名無しさん 2022-06-02 22:52:14 |
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(/この度はお声掛けありがとうございましたー!ロルについてかしこまりました!また、ビギナーさん様にご提示いただいたキャラですが、パーシヴァルのみ似非感が強くなってしまうかもしれませんが、全て提供可能ですので、特に希望されるキャラがいましたら仰ってください…!世界観についても募集板記載の通り様々に対応可ですので、そちらについてもご希望をお伺いしたいです!そしてですが、こちらはイアソンを提供いただければと思っております…!)
(/ゴご承諾していただき、ありがとうございます!
移動完了致しました…!
そうですね…此方からは蘆屋道満の提供を希望したいのですが…如何でしょう?世界観なのですが、聖杯戦争軸でお願いしても宜しいでしょうか?
イアソンの提供承知しました…!主様のお希望の世界観と萌え萎えをお聞きしても宜しいでしょうか…?
これから、よろしくお願いいたします!)
(/蘆屋道満で聖杯戦争軸かしこまりました!こちらもイアソンで聖杯戦争軸だと嬉しいです…!早速創作Cの作成に取り掛かりたいのですが、ビギナーさん様の萌え萎え要素等ございましたら、おっしゃっていただければと思います!こちらの萎えは過度な天然過度な受け身とチート、萌えは萎え以外です…!こちらに関して特に問題等なければpf提出に移らせていただきたく…!)
(/聖杯戦争軸、承知しました!
此方の萌え萎えとしましては、萌えは萎え以外で、萎えはヤンデレ、メンヘラ、チートです…!
主様の萌え萎え把握致しました!pf制作に取り掛かりますね!)
名前:斎賀 未玖( さいが みく )
性別:女
年齢:19歳
容姿:髪色はアッシュブラウン、肩程度までの癖のないセミロングで、前髪は丁度眉が隠れる程度まで伸ばしている。気が強そうな吊り気味の目で瞳は緑がかっており、特に睨んだりしなくとも目力が強め。血色の良い白い肌、整った鼻筋に、常に口角が上がり気味の薄い唇。細身な体付きで、凹凸は全く無いわけではないが少なめ。服装は白の長袖トップスをタックインスタイルにしており、赤い生地に黒の線でタータンチェックが入ったミモレスカートを愛用。編み上げタイプの赤いブーツサンダルを履いており、左手に歪なヘキサグラムのような令呪がある。身長は160センチ( ヒール含めれば+5センチ )。
性格:誰にでも分け隔てなく接し、明るくポジティブ思考。怖いもの知らずでどんな相手にも臆せず話しかけることのできる胆力を持ち、わざとふざけたり冗談を言ったりして場を和ますようなムードメーカーの素質もある。基本的に自分のことは二の次だが、かといって無闇矢鱈に無茶をしまくるような無鉄砲さはなく、上記の能天気な一面とは裏腹に状況を冷静に分析し、分を弁えるような落ち着いた部分も持っている。困難な状況であるほど燃え上がるタイプで、如何なる状況でも折れないメンタルの強さが見られることも。恋愛に関しては素人なりに自分から積極的にアピールしたりなど、受け身一辺倒にはならないが、勝手が分かっていないので人一倍照れやすかったり、空回りしたりすることも。
来歴:家は三流魔術師家系の傍系のさらに傍系であり、ほぼほぼ魔術とは無縁の一般的な生活を送ってきた。両親に至っては魔術回路も皆無で、本家とも断絶状態のため一般人と変わりない価値観で生活を営んできたが、たまたま未玖は魔術回路を持って生まれてきた。それに気が付いたのは中学生の時で、唯一魔術を嗜みながらも一般人の社会に溶け込むことを好んでいた祖母の元で魔術を教わるようになる。しかし未玖は魔力だけは非常に多いものの、肝心の魔術適正は低く、使用できるものも身体強化などの簡単なエンチャントや威力の低いガンド、あとは基礎程度で魔術師としては思想・能力共々お世辞にも優秀とは言えない。唯一の取り柄である魔力量は、セイバーが一時的にヘラクレスを含む仲間を召喚しても問題なく耐えられるほどで、宝具を使用されてもガス欠までを起こすことは滅多にないが、度が過ぎれば当然影響が出てくる。
備考:祖母が亡くなった後の家を継いで一人暮らし中。魔術を学んだからといって魔術世界に関わることもなく、大学生活を満喫していた。聖杯戦争に参加することになったのは全くの偶然で、本人はとりあえず自分の手で殺したりは嫌だなと思ってる程度の気楽な意気込み。セイバーが欲しがるなら聖杯獲得を少し狙ってみようかなとは考えているものの、意欲的とは言い難い。英雄についての知識は義務教育程度で、セイバーのことも名前しか知らなかった。良いところ悪いところ含めて性格や言動を気に入っているので、英雄への敬意、あるいは使い魔としての割り切りからはかけ離れて、まるで同級生相手のような気さくさで接している。
(/ 創作Cのpfを作成しました…!修正加筆等可能ですので、ご確認お願いいたします…!聖杯戦争ですが、日本の地方都市で開催された小規模なものとこちらの方はイメージしております!ビギナーさん様にも聖杯戦争のイメージ等ございましたらそちらに添いますので、是非おっしゃっていただければと思います! )
名前:日藤 莉緒(ヒトウ リオ)
性別:女性(♀)
年齢:21歳
属性:火、水
魔術:呪術、陰陽道、強化
性格: 冷静沈着で、慎重。良く言えば思慮深く、悪く言えば臆病。年齢の割に言葉遣いや態度が落ち着いているので年上に見られがち。感情の起伏が少なく、思った事を直ぐに口に出すことも少ない。ただ、怨みや怒りに関しては粘着質で、地獄の方がマシだと思わせるまては執拗に相手に呪詛等を浴びせる。やり過ぎて、失神させてしまった事があるが、何時まで経っても加減を知らないためか本当に地獄に落とそうとした事もある。自分が普通とは思っていないので、嫌悪されるのも仕方がないと割り切っている。恋愛は経験をした事が無いため、よく分かっていない。
容姿:胸辺りまで伸びた淡い水色の髪をハーフアップに、前髪は流している。気だる気な狐目に少し眺めの睫毛。瞳はトパーズの様な黄金色。
程良い肉付きの身体。耳には、薔薇とクリスタルのピアスを付けて、怪しい雰囲気を醸し出している。凹凸はしっかりと付いている。平均よりも大きめ。腕部分がレースで透けた黒のレースブラウスに、藍色のジーパン。腰にゴシックレッグポーチを付けており、中には呪符と小刀を入れている。黒と紅のサンダルヒール(5cmほど)を履いている。左手の甲には、狐の模様の令呪が。身長は165cmと高めで、ヒールと合わせると170cm。
背中には、赤の五芒星があり、とある力を封印されている。
備考:赤子の時、山奥に捨てられていた所を、運良く日藤の当主に拾われた孤児。子宝に恵まれなかった日藤の養子として育てられる。魔術の家系、と言うよりは陰陽道を極めた家系で教えられたのも呪術と陰陽道。強化は独学で会得。雪女と人間の間に出来た半妖の子。彼女自身、物心ついた時には日藤の養子として育てられていたので、自分が半妖だと知らない。
雪女の血に人間の血が混じっている為か、力の制御が出来なかった。その為、雪女の能力を抑えるべく、呪詛を掛けられている。自身で解くことが出来ず、腕の立つ魔術師や陰陽師でなければ解けない。魔力は多い方だが、日藤の当主によると奇妙な魔力だとか何とか。雪女の血が入っているのが関係しているのか、陰陽道は直ぐに会得し、簡単な物なら札無しでも使えるようになる。
しかし、体術が全く出来ない為近距離は苦手。
ただ、何故雪女が現代に存在し、子を産めたのかは謎。
箱入り娘の様に、そして魔術師として育てられていた為か、少々流行り等に疎い。
料理、掃除は得意だが、裁縫は苦手。器用な時と不器用な時の差が激しい。
聖杯戦争に参加したのは、自身の実力を試す為。だが、もし願いが叶うとするのなら本当の父と母を知りたい。と思いながらも、ちっぽけな悩みな為、聖杯戦争に勝ち、聖杯を手に入れたとしてもともに戦ってくれた英霊に捧げるつもり。
パートナーとの関係:平安時代から続く陰陽師の家系の日藤家。その縁故か、召喚に応じてくれたのは自称キャスター。聖杯戦争、英霊、魔力、等の知識については幼い頃に叩き込まれているので、そこそこ詳しい程度。なので真名は聞かずにキャスターと呼んでいるものの、日本の英霊と言う事は理解している。聖杯戦争には勝ちさえすれば良いので、聖杯なんぞはキャスターにあげるつもりでいる。キャスターを性悪と思いつつ、実力は認めているつもり。慎重な自分にとって、キャスターの突拍子もない行動は嫌悪するもので、ある程度の距離は保ちつつも言いたい事は遠回しに伝えている。
(/此方もpfが出来ましたので、確認お願いします!ただの好みなので、問題等ありましたら修正可能なので、ご指摘お願いいたします!
此方も主様と同じ設定の聖杯戦争でお願いしてもよろしいですか…?)
(/ 提出ありがとうございます!聖杯戦争の舞台についてもかしこまりました!特に不備等ございませんので、その他に特に問題がなければ開始に向けて軽く設定だけ詰めさせていただきたく思います…!開始時点についてですが、召喚シーンから始めましょうか?それとも既に召喚済みである程度経過した場面から始めましょうか?こちらの希望は、召喚シーンから始められればと思っております!)
(/ありがとうございます…!召喚シーンからの開始了解致しました!此方も主様と同じ様に召喚シーンから初めて貰ってもよろしいですか……?呼び方は、マスターか名前呼び、名字呼び…何か規模はありますでしょうか?此方は、名前呼びでお願いします!)
(/ ありがとうございます!召喚シーンからですね、かしこまりました!呼び方は同じく名前でお願いいたします…!他に問題等なければ、創作Cが召喚を試みるシーンの初回ロルが書き上がり次第、投下させていただきます!ビギナーさん様の方も投下いただければ蘆屋道満にて絡ませていただきますので、よろしくお願いいたします!)
>キャスター
【日藤莉緒】
…丑三つ時。うん、準備は整った。
(日藤家の屋敷の屋根裏部屋。薄暗い部屋で、頼れる明かりは窓から差し込む月明かりだけ。床には、これから行う儀式で使う召喚陣。触媒は資金の問題で用意出来なかったが、自分なら大丈夫だろう。自身の魔力の高まりを感じながら、首にぶらさげたレトロな懐中時計を開いて時間を確認する。自身の魔力が高まるのは、大体この時間帯。深呼吸して、召喚陣に手をかざす。聖杯戦争に参加するための初歩的な条件。英霊を呼び出す為に何度も読み上げさせられた詠唱。ゆっくりと召喚の詠唱を読み上げては「…抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」と詠唱を読み終えれば、左手にチクリとした痛みと屋根裏部屋を包む眩しい光が同時に起こる。思わずキュッ、と目を瞑ってしまった。成功した、だろうかと恐る恐る目を開ける)
(/名前呼び了解いたしました!初回ロルを提出させていただきますね…!!問題等ありましたら、ご指摘お願いいたします!
此方こそ、よろしくお願いします!!)
>莉緒
【キャスター・蘆屋道満】
( 呼ぶ声がした。よもや、己のような存在を召喚せしめんとする物好き、あるいは奇人はどのような混沌を内に宿しているのかと、エーテル体が構成される中でそれを想像すれば胸の内に僅かな昂りを感じる。視界が網膜を焼くような光に包まれる中、現世の知識が全て流れ込めば一番最初に時代と国を把握して。そして強烈な光が収まれば、果てさて己がマスターは一体どのような人間なのかと、対峙する相手を見下ろせばそれはまだ歳若い女で。少々意外に思いながらも、しかしそれもそれでまた一興と口元にうっすらと笑みを浮かべながら、ぬばたまの闇のような瞳に目の前の彼女を映し。サーヴァントとして、定番らしい御挨拶を大仰に、そして冗長にしてみせて。 )
──お初お目に掛かります。クラスはキャスター、真名は──伏せておきましょう。さて、これなる機会は貴重なれば、敢えて問いましょうぞ。貴女が拙僧のマスターか、と。
>セイバー
【斎賀 未玖】
──聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。
( 蔵書が数多積み上げられた埃塗れの書庫。亡き祖母が入り浸っていた思い出の場所であるここを整理している際にたまたま見つけた、如何にも年季が入ったその書物。古びた羊皮紙の束に書かれている呪文をたどたどしく読みあげていけば、不意に感じる魔力の奔流と左手に焼印を押されるかの如くの熱に焦りと戸惑いを見せて。魔術には多少馴染みがあるが、特定の条件下でなければ効力は発揮されないと裏表紙に書かれていたために、軽い興味本位でなんとなく口にしただけ。それがまさか成功するとは思わず、目の前に集まっていく光をぽかんと呆けた間抜けな顔で見つめて。『 聖杯戦争参加指南書 』と達筆な字で表紙に書かれた本を抱える左手には、明々と輝くヘキサグラムのような紋様が浮かび上がっており。 )
>キャスター
【日藤莉緒】
…えぇ、そうです。魔力のパスはあるでしょう。私の魔力は奇妙なものらしいのですけど、魔力や身体に異変は?
(目を開ける。強烈な光を浴びたせいか、視界がぼやけている。瞬きを数回して、部屋の薄暗さに目を慣れさせては目の前に立つ者を見る。目を見ると、先程の眩しい光が嘘のように彼の瞳は黒曜石の様な闇に染まっていた。人間ではない気配と魔力。これはきっと、否、絶対に召喚に成功している。喋り方からして日本の英霊ではないだろうか。自分の数倍デカイ身長、闇に染まっているような瞳。彼の瞳を見ていると吸い込まれそうで、本能的に彼から目を逸らせば、少し目線を下にやって。うっすらと笑みを浮かべているのが胡散臭く、また口を開いたかと思えば、紡ぐ言葉も全て胡散臭い。召喚しておいて何だが、信用して良いものか。少し考えた末に上記を。自身の魔力で、能力に異変が出たら困る。何事も慎重にならなければ。判断をミスれば死だ。そう言えば、彼に名を名乗っていなかった。少しでも印象は良くした方が良いのではないか。そう考え、慣れない笑みを浮かべては下記を。)
そう言えば、名を名乗っていませんでしたね。…日藤莉緒です。魔術師と言うよりかは、陰陽師に近いですが…よろしくお願いしますね、キャスター。
>美玖
【イアソン】
(誰かが自分を呼んでいる。曖昧なもので、本当に自分の名を呼んでいるのかすら分からない。だが、行かなければならない気がした。応じなければ後悔するような、そんな気が。己は前線に立つ者ではなく後方で支持する方がお似合いだ。それなのに早く、早く、と急くように、出来るだけ早くと願ってしまっている。そんな己の願いが通じたのか、瞬時魔力の高まりと光が己を包む。目を開けば、すぐに己が視界に女性が映る。女性と言うには少し未成熟な気もするが、己にとっては些細なこと。魔力のパスは繋がっている。彼女が己のマスターで間違いない。ここが何処なのか、そしてこれからしなければならない事はなんなのか。それらが全て脳内に流れ込んでくる。頼りない気もするが、これが、否、この女が己を動かしたのか少々感心する。興味本位か、或いは聖杯戦争のためか。見定めるように彼女を見ては、ふん、と鼻で笑っては自信満々の表情を浮かべ下記を。)
セイバー召喚に応じてやった。私が来たからにはお前の勝利は確定だ。…だが、間違っても私を前線に出すなよ?
【キャスター・蘆屋道満】
ふむ、特に不調なく此れこの通り。ええ、ええ、ご安心召されよ。サーヴァントとして、我が主に勝利を齎すお役目に差支えなど一切なく。
( こちらを見たかと思えばすぐに逸らされた黄金色は、一見気弱そうに見えてその奥に宿す光は確かに存在しており、なるほど確かにこの法師を呼びつけることができるだけの縁はあるようだと得心がいく。魔力も本人の申告通り、奇妙といえば奇妙ではあるが、己にとってはむしろ好ましいもので、異変も不調も事実として存在せず。彼女を見下ろしたまま、薄っぺらい仮面の笑顔を維持して軽薄に言葉を紡ぎ。真名は呪術においてもそれなりの効力を及ぼす材料となるために、易々と明かされたことに良からぬ考えが生じつつも、まだ事を起こすには早すぎると思い直して。純粋に響きが気に入った彼女の名を呼び、手本通りのような忠誠心を示せば親愛の証として握手を求め。彼女のぎこちない笑みに応えるように、にこやかに右手を差し出し。 )
ほう、陰陽師!これはまた、縁というものでしょうな。拙僧はキャスター故に真剣交える戦には些か不向きですが、場に出ずとも屠る術は数多ありますゆえ。莉緒殿、聖杯──万能の願望機は必ずや貴女の手に。
【斎賀 未玖】
うわっ、すごく金ピカで眩し。というか…え、お兄さん誰……?
( 光が収まって開けた目を再度閉じて、眩い輝きを避けるべく顔の前に手を翳し。目の前に現れたのは、端正な顔立ちをしながらも奇抜な格好をした男性で。急に他者が現れたことに加え、その身に纏うコスプレめいた衣装に明らかに狼狽しながら声を絞り出す。魔術を齧っているだけあって、目の前のやけに高慢そうな人物は己の儀式で呼び出してしまった存在だということはぼんやりと理解できているものの、聖杯戦争そのものについての知識は皆無であるために、サーヴァントという存在もほとんど知らず。セイバーというものが名前であると思い込めば、その場しのぎの苦笑いを見せて乾いた笑い声を零し。素人質問などという、論文の突っ込みを入れる教授を彷彿とさせる冗談めいた問い掛けは、なにも知らないことの素直な開示と生来のフランクな性質、冷静に状況把握を図る余裕さの表れでもあり。 )
えーと、セイバーさん?でいいのかな?あはは……ごめんね、よくわからないまま喚び出しちゃって。素人質問で恐縮ですが、状況を教えていただけないかなーと。
>キャスター
【日藤莉緒】
…それなら良いのですけれど。
(異常はない。それなら良い。なんて、当主の言葉が脳内に響く。所詮は自分を勝利へと導くための道具と思えと当主は言っていた。それらは、目の前の大男を召喚する前に言われた言葉。その時は、素直に返事をし頷いたが本当に良いのだろうか。彼は人間ではない。聖杯戦争に勝てば、否、聖杯戦争が終われば彼は消滅する。情を交したところで、躊躇うだけだ。そう思っているものの、何だかいけない気がして。頭を悩ませながら、上記を。取り敢えずは、友好な関係を築こう。間違いだと気付いたら止めればいい。だが、伝えておくべきことだけ伝えておくか。これからは、共に戦うのだ。本当に彼にその意志があるのかは不明だが。そんな事を疑っていても仕方がない。差し出された右手を見て、此方も右手を差し出し彼の手を握る。疑いはしたが、勘で大丈夫だと判断した。握手だなんて、自身の記憶が間違っていなければ久し振りだ。吸い込まれそうな黒曜石の瞳をしっかりと見据えて下記を)
私も遠距離が得意なので、そうしていただけると。あと、勝利は望みますが…聖杯はいらないのです。なので、勝利したとしても聖杯は貴方に。私の願いは、聖杯に望むべきモノではありませんから。
>美玖
【イアソン】
は?!まさかの前者かよ!!
(目の前の女は感激の声をあげるだろう。このイアソン様を呼んだんだ。なんて思っていたのに、まさか困惑の声とは。先程、興味本位か聖杯戦争の為かと考えていたが、まさか本当に前者だったとは。思わず声を荒げてしまったではないか。わざとらしい咳払いをして、彼女の様子を伺う。魔術師な事は間違いないだろう。己を召喚したのだから。だが、ベテランではなく生まれたての雛鳥あたりだろう。大丈夫か、生き残るのだろうか。初戦で落ちないよな。なんてネガティブな考えが頭を過る。これから先の事を考えると胃が痛くなる。だが、これは己が好き勝手とまでは行かないが、己が上を取れるのでは?と考え。令呪、と言う絶対命令権があるものの、戦の知識はコチラが上だ。そう考えると、何とも大丈夫な気がしてきて、偉そうな笑みを貼り付けて。さて、この無知な女にこのイアソン様が教えてやろうではないか、なんて。此処に船員達がいたら呆れた顔をされそうだ。しかし、まぁ、彼女は肝が据わっている。この状況でも冷静に判断しているのだから。これが己を動かした理由なのかも、なんて考えながら下記を)
貴様は私のマスター、私は貴様のサーヴァント。私は貴様の召喚に応じた。貴様は、私を喚び出した事で、聖杯戦争の参加者となった。左手の令呪が物語っている。…聖杯くらいは、分かるよな?
>莉緒
【キャスター・蘆屋道満】
願いがないのではなく、望むべきではないときましたか。
( 術を用いるわけでもなく、確りと己より小さく細いその手を握ってただ握手を交わせば、先程まではこちらを見ようとしなかったというのに、真っ向から向けられる視線と言葉に対して、興味深げな声音で復唱し。願いが無いと言うのならば、無欲か偽りかと判じてさして関心を惹かれることもなかったであろうが、望むべきモノではないとは少々予想外で。何やら訳ありと見るが、混みいった事情を暴き、内に秘める弱点を探し当てる行為こそ己の好むところ。するりと蛇が抜け出るように自然に彼女の手を離せば、代わりに一歩距離を詰め。僅かに屈めば、口元まで己の袖を持ち上げ、まるで内緒話の如く声を潜める。聖杯を敢えて呪物と表現すれば、声色には乗せず、されど瞳にはちかちかと好奇の色を宿しながら、誑かすように囁き。 )
それはそれは──巨万の富でも権力でも、善悪問わず願望を実現させるあの呪物に望むべきではない願いとは、如何なるもので?拙僧とてサーヴァントなれば、莉緒殿の願望成就のお役にも立てるやもしれません。
>セイバー
【斎賀 未玖】
うんうん、聖杯は知ってるよ。なんでも願いを叶えてくれる万能の聖遺物だって。つまり……その聖杯を巡って争うのが、ここに書かれている聖杯戦争ってことかな?
( この短時間での百面相、ある意味器用で忙しない人だなという感想は押し留め、尊大な口振りで説明をしてくれる彼の言葉を聞く。ほとんどは耳慣れない単語ばかりだったが、聖杯というものは流石に知っているので正直に答えて。曰く、聖杯とは願望機である。その聖杯をいつか手に入れたいのだと、生前に祖母がよく語っていた。そして、点と点が繋がるようにピンときた事柄がひとつ。戦争というからには、聖杯獲得のために争うのだろう。情報を整理するため、本を持ち上げて表紙を彼に見せながら、『聖杯戦争参加指南書』と書かれている部分の聖杯戦争だけを人差し指でなぞり確認を。そこまで理解できれば、感覚的にだが全貌は掴めてくる。サーヴァントは使い魔のようなもの、そのサーヴァントとマスターで挑む戦いが聖杯戦争。そこまで把握すればさして動揺もなく。すぐにいつもの調子に戻り、能天気な笑顔で彼に一先ずの挨拶を。プライドが高そうなので握り返してはくれないかもしれないが、一応左手を差し出し。 )
私がマスターで、貴方はサーヴァントで、このタトゥーが令呪ね。なんとなく理解した、ありがとう。じゃあ私とセイバーさんはペアなわけだ。私は斎賀未玖、よろしくね!
>キャスター
【日藤莉緒】
…先ずは、私の部屋に移動を。此処では、誰かに見られている可能性があるので。
(手が離れ、距離が縮まったと思えば、何やら楽しげな様子で尋ねてくるではないか。もちろん声色や態度からは感じられず、彼の目からだ。胡散臭い、と話したときから感じていたが、自分の願いを聞くときは本心からのように思えルノは何故だろうか。しかして、まぁ、此処で話すべきか否か。監視用の札、盗聴用の札。当主やその奥様なら仕掛けていそうだ。それがある中で、自分の真なる願いを口にすれば良くても折檻だ。見つけるのは容易だが、それを態々探して破るのも面倒。少し考えた末に、部屋に移動をと。自身が本当に英霊を召喚できるのか、と直前まで疑っていた二人だ。自室も安全とは言い難いだろうが、結界は張っている。自室の方が此処よりは安全だろう。キャスターの方は何か企んでいそうだが、出会ったばかりで彼がどんな性格なのかはまだハッキリと分からない。だが、殺されては堪らない。1度、信頼し話してみるか、なんて思いながら)
…貴方が、私の話を信じるか分かりませんが…話して見る価値はあるかもしれませんね。
>美玖
【イアソン】
理解が早いな。混乱し、取り乱すかと思ったが
(こんな話を聞かされて、普通なら混乱する。取り乱す者も居るだろう。己が置かれた状況、目の前に得たいのしれない人物、己がその参加者。こんな話を聞いて冷静になれる事すら珍しいのに、混乱せずに理解するとは。本当に肝が据わっている。彼女が手に持っている本からして、魔術師の家系なのだろう。だが、彼女は聖杯戦争について先程理解したのだ。英霊については理解しているのだろうか。そこは不安だ。己の宝具なのでガス欠をおこされては困る。己の宝具は『天上引き裂きし煌々の船』。アルゴノーツ。かつて同じ船に乗り、共に旅をしたアルゴー号の船員達を喚びだす宝具。彼女の魔力の限界を知らない。魔力が回らなくなって座に帰る。なんて事にはならないようにはしたい。そう考えると、彼女には自身の真名を名乗るべきなのではないか。真名は弱点にもなり得るもの。彼女がマスターだからと言って名乗るのもいかがなものか。取り敢えず、英霊について理解しているか尋ねてみるか。彼女から差し出された左手を、仕方がないといった様子で握り下記を)
まぁ、よろしく頼む。先に言っておくが私をあまり前線には出すなよ。私は、後方で指示する方が得意だからな!…それより、お前、英霊についての知識はあるのか?
>莉緒
【キャスター・蘆屋道満】
ご随意に。どこへなりともお供させていただきましょうぞ。
( マスターとサーヴァント、主従であり運命共同体といってもまだ邂逅したばかり。かつて名を轟かせた英雄とはいえ所詮は使い魔の一種、踏み込まれることを嫌うマスターならば切り札である令呪を乱用して、改めて立場を線引きされてもおかしなことではなく。それならそれで暴いてやろうとまで考えていただけに、彼女が望みを話してくれる気があるということに少し拍子抜けした。だが、それならそれで悪くはない。己も一枚噛めそうな面白い野望ならば真に手を貸すのもまた一興、そうでなくともマスターである彼女の願いという弱い部分を握ることができる。──それにしても。視線を巡らせて軽く検分した程度だが、どうやら屋敷内にはいくつかの呪い札が仕掛けられているらしい。己が宿敵、あの忌々しい陰陽師の施す術には及ぶことなどないそれらを壊すのは造作もないことではあったが、今行動を起こしたところで得るものもない。そういったことは、ここぞという時に。より混乱を招きやすいタイミングで行うべきだ。故に口を噤めば、詰めていた距離を開き、彼女の言に大人しく従って。一先ずは彼女とこの日藤家を知るところからだ。それまでは、あの憎き陰陽師に関するでもない限りは様子見をするつもりで、努めて従順を装い。 )
いやいや、どのような突飛、どのような奇話であっても貴女の言に疑いなど、一片も向けることは決してございませぬ。フフフ。
>セイバー
【斎賀 未玖】
欠片も理解できなかったらそうなってたかも。でも、私でもなんとか分かる範疇だし、なっちゃったものは仕方ないしね。
( 時にマイペースとも揶揄される飲み込みの速さは、数少ない取り柄の一つだ。わざわざ戦争だなんて呼称するぐらいなのだから、ババ抜きで勝敗を決するような穏便なものではないのだろう。だが、それならそれで仕方がないし、混乱という名の思考停止をするぐらいなら今後について考えた方が有意義だ。セイバーとの関係も、使い魔を持ったことがないから果てさてどうなるかとは思ったが、渋々といった様子ではあるものの握手を交わしてくれるあたり、気難しい人ではないのかもしれない。言動は高慢そのものだが、こうして指導してくれている姿を見るに面倒見もいいようだ、先輩や上司向きである。前線に出すなという言葉には頷かず、さらっと後回しにして。紙が劣化して内容のほとんどが識別不能となっているこの本にも、辛うじて読解できる範囲に英霊という単語が書かれていたことを思い出せば、パラパラと頁を捲りながら答えて。魔術に関することのほとんどは祖母から習ったものなので、大半が祖母の受け売りだ。 )
いやいや、私もどっちかと言えば後方支援系なんだよねー。オッケー、その辺のことは後で詰めていこう。んで、英霊だよね。おばあちゃんから聞いたのは、かつての偉人や英雄とだけ。
>キャスター
【日藤莉緒】
…では、ご案内します。あぁ…少々散らかっていると思いますがお気になさらず
(彼が賛同してくれてよかった。この屋根裏部屋に来た時から何故だか妙に気持ち悪い。さっさと此処から移動しよう。そう思えば彼に背を向け、屋根裏部屋と廊下を繋ぐ階段を下りる。だが、彼をまだ信用しきってはいない。背を向けたのもかなり勇気がいる。いつ襲われても大丈夫なように呪術を使う準備はしているが、果たして自身の術は英霊に効くものか。効かない事を考えると、あまり襲ってきてほしくないものだが。警戒しながら、普段通りを装い部屋が汚いかもしれないと告げ。彼を召喚する前まで、陰陽師についての文献を読んでいた。それも数冊。それを読み終わったら、元の場所に戻していない。周りに投げ捨てるように、置いている。見栄えは最悪だろう。まぁ、彼に如何思われようが興味はないが。部屋まで然程距離は無い為、直ぐに辿り着く。誰も入った痕跡は無いが、此方も警戒はしなければ。にしても、どこまで彼に話すべきだろうか。ある程度の事情は話すべきだろうが、如何せん本当に胡散臭い。己の願いを聞いて如何するつもりなのか。そんな事ばかり考えてしまう。だが、これだけは分かる。背中の五芒星については、絶対に話してはいけない。そう、本能が告げている。己が召喚した英霊…サーヴァントであろうが、これだけは知られては、話してはいけない。うっかり口を滑らせないよう気を付けなくては。部屋に辿り着き、部屋の襖を開けては)
此処が私の自室です。…他の部屋は、後日にでも。…あ、そこら辺に置かれている文献は気にしないで下さい。
>美玖
【イアソン】
…時代が違ったら、お前に適した役職があったが残念だな
(頭の回る速さ、理解力、魔力。何処ぞの誰かを思い出しそうになる。嫌な思い出だが。だが、本当に彼女が己が指揮した船に乗っていたのなら。なんて出会ってまだ数分しか立っていないのにそう考える。それ程の能力は彼女にはある。本当にマスターとして申し分ない。ただ、己を前線へと出そうとしているのは、好ましくないが。英霊だからと言って前線が得意なわけではないのだぞ、と言いたいが、これも躱されるに違いない。結局は、前線に出なければいけないのは理解している。いざと言うときは宝具があるが、己の宝具は真名がバレやすい。詠唱が無ければ召喚できないと言うのも考えものだ。己がライダークラスならば。何故、セイバーなのか。まぁ、文句を言っていても仕方がない。彼女には、これから知識を詰め込まなければ。此方が退却に追い込まれる。にしても彼女は祖母から教わったのか。長く続く魔術師の家系ではないのか。この時代に魔術師と言う者が少ないだけかもしれないが。聖杯戦争について書かれている書物があるのも珍しい気もする。取り敢えず、先ずは英霊のクラスについて話すべきだろう。彼女の理解力ならば、すぐ分かるだろうが。その後に真名と霊核、宝具について話せばいい。そう思えば、下記を)
英霊には、7つのクラスがある。セイバー、アーチャー、ランサー、ライダー、キャスター、アサシン、バーサーカー。俺はセイバー。剣士だな。本来ならライダークラスだろうがな。
>莉緒
【キャスター・蘆屋道満】
ほう……。これはこれは、見事な結界で。
( くるりと向けられる無防備な背に爪を立てたならば、きっと簡単に彼女を殺すことができる。反撃されたとて、西洋の魔術ならばいざ知らず、陰陽道に通ずる呪術の類ならば跳ね除けられるだろう。ここで急に襲いかかったら、一体彼女はどんな表情を見せるのだろうか。控えめな面しかまだ目にしていないが、その澄ました顔は何色に染まるのだろうか。疼く好奇心からその背に伸ばしかけた手を、しかしと思い留まって引っ込めれば、何もせずに後をついて行き。やがて着いた彼女の自室は結界が張られているようだ、親類相手にも警戒を怠らない彼女の姿勢はとても好ましい。結界の仕組みを分析しながら、あからさまに胡散臭い褒め言葉を紡ぎ。文献が散らばる室内の様相にも特段気にしてはいなかったが、それらが陰陽師について記されているものであると気がつけば、ぴたりと足を止めて。──今回はたまたま己が応えたが、彼女は陰陽師のサーヴァントに絞っての召喚を狙っていたのだろうか。それはなんらおかしなことではない。憎々しいことに力量、知名度共に申し分のないあの陰陽師を当然彼女ならば知っているだろう。日本という土地において、あれの召喚を試みる輩は数多く存在する。彼女とて、本来はあれを己がキャスターとするつもりだったのでは?脳裏を掠める奴の姿に、にわかに騒めき始める心中はおくびにも出さず、世間話のように軽く問い。 )
莉緒殿は触媒を用意されてはいないようでしたが、陰陽師のサーヴァントを喚び出すつもりでおられたので?
>セイバー
【斎賀 未玖】
七つって多いなぁ、もしかしてセイバーさん以外も召喚されて──るみたいだね。六人と六騎を相手取らないといけないのかぁ……。
( クラス名自体は至ってシンプルですぐに覚えたが、疑問点は他の六クラス──本の記述によれば、どうやらサーヴァントは騎と数えるらしいが、それが他にも召喚されているのか否か。それを聞こうとした瞬間、疑問が肯定される一文を本から見つけて、眉根を寄せれば難しい表情を見せる。そもそも例外を除いて、七人のマスターと七騎のサーヴァントが揃ってようやく始まるらしい。彼は指揮官希望で、己は魔術師見習いレベルの力量しかない木っ端魔術師。筆跡からしてこの本を執筆したのは祖母だが、己が教えられていないだけで、聖杯戦争関連は魔術師としては一般的な知識なのかもしれない。そうだとするならば、他の参加者は恐らく周到に準備して臨んでいるのだろう。偶然召喚して偶然参加権を与えられただけの大学生こそが異端であることは、想像に難くない。まぁ仕方がない、嘆いてもどうしようもないことだとすぐに切り替えてざっと本を流し読みをしたところ、ほぼほぼが虫食いとなって朽ちている中に、セイバークラスは最優であるという記載を見つけて。そこでふと気になったことを、期待を込めた眼差しで見つめながら聞いてみる。 )
ね、ね。セイバーのクラスは最優なんだね。てことは、ライダーの時よりもすごいってこと?……もしかしなくてもセイバーさんってかなりの有名人だったりする?
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