検索 2022-07-09 20:46:55 |
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……っ、……ッ!…、ンんッッ!…は、……っ、は……ふぃりっぷ…、すきだ……
(声を出してはいけないと自分を押さえつける一方で相手が口内を掻き回すのは止まらなくて、まるでこちらの脳内さえ直接揺さぶられているように感じる。押さえつけるべき熱と甘い声は溜め込めば溜め込む程体の中で膨らむ一方で、声を殺しているはずなのに逆に爆弾を抱える状態になってしった。それでも相手と交わす口付けはやめられない。乱暴に掻き乱され卑猥な音を辺りに響かせようとも、相手をもっと感じてこの甘美な時間を終わらせたくない。もう何度目か分からない体が跳ねようとしたタイミングと僅かな息継ぎのタイミングが重なる、その瞬間にとうとう押し込めた声は決壊して、薄暗い二人きりの空間に人には聞かせられない甘い嬌声が響いた。離れた場所にすら響いたであろう声に脳内は恥ずかしさやら開放感やらが渦巻いてさらにぐちゃぐちゃに溶かされる。しばらくしてようやく唇がゆっくりと離れれば、ガクリと力が抜けて頭が相手の膝の上に戻ってくる。体全体を溶かされたように身を預けながら不規則で荒い呼吸を繰り返すがその息はこの気温以上に熱くて目には薄らと膜が張っていた。熱に浮かされた瞳のまま覚束無い口調で相手を呼ぶ、あの時と違って今は口付け以上のことを知ってしまって熱を持ちすぎた体はこの状態で止まるなどできるはずもない。ゆらりとまた相手の方に伸ばして頬へ触れると「いえ、かえろうぜ……もうおまえのことしか考えたくない…」と続きをねだって)
ッ…、ああ。 二人だけの、家に帰ろうか
(溜め込んだ分を吐き出すように甘い嬌声が響くようになればその度に脳内を揺さぶって思考が蕩けていく。呼吸の限界と残った理性で唇を離すと相手の身体は力が抜けて再び頭が預けられる。膝の上で顔を紅潮させ荒く呼吸する様子は先程までの余裕そうな表情の影はひとつもなく自らが乱した結果だと考えが及ぶと支配欲が満たされると共に愛おしいという思いが膨らむ。自分も似たような表情になっているとは知らずまま暫しその余韻に浸るように軽く相手の髪を撫でていると熱に浮かれた瞳がこちらを向いて名前を呼ばれる。それだけで幸せだと思う一方でもっともっと相手が欲しくなってしまって仕方ない。そんな考えを見透かすように相手の手がゆらりと伸びてきて頬に触れる。触れる手の熱さと紡がれる言葉の意味に思わず息を飲む。だが今更お祭りの会場に戻ってその雰囲気に戻れそうにないのはこちらも同じだ。短く返答をして他の誰にも邪魔されない二人だけの場所に帰ることを呼びかける。平然を装ったその言葉にも薄らと熱が乗ってしまっている。軽く乱れた髪や浴衣を整えると「…立てそうかい?」と様子を伺って)
……あぁ、だいじょ……っ…
(相手の熱でグズグズに溶かされた体にはまったく力が入らなくて、しかし心臓が早鐘を打って血がめいっぱい巡れば甘い熱が体中を覆って浮遊感を覚えていた。こちらを見下ろす顔もすっかり熱に蕩けて髪を撫でる手も熱い。こちらが望む通りにその視線と心を奪っている事実に胸は粘性の高い欲望で満たされる気がした。こちらがオネダリを重ねれば相手は一瞬動きを止めるが、すぐにその目には熱が宿って相手も同じことを望んでいるのだと分かれば口に力無く笑みを浮かべていた。相手へもっと深くのめり込む事をしたいがまずは二人きりの空間へ帰ってからだ。髪と服とを整えてもらい腕の力を使ってなんとか上半身を起こしたあとそのまま立ち上がろうとするが、少し腰を浮かせたところで体の異変を感じてストンとベンチに座り直してしまう。どうやら完全に腰が抜けてしまっているらしい。つまりはそれだけ相手に骨抜きにされたのを意味していて、火照っていた顔は更に湯だったようになると「……手貸してくれ」と小さな声で助けを求めて)
…、了解した。 こうやって寄りかかれば少しは楽だろう?
(キスを終えても尚触れる箇所は熱く一度上がった体温はなかなか冷めきらないでいる。お互いに望むことはきっと同じでそれを果たす為にはここでは不十分だ。帰り支度をする中で相手が上体を起こして膝の上から退くと先に立ち上がって様子を伺う。相手も立ち上がろうと腰を浮かせるが何故か座り直してしまいただでさえ火照った顔がさらに赤くなる。消え失せそうな程小さな声で助けを求められるとぱちりと瞬きするも直ぐにその状態を把握した。まさか立てなくなる程自称ハードボイルド探偵を翻弄することが出来たとは。思わず口元が緩みそうになりながらも相手の手を掴み「せーの」と掛け声をしながら一気に引っ張り上げる。すかさず腰に手を回して支えながら立たせ、こちらに体重を預けさせれば幾らか力が抜けた状態でも歩きやすいだろう。様子を伺うように問いかけながらも触れる体温の熱さに変な気を起こしそうになるのを我慢しつつゆっくりと歩き始めて)
悪い、助かる……
(赤面して狼狽えることなんてないと豪語していた姿はどこへやら、顔を真っ赤にして恋人に立てないほど骨抜きにされてしまうとは思わなかった。相手に手を引かれ合図と共に立ち上がり支えられればなんとか歩く事はできそうだ。しかし自分の体は元より支えにする相手の体も平時ではない熱を持っていて腹の奥底が擽られるような気がした。相手の肩も借りてピタリと寄り添えば問題なく歩き始めることは出来たがその分互いの熱は共有され続けて理性を溶かされたばかりの体は正気を保つのに必死だった。まだ夏祭りから帰る客が少ないのが幸いして道にはそれほど人がいるわけでもなく、見かけられても酔っ払いか何かだと思われたのかこの浮かれた空気の中で二人の姿が浮くことはなかった。いつもより覚束無い足取りながらようやく家にたどり着けば玄関を開けて雪崩込むように中に入る。二人でずっと熱を共有しこの熱帯夜の中歩いて帰ってくれば熱は引くどころか我慢も相まって高まるばかりで、怪しい足取りでリビングに相手を連れ込めばようやく正真正銘二人きりの空間へとたどり着いた。体はまだ熱に浮かれていてそれをぶつけるように相手へと抱きつく。目の前にある肌色からは相手の匂いが香り立つようで誘われるように首筋に口付けを落とす。熱はそれだけでは到底処理できず、数度口付けを落としつつリップ音を響かせると耳元に口を寄せて「…全然収まんねぇ」と抱え込んだ熱を吐息と共に吐き出しながら呟いた。耳にも再度リップ音と共に口付けを落とし、相手の正面に戻ってくれば既に熱で溶けきった瞳を相手に向けていて)
っ、ん…何処に触れても熱くて溶けてしまいそうだ…
(頼りない相手を支えるように寄り添えばお互いの熱を共有しながら進むことになる。焦らされているような感覚で来た時よりも帰り道が長く感じられながら帰路へとついた。玄関に入り靴を脱ぐと急かすようにリビングに連れ込まれそのまま抱き着かれる。熱持って敏感になった首筋に口づけがなされると小さく身を震わせ、響くリップ音が先ほどの行為を思い出させると腰に手を回して逃がさないように引き寄せる。その状態で耳元で熱い吐息と共に欲の含んだ声が発せられるとぞくりと劣情が煽られて小さく声を洩らした。更に何度かキスが落とされ正面から熱で蕩け期待するような瞳を向けられるとずっと帰宅中辛うじて機能していたタガが外れていく音がする。回した手で腰や脇腹を撫で自らも相手の首筋や耳に口づけを落とすが何処も熱を持っていてその熱に当てられたように頭がくらくらする。愛でるようでマーキングをしていくように見える位置にキスの雨を降らせていく。耳元で「ここなら声を出しても構わないよ」と甘く囁いて最後に残しておいた唇にキスを落とすもこちらからは手を出さず触れるだけの拙い口づけを続け)
フィリ、ップ……さっきの、……ベンチでやったやつ……もう一回して欲しい
(逸る気持ちのまま相手へ抱きつけば腰へ手を回され逃がさないように引き寄せられ、それだけで溜まりすぎた熱はゾクリと疼いて熱い吐息が漏れ出る。もうお互いに我慢の限界に来ているのに相手を見つめてもこちらへ手を出す様子はない。首筋に降るキスは熱くて甘いが強い刺激ではなく、腰や脇腹を撫でられるのも心地よくはあるが熱に溶かされるほどではなく、寧ろ悪戯に劣情を煽るだけ煽ってお預けされていてあのベンチの時とはまた違った形で熱く滾る熱が腹の中に溜まるばかりだった。早くあのベンチの続きを、もっと形もないほど溶けてしまうほどのことをしたいと願ったところで、相手が甘い誘惑の言葉を耳元で囁けばそれだけで体がピクりと跳ねた。二人の家ならばあの時我慢したものをもう我慢する必要はない、相手に乱されて心のまま乱れてしまいたい。そう欲が過ぎれば考えるよりも先に口が動いていて、熱に揺れる瞳を向けながら特別な場所でした特別甘く掻き乱されるキスを自ら望む。口にしてしまえばもう我慢は効かず、自ら相手の首に両腕を回して腕の中へと閉じ込めるとこちらから唇を重ねる。すぐには離れない口付けの中で口を開け舌を伸ばせば誘い込むように相手の唇をゆっくり舐め上げて)
…ン、……っ、…ふ
(相手の熱い吐息が頬を掠める。どうせならばトコトン乱してしまいたくて肌には触れながらも甘く決定打にはなりえない愛撫を繰り返す。焦らして物足りなさと劣情を煽ったところで耳元で囁けば分かりやすく相手の身体が跳ねる。赤い顔と熱に揺れる瞳を向けながら先ほど乱れたキスをお願いされると劣情を煽られ全身の血が沸き立つような錯覚すら覚える。衝動のまま食らいつこうとすればその前に相手の腕が伸びてきて引き寄せるまま唇が重なる。初めから相手から舌が伸びてきて唇を舐められるとそれに応えるように口を開く。舌先を伸ばして相手のものと擦り合わせ、器用に絡めとれば僅かに水音が弾ける。誘われるまま相手の口内に舌を差し入れて歯の裏や舌の表面など好き勝手なぞってその場を支配しながらも背筋に指先を添えると浴衣の上をゆっくり上下に滑らせ異なる刺激与え)
っ、ん……ふ、ァ……んッ!………ンんッ…ぁッ…
(こちらが唇を舐め上げ少しもしないうちに相手の舌がこちらへ伸びてくる。最初こそ擦り合わせるだけだった動きはすぐに口内を蹂躙する動きに変わって、好き勝手掻き乱され腹の底から明確に熱が湧き上がるのを感じた。ベンチでキスをした際に最終的に声を決壊させてしまったせいか口から溢れる甘い声は止めるどころかいつもよりも溢れ出る量が多くて、細かく何度も体を震わせながら刺激を悦ぶ声を口の端から漏らしていた。脳内に相手の舌が発する水音が響く中、不意に背中へ新たな刺激が加われば分かりやすく体を跳ねさせ一際高い声を挙げる。口と背中から同時に甘い刺激が襲い来れば、最初はどちらにも意識が流れていたものの次第にただ快楽の濁流に飲まれるしかなくなって、深い口付けだけの時よりも一段上がった高い嬌声を部屋中に響かせていて)
…ん、…っ、 は…しょうたろ、…ン……、は、ぁ…
(帰宅するまで熱を溜め込んだせいか先程の囁きのせいか若しくは両方か、何にせよキスの合間に溢れる甘い声はいつもよりも多くて興奮しているのが伺える。その声を聞くために息継ぎの間を取ったかと思えばその声ごと飲み込むように口を塞いだりとこちらのペースでキスを続けて行く。その間に背筋を指先でなぞると一際体が大きく跳ねて高い声があがる。素直な反応に無意識に口角があがる。逃がさないように腰に添えた方の手で再度引き寄せると呼吸の合間に低く相手を呼んでからもう一度尾骨から首元へと手を滑らせる。触れる相手の何処も火傷しそうなくらい熱くて部屋には水音とお互いの声が響いていて思考が蕩けていくのがわかる。目の前の相手のこと以外なにも見えなくて考えられなくて溺れていくような感覚だ。一旦唇を離すと乱れた呼吸で息を整える。相手と違ってあまり体力が無いのがこういう時には悔やまれる所だ。このままだとキツそうだと考えれば相手の口端に零れた唾液を舐め取ると相手を支えながらベッド脇に移動する。先にこちらがベッドに深く座り「上、乗れるかい?」と自らの太腿を叩いて跨って座るように促して)
ぁッ、…んッッ…ん、ァ……ふ、んンッ……っ、はァ……ふぃ、りっぷ…
(部屋に響くのは二人の間で生まれる卑猥な水音と、自分の甘すぎる声と、相手が発する熱すぎる吐息。息継ぎをする度酸素を僅かに吸い込むと同時に啼き声をあげて、それすらも奪われればくぐもった熱を孕む声を出す。相手から過剰な刺激を受け息苦しいはずなのに脳内ではそれすらも甘い刺激だと処理されてしまって、相手を感じ恋人を求めるのをやめられず、フィリップという男にただただ夢中になって堕ちていくしかない。口内では絶えず水音が弾けて唾液がいっぱいに広がり口の端から零れ出している。それすら気が付かないまま口付けを続け、相手を引き寄せるために回した腕はいつの間にか縋るように巻き付けていてまた腰が抜けてしまいそうだった。しかしその前に口が離れてしまい、口端を舐め取られればビクンと体が跳ねる。甘く強い刺激がなくなり途端に切なさが胸を過ぎれば覚束無い声で名前を呼ぶが、そのままベッドの方へと誘導され素直についていく。相手がベッドに先に座ったかと思えば膝の上へと誘われて、熱でグズグズに溶けた頭でも流石に目を見開いた。子供になってしまった時に同じ体勢になったのを思い出してそれだけで体の熱が上がっていくのが分かる。しかしその熱を遠ざけることなどできるはずもなく、誘われるままゆらりと熱に蕩けそうな体を動かす。片膝をベッドに乗せればギシりと軋む音がして、もう片方の膝も乗せて相手に跨る。浴衣を着ているせいで股下はよく空気が通ってそこを柔らかく擽り落ち着かない。頭の位置で言えばこちらの方が上で相手の両肩にこちらの両手を乗せて熱に浮かされた目線を落とすが、そこには羞恥の色も混じっていて「こう、か?」と戸惑いがちに聞いて)
…ああ、良い子だね。…、翔太郎、愛してる
(膝の上に乗るように促すと蕩けていた目が見開かれる。いつの日か小さくなった相手にした体勢だが向かい合って上に乗られる分密着度は高い。一瞬躊躇したように更にその顔は赤くなるが何も言わずに見つめていると片膝がベッドに乗り跨る形で上に乗られる。今は同じ背丈であれば太腿の高さ分相手の方が高く、目を合わせるのに軽く見上げることとなる。素直に言うことを聞いて膝に乗り、熱に加えて羞恥の色を見せながら確認を取る様子は何よりも愛おしく満足そうに目を細めると子供扱いするように頭を撫でる。触れる身体は先程よりも熱い。その手を後頭部、首筋、背筋と這わせて下ろしていきながらも一番近くにある首元の肌がやけに色っぽく魅力的に思えると首筋にキスを落とす。時折吸い付いてリップ音と共に軽い痕を残していきながら耳元に到達すると今度はそこに舌を這わした。マーキングでもするように縁や溝を舌が通れば鼓膜に一番近いところで水音が弾ける。もっと乱れて欲しくて、そして自分という存在を刻み込みたくてその位置でとびっきり甘い声で名前と好意を囁いて)
ん、……ッ…ぁ……んッ……ひ、…ァッ……あァッ!んッ、ぅ…、ふぃ、りっぷッ…あ、いッして…る、……ぁッ、ンんッ!
(体の熱は滾っているのに相手に跨る格好にどうしようもない恥ずかしさで体を固くしていたが、子供をあやす様に言葉をかけられ頭を撫でられれば途端に変な緊張は溶かされてしまって、相手により体重を預けるようにしながら幸せと熱でふわふわとした心地にひたる。やがてその手はゆっくりと下へ移動し、道中先程刺激を与えられた背筋を通れば熱い吐息を吐きながら身をよじった。その間に至近距離にある顔が首筋に近づきそこへキスを降らせていく。時折強く甘い痺れが走れば、そこに相手の所有痕が刻まれたのが分かって体が震えた。口付けとは違い口が解放されているせいで蕩けきった甘い啼き声は何も邪魔されることなく溢れ出し、より明確な喘ぎ声として部屋へと響く。熱を持ちすぎた体を相手に翻弄されすぐに自立出来なくなれば両肩に置いていた手を相手の脇の下へ通してから肩へと回して相手の体へしがみつく。首筋にあった相手の顔はやがて耳へと移動し熱すぎる吐息がかかっただけで声をあげてしまい、その後舌が耳を愛で始めると特別甘く強い刺激に体をビクつかせながら強く相手へ抱きついた。耳元で水音が爆ぜる、口の中よりもより直接的に脳へといやらしい音が響けば脳さえ相手に掻き乱されている気がした。強すぎる刺激に熱すぎる脳で最早まともに思考は機能していないが、相手に名前を呼ばれ最上級の好意を囁かれれば最高に心は幸福で無意識に相手に跨る脚で強くその体を引き寄せて互いの腰をギュッと密着させる。上も下も相手を強く抱き締めながら喘ぎ声の中でこちらからも相手の名前と最上の好意を伝えて)
ふ、かわいい…、ン……翔太郎、顔あげて…
(頭を撫で緊張を解せば徐々に体重を預けるように寄りかかられる。背中に手を這わせながらキスを落としていけばその体は小さく震えて口を塞がない分甘い声がとめどなく溢れて奥底の欲をずっと揺さぶってくる。力が入らなくなったのかしがみつくように腕が回されると更に相手との距離が近づいて二人の境界線すら溶けていくような錯覚に陥る。より近くなった相手の耳元に吐息と水音を注ぎ込めばより一層その体は反応を示す。とろとろに溶けたような甘い声も素直な反応を見せて乱れる姿も何もかもが愛おしい。思考回路は大分焼き切れて熱暴走している自覚はありながらも耳元で頭に浮かんだ言葉を囁けば相手の足が腰に絡みついてきて更に深く密着する。甘い声に交じって途切れ途切れで余裕なくも幸せそうに名前と最上の好意が伝えられるとまたぐらりと脳が揺れていつもならハードボイルドを目指す相手には言えない素直な感想が零れる。耳元でリップ音を鳴らし耳朶に甘噛みしながらも背中を下ってきた手が腰を通って自らに抱き着く相手の太ももへと到達する。浴衣が脱げかけて見える肌色に手を添えて緩く撫でながらも耳元から顔を離すとこちらを向くように促す。すっかり熱にやられた表情で相手を僅かに見上げると「キスしたい」とお願いして)
ハ、…あッ、ん………ぁッ、きもちい……んッ……おれも、……ふ、んッ……
(体中は燃えるように熱く、抱きつく相手も同じように熱い。今はただ相手に跨り相手の事しか感じる事ができなくて、何もかもを奪われているようだった。いつもなら突っぱねる『かわいい』という言葉も相手が囁く事なら何でもこの胸を幸福で満たして止まない。直後耳朶に甘ったるい刺激が走って相手の上でまた体を跳ねさせ高い声を溢れさせる。必死に相手にしがみついていたせいで脱げやすい浴衣は胸元も腰周りも随分はだけてしまったがそれを気にする余裕がないほどに頭は恋人の事で満たされていた。手がゆっくりと下り守るもののない太腿を撫で始める。撫でられるだけで体を跳ねさせるのには十分で、新たな刺激に甘い吐息を吐き出しながら脳を通らない言葉が口から漏れだした。相手の顔が離れて顔を向けるように言われると素直に従う、熱でグズグズに溶かされ刺激にあてられた瞳は生理的な涙で濡れていて、それなのにもっと相手が欲しいと訴えるように熱をもった視線を向ける。同じく熱に浮かされた顔を見蕩れるように眺めていれば相手からお願いがなされて、あらゆるブレーキが壊れた体はすぐに顔を寄せた。この状態で優しいキスをすることなどできるはずもなく、甘く啼きすぎたせいで十分に濡れた口を開けて相手を喰らうように唇を動かす。時折舌を相手の口内に差し入れ中を擽りながら、背中に回した手はそこにある布を強く握りしめていて)
…ン、…は、ァ……んん…
(しがみついて身体を反応させていれば相手の浴衣ははだけて衣類の機能を果たしているかも危うい状況だ。そこから覗く太ももを撫でるだけでも甘い吐息と声が漏れ出て相当出来上がっているのが分かる。そんな状態でも声を掛ければ素直に熱に浮かされた顔をこちらに向ける。そんな従順なところも愛おしくて余裕なくも薄ら笑みを浮かべた。熱に浮かれてそれでも尚更なる欲に濡れた視線を向ける相手にキスをせがめば直ぐに顔が寄ってきて唇が重なった。相手の口内も十分唾液に濡れていて熱い。加えて今日したキスの中で甘く感じられて差し入れられた舌同氏をすり合わせたり吸い付いたりを繰り返す。熱中症にでもかかったかのように熱く部屋に響く音は淫らで思考すら覚束ないほど目の前の相手だけを求めて求められる状況が何よりも幸せで仕方ない。背中の布を強く握られるのを感じながらも呼吸の合間に熱の孕んだ息を零し、膝を軽く持ち上げ下から軽く押し付けるような刺激加えながらも深いキスに夢中になっていき)
……んッ……ふ、…ァ……ッ、あッ、ンんッ!
(唇が重なりすぐにキスは深くなりあたりに淫らな水音と甘い吐息と上擦った喘ぎ声が響く。相手の口内は自分に負けないほど熱く密着しているこの状態では唾液も汗も混ざりあってもはやどちらのものとも分からなくなっている。もう何度めかも分からないが相手とこちらの舌が擦り合わさって体がゾクゾクと震える。とっくの昔に体中の何もかもを溶かされてただ相手と愛し合いたい欲に支配されているのに、相手から与えられる刺激に悦び喘ぐのを止められなかった。互いに溶け合いそうな熱の中で相手の膝が僅かにあがって押し付けられる動作が加わればもう限界だった。思わず口を離して今日一番高く甘い声で啼きながら背を弓なりにそらし相手の上で震える。相手に揺さぶられる感覚は相手とより深く繋がり溶け合う行為を想起させて、それが頭を過ぎった時にはもう我慢するのは不可能だった。潤んだ瞳と唾液で濡れた口内を相手へと晒しながら、めいっぱいの熱と相手への愛情を携えた目で「だいてくれ」と拙い口調で懇願し)
ぁ、ん…ッ、はぁ…ッ、ああ。 君の全部、僕に委ねてくれ
(どちらのものか分からないくらい溶け合って熱を共有して堕ちていく。舌を絡ませながらも膝で刺激すれば口が離されて自分の上で甘く高く啼く姿に高揚を覚えて熱い吐息が漏れた。荒く呼吸しても煩い心臓の音も熱も静まる気配はなくて熱に浮かされたようなふわふわとした心地がする。考えられるのは本能が訴える欲と何よりも愛おしい目の前の相手だけだ。そんな相手がこちらを抱き締めたまま熱を孕んだ瞳と共に拙くもお願いされれば最後のか細い理性の糸がぷつりと切れた感覚がした。短く返答をすれば太腿に添えた手を根元へと這わせる。熱に蕩けながらも真っ直ぐと相手を見据え最後の宣告を果たすと再び唇を重ねながら更に深く繋がるため浴衣の下に手を伸ばして)
(/そろそろ暗転かなと思いましたのでお声がけさせていただきました! 2回目の夏祭りということもあって前回と比較しながらも新しいお店を回ったりお化け屋敷を体験したりしながらまた思い出を重ねられてとても楽しかったです!膝枕から始まり探偵君の反応がとても可愛らしくてつい暴走させてしまいましたが熱に蕩ける2人のやり取りをどきどきしながらさせていただきました。今回もありがとうございました。
この後の展開についてですが何かご希望ありますか?この後のお話でもまた場面を切り替えて、でも良いかなと思っておりますのでご意見伺えたらと思います。)
(/一旦こちらだけで失礼します!恋人としての夏祭りとてもとても楽しませていただきました。検索様のおっしゃる通り、前回と変わった所や変わらない所を確かめながら進めるお祭りでまたひとつ大切な思い出になりました。前回と違って甘えられるようになった探偵でめいっぱい甘やかしてもらいましたが検索くんのひとつひとつの所作から愛が伝わってきて探偵をたっぷり蕩けさせる事ができて、背後共々ドキドキしながらやり取りさせていただきました。こちらこそ今回もありがとうございました!
この後の展開ですがギャグっぽい事件をできればと思っておりまして、以前あげさせていただいた子供が押しかけて来て相棒になりたいと言う話か、ガ仏外伝男爵ご存知であればあれのパロのような感じで二人のどちらかと瓜二つの小国の王子が入れ替わって騒ぎになる、みたいな話はいかがかなと!検索様がやりたいお話がありましたらぜひ教えてください!)
(/候補にあげてもらった二つとも楽しそうなお話ですので宜しければ間に別の話を挟みながらも両方ともやってみたいです。今回は二人でめいいっぱい恋人らしいことができたので次は相棒希望の子供がやってくる話を先にするのはどうでしょうか? 大人気なく検索が張り合ったりそのゴタゴタに探偵君が巻き込まれたりと賑やかなお話が出来たら楽しそうだなと思っております。)
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