匿名さん 2022-06-25 23:59:19 |
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っ、じゃあ行くか。
(着替えを終えて戻って来た彼女を見ると、ラッシュガードを着ているとは言えレースの為か、隙間から見える肌と水着にドキッとして。今日は遊びに来てるんだしと考えを振り払うように頭を横に振れば、部屋の入り口から外へ。鍵を閉めながら「フロントに言えば浮き輪とか借りれるみたいだけどどうする?」泳ぐのは彼女だし、もし必要ならと一応問い掛けて)
んーそうね。一応借りておこうかな?
( 部屋を出ると、フロントで浮き輪を借りることができると聞き、そんなに泳ぐかはわからないけど一応借りておこうと頷き。2人でフロントまで行くと、大きめの浮き輪を1つ借りることができ。俄然楽しみな気持ちが大きくなると、早く海へ行こうと相手の手を取って。)
はやくいこ!
お、おうっ。あんまはしゃぎ過ぎて転ぶなよ?あと迷子にならねー様にな。
(彼女の代わりに浮き輪を片脇に抱えるように持ち、彼女の手を握り返せばビーチへ向かいながら子供扱いする様に悪戯っぽい笑みを浮かべニヤニヤと。初めての海ではしゃぎたい気持ちは分からないでも無いが、ホテルのプライベートビーチとは言え人もそれなりに居る訳だしちゃんと周りを見て行動しないと危ないと)
もう!子供じゃないんだからっ。
( 握り返された手には嬉しそうに笑顔を浮かべ。しかし、まるで子供に言い聞かせるようなセリフには少し頬をふくらませて、子供じゃあるまいし、そんなことにはならないと自信を持って言い。だんだんと目の前に海が見えてくると、目を輝かせて。波の音、潮の香り、どれもが新鮮でひとつ深呼吸をして。)
…気持ち良いな、ほら泳いでこいよ。この辺にいるから。
(頬を膨らませた彼女にニシシッと笑みを浮かべつつも、波打ち際まで来るとそよ風が吹いて来てとても気持ちが良く微笑を浮かべ。ここまで来たら泳がなければ勿体無いと持っていた浮き輪を差し出し、握っていた手も解放して)
んー…うん。
( 手を離されると少し寂しく感じてしまい。近くにいるとはいえ、何だか自分だけ泳ぐのも、と思うが折角浮き輪も借りてきたしと思えば頷きそっと足を水につけて。気温が高いとはいえ、思っていたよりも水の温度は低く「冷たっ」と声を出しながらも、腰あたりまで浸かってしまえばなんだか段々と慣れてきて。浮輪をすぽっと上からかぶると、浮き輪に体を預けてぷかぷかと浮かび。波打ち際にいる相手を見て。)
(/ 次辺り水かけますね←←宣言)
…あーそれなら、向こうにありましたけど?
(彼女が海に入ったのを確認して、周りに彼女に近付く男が居ないか警戒していると突然声を掛けられ振り向けば女性2人組で。水着を着用していることから、この2人もホテル利用客で泳ぎに来ているのだろう。売店が何処にあるのかと聞かれ、比較的分かりやすい場所にあった為聞く程でも無いだろうにと不思議に思いつつも取り敢えず丁寧に教え。礼を言って手を振りながら去っていく二人組に、手を振り返さないのも何だか失礼かと感じて苦笑いを浮かべつつ軽く手を振り返せば見送り。)
(/了解です!そして案の定、知らないお姉さんから声掛けられる兄さん←←)
…もう、やっぱりこうなると思ってた。
─エド!
( 浮輪で浮かんでいるだけだが、とても気持ちがいい。周囲を見渡すと子供が波打ち際で遊んでいたり、恋人同士で泳いでいたりなど、人もそれなりにいる様子で。ふと、岸にいる相手の姿を捉えると何やら女性2人組にはなしかけられているのを見て、やっぱりかと溜息をつき。相手の近くに戻ると、手のひらにそっと水をすくい上げ、相手の名前を呼んだ瞬間に水をかけて。勿論機械鎧に海水がよくないことは分かっているが、ほんの少しなら後でしっかり洗い流せばいいだろうとの思いで。)
(/ お仕置だ!!兄さん!!くらえー!←←)
──冷てっ!?いきなり何すんだよ、ウィンリィ!
(名前を呼ばれ振り向いた瞬間、冷たい感覚を顔や体に感じていきなり何するんだと水を掛けてきた本人を少し不機嫌そうに見て。自分の足が機械鎧で尚且つ海水が駄目だと知っているだろうにと思いつつ)
機械鎧錆びちまったらどうすんだよ?
(/なんて可愛いお仕置きなんだ!リア充爆発せぇ!!←)
少しくらいならいいの!
折角海にきてるんだから、エドも見てるだけじゃつまんないでしょ。安心してよ整備士のあたしが、いいって言ってるんだから、ほら!
( さすがに先程の女性に嫉妬してしまったとは言えず、不機嫌そうな相手を見ては、そう言い返し。何より海に来たとはいえ、1人で泳いでいても楽しくない。再び手に水をすくうと、相手の身体目掛けて水をかけては楽しそうに笑って。 )
(/ ふっふっふー!ウィンリィさん、水はかけるができるだけ左脚にかからないように注意払ってそう)
はははっ…良いのかよ。…ったく、さっきから冷てぇって!仕返しだ、このっ!
(以前自分が悪いとは言え錆びさせてしまった時は思い切りスパナで殴って来たくせに、なんて思えば引き攣り笑いを浮かべつつ矛盾してんじゃ無いかと少々呆れ。そうしている内にもまた身体に冷たさを感じれば、彼女に負けじと子供の様にはしゃぎ始め海水に手を入れれば掬い2度程連続で彼女に向かって水を掛けて)
(/それ思いました!ウィンリィの機械鎧へのさりげない気遣い!機械鎧に対してだけど(2回m←)
あははっ、やったわねー!
( 諦めてこちらの要望にノッてくれた相手に嬉しそうに笑って。水が身体にかかるとやはり冷たくて、気持ちがいい。こちらもまた仕返しだと、水をすくうと相手にすかさずかけて。かけた後は、相手の水から逃げるため少し距離をとり、水をかけてきたら走って逃げようと考えて。)
(/ そう!全ては機械鎧のため!!← さてウィンリィ逃げます! )
この俺がタダでやられると思うなよっと!逃がさねぇぞ!
(夏らしい陽射しが暑く、身体に掛かる海水の冷たさが心地良い。こんな事なら事前に確認して彼女と一緒に海水に浸かれば良かったかもなんて考えが頭を過ぎる。それでも今の時間がとても楽しく笑いながらも、距離を取った彼女にフェイントを入れつつ再度水を掛けて)
(/あ、やっぱり…ショボン←
ならば追いかけましょ、予定通りにb
この後岩場で隔たれ人影のないビーチにでも走っt←←)
ふふっ!ほらほら!
( 水がかかると、自分もかけ返して、相手の攻撃から逃げるべく笑いながら走り始め。時折後方にいる相手を気にしつつ走っていくと、周りの人たちも此方を見ているような感じがするが、特にそんなこと気にもとめず。走り始めると、やはり砂場というのは走りにくく、だんだん走っていくうちに体力が持っていかれるが、肩で息をしながらも逃げて。)
(/ 岩場まで走ります!!←← 兄さん捕まえてごらーん!←)
冷っ!あ、こら待て!
(幾らかけ返しても彼女から水が掛かってくる状況に何とか打開出来ないかと再度掛けようとするが、その場から逃げる為に走り出す彼女。逃げるなんて卑怯だぞなんて思いながらも、浜辺に上がり追いかけ始めて)
(/あざます!←
はっはっは、待てよ~!(俗に言う、あははうふふ展開←)
─…はぁっ、…っきゃ!
( 後方から相手が追いかけて来るのを見て笑いながら走る。体格差や運動能力からしてすぐ追いつかれることは分かっているが、なんとか追跡を逃げ切ろうと頑張って走り。暫く走ると人がいなさそうな岩場辺りに辿り着き、そろそろ疲れてきたので走るのをやめようかと思った矢先、砂に足がとられ、体勢を崩して。 )
(/ あははー楽しいー(本体が)←← ウィンリィ自らこけにいきました!あとは助けて兄さん← )
っ!危ね──ってて、ウィンリィ大丈夫か?
(追い掛けてあと少しで追いつくと言う時に、体勢を崩した彼女を見て咄嗟に踏み込めば彼女を庇う様にして抱き締めて下敷きになり。下が砂浜でクッションになった為大きな怪我などはない。とは言え、彼女は怪我しなかっただろうかと気に掛けて)
(/取り敢えず庇って下敷きになったよ、この後どうしよ←
イチャつく?それとも洞窟見つけて探検しちゃう?←)
…!ご、ごめん。あたしは大丈夫…、エド怪我してない?
( 転んでしまうと目をギュッと閉じていたところ、痛みは来ずむしろ温かく包まれている感じに目をそっと開けると、相手が下敷きになってくれていることに気付き。少し身体を起こして、下にいる相手を見て謝ると同時に、自分が押し倒しているかのようなこの状況に顔を赤くさせ。)
(/ え!探検も面白そう!← 探検しよう!!洞窟の奥に何かあるてきな??)
そっか、良かった…俺も平気。
…!わ、悪い。身動き取りたくても、これじゃ取れねぇよな…。
(彼女に怪我が無くて良かったとホッと胸を撫で下ろし、逆に聞かれれば自分にも怪我はないと伝え。顔の赤い彼女を見てどうしたのだろうかと思うも、今置かれているこの状況を理解して彼女を抱き締めていた手を離せば苦笑いを浮かべ)
(/そそ、洞窟の奥に行くと天井一面星の様に輝いていて幻想的な雰囲気みたいな。実際に岩ボタル、だったかな。場所にもよりますが、光の届かない洞窟の奥で光る場所があったりするらしいので!どうかなと!)
ううん!
…ちょっと離れたところまで来ちゃったね…。
( 相手が抱きしめる腕を解放してくれれば、ゆっくり相手の上から退いて。改めて辺りを見渡すと先程までいた場所から少し離れてしまっていて、人気もない。ふと、少し奥まった岩陰の先に洞窟のようなものを見つけて。)
ねぇエド。あれって、洞窟?
(/ ロマンチックですね、賛成です!)
逃げるのに夢中だったもんな。
(彼女は逃げる事に夢中、自分は彼女を追いかける事に夢中だった為気が付けば人気のない場所まで来ていた様で。身体を起こすと直ぐに立ち上がり、彼女にさり気なく手を差し伸べつつ彼女の見つけた物の方へ視線を向けて)
ん?そう、みたいだけど…行ってみるか?
(/では探検する方向で!)
だ、大丈夫かな?入っても。
( 相手の手を取り立ち上がると、洞窟に視線を向け。興味はあるものの、洞窟というと少し不気味なイメージがあり、入っても問題はないだろうかと心配そうな表情を浮かべて。)
たぶん平気だろ…もしかして怖いのか?
(特別立ち入り禁止にもなっていない様だし、入る事に問題はないだろうと軽いノリで探検する気満々で。自分とは対照的に不安そうな彼女を見ると、もしかして怖いのだろうかとニヤニヤしつつ問い掛けて。まあ洞窟と言えば、中は真っ暗だし灯りがないと危険ではあるだろうが一本道であれば良いと思いつつ)
こっ、怖くないわよ!!
( ニヤニヤしてこちらを伺う相手には、思わず強気な発言をしてしまうも、少しムキになってしまった感じから絶対図星だとバレていると恥ずかしくなり。「そうと決まれば、行こ!」と相手の手をぎゅっと握って。)
…思ったより平坦な道かも。
(ムキになるところを見ると図星なんだと分かり、素直に怖いと言えば良いのになんて思いながら苦笑いを浮かべ。握られた手を引きつつ洞窟の前まで来れば、どの辺までか分からないが砂浜の道が続いている様でこのまま同じ道ならば足元は大丈夫かもと歩を進め)
…うん。思ったより大丈夫そう。
( 思っていたより普通の道が続いているのを確認すると、相手に手を引かれながら先に進んでいき。さすがに少し進むと洞窟内は暗くなってきて、僅かに気温もひんやりとした感じがする。やはり少しこ怖さがあり相手の手を握るだけではなく、相手の腕に抱きつくような形になり。「エド、離れないでよ…」とちょっぴり弱気な発言をして。)
っ…へいへい。ウィンリィ、寒くないか?
(繋いでいた手が離れたと思えば、腕に感じる柔らかい感触にドキッとしつつ、離れたくてもこれでは離れられないだろと思いながらもあまりの怖がり様に少しだけ素気なく返事をして。あまり濡れていない自分が洞窟内の冷んやりとした空気に少し肌寒さを感じるのだから、海に入った彼女は自分よりも寒いのではないかと気に掛けて。)
すこし、寒いかも。
( 素っ気ない返事だが、腕を離そうとしないでいてくれる相手は優しい。相手の腕から僅かに温もりを感じるからか、余計周囲の空気に触れている肌は少し寒さを感じ。僅かに身震いをして。)
ちょっと止まるぞ。
(洞窟内のこの気温では下手をすれば風邪を引いてしまうかも知れない。それならばと一度歩を止めて、少しだけ彼女から離れれば上着を脱いで彼女の肩にそっと掛けてやり、彼女が不安にならない様に直ぐ手を握れば)
…これなら少しは寒くないだろ?
…ありがとう。エド寒くない?
( 立ち止まった相手が自分に上着をかけてくれたことに礼を述べれば、反対に上着が無くなった相手は寒くないか心配して。こちらは上着のおかげで、少し寒さは軽減され。寧ろ、上着に残る相手の体温と匂いにこちらは、ドキドキして顔が赤くなり。)
ん、俺は平気だから気にすんな。それにこう見えて暑がりだし。
(小さく頷けば笑みを浮かべて心配ないと伝え。今まで暑がりだなんて素振りは見せた事ないのだが、自分よりも彼女を優先したい気持ちが強くそれと同時に少しでもこの暗がりへの不安がなくなればと明るく振る舞い。そんな事を話しながら奥へと進んで行けば開けた場所に出て、今まで通って来た道とは明らかに違い洞窟の地面以外の部分がまるで星空の様に輝いており。その輝きのおかげで互いに顔も認識出来る程に仄かに明るく)
…わぁ…すごい。
( 相手の優しさに不思議と怖さもおさまり。暫く進んでいると先が明るくなってきて、何処かに繋がっているのだろうかと思いながらさらに進んでいき。しかし予想に反して、その光は外の光ではないことを理解すると、その星空のような空間に思わず溜息と、感動の声を漏らして。)
すげぇ…まるで星空だ。ウィンリィこっち。
(その奥の空間に入ると上を見上げ周りを見回し感嘆の息を漏らし。こういった現象があると前に本で読んだ事はあるが、実際にこの目で見るのは初めてで。すると空間の中心に2人座れそうな石で作られた椅子を見つけ、彼女の手を引いてその椅子の場所へ。まるでこの幻想的な空間を楽しむ為に作られた様だ)
…ほんとに、綺麗。
なんでこんなに光ってるんだろ…。不思議。
( 手を引かれた先にある2人がけの椅子。彼と一緒に腰掛けると辺りを見渡し、未だにこの光り輝く空間が夢の世界のように信じられなくて不思議そうに、それでいて見蕩れてそんなことを呟き。しかしそんな疑問はどうでもよくなるくらい、勇気をだしてここまで来てみて良かったと思う。 )
…さ、さあ?何でだろうな…
(理由は知っているが、それを教えたらもしかすると引いてしまうかもしれないと思い知らないフリを。青白い光の正体はツチボタルと呼ばれるハエの幼虫で、虫をおびき寄せ垂らした粘液で絡め取り捕食する為に光っている。口が裂けてもこれだけは教えないで置こうと思えば、再度天井を見上げ。ここに居ると時間を忘れてしまいそうになる)
(/イワボタルじゃなくてツチボタルでした笑)
そっか…。
( 相手が知らないということには、特に何も思わず、ただじっとその輝く光を見て。光に照らされている相手の横顔をちらっと見て、「きてよかったね」と言うと満足気に笑って。)
(/ ツチボタル!説明読んで、へぇ!ってなりました笑)
ん、穴場スポット発見だな。
(小さく頷けば彼女に視線を向けてニッと笑みを浮かべ。ホテルの情報にもこんな洞窟があるなんて書いて無かったし、ロビーなどにも広告もされてなかった為穴場中の穴場を発見できた様な感覚で。入り口から大分離れている事もあって、先程よりも空気が冷たく感じられ椅子から立ち上がれば)
そろそろ戻ろうか、もっと海で遊びたいだろ?
(/良かったです、とある漫画で得た知識だったので改めて調べました笑)
そうだね、戻ろっか。
( 自分も椅子から立ち上がると、相手の意見に賛同して。しかし海で遊ぶとなるとやはり相手の機械鎧も心配だし、少し身体も冷えたこともあり、一旦ホテルに戻ってゆっくりするのもありだと考えると、とりあえず洞窟外に出てから決めようと歩き始め。)
(/ この後、海で水掛け合います?それともホテルもどってイチャイty← ハネムーン編、私は海で満足したのですが、他にやりたいこととかありますか?)
(海で遊ぶにしても彼女を見る男共の視線も気になるし、もし海で泳ぐと言うなら洞窟を出た直ぐ近くのビーチが安全だろうなどと考えながら歩いて行き。暫く歩いていくと外からの光が入り込む出口が見えて来て、そのまま外に出るも暗がりから出て来た所為もあり太陽の眩しさに目が眩み顔を顰めて)
(/既に水かけ合っちゃいましたからねぇ、イチャつきタイムにしますか←
時間を夜に進めて打ち上げ花火イベントがやりたいなぁなんて。
目の前のビーチから打ち上げる花火を部屋のバルコニーから2人で眺めつつイチャイty←←)
エド、今日は海はもういいかな。
身体も冷えたし、ホテルと戻ろ?
( 明るい太陽の元へ戻ると、その眩しさに目を細めて。やはり今から海にもう一度浸かる元気はないため、ホテルに戻ることを提案し。相手の足も真水で早めに洗い流した方がいいと思いながら。)
(/ 花火イベント最高!!部屋で見ながらイチャイtyさせましょう!←←)
そっか、分かった。
冷えたならちゃんと身体温めねーと。
(洞窟内とは違って夏の日差しに暑さを感じるも、涼しい洞窟内に居て芯まで冷えたのかもしれないと思えばすぐに部屋へ戻ろうと了承し。確か外に砂を洗い流す為の蛇口があると看板があったのを思い出し「外で海水に浸かった部分流してから行くから、ウィンリィは先に戻ってても良いからな?」とホテルに向かい歩きながら伝え)
(/了解です!問題はそのあとですよね、新婚旅行から帰って来てウィンリィ妊娠発覚まで飛ばします?肝心な時に兄さんは仕事で不在、久々に帰ったらお腹が大きくて「ん!?」反応←)
( 相手の言う通り、先にホテルの部屋まで戻ることにして。機械鎧をしっかり洗うよう伝えて一度別れる。部屋に戻ると、先にシャワーを浴びようと、脱衣所に行き服を脱ぎ。温かいお湯を出すと暫くお湯で身体をあたため。)
(/ そうですね!それか、ウィンリィ体調不良からの妊娠発覚。もしくは、兄さん仕事から帰ってきてイチャつこうとしたら、ウィンリィに拒否されて、ウィンリィもいつ伝えようか悩んでる感じにするか…。)
(彼女と別れて外の洗い場へ行き、蛇口を捻って水を出せば言われた通りしっかりと洗い流しついでに顔も洗う。しっかり手入れしないと前の様な事態になりかねない為、十分に洗い流せば水を止めてホテルの部屋へと向かい。部屋に入るとシャワーの音が聞こえ彼女が入浴中だと分かり、タオルを一枚用意してしっかりと機械鎧についた水分を拭き取る。それから今の内に水着から服へ着替える事にして今朝着てきた洋服に着替えを済ませれば部屋のソファーに座り一息吐いて)
(/んー、どっちも捨てがたい素敵な案で悩みます!
最近イチャついてばっかりだから、前者の体調不良から妊娠発覚にしましょうか!街の医者の元へ行って発覚みたいな。)
あ、エド。
エドはシャワーどうする?
( シャワーを済ませ脱衣所で体を拭き、Tシャツとショートパンツに着替え。タオルを首からかけ髪を拭きながら脱衣所からでると、相手が戻っていることに気が付き。シャワーをするかどうかを尋ねて。)
(/ おけです!じゃあハネムーン編の後はそれでいきましょう!)
俺は良いや、そんなに濡れてねーしさっき顔も洗ったから。
(シャワーを終えてリビングに来た彼女へ視線を向ければ質問には、既に着替えも済ませているし、シャワーを浴びる程海水に浸かった訳でもない為浴びなくても平気だと答え。そう言えば夜には花火がプライベートビーチから打ち上げられるとフロントのスタッフが言っていたのを思い出すが、夜までは大分時間もあるしどうしようかと考えれば)
この後どうする?行きたい場所とかあれば付き合うけど。
(/了解です!)
んー、ホテル周辺でも歩いてくる?
( そういえばホテルから出た先に商店街のような場所があったなと思い出し。買うか買わないかは後日でもいいが、散歩がてらお土産を見に行くのもいいかもしれないと思い提案を。)
おー、良いぞ。
(ハネムーン初日だし、ホテル周辺を歩き回ってある程度何処に何があるのか把握するのも良いだろうと提案に乗る事に。先程ビーチに行った時も海風が心地良かったし散歩するにも気持ち良いかもしれない。そうと決まればソファーから立ち上がり、貴重品類を手にすれば早速行こうと部屋のドアの方へ)
( 斜め掛けのポーチだけ持つと相手に続いて部屋から出て。外に出ると、海風が良い感じで髪を揺らし。先程より暑さのピークも過ぎたのか、丁度いい気温になっており空も夕方の色になっていて。)
風が気持ちいいー。
っ…手、繋ぐぞっ。
(外に出ると夕日が街並みを照らし先程までとはまた違った雰囲気を醸し出している。海風に吹かれた髪と夕日に照らされた彼女の横顔にドキッとして生唾を飲み込めば、それを誤魔化す様に彼女の手を取り握って商店街の方へ歩き出して。流石南の島というだけあって、錨を模したアクセサリーやマリンカラーの帽子、更には伝統工芸品を扱う店と様々な店が点在しており。)
気になる店あれば言えよ?
うん!
( 相手に言われると嬉しそうに頷いて手を繋ぎ。夕暮れ時ということもあり、恋人同士の姿も多く見られ。商店街を歩いていると 島ならではの伝統工芸品が並んでおり、どれもアメストリスにはないもので興味津々で見て。)
色んな種類があるのねー。
このグラス、島の工芸品だって。綺麗だな、この技術どうやってんだろ…
(様々な工芸品がある中、目立つ位置に並べられたペアグラスが目に留まり。一つは黄色のガラスだろうかグラスの底から飲み口に向かって捻った様な綺麗な曲線が描かれている、その隣には赤色の同じ様なデザインのグラスが並べられており。そう言えば結婚祝いでペア食器を貰いはしたが、自分達でペアの食器を買ってないと思い出しこの際だから何かグラスでもマグカップでも思い出に買って行っても良いかもしれないと思う。)
ウィンリィ、折角だしさペアの食器何か買わないか?
たしかに!
…そのグラスいいよね。模様が素敵だし。
( ペアの食器をと言われると、確かに家にはいくつかペアのものがあるが、こういったグラス系はペアのものは持っていないことを思い出し。個人的にはこの綺麗な曲線が描かれたペアのグラスが気に入ったので、どうかと相手に尋ねて。)
じゃ、これにしよう。名前入れられるみたいだな。
ウィンリィ、どっちの色が良い?
(彼女も気に入ってくれた様でこのグラスにする事に。よく見ると名前やイニシャルの刻印もしてくれるらしいが、どうするかと尋ね。また大きさに変わりはなく自分は何方の色でも構わないのだが、彼女が使いたい方の色を選ばせてあげようと)
じゃあ、あたし赤がいい!
( 名前が入れられることを知る、目を輝かせ。 ふたつのグラスを見比べると、赤がいいと伝える。赤は相手のイメージカラーなのだが、黄色でも相手はいいだろうか、と顔をうかがうと。)
…ん?俺はお前とお揃いの物なら色はどっちでも良いよ。
支払いと刻印頼んでくるからこの辺見て待っててくれ。
(彼女の希望を聞いて了承すると視線を感じて相手を見、恐らく赤のイメージが強い為に気にしてくれているのだろう。自分としては彼女とお揃いであれば、昔程色にそこまで執着は無く気にしなくて良いと彼女の頭を軽く撫でて笑みを浮かべて。その後、選んだペアグラスを手に取れば刻印と支払いをしてくると告げて店内のレジの方へ歩いて行き)
わかった、ありがとう!
( 色に関して快く了承してくれたことには嬉しく思い。なんとなく自分が赤を持つことで、いつも相手が傍にいてくれるような感じがしていいなとも思うがそれは言わず。相手が支払いを済ませてくると言えば了承して、暫くその店の食器類を眺めたり、隣の店に並ぶアクセサリーを見たりして待ち。)
…ウィンリィ、お待たせ。刻印は時間掛かるらしいし、後で取りに来ることにしたから。
(会計を済ませ戻ってくると手には何も持っておらずその理由を話し始め。名前を刻印したい旨を店主に伝えた所、注文が殺到しているらしく受け取りは数日後になるとのこと。帰るのも数日後だしその時に受け取りが出来ればそれで構わないと了承しそのまま注文してきたと伝え。)
ん、わかったよ!
この後どうしよっか?
( 相手が戻ってきたのを見れば、どうやら刻印に時間がかかるため今は持ち帰れないと知ると頷いて。そろそろ日も暮れてきたので、ホテルに戻るのもありかと思うが相手に尋ねてみて。)
んーそうだな、そろそろ戻るか。
(外を見るともう日が暮れ暗くなり始めている。ホテルに戻って花火の時間までに食事を済ませ、花火までゆっくり過ごすのも良いだろうとホテルに戻る事を提案し)
うん、そうしよ。
( 相手の提案に頷くと、自然と相手の手を取り繋ぎ。「花火楽しみだね。」とこの後の花火を余程楽しみにしているようで、鼻歌交じりに歩き始めると、部屋から見る花火はきっと綺麗だろうなと思いながら。 )
あのビーチから打ち上げだし迫力凄いんじゃねぇか?
(彼女の手を握り返し歩き出せば、ご機嫌な彼女に思わず笑みが溢れる。ホテルのプライベートビーチから打ち上げられるとなれば大迫力なのは間違いない。況して部屋から見れるとは誰にも邪魔されず、特別な空間となり特等席だろう。ホテルに着くとそのまま部屋へと向かいながら、食事はホテルのレストランでとる事も出来るが部屋食にも出来ると言っていたのを思い出せば)
な、食事だけどレストランと部屋食どっちにする?
部屋でとるのもいいかも!
ゆっくりできるし。
( 相手の話の通り、ビーチをから打ち上がる訳だから凄い迫力なのだろう。食事の話になれば、部屋でも食べられると聞いて、今日は花火もあることだし、それまでゆっくり部屋で過ごすのもありだなと思えば、歩きながらそう伝えて。)
よし、ならフロントに伝えて来るから先に部屋入っててくれ。
あと良い酒も頼んでくるから。
(部屋に向かう途中で足を止め繋いでいた手を離すと、部屋初期にする旨をスタッフに伝えて来ると部屋の鍵をポケットから取り出し彼女に差し出して。ハネムーンな訳だし、折角なら特別な酒も飲めたらとそれも頼む事に。踵を返せばフロントへと向かい)
うん!じゃあ先行ってるね。
( 相手の言葉に笑って頷くと、鍵を受け取り部屋まで先に向かい。部屋に着くと鞄を置き、ソファーに腰かけ夕暮れ時の空と海を窓から眺め。こんな所でご飯を食べられるのもなんだかオシャレだなと感動して。)
(フロントに着くと部屋食にする旨と食事に合う酒をチョイスして貰える様に伝えれば部屋へと戻り。ソファーに腰掛ける彼女の姿を視界に捉えれば「30分くらいで用意してくれるってさ。」と伝えて。そのまま自分の荷物の方へ行くと着替えを取り出し手に持てば)
食事の前にシャワー浴びて来るわ、来たら適当に運んで貰ってくれ。
うん、わかったよ。
( 戻ってきた相手が、シャワーをしてくると聞けば、頷き。見送ると、どんな料理がはこばれてくるのか楽しみにしながら、部屋にある観光雑誌を手に取り読むことに。)
(脱衣所に入ると着替えを棚に置いて着ていた服を脱ぎ浴室へ。シャワーを浴びて順に洗っていけば身体についた泡を流し、脱衣所への扉を少しだけ開けてタオルを手に取れば体についた水分を拭き取り。それから脱衣所に行くと黒のタンクトップに涼しげなオレンジ色のアロハシャツを前開き状態で着こなし、白のハーフパンツに着替えを済ませ首からタオルをかけて髪を拭きながら部屋へと戻ってきて。どうやらまだ食事は来ていない様子、と思いきや部屋に戻ったタイミングでドアのノック音と女性スタッフの声がして入り口へと向かい、扉を開けると顔を真っ赤にして数秒程見つめられどうしたのだろうかと頭に疑問符が浮かび。ハッとした様に我に返ったスタッフが食事を運んで来た為用意させて欲しいとの事で中に運んで貰うことに。扉を押さえフォローしながら部屋の真ん中に用意して貰えるように頼めば、結構な品数がある為1人では大変だろうと)
…ウィンリィ、悪いけど少し手伝い頼む。
もちろん!
わあ!凄い美味しそう。
( 彼の格好を見ると、アロハシャツが良く似合っており、此方も少し見蕩れているが、料理が運ばれてきたことで我に返り。立ち上がると入口付近で、何やら顔を赤くしている女性スタッフの反応を見て気持ちはとても分かると心の中で頷きつつ、中へ食事を運ぶのを手伝って。)
──これで全部だな、ありがとう。…ん?
(最後の料理を手に持ち運んでくるとテーブルに並べ。運んで来てくれた女性スタッフに一般的な礼儀として笑みを浮かべ礼を述べるが、なかなか帰ろうとしないスタッフにどうしたのだろうかと不思議そうに見れば『あ、あの!す、好きです!昔からの大ファンで!彼女さんが居るのは分かってますけど、どうしても気持ちだけ伝えたくてっ』と突然の告白を受け目が点になり。顔を真っ赤にしながら必死に告白してきたスタッフに、どう返したら良いかと一瞬迷うも困った様に苦笑いを浮かべながら「えーっと、気持ちは有難いけど答えることは出来ない。それに彼女とは結婚してるから…ごめんなさい」と指輪を見せながらきちんと伝え。自分にとってかけがえのない大切な存在だし、彼女以外をパートナーにするなんて考えられない。この気持ちに嘘偽りはなく真っ直ぐにスタッフを見据えて答えれば、女性スタッフは居た堪れなくなったのか目に涙を溜めて部屋から出て行ってしまい。なるべく傷つけない様に言葉を選んだつもりだが、何か間違っていただろうかと多少なりとも不安になりつつ)
な、何だったんだ…?
( 料理を運び追えた後の女性スタッフからの告白に、こちらも目を丸くし。彼はどう答えるのだろうかと、少し心配そうな気持ちで見ていたが、きちんと断ったことに安心して。しかし涙をためて出ていった女性スタッフがすこし可哀想にも思えたが、彼の言葉も嬉しい気持ちもあり苦笑し。)
ま、まぁ、とりあえず、食べようか。
お、おう…
(彼女の前で知らない女性から突然告白されるという妙な気まずさがあるものの、きちんと断った訳だしそこまで深く考える必要もないだろうと考えるのをやめて席に着き。頼んでいた酒はシャンパンの様で、ポンっという心地良い音を響かせながら栓を開ければ彼女のグラスと自分のグラスにそれぞれ注いで。)
乾杯しようか。
そうね。…乾杯。
( 特に気に留めることもなく席に座ると、グラスに注がれたシャンパンを受け取ると、それを持ち相手のグラスと軽く触れ合わせ。一口飲むと、炭酸ということもありすんなり喉を通り、爽やかな後味に感動して。)
美味しい!すっごく飲みやすい。
ん、美味い。ウィンリィが飲みやすい酒で良かった。
(グラスを持ち乾杯した後一口飲み。口当たりも良く飲みやすいシャンパンで彼女も飲みやすい様で良かったと笑みを浮かべ。続いてフォークを手に取り、白身魚を使ったカルパッチョを口へと運び。流石は海に近いだけあり魚も新鮮でとても美味しく自然と顔が綻ぶ。カルパッチョに使われている野菜もホテルで自家栽培している物らしく、鮮度もあってシャキシャキと良い音を立てる。彩もよく盛り付けられた料理を少しずつ食べ進めていき、ふと窓の外へ視線を向ければ陽も完全に沈み道に並ぶ街灯に灯りが灯り、昼間や夕方とはまた別の表情を見せる街並みに少しばかり目を奪われて)
…綺麗だな、昼間とは全然違う。
ほんと。
初めて来たけど、海っていいね。
( 落ち込んだ夕陽から、暗闇に浮かぶ街灯の明かりを見るとうっとりとし。初めて来た海は、とてもいい思い出になったと微笑んで。盛り付けられた料理に手をつけながら、シャンパンを少しずつ飲み。)
ん、それもこうやって同じ景色を楽しめるのがウィンリィで良かった。俺と結婚してくれてありがとな。
(食べ進めていた手を一旦止めれば彼女の言葉に頷き、他愛ない事かも知れないがこんなにも綺麗な夜景を愛する人と一緒に見れるのがとても嬉しく改めて実感し微笑を浮かべながら珍しく素直に想いを伝え。これから先もこうして旅行したり、楽しく食事出来たらと心底思う。)
…あたしも、エドと結婚できてよかった。
こちらこそ、ありがと。
( 相手の素直な言葉に思わず目を丸くするも、すぐに頬を赤くすると小さく笑って自分も相手と結婚できて幸せな気持ちだと伝え。これからもこうやって一緒にいられたらいいな、なんて思う。
暫くして食事を終えると、お腹も膨れて幸せな気持ちは倍増で。ふと花火はもうそろそろかなと時計を見て。)
花火もうちょっとかな?
っ…おう。
(同じ気持ちで居てくれる事がこんなに幸せな事だなんて。今思うとあの時思い切って告白して本当に良かったと思う。顔を赤く染め笑みを浮かべる彼女にドキッとしつつ、直ぐに笑みを浮かべて。「そろそろだと思うけど…良かったら外に出て観ないか?」食事も終えた事だし、バルコニーにはロッキングチェアと小さなテーブルも置かれている。お酒を飲みながらゆっくり鑑賞するのもいいだろうと提案を。そんな話をしていると最初の一発目が打ち上げられ、夜空に大輪の花が咲いて)
わぁ…っ!すごい…。
( 丁度打ち上がった一発目の大輪の花に思わず釘付けになるほど見蕩れて。暫くその落ちていく火花を見ていたが、相手の言ったようにバルコニーに出ようとグラスを持ち、外のテーブルに置き。バルコニーに出ると次の花火も打ち上がり。)
大迫力だな、こんなに近くで見れるなんてさ。
(グラスとシャンパンを手に持ち外に出れば、間近で見る花火の大きさと音の大きさに部屋で見るのとはまた違った大迫力を感じ。ロッキングチェアに座ると彼女のグラスと自分のグラスにシャンパンを注ぐと花火に釘付けになり。暫く夜空に上がっていた花火が落ち着いたかと思えば、下の方でも仕掛け花火が始まれば、椅子から立ち上がりフェンスに寄りかかる様にして観入り珍しいその花火に子供の様な無邪気な笑みを浮かべれば)
すげぇ、花火の滝だ!こんな花火もあるんだな!
( 次々上がる花火に目を輝かせ、自分もフェンスの傍に行き。相手の横に立つと花火の滝に驚きながら、横で子供のようにはしゃぐ相手を見て小さく笑って。「こんなすごい花火見れるなんて思わなかった。」と呟くとまた視線を花火へ戻して。)
…次来る時は俺達の子供も一緒だと良いなぁ…
(仕掛け花火が続く中、下の沿道にも沢山の人達が観ているのが花火の光に照らされてよく分かる。その中にはカップルや家族連れも多く、子供を肩車して花火を見せている人も居り。そんな光景を見ると何処か憧れみたいなものがあり、言葉に出すつもりは無かったのだが心の声が無意識に口に出てしまい)
…!
そ、そうね…。
( 相手の口から漏れた言葉には、驚きに目を丸くして。自分も同じことを丁度思っていたところだったので余計に驚きが増して。そして頬を赤くすると、彼の手をそっと取って「次は3人で、見に来よ?」と照れながらそう告げて。)
っ!…お、おう…
(彼女の反応から声として出てしまっていたのだと気付けば一気に顔を赤く染め、なんて言おうかと迷っていると自分の手に触れた彼女の手。彼女も顔を赤くしつつ同じ様に思ってくれた事を知れば、顔は赤いままながらも微笑を浮かべて彼女の手を握り返すとそのまま引き寄せ抱きしめて)
…っ、エド?
( 引き寄せられたかと思えば、すんなり相手に抱き締められていることに気付くと驚きはするも、その温もりに安心して相手の背中に手を回して。その間も、花火の音が耳に入るが、その音よりも自分の心臓の音の方が耳に響いて。)
…なんか嬉しくてさ。
(同じ様に思っていた事が嬉しくて衝動的に抱き締めてしまったのだが、いきなりで驚かせてしまったかもと思いながら解放する気はなく。背中に回された彼女の手、体温、鼓動を感じると更に緊張感が増して自分の鼓動も聞こえているかもしれないとさえ思えてくる。花火や歓声を気にする余裕はなくて少しだけ身体を離すと、彼女の左頬にそっと触れ真っ直ぐに見つめれば)
触れたい…駄目、かな?
…っ、そんなの、聞かなくてもいいのに。
( 暫く温もりを感じていたが、少しだけ離れると左頬に手が添えられ。彼の言葉を聞くと顔を真っ赤にして、そんな事を聞かなくたっていつだって触れてもらっていいのに、と思うと少し熱が籠った瞳で相手を見つめ。相手の背中にまわしている手は服の裾をきゅっと握り。)
ん、ウィンリィならそう言ってくれると思ってた…っ。
(熱の籠った瞳で見つめられると背中にゾクリとしたものが走るがここは理性で留めて。前にも言われたからか、聞いた所で彼女なら受け入れてくれると確信を抱いており頬に触れたまま微笑を浮かべるとゆっくりと顔を近づければ彼女の柔らかい唇に自分のそれを重ねて)
ん…っ。
( 相手の微笑みに、さらに心臓の音がうるさくなるのを感じ。ゆっくりと重なった唇に合わせてそっと目を閉じれば、その感触に暫く酔いしれ。時折花火が上がっては消えていくその音にわずかに肩を揺らし。)
っ、ん…はぁ、っ…
(最初は優しく触れるだけの確かめる様な口付けから角度を変えて甘い吐息を時折漏らしつつ次第に深いものへと変えていき。暫く堪能した後惜しみつつも彼女の唇をそっと解放すれば彼女の額に自分の額をくっつけて、ふっと笑みを浮かべ)
…っんぅ…っ。
( 深い口付けが交わされると、がんばってそれを受け入れようとして。暫くして少し離れると額と額が触れ合い、そのくすぐったさに身動ぎ。相手を見つめると、今一度相手の背に回した手にぎゅっと力を入れて抱き締め。 )
ウィンリィ…?
(見つめていたのはほんの数秒程度ではあるだろうが、その時間さえも長く感じられ。かと思えば抱き締めてきた彼女にどうしたのだろうかと名を呼び)
…ねぇ、もう一回、して?
( 相手の自分を呼ぶ声に反応すると、少し視線を泳がせるも、正直に思ったことを相手に伝えて。まるで甘えたようなお願いに、言ってから顔を赤くして、ちらっと相手の様子を伺いみて。)
!…っ、ん…。
(反応を待っているとその可愛らしい強請る様子と顔を赤くしつつその甘い声色に再度ドキッとして。こんな事言われて断る理由など無く、これまで何度この殺文句に打ちのめされて来た事か。彼女の願いに顔を近付ければ彼女の唇に自分のそれを重ね焦らす様に啄む様な口付けを)
…っん…ぅ…。
( 相手がお願いを聞いてくれたことが嬉しくて、でも焦らすような口付けにはもどかしさを感じ、背中に回していた腕を相手の肩へそっと回すと、自らも相手の唇に触れるような口付けを。)
ン…っ、積極的だな、ウィンリィ…っ。
(焦らす様な口付けにもどかしさを感じている相手。彼女自ら口付けして来てくれた事が嬉しくて欲望に任せて口付けを深くする。息継ぎの合間に上記を口にすれば熱っぽい瞳で彼女を見つめ、片方の手を彼女の後頭部に移動させ逃さまいとより深くして)
は…っぁ…ン。
( 徐々に深い口付けに変わっていけば、合間に苦しげに息を漏らしながらも、相手に応えようと必死で。段々苦しくなってきたが、相手の手が後頭部に回されているせいで離れることはできず潤んだ瞳で相手を見つめて。)
ン…はぁ、っ…悪い、苦しいよな。
(こちらに合わせようと必死な彼女が愛おしく口付けに夢中になり過ぎて息継ぎの間を与えてやれてなかったと、潤んだ瞳で見つめてくる彼女に気付き漸く解放すれば苦しさのあまり崩れ落ちよ様にと、さりげなく彼女の腰に手を回して)
はぁ…っ、ううん、大丈夫…っ。
( やっと解放されると、息を大きく吸い込み肩で息をして。相手の肩に腕を回していたこともあり、崩れ落ちることはなかったが、腕を相手から離すと相手に今一度抱きつき幸せを噛み締め。)
っと、ウィンリィ…そろそろ中に入るか?
(大丈夫と聞いて安心したのも束の間、抱きついて来た彼女に目を丸くするも大切そうに抱き締め返して。気付けば最後の花火が打ち上げられ、見物客も帰っていく姿が横目に伺えて。夏場といえど夜の海風は少し冷たく感じられ、いつまでも外に居るよりは中に入った方が良いと提案を)
うん。そうしよっか。
( 確かに言われてみれば夜風が冷たく感じ、少し肌寒い。頷き外に持って出たグラスを持ち部屋の中に入ると、グラスをテーブルに置いて。花火も料理も満足だったし、本当にいい思い出になったと思いながら、ベッドに腰かけ。)
…っ。
(彼女と共に部屋へ入れば、少し気持ちを落ち着ける為グラスを手に取り残っていたグラスに残っていたシャンパンを飲み干し息を吐く。それからベッドに移動すれば彼女の隣に腰掛けて)
本当にこの島に来て良かった。普段体験出来ない事が出来たし。
ん、ほんとに。
帰ったらアルたちに土産話たくさんしないとね。
( 横に腰掛けた相手の話に頷くと、帰ったらアルやメイにこの島のことをオススメしなくては、と思い。メイがアルに行きたいとお願いする辺りまで想像すると思わず小さく笑って。)
ああ。きっと羨ましがるだろうな、アルも来た事ないって言ってたくらいだから。
(各地をお互いに旅してるとは言え、旅行先を告げただけで羨ましそうにしていた弟とメイの姿を思い出して。海の綺麗さもそうだが、街並みや様々なイベントが開催されている様だし滞在期間中飽きることもないだろう。穴場スポットも見つける事が出来た訳だし、帰ったら思い切り話してやろうと笑みを浮かべ。眠るには少し早いかもしれないが、朝も早かったし彼女も疲れているかもしれない。そう思えば口を開いて)
そろそろ休むか?朝も早かったから。
…そうね。明日もあるし。寝よっか。
( 確かに朝早くから行動していたこともあり疲れているのは確かで、相手の言葉に頷くと明日もまだこの旅行を堪能しなければならないと思いながら。2人で寝るには広すぎるベッドの奥につめて横になると、改めて幸せだなと思いつつ。)
うん…
(彼女が奥につめてくれた後、自分もベッドの手前に入ると仰向けになり。同じベッドに寝る様になった当初は緊張していたが、今となってはそれもだいぶ慣れて来た様で然程緊張する事もなく、隣で寝るくらいなら平気…と思っていたのだが、先程のバルコニーで口付けをした事もあって意識せずにはいられず、思い出すだけで顔を真っ赤に。それを誤魔化す様に口を開けば)
あ、明日水族館に行ってみないか?
( 平気な振りをしてベッドに入ったはいいが、やはり隣に相手の存在を感じると嫌でも緊張してしまい。それでも相手の提案には、目をキラキラと輝かせてうなずき。相手の方に体を向けて横になると嬉しそうに。)
行きたい!ぜったい綺麗だろうな…海の近くだし。
じゃあ、決まりな。イルカのショーとかもやってるみたいだからさ。
(此方の提案に目を輝かせて此方を向いた彼女にドキッとしつつも自然と笑みが溢れ行くと約束を交わし。街中に貼ってあったポスターを見かけた時、様々なショーも開催していると書いてあった為これもまたなかなか経験出来ない為目星をつけていた訳で)
イルカ!
水族館自体行ったことないからほんとに楽しみ。
( イルカと聞くとイメージはつくのだが、水族館自体訪れたことがないため未知の生き物だと興味津々で。確かにこの島にきたときにポスターを見かけた気はするが、そんな所にまで目がいくとはすごいなと思い。)
俺も初めてだよ、どんな感じなのかポスター見た時から気になっててさ。それに結構広いらしいから全部見て回るのは時間掛かるかもな。
(話には聞いたことはあったが実際に訪れるのは今回が初めてで。海の生物の展示とショーの開催くらいしか聞いた事がなく、どの様な空間で展示されているのかにも興味があり。ただ広い施設らしく、全部を見て回るのは厳しいかもしれないと苦笑いを浮かべて)
そうなんだ。てっきり行ったことあるのかと思った。
( 相手の話を聞くと、てっきり旅行慣れした相手なら訪れたことがあるのではないかと思っていたので、一緒に初体験ができるのとをなんとなく嬉しく思い。ふと相手の手をとると、「たのしみ」と照れたように笑って。)
俺が訪れるのは大抵研究に必要な場所ばかりだからな。娯楽施設なんて行かねぇよ。
(仕事で訪れる事はあってもその殆どが研究に関係のある施設ばかり。休んだとしてもそういった娯楽施設に1人で行こうとも思わず、行きたいとしてもやはり彼女と一緒に行きたいと日頃から思っている訳で苦笑いを浮かべ。ふいに握られた手と彼女の照れた表情にまたもドキッとして顔を赤くしつつ直視出来なくて視線を逸らして)
そっか、そうだよね。
( 確かに研究を目的に旅をしているためそんな暇もないかと思うと苦笑して。手を握ったことには特に反応もないため、ちょっぴり寂しく思うが、相手はもしかしたら眠いのかもしれないなと思い。「そろそろねる?」と尋ねて。)
っ…いや、まだ寝れそうにねぇ…
(眠るかという質問にこのまま寝れる気もせず、意を決して仰向けの状態から身体を動かして彼女と向き合う様な姿勢となれば、握られてる手とは反対の手で彼女の頬にそっと触れ真っ直ぐに見つめて)
…っ、あたしも、眠くない、かな。
( 頬に触れた感触には少しびっくりして、相手の視線に思わず頬を赤く染め。こちらも相手を見つめ返し、自分もまだ寝れそうにないと告げると、繋いだ手をぎゅっと握り。)
、
…っ、これ以上は無理かも。
(見つめ返されるとどうしようもなく抱き締めたくなり、自分から彼女の方に近付くと頬に触れていた手で彼女の身体を引き寄せ抱き締める形となりボソリと我慢の限界だと呟き)
…っ。エド…。
( 抱き締められると、一気に体が熱を持ち、心臓はドキドキと音を立てて。それでも抱き締められて嬉しい気持ちが大きく、素直に相手の身体に身をあずけて。自分も相手に触れたいという思いから相手の背中へと手を回して。 )
ウィンリィ…っ、…。
(抱き締めた状態からぐるりと身体を半回転させ腕の中の彼女を組み敷く形となれば、熱っぽい瞳で彼女を見つめ名前を呼び。少しの間見つめていたかと思えば、彼女の首筋へと顔を埋め甘い香りに酔いしれながらリップ音を立て味わう様に口付けていき。)
…っ…ん…。
( 組み敷かれると上にいる相手を見つめ。相手の熱っぽい瞳に、嫌でも心臓はバクバクと音を立てる。首筋に感じる感触に、身体を揺らしながら、時折吐息混じりの声が漏れるのが、部屋に響くのが恥ずかしくて顔を真っ赤にして。)
…っ、ウィンリィの声、もっと聞きたい…。
(首筋から顔を離し恥ずかしいのか顔を赤く染める彼女の顔を見つめ、耳元に口を寄せると我慢せずに声を聞かせて欲しいと囁いて。追い打ちを掛ける如く、そのまま彼女の鎖骨の窪み辺りに移動すればTシャツの襟を指で少しずらして歯を立て甘噛みし)
ひぅ…っあ。
( 声をきかせて欲しいと言われれば、それでも恥ずかしいものは仕方ないと顔を真っ赤にしたまま。しかし次の瞬間に、鎖骨周辺に感じた今までにない感覚に、身体を跳ねさせて。)
っ、此処なら見えねぇから安心、だろ?
(彼女の甘い声を聞ければ頭の芯が痺れる感覚を覚えながらも、そこから顔を離して満足気に笑みを浮かべながら、その痕を付けた箇所を優しく触れれば撫でて。)
もう…っ!
( 跡をつけられたと知ると少しむっとしつつも、恥ずかしいやら嬉しいやらで、相手を直視できず。きっといま情けない顔をしているに違いないと、両手で顔を覆い隠して。)
あ…ウィンリィ?
(顔を隠す彼女を見るなり、少し揶揄いすぎたかもと反省しつつ眉尻を下げて困った様に笑い。それから彼女の手に触れると、ゆっくりと退けようとして)
…ごめん、揶揄い過ぎた。
( そっと退けようとする手を顔からそっと離した瞬間に相手の唇に自分のそれを重ねて。すぐに離れると、ちょっぴり笑いながら、少し悪戯をした後の子供のように尋ねてみて。)
…、びっくりした?
!?…良い度胸してんじゃねぇか…っ、──。
(突然唇に触れた柔らかい感触に驚いて目を丸くするも、悪戯っぽい笑みを浮かべる彼女にしてやられたのだと理解し。何かを企む様な笑みを浮かべれば、彼女の柔らかい唇を少し乱暴に奪い角度を変えながら深く口付け)
…んっ!…ふ、ぁっ…ン。
( 悪戯に成功したかと思ったが、相手の笑みを見てマズいと思うが、逃げることなどできずあっけなく唇を奪われてしまえば。唇から苦しげに吐息が漏れるも、嫌ではなく自分からもそれに応えようとして。)
ン…っ、はっ…ん。
(目を閉じて口づけをしていたが、応えようと一生懸命な彼女の顔が見たくて目を開ければ表情にゾクゾクと背中に走るものを感じ、心の底から愛おしくそして全てを奪いたくなる衝動に駆られ。一度息継ぎの間を与えたのも束の間口腔内へ舌を侵入させ彼女のそれと絡めようとして。)
はぁ…っん…ふ…っ。
( キスの合間は相手の様子を見る余裕などなく、一度離れたときには息を吸うので精一杯。相手の下が侵入してくると、少しだけ肩を揺らし。それでもなお、自らも舌を差し出して相手に合わせて。)
っ、ン…は、やべっ…止められねぇっ────。
(差し出された彼女の舌に自分のそれを絡めれば、口の端からどちらのものとも取れぬ唾液が垂れ。それさえも構えぬ程、深くも甘い口付けに歯止めが効かなくなり、もっと彼女に触れたいという欲が腹の底から湧いてきて無我夢中となり。それから幾度となく求め、その度に漏れる甘美な声に酔いしれつつ確かめ合う様に身体を重ねていき。いつの間にか疲れ果て、彼女に腕枕をしつつ幸せそうな表情を浮かべて深い眠りへ。)
──────────
(ピナコから頼まれていた分と自分家で使う分の薪割りを終え、首に掛けたタオルで汗を拭い。昨日仕事から帰ってみると、弟達の家が半分程建っており驚かされはしたのだが当の本人達は一度シンへ行っているらしく不在。その為、ピナコの家で使う薪が少ないと頼まれていた訳で。ピナコの家の保管場所へ運んだ後、報告する為にロックベル家の中へ入れば)
薪割り終わったぞー。
(/暗転からの時間進めて、いよいよ妊娠発覚まで飛ばさせて頂きました!)
あ、エド。ありがとね。
( いつも通り機械鎧の仕事をしていると、薪割りを終えた彼が入ってきて。ピナコの代わりに礼を言い作業椅子から立ち上がろう としたところ、倒れはしないもののふらっと軽く目眩がして。ここ最近、体調があまり良くなく、少し熱っぽいような感じもあり、風邪を引いたのかもしれないと思っていたが、今日はやたら身体が怠い。)
(/ ありがとうございます!!!)
っ…おい、大丈夫か?体調良くねぇって言ってたし、無理しないで休んだ方が良いって。
(返事を返そうと其方を向いた所、ふらついた彼女を視界に捉え心配して傍へ駆け寄り。顔色が優れない様子で、徐に彼女の額へと手を伸ばし熱を測る様に触れればやはり少し熱っぽい感じがする。今日はもう仕事せずに休んだ方が良いと気遣い)
(/発覚した時、どんな反応するのか楽しみです!わくわく←)
んー…、そうしようかな。
( 相手の手が額に触れると自分より冷たいその手のひらが気持ちよくおもわず目を閉じ。確かに無理しない方がいいのかもしれない、と頷き。ピナコからも仕事はやめにして、病院でもいってきたらどうか、と言われ。確かに熱っぽいこともそうだが、食欲があまりなく、気持ち悪いというのもあり。)
(/ 楽しみ!!エドついにパパに!!)
鞄とか取って来るから、ソファーに座って少し休んでろ。
(彼女の額から手を離すと支える様にして、彼女の肩に両手を添えソファーへと誘導すれば座る様に促し。数日前から急激に気温が下がり冷えた事もあって体調を崩したのかもしれない。ピナコもああ言ってくれてる訳だし、病院に行くなら早い方が良いだろうと上記を告げれば鞄やらコートやら必要な物を取りに自宅へ向かい。
──自宅に着けば鍵を開けて中に入り、今日はいつもより外気温が低く冷える為彼女のコートと自分のコート、それに体を冷やさない為のマフラーを手に取れば自宅を出てロックベル邸へ。)
うん。ありがとね。
( ソファーに座ると一息付き。相手の言うことに従うことにして。相手が一旦出ていったのを見送ると、ソファーにもたれかかり。実を言うとこの体調の変化には、心当たりがある。しかし確信が得られず病院に行くことを躊躇っていた。そう思うと少し緊張し。)
外冷えるから、コート着た方が良い。
(自宅から戻って来ると真っ直ぐに彼女の元へ行けば、持って来たコートとマフラーを差し出して。雪が降るにはまだ早い季節だが、朝に比べると更に冷え込んでいる為しっかり着込まないとかえって悪化しかねない。自分もファー付きのロングコートを着用し、マフラーを巻けば病院へ行く支度を整えて)
(/エドパパ、ウィンリィママ!美男美女の親を持つ子供が羨ましい!←)
う、うん。
( ソファーから立ち上がるとコートとマフラーを素直に着用し、その温かさにほっとして。もしかしたら妊娠しているかもしれない。知ったら相手はどんな反応を示すだろうか。未だ少し不安な気持ちから、相手の手を自然に取るとそっと握り。「行こっか。」と声をかけて。)
(/ まじで!二人の子になりたい←)
おう。それじゃ、ばっちゃん行ってくるな。
(手を握られた事には少しドキッとするも、風邪などで体調が悪い時は特に不安になるものだし、彼女もそれかも知れないと思えばしっかりと握り返して安心させる様に微笑を浮かべ。ピナコに出掛ける事を告げれば『気をつけて行っといで』と声を掛けられ、ロックベル邸を後にすれば街の病院へと向かい歩き出して。やはり外は寒く、握ったままの手を少しでも寒くない様にとさり気無くコートのポケットの中へ入れ)
(/ホント、それですよね!子供が無理なら家の家具でも良i←)
( ピナコに挨拶をして玄関をくぐれば、外は思ったよりも寒く。しかし相手の手の温もりには幸せな気持ちになり、心がポカポカするのを感じて。マフラーに口元だけを埋めて横にいる相手をちらっと見て。)
やっぱり、寒いね。
そうだな、この寒さだと今年は早いかもな雪。
体調悪化しない様に気を付けないと。辛い時はすぐ言えよ?
(空を見上げればどんよりとした雲が空一面に広がっており故郷全体が薄暗い。少しでも日差しが出てくれれば寒さも少しは和らぐのに、なんて思いながら空を見ていたが視線を感じて彼女を見れば今は体調の悪い彼女を医者に見せ、早く帰って安静にしなければ。少しでも辛いならすぐに言う様に心配そうに告げて)
うん、ありがとう。
( 時折肌にあたる風が少し冷たく、身震いをしながら、これだけ着込んできてよかったと思う。気遣いが嬉しく自然と笑顔になり。街の病院に辿り着くと、受付に症状を簡単に伝え待合室のソファーに相手と並んで座ることにして。普段医者に頼ることなど全く無いので病院という場所には変に緊張してしまう。)
(/ どこでカミングアウトしようかな!病院出てからかな?それとも家についてからかな?←)
…取って食おうって訳じゃあるまいし、そんなに緊張しなくても大丈夫だって。
(病院内へ入り待合室まで来るとマフラーとコートを脱ぎ、彼女の隣に腰掛けて。ふと彼女を見ると何処か緊張している様子に、普段彼女が体調を崩したとしても、あまり病院にかかる様な事がない為か緊張しているのだろう。そっと手を伸ばし彼女の手に重ねると安心させようと眉尻を下げて少し困った様な笑みを浮かべ。)
(/いつが良いかなぁ、病院出てから症状を聞くも誤魔化されて家に着いてから話すとか?←)
だって…病院なんて来ることないから…。
( 安心させようとしてくれる相手に小さく笑みを零せば。この緊張は病院が久し振りということもあるが、別の緊張もある訳で。待合室のにそれ程までに人はいない為、あっさりと名前を呼ばれるとソファーから立ち、相手に「いってくるね」と言って診察室へ。)
(/ そうですね!そうしましょう!)
ああ…。
(名前を呼ばれ立ち上がった彼女を見て返事をすれば見送り。恐らく風邪だろうが、何となくソワソワと胸の奥が騒つく感じがして不思議に思うも然程気に留める事もなく大人しく戻ってくるのを待ち)
(/了解です!)
( 診察室に入り問診と診察が行われれば、医者から『妊娠2ヶ月くらいかな』と結果が告げられる。この時期の体調の悪さはごく普通のことだから、と話があり実感が湧かないながらに説明を頷いて聞いていき。しかし、気持ちはとても嬉しく早く彼に伝えたいという思いに駆られるが、いつ話したらいいのだろうと少し悩みつつ診察室から出て相手の横に座り。)
…ウィンリィ、大丈夫か?
(診察室から戻って来た彼女を見るも黙りの様子、ただの風邪ではなく何処か悪かったのだろうか。心配そうに顔を覗き込む様な形で声を掛けて)
…あ、うん。大丈夫。別にどこも悪くないよ。
( 相手が心配そうにきいてきたことで、我に返り笑って何ともなかったと今は誤魔化し。次は会計に呼ばれたので会計を済ませると、「帰ろ。」と相手の元に戻って。)
そうか…ああ。
(取り敢えず何処も悪く無いと聞いて良かったと胸を撫で下ろし。だが熱っぽい感じや眩暈といった症状は一体何だったのだろうか、もしや日頃の疲れが出たのかもしれないと思えばもっと家の事も手伝わなければと心に決め。会計を済ませ戻って来た彼女を見ると立ち上がり、手に持っていたコートとマフラーを身につけ彼女と共に病院の外へ)
…な、診断どうだったんだよ?何処も悪く無いって言ってたけど熱だってあったし…。
ん?あー、つかれかな?最近働き詰めだったから。
( 帰り道再び相手の手を取ると、聞かれた質問には未だ話す勇気が持てず苦笑しながら答え。相手に話せば絶対に喜んでくれるはずなのだが、どうも勇気が持てず。家に帰って気持ちを整理してから話そうと決めて。)
ふーん…なら今日は1日大人しくしてろよ?家の事も俺がやるから心配すんな。
(繋がれた手を握り返し歩きながら、彼女の苦笑いと言動にどうも腑に落ちない感覚があるも、これ以上問い詰めて体調が悪化したら洒落にならない。その為彼女の言う事を信じる事にして、その代わり家に帰ったら大人しく寝てる事としっかり休む事と言い聞かせ。仕事の疲れならば休む事が何より大切だ、そんな事を思いながら家までの帰り道を歩いていき)
う、うん。ありがとう。
( 何だか相手に嘘をついてしまって申し訳ない気持ちになりつつも、今は素直に笑って礼を言うことにして。
家に着き鍵を開けると中に入り、コートやマフラーを外すとハンガーにかけてから、リビングへ。ソファーに腰をかけようとするも、やはり言うなら早めに言った方がいいのかなとリビングに同じように入ってきた相手を見て。)
──身体冷えちまっただろ。今コーヒー淹れるから少し待ってろ。
(家の中に入るとマフラーを外しコートを脱ぎ、ハンガーに掛けながら上記を。暖炉に火を灯していないとは言え、外に比べれば幾分か暖かくマシだ。それでも冷え切った身体を温める為に、彼女の視線を感じながらもリビングの暖炉の側まで行けば薪を焼べ火をつけて。それから立ち上がるとコーヒーを淹れる為キッチンへと向かおうとして)
…、エ、エド。
あの、さっきの診察のことなんだけど…。
( キッチンへ向かおうとする相手の服の裾を咄嗟に軽く引っ張って止め。止めたはいいもののどうやって言おうか、未だに悩んだ末口を開き。)
ウィンリィ…!まさか、本当に何処か悪いのか!?
(キッチンへ行こうとした所、服の裾を掴まれ立ち止まりどうしたのだろうかと彼女の方を振り向き名を呼ぶ。しかし言い掛けておきながら、何か戸惑っているのか妙な間が空き不安に駆られる。咄嗟に彼女の両肩を掴み視線を合わせる為姿勢を低くすれば、変な考えを振り払うが如くそうで無い事を祈りながら不安気な瞳で彼女を見つめ)
えっと、その…実は…。
─妊娠した、みたいで。
( すごく心配そうな相手に、やはり最初から言っておけばよかったと後悔をして、言い出しにくい雰囲気になってしまうが、意を決して言葉を紡ぎ。報告をした後、ちらっと相手の反応を伺い。)
……へ?妊娠…?
(彼女の口から紡がれる言葉をゴクリと喉を鳴らし緊張の面持ちで待っていると、聞こえて来たのは妊娠という二文字の言葉。一瞬何を言われたのかと言葉を失い目を丸くして間の抜けた声を出し、取り敢えず恐れていた事態ではなくて良かったと思うのと同時にその告げられた事実を復唱しながら頭の中で理解を深めていく。"妊娠ってつまりそう言う事だよな、俺たちの子供…!"と腹の底から嬉しさが込み上げて来て目の前の彼女を思い切り抱き締め)
…!!エド?
( 相手の反応に少し不安な気持ちになるも、急に抱き締められたことには目を丸くして。相手のその抱きしめる温もりから相手が喜んでくれていることが伝わり少しほっとして。)
ウィンリィ、ありがとう!…あ、安静にしなきゃだよな。
(抱き締めたまま嬉しくて妊娠してくれた事に感謝の言葉を述べるが、妊娠発覚したばかりで安定期に入っている訳でもない為慎重を期さなければと、そっと身体を解放して微笑を浮かべ。待ち望んでいた嬉しい報告に内心は飛び上りたい程だがそこは我慢しつつ、ガッツポーズをして。妊娠や出産について知らない事が多く、少し前のめりになりながら質問を投げかけ)
何ヶ月くらいなんだ?
えっと、2ヶ月ちょっとって言われた。
丁度、悪阻が始まる時期らしいから、体調不良もそれだって。
( 感謝の言葉には、此方も相手に感謝の気持ちを伝えたいくらいだと、嬉しさから少し涙ぐみながら相手を抱きしめ返して。離れたあとも嬉しそうな相手の姿には思わず小さく笑って、投げかけられた質問に答え。 )
成る程なぁ…よし、これから先は家の事も俺がやるから何でも言えよ?まあ仕事柄、家空ける事の方が多いかもだけど…
(質問の答えと体調が悪いのが悪阻の所為だと聞いて納得した様に頷き。分からない事の方が多く、これから先の事も色々と独自に調べる必要性があるなと感じ。それでも知識以外にもやれる事はあるだろうと、家事や洗濯など可能な限り自分がやると申し出て。況して彼女にとっても初産になる訳だから不安な事は倍以上にあるだろう。今よりももっとしっかりしなければと決心して)
ありがとね。すごく気持ちが楽になった。
( 相手の言葉かけ1つですごく気持ちが楽になり、笑顔を浮かべると礼を言い。今一度相手にそっと抱き着くと「すっごく今幸せな気持ち」と呟くように言えば、彼と一緒なら大丈夫だと安心して。)
(/ 妊娠発覚エピソード後ですが、お腹が大きくなったあたりまで飛ばすか、それとも一子誕生の所まで飛ばすか…どうでしょう。)
おう、何でも頼ってくれ。!…俺も最高に幸せな気分だ、2人で大切に育てて行こうな。
(気持ちが楽になって良かったと胸を張ればニッと笑みを浮かべ。それも束の間、抱きついて来た彼女を受け止めそっと抱き締め返して幸せに満ちた声色ではっきりと告げ。出来る限り最大限にサポートするつもりだし、現段階でははっきりと自分達が親になると言う実感が湧いている訳ではないが今以上に仕事や家事についてももっと頑張るつもりで。)
(/お腹が大きくなって性別が判明した辺りまで飛ばしましょうか!お腹に触れて胎動を感じたいって兄さんが←)
うん…っ。
( 嬉しさを噛み締めながら、相手の決意を聞くと自分も頑張ろうと頷き。その日は2人で、未来のことを色々話しながら過ごしたのであった。)
────
( 妊娠7ヶ月。かなりお腹も出てきて、少し身体が重い。台所に立ち皿を洗ってからソファーに座り。今日の診察で性別が判明した。彼が仕事から帰ってきたら伝えるつもりで、早く帰ってこないかなとお腹を撫でながら待ち。)
(/ とばしてみました!兄さんお腹触って!!←)
…やっと着いた、すげぇ長く感じたな。
(旅に出た頃はまだ寒い季節だったが、すっかり暖かい季節になり。いつもの如く仕事で3ヶ月程旅に出ていた訳だが、中央司令部に寄ってレポート提出を終え漸く帰郷。妊娠したと聞いてから彼女を一人残して幾ら仕事の都合上とは言え旅に出掛けるのは気が引けて、この数ヶ月気が気でなかった。今までにない程、電話や手紙を書く様にしたしその度に早く帰りたいと何度思った事か。リゼンブール駅から自宅までのこの道も長く感じる。前に調べた本によるとそろそろお腹も大きくなり動くのも辛くなる頃。早く帰って支えなければと思うと自然と足も早くなり、暫く歩いていくと我が家が見えて来て。わくわくしながらドアを開ければ)
ただいま──。
(/ありがとうございます!触るね!んで撫でて感動する兄さん!性別判明後は旅に行く先々でベビー服買ってそうだなぁ笑
あと名前決めるのにギリギリまで悩んでそう←)
あ!おかえり!
( 声が聞こえてくると、ソファーから立ち上がり玄関へ。彼のいない3ヶ月はすごく長く感じたし、早く会いたいと思っていたため嬉しそうな表情で彼の元へ。3ヶ月前というと、お腹も目だっておらず、きっと今の自分を見たら驚くかなと反応を期待して。)
(/ エドパパ!子供用品アルたちも色々買ってきそう笑
名前はきっと悩むよねー!)
…!歩くの辛いだろ、座ってて良いのに。
(家の中に入ると愛しの彼女の声が。そして大きくなったお腹を見ては目を丸くして驚き。大きなお腹を抱えて出迎えてくれたのは嬉しいが、荷物は後で片付ければ良いとその辺の床に置き、歩くのも辛いのではと直ぐに傍までいくと彼女の両肩に手を添えてリビングへ。ソファーの所まで行けば近くにあったクッションを腰の辺りになる様に置き座る様に促して)
(/玩具とかね笑 成長に合わせて椅子とかは手作りしそう!
名前まだ決まらないの?とか言われてそう笑)
あはは、大丈夫よ。でもありがと。
エド、先に荷物片付けてきたら?その方がゆっくりできるでしょ。
( 妊娠してからというもの、凄く過保護になったことがなんだかおかしくて。でもそうやって心配してくれるのが嬉しい気持ちが大きく礼を言って従うことに。ソファーに今一度腰掛けると、旅をして疲れているであろう相手を見て、待っているから先に荷物を片付けたりしてきてはどうかと気遣い。)
(/ エドも対抗心燃やして何か作りそう笑)
ん、それじゃそうさせて貰うかな。ついでにうがいもしてくるわ、ウイルス持ち込んで風邪引かせちまったら大変だし。
(彼女を座らせた後、気遣いが有り難くそうさせて貰う事に。荷物を片付けた後、洗面所で手洗いとうがいもしてくると伝えれば先程床に置いた荷物を手に先ずは書斎へ。今回入手した資料を机に置いた後、書斎から出てくると洗濯物を手に洗面所へと向かい。洗濯カゴへ入れてから、洗面所の蛇口を捻り手洗いとうがいをして)
ん、わかった。ゆっくり片付けてきて。
( 片付けに行った相手を見送ると、戻ってきたら性別も分かったことだし名前も本格的に考えなければいけないな、と思いながらテーブルに置いてあった名前の本をパラパラと捲り。)
(念入りに手洗いとうがいを済ませれば洗面所を後にしてリビングへと戻り。ソファーに座り何やら本を読んでいる様子の彼女を視界に捉えれば、そちらに移動して彼女の隣に座りながら)
何読んでんだ?
ん?あ、これ?
子どもの名前の本。アルとメイがこの前買ってきてくれてね。
( 早く戻って隣に座った相手が気になっていた本。名前をつける際に参考に、とアルとメイがこの前プレゼントしてくれたのだ。性別が分かったことを伝えると同時にその本を閉じて相手に「見る?」と手渡し。)
あ、ちなみに性別分かったの。男の子だって。
へぇ、あの2人も楽しみにしてくれてるんだな。
(妊娠が分かった直後からどんな名前にしようかと密かに考えてはいたのだが、性別も判明していなかったしそれぞれの場合に備えて考えてはいるのだが考えれば考える程どんな名前が良いのか分からなくなり沼にハマってしまう。こんな本があるなんて参考程度とは言え凄く助かる。差し出された本を受け取り開き見ながら、子供の誕生を待ち望んでいるのは自分達だけでなく周りの人間もなのだと思い知りとても嬉しく。また性別が判明したと知れば彼女を見て微笑を浮かべつつ)
!…そっか、男の子か。無事に生まれて来てくれればどちらでも良いって正直思ってたけど、いざ性別が分かると嬉しいもんだな。
(/この後の展開ですが、誕生まで飛ばします?
まさかの急な仕事で居なくて、ウィンリィが産気づいて病院に運ばれたって連絡が入り病院へ駆け付ける!みたいな←)
ふふ、そっか。
どっちに似るのかなー、楽しみ。
( 確かに相手の言うように、周囲の人たちも自分たちと同じくらい楽しみにしていてくれると思うと、すごく嬉しいし、頑張ろうという気持ちも湧いてくる。性別を告げた後、相手が喜んでくれていることに此方も温かい気持ちになり、微笑みを浮かべれば、お腹を触りつつどっちに似た子になるのかななんて想像も膨らみ。 )
(/ いいですね!エドが病院に着いた頃ちょうど産まれて、ご対面←)
男の子は母親に似るって言うし、ウィンリィ似かもな。
(男の子は母親に、女の子は父親に似るとかって話を聞いた事がありもし本当にその通りなら彼女に似るのかもと予想してニッと笑みを浮かべ。彼女がお腹を摩る様子を見て、少し遠慮がちに彼女を見れば)
…な、触ってみても良いか?
(/良いかも!対面して、その時の印象から名前をルークに決めるっていうのも有りかと!)
そうかなー、男の子ならエドに似たらいいなって思うけど。
( 確かに男の子は母親に似ると言うが、個人的には彼に似ていたらいいなと思う。そう思うのも、彼のように優しくカッコいい大人になって欲しいという思いからで。しかしこれは心の中に留めて置くことにする。ふと、お腹を触りたいという相手に、小さく笑って勿論だと告げると自分の手を離して触りやすいように身体を少しだけ相手の方へ向けて。)
(/ そうしましょ!!)
(自分に似てくれたら嬉しい部分はあるが、それはそれで性格とかはあまり似ないで欲しいかもと言うのが正直な所で苦笑いを浮かべ。触りやすい様にと身体を此方に向けてくれた彼女のお腹を恐る恐るではあるものの、緊張しつつそっと優しく触れてみて。以前ラッシュバレーで妊婦のお腹に触らせて貰った事はあるが、彼女のお腹の中には自分達の子供が居るという事からまた違った感覚を覚える。お腹の中の赤ん坊が起きているのか、触れた箇所に小さな衝撃を感じ元気なのだと分かれば目を輝かせて感動し感嘆の息が漏れる。)
う、動いたぞ!すげぇ…っ。
(/了解です!)
すっごく元気いいのよね。
( 相手がお腹に触れたのと同時にお腹の中の子が動いたのを感じれば、触られたのが分かったのかなと少し微笑ましく。最近よく動くし、時には足で思い切り蹴られることもありその成長がとても嬉しく思う。)
きっとぱぱだって分かったんだよ。
ホントか!?…父さんだぞー、早く出てこいよー。
(お腹の中の赤ん坊が、お腹に触れたのが父親であると認識したと聞いて嬉しくて更に目を輝かせて。それからお腹に向かって、赤ん坊に優しく声を掛けて)
あはは。
…でもあっという間よね、あと3ヶ月くらいで産まれちゃうんだもん。ついこの前、妊娠したって喜んでたのに。
( 相手の様子が少しおかしくて思わず笑ってしまい。しかし時が過ぎるのは本当に早い。ついこの前まで妊娠発覚で、体調不良に悩まされていたのに。いつの間にかこんなにお腹も大きくなって、あと少しで産まれると考えると、なんだか不思議な気持ちだ。)
…ホントにな。今から待ち遠しいよ。
ベビー用品とか必要なもの揃えるようだろ?
(笑われて我に帰れば咳払いを一つして何もなかった風を装い。妊娠が分かって然程経たない内に旅に出てしまった為、居なかったこの3ヶ月という期間が惜しい気持ちが少なからず有り。後3ヶ月もすれば生まれるとなれば、それまでに必要な物を揃えなければならないだろうと問い掛けて)
そうね。明日でも買い物行く?
( 確かにそろそろ必要なものは揃えていかないと。3ヶ月なんてあっという間だ。相手もまた仕事でここを離れるかもしれないという状況でもあるし、相手がいる間に色々買い物を手伝ってもらおうと思う。そうなれば明日にでも相手と買い物に行くのがいいかなと尋ね。)
(/ 次くらいで出産あたりに飛ばしますがよいですか??)
ん、早い方が良いだろうし。けど長時間歩くとなりゃキツイんじゃねぇか?
(彼女の提案に乗る形で、明日買い物に行く事に同意して頷き。けれどお腹の大きい彼女を長時間歩かせるのも何だか忍びない。ならばと近くにあった紙とペンを手に取れば)
明日は2人で見なくても帰るヤツだけ、俺が言って買ってくるから教えてくれ。
(/勿論です、いよいよ出産かぁ。ドキドキですね!)
そう?んーじゃあお願いしようかな。
( きっと相手はこちらを気遣ってくれているのだろうなと分かると、確かに一緒に行きたい気持ちはあるが今は頼むことにしようと何がいるかを考えて伝えていき。)
────
( 臨月に入り、いつ産まれてもおかしくない期間になった。エドは急な仕事が入ってしまい家を空けているため、アルやメイが様子を見に遊びにきてくれている。3人でお茶を飲んでいたとき、ふと、お腹に違和感を覚えたと思えば急に痛みが走り。そのとき傍に2人がいてくれたので、異変に気付いたアルがすぐに車を病院まで走らせてくれた。初産の場合出産まで相当時間がかかるという。病院に入ると診察室へ通され。その間も定期的に訪れる痛みに耐えながら、診察を受け。)
(/ ドキドキ…!!なんだか感動するなぁ…←)
──!?ウィンリィが産気づいた!?わ、分かった、今から向かうから!
(研究成果の報告をする為に中央司令部に寄っていた所、自分宛に電話が入ったと言われ出てみると弟からで。聞けば彼女が産気づいていつ産まれてもおかしくない状況だと言う。今すぐ向かうからと伝えれば電話を切り、上司に伝える為に准将の部屋へ急いで向かい緊急だから帰ると伝え、走って中央駅まで向かい)
(/兄さん、今向かうよー!)
─ふーっ…、
( どれくらい時間がたったのだろうか。診察を終えて暫くベッドの上で陣痛に耐えていたところ、分娩室に通されいよいよお産の準備に入る。看護師さんなど色々な人が声を掛けてくれ思っていたよりも不安感はなく。深呼吸を繰り返し。)
(/ 兄さんあと少しで産まれるよー!!←)
──はぁっ、あのっ!ウィンリィの夫なんですけど、この病院に運ばれたって聞いたんですけど!
(汽車がリゼンブール駅に着いてから病院まで大急ぎで走って来た為息を切らしながら、病院の受付スタッフに名前を告げれば分娩室の方へ案内され。分娩室前まで来ると弟やメイ、ばっちゃんが座って待っており此方に気付いて。つい先程分娩室に入ったと聞いて心配気に分娩室の方を見て)
(/どうしよ、中に入って立ち合わせた方が良いだろうか?←)
はぁ…っ!、
( 分娩室に入ってからそれなりに時間がたち、最後にいきんだ瞬間に大きな産声が部屋中に響き渡り。半ば放心状態で、それでも看護師さんたちに声をかけられ、取り上げてもらった赤ちゃんを見た瞬間に涙が溢れて。看護師さんたちが外で待機している家族を呼び。)
(/ とりあえず産ませました!!←←)
!!ウィンリィ──!!
(まだかまだかと落ち着かない様子でウロウロしていたのだが、中から産声が分娩室の外にまで聞こえて来て産まれたのだと確信を抱く。看護師が呼びに来たのも束の間、押し退ける形で誰よりも先に急いで中に入れば張り詰めた様な緊張感漂う表情で彼女とその隣りに寝かされた赤ん坊を見て、本当に産まれたのだと実感が湧きゆっくりとした足取りで彼女と赤ん坊の傍まで行けば「ウィンリィ、頑張ったな。産んでくれてありがとう」と彼女の手を取り感激で珍しく目に涙を溜めて笑みを浮かべ)
(/産まれたァァァ!珍しく泣いてるよ、兄さん←)
うん…っ、よかった…。
( 相手の声が聞こえると、ほっとしたように涙が溢れ。横に寝ている子どもを見て無事に産まれてくれたことに改めて安堵して。珍しく感動した様子の相手の表情を見ると、こちらも微笑み。)
(/ 兄さん!!私も泣きそうだ←←この後どうしますかね、退院して赤ちゃんとの日々。もしくはある程度大きくなる頃までとばすもありですね!准将に子ども見せに行くのも面白そう←)
うん…ははっ、可愛いな。
(小さく頷けば溢れる涙を無かったことにするかの様に急いで拭き取れば、片方の手を赤ん坊の掌へ伸ばせば力強く握られ思わず笑みが溢れ。それまで名前をどうしようかと頭を悩ませていたのが嘘みたいに頭に一つの名前が浮かべば"光"を意味する単語を口にして。家族にとって、そしてゆくゆくは色んな人の光となる存在になれるようにと言う願いを込めた名前だ)
ルーク…この子の名前はルークだ!
(/ある程度大きくなるまで飛ばしましょうか!何歳くらいが良いかなぁ。
准将に自慢しに行きましょ!我が子を!
あ、ルークを此方で動かしても宜しいでしょうか?)
ルーク…、いい名前ね。
( 今まで名前が決まっていなかったわけだが、彼から聞こえた名前がすんなり自分の中に入ってきて。繰り返し呟くといい名前だと笑って。自分も赤ん坊の頭をそっと撫でて、嬉しそうに「ルーク」と何度も呼びかけて。)
(/ お願いします!!よし!じゃあセントラルに遊びにいこう!←)
──ルーク誕生から約2年後──
よし、準備出来たし出掛けるとするか。ウィンリィ、ルーク、行くぞー。
(息子が誕生してからというもの、慣れない育児に夫婦で奮闘しつつ目紛しく日々が過ぎていき、もうすぐ2歳の誕生日を迎えようかという頃。仕事もひと段落ついたのと、息子もある程度成長した事で家族3人で中央へ報告も兼ねて出掛ける事となり。日帰りだから荷物は少なめだが、息子の為の用品が大半を占めており大きめのトートバッグを肩に掛け彼女と息子に声を掛けて)
【ルーク】
パァパ、マァマ、ルーくん、おでけけー!!
(名を呼ばれて家の中からぴょこんと飛び出せば満面の笑みを浮かべて姿を表し、髪も短い事から昔のアルに少し似ていて。
まだ慣れない言葉を一生懸命に口にしながら父親の足に捕まれば、軽々と持ち上げられ肩車されてキャッキャと嬉しそうにはしゃいで)
たかーたかーっ!!
(/場面転換させて頂きました!2年後となってますが、年齢的に1歳後半くらいを想像して頂ければと!)
はーい!
ルーク、楽しみだねーお出かけ。
( 育児に奮闘し早くも2年が過ぎ去った。すくすくと成長したルークと彼の姿が微笑ましくて、思わず少し離れたところから見ていたが、2人に近付くと肩車をしてもらっているルークに笑って話しかける。実際3人で遠出をするというのは初めてのことで、自分も凄く楽しみにしていて。)
(/ まって…!!ルーク可愛すぎんか?←←
悶えた…可愛すぎて。)
こらこら、あまりはしゃぐな。落ちちまうって。
(肩車はこれまでにも何度かしてやっているのだが、この肩車が気に入っている様で肩に乗せればはしゃぎ、乗せなければ駄々を捏ねるという何とも大変なループ。それでも息子が喜んでくれるならとつい甘やかしてしまうのだが。落ちない様にしっかりと支えつつ駅までの道のりを歩いて行き)
【ルーク】
うん!!マァマ、わくわく?
(母親から声を掛けられれば満面の笑みを浮かべて大きく頷き。それから自分と同じく楽しみであるかと、大袈裟にも首を傾げて問い掛けて)
(/そう言って頂けて何より!←
可愛さを武器(←)に准将を堕とすぞー、おー!←←)
うん、わくわくだよ。
パパの肩車ほんとに好きねー、ルーク。
( ルークの可愛らしい問いかけには思わず頬も緩み、笑顔で答えて。肩車に満足そうな様子もただただ可愛いと思ってしまうのは親バカだなと思いつつ。肩車をする彼も大変だけど満更ではなさそうな表情をしていて、なんだか本当にお父さんらしくなったなと感じる。)
(/ 准将は落ちるかな!!楽しみですねぇ←←)
【ルーク】
うん!しゅきーっ!!パァパ、もっとー!
(またも大きく頷けば、怖がるどころか肩車したまま走って欲しいと父親の髪を掴み強請り。しかし駅に着いて大きな黒光りの汽車を目の前にすれば、其方に釘付けとなり目を輝かせて)
しゅごい!あれ、のりゅ?
【エド】
イデデッ!こら髪の毛引っ張るなっ…ああ、これからこの汽車に乗るんだ。よしルーク、ママと少し待ってろ。
(髪の毛を掴まれ痛いと苦痛の表情を浮かべるも、すぐに解放されホッとひと息。やはり男の子だなと、汽車を目の前にして目を輝かせる我が子を見て微笑を浮かべ肩からルークを降ろして。「ウィンリィ、切符買って来る」と彼女に告げれば、窓口に買いに行き)
(/予想は落ちなそうだけど…人がいないところで悶えて欲しi←)
わかった。
ルーク、ほらこっちおいで。
( 切符を買ってくるという相手を見送ると、肩車から下ろされてなお汽車に釘付けになっている息子を見て、やっぱり男の子だなぁなんて思いつつ。彼の名を呼ぶと、両手を広げて抱っこしてあげようと。)
(/ そうですね!悶えさせましょう!←)
【ルーク】
ぽっぽーっ!
はーい!マァマ、しゅきーっ!
(汽車を見て汽笛の音を口に出してはしゃいでいたが、名を呼ばれ振り向けば腕を広げて待っている母親の方を見て。汽車よりも大好きな母親の元に駆け寄れば、自分から抱きついていき)
【エド】
お待たせ──って天使か!!
(切符を購入して戻って来ると愛する妻と息子が抱き合っている様子が、まるで映画のワンシーンの様に目に映り本音を内心に留めておくつもりが言葉として出てしまい、咄嗟に口を押さえて親バ.カぶりを発揮し)
ママも好きだよー!
あ、エドおかえり。…ってどうしたの。
( 天使のような我が子を抱き締めれば、頭を撫でつつ腕に抱き上げて。相手が戻ってくれば、何故か口を押さえて固まっている姿に頭にはてなマークを浮かべ。とりあえず時間が来るため汽車に乗り込むことにして。 )
あ…いや、何でもない。
(声を掛けられれば我に返り、気まずくなるも何でもないと誤魔化し汽車へ乗り込み。空いている席を見つけると、ボックス席に座り肩に掛けていた荷物を隣に置いて。座席に着いた途端、発車時刻となり汽車が動き出して)
あ、アップルパイおやつに持ってきてるから食べたかったら言ってね。
( ボックス席の相手の向かい側窓側にルークを座らせれば、もう出発することを告げると窓の外が流れていく様子に釘付けになっている相手が微笑ましく。そういえばセントラルに行く間のおやつとしてアップルパイを持ってきたと、入った籠を見せ。)
それじゃ一つ貰おうかな、小腹空いて来たし。
(こうして息子を連れて出掛けられる日が来るのを待ち望んでいた訳だが、車窓から見える風景に釘付けの息子を見て連れて来て良かったと微笑を浮かべ。彼女から籠を見せられれば、朝が早かったせいか小腹が空いて我が子が風景に夢中になっている今がチャンスだと籠の中のアップルパイに手を伸ばし一切れ取ると口に運び、美味そうに食べて)
やっぱ美味いな、ウィンリィの作るアップルパイ!
【ルーク】
マァマ、ぽんぽ、しゅいたぁ。
(暫く外の風景を眺めていたが、お腹が空いた様でお腹を小さな手で押さえながら上目遣いで空腹なのだと主張して。)
どうぞ!ふふ、良かった。
…あ、ルークも食べる?
( アップルパイを美味しいと食べてくれることには嬉しく思わず笑って。隣のルークもお腹が空いている様子で。きっと同じものが食べたいだろうと、少し小さく切り分けたアップルパイを持ってきており。ひとつ摘むと、ルークの口元へ持っていき。)
【ルーク】
うん!ルーくんも!
(満面の笑みを浮かべれば口を大きく開けて口元に持って来られたアップルパイを食べて。気に入った様子でほっぺを押さえれば「おーちいね、パァパ!…」と父親に美味しいと同意を求めるが、アップルパイを手に持ち食べている姿を見ては同じ様に手に持って食べたいと申し出)
マァマ!ルーくん、やりゅー!
【エド】
ママのアップルパイは殺人的に美味いからな!…しまった…。
(息子の満面の笑みを見ては此方も笑みを向けるが、自分と同じ様に手に持ち食べたいと言う申し出にはまだ早いだろうと苦笑いを浮かべ。何でも真似てみたい時期なのとイヤイヤ期が始まっている為、断ると何かと大変なんだよなと内心思いつつ)
え?あはは、落とさないようにね?はい。
( ほっぺを押えて美味しいと言う相手の仕草がかわいくて、こちらも思わず頬が緩む。自分で手に取って食べたいという相手。父の真似をしたいということなのだろう。ハンカチをルークの膝元にかけて、ルーク用のアップルパイをひとつ手渡し。 )
【ルーク】
マァマ、あーと!
(アップルパイを手に持つと嬉しそうに礼を述べ。しっかり手に持ったかと思えば口に運ぶも、全部入り切らなくて案の定少し溢して。)
【エド】
真似したい年頃なんだろうけど…
(嬉しそうにアップルパイを頬張る息子を微笑ましく見ていたが、思っていた通りハンカチの上に溢す様子に引き攣り笑いを浮かべ。真似したいと言うことはそれだけ興味を持ち成長しているという事なのではあるのだが)
まぁ、こうやって成長してくのよね。
( 案の定少しこぼしてしまった相手に苦笑するも、落ちたものは後で片付ければいいとそこまで気にも止めず。鞄から飲み物の入った水筒を出しエドに渡して。もうひとつの小さい水筒はルーク用。ストローで飲めるタイプになっているので小さい子供が飲みやすいようになっている。)
ああ、まだまだ分からない事だらけだけどな。
(アップルパイを食べ終えて、程良いタイミングで差し出された水筒を受け取れば礼を告げ蓋を外してコップにすればそこに飲み物を注ぎ一口飲み。子供の成長する姿は嬉しいが、同じように親として成長させて貰っているのだから不思議な感覚だ。飲み物を飲み終えると、また注いで彼女の分をとコップを差し出して)
【ルーク】
ルーくん、カラカラ!
(口の周りに食べかすを付けながらも食べ終えると、今度は喉が渇いたと訴えて。流石にコップで飲む真似まではまだ興味がなく、父親が飲む姿を見ても何とも思わずに)
はい、どうぞ。
( 注いでもらった水筒のコップを受け取ると礼を言い飲み干して、相手の元へ返し。ふと喉が渇いたというルークに、先程のストローつき水筒を渡しつつ、ハンカチを片付けるついでに別のタオルで彼の口周りをそっと拭いてあげて。)
【ルーク】
…おーちい!
(手渡された水筒を両手でしっかりと持てばストローに口を付け吸飲み。少し飲んだ後プハッとストローから口を離せば、窓から見える牛を見つけてまた釘付けになれば「パァパ、あーれ!」とエドを呼び、あれは何だと指差して)
【エド】
ん?あーあれは牛さん、えーっと…モーモーだ。
(彼女から水筒の蓋を受け取り本体に装着すれば水筒をしまい。その直後、ルークに呼ばれ問い掛けられると動物名を答えるもまだ分からないかとどう伝えるべきかと考えてから別の言い方で教えて。そんな感じで過ごしていたが、気付けばもう中央駅に到着し荷物を肩に掛けて立ち上がると汽車から降りて)
よかった!
あ、もう着いたのね。ルークここで降りるよ?
( 美味しそうに飲み物を飲む相手を見てにっこり笑う。牛にキラキラした視線を送る息子と、それを説明するのに慌てている2人の様子がなんだか本当に微笑ましく、その様子を見ながら微笑んでいて。そんなこんなで、もうセントラルについてしまえば、エドに荷物を下ろして貰っている間にルークを抱き上げると汽車から降りて。)
久しぶりねー、セントラル。
さっさと准将に報告済ませるか。
(汽車から降りてから背伸びをすれば軍の中央司令部へと向かい歩き出して。あまり長居するとまた別の仕事を与えられそうだし、早めに済ませて帰りたい気持ちもあり)
【ルーク】
いーやー!ぽっぼー、ぽっぽ!
(降りると聞いて嫌だと、もっと乗っていたいと駄々をこねるも子供の力ではどうにも出来ず抱き上げられるままに降りる事に。ムスッとご機嫌斜めで口を尖らせ気に入らない様子で)
ぽっぽは帰りにまた乗るから、ね。
( 抱き上げると予想通り嫌がる相手に苦笑して。優しく帰りにまた乗れるから、と声をかけ。中央司令部へと向かって歩き始めると、以前旅行で訪れたとき以来だと懐かしく思い。「みなさん元気かな。」と言うも、彼はそれなりにここに顔を出している訳だし、そんなに久しぶりという程でもないのかもしれないと思いつつ。)
ルーク、言うこと聞かないとガオガオに喰われちまうぞー?
(彼女が優しく言い掛けているにも関わらず、未だにムスッとしている息子。こんな時は言う事聞かない子はオオカミに食われる、と大袈裟に恐怖を与える様な演技と共に言い聞かせるのが効果的でそれを実践し迫真の演技かはさておき、怖がる様子に効果的面で)
【ルーク】
!!やーっ!ルーくん、いい子しゅる!ガオガオ、ない?
(父親の言うオオカミに食べられてしまうと聞いて顔面蒼白となれば、母親にしがみつき顔を胸に埋め。それから顔を上げれば、少し慌てた様に母親を見上げて言う事聞けばオオカミは来ないかと問い掛けて)
いい子にしてたらこないよ!
( 父の演技に怖がった様子の相手を見て苦笑する。こちらを見て心配そうな顔をした相手に微笑むと、いい子にしてれば大丈夫だよと声をかけ頭を撫でてあげる。そうやっているうちに中央司令部について。)
…早く済ませて帰るぞ、仕事を追加されねぇ内にな。
(息子が大人しくなった所を見て効果的面で良かったと元に戻り。中央司令部に着くと身分証を提示して中に入り、准将の部屋に向かいながら上記を述べ。顔を合わせる度に仕事を増やされてはたまったもんじゃない。准将の執務室まで来れば、ドアをノックして)
【ロイ】
…入りたまえ。
おや、鋼の。どうしたんだ。
( ドアのノック音を聞けば入っていいとの声掛けをし。開けられた扉の先にいる人物を見ると、少し驚いたような顔を。そして更にその後ろ手にいる、ウィンリィと彼に似た小さな子どもを見てまた目を丸くして。)
おお、もしかして君らの子供か?
【ウィンリィ】
ご無沙汰してます!
( 抱き上げていたルークを下ろすと、「ほらルーク、こんにちはって」と挨拶を促して。久し振りに准将に出会ったがそんなに変わらないなと。)
子供の顔見せに来た、報告したっきりで見せた事なかったから。
(ドアを開けて中に入れば、連絡も無しに来たのだから驚くのも無理ないかと思い。「そ、息子のルークだ」とルークを紹介して)
【ルーク】
…ちはっ!
(降ろされた後、慣れない空間と見た事のない人物を見て少し戸惑いがちに母親の足に掴まり一度は隠れるが様子を伺う様に顔を出せば手をバッと挙げて挨拶し、満面の笑みを浮かべて)
【ロイ】
こんにちは。
ついこの前産まれたと聞いたが大きくなるのは早いな。
( 小さな男の子を見れば可愛らしい仕草に思わず、自然と笑みがこぼれて。ついこの前連絡を受けていたが、こんなに大きくなっていたとは。近付くとやはり彼らの面影があると少し笑って。)
【ウィンリィ】
よくできました。
( きちんと挨拶ができた息子の姿が微笑ましく、よくできたと頭を撫でてあげて。そういえば、ホークアイの姿がないが今日は非番なのだろうか。)
あっという間で俺達も驚いてるよ、最近はよく真似するし。
そう言えば大尉は?姿見えないけど。
(子供の成長がこんなに早いものだとは思いもせず、自分達も驚いてると幸せそうな笑みを浮かべ。いつもなら一緒にいる大尉の姿が見えず、どうしたのだろうかと問い掛けて。)
【ルーク】
ふへへっ、ルーくん、いい子!
(撫でられれば嬉しそうにキャッキャと笑い、褒められていると理解して自分で良い子だと宣言し。人見知りしない様で、ロイを見上げて両手を上げて)
ルーくん、抱っこ!
【ロイ】
あぁ、太尉は今外に出てる。待てば戻って来ると思うが…。
ん?あ、あぁ。
( 太尉は用事で外出中だと伝えると。ふと傍に来た子供が何やら要求しているのを見て、抱っこをしてほしいのだと分かると、恐る恐る抱き上げてみて。子供を抱くことなんてないため、どこがぎこちなく、少し困ったように。)
ふーん、相変わらず忙しいんだな大尉。
ぷっ、はははっ!い、違和感しかねぇ!くはははっ、ぎこちなさ過ぎ。
(外に出ていると言う大尉、相変わらず忙しく動き回っているんだなと思い。息子をぎこちなく抱きかかえる准将の姿に、思わず吹き出せばその姿が可笑しくて腹を抱えて笑い。それに釣られた様に息子も抱きかかえられながらもキャッキャと笑っており)
【ホークアイ】
失礼します、ホークアイ大尉戻りました!…ってあら?エドワード君にウィンリィちゃん、久しぶりね?…クスッ。
(数回ノックした後扉を開けて入って来ると敬礼しながら准将に戻った事を報告。するとエドの姿と久しぶりに顔を合わせるウィンリィ、それに准将がぎこちなく抱きかかえる小さな男の子の姿。あまりのぎこちなさに思わず顔を逸らしクスリと小さく笑い)
【ウィンリィ】
あ!お久しぶりです、リザさん!
( ぎこちない抱っこに戸惑う准将の姿がこちらも面白くて思わず笑ってしまい。そのとき顔を見せたホークアイにペコッとお辞儀をすれば。)
【ロイ】
…君まで笑うのか。
( エドにもウィンリィにも笑われていることが恥ずかしいが、子供など抱くことがないのだ仕方ないと思い。しかし副官が戻ってくるとその彼女までがこちらを見て笑っていることに、引き攣った表情で。)
【ホークアイ】
ええ、あまりにも違和感があったもので。
(お辞儀するウィンリィには相変わらず礼儀正しいなと感心しつつ笑みを浮かべ。その後咳払いをすると、キリッとした顔つきで上司に上記を。「今お茶淹れるわね?」とエドとウィンリィを見て一言告げると茶を淹れる用意をして)
【エド】
あー、良いよ。准将も仕事あるだろうし、子供の顔見せに来ただけだから。
(お茶を淹れてくれるという大尉に、すぐ失礼するから気遣わなくて良いと告げるも一杯くらい飲んでいってと言われ、執務室のソファーに座る事に)
【ウィンリィ】
じゃあ、お言葉に甘えて。
あ、ルークこっちおいで。
( 大尉がお茶を入れてくれるということで、とりあえず頂くことにすれば、困っている准将の元へ行くとルークを預かるため、声を掛けて。)
【ロイ】
まぁまぁ、そう言わず。
今日は急に仕事を渡すこともないから安心したまえ。
( すぐに去りたそうな相手の様子には思わず笑みを浮かべると、いつものごとく急に仕事を渡すこともないからゆっくりしていけと伝え。 抱き上げている子をどうしていいか分からなかったが、一先ずウィンリィがきたため、預けようとして。)
あははは…後で倍の仕事渡すとか無しだかんな、准将。
(考えていた事がどうやら読まれていた様で苦笑いを浮かべ。更に今回仕事を渡されない事には安心しつつも、後で倍にして仕事を渡す様な事だけはやめてくれとしっかり釘を刺して)
【ルーク】
はーい。マァマ、あっち。
(大人しく母親の元に預けられ抱き付いて。窓の外を眺めたい様で窓を指差して)
【ロイ】
心外だな?そんなことするとでも?
この後は真っ直ぐ帰るのか?
( 相手の言葉から自分が余程酷い上司であるかのような言い草に思わず引き攣った笑みを浮かべ。ふとここまできたのに真っ直ぐ帰るのかと尋ねて。)
【ウィンリィ】
窓?外が見たいのかな。
( こちらに抱き着いてきた相手が指をさした方を見れば窓があり。外の景色を見たいのだろうと思うとそちらの方へ移動して見せてあげる。中央の高い位置にあるこの司令部の窓からはセントラルの街並みが見え。)
…うん。
ん、ああ、そのつもり。目的は果たしたからさ。
(前者の言葉には妙な間を空けジト目を向けつつ頷き。元々の目的として子供の顔を見せたかったという事だった為果たされた今、後はもう帰るつもりで。そんな話をしているとホークアイがお茶を運んで来て目の前に置かれ礼を述べ)
【ルーク】
わぁ…!しゅごいねー!
(此方の意図が伝わった様で窓からの景色を見るとパァっと表情を明るくさせ目を輝かせて。子供ながらに高い位置から望む景色は恐怖を感じる子も少なくないが全く物怖じせず。)
【ロイ】
そうか。…あぁ、ありがとう。
それにしても、鋼のが父親か…。不思議なものだな。
( ホークアイに礼告げると、窓の外を眺めている母子2人を見て、何だか不思議な気分だと思いながら。茶を飲むと自分が置いていかれているような感じがすると苦笑して。)
俺も最初は分かった時は不思議だったよ、不安もあったし。けど子供が産まれて顔見たらさ、その不安全部吹っ飛んじまった。
(窓際で風景を楽しむ妻子を見て微笑ましく。だが妊娠したと聞いた時から生まれるまで嬉しかったのと同時に、ちゃんと父親としてやっていけるのかという不安と重圧があり悩みもした。けど実際に子供の顔を見た瞬間、その気持ちが無くなり寧ろ頑張ろうという気持ちの方が大きくなりそれからは大変だけど楽しんでおり。窓際の妻子の元へ移動した大尉を見つつ、准将も早く身を固めれば良いのにと思えば)
准将も早く結婚すりゃあ良いじゃん。気になる人居るんだろ?
【ロイ】
そうは言うがな…ここまで年をとるとそう簡単にいかないんだよ。
( 相手の話には、頷きながら子もそうだが、彼も父親として成長しているのだと知り何だか微笑ましい気持ちで。しかし自分のこととなると肩を竦め。ここまできてしまうと、色々なことを考えすぎて上手くいかないと半分自嘲じみた笑いを浮かべながら。)
准将さ、考え過ぎじゃねーの?あれこれ考えるより行動だろ、こういうのって。
(やれやれと少し呆れた様に何処か上から目線な態度で告げれば、考えるよりも行動だと伝え。かく言う自分も告白するまで同じように頭を悩ませ、なかなか踏み出せなかった訳だが思い切って伝えて結果として今の幸せがあるのだから一歩踏み出して行動するべきだと背中を押して。)
つか身近に居たりするんじゃねーの?
【ロイ】
はぁ。鋼のに助言されることになるとはな。
( 相手の言葉には何故か自分が助言される立場となっていることに苦笑して。しかし、嫌な気分にはならず寧ろ背中を押されているような感じがするのは、彼の経験が語るからなのだろうか。お茶を飲むと窓際にいる3人を見て、「考えてみるよ」と伝え)
【ウィンリィ】
( リザにもルークを抱っこしてもらえば、嬉しそうに笑い。こうやって色んな人に可愛がってもらえてルークも幸せ者だと思う。 )
まあ、なんだ、頑張れ。
(大尉は美人だし仕事も出来る為、軍内外でも人気が高いと噂に聞いた事がある。恋敵は多いだろうが、兎に角頑張れと声を掛けて)
【ホークアイ】
ふふ、本当に可愛いわね。ウィンリィちゃんも、しっかりお母さんだものね、凄いなぁ。
(人見知りしないルークを慣れた手つきで抱っこし。あまりの可愛さに母性がくすぐられ、幸せを分け与えて貰っているようなそんな優しい気持ちになり微笑を浮かべ)
【ウィンリィ】
そんな、しっかりなんて…まだまだですよ。
でもルークがほんと可愛くて幸せです。
( 太尉にそう言われると顔を赤くして首を振り。正直母親としてはまだまだなことも多く、エドに助けてもらってなんとかここまで育てられたのだと苦笑して。それでも本当にルークが可愛いという気持ちは1度も変わったことはなく、これから大きくなってもこの気持ちは同じだと思う、とルークの頭を撫でて。)
【ホークアイ】
そんな事ない、ちゃんとお母さん出来てるじゃない。まだ小さいけれど、この子を見れば分かるわ。
(謙遜するウィンリィに小さく首を横に振り、ルークのすくすくと育っている様子を見ればどれ程の多くの愛情が注がれているのが一目瞭然であると告げ。子育ては何かと大変で気が休まる日が少ないとも聞くし、折角だからと「ルーク君は私が見ててあげるから、ウィンリィちゃんも冷めない内にお茶どうぞ。」と少しでもゆっくりして欲しくて笑みを浮かべ座るように促して)
ありがとうございます。
じゃあお言葉に甘えて。
( ルークのことや自分の事をそんなふうに言って貰えるのが嬉しくて思わず嬉しそうに笑って。太尉の言葉に頷くとエドの横に腰かけ出されたお茶を頂くことに。)
ルーク、大尉に懐いてんな。大尉が初恋の相手になったりして
(隣に座った彼女を見た後、大尉に抱っこされ凄く懐いている息子を見て笑みを浮かべ。なつき過ぎてその内、将来は大尉と結婚するとか言い出したりしてなんて考えが頭によぎりそんな冗談を)
あはは、リザさん美人だからね。有り得そう。
( 彼の言葉には思わず笑うもたしかにそれは有り得そうだと頷いて。恋という感情を知るのはきっとまだ先になるだろうが、きっと年をとってもホークアイは美人だろうと思う。)
【ロイ】
それは、いかんな。
( エドの言葉に一瞬固まると少しむっとした表情でつぶやき。先程の話同様、彼女に想いを寄せる男どもはたとえ子供であろうとも許さないといった様子で。)
…よし、試しにルークに聞いてみるか。
ルーク、お姉さんの事好きかー?
(准将の反応を見るなりニヤリと企みを含んだ笑みを浮かべれば、息子がどう思っているのか聞いてみようと提案。思い立ったら即行動とルークの名を呼べば、大尉の事好きかと問い掛けてみて)
【ルーク】
う?んー……しゅき!
(父親に呼ばれて其方を見れば質問された後、ホークアイを見上げて自分の頬に人差し指を当て暫し考え。かと思えば、パァッと明るい満面の笑みを浮かべて)
【ロイ】
…ははは、鋼の。前言撤回だ、やはり仕事を渡そうか。
( 相手の企んだ笑みと、大尉に「好き」と簡単に言える子どもに引き攣った笑みと笑い声を漏らすと、此方も負けじと腕を組み冗談で仕事の話を持ち出せば。)
そうかそうか、好k…!冗談だろ!?
(息子の答えを聞いて満足気に笑ったのも束の間、次のロイの言葉を聞けば耳を疑い。今日は仕事を渡したりしないと言っていたではないかと表情引き攣らせ)
【ルーク】
パァパ、マァマ、おじ!
(大尉だけでなく父親に母親、それから名前を知らない為准将を順番に指差しておじさんも好きだと純粋無垢な笑みを浮かべて)
【ロイ】
おじ…。
( 仕事に関しては冗談だと告げて。おじという呼び方に、少し傷付きつつも、自分のことも好きだと思ってくれているのだと知るとなんだかどうでもよくなり。)
【ウィンリィ】
ルークは皆のこと好きなんだね。
( ルークの言葉と仕草にくすっと笑うと。准将が少し傷ついていることも知りつつ、こうやって人見をしないで笑っていられるのはいつまでだろうと思いながら。)
…そろそろ帰るぞ。お茶、ご馳走様。
(冗談だと聞いてホッとするも、茶を飲み終えた所でそろそろ帰ろうと立ち上がり大尉の元へ。あまり長居してもまた同じことを言われそうだと何となく思い)
【ルーク】
うん!パァパ、抱っこ!
(母親からの言葉に大きく頷き。帰るとの父親の言葉に反応を示せば、父親の元に行くと意思表示して大尉から父親の元へ移動し抱き抱えられ)
そうね。お忙しいときにお邪魔しました。
またルーク連れてきますね。
( そろそろ帰ろうという相手に頷いて。特にホークアイには、またこんどゆっくり話したいと思いつつ、ペコッとお辞儀をして。)
【ロイ】
なんだもう帰るのか。
…あ、そうだ。こんなものをもらったのだが、いるか?
もし帰りの汽車まで時間があるなら、乗っていったらどうかね。
( 此方も茶を飲み干すともう出ていこうとする相手たちを見て苦笑し。ふと軍服のポケットからセントラル駅の近くに最近できた観覧車のチケットを2枚差し出し。小さい子どもはタダで乗れると表記しているため、3人で乗れる。)
いつまでも居ると准将の仕事進まねーだろ?
観覧車のチケットか、さんきゅ准将。帰りに寄ってみるよ。
(息子を抱き抱えた後、少しばかり嫌味を込めてニシシッと笑いながら仕事の邪魔しちゃ悪いからと告げ。差し出されたチケットを受け取ると見て、そう言えば駅を出た時に観覧車が見えていたなと思い出し有り難く貰って帰りに寄る事に。「それじゃ、また来るよ」と告げれば執務室から出て行き)
【ルーク】
おじ、ねえね、バイバイ!
(父親に抱き抱えられながら小さな手を大きく振りながら満面の笑みを浮かべて、さよならの挨拶をすれば大尉が振り替えしてくれて)
そういえば、駅出たところに観覧車あったね。
( セントラル駅を出たすぐの広場に、観覧車が見えていたのを思い出しながら執務室を出て。観覧車といえば、昔セントラルの遊園地に行ったことがあったなと振り返り。)
ああ。観覧車なんてあの日以来だな。
(以前婚前旅行で婚約報告も兼ねて中央に来た際、彼女と2人で乗った観覧車を思い出し懐かしく感じて。司令部から出て駅方面に向かって歩きながら、息子にとって今日は初めて体験することばかりだなんて考え。執務室から窓の外を眺めていても怖がる容姿を一切見せなかったし、恐らく観覧車に乗っても怖がる事は無いだろう。)
(/観覧車乗った後どうします?ルーク3歳くらいまで成長させて例のルークお泊まり作戦(←)まで進めるか、もう少し今の時間を楽しむか。希望ございますか?)
観覧車たのしみだね!
( 駅方面に向かっていると観覧車が見えてくる。遊園地にあった観覧車と同じくらいの大きさのもので、それに乗りにきている観光客もたくさんいるようだ。彼のもとにいるルークを見てにっこりわらうとそう伝えて。 )
(/ 例の作戦までとばしますか!アルとメイに再び襲撃されるやつですね←)
【ルーク】
う?…うん!ブーブ!
(観覧車が何の事かは分かっていないが、母親の笑顔を見て釣られた様に笑みを浮かべれば大きく頷き。街中を走る車を見て指差しながら興奮気味に)
【エド】
ん?車には乗らないぞ、ルーク。今からアレに乗るんだ。
(車に乗りたいのだと思い、車ではなくあの大きな観覧車に乗るのだと見せてやり。ポケットにしまっていたチケットを取り出せば、観覧車搭乗口に並んで順番を待ち)
(/了解です!ではキリのいい所で、場面転換にしましょうか!)
見るのも初めてだもん。
こんな大きいの何かわからないよね。
( ルークにとって見るのも初めてなものばかり。この大きなものが一体何なのかなんて理解しているわけもなく。相手の反応に苦笑していると、自分たちの乗る順番がきて。)
(/ はい!)
分かる様になるまでもう少し掛かるかもな。
(順番が来て係員にチケットを渡し中に乗り込めば椅子に座り、ルークを横に座らせ。物珍しそうに乗り物の中を見回す息子の肩に手を置き、外を見る様に促して)
【ルーク】
わぁ…!
(この箱の乗り物自体も不思議で天井や落下防止の手摺などペタペタ触りながら見回して。父親から外を見る様に促され見てみると、ゆっくりと上に上がっていく感覚にワクワクして目を輝かせ)
ふふ、すごいよね。
まだまだ高くなるよ?
( 外の景色を見て物怖じしない様子を見て、きっと大きくなったら忘れてしまう景色なのだろうが、こうやって今喜んでくれているのを見て微笑ましい気持ちになる。)
【ルーク】
くっく、バイバイ。
(どんどん高くなっていく景色に目を輝かせ、椅子の上に立ち上がりたいのか靴を脱ぎたいと言い出して。父親に靴を脱がしてもらうと手摺に掴まりながら椅子の上に立てばそこから下を眺めるも、あまりの高さに怖くなり震え今にも泣き出しそうになりながら母親を見れば助けを求めて)
!…マァマぁ…
あはは、やっぱりこわくなってきたかな…?
大丈夫だよ。
( 怖がらないと思っていたが、段々と高さが上がるにつれて泣き出しそうになる相手に苦笑して。彼の隣にいる息子に大丈夫だと声をかけながら、そっと揺れないようにし、よいしょと抱き上げると背中をぽんぽんと優しく撫でてあげて。)
ははは…まだ早かったな。
(怖がり母親にしがみつく様子の息子を見つつ苦笑いを浮かべ。息子の靴を手に持ったまま窓の外を見ればもう頂上で、この高さならまだ小さい息子が怖がっても無理はないかと思い。)
( 早くも頂上に辿り着くと、自分にしがみつく子に「あとは下りてくだけだからね」と声をかけつつも。窓の外に目を向けると中央の街並みが一望できて、やはり綺麗だなと目を細めて。)
きれいね…。
またこうして観覧車に乗れるなんてまだ先だと思ってたけど、今回ばかりは准将に感謝しないとだな。
(以前別の遊園地で観覧車に乗った時は夜だったし夜景が綺麗だったが、昼間の明るい時間帯に眺める景色もまた違った美しさがあり。それにチケットをくれた准将にも感謝しなければと悪戯っぽい笑みを浮かべて。)
そうね。ルークがもう少し大きくなったら、前に行った遊園地にも行こう。
( ルークの頭を撫でると、相手の言葉に小さく笑って。ルークが大きくなったら次は遊園地に行けるといいななんて思い。観覧車がどんどんと下りていくと「ほら、もう少しだからね。」と声をかけて。)
ああ、約束だからな。
(彼女の言葉に頷けば、また来ようと約束していたのをしっかり覚えておりその話を持ち出して。地上に近づいて来ればそろそろ息子に靴を穿かさなければと思うも、よく見ると彼女に身体を預ける形で小さな寝息を立てて眠ってしまった様で仕方なく持ったまま降りる事に。扉がスタッフにより開けられれば「ウィンリィ、先に降りて来れ」と告げて)
あらら。…つかれたのかな?
( ルークから反応がないと思えば、いつの間にやら眠っていたようで。無理もない、初めての遠い場所へのお出かけだ。きっとつかれもあるのだろう。彼を抱いたままとりあえず観覧車を降りて。 )
…さてと、それじゃ帰るか。
(観覧車から降りると出口に向かい歩き出して。後は特に寄る場所も無いし、息子も寝てしまったし帰ろうと。幸せそうに眠る息子の頭を軽く撫でれば駅へと向かい)
──────
ルーク、準備出来たか?そろそろ迎えに来るぞ。
(息子が3歳の誕生日を迎えて1ヶ月、だいぶ体も大きくなり意思表示もしっかりしてきた息子。今日は弟の家に息子が初めてのお泊まりで。今日から2泊する事になっており、着替えなどは事前に準備出来ているのだが本人が遊ぶ事に夢中で。家もそんなに離れている訳ではない為、何か忘れ物があれば取りに来ることは出来るのだが。)
(/場面転換させて頂きましたー!)
さっき一緒に確認したから大丈夫!
楽しみねー。
( 3歳になった息子はぐんぐんと成長しており、元気いっぱいだ。お泊まりに行くことをとても楽しみにしているようだが、親としてはちょっぴり寂しい気持ちにもなる。先程着替えなどが入ったリュックを自分と確認したから忘れ物はないはず。とニコッと笑って。)
(/ ありがとうございます!)
【ルーク】
うん…母さん、ボク夜眠れるかなぁ?
(大好きな叔父の家に泊まるのは楽しみなのだが遊んでいた手を止めて、母親の元に駆け寄り抱き付いて下から不安気に見上げて。初めてのお泊まりで緊張している様で)
大丈夫よ!だってアルやメイが一緒に寝てくれるし。むしろ、楽しくて寝られないかもねっ。
( 抱き着いて心配そうにこちらを見上げる相手には微笑み。彼の大好きな叔父、そしてメイも一緒に過ごしてくれるのだ、不安に思うことなど何も無い。相手の頭をそっと撫でると大丈夫だよと安心させてあげる。)
【ルーク】
…うん、そうだよね!
(母親の優しい言葉と笑顔に不安が薄れ、不安そうな表情から楽しみの様な笑みを浮かべ。すると丁度、扉が開いて大好きな叔父の姿がそこにあり母親から離れて叔父の元へ走り出し)
【アル】
こんにちは…ってルーク、今日も元気いっぱいだね。
(扉を開けて姿を現せば迎えに来た事を伝え、此方に走って来た甥っ子の姿を視界に捉えては頭を撫でてやり)
【メイ】
お久しぶりでス!
( アルの後ろからひょっこり顔を出せば、ルークを見て微笑み。「ルーク、久しぶりー」と再会を喜ぶとアルと同様に頭を撫でてあげて。)
【ウィンリィ】
アル!メイ!
今ルークともうそろそろ来るかなって話してたところ。
( 自分の元から離れていった相手を見て。やはりアルのことが好きなのだろう。嬉しそうな相手たちの様子にほっこりして笑顔になれば。)
アル、メイ、ルークの事頼むな?
(姿を現したアルとメイを見て、ルークの荷物を手に持ち弟の方へ行けばその荷物を手渡して。先程まで不安がっていた息子が嘘みたいに笑顔を浮かべているのを見て、この調子なら大丈夫だろうと何処か安心し)
【アル】
ルークの事は任せて、たまには育児から離れてゆっくりしてね?
(こんなに懐いてくれると凄く嬉しくて何でもしてあげたくなるが、あまり甘やかしてもルークの為にもならないし兄から後で何を言われるか分からない。それでもやっぱり可愛い甥っ子と時間を気にせず一緒に過ごせるのが嬉しくて、ルークの事は大丈夫だから心配しなくて良いと兄とウィンリィに告げて)
【ルーク】
メイお姉ちゃん!ボク、今日はメイお姉ちゃんと寝るー!
沢山お話聞かせて?
(メイに撫でられて笑みを浮かべると、アルとではなく久しぶりに再会したメイと一緒に寝たいと告げて。前に聞いたシンの話がとても面白かったらしく、またその話を聞かせてほしいと要望し)
【メイ】
もちろん!
じゃあいきましょうカ。
( 一緒に寝るという相手には、にこにこ笑って。シンの話に興味を持ってもらえているのも嬉しい。ルークの手をそっと握ると、行こうと声をかけて。)
【ウィンリィ】
アル、メイありがとね。お願いします。
( アルの気遣いには、有難く嬉しそうに笑えば。ルークをお願いしてたまにはゆっくりしようと決めて。アルとメイ、そしてルークを玄関まで見送るとルークに手を振り。「いってらっしゃい」と声をかける。)
【ルーク】
うん!いってきまーす!
(メイと手を繋ぐと両親に手を振り笑顔で家を出て。メイとルークの後に続く様にアルも出て行き。)
【エド】
早いもんだな…さて、溜まってる仕事終わらせちまうか。書斎にいるから何かあったら呼んでくれ。
(ついこの前まで赤ん坊だと思っていた息子が、自分の足で歩いて弟の家にお泊まりだ。あっという間に過ぎた様な感覚を覚えながらも息子を見送って。一つ背伸びをすると溜まっている仕事を早く片付けて夫婦水入らずでゆっくりしたい所、書斎へと向かいながら上記を)
うん。わかったよ。
( 彼の言葉に頷けば、自分も掃除や洗濯などを済ませてしまおうと。自分は1階にいることを告げれば、掃除にとりかかり。久しぶりの2人の時間、楽しみにしながら、さくさくと作業が進む。)
(書斎に入ると机に向かい研究資料を開いて紙にまとめて行き。気付けば作業を開始してから数時間経過しており、何とか終わらせれば首を回して凝りをほぐし椅子の背凭れに背を預け一息ついて。)
──ふう、終わった…。
( 家事が一通り終わり、ひと息つこうと思い。挽きたてのコーヒー豆からいれた美味しいコーヒー。相手の分も用意しようかなと思うと、書斎に向かいドアをノックして)
─エド?ちょっと休憩しない?
ん、ああ、今行く。
(ドアの向こう側の彼女へ返事をして椅子から立ち上がり、背伸びをするとドアの方へ。ドアを開けて廊下に出るとそのままリビングに移動しソファーへ腰掛けて。息子中心の生活になっている為か、息子の居ないこの家がとても静かに感じられ今頃何してるだろうかとふと思い)
はい、コーヒー。
…ルーク今頃どうしてるかな?
( 先程いれたコーヒーを相手の前に置くと、自分も隣に腰掛け。ふと静かになった室内を見渡すと、今頃息子はどうしているだろうかと少し不安な気持ちにもなり。思わず相手に問いかけ。 )
さんきゅ。何処か出掛けてるかもな。
不安がってたけど案外楽しんでるんじゃねーか?
(コーヒーを淹れてくれた彼女に礼を述べ、カップを手に取れば一口飲み一息吐いて。お泊まり計画を弟に話した時、遠出しても良いかと聞かれたのを思い出し、もしかしたら出掛けているかもと告げ。)
そっかぁ。
なんかちょっと寂しいな。
( 楽しんでいるならそれでいいのだが、少し寂しい気持ちもして。コーヒーの入ったマグカップをそっとテーブルに置くと、うーんと伸びをし。)
まあ、ずっとルーク中心の生活だったからな。でも、折角だしこんな日があっても良いんじゃねーか?
(息子が産まれてからというもの、彼中心の生活が当たり前だったし彼女の気持ちも分からなくもないと苦笑いを浮かべ。寂しい気もするが、弟も言っていた様に今日明日くらいは育児から離れてゆっくり寛ぐのも良いのではと。)
うん。まぁね。
エドとふたりなのなんていつぶりだろう。
( たまにはゆっくりするのも必要かと、頷くと何となく相手の肩にこてんと頭を寄せて。なんだか新婚の頃を思い出すと、少し恥ずかしいような照れたような気持ちになる。)
っ、え、えーっと…3年ぶりくらい、か。
(肩に重みと温もりを感じて彼女の頭が寄せられたのだと分かると、慣れたと思っていたこういう雰囲気が久々だからか少し緊張して。家にいても何処か出かけても子供も一緒の為、なかなか2人きりになる時間なんてあまり無かった訳で。緊張しながらも左腕を彼女の左肩に回せば引き寄せて)
ふふ、エドなんか緊張してる?
( なんとなく肩に回された手から緊張を感じ取ると、自分も緊張していたのがなんだかほぐれて。ちらっと相手を見て、くすっと笑い。)
っ!き、緊張してねーしっ…!…。
(緊張しているのが見抜かれては、多少無理はあるものの緊張していないと頬を少し赤く染め視線逸らして誤魔化し。そう言えば前に子供は2人は欲しいかもと話していた事を思い出し、ルークもある程度大きくなって少し落ち着いて来たしそろそろ良いかな、なんて思うがどう切り出せば良いか悩み)
そう?
あたしは…緊張してるけど?
( 視線を逸らした相手を見るとクスクス笑うも、自分も少し顔を赤くしてそう呟く。ルークが大きくなってきたこともあり、2人目も、なんて考えも持っているわけだが。そんなことどう伝えればいいのか。 )
なっ!…そ、そうか…。
(緊張していると告げて来た彼女のそういう所も尊敬に値する。自分なら今もそうだった様に誤魔化すのが必死で伝える事ができないからだ。頭の中に浮かんでいる考えも合わさって更に緊張が増し、気持ちを落ち着かせようとコーヒーをまた一口飲んで)
ねぇエド。
…そろそろルークに兄弟がいてもいいかなって思うんだけど。
( 緊張していながらも、少し間を空けて、頬を真っ赤にしてそう言うと。それだけ言って困った様にちらっと見上げて。兄弟とは言うが、女の子がいてもいいなという憧れもあり。)
!?ゲホっ、ゴホッ…ま、まあ、俺もそれは考えてたけど…
(コーヒーを口に含み飲み込むタイミングで言われたその話題に耳を疑い少し咽せて。少し間を開けて落ち着かせれば、実は自分もその事については考えていたと告げ。ルークに兄弟が居たらと思うと今より賑やかになるだろうし、ルークも寂しい思いをしなくて済むかもと思えて)
でしょ?
だから…えっと、その…。
( むせた相手に「大丈夫?」と声をかけ。相手も同じような考えで少し安心をするも。だからといって自分から、子供を作ろうなどと言えるはずもなく。急に恥ずかしくなって、ばっと立ち上がると「お菓子!この前クッキーもらったの!」と、台所へ行こうと)
…ん?……っ。
(咽せた事に対する心配の声には大丈夫だと答え、その次の言葉を言いにくそうに伝えようとしている彼女の発言をドキドキしながら待ち。だが恥ずかしかったのか急に立ち上がった彼女の手を反射的に掴めば「…今夜、な?」と顔を見る事は出来ないまでも、勇気を出して話題を出した彼女に答えたくて約束を)
…っ…。
( 反射的に掴まれた腕と、相手の言葉に顔を真っ赤にして。ドキドキしながらも小さく頷くと、恥ずかしそうに視線を泳がせ。「わかった」と一言こたえると、少し嬉しそうに微笑み。)
っ…小腹空いた、菓子あるんだろ?
(返事を貰うと嬉しくて照れつつも微笑を浮かべると、ハッと我に返り掴んでいた彼女の手を離すと話題を変える様に先程彼女の言っていた菓子を要求して)
今、持ってくるね!!
( 彼の言葉に我に返ると、台所に行き戸棚からクッキーの入った箱を取り出すと相手の元に持っていき。箱を開けると何種類かのクッキーが入っており。ソファーに座り直すと再びコーヒーを一口飲んで。)
──美味い。
(持って来てくれたクッキーに手を伸ばし一つ取ると、そのまま口へと運び軽い食感と程良い甘さがコーヒーとの相性抜群で感想を述べ。自分は仕事も終わらせたしこのあと特別やる事もないのだが、もし手伝う事があればと切り出せば)
何か手伝う事あるか?
んー。特にないかな?
…久しぶりに夜ご飯何処か出かけて食べる?
( なにかすること、と言われると暫く考えるが思いつかず。せっかく2人だし、どこかで夜ご飯を食べるのもありだと気付くと、街に出かけてもいいなと思い。どうかと質問して。)
(/ 夜ですかね、メイとアルに目撃されるPart2笑)
そっか。
なら今日は外食にしよう。
(特別ないのなら仕方ない。彼女と2人で外食に出掛けるのも久しぶりな気がする、そんな事を思いながらも提案に乗り出掛ける事に。自分は直ぐにでも行けるのだが、残りのコーヒーを飲み干して)
(/そうですね、この後出掛けて食事シーンを飛ばして帰宅後にします?)
うん!じゃあ、あたし用意してくる。
( 夫婦水入らずで出かけることも久しぶりだしそれも楽しみなのか嬉しそうに笑って。立ち上がると早速出かけるために着替えをしてくると伝えて。)
(/ そうしますか!)
ああ、分かった。
(彼女の用意が出来るまでソファーに座ったまま新聞を手に取ると開いて読み始め。西部国境付近の小競り合いは以前から続いているが、それが激化して被害多数とある。この調子だとまた偵察に行けとか命令が下りそうだと表面に出さないでも溜息を一つ吐き。他の面も読んでみるが特別変わった情報は無い様で、新聞を閉じればテーブルに置き)
(/家を出た後に場面転換しますね!)
─お待たせ。
( 自室にて着替えを済ませ、肩から小さなカバンをかけると1階におりて。待っているであろう相手の元へ行くと、一声かける。テーブル上に置かれた新聞を見ては、自分を待っている間読んでいたのだろう。最近の新聞は争いごとの記事が多く、平和になればいいのに、なんて思いながら。)
(/ ありがとうございます!)
それじゃ出掛けるか。
(準備を済ませ戻って来た彼女を見てソファーから立ち上がると彼女と共に玄関から外に出れば扉を閉めて鍵を掛け。それからさり気なく彼女の手を握り繋いだ状態で歩き出して)
──────
今度はルークも連れて行こう。
(最近出来たばかりのレストランで食事を済ませその帰り道。彼女と手を繋ぎながら、酒を飲んで熱った体には心地よい夜風に当たりながら家までの帰り道を彼女と歩き。味も良かったし家族連れも多く訪れていた事から、今度来る時はルークも連れて来ようと告げて。)
うん。そうだね。
( レストランからの帰り道。夜風がとても気持ちよく感じる。行ったことのないレストランだったが、本当にどれも美味しくて今度は3人で、という相手に頷き微笑む。食事と共に珍しくお酒もそれなりに飲んだためか体があつく、繋いだ手もいつもより熱く感じる。 )
…そう言えばさ、今夜流星群が見れるらしいんだけどちょっと寄り道しないか?
(数日前の新聞に天文情報として今夜数十年に一度しか見れない大流星群が観れると書いてあったのを思い出し、酔いを覚ますついでに小高い丘の方へ行かないかと提案して)
流星群?
見たい!
( しばらく歩いていると、寄り道をしないかという提案には、流星群を見られるということもあってか凄く嬉しそうに頷き。流星群は小さい頃に1度見たことがあり、それ以来だと思うとこのリゼンブールで見る星は格別なので、きっと綺麗だろうと想像して。 )
よし、じゃ行こう。
(此方の提案に乗って嬉しそうに頷く彼女の手を引いて途中から曲がれば丘の方へ向かって歩き出し。中央だと街灯や建物の明かりが邪魔してなかなか綺麗に見ることは難しいが、リゼンブールは田舎という事もあって況して丘の方は街灯がない為星を見るにはもってこいの場所だ。暫く歩いて行くと目的の丘に到着、幸い他に人はおらず丘の中心まで来ると座り)
少し早かったかな。
誰もいないし。特等席ね。
( 少し登った丘の上。まだ時間は早かったが、誰もいないそこに座ると何だか自分たちだけの特等席のような感じがして嬉しそうに笑い。空を見ると、流星群はまだのようだが既に星が綺麗に輝き始めていて。)
ああ、やっぱ星見るならリゼンブールだよな。
(夜空を見上げると星が綺麗に輝いておりつい釘付けになる。邪魔するものは何もなく本当に綺麗に見え、暫く眺めているとまだ少なくはあるが一つまた一つと流れ始め。)
おっ、始まったな。
わぁ…!すごい。
綺麗…。
( 次々と流れてきた星を見て思わず感動の声が漏れる。昔見た星もこんなに綺麗だっただろうか。今日見ているこの星の方が数倍輝いて見えるのは、隣に彼がいるからなのだろうか。そう考えると心がほっと温まるのを感じる。)
これだけ多く流れる星を見れるなんてそうそう無いもんな。
(雲一つない夜空に流れる星々。その流れる様は本当に綺麗で、ふと夜空を眺める彼女の横顔を見て息を呑み。昼間子供の話をしたせいか、意識してしまい緊張して)
…、エドと見れてよかった。
ルークも見てるかな?寝ちゃってるかな。
( 暫く星を眺めていたが、ふと視線を感じると少しドキドキしてチラッと相手の方を見てそう言い。しかし恥ずかしくなって、息子も今この星を見てるのかななんて話を逸らして。)
…っ、ああ、この時間なら寝てるかもな。
(自分も彼女と同じ気持ちなのだが、久々の緊張感から言葉に詰まり話題が変えられたことで彼女から視線を逸らして会話を合わせ。流星群も終わりに近いのかあまり流れなくなって来た為、立ち上がると彼女に手を差し伸べ)
そろそろ帰るか。
うんっ。
( あっという間に終わってしまった流星群に少しだけ名残惜しい気持ちを残しつつ、差し伸べられた手を取ると帰路につき。家に帰ったら、とその先のことを考えると何だか変に意識してしまい、頬を赤くして。できるだけ違うことを考えようとして歩き。)
…っ…。
(普段なら何気ない会話をしながら家路に着くのだが、意識するあまりこんな時どんな会話をしていたかと考えるも浮かばず無言のまま歩き続け。その間も彼女と手は繋いだままなのだが、付き合い始めの頃の様な緊張感があって別のことを考えようとしていた中、気付けば家に到着。ポケットから鍵を取り出して開けると、ドアを押さえて先に入る様に促して)
…ウィンリィ、先に風呂入るか?お湯溜めてくるけど…。
う、うん。
それじゃ、先に入ろうかな?
( 先に入るようドアを押さえてくれていた相手に礼を言うと中へと入り。お風呂について聞かれると、ここは素直に頷いておこうと緊張を隠すためにできるだけ平気なふりをしながら頷いて。)
分かった、少し待っててくれ。
(彼女が家の中に入った後、続く様に家の中に入ればお湯を溜める為にそのまま風呂場へと向かい。蛇口を捻りお湯を出せば浴槽へ溜め始め。今この家にいるのは彼女と自分の2人だけ、蛇口から出るお湯を眺めながらそれを考えるとやけに緊張して考えを振り払う様に頭を横に振り。それから暫くしてお湯が溜まったのを確認すると蛇口を捻りお湯を止め、風呂場から出てリビングへ向かい。)
──ウィンリィ、おまたせ。お湯溜まったから良いぞ。
あ、ありがとう!…じゃあ先に入ってくるね。
( 相手がお風呂に湯をためてくれているのを待つ間、着替えをとってきてリビングのソファーに座っていると、やはりどこか落ち着かなくてソワソワし。お湯が溜まったという声をきくと勢いよく立ち上がり、風呂場に向かうことに。)
?あ、ああ…。
(彼女も緊張しているのだろうか、勢いよく立ち上がった姿を見てそんな事を思いながらも見送り。寝室に向かい着替えを取ってくると、彼女が出るまでリビングで待つ事にしてソファーへと座り。だがやはり落ち着かなくて立ち上がると窓の方に行き、カーテンを少しだけ開けて弟宅の方を見るも電気は点いていない様子。もう寝たのだろうと思いつつ、カーテンをしっかりと閉めて)
( 脱衣所にて服を脱ぐと風呂場へ。体や髪を洗い流し、湯船に浸かると少しリラックスして。ふとルークもアルやメイとお風呂に入ったのかな、なんて思いながら暫くゆっくり浸かって。身体を洗い流すと脱衣所へ。タオルで体や髪を拭くと着替えを済ませリビングに向かう。)
…あがったよ。次どうぞ。
あ、ああ、さんきゅ。
(風呂から上がってリビングに戻って来た彼女に視線を向けるも、渇ききってない濡れた髪の彼女を見てドキッとして頬を少し赤く染めるが誤魔化す様に返事を返せば脱衣所へ向かい。
脱衣所に入ると服を脱いで浴室へ入りシャワーを浴びて頭から身体と順に洗っていき、身体についた泡を流せば湯船に浸かり感嘆の息を漏らす。頭から彼女の姿が離れず、思い出すのと同時にこの後の事を考えると顔に熱が集中するのが分かり誤魔化す様に風呂のお湯を手に掬い顔を洗って)
( 食器棚からグラスを取り出すと水を注ぎ、それを持ってソファーへ。先に寝室に行こうかとも思ったが、彼が上がるまで、少し落ち着いてここに居ようと、グラスに入った水を1口飲み。変に緊張するのもすべて自分が彼にあんなことを言ったせいなのだが。なんて、今日の彼との会話を思い出しながら赤面して。)
(十分に温まった所で湯船から出て脱衣所からタオルを取れば体についた水分を拭き取り。それから持って来た服に着替え、首に掛けたタオルで髪を拭きながらリビングへと姿を現せば彼女の姿を視界に捉え。「ウィンリィ、まだ此処に居たんだな。」既に寝室へ行っているものと思っていた為、リビングに居るとは思わなかった様で)
俺、寝室に行くけど…ウィンリィは少し休むのか?
…えっと。
あたしも、もう寝室行こうと思ってたところっ。
( グラスに残った水を一気に飲み干し。それを持って台所まで行くとグラスを洗って片付け。相手の言葉に少し頬を赤くしながらも、自分も寝室へ行こうと思いちょっと急ぎ気味に動いたところ、足先に物があたって前に体重が行くのを感じると転んでしまいそうになり。)
(/ メイアルをどのタイミングで出そうか悩んでおります←
とりあえずウィンリィこけさせたので、兄さん受け止めてやって下さい←←)
!危ね──っ、ふぅ、大丈夫か?
(転びそうになる彼女に咄嗟に手を伸ばし、何とかギリギリで支える事が出来て彼女を受け止める形となり。ホッと息を吐いてから心配そうに問い掛けて)
(/今日に限って戸締まり忘れ兄さん←
ありがちだけど、リビングでイチャつき出した所に出現させます?デジャブ笑)
ご、ごめん!
…大丈夫、ありがと。
( 次にくると思っていた衝撃はなかなか来ず、そっと目を開けると相手の腕の中にいて。彼が助けてくれたのだと知ると、有難い気持ちと、腕の中に抱きとめられていることに顔を真っ赤にして。)
怪我しなくて良かったよ…っ!
(取り敢えず転ぶのだけは防げて良かったと安堵したのも束の間、腕の中の彼女との距離が近くて顔を赤く染める彼女を見ては此方も意識せずには居られずサッと彼女を解放し。もしかしたら食事の時の酒の酔いが風呂に入った事で今になって回って来たのかもなんて考え「も、もう少し休んでからの方が、良いかもな」と告げ)
あっ…。
エド…。
( 思っていたよりあっさり離れてしまった相手に、先程までは恥ずかしい気持ちでいっぱいだったが、寂しい気持ちが大きくなり思わず相手の服の裾を掴み。離れて欲しくない気持ちをどう伝えればいいのか困り。)
(/ 乱入させますか、もう少ししたら笑 今回はメイが先で←)
ん?……っ、心配しなくても今日は離すつもりねぇから。
(服の裾を掴まれた事からどうしたのだろうかと首傾げるも、何やら困り果てた様な表情の彼女に以前も同じ表情を見たなと思えば、彼女の身体を引き寄せ抱き締めると上記を)
(/了解です!突入(←)理由として、ルークのお気に入りクマさんのぬいぐるみを取りに来た、とかが無難かなと。ふわふわクマのリクが無いと眠れなくて強請ったみたいな←)
…うん。
( 再び腕の中に抱かれると、ホッとしたような、でも恥ずかしい気持ちにまた顔を真っ赤にしながらも相手の背中に腕を回しぎゅっと抱き締め返し。)
(/ クマのぬいぐるみ!!可愛い!!←
それでいきましょう、賛成です←←)
ウィンリィ…っ──。
(彼女の温もりを感じて暫く抱き締め合っていたが、少しだけ身体を離すと熱を帯びた瞳で見つめ名を呼べば彼女の唇に自分のそれをそっと重ねて触れるだけのキスを)
(/因みにクマの名前の由来はエルリックのリックから取ったらしいです← 身近なものから名前を取るルーク←)
─っ…ん。
( 少し離れて相手の熱の篭った瞳を見れば、唇が重なった瞬間に目を閉じて。無意識に自分からも相手の唇に自分のそれを重ね、離れると潤んだ瞳で相手を見つめて)
エド…っ。
(/ そんなとこも可愛い…← ルークかわいい)
──っ、もう、待てねぇ…!ん、っ──。
(唇が離れた後、潤んだ瞳で見つめられると背中にゾクリとしたものが走り寝室に移動するまで待てないと先程の口付けとは違い、少々荒っぽく貪る様に彼女の唇を奪い)
(/ルーク、兄弟が出来たと聞いたら嫉妬凄いだろうなぁ←
両親大好きっ子ですからね!下手したらアルとメイの家に家出しちゃうかも←←)
ふぁ…っんぅ…。
( 先程より強引な口付けに、此方ももう我慢できないといったように相手の首に腕を回して。体の体温が上がっていくのを感じれば、口付けの合間に熱い吐息が漏れて。)
(/ 一気に双子なんてできたら…もうやばいですね。家出エピソード楽しそう←
次くらいに突入させようかな!!←)
っ、ン──ッ。
(角度を変えながらより深いキスに変えながらソファーへ移動すれば、押し倒す形となり一度唇を解放し更に熱を含んだ瞳で彼女を見下ろす様に見つめれば彼女の首筋へ顔を埋めリップ音を立てながら愛でていき)
(/家出エピもやります?笑
了解です、もういつでも良いですよ!←)
っン…あ…。
( 背中に柔らかな感触を覚えるとソファーに倒されたのがわかり。首筋にくすぐったい感触を覚えると身動ぎをして。部屋に響く自分の声や、リップ音に顔を赤くして。)
【メイ】
お邪魔しま…あ。
( 遅い時間ではあるが、ルークのぬいぐるみを取りに来た。ノックするも返事はなく、仕方なくドアノブに手をかけるとすんなり開いて。声をかけて明かりの着いているリビングへと進むと、2人がソファーに倒れこんでいるところを目撃し。)
(/ とつにゅー!!!←←
家出エピソードやりましょ!!)
【アル】
…メイ?どうしt──ン"んっ!
(ルークを抱っこして室内に入ったは良いが、リビング入り口で立ち止まったメイの様子からどうしたのだろうとリビング内を覗き込めば見てはいけない兄夫婦の姿。戸締りをしっかりしてない所か、部屋ではなくこんな所でとは。咄嗟にルークの目を隠す様にして本人達に気付かせる為思い切り咳払いをすれば、黒いものを含んだ満面の笑みを浮かべ)
【エド】
…っ、ん……!!メ、メメメ、メイ!?
(彼女の甘い声に酔いしれながら反応を楽しんでいたのだが、何やら物音と人の気配を感じて其方を見ればメイの姿とアルの姿を視界に捉え驚愕。今のこの状況は非常にマズいと直感的に働き、急いで妻の上から退いて着衣を整えれば何事も無かった風を装い吃りながらも)
ど、どどうした?こんな夜遅くにっ…。
(/了解です!
アルフォンス君、黒モード!←)
【ウィンリィ】
へ…?…!!!
あ、ああアルもメイもどうしたの!??
( 急に感じた人の気配と、自分の上から退いた相手に不思議そうな表情をするも、入口を見るとその理由が判明し顔を真っ赤にさせ。少し乱れた衣服を戻すと、エド同様立ち上がり。背後のアルから物凄いオーラが出ていることには、アルを直視できず。)
【メイ】
お邪魔でしたよネ?
ルークがぬいぐるみのリクがないとと言うので、取りに来たんデス。
( 2人の姿に赤らめた頬に手をあてていたが、何も無かったかのように振舞う2人に少し残念そうな顔をして。ここに来た訳を話し。)
(/ 黒アルでたー!!これは怒られる!!← )
じ、邪魔だなんてべ、別にっ…あ、あー!リクね、ルークの部屋にある筈だけど…。
(弟から感じる黒いオーラにこれは絶叫されると表情引き攣らせ、メイの言うクマのぬいぐるみについては子供部屋にある筈と伝え)
【アル】
…さ、リクを連れて早く戻ろうか。メイ、ルークと一緒にぬいぐるみを取って来てくれるかな?
(抱っこしていたルークを降ろすと自室へ向かうルーク。何も無かった様に大人の対応を見せているがやはり笑みの裏には黒いものがあり。自分はルークについて行かず、兄夫婦と話があるからとメイにお願いして)
(/お怒り浸透の様子です!笑
アルが怖いよー!←)
【メイ】
わかりましタ!ルークいきまショウ。
( やはり邪魔をしてしまったと分かると少し申し訳ない気持ちになりながらも、アルの言葉に頷きアルの腕から降りたルークと一緒に2階の子供部屋へ。)
【ウィンリィ】
( これは確実に怒っている。アルのオーラに冷や汗が出て。以前にも同じ場面があったので、さすがに今回は2度目。お怒りだろうと視線を泳がせて。)
(/ まじでアルにはかなわない…。)
【アル】
……で、これは一体どう言う事?僕らはちゃんと声掛けたからね?
この家は兄さんとウィンリィの家なんだから何をしようと構わないけどさ、戸締りもしてないのは頂けないんじゃないの?
(此方としてみれば何度もノックと更に声掛けもした訳で、返事も無いし鍵も開いていた為不用心だと思いながらも何かあったのではと心配にもなった。それがリビングでこの有様。況してメイが目撃してしまった事が自分としては頂けず。ニコニコしながらも額に青筋浮かばせ、腕組みをしながら話を続け)
【エド】
…お、仰る通りで…っ。
(自分としては戸締りをしたつもりでいたのだが、これを言えば火に油を注ぐ様なものだ。ダラダラと冷や汗を掻きながらアルのお説教を受け。「でもウィンリィは悪くねぇんだ、俺が自制出来なくてこう言う状況を生み出しちまったっつうか…」とあくまで悪いのは自分であると続け)
ごめん…。
いや、エドだけじゃなくて…あたしも悪いの。
元を辿ればあたしが、誘ったようなもので…。
( アルに謝ると、隣のエドが自分を庇うような言い方をするものだから、首を横に振って違うと主張し。元は自分が我慢できなかったことが原因なのだから、非はこちらにあると困ったように続け。)
違うって!ルークに兄弟をって賛同したのは俺なんだから。
(自分にも非があると言う彼女は何も悪く無いと庇い。ルークが泊まりに行っている時がチャンスと思っていたのは事実だし、戸締まりだって確認を忘れたのは自分だ。)
【アル】
…はぁ…もう良いよ、僕らも急に来て悪かったし。
でも戸締まりはしっかりしなよね?
(互いに庇い合う兄夫婦を見て怒る気も失せてため息を吐き。しっかりと注意を促した所で、ルークがクマのぬいぐるみを大切そうに抱きしめて2階から降りてきて。ルークを抱っこして「それと…前にも言ったけど、そういう事は寝室で、だよ?」と後付けの様ではあるが兄夫婦の為にも守った方が良いと告げ。)
【メイ】
お邪魔しまシタ!
( ルークと共に2階から下りてくると、そのまま玄関に向かう途中で、にっこり笑ってそう告げると。玄関の方へ歩き始め。)
【ウィンリィ】
き、気をつけます。
( アルの言葉には言い返すことも出来ず、ただただ反省するばかりで。とりあえず下りてきたルークに「おやすみ」と伝えて見送ることに。今度から気を付けようと心に思いながら。)
【ルーク】
父さん、母さん、おやすみ。
(叔父に抱っこされ自分の胸にはクマのぬいぐるみを抱いて、両親に寝る前の挨拶をすると叔父とメイと共に自宅を後にして)
【アル】
それじゃ、僕らはこれで。おやすみ、兄さん、ウィンリィ。
(メイやルークに続いて挨拶すれば兄夫婦宅を後に。)
【エド】
ああ、おやすみ。
(3人を見送る為玄関に行き、見送った後玄関ドアの鍵を閉めてしっかりと戸締まりをすれば再びリビングへ戻り。まさか弟達がこの時間に来るとは思っておらず、本当に驚愕した様で息を一つ吐き)
…またやらかしちゃったね。
( リビングに戻るとへらっと笑いながらも、ちょっぴり反省した様子で。とりあえず落ち着くために、台所へいくとグラスに水を入れて一口飲み一息。 )
あ、ああ…マジで反省してる。
(引き攣った笑みを浮かべつつリビングのソファーに座り。何故今日に限って戸締まりを忘れたのかと我ながら情けなくなる。息子の事に関しても、旅先で購入して息子にプレゼントしたクマのぬいぐるみが無いと眠れない事は分かっていた筈なのだがそれを持たせ忘れるとは何たる失態。弟が咄嗟に息子の目元を隠した為、息子からは何も突っ込まれずに済んだ事に対しては何処か安心して。)
ん。
…とりあえず、2階いこっか。
( グラスを洗ってふせれば、ソファーに座る相手を見て。どうやら相当反省しているのが分かれば、何も彼だけのせいではないのにと思いつつ。相手の傍にいくと、おずおずと手を差し出して2階にいこうと提案し。)
あ、ああ…
(差し出された彼女の手を取り立ち上がると、そのまま恋人繋ぎにして2人で二階の寝室へ行く事に。弟達の介入であのドキドキ感が少なからず薄れてはいるものの、階段を上り寝室に近付いてくると薄れていた緊張感が戻って来て)
…っ、
( 恋人繋ぎになると恥ずかしそうにしながらも、ぎゅっとその手を握り返して。階段をあがり寝室につくと、部屋の扉を開けて中へ。部屋に入ってすぐ相手にぎゅっと抱き着くと、自分の心臓の音がうるさいくらいに耳にひびき。)
なんか、改まってここに来たら変に緊張しちゃって…。
っ!…お前だけじゃねーよ、俺だって緊張してる。
(部屋に入るなり抱き付いてきた彼女に少々戸惑いつつも、彼女の背中に手を回して抱き締め返し。相手に聞こえるのではと思う程、鼓動が脈打ち緊張感が更に高まり)
そっか、よかった。
( 相手も自分と同じと分かると少しだけ気持ちが楽になる。相手の胸に顔を埋めていると、鼓動が伝わってきて、自分のものと似たそれに安心感が増す。自分も相手の背中に手をして。)
ウィンリィ…っ。
(少しの間抱き合っていたが彼女の身体を少しだけ話して頬にそっと手を添え、名前を呼ぶと顔を近付け彼女の唇に自分のそれを重ねて)
んっ…。
( 相手の口付けに瞳を閉じて。先程とは違って薄暗い室内に感じる相手の声や体温、全てに反応してしまう。離れた後、少し彼の表情を見つめてから自分からも再び唇を重ね合わせ。)
ん、っ──。
(彼女から口付けてくれた事も嬉しくて、逃さまいと角度を変えて次第に深いものへ。こんな風に口付けるのも本当に久しぶりだ。これ程までに口付けとは気持ちの良いものだっただろうかと自分でも不思議な気分になる。歯並びをなぞり舌を口腔内に侵入させれば、彼女のそれと絡めようと熱い吐息を漏らしながら求め)
ぁ…っ、はぁ…。
( 深い口付けに頭がクラクラする感じを覚える。それが気持ちよくて、口内に侵入してきた相手の舌を感じると自分のそれを差し出して此方からも求めて。)
っ、はっ…ん…
(口付けを堪能しつつ彼女の腰に手を添えて支える様にしながらベッドの淵まで移動。名残惜しくも一度唇を解放し押し倒す姿勢となり、彼女の上に覆い被さり組み敷いた彼女を暗闇に慣れてきた瞳で見つめ)
ん…エド…っ。
( 背中に柔らかな感触を感じると、押し倒されたことを理解し、上にいる相手を熱の篭った瞳で見つめ。彼の顔にかかる髪へと手を伸ばすと、そのまま頬へと手を伸ばし愛おしそうに彼の名前を呼び。)
(/ この後どうしましょうか!双子判明あたりか、もう生まれた後にするか…)
!…加減出来ねぇかも…っ。
(頬に感じる彼女の手の温もり、熱の篭った瞳と色っぽさに理性崩壊寸前で直視出来なくて自分の口に手を当て視線逸らし上記を。)
(/双子判明あたりですかね、ルーク家出エピをやる為にも!←)
…っ、いいよ?
( 相手の言葉とその表情に顔が真っ赤になるも、別に構わない、と言うように相手を見つめ。頬にあてた手を下ろしそっと相手の首筋をなぞると、少し微笑み。内心緊張で心臓はばくばくなのだが。)
(/ OKです!!では、病院から帰ってきたらなんと双子だったという報告からですね!)
っ、どうなっても知らねぇからな…っ────。
(彼女の言葉と首をなぞられるとゾクゾクとした感覚が背筋を走り、その瞬間理性が崩壊し上記を述べた直後、彼女の首筋に顔を埋めキスを落としていき。それから何度も求め愛し合い彼女の中で果てると腕の中で抱き締め眠りに就き)
──────
ルーク、もうすぐ母さん帰ってくるぞー…ってまだ拗ねてんのか?
(書斎で仕事を片付け一息つこうとリビングへ行くと、隅っこの方で膝を抱えて拗ねている息子の姿を見つけ困った様に声を掛け。だが反応はなくどうやら話したく無い様で困り果てながらもキッチンへ向かえば、自分のコーヒーと息子のココアを淹れてリビングに戻りソファーに腰掛け。)
(/場面転換しました、ルーク既に拗ねてます笑)
ただいまー。
…ルークまだ拗ねてるの?
( 先日病院にて妊娠判定を受けてから2度目の受診。まさか双子を妊娠することになるとは、と正直驚きを隠せないのだが、かえったらエドに報告を、と帰路につくも。ルークが朝から拗ねていることを思い出す。機嫌直ってるといいな、と思いながら家に着くとリビングへ。)
(/ ありがとうございます!ルーク!すねてるのかわいい…←)
ああ、おかえり。ずっとこのままだよ。
(帰って来た彼女に気付いて笑みを浮かべるも息子について聞かれれば、苦笑いを浮かべつつ朝から変わりないと告げ息子のいる方を指差して。するとヒョイっと立ち上がり自分の部屋へと行ってしまった息子に声を掛けるが振り向く事なくお手上げ状態で)
って、おいルーク!
(/聞く耳も持たない様子です←)
んー…。完全に拗ねちゃってる。
( 部屋に去っていった息子の背中を見て、そんなに弟ができることが嫌なのだろうかと、少しばかり困った表情を浮かべれば。自分は弟や妹がいないため、兄になる彼の気持ちはわからないことが多いが。きっと弟や妹ができることで自分への愛情が無くなるとでも思っているのだろうか。 )
たぶん混乱してるんだろ、今はそっとしといてやろう。
(自分は弟が出来ると知った時とても嬉しかったのを覚えているが、恐らく今はどうしたら良いか分からず混乱しているのだろうと推測し。後でしっかり話せば分かってくれるだろうと今はそっとしとこうと提案を。ソファーから立ち上がると彼女の隣に行き肩に手を添えればソファーに座る様に促し)
…それで診断どうだった?
うん。
あ、それがね…。
( 相手の言葉に頷き。たしかに、今はそっとしておいた方が良さそうだと思う。促されるようにソファーに座ると、今日の診察結果を話し、相手の反応を伺う。自分も病院で双子だとわかりびっくりした。)
…双子、だってさ。
!…へ?双子!?
(ルークを妊娠したと聞いた時は驚きと喜びが半分くらいの割合であったが、まさか双子とは。結果を聞いて勿論嬉しさもあるのだが、前回とは違って名前を早い内に候補として幾つか決めておこうと考えていただけに嬉しさよりも驚きの方が上回っており酷く驚いた様子で聞き返して)
あはは、びっくりしちゃうよね。
あたしも思わず聞き返しちゃったもん。
( 相手の反応には、何となく予想通りで苦笑して。双子は普通に有り得ることなのだが、自分の知っている限り周囲の人に双子はおらず、お腹の中に2人分の命が宿っていることを考えるとなんだか今でも信じられない気持ちで。)
で、俺よく分からないんだけどルークの時と比べて体調が優れないとかそういうのはどうなんだよ?平気なのか?
(前回とは違い、彼女のお腹の中には二つの命が宿っているのだから悪阻やら体調面では心配ないのだろうかと不安になり問い掛けて。周りにも双子を子に持つ友人やら知り合いはいない為、知らない事が多すぎる。自分なりにもこれから知識を詰めていく必要はあるだろう。)
今のところは平気。そんなに前と変わらないかな?
( 相手の質問には、うーんと考える。今日の診察で約3ヶ月。以前のときと比べて体調はそんなに変わらず。確かに悪阻はあるが、そこまで酷くない。しかし双子というとお腹は大きくなりそうだなと思う。しかしルークの様子を見ていると、少し心配だ。きっと自分たち以上に戸惑いが大きいはずだ。)
ルーク、一気に2人のお兄ちゃんになるんだよね。
なんかそれも今はちょっと言いづらい…。
そっか、なら良いけど少しでも悪けりゃ言えよ?
…ルークには俺から話すよ。
(平気なら良かったと取り敢えずはホッとして。息子に関しては彼女から言いづらいなら、自分から話す気でおり。あまり悩んで彼女の体調に影響を与えたらと思うと心配。息子と2人きりになる時間ならそれなりにある訳だし、きちんと向き合えば分かってくれるだろう。)
うん、ありがとう。
…ねぇ、エドは弟ができたときどんな気持ちだった?
( こちらを気遣う相手に微笑み。ルークにはエドから伝えてくれるというが、少し心配をして。そういえば、彼は弟ができたときどんな気持ちだったのだろうか。疑問に思い尋ねてみて。)
俺?んー、純粋に嬉しかったな。
でも、アルが生まれて母さんは常にアルに掛かりっぱなしだしあの頃は拗ねてたかも。玩具取られたりとか、色々あったから。
(弟が出来たと聞かされた時は純粋に嬉しかったが、生まれてからの方が自分の場合嫉妬という感情が芽生えていた。大切な玩具を勝手に使われたり、母親だって大変だというのに構って貰えない寂しさから駄々をこねたりなど。今となっては良い思い出だが、その頃を思い出すとルークの気持ちも分からなくも無い。)
そっかあ。エドでもそんな風に思ったときあったのね。
( 相手の話を聞けば、相手にもそんな時期があったのかと少し意外に思う。そう思うとルークがそうやって拗ねるのも当然のことだと思えば少し気持ちが楽になり。)
兄弟を持つって人間は、もしかしたら必ず通る道なのかもな。況してそれが兄とか姉なら尚更な。
(兄弟を持つという事がどれ程良いものなのか、今は分からなくてもいずれ分かる時がルークにも来るだろう。苦笑いを浮かべつつも、自分達の子供だから大丈夫だと何処か確信を持っており。少し休憩するつもりが時計を見ると結構時間が経っており、ソファーから立ち上がると「書斎で研究してるから何かあったら呼んでくれ」と告げて書斎へと姿を消して)
(/この後リビングに誰もいないのを良い事にルーク家出します←)
うん、わかった。
あたしも少し休もうかな。
( 相手の言葉でだいぶ救われたのか微笑むと、研究するという相手に頷き、自分も少し自室出休むと伝えれば。リビングの電気を消し2階へ上がり。)
(/ 了解です!ついに!)
【ルーク】
……リク少尉、しゅちゅどう(出動)。
(お出掛け用の子供サイズの小さいリュックを背中に背負い、腕にはクマのぬいぐるみを抱えて部屋のドアを少し開けて廊下の様子を伺い。誰もいない事を確認すると最近ハマっている軍兵ごっこで小さな敬礼をして、いざ部屋の外へ。)
(/マイブーム軍ごっこ笑)
─
( 暫く自室で寝ていたが、起きて夕飯の支度をしようとリビングへ。未だにルークの姿がないのでまだ拗ねているのかもと心配するも、とりあえず夕飯のしたくにとりかかり。)
(/ かわいすぎる!!!罪!!)
──んー…これはこっちか。
(書斎の机に向かい資料をまとめるのに集中。研究資料と睨めっこしつつ、軍へ提出する為の資料を作成したり本を開いて調べたりと頭を悩ませ時折唸りながら兎に角忙しく仕事をこなして)
【アル】
ル、ルーク!?1人で来たの?父さんと母さんは?
(小さなノック音に気付いて外に出てみると其処には甥っ子の姿が。近いとは言え1人で来たのかと驚きを隠せず、兄夫婦の姿を探すも無く問い掛けると『…ボク、内緒で来たの。父さんと母さんには知らせないで!お願い、アルにぃ。』と今にも泣き出しそうな目で上目遣いで頼まれれば頭を優しく撫でてやり取り敢えず中に入る様に促し話を聞く事に。──ホットミルクを淹れてやり、ルークの隣に座ると話を聞く。自分に兄弟が出来ると聞いて驚いた事と自分に対する愛情が薄れるかもしれないという不安があって受け入れられないという。頷いて話を聞く事に徹底し、家には帰りたくないという甥っ子の気持ちが落ち着くまで好きなだけ泊まって良いと伝え)
─
…ルーク?ごはんできたよ…?
( 暫くして彼らの大好物であるシチューが完成し、ルークの部屋をノックする。しかしいくら待っても返事はなく。ドアを開けるとそこに息子の姿がなく。エドのところかと、書斎をノックして。)
エド?そこにルークいる?
…ん?いや、居ねぇけど?
(ドアのノック音と声にペンを止め、集中し過ぎて気付かない内に入り込んだのかと室内を一応見渡すも息子の姿は無くそう答え。「その辺で遊んでるんじゃねぇの?」とドアを開けて問い掛けて)
そっか、探してみる。
ルーク見つけたらご飯にしよ?
( 相手の言葉に、確かにまだ家の中全部探したわけでもないし、もう少し探してみるかと思うも、なんとなく不安な気持ちがある。とりあえず2階を探そうと踵を返し。)
ああ、分かった。もう少しで終わるから。
(まさか1人で家の外に出るなんて事は無いだろうし、家の中にいるだろう。彼女に返事を返せば、再び作業する為ドアを閉めて机に向かい)
ルーク?
…やっぱりいない。…外?
( それから家の中をくまなく探すも相手の姿は見当たらず。ふと玄関までいくと、靴がないことに気付き。段々不安や焦りの気持ちが大きくなりつつ、家の前に出て辺りを見渡すも姿がなく。)
どうしよう…。
…終わった。
(仕事を終え書斎から出ると2人の姿がなく、どこに行ったのだろうと思いつつ2人で話してるのかもなんて考え二階の子供部屋へ。しかしそこに2人の姿はなく、疑問符を頭に浮かべ一階に降りて来て)
…エド!
家の中も外も探したんだけどいなくて…。
( 一度彼に報告して相談しようと家の中に入ると丁度2階から降りてきた相手を見て。少し焦った様子で駆け寄り。家の周りにも、勿論家の中にも息子の姿がないことを相談して。)
!?俺が探してくるから、ウィンリィは家に居てくれ。もしかしたらひょっこり帰ってくるかも知れねぇから。
(息子の姿がない事に違和感を覚えているとどこにも姿がないという。もう日も暮れて辺りは真っ暗だし1人で探すのには限界があるかもしれないが、弟の所に行って探すのを手伝って貰おうと考えており。彼女のお腹には新しい命が宿っている訳だし、無理をさせる訳にもいかないと内心焦りはあるが表には出さずに彼女を落ち着かせるべく優しい声色で伝え。ライトを手に取ると玄関から外へと出ていき)
うん、わかった…。気を付けてね。
( 外も暗くなってきていることから不安感は大きくなる。捜索に出てもらう訳だが、暗がりなので気を付けてほしいも相手を心配そうに見送り。自分は家の中で2人の無事を祈って待つことにして。)
(家の周りを入念に捜索してから弟宅に向かうまでの道でも息子の姿はないかと探し、やはり見当たらず弟宅へ到着してドアを数回ノックすると弟が現れ、待っていたと言わんばかりの様子。首を傾げるも話は外でという弟に応じ話を聞けば、息子はどうやら家出したらしく帰りたくないとの事。両親には内緒にしてくれとの願いと先程眠った事から中で話すのではなく外にしたとの説明も受け。連絡しようとしたけれど当人が起きてる手前それも出来なかったという。気が済むまで泊まらせればそのうち帰りたくなるだろうと、今は自分に任せて欲しいと言われ暫く悩むもここは任せる事に。勿論息子が寝ている時でも遊びに夢中になっている時でも構わないから定期的な連絡はくれる様に頼み。
それから家に向かいながら何か事件に巻き込まれた訳ではなくて良かったと安堵して息子は連れずに一人帰宅して)
──ただいま。
エド!
ルークは…?
( 不安の中リビングでずっと待っていたところ、 帰ってきた相手の声が聞こえ少し急いで玄関へ。しかしそこに息子の姿はなく、不安げな表情を浮かべたまま相手に息子の行方を尋ねて。)
…アルの所。プチ家出っつうのかな、アイツ一人でアルの家に行ってたらしくてさ。…帰りたくねぇって。
(不安気な様子の彼女に簡単に取り敢えず説明をすればリビングへ移動しソファーに腰掛け。息子に会えた訳ではないが、弟から事情を聞いており無理に連れ帰っても拗らせるだけだと判断し任せる事にした訳で)
そう、なの。
…とりあえず、無事でよかった…。
( 相手の話を聞き無事を確認すればほっと一息付き。ソファーに座った相手を見て、台所に行き温かい紅茶を入れれば2つのマグカップに注ぎ。自分と相手の前にそっと置いて。安心はしたものの、それほどまでにルークにとって兄弟の存在が受け入れられないものになっているとは思わず。)
…大丈夫だって、受け入れるまで時間が必要なだけだよ。アイツだってちゃんと話せば分かってくれるさ。
(紅茶を淹れてくれた事に礼を告げるとマグカップを手に取り一口飲み。連れて帰って来れなかった時点で彼女の心配は計り知れない、それに理由が理由だけにきっと多少なりともショックもあるだろうと察し苦笑いを浮かべつつも、周りと比べて兄弟が出来るという事を受け入れるまでの時間が少し長いだけであって心配はないと安心させようと伝え。)
そうよね。
ルークなら大丈夫だよね。
( こういうとき兄弟がいれば、彼の気持ちももっと分かってあげられるのに、と少しだけ寂しい気持ちになるも、今は彼を信じて待つしかないと頷いて。相手の隣に腰を下ろし、温かいその紅茶を1口。)
アルにも定期的に連絡くれるように頼んであるし、俺も時折様子見には行くから心配すんな。
(息子の隙を見て連絡入れてくれるように弟にも伝えてあるし、特別問題はないだろう。息子に会ったとしても叱る気は無く、ちゃんと話を聞いてやるつもりでもおり。上記を告げるとまた紅茶を飲み。弟の事が大好きな息子だし、不安やら心配事など心に秘めたモヤモヤしたものを吐き出す相手として信頼しきっているのだろうと考え)
うん。
…とりあえず、ご飯食べよっか。
( 相手の言うようにアルのところにいるのなら安心だし様子も見に行けると思うと、いくらかは安心した表情になり。ふと2人のために作ったシチューがあることを思い出したかのように立ち上がると、夕飯にしようと提案して。)
(/ 数日たったらもどってきますかね?ルークくん←)
ああ、そうだな。
(息子の一件で夕飯の事など忘れていたが、安心した事もあって腹の空腹感が湧いて来て頷き。自分も立ち上がると食卓へ移動して席に座り。)
(/んーどうですかねぇ、アル大好きだから意外に帰って来ないかもしれなi←
この後双子誕生後まで進めた方が良いかもしれませんね、その間に話をして取り敢えずは理解したものの、誕生後に兄としての自覚が少し芽生えるも両親は双子に掛り切りで相手してくれないからと2度目の家出しちゃうとk←)
────
( あれから早いもので双子を無事出産。男の子と女の子の双子。その間に息子も自分の弟や妹の存在を認めてくれ、最近ではお兄ちゃんらしくなってきた。やはり、2人一度に生まれるというのは本当に大変なことで、世話にも人手が欲しいくらい。リビングのソファーでゆっくりくつろいでいると、そばに寝かせていた2人の赤ちゃんが泣き出す。片方が泣き始めるともう片方も泣き始めてしまうのだから参ったものだ。)
あー、どうしたの?お腹空いたのかな…?
(/ とばさせてもらいました! さぁ、また家出出動か!?←)
【ルーク】
母さん、ボクお世話する!…んーっ!
(隣に腰掛けて絵本を読んでいたのだが弟と妹が泣き出した事に反応して自分も手伝うと本を閉じ横に置くと、ソファーからヒョイっと降りてベビーベッドの方へ。しかし3歳児の小さな身体では赤ん坊を抱き抱えるのにも無理があり、それでも手伝いたいらしくて小さな手を伸ばして届かず、ベビーベッドに足を乗せて登ろうとしてバランスを崩し)
【エド】
っと!危ねぇ…ルーク、ベッドに登るのは危ないからダメだぞ。
(書斎で仕事していたのだが下の子供二人の泣き声に反応して部屋から出て来ると、真っ先に視界に捉えたのがルークがベッドの柵に掴まり登ろうとしている姿。落ちたら骨折の危険もある為、直ぐに駆け寄り落ちる寸前でルークを受け止め床に下ろし、世話しようとしたのだろうが危ないからと注意を。それから双子のうち、男の子のノアを抱っこしてあやして)
(/ありがとうございます。どのタイミングで家出するかはまだ不明ですが←)
よかった、怪我なかった?手伝いたい気持ちは分かるけど、まずはできることからね。
( ルークが怪我が無い様子にほっとして。ルークの元に行くとベビーベッドから女の子のエマを抱っこして泣いているのをあやしながら、手伝ってくれる気持ちは嬉しいのだけど、としゃがんでルークの目線になって伝えて。)
( / 確かに。こんなかんじで両親とも双子にかかりっきりになってたら嫌だよね…)
【ルーク】
むーっ…ボクだって出来る!ボクもやるの!
(両親を交互に見るも双子に掛り切りで何だか自分だけ除け者にされているかのような気分になり、それが何なのか自分自身も分かっておらずムスッとした表情で頬を膨らませれば父親の足にしがみ付き駄々をこねるような形となり)
【エド】
ルーク、危なっ!…ったく、お兄ちゃんになったんだろ?お兄ちゃんは駄々こねたりしねーぞ?…あっ…。
(足に掴まってきたルークに揺すられ、仕事と育児とでてんやわんやな部分があり少しばかり声を荒げ。あやして泣き止んでいたノアもまた泣き出し、ルークも今にも泣き出しそうになっておりやってしまったと反省しつつあやしながら声を落ち着けて。双子に掛り切りで構ってやれないのが可哀想で申し訳なくもあるが、双子がこんなにも大変なのだと思い知らされその上、機嫌を損ねたルークが駄々こねる様子に困り果て眉尻を下げ。頭を項垂れてしゃくり泣くルーク、それから足から離れて二階へと走って行ってしまい、あの年齢で分かれと言う方が無理な話だったかもと表情引き攣らせ)
(/まあ仕方ない、ルーク可哀想だけども愛情がない訳じゃないし。成長するための試練だと思って←)
ルーク。
…手伝いたいって気持ちは嬉しいんだけどね。
( 部屋から飛び出して行った息子の姿に、少し心配そうな顔をして。泣き止んだエマを再びベッドにそっと置くと、エドを見てそう言い苦笑する。こうやってエドが双子の世話を手伝ってくれるから何とかなっているが、そうでなかったらもっとルークに構ってやれていないかもしれない。しかしルークにとっては今も同じ状況なのだろうか。)
(/ そうですね。家出イベント+ルークへの愛が伝わるエピソードがあるといいかも…。また家出したルークを探しに出たときにハプニングが発生するとか。)
…少し話してくる。
(抱いていたノアが落ち着いた為、ベビーベッドに寝かせると前みたいに家出でもされたら困ると二階の子供部屋へと向かい階段を上り。子供部屋のドアをそっと開けると部屋の隅で蹲り泣いている息子の姿を見つけ、近付いてしゃがみ込み優しい声色で「ルーク、父さんが悪かった。おいで」と声を掛けると抱き付いてくる息子を受け止め優しく撫でてやり)
(/誘拐か、家出したものの山とか森の方に行ってしまい迷子になって帰れなくなるとかですかね)
( 息子のあとを追いかけて行った彼の後ろ姿を見送り、ひとつ息を吐く。以前家出をしたこともあったし、息子に寂しい思いはさせたくないし、一緒に居てあげたいとも思うが、正直双子が生まれたことでかかりっきりになってしまっているのが事実。しかし、双子が生まれたからといって彼への愛は変わらないし、みんな同じくらい愛しているのだが、それが分かるのは3歳には難しいのかもしれない。寝ている双子の頭をそっと撫でて、なかなかうまくいかないなと溜息をつき。)
( / なるほどなるほど。エドとウィンリィが救出というかんじですね!)
【ルーク】
…父さん、今日一緒に寝てくれる?
(少し遠慮がちに話を切り出せば、最近はようやく一人で寝れる様になり眠るまで絵本を読んで貰うのが日課ではあったのだが、弟達に両親を独占されてしまっている寂しさから今日はなんだか甘えたくて。)
【エド】
あー…うん、分かった。なら朝まで遊ぶか、勿論母さんには内緒でな?だから────。
(息子からの願いに双子は夜泣きもするし彼女一人に任せきりになるのは負担が大きいと少し悩むも、これまでそれなりに我慢をさせて来たのもあるし今日くらいは息子の願いに応じる事に。彼女にも話せばきっと理解してくれるだろうと。折角の息子からの願いだし、この年齢の子供には早いかもと思いながらも夜更かしをしようと提案。それを聞いて息子の表情はパァッと明るくなったのを見ると此方も嬉しくなり、それを実行する為の作戦を息子と話し出し、それが終わると約束だと指切りをすればお昼寝の時間だからと息子にベッドに入る様促し眠るまで絵本を読み聞かせ、眠ったのを確認すると部屋から出て一階のリビングへ。)
ルーク、昼寝してる。
(/どちらが良いかですよね。ハラハラ系の誘拐にするのか、もしくは迷子にするのか。希望ありますか?
迷子なら家出とは関係無く、1人というより友達と遊びに出て帰れなくなるパターンも有りかなと。)
そっか。仲直りできた?
( リビングのソファーに座っていたところ、戻ってきた相手を見てどうやらルークとは和解できたようで、すこし安心し。「何か飲む?」 と尋ねると、ちょうどいれていたコーヒーをマグカップに入れる。飲むなら相手の分も入れようともうひとつ用意して。)
( / 迷子パターンでどうでしょう。いつもより遠くに遊びに行ってしまって、とか、遊びに行った森で、とか。)
仲直りっつうか、彼奴も寂しかったみたいでさ。ルークの希望もあって今日の夜はルークと一緒に寝る約束したんだ。だから悪いけどノアとエマ頼めるか?
(リビングに来ると真っ先に双子の元へ行き、静かな寝息を立て眠る赤ん坊の頬にそっと触れ問い掛けに答え。息子と約束した事も伝えると、少しだけ申し訳なさそうにしながら問い掛けを。飲み物に関しては喉も渇いていない為「いや俺は要らない」と短く返し)
(/了解です。迷子なら前者が良いかなと。
遊び相手は5歳年上の近所の子供、公園で出会い仲良くなった、みたいなきっかけを考えてみました。年齢の離れた年上の友達なら、年齢的にも冒険感覚で遠出しそうだなと思いまして。)
うん。大丈夫。ルークと一緒にいてあげて?
( 自分の分だけコーヒーを入れ、両手でマグカップを持ちソファーに座ると、相手の申し出に頷き。きっと最近では一緒に寝ることも多く、こんな日もないとと理解を示すと、双子なら大丈夫だと笑って。)
(/ じゃあお友達私やりますね!)
さんきゅ。
(理解を示してくれて良かったと笑みを浮かべ、双子に触れていた手を離すと姿勢を戻し。そう言えばルークにブランコを設置してやると約束していたがまだ取り付けてなかったのを思い出せば「俺、外で作業してるから何かあれば呼んでくれ」そう告げると家の外へ出ていき)
(/ありがとうございます、お願いします!)
うん、わかった。
( 「外での作業」 というと恐らくルークに頼まれていたブランコだなと思うと、改めて彼も良い父親になったなと感じる。2階へ行きルークの部屋を訪れると、エドが言っていたようにスヤスヤと眠っており。近付いてそっと頭を撫でてあげると小さく微笑んで。)
(/ 話は変わるのですが… ルーク迷子編が終わったあと、此方の希望としてはロイアイかアルメイあたりをやりたい欲がありまして…どうでしょう←)
(/キリが良いので一旦本編会話止めさせて頂きますね。
了解です、ロイアイだとホークアイを動かせる自信が無い(超似非感たっぷり←)のでアルメイでも大丈夫でしょうか?
仮にアルメイだとして、この2人の場合結婚のイメージが湧かなくて(←)付き合ってて何処か遊びに行くとか、もしくは本編から離れて現パロや学園パロみたいなのもどうかなぁと!)
(/ 学園パロおもしろそう!ほのぼのした感じで進めれたらと思いますが、アルとメイだと先輩後輩とか?アルが憧れの先輩てきな。)
(/良いと思います、アル高2でメイ高1くらいが良いですかね?メイの身長も最終回ワンシーン並みに成長しててみたいな。)
(/猛アタックメイ笑
部活とか何が良いかなぁ。委員会は生徒会やってそう←
目立つの嫌だから書記だけど生徒会長が頼りなくて、腹黒さから実質裏で牛耳ってる影の生徒会長的な笑)
(/ 最高ですね!!メイは1年生ながらに憧れのアルに近付くため、わけも分からず生徒会の雑用になる気がします。←)
(/最初は一年生なのに凄いな程度の認識。視線を感じるもその先にはいつも生徒会長や副会長のどちらかがいる為に、告白された訳でも無いしまさか自分に向けられているとも思わず生徒会長や副会長の事が気になってるんだろうなぁとか勘違い←
兄や幼馴染の関係、友達の好きな子関係には気付くけど自分の事となると全く気付かない系恋愛ポンコツ←
それでも次第に頑張るメイの姿に惹かれていくアル。気になるし放って置けないけど、その気持ちが何なのかよく分からないという笑
メイが憧れるきっかけはどうします?無難に入学式の日にメイをアルが助けたでも良いですし、中学や小学生時代に一度会っていてアルは忘れてるけどその時の出来事がきっかけでメイが憧れてまた会える日を夢見てたらまさかの高校が一緒。再会を果たすが忘れているアルに思い出して貰う為、メイは奮闘みたいな←)
(/ たしかにアル自分のことに鈍感そう笑
個人的には助けてもらう展開が好みです!メイはメイで、アルにアタックし続けるも、自分を見てくれているのだろうかと少し不安になっちゃったりもして。それでもひたむきにアルへの愛を伝えていくんだけど、よくよく考えるとちゃんと告白をしたことがなくて。しかしいざ告白となると、どうしたらいいのか分からずなメイが想像できました。)
(/直向きなメイを応援したくなりますね!
きっかけは助けた展開で、どんな感じにしましょうか?同校の不良に絡まれてたとか、或いは車に轢かれそうな所を助けたとかでも此方は何でもOKです。因みに部活は空手部にしようかと←
師匠に昔から習っていたけど、教員免許を持ってたの知らなくて高校で教鞭を取りしかも空手部顧問というのもあって入学と同時に半ば強制的に入部させられたエルリック兄弟←←
エド入学時にアルに話してそうですが、敢えて黙っていたとか笑)
(/ なるほどなるほど!では、不良に絡まれるというか、メイが正義感から不良たちの何か行いを注意しようとして、反感を喰らうという感じにしましょう!メイもそこそこ強いと良いなと思うのですが、どうでしょう?
空手部設定よいですね笑 想像できる!)
(/其方の方がしっくり来ますね!メイ、正義感強い所ありますし。良いと思いますよ、メイの強い部分と正義感から見る目のない観察眼乏しい男(←)からはあまり女の子扱いされた事が無くてアルに初めて女の子扱いされたとかだとなお萌えます←
メイの部活所属はどうします?生徒会が忙しいから無所属とかでも全然ありだとは思いますが!)
(/ わかります!!きっとアルなら女の子扱いしてくれるから、ときめきが…!!←←
無所属にしようと思います!アルが部活してるとこ時折覗きにいってそう←)
(/アルは天然タラシだから、無意識の内に他の女の子ファンとか出来てそう笑 それを気に入らない一部男子から知らない内に反感買ってるという←)
(/学園パロだと色々出来そうですよね、季節毎のイベントとかも。では細かい設定は追々考えるとして、本編に戻りたいと思うのですが思い切ってルーク迷子編から再開します?)
(/ そうですね。では迷子編から再開しましょう。
公園で知り合った友人(キース)と森へ遊びに、からの道に迷う感じで捜索へ。私の方からロル回しますね。)
────
【キース】
( リゼンブールの公園。近くに森もあり、自然が豊かなこの公園で、友人と遊ぶ約束をしていたが、今日は来ないらしい。家に帰ろうか悩んでいたところ、同じように1人で公園に来た自分と同じくらいか、もう少し幼い男の子の姿を見つけて。)
君、ひとり?
【ルーク】
…?うん。お兄ちゃん誰?
(遊んでくると母親に告げ家を出て近くの公園へ。小さい子供なら十分に楽しめる遊具が並ぶ中、何れで遊ぼうか悩んでいた所見知らぬ少年に声を掛けられ見上げれば首傾げ)
(/ありがとうございます!)
【キース】
あ、僕はキース。君は?
( 誰、と聞かれると、笑って名前を告げて。逆に彼の名前はなんというのだろうかと問い返して。やはり声をかけてみたら自分よりも幼いのだとわかり。)
【ルーク】
ボク、ルーク!よろしく、キース兄ちゃん!
(ポカンと不思議そうな顔で相手を見ていたが、彼の笑みに釣られ安心したかの様に満面の笑みを浮かべれば自分も名前を告げ、よろしくと小さな手を伸ばし握手を求め)
【キース】
ルークか!よろしく!
なぁ、一緒に遊ばないか?僕、ひとりなんだ。
( 相手も笑ってくれたことに少しほっとして、自己紹介が終わるとすぐに一緒に遊ぼうと誘いを。1人で遊ぶより2人で遊んだ方が楽しいに決まってる。)
【ルーク】
うん、良いよ!何して遊ぶ?
(遊びの誘いに嬉しそうに満面の笑みで応えれば、早く遊びたいとワクワクした様子で相手の服の裾を引っ張り。遊具で遊ぶのも良いが、砂場で遊ぶのも楽しそうだと周りを見渡し)
【キース】
そうだなぁ…。
なぁ、せっかくだし、遊具で遊ぶんじゃなくて近くの森に探検に行かないか?
( 遊具を見渡すも、自分としてはいつも通りの遊び方ではつまらないと、少しお兄ちゃんとして面白いことを一緒にしてあげたいという気持ちもあり提案をする。そこまで深くまで入らなければ危険はないだろう。)
【ルーク】
探検…うん、行きたい!
("探検"という言葉の意味はよく分かっていないが、何だか面白そうだと目を輝かせ乗り気で。親からはあまり遠くに行ってはいけないと言われているが、そんな事は忘れており森の方へは行ったことが無い為楽しみな気持ちが勝り)
【キース】
そうと決まれば、早速行こうぜ!
僕が先頭歩くから、ついてきて!
( 頷いてくれた相手にぱあっと顔を明るくして。そうと決まればと、先頭は自分が歩かなければと意気込み、早速公園横にある森に向かって歩き始めて。)
【ルーク】
うん!
(相手の言葉に大きく頷くと後に続いて歩き出し森へ。いつもなら先程の公園か又は家の周りで遊ぶのが殆ど。更に初めての友達が出来た事もあって手を大きく振って歩き)
【キース】
あ!ウサギだ!
( 相手が後ろから着いてきているのを確認しながら、先に進む。少し進んだところで小さなウサギを発見して、立ち止まり。うさぎの方は此方にまだ気付いていないようで、少し離れたところから見て。)
【ルーク】
!…ウサギさんどこ?
(前を向いて歩いていたつもりが、立ち止まった相手にぶつかり反射的に顔を抑え。痛みはないものの、動物の名前に反応して何処にいるのかと辺りを見回して)
【キース】
ほら!あそこ。
( 後ろの相手かぶつかってきたことには、こちらか急に止まったからだと分かり「ごめん!」と謝りつつ、少し離れた場所を指さすと、静かに近付いてみようとそーっとうさぎの方へ歩みを進めて。)
【ルーク】
…うわぁ…!
(間近で見れる兎の姿に感嘆の息を漏らすが、気付かれてしまうかもと慌てて口を押さえ息を殺し見様見真似で身を屈め。2人で行ってしまっては気付いて逃げられてしまうかも知れないと、茂みに隠れる様にして様子を伺い)
【キース】
……あ!気づかれちゃった。
なぁ、おいかけてみよう!
( 少しずつウサギに近付いた所で、足元の枝を踏んでしまったことで音に気付いたウサギが走り出す。少し楽しそうにウサギと追いかけっこでもしようという勢いで、ウサギが走っていった方へ行ってみようと声をかけ)
【ルーク】
…うん!ウサギさん待てーっ!
(茂みに隠れる様にして見ていたものの、相手の様子からして悔しがる所かまだ諦めずに楽しんでいる模様。誘われるがままに茂みから姿を現せばウサギを追いかける様に走り出して)
【キース】
──
ウサギの姿見当たらないな…どこいったんだろう。
( 暫く夢中になって追いかけていたところ、うさぎの姿を完全に見失い辺りを見渡し。ふと気づけば、何だか辺りも少し暗くなっており、奥まで入ってきてしまった。なんだか、不気味な雰囲気の森に怯えるも、相手がいる為不安がる訳にもいかず。)
…と、とりあえず帰ろうか。なんだか暗くなってきたし。
【ルーク】
うん…!
(追い掛けていたウサギが見えなくなり肩を落とし残念そうにションボリするも、周りを見れば何だか先程までの景色とは違い薄暗い雰囲気に何処か不気味さを覚え、近くの茂みからガサガサと物音が聞こえれば慌てて相手の傍に駆け寄りしがみついて)
【キース】
だ、大丈夫だよ。きっとさっきのウサギさ!
( 自分にしがみつく相手と、聞こえる音にはこちらもびっくりした様子で肩を震わせ。しかし、平気なふりをしつつそのおとがするほうを見ながら強がったような口調で言うも、もしかしたら恐い生き物だったらと思うと今にも涙が出そうで。相手の手を握ると「とりあえず来た道を戻ろう!」と、自分たちが来たであろう道を指さし。)
【ルーク】
う、うん…キース兄ちゃん、怖くないの?
(辺りの薄暗さと相俟って不気味さに恐怖を覚えるが、手を握ってくれた相手に少しだけ安心して頷き。来たであろう道の方へ歩き出しながら、ゴォーっと言う風の音とその風により揺れる葉がまるでお化けの様に見え更なる恐怖を覚えれば握る手に力が入りながらふと問い掛けを)
【キース】
こ、こわくなんてないよ。
…あ、あれ?こっちの道だったと思うんだけど。
( 手を握る相手の手をそっと握り返しながら、強がり。しかし歩む先にはこれまでと同じように道無き道が続くだけで出口は見えず。不安な気持ちになってきて。 )
【ルーク】
っ…キース兄ちゃん…?
(握り返された手に少しだけ安心するも、何処か不安気な相手の様子から不安そうな表情を浮かべ。前も後ろも日が暮れてきた影響で暗く背中に寒々とした感覚を覚えながらも前へ歩いて)
【キース】
大丈夫、僕がなんとかする…っ。
( 不安な気持ちで一杯ながらも自分より小さな相手が不安げな表情を見せているのを見て、安心させるような声掛けをして。)
────
【ウィンリィ】
…あれ、ルークまだ帰ってない。
( 双子を連れて買い物に出かけていたところ、家にいるはずの息子の姿が見えず、まだ遊んでいるのかと少し不安になり。彼のいる書斎をノックして話しかけて。)
ねぇ、エド。ルークがまだ帰ってないんだけど…
【ルーク】
う、うん…。
(相手の言葉を信じていない訳ではないが、薄暗い森の不気味さに不安や怖さが増しそれでも泣きそうになるのをグッと堪えて歩き続け)
──────
【エド】
おう──はっ!?帰ってねぇって、一緒に出掛けたんじゃなかったのか?
(相変わらず忙しそうに研究やら書類を纏めたりと仕事をこなす中、ノック音と共に聞こえた彼女の声に返事をすればその内容に驚きを隠せず仕事を半端に椅子から立ち上がればドアの方へ行き開けて。仕事に夢中になり過ぎて話半分に聞いていた為てっきりルークも連れて一緒に買い物へ行ったのだとばかり思っており、どう言う事なのかと首傾げ。ふと時計を見ればもう日も暮れて早い所ならば夕食が始まっているであろう時間帯。休憩も挟まずに夢中になっていた為こんなに時間が経過していたとは思いもせず)
【ウィンリィ】
ううん、今日は3人で買い物に出掛けてたの。ルークは連れてってない。けど、近くの公園で遊んでくるって言ってたから、遅くならない内に帰るって約束したんだけど。
とりあえず、公園の方行ってみる。
( 今日はルークは父と一緒に留守番だと伝えると、いつも遊びに行っている近くの公園に遊びに行くというので、遅くならないようにだけ告げて家を出た。もういつもならとっくに帰ってきているのだが。なにかトラブルでもあったかと、心配そうにして、公園付近を探そうと提案して。)
【エド】
いや、探しには俺が行く。双子だけにする訳にもいかねーし。
それにもしかしたら行き違いで帰ってくるかも知れねーからウィンリィは家に居てくれ。
(どう言う経緯で遊びに出掛けたのか聞けば、約束を簡単に破るような奴じゃないし何かトラブルに巻き込まれたのかも知れないと表に出さないまでも心配になり。双子だけ家に残して探しに行く訳にもいかない為、遊び先の公園には自分が探しに行くと申し出コートを手に取ればサッと着こなし。)
うん、わかった…。気をつけてね。
( 相手の言うことも確かだと頷き。玄関まで相手を見送れば、気を付けてと伝えて。探すまでもなく息子が帰ってきてくれることを願うばかり。何も事件に巻き込まれていないといいのだが。)
───
【キース】
結構歩いた気がする…
ちょっと休もう。
( 暫く歩き続けていたが一向に出口は見えず路頭に迷い。少し疲れも感じ、休もうと提案をして、大きな木の下に腰掛け。)
ああ。それじゃ行ってくる。
(ライトを手に取り一度振り返り告げると、ドアに手を伸ばし開けて外へ。この時期日が暮れるのも早く辺りは暗い、まだ小さな子供がこんなに遅くまで1人でいるとなれば心細いだろう。何とか早く探し出さなければと公園の方へ走り出し)
──────
【ルーク】
うん…お腹空いたぁ。
(全く出口に出られず、周りを見るも先程より暗くなり不安は増すばかり。相手に続いて座り込めば、空腹を知らせる腹の虫が鳴り小さな手でお腹を押さえて)
【キース】
そうだね…。
ごめん、僕が森に行こうなんて言うから。
( 確かに自分もお腹が空いており、それも相まって心細くなれば、自分より幼い相手は尚更だろうと思う。膝を抱えて相手に謝ると、目に涙を溜めて。)
(公園までの道を隈なく探しながら進むもルークの姿は見つからず、そうこうしている内に公園へ到着。公園自体はそこまで広い訳ではない為、遊具の一つ一つや砂場など遊びそうな場所を隅々まで探すがやはり姿は無く。一体どこへ行ってしまったのかと公園の周りを見回し、森方面へ続く道を見て一つの可能性が頭に過り森に向かって走りながら)
ルーク!居たら返事しろーっ!
【ルーク】
っ…だ、大丈夫だよ!お腹は空いたけど、まだ歩けるもん。
だから、泣かないで?
(先程までの様子とは明らかに違う相手、更に聞こえてきた謝罪の声に元気付けようとバッと立ち上がれば相手の前に立ち、恐怖はあるもののその場で足踏みしたりと空元気に振る舞い。相手の前にしゃがみ込めば笑みを浮かべ。ふと風に乗り聞こえて来た声に反応する様に立ち上がれば周りを見回し)
──!父さん…?父さーんっ!
【キース】
…!ルークのお父さん?
( 相手に励まされたことによって少しだけ安心したのか、涙を拭って。ふとどこからか聞こえてきた声に耳を澄ませば、彼がお父さんと呼んでいるということもあり、助かったと明らかに安心した様子をみせて。)
【ルーク】
うん!…父さん!
(問い掛けに大きく頷くと遠くからライトの灯りが見え、それが近付いてくると眩しそうに腕で防ぐ様な姿勢を取れば自分の名を呼ぶ父の姿が目の前に。それまで我慢していた感情が爆発した様に目が大粒の涙を溢し父の足に抱き付いて)
【エド】
!ルーk…!?
ったく心配したんだぞ、こんな時間まで何して…って君は?
(暫く走りながら探していると帰って来たのは幼い子供の、それも聞き間違える筈のない息子の声に反応して声のする方向へ急ぎ向かえば小さな姿が二つあるのを見つけ息子の名を呼べば足に抱き付いて来た息子。こんな暗闇の中居たのだから余程怖かったのだろう、息子の肩を優しく掴み兎に角無事で良かったと思うと同時にどれ程心配した事かと叱ろうとするも知らない子供の姿を視界に捉えると問い掛けて)
【キース】
あ…。僕、キースっていいます。
ごめんなさい。こうなったの僕のせいなんです…。森へ探検に行こうってルークくんを誘っちゃって…。
( ルークの父親の姿が見えると、ほっとするも、こんなことになってしまったのは自分の責任だと申し訳なさそうに目に涙をためて。正直に言ったが、きっと怒られるだろうとぎゅっと拳を握り。)
そうか…キース1人の責任じゃない、一緒に行くってルークも言ったんだろ?
(理由を聞けば反省もしている様だしキースを責める様なことは無く、寧ろ我儘を言って困らせたのではと心配になる。謝りながら泣き続ける息子を片腕に抱き抱えると、空いている方の手をキースの頭に伸ばし撫でようとしつつ)
…遊んでくれてありがとな、キース。
【キース】
う、うん…っ。
ごめんなさい…っ。
( 頭に触れた優しい手と責めることをしない言葉に思わず我慢していた涙がぽろぽろと零れて。それを必死に自分の袖の裾で拭えば、自分も早く家に帰って家族に抱きしめてもらいたいと思う。)
もう謝らなくて良いから早く帰ろう、キースの父さんや母さんもきっと心配して探してる。
(キースの様子から十分に反省している事が見て取れ、スッと立ち上がるとキースに手を差し伸べ。自分達だって子供が帰ってこないと血眼になって探し回った程なのだから、きっと彼の両親も心配して探し回っている筈。無事に見つける事が出来たのだから彼を家まで送り届けて事情を説明するつもりでおり、取り敢えず公園まで行けば彼も分かるのではと)
…キースの家まで道案内頼めるか?
【キース】
うん、わかった。
( 相手の言葉に頷き立ち上がると、3人で森の出口に向かい公園まで辿り着く。そこからはもう慣れた道なので、少し足取りも軽くなり。見えてきた家の前には父の姿があり、どうやら自分のことを探している様子の父母にまた涙が溢れてきて、そこからは走って2人の元に駆け寄り。)
おかあさん!おとうさん!
…夜分遅くにすみません、実は──
(彼について行き辿り着いたキースの家。やはり探していた様で、両親に向かって走っていったキースを見つめ良かったと胸を撫で下ろし。後を追う様にキースの両親の元へ行けば挨拶もそこそこに事情を話し出し時折苦笑いを浮かべ)
──と言う訳なんです。息子のルークにも非はありますし、2人とも反省している様なので叱らないでやってください。
【キース父】
そうだったんですね。本当にすみませんでした。
あと、息子を探し出していただいてありがとうございました。
( キースを抱きながら、後ろ手にいる親子に不思議な表情を見せるも、事情を聞けば申し訳なさそうに謝り。しかし、彼の言う通りキースも相当反省しているようなので、ここは叱らないでおこうと苦笑して。)
【キース】
ルーク…また遊んでくれる?
( 父に抱き締められていたが、解放してもらうとエドとルークの元に駆け寄り。少し困ったような、反省したような顔でちらっとルークを見るとそんな風に言い。今日は散々だったが、この埋め合わせはさせて欲しいと思っているようで。)
いえ、本当に無事で良かったです。
では俺たちはこれで失礼します。
(息子のこういう行動を目にすると幼き日の自分を見ている様でやはり似るのだなと実感し。ともあれ事件に巻き込まれる事も怪我も無く本当に良かったと心の底から思えば自然と笑みが浮かび、キースの父親に再度挨拶してその場から去ろうとした時、キースがこちらに駆けてきた為ルークを降ろしてやれば)
【ルーク】
…うん!えーっと…やくそく!
キース兄ちゃん、ボクのお家にも来てね!
(こちらに走って来たキースを何事だろうかと不思議そうに見るも、父親から降ろされればパァッと明るい笑みを浮かべ大きく頷き。自分の手を見て何やら考えると小さな小指を立てて、キースの目の前に出すと指切りをしようと)
【キース】
うん!約束な!
( 相手が優しくそう言ってくれたことが嬉しくて此方も明るい表情になれば、差し出された小指に自分の小指を絡めて小さな約束を交わし。小指を離すと、ニコッと笑って帰る2人に「またね」と手を振って見送り。)
(キースやその家族と別れて帰り道をある最中、息子と2人だけの時間に今日の事への注意やどれ程心配したか等を伝え、帰ったら母親にもきちんと謝る事を約束させ。それから様々な事を話しながら家に着くと玄関ドアを開ければ)
──ただいま。
【ルーク】
…。
(帰宅したら謝ると約束したもののいざ家に着くとモジモジと家の中に入るのを躊躇い。約束を破ってしまった事への罪悪感もあって少し俯き加減に)
!…ルーク!
よかった…。
( 2人の帰りを今かと待っていたところ、玄関が開く音に急いでそちらに向かえば、ルークが無事であったことにほっとして傍に行き。怪我などがないことを確認すると、思わずそっと息子を抱きしめて。)
【ルーク】
!?か、母さん…っ、ご、めんなさいっ。
(叱られるとばかり思っていた為、目を強く瞑るも思っていた反応とは違い抱き締められれば目から大粒の涙を流して謝罪の言葉を口にして)
ほんとに…心配したんだから。
さ、中入って。ご飯にしよ?
( 泣きながら謝る相手の背中をそっと撫でながら、きっともう心配したという話は散々父親から聞いていることだろうし、反省もしているだろうと思えば、何も言わないことにして。身体を離すとにっこり笑ってきっと疲れているだろうし、中に入ってご飯にしようと2人に声をかけ。)
【ルーク】
っ、うん…!
(優しく抱き締められた事で自分も愛されてるんだと実感して涙を拭い笑みを浮かべれば頷き、家の中に入り手を洗う為洗面所へ父親と共に向かい)
──────
【アル】
(季節は春、今日から2年生となり高校に入って初めて後輩が出来る。どんな子達が入学してくるのかと少し興味がありわくわくしつつ、制服のブレザーに身を包み通い慣れた通学路に咲く桜を見ながら1人学校に向かって歩いており。)
(/タイミング的に良いかなと思いまして場面転換させて頂きました。季節も悩んだんですが、出会いの季節から始めるのも有りかなと思いまして。)
( 春の暖かい風が桜の花びらを散らす。いい天気に足取りも軽い。入学式へむかうため、新品の真新しい制服に身を包み高校へ続く道を歩く。新しい友達ができるかとか、どんな授業があるのかなど楽しみなことがいっぱいで、おもわず鼻歌を歌っていたところ、女子生徒がひとり男子生徒3人に囲まれているのを見つけ、何やら不穏な空気にいてもたってもいられず間に入り。)
…女の子に寄って集るなんて、感心しませんネ。
【不良A】
あ?なんだこいつ。
( 急に割って入ってきた彼女を見て怪訝そうな顔を見せると、制服を見て同じ学校の新入生であることを知り。見るからにただの女の子だと思うと完全に舐めた様子で近寄る。)
怪我したくなきゃ、そこどきな。お嬢ちゃん。
( / 場面転換ありがとうございます!さっそく不良に立ち向かうメイをやらせていただいております←)
さーて今日も頑張r…ん?はぁ…
(道を歩きながら春の麗らかな空気を満喫しつつ背伸びをし自分に気合を入れようとした所、女の子2人と学校で有名な不良3人組の姿を視界に捉え。空気的にも不穏漂い、新学期早々面倒事を起こそうとは良い度胸してるじゃないかと内心思いながらため息を一つ。それからゆっくりと近付きよく見れば、真新しいうちの制服に身を包んだ女子生徒だという事に気付く。不良から絡まれたのだろうか、何れにせよ入学日に巻き込まれるとは災難だなんて思いながら不良の1人の肩をポンポンっと叩いては)
ねぇ──こんな所で何してるの?
(/アル先輩、出動!笑
助けながらも面倒事を起こさないでくれとか、面倒臭いなとか思ってそうなアルパイセン←)
…!
( 退いてくれない3人に立ち向かう勢いで構える姿勢をとっていたのだが、不良の背後からかけられた声に視線を移す。すると、自分たちと同じ高校の制服であろう男子生徒がひとり立っていた。一目見た瞬間、彼から目が離せなくなってしまい、この状況にもかかわらず頬を赤く染めて。)
【不良B】
な、なんだ。てめぇ。
( 急に肩をたたかれたことに眉間にシワを寄せるも、何やら黒いオーラに若干びびりつつ睨み返し、相手の胸ぐらを掴もうとして。)
(/ きゃー!かっこいいー!アル先輩!!←
コテンパンにやっちゃってください!!!)
…質問してるのはこっちなんだけど?
もう一度聞くけど…むさい男が女の子囲んで何しようとしてたのかな?
(胸ぐらを掴まれそうになり咄嗟に伸びて来た不良の手首を掴めば徐々に力を込めて、にっこりと笑みを浮かべつつも黒いオーラの様なモノが見えそうな勢いで静かな怒りを見せ。思い出した様に怒りを消すと女生徒2人へ視線を向け「君達、新入生でしょ?入学式遅れるといけないから行って良いよ。」と告げ。)
(/はいはーい!←
この後不良君をコテンパンに←←)
は、ハイ!!
( 黒いオーラもさながら男3人に少しも怯まない様子の相手に「かっこいい」と見惚れていたところ、先に行ってという声掛けに我に返れば、後ろの女の子も助けないといけないのでここは一旦任せようと頷いて。彼女の手を引けば学校の近くまで走り、少し離れたところでその子と別れると、必要であれば加勢しなければと、先程の場所に戻り。)
──まったく、新学期早々問題起こさないでよ。
で、原因は…って伸びてるんじゃ話せないか。
(女生徒2人が言ったのを確認した直後、ふざけるなと不良が殴り掛かってきた為咄嗟に交わすと不良からの攻撃を一発も受ける事もなく、更には本気を出す事もなく返り討ちに。周りを見れば騒ぎに野次馬が少し集まっているも然程気にする様子も無く、ふと腕時計を見れば慌てた様に「やばっ!これじゃ遅刻しちゃうよ、急がないとっ!」と戻って来た女生徒に気付かずに学校へ向かい走り出して)
はぁっ…、あれ?
( 戻ってきたはいいが残されていたのは伸びた不良たち。先程の彼が倒したのだとしたら相当強いのだなと感心する半分、胸のドキドキが彼への憧れだということに気付くのもそう遅くなく。学校に行けば、また出会うことができるだろうかと再び頬を赤く染めていると、後ろ手にチャイムがなったことに気付き、遅刻してしまうと急いで走って学校へ向かい。)
──新入生に挨拶するんだっけ。
(学校に到着してクラスに入るも束の間、生徒会の面々は体育館に集まる様に言われており仲間と共に体育館へ向かい。途中生徒会長の先輩達とも合流すれば、教師の面々が座る席の端の方に用意された生徒会メンバーの席に座り新入生が入り入学式が始まるのを待ち)
( 記念すべき初めてのHRに若干遅れてしまったものの、初日だからと担任の先生には特に注意はされず。ほっとしたのも束の間、入学式の時間となり、新入生は音楽に合わせて体育館に入場をする。在校生と教師、そして保護者が見守る中自分の席につくと少しばかり緊張して背筋をピンと伸ばして座る。ふと、教師席の近くに座る在校生の姿の中に、朝の彼の姿が見えぱあっと顔を明るくして。)
(漸く新入生達が緊張した初々しい姿で入場し、一年前の自分達も同じ様に緊張していたなと温かい視線で見守り。すると視線を感じて其方に視線を向けると、何故此方に視線を向けているのか分からないが少しでも緊張が解れればとにっこりと笑みを浮かべて。)
…王子サマ…。
( 目が合えば、まさか、と思うもにっこりと微笑みを向けられれば顔を真っ赤にして。きゃーっと頬に手を当てて。自分の中では白馬に乗った王子様にしか見えず、まさに憧れの男性像そのもので。 )
(頬に手を当てる姿にはどうしたのだろうかと疑問符を頭の中に浮かべるも、新入生の面々が全員入場し着席したのを合図に式が始まり滞りなく進み。それから入学式終盤、自分達生徒会の面々が呼ばれ壇上に上がる事に。壇上に上がると言えど、入学生を前に話すのは生徒会長のみではあるのだが。生徒会長を先頭に順番に上がれば、マイク前に生徒会長が出て入学した事への祝辞と生徒会メンバーを募集している事を話始め)
生徒会…。
( 入学式が進み、生徒会長からの挨拶の際に例の彼も壇上に上がったことで生徒会役員だということが分かれば、もしかしたら自分も生徒会に入れば、お近付きになれるかもしれないと勝手に想像をめぐらせる。心の中では生徒会に入ろうと決めつつ、会長の話しを聞き終え、入学式が終わり。その後は教室には戻って担任の先生からの話を聞き下校となったため、荷物を持ち玄関に向かって歩き。玄関を出ると、部活の勧誘などが行われていて、部活も何に所属しようかと考えながら歩き。)
僕は向いてないから…。
(放課後となり生徒会の集まりもなく、そのまま空手部の道場へ向かう事に。部室に着くと更衣室に入り道着に着替えを済ませ、部員勧誘の為に一緒に門へ行こうと言われるが自分には不向きな為やんわりと断れば早速道場へ。師であるイズミの姿はまだ無いが、ストレッチなど念入りに行い残る部員と共に組み手を開始して。表情は真剣そのもので汗を流しながらいつも通りのメニューをこなして行き。道場の外には同級生の女子達が覗き見ており時折黄色い声援も聞こえるが、また先輩目当てだろうし見ているくらいなら部活に入部してくれても良いのになんて思いつつ何項目かメニューを終えると手折りで汗を拭い)
( 勧誘の列を眺めていたが、自分は初めから空手部に所属しようと思っている。幼少期から空手などの武芸を嗜んでいるからだ。空手部の部員を見つけると「入部希望でス!」と話しかけに行き、部を見学させてもらうことに。空手部のある武道場は何故だか女子に囲まれていて、黄色い声援が聞こえる。不思議に思いながら、見学希望の為道場に入れてもらうと、先程の彼を見つけて。)
あ!!
──ん?
(タオルで汗を拭っていると入部希望者を連れて戻って来た仲間に気付き其方を見れば、声を上げた女生徒が一人。朝の出来事で助けた人物だと気付いていない様で、何か自分に付いているだろうかと見回すも何もなく不思議そうに首傾げれば)
えーっと…入部希望者、だよね?
ハイ!
あの!今朝は、助けていただきありがとうございまシタ!
( まさか部活まで一緒になれるなんて、運命だなんて思えば嬉しそうに笑顔で頷き。それと朝のお礼を言わねばならないと勢いよく頭を下げて。頭を上げると、「メイ・チャンといいマス。宜しくお願いしまス!!」と挨拶をし。)
…あー、今朝の子か。
いや、怪我してないみたいで良かったよ。
(今朝の礼を言われれば少しばかり考えるも思い当たるのは一つしかなく。たまたま通りかかった先で目撃した為、素通りする訳にもいかず助けただけだからと少しばかり謙遜し。見た所怪我もない様で笑みを浮かべれば「僕はアルフォンス・エルリック。此方こそよろしく。」と握手を求め手を差し出して)
アルフォンス先輩、は強いんですネ!とても素敵でシタ!
( 挨拶をしている間もかっこいいと惚れ惚れして。手を差し出されるとは思っておらず、その意味を最初は分からないまま握手だと気付くと顔を真っ赤にして、遠慮がちに手を握り。)
ははっ、いや僕なんてまだまだだよ。
メイは空手の経験あるのかな?
(手を握り返せばにっこりと笑みを浮かべ、握っていた手を解放。空手部に来たと言うことはもしかして経験があるのではないかと問い掛け)
はい!小さい頃からやっていマス。
( 相手の質問には元気よく頷き、幼少期から空手を習っていることを伝え。「それなりに強いと思いますヨ!」と、自信満々で言い。彼がいる部活ならさらにやる気も出るとこれからの学校生活がより楽しみになり。)
そっか、なら試合に出られるのもそう遠くないかもね。
取り敢えず、今日は雰囲気だけでも味わっていくと良いよ。
(空手経験者、また幼い頃からやっているとなれば有段者なのだろう。有段者なら即戦力になるし、早ければ夏の予選から出場出来るかもしれない旨を伝え。実際昨年、自分も入部間も無くの大会に出場した訳で可能性は高く。見学に来ただけなのだろうから、手合わせさせる訳にもいかない為道場の隅に座って見ると良いと伝えれば空手部の仲間の元へ戻り組手を再開して)
頑張りマス!!
( 相手からの期待の言葉には嬉しそうに意気込みを伝えて。今日は制服のままなので、とりあえず道場の隅に座り大人しく見学をすることに。組手を始めた彼の姿をじっと見ていれば、やはり彼も有段者なのだろう良い動きをしていると感心しつつ、その姿がやはり格好よく見とれて。)
──ありがとうございました。
(いつもの如くメニューをこなすと部活終了の時刻となり、最終的に組手相手となってくれた先輩に礼を述べ。ふと周りを見れば師匠が最後まで来なかった事に心の何処かでホッとすると同時に教師として仕事が忙しいのだろうと思いつつ、ポタポタと流れる汗を首にかけたタオルで拭いながら同級生と高校生らしく少しばかり会話をして時折笑みを浮かべ)
ありがとうございまシタ!
( 見学終了後、部員の先輩方に礼を告げると帰るために道場の外へ出て。すっかり外は薄暗くなっており、春先といえどまだまだこの時間帯は暗い。ゆっくり歩きながら帰路につき。)
(更衣室に入り着替えを済ませると戸締りの当番という事もあり、片付け忘れや忘れ物などがないか念入りに確認した後荷物を手に持ち道場の外へ出れば扉に鍵を掛けて職員室へ。顧問に鍵を渡せば別れを告げて学校を後にし家までの道を一人歩き。汗を沢山掻いた事もあって夜風が冷え、早く帰って風呂に入ろうなどと思いながら帰宅を急ぎ。)
────────
(次の日の朝。今日は生徒会役員として朝から正門に立ち、生徒の身嗜みチェックを行わなければならずいつもより早く家を出て学校に着くなり準備をして他の役員と共に正門に並び立ち。部活の朝練などで早く来ている生徒もいる為、一人一人見落としがない様にチェックを。基本的に頭髪については当校は罰則は無いが、その代わり他の部分の身嗜みには厳しい。無論不良連中に関しても手を緩めるつもりはなく、生徒指導の教師と共に続けていき)
あ、アルフォンス先輩!
おはようございマス!
( 次の日、学校が楽しみすぎて早く目が覚めたこともあり、少しばかり早い時間に学校に向かう。すると正門に並ぶ生徒会の面々の中に、彼の姿を見つけると嬉しそうに駆け寄り、元気よく挨拶を。そういえば生徒会にも入ってみたいという思いがあったことを思い出せば彼に質問を。)
私、生徒会に興味があるのですが、どうやったら入ることできますカ?
おはよう、メイ。…本当!?
(他の生徒の身嗜みチェックをしていると、昨日はやたらと縁がある女生徒に気付いて挨拶を返し。生徒会に興味があると聞けば、入学式での演説は無駄ではなかったのかもなんて思いながら嬉しそうに瞳を輝かせ。ならば早速と一枚の紙を取り出せば彼女に見せる様にして差し出し)
まずはこの紙に学年と名前を書いて、放課後生徒会室に来てくれる?生徒会室の場所は分かるかな?
はい!
生徒会室…、ちょっと自信ないですケド、調べて行きまス!
( 思ったよりも好反応を示してくれたことにこちらも嬉しくなり。紙を受け取ると、教室に着いたらすぐ書こうと手に持ちながら、生徒会室へ放課後来て欲しいと言われれば、場所が何処なのかはまだ知らず。なんとかして行くと苦笑しながら伝えて。)
そっか、分からなければ待ち合わせて案内しようかと思ってたんだけど…大丈夫そうかな。自ら調べる君の姿勢も尊重したいし。
(入学して2日目だし分からないのも無理はないと理解を示しつつ、分からないなりに調べて生徒会室へ来ようとする姿勢は凄いと感心し本人がその気ならそれは尊重すべきだと思いにっこりと笑みを浮かべて。ふと生徒会長から呼ばれれば振り向き「今行きます」とだけ伝え再度会話中の女生徒に視線を戻し)
他にも何名か希望者が居るみたいだから迷ってそうなら一緒に来てね。それじゃ、また放課後に──。
(一年生で同じ様に生徒会に入りたいと希望を告げて来た生徒が居り、放課後来る様に伝えてある為廊下で会う事があればと伝え。会長に呼ばれている為別れを告げれば呼んだ本人の元へ走って行き)
ハイ!
( 相手の話を聞けば、ぺこっと頭を下げて。元気よく返事をして、軽い足取りで教室へ向かい。授業が始まるとあっという間に終わって放課後になり、生徒会室の場所を探しながらそちらの方に向かって廊下を歩き。)
あれ?こっちじゃなかったかナ?
えっ、会長来ないんですか?希望者来るのに…此処は副会長が仕切るしか無いですね。
(生徒会を始める為準備を進めていると副会長から、生徒会長は教師から呼び出しがあった為今日は来れないと言う。となれば当然ながら副会長が中心となりやるべきだと進言して。役員の席と希望者の席に資料を配り終えると、希望者が来るのを待ち)
失礼しまス…生徒会に入りたくてきたのですが…。
( 何とか生徒会室の前まで辿り着くと、扉をノックしてそっと中へ入る。一応ここにきた理由を述べて、そろりと中を覗き込めばお目当ての彼の他にも数人集まっているようだ。鞄から朝貰った書類を取り出して。)
(/突然で申し訳ありませんが、お相手解消とさせて下さい。
正直熱が冷めてしまいましてこの先続けていける自信もなく、微妙な心境のままお相手するのも失礼かと感じまして。
これまでの絡みは大変楽しかったですし、此処まで続いたのは初めてで良きお相手様に巡り会えて本当に感謝しております。
此方の都合によりこの様な形で終わらせる事となり、大変申し訳ありません。約4ヶ月間、楽しい時間をありがとうございました。また貴方様に良き出会いがあります様に祈っております。)
(/ご連絡ありがとうございます。こちらこそ、此処まで長期間御相手して頂けたこと本当に嬉しく思います。とても楽しかったです。
また、いつかご縁がありましたら、そのときはよろしくお願いします。良き出会いに巡り会えることを祈ります。本当にありがとうございました!)
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