相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.2841 by 探偵  2023-07-17 17:52:56 


…、……お、おぅ。…能力の方は占い師が持ってた水晶が一番怪しいな。奴と話してて超常的なことが起こったのは水晶が光ったとこだけだ。見つけられさえすりゃ水晶を奪うか壊しちまうかすれば奴の能力を防げるかもしれねぇ。で、次に占い師が現れるとこに検討は付けられる。占い師にも行動範囲があるはずだ。それにあの時高架下に居たのは人目につかない場所で占いをするためだろ。ならこれまでに目撃された場所から奴の行動範囲のあたりを付けてその中で人目につかねぇとこを回れば奴を見つけられるはずだ。
(いつもの探偵らしい笑みを浮かべれば相棒の顔はみるみる緩んでいく。悲しみの色が緩んでいく様は何故か目を離せなくて、その変化に目を奪われていた。しかもそこで不意に手を取られてしまえば目を見開いて、相棒の見た事のない姿に鼓動が早くなるのが分かった。なんてことの無い仕草のはずなのに心音が乱れている事に戸惑いつつも直ぐにその手は離れていって、ゆっくりと鼓動は落ち着いていくものの短い返事をするのがやっとだった。そのまま相手からは今後の相談がなされて気持ちを切り替えて事件へと集中する。能力と出現場所、そのどちらも明確な答えが得られたわけではない。しかし冷静になった頭ではいくつか候補を絞ることなら出来るようになっていた。能力の方は占い師とのやり取りで一番奇妙な現象、つまり水晶が光った事に関係している可能性が高い。そして出現場所についてはこれまでの行動履歴と人目につかない場所、というキーワードで絞り込む事が出来るはずだ。ちょうどそのタイミングで電話が鳴り、ディスプレイにはクイーンの名前が表示されて口角を上げながら電話にでる。『仲良くやってる?』という質問にはそれなりだと答え待ちにまった情報を教えてもらう。学校のネットワークを使いこれまでの目撃情報をまとめてもらっていたのだ。ある程度占い師の行動範囲を把握すれば『今回の貸しは大きいからね』とちゃっかり言われ渋い顔をしながら電話を切る。だがおかげで占い師が現れそうな場所に目星はついて「次に奴が現れるなら商店街の裏路地か隣の住宅街の行き止まりの場所だな」と自分の予測を話し)

  • No.2842 by 検索  2023-07-17 18:20:29 

_…なるほど、水晶が能力の鍵になっているのは間違いないだろうね。じゃあ早速近くから順に回って…。 流石僕たちの街の情報屋だ。 二箇所なら回るのも容易だし先に商店街の方から行ってみようか
(相手に意見を求めればおおよそ自分と似たような意見が告げられるのを顎に手を添えながら聞くこの街でこういった異様な現象はメモリが関連してる事が多いがどちらにしろ水晶が何かしらの媒体にしているのは間違っていない。客のふりをすれば水晶に接近するチャンスも得られるだろう。肝心の占い師の居場所だが人目がつかないという着目点は占いの拘りを考えれば筋が通る。なるべく一体一で接し人が集まらない場所の方が好ましいのだろう。可能性が高い順から回ろうとした所で着信を受ける。近くに寄って自分も話を聞けばどうやら彼女達の情報網で目撃情報を集めてくれたらしい。しっかりと情報を集めつつも最後にちゃっかり貸しを作る強かさに思わず笑みが零れた。その情報に相手のこの街の知識が合わされば場所は絞り込めて2つの候補があがる。二箇所なら片方が外れでも移動する時間は十分にある。この場所から近い方の商店街の裏路地から見てみようと提案するとそちらの方向に歩き始め)

  • No.2843 by 探偵  2023-07-17 18:58:05 


ま、今回はお前を含めて世話になってるのは確かだからな。カラオケ付き合うくらいはしてやるか…___ビンゴだ。お前はここで待っててくれ。水晶に手を出そうとすりゃ、なんらかのリアクションをするはずだ
(既に報酬をもらったと言わんばかりのクイーンの上機嫌ぶりには戦々恐々とするが、これだけの情報をこの短時間で集める手腕には恐れ入る。それに相棒が二人と話していたあたり自分の知らない話をしていたのかもしれない。あの女子高生二人が発信の事件なのだから事件以上のことを、つまりは自分が無くしてしまった記憶のことを話していた可能性だってある。そこらへんも含め礼をしなければいけない可能性だってある、物事をはっきりさせるためにもまずは相棒と共にあの占い師の正体を暴かなければ。相手の言葉に従い商店街の方へやってくれば壁にピタリと体を付けて裏路地の方をこっそりと覗き込む。するとそこには見覚えのある占い師の姿があって、またも口角を上げて獲物を睨みつけた。一旦体勢を戻すと相棒へと向き直る。そしてこの場に待機するようにと告げた。犯人と接触するのはいつも自分の役目だ、万が一の対応だって変身できるこちらの方がやりやすい。手短に話終えるとそのまま死角から出て占い師の元へ向かおうとして)

  • No.2844 by 検索  2023-07-17 19:45:02 


ッ、駄目だ! 君は行かないでくれ…。
(今回は彼女達を含めて手伝って貰った部分は多い。全てが解決すればそれなりの礼をして回る必要があるなと考えながらも相手と共に移動する。馴染みになりつつある商店街を通りその脇道から路地裏の方を相手が覗き込む。どうやら推測は大当たりようでお目当ての占い師がいるようだ。解決の糸口が見つかったことに心は上向きになるが相手がこちらを向いて待機だと言われるとその表情は固まる。また相手が占い師に接触する、それは能力を使われる可能性があることを示す。大切な物への記憶を奪う能力、もしも次に消えるのが残った相棒としての自分の記憶だったら。今度こそ相手の中から自分が居なくなってしまう。そう考えが及べばすぐ側に標的が居るのも頭から抜けて叫びながら咄嗟にその腕を掴む。引き留めるように掴む両手は微かに震え、縋るように占い師の元に行かないように懇願する。だが相手の記憶を取り戻すなら接触しないといけないのも事実だ。相手の腕は強く掴んだままゆっくり息を吐くと「代わりに僕が行く」と真っ直ぐな目で意思を伝えて)

  • No.2845 by 探偵  2023-07-17 20:23:12 


なっ?!……こういう時はいつも俺だろ?お前には、行かせられ…
(こちらとしてはただいつも通りに危ない橋を請け負うのを申し出ただけだったのに、相棒は表情を固めた直後懇願するように叫んで思わず目を見開いた。身を潜めているのにこれでは占い師に声が聞こえてしまっただろう。咄嗟に裏路地の方を確認するが、占い師は酔っ払いの叫び声だとでも思ったのか暫く周囲を見舞わした後に元の位置へと戻る。そちらはひとまず安心だがまたも唐突に発動した我儘に、子供に言い聞かせるようにして相棒を丸め込もうとした。だがこちらを掴む手は震えていて決して離すまいと強く力が篭っている。その目を見れば真剣さが宿っていて、決して検索欲を満たすためでも好奇心でもなく、こちらを占い師の元に何がなんでも行かせないために自分が行くと申し出ているのが伝わってきて、小言を言う声は段々としぼんでいった。相棒を危険な目にあわせないことを優先するならば年上としてここで引く訳にはいかない。だが事件の謎以外に興味を示さないはずの相棒がこれ程真剣な目をしているのを無視することは出来なかった。しかしただ無闇に送り出すのも危険だろうと「何か策はあるのか?」と最終確認も兼ねた問いかけをして)

  • No.2846 by 検索  2023-07-17 21:09:16 

僕が客として占い師に近付く。そしたらきっと運命の占いを提案してくるはずだ。そのタイミングで水晶を奪うか壊してしまえばいい。 …それに、万が一僕に能力が使われたとしても君がドライバーを持っていれば何とかなるはずだ。
(衝動のまま叫んでしまったことは申し訳ないが相手を行かせたくないのは変わらない。言い聞かせるように相手が小言を発するが真剣な目で見つめていればこちらの気持ちが伝わったのかその声量は段々と小さくなっていく。やがて確認するように問われるとこちらがやろうとしている事を伝える。今までの情報を踏まえれば昼に占いをした相手が言っても門前払いされるだけだ。ならば自分が新規の客として向かった方が近付くチャンスを得れる。そしてその占い師が求める特段大切な物を自分は持っている。きっとそれを奪おうと例の占いを仕掛けてくるだろう。そうすればきっと水晶を狙う隙が生まれるはずだ。自分の感情と理屈を織り交ぜて順序よく説明する。そして一番の懸念点である能力の使用だがこれは何とかなると思うしかない。万が一使われても運が良ければ相手と同じく大切な思い出だけ、相手自身のことを忘れて悪魔だと言われていた頃に戻ったとしても相手ならば何とか言うことを聞かせられるだろう。本音を言えば相手の事はどんな小さなことでも忘れたくないが、相手に忘れられたくないエゴを叶えるのでも客観的な作戦としてもこれが最善手なはずだ。説明し終えると再び相手を真剣な眼差しを向け「僕に任せて欲しい」ともう一度意志を伝えて)

  • No.2847 by 探偵  2023-07-17 21:34:07 


……確信はねぇけど、思ってた事がある。俺が忘れてんのは……お前との事なんだな?お前との何を忘れたか分かんねぇけど、でも大切な事なんだよな。……奴に近づくならお前の方が変身のタイミングを計れるだろ?いざって時にはファングを使え
(相手の言い分に静かに耳を傾ける。今の状況と情報を統合すれば理にかなった作戦だ。自分では囮になり得ない、新規の客として相手が近づく方がより確実なのだろう。自分の中にある理屈を飲み込んで静かに深呼吸する。そして頭の片隅でずっと引っかかっていた事を話し始めた。占い師に会ったあと、つまり記憶を奪われた後、基本的に自分の周りで変化があったと思ったことはなかったが唯一ずっと違和感のあるものがいる。それが相棒だ。自分の中にある像と今の相手は全く別物で、こんなに感情表現が豊かで自分のために動くとあんなに意思を強く出して言い切るなんて信じられない光景だ。すなわち、その違和感こそが欠けた記憶なのだろう。それの正体はやはり分からない、だが相手の読み通りならば特段大切なものであるのは確かなのだ。今の相手は自分の知らないように変化している、きっといい方向でだ。記憶を失う前の自分が一番大切だと思っていたのが相手の事だ。それならば、今自分のやる事は信じて託すこと。懐からドライバーを取り出し相手へと差し出す。先程相手は切り札としてファングをあげた、あの夜の暴走状態を考えれば二度と変身すべきではないが、相手は自暴自棄であの名前を出したのではなく確かな戦力としてその名をあげた。きっと欠けた記憶の中であれを乗りこなす術を見つけたのだろう。そう信じてドライバーを差し出しながら相手を真っ直ぐと見つめた。未だ相棒を行かすべきではないというのが自分の中の正解だ、だが失われた記憶の中に相手との時間があると信じてドライバーを託そうとして)

  • No.2848 by 検索  2023-07-18 11:08:12 

…やっぱり君には隠し事は出来ないね。…分かった、いざとなったら変身する。そして必ず、君の大切な物を取り戻すよ。
(こちらの説明を終えて相手の反応を伺う。深呼吸のような動作の後、話し始めたかと思えば相手の無くした物をずばり当てられて目を瞬かせる。消去法なのかもしれないが相手がその正体に気づいて大切と言ってくれた事に何だが救われた気がして真剣だった表情は綻び口元に軽い笑みを見せる。それを証明するようにドライバーを差し出されファングの名があがると驚くと共に相手の思いが伝わってくるような気がした。恐らく今の相手には深い関係を築く前の記憶しかないはずだ。その時の状況を考えればこうやってドライバーを託すこともファングを使うように相手が言うこともあり得ない。だけど相手は忘れているはずの記憶を信じてくれている。委ねてくれている。そんな相手の変わらない本質の所に惹かれたのだと改めて認識するようでドライバーを受け取りながらこちらも真剣な眼差しで応えを返す。受け取ったドライバーを相手の腰に宛がえば自分の腰にも同じものが現れる。何があっても消えることのない契約の証。意識を共有すれば大切な事の中身もバレてしまうなと考えが及べば変な魔が差した。「翔太郎、一瞬だけ」と呟くと気力を貰うためだと心で言い訳しながら軽く相手に抱き着いて)

  • No.2849 by 探偵  2023-07-18 17:29:54 


なんせ俺は探偵だからな。……あぁ、頼んだぜあいぼ、う……ッ!!
(どうやらこちらの推理は当たっていたらしい。相手の顔が安心したように綻んでいくのを見れば胸の内がふわりと華やいだ気がして、慣れぬ感覚に擽ったさを覚える。相棒は守るべき存在だろうと頭が訴える一方で、忘れた記憶を信じた心がそれで正解だと背中を後押ししているようにも感じた。どちらにせよ相手の真剣な眼差しを見れば変身のタイミングを託しても大丈夫だと確信ができる。こちらの腰にドライバーが宛てがわれる。いつでも変身出来るようにするためだろうがドライバーを付けるということは意識を共有するという事だ、相手と知識まで共有すれば当然自分が何を忘れたのか知る事になって、その内容に身動きが取れなくなってしまった。相手と自分とが恋人だという事実、その間に重ねた決して短くない時間、失われたものがまさかそんなものだとは思わずに半信半疑で目を泳がせる。そうやって戸惑っている間に相手が呟いたかと思えばこちらへと軽く抱きついてきてそれと同時に相手からこちらへの想いがドライバーを通じて流れてくると、その想いの強さに圧倒されて一気に顔を赤くした。経験した事の無い好意の大きさに戸惑いと焦りと、特段の嬉しさを覚えて何か言おうとしても言葉が出てこず口をパクパクと動かしていた。共有される意識によればこちらも同じくらいに相手を想っていたはず、その事実に顔を通り越して耳の端や首まで真っ赤にする。だがこちらの記憶が消されていて相手の認識が正しいのだ、固くてぎこちない動きながらもこちらからも相手の背中に手を回すとたどたどしく背中を撫でて)

  • No.2850 by 検索  2023-07-18 20:41:58 

……ん、 じゃあ行ってくる。
(相手の意識の中で戸惑いを覚えている中抱きついてみるとそれは一層強まって触れている身体も熱くなる。自分の想いや二人の思い出が一気に流れ込んだ結果なのだろうと思えば密かに口元が緩んだ。思えば最初の頃の相手も少し近づくだけで似たような反応をしていたなと懐かしさすら感じる。ちらりと覗き見れば耳や首まで真っ赤でそれでもぎこちなく背中に手を回され撫でられると万が一の事態への不安など綺麗に吹き飛んだ。最後にぎゅっと抱きしめると満足そうな笑みを見せながら離れる。今度は記憶を取り戻した相手と同じことをする為に目を合わせて言葉を告げれば相手を待機させて路地裏へ向かう。道の端にいかにもな格好の人物が立っていて伺うように視線を向けると目が合った。招かれるまま近付くと占い師は『汝は今大切な物のせいで辛い思いをしておるな』と見透かしたような瞳でこちらを見つめ手元の水晶を撫でる。アレが狙いの水晶玉だ。「どうしてそれを?」と驚いた素振りをしていると『我には未来が見える。汝をその呪縛から解放してやろう!』と言い放ち水晶が輝き出す。咄嗟に腕を伸ばすが光が本格的に眩しくなってきた最中、咆哮と共に目の前に白い影が過ぎり、直後に砕けたような音がその場に響く。足元を見れば砕け散った水晶と誇らしげなファングの姿。占いが中断された事と水晶が割れたことに占い師は叫び声をあげるが『そんな事をしてはバチが当たるぞ!』と恨みを込めた目をこちらを向け懐からメモリを取り出す。起動して【Lethe】とウィスパーボイスが響いたかと思えば重い前髪をかきあげ額へと突き刺したメモリが飲み込まれていく。みるみる邪悪な神にも似た姿怪物に変化していくのを見れば一旦距離を取った後「行くよ、翔太郎」と声を掛けてファングを手に招く。相手から転移してきた切り札のメモリを挿し、変形させたファングを刺す。相手の記憶を取り戻すという強い覚悟を今一度持てばドライバーを開き二人で一人の姿へと変身を果たし)

  • No.2851 by 探偵  2023-07-18 21:41:34 


お、おぅ……
(相手の想いが流れ込んで行く毎に鼓動が早くなっていく。心音が激しすぎて相手に聞こえてしまっているのではないかと心配になるくらいだ。対して相手は随分と余裕があって、こちらが抱き合うだけで精一杯だというのに相手はこれに安心感を覚えている。相手は大切な相棒ではあるがここまで深い関係になっているなんて思いもしなかった。だが相手と触れ合うと鼓動が早くなり恥ずかしさが襲い来るがその奥に言い得ぬ幸福があって、自分は相手に好意があるのだと思い知らされる。離れる前に抱きしめる力が強まると心ごと掴まれている心地になって言葉を詰まらせながら返事をして相手を送り出した。今から敵と対峙するのだと思えば気持ちを立て直すように軽く頭を振って身を潜めながら裏路地の様子を窺う。数度のやり取りのあと狙い通り水晶が光り始め、相手が能力に晒される前にとこちらも物陰から飛び出したが、その前に因縁あるファングが水晶を破壊していて驚き目を開く。いよいよファングを使うとなると緊張感が走るが相手を信じると決めた心は変わらない。「あぁ」と短い返事のあと切り札のメモリと共に意識が相手へと飛ばされた。あの時のように暴走状態になるかと一瞬身構えるがきちんと意識は保たれている。これなら問題なく戦えそうだ。相手と息を合わせ怪物へと駆け寄っていけば重いパンチを食らわせる。『我の言うことに逆らうな!』と仰々しい言葉と共に胸の水晶が光り始めるがファングの高速移動の方が早い、ア,ー,ム,セ.,イ.バ.ー.で水晶を粉々に砕いてやれば怪物は苦しげな声をあげながらよろめいた。奴を仕留めるチャンスだ「決めるぞフィリップ!」と右半身へと声をかけて)

  • No.2852 by 検索  2023-07-18 23:04:21 

ああ、僕たちの運命に君の指図は必要ない。…フ.ァ,ン.グ.ス.トラ.イ.ザー!!
(正直深い関係性の記憶のない相手との変身でまた暴走してしまう可能性も考えなかった訳では無い。だが実際にファングを手にしても尚こちらを信頼してくれている想いが意識として伝わってくると自然と心は落ち着いて右側に白色の装甲を身に纏った。これも相手との強い絆で可能にした姿の一つだ。いつもの決めゼリフを決め怪物へと駆け寄る。どうやら水晶が能力を使う発生源のようで仰々しい言葉と共にその部位が光り始めるが息のあった動きで攻撃を加えると粉々に砕け散っていく。仕組みさえ分かれば怖いものでは無い。一段と深く切りかかれば怪物が苦しげな声をあげながらよろめく。相手の言葉に頷き運命とやらを勝手に導こうとしたド.ー.パ.ン,トに思いの丈をぶつけてやれば尻尾部分を三回連続入力する。大きく飛び上がりマ.キ. シ.マ.ム.セイ.バーの出現した右足で重い一撃を食らわせると残光が輝きその身は爆散する。 占い師からメモリが排出され水晶と同じく粉々に砕け散るのを確認すれぱ恐る恐る「…どうだい、翔太郎?」と左半身の意識に問いかけて)

  • No.2853 by 探偵  2023-07-19 07:43:38 


___どうやらばっちりみたいだ
(こちらの意識が相手の体に入っている状態だが、いつもと同じように二人で一人の体を動かす事ができる。当然二人の運命をどこの誰とも知れない奴に決められるわけにはいかないという思いも同じだ。相手と共にこちらが名付けたらしい必殺技を叫びながら最後の一撃を叩き込めば怪物は倒れ、占い師の体が姿を現した。そしてメモリが飛び出し砕け散った瞬間に記憶を押さえつけていた膜が弾け飛ぶように一気に忘れていた記憶が姿を現す。先程は考えられもしなかった相手への想いが胸へ溢れ出して、この気持ちを取り戻せた事に心底安心する自分がいた。この溢れる気持ちも相手には丸わかりなのだろうが、気取った言い方をして元に戻ったことを告げる。だがそうなると先程初々しく戸惑っていたのが逆に恥ずかしくなってきて、その気持ちをこれ以上読まれないようにする為にドライバーを閉じて変身を解除した。意識を戻した体で立ち上がると相手の方へと歩き出す。ハードボイルドな探偵を気取るためにゆっくりと歩いていこうとするが、結局は逸る気持ちが抑えきれなくて近づく足取りは早くなっていく。そしてほぼ駆け足になりかけた所で相手の所へたどり着き、今度はこちらから相手を抱き締めた。相手が確かに自分にとって特段に大切なものであると確かめるように強く抱き締める。ゆっくりと深呼吸した後に「お前は間違いなく俺の相棒で、何よりも大切な恋人だ」と今感じる相手への想いを口にして)

  • No.2854 by 検索  2023-07-19 10:04:45 

なら良かった。…っ、翔太郎。
(これまでの原理を考えればメモリが破壊されれば能力が消える。だがどうしても不安は過ぎって恐る恐る問いかけるが途端相手から今まで感じられなかった類の感情や思考が伝わってきて成功を悟る。言葉でもそれを知れば心底安堵したように呟く。やっと取り戻せた安心感に浸っていると何やら左半身から焦ったようなものが感じられた後変身が解除された。不思議そうにしながらもその場に立っていると足音が聞こえてきて振り向く。歩きながら近づいてくる相手だったが段々と早足になっていきその勢いのまま抱きしめられる。相棒では不自然な距離と先ほどと違って強く抱きしめられる腕の力。それが相手の記憶が戻ったことを何よりも示していて感極まって名前を呼びつつこちらからも強く抱きしめ返す。深呼吸するような動作を感じた後告げられた言葉に胸は暖かくなっていき「知ってるよ」と短く言葉を返しながらも恋人の肩口に擦り寄って)

  • No.2855 by 探偵  2023-07-19 12:14:13 


フィリップ、苦労かけちまったな……なんつーか、当然なんだけどよ…お前が俺の一番大切な存在ってバレちまったな…
(ここが屋外であるとか、早く占い師のことを警察に知らせなければならないとか、あらゆる事をすっ飛ばして今はただ相手に記憶が戻った事を伝えたかった。相手の口から溢れ出るようにしてこちらの名前が呼ばれる。向こうだけが記憶を維持して記憶を無くしたこちらと向き合うのは苦しかっただろう、尖った態度をとるのも頷ける。だからこそ親愛の込められた短い言葉とこちらに甘えるように肩口に擦り寄るその仕草が何より愛おしくて、こちらからも頭を相手へと寄り添わせていた。あらゆる事を飲み込んで背負い込んだその体を労い感謝を伝えるようにしっかりとした手つきで背中を撫でながらこちらからも愛しい恋人の名前を呼ぶ。別に隠していたわけでもなければこれまで何度も伝えてきた事だが、こういう形で自分の中で相手の存在が一番大きく大切なのだと証明されてしまえば恥ずかしいような擽ったいような気もして、それを誤魔化すようにおどけて口にしながら背中を撫で続けていて)

  • No.2856 by 検索  2023-07-19 14:26:25 

記憶こそ無かったけど君は僕の好きになった君のままだったから助かったよ。今更恥ずかしがることかい? ああ、でも記憶のない君をもう少し揶揄っておけば良かったかな
(この距離感にすっかり慣れてしまったら今更相棒としての距離では物足りないのだと痛感させられるような時間だった。最初はその違和感から逃げるばかりだったが記憶が無くなっても惚れ込んだ相手の本質は変わらないままであると気づき自分を信じてくれたからこそあの占い師に接触する覚悟が出来たのだ。背中を撫でられながら名前を呼ばれると相手に宣言した通り大切なものを取り返すことが出来た事実を噛みしめながら礼を伝える。一方で相手が照れくさいのを隠すようなおどけたような口調で奪われた大切な物について口にするのを聞けば少し顔を上げてさも当然とばかりの笑みと口調で問いかける。今まで何度も確かめてきてすっかり共通認識だと思っていたのだが相手にとっては恥ずかしいことのようだ。逆にもし同じ状況で相手の他の物が奪われていたら今頃盛大に拗ねていた事だろう。背中を撫でられながらも少し前真実を知った記憶のない相手が初々しい反応をしていたのを思い出すと顔を覗き込みつつ冗談交じりにそのことに言及してみて)

  • No.2857 by 探偵  2023-07-19 17:23:06 


嬉しいこと言ってくれるな……、こう自分が言うのと他人に言われるのは違うんだよ…バカ、あれが限界だ。あの状態でお前に揶揄われたらまともに動けなくなっちまう
(ストレートな言葉に思わず顔がニヤける、もちろん積み重ねた時間もあったが、それが取っ払われても本質を好いていてくれている事に胸が温かくなって頬を後頭部へと擦り寄せた。こちらが妙な恥ずかしさに囚われていれば何を今更と言いたげに笑みが向けられる。自分が一番大切なものは当然相手だと言い切る事はできるのだが、それが間違いない事を外から証明されるのはまた違う心地なのだ。突き詰めればただの見栄の話だろう、誰かに心奪われている姿は相手にしか見せられない姿なのだから。はっきりとしない口調で答えていると追い打ちをかけるように先程の恋愛感情をまるで知らない状態のことを揶揄われて言葉に詰まる。愛だ恋だを知らず誰かを想う事も知らなかった状態で、特大の感情を向けられてあの時は既にキャパオーバーだったのだ。あれ以上が振りかかればまともでいられる気はしない。そもそもドライバーを装着した時点でギリギリだったのだから。こちらを覗き込んでくる相手に顔を上げて目を合わせると勘弁してくれと首を振っていた。正直こうやってまだずっと相手を抱き締めていたいところだが、あの占い師を放っておくわけにもいかない。「そろそろアイツをジンさんに引き渡すか」と名残惜しさを隠さない瞳を向けながら言って)

  • No.2858 by 検索  2023-07-19 19:25:49 

ふぅん、そういう物なのかい。 久しぶりにそんな反応も見てみたくはあったけど、やっぱり今の君の方が良い。 …そうだね、今頃記憶の戻った被害者も沢山現れている頃だろうし早く原因を伝えるべきだ
(自分としては差異は感じられないが客観的立場でもあるメモリが恋人としての記憶を大切な物だと判定したのが恥ずかしいのかもしれない。相手にとってはそういう物なのだと飲み込んでいながら先程の顔を真っ赤にしていた姿を話題に出すと言葉が詰まらせるのがわかる。今の自分ならば優にあの相手を手玉に取ることは出来ただろう。近頃ではあまり見れない照れに照れを重ねたキャパオーバーな姿は興味そそられる物だがそばに居たいと思うのは同じ時間と経験を詰んだ今の相手だ。楽しそうな笑みを浮かべながら話し込んでいたが床で占い師はのびたままだ。今頃記憶の戻った被害者達がこれまでの行動を振り返り驚いたりパニックになっているかもしれない。その対処とメモリ犯罪者の確保のためにも通報したほうがよさそうだ。名残惜しそうにする相手の顔を見ればもう少しだけ近づき頬に軽く触れるだけのキスを落としてからゆっくり腕を解いていく。警察に通報して少しすれば顔馴染みの刑事二人が現れて『またお前らか』などと言われながらも後処理が進んでいき)

(/いつもお世話になっております。事件が解決してのんびりその後の話をするか次の展開をするかをご相談させてもらおうかと思ってお声掛けさせていただきました! 念願の記憶喪失の話でしたがシリアスめのすれ違いやツンとして態度を取りながらも失ったものと変わらないことの両方を感じられてとても充実した時間でした。久しぶりに保護者っぽい探偵君が見れたり探偵としての二人の信頼関係も見れて楽しかったです。
前述の通り記憶を取り戻した後の恋人の時間を続けても次の話に進んでも良いなと思ってるのですが探偵様としてはいかがでしょうか? 後者ならば暇な事務所で構って貰うように探偵君に悪戯を仕掛ける検索だとか仕事終わりに海に寄って足だけ浸かってはしゃぐみたいなほのぼのした話をするのもありかなと思いました。)

  • No.2859 by 探偵  2023-07-19 20:36:37 


…俺もお前と向き合う度に余裕がなくなるより、こうやってゆっくり抱きしめられる方がいい……、…続きはこの事件が終わってからだな
(今でこそこうやって相手と触れ合うと安心感を覚えるが、重ねた時間を忘れてしまえば抱き合うだけで顔を真っ赤にして動けなくなるのが目に浮かぶ。そのうち目が合うだけで顔を赤くしてしまいそうだ。今の自分のように相手とゆっくりと時間を重ね深めて、無事でよかったと抱き合える関係の方が良い。その想いをそのまま口にするも、クサイことを言ってしまったかと若干擽ったい気持ちを抱えていた。だがいよいよ離れなければと声をかけたところで相手の唇が頬へと触れる。能力にかかってから時間としては短いはずなのだが、久しぶりに感じた柔らかな感触に胸が鼓動を打つのが分かった。よく知っている感触のはずなのに一度リセットされてしまったからか体は直ぐに次を求めている。だが残念ながらここでそれは許されない。続きはお預けにしておくことにした。警察を呼べば見知った顔が揃っている。マッキーといつもの応酬をして占い師が連行されていけば去っていくパトカーを見守って)

(/こちらこそお世話になっております!探偵だけの記憶がリセットされた状態でピリついた空気もやりつつ、改めて信頼を結び直したり、記憶を失ったからこそ好意の差にドキマギしたりとこちらもとても楽しくやり取りさせていただきました!二人がかっこよかったり熱かったりする場面がたくさんできて良かったです。
このまま続けるか迷っていたのですが、ぜひ候補としてあげていただいた暇な事務所で構って貰うように探偵に悪戯を仕掛ける検索くんな展開をやらせていただきたいなと!依頼がなくて検索くんは暇なのに探偵の方は報告書作りが溜まっていてそれどころじゃない、みたいな感じでしょうか?検索様が想定されていた場面がありましたらぜひやってみたいです。)

  • No.2860 by 検索  2023-07-19 21:25:21 


………翔太郎、暇だ。
(占い師の件から1週間程、大切な物を忘れるというメモリの影響は一時期街を騒がせたが気温が高くなり夏の気配を感じる風が吹き始めた頃には平穏を取り戻していた。勿論そのことは歓迎することではあるが暑くなってきたせいか依頼人が事務所の扉を叩く気配はなく久々に依頼の無い日々が続いていた。連日熱中していたワードも午前には全てを閲覧してしまい次に興味惹かれるワードも見つからない。外に出ようにも相手は朝からデスクで何やら作業をしているし若.菜.姫のラジオの日でもない。スツールに腰がけパラパラと既に目を通した本を捲りながらも相手に手持無沙汰を訴えて)

(/それでは上記改めて始めさせて頂きました! 状況としては正にそんな感じでやることが無く暇でかまって欲しい検索と暇なうちに報告書を片付けようとする探偵の攻防戦みたいな事が出来たらなと思っております。探偵様のやりたい事などもありましたらお聞かせください!)

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