相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.3542 by 検索  2023-10-12 12:09:57 

ああ、約束だ。…ッ、…ん……っ、ぁ
(首筋を晒して受け入れる姿勢を見せると相手の瞳がまた揺れるのが分かる。本能と理性が拮抗するように鋭い牙を露わにしながらも恐る恐るといったように更に一歩近づいてきて背中に腕が回される。相手の領域に閉じ込められる中で縋るようにお願いされるとこちらからも緩く抱きしめる。万が一の時は何が何でも止めて後悔させるような結末にはしないと約束しながら震える背中をぽんぽんと撫でて大丈夫だと告げる。ゆっくりと口元が近づく気配がして優しく牙が押し当てられる。そのまま硬い物がぷつりと皮膚を突き破ると痛みが走って反射的に身体が強張る。出来た穴からどくどくと血が流れ出るのを感じながらもじんわりと響く痛みに耐えるように相手の服を握りしめ、大人しく相手の行動を受け入れる。力の込められた腕と何度も貪るように唇と舌が首筋に当てられると自らの血が食事として相手に取り込まれているのだと実感して思わず息が漏れた。傷の周りは相手の唾液で濡れて艶めき、何か特殊な作用でもあるのか頭がくらくらと酩酊したように浮つく。更に血を得ようと傷口を吸いつかれると体内の物が抜かれていく感覚に身体を震わせ、吐息と共に声を洩らしながらも尚相手の背中にしがみついて)

  • No.3543 by 探偵  2023-10-12 12:36:34 


…、…は、……やべぇな……お前の血、すげぇ美味い…
(相手の首筋からはとめどなく赤い血液が溢れ出してそれを一滴残らず舐め取っていく。傷口から直接血を啜れば口内に広がる血の量が増えてあまりの美味さにアルコールを摂取した時のようにその味に酔いしれる。同時に相手の肌に舌を這わす間に熱い吐息が漏れて腕の中で体が震えるのを感じるとまた別の欲望が胸にせりあがってきた。渇望する食欲に加え相手に触れている時に湧き出る嗜虐心がじわりと混じり始めさらに理性の境界を曖昧にして、興奮で昂り熱くなった息を吐きながら心に浮かぶままそれこそ怪物の台詞を吐く。こちらに縋り付く相手の背中を壁へと預けさせ体を押し付け身動きを封じると首筋に流れていた血を舌先でゆっくりと舐めとる。ゆらりと顔をあげ相手の顎に手を添えてこちらを向かせる、壁に追い詰めた相手はこちらの獲物同然で無意識に唇についた血液を舌で舐めとっていた。次々溢れてくる首筋の血液も美味かったが他の箇所はどんな味がするのかと食欲と好奇心が疼く。不意に耳元に口を近づけると耳朶の端を鋭い牙で削るように傷つけてそこからも血を滴らせる。すぐさまそこに食いつくと時折人間の歯で噛む動作を加えて血を押し出し、熱い吐息を耳へとあてながらそこの血を味わっていて)

  • No.3544 by 検索  2023-10-12 17:48:15 

は、……ンっ…、ぁ…、っ翔太郎…っい
(出ていった分を補うように血の巡りが早くなっていき体温が高くなる分発する香りは色濃くなっていく。相手の興奮した吐息が当たって啜った血の感想を告げられると捕食対象なのだと告げられているようでぞくりと背筋が震えた。抱きしめられていた背中を壁際に押し付けられ動けない状態で舌先が這うと次第に痛みとも擽ったさとも違う何かが混ざり始めて吐息が漏れ出ながら受け止めていた。不意に顎に手を添えられると促されるまま素直に上気した顔をあげて相手を見つめる。こちらを狙うような目つきに捕らえられると小さく声が出てしまい、その口元を彩る赤色を見せつけるように舐め取られるとこのまま食べられたいと倒錯的な思考に襲われ縋るように名前を呼ぶ。無意識に相手の服を握りしめながらも今度は耳元に顔が寄せられ、牙で耳朶に傷をつけられると痛みに声をあげながらも手に力を込める。食事にしては効率の悪い、戯れの意図を含んだ行為。痛いはずの噛むような仕草に熱い吐息が混じれば熱を覚えこんだ身体は素直に反応してしまって身を捩る度に垂れ下がった耳飾りが揺れる。それでも拒絶の色は見せず寧ろもっととせがむように相手の身体を引き寄せ「しょうたろう」と名前呼んで)

  • No.3545 by 探偵  2023-10-12 18:57:01 


…は、……フィリップ………ぐ、ァ
(自分の領域に閉じ込めた相手から沸き立つ香りはどんどん濃くなって本能が掻き立てられる。いつも相手に触れている時よりも格段に早く理性が脳内から離れていった。耳を傷つけ耳ごと食らうよう嬲れば赤い血の味と共に耳裏からはより濃い相手の匂いが漂い傍で揺れる耳飾りは相手が反応したのが視覚的に分かって色欲と食欲が綯い交ぜになって歯止めが効かなくなっていく。鋭い爪で耳裏を引っ掻いて赤い筋を作るとより濃い匂いを放つ、そこの血を舌で舐めとって口内へ含めば相手の匂いと血が同時に舌の上で転がって至福のため息を口から溢れさせた。あれだけ渋っていたのに脳は相手と相手の血のことで支配されてもう相手を傷つけることに躊躇がなくなっている。そんな状態でより求められるように引き寄せられれば最後の糸さえ飛んでしまった。あらゆるものより本能が上回って獣のように呻き声をあげると再び口を首筋に近づける。そして今度は躊躇なく、容赦することなく相手の首へと噛み付いた。牙が相手の皮膚を食い破って溢れ出た血を容赦なく飲み込んでいく。相手を気遣う余裕はなくなってしまってそれこそ怪物の如く血を貪る。焦点の合わない目で相手の体に夢中になっていれば突如耳に赤いモヤが立ち上る、モヤが耳を覆えばその耳は人間の丸いフォルムから尖った形へと変化していき)

  • No.3546 by 検索  2023-10-12 20:18:38 

っ、は…んん…っあ゙!ッ、しょうた、ろ、駄目、だっ、ふぁんぐっ!
(耳の近くで吐息や血の啜る音が聞こえて追い詰められていく。その裏側を引っ掻かれると血と自分の匂いが色濃く漂い捕食者を誘う。そんな部位まで相手の舌が伸びて舐めとられて熱い息を感じると敏感に身体が跳ねた。この行為が愛おしい相手からの物であると実感したくて、縋りたくてその体を引き寄せるともはや人ではない呻き声と共に再び首筋に近付いてくる。今度は躊躇いなど微塵もなく鋭い牙が突き立てられて皮膚を突き破れば叫び声をあげて縋る相手の身体に爪を立てる。急所であるはずの場所に深く食い込めば全身に走る痛みと多量の血が流れ出る感覚に目の前がチカチカする。くらくらする頭でも変に冷や汗をかいて身体が危険信号を発しているのが分かればここまでかと相手に制止を呼びかけようとするがその目は焦点が合わずひたすら血を貪っている。身体からは力が抜けていく中で相手の耳に赤いモヤのようなものが立ち上がり覆われたそれが人では無い尖った形になっていくのを見れば目を見開く。このままでは相手が本当に怪物になってしまう。それだけは駄目だ。そう思えば意識が繋がって今ある渾身の力で相手の肩をぐっと押して首筋から口を離させる。継続的な痛みが一旦止まったところで投げやりに小さな恐竜の名を呼べば咆哮と共に白い影が現れ相手に襲いかかって強く肩に噛み付く。そのタイミングでもう一度力の限り相手を押して突き放せば反動で壁に背中を預けズルズルと身体が崩れ落ちる。ファングが主人を守ろうと相手に噛み付く中、傷口を押さえながら頭がくらくらとする感覚を覚えながら浅く荒い呼吸を繰り返していて)

  • No.3547 by 探偵  2023-10-12 21:44:47 


ガぁ゛ッ!……ぐっ、…あ゛ッ…っ!
(脳にはもはや理性どころか思考回路も残っておらず、ただ抑えきれない本能のままに体が動く。体の全ては極上の血を体内へ取り込むことに向けられていて相手の体を強く拘束しながら首筋からとめどなく溢れる血を一心不乱に飲み続けていた。最も渇望するものを摂取しているはずなのに全く喉の渇きは満たされない、むしろもっととさらなる欲望を掻き立てるだけで目の前の相手をただの食事としか認識できなくなっていた。続々と溢れる血を堪能していた所で体が無理やり引き剥がされる、せっかくの食事を邪魔されれば怒りを露にして叫び声をあげ再び目の前の首筋へと噛み付こうとした。しかしその前に肩に何かが噛みつき痛みが走って怯んだ隙に突き飛ばされてしまい体が床に転がる。ファングの追撃を受けて唸っていたがシッポで思いっきり頬を叩かれると脳が揺れてようやく意識を取り戻して目の焦点があった。我に返った視界が最初に捕らえたのは血を流し蹲る相手の姿で「フィリップッ!!」と悲痛な声で名前を呼んで駆け寄る。脳裏に意識を奪われ相手の命を奪いかけた日の事が過ぎる、血の匂いは相変わらず誘惑的だが腹がある程度満たされたお陰か正気を保つ事はできて血の流れ出す首筋を強く押さえて止血しながら様子を伺い)

  • No.3548 by 検索  2023-10-12 22:25:39 

は、ぁ…、大丈夫だよ、翔太郎。ちょっとくらっとするだけだ。吸血鬼が人々に恐れられていた理由を理解出来た気がするよ。
(無理矢理相手を引き剥がす事が出来れば脱力してその場から動けなくなった。視界の端でファングが床に転がった相手の頬を叩いているのが見える。痛そうだが効果は抜群のようで再びこちらを見た相手の顔はしっかりと正気が戻っているように見える。悲痛な声と共に駆け寄ってきた相手に首筋を押さえられるとゆっくりと顔を上げて目を合わせた。幸いそこまで大量の血が奪われた訳では無く、安静にしていれば身体の方も落ち着いてきて心配する相手に問題無いと声を掛ける。だがあのまま抵抗出来なかったりファングの助けが無ければ血を吸い尽くされていただろうと嫌な確信を覚える。それほどまでに吸血鬼にとって血は魅力的で吸血欲求は抗い難い本能なのだろう。身を持ってその危険性を理解すると吸血鬼の伝承の正当性を確かめられたとこんな時にも好奇心に薄く笑みを浮かべながら呟く。圧迫され首筋の血も何とか止まれば「少しは欲求はマシになったかい?」と相手の状態を問うてみて)

  • No.3549 by 探偵  2023-10-13 07:44:28 


……すまねぇフィリップ…ファングがいなきゃ完全に飲み込まれてたな……あぁ、とりあえずまともには動けそうだ
(相手は知的好奇心を満たせたのかどことなく満足気な笑みを浮かべるがこちらはまったくそれどころでは無い。先日と同じくまた相手を危険に晒してしまったことに苦々しい顔を浮かべる、今だって首筋からは血が止めどなく溢れていた。腹がある程度は満たされ吸血衝動も落ち着きをみせてやっと調査ができる体になったが今度は相手の方が疲労困憊だ。まずは流れる血を止めなければと考えた所で、そんな知識はないはずなのに何をすれば良いかが頭へ浮かぶ。再び首筋へ口を近づけると赤色が滲む傷へ舌を這わせて唾液を纏わせる。すると自らの唾液は止血効果を持っていて血がピタリと止まった。戸惑いながらも耳と耳裏にも舌を宛てがい唾液を塗りこめば相手は血を流す凄惨な姿からいくらかはマシな見た目になる。顔を上げて相手の様子を窺えば普通聞こえないはずの相手の心音を聞き分ける事が出来て思わず耳に手をやった。そこにはいつもと違う形のものがあり目を見開く、よく見れば手に生えた爪は先程よりも伸びて指は細く筋張っていて「さっきより吸血鬼に近づいてんのか…」と自らの手を見つめながら呟き)

  • No.3550 by 検索  2023-10-13 10:54:00 

なら良かった、けどっ…止まった?君が女性に噛みつかれていた時と僕の血を吸っていた時に妙な赤いモヤが現れてそれが晴れた時には変形していた。人を襲ったり吸血したりと吸血鬼らしい事をすることで身体に馴染んで変異していくのだろうね。
(自制心の強い相手すら飲み込んでしまうような吸血衝動だったがひとまず正気を保てる程度に満たされたのなら何よりだ。安堵したような表情を浮かべるが未だ流れ出る血のせいで頭が浮ついているような気分だ。そんな中また相手が首筋に顔を寄せると先ほどの痛みを思い出して思わず身体が強張る。ぎゅっと目を瞑るも実際に感じたのは生暖かい舌が這う感覚で唾液が傷口に塗り込められた途端液体が流れ出る感覚がしなくなる。実際に手で触れてみても血は出てなくて耳や耳裏でも同じ現象が起こる。人ではありえない効果と変形した耳や爪に驚きながらも変異の前兆として目撃した赤いモヤについて話す。試しに自らも相手の耳に手を伸ばしてみると人ではない尖った形をしながら作り物ではない質感と温度を感じる。状況から見るに吸血行為やそれに近しい吸血鬼らしい行動をすることで徐々に完成へと近づいていくのだろう。一度に変異させるのではなくわざわざ吸血行為をさせることに作為的な意図を感じながらも今度は手を相手の口元へ持ってくる。考察を話しながらも唇の隙間に許可なく指を差し入れると強引に口を開かせて一番の特徴でもある鋭い牙を覗き込む。その表情は好奇心の色を隠しきれず「人間でいう犬歯が発達したような形をしているようだ」などとぶつぶつ喋りつつその質感や形状を確かめるように指先で牙をなぞり観察続け)

  • No.3551 by 探偵  2023-10-13 12:35:23 


なんか、どうやればいいか勝手に分かったっつーか……モヤか、ならメモリの可能性が高あ゛っ
(どうして唾液に止血効果があるのか知っていたのかと聞かれても何となく分かったとしか言いようがないがこれも変異の影響の一つなのかもしれない。自分が知らないうちに吸血鬼化はどんどん進んでいたようだ、もしあのまま相手の血を吸いすぎれば相手を失うだけでなく正気さえ手放していたのを思えば背筋に冷や汗がつたう。相手から変化の前兆にモヤが発生した事を聞けば女性に噛まれた跡からもモヤが立ち上っていたのを思い出す。これまでの経験からいっても恐らくメモリの仕業だろう、吸血鬼らしい行動をとる度にメモリが強く作用してくるという事だろうか。思考を巡らせていると相手の手が突然伸びてきて制止する前に強引に口を開けさせられて変な声が出てしまう。先程まで血を奪われぐったりしていたのに今は好奇心を輝かせてこちらを観察していて、口を引っ張られたまま呆れたようにため息をつく。相手はどこまでいっても検索バカのようだ、その分元気があると分かって安心ではあるのだが。好奇心は収まらないようで牙に指が添えられ指先を傷つけないように下手に動けなくなる。口を開けたままでは上手く話すことができず「ほい、ひほつけほよ」と間の抜けた忠告を発していて)

  • No.3552 by 検索  2023-10-13 15:25:51 

分かってるよ。…やっぱり人体構造から変化しているようだね。このままだともっと変化して本物の吸血鬼になってしまうかもしれない。
(相手の身に起こった変化からその原因を二人で推測していくが滅多に無い機会に好奇心は疼いて相手の口を開かせる。普段もまじまじと人の口内など見る機会はないが吸血鬼に近しい物だと思えば興味は尽きずに牙を根本までなぞる。こちらの性質を良く分かっているのか呆れた溜息や忠告は聞こえてくるが制止はされない。それをいいことにまだ人間のままの歯を触って比較したりと観察と検証を続ける。触ってみても実感したがやはり後から付け足したというよりも構造自体から変異している。皮膚を突き破り血管から血を吸い上げやすくする為に発達したのだろう。次はどこが変化するかは分からないが完全に変異してしまう前に解決した方が良いのは間違いなさそうだ。ある程度牙への知的好奇心を満たすことが出来れば最後に舌を指の腹で唾液を纏わせて自らの口に含む。止血作用があるならば何か違った味がするかと思ったが味覚的には違いは無さそうだ。ひとまず吸血鬼への興味はある程度満たされると「とりあえず分からない事ばかりだし何か手掛かりが欲しい。刃.野.刑事辺りに電話で情報を聞くことは出来るかい?」とこの先の行動を提案して)

  • No.3553 by 探偵  2023-10-13 17:25:57 


なっ、……お前他人事だと思って……俺はこれ以上吸血鬼になるのは勘弁だ。他に吸血鬼になったやつは警察が捕まえてるだろうしジンさんに聞いてみるか
(今相手にとってこちらは完全に観察対象らしい。下手に動けない状態では口内を好き勝手に弄られてしまい指が歯に触れると何とも言えない感触だ。口を開けっ放しではまともに会話もできずなされるがまま相手の検証結果を聞かされる事となった。歯から手が離れやっと終わりかと思った矢先に今度は舌に指が触れて体を再び固める。そのまま唾液が掬い取られると相手はそれを自分の口内へと入れて絶句してしまった。いくら知的好奇心が爆発しているとはいえ得体の知れない体のものを口に含むなんて。何かしらの変化は無いようで安心したがその後に冷静な分析がなされるとまた呆れの感情を含んだため息が出た。互いの欲求も満たされた所でようやく捜査開始だ。手掛かりを一番持っているとすれば大量に吸血鬼を抱えているはずの警察、相手の言う通りジンさんに連絡を取るのが手っ取り早いだろう。早速電話をかけてみると背後が何やら騒がしいなかでジンさんが電話にでる。やはりジンさんは吸血鬼の対処に当たっていたらしい、どんな様子かを聞いてみれば『それがハッキリ二つに分かれててな、血が飲みたくて暴れてる奴と十分血を飲んだ奴はボーッと壁の方眺めてる。しかもボーッとしてる奴らは全員同じ方向を向いてて不気味でな』と不可思議な現象を伝えられた。頭を捻っていると『本当に吸血鬼なら日光に当たったら砂になっちまうだろうし、俺達も困ってんだよ』と軽い調子で伝えられピクリと動きを止める。この現象がどこまで吸血鬼の伝説に準じているか分からないが吸血鬼は日光を浴びてはいけないというルールがあったはずだ。自分が予想以上に追い詰められていた事を知りゆっくり相手の方を見れば「早く解決しねぇとまずいな」とこぼして)

  • No.3554 by 検索  2023-10-13 19:18:14 

日光を避ける方法が 無いことは無いけどタイムリミットは夜明けまでと思った方が良さそうだ。…そのボーッとしてる人達がいる方角に何かあったりしないのかい?
(再び呆れたようなため息が聞こえてきたが本来空想上の生き物に似た者の構造を見ることが出来て満足だ。検証はここまでとして警察から情報を得ることを提案すれば早速相手は電話を掛け始めて隣でその会話を聞く事とする。刃.野.刑.事は吸血鬼騒動を担当しているようで血を欲する者とボーッと一方向を見ている者に分かれているという情報を得る。後者はあの光景からは得られなかった情報でその意味を考えてみるも日光とワードにこちらも顔を上げる。不老不死の怪物だが吸血鬼は日光を浴びると砂や灰になるらしい。ガレージなどの地下に篭れば避けられるとは思うが何処までの光がセーフかも分からない上実質的に明日の夜まで行動不能になることを思えば今夜の内に解決すべきだろう。ちらりと相手の変形した耳が視界に入ればふと他の感覚も変化して吸血鬼だけが見たり感じることが出来る物があるのではないかと考えが浮かんでぽつりと呟く。相手の電話を借りて刃.野.刑事に彼らがどこを向いているか大体の方角を尋ねると近くの公園の方だと答えが返ってくる。会場で貰ったフリーペーパーを取り出してきてその地図に警察署から公園の方に向かう一直線を描き、そのまま線を伸ばしていく。その線の上にあるものを見ていくと道路や小さな商店の端を通る中、一つだけ古い館の中心を通っている事に気づき、それを指さしながら相手に視線向け)

  • No.3555 by 探偵  2023-10-13 21:20:19 


日中外に出れねぇなんてまともに探偵やれねぇじゃねぇか!……そこは…
(未知の体質である以上は次にこの身になにが起こるか分からない。もし本当に日光のもとを歩けなくなれば足で稼ぐ探偵は廃業同然だろう。それにいずれはまた腹が減って血を求めるようになってしまう、その時にまた血を啜って変異が進めばもう正気を保っていられる自信はない。相手の言う通り夜明けがタイムリミットになりそうだ。次の一手を考えあぐねていると相手から電話を変わるよう言われて電話口を譲る。隣でジンさんとの会話を聴いていると警察署と公園を繋ぐ直線が引かれ真っ直ぐとその線が伸ばされる。直線上で気になる場所と言えば相手の指す古い屋敷だろう。屋敷の場所を思い描いてそちらへと意識を向ける。すると人間以上に音を聞き分けるよう変異した耳が何かを拾って眉を顰める。人間が音としては聞こえない音波へ耳をすませているとだんだんとその音波は脳内へと反響し始めて意識をゆっくりと乱していく。焦点の結んでいた目はだんだんとぼやけていき視界さえぼやけていくと、霞がかった視界の先に誰かが座っているのが見えた。その座っている誰かがゆっくりと近づいて赤い瞳を向けられた瞬間に意識を取り戻すと呼吸を忘れていたようで勢いよく空気を吸い込んだ。深呼吸を重ねながら「その屋敷に元凶がいやがるみたいだ」と相手が指し示した場所を睨んで)

  • No.3556 by 検索  2023-10-13 21:53:38 


…翔太郎? …、ならばそこに行けば事態の解決の糸口が掴めるかもしれない。…君も行くのかい?
(血を十分に飲んだ者が同じ方向を向き、その方角で唯一中心を通る屋敷の存在。もしかしたらとその場所を共有すると相手は何かに集中するような仕草をとってやがて眉を顰めた。こちらは何も感じ取れないが吸血鬼だからこそ分かることかあるのたろうと見守っていたがその目がぼんやりと焦点が合わなくなっていけば思わず名前を呼んでその手を掴んでしまう。焦る気持ちの中もう少しだけ様子を見ていると意識が戻ったのか深く息を吸うのを見れば安堵の息を零す。何を感じたのかは分からないが相手の言葉を聞けば次にやることは決まった。他に情報がない以上その元凶に接触してみるしかないだろう。だがもし予想通りこの現象の原因がメモリならば今相手はその影響下或いは支配下に違いない。もしも相手が元凶に接触して更に能力を強められたら、操られてしまったらまた好きなようにされる所を苦しむ所を見る事になるかもしれない。その時の光景を思い出すと息が詰まってしまっていつもなら直ぐに告げる『一緒に行こう』の言葉が出てこない。ゆらゆらと視線が惑った後相手の方を向けば控えめに問いかけて)

  • No.3557 by 探偵  2023-10-13 22:27:02 


……これは俺の直感だが、多分屋敷にいる元凶は吸血鬼に号令を出せる。ジンさんが言ってた血を飲んでボーッとしてる奴ってのは完全に変異してあいつの号令を待ってる奴だ。俺も正直どうなるか分かんねぇが…策はある
(何かの音波に意識を奪われ掛けたところから戻ってくると相手が手を掴んでいるのが見えて、接触に気づかない程に意識がぼやけていた事にまた冷や汗をかいた。だがこのままタイムリミットを迎えるわけにはいかない、早速動き出そうとしたところで相手から意外なことを問われて動きを止める。相手の瞳はゆらゆらと不安が揺れている、こちらも思い出すことは同じだ。ただでさえ先程相手を見境なく傷つけようとしてしまったところなのだ、先日のように相手を死の淵まで追い詰めてしまう可能性は完全に否定できない。だがひとつ考えはあった。警察署にいる他の吸血鬼と比べれば自分はまだ完全に変異はしきっていない、しかし音波の影響で脳は揺さぶられるし体の変化もある。だがメモリの影響を受けているのは体のはず、その体から抜け出してしまえば影響下から逃れることが出来るかもしれない。脇に構えるファングをこちらへ呼び相手へ目線を戻すと「体が変化してんなら意識だけ抜け出しちまえばいい、お前が俺を引っ張り出しててくれ」と自らを託すと共にファングを手渡して)

  • No.3558 by 検索  2023-10-13 23:34:59 

…意識だけ、…すまない、少し弱気になってしまった。分かった、いざとなったら君の意識を引っ張り出して主犯を倒す。僕達にしか出来ない手だ。
(何かあった時の選択肢の多さやそもそもの二人の探偵の在り方として二人で行くべきなのは理解している。だが傷が癒えて全てが元通りになった今でもあの喪失感は忘れる事が出来なかった。少し間が空いて相手が推論を口にする。多くの人を吸血鬼にしようとしたこと、多く血を吸って変異した人が同じ方を向いていること、ここから距離が離れても尚相手の意識を奪う事が出来ること。今までの材料がおおよそその直感は当たっているように思えた。ならば尚更と焦ってしまうが相手がファングを呼ぶと目を見張る。そしてその策を聞けば同じ言葉を繰り返す。わざわざ変異の過程を踏む辺り精神を直接操るというよりは吸血鬼の肉体を導くような能力なのだろうと推測はできる。そして前回と違って今目の前にいる相手は間違いなく相棒であって二人で一人のダ.ブ.ルの変身システムなら意識だけを回収することも可能だ。一つの光が見えてくれば後ろ向きの事を言ってしまったことに謝罪を挟む。再び相手と目を合わせた時には迷いは振り切れてファングを受け取っては決意を口にする。答えが決まれば緊張が解れたように笑みを浮かべ「じゃあ行こうか、相棒」と声を掛けて家を後にして)

  • No.3559 by 探偵  2023-10-14 14:58:21 


お前の腰が引けてる時に手を引っ張んのも相棒の勤めってもんだ。あぁ、二人で一人の探偵の実力、見せてやろうぜ
(自分の身に起こっている事とはいえ吸血鬼なんてそもそも仮想の記憶がベースになっているメモリの影響はなにがどう転ぶか全く予想はつかない。だからこそ自分の直感を信じて進むしかなかった。そして相手はこちらの直感を信じてファングを受け取る、ニヒルな笑みを浮かべて謝罪をする相手の肩を軽く叩いて相棒ならば当然だと返事をしておいた。相手と再び目が合えばもうそこに迷いはない、不確定要素だらけのこの状況でも二人が同じ方を向いていれば向かうところ敵はない、そう思える程には相手の存在は心強かった。すっかり夜もふけてまさに吸血鬼が活動するような時間帯、例の古い屋敷に近づけばだんだんと音波の音は大きくなって脳を揺らしてくる。屋敷の目の前にたどり着くも油断すればすぐに意識を持っていかれそうで何度も頭を振って正気を取り戻していた。やはりこのまままともでいられる気はしない、屋敷の扉に手をかけると相手へ視線をやり「いくぞ」と声をかければゆっくりと扉をあけて)

  • No.3560 by 検索  2023-10-14 18:33:49 

ああ。…君が街の騒動を起こしたのかい?
(些細な不安さえ相手の言葉で吹き飛べば後は行動あるのみだ。外に出れば怪異が活動するにはピッタリな暗闇が広がっていた。そこから目的地である館に向かうが距離が近付くに従い相手の意識が遠のいて何とか取り戻す頻度が増えてきた。いつ制御不能になっても良いようにドライバーを装着すれば意識を共有したまま屋敷へ踏み込んだ。古びた内装のエントランスが広がっていて更にその先にこちらを誘うように扉が開かれたままの部屋がある。相手に目配せしてからその部屋の中に入ると奥にぽつんと置かれた椅子から人影が立ち上がるのが見えた。人影がこちらに近付いてくれば窓の月明かりでその輪郭が見えてくる。いかにもといった吸血鬼らしい見た目の男は相手を見るなり『これこれは、ようこそ我が同胞。まだ完全に成った訳では無いようだけど…そちらは私への供物かな』と紳士的に挨拶したかと思えばこちらに視線を向けてくる。吸血鬼側のような口調、ほぽ確定のようなものだがあの騒動について問えば飄々とした様で『騒動?ああ、同胞を増やすのを手伝って貰っただけだよ』と話しながら懐から一本のメモリを取り出す。どうやら二人の推測は当たっていたようだ。ならばそのメモリを壊すだけだと身構えるとその前に男はメモリを起動してこちらには聞こえない音波を発せられて)

  • No.3561 by 探偵  2023-10-14 21:38:23 


何が同胞だ。お前もメモリがなきゃただの人間、ッ!!…ぐ、ガ…ぁ……フィリップ…!
(ドライバーを装着しいつでも不測の事態が起こってもいいよう備えて意味ありげに開いていた部屋へと足を踏み入れた。その部屋の風景は先程家で見た幻のような風景と同じで、吸血鬼化した人間に号令を出せるのは目の前の奴で間違いなさそうだ。同胞だという男に眉を顰めつつ動向を見守れば男はメモリを取り出す、やはり伝説通りの存在ではなく伝説の記憶が作り出した騒動だった。となればいくら仰々しい物言いをしようとも男は人間で、この街の人を泣かせた犯罪者であるのに違いは無い。つまりはいつも通りで臆することなんてない。小馬鹿にするよう鼻で笑ってやるも直後男はメモリを起動させる、その瞬間に頭の中では音では無い音波が反響して一気に思考を塗り替えられていった。思わず頭を抱えてその場に蹲る、あの日と今日に何度も経験した意識を誰かに乗っ取られる感覚だ。今度は何度も頭を振っても音は止まない、歯を食いしばり唸り声を上げながら最後の抵抗をすれば相手の名前を呼んでドライバーを強く握りしめて)

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