検索 2022-07-09 20:46:55 |
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ん?っ……フィリ、っぷ………
(てっきり相手はそのまま風呂場にいくものだと思って、踵を返した相手を不思議そうに見つめる。そしてそのまま抱き締められてしまえばまた目を見張る事になった。シャツのボタンに手をかけていたせいでこちらからは抱き返す事ができず、相手に包まれるようになったまま首元に顔が埋まる。身動きの取れない状態でたっぷりとこちらの匂いを嗅がれると丸ごと取り込まれてしまった気分になって、声を詰まらせ名前を呼びながら体温が上がるのが分かった。やがて体がゆっくりと離れて今この瞬間のこちらの香りをしっかりと記憶したのか満足気な笑みを向けられると今度は腹の底を擽られた気分になる。こんな馬鹿なことは当分やることはない、だからこそ夏の匂いに包まれた相手を堪能するなら今しかない。そう思考が及んだ時には体は動き出して、後を追うように風呂場へと向かう。本来脱衣所で服を脱ぐべきだが急かすように背中を押せば「このまま一緒に入ろうぜ、どうせ服も洗わなきゃいけねぇし」と苦しい言い訳をしながら相手を浴室に追いやって)
え、それはまあ良いけど、まだ服のままじゃ、
(存分に海の後の相手の匂いを感じる事が出来れば記憶と共に刻む感覚としては十分だ。より強く今日の思い出が頭に残るとすっかりご機嫌な様子で相手から離れ、今度こそ促された通りに風呂場へと向かう。脱衣場に着いて濡れた服を脱ごうとすると相手が現れて僅かに目を見開く。何か用かと問う前に背中を押され、一緒に風呂に入ることを提案されると思わず予想外の事に短く声が漏れた。これまでも何度も一緒に風呂に入ったことがあるからそれ自体は構わないのだがまだ服を脱いでないのに脱衣場から更に背中を押されると意図が読めずに困惑した様子で浴室へ追いやられた。帰ってきたままの格好で二人ともが浴室に入る形になれば相手の方を向いて「…何のつもりだい?」とその意図を伺うようで何処か興味をチラつかせた瞳を向けながら問いかけて)
……やらなきゃいけねぇことと俺のやりたいことを一緒にやる
(二人の体を押し込めるようにして浴室に入れば扉を閉める。小さな空間に相手を連れ込んでしまえば自然とその距離は近くなって、相手と向き合えば緩く抱き締めて顔を付き合わせた。窺うように問いかける目はこの後の展開に期待する色が見えてまた腹の底が擽られる。あの海の中で押さえつけた熱は一気にぶり返して、軽く息を吐き暴走を防いだ。そして相手の問いかけに対して答えになっていない答えを返す。説明としては不十分だが一番シンプルな答えがこれだ。そしてまずはやりたい事を優先して緩く回していた腕を背中へ移動させて二人の体を密着させる。先程相手がしたのと同じく首元に顔を埋めてゆっくりと呼吸すれば潮の香りが相手の香りと混じりあって鼻腔を擽った。今この状況でしか嗅ぐ事のできない特別な香り、それをたっぷりと吸い込んだ後に同じ場所に今度は唇を宛てがう。食むような仕草で唇を滑らせると共に軽く吸い付けば高い音が浴室内へと鳴り響いた。相手の香りと海が混じり合う味はまるで麻薬のような中毒性があり媚薬のように煽情的で「海の味がする」と呟くと今度は耳裏へ同じように吸い付き高い音を響かせて)
…それで、君のやりたい事がこれかい? …ン、今ならではの味かな、…っ。
(入口の扉が閉められると先程までいた広大な海とは対称的に狭い密室となる。緩く抱きしめられながらその目を見て問いかけると相手が軽く息を吐いた後に説明しているようで詳細な内容の無い答えが返ってくる。それを実行するように腕が背中に回されてより密着したかと思えば先程自分がしたのと同じく顔を埋められると匂いを嗅がれているのが分かって嬉しさと照れ臭さが混じったような気分になる。こちらからも背中に手を回して抱き寄せると至って普遍的な言葉を、だけど何か焚き付けるような言い方で埋めた相手の耳元に注ぐ。それに応えるようにか唇がその部位に触れ吸いつかれると水っぽい音が響いて思わず小さな吐息が零れた。まるで味わう様な仕草と呟かれた言葉に本当に食べられているような錯覚に陥る。間近で響く音も含めて体温が上がっていくのを感じながらも余裕ぶったように言葉を返す。相手の口が今度は耳裏に移動して唇の感触と共に高い音が響くとびくっと身体が跳ねた。間近で先程記憶に刻んだばかりの相手と夏の混ざりあった匂いがする。その発生源である相手を確かめるように背中に回した手で張り付いた服越しに肌をゆっくり撫でては更に相手をこちらに引き寄せて)
ッ、……あぁ、こんな海に塗れたお前は今を逃すとそうそうないからな。今のうちに味わっとかねぇと
(今だけの相手の匂いを確かめるべく顔を埋めていれば、耳元に相手の言葉が降りてくる。取り留めもない言葉なのにそれは妙にこちらを煽るような言い草で、ぐらりと脳内を揺さぶられた気がした。海の香りを放つ相手の肌に唇を寄せれば随分と余裕なことを言われて更に嗜虐心は煽られ、にも関わらず余裕なく相手の身体が跳ねるとゾクリと黒い欲望が腹の底で渦巻く。逃がさぬように片腕は腰へもう片手は後頭部へと添えて抱きしめながら首、耳裏と移動してきた唇を今度は耳へ寄せた。言葉と共に漏れ出す熱を持った吐息を直接耳へと当てたあと、唇を耳へと押し当てる。最初は唇をあてるだけ、そこから食むような動作へ移り、より隅々まで味わうために今度は舌をそこへ這わせる。耳の凸凹した複雑な構造へ隙間なく舌先を差し込むと、相手に染み付いた夏の香りを根こそぎ奪っていく。舌を夢中で這わすうちにそこは海水の代わりに唾液で濡れて、耳元で跳ねる水音は段々と大きくなる。舌は耳の大方の部分を通ったあと、最後に残しておいた穴の方へと移動してその縁をなぞるように舌先を動かして)
…ぁ、んん…っ、耳ばっか、っン…は
(腰と後頭部に手が添えられると逃げ場を塞がれたようで身体を硬くしながら耳元に相手の顔が近づく気配を感じる。その状態で熱を含んだ吐息を注がれるとぞくりと背筋が震えて小さく息が漏れた。触れるだけだった唇に食むような動作が加わるとくすぐったさとは違うものが混じり始め、宣言通り隅々まで探るように舌が這うようになると生暖かな感触にまた体が反応してしまう。外界に晒されながらも他人の触れることなど滅多に無い場所、そこを入り組んだ場所にまで舌先を差し込まれ海水の代わりに唾液で濡らされていくと全てを暴かれているような気分になって体の芯から熱が滲み始めて匂いも濃くなる。。鼓膜の近くで響く水音と器用な舌の動きに呼吸は段々と乱れていき背中に回した手で縋り付くように相手の服をぎゅっと掴む。途中味わうと言いながら面積の少なく弱い耳ばかりに攻めることに文句を口にするもその声は先程までの余裕はあまりなく、穴の縁をなぞられるとまた相手の腕の中で身体は跳ねて無意識に期待するような甘い吐息が零して)
…お前がそう言うなら他のとこも食わなきゃな
(相手を腕で拘束して耳を食らう動作を少しづつ変えていけば、腕の中の相手は動作に伴って反応を大きくしていく。密着する体が熱を持つのを感じれば漂ってくる相手と海とが混じった匂いはよりこの体を刺激して、生乾きの服を相手が握りしめればまたぐらりと脳内が揺さぶられた。相手を確かに乱している感触とそれに伴い強くなる熱と香り。甘い吐息に混じり文句が発せられると、いじらしい姿に口元には薄い笑みが浮かんだ。相手の言葉通りにと耳から唇を離すと首の付け根に再び高い音と共に吸い付くようなキスを落とし、さらにそこを味わうように舌先で僅かにそこを擽る。海の香りとそれに負けない相手の香りを奪えば粘性の高い欲が胸元にせり上って来て熱い吐息を零した。頬、目尻と同じように音と舌を落として相手を正面に捉えれば、最後まで置いておいた唇へと自らのものを重ねる。そこはもう海の香りはしないが代わりに相手の味で満ちていて、重ねるだけではすぐに物足りなくなり唇を擦り合わせる動作へと変わっていって)
っ、ぁ…ん、…翔太郎、…ン……、
(至近距離で相手の行為を受け入れていればじわじわと体が熱を帯びていく。こちらが文句を言えば珍しく言葉通りに離れていくが代わりに首の付け根に高い音と共にキスが落とされると小さく声を洩らす。舌先がその部位をなぞると同時に熱い吐息が肌を掠めると相手も高まっているのだと感じられて全身を回る血流が一段と早くなった気がする。なすがまま相手に身を任せていると頬、目尻へとリップ音とともにキスが落とされては正面に相手の顔を捉える。直射日光を浴びているわけではないのにくらくらと熱に浮かれているような瞳を向けると小さく名前を呼びながら唇を重ねる。体が覚えている唇の触感といつもと違う少し塩味のするキスは海の中でした行為を思い出させてあの時出来なかったことを取り戻すかのようにのめり込んでいく。触れるだけだった口づけはすり合わせるような物に変わり、それですら物足りなくなってしまえば舌を伸ばしゆっくりと味を確かめるように唇をなぞり)
っ……ん、……フィリップ……もったいねぇけど、海水落とさねぇとな
(相手の顔を真正面に捉えればその瞳は熱で揺れていてこの体には十分毒なのにさらに愛しい声で名前を呼ばれれば胸が激しく鼓動して息が詰まりそうになる。そんな状態で唇は重なりすぐにもの足りなくなって唇を擦り合わせれば、今度は相手から舌が伸ばされて一気に熱と劣情が脳を支配して唇をなぞる舌を食らうようにより深く相手の中へと舌を差し込む。逃がさないよう舌を絡ませ擦り合わせれば、潮の味が口内を刺激したせいもあって互いの唾液が直ぐに混ざりあって浴室に似つかわしくない音が二人の間から響いた。後頭部を捉えたまま相手の口内を蹂躙する、歯列の裏や舌の表面をなぞり気まぐれに相手のものを絡めとって、好きに艶かしい水音を響かせる。口内が十分に互いの味で満たされた頃にどちらともつかない液体を喉を鳴らして飲み込んで僅かに唇を離した。瞳は熱に浮かされたままやらなければならないことの方を口にすればシャワーの蛇口を捻る。二人目掛けて最初こそ冷たい水が降り注ぐがすぐにそれは熱いお湯へと変わっていく。服が痛む前に海水を落とさなければならないが、降り注ぐシャワーを浴びる間一時も相手を離したくなくて再び唇を重ねた。最初から舌を差し入れ時折唇をなぞり再び口内へと戻って舌を絡ませ、シャワーが振り注ぐなか顔の角度を変えながらなるべく相手の奥へ奥へと舌を差し入れる。そうしているうちに互いの着る服は再びびしょ濡れになって、そろそろ脱がせても良いだろうと腰を支えていた手を滑らせ服の中へと侵入させて)
…ぅん…は、ぁ…そうだね、っん…ふ、…
(相手の唇を味わうようになぞっているとその舌ごと絡めとられて深く相手が侵入してくる。舌同士を擦り合わせると唾液が混ざり合い滑りが良くなるとこちらからも熱心に絡ませていき、息継ぎの度に鼻にかかったような声と水音が響く。当然口内には味などないはずなのに相手の舌と撫でる口内は甘美に感じられて頭がくらくらする。自分の内側を明け渡して好き勝手されるのが何よりも幸福に思えてもっとと強請るように口付けを続けた。やがて僅かに唇が離れると熱い息が零れて注がれて混ざりあった液体を飲み込んだ。こちらを見つめる相手の瞳も熱に浮かれていてそんな表情にまた鼓動が跳ねた。シャワーの栓を捻り冷たい水が降り注ぐと頭が冷えていつもの冷静な思考に戻りかける。だが水が熱いお湯に変わり再び唇が重ねられるとそんな思考もあっという間に蕩けてまたキスに溺れていく。舌が差し入れられて絡まったり唇がなぞられる。奥へと入ってくればその分口内は相手でいっぱいになって満たされる。歓迎するように舌を絡ませ時折悪戯っぽく相手の舌に軽く歯を立てて刺激しながらもシャワーで衣類は濡れていく。そんな服の中に相手の熱い手が侵入してきて素肌に触れると小さく身は震えた。もっと相手を感じたいと浮かれた頭を願望が支配するとこちらも脱ぎかけの相手の服に手をかける。急かすような手つきでボタンを外していくと濡れた肌に掌を滑らせてみて)
…は、……ん……脱がすから両手あげろ
(舌を絡ませれば向こうのそれも応えるように動いて甘い声が漏れ出せば相手も熱を求めているのが分かってゾクゾクとこの体を疼かせる。もっと相手の口内を支配してしまいたいのに、一方で間に漏れ出す甘い吐息をもっと聞きたい。相反する欲望を抱える中シャワーが降り注いで一瞬相手の目は正気になったのにすぐに熱へ浮かされたものへと戻って、まるで快楽の沼に引きずり込んだ反応に嗜虐心は煽られ血の巡りは早くなっていく。さらに悪戯に舌先を刺激されれば理性がグチャリと潰されたように思えた。脳内は相手を喰らいたい衝動で満たされていく。服の海水をお湯で洗い流したという名目のもと素肌に触れるよう手を刺し入れれば、熱にやられたのか相手も急かすようにボタンを外していく。熱に浮かされ昂った行為にこちらの体は更に煽られて、ボタンが全て外されたタイミングでこちらも余裕のない声で手を挙げるよう言えば、服の両端を掴んで一気に上半身の服を剥ぎ取った。ゆったりとした相手の服は濡れていても脱がしやすく、顕になった白い肌を熱と色欲に塗れた瞳で食い入るように見つめる。やがて我慢が気がなくなればシャワーのお湯が注がれ綺麗になっていく胸板にそっと手を起き、鎖骨辺りに顔を寄せるとそこに素早く噛み付く。容赦なく歯を立てれば簡単に硬い歯は皮膚を食い破って赤い痕が浮かび上がり)
ん、ぅ…しょう、たろ…いッ゙、…は
(降り注ぐお湯によって浴室内の温度も上がっていけば既に熱持った身体は冷めることなく熱に浮かされたままだ。そんな頭はもっと相手を感じたい触れていたいと思う欲に忠実で布地一枚ですら恋人との間を隔てているのがもどかしい。一旦唇を離して焦った手つきでボタンを全てはずすと相手からも余裕のない声で指示を受け、言われたまま素直に両手をあげる。両端を掴まれ子供のように上の服を脱がされると相手の前に素肌を晒すことになる。今まで隠れていて日にも焼けていない肌を熱と色欲のこもった瞳で見つめられるとそれだけで背筋にぞくりとしたものが駆け上がって熱い息を吐き出す。うっとりと熱の宿った目で見つめ返すと誘うように色の乗った声で名前を呼ぶ。胸板に手を添えられたかと思えば鎖骨辺りに相手の顔が埋まるとそのまま容赦なく噛みつかれ鋭い痛みが走れば身体を硬直させ悲鳴に近い声をあげる。縋るように相手に抱きつくが貫く痛みとその後に広がる痺れも相手に与えられたものなら今の自分には甘美な刺激でへらりと力無くも嬉しそうな笑みが浮かぶ。だけど熱に蕩けた頭にはこれだけじゃまだ足りない。首元に埋めたままの相手の耳元に顔を寄せると「一個だけで、満足なのかい?」と煽るように囁き、お返しとばかりに耳たぶを甘噛みしてみて)
…ッ、……全然足りねぇよ…
(浴室内は音がよく反響してシャワーが降り注ぐ音が聞こえる中、相手がこちらを甘く誘うように呼ぶ声が脳内へとよく響いて胸に渦巻く衝動と欲望はさらに掻き立てられる。今は自分を制する事は全くできず相手へ噛み付けば痛々しい声があがる。歯で白い肌を食い破っておきながらこちらへ縋るように抱きつく相手に腕を回して優しく支える。相反した行為を取る中で、視界の端で相手が嬉しさを滲ませ笑えば心臓を乱暴に掴まれる心地に襲われた。こんな暴力的な行為を嬉々として受け入れられる事実に自分だけがこれを許されているという独占欲ともっと痛み混じりの快楽を与えたいという嗜虐心がせり上がり喉を詰まらせ上手く呼吸ができなかった。追い討ちをかけるように耳元で煽情的な言葉が囁かれれば頭を強く殴られたような衝動が駆け巡って、思考は滲みこの脳はさらに相手の事しか考えられなくなっていく。余裕のない呟きを零しながら相手によってボタンが外されたシャツと下着を乱暴に脱ぎ捨てると腕を引いて強引にこちらへ抱き寄せそのまま唇を重ねる。素肌同士が触れ合えば考えるよりも先に体が動いていて、まるで獣の如く今度は相手の首筋へと歯を立て噛み付いた。肌を食い破る感触と鉄の味、そこに浮かび上がる自分のものだという一点の赤い痕をさらに刻み込むように深く歯を突き立てて)
っ、あ…、好きだっン、ぁッあ゛!っぅ…は…
(強く噛みつかれた部分はくっきりと赤い跡が残りシャワーのお湯が当たる度に染みて痛みと甘い痺れが残る。確かに痛くて暴力的なものなのに相手に与えられたという一点だけで茹だった頭は至極幸せなことだと認識して無意識に口角が上がる。事務作業から離れて共に夏を満喫するだけで十分だったはずなのに一度触れてしまえば際限なく相手を求めてしまい、更に深い繋がりが欲しくなる。相手の瞳が熱に揺れて自分のことしか映していないのなら尚更ずっとその視線ごと独り占めしたい。蕩けつつある頭では胸に溢れるまま相手への好意を口にする。服を脱ぎ捨てる乱雑な動きにすらどくんと心臓が跳ね、強引に引き寄せられ熱持った素肌同士と唇が重なると幸せそうに目を細める。すぐに唇が離れると寂しげに小さく声を洩らすも口元が首筋に近づいて強く歯が立てられるとまた身体が強張って声をあげる。だけど今回は悲痛な声の中に悦びも混ざっていて更に深く歯が食い込もうとすれば相手の背中に爪を立てながらもそれを受け入れる。一瞬首筋という見える位置に痕が残ると不味いと思考が過ぎるがそれすら劣情を煽る背徳の味だ。痛いのと熱いのと相手に与えられる全てが気持ちよくて幸せで生理的な涙で瞳を濡らしながらもしがみ付き、深く噛みつかれた首筋には痛々しい痕がくっきりと表れ)
…フィリップ……、俺も好きだ、愛してる………、もう我慢できねぇ
(恐らく思考回路も何も通っていない本能から発せられた好意の言葉、乱れながら甘く零れたその言葉に幸福と昂りで胸がかきむしられるような思いで愛しいその名前を無意識のうちに呼ぶ。より深くまで歯を食い込ませ自分の証を刻み込んでやれば、背中に相手の爪がくい込み鋭い痛みが走る。しかしそれはこちらが与えるものと同じく甘い疼きに変わって相手から与えられるものならばと悦びが胸を満たし、同時にこんなにも相手が乱れているという証拠に腹に渦巻く欲がグラグラと煮えたぎるような気がした。十分な時間をかけて赤い痕を刻み込めばようやくそこから口を離して、こちらからも最上級の好意の言葉を送る。その言葉ごと刻みつけるようにゆっくりと赤い痕へ舌を這わせた。相手と顔を付き合わせればその顔は熱と劣情に塗れながら幸せそうに一筋涙を流していて、あまりにも官能的な姿に熱を纏わせながらゆっくりと深呼吸をする。流れ出る涙さえ相手の一部、頬につたうそれを舌で舐めとってしまえばもう我慢の限界だった。もっと相手を隅々まで全て喰らい尽くしてしまいたい、より深い繋がりが欲しい。この状況で止めるものは何も無く、堰を切ったように呟けばまた乱暴に唇を重ねる。そしてまだ布の残る腰へと手をかけて邪魔なものを全て剥ぎ取っていった。)
(/ここら辺までかと思いましたので暗転とさせていただきました!遠回しに構われたい検索くんがとてもとても可愛く、じわじわと絆されてしまう探偵ができてとても楽しかったです。その後の海ではしゃぐ所も、二人の甘い時間を過ごす所も、小悪魔な検索くんがたくさん見れてとても可愛かったです……今回もありがとうございました!
この後の展開ですがいかがしましょうか?暗転後の寝るまでの時間をもう少し過ごしてもいいですし、何か依頼や事件の展開へ持っていっても良いかと思うのですがどうでしょう?)
__…今日は大分夏に浮かれてしまったね。
(最上位の愛の言葉と共に刻まれた赤い痕に舌が這うと最後の理性すら溶け切って相手の姿しか見えなくなる。触れ合う熱と与えられる刺激がこの世の全てで底なしの欲に身を任せればあとは愛おしい相手に溺れていくだけだ。狭い浴室の中でお互いを思うがまま求めて繋がって、濃厚な時間を過ごしていた。やがて熱がゆっくりと冷めていけば海水などで汚れた髪や身体を洗って服は洗濯機に放り込んだ。海の香りは洗い流されてしまったが代わりにお揃いのシャンプーなどの匂いを纏ってはお互いベッドに並ぶように座る。冷静な思考が回り始めるとはしゃいで海に倒れて全身ずぶ濡れになったことも帰宅後夏の匂いを口実にお互いに溺れたこといも妙に恥ずかしさを覚えてきて、相手にもたれかかるように身を預けながらそれらしい言い回しでぽつりと呟いて)
(/暗転ありがとうございます。以前からやりたいと思っていた構ってほしい悪戯っ子な検索が出来てとても楽しかったです。何だかんだ甘く流されちゃう探偵君の反応が可愛らしくていつも以上に好き勝手動かせて貰ったのですがその後の海での戯れや甘い時間も含めて思い出に残る夏の一日が過ごせたと思います、ありがとうございました!
今後ですが上記で緩くその後の時間を過ごしながら次の展開のご相談をさせて頂けたらと思います。今回はこちらが提案した二つを叶えて頂けたので次は探偵様のご希望が聞けたらと思うのですが何かやりたいことはございますでしょうか?依頼関係でも日常物でも良いのでアイデア等ございましたらお聞かせください)
___…だな。ま、おかげで忘れられない一日になった
(抑えきれない熱と衝動と欲望のまま文字通り相手を何度も喰らって所有の証を思う存分刻み込みそのまま二人溶け合った時間から暫く、今はすっかりお馴染みの揃いのシャンプーの匂いに包まれ二人並んで座っている。相手がこちらにもたれかかってきて腰に緩く腕を回して支えれば、相手が何処か照れ隠しにも聞こえる事を言って小さく笑う。最初こそなんて事のない静かな日常を過ごすはずだったのに、いつの間にか相手に絆され海へ飛び込むなんて馬鹿な事をして最後には相手にも溺れてしまった。ハードボイルドからは程遠い所業ばかりだが、その分今日は左.翔.太.郎.として存分に相手との時間を過ごしたように思う。こちらの肩にのる相手の後頭部に頬を寄せれば「次はちゃんと水着きて泳ぎにいかねぇとな」と楽しげに口にして)
(/それでは是非このままゆるりと就寝までを楽しみつつご相談させて下さい。
次の展開ですが、シリアスめですと以前提案させていただいたどちらかの信念を奪われる話かご提案いただいていたどちらかの欠点がなくなる話、賑やかな感じですと過去依頼解決してあげた男の子が探偵の相棒になりたいと事務所にやってくる話、のどれかが良いかなと思っておりました。検索様はいかがでしょうか?)
途中で事務作業をやめて良かっただろう? …ああ、次はちゃんと準備して行こう
(こちらがもたれかかると腰に腕を回して支えられる。今日一日を振り返るような相手の言葉を受けると何処か得意げな笑みを向ける。存分に楽しいことが出来たのだからかまって欲しいと訴えかけた甲斐があるというものだ。だが今回海には入ったが泳いだとは言えないだろう。だがまだ夏は始まったばかりで機会は幾らでもある。相手に擦り寄りながらも次の約束を口にしていたがゆったりとした時間を過ごしていると全力で海を楽しみ帰宅してすぐお互いを求めた疲れが顔を出し始める。まだ夜は早いがゆっくり疲れを癒した方が良いかもしれない。「今日はもうのんびりしようか」と提案すると相手の首に腕を回すとそのままベッドに引き込むように寝転がり)
(/どれも興味惹かれるですか欠点を無くす話か探偵の相棒になりたい男の子の話のどちらかかなと思っております。前者ならその欠点が原因で喧嘩になって頭冷やして戻ってきたら検索のパターンの場合没頭癖や自己中心的なところがなくなりやけに素直になっていたり、後者ならば年下相手に自分こそ相棒だと張り合う2人に巻き込まれる探偵君みたいな話かななどと勝手に想像していたのですが、何か希望ややりたい内容ありましたらお聞かせください!)
___ん……?……まさか
(夏に存分に浮かれて海へ泳ぎに行く約束をし、心地よい倦怠感と共に相手とベッドで過ごした日から一週間ほど、深く刻みつけた首筋の痕はようやく消えようとしていた日に、今日もあの日と同じくデスクに座って報告書を作っていた。結局あの日放り出した分を今やっているわけだが、今日は相手が暇だと近づいて来るでもなく周囲は静かで大変作業に集中でき、報告書作りが捗った。いよいよ終盤に差し掛かった所で違和感に気がつく。どうにも周囲が静かすぎる。相手はよくガレージに篭ってはいるがその時間がいくらなんでも長すぎる。長らく相手の声も聞いていなければ存在感を感じる事もなかった。つまり相手はずっとガレージに篭もりっきりということ。そこまで考えて嫌な予感が脳内を走る。思わずデスクから立ち上がると早足でガレージへの扉に近づき勢いよくそこを開ければ下にいるはずの相手を探して)
(/両者ともまさにそんな感じで考えておりました!子供と張り合う検索くんも是非見てみたいのですが、今回は欠点を無くすお話としましょう!没頭癖や知的好奇心までなくしてしまって素直な検索くんに戸惑い葛藤する探偵、みたいなことが出来れば良いかなと。ひとまず上で導入回しましたので、勝手に大量のねる〇るね〇ね買っていたとか、ホワイトボードを大幅に飛び出して検索結果を書き込んでいたとかで喧嘩勃発できればと思います!それでは今回もよろしくお願いします/何もなければ蹴りで大丈夫です!)
_…アントシアニン色素における色の変化とは、やはり興味深いね。
(あれから1週間程、引き続き事務所を訪れる人は顔なじみの情報屋以外ほとんど居ない平和な時間を過ごしていた。あの日と同じく相手は報告書作りに追われていて構ってくれそうにない状態ではあったが今日は興味深いキーワードを見つけてあるのだ。朝に相手と事務所を訪れてから直ぐにガレージに向かうと早速こっそりと買っていた知育菓子への検証を始める。一言に知育菓子と言っても沢山種類があるようで興味惹かれるままそれぞれ何個かずつを全種類買うと小さめの箱いっぱいに積み上がる量になったが問題ないだろう。水と粉を混ぜて料理の形をしたお菓子を作るものや好きな形のグミを作るものなど面白いモノばかりで一つ作ってはその原料などや仕組みを検索してホワイトボードに書き込む事を繰り返してはテーブルやグレーチングの上にやりっぱなしの知育菓子や開封した袋が増えていく。そうして時間を忘れて没頭していたが、その次に手をつけたのは粉と水を混ぜて色の変化や膨らむのを楽しむお菓子だ。裏の説明書き通り作っていけば色が段々と変わって膨らんでいきその変化に目を輝かせる。そうして集中していると相手によってガレージの扉が開いたのにも気付かずにその原理である色素について余白の無くなったホワイトボード外の壁に書き込んでいき)
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