検索 2022-07-09 20:46:55 |
通報 |
は?…あーー!クソっ!!それはこっちのセリフだって……なッ?!ったく訳がわかんねぇ……
(相手の顔と言い合っているのだがその勢いやら出てくる言葉はまったく違うもので、最初は戸惑いもしたが段々と見知らぬガラの悪い奴と言い合っている気分になってエスカレートしていく。そんな中で同じ体にいる相手から先程の怪物が居なくなった事を告げられると間抜けな声をだし、さらに相手の体と言い合いになることになった。いつもとは違う種類の不機嫌な顔にガンを飛ばす姿は全く見慣れなくて新鮮ではあったが、加えて人魂が消えたかと思えば怪物が三体地面から生えてきてより一層相手の体と言い合いを始めるものだから状況は混沌を極めていく。収まる気配のない様子に「だァーー!一回全員ストップだ!!で、誰か説明しろ!!」と叫んで場を強制終了させる。地面から出た三体と相手の体は互いに目線を合わせると『僕から説明しよっか』と気取った声の怪人が名乗り出でて向こう側の状況説明が始まった。まずは『そういえば名前言ってなかったね。僕はウ.ラ.タ.ロ.ス』『俺はキ.ン.タ.ロ.スや』『ボク、リ.ュ.ウ.タ..ロ.ス!』『そんで俺がモ.モ.タ.ロ.スだ!』と自己紹介があり、ウ.ラ.タ.ロ.ス曰く先程の怪物はイ.マ.ジ.ン.と言うらしく人間と契約を結んで願いを叶えその対価に相手の思い出を辿って過去へと飛び時間を改変してしまうらしい。正しい時.の.運.行.とやらを守るのが彼らと良太郎という契約者の勤めらしいのだが『せやけど肝心の良太郎がおらんねや』とのことだ。『僕らもイ.マ.ジ.ン.だから契約者がいないとね』と肩を竦めたウ.ラ.タ.ロ.ス.に「お前らもイ.マ.ジ.ンなのかよ」と訝しげな目を向けるとすかさず見慣れない表情をした相手の体が『でも俺らは仮.面.ラ.イ.ダ.ー.だからな!』と自慢げに言い放って)
…なるほど。ド.ー,パ.ン.トとは違う時.の.運.行という平和を脅かす敵という訳か。そしてあのイ.マ.ジ.ンを倒すために良太郎という人物を探している。 …! まさか僕たち以外にもその名前を使う人がいるなんてね。
(言い争いを始めた3体と1人に相手が声を荒げれば言い争いは一度止まり一番落ち着いたような態度の怪人から状況説明がなされる。昔話の登場人物の名前に縁があるような4人は未来からあの怪物を追ってここに来たらしい。あの電車は時を超える為の乗り物、所謂タイムマシンのような物らしく時の秩序を守る彼らの移動手段だと言う。かなり突飛押しもない話ではあるがド.ー.パ,ン.トとは違うように感じられたあの怪物に空を飛ぶ電車、そして今まさに地面から生えたり自分の身体を使っている彼らの姿を見れば信じざるを得ないだろう。口元に手を添え説明を整理して確認するように述べていけば何だか自分達と目的自体は似ているような気がして若干警戒を緩める。そして彼ら自身もあのイ.マ.ジ,
ンだと分かれば相手がそれについて突っ込むもモ.モ.タ.ロ.スが自慢げに言った単語に仮面の下で目を見開く。この街で自然と着いた愛称をまさかここで聞くとは。『なんや、お前らも仮.面.ラ.イ.ダーなんか?』と問われると「ああ。この姿は半分野郎ではなく仮.面.ラ.イ.ダ.ー.Wだ」とこちらも少し得意げに説明する。そんなやり取りを続けていれば街の人が通報したのかパトカーの音が近づいてきたのに加えて避難していた人が崩壊の音が止まって様子を見に来たのか複数人の足音が聞こえてくる。その状況を見られたら混乱を招くのは間違いないだろう。「場所を変えた方が良いかもしれない。モ.モ.タ.ロ.ス、僕の体は返してもらうよ」と相手と自分の体に告げれば変身を解除して元の身体に戻る。そのまま他の意識を自分から追い出すようにイメージすれば体から人魂が飛び出してメッシュと瞳の色が戻ると共に鬼の姿をしたモ.モ.タ.ロ.スが地面から生え『おい!まだその体使わせろよ!』と不満を口にしていて)
あぁ。まぁ、ってことは悪い奴らじゃなさそうだな……っと、とりあえず一旦事務所に引き上げた方が良さそうだ
(説明された内容はどれも信じられないような内容ばかりだが、目の前の光景を見る限り信じざるを得ない状況だ。意識下で相手が状況を整理しているのを感じてそれを共有していれば、思わぬ名前が出て相手と同様にこちらも言葉を詰まらせ目を見開く。この街の人が付けてくれたこの街を守る者の名前、それを向こうも名乗っているだなんて。話を聞く限りでは先日のような偽物なんてものではなく、何かを守るという観点を持った同様の存在のようだ。それに使命は違えどあの怪物を倒すという目的は一致しているらしい。こちらも仮.面.ラ.イ.ダ.ーを名乗ったところで遠くからパトカーのサイレンの音が聞こえてくる。この場は十分混乱しているが、こんなところを見られてはまた混沌としてしまうに違いない。まずは腰を落ち着けるべきだろうと相手に同意し変身を解除すれば赤いメッシュの入っていた相手の体は元へと戻って憑依していたモ.モ.タ.ロ.スが飛び出しいつもの姿になったのを確認すればひとまずは安堵していた。相手の体から飛び出した人魂は地面へと降りて他の三人と同じく地面から上半身だけを出す姿になる。全員の姿を確認したところで、他人の目が届かぬ所で話し合おうと事務所へと移動して)
_ここが僕たちの探偵事務所だよ。 彼がここの探偵の左.翔.太.郎で、僕が相棒のフィリップだ。 ひとまず方向性を決めようか。僕達はそのイ.マ.ジ.ンの破壊活動を止めてこの街を守りたい、君達はイ.マ.ジ.ンが時間を改変するのを止めて時.の. 運.行を守りたい。ならばここは手を組んで協力するっていうのはどうだい?
(経緯は違えど同じ仮.面.ラ.イ.ダ,ー同士、お互いに悪いものでは無いと分かれば相手の一言で事務所に戻ることとした。バイクで走る後ろを人魂として付いてくる姿もあまり人に見せられるものじゃないが状況がわからない人が見れば気のせいと片付けるだろう。そうして事務所に辿り着けば再び上半身だけ地面から出した姿になりリ.ュ.ウ.タ.ロ.スを始めとするイ.マ.ジ.ンたちは興味深そうに室内を見たり探偵に興味を示している。その応対もほどほどに今度はこちらから簡単な自己紹介をしては早速本題を切り出す。彼女の為に何かしたいと動き出した次第だが今はあのイ.マ.ジ,ンを何とかする方が優先だ。だがあの手応えの薄さから見てもう一度戦っても倒せるかは正直怪しい。そもそもイ.マ.ジ.ンの知識もなく万が一過去に飛ばれてしまったら対処の仕様がないからだ。そこで同じイ.マ.ジ.ンであり奴を止めに来たという彼らの協力を結び付けられたら相当心強いだろう。端的にそれぞれの目的を並べれば相手と彼らに向かって1つの提案を持ちかけて)
……ならここからは協力といこうぜ。イ.マ.ジ.ン.は人間と契約するんだったよな?つまりその契約者ってのもこの街を泣かせる奴ってことだよな?
(事務所にたどり着き今度はこちらの状況説明だ。リ.ュ.ウ.タ.ロ.ス.がまったく話を聞く姿勢ではないが、他の三人が特に気にしていないのでそのままそっとしておく事にする。それぞれの名前を名乗れば翔太郎は良太郎と似ていてややこしいと文句を付けられたがとりあえず触れずにおいておき、相手から協力関係が申し入れられる。こちらとしても異存なしだ、騒がしい連中ではあるが同じ仮.面.ラ.イ.ダ.ー,なら信用もできる。どちらにせよ街を破壊していたあの怪物がド.ー.パ.ン.ト.ではないならイ.,マ.ジ.ンと戦い慣れている四人を引き入れる方がいい。こちらからの申し出に『俺達の力が必要ってなら貸してやるよ!』と上から目線の返事が返ってきたが、共闘してくれるならそれで良しとしておく。力強い味方が増えたところで次の一手だ。イ.マ.ジ.ン.と人間の間に契約が交わされたのなら共謀する人間側もいるはずだと質問を投げかける。だがそれにはイマイチな反応で『それがイ.マ.ジ.ン.がやってることイコール契約者の願いとは限らないんだよね』と返ってきて頭を捻る。どうも大抵のイ.マ.ジ.ン.は契約者の願いをねじ曲げ無理やり叶える傾向があるらしく、契約者が建物の破壊を望んでいるとは限らないらしい。つまり契約者自身も巻き込まれている可能性すらある。契約者を絞るのは難しいかと考えていたが『どっちにしろあの場所に強い想いや願いを持っとる奴が契約者なんとちゃうか?』とキ.ン.タ.ロ.ス.に言われたところで思い当たる人物の顔が浮かぶと「まさか…」と呟きながら相手の方を見て)
そこがド.ー.パ.ン.トとは違う点だね。強い想い…、ああ。今の話を聞く限り彼女の家族と住んでいた家が見たいという願いを再開発が行われなけばあの場所にビルが無ければとイ.マ.ジ.ンが解釈した可能性が高い。 彼女に確かめる価値はありそうだ。
(相手の名前に茶々を入れたりやけに上から目線の返事が来たりとしたが彼らと協力関係を結ぶことが出来た。これで解決のための知識や力を得ることが出来るだろう。次にイ.マ.ジ.ンが過去に飛ぶために経由する人、彼らがいう契約者について相手が問うがその反応はいまいちだ。メモリ犯罪なら使用した人がド.ー.パ.ン.トになるためやっていることがそのまま使用者の目的や動機に繋がるが今回の場合イ.マ.ジ.ンを介する分無茶苦茶な解釈をすることがあるらしい。いつもとは違う勝手に若干眉を寄せながらも今回の要素を考える。あのビル地帯に強い想いや願いをもつ者、それに思い当たる人が浮かび反射的に相手の方をみればほぼ同タイミングでこちらを向き目が合う。イ.マ.ジンが彼女と契約し、解体される前の家が見たいという彼女の願いを曲解したのだと考えればビルを破壊していたのも辻褄が合う。お互いにその考えを共有していると『あいつらがやりそうな解釈やな』と彼らサイドからも同意が成される。だがまだ可能性の一つだ。方針を固めるためにも実際に確かめてみないとならないだろう。『ならその彼女とやらに会いに行こうぜ。俺の鼻がありゃ契約者かどうかは一発だ。』と張り切っていて近づいてくるモ.モ.タ.ロ.スに『先輩が行ったら怖がっちゃうでしょ。女の子とのやり取りは僕に任せてよ』とウ.ラ.タ.ロ.スが告げれば『ね、翔太郎。』とじりじりと相手に近づいて)
そうだな。まずは彼女を見つけねぇ、と…え、ちょ、待ッ……これでよしっと。それじゃ行こっか、フィリップくん?
(どうやら相手が考えていたことも同じだったらしい、あの土地に強い想いを持つ人物なら今しがた出会ったばかりだ。彼女の願いを勝手に破壊の言い訳にされたのなら許せない話だ。イ.マ.ジ.ン.を嗅ぎ分けられるというモ.モ.タ.ロ.ス.には犬みたいだなと感想を抱くもその感想をグッと飲み込んでいた。その間にいつの間にかウ.ラ.タ.ロ.スが近寄っていたことに気がつく。なにやら不穏な空気を察して制するように掌を向けるが、その前にウ.ラ.タ.ロ.ス.が人魂となってこちらに飛び込んできて思わず目をつぶった。妙な感覚を覚えてゆっくり目をあける、が体はもう自分の制御下にはなかった。変身している時と同様他人の意識を感じるがいつものように共有しているのではなく、自分の意思と関係なく体は動いて乗っ取られている感覚に近い。周囲は認識できるのに言葉も発することも出来なかった。代わりに体のコントロール権を握ったウ.ラ.タ.ロ.ス.はいつの間にかメガネをかけ、青色のメッシュが入った髪をひと房ふわりと払ってから妖艶な笑みを浮かべていた。相手の方を向けば本人が絶対にやらないであろう軽いウィンクを添えて出かけようと相手を促す。『あーーウ.ラ.タ.ロ.,スずるいー!』と無邪気な声があがり、宿主に名前が似てるからという理由で他のイ.マ.ジ.,ン.も移動時はこちらの体に身を寄せることにしたようだ。意識の中はそれはもう煩いが、主導権はウ.ラ.タ.ロ.ス.のままらしく相手を連れ立って事務所を出て)
(/とりあえず移動するために全員探偵の体に入りましたがいつでも検索くんの方に移っちゃって大丈夫です!/こちら蹴り推奨)
っ、ああ。…分かっていても凄い変化だね、翔太郎なのに大人の色気があるなんて変な感じだ。__無理な解釈にしろ望みが叶ったと本人が認識することが重要ならビルの崩壊を見渡せるような場所にいる可能性が高い。まずはここを探してみよう、っ。あー、 ワンちゃん!
(契約者か確認するためにも彼女を探しに行くことに決まるが隣で焦ったような声が聞こえて視線を向ける。丁度ウ.ラ.タ.ロ.ス.が人魂となって相手に入り込む所でぐらりと相手の体がよろめいたかと思えばいつの間にか眼鏡をかけて青のメッシュを垂らしている。間違いなく先ほどまでの相手の顔と声は同じなのだが妖艶な笑みとともに青くなった瞳でウインクを飛ばされるといつもとまるっきり違う雰囲気に思わず見惚れてしまう。少し遅れて素に戻るも人の身体の制御を奪いありのまま振る舞うイ.マ.ジ.ンの生態は興味深くまじまじと観察しながらも感想を呟く。そんなことをしていれば他の3人も勢いのまま相手の身体に入っていき移動の為に身を寄せることにしたらしい。変身する時の2倍以上の人数の意識がいると思えば何とも窮屈に思えるが上半身だけの怪人が街をさ迷っている姿を目撃されるよりマシだろう。ウ.ラ.タ,
ロ.スが意識の主導権を握っているようで彼と共に事務所を後にした。向かったのは再開発事業が行われた際に共に立てられたとされる見晴らしの良い屋上公園だ。願いを叶えることがトリガーならそのビルの崩壊していく様子を契約者に見せる必要があるだろう。ここは再開発されたビル群を一望出来る場所のうちの一つだ。その理屈の説明と共に彼女並びにそれらしい人を探そうと提案した所で『もー、ここ狭くてヤダ!こっちにする!』と相手の身体なら人魂が一つ飛び出て自分の身体に乗り移る。いつの間にかキャップとヘッドホンが現れて紫のメッシュが風に揺れる。ほぼ同時に何匹もの犬の散歩に来た老夫婦が傍を横切ると捜査は放り出してぱあと無邪気に表情を明るくして駆け寄ってはしゃがんで愛で始め)
なるほどいい読みだね。先輩、探してる人がどこにいるかわかる?……っ、こらリュウタ!今はイ.マ.ジ.,ン.追うのが先やろ
(自分では絶対にやらない行動の数々をこうも短時間にウ.ラ.タ.ロ.ス.にやられてしまえば意識の中で叫び声をあげる。しかも相手が見惚れる様子をみれば自分の顔でした事のはずなのに悔しい思いに駆られていた。二人の様子をみたウ.ラ.タ.ロ.ス.は『へぇ、君達ってそういう…』といろいろと察したようだがそれ以上言及することなく事務所を出る事となった。連れ立ってやってきた屋上公園は風通りもよく何より見晴らしがいい。それにここは先程襲撃されていた依頼人の住んでいた家より少し離れた位置にあって、物思いにふける為眺めるにも、壊れていく様を見守るにも適した場所だ。相変わらず体の主導権はウ.ラ.タ.ロ.ス.に握られたまま周囲を見渡す。モ.モ.タ.ロ.ス.を警察犬のように使おうとしたところで、止める間もなくひとつの人魂が飛び出し相手の方へと移ってしまった。途端に相手は見慣れぬキャップとヘッドホンを装備した姿になり無邪気に犬の方へと駆けていく。興味あるものにまっしぐらなのはいつもの相手と同じなのだがあっちの方がより制御が効かない様子だ。やれやれと意識の中でため息をついたところで『ここは俺に任せとき!』と主導権の交代が告げられる。黄色のメッシュが入った髪を後ろでひとつ括りにし、黄色の瞳を宿した体は気合いを入れるように首をコキンと鳴らした。そして犬に夢中な相手の背後へと近づけば両脇に手を入れて、それはそれは軽々と相手の体を持ち上げた。普段でも相手を持ち上げられるがほとんど同じ身長の相手を持ち上げるのはそれなりに気合いがいるというもの、にも関わらず今は小さな子供でも持ち上げているかのようで眉ひとつ動いていない。あまりの力持ちぶりに老夫婦は驚きを隠せない様子でおずおずと犬を連れてその場から退いてしまう。そんな様子にも臆することなくキ.ン.タ.ロ.ス.は子供に言い聞かせるように相手の中にいるリ.ュ.ウ.タ.ロ.ス.を叱っていて)
わっ、もうクマちゃん邪魔しないでよ! あ、逃げちゃった。
(相棒の身体に意識を移すのは何回も経験してはいるが誰かが自らの身体に入ってくるのは初めてだ。貴重な経験としてリ.ュ.ウタ.ロ.スに動きを任せていると犬の方に向かって駆け出して嬉しそうに撫で始めた。見た目からは判断出来ないがどうやら幾らか子供っぽい性格のようだ。何処か似通ったものを感じながらも犬を可愛がっていると不意に脇の下に手が差し込まれそのまま持ち上げられると意識の中で驚く。身体能力などは変わってないはずだがここまで軽々しく持ち上げられるとは。楽しい時間を邪魔されたせいか相手の方を向いては唇を尖らせ子供が駄々をこねるように文句を言う。いつの間にか相手の姿は黄色のメッシュに一つ結びの姿に変わっていてこれまた普段は見られない姿だろう。物珍しさを感じる一方でリ.ュ.ウ.タ.ロ.スむぅと口を尖らせていたが老夫婦は犬を連れて去ってしまったのに気付けばますますその面は拗ねたような物に変わり『モ.モ.タ.ロ.スが早く見つけないからじゃん!』と明後日の人物に矛先が向く。何となく彼らの性格が掴めて来たが同時に共に時.の.運.行を守っているらしい良太郎という人物が相当の苦労人なのも窺い知る事が出来る。矛先を向けられたモ.モ.タ.ロ.スは相手の中で騒いでいたがその最中何かを感じとったのか『…臭うぜ、契約者はこの近くだ』と訴えていて)
よっしゃ!でかしたでモモの字!ほんならここは俺が……はぁーい、キンちゃんも怖がらせちゃうから僕に交代ね
(体を好き勝手動かされるのにはまだ納得しないものの、相手の体とリ.ュ.ウ.タ.ロ.ス.を引き止める事ができてひとまず安堵していた。あのままでは話が逸れに逸れて本来の目的を見失ってしまう所だった。相手が口を尖らせるのは見た事のある顔だがいつもより一層子供っぽさが増していて可愛らしくも思えてしまう。だがそんな思考を持てたのも一瞬で、再びモ.モ.タ.ロ.ス.が言い合いを始めれば意識の中はうるさくて仕方がない。騒ぎの収まらない体内に勘弁してくれとため息をつきたい気分だったが、そんな中モ.モ.タ.ロ.ス.がイ.マ.ジ,ン.の匂いを嗅ぎつけて空気が変わる。『あっちだ!』と叫んだ先にいたのはやはりあの依頼人だった。このままの勢いでとキ.ン.タ.ロ.ス.が近づこうとするが、再び主導権はウ,ラ.タ.ロ.ス.へと戻って髪に青色のメッシュが靡く。軽く衣服を整えて彼女が座るベンチへと近づくと断りもなく隣へと座り『こんにちは。』と話しかける。依頼人が『あなたはさっきの…』とこちらと彼女に面識があるのを察するとすぐさま空気を変えて『君のこと気になるから追いかけてきちゃった』とそれっぽく会話を繋ぐ。これは相当嘘をつきなれている奴の会話術だ。そのままさりげなく彼女の肩に腕を回してさらに体の距離を縮めると心配そうな顔を作って彼女の顔を覗き込み『やっぱり寂しい?』と猫なで声で問いかける。こちらが意識の中で鳥肌が立つのを感じているのを尻目に『…あんな建物壊しちゃいたい?』ともう片方の手を彼女の手へと重ねて畳み掛ける。意識の中で必死にこの状況に耐えていれば、彼女は『私はただ、あの家をもう一度みたいって!』と言い訳めいた言葉が周囲にコダマする。力無く目を伏せる彼女が履くスカートからは、サラサラと砂が零れ落ちていて)
…砂の怪物に似たようなことを話したかい? あの怪物は君の家がもう一度見たいという願いを建物を壊すことでかなえようとしているんだ。 …っ! きっとあのイ.マ.ジ.ンだ、止めに行かないと
(二人揃ってイ.マ.ジ.ンに身体を乗っ取られ振り回されている様は探偵としても何とも情けないような気がしてくる。どう収束をつけるか考え始めた所でモ.モ.タ.ロ.スが何かを感じ取ったようでその先を見ると依頼人の姿があった。犬が居なくなったのと怒られたせいかリ.ュ.ウ.タ.ロ.スは拗ねて自分の中に引っ込んでしまいいつも通りの姿に戻りつつも再び青いメッシュを靡かせながら彼女に近づく相手を見守る。依頼人と話しをするのはのは相手の得意分野ではあるがウ.ラ.タ.ロ.スの憑依した状態で話しかける様子はそれとは違ってナンパや口説きに分類されるものだろう。甘い言葉で彼女に近づき手を重なる状況だけを見れば妬いてしまうような物だが今までで聞いたことのない甘い猫撫で声や器用な表情と仕草の変化の驚きの方が強くそれどころではない。一度は相談を持ち掛けた探偵ということとウ.ラ.タ.ロ.スの話術のおかげか彼女の表情が変わり言い訳のような言葉が飛び出る。同時にスカートから砂が零れ落ちるのをみれば彼女が契約者なのは間違いないだろう。確認のために聞いてみればこくりと頷く。肝心の契約者が見つかった次はあのイ.マ.ジ.ンを何とかしなければ。未だに彼女にくっついてナンパを続けようとする彼を引きはがしながらも状況を説明する。あの惨状が自分がきっかけであることに彼女は顔を青くしているが過去に飛ぶ為の願いが叶ったいう認識が彼女にある以上伝えた方が良い事だろう。次の方針を立てようとしたところで突如ビルの立ち並ぶエリアから大きな爆発音が聞こえた。すぐに目の前の景色に顔を向ければ建物が次々と倒壊していきあのイ.マ.ジ.ンが再び暴れているのだろうとすぐに検討がついた。相手に目を向ければ焦り交じりに告げて)
辛かったよね。良かったらこれから僕とお茶に、ちょっとここからが大事なとこなのに…っとそんな場合じゃないか。あ!ちょっとせんぱ……やーーっと暴れられるぜ。ひだりの代わりに俺が仮.面.ラ.イ.ダ.ー.W.に変身してやるよッ!
(相手がイ.マ.ジ.ン,の話題をだせば彼女は頷く、読み通り彼女が契約者だったらしい。自分の体なのに自由が効かない状態に耐えてはいたが、ウ.ラ.タ.ロ.ス.が依頼人に事情を聞くのを越えてナンパを始めると流石に意識の中で「おい!」と叫ぶ。相手が彼女から自分の体を引き剥がしてくれてようやく一息つくことができた。だが状況は待ってくれず、再び建物が壊される音が響き始めた。人々が悲鳴をあげてその場から逃げ始めると流石にウ.ラ.タ.ロ.ス.も空気を読んだのだが、そこで空気を読めない奴が体内に潜んでいた。もたもたしていられる状況ではなく今度こそ体の主導権を取り戻そうとするも、先にモ.モ.タ.ロ.ス.が表へ出てしまえばまた意識の中に閉じ込められてしまった。赤いメッシュが走った髪をなびかせながら肩をぐるりと回すと、こちらのことを左右を指す言葉で呼んできて「発音が違ぇよ!ってか早く交代しろ!!」と怒りの声をあげるも当然それが聞き入れられることはない。いつもよりも邪悪な笑みを浮かべながらドライバーを腰に装着し紫のメモリを起動させる。だがモ.モ.タ.ロ.ス.はメモリをドライバーにかざす動作をした。当然差し込まなければドライバーは起動しない。暫く『あれ?』とガチャガチャ乱暴にメモリをドライバーにかざしたりメモリでドライバーを叩いたりするがドライバーはうんともすんとも言わず『なんで変身できねェんだよ!!』と癇癪を起こして)
確かに翔太郎は二重の意味でひだりだけれども…、手順が違っていれば変身出来ないのは当たり前だろう。このメモリはこうやって使う物だ
(目の前で建物の崩壊がはじまれば公園にいた人達からも悲鳴があがる。イ.マ.ジ.ンの目的を考えれば放置していれば街に甚大な被害が及ぶのは間違いないだろう。すぐに駆け付けようとした矢先相手の体は初めに自分に憑いていたモ.モ.タ.ロ.スに代わっていて何やら意気込んでいる。相手をひだりと呼ぶのがある意味間違っていないことに変に感心しつつも紫のメモリ差し込まずにかざすような動きをするのを見れば目を丸くする。それから何度か乱暴にかざしたり叩いたりするのを見れば流石に呆れたように口を挟む。彼らの変身の仕方は今のような動きなのかもしれないが自分達は違う。緑のメモリを取り出すとお手本のように起動させて腰に現れたドライバーに差し込む。転移されたメモリに驚きつつ見様見真似でモ.モ.タ.ロ.スが紫を差し込むのをみれば今度は開くように指示する。乱雑に彼が開く動作をすれば意識はやけに渋滞している相手の体に流れ込み変身を果たす。意識を失い倒れていく自分の身体に人魂が移り1つ結びに黄色のメッシュを垂らした姿になると足で踏ん張った後に『この身体とあの姉ちゃんは任せとき』とキ.ン.タ.ロ.スと告げる。比較的まともそうな彼に自分の身を任せることにすれば「行けそうかい?」と相手共々に問いかけ)
んん?…お、……おぉッ!ッしゃあ!変身ッ!!
(モ.モ.タ.ロ.ス.が動かす体はそれはそれは乱暴にメモリとドライバーを扱っていて体の内側から散々叫び声を上げていたが、相手の呆れた声が聞こえてくればようやくその動きは止まって体はひとつも動かしていないのに疲労困憊だった。モ.モ.タ.ロ.ス.が相手のレクチャーにいちいちリアクションしながら動きを目で追って、ドライバーを起動すると同時に意気揚々と叫べば相手の意識もこちらの体になだれ込み体は装甲を纏って変身を果たす。だが自分の体にはいつもの倍以上の意識が入っていてハチャメチャという言葉が良く似合う。キ.ン.タ.ロ.ス.が相手の体へと移って少しはマシになるが大騒ぎなのは変わらない。しかも変身したというのに相変わらず主導権はモ.モ.タ.ロ.ス.のままで、相手の呼びかけに左の肩をぐるりと回して『心配すんな。俺はいつでも最初からクライマックスだぜ!』と高らかに宣言する。そのタイミングで破壊の音が止んだかと思えば異形の塊が屋上公園へと飛んできて目の前に降り立つ。依頼人と契約したイ.マ.ジ.ン.だ、再開発地区を好きなだけ破壊してそろそろ契約完了を彼女に告げに来たのだろう。待ちに待っていた強いヤツを目の前にモ.モ.タ.ロ.ス.は興奮冷めやらない様子で、本来半身と呼吸を合わせなければいけないところを無視して『いくぜいくぜいくぜッ!』と左半身が走り始める。右半身を引っ張るように不揃いのままイ.マ.ジ.ン.へと殴りかかって)
ひとまず君の戦い方に任せ、っ、わ、先走り過ぎだ。
(半分が自分の身体に入ったと言え意識の数は2倍で想像以上に窮屈だ。それに左側の主導権は未だモ.モ.タ.ロ.スのようで目の前にやってきた倒しても良い敵ににすっかり興奮してしまっている。頭が痛くなる状況ではあるが二人ではイマイチ手応えの無かった敵だ。何か特殊な戦闘方法や弱点を彼らが知っているかもしれないと戦い方を委ねようとした所でそれより前に相手が走り出す。完全に想定外の動きに声をあげ左半身に引っ張られる形でついて行くことになる。ファングの逆バージョンのようだ。そのままの勢いで殴りかかればイ.マ.ジ,ンの体はよろめき、更に何度も打撃を加えていく。確かに以前よりもダメージを与えている実感はあるが息も合わずについて行くのがやっとの状態では体勢も不安定だ。そんな隙を狙うようにイ.マ.ジ.ンが足元を攻撃されると簡単に引っ掛かってその場に盛大に転んでしまう。ノリを邪魔されたことにモ.モ.タ.ロ.スが苛立った声をあげるも不格好なダ.ブ.ルに「翔太郎、モ.モ.タ.ロ.スを何とかしてくれ」と意識内の相手に苦言を呈して)
(/再び本体のみで失礼します。この後のことについて二点ほどご相談させていただきたくお声がけさせていただきました。
一つ目ですが、どうせならで.ん.お.う.と共闘するのはどうかなと思っておりまして、良太郎もこの世界にやってくるか、検索くんが実は特異点で条件が整っているので意識のない体に憑依→変身という展開はいかがでしょう?
二つ目は、デ.ン.ラ.イ.ナ.ーで過去へ飛ぶかどうか、という点です。この流れで一気に片をつけるか電車に乗る流れもやるかどうしようかと思っておりまして……ご意見いただければ幸いです!)
(/1つ目は是非ともやりたいなと思っていてせっかくなら良太郎君との絡みも見てみたい感じもあるのですが合流させるきっかけが難しいですよね…。この時代の良太郎君に連絡はついてたけど風.都に来る最中で不幸に見舞われて遅れて辿り着いた、みたいな感じでしょうか?
2つ目はどうせならば実体化したイ.マ.ジ.ン達と会ったりナオミちゃんのコーヒーを見たりしたいなと考えておりました。また依頼人のモヤモヤについて過去で見た手かがりや撮った写真で解決出来たら綺麗かなと思っていたので長くなってしまいますが探偵様さえ良ければやりたいと思っております)
『俺だってなんとかした…』ダァァァァッ!
(変身は果たしたもののモ.モ.タ.ロ.ス.が好き勝手に動くせいで事態はさらに混沌としていく。相手がなんとか動きを合わせているものの、意思疎通を一切しようとしない片割れとではどうしても動きは合わなくて左右の動きはバラバラだ。そんな隙だらけの状態では敵に攻撃のチャンスを与えているようなもので簡単に地面に転がされてしまう。体は俺のものなんだから丁寧に扱えと叫ぶ前に相手から苦言が飛んできて意識下はさらに大騒ぎだ。『何すんだコノヤロウ!』と叫んで立ち上がり再び殴りかかろうとするモ.モ.タ.ロ.ス.に、主導権を取り戻そうと気合いをいれて追い出そうとする。ある程度効果はあったのか左半身の動きは止まるが、逆にそれが隙となっしまってイ.マ.ジ.ン.から一発貰ってしまい体がグラつく。さらにもう一発重い一撃をくらえば体は吹っ飛ばされてしまった。飛ばされた先には相手の体と依頼人がいて『ちょちょちょちょい待ち!!』と関西弁の叫び声が聞こえて相手の体を巻き込んで地面に倒れてしまう。体が丈夫なキ.ン.タ.ロ.ス.が憑依していたから事なきを得たが、生身のままの相手だったら危なかっただろう。だが依頼人を守るものが居なくなってしまえばイ.マ.ジ.ン.は素早く彼女へ近づきそのまま拉致してしまった。慌ててその姿を追って破壊された建物の方を見下ろせば、イ.マ.ジ.ン.はボロボロで更地になった再開発の場所の中心に彼女を置いて『これでお前の家がまた建てられるな』と彼女の心を煽った。彼女は目の前の光景をどう受け止めていいのか分からずその場にがくりと項垂れ座り込む。そんな様子にも関わらずイ.マ.ジ.,ン.は一方的に『これで契約成立だ』と告げると依頼人に手をかざした。すると彼女の体がふたつに裂けたかと思えばその中にイ.マ.ジ.ン.は吸い込まれていって「なんだ今の?!」と驚愕するしかなく)
(/ありがとうございます!せっかくのイ.マ.ジ.ン.,ズ.との絡みですしお決まりの流れは全てやりたいと思っておりましたのでデ.ン.ラ.イ.ナ.ー.に乗る流れでいきましょう。また依頼の解決方法も提案していただいたやり方すごく綺麗でこの絡みでしかできない方法でもありますしぜひそれでお願いします。
それでは良太郎は過去へ飛ぶためデ.ン.ラ.イ.ナ.ー.に乗る前後で合流としましょう。みんなのところに向かおうとしたけど不幸という不幸に出会って追いつけず、ヘロヘロの状態で合流…的な流れでしょうか。細かい所は流れに任せる感じでお願いします!/こちら蹴りで大丈夫です!)
『消えた…?』消えた訳やない、契約が成立してあの姉ちゃんにとって一番強い想いのある過去に飛んだんや。あいつを倒すためにはその時間に行かんとあかん。
(相手が体の主導権を取り返そうとするタイミングと攻撃のタイミングが重なって一撃を食らう。ぐらついた体にさらにもう一撃重い打撃を受ければその衝撃で吹っ飛び自分の体を巻き込んで床に倒れる。キ.ン.タ.ロ.スが憑いていて受け身を取ってくれたのか大事には至ってないがイ.マ.ジ.ンの目的はこちらではなく依頼人だ。素早く彼女を連れ去ったかと思えば今まさに破壊したエリアの中央に連れていき煽るようなことをいう。項垂れた彼女に手をかざしたかと思えば体が二つに避けイ.マ.ジ.ンはその中へ消えていく。異様な光景と静まり返った空間に目を見開いて呟く。暴れられる敵がいなくなったせいか『くそっ』と投げやりにモ.モ.タ.ロ.スが変身を解いて主導権を相手に返す。二人の疑問に自分の体に憑依したままのキ.ン.タ.ロ.スが答える。イ.マ.ジ.ン契約者の強い記憶をたどって過去に飛ぶらしい。そしてそれを止めるためには同じく過去に遡りその時間で倒す必要がある。単純だが厄介な仕組みだ。『だけどその時間に正確に行くには良太郎のパスが…』とウ.ラ.タ.ロ.スが呟いたところで『うわああ』と場違いの情けない叫び声が聞こえてきた。思わずそちらを向けば全身がびしょ濡れかつ髪には葉や枝がからみついていたままで服もだいぶぼろぼろの異様な状態の男が逃げ出した誰かのスケートボードに足を取られたようで、公園内の坂を凄い勢いで下りこちらに突っ込んできていて)
トピック検索 |