相乗りで何処までも 【 〆 】

『ん…僕ならここに居るだろう、翔太郎。』
(突然自分の声が聞こえると相手が声をあげる。人間の自分を探しているようだが本人は膝の上に居るのだから見つかるわけがない。そんな事を知る由もない相手がガジェットと自分を交互に見る姿が面白くてゆらゆらと尻尾を動かす。顎下を撫でられると更に気分は良くなって猫である口とスピーカーから甘えた声が漏れた。証明するのは難しいが撫でる相手の手に肉球で触れ止めさせてからじーっと見つめながら鳴いて自分だと主張する。『そのガジェットの不具合で猫になってしまったらしい』と軽い調子で語りながらも相手の手に頬を擦り寄せてみて)

え…………お前、ほんとにフィリップなのか？
(いくら周りを見渡しても相手の姿は見えず怪訝そうな顔を浮かべていると黒猫とスピーカーからほとんど同時に甘えた声が聞こえて驚きのあまり口をあけてしまった。仮に相手が隠れてスピーカーから声を出していてもここまで完璧に猫の動きと声とを合わせるのは難しいだろう。さらに黒猫はこちらの撫でる手を止めさせてじっとこちらを見つめてくる、猫にここまでの芸当を仕込むのは不可能だ。頭の中を整理していると追い討ちをかけるように黒猫は自らをフィリップだと名乗ってさすがに絶句してしまった。しかしこの現象が相手の悪戯だとはもう思えない。相手がいなくなり黒猫が現れた状況、知性のありすぎる猫に猫の声を変換するガジェット、ここまで揃えばありえない結論でもそれが答えだ。未だ懐疑的ではあるものの黒猫をじっと見つめながら問いかけその頬をふにふにとつついてやり)

『ああ、君の相棒のフィリップだ』
(まさに唖然といった様子でわかりやすく反応を示す姿は見ていて面白い。単なる悪戯や仕掛けでは難しいような行動を見せてやれば段々と有り得ないはずの現象を信じ始めたようでじっと視線を注がれる。何故か頬はつつかれたままだが頷くように頭を上下に動かして「にゃあ」と応える様に鳴くと直後にスピーカーから自分の声が出力される。試作する時に人間側のサンプルとして自分の情報を入れたがまさかこんな事になるとは。ひとまず相手に自分であることを伝えることが出来れば最悪のことは免れそうだ。一安心だと気が抜けるとその場で小さく欠伸して相手の膝の上で丸くなりリラックスした姿見せ)

嘘だろ……おい待て待て待て！よくここで寝れるな！お前が猫になっちまったってどういうことだよ！！戻れんのか？！？！
(やはりありえないはずの結論は間違っていなかったらしい、猫が鳴くとまたスピーカーからは相手の声が聞こえてきて唖然とするしかなかった。膝の上にいる黒猫こと相手を見つめていると相手は欠伸をして膝の上へと丸まって寝転がる。ただの猫ならば愛らしい姿で一瞬見つめてしまうが事は何も収まってはいない。思わず声を上げながら両脇に手を入れて上半身を持ち上げると視線を合わせる。猫の正体が相手だと分かってそれで終わりなわけがない。なにがどうなっているのか説明が必要だ、それにいつ戻るのかも。猫に向かって喋るのはやはり慣れない、どこか人間に戻るきっかけはないだろうかと猫の体をまじまじと観察していて)

『この前の吸血鬼の男が音波のようなもので指示を飛ばそうとしていただろう？その要領で犬や猫と意思疎通を取る為のそのガジェットを作ろうとしたのだけど、誤って猫に向けるはずだった指令の音波を間近に浴びてしまったのが恐らくの原因だ。初めてのケースで確証はないけれど指令の効果が切れるのを待つか人間のデータで上書きすれば戻れるかもしれない』
(猫は三分の二の時間は眠るというがどうやらこの身体も同じらしい。感じる睡魔のまま安心出来る相手の上で寝てしまおうかと丸まるが大きな声と共に上半身を持ち上げられるとそれも叶わず不満そうな顔を向ける。とはいえ情報共有は重要なのも事実。簡単に事の顛末を話しながらも宙に浮いたままの体勢は落ち着かず相手の手をぽんぽんと叩く。この状態は想定していないイレギュラーであり、猫の姿でまともにガジェットの動作や中の様子が見れない以上ハッキリとしたことは言えないが理屈から言えば時間経過か指令を打ち消すか上書きすれば元に戻れるはずだ。一通り説明し終えると『だから特に心配することはない』と呑気な口調と共に優雅に尻尾を振っていて)

ってことは少なくともメモリの影響じゃねぇか！なんでそんな呑気でいられんだよ……
(猫の表情はそう変わるものではないが中身が相手だと分かればなんとなく持ち上げられて不満気な顔をしているというのが分かる。そこそこの緊急事態のはずだが相手は呑気な返事を返してきて思わずため息がもれた。だがゆらゆらと揺れるしっぽを見ているとそこまで切羽詰まった状況でもないように思えてきてしまう、時間が経って戻るのならばそれこそ問題なさそうだ。それに意思疎通の取れる猫なんて普通いない、加えてその中身が恋人の相手となればいくら愛でてもおかしな話ではない。だんだんと猫になった相手に構いたい気持ちの方が上回ってくると持ち上げていた体を下ろして再び体を毛並みに沿って撫でてやる。「やっぱここって撫でられて気持ちいいもんなのか？」と猫が撫でられるのを好むしっぽの付け根あたりをかくように撫でてやり)

『原因は分かっているし何より猫になるなんて滅多に無い経験だからね』『んん…、ふわふわとして気持ちいい…』
（猫の耳は人間の物よりも敏感なせいか相手の声がよく響いて僅かに顔をしかめる。呆れたように溜息をついているがこれまでもこういった変化は時間が経てば解決するのは何度も見てきたからそこまで心配はない。そんな事よりも猫になるという貴重な経験に疼く興奮と好奇心の方が優先だ。普段の性格に猫の気質が?み合うとより気まぐれでのんびりした思考になっている。上機嫌に鳴いていると相手もそれに絆されてか膝の上に再び降ろされると毛並みに沿って撫でられる。それだけでも気持ちが良いが尻尾の付け根あたりを撫でられると再びふわふわとした幸せな気持ちに包まれる。口からもスピーカーからも甘えたような声が出てしっぽをぴんと真上に立てるともっとと強請るようにお尻を突き上げて）

結局好奇心優先かよ、ったく……、…やっぱここは好きなとこなのか……
(相変わらず相手は異常事態より興味関心を優先して動く知識の暴走特急だ。今回に関しては時間が経てば戻るのならば良しとしておくがまた呆れるように息を吐いていた。だが猫を愛でるという行為に移れば口元はみるみる緩んでいく、しかもその中身が相手となればますます愛情も膨れるというものだ。甘えた声を出しながらもっとと仕草で強請られると胸が締め付けられるのが分かる。想い人である相手がいつもとは違う愛らしい姿に変わったと思えば変に胸も高鳴ってしまうというものだ。要求通りしっぽの付け根を撫でたり時折軽くポンポンと叩いてやりながら、顔を覗き込んでその反応をハードボイルドから程遠いゆるゆるの表情で見つめていて)

『…ん、君に撫でられるの好きだ。…いつも猫にはそんな顔してるのかい？』
（相手は呆れるように息を吐いていたが自分を撫で始めるとその口元は徐々に緩んでいく。普段から自分に甘い所はあるがこの姿では尚更らしい。だがこちらも強請るままに気持ち良い所を撫でられると温かな幸せは募るばかりでふにゃりと嬉しそうに目を細める。いつもなら若干照れが混じる行為もこの姿なら素直に受け入れることが出来て、めいいっぱい大切な人の掌の動きを感じることが出来る。覗き込んできた相手の顔は随分とゆるゆるで人には見せたくない類のものだ。その理由が猫の姿故だと思うとあまり面白くなく、ヤキモチを若干滲ませた言葉を向けながら顔に近づいて肉球で軽い猫パンチを食らわせ）

いてッ……いや、なんつーか……こう、猫のお前も悪くねぇなって…ちっさくて撫でやすいし……
(撫で心地のいい体をかいたり軽く叩いたりしてやると分かりやすく相手は目を細めて口まで緩んでしまいそうになるのを必死に抑えていたが相手の声で甘える言葉が聞こえてくればもうダメで破顔してしまった。だがそんな締まりのない顔を相手はお気に召さないらしく猫パンチが飛んでくる、しかしそれも軽いもので肉球の柔らかさの方が勝っていて愛しい仕草にしかならない。とはいえ相手は不満気なのだからフォローはしなければならないだろう。宥めるように両手で包み込むように首下からしっぽの方へ何度も撫でながら目線を泳がせる。猫が可愛いとは思うものの猫カフェに行った時よりも顔の締まりはない。その理由は明白で、中身が恋人である相手だからだ。相手がいつも以上に気まぐれでのんびりで甘えん坊なのがどうにも心をくすぐる。本来はメモリの影響を受けているのだから心配するべきなのだろうがどうにもこの姿を愛でたくなってしまっていた。目の前にいるのが猫のせいかいつもよりすんなり本音を言ってしまえば今更恥ずかしくなってきて「猫ならこういうのも好きなんじゃねぇか？」とソファの傍に置き去りにされていた何かのケーブルを手にする。ケーブルの端っこを垂らすように持つとまるで猫じゃらしのように先端を相手の目の前でゆらゆらと揺らして)

『それがいつもより緩みきった顔の理由かい？…！』
(相手に抗議の意味を込めて手で頬を叩いてみるがさほどダメージは与えられない。宥めるように両手で包み込まれるとスッポリそこに収まりそのまま撫でられると気持ち良さを感じながらも相手を見上げる。目を泳がせながらも理由を語る相手の言葉を要訳すれば猫自体ではなく猫である自分に魅力を感じているらしい。それを理解すれば機嫌は直ぐに治って相手の手に身体を擦り寄せながら高めの声で鳴く。猫だからという建前のおかげでいつもより素直に甘えられて相手の温もりを全身で感じられる、正に至福のひとときだ。そんな中で相手が何かのケーブルを差し出してきて目の前で垂らされる。意図が読めずキョトンとしていたが目の前でゆらゆらされると次第に身体がうずうずし始める。目もキラキラと輝き始めて我慢しきれなくなると狙いを定めケーブルの先に向かって飛び付く。直前で引き上げられ獲物を逃すと追いかけるように手を伸ばして)

いつも通りだっての……お、…よっ……ほらっ……可愛い奴だな
(いつもとは違う姿の相手とその姿が猫だという状況に正直いつもより胸の鼓動が不規則になっているのは気がついていて、さぞ顔も緩まっているのだろうというのは自覚している。だがそれを認めればハードボイルドの名折れだ、精一杯の言い訳を口にしておく。が、ケーブルをチラつかせれば相手の中にできた猫の本能が擽られたのか端っこに向かって相手は飛びついてきてやはり口元は緩んでしまった。掴まれる直前でケーブルの端を逃がして別の所でゆらゆら揺らしまた飛びついたところをひょいと引き上げる。キラキラとした丸っこい目が自分の操るケーブルを必死に追いかけ短い脚を目一杯伸ばす姿はなんとも愛らしい。ふやけきった笑顔を浮かべながら相手をじゃらしていると、心も存分に緩みきった状態ではするりと思ったことが口に出てしまってケーブルの端を相手の鼻先にチョンチョンと当てるように動かして)

『わ、…待て！…、今だっ！ 翔太郎見たまえ、僕の勝ちだ。』
(いつもならツッコミどころのある発言だが目の前にケーブルがチラつくといても立っても居られなくなる。本能のまま飛びつくがケーブルはまた違う場所に逃げていき、細かく動く獲物を夢中になって追いかける。負けず嫌いの性格も相まって脚を伸ばしたりジャンプしたりして何とかそれを捕まえようとすれば相手の顔が緩みきっている事にも気付かないでいる。ちょんちょんと煽るように鼻先にケーブルの端が当てられると今度は引っ込められる前に素早く飛び付いてその先を捉える。逃がさないようにコードの部分を咥えると狩りが成功したことにしっぽを大きく振りながら相手の元に近付く。その表情は何処か自慢げでアピールするように顔を向けケーブルを見せ付けて)

、…あぁ、よくやったなフィリップ！
(本物の猫にやるのと同じく猫じゃらしの要領でケーブルを動かせば猫の動きと鳴き声もさることながらスピーカーから聞こえてくる必死な声に胸はガッチリ掴まれてしまって結局はゆるゆるの顔でケーブルを動かしていた。ついにケーブルを捕まえると誇らしげな顔に相手の弾んだ声が加わればもうダメで、親指の腹で額を目一杯撫でてやる。猫を前にすると飼い主は親バカになると言うがそこに中身が恋人という要素も加わって際限なく甘やかしたくなってしまっている。そのまま膝上から抱き上げるとクッションを枕にしてソファに体を横たえ胸の上に相手をのせる、先程の続きとばかりに頭を撫でてやると「上手くいったご褒美しなきゃな」と両手でマッサージするように頬や顎下を撫でていき)

『これくらい当然さ。…んぅ、そこ触られるの、凄く気持ち良い…』
（自らの成果を見せれば目一杯撫でられながら褒められる。子ども扱いに近い行為もこの姿ならすんなり受け止めることが出来て得意げな返事をしながら撫でられていた。再び身体が持ち上げられると相手がソファに横になってその胸の上に乗せられる。まだ業務時間内であるのにすっかりリラックスモードになってしまっているが頭を撫でられるとそんなことも気にならなくなってしまう。ご褒美と称して頬や顎下を撫でられるとゴロゴロと喉を鳴らしながらとろんと目を細める。相手に構って貰えて愛でられるのが幸せで猫の身体では素直に嬉しさが言動に現れてしまうようで『もっと撫でて、翔太郎』と甘く鳴くとマッサージする手に擦り寄って見せ）

仕方ねぇな。ご褒美だから気の済むまでやってやるよ
(顔を優しく撫でてやると喉からはゴロゴロと声が聞こえ、スピーカーからは甘えるような声が聞こえ二重に幸せそうな声が聞こえてくると甘やかす手は止まらなくなってしまう。手に擦り寄られてしまってはそこを止める選択肢などなくなってしまって親指の腹を使って気持ちよさそうにする所を繰り返し撫でてやる。事務所スペースにはアキコがいて何かあればガレージに降りてくるだろう、その時スリッパは免れないがスリッパよりも今は相手に構いたい気持ちの方が大きかった。強請られるままにマッサージを繰り返しながらこちらの鼻先を猫の鼻へと軽く当ててキス代わりにする。胸の上には人間よりも暖かい生き物が乗っているわけで「このまま寝ちまいそうだな」と温かさと幸福に包まれた空間に思わず呟いて)

『ん…幸せだ。 このまま昼寝でもするかい？』
(両手に包まれて親指の腹で気持ちいい所を擽られると暖かな幸福が胸を満たす。仕方ないという面をしているが相手の顔は既にデレデレしていて存分に甘やかされていると思えば口元が緩みっぱなしだ。キスの代わりにお互いの鼻先同士が触れ合うと至福の声が漏れて、お返しとばかりに相手の顔に近づくと頬擦りをして好意を示す。そんな中で相手の言葉が聞こえれば悪戯っぽく言葉を返しながらもふみふみと前脚でこの場を踏んで場所を整える。普段の相手ならば仕事中に寝るなど許してくれないだろうがこの微睡みと幸福な時間は逃したくない。ならばこのまま胸の上で寝てしまえばお人好しの相手は自分を起こすことが出来ずに共に過ごすしかなくなるだろう。そんな企みの元『君も道連れだ』と楽しそうに鳴くと相手の上で丸くなって動く気配見せず)

あぁ、もうこっから動けそうにねぇからな……お前が元の姿に戻るまでここにいるか。あとで一緒にアキコに怒られようぜ
(鼻先同士をくっつけるとこちらも笑みと共に至福のため息が漏れる、そのまま頬擦りされるといつもとは違う柔らかな毛並みの伴った心地にまた笑みが漏れた。そうしているうちに相手は悪魔の囁きをこちらへと持ちかけて断りもなしに寝床を整え始めている。依頼人が来たのも分からない場所で昼寝なんて本来許されるものでは無いが、どちらにせよ相手がこの状態では探偵として動けない。もちろんアキコがここへ来れば上へ戻るが今の事務所は平穏なのだからそれが続くうちはここに居たって問題ないだろう。そうやっていくつか言い訳を重ねたあと、最後に相手が胸の上で丸くなってしまえばもうそれを崩すことなど出来なくて仕方がないと口ではいいながら口元を緩ませ昼寝を選択する。腕で相手の体を包むようにしてやると優しく頭を撫でながら目を瞑って)

(/お世話になっております！そろそろ区切りかと思いましてお声がけさせていただきました。こちらのやりたい事一点のお話でしたが猫になった検索くんをめいっぱい愛でることができて幸せでした……終始猫の検索くんのリアクションが可愛くて可愛くて、探偵をいつも以上にデレデレさせてしまいました。今回もありがとうございます！
次のお話はいかがしましょうか？どこかへお出かけするようなまったりするお話でもシリアスな事件みたいなしっかりしたお話でも良いかなと思うのですがいかがでしょう？)

(/こちらこそお世話になっております。区切りが良さそうなので一旦こちらだけで失礼します。
思わぬ事で猫に変化してしまう話でしたがその分素直に探偵君に接するが出来てとても楽しかったです。猫相手に終始デレデレしている探偵君が新鮮でこれでもかってくらい甘えさせて貰いました。ありがとうございました！
まったりする話なら前回あげてもらった大阪フェアの話や寒くなってきたので衣替えor秋冬服を調達しに行く話、事件ならば詳細はすぐ思いつかないのですがたまにはメモリ抜きで2人で協力して解決出来るような物だと良いかなと思います！探偵様のやりたいお話などがありましたらお聞かせください。)

そろそろその寝間着だと寒そうだな
(猫になった相手を抱えて眠りについた日、相手の猫化は昼寝の合間に解けたがそれは所長からみれば二人してガレージで昼寝をしてサボっているように見えたわけで、その後きっちり二人の頭にはスリッパが飛んできた。猫になっていたことも説明したが昼寝は昼寝だとごもっともな事を言われ甘んじて二発目を受けることになった。それから細々とした依頼をこなして一週間ほど、日頃の働きのおかげか所長から明日は休暇日にするという指令がくだり、今は休日の朝だ。相変わらず定刻には目を覚まして隣にいる相手の方へ目を向ける。そろそろ朝が肌寒くなってきたが相手の寝間着は以前買ったシャツのままでそろそろ体を冷やしそうな服装だ。試しに腹の辺りに手を置いてみるがやはり温かさをキープするようなものではない。もぞもぞとベッドの中で動いて相手の様子を窺いつつ「季節の変わり目だし買い物いくか」と口にしながらいつかの猫と同じように親指の腹で額を撫でてやり)

(/衣替えのお話とても興味があります！風.都,を二人で歩きながら冬の準備をするお話ぜひやりたいです。メモリ抜きの探偵っぽいお話もやりたいですね！次の機会かとは思いますがしっかりしたお話ですと一案ありまして、ベ.イ.カ.,ー.街.の.,亡.霊.という映画はご存知でしょうか？もしご存知ならば19世紀ロンドンに二人で訪れて、というお話も楽しそうかと思いましたので一案として出しておきます！
ひとまず冬の準備をするお話で導入置いておきますので、いい感じに乗っちゃって下さい！/こちら蹴り可です！)