縋るようで必死に震えそうになるのを抑えていて)

  • No.4426 by 検索  2024-01-22 15:21:47 

………は、…自分が何を言っているのか、分かっているのかい
(逃がさないように胸倉を掴んで間近で相手の顔を見つめる。色々言いたいことはあるが何よりも散々自分が傍に居ると言ったのにあの場面で二人で変身するダ.ブ.ルではなく一人で立ち向かうことを選んだのがショックで裏切られたような気分だった。それを問い詰めようとしたのに逸らされた視線が再び重なるとその口元は何処か穏やかにも緩んで見当違いのことを言い出す。しまいには男を倒す必要がないと提案し始めて思わず声が漏れて胸元を掴む手から力が抜ける。あの男のやったことも性格も相手は良く分かっているはずだ、ド.ー.パ.ン.トではないにしろ力を手に入れたのならこの街を泣かせる行為に手を染めるのは火を見るよりも明らかだろう。何より奴を倒さなければ当初の目的だった次元を元に戻すことは叶わない。そんなことを相棒が言う訳ないと何とか声を絞り出すが、目の前の相手はノイズ無しに見知った大切な存在の姿に見えて瞳が揺れた。そんな相手に縋るように言われると強く突き離せなくて「この街の平和のためにも次元を元に戻す為にもア.ナ.ザーラ.イ.ダ.ーは倒さないとならない存在だ。君も、失った相棒を取り戻したいだろう?」と間近で相手を見つめ冷静を装いながらも説得を試みて)

  • No.4427 by 探偵  2024-01-22 17:18:22 


奴を倒したとしても俺の次元であいつが戻ってくるのは『可能性』の話なんだろ?そんな博打しなくてもお前はここにいる
(胸倉を掴んでいた相手の手が緩まる。相手の表情には戸惑いが浮かんでいて、それでも拒絶はされずにいれば歯止めをかけるものを失っていく。いつもならば自分の発言で対面する人間が何を思うのかある程度は頭が回るものなのに今は一切そんな余裕はない。ただ目の前の相手を失いたくなくて必死だった。相手はこちらを説得するようなことを言うがそれを汲み取る余裕もない。相手の両肩を掴んでさらに言い訳を重ねる、その声には少しづつ余裕がなくなり、比例して感情が乗っていく。失った相棒は今目の前にいるのにそれを手放す選択肢を取る必要なんてない。ダブルに変身して奴を倒せば次元が元に戻ってしまうというのならば、奴を倒さずずっとこのままで良い。相手から告げられたこの街の平和の為にという言葉すら今はこの耳には届かなくて、ただもう一度相手を失う事を恐れていた。緩やかな表情は追い縋るそれへと変わって「俺は、お前が傍にいればそれでいいんだよ!」と必死に相手を繋ぎ止めようと叫んでいて)

  • No.4428 by 検索  2024-01-22 19:21:12 

っ、それはそうだけど…、…翔太郎、
(相手の言葉に困惑していると両肩を掴まれ余裕なく言葉が捲し立てられる。てっきりア,ナ.ザ.ーラ,イ.ダ.ーを倒せば全て解決だと思っていたが確かに次元が元に戻った時相手にとっての相棒が絶対に帰ってくる保証は無い。その場合、相手は再び一人の生活に戻ることになる。その事実に気付いてもしも自分がその立場だったら、と思考が及ぶと胸がぎゅっと締め付けられて説得の勢いが弱まる。こちらを見ながらその理由を重ねていく相手は二回目の喪失に怯えていてこちらの声は殆ど届いていないように見えた。自分が必要だと言ってくれるのは勿論嬉しいが約束の根底にあるこの街の事を投げ出していい訳がない。必死に縋るように叫ぶ表情が痛々しく映ると名前を呼びながら相手の身体を抱き締めた。存在を伝えるように抱き寄せると恋人の好みを思い出して後頭部に手をやり、優しくそこを撫でる。お互いの温もりを共有しながらも「僕達は鳴.海.荘.吉から託されたこの街を守る義務がある。それを投げ出しては彼に顔向け出来ない。」と探偵としての責務を諭す。そして自分ならば最期の時に相棒に何を残すかを考えると「君の相棒は最後に何か言ってなかったかい?」と優しく問いかけて)

  • No.4429 by 探偵  2024-01-22 19:52:32 


…、………それは、…『僕の好きだった街をよろしく』…
(ただ相手をもう一度失わないために、自らの想いを溢れるままに口にする。もう随分前に諦めた大切にしたかったものが目の前にあってそれが再び消えてしまうなんて、そんな可能性を考えたくなかった。不意に相手に抱きしめられればこちらの願いが聞き入れられたのかと淡い期待が募る。相手の体温はかつて想像した以上に暖かくて頭を撫でられると経験したことの無い穏やかな心地に軽く息を吐き出して心が多少落ち着いた。そんな中でおやっさんから託された事を持ち出されると息を詰まらせる。自分の始まりすら捨てようとしていたのは事実であの夜託されたものを手放すなんてハットどころかこの街の探偵を名乗る資格さえ失ってしまうだろう。腕の中で小さく頷いているともうひとつ質問がなされる。その質問に雑音が払われて頭が真っ白になった気がした。相手の体温に包まれながらあの瞬間へと心が引き戻される、そして記憶の片隅に押し込めて一時も忘れることのなかった言葉を口にした。その瞬間、心の奥底に力の限り押し込めていた思い、記憶、誓いが一気に溢れでてそれは涙という形で体から零れ落ちる。声を殺そうとしても溢れるものは抑えきれず嗚咽を時折漏らしながら大粒の涙を流していた。全てが溢れ出した先に「フィリップに会いてぇ…」と絞り出すように呟く。それは決して口に出さないと決めていた言葉で、その名前は相手ではなくあの時別れた相棒へと向けられていて)

  • No.4430 by 検索  2024-01-22 20:57:15 

…彼らの目的を考えるなら本来君もあの日に命を消されるはずだった。だけど君の相棒はそれでは駄目だと君に全てを託すつもりで庇ったのだと思う。…フィリップが無駄な事のは君が一番よく知っているだろう?
(最期の時に相棒に何を残すのか、それは共に過ごして好きになったこの街を今まで通り守ってほしいという想いだろう。例え呪いに近い言葉になろうとも二人で守ってきたこの街と探偵という職業をいつまでも相手に選んで欲しいと願うはずだ。相手を抱き締めながら待っているといかにも自分が言いそうな言葉が告げられる。すると押しとどめていた物が決壊したように涙を流し始めて暖かな液体が肩の服を湿らせていく。もう我慢しなくて良いのだと伝えるように背中を撫でて気が済むまで相手の想いを受け止める。涙と嗚咽が落ち着いてきた頃、絞り出すような声で呟きが聞こえた。同じ人間だとしても相手が自分の恋人ではないように相手にとっての相棒も共にすごし別れることになった一人だけだ。相手にどんな想いを向けていたのか分かりきった口は聞けないが推察は出来る。ア.ナ.ザ.ー.ラ.イ.ダ.ーがダブルではなく片割れしか乗っ取れなかった理由、ここまで読んでいたとは思わないが相手に全てを託したのは間違いない。自分の性格に絡めて自分の推察を話すとゆっくりと顔を離して充血して赤くなった目を見つめる。「ア.ナ.ザーラ.イ.ダーを倒せば歴史が元に戻ることも過去が変われば未来が変わることも僕はこの身で経験済だ」と歴史改変された事ともう1人の仮.面.ラ.イ.ダ.ーと時.の運.行を守った時の経験を語る。そして務めて柔らかく笑みを浮かべると「奴を倒せば君の相棒が命を失う原因が消える。そうしたら君の相棒はここに戻ってくるはずだ」と今一度自分たちがやるべき事を相手に伝えて)

  • No.4431 by 探偵  2024-01-22 21:43:47 


……あぁ、知ってる。よく知ってる……人の気持ち無視して効率考えてばっかだけど、あいつが間違ってた事はねぇからな
(涙を流すなんてもういつぶりか分からない、ましてや人前で泣くなんて男らしくないとずっと避けてきた事だった。それが今自制が効かないほど感情が溢れて涙が落ちて相手の肩を濡らしていく、相棒の事が頭を過ぎる度に煙草で心の奥底に押し込んできた想いが堰を切ったように溢れ出していた。背中を撫でられて幾分嗚咽が落ち着いてきた所で相手の推察が語られる。相手は相棒ではないが考える事は大方同じだろう。託したという言葉にまた息が詰まる、その思いもきちんと受け取っていたはずなのにそれすらも放棄しようとした自分に苦々しい思いが募った。相手の顔が上がって視線が交わる、とても見せられるような顔ではないだろうが今はそれよりも別次元の相棒の話を聞かなければとその目が逸れる事は無い。そして相手から再び自分の相棒と再会できると告げられた。あの検索馬鹿は無駄な事はしない、そして間違ったことも言わない、それは目の前にいる相手だって同じはずだ。無理やり目に溜まった涙を拭う、未だに瞳は赤いがそこには光が宿っている。ようやく自然な笑みを口元へ称えると「お前の言う事なら間違いねぇな。俺達の相棒を取り戻さねぇと。だから…半分力貸せよ」と二人のお決まりの言葉を投げかけて)

  • No.4432 by 検索  2024-01-22 22:32:54 


ああ、勿論。別次元の僕とはいえやられた分きっちり奴にお返ししなければ。…漸く見慣れたハーフボイルドって顔だ。
(相棒とは事ある毎に想いをぶつけて不安も寂しさも共有してきたが目の前の相手はずっと一人で溜め込んできたのだろう。こちらを向いた相手の顔はこれまであまり見た事ないくらい崩れていたが思う存分泣いた分スッキリしているようにも見えた。相手の瞳には光が宿り相棒の事を語る口は自然な笑みが浮かんで口調も深い信頼が感じ取れる。そしてもう一度今度は相手からお決まりのセリフが投げかけられるとこちらも自然な笑みを浮かべて承諾を返す。相棒に影響された好戦的な所も見せつつもう大丈夫だろうと腕を解いて相手から離れる。これで漸く対等で同じ場所に立つことが出来ただろう。撫でてかき混ぜて乱れた分相手の髪を整え、姿が変わっても外すことのなかった探偵の証を綺麗に被せ直してやれば見慣れた相棒の顔にそっくりで、くすくす笑いながらハーフボイルドと称する。そんなやり取りをしていると相手のス.タ.ッ.グ.フ.ォ,ンから通知音が鳴る。画面を開くと真っ暗な画面に緑の粒子のような物が煌めいて位置情報のような物が表示される。画面の中の点は地図の中を移動をし続けたかと思えばとある建物に入って動かなくなる。思わぬ現象に驚いていると緑の粒子は空中に解けるように消えていき真っ暗な画面だけが残る。その緑の粒子に見覚えがあれば「今のは地.球.の,本.棚の…」と呟きを零して)

  • No.4433 by 探偵  2024-01-22 23:12:00 


誰がハーフボイルドだ!ん?……っ、フィリップ!
(相乗りを持ちかければ相手から好戦的な言葉と共に承諾の返事が返ってくる。相棒を取り戻すためならば別次元の半身とだってこの局面を乗り越えてみせる。腕が解かれ体が離れていくがそれを惜しむ気持ちはもうない、髪を整えられるのは少々気恥ずかしかったが探偵の証が頭へ戻るとニヒルに笑ってみせた。にも関わらず相手からは半熟だと揶揄われてしまって反射的にツッコミを入れる。もう長いこと言えていなかったが体に染み付いているのか条件反射のように反撃の言葉が出てきたが、このセリフも今度は相棒へと言い返したい。そのためにもあの男を追いかけなければならないが自分のせいで行先は分からない。どうするべきかと考えようとしたところでス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.の通知音が鳴った。特にいじったり設定もしておらず不可解に思いながらも画面を見ればそこには位置情報が写っている、根拠も何も無いが直感的にこれは相棒が送ってくれたものだと分かって声を挙げた。少し前の自分ならば鼻で笑う所だが今は次元の歪みに消えた相棒を信じていた。その位置情報には見覚えがある、つくづくあの男はここが好きなようだ。相手へと目を向ければ「あのバーにいくぞ」と声をかけ移動を始めて)

  • No.4434 by 検索  2024-01-22 23:54:19 

了解した。因縁の場所に向かおうか。
(綺麗なツッコミも決まれば張り詰めていた空気はすっかり解けた。相手が見慣れたような言動をする度にあの時ノイズの中に消えてしまった相棒の存在がチラついた。相棒に会うためにも今はあの男の後を追わなければ。その位置を教えてくれたのはこちらも見覚えのある緑の粒子で相手が声をあげた通り別次元の自分が場所を伝えに来てくれたのだろう。目的地さえ分かればやることは一つ、相手の言葉に頷くと建物を後にしてバーへと向かった。こちらの記憶ではあの件の後廃墟ビルごと捜査が行われ封鎖されたと聞いていたが次元の歪みの影響かあの時と同じく中に入れるようだ。嫌な記憶を思い出して一瞬眉を寄せるも相手に目配せして、警戒しながら中に入っていくとバーカウンターと客席のあるスペースが現れる。そこには人影は無く、あの位置情報から見ても男は奥のVIPルームだった場所に居るようだ。無意識に緊張を抱きつつそこに入る扉までやってくると「じゃあ行くよ、翔太郎」と声を掛け、扉を蹴破って中に入り)

  • No.4435 by 探偵  2024-01-23 07:41:31 


……今度こそケリつけにきたぜ
(相棒からの情報を頼りに因縁の場所へとたどり着く。店内へ入れば中の様子はあの時のままでこの場所と隣に相手がいれば嫌でもあの時のことを思い出した。だがあの時とは状況が違う。全てに決着をつけて相棒を取り戻すためにVIPルームの扉の前に立った。相手の声に頷き返すとタイミングを合わせて共に扉を蹴破って中へと入る。そこには倒すべきあの男がいて『どうやってここが…』と一瞬動揺を見せるが直ぐにその顔は嫌らしい笑みへと変わって『あの時の役者が勢揃いだ。ちょうどいい。もう一度殺してあげるよフィリップ君、今度は隣の相棒も一緒にな!』と高揚した声で叫ぶと再びその姿はア.ナ.ザ.ー,ラ.イ.ダ.ー.へと変わって『そして俺はお前らの力を完全にいただく!』と高らかに宣言した。あの時、この場所で相棒がこちらを庇ってくれたからこそ、この可能性が残った。相棒が託してくれたこの時間を決して無駄にはしない。思うことは同じだ、二度も相棒を奪わせはしない。懐に手をいれダ,ブ,ル,ド,ラ,イ.バ.ーを取り出すと腰へと装着する、隣にいる相手の腰にも同じドライバーが現れた。紫色のメモリを構えれば「行くぜ、フィリップ」と声を掛けメモリを起動して)

  • No.4436 by 検索  2024-01-23 10:29:25 

ああ、今度こそ二人で、元の世界と相棒を取り戻す。 さ.あ、お.前.の.罪.を.数.え.ろ!
(二人で扉を蹴破れば予想通り男の姿があった。居場所を特定されたことに動揺している様子だがすぐにあの嫌な笑みを浮かべて興奮したように自分達を倒すことを宣言し、ア.ナ.ザ.ー,ラ.イ.ダ.ー.へ姿を変えた。あの時必死にここから抜け出して二人で強くなろうと誓った過去を変えさせたりはしない。相手がダ.ブ.ル.ド.ラ.イ.バーを装着すれば腰に同じものが現れて二人の意識が共有される。相手の強い意志を感じながらも緑色のメモリを構えると得意げな顔で視線を向け、起動してからドライバーに差し込んだ。二人のメモリが挿入され相手が開くと意識は転送され、自分の身体は床へと倒れていく。二人で一人の姿となれば息を合わせて相棒を奪った男にいつものセリフを投げかけた。雄叫びをあげながらこちらに向かってくる怪物に立ち向かうと攻撃を躱して一発拳を腹部に当てる。よろめいた男が強風を起こしてこちらの足元を掬おうとするが同じサイクロンの力で風を巻き起こせば打ち消し合って大したダメージにはならない。相手の洗練された動きに合わせて奴の攻撃を避け攻撃を繰り出せば二人分のダブルの力が乗っているのもあって手ごたえは十分で男の動きが段々と鈍くなっていく。『ありえねェ、この力があればお前らなんてっ!』と喚く男を見据えつつ「二人でのケリのつけ方、ちゃんと覚えているかい?」と揶揄い交じりに左側に声を掛けて)

  • No.4437 by 探偵  2024-01-23 12:34:42 


さ.あ、お.前.の.罪.を.数.え.ろ!____心配すんな。ちゃんと、覚えてる
(相手の得意げな視線に対しこちらはニヒルな笑みを向けて二本のメモリで二人で一人の姿へと変身する。そして仇である男に左手を向けると、長らく一人で投げかけてきた言葉を相手と共に言い放った。自分の中に誰かの意識が入るのは久方ぶりだがあの時と遜色なく体を動かして怪物を圧倒していく、その感覚に懐かしさを覚えるよりも二人ならば何事も成し遂げられるという自信の方が大きく胸に広がっていた。紫の拳に緑の風が加われば片方では倒しきれなかった怪物も簡単に地面へと転がった、ここが勝負の決め時だろう。右側から揶揄い混じりの言葉が飛んでくる、その言葉に熱い高揚と共に爽やかな若緑の風を受けたような爽やかさを覚えながら仮面の下で口角を上げた。切札のメモリを腰のスロットへと挿入しマ.キ.シ.マ.ム,ド.ラ.イ.ブ.を発動させる。緑の風を纏って舞い上がり男に狙いを定めると相手と息を合わせ「ジ.ョ.ー.カ.ー.エ.ク.ス.ト.リ,ー,ム.!」と最後の一撃を放った。分かたれた体による二連撃を叩き込むと怪物の体は派手に爆発して、直後男からウォッチが飛び出して高い音と共に砕け散った。無事にダブルの力でア.ナ.ザ.ー.ウ.ォ.ッ.チ.を破壊することが出来たようだ。直後倒れて気を失っている男にノイズが走る、同時にダブルの左側にも同じようにノイズが走り始め、こじれた次元が元に戻ろうとしているようだ。ドライバーへ触れる前に強制的に変身が解けて元の体へ戻るとやはり探偵の体にはノイズが走っていて)

  • No.4438 by 検索  2024-01-23 14:04:37 

これで元に戻るはず…っ、!
(揶揄い交じりに問えば言葉としても意識としても良い返事が返ってくる。緑の風で舞い上がり技名を叫びながら半身ずつの身体で二連撃を叩き込めば怪物の身体は爆発して飛び出たウォッチは粉々に砕け散った。一息つく暇もないまま気を失った男とダブルの左側にノイズが走りはじめ、強制的に変身が解除されてしまう。どうやら次元がこじれた原因が無くなったことで急激に世界が元に戻ろうとしているらしい。その前に短い間だが協力した相手に別れの言葉だけでも告げようと口を開きかけた所で秒針が動く音が響いた。その直後視界に見える世界全体が一瞬大きくブレて相手や男に走るノイズの動きが止まった。まるで時間が停止するような現象に驚いていると『翔太郎』と聞きなじみのある声が背後から聞こえた。咄嗟に振り返ると自分と同じ姿をした人物、そして相手が最期に見た姿のままの相棒がノイズ交じりにそこに立っていた。もう一人の自分はこちらに歩いてきながら倒れた男の方に視線を向け、やがて相手の目の前で立ち止まると『どうやら僕たちを追い詰めた原因を何とかしてくれたようだね、翔太郎』と普段通りの表情と口調で話しかけていて)

  • No.4439 by 探偵  2024-01-23 18:26:39 


…ッ!……フィ、リップ…………ほんと、お前は……勝手にとんでもねぇもん託して、振り回しやがって………でも、お前に振り回されんのが、俺の役目だったな……
(変身が意図せず解除され体にノイズが走るのを見ればもうこの次元にいられる時間も少ないのだと悟る。最後に相手へ挨拶をしようとしたがその前に空間が歪みノイズが止まる。異変に気が付き周囲を見回そうとしたところで背後から声が聞こえた。それは相手と全く同じ声だったが、直感でそれが自分の相棒のものだと理解する。ゆっくりと振り返った先にはあの日この場所で倒れたままの相棒の姿があって息を飲んで瞳が揺れた。こちらの動揺なんて気にもせず相棒は近づいてきてその間にあらゆる感情が湧き出てくるのにまるでこれまでの事がなかったかのようにいつもの調子で話しかけてくる。こういう所も相棒らしいと思いながら目の前にやってきたその両肩に恐る恐る手を乗せる、その体には自分と同じくノイズが走っているが確かにその体に触れる事ができて震える息を吐き出した。相棒が確かに目の前にいる、あの日に失った唯一無二の相棒がこちらを見て喋って存在している。感情はとっくに処理できる量を超えていて肩に手を置いたままゆっくり深呼吸しながら項垂れる。言いたいことを一度に言えば止められなくなってしまいそうで文句混じりに言葉を引き出していく。この次元の探偵とは違いまだ素直な姿を見せることを知らない、顔をあげれば精一杯の強がりでキメ顔をしてみせる。しかしその瞳には涙の膜がしっかり張っていて震えそうな声のまま「会いたかったぜ、フィリップ」と真っ直ぐ見つめて言い)

  • No.4440 by 検索  2024-01-23 20:00:32 


『…僕としても確証はなく殆ど賭けだったんだ。だけど君は僕の相棒で、ダブルの切札だから何とかしてくれると信じていた』
(この場所で命を失ったはずの相手の相棒が姿を見せれば息を飲んだのが分かる。予想した通りア.ナ,ザー.ラ.イ,ダーの発生自体が消えたことで片割れが命を起こすことが無くなり存在が元に戻ってきたのだろう。別次元の次元はいつも通りの様子で相手の目の前にやってきたが両肩に手を乗せられると少し驚いている様子だ。肩を掴んだまま項垂れた相手から告げられる文句混じりの言葉に何やら考え込むように瞳を揺らしている。だが顔をあげた相手と真っ直ぐと視線を交えると別次元の自分は考えていたことを話し始めた。その表情は一見冷静そうに見えるが確かに喜びが滲んでいて相手の事をメモリに絡めて切札と称すると口元に笑みを浮かべている。自分の姿を客観的に見ることなどそうそう無い事だが、その表情には心当たりがあってあの様子では二人の関係も心配無さそうだ。『僕も君の元に戻ってこれて良かった』と話しては再開の喜びに浸る二人を見守りつつも止まったようなこの世界と自分の相棒の姿を探すように辺りを見渡して)

  • No.4441 by 探偵  2024-01-23 21:58:06 


ん……あ?どうなってんだ?
(仕切られた客席の合間で目を覚ますと呻き声をあげたあとに立ち上がり周囲を見回す。比較的広いスペースに人影を見つければそちらへと目を向ける、そこには相手が二人いて、さらには自分自身も存在していれば思わず声をあげてしまった。自分と瓜二つの人間は少々雰囲気が違っていてその正面に立っている相棒も何処と無く纏う雰囲気が異なる。少々頬のコケている探偵は相棒に向かって『せっかくお前が戻って来たんならお前が行きたがってた水族館も初詣も夏祭りにも行かなきゃな』と気取りながらも柔らかな表情で語りかけている。自分と相手そっくりの二人の様子を横目にみながら迷いなく相手の方へと近づく、その間に先程一瞬だけ相手を感じた瞬間を思い出した。頭痛に襲われながら相手に呼ばれたように感じたあの時間、相手に呼びかけられその存在感じていた間断片的な記憶が頭に流れ込んで来たのを思い出し大方の事態を把握する。背後から近づき相手の隣に立てばその顔を覗きこんで「苦労かけちまったみたいだなフィリップ、呼び戻してくれてありがとよ」と声を掛けると向こうの二人が互いに目線を交わしているのをいい事にこっそり腰に腕を回して軽く引き寄せると軽く笑みを向けて)

  • No.4442 by 検索  2024-01-23 22:41:13 

、おかえり翔太郎。…やっぱり僕の相棒は君でなくては。
(再開を果たした二人は終始和やかで彼の提案を受けたもう1人の自分は『本当かい!?是非とも君と全部行きたい』と目を輝かせて勢いのまま手を握って前のめりに意思を示している。何処かこの光景に懐かしい物を覚えていると背後から何かが近付いてくる気配がして隣に並ぶ。顔を覗き込まれ、その顔が何よりも見知った物であれば自然と笑みが浮かんで大切な相棒の名前を呼ぶ。痛みに苦しんでいた上にそのままノイズに消えてしまった為ずっと行方知らずだったが目立った外傷も無く無事な様で安堵の息が零れた。そのまま腰に腕が回って引き寄せられると人前であることが気になるも向こうは向こうで二人の世界に入っているのが見えれば相手の存在を確かめるように頬に手を添えた。一番の違いである頬の膨らみを感じつつこうして間近で見ると同じ人間でも別次元の探偵とは纏う雰囲気や表情も違うのが分かる。改めて自分の大切な人は相手なのだと実感すれば柔らかな笑みを浮かべながら思ったことをそのまま口にして)

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