通りすがりさん 2022-06-12 16:58:16 |
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…あはァ。ダメじゃん、黙って入ってきたラ。
(美しい顔に悪魔的な笑みを浮かべて物音の方へ歩を進め、相手の顔を怪物よろしく上から覗き込む。「ちなみに、今踏んだの血溜まりだヨ。さっきもうひとり裏切った子処理したところだシ。」至って冷静に水溜りを処理するよう部下に指示を出すと、細身に似合わぬ怪力でひょいと相手をお姫様抱っこの形で抱き上げてしまい)
っ……降ろせっ
(相手から覗き込まれ血溜まりだと言われた瞬間、サァと顔から血の気が引いたかと思えば急に地から足が離れてしまいお姫様抱っこで抱き上げられて整った顔に思わず顔が赤くなりかけたが首を振り降ろせと口調を少し荒くしながらも暴れてもし殺されたら…と思うと抵抗もあまり出来ず睨みながら言い)
やァだ。
(相手の言葉を軽く一蹴し、そのまま自分の部屋へ到着すると相手をソファーへ放り投げる。その足で部下に連絡を取り、「あ~、アイツいる?うん、そう。可愛いの捕まえたからお願いしたくてサ。」と嬉々とした調子で話し続け)
何をするつもりですか…
(ソファーに放り投げられて警戒するように銃に手をかけながら相手に自分をどうするかと考え。可愛いの、が自分を指しているのかは分からないが誰かが来ることは分かり飄々としている掴めない相手に戸惑いと少し怖いながらも問い掛け)
うん?あはッ、勝手に入ってきちゃった悪い子にはそれなりの「カクゴ」してもらわなきゃってオハナシ。
(笑顔は相変わらず柔らかいが瞳の奥は冷えている。そうこうしているうちに電話の相手らしい部下が駆け付け、「ボス…用事とは?」と彼に問う。彼は軽い調子で「勝手に入ってきちゃったこの子のお世話頼みたくってサ。ホラ、俺って忙しいじゃナイ?」と口にした。部下の表情にピシリとヒビが入ったのが素人目にも見て取れた。)
覚悟……って、勝手に入ったのは悪いとは思います、けど…っ
(入ってきた部下に相手が告げた言葉に再び恐怖心が出て銃にかけていた手も震えていてまともに握ることもままならず。目に涙を浮かべながらもまだ強気に殺したらどうなるかと遠回しに威嚇するように睨むものの相手から逃げることは不可能に感じ)
そう、お世話ネ。ぜ~ったい殺しちゃダメだヨ。
(引き攣った表情の部下が反芻するように「…ボス。本当にお世話、ですか?処理、ではなく?」と問うと彼は笑顔のまま頷き、部下から相手に視線を移す。「何回も言わせないでヨ?俺、短気なんだカラ。俺は色々と根回ししてくるから、後頼んだヨ~。」軽い調子でそう述べるとそのまま部屋を出て行き、部屋には納得のいかない表情をしたままの部下だけが残った。)
……お世話…?殺さ、ないの?
(取り残された部下の人と同じくてっきり殺されると思っていたため拍子抜けして部下の人を見るも、ハッと今なら逃げられるのではと思いそっとソファーから立ち上がり)
(…おっと、逃がしていいとは言われてませんので。)
(立ち上がったのを見逃さず、経験者顔負けの制圧術で相手の腕を捻り上げ、関節を極めてソファーの上に押さえ込んでしまう。表情は無表情だったが、声には隠し切れない楽しさが滲み出ている。「大人しくしておいてください。ボスに怒られるのは俺なんですから。」と苦々しい表情になって言った。)
……大人しくするので、退いてもらえます?
(ソファーに抑え込まれ、どこか楽しげな声をする部下の人に対して睨み、大人しくすると言ってから退くように頼み)
……大人しくするので、退いてもらえます?
(ソファーに抑え込まれ、どこか楽しげな声をする部下の人に対して睨み、大人しくすると言ってから退くように頼み)
(はあ、そうですか。)
(制圧術とは真逆に、その返事は明らかに気が抜けており適当だった。一応は押さえ込んだ姿勢を言葉通りに解除するものの、警戒の仕方はやはり裏社会の人間というべきか、眼光鋭く一挙手一投足でも見逃さないと言いたげな風体である。)
……ところで、なぜ僕はここでお世話されるのか分かります?
侵入したなら殺せばいいのになぜそれを良しとしなかったのか
(警戒されているのは分かっているが正直、少し怖くて力の入っていない今元々非力な自分では全く対応できない。それなら従い、沈黙を少し和らげようかと思いながら尋ねる。内心とは裏腹に態度は堂々としている。)
(…さあ?理由はともかく、ボスの言うことですから俺にとっては絶対です。)
(おどけるように肩を竦め、返答になっていない返答を返す。どうやらまともに答える気は一切ないらしい。「ボス、「カワイイ」人間好きですからね。あんたがお眼鏡に敵ったんじゃないですか?」ジロジロと無遠慮に相手を見つつ独り言のように零した。)
カワイイ…?僕のどこが…男性が、好きなんですか?
(ジロジロと見る相手に失礼だなと思いながらも自身が可愛いとは思わないので首を傾げ、もし自分がカワイイの部類に入るとしてもそれならば妥当なのは異性でありはずだが同性の自分を気に入ってるのかもしれないと思うと少し疑問が湧き。ただ単に興味本位で訪ねているためどのような返答でも普通にそうなんですか、と終わらせようと思い聞く。)
(だから分かりませんって。ボス、気まぐれですし読めませんから。)
(自分に聞かれても困る、と言いたげに眉をひそめ、面倒くさそうに溜息を漏らして座椅子に腰掛ける。「…あんた警官でしょ?困るんですよ、勝手に動かれちゃ…」疲れ果てたように呟き)
景観だから安全の害があると思って動いただけです
(ふん、と面倒臭そうに言う部下に自分は景観だから動いてると言ってからソファーに座って。帰れるかもわからない状況だが一々ビビるべきじゃ無いと思い、一応座りながらあ周りを見渡し)
(はっ、大層な正義感で。でも、それもいつまで続きますかねえ。…そういえばボス、もう根回し済んでる頃でしょうね。)
(嘲笑うように肩を竦め、部屋の時計をちらりと見やるとぼんやりと呟く。「ボスは徹底的ですからねえ。あんた、職場にも残れるかどうか…あ、これ以上言うと俺がボスに殺される。」何か言いかけたところでスマホを取り出し、ゲームに集中し始めた。)
……根回し…?
(部下さんの言葉に首を傾げているとボスは徹底的だと言って職場に残れるか、と言う言葉に顔色がどんどんと青白くなっていき少し考えるも、金をかければ黙ったあの警察の上の奴らならあり得ると思い、自分は根回し後殺されるのかと思いため息をつき)
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