- 2022-06-14 21:39:19 |
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>93 秀吉
俺が秀吉のものになったら、秀吉は俺のものになってくれるのか?余所見せず俺だけを見てくれるんです?───…っ、急に吃驚した。
( 狡いも思わせ振りも自分自身では全く自覚はしていないが、彼の言葉を聞けば緩りと首を傾げて滅多に崩さない口調を崩し、普段あまり呼ばない名を呼び乍真面目な表情で見詰めて。真剣な表情からふわりと目元を緩めて笑って見せれば「俺がもし本心ではなく嘘ついていたら、そうですね…其の時は俺を斬れ。」と笑顔で放つ言葉では無いが嘘はつかないと伝わるように。両思いだと言えば、不意に腰に回された腕に引き寄せられれば珍しく驚いた声を出し、抵抗する間も無く身体を彼の方へ預けて。「甘えるって分からないんですよね俺。だから此れも甘えれているのか不安なんですけど、大丈夫です?」甘え方等が分からず、甘えるよりも甘やかす方が得意なのを自負しており。くるくると髪で遊んでいる彼の様子をちらりと見て緩りと首を傾げて。掌を引き寄せられれば悪戯っぽく笑う彼の言葉にふわりと目元を緩めて「じゃあ離したら怒ります。」と冗談交じりに言い。優しい口調で口元に笑みを浮かべ腕を大きく広げているのを見れば、どうすれば良いのか一瞬考えて。何処か緊張しているが口元には笑みを浮かべ乍そろり、と軽く腕を広げて飛び込む様に抱き締めてみて。余裕無いな俺、なんて思えば意を決して若干頬は赤い侭だが目を合わせて「怒りはしないけど、…貴方は俺なんかにして良いのです?」ともし彼に気になる人が居た時に自身なんかにキスをすれば、と思ったのか緩りと首を傾げて聞いてみて。 )
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