相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
通報



唯一無二の相棒へ。




コメントを投稿する

  • No.3142 by 探偵  2023-08-29 21:26:00 


…、……んん゛っ、あぁまだ裏はありそうだが…ひとまずこれで解決だ
(子供だと思っていた清次郎はその体以上に勇敢で、目線を向けた先の相手も同じような事を思ったのか笑みが浮かんでいる。口だけではない勇気は褒められるものであるのは確かなのだが、相手が清次郎の頭を優しく撫でているのをみれば思わず眉をひそめてしまった。子供の頭を撫でるなんて普遍的な行為のはずなのに、相手のそれは自分だけの特別なものなのにと考えがよぎる。奇しくも相手と同じく子供に張り合いそうになるが、咳払いをしてなんとかその衝動を逃がして平静を装い返事をしておいた。現れたマ.ス.カ.レ,イ,ド.・ド.ー.パ.ン.トは全て倒したがあのマイクの音を聞いて人の心を惑わす能力はきっと別種のメモリのものだろう。本丸はまた後に相まみえることになりそうだ。ルミちゃんの母親も見つけ声をかけに行こうとした所で、清次郎が『俺、翔太郎の相棒になるのやめる!』とまた突然言い出して目を開いた。続いた言葉は『翔太郎にはフィリップが必要みたいだしな』という言葉で思わず「おい!」と声を出す。間違ってはいないのだがただのプライドの問題だ。怒るこちらを他所に清次郎は『俺もいつか二人みたいな相棒見つけるよ!』と満面の笑みをこちらに向けてくれば怒るに怒れなくなってしまって、「なら、紹介してくれんのを楽しみにしてるぜ」とこちらも笑みを返して)

  • No.3143 by 検索  2023-08-29 22:06:40 

きっと君なら良い相棒に出会えるさ。その時は僕らも負けないようにしないと。
(満更でもない彼の頭をぽんぽんと撫でていると隣の相手が眉を顰めているのに気付く。何となく考えていることが読めれば思わず笑ってしまいそうになるが清次郎の手前、何とか堪えて気づかないフリをしておいた。いつの間にかあの司会の人物は姿を消していて今回使われたメモリも壊すことが出来なかったがひとまず彼女の母親を連れて帰るという目的は果たした。彼女が待っている旨を伝えようとした所で清次郎が相手を引き止めて相棒を辞める旨を口にする。続いた言葉に更に口元が緩んで「流石の観察眼だね」と怒る相手を揶揄うようにコメントを挟む。満面の笑みで告げられた言葉は彼の未来の相棒への想いがこもっていると共に自分達の相棒としての関係を褒められたようで嬉しくもあり何だか擽ったい。彼がもし今の想いのまま探偵になるのなら早ければ十年後には同業者だ。きっとその時も相手と探偵を続けている確信はあって、未来のライバルへ軽い笑みを向けながら言葉を送っておいた。少しするとパトカーの音が聞こえてきて警察がやってくる。子ども達が帰宅を待っているという状況と彼らの小学校の母親達を狙った手口ということもあって軽い現状把握の捜査をした後、詳しい事情聴取等は後日学校単位ですることとなったらしい。ルミちゃんの母親に声を掛け状況を説明すればその足で一緒に事務所に戻ることとなった。事務所に戻れば所長と待っていた彼女が母親の姿を見るなり抱きついて感動の再会を果たす。これが見れただけでも依頼を引き受けた価値があっただろう。何度も礼を言う二人を見送ると「これで依頼も完了だ」と相手と彼に告げて)

  • No.3144 by 探偵  2023-08-29 22:36:47 


だな、風都の探偵の肩書きは譲るわけにはいかねぇ
(どうやら探偵の相棒に対する憧れは二人で並び立つ存在に対する憧れへと変わったようだ、しかも清次郎自身があっさりと身を引くほどに自分達は紛れもない相棒であるらしい。事務所で顔を合わせて向けられた憧れよりも数倍嬉しくもあり照れくさくもある憧れの形にむず痒そうな笑みを浮かべて頬をかく。だが相手が言うようにこのまま清次郎が探偵となるならば将来的に自分達のライバルになるかもしれない。こちらが相手と共に探偵であり続ける未来は間違いないものであって、それならばいつか二人で清次郎とその相棒を迎え撃つ時がやってくるだろう。相手の隣で不敵な笑みを浮かべながら遠い未来へ宣戦布告をしておいた。警察もやってきてこの場は収束していく、といっても犯人の姿がない以上完全な事件解決ではないが、ひとまず子供たちの元に親を返すことができて良かったというところだろうか。相手と清次郎とルミちゃんの母親と連れ立って事務所へと帰れば無事にルミちゃんと母親を会わせる事ができて、またひとつ涙を拭うことが出来たと安堵していると清次郎も満更でもない顔をしていてこっそりとそれを笑っていた。清次郎とルミちゃん母娘が帰るのを見送って、事務所にはいつもの三人が残る。ルミちゃんの相手をするのが大変だったという所長を宥めながら今回の事件のあらましを聞かせた後「相棒の座を取られなくてよかったな、フィリップ」と冗談めかして話しかけ)

  • No.3145 by 検索  2023-08-30 00:13:02 

元々譲るつもりは微塵も無いよ。今もこれからも、君の相棒は僕だけで十分だろう
(ひょんなことから舞い込んできた依頼もひとまずは片付いて三人を見送ると事務所にはいつもの3人が残ることとなる。突如小学生の相手を任せることになった所長には感謝をしながらも相手から今回の簡単なあらましを伝える。かなり身近な所でメモリの能力が悪用されている事案には頭が痛くなってくるが街を守る探偵として一つ一つ見つけ次第解決していくしかないだろう。三人分入れたコーヒーを飲みながら依頼後かつ終業までの時間を過ごしていると不意に相棒勝負の話題を振られる。当然彼に相棒の座を明け渡すつもりはさらさら無かったが役に立って褒められる姿にモヤモヤしたのは事実だ。少しでも相棒の座を取られたらという可能性を考えて年下の彼に張り合ったことや相手が自分の事を相棒だと強く主張しなかった不満を抱えていたことが今更恥ずかしく思えてきた。それを隠すように平然とした口調で応えつつも視線はそっぽを向いてコーヒーを口にしていて)

  • No.3146 by 探偵  2023-08-30 07:39:50 


ん?……、そりゃ俺の相棒はフィリップ以外有り得ねぇけど、まともに清次郎に伝えたら悲しませちまうだろ
(相手がいれてくれた香り高くブレイクタイムにピッタリのコーヒーをお供に今日の事を振り返る。冗談でふった話題のはずだったが、相手の視線は明後日の方向へ向いていて違和感を覚える。こういうのに鋭いのは所長の方でニヤニヤとこちらを見ながら『フィリップくん怒ってるわよ』とちゃちゃを入れられれば一瞬言葉に詰まってしまう。自分に相棒は一人しかいないと清次郎を門前払いすればここまで大事にはならなかった自覚はあり正直ここで何を言っても言い訳にしかならないが、相手をこのままにしておくわけにもいかず頬を掻きながら苦しい言い訳を口にするしかない。相手と二人きりならばもう少し言葉もスムーズに出てくるがアキコの前では恥ずかしさの方が勝る。特にこいつはニヤニヤ顔を浮かべながらこちらを見てくるのだから。しかしここできちんと伝えるべき事は伝えなければ男ではない、所長の視線を振り払うように軽く咳払いをしたあと「俺の相棒の席にお前以外を座らせるつもりはない」と言い切ればアキコは『キャッ!』なんてまた茶化してきて、煩いと言いたげに目を見開いて所長を睨みつけていて)

  • No.3147 by 検索  2023-08-30 10:36:51 

…ああ、僕だけの特等席だ。
(どうやら我が事務所の所長様にはこちらの心境はお見通しのようで茶々が入る。決して怒っている訳ではなく、相手の言う通り例え相棒の席は埋まっていると伝えたとしてもあの様子では彼が引き下がる可能性は低かっただろう。それでも他人に相棒を名乗られるのは居場所を取られたような感覚がして依頼が解決してもなおその状態が尾を引いている。何となく気まずくなってそのまま他所を向いていたが取り繕うような咳払いが聞こえてくれば相手の方を向く。目を合わせた状態でハッキリと相手の相棒は自分だけだと言い切られるとぱちりと瞬きを挟む。その言葉にまた所長が茶化して相手がそれを睨みつける光景を見れば少し遅れてその言葉の意味とそれが本心の言葉であることを理解して自然と満足げな笑みが浮かぶ。相棒の座が揺るがないことは知っているつもりだったが改めて言葉にして伝えられると嬉しくて噛みしめるように呟く。その返答にまたしても『お熱いわね』など言いながら所長は手でハートマークを作っていて何を言って言われたかを改めて考えると羞恥が募ってきた。それに対して何か言おうとする前に『ただでさえ暑いのにこれ以上熱くされたら堪らないしもう帰るわ。あ、鍵はちゃんと閉めて帰りなさいよ!』と言って颯爽と事務所を後にしてしまった。嵐のような出来事に圧倒されながらも「気を利かせてくれたようだね」と緩く笑いながら告げて)

  • No.3148 by 探偵  2023-08-30 12:37:49 

…、アキコッ!!……ったく、茶化すだけ茶化して帰りやがって
(羞恥を乗り越えなんとか所長の前でも相棒は相手だけだと言い切って、アキコの相手をしていたが視界の端に映った相手には笑みが浮かんでいる。視線を移せばこちらの言葉に応えるような呟きがなされて、こちらの胸も暖かく満たされるような気がして口元が緩んだ。だがそこにまたしても所長からのちゃちゃが入ると思わず声をあげ、それでもハートマークを手で作る様子に額に青筋を作って声を挙げそうになるが、その前に所長様は颯爽と事務所を去ってしまって叫び声は未消化に終わった。深々とため息をつきながらも所長の気遣いには内心感謝して、愚痴るように言うもその顔には笑顔が浮かんでいる。こうやって茶化してはくるがアキコは相手との関係を見守ってくれている大事な存在には変わりない。本人に直接は絶対に言ってやらないが。事務所に二人きりになったのならと席を立って相手の隣へと座り直す。相手の入れてくれたコーヒーをまた一口飲んでいて)


(/お世話になっております!そろそろ区切りかと思いましてお声がけさせていただきました。清次郎に相棒の座を取られそうになって真正面から論破しにかかる検索くんが大人げなさすぎてとても可愛かったです…!その後も大騒ぎしながら最後には相棒としての絆をまた深めて確かめられてほっこりできました。今回もありがとうございます!
この後の展開ですがいかがしましょうか?このまま日常を謳歌するのも場面を切り替えてしまってもいいかと思うのですが、検索様のご希望などありますでしょうか?)

  • No.3149 by 検索  2023-08-30 15:33:29 

(/区切りが良さそうなのでこちらだけで失礼します。相棒の座を巡って大人げなく清次郎君と張り合ったり活躍したりしようとする検索が動かせてとても楽しかったです。相変わらずの巻き込まれ気質でありながらも危険な状況になれば身体を張るかっこいい探偵君を見ることができてにぎやかにお話を進めることが出来ました。後に話が作れそうな要素も残っていますので何処かで活かせたらなと思います。今回もありがとうございました。
次の展開ですが依然挙げてもらった男爵外伝パロなどをやるのも良いですし、日常回が続いていますので組織の元研究員などに個人的好奇心で目をつけられて新しいメモリの開発を手伝われそうになる話や何かしらによって探偵業or変身が出来なくなる話のようなシリアスな話でも良いかなと思っているのですがいかがでしょうか?)

  • No.3150 by 探偵  2023-08-30 17:36:50 


(/最近は緩やかなお話が続いていましたし、ここはピリッとシリアスなお話をぜひさせていただきたいです!あげていただいた中ですと組織の元研究員に目をつけられて新しいメモリ開発を手伝わされそうになるお話に興味があります。最初は依頼だったり外で話しかけられて気軽に始めたものがだんだんと怪しくなってきてってパターンとか、検索くんを拐ってメモリ開発をさせようとするといったパターンとか面白そうかなと思うのですが、検索様が想定されてる展開などありますでしょうか?
また、いつかの機会に変身が出来なくなるお話でいつか仰っていた魔王組を絡ませてみても面白いかなと!アナザーに存在を奪われて、魔王くんにウォッチを託し、解決した後に探偵業を続けるためにウォッチ=変身能力を返してもらう、みたいな事ができたらなと思っています!)

  • No.3151 by 検索  2023-08-30 18:56:40 

(/ではその話に致しましょう!イメージとしては検索の興味引きそうな謎か組織の手がかりを匂わせた匿名の依頼が事務所に来てそれを追った先で誘拐、連れて行かれた先がかつて動いていた研究所跡でそこで前のようにメモリ開発させようとして…みたいなのを考えておりました。記憶消去前の顔見知りだったり検索を物として扱おうとしたりと色んな方面でシリアス展開が出来たらと思います…!
魔王組と組ませるアイデア凄く良いですね、改変された世界や変身できない状況での行動、魔王組との絡みなど楽しそうな要素ばかりです。是非ともやりましょう。)

  • No.3152 by 探偵  2023-08-30 20:43:44 


___どうぞ。……ん?
(相棒対決の騒動から数日、事務所にはいつも通りの時間が流れている。コーヒーをお供に聞いた若.菜.姫.のラジオも終わり、暫く出入口近くのソファーに座り余韻に浸っていれば誰かが突然ドアを叩く。依頼人だろうかとソファから立ち上がり軽く服を整えてドアの向こうの誰かに声をかけるが返事はない。不思議に思って自らドアをあければそこには誰もいなくて、悪戯かと眉をひそめた。しかし誰もいない代わりにドアの前に小さな箱が置かれているのを見つけるとそれを拾い上げて事務所内へと戻ってくる。箱には『フィリップくんへ』と書かれていてどうやら相手に宛てた荷物らしい。「お前宛てみたいだぞ」と声をかけて箱を相手へと差し出すが宅配便でもなく差出人すら分からなかった。不可解な荷物に中身を確かめておこうと相手がその箱を開くのを待って)

(/流れ把握しました。かつての検索くんを知る研究員いいですね!検索くんの知られたくない過去を知っている人物ならめちゃくちゃシリアスなやり取りができそうです。それでは導入投稿しておきましたので、今回も好きな展開入れてカッコイイ二人のやり取り楽しみましょう……!
そしてタイミングが良い時には魔王組もぜひ!で/ん/お/う組の時と同じく楽しくやりましょう/何もなければこちら蹴りで大丈夫です!)

  • No.3153 by 検索  2023-08-30 21:59:54 

僕宛? 特に何か頼んだ覚えはないけど…、っ、まさか、
(相棒として改めて確認し合ってから数日後。楽しみにしている若.菜.姫.のラジオも最後まで聞き終えご機嫌のまま本を捲っていると事務所のドアがノックされる。特に意識を向けていなかったがいつまで経っても返事も人が入ってくる気配もなくて何となく顔を上げる。相手が確認しに向かい、帰ってきた手にあったのは箱で自分宛だと言われると首を傾げる。欲しい物は相手や所長に頼んで買って貰い、近くに無ければ宅配を頼むこともあるがココ最近で注文した覚えは無い。街に出るようになったとはいえ贈り物を貰うような交友関係も殆どない為、思い当たる節がないまま箱を受け取った。確かに自分の名前が書いてあることを確認してから箱を開けると一枚の紙と幾つかの金属を主としたパーツが入っていた。見覚えのあるそれに思わず息を飲んで恐る恐る記憶にあるまま組み立てる。出来上がったのはプログラムを入れ込む前、つまり開発段階の空のガ.イ.ア.メ,モ,リで「なんでここに」と目を見開きながら呟く。真意を探ろうと紙の方を見てみれば『製造場所』という文字と何処かを指す座標だけが書かれていて「まさかここでメモリの製造が」と焦りを覚えながら相手の方を見て)

  • No.3154 by 探偵  2023-08-30 22:30:28 


っ、そいつは……
(差出人不明の箱を相手があければ中身は何かのパーツと紙で、こちらにはその意図が分からなかったが相手にはそれだけで十分伝わったようで息を飲む音が聞こえた。そのまま流れるような手付きで相手はパーツを組み立てていく、それこそ無数に組み立てた事があるのが伺える程慣れた手付きだ。だが組み上げられていく途中でその全貌が見えてくれば息を飲む。相手の手の中で出来上がったのは空ではあるものの間違いなくガ.イ.ア,メ.モ.リ.だった。相手が自分と出会う前にメモリの開発に関わっていたのは百も承知だが、その証拠をまざまざと見せつけられているようでこちらも息を飲んでいた。これを相手に送り付けてきたということは相手がメモリ開発に関わった事を知っている人間だろう。そんな人物からまるで誘うように『製造所』の位置を知らされれば、これは明らかに相手に対する呼び出しだ。メモリの製造所があるなら止めなければならないが、得体の知れない人物がいる所に相手を連れていくわけにはいかず「落ち着け。俺がひとりで様子見てくる」と相手を置いてひとりで製造所へ行こうとして)

  • No.3155 by 検索  2023-08-30 23:34:04 

いや、僕もついて行くよ。…これを送った人物の真意が知りたい。
(組み立て出来上がったものを見れば相手を飲む。わざわざパーツの状態で自分宛に送ってきたということはあの場所でメモリの製造・開発に携わっていたことを知る人物だ。そんな人物が事務所の前に訪れこの箱を置いていった事実に変な汗が出るが相手が1人でこの場所に向かうと言い出せばすかさず自分もと意志を表明する。状況を見ても組織絡みかそれに近い人物による物だとが伺えるがそんな危険な場所に相手一人で行かせる訳にはいかない。それにあの場に居た人物ならば自分の消えた記憶について知っているかもしれないと考えが過ぎる。わざわざ空のガ.イ.ア,メ.モ.リを送ってきた理由、今となっては不愉快な程手に馴染むそれを握りしめながらも真っ直ぐと一切譲る気のない目を向け連れて行くように訴えて)

  • No.3156 by 探偵  2023-08-31 07:41:07 


……分かった。お前に因縁がある奴みてぇだしな
(これを送り付けて来たのが単独犯なのか、複数人なのか、どこまで組織が入り込んでいるのかまるで背景が読めない。いつ相手に危険が及ぶか分からず罠のように誘い込まれている状況で二人連れ立つのは危険に思えたが、相手の目を見るに一切譲る気はないようだった。犯人は過去の相手をよく知る人物だろう、真相を知るためには相手と犯人が対峙しなければならないのも可能性として有り得る。それにひとりで行くにはこちらには情報が無さすぎて、軽く深呼吸をしてから相手と共に座標の位置へ行くことにした。金具にかけられたハットを手に取り被ると「この座標なら街の外れにある工業地帯だ。いくぞ」と声をかけ相手と共に事務所を出る。ヘルメットを手渡しバイクにまたがると、エンジンをふかしてバイクを発進させて)

  • No.3157 by 検索  2023-08-31 08:21:49 


ありがとう。__ …ここのようだね。
(今までそういう危険な場所から自分を遠ざけてくれていたのが相棒で今もその気持ちが強いだろうが譲らない意志を示すと深呼吸した後に承諾が下る。自らの想いを汲んでくれたことに感謝を伝えながらも相手の言葉に頷いて外に出る。ヘルメットを受け取り後ろに乗り込むと目的地へと走り出した。この街を平和にするという二人の約束を果たすにはその発生源を潰すのは必要不可欠だ。だがメモリの製造場所に向かうことは過去に自分が重ねた罪と向き合うことでもあって無意識に相手の腰元に回した腕に力が入っていた。そうして少しすれば指定された座標の場所に辿り着く。バイクから降りると辺りには倉庫が幾つか立ち並んでいて人気は無い。メモリを製造するには土地が狭いような気もするが指定した場所であるのは間違いない。気持ちが変に先走るとその倉庫の中を確認しようと一人で近付いて)

  • No.3158 by 探偵  2023-08-31 12:21:54 


、おいフィリップ!焦んな、どこに何がいやがるか分かんねぇだろ
(バイクを走らせれば腰に回された腕が妙に力んでいるのが分かる。待ち受けている敵がどんな奴であれ、今から行く場所で相手はあの夜まで犯していた罪と向き合わなければならない。あの夜に出会ったメモリの開発以外に興味のない、余計だと切り捨てた事を考えていない相手を知る人物。きっと相手は平常心ではいられないだろう。案の定こちらがバイクを停めている間に相手は一人で倉庫へと入ろうとして、ヘルメットをおいて慌てて駆け寄り小声で話しかけながら腕を掴む。相手が冷静でいられないのならこちらがいつも以上に冷静でなければならない、相手に言い聞かすように言った後半開きになっていたドアを慎重にあけて中へと入った。倉庫の中はほとんど何も無くがらんとしていたが、片隅に机がいくつか置かれていてその上にはあの箱と同じく無数のパーツが置かれている。まるで組み立てられるのを待つように沈黙しているパーツから相手へと目を向ければ「これも組織にいた時に見たやつか?」と問うて)

  • No.3159 by 検索  2023-08-31 15:11:44 

、ああ。敵地だと思って行動するべきだね。_ 同じガ.イ.ア.メ.モ.リのパーツであるのは間違いないけど僕が見た物よりも少し改良が施されているようだ。…それにこの色は、既存のメモリを複製して作る物ではなくて新しい記憶を書き込んで作るための研究用のメモリだ。でも彼らは地.球.の.記.憶にアクセス出来ないはずじゃ…ッ、!……っ、…
(ふらりと焦るまま倉庫に近づくと腕を掴まれ引き留められる。相手の言うことは最もだ。相棒の言葉に少し冷静さを取り戻すと気を引き締め直して探索に当たる。半開きになったドアから中に入れば見た目に反して中にはあまり物はなく片隅に机が並べられている。机の上には無数のパーツが分類ごとに箱に入って置かれていて埃の積もり方を見ても最近保管された物のようだ。相手に問われてパーツを観察すれば大方は見覚えのある物だがその時よりも改良された新しい物であると告げる。だがそれ以上に複製品に使われるものではなく新しいメモリを作るときに使われる材質と色であることに引っ掛かりを覚えて眉をひそめる。今の組織には新しいメモリを作る手段がないはずだと考えた所で突如後ろから物音がして振り返る。ころころと缶のような物が3本ほど床に転がってきたかと思えば入ってきたドアが何者かによって閉められて目を見開く。頭に過ぎった最悪の想定通り密室空間となった倉庫内で缶から勢いよく白い煙が出てくるとたちまち辺りに充満し始める。吸ったら不味い事になるのは容易に想像ついて「吸っちゃダメだ」と相手に伝え、袖口で口元を覆いながら他の脱出口を探してみるが窓は高く手の届かない所にあり他のドアもガラクタの入った段ボールで塞がれている。焦ると呼吸は無意識に浅く回数が多くなり、その分ガスを取り込むことになれば段々と体の力が抜けて片膝をついて)

  • No.3160 by 探偵  2023-08-31 17:27:59 


じゃあここにいた誰かは新しいメモリを作ろうとして…なにッ?!…ぐ、フィリ、ップ……
(やはり机の上に並べられたパーツは相手の見覚えのあるものらしい。倉庫の片隅にある小さなスペースだが、乱雑に置かれたパーツはどことなくあの夜に潜入した研究施設を思い出させた。しかもそれらは相手の知らない新種のメモリのようで眉を顰める。メモリは相手が地.球.の.本.棚.にアクセスしその記憶を書き込むことで作られる。そこまで考えた時点で犯人が何を望んでいるかを推理するのは容易だった。しかし脳が完全にその答えへとたどり着く前に倉庫の中で缶が地面を転がる小さな音が響く。直後唯一の出入口を塞がれてしまえば何が起こるかは明白だった。相手の声と共に口を塞ぐが長くは持たない、唯一の活路かと扉の前に積まれたダンボールを乱暴にどかしていくが、その前に体の力が抜けやがてその場でガクリと膝をついた。力任せに動いたせいか無意識にガスを吸い込んでしまっていたようだ。やがて息を止めるのもままならなくなり口の封は解かれて一気に意識が混濁していく。新しいメモリを作るのを望む誰かがいるとしたら、地.球.の,本.棚.へのアクセスを望むはず。狙いは最初から相手だ。相手の名前を呼んで手を伸ばすがその場から動く力も残っていなくて、数秒と経たないうちに意識を手放してしまい)

  • No.3161 by 検索  2023-08-31 19:07:47 

…っ、しょ、たろ…___ …、ッ!…無い、
(何とか出口を作ろうと相手が段ボールを退かしていくがその道ができる前に力が抜けたように膝をつく。思わず声を上げそうになるのを必死に堪えるも既に吸い込んだガスのせいで上手く頭が回らない。分かるのは犯人の罠に掛かってしまったことだけだ、やがて先に倒れた相手と時間差で全身の力が抜けて床にふせると意識が朦朧とし始める。名前を呼びながら伸ばした手は相手に届くことなく何者かがドアを開ける気配を感じながら意識を手放した。それからどれだけ時間が経ったのか。ガスの効果が切れたのか突如意識が浮上すると勢い良く上体を起こす。そこは倉庫の床ではなく簡素な作りのベットの上で辺りを見ればあの場所と同じメモリの開発に関わる設備が揃っていた。あの時浮かんだ最悪の推測が当たったことに嫌な汗をかきながらも近くに相手の存在が無いことに気付けばますます背筋が冷えていく。ここが何処か、そして相手の無事を知る為の手段として服を探るも常に携帯している三本のメモリとガジェットの類は何一つ見つからなくて小さな声が漏れた。犯人の目的は間違いなく自分を利用して新たなメモリを作ることだ。そんな事に手を貸したくなくてこの場から逃げ出そうとベットから立ち上がるも足元で不快な音と重さを感じて視線を向ければコードの巻き付いた足枷と鎖のようなものが足首に繋がっていて逃がす気のない状態に息を呑んで)

[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:1対1のなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック