検索 2022-07-09 20:46:55 |
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あぁ……今日は忘れられない一日になりそうだ
(バイクを降りて停めたところで相手と手が繋がる、本来のルールで言えば危うい行為だが周囲に人はいない。何より今は相手の温もりを片時も離したくなくてこちらからも軽く手を握り返して家へと向かった。扉をくぐれば二人の家へと帰ってくる、手が離れるとこちらもジャケットやハットを所定の位置へとしまった。昨日一日居なかっただけで随分と物足りない想いをしたものだが目線を向ければ今日は確かに相手がこの家にいて自然と笑みが零れる。今日一日恋人としての時間を存分に過ごしてあらゆる場面が思い出深いものとなった。待ち合わせから映画館、洋食店にバッティングセンター、そして二人でみたとっておきの夕焼けと約束を重ねた南京錠、簡単に振り返るだけでも山ほど出てくる思い出に今でも胸が温かく満たされているのが分かる。だが肝心の相手の温もりはなくなってしまっていてそれを求めるように近づくと大切なものを包み込むようにして腕を回しそっと抱きしめる。今日どれだけ相手から想われたか、考えるだけで幸せの気持ちは止まらなくて「今日はありがとな、フィリップ」と改めて礼を伝えて)
…どういたしまして、初めてプランを考えたけど自分が準備したものに対して喜んでくれる所を見るのは凄く嬉しい物だね。君もいつもこういう気持ちなのかい?
(目一杯デートを楽しんだ今日一日の出来事を振り返っているとジャケットやハットを外した相手が近付いてきて腕を回される。抱きしめられるとその温もりを感じられて口端が緩む。充実した時間ではあったが唯一物足りなかった点は人目があるせいで相手にあまり触れられなかったことだ。それを埋めるようにこちらからも背中に腕を回すと軽く抱きしめた。改めて礼を言われると柔らかな声で返事を返す。思いつきから始まった今回のデートプラン作成とその案内だったが想像以上に相手に楽しんでくれたり喜んでくれたりして、その反応を見てこちらまで嬉しくなるばかりだった。一人の時に恋人が何かが好きかを考え何処に連れていくかを考えたり、本当に喜んでくれるかと内心ハラハラしたりと最初の目的でもあった待ち合わせの魅力も知ることが出来て今日一日を強く思い出に残る日にすることが出来ただろう。今回は自分が色々な所に案内したが普段は専ら相手に案内されることが多い。もしかしたら自分を案内する時も似た様な感情を抱いてるのかと気になれば率直な言葉で問いかけて)
そうだな、俺が連れてった先でお前が目輝かせて喜んでくれるのはもちろん嬉しいし、どんな顔すんだろうって考えるのも楽しい。俺が好きな場所を教えてお前も好きになってくれんのも嬉しいし、連れてった場所でお前との思い出が増えるのも嬉しい。色んなとこにお前を連れていきたいと思うくらいにはいつも嬉しいな
(相手が今日の感想を口にするとこちらの口が綻ぶ、今日は何も考えず相手の考えてくれたデートコースをただ楽しんだ身だったがそれで相手も喜んでくれているなんて。ただその気持ちは十分に分かる、相手の質問に今日一日ですっかり満たされている心は素直な気持ちを照れることなく口にしていく。互いの頬をピタリと寄り添わせながらこちらが相手を風の街に連れ出す時のことを思い返して幸せだった瞬間を次々に挙げて行く。相手に限らずこの街をエスコートすることが多いがこちらが用意したものに対して喜んでくれる姿を見るのは丁寧に包んだギフトボックスを受け取って貰った時と同じような嬉しさがある。だが今日その立場は逆だった、そしてその立ち位置の気持ちをよく理解できた日でもある。軽く擦り寄りながら「だから今日はお前のおかげで準備される側もめちゃくちゃ幸せで嬉しいって知れた」とまた素直な気持ちを口にしていて)
、嬉しく感じすぎだろう…。ならまたデートしようか、交代でエスコートの役をすればどちらの幸せも感じられて一石二鳥だ。
(自分が興味持ったものをリクエストして相手がそこに案内する、その時の態度から楽しそうにしていたのは伺っていたがこうも言葉にして嬉しく感じる要素を並べられると恥ずかしさと幸せがこみ上げてきて赤くなっているであろう顔を隠すように腕に力を込める。今日自分がその立場を経験してその喜びを知っているからこそ相手も同じように思ってくれているのが分かってつい照れ隠しの呟きを零す。相手の為に準備をする側もされる側も違った幸せがあるのだと実感すれば自然と次のデートの提案をしていた。交代交代にリードすればどちらの楽しみも味わうことが出来るしデートの幅も広がることだろう。おまじない通り永遠と一緒に居るのならその機会はいくらでもある。一旦顔を離して今度は額同士を軽く合わせ目を閉じると「…やはり僕は君にどうしようもなく惚れているみたいだ」と今日の中で一番実感したことを告げて)
えっ?!いや、……ほんとなんだから仕方ねぇだろ……あぁそうするか。お前もこの街をエスコートするくらいにはもうこの街に馴染んでるらしいからな
(相手の回す腕に力が篭って共感でもしているのだろうと思っていたがツッコミのような言葉に思わず動揺する。正直今はなにも余計なことを考えてはいなくて思いの丈をただ口にしただけだ、それが相手の照れ隠しだとは気が付かず声をしどろもどろさせてしまうが結局はまた素直な言葉を口にしていた。次のデートの話が出れば自然と口角はあがる、プランを考えるのも相手のプランに連れ出されるのも、どちらの幸せも知ってしまった今交代でという案には賛成だ。それにもう相手はこの街の新参者ではなくて風.都.に暮らし様々な場所を知る人間だろう。二人の興味や関心に従って何度でもデートを重ねればいい、何せ二人は永遠に一緒だ。今度は額同士がくっついてこちらも目を閉じてその体温に集中する。その中で紡がれた言葉を聞けばまた温かな幸せが胸に広がって相手を抱きしめる腕に力が入った。今日一日で自分が相手をどれだけ想っているか、そして相手にどれだけ想われているか改めて知ることができた。その想いのまま「俺も、お前のことが四六時中頭から離れねぇくらいには心底惚れちまってるみてぇだからな」と柔らかな口調で口にする、口にした想いはとめどなく溢れてそのまま体を動かすとゆっくりとした動作で唇を重ねて)
それは嬉しい限りだ、僕のことを考えているということは君の頭の中まで独り占めしているようなものだからね。…翔太郎、
(浮かれ切っていたせいか今日の相手はずっと素直で普段はあまり聞けない類の言葉がすらすらと出てくる。そんな日をこれからも過ごす為にも次のデートの提案をすれば良い返事が返ってきた。どちらがエスコートする側だろうと突発的な思い付きによるデートだろうと相手と過ごす時間なら何でも楽しいに違いない。それに誰よりもこの街を知っている相棒に馴染んでいると言われると自然に口元に笑みが浮かんでもっと風.都で沢山の思い出を作りたいという気持ちが強くなった。額を合わせそんな思いを口にすれば相手からも柔らかな口調で嬉しいことが告げられて思わず笑い声が零れた。例え実際に隣にいない時間でも常に相手の頭の中に自分が居るのなら独占してるも同じだ。少し薄暗い欲すら満たしてくれる相手が愛おしくてゆっくりと動く気配を感じればその名前を呼んで唇を重ねる。その温度と柔らかさを感じながら片方の手を背中にもう片方をハットを外した後頭部に添えて緩く髪を撫でる。一旦そっと離れてみるがあふれ出す思いはとどまることを知らず、外という自重する理由も無くなれば「好きだ」と短く囁いてもう一度唇を重ねて)
まぁ実際違いねぇからな。俺は上から下までお前のもんだ、フィリップ……、…俺も好きだ
(こちらが何の歯止めもない素直な気持ちを口にすれば相手から笑い声が漏れる、それは幸せの色に溢れたものでこちらの心まで幸せ色に染め上げてしまう。いつの間にか相手といるのが当たり前になって相手ありきでしか物事を考えられなくなっている、十分相手がこの頭を独占していると言えるだろう。ふわりと漏れだした独占欲をさらに肯定するような事を口にしていた。相手が自分の名前を呼ぶ声が鼓膜を揺らす、そのまま唇が重なり後頭部を撫でられると途端に体が蕩けそうなほど幸せで満たされて背中に回した手で相手の服を軽く握る。さらにシンプルでいて最高の好意の言葉を受け取ってまた唇が重なればまるで幸せに酔うようにクラクラと浮遊感に包まれた。目を開けてこちらからも同じ言葉を伝える、しかし唇を完全に離すことはなくてその言葉を伝える間口が動く度に微かにこちらの唇が相手の唇を掠めていた。同じ体勢のまま相手の瞳を見つめると胸に願いが浮かぶ。今はそれを止めるものはなく唇同士が微かに擦り合わさる距離のまま「俺のご褒美、今からめいっぱい甘やかすってのに変えてもいいか?」とご褒美の変更を強請って)
…ん、…ああ、勿論。君が満足いくまで甘やかそう
(つい溢れた独占欲の言葉も肯定されてしまうとますます溢れる想いは止まらなくなってしまう。後頭部を撫でると背中に回した服を軽く握られ、微かに唇が触れ合いながら好意を告げられると幸せな心地に包まれて薄ら目を細める。相手しか視界にないほどの近さでご褒美の変更を強請られると一瞬目を瞬かせるもその意味を読み取って笑みを深めて承諾を返す。恋人にお願いされたら当然叶えない訳にはいかないだろう。後ろ手に相手の髪を撫で、これから目一杯甘やかすと宣言してからもう一度キスを落とす。そっと唇を離すと相手の腰に手を添えてより密着がしやすそうなベットの方に誘導する。ベットに二人で上がって向かい合うような形になると手始めに相手の頭に手を置き「翔太郎」と名前を呼んで優しくそこを撫で始めて)
(/返信が遅くなってしまいすみません…。用件が解決して今からはいつものペースでお返事出来ると思うので引き続きよろしくお願いします /返信不要です。)
ん、…頼む……、へへ……気持ちいい…
(こちらがご褒美を今すぐにと強請れば相手の笑みが深まる、お強請りが承諾され口付けを受けると先程よりもずっと緩んだ笑みを浮かべていた。こちらの願いと相手の幸せが同じならばこれほど嬉しいことはない。相手に導かれるままベッドの上に上がって向き合うと相手の柔らかくて温かな手が頭の上に置かれる。何よりも信頼できて何処よりも安心できる場所で相手の存在を感じながら名前を呼ばれると体の隅々までに幸せが広がって子供っぽい笑い声を漏らした。さらに頭を撫でられてしまえば完全に体は相手に甘やかされたいという気持ちへスイッチしてしまって目を閉じて大人しく頭を撫でられその手にこちらからも擦り寄りながら素直な感想を口にする。少しだけ相手へにじり寄ると腕を腰へと緩く回してその存在を離さないようにギュッと服を握っていて)
(/いえいえ背後優先ですし、こちらも特に週末にかけては遅れることがありますのでお気になさらず!検索様の背後が一段落されたのなら何よりです。こちらもいつも通り平日よりかはムラのあるお返事ペースとなりますがよろしくお願いします!/こちら蹴りで大丈夫です!)
こうやって君を甘やかすことができるのも僕の特権だ。…好きだよ、翔太郎。
(手を相手の頭に乗せて優しく撫でてみれば幼い笑い声が聞こえてきて目を閉じてこちらにすり寄ってくる。その仕草は年上であると思えないほど子供っぽくもあり可愛らしく更にそこを撫で続ける。飾らない相手の一番素の部分を自分だけが見ることを許されている事実と甘やかす事の出来るこの時間が何よりも胸を満たす。腰あたりに回された手が服を握るのを感じれば更に笑みを深め、更にくっつく為に両膝立ちになると胸辺りの高さで相手の頭を抱き締める。膝立ちしている分高さに差が出来て普段とは違って上から包み込む様な形だ。少し早くなった鼓動も聞かれてしまってそうではあるがそれも承知の上で片方で相手の頭を支えてもう片方の手で撫でる。その状態で少し相手の耳の近くに口を寄せると自然と甘くなった声で再び想いを伝えて)
あぁ違いねぇ……俺が何も考えずに全部委ねられんのはお前だけだからな……っ、フィリップ……俺も好き…
(相手の掌が何度も頭を優しく撫でる、夢でもなくそれが離れていくこともなくずっと頭を一定のリズムで撫でられ無条件に注がれる想いに普段ハードボイルドらしく鋭く結ばれていなければならない口はすっかり緩く解けてしまっていた。緩みっぱなしの口のまま相手のいう特権を直ぐさま肯定する。こんな姿を見せられる人間はいないしそもそも甘えたいと思う人間、つまり相手がいなければ素の自分になることさえできないのだから。温かな手を堪能していると相手が膝立ちになり胸板に抱き寄せられる。そして包み込まれるように腕が回されれば自然と相手の名前を呼んでいた。頭頂部だけだった温もりは頭全体を包み込むようになり腰に回していた腕に力を込めると二人の体をさらに近づかせた。胸板から伝わるいつもより早い相手の鼓動は自分をさらに安心させるものでそこに頬を擦り寄せて鼓動を感じる。頭が相手の体温によって幸せの浮遊感に包まれていた所で耳に近い場所でいつもより甘く名前を呼ばれるとあまりの幸福感のせいか幸せそうな笑顔と共に体が強ばって相手の服を握る手に力が入った。まるで脳内に蜂蜜でもかけられるような甘い行為、幸せに浸りながらこちらも心のままに好意を伝えると腕の中で相手の方をちらりと見あげ期待するような眼差しのまま見つめて)
好きなだけ甘えるといい。…ん、どうしたんだい?
(かっこつけたがる相手がありのままで居られる場所、それが自分の傍であることが何よりも嬉しくて心を満たす。胸板に抱き寄せ腕の中に閉じ込めてしまえば名前を呼ばれて腰が引き寄せられる。隙間がないほどくっつけば相手の温もりを感じられ、胸板に頬を擦り寄られるのが何だか擽ったい。告げられる言葉に胸はぽかぽかと暖かくなって相手の頭に頬を軽く擦り寄ってその気持ちを共有する。お揃いのシャンプーと相手の匂いを感じて至福の息をつき、様子を伺おうと一旦顔を離せばこちらを見上げる相手と目が合った。相手が何を望んでいるか何となく察しはついたが少しだけ悪戯したくなってしまって腕の拘束を解くと頬に手を添えて見上げたままの角度になるよう相手を固定する。そのままにおでこと目尻に軽いリップ音と共にキスを落としてそっと離れると楽しそうな笑みを浮かべたまま惚けたフリをして相手見つめ)
あったけぇ……っ、…甘やかすって約束だろ
(胸板に頭を寄せてその体温と鼓動を感じて微睡んでいると相手もこちらへと擦り寄ってきてさらに頭は相手の温もりに包まれる。そこで相手が至福の息を漏らすのを感じれば相手も同じように幸せを感じているのが分かってこちらの胸にもその気持ちが流れ込んでくると幸せを纏わせながら声を漏らしていた。期待の眼差しを相手に向けると視線が交わって頬に手を添えられる、こちらが口に出さずとも望んだものを与えられるのだろうと目を閉じてその時を待った。しかし口付けが落とされたのは望む場所とは別の部分、リップ音と共に落とされるそれも愛おしさに溢れてて心地よいのだが今望むものはそれではない。目を開けて相手をみればこちらの望みが分かっている顔を浮かべていて不満気な声を出す。しかしこちらが望めばその通りになる確信はあって直ぐに顔は柔らかな物に変わる、なんせ今はめいっぱい甘やかされる時間だ。早くと促すように相手の腰を擦りながらじっとその瞳を見つめると「キスして欲しい」と自分の望みを言葉にして)
…ふふ、今日の翔太郎は分かりやすいね。…ああ、君の仰せのままに、
(頬に手を添えると何かを待つように目が閉じられる。それに機嫌を良くしながらわざと違う部位にキスを落として反応を窺えば目は開かれ露骨に不満気な態度を出される。今日一日やけに素直であったがそれに増して分かりやすい拗ねたような表情に思わず笑い声を漏らす。こんな所を見せるのだって自分だけのものだろう。悪びれもせず素直な感想を口にしながらその頬を優しく撫でる。それに合わせてか相手の顔は柔らかいものに変わり、再び期待の目と望みの言葉が告げられると満足げに笑みを浮かべた。少しギザっぽい台詞と共に手を頬から顎へと滑らせて軽く持ち上げゆっくりと唇を重ねる。柔らかな感触を味わいながらも空いた方の手は相手の背中に添えて逃がさないようにぎゅっと抱き寄せ)
なんせお前の腕の中にいるからな……、フィリップ…
(相手の手が頬を撫でる、触れられたそばから温かさと幸せが体全体へじんわりと広がっていくこの感覚は何度与えられても良いものだ。こうやってみてくれもプライドも全て取り払ってただの左.翔,太.郎でいられるのも相手がこんな姿さえ好きだと言ってくれるのを知っているからこそだろう。こちらが望みを伝えれば予想通り相手はそれを叶えてくれる、キザなセリフに笑みを浮かべている間に頬から顎へと手が滑っていきその感触を感じている間に顎が持ちあげられた。誘われるような行為に相手の名前を覚束無い口調で呼ぶと唇が重なる。暖かくて柔らかで幸せだ。今日一日で相手からの想いは山ほど受け取っていて、今もこうやって想いは注がれ続けている。それが嬉しくて幸せで相手への愛おしさは胸で膨らむばかりでこちらからも腰に回していた腕で相手をしっかりと引き寄せてできる限り二人の体を密着させる。溢れる想いはすぐさま行動になって重なった唇を離しきってしまわないようにしながら相手の唇に何度もこちらから短いキスを送った。時折唇の先でそこにある柔らかな肉を啄んだり軽く吸い付いてリップ音を出したりしながら、今溢れている気持ちを少しでも相手に伝えるように短く幼いキスを夢中になって繰り返していて)
……ん、…
(求められるまま相手を愛おしいと思う感情を伝えたいと思うと同時に相手が素直に見せる表情や声色の変化を余すことなく感じたくてゆっくりと焦らすように顎を持ち上げる。覚束無い口調で呼ばれる自らの名前の音が鼓膜に響くとまた一段と幸せが満ちてそれを取り込むように唇を重ねた。誰にも邪魔されないように腕の中に閉じ込めてただその柔らかさと温度を味わう。相手からも腰を引き寄せられて身体をくっつけたまま相手から短いキスが送られると愛おしい姿に腕に力が入る。触れるだけだったキスが啄んだり吸い付いたりし始めるとただ幸せを感じるだけでない所が揺さぶられて小さく息が漏れた。もっと相手に想いを伝えたい、夢中にさせたいと気持ちが揺れ動くと触れるだけだった唇を時折擦り合わせるように動かす。後ろに回していた手を一旦腰まで下ろすと背筋をなぞるように背中から首元へと滑らせていく。それと同時に薄く口を開いて相手の下唇に甘噛みしては食むように動かして)
ん、…ぁ……フィリップ…もっと、中まで……
(溢れ出す想いのまま幾つもの口付けを送っていれば相手の吐息が肌を掠める、それは心地好い温かさとは別種の熱さがあって脳をクラリと揺さぶってくる。幼い動作のキスの間に唇を擦り合わせる動きが加わってリップ音はより水っぽいものへと変わる、相手とより触れ合うそのキスに短いものでは足りなくなってこちらからも同様に唇を擦り合わせた。相手の温もりに包まれ唇を重ねるのに夢中になっていると相手の手が腰へと降りてゆっくりと背筋を撫で上げいく、顎をあげ背筋がピンと張っていた所に掌が滑ればその感触は体の芯へとよく響いて甘い時間で満たされた胸の中にもっと粘度が高く熱いものがせり上ってくる。同時に下唇に甘い痺れが走れば全て脱ぎ去った無防備な体は素直に震えて反応を示した。今現在確かに相手に甘やかされている、しかしもっと特別に甘いものが欲しくなってしまえばいつもよりも幼い口調でお強請りをすると自ら口を開いて相手を誘い)
…っ、翔太郎…、目閉じて…、ん
(段々と触れ合うような動きからより深く求めるような動きに変わっていく。その間も背筋を撫でてやれば分かりやすく身体は震えてその反応に胸が疼くのを感じる。幾らか体温が高くなっていく気配を感じながらその唇を擦り合わせていると幼い口調でお強請りがされてまたぐらりと脳が揺れる。誘うように相手の唇が開けばその先の甘美を知っている身は我慢出来ず吐息と共に相手の名前を紡いだ。再び唇を合わせると煽られるまま舌を伸ばしてその隙間から侵入を果たす。一度唇の内側を舌でなぞると更に奥へと入り相手のモノと擦り合わせる。すると口内で水音が弾けて二人だけの部屋に響いた。素直な相手が愛おしい一方でもっと自分にしか見れない蕩けた表情が見たい欲が疼くと首元までやってきた手を耳元へと持ってくる。耳の形をなぞるように触れながら顎を持ち上げていた手ももう片方の後頭部に持ってくる。一旦僅かに唇を離して優しい声で目を閉じるように促すと再び舌を差し入れて相手の舌と絡ませていく。その状態で両手で相手の後頭部を固定すると親指を押し当て耳を塞いでしまう。目を閉じ外の音を遮断すればその分口内で弾ける水音や漏れ出る甘い声が相手の中で響くことだろう。その時の反応を想像して無意識に口端を吊り上げるとわざと水音を立てるように舌を絡ませて)
…ふ……、……ン、……ふぃりっぷ……っ……んンっ!…ァ……ッ!
(相手を誘うような言葉と行為、それで相手からは熱い息と共に自分の名前が吐き出されて求められているのだと強く感じれば口角はまた幼い笑みを形作る。直後唇が重なって開きっぱなしの口の中に相手の舌が入ってきた。体温とは違う生暖かい温度に独特の柔らかさのそれをこちらからも擦り合わせると水音が弾けて二人の行為を証明するように響く音にまた頭がクラりと揺れた。今度は舌を絡ませるのに夢中になっていれば手が耳を撫でていき甘ったるい刺激に僅かに身を捩る。そのまま両手が後頭部へ添えられ違う形で頭が相手に包まれれば先程よりも高い熱が掌から伝わりさらに脳内は浮遊感に包まれた。そのまま唇が僅かに離れれば相手の瞳を見る、その目は既に溶けかけていて恍惚とした表情のまま相手の名前をうわ言のように呟く。愛しい人に頼まれたことならば断る理由はない、言われるがまま目を閉じると再び口内には相手の舌が侵入してきた。こちらからも舌を伸ばした直後両耳が親指で塞がれてしまう、指があてがわれた直後は熱い指が耳の穴に触れて心地好いとさえ思ったが再び舌が口内を這い回り始めるとその意味を理解して体が強ばった。視覚と聴覚を相手によって塞がれてしまえば口内で弾ける水音は脳内で強く響きわたり甘い刺激へと変換された。それに反応して声を漏らしてしまえばそれさえもより良く聞こえて自分が甘く喘いでいるのがよく分かる。おまけに相手の荒い息遣いまで脳内に響き渡れば二人が行う情事の音が全て襲いきて一気に羞恥を煽られた。そんなこともお構いなしに口内ではひっきりなしに淫らな水音が響いて触られてもいないのに体は敏感に音を拾い上げ震え時折ビクリと体を跳ねさせてしまう。腰に回していた手はいつの間にか相手の背中にある服を縋るように強く掴んでいて)
…ふ、…ン…、…しょう、たろう…
(既に蕩けかけたような表情をしているがもっととろとろして自分の事しか考えられないくらいの愛を注ぎたい。目が閉じられたのを確認してから耳を塞いで舌を動かすとその意図を察したかのように相手の身体が強ばった。その反応に口元に笑みが浮かぶもこの場面を活用する為舌を絡めていれば待ち望んだ甘い声が聞こえてくる。顎を上げ気道が通るような体勢にしている分声は我慢するのは難しいだろう。角度を変える際にわざと唇同士に隙間を作れば漏れ出る声と息遣いを感じることが出来て奥底の欲が擽られる。深いキスをしているだけだが視覚と聴覚を塞いで脳内に反響させているせいか相手の身体が跳ねるのを感じれば愛でたい気持ちは嗜虐心へと変化していく。こちらの吐息もすっかり熱くなっているのには無自覚なまま気紛れに人差し指の爪先で耳元を引っ掻いたり唇を再び甘噛みしたりと違う刺激も与えていく。濡れた舌を擦り合わせるように暫く深いキスを続けてからそっと唇を離すと親指も一旦離し、吐息と共に名前を呼びながら様子窺って)
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