>59 慧斗さん あ、大丈夫―― (カップに残っていたコーヒーを飲み干すと、テーブルにカップをおいて頷き。ふとだらしない格好の自分と清潔感のある人気の美容師、見るからに格差が激しいことに気が付くとこんな自分と一緒では嫌だろうと不安になっては「えーっと、慧斗さんが一緒に居て恥ずかしくないなら…行きましょう」となぜか敬語になっては申し訳なさそうに視線を逸らして。