名無しさん 2022-06-26 12:22:50 |
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ちぇー…。あ、そうだそうだ。今日は報告ついでにデートの誘いに来たんだ。(そう簡単には教えてくれない様子に口を尖らせ不機嫌な様子を見せて。するとあっ、と何かを思い出したように"デート"と軽口を言いながら、袖から封筒を取り出してみせ「おにーさんさ、オークションとか興味ない?」と誘って)
オークション、ねェ?龍鷹も連れて行っていいならいいよォ。
(控えめに首を傾げ、横で殺意を剥き出しにする龍鷹を見ると薄く微笑みながら問い)
番犬くん冗談なんだから殺気しまってくれない?付き添いは一人までだから番犬くん来ても問題ないかなぁ。そしたら3日後開催だから、夜迎えに来んね。(グサグサと突き刺さる殺気を遮ろうと封筒を自分と龍鷹の間に立てて。招待状に書かれた内容を思い出しながら付き添い人について伝えれば、楽しみだねぇと笑い)
ん、じゃあ、また。(よっと椅子から腰を上げて封筒は机の上に置いておくと緩く手を振って店を出て。楼に帰ると金梅に「オークション、おにーさんも来るからほかの主催者にも伝えといて」と伝言を頼み、上機嫌で仕事を始めて。
3日後、いつもの服装にレンズが丸いサングラスをかけ部下が運転する車に金梅と乗りながら店へと向かって)
…あ、紅花サン。お迎えアリガト~。
(普段と何ら変わらない姿のまま、腰に青龍刀を携えた龍鷹と共に紅花を出迎えるとひらり、手を振り)
いーえー、後ろどーぞぉ。番犬くん、会場は武器の持ち込み禁止だから置いていった方がいいぞ。(店の前に止まると既に待っていたようで、窓を開けてひらひらと手を振って。運転席の部下がおり、後部座席の扉を開けている様子を見ながら龍鷹の腰にある刀について注意して)
「…」
(龍鷹は納得のいかない様子ではあったものの、青龍刀を店の中に置きに戻る。青龍刀を置くと戻ってきて既に乗り込んでいる蛇骨の隣を陣取り、紅花や紅花の部下を睨んでおり)
悪いねぇ、招待する方としてはルールは守って貰わないと他の招待客に示しがつかないからさ。耐えてくれや。(金梅からの"どうにかしろ"という無言の圧力と龍鷹からの睨みを受け苦笑いしながらお願いして。また金梅も呆れつつ「…何かあればこちらで守るので心配しなくて大丈夫ですよ」と付け加えて。車は人通りの多い道から1本ずれ、街灯の少ない道の片隅に止まる。車から降りると「こっち」と誘導しながら酒屋の扉をくぐって)
…さて、ようこそ。オークション会場へ。(酒屋の奥へ進み、椅子に座る老人に招待状を見せる。ジッと見てきた視線が逸れると扉が開き、その奥の階段へ進んで。暫く階段を降りるとまた扉があり、そこを開けば広々とした会場が出現する。サングラスの奥で、にぃ、と弧を描くと歓迎するよ、と中へと誘って。会場は階段状に設置された椅子と奥にステージ、左右の幕から商品が出てくるようで既に椅子に座っている客からの話し声で賑わっている。近くに立つ黒服から番号札を2枚受け取ると、1枚を蛇骨に渡し「欲しい商品があれば札掲げて競り落としてく。無事出来れば商品の引換券が貰えるから無くすなよ」と伝え。)
じゃあ俺はちょっと挨拶に行ってくるから金梅と待っててくれ。オークションはすぐ始まるからさ。(自分の分の札を金梅に預けると、階段を登り黒服が控えるカーテンを潜って姿を消し。金梅はちらりと蛇骨に視線を向けると灰皿を用意し、差し出しながら「あいつと関わると面倒なのによく付き合えますね」と話しかけて)
「物好き…。でも本当に逃げるなら今のうちですよ、あいつ執着心凄いんで逃げようとしても地獄の底まで追って来ますから。」(灰皿は蛇骨の近くの手すりにはめ込み、手からは離して。また、答えに眉を寄せ面倒くささを隠そうともせず露わにするも、注意を促しては興味本位で近づかないよう釘を指し)
ご忠告ドウモ~。でもオニーサン、もう地獄の底まで追ってくる犬は一匹飼ってルからネ~。今更一人増えたところでどうもしないヨ。
(楽しそうに笑うと隣に控える龍鷹に一瞬視線を移し、金梅の方に目線を戻すと「…それに、オニーサンは蛇だからネ。あんまりしないけど、本気の執着ならオニーサンの方が凄いヨ?」ちろり、例の舌を出すとサングラスに手を掛け、血のような赤を隙間から覗かせ)
「…うわ、確かにしつこそう…。厄介なのに目ェつけられてんな…」(容姿や雰囲気からも滲み出る蛇らしさや執着の深さに隠そうともせず苦い顔をして。そうしていると紅花が戻ってきてきょとん、としながら「何の話してたんだ?」と聞くと「お前が下衆いって話」と返された。「えっ、酷」とボヤきながら蛇骨の隣に座れば開演のブザーが鳴りオークションが始まって)
真っ当なところだと絵画や陶器なんだが、この街だからいわく付きのもんとか珍しい生物なんかもある。見てるだけでも面白いぞ。(肘置きを使って頬杖をつきながらくすくすと笑うと、オークションの舞台に目を向けて。自分もあまり顔を出したり、出品することも無いが、ひとつの物に執着し金が飛び交う様は面白くもある。ちょうど今は白が基調とされた美しい鳥が競りに出されていて)
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