匿名さん 2022-05-24 17:37:16 |
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此方もヒジリ様の反応が毎回微笑ましくてとても楽しんでおります。流れにも異論はありませんのでよろしくお願いします。今後の展開ですがおにぎりをもらうあのシーンはどうでしょうか?正式に従業員となった翌朝、まだ皆が寝静まっている頃に耳元で囁かれる。指定された場所へ行くとヒジリ様が待っていてぶっきらぼうにおにぎりを渡されて…といった感じを想像しました。
逃げも隠れもしないから厳しい御指導お願いします。ここで生きていくならヒジリ様が驚く程の働きぶりを見せれば良いのかな?そしたら周りも何も言わなくなるでしょう。
(プライドを刺激させてしまい怒らせても変わらず冷静で全く表情を変えぬ姿は不気味さも感じられて。生半可な気持ちで働くと言った訳では無いようでそれなりに覚悟はあり、性格からどのような試練が待っていても逃げるというのは選択肢になく、胸を張って堂々と必要以上の働きぶりを見せると宣言し。目の前で見せられた其れには興味津々で次の動きが気になる様子で見守っており。顎に手を添えながら考える様子は一件何でもないように見えるが、発言から何か物騒な様子を感じられて目元は全く笑っておらず)
先ずはやっぱり従業員の皆と親しくなるところから始めないとな。……ねぇ、ヒジリ様。皆より仕事ができれば例え俺が人間であっても口答え、してこないよね?
おにぎりのシーンいいですね!お互いが一歩歩み寄るような場面にしたいですし、朝に二人きりで会うようにしましょう。そこへの布石として、長に会うため湯屋の中を通る途中、従業員から人間差別をされる、みたいなシーンを入れるのはどうでしょうか?那緒くんにとっては少々辛いシーンになってしまいますが、ヒジリが守ったりもしますのでお嫌いでなければぜひ……!
は、大口叩きやがって。だが俺が驚くくらい仕事ができたら例えお前が人間でも誰も文句は言わねぇだろうよ。なんせ俺は全従業員のまとめ役、俺がイエスと言えば全員イエスだ。
(人間の身をズタズタに切り裂く魔術を見せても動揺しないとは、肝が座っているを通り越していつか好奇心で死ぬような性分ではないかと呆れるも、半分はこうなるんじゃないかと思っていた節もある。鎌鼬を離散させ、「口答え」と他を威圧する言葉を使う様には見た目とは真逆の底知れなさにまた笑ってしまう。いい加減諦めさせたり脅したりするのはやめて、まずはこれから直面する現実ってものを見せつけなければならない。顎で大河の反対側、湯屋の方を指すとそちらに向かって歩き出す。そのタイミングで川岸に船がゆらりと横付けになり、そちらを見るよう促した。程なくして船からは三者三様の格好をした奇妙な生き物が降りてきて)
口答えか、いいね。安心しろ仕事は実力主義だ。人間ってのでお前にはいろいろ不都合があるだろうがな。さて、いい加減職場に行くか。付いてこい。あぁそれと……あれがお客様、古今東西あらゆる場所からやってくる八百万の神々だ。
あのシーンお気に入りでしたので再現で来て嬉しいです。差別のシーンも変わり者の変人な那緖でしたらノーダメージかと思われますので、お気遣いありがとうございます!守られるのも楽しみにし、ヒジリ様は全従業員のまとめ役なのでヒジリ様の顔を立てつつも、こっそりとその差別してきた従業員に対して初めましての挨拶も兼ねてちくちくと言葉で。なんて那緖ならやりかねません!
さすがヒジリ様。実力主義の世界ならどちらが上なのかはっきりするし。……へえ、あれが八百万の神々なんだ。
(顎で示された方を視線のみ向けた先には湯屋の建物が聳え建っていた。歩き出すと続けて隣へ並んで歩き、船が見えるなりその説明を静かに聞き。人間の己が八百万神や神様自体見るのは勿論初見であったので暫し眺め。ここでの仕事の内容も気になるが全従業員を束ねる彼は、会話の雰囲気からきっと人間の己に対して下僕か何かと思っているだろう。今はそれでいい。下僕扱いされていた人間が這い上がり、従業員を従わせる立場になった姿を想像しただけで体がゾクリと震えた。従業員を束ねるだけでも大変なのに己の世話係となったら負担は増えるだろうに。どうしてだろうかと不思議な気持ちを質問にして)
ヒジリ様はどうして人間の俺の世話係になってくれたんだ。従業員へ指示する以外にも仕事たくさんあるだろうに。
さすが那緒くんです!何か言われても悠々と反撃する那緒くんが目に浮かびます……では、従業員からやいやい言われながら長のところへ、翌日の朝にこっそり会う、な流れで行きましょう!それではこれで背後は失礼します。/こちら蹴っていただいて大丈夫です!
そういうこった。まぁ、せいぜい食われないように気をつけろよ。だがあのお客様方に粗相はなしだ、覚えとけ。
(夜道を歩き湯屋が近づいてくればチラチラとお客である神々やそれを迎える従業員の姿が見え始め二人の様子をチラチラと伺ってくる。相手の匂いで人間だというのはバレバレだ。従業員のやつらが人間を仲間に加えると言えばどういう反応をするか大体の予想はつくものだが、相手の様子だと問題ないどころかもっと面白いことになりそうだ。こちらとしても仕事ができれば文句はない。だが一番厄介なのは肉が美味そうだと体を食おうとする奴だ。このまま何も起こらず野郎共の腹の足しになるのは避けたい。そろそろ湯屋へつながる大橋を渡ろうというところ。その前に人間の匂いを消す呪いをかけておくかと相手の方を見る。その瞬間と向こうからの問いかけが重なって、一瞬脳内がかき乱された。記憶が疼いたような、心の奥底が叫んだような、奇妙な感覚に襲われ眉をひそめる。しかしそれが形になることはなくて、トンと二本指を額にあててやると、この世界に紛れるための呪いをかけて)
……それは、……お前が俺の予想だにしない人間だったからだ。俺を楽しませろよ?
神様相手に喧嘩売る程俺は命知らずではないから、その辺はきちんと弁えてるよ。
(湯屋へ近付くに連れて四方八方から歓迎されていない不躾な視線には勿論気付いている。きっと人間だからといった安易な理由でこの人間をどうするか考えているのだろうな。其れなら此方からもそれ相応の歓迎をしなくては。なんて恐ろしい考えを巡らせていると額に指を当てられ、其方へ視線のみ向ける。“楽しませろ”という言葉に対し過剰な程反応示し、心から笑った自然な笑顔は歳相応で幼さが僅かだが残りつつあり可愛いものなのだが如何せん、性格の問題もあってその可愛さは普段から見られることはないレアケース。そんな笑顔を躊躇いなく見せられるのは、その相手が“彼”だからだろうか。幼子が我儘を言う軽い感覚で御褒美が欲しいなんて堂々と発言してみて)
ふふ、そうなんだ。そう思ってもらえていたなんて嬉しい……そうだ。ヒジリ様を楽しませたら御褒美が欲しいな。
、…………俺がお前を助けてんだろうがって言いてぇところだが、楽しませろと言ったのは俺だ。とりあえず欲しいご褒美言ってみろ。
(人間の匂いのせいで遠くからの視線さえ引き寄せていたが、今や呪いのおかげでこちらを探る視線は薄れつつある。近場にいた奴らもあのヒジリが手を付けた奴だと分かるや、ひとまずは下手に手を出すまいと距離をとっていく。この呪いは隠匿であると共にマーキングの意味もなしているのだ。そうやって印をつけた奴がこれまでで一番屈託のない笑顔を見せるものだから、思わず目を奪われてしまう。今までどこか含みのある顔ばかりだったのに飾らない笑顔を見せられ、こんな顔もするのかと別方向の意外性に意識を持っていかれてしまう。一瞬思考が停止したが、続いたお願いごとですぐに意識は戻ってきた。ここまでのやりとりを踏まえても全くなにを要求してくるのか分からない。それが自分にとって吉なのか凶なのかも検討つかず、だがその内容に心惹かれているのは確かで、呆れたふりをしつつその内容を聞いてみて)
御褒美を叶えてくれるかもしれないんだ。ヒジリ様はやっぱり優しい御方だ。
(理由つけられて断られるのを承知での御褒美発言だったのだが、案外あっさり受け入れてもらえて嬉しいのかあどけなさの残る屈託のない笑顔はかわらずに。自分から要求しておいていざ聞かれると直ぐには思いつかないらしく考える間があり、やっと決まると弾む声で御褒美について発言し)
御褒美とは違うかもしれないが、ヒジリ様と親しい友になりたい。この世界で俺はひとりぼっちのようなもの。見た目の年齢は近そうだからヒジリ様と親しくなれたらいいなと。目の保養にもなるし。
あ゛ぁ?!なんだそりゃ。誰かと仲良しこよしだなんてまっぴらごめんだ。
(優しいだなんて言われると反抗したくなるもので、お願いを聞くだけ聞いてそれで終わらせてやろうかとも思う。だが提案されたお願いはまたも予想だにしないもので、怒気が混じった声をあげてしまう。自分が誰かと親しくしてるなんて想像もできない。ましてや他人に命令されて仲良くしろだなんてできるはずもない。だがこの面白い男を突っぱねるだけでは面白みがないのも事実、しばし考えたあと口元をニヤリと曲げた。そして今度はこちらから、ご褒美も兼ねた賭け事を持ちかける。二人はちょうど湯屋の門を潜ろうというところで、周りには既に異形のお客様はもちろん、蛙の姿をした従業員がこちらをぎょっとした目で伺っており、決して歓迎ムードでもなく)
それならこういうのはどうだ?もしお前がこの湯屋の従業員誰もに認められるようになったら、俺と同じ部屋で過ごさせてやる。俺は個室だがお前は従業員みんなで雑魚寝する部屋で寝泊まりする。成果をあげて分かりやすく褒美だし、親しくなりたいって願いも叶う。悪くないだろ?
親しい友と言っても仲良くしろとは言わない。たまにこうやって隣で話してくれるだけで満足だから。
(怒気が混じった声など予想通りの反応示されて可笑しそうに笑うと、どうしたいのか理由を提示し。湯屋の門を潜ろうとしたその時、カエルの姿をした従業員と目が合うも周りの空気は歓迎ムードとは程遠く。歓迎されていないのを逆に利用しようと先ずは蛙の姿をした従業員へ軽くウイン蹴飛ばしたり、回りへ軽く手を振って。負けず嫌いな性格もあってご褒美も兼ねた賭け事に対し、勝つ自信があるのか飾らない自然な笑顔から妖しく微笑み、半分本気で半分冗談だと含みを持たせて )
──わかった。いいよそれで。でもその代わり、後で俺と賭けをしたこと後悔しないように……なんてね。冗談だよ、多分。
は、もったいぶった言い方しやがって。何企んでんだよ。ま、そもそもこの賭け、そもそもお前が勝てるのかって話だがな。
(先程の素を見せたような笑顔のあと、また手元をするりと抜けていくような掴めない顔。どう転ぶか分からない綱渡りの心地、本来先の見えないことは煩わしくて嫌いなのに、それが宮永那緒となると期待がのっかって好奇心が勝ってしまう。が、簡単に勝てる勝負を用意しないのもまたこちらの性格。門を潜り玄関へと入ったところで従業員達がついに遠巻きに見るのをやめ、相手のことを不信感やら腫れ物やらを見る目で値踏みしている。ウィンクも引きつった顔でリアクションを返しつつ、ヒジリの一言を待っているようだ。そのうち湯屋の真の入口たる番台にたどり着くと、そこに鎮座する蛙の顔の従業員が声かけてきた。『ヒジリ様、いったいそいつは……?微かに人間の匂いがしますが……?』戸惑う従業員を横目に那緒に隣に立つよう促すと「今日からこいつはうちで働く。俺が保証人だ、文句は言わせねぇ」その一言のあと、一拍だけ置いて番台の前は驚きの声で埋め尽くされ揺れる。驚きの声のあと、『無茶だ』とか『人間臭くてやってられねぇ』だとか『穢らわしい』だとか罵声が響き始め)
初めまして。今日からここで一緒に働く、宮永那緒です。人間ですが関係なくしっかりと働きますので、遠慮は必要ありません。……よろしくお願いしますね?
(門を潜り玄関へと入ったところで従業員達の遠巻きの視線は、彼と一緒に人間が番台へ来たことにより間近に変わり。不信感やら腫れ物を見る目で値踏みされているような視線を四方八方から感じられるが全く気にする素振りはなく。堂々と丁寧に自己紹介し、最後はしっかりと会釈して。顔を上げてからの口許は妖しく弧を描き、目許は笑っていない。番台に響き渡る声に対し予想通りの反応だったのか、罵声に臆する様子はなくて寧ろ気分が高揚しており。その声に対して「無茶や無謀はやってみないと分かりませんよ。やりもしないのに最初から無茶と決めつけるなんて。」清々しい程の営業スマイルで対応、その発言は“変人”がピッタリで周りが引きそうな予感しかしない)
人間が穢らわしいですか?それとも俺が、ですか?それはどうも。こんなにもたくさんの方々から熱い視線を感じる機会は滅多にないので、とても嬉しいです。
この状況でもそのまんまかよ。いや、むしろより強烈か。
(これだけ人間にとって異形の面々に囲まれ四方から好ましくない声を投げられているのに、相手は動じないどころかやり返してまでいる。静かに反撃を待つかのような油断のない目には、やはり見たことのない種を観察するような高揚感を覚えていた。とはいえ状況は芳しくない。最初は数人だった罵倒の声は段々と周囲へ伝染していき、さらに相手が反抗的なものだから怒号はさらにエスカレートしていく。『なんだその態度は!』『人間のくせに!』とお決まりのセリフが響き、そこまでは予想できていたが、従業員はいよいよ暴徒へと変わっていく。『こんなやつ食っちまえ』とひとりが口にしたのを皮切りに周囲の雰囲気は一気に変わった。呪いで匂いを誤魔化したとはいえ完全には消しきれていない。加えて那緒は食べ頃の人間、従業員の目は食欲の色へと変貌した。『そうだ!匂いだけは美味そうだ』『肉は少ないがその分美味いぞ』と声があがると、近くにいた従業員が那緒の手を乱暴に掴みこちらへ来いと体を引っ張ろうとして)
(正論を言ったまでなのだが何故だか伝わらず、怒号はエスカレートしていく。なんて単純で愚かな奴らなのだろう。変人だが心の広い那緒は従業員たちが暴徒と化してもなお、その様子を静観し眺めていた。事態が急変したのは暴徒と化した従業員が那緒を食べようと躍起になり、暴走している従業員の一人によって乱暴に手を掴まれ引っ張られそうになった時。暴走を制するような有無を言わさぬ雰囲気で怒号がピシャリと周囲に響き渡り強い力で手を振り払う。汚物または穢らわしいものでも見るような蔑み見下す氷のような冷たい視線は軽蔑を顕著に表しており、その口調はまるで全従業員を束ねる世話役の彼を彷彿とさせるようだ。彼を敬う発言もあって抑止力は強く効果は抜群であってほしい)
──触るな!穢らわしい。ヒジリ様の御前だぞ。少しは立場を弁えろ。俺に触れていいのはヒジリ様ただ一人。
……おいおい、こいつの方がよっぽど出来る奴じゃねーか。
(事態は自分の予想の範疇を超え今すぐにでも飢えた獣が肉へと喰らいつかんとする勢い。いい加減止めるかと動き出そうとしたその瞬間、周囲の空気をビリビリと揺らすような声が響き渡る。これには流石に驚いて目を丸くした。同時に赤い眼に映ったのは冷酷な目をしているにも関わらず、まるで煌めいているかの如く威風を纏う相手の姿。周囲はその覇気に恐れ慄いたようだが、自分は数秒間、相手のその雰囲気に釘付けになっていた。ようやく自分の激しく鳴る鼓動の音で我に帰って、無意識のうちに口元が薄っすら笑う。この湯屋にきてここまで心奪われることなんて一度もなかった。ただの人間なのに、たった一言でこの場を掌握する能力。本来それは自分にとって脅威でもあるはずなのに、ただ面白いと思う自分がいた。相手の肩に手を置き隣へ並ぶ。相手の言うことに間違いなどなにもない、理解していないのは従業員達の方だ。露払いの一言を放ったあと、満足げに笑みを浮かべつつ『いくぞ』と目で合図を送って廊下の奥にあるエレベーターにむかい歩き始めて)
こいつの言うとおりだ。お前等、誰のモンに手ぇ出してんだ?とっとと仕事に戻れ。体を動かすのがお前らの仕事だろうが。
先程は声を荒らげてしまってごめん。普段の俺は滅多に怒らないのだが、ヒジリ様の前だと言うのに騒がしい奴らだからちょっとした躾を、ね?
(肩に手を置かれその接触により我に返ると、世話役の彼を見つめる表情は穏やかで纏う雰囲気も優しい。上機嫌に目を細められ、口許は綻び先程とは別人の様でその変わり身は恐ろしさがあり。隣に並んで歩き始め、エレベーターまでの道程の会話は先程の謝罪から始まり。優しい口調での謝罪だけならまだ可愛げがあったのだが、躾という発言は物騒でその目元は笑っていなかった。口許に人差し指を当てウインクした姿は先程怒号を飛ばした同一人物とは思えず。表面では心配する姿を見せておこうとしたのだが、従順な下僕だったりと甘く蕩けるような顔をして容赦のない発言。人は見かけによらないとよく言うものだ)
あんな事しちゃったし、従業員の皆さんと親しくなれるか心配だ。みんな俺の従順な下僕……じゃなかった。仕事仲間になってくれないかな。
別に構わねぇよ。礼儀を欠いたのは向こうの方だ。それに反論できなかった時点であいつらの負けなんだよ。今からお前があいつらの中でどう生き抜くか楽しみだ。
(先程の他を寄せ付けない刺々しい雰囲気はどこへやら、人懐こい表情をこちらに向ける姿に恐ろしい奴だと思う一方で、その得体のしれなさに高揚している自分もいる。言葉の端々に見える向上心や他に屈しない不屈の心、まるでパンドラの箱の絶望を垣間見た気分だ。だがそこで希望たるウィンクが投げかけられるものだから、その高低差には目眩がしそうになる。最近は日々同じことの繰り返し、いかに客と長を怒らせないかだけを考えていたが、そんな繰り返しの毎日はきっと終わりを告げる。明日から相手が従業員として働くことでどんなことが起こるのか、楽しみで仕方がない。例え相手のせいで湯屋が混乱に飲み込まれようともだ。そんな従業員を束ねる立場として許されない思考を抱きつつエレベーターに乗るよう促す。この先は今までの場所とはまた違う。相手が誰でも噛みつくようなバカではないとはわかっているが、念の為忠告しておき)
心配すんな、仕事ができるやつならうちは歓迎だからな。あいつらを下僕にすんのも構わねぇが……これから会う方にはくれぐれもさっきみたいな態度はとんなよ?今からこの湯屋を仕切る方に会いに行く、所謂雇い主だ。何言われてもここで働かせて下さいって言い続けろ。
(エレベーターへ乗り込みつつ忠告を改めて思い返す。この湯屋で働けるかどうかは、一番偉い長次第ということ。自分の態度でもしかしたら追い出されてしまうかもしれないという最悪のパターンも有り得なくはないから気合いが入る。平常心を保ってどんな理不尽にも笑顔で乗りきろうと、無敵の営業スマイルを心掛けて。柄にもなく緊張しているのか、気持ちを紛らわそうとさり気なく彼の服の裾を握るなり、くいくいと軽く引っ張り)
なあ、ヒジリ様。この湯屋の長ってやっぱり恐ろしいお方?ヒジリ様が忠告するってことはそうなのかなと思って。
、……は、緊張してんのかよ!心配すんな、あいつは分かりやすい。自分に従順で稼いで来るやつは気に入られるが、そうでなきゃ消し炭。それだけだ。まぁ……さっき大立ち回りしたお前なら問題ねぇだろ。
(エレベーターの扉が閉まると二人きりの空間になり、箱は最上階へ向かって上り始めた。そのあたりで服を引っ張られる感覚があり、そちらに目を向けてまた狼狽する。こんなしおらしい姿にもなるのか、先程従業員達を一喝してみせた姿とは大違いだ。この世界に引き込んだ身で言えることではないが、異質な世界に迷い込んでそれなりにストレスを感じているのだろうか。他人に優しくする義理はないし、なんなら今から従業員になろうという相手に良くしてもなんの得もない。だがどうしてもそのままにはしておけなくて、相手の頭を軽くポンポンと撫でてやって)
消し炭か……覚えておくよ。話し中ヒジリ様が俺の隣にいてくれたら心強いんだけどな。
(エレベーターという密室空間で二人きりといのもあり彼へ甘える訳では無いが、裾を引っ張ったりなどゆっくり行動と言葉で素直さを見せ始めて。完全に油断していたのか突然頭を撫でられると目を開き身体が固まる。固まったのは一瞬で、驚き暫く彼の顔を凝視してしまった。心配ないという言葉が何よりも心強く緊張が解け、今は落ち着いて話せる。人間のいない異質なこの世界は確かに最初こそ不安でほんの少しストレスを感じていたが、助けてもらったのが彼だったから現在はストレスを感じておらず、この世界で頑張って生きていこうと考えが変わり)
一度上げておきますね。
お忙しいようでしたら無理しないでください!梅雨入りして毎日不安定な天気で体調崩しやすいかと思います。例のウイルスの件もありますので、トピ主様が毎日元気に過ごされていましたら何よりですから!
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