匿名さん 2022-06-25 23:59:19 |
通報 |
おう。それじゃ、ばっちゃん行ってくるな。
(手を握られた事には少しドキッとするも、風邪などで体調が悪い時は特に不安になるものだし、彼女もそれかも知れないと思えばしっかりと握り返して安心させる様に微笑を浮かべ。ピナコに出掛ける事を告げれば『気をつけて行っといで』と声を掛けられ、ロックベル邸を後にすれば街の病院へと向かい歩き出して。やはり外は寒く、握ったままの手を少しでも寒くない様にとさり気無くコートのポケットの中へ入れ)
(/ホント、それですよね!子供が無理なら家の家具でも良i←)
( ピナコに挨拶をして玄関をくぐれば、外は思ったよりも寒く。しかし相手の手の温もりには幸せな気持ちになり、心がポカポカするのを感じて。マフラーに口元だけを埋めて横にいる相手をちらっと見て。)
やっぱり、寒いね。
そうだな、この寒さだと今年は早いかもな雪。
体調悪化しない様に気を付けないと。辛い時はすぐ言えよ?
(空を見上げればどんよりとした雲が空一面に広がっており故郷全体が薄暗い。少しでも日差しが出てくれれば寒さも少しは和らぐのに、なんて思いながら空を見ていたが視線を感じて彼女を見れば今は体調の悪い彼女を医者に見せ、早く帰って安静にしなければ。少しでも辛いならすぐに言う様に心配そうに告げて)
うん、ありがとう。
( 時折肌にあたる風が少し冷たく、身震いをしながら、これだけ着込んできてよかったと思う。気遣いが嬉しく自然と笑顔になり。街の病院に辿り着くと、受付に症状を簡単に伝え待合室のソファーに相手と並んで座ることにして。普段医者に頼ることなど全く無いので病院という場所には変に緊張してしまう。)
(/ どこでカミングアウトしようかな!病院出てからかな?それとも家についてからかな?←)
…取って食おうって訳じゃあるまいし、そんなに緊張しなくても大丈夫だって。
(病院内へ入り待合室まで来るとマフラーとコートを脱ぎ、彼女の隣に腰掛けて。ふと彼女を見ると何処か緊張している様子に、普段彼女が体調を崩したとしても、あまり病院にかかる様な事がない為か緊張しているのだろう。そっと手を伸ばし彼女の手に重ねると安心させようと眉尻を下げて少し困った様な笑みを浮かべ。)
(/いつが良いかなぁ、病院出てから症状を聞くも誤魔化されて家に着いてから話すとか?←)
だって…病院なんて来ることないから…。
( 安心させようとしてくれる相手に小さく笑みを零せば。この緊張は病院が久し振りということもあるが、別の緊張もある訳で。待合室のにそれ程までに人はいない為、あっさりと名前を呼ばれるとソファーから立ち、相手に「いってくるね」と言って診察室へ。)
(/ そうですね!そうしましょう!)
ああ…。
(名前を呼ばれ立ち上がった彼女を見て返事をすれば見送り。恐らく風邪だろうが、何となくソワソワと胸の奥が騒つく感じがして不思議に思うも然程気に留める事もなく大人しく戻ってくるのを待ち)
(/了解です!)
( 診察室に入り問診と診察が行われれば、医者から『妊娠2ヶ月くらいかな』と結果が告げられる。この時期の体調の悪さはごく普通のことだから、と話があり実感が湧かないながらに説明を頷いて聞いていき。しかし、気持ちはとても嬉しく早く彼に伝えたいという思いに駆られるが、いつ話したらいいのだろうと少し悩みつつ診察室から出て相手の横に座り。)
…ウィンリィ、大丈夫か?
(診察室から戻って来た彼女を見るも黙りの様子、ただの風邪ではなく何処か悪かったのだろうか。心配そうに顔を覗き込む様な形で声を掛けて)
…あ、うん。大丈夫。別にどこも悪くないよ。
( 相手が心配そうにきいてきたことで、我に返り笑って何ともなかったと今は誤魔化し。次は会計に呼ばれたので会計を済ませると、「帰ろ。」と相手の元に戻って。)
そうか…ああ。
(取り敢えず何処も悪く無いと聞いて良かったと胸を撫で下ろし。だが熱っぽい感じや眩暈といった症状は一体何だったのだろうか、もしや日頃の疲れが出たのかもしれないと思えばもっと家の事も手伝わなければと心に決め。会計を済ませ戻って来た彼女を見ると立ち上がり、手に持っていたコートとマフラーを身につけ彼女と共に病院の外へ)
…な、診断どうだったんだよ?何処も悪く無いって言ってたけど熱だってあったし…。
ん?あー、つかれかな?最近働き詰めだったから。
( 帰り道再び相手の手を取ると、聞かれた質問には未だ話す勇気が持てず苦笑しながら答え。相手に話せば絶対に喜んでくれるはずなのだが、どうも勇気が持てず。家に帰って気持ちを整理してから話そうと決めて。)
ふーん…なら今日は1日大人しくしてろよ?家の事も俺がやるから心配すんな。
(繋がれた手を握り返し歩きながら、彼女の苦笑いと言動にどうも腑に落ちない感覚があるも、これ以上問い詰めて体調が悪化したら洒落にならない。その為彼女の言う事を信じる事にして、その代わり家に帰ったら大人しく寝てる事としっかり休む事と言い聞かせ。仕事の疲れならば休む事が何より大切だ、そんな事を思いながら家までの帰り道を歩いていき)
う、うん。ありがとう。
( 何だか相手に嘘をついてしまって申し訳ない気持ちになりつつも、今は素直に笑って礼を言うことにして。
家に着き鍵を開けると中に入り、コートやマフラーを外すとハンガーにかけてから、リビングへ。ソファーに腰をかけようとするも、やはり言うなら早めに言った方がいいのかなとリビングに同じように入ってきた相手を見て。)
──身体冷えちまっただろ。今コーヒー淹れるから少し待ってろ。
(家の中に入るとマフラーを外しコートを脱ぎ、ハンガーに掛けながら上記を。暖炉に火を灯していないとは言え、外に比べれば幾分か暖かくマシだ。それでも冷え切った身体を温める為に、彼女の視線を感じながらもリビングの暖炉の側まで行けば薪を焼べ火をつけて。それから立ち上がるとコーヒーを淹れる為キッチンへと向かおうとして)
…、エ、エド。
あの、さっきの診察のことなんだけど…。
( キッチンへ向かおうとする相手の服の裾を咄嗟に軽く引っ張って止め。止めたはいいもののどうやって言おうか、未だに悩んだ末口を開き。)
ウィンリィ…!まさか、本当に何処か悪いのか!?
(キッチンへ行こうとした所、服の裾を掴まれ立ち止まりどうしたのだろうかと彼女の方を振り向き名を呼ぶ。しかし言い掛けておきながら、何か戸惑っているのか妙な間が空き不安に駆られる。咄嗟に彼女の両肩を掴み視線を合わせる為姿勢を低くすれば、変な考えを振り払うが如くそうで無い事を祈りながら不安気な瞳で彼女を見つめ)
えっと、その…実は…。
─妊娠した、みたいで。
( すごく心配そうな相手に、やはり最初から言っておけばよかったと後悔をして、言い出しにくい雰囲気になってしまうが、意を決して言葉を紡ぎ。報告をした後、ちらっと相手の反応を伺い。)
……へ?妊娠…?
(彼女の口から紡がれる言葉をゴクリと喉を鳴らし緊張の面持ちで待っていると、聞こえて来たのは妊娠という二文字の言葉。一瞬何を言われたのかと言葉を失い目を丸くして間の抜けた声を出し、取り敢えず恐れていた事態ではなくて良かったと思うのと同時にその告げられた事実を復唱しながら頭の中で理解を深めていく。"妊娠ってつまりそう言う事だよな、俺たちの子供…!"と腹の底から嬉しさが込み上げて来て目の前の彼女を思い切り抱き締め)
…!!エド?
( 相手の反応に少し不安な気持ちになるも、急に抱き締められたことには目を丸くして。相手のその抱きしめる温もりから相手が喜んでくれていることが伝わり少しほっとして。)
トピック検索 |