名無しさん 2022-06-26 12:22:50 |
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…ん、着いたな。(少し居心地の悪い沈黙を感じながら店に着くのを待っていれば、少しして到着したのを見て車から降りる。相手が出やすいようほら、と手を差し出して)
…アリガト。この子で合ってル?
(手は受け取らず、お礼だけを述べると車を降り、店のカギを開けると奥の「商材」置き場へと足を踏み入れる。折り重なった「商材」の山の中から足にタグが付けられた女の死体を引きずり出し)
…ん、そうだな。(行き場の無くなった手を適当に振って後ろから着いていくと死体の山から引きずり出された女性を視界に入れて。痣や傷等で生前の姿からはかけ離れていたが僅かに残った面影が本人であると認識できた。膝を地面につけ前髪を避けて戸惑いもなく額に唇を落とせば「帰ろうか」と囁き抱き上げて)
……。(返事も聞かずどこか不機嫌そうに自分を追い出す相手に、なにか気に触ったかと申し訳なく思い。ピタリと閉まった扉は開く様子もなく、そのままその場にいても意味は無いためじっと扉を見つめたあと遺体を埋めようと車へと向かって)
…いらっしゃ~い。何かご用なノ?
(しばらくすると扉が開き、様々な業種らしい、そのどれもがマトモではないように見える客が入ってきては買い物をして店を出ていく。一区切りついたところで腹の包帯を眺め、煙管の煙を揺らしながらその包帯を剥ぐといつもの表情で机に頬杖をつき)
(引き取った遺体を楼の共同墓地へ埋め、暫く日が空いたある日。自室で仕事をしていると取引していた薬が底を尽きかけていると聞き、腰をあげて出かける準備を始めて)
よー、怪我の具合はどお?おにーさん。(取引ついでに怪我の具合を確認しようと前回渡せなかった手土産を持ち、徹夜続きで揺れそうになる視界を擦りながら入り)
もう何ともないヨ~。お客サンこそ大丈夫なノ?買い物の前にオニーサンのお話に付き合ってヨ。
(いつもの笑顔で来客を出迎え、頼まれもしないうちからハーブティーの入ったティーカップと机の前に置かれた椅子を勧めて)
俺は平気、寝不足なだけだし。あ、これ報酬代わりの桃。(欠伸を噛み殺して返事をすれば椅子を勧められ頷いて座る。勿論、手土産の桃は忘れずに渡して。ふぅ、と一息つくと「んで、話って?」と促して)
助手とかは頼まねぇの?誰かいた方が楽だろうに。(まぁ相手の性格から一人の方が楽なのだろうとは分かるが、事務系などは任せても問題ないんだろうな…とも考えて。ティーカップから香る紅茶の香りに誘われ口をつければ「ん、美味い」と呟いて)
オニーサン、色々と「知ってる」からネ。隙あらば殺そうとしてくるヤツばっかりなノ。
(肩を竦め、溜息を洩らしながら空になったティーカップを机に置き)
ははっ、だから一人の方が気楽なのか。まぁ、必要になったらうちの楼から口の硬い奴派遣できるからご利用したい時にはどーぞ。(くすくす、と笑い声を零し1人でしていた方が楽なのはわかるが冗談交じりに宣伝して)
あぁ、今日は睡眠薬と毒薬と自白剤と…この店で仕入れさせてもらった薬全般かな。珍しく在庫が無くなりそうでなぁ。(店に来た理由を聞かれるとそうだった、とティーカップを置き楼で書いてきたメモを差し出して)
わァ、今日は随分沢山ご入用だネ。
(椅子から腰を上げ、戸棚から目当ての瓶を取り出してきては机に並べ、「じゃ代金がコレくらいになりマ~ス。」といつもの笑顔で代金を請求し)
最近使いが激しいからかなぁ。あ、あと前にくれたハーブティーもくれや。飲みきったから最近眠気に負けそうになる…。(財布を取りだし言われた代金のお金を用意していれば、ティーカップが視界に入りふと思い出したように追加注文をお願いし)
マイドアリ~。
(ハーブティーの缶を取り出して並べ、更に追加料金を課しつつ「お客サン、名前なんだっケ?オニーサン、お得意様の名前だけは覚えるようにしてるんだよネ。」小首を傾げて笑い)
ん~、じゃあ改めて自己紹介かぁ。紅花だよ、俺の名前。ほれ、ここに刺繍もあるだろ?覚えやすいとは思うけど、忘れたらここ見てくれよ。(財布から追加分のお金を出して差し出せばきょとん、として。前に花を送って教えたと思ったが遠回し過ぎたかと反省し改めて自分の名前を伝えると、自分の服に刺繍されている紅い花を指さして)
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