- 2022-06-14 21:39:19 |
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▼ 信玄 ( >>103 )
嬉しいよ、勿論。でもずっと信玄が名前を呼ぶ特別な人っていう枠は俺だけにして欲しい、なんて我儘すぎる?──…ッあ、待って今のなし。じゃあもう遠慮も制御もしないから覚悟してて。
( 勿論信頼している彼から名前で呼ばれることは十分すぎるほど嬉しいことではあるが、その特別な人がこれから先自分以外にも増えていく可能性が頭を過り我儘過ぎる要望浮かび困ったように眉下げつつ問い。何を思ったのかふと彼の首元をやんわりと掴み「……じゃあ絞殺なんてどう?」と脅威的すぎるほど満面の笑みを浮かべつつ弱い力で首絞めてみて。無意識に口から出てしまった好きな人というワードを指摘されたことでようやく気付けば、あからさまに動揺しながら慌てて自身の口元抑え。何れ好意を抱いているということは伝えるつもりだったがこんなあっさりとバレてしまう予定は一切無く、焦りながら訂正して。制御の必要は無いと受け入れてくれた彼に嬉々たる表情浮かべつつ、言葉通り半ば強引に唇奪い。これが揶揄う程度のただの悪戯だと理解はしていてもやはり羞恥心は拭えず、離れていく彼を何処か寂しげに見遣り。「何処に居ても飛んでいくよ、信玄の為なら」と顔覗き込みながら安心させるように彼の頭を優しく撫でて。必死に説得を試みる彼にくすくすと愉しげに笑いつつ迫れば「恥ずかしいから辞めてほしいって俺のどの行動のこと?」と彼の口から言わせたいが為に意地悪な質問続け。手の甲へ口付けるその光景を目の当たりにすれば瞳揺らし動揺しては「皆にバレないようにこうやって夜更けにこっそり会うのも魅力的だよね」と同意しつつ声潜めながら伝えて。耳元から直接伝わる鼓動を聞きながら嬉しそうに表情緩めては「少しは俺のこと意識してくれてるってことだよね」と胸元へ顔擦り寄らせつつ確認取り。柔らかい感触に直ぐに状況把握してはゆっくりと目開け、確かめるように指先で自身の唇触れてみて。幸せすぎる一時に貪欲故に何処か物足りなさを感じて強請るように首元へ腕回しては、態とらしく身体密着させつつじっと反応窺うように見詰めて。 )
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