相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.4402 by 探偵  2024-01-19 19:50:13 


あぁ、俺達の分岐点はあいつで間違いねぇみたいだ。……俺がここにいる異常が起きてんなら奴にも何か動きがあるってのは有り得る話だ。そのエリアから奴を探し出すのが良さそうだな
(あの男の話をすれば相手からも似たような経験が語られるがこちらの記憶とは違う結末を迎えたようだ、あの男と対峙したとき奴がア.ナ.ザ,ー.ラ.イ.ダ.ーだったか否かが二つの時間の運命を分けたのだろう。こちらを覗き込むようにして様子を探る相手の心情をある程度理解はしながらも逃げるように視線を逸らしながら二人の推理を纏めあげていく。すると相手からはあのバーの周辺で怪しい動きがあるのを告げられいよいよ疑いは確信へと変わっていく。相手の言い草からあの男がいた組織は一度消滅したのだろうと推察できる、その場所に今になってまた影がチラつき始めたというのならば今回の件とは無関係ではないはずだ。行くべき場所は固まりやるべき事は定まった。そこに行くかと問われ頷くが直後に「お前はここで待機してろ」と告げる。返事を聞く前に事務所の出入口方向へと歩いていきガレージに続く扉に引っ掛けられたハットを手にして目深に被る。緑のメモリを始め相手の三本のメモリは懐に忍ばせたまま「何かあったらドライバーを付ける。それでこっちの状況は分かるだろ?」と相手を納得させようとする口調で告げて)

  • No.4403 by 検索  2024-01-19 20:19:04 


ああ、少々危険だけど実際に踏み込んだ方が早い…、えっ。 …嫌だ、僕も君に着いていく。
(様々な要素から一つの可能性が浮かび上がってくる。本来はじっくり安全を確かめながら調査して行くべきだが今はこんな事も言っていられない。実際に踏み込んで今回の件に関係あるか確かめるのが一番手っ取り早いだろう。相手からそこに行く返事がされると当然の如く自分も外出の準備をしようとするが相手に待機を命じられて思わず動きが止まる。そうしている間にも相手はハットに被り出入口に向かおうとする。まるで一人で全てやると言わんばかりの態度に苛立ちが募ると扉との間に立ち塞がるように相手の前に回ってきて逃がさぬようにその手首を掴む。そもそもこちらのメモリは3本とも相手に預けたままでそれがなくてはア.ナ.ザ.ー.ラ.イ.ダーかド.ー.パ.ン.トが現れた時に共に変身することが出来ない。今の相手ならばそれすら承知の上での判断のように思えて握った手に力が籠る。二人で一人なら危険な場所に飛び込むのだって一緒に、だ。当たり前となりつつあった考えの元、自らも相手に着いていくと強い意志を宿した目を向けながら低い声で告げると「じゃないとここは通さない」と頑なな態度を取って)

  • No.4404 by 探偵  2024-01-19 20:50:54 


…フィリップ。あの夜俺がおやっさんに待機してろって言われたのに動いた時も、俺があのバーに二人で乗り込もうって判断した時も、どういう結末になったか知ってんだろ
(相手を視界に収めないようにし一方的に理屈を押し付けながらこのままの流れで事務所を出ていこうとするがその前に相手に進路を塞がれ手首を捕まえられてしまう。その口調からも掴んでいる手からも絶対について行くという強い意志が感じられて小手先だけで置いていくのは不可能だと悟った。相手を見据えて名前を呼ぶ、それはまるで子供に言い聞かせようとする声色そのもので、あの日の夜におやっさんから名前を呼ばれた時のそれと同じものな気がした。理屈が通らなければ納得しない、相手はそういう人間だ。それならばと相手が好む理屈を並べてやる。仇であるあの男は相手に執着していた、再び生きて相手が目の前に現れたならば同じことをする可能性は十分に有りうる。二つの死の結末を経験した身としてはこれ以上同じ結末を増やすのは御免だ。懐から相手のメモリ三本を取り出し差し出すと「返してやるから大人しく待っとけ」とまるで子供に玩具を与えて宥めるように言ったあと掴まれた手を引っ込めようとして)

  • No.4405 by 検索  2024-01-19 21:34:52 

…なら君が今しようとしている事は同じ過ちを繰り返そうとしているだけだ。君一人では奴には勝てない。…ッ
(手首を掴まえて共に行く意志を示すと子供に言い聞かせるような口調で名前を呼ばれる。相手が語ったのは今までの結果。あの夜に犯した罪と相手がこうなるに至った片割れの損失の経験だが、それは今回も同じだと諦めきってるようにも聞こえた。それが妙に気に障って悪魔らしい表情を浮かべれば真正面から煽るように相手の行動が無駄だと切り捨てる。あの時も二人で必ず生きて帰ると考えてできる限りの手をお互いに打ったからこそギリギリで切り抜けることが出来た。今回それに加えてア.ナ.ザ.ーラ.イ.ダ.ーの力も持っているのならそこに単身で乗り込むのは自殺しに行っているような物だ。相手一人ではどうしようもないとハッキリ言ってやれば相手が交渉材料としてかさっき預けたメモリを三本差し出してくる。意識が一瞬そちらに移り掴んだ手を引っ込めて振りほどこうとするのを見れば咄嗟に身体が動いてその腕ごと相手に抱き着いた。相手だけを行かせてはいけない、とあの日の失うかもしれなかった恐怖が蘇ってなりふり構っていられない。ずっと平然としようとしていた相手を見ていた分感情は昂って「…僕は、もう君を一人にしたくない、」と泣きそうに震えた声を零すと強くその身体を抱き締めて)

  • No.4406 by 探偵  2024-01-19 22:15:30 


お前がここに居れば同じ結果にはならない。……っ!
(こちらが理屈を並べれば相手は煽るようにこちらの考えを否定する。どうやら怒らせたいようだがドライバーの仕組みを考えれば矛盾しているのは相手の方だ。相手が隣にいてもいなくてもダブルには変身できる、それならば標的になりうる相手はここにいた方が安全だろう。冷静に返事をした後相手のメモリを差し出す、そちらへ意識へ向いたのをいいことに相手から逃れようとしたが追いかけるようにその体がこちらへと近づいて包まれるようにして抱きしめられてしまった。突然のことに動けないでいると震える声で相手の願いが聞こえてきて、その内容に激しく胸が揺さぶられた。息が詰まりそうになるのを感じて必死に酸素を取り込もうとするがその呼吸は震えてしまって理屈を考える前に眼球が熱くなるのを感じる。頑なについてくるという相手はこの事件に興味があるからだと思っていたが実際は自分を一人にしない為だった。相棒のそんな気持ちが分からない程に相手と向き合うのを避けていた自分に打ちひしがれる。事務所に一人残されてから何度相手に隣に居て欲しいと願ったか分からない、その相手が隣どころかこちらを抱きしめて感情を昂らせている。願った以上の現実に戸惑いながらもゆっくりと両手を相手の背中へと添える。まるで割れ物に触れるように、壊れないように、そっと触れると溢れ出しそうになる感情を何とか飲み込んで「置いていこうとして悪かった…」と呟くように謝罪して)

  • No.4407 by 検索  2024-01-19 22:54:20 

…、…分かったなら、良い。…君が、そうしないと生きていけなかったのも理解は出来るけど…今は僕が居るだろう、
(気付けば身体は動いていて相手を包み込むように抱き締める。それに合わせて相手の動きが止まったのを感じればこの想いを伝えようと腕に力を込めた。息を吸えばいつもは感じない煙草の匂いが混ざっていて、だけどもその中に慣れ親しんだ物を見つければ長く気持ちを落ち着かせるように息を吐いた。相手が自分とは別の結果を経た人物なのは分かっているがそれでも感情を律して動く姿が酷く寂しく痛々しく見えてしまってそんな相手を一人にしたくなかった。そのまま抱き締めているとゆっくりと大切な物を触るような手つきで背中に両手が添えられると僅かに顔をあげる。その状態で小さく謝罪の言葉が聞こえると漸く見えた素らしい反応に安堵の気持ちが湧く。相手が逃げていかない事が分かればグリグリとその肩口に額を押し付けながら自分の想いを伝える。相手が大切な相棒を失ってずっと気を張っていなければ探偵の仕事が出来なかったであろうことは理解出来る。だが今は次元の混乱とはいえ、自分という存在がここにいるのだ。守られる存在ではなくて対等の相棒として今からやることも共に行いたい。思いの丈を伝えると腕に込めた力を半分程緩めて「翔太郎」と相手の名前を呼んで)

  • No.4408 by 探偵  2024-01-20 07:54:12 


お前が、いる……っ、フィリップ
(相手に抱きしめられ相手の体温に包まれる、今まで経験した事のない事態の中で相手からの想いを伝えられれば冷静でいることなど出来なかった。こちらが謝罪すれば相手は肩に額をグリグリと押し当ててくる、そんな愛情表現を相手がするとは思わず驚いて同時に感じたことのない温かさが胸に広がっていく。いつからか分からない程長くずっと張り詰めていたものが解かれる心地がして、相手がいるのだと自らも呟いた瞬間に体を震わせながら息を吐き出した。何とか溢れる感情を宥めて意地で溜まりそうになっている涙を引っ込める。ようやく自分の目の前に相手がいるのだと認めることができた。相手に名前を呼ばれて腕の力が緩まる、しかしその瞬間に相手がこの腕からまた零れ落ちていく感覚に襲われて、考える前に体が動くとこちらからも名前を呼びながら今度は強く相手を抱き締めていた。相手はただ離れようとしただけなのだろうがもう二度相手をと無くしたくない気持ちが先走ってしまった。数秒相手を強く抱き締めていたがふと我に返ると慌てて腕を解いて半歩下がり距離を取る。気まずそうな顔を浮かべながら「とりあえず、怪しい奴が出入りしてるって場所いくぞ」と事を進めようとして)

  • No.4409 by 検索  2024-01-20 10:45:21 

…っ、翔太郎。…ああ、案内は任せてくれ、
(抱きしめた腕の中で相手が全身を震わせて固く込めていた力を抜いたのが分かる。自分の存在を確かめるような呟きが聞こえるとそれを証明するように回した手で背中をぽんぽんと撫でる。漸く真の意味で相手と向き合えたような気がする。相手の表情を確かめようと腕の力を抜いて離れようとした瞬間、逆に相手から抱き寄せられて名前を呼ばれて強く抱きしめられてしまう。一瞬驚くもそこに込められた意味を読み取れない訳はなく、軽く擦り寄りながら名前を呼んで大人しく抱きしめられていた。ふと我に返ったのか慌てたように腕が解かれ距離を取られるが今はそんな反応すら愛おしくて口元に笑みが浮かぶ。強引に話を進めようとするが今度はちゃんと自分が同行することになっていれば異論は無い。出掛ける準備を手早く済ませると得意げな表情を見せ一緒に事務所を後にした。向かったのは良い思い出のない暗い雰囲気のエリアだ。まだ夜でないのに人気はほとんど無く空気すらどんよりしている気がする。その中でも怪しい噂のある廃墟ビルの一角までやってくると「話に聞いてるのはこの辺だ」と無意識に控えめな声量になりながら伝えて)

  • No.4410 by 探偵  2024-01-20 11:39:18 


……なるほど、お前の情報は間違ってねぇみたいだな
(衝動のままに心のままに体を動かすなんていつぶりか分からない。だが相手はそれを拒否することは無くこちらへ軽く擦り寄りながら名前を呼ばれる。それはこちらにとって甘美な毒も同じで確実に体内に広がり心を満たしていく。あの時の相棒に自分の気持ちを言えぬままで相手が自分のことをどう思っていたか知ることもないままここまで生きてきたが、今この状況だけで相手が左.翔.太,郎,にどんな気持ちを抱いているか手に取るように分かる。それが今自分に向けられているのがこの脳を痺れさせていた。我に返って改めて相手と連れ立ち外へと繰り出していく。案内されたのはこちらにとってもあまり良い思い出のない場所で肩の力を抜いてからその場所を歩き始める。暗い影はすぐに見つかるもので、廃墟ビルの前を通りすがった所で奥に二人の男が道路側へ睨みを効かせているのが見える。まるで何かを警戒して見張っているようだ。相手の情報は当たりだったらしい、踵を返して廃墟ビルへと入っていけば直ぐさま二人の男がこちらへ近づいてくる。怒りの声を上げながらこちらへ掴みかかろうとした一人目の男の腕を軽く捻り背後を取ると首に手刀をあてあっという間に意識を奪う。流れるようにして狼狽えたままの二人目の男の胸倉を掴めば「お前らのリーダーを探してる。案内しろ」と手短に欲求を告げる。男は動揺しながら虚勢を張って声を上げるてきてため息の後に躊躇無く男の頬を拳で殴った。意識は奪わないが十分に痛みを与える打撃のあと「もう一度言う。お前らの頭張ってる奴のとこに案内しろ」と静かに告げる。男は突然の事と痛みにまだ狼狽えていて口が回りそうになく、その様子をみれば再び痛みを加えようと手に拳を作り)

  • No.4411 by 検索  2024-01-20 13:46:31 

……ちょっと、焦り過ぎじゃ、……ッ、翔太郎! やり過ぎだ、それじゃあ聞けるものも聞き出せない
(恐らく相手にとっても良い思い出がないだろう場所で奴らの尻尾を追う。ひとまずぐるりと辺りを見て回ろうとした所で相手がある廃墟ビルの奥に見張りのような人物を見つける。どうやら情報はビンゴのようで状況を把握する為にガジェット類を取りだして調査に向かわせようとするが、相手がその前にビルの奥に入ってしまって焦ったようにその後を追いかける。侵入者に気づいた見張りは直ぐに臨戦態勢に入って掴みかかってくるが相手は慣れたように一人目の意識を奪う。2人目の胸倉を掴み手短に案内をするように脅すもその気がないと見ると一切の躊躇なくその頬を殴る姿に恐怖に近い感情を覚えてその場に固まってしまう。今までだって相手の腕っ節も不良をしていたという時期の戦闘も見てきたがそれでも襲ってきた男を手早く制圧する為のものでここまで露骨に暴力性を剥き出しにするのを見るのは初めてだ。そのせいで身体は硬直し、呆然とその光景を見ることしか出来なかった。だが痛みにぐったりして無抵抗な男に再び拳を作ったのを見れば2人の間に入るように咄嗟にその腕に抱き着いて名前を叫ぶ。これでは情報を得られないというのもあるが自分が今の相手を見ていられなかった。じっと相手を見つめ納得出来るような理屈を並べつつもう一発を食らわせるのを止める。代わりに男に対してしゃがみこむと「僕のこと、何処かでリーダーに聞いているだろう?彼に会いたいから案内してくれるかい?」と話しかけて)

  • No.4413 by 探偵  2024-01-20 15:23:24 


え、………悪い……そんなに酷かったか
(胸倉を掴む男はそれほど屈強でもなく意志が固くもなさそうだ、あと一発か二発拳を加えれば懐柔できる。そんなことを考えながら次の一発を加えようとした所で相手が悲鳴に近い声でこちらの名前を呼んで漸く動きを止める。何の気なしにやっていた事が止められ驚き相手の方を見るがその顔には恐怖が宿っていて暫く動くことができなかった。相手が理屈を並べるのを聞きようやく謝罪の言葉を捻り出す。ガジェット類の整備士である相手がいなくなり最低限しか使わないよう心がけて身ひとつで戦うようにしていたが、それが結果的に相手をこんなにも怯えさせる手段を取るようになっていただなんて。男を掴んでいた手を離しその手を見つめると相手がいない間に自分が随分変わってしまったのだと痛感していた。一方男はというと二発目を既の所で相手に止められ腰を抜かしてその場に座り込んでいた。しゃがんで目線を合わせる相手にもまだ動揺しながら問いかけに激しく頷いて『このビルの裏口を抜けて細い路地を抜けた先に道路に面してない建物があってそこにいる。でも俺が連れてったら俺の身が……今ので勘弁してくれ!』と所在だけ話すと腰を抜かしたまま逃走してしまった。いつもならば容赦なく捕まえる所だが先程相手に止められた手前そのまま逃がすことにする。奴の居所が聞けたのならとりあえずはそれでいい、相手に目配せして歩き出そうとすると直後視界が歪んだ。呻き声をあげて壁に身を預けハットの上から頭に手をあてる。割れそうな痛みの中、探偵自身の体にノイズが走るとハットの下の顔が一瞬相手のよく知ったそれへと変わって)

  • No.4414 by 検索  2024-01-21 10:53:02 

……すまない、僕もビックリしてしまって。…行ってみようか。
(相手の名前を呼んで止めれば相手がようやく胸倉を掴んでいた手を離す。何故止められたのか分かっていないような反応がこういった暴力的な手段を日頃から取るようになった証明のようで息が詰まる。同時にハーフボイルドが美点だった相手が一人になったらここまで変わってしまうのだと感じれば胸が苦しくなった。その理由が分かりきっているからこそだ。謝罪を告げられてもどう返していいか分からず曖昧に止めたことを釈明すると逃げるように男の前にしゃがみこむ。相手に代わってリーダーの居場所を尋ねるとまだ動揺しながらもその場所を白状するとその場から逃げ出してしまう。その様子と最後の言葉から強い上下関係と強い力を持っているのが伺える。立ち上がって目配せを受けると声を掛けてその場所に向かおうとする。だがその前に呻き声をあげて壁に身体を預けるのを見れば「翔太郎!」と名を叫んで傍に寄る。何処か痛むのかとハットの下から顔を覗き込もうとすると途端異常なノイズのようなものが走り一瞬だけやつれていない身知った顔に戻る。それに目を見開くとその一瞬の相棒を取り戻そうと両手で相手の頬を包み込み、必死さの宿る顔で「翔太郎!」と呼びかけて)

  • No.4415 by 探偵  2024-01-21 12:29:33 


ぁ、ガ……フィ、リップ……どうなってんだ、これ……
(頭が痛い、それこそ割れそうな痛みだ。壁に体重を預けなんとか立っているものの自分がどうなっているのか認識できない程に脳内は痛みに塗りつぶされていた。頭を抱えてそれに耐えていると不意に頬が柔らかな物に包み込まれる。よく知る感覚に呼び起こされるように意識が引っ張りあげられると痛みに耐えながらも目を開く。そこには相手の姿があってその名前を呼ぶ、世界で一番大切なものを呼ぶ声には自然と柔らかな声が乗った。ここで自分が何をして相手と何を話していたのか全く思い出せない、今わかるのは相手に包まれ痛みに苛まれている事だけだ。困惑の中何かを手繰り寄せるように相手の肩を掴む。だが直後にノイズが走りその顔はまたコケて至近距離にいる相手に戸惑いを見せた。だが状況を把握しているのはこちらの探偵で「次元が、元に戻ろうと…してるからか、っ」と痛みに耐えつつ推測を口にする。また体にノイズが走れば相手の知る探偵に、直後別次元の探偵にと二つの探偵の間を行き来していて)

  • No.4416 by 検索  2024-01-21 13:27:57 

っ、何かしら変化が起きているのは間違いないだろうけど、…っ、翔太郎、君が居るべきはここだ
(痛みに苦しむ相手が何かの影響を受けているのは間違いなく、だけどその理由も分からなければその頬を包み込んで呼びかけることしか出来ない。痛みに耐えながら目が開かれると聞き慣れた自分の相棒の声で名前を呼ばれて触れる手に力が籠った。大切な相手を取り戻さなくてはと焦燥ばかりが募る。肩を掴まれその存在を感じるのにノイズが走れば変わってしまった探偵の姿に戻ってしまって酷く不安定だ。ソウゴ達が何かしてくれた影響という可能性もあるが今は確かめる術もない。推測に返事している間にも二つの次元の姿を行き来していて目を一瞬でも離せばノイズの中に消えてしまいそうだ。その姿を相手を自分の居るこの場所に繋ぎ止めたくて今一度名前を呼んで言葉を告げると別次元の探偵の姿にも関わらず相手を抱き寄せると唇を重ねる。ここが野外だとか敵地の近くという視点は頭から抜け落ちていて自分の存在を相手に刻み込むように、痛みよりこちらに意識を向けさせるようにキスを続けて)

  • No.4417 by 探偵  2024-01-21 15:51:27 


っ、……、……フィリ、
(今感じるのは痛みと相手の存在と混濁する意識、一秒毎に目の前にいる相手への認識が切り替わって世界が明滅する。二つの次元が激しく入れ替わる中で頬を掴んでいた手が体を引き寄せてそのまま唇に柔らかな感触があった。何よりも安心して何度でも味わいたい心地、それはゆっくりと頭痛を押し出し溶かしていってゆっくりと存在を手繰り寄せられるようだった。肩に添えていた手は必死に掴むものから柔らかに添えるように変わり探偵に走るノイズが落ち着きこの次元の探偵の姿へと安定していく。ゆっくりと唇を離して至近距離でその名前を紡ごうとした。しかし直後頭が激しく振られる、まるで何かを振り払おうとする強引な仕草のあと探偵の顔はコケて髪は伸ばしっぱなしの姿へと戻っていた。目を伏せて逸らしたあとそっと相手から離れると「やっぱりア.ナ.ザ.ー.ラ.イ.ダ,ー.を倒さなきゃ元には戻らねぇみたいだな」と静かな口調で言ってから相手の様子を窺い)

  • No.4418 by 検索  2024-01-21 16:32:41 


…あ、……そうだね、原因を何とかするのが一番手っ取り早い。
(絡まった次元を繋ぎ止めておく方法など分からず一番強くお互いの存在を確かめられる手段を取る。唇を重ねていれば肩に触れる手は掴むようなものから添えるような物に変わる。薄く開いた目から見える相手の姿も落ち着いてきてくればそっと唇を離してその様子を観察する。馴染みある声で名前が呼ばれようとして目の前に大切な物を取り戻せたのだと安堵しそうになったのも束の間、再び相手が痛みに悶えるように頭を振った後には別の次元の探偵になってしまって思わず小さく声が漏れた。見知った相手ではないことへの落胆の表情を見られたのか相手が視線を逸らして離れていく。根本的解決をしていないにも関わらず大切な相棒が戻ってきたと一瞬でも期待したことやそれを相手に見せてしまったことが居た堪れなくてこちらも顔を伏せてしまう。だが突然今の様な事が起きたのは次元が安定していない証拠だろう。詳しい理屈は分からないがあの時のように記憶が消えたり彼らの目的通り存在が消されたりする可能性だってある。視線を相手に戻してこの街の探偵の顔を作ると「裏口から出て細い路地を抜けた先だったね。ガジェット達に危険がないか調べて貰いながら奴の場所に向かおう」と告げながらバ.ッ.ト.ショ.ットとス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンをライブモードにして偵察部隊として先に目的地への経路を進ませる。目配せすると今の建物の裏口に向かい、いかにもな雰囲気の裏口を警戒しながら進んでいき)

  • No.4419 by 探偵  2024-01-21 19:21:52 


……あぁ。あいつの狙いはお前だ。慎重にいくぞ
(この次元の自分と混濁している間、意識は途切れ途切れではあったが何が起こったのかはきちんと把握出来ていた。ずっと、いつかと願い、しかし最後の一線を踏み越えるのが怖くて口にできずにいた想い、それが届いて二人の関係にひとつ名前が加わった後にどうなるかなんて考えることさえなかった。あの時の頬を両手で包む温かさ、そして唇の感触がいつまでもこびりついて離れない。あんな幸せなことがこの世に存在しているなんて想像さえしていなかった。相手にガジェットを使うことを提案され頷いてから敵の影に気をつけつつ裏口から出て慎重に奴がいる建物の方へと向かう。そのままガジェットを先行させて建物の中へと入っていくが敵の気配はない。ここに外敵は来ないと鷹を括っているのか、それかもうこちらの侵入に気がついているかどちらかだろう。階段をあがり最上階へとたどり着く、廊下へと出れば奥に大層な扉が見えて、あそこに例の男がいるのだろう。相手の方に目を向ければ「まずは俺が先に入る。お前のことは置いていかないから大丈夫だ」と共に戦うことは守りつつも先行することを提案し)

  • No.4420 by 検索  2024-01-21 19:54:20 

…分かった、くれぐれも一人で突っ走ったり無茶な事はしないでくれ。
(気持ちを切り替えてから先に進む。ガジェットに偵察を任せてから目的の人物の居る場所に向かっていくが仕掛けは敵はおろか人影すら見られない。侵入者が来る事を考えていないのかそれとも中で待ち構えているのか、以前の件を考えれば嫌な予感を覚えるがそれでも今は進んでいくしかない。やがて最上階にたどり着くと廊下の先に大層な扉が見える。他に部屋が無いことを考えても例の男がいるのはこの先だ。そのタイミングで相手が先に入ることを申し出る。僅かに眉を寄せるが同じタイミングで二人が入るよりも相手一人と思わせた方が不意打ちやカバーをやりやすいというのも一理ある。少し考え込んでからその提案を受け入れるが先程の前科があればじっと相手を見つめながら再度忠告を込めたお願いを告げる。またさっきみたいに一人で全てを背負い込ませる訳にはいかない。おまじないをかけるようにハットのブリム部分を軽く撫でると「状況を見ながら後に続くよ」と伝え扉の横で相手の行動を待ち)

  • No.4421 by 探偵  2024-01-21 21:21:31 


あぁ。お前を心配させるようなことはしない
(こちらの提案に相手は一時迷ったような仕草を見せるが忠告と共に承諾される。ハットの縁を軽く撫でられると表情を少しだけ柔らかくさせ頷き返事をした。相手がいつでもカバーに入れる位置に着くのを見れば目配せしてから勢いよく両開きの扉を開け放って中へと入っていった。部屋の中に入れば正面奥にある仰々しい椅子に見慣れた男が座っている。相手にとっても因縁ある例の男はこちらが入ってくる姿をみればニヤリと笑う、しかし相手の記憶にある格好とは少々違っていて恐らくあの男も自分と同じく歪んだ時空から来た人間なのだろう。周囲に数人の取り巻きが控えた状態で『久しぶりだなァ』と嫌らしい挨拶をされるが「御託はいらねぇだろ」と静かに告げる。男は楽しげに笑えば椅子から立ち上がり雄叫びをあげる、すると男の体は黒いモヤに包まれてその姿は怪物へと変化する。しかしそれはかつてみたド.ー.パ.ン.ト.ではなくア.ナ.ザ,ー.ダ.ブ.ル.の半身、全身禍々しい緑を纏うア.ナ.ザ.ー.サ.イ.ク.ロ.ン.とも言うべきア.ナ.ザ.ー.ラ.イ.ダ.ーだった。仇を前に深く呼吸する。そしてドライバーを取り出した。しかしそれはダブルに変身するためのものではない。相手との約束も電話口で言われたあの男を倒す条件も覚えているのに取り出したのはロ.ス.ト.ド.ラ.イ.バ,ーで、腰に装着し切札のメモリ一本だけを起動させると仮.面.ラ.イ.ダ.ー.ジ.ョ.ー.カ.ー.へと変身するとア.ナ.ザ.ー.ラ.イ.ダ,ーへと向かっていき)

  • No.4422 by 検索  2024-01-21 22:45:57 

……ッ!!…一体、何を考えているんだ、…、うッ
(約束だけしっかり結ぶと身を隠しながら目配せを送りとビラが開かれる。奥に居るのは予想通り散々な目に合わせてきたあの男が居たが他次元の影響を受けているのか支配者といった言葉が良く似合う格好をしている。作戦通り身を潜ませながら見ていると過去に痛ぶった者が来たことに興奮したように挨拶をして、雄叫びをあげるとその体がモヤに包まれて怪物へと変化する。それは確かにサ.イ.クロ.ンメ.モリだけで変身した姿によく似ているが禍々しい緑と吊り上がった口元がその醜悪さを現しているようだった。どうやら二人の推測は当たっていたようで元の次元に倒すなら二人で奴を倒さなくてはならない。こっそりと部屋の中に侵入を果たし有利に事を進めるため何か利用出来るものはないかと辺りを見渡そうとしたのに相手が懐から取り出したのがロ.ス.ト.ド.ラ.イ.バ,ーだと気付けば頭が真っ白になって感情のまま叫びたくなるのを何とか口を手で押さえて堪える。あれだけ一人で突っ走るなといったのに、ア.ナ,ザーラ.イ,ダーを撃破出来ないのに加えそもそもダ.ブ.ルよりも出力が落ちるドライバーを使うなんて。信じられないという目で相手の背中を見るのに意志が変わる様子はなく、ジ.ョー.カーへの変身を果たして怪物に向かっていく。吐き捨てるように小さく呟くがここで飛び出しても足を引っ張るだけで仕方なくガジェットで裏から取り巻きを中心に妨害する。相手から聞いた通り風を使った戦闘を行う怪物を注視しながら打開策を考えていると怪物が相手から距離を取るように数歩下がって突如笑い出す。不審に思っていると不意に怪物がこちらを向いてあの嫌な顔と目が合ったように感じた。次の瞬間後頭部に強い衝撃を受けて息と共に吐き出された呻き声と共に前方に倒れ込む。痛みの中潜んでいた取り巻きか何かが横を通っていくのを感じながら『へェ…本当にこっちでは生きてんだ。お久しぶりフィリップ君』と楽しげに笑う男の声を聞いて)

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