相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.3122 by 探偵  2023-08-25 22:30:14 


____ん?よぉ、清次郎じゃねぇか。事務所まで来るなんてどうしたんだ?
(熱の上がりすぎた体を二人の境界線が無くなるまで溶かし大切な夏祭りの日に幕を下ろした夜、翌日の朝はまともに立つこともできず体中には情事の跡だらけで所長に気づかれないよう振る舞うのにかなり苦労したが、そんな日から一週間ほど経てば事務所には日常が流れていた。夏の終わりが見えてきた今日この頃に事務所の扉を叩く音がしてそちらへ目を向ける。中に入ってきたのは見しった顔だ。街をパトロールで歩いている際によく見かける小学生の男の子で、最初は悪ガキだったが何度か顔を合わせ話すうちに親しくなった子だ。軽く手をあげ近づいて目線が合うようにしゃがむ。いつも明るい子だが今日は妙に真剣な顔をしていて、何かあったのだろうかと真剣な顔で様子を伺っていた。やがて男の子は真っ直ぐとこちらを見ると『翔太郎…俺学校やめる!』と唐突な宣言をされて思わず「はぁ?!」と声をあげてしまい)

(/気に入っていただけてなによりです!ぜひ二つともやらせていただければと。それでは相棒希望の子がやってくるお話にいたしましょう。大人気なく子供と張り合っちゃう検索くんだったり、子供が暴走してしまって事件に巻き込まれた所を二人で助けにいったり等ができればと思っておりました。それではひとまず導入置いておきますので、いつも通り好きな展開どんどん入れながら進めていきましょう!/なにもなければこちら蹴りで大丈夫です!)

  • No.3123 by 検索  2023-08-26 00:07:38 

何かあったのかい、
(いつもに増して色濃く残った情事の跡も消え長かった夏の終わりを微かに感じ始めた頃、珍しく事務所スペースの奥の仮設ベッドに腰掛けて本を読んでいると事務所の扉が叩く音が響いた。扉が開く音がしても特に意識を向けることは無かったが相手が少年の名前を呼ぶと本から顔を上げる。。一緒に過ごす中で相手のパトロールであった出来事や人物とのエピソードを聞くことも多い。その中で聞いた仲良くなった小学生と一致する名前であれば何となくその少年の顔が見てみたくてベッドから出てくる。丁度相手が目線の高さを合わせて話を聞いているようだったが彼が声を張って宣言をしてそれに大きな反応を示す姿を見れば興味本位に二人の近くに寄って声を掛けて)

  • No.3124 by 探偵  2023-08-26 08:44:58 


あぁ、こいつは前に言ってた清次郎だ。清次郎、こっちはフィリップな。こいつ突然学校やめるなんて言い出しやがって…どうしたんだよ突然
(突然の学校やめる宣言に全く事態を理解できずにいると相手が近づいてきて声がかかる。聞き覚えのある名前に興味を示したのだろう、相手と男の子をそれぞれ紹介した後再び彼へと目線を戻す。学校はそれなりに楽しんでいる様子だったし勉強が苦手だとも聞いた事がない、その理由を聞いてみると彼の瞳は一気に輝きだしてこちらへ一歩踏み出してくれば『翔太郎この前ルミちゃんの髪留め見つけてくれただろ?それで探偵ってすっげーかっこいいと思ったんだ!』とまさかのべた褒めをされ思わず照れ隠しで笑いながら首後ろに手をやった。だがそこで話は終わらず『だから俺、翔太郎の相棒になる!探偵に相棒は必要だろ!?』と畳み掛けられ再び「はぁ?!」と声をあげてしまい)

  • No.3125 by 検索  2023-08-26 09:54:04 

…それは聴き捨てならないな。 翔太郎の相棒は今もこれからも僕一人だ、君の出る幕は無い。
(相手の視線がこちらを向いて彼の紹介がなされる。至って普通の小学生といった見た目で今日も学校帰りなのが伺える格好だ。そんな彼が学校を辞めると言い出したことに理由を尋ねると途端目が輝き出して以前助けてもらったであろう出来事を話し出す。ここまでは相手と関わった人物によくある事だが相手の相棒に立候補を表明されると眉間にシワが寄る。万が一にでも相棒の居場所を奪われたらと思えばいても立っても居られず二人の間に割り込むと少年に向かって相棒は自分だと主張する。子供相手でも容赦なくバッサリとその可能性を切り捨ててやればまさか既に相棒が居ると思わなかったのか目を丸くした後悔しそうにこちらを見ては『っ、ならどっちが翔太郎の相棒に相応しいか勝負だ!』と指を突きつけられる。当然相棒として引き下がれるわけ無く「受けて立とう」と涼しい顔で返事をし、当の相手を置いて話が進んでいて)

  • No.3126 by 探偵  2023-08-26 11:00:43 


な、フィリップ?!ちょ、待て待て勝手に話進めるな!
(想定外すぎる申し出にどう返答しようか迷ってすぐに言葉をかけることは出来なかった。既に相棒がいると言っても引き下がらない勢いだし、かといって学校や勉強を勧めるだけでも納得しそうにない。どうしたものかと考えているさなかに彼との間に相手が割り込んできて目を見張る。しかもそこからまったく大人気なく相棒は自分だと主張しだして思わず呆気にとられてしまった。しかし清次郎はそれだけで引き下がるような子供ではなくあれよあれよという間に相棒勝負が決まってしまい、慌てて立ち上がって二人の横に立って止めようとするも、もう冗談ですませられる空気ではなかった。闘志に火がついたのか清次郎は『どうせ俺の圧勝だけどな!翔太郎と清次郎の方がコンビみたいな名前だもん!フィリップより俺の名前の方が相棒っぽい!』といかにも子供らしい理屈を展開し、これで既に一勝だと言わんばかりにドヤ顔を浮かべていて)

  • No.3127 by 検索  2023-08-26 13:03:40 

翔太郎は心配しなくても良い。 確かに字面は揃っているかもしれないが君の名前はあくまで両親がつけたもので君の意思の伴わない外的要素でしかない。 それに相棒と名乗るならば翔太郎の役に立てるかの方が重要なはずだが、君は何か出来ることでとあるのかい?
(相手と仲良くなった少年ということは理解しているが相棒の座は例え誰が相手でも譲れるものではない。立ち上がって横に立つ相手の肩を叩いて任せてくれとばかりと表情を向ければ得意げな顔を見せる彼の理屈をいつもの調子で論破していく。相手との相棒関係を名前程度で取られては堪らない。それよりも相手の相棒になる上で大事な点を提示する。捜査における検索や情報の整理、共に仮.面.ラ.イ.ダ.ーと闘うことなど自らの相棒の役割と呼べる役割は幾つか浮かぶが彼にも同じ様なものはあるのかと真っ直ぐ見つめながら尋ねて)

  • No.3128 by 探偵  2023-08-26 23:35:17 


おぅ……、何真正面から張り合ってんだお前は!!
(どうこの場を収めようかと考えているうちに相手から任せてくれと言わんばかりに肩を叩かれ口を挟むのを一旦止める。上手いこと清次郎を諭してでもくれるのかと思ったが相手から出てきたのは子供の理論を真っ向から看破する言葉だった。清次郎は清次郎で突拍子もないが、相手も相手で予測不可能でとりあえず大声で突っ込んでおく。清次郎は相手の圧に怯んでいたが決して目をそらす事はなくて『俺ノート取るの上手いから調査の時とか役に立つし!それに根性あるから絶対に諦めないし!!』と相棒として役に立てる事を叫び返している。最初に自分がおやっさんの所に押しかけた時、おやっさんはこんな心情だったのかと現実逃避のために回顧しているとまたしても事務所の扉がノックされた。音のすぐ後に扉があいて中に入ってきたのは一人の女の子、先程話に出たルミちゃんだった。まさかルミちゃんもと嫌な思考を片隅に抱えつつ「どうしたんだお前まで」と声をかけると『お母さんのこと調べて欲しいの』とまさかの依頼を持ってきて目を見開く。今は絶望的に間が悪い。事件を聞きつけた清次郎はキラリと目を光らせると相手の方をみて『この事件で勝負をつけられそうだな!』と意気揚々に言い放ち)

  • No.3129 by 検索  2023-08-27 18:46:36 

先に依頼を解決した方が翔太郎の相棒に相応しいという訳だね。…それで、調べて欲しいとはどういった内容だい? __ 帰ってこないという話だともしかしたら事件や事故に巻き込まれた可能性が高いかもしれない。
(どうやらそれなりに覚悟はあるようでこちらの質問に目を逸らすことなく返答がされる。ツッコミを入れる相手を他所に真っ向から彼とどちらが役に立つかを言い争っていると再び事務所の扉がノックされた。そちらに目を向けると少年と同じ位の歳の女の子が入ってきて、二人の反応を見る限り先程話題にあがったルミちゃんと呼ばれる子なのだろう。彼女が依頼らしいことを口にすれば彼の目がきらり光ってからこちらに勝負を持ち掛けてくる。言うだけで納得してくれないのならば実際の相棒らしさを見せつけた方が早いだろう。その意味を解釈して確認すれば彼が頷いて勝負が決定された。ひとまず彼女をソファに座らせるとその内容について尋ねる。話によれば彼女の母親が学校から帰っても家に居なかったということだ。それだけならば単に急用で出掛けた可能性が考えられるが彼女曰く今までそういった事は一度もなく、少し家を離れる時も必ず書き置きをしていくという。更に携帯電話に連絡を入れても出ることがなかった事から母親が何かに巻き込まれたかもと思い事務所にやってきたらしい。街を守る探偵として放ってはいけない内容だが幼い彼と勝負する依頼としては少々きな臭い。思わず相手の方に目配せするがその間にも「ぜったい俺がルミちゃんのお母さん見つけるから!」とただならぬやる気を見せていて)

  • No.3130 by 探偵  2023-08-27 21:22:05 


勘弁してくれ……___だな。残念だが遊びで終わる事件じゃなさそうだ
(この場の言い争いで収まりそうも無いところに依頼が転がり込んでくれば勝手に事態は加速していくもので口を挟む間もなく依頼が勝負の場となることがきまり目元を手で覆って天を仰いだ。だがルミちゃんの話を置いておくわけにもいかず相手が滞りなく依頼人である彼女を誘導すると、早速一本取られたとばかりに清次郎は悔しそうな顔を浮かべていた。だが負けじとランドセルから国語帳を取り出すとルミちゃんの話をまとめ始めている。ノートを綺麗に取れるというのはあながち間違いではないらしい。相棒勝負はさておきルミちゃんの話を聞けば、どうやら入れ違いの類ではなく事件性が高いように感じる。相手も同意見のようで目配せを受ければこちらも頷き相棒勝負はまた今度と声をかけようとする。しかしその前に清次郎が何やら考えた後に『普段ルミちゃんのお母さんはこの時間何してるんだ?』と至極探偵らしい質問をして驚いてしまった。情報をより詳細化するのも相棒の立派な役目のひとつだろう、思わず「清次郎すげぇな」といつもの調子で褒めてしまう。気づいた時には時すでに遅しで、キラキラと目を輝かせた清次郎はしてやったり顔を相手へ向けている。ルミちゃんは清次郎の問いかけに『スーパーで買い物して帰ってくるはずなんだけど……』と答えていて『じゃあスーパーに探しに行こう!』と目的地まで定まってしまって呆気にとられていると、清次郎は『いくぞ相棒!』と上機嫌にこちらの手を取り事務所を出ていこうとして)

  • No.3131 by 検索  2023-08-28 09:41:22 

っ…、…君のお母さんは僕たちが見つけてくるからこの事務所で待っていてくれるかい?
(相手も感じたことは同じようで頷き彼に声を掛けようとする。だが相棒勝負にやる気なのか少し考えてから探偵らしい問いを依頼者である彼女に投げかけていて僅かに目を見開く。伊達に探偵の相棒志望ではないと密かに感心していたが相手が彼を誉めてそれに嬉しそうにする彼の姿を見れば胸が締め付けられるような思いがして思わず顔をしかめる。ただ単純に相手も感心して褒めただけだと分かってはいるが本来の立ち位置を奪われたようでモヤモヤする。そんな中彼女はその問いに答え、そのスーパーが調査にが決まったようで相手を『相棒』と呼んではその手を取って颯爽と事務所を出ていく。君の相棒じゃないと声をあげたい気持ちもあったが一人残された不安げな彼女の姿が視界に入れば少ししゃがんで目線を合わせてから声を掛ける。こういうサポートも相棒の役目だろう。すると彼女の表情が若干和らいでこくりと頷く。丁度そのタイミングで所長が帰ってくれば状況説明と彼女を見ていてほしい旨を伝えた。出ていく準備をしていると何かを思い出したように彼女に呼び止められて『あ、そういえば昨日お母さん、変な電話してた』と新たな証言を得る。詳しく聞けば電話口でしか聞いてないが何かの勧誘の電話があり最初こそ断っていたが最後は悩んでいる様子だったという。関連性の高い情報に感謝を伝えては今度こそスーパーへと足を運ぶ。夕方時は店の書き入れ時らしく客が多い。辺りを注意深く見ながらも店内に二人の姿を見つければ「何かわかったかい」と声を掛けて)

  • No.3132 by 探偵  2023-08-28 10:59:04 


な、ちょ、待て清次郎!___いや店ん中には何も……
(相棒勝負を止められずあれよあれよという間に事務所の外へと連れ出されてしまう。思わず清次郎を褒めてしまったがその時に相手は苦々しい表情で眉をひそめていて余計に不用意だったかと後悔したが、こちらが外へ連れていかれる間際にルミちゃんへ声を掛けているのが見えれば軽く笑みが浮かぶ。相棒は人の心を思いやりどんな時でも仕事を放棄しない人間のようだ、子供に対抗しだした時はどうしたものかと思ったがやることはやってくれるらしい。スーパーへと手を引かれてやってくるもかきいれ時で賑わう店内は特に変わった様子はない。『俺ルミちゃんのお母さんの顔知ってるんだ!』と意気揚々と乗り込んだ清次郎だったが、店内に母親は見つけられなかった。そこで相手が合流してきて声をかけられる。同時にルミちゃんの母親が何かの勧誘の電話を受けていた事を聞いた。だがまだ物事は繋がらない、こちらの成果はないと告げようとしたところで、何気なくガラス越しに店外の方へ目をやると何とも言えない違和感を抱いた。買い物をする素振りのは無いラフな格好の男が一人、傍らに買い物前であろう一人の女性が立っていて、さらにもう一人同じような女性がやってくると男はその女性を歓迎する素振りを見せた。女性二人の顔がよそ行きなのをみるに何かの待ち合わせだが顔を合わせるのは初めてといったところだろうか。じっとそちらを見ていると清次郎が声をあげ『あれ真一と剛のお母さんだ!』とこちらの袖を引っ張る。どうやら同じ小学校の親御さんらしい。続けざまに『あの人がルミちゃんのお母さんのこと知ってるかも』とアドバイスがなされると、またも勝ち誇った顔を相手へと向けていた。そうこうしているうちに三人は移動を初めてしまい、「とりあえず追いかけるぞ」と二人に声をかけ)

  • No.3133 by 検索  2023-08-28 12:03:26 

こっちには住宅街はなかったはずだけど…。__…母親達をこの場所に集められている、ということだろうか。
(二人と合流して情報共有を果たすがまだ事件の形は見えてこない。店内には何もなかったと告げる相手の言葉が途中で止まったのが気になればその視線を追って店の外に目を向ける。そこには男性が一人と女性が一人、更にもう一人の女性が近づいて何か話している。彼の話を聞くに女性はどちらも同じ小学校の母親らしい。となれば男性は父親か知り合いと考えるのが自然だがそんな様子は感じられない。彼が勝ち誇った顔を向けてくるが確かに重要な手掛かりに繋がりそうなことには異論なく複雑な表情を浮かべる。相手の声がかかり再びそちらを向くと三人が何処かへ移動を始めていた。頷くとともにスーパーを出て尾行を開始する。買い物終わりならば大抵は自宅のある住宅街の方に向かうはずだが何故か3人はそれとは逆の方向に歩いていて疑問を口にする。特に男性の方が積極的に話しているようだがここからでは遠くてその内容は聞こえない。一方で清次郎は尾行という行為にワクワクを隠しきれない様子で『本当に探偵になったみたいだ!』とはしゃいでいる。そうしてたどり着いたのは小さなホールのような建物だ。看板などから推察するにレンタルスペースのような場所で研修やセミナーなどに使われるところらしい。この時間帯に母親たちが向かう場所としては不自然さが残るが前を歩いていた母親達はが男性の案内で中へ入っていく。頭に浮かんだ可能性をぽつり口にすれば清次郎が『ならルミちゃんのお母さんもあの中に居るかもしれない!』と声を上げて相手を引っ張って会場の中に入ろうとして)

  • No.3134 by 探偵  2023-08-28 21:31:44 


探偵ならクールにな…___あぁ、みてぇだ……って!
(不審な三人組を尾行してスーパーから離れていく。住宅街から外れどちらかと言えば商業ビルの多い区域へと三人は移動していってそれを息を潜めながら追いかけた。途中興奮気味の清次郎に気取った言い回しをしつつも声を抑えるように伝えておく。どうやら自分の情報で次々に事件が前へ進んでいくのでかなり調子づいているようだ。たどり着いたのは小さなホールで人々を集めるのにもってこいの場所、ますますきな臭くなる空気に息を潜めながら建物の入口を見やる。相手の意見に同意するように頷く、同じ小学校の母親ばかりが狙われているのは小学校のコミュニティを利用したからだろうか。中の様子を探りたい所だが、それを考える前に清次郎が声をあげこちらを引っ張って建物の入口へと連れ出されてしまう。入口には人が立っていて訝しげな顔を向けられてしまう、きっと先程の清次郎の発言も聞かれていただろう。必死に頭を回転させ「あーールミちゃんママにいい所を紹介してあげるって言われて来たんですけど」と何とか言葉を詰まらせずに言い切った。紹介、という単語を聞いて門番はすぐに笑顔になり中へと案内される。かなり危ない橋を渡ったが『俺のおかげで中に入れたな』と清次郎は得意げな顔を浮かべていて)

  • No.3135 by 検索  2023-08-28 22:57:02 

…大体ここがどんな所かは分かったが反応が妙だ。っ、待ちたまえ。
(彼が相手を引っ張って入口へと向かっていく。ここではぐれるのは得策ではない、後ろをついていけば入口の人物に訝しげな顔を向けられる。相手の言い回しによって危機は切り抜け中に通されたが横を通る際もう一人の門番が何処かへ連絡を取る姿が目に付いた。目をつけられている事を念頭に動いた方が良さそうだ。そうして通されたのはホール内のメイン会場で似た様な年頃の女性が集まっていて1段高くなったステージにはキッチリした服装の人物とホワイトボードなどの資料らしきものが並んでいて既に集会は集まっているようでマイクで何かを説明している。会場の出入口には屈強な男が数人ずつ並んでいて通る人を鋭く監視しているように見えた。それに加えてマイクを持った人物が『お子さんを健康に、そして幸せに育てたいですよね』と言いながら非科学的な物を紹介していくのを聞けば大体状況が読めてくる。だがその商品達は軒並み高額にも関わらず会場の保護者達からは不満の声はあがらず寧ろ感心や好意的な反応が目立つのが妙だ。唇に指を添えながら考え込んでいると清次郎は会場を見渡したかと思えば『ルミちゃんのお母さん!』と声をあげて走って近付こうとする。引き留めようと声を掛けるも先に彼女の母親と思われる人物の元にたどり着いてしまい、もう一度彼が声を掛ける。だが母親は一度清次郎の方を向くが直ぐにステージの方に視線を戻して司会の言葉に嬉しそうに反応している。明らかに可笑しい。『え、』と目を見開きショックを受ける彼に再び近づこうとするがその前に会場のスーツ姿の男が清次郎の手首を掴んで『邪魔をするなら出ていってもらう』と引っ張っていこうとして)

  • No.3136 by 探偵  2023-08-29 07:45:15 


予想以上のとこに来ちまったな……っ、悪い。知り合いだったもんで声を……
(通されたホールはまさに異様の一言だった。登壇する男は和やかな口調なのに参加者を見張るような屈強な男達、それになんの疑問も持たず微笑み頷き時には感嘆の声をあげる人々。傍から見れば異様な光景なのにそこに疑問を持つ人はいない。清次郎に連れられるままたどり着いたが清次郎はもちろんのこと相手を連れてきてしまったのもあまり良い状況とはいえなかった。次にどう動くべきかを考える前に清次郎がルミちゃんの母親を見つけて走り出してしまい慌てて後を追いかける。あんな目立つ事をすればすぐに清次郎は掴まってしまって、すぐに男と清次郎の間に割って入ると掴んでいた手をほどかせた。しかし火がついている清次郎は止まらず『なんでだよ翔太郎!こいつら明らかに怪しいだろ!』と叫んだあと再びルミちゃんの母親に向き直り肩を揺さぶった。すると母親の目が一瞬光を取り戻すも、すぐに赤紫色のモヤが瞳の中に浮かんでその光を失う。明らかにメモリの影響を受けた反応だ。やはり二人を連れてくる場所ではなかったと悟るも時すでに遅く、男は清次郎に襲いかかろうとして「今のは見られちゃまずかったか?」と男の注意をこちらに向けさせる様な事をいいながら男を力づくで止めた。そんな騒動が起こっているにも関わらず、会場にいる母親達は動こうともしなくて、司会の男が『皆さんは僕の話を聞いといてくださいねー』なんて呑気な事を言う。しかしその声は頭の中でよく響いて男と睨み合い拮抗する力が抜けそうになり歯を食いしばる。こちらの瞳にチラチラと赤紫色が揺らめきそうになりながら、登壇する男のマイクもまた赤紫色のモヤがチラついていて)

  • No.3137 by 検索  2023-08-29 10:40:35 

っ、原因はこの声か。清次郎、君はずっと翔太郎に呼びかけて意識を繋いでくれ。君だけが出来る仕事だ
(彼女の母親を更に揺さぶれば一瞬その瞳に光が灯るもすぐに赤紫のモヤに包まれる。異常なホールの状況に彼女の反応を見るにメモリが関わっているのは間違いないだろう。きな臭さの正体は掴めたものの状況は依然悪い。恰好の場を邪魔する清次郎に男が襲い掛かり相手がそれを阻止する。言い争いの声も含めてかなりの騒動が起こっているにも関わらず会場の参加者の注目はステージに集まっていて異常性を体現しているようだ。男と拮抗する相手に加勢しようと手を添えるとその瞳がちかちかと彼女たちと同じ赤紫色が揺らめき始めているのに気づけば思わず息を飲む。このまま相手も影響下に置かれては不味い。能力の発生源を探ろうと会場を見渡せば司会の男が持つマイクが同じ色のオーラのようなものを纏っているのに気付く。恐らくあのマイクから会場に響く音自体が能力の発生源だ。打開の可能性は見えたが相手をこのままにしておくわけにはいかない。思考を必死に巡らせていると異様な空間に巻き込まれたのに加え男に襲われ怯え切った清次郎の姿が視界に映る。だがその目に他の人達のような赤紫のモヤはない。母親達をターゲットにした理由が能力の範囲に制限があることだとしたらまともに動けるのは自分と彼だけだ。怯えている彼に声を掛け相手が能力に飲まれないようサポートする指示を出す。『で、でも…』と渋る彼にもうひと押しすれば力強く頷いて立ち上がり相手に声を掛け始める。不審な動きをする自分たちに見張りが集まってくるが「原因を何とかしてくる」と相手に告げると素早くス.タ.ッ.グフ.ォンに疑似メモリを刺してステージ上に飛ばして司会の手元に襲い掛からせる。司会がその衝撃でマイクを落とすと会場にハウリングの音が響き、ざわめきに乗じて舞台袖に駆け込む。マイクを拾い上げた司会が再び話を再開しようとする中で音響関連の機材を探し出すと強制的に電源を落としてその音を絶つ。そのタイミングで見張りが舞台袖まで自分を追いかけてやってくれば壇上に逃げ込むもそこで強く腕を掴まれて)

  • No.3138 by 探偵  2023-08-29 12:36:44 


、あぁ。頼んだぜ相棒……っ!!清次郎!ここにいる人達を外に逃がせ!
(早く組み合う男とケリを付けなければならないのに体に力が入らない。むしろ大人しく椅子に座らなければと思考が過ぎった所で相手の手が添えられて意識が浮上する。しかしやはり力は入らず意識が波打つように上下を繰り返していた。歯を食いしばって意識の揺れに耐えていると相手が清次郎に何やら声をかけて、今度はこちらへと声がかかる。相手が何をしようとしているのか認識は出来なかったが、相棒が何とかすると言ったのなら何とかなるだろう。不敵な笑みを浮かべて相棒を送り出す、その後も背後から清次郎がこちらを呼ぶ声が聞こえて背中を叩かれれば意識はなんとか保ったまま男と競り合う。やがて会場中にハウリング音が響くと、意識を引っ張ろうとしていた何かがなくなって意識を手元へと手繰り寄せた。そのまま男を押しやれば一発おみまいして男の意識を沈める。ハウリング音で会場にいる女性達は意識を取り戻したようで「ここから逃げろ!」と声を張り上げらば、会場が異様な空気に包まれているのを察知した母親達は顔を引き攣らせながら外へと逃げていく。それに乗じて清次郎には任務を与える形で外へ逃げるように伝えていると視界の端で相手が駆け込んだ舞台袖にひとつの影が向かうのが見える。弾かれるようにして動き出すと舞台袖へと駆け込んでいく、そこで目に映ったのは相手の腕を無理やり掴む男の姿で怒りと相手を助けなければという思考で体中にぶわりと血が巡ったのが分かった。走り込んだ勢いのまま男の顎に拳を叩き込むと男は舞台袖の奥へと吹っ飛んでいく。相手の手を握ると「外出るぞ!」と声をかけ走り出した。しかし舞台上に戻った時には見張りをしていた男達が舞台を囲っていて獲物を追い詰めたと不気味に笑っている。やがて男達は黒色のメモリを取り出し自らへと刺して次々にマ.ス,カ.レ.イ,ド.・.ド,ー.パ.ン.ト.へと変化していく。こうなれば逆に話は早い、ドライバーを腰にあてがい紫のメモリを構えれば「いくぜ、フィリップ!」と右隣の相手へ声をかけ)

  • No.3139 by 検索  2023-08-29 16:16:34 

翔太郎っ!助かったよ。ああ、さくっと片付けよう。
(会場の音響を切ればマイクは使えなくなり、正常な意識を取り戻したであろう女性達のざわめきが聞こえてくる。更に相手が大声をあげれば弾き出されたように動き出して外へと逃げていく。ひとまず能力の支配下から彼女らを逃がすことは出来たが客を逃がした主催者の強い反感を買ったようで腕を強く掴まれる。必死に振り払おうとするが怒りに任せて握られていれば上手くいかない。焦りが出てきた所で足音と共に相手が近づいて勢いよく殴ったことで男の身体が吹っ飛ぶ。解放された手を握られ走り出した相手に礼を伝えながらついていくが行く先を見張りの男たちに遮られ、後ろからも追ってきた男たちによって囲まれてしまう。不気味な笑みを浮かべた彼らは次々にメモリを取り出しては自らに刺してマ.ス,カ.レ.イ,ド.・.ド,ー.パ.ン.ト.へと変化した。獲物を追い詰めたと余裕そうだがこちらとしても生身を相手するよりも有難い展開だ。腰に現れたドライバーに触れ、左隣の相手を見て得意げに返事をすれば緑のメモリを構えてから差し込む。メモリと共に意識を相手に移してドライバーを開くと二人で一人の姿に変身を果たす。こうなればこちらのターンだ。襲い掛かってきたド.ー.パ.ン.トをかわしながらも的確に拳を叩き込んでいく。人数こそ多いが連携が取れていないようで二人で息を合わせながら攻撃していくと次々に床に倒れていく。ある程度片付けば「一気に決めるよ、翔太郎」と相手に呼びかけて)

  • No.3140 by 探偵  2023-08-29 19:14:34 


こいつらじゃ俺たちの相手にはならねぇな
(向こうがメモリを使うというならばこちらも遠慮なくメモリを使用出来るというもの。相手の意識が流れ込んでくるのを感じたあとドライバーを起動させ装甲を纏う。数は多くとも一人一人の能力はそれほど高くなく、拳で地面へと沈めていけばあっという間に数も残り少なくなり残党を一所へと纏めあげた。相手の合図を受け「あぁ!」と返事を返すとマ,キ.シ.マ.ム.ド.ラ.イ.ブ.を発動させふわりと宙へ舞いあがり「ジ.ョ,ー.カ.ー.エ.ク.ス.ト.リ.ー.ム.!」の掛け声と共にひとつの体が分離し二連撃のキックをド.ー.パ,ン.ト.達に浴びせる。ホールを破壊しない程度の威力に抑えはしたが敵を倒し切るには十分で、最後の一撃を食らった敵はその場から消滅してしまった。誰もいなくなったホールで変身を解くと舞台上へと戻って相手の方へ駆け寄る。見た目にはひとまず大きな怪我はないようで相手を引っ張り起こそうと手を差し伸べる。そのタイミングで足音が聞こえてきてそちらへ目を向ければ、こちらへ駆けてくる小さな人陰が見えて思わず「清次郎?!」と声をかけた。こちらが男と組み合っている時かなり怯えている様子だったがまさか戻ってくるとは思わなかった。舞台のすぐ下へと駆け寄った清次郎は弾んだ息を整えながら『翔太郎と、フィリップが心配で…』弱々しく告げる。恐怖に打ち勝ってここへ戻ってきた事と張り合っていた相手の事まで心配する清次郎に思わず笑みを浮かべると相手の方へ一度視線を移してから清次郎へと向け「心配すんな、二人ともピンピンしてる」と答えて)

  • No.3141 by 検索  2023-08-29 19:45:18 

ああ、この通り。 君が翔太郎を助けて母親達を逃がすのを手伝ってくれたおかげだ。
(最後の一撃を浴びせると残党が居ないことを確認してから変身を解く。元の身体で駆け寄ってきてくれた相棒の手を借りて立ち上がったタイミングで足音が聞こえ、そちらに目を向けると彼の姿があった。異様な空間と男からの暴力に怯えていたはずだが無事にお願いしたことをやり遂げ、自分達を心配して様子を見に来てくれたのだ。その姿は小さくとも探偵の伸び代を感じられるもので自然と笑みが浮かんで相手の言葉に同意を示しながら無事だと告げる。相棒勝負から始まった事件だったが今回は彼の協力が無くてはここまでスムーズに解決出来なかっただろう。一歩更に彼に近付くとその活躍を称え、十分に自分達の助けになったと告げながらぽんぽんとその頭を撫でる。ライバルだと思っていた自分からの行為に驚いたような表情をするが褒められるのは満更でもないらしい。手を離した所で静かになった会場の様子を見に数人の母親がホール内にやってくる。もう少しすれば警察もやって来てこの事態の収束が図られるだろう。見に来た母親達の中にはルミちゃんの母親も居て「依頼の方も解決出来そうだね」と呟いて)

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