匿名さん 2022-07-06 21:24:24 |
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へえ、随分従順になったね。
( 彼の様子に驚いたように双眸見開くも、直ぐに表情緩めては嬉しそうに笑い掛けて。これなら安心してこの場を離れられる、と逃げ出すのではという不安は一切無いまま朝食の準備をするべくリビングへと向かい。朝食の準備と言っても凝ったものを作れるような力量はなく、簡単に作れるフレンチトーストをチョイスして。独りであれば見栄えなんて全く気にしないが少なくとも彼にも食べてもらうものになるため少々気を遣ってか、完成したフレンチトーストを一口サイズに切り分けた後パウダーシュガーを振り掛け最後にミントの葉を乗せて。数分のクオリティにしては中々の上出来な朝食に満足気に頬緩めては、寝室へと皿運び )
……和泉、お待たせ。
従順っていうか……殆ど諦念に近いですけどね。余計なことはしないってだけです。
( 苦笑いしつつ、肯定とも否定ともつかないような気持ちを吐露する。ただ、怒らせたり傷つけたり、お互いにとって心地よくない環境を作り出してしまわないように気を付けようと決めただけ。何でも言うことを聞いて素直に答える、なんてつもりはなく。彼が部屋に来ると甘い香りがしてきて、思わずすんすんと匂い嗅ぎ。シュガーに加え、ミントの葉まで乗っている完成度の高さに瞬きを数回。緩む頬を隠しもせず、ぽつりと溢し。手錠で繋がれた両手を持ち上げてみるも、食事をするにはやや不便であり。どうしたものかと眉下げ、彼へと視線向けて )
凄いですね、これ。凄く美味しそう──でも、どうしよう。
料理が上手いって訳じゃないし、和泉の口に合うかどうか心配だけど。……嗚呼、大丈夫。俺が食べさせてあげるから。
( 彼の反応の良さにつられるように此方も屈託のない笑み浮かべるも、心のどこかでは多少の不安も存在し。ふと手錠で繋がった両手を動かしにくそうに持ち上げながら訴えるような視線を送る彼に気付けば、表情変えず涼しい顔で問題ないと淡々と告げ。足枷さえあればその場から逃げることなんてほぼ不可能であり、自分自身も意味の無い手錠だと理解はしている。しかし四肢の自由が奪われている時点で、一人じゃ碌に食事することすらままならないため目の前の罠に陥れた張本人である自分を頼るしかないこの状況を作るための手錠であり。一人じゃ何も出来ないという事実を知らしめると共に自分だけを頼って欲しいという願いも込められており。事前に一口サイズへと等分していたフレンチトーストをフォークに刺すと、ゆっくりと彼の口許へ運んで恥ずかしげもなく恋人のような真似事を )
……ほら、あーん。
これ、結構恥ずかしいんですけど……ん、美味しい。
( 手錠を外してくれるはずもなく、当然のように口元へ運ばれてくるフレンチトースト。まるで恋人同士かのような行動に照れくさくなるも、放っておかれたとて自分で食べることができないのも事実。甘んじて受け入れる他なく。恥ずかしさ堪えて、差し出されるまま一口。咀嚼するとふんわりとした甘さが広がり、自然と頬が緩み。一方で食事が毎回この形となると耐えきれる気がせず、どうしようかと考えて。手錠の嵌まった手を膝に乗せたまま、ベッドに座って上司に朝食を食べさせて貰っている。改めて冷静になってみればかなり異様な光景だが、嫌な気持ちや抵抗する気が霧散していくのが自分でも信じられない。まだ彼を好きにならないとは思っているものの、懐柔されてきていることに危機感をおぼえ。咀嚼し嚥下した後、まだ皿に残るそれへと視線向け、どこかしみじみと呟き )
椎名さんって料理できたんですね。上手くないって言いますけど、かなり完成度が高いような……
こんなんで恥ずかしいとか言ってたらこの先もたないよ、俺は別に口移しとかでも良いんだけど。
( 咀嚼する度に不安増すような感覚を覚え、彼の反応をソワソワと落ち着きのない様子で見詰めていたところで飛んできた美味しいという言葉。先程までの不安は何処へ行ったのやら屈託の無い満面の笑みを浮かべると共に、小さく息吐き安堵して。今までじゃ考えられないようなこの光景に夢見心地なフワフワとした気分は続いているも、彼に対して浮かぶ無数の欲望の中の行為と比べれば些細で可愛らしいものであり。同性である上に上司となると勿論抵抗や嫌悪感を催してしまうのは仕方の無いことだろうが、早く免疫をつけてもらわなければ困る。否、でも恥ずかしがる彼の姿を見るのも悪くないなと想像しながら、ヘラヘラと戯けた様子で戯言を吐き。そもそも誰かに料理を振る舞うようなことが過去無かったため褒められることなんてなかったが、然程自信があった訳でもないことを予想外にも褒められるのは少々擽ったく。しかし彼が気に入ってくれたのなら嬉しい他なく、これを武器にして一緒に居られる口実を作ってしまえばいいのではと都合良く勧告して )
今まで必要最低限にしかしてこなかったから大して上手くはないけど、俺と一緒にいればこれも毎日食べられるよ。……どう?魅力的じゃない?
いや、そう言われても……恥ずかしいものは恥ずかしいです。
( どこか嬉しそうにしている彼を見るのは悪くない。特に飾り気のないたった一言で喜んで貰えるくらい、己は好かれていたのだと改めて知った気がした。やり方自体は褒められたものではないが、きっと彼にとっての最善策なのだろう。おどけたように発された言葉は冗談だと思いながら、彼なら本当にやりかねないと少しの危機感を抱き。軽く目を伏せつつ素直に本心告げ、そこからは黙々と食べ進め。知らず知らずのうちに空腹だったらしく、すぐに皿は空っぽになり。彼の中ではかなり気に入ったものだと捉えられたのか、至極軽い調子で飛んできた提案。胃袋を掴まれるというのはだいぶ大きいものであるが、ここで素直に頷くのもいかがなものか。そもそもここで嫌と言おうが解放されやしないのに。少しだけねじ曲がった思考は表に出さず、同じく軽い調子でさらりと答え。無意識ながら、彼からしたら喜んでリクエストした、とも取られかねない口振りで )
急に口説かれても困るんですけど。それに、色々要求しちゃうかもしれませんよ。ふわとろオムライスとか、期待してもいいんですか?
はは、すぐ慣れるよ。これから毎日こうして食事をすることになるんだから。……ん、甘。
( 空になった皿に気付き満足気に顔綻ばせては、恥ずかしがる彼の様子を眺め。この行為に慣れてしまえば羞恥心など直ぐに消え去るだろうし、こうして食事の際に恥ずかしがる彼を見るのも恐らくあと数回。愛おしそうな視線を向けつつ、しっかりと目に焼き付けるように真っ直ぐ見据えて。その時彼の口端にシュガーが残っていることに気付き、そっと指先で拭い取り其の儘味わうように舐めれば直ぐに口内に広がる甘ったるい味覚。甘いものが苦手な訳でもないが得意でも無いため、何とも形容し難い表情を浮かべ。何事も無かったかのように皿を片そうと重い腰を上げれば、この状況を受け入れたと言っても過言ではないような彼のリクエストに嬉々たる表情を浮かべながら誠意を見せて )
任せて、和泉のために頑張ってみるよ。
毎日……先が思いやられます。あの、そんな微妙な顔するくらいならしないでくださいよ……
( 想像がついていたとはいえ、いざ毎日こうして食べさせて貰うのだと認識すると、何ともいえない気持ちになる。体調を崩したときでさえ誰かに頼らず自分で食べていたのだから、違和感に近い心地がして。口についたシュガーを舐める彼。羞恥心が沸くよりも先に彼の表情の方が気になってしまって、思わずツッコミを入れ。そういえば、彼は珈琲に砂糖やミルクを入れるようなタイプではなかったような気がする。甘いもの、甘ったるいものはあまり好みではないのだろうか、とぼんやり考え。嬉しそうな彼に小さく溜め息つくと、半ば諦めた様子で忠告し。少しばかりの嫌味のように繋がった両手持ち上げてみせ )
……張り切るのはいいですけど、怪我はしないでくださいね。俺、手当ても何もできないんで。
甘すぎんのはあんま得意じゃないけど、偶に糖分摂取したい時はある。……今がその状態。
( 勿論この程度の触れ合いでは物足りず、何度も襲ってくる欲にこの状況下で逆らうのも勿体無いため適当な理由をつけて少しでも正当化しようとして。思うがままに上体を前に倒し距離詰めては、そっと顎掴み優しく唇触れ合わせ。先程の触れる程度の口付けとは違い、ゆっくりと唇の間を割って舌先侵入させれば次第に深くなる口付けと共に微かに彼の口内から甘味感じて。時間も忘れ無我夢中で貪るように交わしていた口付けも限界がきてしまい、名残惜しそうに唇離せば未だ熱の篭った瞳でぼんやりと見詰め。どのくらいそうしていたか分からないがふと我に返り遅れて羞恥心やら愉悦やら込み上げてきては、誤魔化すようにその場を去ろうと皿を持って立ち上がり寝室を後にして )
……手当なんてされるようなヘマをするタイプじゃないから大丈夫。ゆっくり休んでて。
( すっかり油断していた隙をつかれ、抵抗する間もなく振ってきた口付けを受け入れる。口内を荒らされるような感覚は先程のそれとはまったく違ったものであり、嫌なのに気持ちよくて、苦しいのに止められないような不思議な感覚に襲われた。唇が漸く離れた頃には、瞳は涙で潤み、頬は紅潮し、力はすっかり抜けてへなへなの状態になってしまって。彼が戻ってくるまでに、なんとか冷静にならなければいけない。去る背中にぼそりと文句を溢しつつ、上がってしまった息を整えて。少しして熱りは収まり、僅かばかりの平静を取り戻し。彼が来たら不平不満を伝えてやろうと思いながら、膝の上で拳を握り )
……椎名さんの馬鹿。
( キッチンへと皿を置けば、その場で座り込むようにしゃがみ先程の光景を思い出して。見たことのない彼のあの表情が頭にこびり付いて離れず、未だに熱の残った唇やドキドキと鳴り止まない心音の所為で暫く興奮状態引き摺ってしまい。彼はこんな扱いを受けて嫌だっただろうか。こんな自分を見て気持ち悪いと思っただろうか。やっとのことで冷静になれば、拘束され抵抗することもできない状況下においてあんな仕打ちを受ければ嫌われてもおかしくないなと多少の不安や罪悪感にも苛まれて。落ち着かせるべく立ち上がり冷水にて顔を洗った後、漸く身体の熱も冷め無心で皿を片付けて。一通り家事を終えると先程の件は一度謝罪をするべきだと思い立ち、寝室へと足を運べばそっと彼の様子を窺い )
……和泉、大丈夫?
心配するくらいなら、やめてくださいよ。合意の上でもないですし、セクハラみたいなものです。
( 控えめに、申し訳なさそうに顔を出した彼。大丈夫かと聞かれて大丈夫だと答えるような余裕も優しさも今はなく、ぼそぼそと文句を告げる。もしあの先に進んでしまっていたら、どうなっていただろう。途中で離して貰えなかったのなら、もう後戻りができなくなっていただろう。否、今更ただの上司と部下に戻れないという点においては既に遅いのだが。朝食より前の優しい口付けはまだ辛うじて受け入れられたが、また彼への恐怖が増幅したのは言うまでもない。今自分を縛るものがなかったのなら、もしかしたら通報してしまったかもしれない程の動揺と困惑が胸を占めており。彼の顔をしっかりと見てしまったら余計な思いが出てきてしまう気がして、視線は自身の足元へ。しかしこのままではいけない。彼が受け入れてくれるかどうかはわからないが、はっきりきっぱりと思いを口にし )
……いきなりああいうこと、しないでください。椎名さんのこと、嫌いになりたくないです。
……悪かったって。
( 次から次に飛んでくる文句に悲しげに眉尻下げながら謝罪を述べ。抵抗すら許されない状況下であんな強引なことをしたのだから文句を言われても仕方ない。最初はそう思って黙って聞いていたが、彼からの文句を全て聞き終えた頃には自分の行動を全否定されたことに怒りすらも感じており。過去ここまで否定された事は記憶上なく凄い凄いと褒められ育ってきた所為で、全て受け入れられるような寛大な心は持ち合わせておらず。先程まで悲しげに垂れていたはずの眉は吊り上がり、鋭い目付きで睨むように彼を見下ろしたままゆっくりと近寄って。自分を見ようとしない彼の頭を掴み半ば強引に視線絡めては、ふつふつと湧き上がる怒りに任せた暴論をぶつけて )
あんな蕩けた顔しといてよく言うよ、全然説得力無いんだけど。幾ら可愛い部下でも俺をセクハラ呼ばわりすんのは許せないなあ。……嗚呼、それともさっきのキスが欲しくて態と俺のこと挑発してんの?
すみません、言いすぎました。セクハラは撤回します……けど、別にキスはほしくないです。
( いくら気が立ったからといって、言って良いことと悪いことがある。明らかに度を超えた言葉が刃となることは、身を持って知っている。近付く距離に離れようと試みるもそれはできず、ぼそぼそと謝罪と訂正を。もし彼の言葉をすべて受け入れ頷いたなら、きっと先程のことが繰り返されるのだろう。気持ちを知ったとはいえ、そこまで許せるほど慣れているわけではない。そもそも好きなわけでもないのだから、四六時中一緒にいるということ自体が重たくしんどいとすら思えても仕方ないだろう。睨みつけるような真似こそしなかったが、ひそめた眉から不満や嫌悪感は滲み出ており。彼を真っ直ぐと見据えたまま、話題を逸らそうとし )
それより、楽しいこと考えませんか。好きなもののこと話してた方が面白いですし、椎名さんのこと知れるかなって思います。
……ふ、躾甲斐があっていいね。
( 言いなりになってしまう彼も見てみたいとは思うが、多少は反抗的なくらいが丁度良く。仕事に向き合う姿勢同様、上司相手でも怯まず違うことは違うとはっきり言える芯の強さに更に湧き上がるような興奮を覚え。その姿勢を評価してか気に入ったと言わんばかりににんまりと口許に弧を描き。掴んでいた頭をそっと離せば、先程の強引な態度とは打って変わって乱れた髪を直そうと壊れ物を扱うような優しい手付きで手櫛にて髪整えてあげ。急な話題転換に驚いたように幾度か瞬きした後、賛成だと彼の誘いに乗っかりながらも本気か冗談か定かではないが巫山戯るような口振りで返答を )
良いね、それ。賛成。……でも俺は好きな相手と一緒にいる訳だから、この後も手出さないって約束はしてあげられないけど大丈夫?
躾られたくはないんですけど……
( なぜだかさぞ愉快だとばかりに楽しげな彼に小さく溜め息をつくと、ぼそりと溢して。彼の期待通りとなるのは非常に不本意だが、すべてを受け入れる気はなく。一瞬で厳しさが優しさへと変化することに恐怖をおぼえつつ、優しい部分については非難する必要もないために素直にされるがままでいて。本気とも冗談とも取れる言葉に微妙そうに悩む素振り見せるも、反応窺いながら、一応伝えておこうと思いを口に出し。彼が本当に何もしないでいてくれるかは定かではないが、言わずにいるよりは良いだろうと。自身の両手を合わせてきゅっと握りつつ、何とか平穏でいられる案を模索し )
あー、まあ……でも、先程のキスとか、それ以上とか。そういうのは暫く控えてくれませんか?多少ならまだ良いですけど、いきなりされるとびっくりしますし。
なあ和泉、ちゃんと自分の立場理解した方がいいよ。あんたの行動範囲も未来も全て握ってるのは俺であって、そうやって自分の意思をしっかり持ってんのは仕事上であれば評価するけど今は違う。……和泉が今すべきことは俺を如何に喜ばせられるか考えながら、俺の機嫌取りを頑張ることだと思うよ。
( 先程から地道に彼からの攻撃を喰らっており、自分の意見をしっかり持っていることだったり嫌なことは嫌だとはっきりいえる力だったりが響いているようで若干のストレスを感じ。彼のそんな部分にも今まで惹かれていたのは事実だが、思い通りにならないのは間違いなく重荷になっており。こんな状況にも少しずつ慣れてきたのか最初の怯えた瞳と比べれば段々薄まりつつあるようで、敢えてもう一度絶望に突き落とすような言葉を掛け彼を思いのままに操るための準備を始めて。意志を曲げずこれに反抗してくるか、将又大人しく従順になる道を選ぶか。彼がどう返答してくるのか胸を高まらせながらもそれを一切表情に出すことはなく、恐怖を与えるような冷たい瞳を真っ直ぐと彼へ向けて )
そうですね、わかっています。確かに俺は今、生殺与奪を握られている……けれど、だからってただの傀儡にはなりたくありません。
( 彼の言う通りにしてさえいればすべて上手くいくのであろう。受け入れて、顔色を窺って、そうして過ごしていれば問題なく毎日が回っていくに違いない。しかし、果たしてそれは本当に己にとっての幸せと言えるのだろうか。確かに彼のことが怖いのも事実であるが、最初から言いなりになってしまったらエスカレートしていくかもしれないと危惧しており。彼もまた、きっと己が素直に全部のことに従うとも思っていないだろう。否、どちらにしろ支配する気なのかもしれないが。いずれ思いのままに操られるかと思うと気が気でなく、彼の目を真っ直ぐと見られないまま視線さ迷わせて )
( / たびたび失礼します。今はただ怒らせるのが目的かのように失礼な言動や反抗的な態度ばかり取っておりますが、だんだんと懐柔されて言いなりになっていく様ができたらいいなと思っております。それと、日付を確認したところ既に一ヶ月を数日超えていたようで、やり取りを続けられていることを嬉しく思います。失礼な子ではありますが、今後とも仲良くして頂けますと幸いです……! / 蹴り可 )
へえ、ここまで忠告しても歯向かうんだ。今の俺は狂ってるから、あんたを殺すことだって簡単に出来るんだよ。……和泉にその覚悟は出来てんの?
( やはり彼は有能だ。普通の人ならきっと従うしか道はない状況下で恐怖に怯え素直にその道を歩むだろう。然し彼はこんな時でさえ牙を剥き上司相手に歯向かおうとする。そんな状況に更に高揚するような気分を必死に抑え込みつつ、悪巧みをするように片方の口角を持ち上げたまま見下ろして。ふと彼の首へと両手を伸ばしやんわり掴むと、苦しそうに歪んでゆく彼の表情を愉しげに見詰め乍ら絞殺しそうな勢いでじわじわと締める力を強めてみて。 )
( / 遅くなってすみません…!現在リアルが少々多忙でして今後とも遅れることがあるかもしれませんが必ず返信致しますのでお待ち頂けると幸いです。やり取りを始めてもう1ヶ月以上経ったのですね…!此方も素敵な息子様と出会う事ができ、とても嬉しく思います。自己中心的で狂気的すぎるほどの愛情により様々な横暴を撒き散らしておりご迷惑をお掛けしてるかと思いますが、文句ひとつなく毎度素敵な御対応をして下さりとても感動しております…!此方こそ失礼な子ですが、今後とも末永く仲良くして下さると幸いです…! - 蹴り推奨 )
覚悟とか、あるわけ……っ、
( 本当に狂っているのならば、自分が狂っているなどと自覚しないはず。理性を持った上で、どうしたら己を苦しめられるかと考えて選択しているのだと思うと恐怖が沸き上がってくる。彼に命を捧げる覚悟なんて、持てるはずがない。今だって逃げたくて、しかしそれは許されない。自由を奪われた状態では抵抗できず、言葉を紡ぐより前に首に伸びてきた手になす術はなく。やめてください、どうしてこんなことするんですかなどと話す余裕もなく、先程とは違う意味合いで頭がくらくらしてくる。酸素不足と苦しさで顔は真っ赤になり、ぼんやりと靄が掛かったように思考が纏まらなくなってくる。どうにかして、早く手を離して貰わなければ。彼の名を呼び、許しを請うように視線を向けて )
や……です、椎名さん。
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