相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.3062 by 探偵  2023-08-17 18:17:59 


はぁ…はぁ……余裕だあんなもん……これで罰ゲームにはなっただろ?
(蜘蛛男の人形と井戸の女から全力で逃げて相手の隣で必死に息を整える。ちらりと後ろを振り返ったがどちらもその場からいなくなっていてまるで何事も無かったかのような静けさを取り戻していた。こちらがダッシュの疲労と恐怖による精神的疲労でへばっていれば相手の手が背中を撫でていた。その顔を見上げてみるが心配というよりは満足という言葉が似合う明るい顔をしていて、こちらが恐怖におののく姿をみて大満足といったところだろう。素直に返事をするのは自分のプライドが許さず、荒れた呼吸を整えヘトヘトになりながら現状にまったく合わない強がりの言葉を口にしていた。元はと言えばこちらの罰ゲームで入ったお化け屋敷だがこれくらいやったのならば十分罰ゲームとして成り立っただろう。だがまだお化け屋敷は終わりではない、御札を持って外に出たらやっとゴールだ。相手の手を取って手を繋ぐ、これだけ余裕があるならば腕を掴むまではいらないだろう。再び半歩前を行くように歩き出し次のエリアへと向かう。墓地の後は竹林を模した部屋になっていて、草葉の陰から時折物音がしたり、人間が崩れたような造形の何かがこちらを覗いていたりと不気味な空間を歩いていって)

  • No.3063 by 検索  2023-08-17 19:50:52 

ああ、とても良い物が見れた。…また何か出そうな雰囲気だね。
(ちらりと墓場と井戸の方を見れば何も居ない。全力で逃げたせいか隣で呼吸を整える相手の背中を撫でながらも普段は気取ってあまり見ることの無い姿につい口角が上がる。ホラー関連の文化はスリルを味わう目的と共に誰かの怖がる姿を見て満足するという一面があるのかもしれない。今の状況に見合わず強がるような言葉を口にする相手はからかいたくなる可愛さがある。問われた言葉に満足げな笑みと共に答えると手を取られ次のエリアへと進む。庭を抜けた先は竹林のようで自然あの日本人形の居る屋敷から逃げ出そうとしているような気分となる。草葉の陰から何者かが通って枝が折れる音や人間のような何かの視線を感じながら進んでいると奥の方にカーテンのようなものがみえて時折めくれて光が差し込む辺りあそこが出口だろう。終わりが見えてきて安堵した所で足元にカツンと何か固いものが当たる。恐る恐る下を見てみれば先程の白装束の女性と同じ長髪の生首があって思わず息を飲んで一歩後退る。それを見計らったように竹林地帯に雷のような光と大きな音が響いて身体を跳ねさせた。度重なる演出に心臓をバクバクさせていると「カエシテヨ…」とすぐ後ろから声が聞こえて冷たい何かがそっと肩に触れる。振り返るとあの日本人形と同じ格好をした血塗れの女性が真後ろに立ってこちらを真っ赤な目で見つめていて「ぎゃああ!!」と叫び相手の手を引っ張って出口に向かって逃げ出して)

  • No.3064 by 探偵  2023-08-17 20:45:22 


な、馬鹿っ!そういうこと言うと出て……、ッ!!…ひ、………ああああああ!!!
(周囲からは相変わらず得体の知れない何かの気配を感じるが通路の奥にカーテンが揺れるのを見るとようやくゴールが見えたと一気に安堵が胸に広がった。しかしそれに水を差すように相手が不穏な事を言えば、すかさずいつもより大きめの声で突っ込む。いつの間にか余裕の持ちようも逆転している、これ以上相手に情けない姿は見せられない。しかしその思いとは裏腹に相手の足元で何か音がしたのが聞こえそちらをみれば、もうすぐ出口だという安心感に漬け込むように女の生首が落ちていてそれだけで肩が跳ねた。タイミングを図ったように大きな雷が鳴ってなんとか叫びそうになるのを耐えるも、お化け屋敷のクライマックスはこれでは終わらない。背後から女性の声が聞こえこちらの肩にも冷たい何かが触れる、相手と共に恐る恐る後ろを振り返ればそこには血塗られた日本人形の格好をした女性がいて真っ赤な目に睨まれれば一瞬魂が抜けたようにその場で気を失いかけた。しかし相手の叫び声と手を引っ張られるのでなんとか意識を取り戻すと同じく叫びながら通路を駆け抜けその勢いのままカーテンを駆け抜けた。視界が開け幾分か周囲が明るくなる、ようやくこのお化け屋敷から抜け出せたようだ。係員が『おかえりなさーい。御札は取ってこれましたか?』と笑顔で声をかけてきて、急いでいつもの顔を作り「当然、余裕だぜ」と言いつつ御札を差し出すもその手は思いっきり震えており係員も苦笑いを浮かべていて)

  • No.3065 by 検索  2023-08-17 22:06:17 

はぁ…やっと出れた…。手が震えてるよ、翔太郎。 ホラー作家監修とは聞いていたけどまさかここまで叫ぶことになるとはね…
(最早無我夢中で一瞬意識が飛んだように見えた相手の手を引いて通路を駆け抜けカーテンをくぐる。視界が開けて先程までいた夏祭りの会場に戻ってきたのを実感すると気が抜けて深く息を吐き出すと共に本音が零れた。係員が話しかけてくるが対応する余裕はあまりない。対して相手はいつもの顔を作って御札を差し出そうとするがその手は誰が見ても明らかな程震えている。分かりやすい反応に僅かに表情を緩ませるとしっかりとツッコミを入れておく。苦笑いしながらも御札を受け取った係員は『お預かりしました。残りの夏祭りも楽しんでくださいね』と自分達を見送ってくれた。呼吸も落ち着いてくれば素直に今回のお化け屋敷の感想を口にする。作り物と分かりつつも没頭感を高める仕掛けが多くて二人とも思い切り叫んで全力疾走していた。流石ホラー作家監修のお化け屋敷といった所だろう。肝が冷えた一方で何処かスッキリした気分でもあって「最後の仕掛けの時、一瞬気を失ってなかったかい?」と揶揄うように問いかけ)

  • No.3066 by 探偵  2023-08-18 07:43:49 


夏祭りにこんなクオリティのお化け屋敷があるとはな、恐れ入ったぜ。な……んなわけねぇだろ?お前の気のせいだ、気のせい
(自分では最大限平静を装っていたつもりだったが未だお化け屋敷の恐怖から抜け切っていなかったのは震える手をみれば明らかで、相手から突っ込みが入れば言葉に詰まってしまう。それを何事もなく流してくれた係員に感謝しつつその場を後にした。暫くは心身ともにヘロヘロだったが外の空気を吸えばあのスリルが爽快感へ代わりいつも通りに歩いていく。夏祭りのお化け屋敷にしてはかなりの出来栄えで相手に同意するよう頷いていたが、最後の恐怖に飲まれた瞬間のことを言われれば再び言葉を詰まらせた。正直最後一連の流れは恐怖が一気にピークに達したせいで記憶が曖昧だ。それはつまり気を失っていたという意味なのかもしれないがそんな格好悪い姿を晒したなんて認めるわけにはいかない。そんなはずは無いと自分に言い聞かせる目的でもとぼけた返事をしておいた。お化け屋敷で騒いでいる間に周囲はすっかり暗くなり花火があがる時間も迫っている。それに時計をみて気がつけばそろそろ相手と共に花火を見るため取っておきの場所に移動すべきかと考え、相手の方に目を向けると「花火上がる前に他にやっときたいことあるか?」とやり残しがないか聞いて)

  • No.3067 by 検索  2023-08-18 10:36:04 

ふぅん…、まあお互い様ということにしておこうか。やっておきたいこと…あ、かき氷というものを食べてみたい
(外の空気を吸って回復しつつある中で終盤の状態について指摘すれば分かりやすく言葉を詰まらせる。あの時は自分もあまり周りを見る余裕はなかったが逃げようと手を引いたとき動こうとしなかった辺り恐怖のあまり気を失ったに近い状態であっただろう。見透かすように目を細め暫し相手を見ていたが深く突っ込んで反撃としてこちらの様子に言及されても困るため緩く笑って話を流しておいた。お化け屋敷に入っている内に外は大分暗くなってきた。そろそろ花火の時間も近いだろう。そこで相手に花火の前にやりたいことを問われると少し悩んだ後予め目星をつけていた出店の名前を口にする。スリルのおかげで肝は冷えたが水分補給という意味でもさっぱりした物が食べたい気分だ。出店の並ぶ通りに戻ってくれば定番メニューとだけあってすぐに店は見つかった。店の中では店主が氷を削っているのが見え、店先にはいちごやレモン、ブルーハワイなど鮮やかな色のシロップが並び客が好きにかけるスタイルのようだ。実物が見れたことに少し興奮したように店を観察しながらも「一個頼んで半分ずつシロップをかけようか」と相手に提案して)

  • No.3068 by 探偵  2023-08-18 12:30:36 


よし、ならかき氷食うか。ちょうど喉も乾いてるしな……___なら俺はブルーハワイっと…
(気のせいという言葉でなんとかこちらが怖がっていなかった事にしたかったが、相手はこちらを見透かすような目を向けていて残念ながらあの時の事はきっちり記憶にあるようだ。それ以上の追求はなくホッと胸を撫で下ろす。どちらにせよあんな情けない姿を晒したがそれも相手だからこそ見せられる姿で、お化け屋敷の有様が記憶に残っていたって問題はない。そんな自分でいいと教えられたのはちょうど前回の夏祭りだ。花火の時間が近くなってくる中相手のご所望はかき氷だ。つい先程思いっきり叫んだ体にはよく染み渡りそうなチョイスでいて夏祭りの定番品で当然異議は無い。歩いていると直ぐにかき氷屋は見つかって相手は定番の見た目なそれにキラキラとした目を向けている。それを横で見つめながら半分この提案には賛成の意を示して頷く。店員にひとつ注文すると専用の機械でガリガリと氷が削られ器いっぱいに氷が盛られて容器ごと手渡され好きなシロップを好きなだけかけるように言われた。数あるシロップの中から青色を選ぶと容器を手にしてかき氷の片側へ注いで青く染めると「お前はどうするんだ?」とかき氷を差し出し)

  • No.3069 by 検索  2023-08-18 14:07:16 

ブルーハワイってどんな味なんだろうか…。悩むけどここは定番のいちごにしよう。
(花火を待つ間までにすぐに食べられてさっぱりする夏祭りらしい物というチョイスでかき氷を所望すればすぐに聞き入れられて出店に足を運ぶ。はんぶんこの案も採用され店員に注文すると専用の機械で大きな氷が削られていき容器の中に雪のように氷が盛られていく。こんもりと氷の入った容器を相手が受け取るとブルーハワイと書かれたシロップをかけて片方が青色に染まっていく。他のシロップはいちごやレモンなど果物やコーラといった飲料の名前で味の想像はつくがブルーハワイという名前と色からは全くどんなものかは分からない。人工的な青色を見つめながら興味深く呟くが答え合わせは食べてみればわかるだろう。容器を受け取りもう片面を何味にするかシロップをずらっと眺めて考えた後、初めて食べるものだからと定番らしいイチゴを選ぶ。相手の真似をして残りの白い氷を赤色に染めていけば二色のかき氷が誕生し二人で一人の姿に例えて「火力の強そうな組み合わせだ」と無邪気に笑う。先端がスプーンになっているようなストローを受け取り二本ともかき氷に刺すと一旦店を後にする。通りに戻ってくれば会場の人々も花火の時間が近いことを察してか広場の方に移動しつつある。この波に乗ってもいいが相手ならば何処か良い所を知っているかもしれないと期待を込めた目を向けながら「僕の恋人は花火が見える良い所に案内してくれるのだろう?」と声を掛けて)

  • No.3070 by 探偵  2023-08-18 18:41:17 


制御が難しそうな色のかき氷になったな。___あぁ、取っておきの席を用意してる。かき氷食いながらいこうぜ
(かき氷の半分が青色に染まる、正直語感で選んだもので数ある味のなかで唯一食べ物の名前では無いこれに何味かと聞かれればこちらも「そういや何味って言うんだろうな」と答えることは出来ず、食べてみれば分かるだろうと後のお楽しみということにしておいた。相手が選んだのは定番のイチゴ味でかき氷は赤と青で半分ずつ染まる。相手が二人で一人の姿に例えるのを聞けば思わず笑いが零れる、ファング程では無いがこの組み合わせもなかなかの問題児だ。見た目にも派手なかき氷が出来上がったところでそろそろ花火を見る場所へと促されると決め顔を浮かべながら自信たっぷりに案内をかってでる。行き先を目線で示してその方向へと歩き出した。目的地は少々距離がある、かき氷が溶ける前につつきながら移動するのが良いだろう。かき氷に刺さったストローをひとつとって青色のかき氷をすくいあげれば早速一口食べてみる。だがブルーハワイと称されたものの味はやはり何とも例えようがなく「サイダーか?いやラムネ…?」と首を傾げた。そんなやり取りをしているうちに徐々に出店の数は減って人出の無い道を進んでいって)

  • No.3071 by 検索  2023-08-18 20:36:11 

それは楽しみだ。…ん、冷たくて美味しい。 じゃあこっちも…確かにサイダーのようなフルーツのような不思議な味がするね。
(はんぶんこずつの色に染まったかき氷を持って花火を見る場所への案内を促すと自慢たっぷりのキメ顔で返事がされる。どうやら夏祭りの目玉を見る場所はしっかりと決めてあるらしい。この街をよく知る相手が案内する所なら良い所に間違いないだろう。相手が歩き出した方向についていきながらももう片方のストローを取ってまずは自分が選んだイチゴ味のかき氷を口に運ぶ。シャリシャリとした食感と氷の冷たさ、シロップの甘さを感じることが出来れば自然と表情が緩む。正に今の季節にピッタリの食べ物だろう。定番の味を楽しめた所で気になっていた青色の方もすくい上げて一口食べてみる。爽やかさは感じるが相手の言った通りサイダーやラムネのような気もするし、フルーツのようなトロピカルな味に近いような気もして一言でどんな味かを表す事が難しい。その起源や成分を今すぐ調べたくなる衝動に駆られるが今日は今から見る花火の方が楽しみで後日に回すこととした。ふたつの味を楽しみながら進んでいくと人も店も徐々に減っていく。祭りの会場からは離れていくがその分2人きりになっていくような感覚に期待は高まりご機嫌なまま相手の案内する場所について行き)

  • No.3072 by 探偵  2023-08-18 21:43:11 


ん、イチゴはイチゴ味だよな……かき氷のシロップは色が違うだけで味は一緒なんて噂もあるけど、あそこの店は違ったみたいだ
(人気のない道を歩きながら二人でかき氷をつつきながら歩く、電灯が少なくなり暗くなってきた道にシャリシャリと氷を掬い食べる音が響いていた。相手が選んでかけた赤色の氷をすくって口の中に入れれば冷たさと共に甘酸っぱさが広がってて、まさに定番のイチゴ味といった味わいは確実にブルーハワイとは違うものだ。となればやはりブルーハワイの味を定義するのは難しくて、もう一口食べるも良い表現は思いつかなかった。ひとまずはそういうもの、という事で記憶に留め適当なシロップを使っていない店に当たったのに感謝しておくことにする。氷を崩す音の中に波の音と潮の香りが混じり始めた頃合いになると器の中のかき氷は半分以上減っていて「そろそろ舌に色ついてんじゃねぇか?」とかき氷のもうひとつの定番を思い出せば相手の方に舌を出してみせる。選んだシロップが赤と青で、しかもそれを交互に食べたせいで舌は見事に紫色へ変化していて当人はどうなっているか分からず舌を出したまま相手の様子を伺って)

  • No.3073 by 検索  2023-08-18 22:51:35 

へぇ、それはそれで検証するのは楽しそうだけどね。…本当だ。君のメモリと同じ、紫色の舌になってる。
(辺りはすっかり人気がなくなっていき暗くなっていく。お互いに選んだ味を交互に味わうとその違いがよく分かる。相手の言う噂は見た目や匂いなどが味覚に与える影響を示すようで興味深そうにその話題に食いつく。シャリシャリと氷を崩してかき氷をたべながら歩いていくと段々と波の音と潮の匂いが混じり始めて海が近くなってきたのが分かる。半分程器のかき氷を食べたところで相手が話しかけてきて舌を見せてくる。電灯の光が少なく見えづらくて更に近付いて確認してみるとその舌はシロップのせいで紫色に染まっていて僅かに目を瞬かせた後その変化にくすくすと笑う。すっかり相手の持つメモリの色と同じになってしまっている。ならば同じ物を食べた自分も同じ状況になってるのかもしれないと思い至るとこちらも紫色に変化した舌を出して見せながら「僕もお揃いかい?」と問いかけ)

  • No.3074 by 探偵  2023-08-19 07:52:40 


案外見た目のイメージに騙されてるだけかもな……お前の舌も見事に紫色だ。さっきのお化け屋敷でお化け役になれんじゃねぇか?
(赤色かき氷をイチゴ味だと思って食べたからイチゴ味に思ってしまっている可能性はゼロとは言いきれない。実はあの店のシロップだって本当は全てまったく同じ味の可能性だってある。これはまた近いうちにガレージに色とりどりのシロップが並ぶかもしれない。そんな未来を予感していると相手からも舌がこちらへ向けられる。そこには本来ありえない紫色の舌があって一面色の変わってしまった様子に思わず吹き出してしまった。ちょうど浴衣も着ていることだし血みどろメイクをすればなかなかの迫力になるだろう。自分がまったく同じ状況であるのは端に置いておき揶揄うように指をさしていた。かき氷を食べ海を横目にみながら進めば、やがて遊歩道に終わりがやってくる。相手に目を向けると「ここが俺たちの特等席だ」と得意げな笑みを浮かべてみせた。そこは前回の夏祭りで二人で抜け出してたどり着いた場所、二人の関係の名前がひとつ増えた場所で、近くにあるベンチに座ろうと目線で促して)

  • No.3075 by 検索  2023-08-19 09:34:51 

今度この舌のまま君の枕元に立ってみようか。 …確かに思い出深い僕達だけの特等席だ。
(真似をして舌を見せればどうやら自分も夏祭りならではの色鮮やかなシロップのせいで紫色の舌になってしまっているようで相手が吹き出して笑う。こちらからは見えないがきっと相手の舌と同じような状況になっているのだろう。先程のお化け屋敷と絡めて揶揄われるとそれに乗っかって家で悪戯を仕掛けようと案を口にしていた。かき氷も大分無くなってきた所で遊歩道を抜け海岸沿いの道へと出てきた。忘れる訳がない、前回の夏祭りの日に想いを伝えあった場所だ。この場所を特等席と言われると自然と笑みが浮かんで少し照れくさそうに告げる。あの時と同じく皆祭りの会場にいるせいか人気はなく相手と二人きりだ。促されるままベンチの右側に座ると周りの景色を一通り見てから相手に視線を向け「恋人の君と花火を見るのは2回目だね」と告げて)

  • No.3076 by 探偵  2023-08-19 12:30:36 


気になって寝れねぇだろ!いつも通り隣で寝てくれよ。……あぁ。前は恋人に成り立てだったが今日は祭りの始めから恋人だ
(こちらの冗談に対して相手からも冗談が返ってくる、幽霊が枕元に立つのも勘弁だが生身の人間が立つのはもっと遠慮願いたい。それに恋人なら枕元に立つより隣にいて軽く抱き寄せながら眠りたい。人気がないからかそんな願望もすんなりと口にしながら目的地へたどり着く。きっと途中でどこへ行こうとしているかなんてバレバレだったろうがあの日約束を交わした2回目の花火を見るのに相応しい場所だろう。相手の左隣に座って目線を交える。2回目の花火だがその意味合いはまた変化していて、今日は恋人としてのデートの日で、そして記念日と言ったところだろうか。二人の間にある手を繋げて、指を絡めて結ぶ。あの日手を繋ぐことさえ儘ならなかったことを思えばこれもあの日からの変化のひとつだろう。花火をみる準備が整ったところで遠くに見える夏祭り会場の電灯が一斉に落ちた。それはすなわち花火の開始を意味していて、「始まるな」と呟くと絡めた指を強く握った。一瞬の静寂が辺りを包む。直後高い音を立てながら一筋の閃光が空へと上がって、大きな音と共に眩い光が宙へと花のように開いて)

  • No.3077 by 検索  2023-08-19 14:59:46 

ならば今日は夏祭りデートという訳だね。ああ、…綺麗だ。
(こちらも冗談を返せばやれやれと言った様子で要望がされる。すっかりいつも通りとなった隣で寝ることも前回の時には無かった習慣だ。あの時の自分達に今の状況を伝えればその変化に顔を真っ赤にして固まってしまうだろう。そんな思い出の地で相手がベンチの左側に座るとどちらとも言わず指を絡ませて手を繋ぐ。人目が無いからともう少しだけ相手の方に詰めて座れば誰がどう見ても恋人の距離感だ。ご機嫌で今日をデートと称していると夏祭りの会場の灯りが消えて薄暗さが辺りを包む。相手の言葉に頷いてこちらからも手を強く握り返して空を見上げる。一瞬の静寂の後、高い音と共に打ち上げられて大きな音とともに鮮やかな光が咲いた。赤、黄色、緑と様々な色が空に輝いて何回見てもその美しさに目を奪われる。次々にあがる花火にあの時と同じ感想を口に呟きながらも視線はふと花火を見る相手の横顔に向かって気付けば「好きだよ、翔太郎」と思いの丈を口にしていて)

  • No.3078 by 探偵  2023-08-19 16:37:43 


……、フィリップ……俺も好きだ。……愛してる
(ひとつめの花火が上がる瞬間、前回の事を思い出し相手の方を見やる。空に登っていく閃光がそれを夢中で見つめる相手の瞳に反射して、虹彩の中で花火が開く。その光景はあまりにも美しくて、愛おしくて、自分が相手の隣にいる理由のひとつだと感じた。目線を相手と同じく空へと移す。次々に開く花火は夜空を鮮やかに照らして、しかしこの二人だけの空間では花火が舞い上がり破裂する音が響いている。花火会場からは離れた場所だが海手からみるおかげで障害物は一切なく、発射される位置から近いために視界いっぱいに花火が広がる。相手の呟きに花火を見上げながら「あぁ」と短く相槌をうっていると相手の視線がこちらへ向くのを感じた。引き寄せられるようにそちらへと目線をむけたタイミングで、まるで溢れ出るように紡がれた言葉にぐっと胸を掴まれた気がした。花火の光で色とりどりに照らされる相手の顔を見つめ照れくささを誤魔化すように小さく笑みを浮かべる。しかし相手のそれが伝搬するようにこちらにも思いが溢れれば止めることなど不可能で、こちらからも想いのままを口に出していた。花火があがっているというのに目を奪われるのは相手の存在で、また引き寄せられるように体を近づけると唇へ優しくキスを落として)

  • No.3079 by 検索  2023-08-20 12:20:57 

…ん、…幸せとはこういう事を言うのだろうね。
(花火が打ち上がり夜空を鮮やかに彩る。この位置からは花火の光に照らされる風.都.タ,ワ.ーも視界に入って今まで守ってきた物とこれから守るべき景色を映し出しているようにも見えた。そんな中で相手の方に目線を向けると自然と視線が重なって溢れるがまま想いを口にする。それに対して何処か照れくさそうにも笑ってこちらを見つめながら同じ想いを伝えてくれる相手こそが何よりも大切な人物なのだと胸が強く訴えかけている。吸い寄せられるまま二人の体が近付いて唇が重なる。花火があがる音も光も感じてはいるのに目の前の相手しか見えなくて二人だけの世界にいるみたいだ。やがてそっと唇を離して近い距離のまま花火に照らされる相手を見つめる。あの時のようにテンパって顔を真っ赤にして動揺するということは殆ど無くなったが相手とキスをする度に感じる甘く心を満たすような感覚は変わらない。柔らかな笑みを浮かべて噛み締めるように呟くと「僕も愛してる」と最上級の言葉を伝えて今度はこちらからもう一度唇を重ねて)

  • No.3080 by 探偵  2023-08-20 14:23:35 


そうだな……、俺の大事なもん全てが今目の前にあって、幸せだ
(相手が幸せだと口にする、それが最も自分が望むことでいつまでも守り続けたいと思う相手の想い。最上級の愛の言葉と共に口付けを受ければ甘く柔らかな幸福が胸いっぱいに満たされていく。唇が離れてもその想いは膨れ上がるばかりで、軽く呼吸をして口から溢れるその息さえ幸福の色をしている気がする。視界いっぱいに広がる相手の顔、その背後に見える風.都.タ.ワ.ーや街並み、自分を構成する全てであり、守りたいものが今目の前に広がって鮮やかに輝いていた。こんな至近距離で見つめることさえかつてはできなかった行為、こうやって互いに想いと口付けを送りあえる関係であることを改めて噛み締めていた。二人の間に幸せが満ち溢れたせいかいつもより外面よりも願望を優先して口にしたくなって「ベンチに座ったらやって欲しいことがあったんだ」と不意に切り出す。二人きりしかいない外の空間で、しかも花火大会中なんてシチュエーションを逃す手はなくて、相手の膝をトントンと指先で触ると「膝枕して欲しい」と願望を伝えて)

  • No.3081 by 検索  2023-08-20 16:35:47 

やって欲しいこと?…構わないよ、好きにしたまえ。
(ゆっくりと唇を離す。こうして相手と口付けを交わすだけで幸せなのに相手が噛み締めるように幸せだと語れば心が暖かい物で満たされて無意識に繋いだ手に力が入る。大切なもの全てを視界に納めた世界でその幸せに微睡んでいると不意に相手が要望を口にする。外出時こういう形で相手がお願いするのは珍しい。不思議そうにしながらもその内容に耳を傾けていると膝をトントンとされながら聞き慣れない単語が飛び出す。花火が打ち上がる中ベンチで膝を使ってすること、言葉の組み合わせと状況から何となくどういう物なのかを推測すればそれを強請る相手に自然と笑みが零れた。まったくもってハードボイルドらしくないが愛おしい素の恋人が望むなら叶えない訳がない。寝転びやすいように手を解いてベンチの右端に座り直す。浴衣の皺を伸ばしてから自分の太もも辺りをぽんぽんと叩いて相手を自分の傍に招いて)

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