相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.3262 by 探偵  2023-09-11 17:22:38 


俺と勝手に入れ替わったのは許せねぇが命狙われてるならほっとけねぇ。俺と同じ顔した奴に死なれちゃ夢見が悪いしな
(相手の推論に数度頷く、こちらも凡そ同じ考えだ。行方不明にするのか事故に巻き込まれて死亡にするのか分からないが、シャントを消したい奴が風.都.に訪れる日を狙って襲ってきたということになる。自分と鏡写しのようなこの男を見殺しにするなんて後味の悪い結末はごめんだ。それに彼はこの街の住人ではないがこの街で誰かを泣かせる事は起こしたくはない。全てを許せたわけではないがここはシャントを守るべきだろうと相手に同調した。彼を守るならば彼が狙われる目的を知らなければならない、それを探るためにも事務所に帰るという相手の案に同意しようとしたところで追手の声が聞こえて思わずそちらを振り返った。シャントが狙われるのはマズイ、愛用の帽子を彼に目深にかぶせると走り始める。一人ならば逃げ切れるだろうがヘナヘナな足取りで走るシャントと一緒に逃げ切るのは不可能だ。走りながらシャントが着るいつものジャケットに無理やり手を突っ込むとス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ン.を取り返し「俺があいつら引きつける!」と囮になることを決めて二人が走る道とは別の方向へと曲がって黒服を引き付けたまま走っていった。一方でシャントはすでに体力がつきかけていて黒服がこちらを追ってきていないのを確認するとゼェゼェと息をしつつ『ねぇフィリップ。メモリっていうやつはこの街に関係あるのか?』と相手へ問いかけて)

  • No.3263 by 検索  2023-09-11 19:33:35 

っ分かった、彼は任せてくれ __…どうやら全員向こうに行ったみたいだね。…、ああ。人を超常の力を持つ怪人に変えるガ.イ.ア.メ.モ.リはこの街で製造されて今も多く裏社会に流通している。 だからこそ僕と翔太郎はメモリによる犯罪や被害を無くすためにも探偵をやっているんだ。
(城の外にあまり出ることがないのなら体力だってそれ相応だ。相手が彼からス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ン.を取り返し自ら囮になる宣言を聞けばその意図を汲み、力強く頷いて言葉を返してまっすぐと路地を駆け抜ける。さらに進み逆方向に曲がった所で足を止めると背後から追っ手が来てないことを確認する。どうやら王子様だと誤認した相棒の方に全員向かったようだ。自国から連れてきたのか現地で雇ったのかは知らないが地の利は圧倒的に相棒の方が上であり、一人ならばきっと逃げ切ることだろう。呼吸を整えていると彼から思いもしない問いがなされて一瞬動きが止まる。メモリの存在はこの街の影だ。それをこの街を褒めてくれた他国の彼に明かすのは躊躇われて視線が迷うも意を決したように彼の言葉を肯定して話し始める。これは流通しているものとは違うけどと前置きを挟んでから懐から緑のメモリを取り出して見せる。相棒の格好をしている彼に少し誇らしげに探偵として活動する動機を告げるも先程までメモリの存在を知らなかった彼が何故それを問うのかが気になって「なんでそんな事をきくんだい?」と今度はこちらから問いかけ)

  • No.3264 by 探偵  2023-09-11 19:56:32 


な……怪人に、犯罪って……メモリはそんな危ないものなのか?!……僕には義理の弟がいるんだけど、前にアルフレッドとメモリがどうって話してて……弟はとっても良い奴なんだけど強い王様になりたいらしくて、でも王位継承権の一位は僕で、弟は二番目で……弟が、風.都.と姉妹協定を結ぼうって……
(最初こそ自分がちょっと息抜きをしている間に取り巻きの相手をしてもらおうと探偵と入れ替わったがまさか命を狙われる事態になるなんて思っていなくて、しかもそれを引き受け囮となって走っていった探偵のことが気が気でなくてモヤモヤと胸が落ち着かない。だが今はもっと気になる単語が相手から出ていた事を思い出してその意味を聞いてみる。相手から返ってきたのは想像を遥かに上回る内容で目を見開いた。相手が言う事が正しければメモリとは確かな兵器であり武力だ、事務所で相手が口にしていたメモリというものがそんな意味を持つなんて思わず思いっきり動揺して目をウロウロと忙しなく動かす。相手に質問の意図を問われて、顔を青くさせながらかつて自国で同じ単語を聞いた時の事を思い出しながらそのやり取りを語る。そこから少ない脳みそでも筋書きはすんなりと組み上がっていく。王位を欲する義弟、その後ろ盾に求められている武力、目的のために邪魔な義兄の存在。なぜ命が狙われているのか、なぜこの街と姉妹協定を結ぼうと義弟が言い出したのか、そこに派遣されたのがなぜ自分だったのか、全てを理解し共に国から来た従者達が自分の死を望んでいるのだと悟ると、スっと右目から涙が落ちる。そのまま涙は堰き止められなくて「うわああああぁぁあん!!」とおおよそ探偵がやらないような大粒の涙を流しながら泣きじゃくり始めて)

  • No.3265 by 検索  2023-09-11 21:30:07 

メモリが引き出す力と心身を蝕む毒素は銃や薬物を大きく上回るだろうね。…つまりその弟の目的はこの街で武力となるメモリを入手するパイプを作り、同時に君を排除することで玉座を手にすることか。え、あ、っ…大丈夫、大丈夫だから。僕たちは、君の味方だ。
(メモリの解説をすれば彼の目は見開かれて動揺したように視線が揺れ動く。きっとそんなものだとは知らなかったのだろう。人ならざる力を引き出し人を異形の姿に変化させ、使用すればするほど毒素が身体も精神も蝕んでいくそれは悪魔のような力であり、現代兵器の銃や薬物の比ではない。そう伝えれば彼の顔はますます青くなってかつて聞いたらしいやり取りが語られる。点と点が繋がり黒服達の目的が見えてくる。この街を訪れたのも姉妹都市を隠れ蓑に組織と繋がりを持つ為で王となる弟自身ではなくわざわざ兄が派遣されたのも同時に存在を消すためなのだろう。彼に代わって繋がって出来た一つの答えを口にしたところで彼の瞳から涙がぽつりぽつりと落ち始めてやがて子供のように大粒の涙を流しながら泣きじゃくる。相棒でも誰でも他人のそんな姿は見たことがなくておろおろと狼狽えてしまうが彼は泣き止むどころか更に涙を流している。どうすれば分からないがそれでも見ていられなくて、感情のまま彼を抱きしめるとぽんぽんと背中を摩る。今は根拠は無いが大丈夫だと繰り返して時折相棒にするようにくしゃくしゃと頭を撫で、自分達は味方だと告げながらも落ち着くのを待って)

  • No.3266 by 探偵  2023-09-11 22:37:05 


ぅ、……ぐすっ…フィリップ……ありがとう………僕、国に危ないものを入れたくない。弟には、メモリを蔓延させるような悪者になって欲しくない。……アルフレッドと一緒に帰らなくちゃ
(こちらが断片的に呟いた情報を相手は見事に繋いでこの風.都.訪問の全容が明らかになる。より明確になった義弟の計画はその分胸に突き刺さってわんわんと声を上げて涙が止まらなかった。相手に抱きしめられてもしばらく号泣は止まらなかったが、背中をさすってもらったり頭をくしゃくしゃにされるうちに少し心が落ち着いてくる。何よりも味方だと言ってくれるのが知らない国で見しった顔に背を向けられたったひとりになった身には心強かった。思いっきり泣いてあらゆる感情が爆発したせいか落ち着いてきて心に残っているのはシンプルな願望だけだ。それらも十分にワガママな内容だが譲れる気はしない。こちらを葬ろうとした執事を捕らえて国に連れて帰り、二人の罪を白日の元に晒して反省してもらうしかない。しかし一人では何もできないのは分かっていた。未だ涙いっぱいの目で相手と目を合わせると「手伝ってくれないか?」とお願いして)

  • No.3267 by 検索  2023-09-11 23:56:52 

勿論そのつもりさ。メモリを他所に流通させる訳にはいかないし、風.都.の姉妹都市の王子様の頼みだ。最悪な事態を招く前に彼らを止めよう。
(しばらくの間子供のように号泣していたが傍で慰めるように背中や頭を撫でて一人ではないと告げていれば徐々に落ち着いてくる。正直誰か通りかかるんじゃないかと冷や冷やとはしたがそれよりも彼を放っておけなかったという気持ちが強い。やがて散々泣いて気持ちに整理がついたのか今からやりたいこと、やるべき事を話し出す。目は涙に濡れたままだがそこには確かに一国の王としての決意と命を狙われてもなお一線を超えて欲しくないと思う優しさが感じられて目を瞬かせた後小さく微笑む。その後手伝いのお願いをされると快く引き受ける。メモリの被害を防ぐというのが一番だが思惑や経緯はどうあれ、風.都.の姉妹都市になるのだからこの街と同様に守るべき場所だ。こちらからも決意を口にすればこれからやるべきことは決まった。この方針を相棒にも共有して作戦を練るべきだろうと考えればそろそろ逃げきれた頃かもしれないとス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンから電話を掛け「今どこだい?」と話しかけて)

  • No.3268 by 探偵  2023-09-12 07:48:35 


___なら俺達のやることはひとつだ。執事を誘き出して捕まえる。俺は袋小路になってるとこに追手を集めるからお前はそのバカ王子連れて来てくれ
(シャントは協力を快く引き受けてくれた相手にまた泣きそうになりながらも礼を繰り返し何度も頭を下げる。未だに顔は涙でぐちゃぐちゃだが微笑む相手に強く頷き返していた。探偵の方は相手からの着信を受けると即座に電話口に応じる。ちょうど追手をまいて潜伏している所で、執事を捕らえる方針を聞けば作戦を練り始める。向こうにはまだ王族の服を着た男が偽物だとはバレていない、それならば追いつめられたフリをして主犯格である執事を誘き出し逆に追い詰めてやるのが得策だ。相手に袋小路の位置を伝えると「頼んだぞ」という言葉と共に電話を切る。軽く呼吸を整えてから人通りの多い道へと出た。数分も経たないうちに黒服がこちらを見つけ再び路地へと逃げ込む。これまでなら逃げているだけだったが、人目につかない所で振り返るとその黒服と対峙した。まさかヘナチョコの王子が抵抗してくるなんて夢にも思わなかったのか黒服は簡単に地面に沈んでいく。適度に人数を減らしたあと再び走り始め目的地へと向かった。王子が抵抗するという異常事態になれば執事も出てこざるを得ないだろう。その後も見つかっては適度に人数を減らすのを繰り返して路地裏にある袋小路へとたどり着く。構図的には追い詰められたようだがこれも作戦のうちだ。見計らったように執事のアルフレッドがその場に現れれば『もう逃げられませんよシャント様』と勝ちを確信した笑みを浮かべていて)

  • No.3269 by 検索  2023-09-12 10:52:07 

了解した、じゃあまた後で。じゃあ行こうか、シャント__ ファング! ッ…君の目的はお見通しだ。
(相棒と情報と方針を共有すれば早速作戦会議だ。相棒が王子として追われている立場ならばそれを逆に利用して執事を引っ張り出してくるという策は現状での最善手だろう。誘い出す袋小路の位置を聞くと短く了承を返して電話を切った。バカ王子とは何ともな呼び方だが執事を捕まえたその先は彼のやるべきことだ。相棒ならば滅多に見られないだろう涙でぐちゃぐちゃになっている彼に声を掛ければ目的地への移動を開始する。その道中、路地に黒服が床に沈んでいるのを何か所か確認する。ひ弱な王子相手でそこまで強靭さは重視していなかったのだろう。相棒が作戦を進めていることを実感しながら一足先に袋小路に辿り着いて近くに潜伏する。少しすれば王子の恰好をした相棒がやってきてその後ろをすらっとした男が追ってきている。彼が息を飲んだ様子や言葉からこの男が執事だろう。笑みを浮かべながらもじりじりと相棒と詰め寄り、同時に懐から刃物のような物を取り出したのが見えると堪らず彼が『アルフレッド!』と叫びながら飛びだしてしまう。執事は振り返り狙っていた王子と瓜二つの顔に驚いて動きを止めたのを見れば指示を出し、どこからともなく現れたファングによって刃物を弾き飛ばす。すかさず体当たりしてその体を地面に倒すとうつ伏せになった背中に体重を乗せ身動きを封じる。思わぬ襲撃に動揺する執事だったがすぐに状況を把握したのか突如笑いはじめ『シャント様にしては知恵を絞ったようですが、物事を進めるのに必要なのは圧倒的な力なんですよ』と話しながらジャケットを探れば一本のメモリを取り出して見せ)

  • No.3270 by 探偵  2023-09-12 12:38:22 


っ、フィリップ!!…ったく俺の顔でそんな泣くなよ。ドライバー寄越せ
(執事が刃物を取り出したのを見れば身構えるがその前に人影が飛び出してきて目を見開く。同じ顔に挟まれた執事は困惑したようだったが、その隙を狙ってファングが刃物をたたき落として相手が執事を抑えにかかれば良い風むきに不敵な笑みを見せた。しかし直後、執事がメモリを取り出しこめかみにコネクタが浮かんだのを見れば反射的に走り出した。コネクタがあの位置では押さえつけていてもメモリを差せてしまう。相手の名前を呼びながらその体を抱えると執事から剥がして避難させる。ほぼ同時に『Claw』の音声と共に執事の姿は漆黒を纏う体躯に両手に大きな爪を携えた怪物の姿へと変わる。おおよそ人のものではない姿にシャントは「うわぁあ!」と情けない声を出すがなんとか腰を抜かすのは耐えたようだった。こうなればあとは二人の探偵の出番だ。盗られたままだったドライバーをシャントに返すよういうと、未だ号泣の後で真っ赤な目を向けながらキョトンとした顔をして『それってプラス?マイナス?』と工具と勘違いしていて、同じ顔なのに情けないツラでそんな**た事を言われそろそろ拳一発ぐらいは入れてもいいような気がしてきた。だがここでシャントに構っている時間はなく「だぁぁぁあちげぇよ!!!」と叫んで怒りを発散させるとシャントが着る服を無理やりあさりドライバーとメモリを引っ張り出した。ドライバーを腰に装着し切札のメモリを構えると「行くぜフィリップ!」とカリカリしながら呼びかけて)

  • No.3271 by 検索  2023-09-12 16:18:37 

、ありがとう。やはり既にメモリは入手済みだったようだね。ああ。僕の身体は頼んだよ。
(執事を押さえつけるもその手には先ほど話題にしたばかりのメモリが握られていてこめかみにコネクタが浮かぶ。相手に抱えられるような形でその上から退いて距離を置くと同時にメモリはこめかみに呑み込まれていきみるみるうちに大きく鋭い爪を持った異形の姿へ変化する。助けてくれたことに感謝しつつも目的を考えれば執事が既にメモリを所持していることは容易に想像できる話で推測が当たったことに眉をひそめながら呟く。その力をこの街でそして彼の国で振るわせるわけにはいかない。ドライバーを返すように相手が彼に言えば充血した目で頓珍漢な問いが返ってきて怒りのまま声をあげている。相当苛立っている様子に今回はサポートに徹した方が良さそうだとも考えつつ回収したドライバーを装着すれば自らにも出現する。相手の呼びかけに頷きシャントに声を掛けてからメモリを構える。困惑する彼を視界の端で捉えつつも疾風のメモリを構えドライバーに挿入する。二本のメモリが揃いドライバーを開けば路地に風が吹き抜け二人で一人のもう一つの姿に変身を果たす。意識がなくなり地面に倒れていく自分の身体に『うわっ、え、フィリップ!?』と困惑しながらも受け止め、こちらを見れば『それに翔太郎も変な怪人に!』と大げさな反応を示す。純粋故の変な怪人呼ばわりに苦笑いを浮かべていると向こうのド.ー.パ.ン.トが大きな爪を振りかぶってきて咄嗟に後ろへと避ける。爪先が掠ったコンクリートの壁に大きなヒビが入ったのを見れば思わず「あの攻撃は受けたらひとたまりもないね」と呟く。距離を取って戦った方が良さそうだとメモリを銀と黄に切り替える。変幻自在に曲がるメ.タ.ルシ.ャフ.トを鞭のように扱って攻撃を加え、足元に引っ掛けるように巻き付ければ怪人はその場に転倒して)

  • No.3272 by 探偵  2023-09-12 17:22:55 


後で説明してやる!!お前の国の問題なんだ、ちゃんと見とけよ
(おそらくあの執事がメモリ売買のパイプと共にサンプルとしてあのド.ー.パ.ン.ト.メ.モ.リ.を国に持ち帰り、その威力をプレゼンする予定だったのだろう。この街の中だけでも厄介なのにメモリが街の外に出てしまえば収拾がつかなくなる。なんとしてもここであの執事を止めなければ。そうやって気合いが入っていたところにシャントの素っ頓狂な返事が入り、さらにダブルの姿まで怪人扱いされてしまうと相手と対照的にまた怒りの声を上げて顔だけシャントの方へ向けた。自分の顔が相手の体を受け止めているなんて絶対に起こりえない事で物珍しくもあるが、それを差し引いてもこの騒動で被ったものの方が多い。まずはきっちり片をつけなければと怪物に対峙する。敵は変幻自在のシャフトを前に距離を取られてご自慢の爪も震えないらしい、足元をすくわれ転倒すればここが決め時だ。シャフトにメモリをセットしマ.キ.シ.マ.,ム.ド.ラ.イ.,ブ.を発動させるとシャフトを鞭のように振り回して光刃を生成し怪物へと次々放った。光の輪は黒い体を切り裂いてメ.モ.リ,ブ.レ.,イ,ク.を果たすと怪物は執事の姿へと戻ってメモリが砕け散る。メモリの力を目の当たりにしてシャントは呆然としていたが、やがて相手の体を置いて『アルフレッド!』と執事の方に駆け寄っていて)

  • No.3273 by 検索  2023-09-12 19:00:23 

単に強い衝撃で気絶しているだけさ。命には支障はない。…これが君の弟と執事が手に入れようとかしていたメモリの実態だ。
(どうやらまだメモリの能力を使いこなせていないようで爪が届かない距離を保てば一方的に攻撃することが出来る。足元をすくい転倒した怪人にマ.キ.シ.マ.,ム.ド.ラ.イ.ブ.を発動させると生成した光刃を放ちメ.モ.リブ.レ.イクを果たす。怪人からメモリが排出されると執事の姿へと戻り地面に倒れて動かなくなる。ひとまずは執事の犯行を止められたことに安堵の息をついていると呆然としていた彼がはっとなって執事へと駆け寄る。仮にも先程まで自らの命を狙っていた人に近付くなんて警戒心の欠片もないが心底心配するような彼の表情を見れば口を挟む気もなくなる。単に気を失っているだけだと補足しながら変身を解いて元の身体に意識を戻すと立ち上がって彼に近付く。この戦いを間近で見た彼にはメモリの持つ力が良く分かっただろう。ここから先は自分達の役割ではなく彼の仕事であって「あとは君が考えて決めたまえ」と肩にぽんと手を置きながら告げて)

  • No.3274 by 探偵  2023-09-12 20:18:34 


あ、……ったく、甘い王子様だな
(執事が元の姿に戻ると、シャントは臆することなく倒れた彼の元へ走っていく。命を狙われたのに執事としてのアルフレッドを心配する様に呆れたような物言いをするが、これがシャントの長所であり器というやつなのだろう。変身が解かれて相手と共にシャントの元へ近づく、気絶してるだけだと聞かされ心底安心したような顔をするのだからお人好しにも程がある王子様だ。相手に決断を迫られたシャントはしばらく俯いたあと、執事を国に連れ帰って義弟と共に罪を認め改めさせる事を誓い『俺一人の力じゃちゃんとと連れ帰れないから』と日本の警察の協力を仰いで執事を送還する手段を選んだ。程なくしていつもの警察の面々が到着したわけだが、こちらと王子とが並んでいればジンさんとマッキーが黙っておらずまたひと騒動となった。相棒でさえ見た目だけでは判断がつかないほどのそっくりっぷりなのだからジンさんは王子を延々と観察し、マッキーには王子の服を散々バカにされ睨み合いになった所でようやく執事は連行されていった。静けさが戻るとシャントは改めて相手とこちらに向き直って『本当にありがとう』と頭を下げる。自分の顔に謝られるのもなんだか妙なもので、おかしな擽ったさを誤魔化すために「それより早く服返せよ」とからかい混じりに言い)

  • No.3275 by 検索  2023-09-12 21:05:05 

街の平和を守るのも僕達の仕事だからね。 それに翔太郎と同じ顔であんなに目をキラキラさせてはしゃいだり盛大に泣きじゃくる姿を見るのはなかなかに新鮮だった。写真でも撮っておけば良かったかな
(彼の決意を聞けば小さく笑う。この短時間だけでも情けない姿は幾つも見てきたがそれでも所々見せる真剣な顔や覚悟はこれから国を背負っていくに相応しい人物の物だった。すっかり顔馴染みとなった警察を呼べば刃野刑事と真倉刑事もやってきてそっくりな二人の姿を見ればたちまち軽い騒ぎとなった。ようやく同じ顔が並んでる光景には慣れたが始めて見れば驚くのも無理は無い。お互いの顔を見比べたりドッペルゲンガーだの王子の方が気品のある顔だの言ったりする二人だったがこの件は任せろと執事を連行していく。やがて三人の空間となれば頭を下げられてちょっとだけ照れ臭く言葉を返す。相手もおおよそ同じ様子のようで服の事に触れると便乗する形で彼が探偵の格好で見せた無邪気な表情や盛大に泣きじゃくる顔が思い出されて、クスクスと笑いながらもその事を告げる。すると顔を赤くして『そこまでじゃなかったって!』と必死に弁明する姿はやはり相手とは違う人物なのだと感じさせる物だ。ひとしきり揶揄ってから「事務所で着替えたらどうだい?」と提案して、二人の同意を得ると三人で事務所への道を歩き始め)

  • No.3276 by 探偵  2023-09-12 22:30:33 

お前……もうちょっとハードボイルドにできねぇのかよ。あと写真は絶対に禁止だ
(真摯に頭を下げるシャントの振る舞いにからかいの言葉を投げれば相手もそれに乗っかってシャントを揶揄うがその内容は聞き捨てならないもので深々とため息をつく。目の腫れようからだいぶ泣いたのは分かっていたが相手がこれ程言うくらいには号泣したのだろうし、その前の大はしゃぎする姿も凡そこちらがやらない顔だ。ハードボイルドからかけ離れすぎている。そんな顔を記録として残されてはたまったものではない。それに自分と同じ顔とはいえ自分ではない写真を大切にされるのは複雑な気分だ。三人で事務所に帰る道中で入れ替わっている間のことを聞けば王子様は大分と相手との風.都.観光を楽しんでいたようで、こちらが命を狙われ追いかけ回されていたのとは大違いの時間を過ごしていたようだ。事務所についても話題は止まらず『僕が泣いちゃった時にフィリップがぎゅっとしてくれたりポンポンしてくれたりして嬉しかったなぁ』と言い出すと、額に青筋が走る。人と入れ替わった上大事な相棒に慰めてもらったとはいいご身分だ、それを鏡の中にいるような顔がヘラヘラ笑いながら自慢するのだから我慢も限界というもの。真顔でシャントに近づくと『あれ?翔太郎なんで怒って…』と顔を引き攣らせる言葉を無視し、シャントの耳を掴むとそこを引っ張って移動を始める。『痛い!痛いよぉ!!』と情けなく叫ぶのを無視してガレージへと連れ込んだ。そのまま服を交換して再び事務所スペースに戻ればやっといつもの装いに戻る。シャントはグズグズと若干泣いているようにも見えるが「これでやっと元通りだ」と動きやすくなった肩を回していて)

  • No.3277 by 検索  2023-09-13 00:09:42 

確かにしたけれども少し語弊が…、あ。_ おかえり、…やっぱりこっちの方がしっくり来るね。 それに本来の君の格好が見れて良かった
(王子にハードボイルドさを求めるのは違うとは思うが自分と同じ顔が自分がしない事をしているというのも複雑な気持ちなのだろう。写真も禁止されると素直に諦めて事務所へと戻る。その間に話題は彼と過ごしていた内容に移る。風.都.タ.ワーに行った程度だが彼にはとびっきりの思い出のようで楽しそうに話すのを相槌を挟みながら聞いていた。事務所についても話題は続き、慰めた時の事を話し出すと隣の相棒から苛立ちのようなものを感じ取る。確かにそのどれも彼に行ったことだがあくまで慰める為の行為でそうやって言葉にされると違う意味に捉えかねない表現だ。さりげなくフォローを入れようとするもその前に相棒が近付いていき耳を掴んで容赦なくガレージに連れていく。情けなく叫ぶ彼の声が聞こえるが探偵の勘とやらで首を突っ込まない方が良さそうだと判断して二人が上がってくるのを待つ。少し経てば階段を登ってくる音がして元に戻った2人が現れる。傍から見れば何も変わったようには見えないかもしれないが同じ顔でも相棒の方が探偵の服が似合っていて安心すると口元を緩める。続いて半泣きになっている彼の元に向かい王子様としての姿を褒めるとその顔が上がり表情がみるみるうちに明るくなる。そのタイミングで彼の持っていた通信機器に連絡が入る。どうやら彼と来た従者達の大方は執事や義弟の派閥だったらしいがその計画を聞かされておらず純粋に彼に仕える者や穏便派の人が少数居たらしい。今のは執事の騒動を聞き、彼を迎えに来るという旨の連絡だったようだ。全員が今回の件に加担しておらず彼が一人で帰ることにならない事に安堵しつつも「また何時でも風.都.に来るといい。ね、翔太郎?」と相棒にも話を振って)

  • No.3278 by 探偵  2023-09-13 07:27:39 


ハードボイルドな探偵はこうでなきゃな。___もう入れ替わるのは勘弁だが風.都.観光なら歓迎してやるよ
(シャントは一応一国の王子なわけだが自分と同じ顔だとどうしても雑に扱ってしまう。ようやくいつもの姿に戻れば相手が口元を緩めるのが見えて、いつも通りニヒルな笑みを浮かべながら返事をする。あんなに動きにくい服を着て走るのは二度とごめんだ。一方シャントも元の姿に戻り王子服を客観的に見ることになるが、煌めく純白の服はかなり目立っていてしばらくは情報屋女子高生のネタにされそうだ。シャントが相手の褒め言葉に簡単に機嫌を直す様をみると単純なヤツだと呆れたように笑っていた。そう話しているうちにシャントに連絡が入る。きちんと彼を慕う従者がいた事に安堵しつつ相手から次の機会について話が振られる、迷惑を被らなければという条件は当然つくがもちろんいつでも歓迎だ。風.都.の姉妹都市の王子でこの街を愛してくれるというのなら喜んでシャントを出迎えるだろう。シャントは満面の笑みで『また絶対に風.都.にくる!二人に会いに来るよ!』といえば別れの挨拶をして名残惜しそうにめいいっぱい手を振りながら事務所を出ていった。事務所にはようやく平穏が訪れて深々とため息をつく。自分と同じ顔が目の前にあるなんて異常事態がようやく去って「ドッペルゲンガーに会うと死ぬなんて言うが、迷惑で良い奴が友達になって終わったな」と相手の方を見やり)

  • No.3279 by 検索  2023-09-13 11:07:12 

ああ、なかなかに賑やかな人物だったしメモリの海外流出も防ぐことが出来て何よりだ。君と他国の王子が同じ顔ということはもしかしたら遠い血縁関係だったりするかもしれないね。
(迷惑のかからない範囲でという条件付きではあるがこの街を愛してくれるなら相手も歓迎してくれるらしい。二人の答えを聞けば彼の顔には満面の笑みが浮かびまた訪れるという約束を結ぶ。「待ってるよ」とこちらからも笑みを向け手を振り返して見送ると騒がしく事務所を去っていき元の二人の空間となる。急に服を交換され王子の身代わりとして命を狙われ続けた相手は災難だったが彼に好奇心のまま振り回されたり素直な反応を見たりするのは楽しい時間だった。メモリが風.都.の外に大量に出荷されるかもしれない可能性を潰すことも出来たのも合わせて彼との出会いは悪くなった。視線を感じて相手の方を向くと改めてそっくりな見た目にまじまじとその顔を観察する。異なる地で瓜二つの顔という興味深い事案に好奇心の色を宿し観察を続けながらも一つの仮説を口にする。どちらにしろ二人が出会うのは不思議な縁だ。一方で終始苛立っているようだった相手の態度を思い出せば「シャントに当たりが強かったようだけどやっぱり同じ顔の人物がいるというのは変な感じなのかい?」と何気なく問いかけてみて)

  • No.3280 by 探偵  2023-09-13 12:37:32 


そんな話聞いたことねぇけど、どっかで繋がりがあんのかもしれねぇな……まぁ俺の顔で情けねぇツラしてんのも許せねぇけど、俺のまんまの顔でお前の隣にいたのが、こう……お前を取られたみたいで……
(二人きりになって視線が交わると相手は好奇心を輝かせてこちらを観察し始める。そう新しいものが出てくるとは思えないが甘んじてそれを受け入れながら、血縁関係の可能性を言われると記憶を辿る。少なくとも遠い国に親戚がいたりその血筋が入っているという話は聞いたことが無い。だが血縁があるにしろないにしろ、この風の街で顔がそっくりの二人がメモリの騒動に巻き込まれるとは数奇な運命というものだ。また会った時には血縁の話をじっくり聞いてみてもいいかもしれないと思っていた矢先、シャントへの当たりがキツかったと言われれば一瞬口を噤む。ずっと胸に漂っていたモヤモヤの正体にあたりは付いている。服を交換され存在ごと交換されたに等しかった状態で、同じ顔の男が相手と一緒にいるのをみて蚊帳の外にはじき出されてしまった感覚があったのだ。相手はシャントの正体に気づいていたし性格でいえば自分と王子は全く似つかないがそれでもシャントが自分の位置へ収まってしまうのではないかと焦っていたのは事実で、ポツポツとその心境を語った。しかしそれは紛れもない嫉妬という感情で言っていて段々恥ずかしくなってくれば「やっぱなんでもねぇ」と目をそらして)

  • No.3281 by 検索  2023-09-13 16:07:03 

何でもなくはないだろう?確かに服を交換していれば見た目はそっくりだったけど、僕の大切な相棒は他の誰でもない君だけだ。
(相手が何も言わないことをいいことにその顔を観察しながらも数奇な縁に考えを巡らせる。新たな外見的発見は無かったが造形は同じでも浮かべる表情の違いで見分けがつくものだと感心していた。そんな中で当事者でもある相手に同じ顔の彼への対応について問えば一瞬口が閉じてぽつぽつと語りだす。同じ顔が自分の気に入らない言動を取っていることへの苛立ちまでは想像がついていたが続けられた言葉に目を瞬かせる。服を交換して入れ替わった状態だったということは相棒の立ち位置を彼が乗っ取ったという事も出来るだろう。勿論彼にそのつもりは全く無かったのだろうがその姿を見て面白くないと感じるのは容易に想像がついた。つまり自分の恰好をした彼に妬いていたという訳だ。理由を察したところで相手が恥ずかしくなったのか目を逸らしてうやむやにしようとするを見れば相手の頬に両手を添えてこちらを向かせた。あんなに頼りがいのあった相手が今はやけに子供っぽく見えてじっと見つめ軽い笑みを見せながらこの特別な立ち位置は相手だけだと告げる。扉の外から何も足音や気配がしないのを確認するともう一歩近づいてその身体を抱きしめた。ぽんぽんと背中を撫でてやりながらも「僕はちゃんと翔太郎の物だよ」と告げて)

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