匿名さん 2022-06-25 23:59:19 |
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──ん?
(タオルで汗を拭っていると入部希望者を連れて戻って来た仲間に気付き其方を見れば、声を上げた女生徒が一人。朝の出来事で助けた人物だと気付いていない様で、何か自分に付いているだろうかと見回すも何もなく不思議そうに首傾げれば)
えーっと…入部希望者、だよね?
ハイ!
あの!今朝は、助けていただきありがとうございまシタ!
( まさか部活まで一緒になれるなんて、運命だなんて思えば嬉しそうに笑顔で頷き。それと朝のお礼を言わねばならないと勢いよく頭を下げて。頭を上げると、「メイ・チャンといいマス。宜しくお願いしまス!!」と挨拶をし。)
…あー、今朝の子か。
いや、怪我してないみたいで良かったよ。
(今朝の礼を言われれば少しばかり考えるも思い当たるのは一つしかなく。たまたま通りかかった先で目撃した為、素通りする訳にもいかず助けただけだからと少しばかり謙遜し。見た所怪我もない様で笑みを浮かべれば「僕はアルフォンス・エルリック。此方こそよろしく。」と握手を求め手を差し出して)
アルフォンス先輩、は強いんですネ!とても素敵でシタ!
( 挨拶をしている間もかっこいいと惚れ惚れして。手を差し出されるとは思っておらず、その意味を最初は分からないまま握手だと気付くと顔を真っ赤にして、遠慮がちに手を握り。)
ははっ、いや僕なんてまだまだだよ。
メイは空手の経験あるのかな?
(手を握り返せばにっこりと笑みを浮かべ、握っていた手を解放。空手部に来たと言うことはもしかして経験があるのではないかと問い掛け)
はい!小さい頃からやっていマス。
( 相手の質問には元気よく頷き、幼少期から空手を習っていることを伝え。「それなりに強いと思いますヨ!」と、自信満々で言い。彼がいる部活ならさらにやる気も出るとこれからの学校生活がより楽しみになり。)
そっか、なら試合に出られるのもそう遠くないかもね。
取り敢えず、今日は雰囲気だけでも味わっていくと良いよ。
(空手経験者、また幼い頃からやっているとなれば有段者なのだろう。有段者なら即戦力になるし、早ければ夏の予選から出場出来るかもしれない旨を伝え。実際昨年、自分も入部間も無くの大会に出場した訳で可能性は高く。見学に来ただけなのだろうから、手合わせさせる訳にもいかない為道場の隅に座って見ると良いと伝えれば空手部の仲間の元へ戻り組手を再開して)
頑張りマス!!
( 相手からの期待の言葉には嬉しそうに意気込みを伝えて。今日は制服のままなので、とりあえず道場の隅に座り大人しく見学をすることに。組手を始めた彼の姿をじっと見ていれば、やはり彼も有段者なのだろう良い動きをしていると感心しつつ、その姿がやはり格好よく見とれて。)
──ありがとうございました。
(いつもの如くメニューをこなすと部活終了の時刻となり、最終的に組手相手となってくれた先輩に礼を述べ。ふと周りを見れば師匠が最後まで来なかった事に心の何処かでホッとすると同時に教師として仕事が忙しいのだろうと思いつつ、ポタポタと流れる汗を首にかけたタオルで拭いながら同級生と高校生らしく少しばかり会話をして時折笑みを浮かべ)
ありがとうございまシタ!
( 見学終了後、部員の先輩方に礼を告げると帰るために道場の外へ出て。すっかり外は薄暗くなっており、春先といえどまだまだこの時間帯は暗い。ゆっくり歩きながら帰路につき。)
(更衣室に入り着替えを済ませると戸締りの当番という事もあり、片付け忘れや忘れ物などがないか念入りに確認した後荷物を手に持ち道場の外へ出れば扉に鍵を掛けて職員室へ。顧問に鍵を渡せば別れを告げて学校を後にし家までの道を一人歩き。汗を沢山掻いた事もあって夜風が冷え、早く帰って風呂に入ろうなどと思いながら帰宅を急ぎ。)
────────
(次の日の朝。今日は生徒会役員として朝から正門に立ち、生徒の身嗜みチェックを行わなければならずいつもより早く家を出て学校に着くなり準備をして他の役員と共に正門に並び立ち。部活の朝練などで早く来ている生徒もいる為、一人一人見落としがない様にチェックを。基本的に頭髪については当校は罰則は無いが、その代わり他の部分の身嗜みには厳しい。無論不良連中に関しても手を緩めるつもりはなく、生徒指導の教師と共に続けていき)
あ、アルフォンス先輩!
おはようございマス!
( 次の日、学校が楽しみすぎて早く目が覚めたこともあり、少しばかり早い時間に学校に向かう。すると正門に並ぶ生徒会の面々の中に、彼の姿を見つけると嬉しそうに駆け寄り、元気よく挨拶を。そういえば生徒会にも入ってみたいという思いがあったことを思い出せば彼に質問を。)
私、生徒会に興味があるのですが、どうやったら入ることできますカ?
おはよう、メイ。…本当!?
(他の生徒の身嗜みチェックをしていると、昨日はやたらと縁がある女生徒に気付いて挨拶を返し。生徒会に興味があると聞けば、入学式での演説は無駄ではなかったのかもなんて思いながら嬉しそうに瞳を輝かせ。ならば早速と一枚の紙を取り出せば彼女に見せる様にして差し出し)
まずはこの紙に学年と名前を書いて、放課後生徒会室に来てくれる?生徒会室の場所は分かるかな?
はい!
生徒会室…、ちょっと自信ないですケド、調べて行きまス!
( 思ったよりも好反応を示してくれたことにこちらも嬉しくなり。紙を受け取ると、教室に着いたらすぐ書こうと手に持ちながら、生徒会室へ放課後来て欲しいと言われれば、場所が何処なのかはまだ知らず。なんとかして行くと苦笑しながら伝えて。)
そっか、分からなければ待ち合わせて案内しようかと思ってたんだけど…大丈夫そうかな。自ら調べる君の姿勢も尊重したいし。
(入学して2日目だし分からないのも無理はないと理解を示しつつ、分からないなりに調べて生徒会室へ来ようとする姿勢は凄いと感心し本人がその気ならそれは尊重すべきだと思いにっこりと笑みを浮かべて。ふと生徒会長から呼ばれれば振り向き「今行きます」とだけ伝え再度会話中の女生徒に視線を戻し)
他にも何名か希望者が居るみたいだから迷ってそうなら一緒に来てね。それじゃ、また放課後に──。
(一年生で同じ様に生徒会に入りたいと希望を告げて来た生徒が居り、放課後来る様に伝えてある為廊下で会う事があればと伝え。会長に呼ばれている為別れを告げれば呼んだ本人の元へ走って行き)
ハイ!
( 相手の話を聞けば、ぺこっと頭を下げて。元気よく返事をして、軽い足取りで教室へ向かい。授業が始まるとあっという間に終わって放課後になり、生徒会室の場所を探しながらそちらの方に向かって廊下を歩き。)
あれ?こっちじゃなかったかナ?
えっ、会長来ないんですか?希望者来るのに…此処は副会長が仕切るしか無いですね。
(生徒会を始める為準備を進めていると副会長から、生徒会長は教師から呼び出しがあった為今日は来れないと言う。となれば当然ながら副会長が中心となりやるべきだと進言して。役員の席と希望者の席に資料を配り終えると、希望者が来るのを待ち)
失礼しまス…生徒会に入りたくてきたのですが…。
( 何とか生徒会室の前まで辿り着くと、扉をノックしてそっと中へ入る。一応ここにきた理由を述べて、そろりと中を覗き込めばお目当ての彼の他にも数人集まっているようだ。鞄から朝貰った書類を取り出して。)
(/突然で申し訳ありませんが、お相手解消とさせて下さい。
正直熱が冷めてしまいましてこの先続けていける自信もなく、微妙な心境のままお相手するのも失礼かと感じまして。
これまでの絡みは大変楽しかったですし、此処まで続いたのは初めてで良きお相手様に巡り会えて本当に感謝しております。
此方の都合によりこの様な形で終わらせる事となり、大変申し訳ありません。約4ヶ月間、楽しい時間をありがとうございました。また貴方様に良き出会いがあります様に祈っております。)
(/ご連絡ありがとうございます。こちらこそ、此処まで長期間御相手して頂けたこと本当に嬉しく思います。とても楽しかったです。
また、いつかご縁がありましたら、そのときはよろしくお願いします。良き出会いに巡り会えることを祈ります。本当にありがとうございました!)
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