相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.2681 by 探偵  2023-07-01 09:22:49 


あぁ、俺達もとっておきで決めてやろうぜ!
(降り注ぐ弾丸に耐えきれなくなったのかイ.マ.ジ.ン.は床に転がった後に逃亡を図る。だがウ.ラ.タ.ロ.ス.が良太郎へと宿って装甲が青に変われば、地面に沈みかけていた体を釣竿のような武器で無理やり引っ張り上げあげた。まさに一本釣りといったところだろう。再び地面に転がった今が好機だ。電.王.は再び装甲が赤へと戻りモ.モ.タ.ロ.ス.が息巻いている。こちらも最初の緑と紫へと戻れば、相手に頷き答えて気合いを入れた。隣で電.王.がドライバーにパスをかざして『フ.ル.チ.ャ.ー.ジ.』と音声を響かせれば、こちらは紫のメモリを腰のスロットにさして『マ.キ.シ.マ.ム.ド.ラ.イ.ブ.』とガ.イ.ア.ウ.ィ.ス.パ.ー,を響かせる。こちらが軽く両手を広げて風と共に体を浮かび上がらせている最中、電.王.はパスを適当に放り投げ『俺の必殺技…パート2!』と切っ先を宙に飛ばして柄のみになったソードを構え、まずは横へ薙ぐようにして一撃目の斬撃が加えられた。イ.マ.ジ..ン.が初撃で怯みこちらが十分な高さを生み出した所で「ジ.ョ.ー.カ.ー.エ.ク.ス.ト.リ.ー.ム.!」と必殺の二連蹴りを叩き込もうとする。二つに割れた体のちょうどその間に電.王.が放った切っ先が二撃目を喰らわせようと入り込んできて、二人の仮.面.ラ.イ.ダ.ー.の攻撃が一気にイ.マ.ジ.ン.へと叩き込まれた。イ.マ.ジ.ン.は断末魔と共にその体を大爆発とによって派手に散らして消え去ってしまい)

  • No.2682 by 検索  2023-07-01 10:59:40 

…無事に倒せたようだ。君たちの協力のおかげだね。
(自分達の二連蹴りと電,王.による斬撃を一気に叩き込むと断末魔と共に大爆発が起きる。確かな手応えと共に姿が消え去ったのを確認すればこれ以上街を脅かす存在が居なくなったことに安堵の息をつく。電.王.の方に向き直ると彼らとの共闘あってこそだと称えれば『へッ、あったりめーだ!』と言いながらもハイタッチを交わす。変身を解いて元の身体に戻り二人の元に並ぶとイ.マ.ジ.ンが破壊した建物が時間が巻き戻るように元に戻っていくのが見えた。良太郎によるとイ.マ.ジ.ンによる被害は本体を倒せば他の人の記憶によって元の姿に修復されるらしい。こうして時.の.運.行を守るのが電.王の役目のようだ。自分達とは違うやり方で人々の平和を守る様子を間近で見れば更なる親近感を覚える。彼らも自分たちと同じ仮.面.ラ.イ.ダ,ーなのだ。目的であったイ.マ.ジ.ンを倒すことが出来れば『元の時間に送るよ』と良太郎が話すがまだ探偵としての自分たちにはやりたいことが残っている。「少しだけ待っててくれるかい?」と告れば良太郎は目を瞬かせるも隣にいる相棒に目配せして)

  • No.2683 by 探偵  2023-07-01 11:33:47 


ったく、調子良い奴だぜ……壊れても記憶によって元に戻せる、か…
(無事にイ.マ.ジ.ン.を撃破しハイタッチを交わすも電.王.もといモ.モ.タ.ロ.ス.は相変わらず上から目線だ。呆れるように笑いながら変身を解除して並び立つ。周囲の破壊された後がみるみる戻っていく様に驚いていれば良太郎から解説が入る。その理屈をきいて考えたのはあの依頼人のことだ。壊れた建物のように物理的に戻すことは不可能でも、強く記憶を思い描く事ができればぼやけて整理のつかない父親への想いをはっきりとさせる事ができるかもしれない。帰ろうと声をかける良太郎に相手が断りを入れて、こちらを向いた相手に頷き返す。現代で全てが失われているならこの依頼を解決する鍵はここにしかない。後ろへと振り返れば彼女の家がある、あとは何をもって彼女の記憶を想起させるかだ。ちょうどその時に家の扉が開いて男性が恐る恐る外へと出てくる。外での物音が静まって様子を伺いにでもきたのだろう、恐らくあれが彼女の父親だ。周囲をしばらく見回しているその姿はどこか物憂げにみえて最後にため息をついていて)

  • No.2684 by 検索  2023-07-01 12:34:17 


…すみません、何かあったんですか?
(どうやら相手も同じ気持ちのようで頷きが返ってくる。今から再開発を止めることも父親の死を防ぐことも出来ないが何か彼女のモヤモヤを解決することが出来たら。そんな気持ちで少しだけここに留まることをお願いしてから彼女の家の方を向く。するとそのタイミングで一人の男性が出てきた。恐らく彼女の父親だ。物憂げな様子で辺りを見渡しているのをみれば自然と足は近付いていた。何処かで相手が彼と会っている可能性を考えればタイムパラドックスを起こさないためにも自分が接触した方が良いだろう。声を掛ければ見知らぬ人からの接触に少し警戒しているようだが『あ、あの…この辺で妻と娘を見ませんでしたか?』と逆に問われる。その問いに首を降れば『そうですか…』と安堵したような落胆したような表情するがふとその手に何か握られていることに気づく。視線を向け「それは?」と問うとその手は開かれ紅色の鈴と紅葉の装飾が施された水晶のチャームがついたストラップを見せられる。『妻に離婚を切り出されてしまって、その時に娘に手作りのお守りを貰ったんです。 だから私も娘が幸せに過ごせるように厄除けの鈴を買ってきたんですが直接渡しそびれてしまって。』と話す彼の顔は寂しそうだが真剣そのものだ。『もしかしたら帰ってきたのかもと思ったのですが…郵送した方が良さそうですね。』と彼は鈴を再び握りしめ、ちりんと涼やかな音が鳴る。 その瞬間、事務所を立ち去ろうとした彼女が鞄を持ち上げた時に微かに鈴の音が鳴っていたことを思い出す。 『すみません、見知らぬ人にこんな話をしてしまって』と困ったような笑みを浮かべて家に戻っていく彼を見届けると「翔太郎、あの鈴の音」と相手の方を向き)

  • No.2685 by 探偵  2023-07-01 13:40:23 


あぁ、多分彼女はあの厄除けの鈴をまだ持ってる。それに彼女から送った手作りのお守りってのも、父親の記憶に繋がるもんのはずだ
(彼女の父親らしき人物が外へと出てきて周囲を見渡している所に相手が真っ直ぐと向かっていく。言葉は交わさなかったが相手が一人で行った方が良いと判断したのならと遠目にその様子を伺っていた。今日はこの家から彼女と母親とが離れた日のはず、つまりあの父親は家族と別れた直後だ。だからこそ物音が聞こえてきて僅かな可能性にかけて外へと出てきていたのだろう。静かに父親と相手とのやりとりを見守っていれば父親が彼女に送る予定である厄除けの鈴を相手に見せていて、同じく彼女がカバンを持ち上げる時に鈴の音が鳴っていた事を思い出した。それを常に彼女が持ち歩いていたかは分からない、だが少なくとも今父親の影を探すために持ち歩いている可能性は高い。家へ戻っていく父親を見送り相手がこちらへ振り返れば頷く。あの鈴とお守りが彼女と父親の強い繋がり、思い出を取り戻す記憶になるはずだ。あとは直接彼女に会って話をする必要がありそうだ。依頼解決の鍵を手に入れた所で良太郎の方を向けば「悪い、待たせたな」と軽く手をあげる。良太郎は優しく笑みを浮かべ『じゃあ今度こそ戻ろうか』と近くにあった勝手口の扉を開く。当然その先は見知らぬ家ではなくデ.ン.ラ.イ.ナ.ー.の待つ空間だ。良太郎を先頭に異空間へ繋がる扉をくぐっていって)

  • No.2686 by 検索  2023-07-01 14:30:47 

あとは彼女にその事を伝えてみるしかないね。
(彼が娘に託した厄除けの鈴。もし彼女のカバンから鳴っていた鈴の音と同じ物ならばその想いを思い出すきっかけとしては十分な手がかりだ。相手の言葉にこくりと頷くと現代に戻ったらもう一度彼女にこの事を伝えようと提案する。用を済ませ良太郎の元に戻ればやけに優しい笑みを浮かべていて帰るための扉を開く。こちらの事情を汲み取ってくれたのかもしれないとも思いつつ相棒に続いて不思議な空間に足を踏み入れた。停車したデ.ン.ラ.イ,
ナ.ーに乗り込めばイ.マ.ジ.ンとナオミが待っていたがその中に一人ただならぬオーラを纏った男性が車内の片隅で様々なスプーンを磨いていた。その男性は自分たちを見るなり近付いてきて何かを確認するように自分と相手の顔を見つめてくる。その圧に思わず押されていたが『くれぐれも今回の出来事は口外しないように』とだけ告げて席に戻って行った。呆然としていると『あの人、このデ.ン.ラ.イ.ナ.ーのオーナーなんだ』と良太郎の解説が挟まる。つまりこのデ.ン,ラ.イ.ナ,ーのことや過去に行けることを無闇矢鱈に他人に言うなということだろう。こちらとしても貴重な経験だったが他の人に言うつもりはない。一瞬張り詰めた空気になるがそれを壊すように『おっさんの言うことは気にすんな。それよりお前らのキックなんだありゃ』とモ.モ.タ,ロ.スが肩を叩きながら絡んできては『綺麗に真っ二つだったよね』『俺のダイナ.ミックチ.ョップを受けた時みたいやったなあ』『半分こなんてださーい!』などと各々好き勝手にジ.ョ.ー.カ.ー.エ.ク.ス.ト.リ.ー.ムについての感想を言って騒いでいて)

  • No.2687 by 探偵  2023-07-01 15:32:24 


うぉっ?!……あ、はい………
(彼女の依頼を解決する鍵も手に入れ再びデ.ン.ラ.イ.ナ.ー.へと乗り込む。食堂車では先程の面々が出迎えてくれたが、その中に見知らぬ男性を見つけて不思議に思っていればこちらへ近づいて来て思わず声をあげる。独特の圧を出し無言で見てくる男性にこちらも押されていたが、口外禁止だけを告げてこの場を離れていけば思わず間の抜けた返事をした後緊張感が解けて軽く息を吐く。良太郎からオーナーだと説明を受ければ、この電車と時.の.運.行.を含めていろいろと管理しているのだろうと納得しておいた。ナオミがこちらの脇を抜けてオーナーに旗が1本立てられたチャーハンを届けているのを横目で見ていれば、再びモ.モ.タ.ロ,ス.を始めイ.マ.ジ.ン.達が絡んできて場は和やかになる。リ.ュ.ウ.タ.ロ.ス.からダサいなんて言われれば「んでだよ、めちゃくちゃかっこいいだろ!」と反論を飛ばして、割って入るように『あんなのより俺の必殺技の方が100倍かっこいいぜ』とモ.モ.タ.ロ.ス.が対抗してきたのを皮切りにまたヤイヤイと言い合いが始まる。『俺の必殺技はなぁ、パート1と2と3と5まであるんだよ!』と叫ぶのに対して「3の次は4だろ!」とまたツッコミを飛ばしていた。そうやって騒いでいる間にデ,ン.ラ.イ.ナ.ー.は現代へと近づいたのか汽笛を鳴らしていて)

  • No.2688 by 検索  2023-07-01 17:59:37 

__ そろそろ着くようだね。 色々世話になったよ、それに過去に遡るという貴重な体験が出来た。 もし何かあったら事務所を訪れてくれればいつでも手を貸すよ
(独特の圧をかけた後に隅の席でナオミのチャーハンを食べようと気合いを入れる姿を見れば彼も他の人達に負けじ劣らず個性的な人のようだ。イ.マ.ジ.ン達、特にモ.モ.タ.ロ.スと張り合うようにどちらがカッコイイかを言い争う姿はまさしく同レベルの戦いで案外相性が良いのかもしれない。ちらりと横を見れば良太郎と目が合って今度はこちらが「お互い世話が焼ける相棒が居るようだね」と笑っておいた。その会話に混じってくるウ.ラ.タ.ロ.スの話に応じたり傍らから聞こえてくる相手のツッコミに笑みを零したりと騒いでいたが汽笛が鳴り響き現代が近いことを示す。お互いの目的が達成したのだから時間を守る彼らとはここでお別れだ。街を守ることに加えて通常ではできない事が出来たと少し興奮気味に語りながらも礼を伝える。そして懐から相手の名前の入った事務所の名刺を取り出すと良太郎に差し出す。何も無い事が一番ではあるが同じ仮.面.ラ.イ.ダ.ーとして何か困ったことがあれば助けあった方が良いだろう。 デ,ン.ラ.イ.ナ.ーが止まり元の自分たちが居た日付に着いたことが読み上げられる。「行こうか、翔太郎」と呼びかけて)

  • No.2689 by 探偵  2023-07-01 19:03:17 


お前らならいつでも歓迎するぜ?もう体を乗っ取られるのは勘弁だけどな
(モ.モ.タ.ロ.ス.と言い合いを続けていれば相手は良太郎と顔をあわせて互いの苦労を分かちあっていて、すかさず「誰が言ってんだ!」とそちらにもツッコミを入れておく。軽く小競り合いになりモ.モ.タ.ロ.ス.に後ろへと押されて立ったまま寝ていたキ.ン.タ.ロ.ス.とぶつかってバランスを崩せば二人して派手に地面へ倒れオーナーの机に体をぶつけてしまう。その拍子にチャーハンの上にバランス良く立っていた旗がパタリと倒れてしまってオーナーがショックで息を飲んでいた。タイミング良く汽笛が鳴って苦笑いして場を誤魔化しながら立ち上がると相手の隣へと戻る。相手から良太郎に名刺が渡されれば最後にハードボイルドな探偵らしくニヒルな笑みと共に軽く手を振り「またな」と別れの言葉を告れば、相手に「あぁ」と返してデ.ン.ラ.イ.ナ.ー.をあとにした。扉をくぐった先は先程の再開発地区のようで、イ.マ.ジ.ン.が暴れた時間からそれほど時が経っていないのか依頼人の彼女は同じ場所にいて、すぐに戻ってきたこちらに驚いている様子だ。イ.マ.ジ.ン.の件は解決した、あとは彼女の件を終わらせるだけだ。戸惑う彼女に「さっきの奴はきっちり片付けてきました。それでちょっとお話がしたいんですが……そこのカフェで」と今しがた出てきたカフェを指す。テラス席があるそこならば腰を落ち着けて話が出来るだろう。未だ彼女は困惑していたが了承の返事が返ってくる。手近なテラス席に座って店員にコーヒーを三つ注文したあと相手へと目配せを送り)

  • No.2690 by 検索  2023-07-01 22:22:06 

_…あれから少し調査を続けさせてもらいました。 もしかしてこの街を離れてから少しして父親から紅色の鈴が送られてきませんでしたか?
(相手を巻き込んでちょっとしたドミノ倒しみたいなことが起きながらも事務所の宣伝をしておけば皆に別れを告げデ.ン.ラ.イ.ナ.ーを後にする。扉をくぐると現代の再開発地区の光景が広がっていて過去から現代に帰ってきたのだと実感する。しっかりと回る風.都.タ.ワ.ーを確認しつつもすぐ近くには依頼人の姿を見つける。イ.マ.ジ.ンの件は解決したが今からは彼女自身の件だ。相手が彼女をカフェに誘えば困惑しながらも了承の返事が成されてテラス席に座ることにする。注文を済ませた後、相手からの合図を受ければ早速話を切り出す。流石に過去の父親本人から話を聞いたとは言えないためぼやかした言い方にはなるがまずはあの鈴について問いかける。すると彼女の目は見開かれ『どうしてそれを…』と呟きながらも鞄から取り出されたのはキーケースでそこにはあの父親が手にしていた物と同じ鈴のストラップが付いていた。やはり彼女はあの鈴を持っていたのだ。見えてきた手がかりに「その経緯について身に覚えは?」と更に聞けば『あんまり覚えてなくて…』と視線が伏せられていき)

  • No.2691 by 探偵  2023-07-01 23:03:10 


やっぱりずっと持ってたんですね。その鈴はあなたが親父さんに送った手作りのお守りのお返しに、あなたの幸せを願って送った厄除けの鈴だったんですよ
(相手から父親との記憶を繋ぐ鍵、紅色の鈴の話題が出される。彼女は驚いた様子のままカバンの中からキーケースを取り出す、そこにはあの鈴がついていて二人の読みが当たってひとまずは安心だ。過去で見た時よりも随分と色褪せているが変形はしておらず今でもチリンと小さな音が鳴っているのをみれば、これを大切に持っていたのだというのがよく伝わってきた。相手から話を引き継いで鈴が送られた経緯を話す。彼女はきっと離婚の話があがった時父親と別れるのを予感して、父親を想ってお守りを送ったはず。その想いに応える形で父親も彼女にこれを送ったはずだ。郵送だけでは伝わらなかった父親の想いを伝えれば彼女の顔はゆっくりと笑みへ変わっていく。愛おしげに鈴を手の中に収めながら『そうですか…そうだったんですね……』と噛み締めるように呟いた。『そうだ』と彼女は思い出したようにカバンを探るとひとつの封筒を取り出す。『何かの手がかりになればといくつか遺品を持ってきたんですが…』と封筒の中身をテーブルへと取り出せば最初に見た写真や書類の中に紛れて手作りのお守りが転がり出てきた。手作りのお守りは所々よれていて父親が肌身離さずこれを持っていたのが窺い知れる。父親が彼女に送ったもの、そして彼女が父親に送ったもの、それら二つは間違いなく顔を合わせない時もお互いが思いあっていた証拠で、鈴とお守りを並べると依頼人は幸せそうな笑みを浮かべ目に薄らと涙を浮かべていた。その様子を静かに見守っていたが、テーブルに置かれたお守りに違和感を感じて注意深く見つめる。お守りの左右の端は縫われて閉じられているが、片方は真っ直ぐ丁寧で縫い目も細かいのに、もう片方は縫い目が荒く左右にユラユラ揺れている。荒い縫い目の方にはかつて糸が通っていたであろう穴もみえて「このお守り、一回開けられてまた閉じられてる」とお守りを見つめながら呟いた。縫い目が綺麗な方は彼女が縫った場所だろう、とすれば縫い目が荒い方は父親だ。わざわざお守りの片側の糸を外してもう一度慣れない手つきで縫い直す、それをする可能性に思い当たれば「親父さん、中に何か入れたのかも」と口にした後自分の考えが正しいか確かめたくて隣の相手の方を見て)

  • No.2692 by 検索  2023-07-02 00:22:36 


…開けてみても? これは…紅葉柄の水晶と写真だ。 …きっと貴方の父親はずっと貴方の事を大切に思っていたはずです。そして貴方もその鈴を大切にしてわざわざ探偵を頼ってまであの時の家を探そうとした。 良い親子ですね
(お守りを貰ってから実際に離れる日まで日付はあったと予想がつくが渡しそびれたという言葉からこの鈴を郵送するのにも相当迷ったはずだ。それでもこの鈴を届けたかった想いとあの時の父親の言葉を代弁するように相手が伝えれば沈んでいた彼女の顔に光が宿る。噛み締めるように呟く彼女を見守っていると鞄から封筒を取りだし、その中にある父親の遺品の数々を見せてくれる。依頼時に見た写真や書類に混じってフェルトのような生地で作られたお守りが入っていた。所々汚れていたり端が擦れて居るのを見る限り彼もまた娘から貰ったお守りをずっと大切にしていたのだろう。離れていてもお互いを思い合っていた証拠を見せられたことにほっとしていると隣の相手が呟きを零す。ひとつの可能性をあげた相手の目線を受け、その言葉を確かめるようにお守りを注意深く観察すると確かに左右で縫い方が異なっている。縫い目の荒さや使った糸の些細な色の違いから別人が縫った可能性は高い。彼女もその言葉に『え、』と短く反応を示したのを見れば恐る恐る開封する許可を取る。彼女も中が気になるのだろう、頷いて許可を得られると慎重に荒い方の糸を解いて口を開いていく。中に入っていたのは幼い彼女が父親に書いたであろう【お父さんが元気にすごせますように】と祈りの込められた手紙と小さな石、そして依頼人の若い頃の写真だ。石は彼女に送られた鈴についていた水晶のチャームよりも一回り小さいが細かく紅葉柄が描かれた同じ種類の物だ。そしてその写真を見た途端彼女は『これ、最後に私が送った写真だ…』と呟く。話を聞けば最初こそ父親とのやり取りは続いていたものの段々とその頻度は少なくなり中学を卒業する頃には殆どしなくなっていたらしい。だが高校を卒業するタイミングでふと父親の存在が浮かんで卒業式の日校舎の前で撮った写真を送ったのが最後のやり取りだったという。お守りに入っていた写真は縮小され顔と胸に抱える卒業証書を中心に切り取られている。きっとお守りに入るサイズに加工したのだろう。中に入っていたものをそっと手に取って見つめる彼女に声を掛け、素直な感想を伝えれば薄く張っていた涙の膜は段々と厚くなっていき遂には『お父さん…』と言いながらぽろぽろと涙を零し始め)

  • No.2693 by 探偵  2023-07-02 11:02:23 


___……いい顔してたな、彼女
(相手が依頼人に許可を得て手作りのお守りの糸が解かれる。固唾を飲んで見守っていれば中から出てきたのは手紙と水晶と写真だった。彼女が父親へ送ったものと、過去に鈴と一緒になっていた水晶、お守りには二人の想いが詰まっていてそれを父親は大切に持っていた。近年は連絡こそ取り合ってはいなかったものの、互いに大切に思って心の中にその存在が居たことは間違いないだろう。相手から彼女の気持ちを後押しするような言葉が送られればもうそれ以上は野暮だろう。彼女は父親との繋がりとその記憶を大切に抱きしめて大粒の涙を流した。ハンカチを差し出して彼女に渡したあとは彼女の気が済むまで静かにそれを見守る。思いっきり泣いたあと彼女は涙を拭って、目を腫らしながらも晴れやかな顔で『本当にありがとうございます』とお礼を言う。その顔は探偵としての使命を全うできた証拠でも報酬でもあって、自然と笑みを浮かべていた。その後にいくつか言葉を交わした後に彼女は満足げな顔でこの場を去っていく。彼女が抱えていた父親へのモヤモヤは父親と互いを思い合っていたという記憶を取り戻したことによってスッキリと晴れたようだ。カップに残っていたコーヒーを一口飲んだ後に相手の方を見て互いを称えるように笑みを浮かべ)

  • No.2694 by 検索  2023-07-02 11:30:09 

_ああ、迷いが晴れたといった顔だ。 もう家はないけど彼女にとって父親と過ごした風.都,は思い出の地になっただろうね。
(これまで整理のつかなかった感情が溢れ出したように涙を流す彼女を静かに見守った。落ち着いた彼女が礼を告げる顔は迷いを振り切ったように晴れやかであの時事務所を出る相手の誘いに乗って良かったと思う瞬間でもあった。やがて満足げな彼女が去っていけばその後ろ姿を見ながらコーヒーを飲んで相手が笑みを浮かべる。目が合うとこちらも自然と口元に笑みを作りながらも同意を示す。『また風.都.に遊びに来ます』と語った彼女にとってこの街は大切な家を奪った憎い街ではなく父親との思い出の詰まった特別な場所になったことだろう。それはこの街の探偵として喜ばしい限りだ。その為に今回は普段の調査だけではなく時間旅行まですることになった訳だがきっと自分達の力だけではこの真実は掴めなかった。時間を駆ける彼らのことを思い浮かべると「もう一人の仮.面.ラ.イ.ダ.ーの協力のおかげだ」と緩く笑いながらも普通のコーヒーに口をつけて)

  • No.2695 by 探偵  2023-07-02 18:37:17 


そうだな。彼女が風.都.のこと好きになってくれたなら良かった……まさか俺達の他に仮,面.ラ,イ.ダ.ー.がいるとは思わなかったぜ。あいつらには世話になったが、取り憑かれるのはしばらく勘弁だな…
(テラス席には爽やかな風が吹いて、依頼を解決できたことへの達成感に寄り添うようでいつもに増して心地いい。そして自分が愛するこの街を、恨むのではなく思い出の地としてまた訪れてくれる人が一人増えて嬉しい限りだ。今回の依頼解決のために協力してくれたもう一人、といって良いかは定かではないが、とにかくもう一人の仮.面.ラ.イ.ダ.ー.の話題が相手から出されて、今回の依頼の道中を思い出せば思わず笑いが漏れる。一瞬で過ぎ去ってしまったように思えた時間だったが、その間の思い出はお腹いっぱいになるほどには多い。誰かと意識を共有するのには慣れた身だったはずだが好き勝手に暴れるのが入ってくるとあんなにも大変だとは思わなかった。モ.モ.タ.ロ.ス.に体を無理やり動かされるのも大変だったが、ウ.ラ.タ.ロ.ス.から受けた精神的ダメージの方が大きい気がする。依頼人も最後よく爽やかに別れてくれたものだ。ほぼナンパに近いあの言動を依頼人に掘り起こされなくて心底良かったとため息をつき)

  • No.2696 by 検索  2023-07-02 19:50:29 

君に意識を移すのは慣れた物だけど僕の身体まで乗っ取られるとは思わなかったよ。イ.マ.ジ,.ンと電王…興味深い人物だった。それにしても …ふふ、まさか君が上手く女性を口説く所が見れるなんてね。良いものが見れた
(結果として彼女を最高の状態で見送ることが出来たがその過程に話が及ぶと相手から笑いが零れる。初めて会った自分たちとは違う仮.面.ラ.イ.ダ.ー、タイムトラベルに賑やかなイ.マ.ジ.ン達と短い間だったが充実した時間だったようにおもう。変身時、相手の方に意識を移すことはあっても自分の身体を他人が使うことや意識を共有することは初めてで不思議な経験であった。知的好奇心に擽るには十分すぎる出来事の数々だったが相手の言葉と溜息にふとウ.ラ.タ,.ロ.スを宿した相手が依頼人に話しかける様子を思い出してしまうと言葉の途中でつい笑い声を漏らしてしまう。美人の相手にして気取る姿はよく見るがそれともまた違う甘く垂らし込むような様子は見慣れない物で決して素の相手ならばしない言動だった。そう思えばますます面白く思えて噛み殺しきれない笑いと共にあの時の感想を告げて)

  • No.2697 by 探偵  2023-07-02 20:21:08 


…な、変なこと思い出してんじゃねぇ!ってかその言い方だと俺が普段上手く口説けてねぇみたいじゃねぇか!そういうお前も悪そうな顔してたし…リ.ュ.ウ.タ.ロ.ス.の時なんかはお前を大袈裟にしただけだったけどな
(あの騒がしい面々とのタイムトラベルなんていう非現実的な旅に思いを馳せていたが、言葉の途中で相手が笑い始めて不思議そうな顔を浮かべる。だが相手が思い出していたのがまさにこちらにとって一番思い出したくない場面だったのが分かれば思わず叫んで突っ込んでいた。ウ,ラ.タ,ロ.ス.は息を吐くように甘いセリフを吐いていたが意識の中では恥ずかしすぎて終始悶絶していた一時だ。しかもその言い方ではまるでこちらが女性の扱いが下手だと言いたげではないか。実際そうであるのは棚に上げて文句だけ言えば反論よろしく相手にイ.マ.ジ.ン,が憑依された時のことを思い出す。モ.モ.タ.ロ,ス.の邪悪な笑みは普段とのギャップが激しかったが、リ.ュ.ウ,タ.ロ,ス,はいつもの様子に幼さを足しただけでそう大差はなかった。反撃とばかりに揶揄うように言えばニヤリと楽しげな笑みを浮かべて)

  • No.2698 by 検索  2023-07-02 21:14:08 

君なら絶対言わない台詞だからね、それに君が口説けていないのは事実だ。 な、僕はあんなに好き勝手は動いてないだろう。もっと僕は冷静だ
(どうやら相手にとっては忘れて欲しい内容だったようで過剰反応のように叫ばれると更に笑いは止まらなくなる。ウ.ラ.タ.ロ.スによる言葉ということは理解しているが顔と声はそのままなのだから傍から見れば相手が甘いセリフを吐いているようにしか見えなかった。普段の相手の女性へと対応とは雲泥の差とも呼べるだろう。その事実を突きつけながらあの時を思い出していると今度は相手から自分が憑依されていた時のことを指摘される。モ.モ.タ.ロ.スによって人相が悪くなっていたのはお互い様だが子供のように好き勝手動いていたリ.ュ.ウ.タ.ロ.スの行動を自分と大して変わらないと言われると流石に聞き捨てならずにむ、としながら反論を口にして)

(/いつもお世話になっております! そろそろ事件の収束も近いかなと思いましてお声がけさせていただきました。イ.マ.ジ.ンとのコラボということもあり終始賑やかに展開することが出来てとても楽しかったです。電.王.のお約束を挟みつつもやりたいと思っていたフォームチェンジ祭りもすることが出来て探偵としての仕事もこなしたりと充実したやり取り出来た。お付き合いして頂きありがとうございました!
上記の会話はまだ続いておりますが次の展開をご相談したいと思いまして…! ここ数回こちらの好みのシチュをやらせていただいてますので次は探偵様のやりたいことが出来たらと思っているのですが何かご希望等ございますでしょうか?基本的なんでも大丈夫な人ですので好きに希望あげて貰えたらと思います。)

  • No.2699 by 探偵  2023-07-02 21:39:04 


ぐ、うるせぇ……ったく、どいつが言ってんだか。まぁどうあれ、あいつら四人全員相手してる良太郎には適わねぇな
(苦し紛れで言い返したが棚に上げた事をズバリ指摘されるとそれ以上は言い返せず負け惜しみの返事しかできない。一方相手は相手であの悪戯っ子と似た者同士だと言ってやれば不満気に口を尖らせていて、そういう所が似ているのだと頬をつついてやった。いずれにせよイ.マ.ジ.ン.は揃いも揃って個性的で曲者揃いであの短時間だけでも中々に濃い時間を過ごしたように思う。あれを一斉に相手している良太郎には勝てそうにない。穏やかで優しそうな性格をしていたが、あぁいう性格だからこそあの四人と一緒に居られるのだろう。そんなことを考えながらカップに残ったコーヒーを飲み干す。時さえかける壮大な依頼を終えて「今日は帰るか」と相手へと声をかけて)

(/こちらこそお世話になっております!思いつきで提案させていただいたイ.マ,ジ.ン.とのコラボでしたが終始賑やかにやりたいこと全部詰め込んで楽しくやらせていただきました。依頼の部分は全く考えていなかったのですが、最後とても綺麗に物語が収束したので流れ考えていただいて本当にありがとうございました。終始まるで劇場版を見ているようなテンションで楽しむことができました。こちらこそありがとうございます!
それでは次の展開ですがお言葉に甘えてご提案させていただきますと、恋人として甘い時間を過ごしたいな、と。遠出した先で帰りが遅くなりそのまま泊まりになるだとか、風.都,に大雨がやって来て久々に事務所に泊まることになるだとか、連続でギャグっぽくなってしまいますが盗撮犯を炙り出すために探偵が再び女装する、なんてお話はいかがでしょうか?)

  • No.2700 by 検索  2023-07-03 01:10:58 


なんだい、…それには同感だ。また何処かで会えると良いね。
(頬をつつかれると不満げな面を見せるも今回の件はお互い様といえるだろう。そんな個性的な4人の中に居てそれぞれと信頼関係を結んでいる良太郎に適わないという点に異論は無い。最初こそ不運に見舞われて情けなく見えたが街を破壊するイ.マ.ジ.ンを前にした彼の顔は相棒に近しいものを感じた。せっかく出来た縁だ、またどこかで再会することに思いを馳せながらこちらもカップのコーヒーを飲み干した。相手の言葉に頷くと「ああ、帰ったら早速タイムトラベルについて調べなくては!」と明後日の方にやる気を出しながら店を後にして)

(/キリが良さそうなので続きでやりたいことがなければ上記蹴ってもらっても構いません!
様々な案ありがとうございます! こちらも二人の時間を過ごせたらなと思っておりました。どれも悩ましいのですが物珍しさも合わせて1番目の出先でのお泊まりはいかがでしょうか? 出先の依頼の調査が長引いた又は遠出した先で急な大雨に見舞われ帰れないなどの理由で急遽空いていたホテルに泊まるみたいな流れでもいつもと違う場所で恋人の時間を過ごせたらなと思います!)

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