人魚 2022-05-24 10:29:57 |
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っ、そ、そうか…水槽の大きさはどうだ?(相手からの感謝の言葉と額への口付けを受け、少し頬を赤らめつつ水槽の大きさは大丈夫かと問い掛けつつ、ドアをノックして開けた使用人たちに丁重に馬車まで運ぶよう指示を出して)
狭くないのでちょうどいいです。ありがとうございます
(馬車まで運ぶように指示する相手にちょうどいいことを伝えてから運ばれる邪魔にならないように水槽の中に入り、窮屈じゃないためゆったりとしながら海を想像していつも以上の笑みを見せ、嬉しそうにして)
そうか、ならよかった(相手の反応にホッとしつつ相手の入ってる水槽を運ぶ使用人らと共に馬車まで向かい。そうして到着した馬車に使用人たちが相手の水槽を載せている最中に冒険者たちが数名やって来れば彼らに挨拶をして相手に紹介をして)
おう、来てくれて助かる。ノア、コイツらが俺依頼した冒険者チーム、RICOHの3人だ。
よろしく…お願いします
(先日の一件から知らない人間に対して警戒心が高まっているのか少し緊張気味に挨拶をし。水槽から少し顔を覗かせるため全員から見て若干上目遣い気味に見ながら小さく呟いてから水槽に潜り)
よく頑張ったな…そしてこの子が今回の護衛対象のノアだ。だが間違っても勝手に触れんじゃねーぞ(少し顔を覗かせただけでまた水槽に潜った相手の事を咎めるつもりもないのか優しい声色で相手を褒めれば冒険者たちに簡易に紹介をしつつも許可無く相手に触れる事は禁じ。それは相手の事を慮ると同時に自分が冒険者たちに嫉妬しない為の予防線でもあり。各々が軽く相手に声をかければさっさと自分は馬車に乗り相手の向かい、馭者に背を向ける形で座れば馭者に移動を始めることを伝えれば、馬車は程よいスピードで相手に振動による衝撃を与えぬよう走り始め、冒険者たちはその馬車の後ろを各自の手段でついていき)
…よし、馬車を出してくれ
……僕の護衛は嬉しいのですが、ジルさんの護衛はいないんですか……?
(馬車の揺れも心地よく、馬車の中も相手だけなため水槽から顔を出すと、確かに自分は攻撃できそうな魔法も何も持っていないが海の中なら人間よりは早く泳げ逆に相手が危ないと少し思い尋ねて。もしも、相手の護衛がいないなら自分がしっかりしないと、と少し思い)
大丈夫、俺よりもノアが拐われる事の方が重大な損失だからな。そのケアが大切だ(相手の心配そうな様子に優しく微笑みながら心配はいらないと言わんばかりに優しくその頭を撫でてあげつつ相手が誘拐されてしまうことの方が警戒必須だと話し)
でも、僕…ジルさんが危ない目になるのも嫌です…でも、分かりました
(優しく微笑む相手にまだ心配そうにしながらも自分を優先する相手を少しでも自分が守ろう、と改めて決意をして。いつも通りの笑顔を見せてから、海へ行ける楽しさにどこかそわそわしたように外を覗き)
(相手がいつも通りの笑顔を見せてくれたことで相手が納得してくれたのだと思い、水槽から顔を出して窓の外を眺めてる相手を見ていて。そうしてれば国境沿いの関門に到着し。馭者と護衛冒険者たちの手続きのお陰で相手が関所の人間にみられる事無く済み、隣の国の領地へと進んで行き。それからまた少し馬車が走っていれば僅かに海の香りがしてきて)
ジルさん、海の香りがしますよ!まだですか?
(先程の笑みよりも嬉しそうな笑顔を見せながら窓の方を覗き、まだ見えはしない海を想像して嬉しそうに目を輝かせながら指を指し、嬉しそうに微笑みながら子供のようにまだかまだかと言って)
距離感的にはもう少ししたら見えてくると思うんだがな…(馬車の窓を半分開けてるからこそ相手はいち早く気付けたのだろう、自分も少し感じれたタイミングで相手が子どものようにはしゃぐ姿で問われればまるで子どもを見守る親のような感覚を覚えつつ自分の脳内での地図と掛かってる時間での位置関係を思い出しつつそう伝えて。隣国へは魔物関係でしか出掛けたことはなく、海側へは一度も行ったことが無いからこそ、自分も海への期待はあり。そうしてれば海の匂いは少しずつ強くなり、道なりに進む馬車の中からでも海が少しずつ見えてきて)
ジルさん!見えましたよ、綺麗ですね、初めて夜以外で陸からの海を見ました
(窓から少し見えた海に瞳を輝かせ、興奮気味に指を指し無邪気に笑い。太陽の光で反射しているためかますます煌めいている海は初めて見るため、どこか珍しそうに見ながらもう少しで着くであろう海をずっと眺め続け)
おぉ、あれがか……初めて見たが、綺麗だな!(相手の声につられて窓の外へ視線を向ければ初めて見るその広大な海の景色に心が弾み、それが声色にも現れていて。そうして、海辺の近くに馬車が止まれば護衛の冒険者たちに運ぶのを手伝って貰い、海岸の近くまで水槽を運んで)
わぁ……早く入りたいですね、ジルさんも入りますか?
(近くに来た海に身を乗り出しながら相手は入るのだろうかと思いながら目を輝かせ、今にも飛び出しそうなほどグッと体を水槽からだしながらこれまでにないほど嬉しそうに笑顔を見せ)
俺は海が初めてだからな…ノアが先に入って構わないぞ?(相手の今にも飛び出したそうな様子を微笑ましく見詰めながら海際に水槽を置けば後は大丈夫と冒険者たちを水槽から離れさせ、軽く傾けて相手が出やすいようにしながら相手に先に入って良いと伝えて)
(傾けられた水槽から出ると、水槽とは違う白い砂、少し泳げば水槽にはない休憩しやすい岩があり嬉しそうに笑顔になりながら相手の言葉に甘えて海を満喫する。広く、泳いでも泳いでも行き止まりのない海水の中を泳ぎながらきれいな貝殻を見つけるとそれを拾い、体感では数分後ほどに海面に顔を出し、まだ陸にいるであろう相手と少し離れてしまっているため一度陸の近くまで行き)
ジルさん、貝殻見てください、シーグラスも落ちてるかもしれませんね!
おぉ、綺麗だな…!(水槽から元気に出れば数分ほど顔を出して来なかったが、此方に寄ってきて早速見せてくれる綺麗な貝殻の数々に綺麗であることを素直に呟きつつも相手の表情が明らかに違うことを見ればいつものと違う笑顔での言葉への興味を示し)
シーグラスってのはどんなものなんだ?
浜辺や海辺に漂流して流れ着いたガラス片なんです。普通は白く濁ってるやつが多いですけど色付きはとっても貴重なんですよ
(知らないことに少し意外だなと思いながら説明をし。石も少し多めのこの場所なら数個ほどなら見つかるのではと淡く期待するように言って。外見は石に似ているが美しさは段違いで。ネックレスには使えないが思い出にはなるだろうと思って)
なる程な…なら、そのシーグラスも探してみるか(相手からの説明にフム、と納得し、もし色付きの物があれば綺麗なものが出来上がるだろう、そんな事を考えながら相手にそう話して)
ほんとですか?ありがとうございます。じゃあ僕ももっと綺麗な貝殻見つけてきますね
一応他の人魚とかに気をつけてください…後は波に攫われないで
(探してみると言った相手に笑顔を見せてからもう一度泳いでくると告げてから相手の頬に口づけをして、少し赤いまま注意をしてから潜り、海の中に消えて)
っ、あぁ、分かった(相手からの頬への口付けに軽く頬を赤らめながら相手の忠告にコクリと頷いて海の中に行った相手を見送れば冒険者たちに海賊や密漁をしてる者が居ないか見張るよう指示を出し、自分で海岸の貝殻集めを始め。じっくり目を凝らして見ていれば、幾つか綺麗な貝殻があり、たまに白濁色の硝子片を幾つか見つけ。これがシーグラスか、なんて考えながらもっと探してみよう、と見つけたそれらはポケットに入れつつ、改めて海岸を歩いてみて。そうしていれば、海の方から歌声が聴こえてきて、その歌声を聞いていると思考は少しずつボヤけてきて無意識の内に海岸沿いを歩いていた足は海の方へと向かい)
……?ジルさん入るのかな?
(貝殻をある程度見つけて相手の方を見て見て見れば海に入っていくようで。そちらにいくために再び潜り、陸に近づいてから相手の方へ近寄ってみると少し歌が耳に入った気がして辺りを見渡すと海の岩の影にいる影を見つけて)
(歌声に導かれるがままに海の中へ入っていき、拙いながらの泳ぎで向かっていたその先の岩陰から自分へ明らかな敵意を剥き出しにしながら歌っている人魚が姿を現して。自分への敵意を意に介さず…というよりはその人魚の方へ吸い込まれるように近寄って行けば、その人魚が身体へ触れ。その瞬間ゴポゴポと口から大量の空気が出ていってしまい、まるで身体中から空気を搾り取られたかのようになってしまえば、そのまま意識を失いながら四肢をダラリと垂らしてはユラユラと水中を漂い始め、それを見た人魚はニヤニヤとしながらその場から泳ぎ去ろうとして)
っ、こいつ……
(相手の腕を掴み、呼吸ができる状態にしながらも意識を失っているため岩場に相手が落ちないように乗せてから相手をこんな目に合わせた人魚の元へ行こうかと思ったが言っても自分には何の魔力もなく戦う術も無く、今は相手を優先すべきだと考えて岩の上でまだ気絶した相手を診るために恐る恐る岩に登り、少し呼吸がし辛くなっている気がしながらも大きく息をして、人工呼吸のために口づけをし、心臓は動いているためただ相手の意識が戻るまで何度も繰り返し)
ゴホッ、ゲホッ…(相手にされるがままに海に顔を出してる岩の上に寝かされ人工呼吸をされていれば、相手がすぐに呼吸出来るようにしてくれたお陰もあり飲み込んでしまった海水は少量に収まっていて、息を吹き返す際に飲んでしまった水を口から吐き出して。そのタイミングで相手の尾を水中から顔を出した先程の人魚とは別の人魚が掴んで水の中に戻れと言わんばかりに水の中に戻そうとしていて)
はぁ……よか、った……
(水を口から吐き出したのをみた瞬間、相手の方に倒れかけるも、先程見かけた同族とは違う姿が見えて出来るだけ体を動かしたが、岩についていた水で手を滑らせたように海水に入り、息がやっとできたように目を瞑ってからゆっくりと目を開けてから独り言のように呟き)
あ……ジルさんを、いやさっきの人魚を始末しないと…
「なぁ、お前大分前に捕まっちまってたノアだろ?皆気にしてたんだぜ?早く行こう!」(水中に入った相手の隣に先程相手を水へ入るよう促した人魚がそう問い掛けながらみんなが相手の安否を気にしていたと話し、人魚たちの住処へと誘導しようと手を引っ張って)
あ……ごめん、僕今は行けない…
(手を引いてくる人魚のあとを思わず一緒に行きたくなったが、今は相手がやっと息を吹き返したは良いものの弱っている状態。そんな中で行けるわけがないと思い、引いている手を払って首を振り、岩の方へ向かい)
「っ、何でだよ…?みんなお前の帰りを待ってたんだぜ?人間たちの手から逃げてきたんだろ?」(相手の断りの言葉と岩の方へと戻ろうとする様子に人魚は驚きこそすれどすぐに泳ぎ寄り相手の前に立ち塞がり不思議そうに問いかけて)
僕は……あの人のそばに居たいから、最初は逃げたかったけど今はあの人のそばに居たいから。皆には僕は安全だし大事にされているって言っておいて
(不思議そうに尋ねる人魚に優しく、けれど真剣な表情でそう告げると、お願いだから通してと言いたげに首を傾げてから伝言を頼み)
「…そ、っか。ノアのこと、大事にしてくれてる人が居たのか…」(相手からの真剣な言葉に目を丸くして。自分たち人魚の種族は鱗が有用だから、人寄せになるから、見た目が良いから処理具にもなり得るから、そんな理由で狙われることが大半であり、噂ではオークションで競り落とされたが最後、その人間に朽ちるまで使われると。だからこそ相手の事も人間から離させたい、そう思ってたが相手の伝言の言葉にポツリとそう呟くしか出来なくて。相手が本気であの人間の近くに戻りたがっている、その事実はより確実になったのを感じとれば、相手の前から少し離れてはふとあることを思い出したように紐で肩から掛けれるとある瓶を相手に手渡して。それの中には鮮やかな水色の丸いものが幾つも入っていて、それの説明と忠告をして)
「んじゃ、これあげるよ。食べたら一日だけ人間になれる薬。この前欲しいってねだってた子がいたから取ってきたんだけど、今日になって急にいらないって言われたから棄てようかと思ったんだけど…ノアなら要りそうかなって。あ、一日に一粒だけだからな?それに副反応が酷いって聞いたから、何個もいっぺんに食べるなよ?」
!いいの?ありがとう、1日に一粒だね…わかった、
今日は無理だけどまた落ち着いたら僕を大事にしてくれてる人にあってね、また
(瓶を受け取り、大事そうに首にかけてから忠告を繰り返してから頬にキスをしてから五日あって欲しいと告げてから会えるかはわからないがきっといずれは来るだろうと思ってそう言って。陸に上がり、言わぬ絵で息が出来るようになったであろう相手の顔を見る他mに少し岩に乗り)
ジルさん……?
ノ、ア…(気が付いたらゴツゴツとした何かに仰向けに寝かされており、服は濡れピタリと身体にひっついており。それらの情報を持ってしてもそこが海の中から顔を出している岩の上だとはまだ気付いておらず。脳内が途轍もなく濃い靄が掛かっていたようなそんな感覚から脱け出したばかりで思考があまり回っておらずにいて。そんな中で声が聴こえゆっくりそちらへと視線を向けるため顔をそちらへ向ければ相手の顔が見え、整って間もない息遣いながらそう相手の名を呼びつつゆっくりと相手の方へ手を伸ばし)
よかった……悪い人魚に魅せられて入っちゃったんです。息はできますか……?
(岩に体を上げ、自分の呼吸ができる間だけでもと思い、相手の伸ばした手を自分の頬に添えながら安堵したようにため息をし、まだパニックになっている相手に説明をしながら相手の顔に自分の顔を近づけ息が整うように背中を一定のリズムで優しく叩きながら心配そうに顔を覗き込み)
出来る…(相手の言葉に、背中を優しく叩かれていれば自然と落ち着いてきてコクリと頷いて。そしてある程度落ち着いてきたは良いものの、相手が水から出てるのに気付けば慌てたように水の中に入るよう促して)
っ、ノアっ…早く水の中にっ…!
は……い、よかった…
(相手が落ち着いていくのとは逆に呼吸がし辛くなっていたため言葉に甘えて海に入り。少し落ち着いてから顔を覗かせてから首にかけていた小瓶を相手に見せるように嬉しそうな笑顔で持ち上げて)
ジルさん、僕、数回ほど人間になれますよ…!仲間がくれたんです!
人間に…そうか、よかったな(相手が水に入ったのを確認してホッと一息ついていれば、嬉しそうに何か入ってる小瓶を見せてくる相手の姿に思わず優しく微笑みながらそう相手に伝え。数回、ということは時間制限付きなのか、なんて思いつつも相手に提案をしてみることに)
それじゃあ、また今度に試してみるか?
えへへ、今でも僕はいいですけど、取り敢えず陸に戻りましょう
僕の手を掴めますか?
(いつか相手とデートができる時ならいつでもいいと思いながらも少し離れた陸に相手を届けなければと思い、海の中から手を差し伸べて)
あぁ、宜しく頼む(海の中から手を伸ばす相手にコクリと頷きゆっくりとこちらからも手を伸ばし相手の手を握りながら岩からゆっくりと海の中へ入り)
……さっき、仲間の人魚に帰ろうって言われたんです。でも、僕…ジルさんが心配で行きませんでした。だから、本当に無事で良かった……
(手を繋ぎながら海の中で相手に先ほどの誘いの話をして。あのまま相手を岩に放置して行くのは罪悪感もあるだろうが何よりも傍にいたいと思ったからで。海の中で相手の手を握ったまま抱きしめてから笑顔を見せ、再び泳ぐと足がつく場所について)
そうだったのか…(相手からの言葉に目を丸くしながらも、相手も人魚たちの元に帰りたかっただろうに、その提案を断って自分と共に過ごす事を選んでくれたことが嬉しくてつい頬を緩め。そして相手に抱き締められながらの短いながらも心地よい水中遊泳を楽しんだ後に足が付く場所にたどり着き、ゆっくりとそこに足をつけ、相手に感謝の言葉を伝えて)
っと…ありがとな。ノア
どういたしまして…それくらい、ジルさんのこと大好き…です
(足がつく場所で相手からお礼を言われて笑顔を見せてから、ぎゅっと相手に抱きついてからそう呟き、元に戻るよりも相手と居たいと言ってから頬にキスをして。恥ずかしさを紛らわすように相手が溺れたこともあり、心配そうにし)
今日は、もう帰るんですか…?危なかったですし
そうだなぁ、一応ある程度は集まってるんだが、もう少し何か…(心配そうに帰るかどうか問う相手に少し考えながら呟きつつポケットに入れていた綺麗な貝殻等を思い返し。確かにこれでも十分なのだがあともう1つあると良いよな、なんて思いながら何気なく足元の波打ち際へ視線を落とせば何かが輝いてるような気がして。屈んでそれを拾い上げれば、それはとても透明でキラキラと綺麗なシーグラスで)
綺麗なシーグラスですね!ジルさんラッキーですよ
(自分は十分に集めたため相手についていくように浅瀬で泳いでいると、相手が見つけたのはシーグラスで思わず手を叩きながら喜び、レアだと言うこともありラッキーだと言いながらじっと相手の持つシーグラスを眺めて。見つかれば嬉しいと思いながらも、そうそう見つからないとも思っていたうえにシーグラスは陸でや浅瀬でしか見つからなため自分で目にするのは初めてで)
そうだな…きっとノアがこの場所まで連れてきてくれたからだろうな(相手の喜ぶ姿に思わず頬を緩ませながらそのキラリと輝くシーグラスを見詰めながら相手がこの辺りまで案内してくれたからこそ、これが手に入ったのかもしれない、そう思えば微笑みながらその事を呟いて)
心配でしたけど、そう言ってもらえてよかったです…でも、今度海に行くときは気をつけましょう
(微笑む相手に同じように微笑みを返すものの、自分がちゃんと見ていたら相手は溺れなかったのにと少し思ってしまいながらも、相手の微笑みを見ると本当に良かったと思って。シーグラスで相手に喜んでもらえるように作りたいと思いながら微笑んで)
あぁ、そうだな…(相手の言葉に微笑みながら返し、拾った綺麗なシーグラスをポケットに入れればこれで此方はある程度集まったし、そろそろ帰る頃合いかと考えれば「ノアの方は十分集まったか?」と集まったなら帰るつもりだと暗に伝え)
僕もいっぱい見つかりましたし、帰りましょう。ジルさんが風邪ひいちゃいます…あ、これはジルさんが持っててくれませんか?うっかり破っちゃいそうで…
(相手の言葉に頷いてから思い出したように首に下げていた小瓶を相手に差し出し、破ってしまったら人間になれないかもしれないと思うと相手が預かってくれた方が安全だと考えて。差し出しながら、持ってきてもらう水槽に入りやすいように少し陸に体を出して)
あぁ、分かった(割ってしまいそうだから、相手から預かったそれを持ったまま水槽近くまで相手と共に移動し、そのまま相手の入りやすいよう水槽を傾けて相手が入りやすいようにし)
ありがとうございます、帰ったらお風呂入ってくださいね
(傾けられた水槽に入ってから、水槽かっら顔を覗かせながらまだ心配そうに相手を気遣いながら相手の頬に手を置いて呟き)
あぁ、そうさせてもらうよ(水槽を正しては心配そうにしてくれる相手の姿に頬を緩め、優しく相手の頭を撫でながらそうすると返しては戻ってきた冒険者たちがずぶ濡れである自分に何があったのか聞いてくるも、少し足を滑らせ海に身体を浸けてしまったのだとその場での嘘を告げれば相手の方を見て人差し指を軽く口に添え秘密だと伝え、そのまま帰ることを伝えてはまた丁寧な水槽の運搬をしてもらいつつ馬車に戻り、行きと同じく水槽を揺れぬよう固定してもらいその向かいに座り、馭者である使用人に馬車を自宅方面へ向かわせ)
今日はとても楽しかったです…ジルさんと海に行けて夢みたいでした…次来た時は一緒に海中探索しませんか?
(自宅へ戻る馬車の中、水槽から顔を出しながら改めて海に相手と行けたことに喜びながらまた行きたいと伝えて。いっぱいの貝殻を水槽の中で数を数え、これだけあれば作れると嬉しそうに微笑みながらワクワクしったように家に着くのを待って)
ふふ、そうだな。次に海に行ったら…俺に海の中案内してくれるか?(相手の楽しかったという反応を見れば連れていって正解だったと微笑みを溢し、次に海に行く機会があれば、と相手の誘いに応じては楽しげに貝殻を数えたりしている相手の事を微笑みを浮かべつつ見詰め。時折談笑をしたりしつつ自宅に到着すれば護衛の冒険者たちに今回の報酬はしっかり振り込んでおくと伝え、やって来た使用人たちに風呂に入るよう勧められるも、相手の水槽を相手の暮らす水槽の近くまで丁寧に持ってくよう指示をしつつ相手に自分が預かっていたビンや自分が拾った貝殻やシーグラスを相手に渡し、風呂に行くと相手に伝えてから自ら風呂へと向かい)
ノア、これ預かっていたヤツと…こっちが俺の拾った分だ。俺はこれから風呂に行くからノアに渡しておくな?
ありがとうございます、ゆっくりしてくださいね
(相手の言葉に頷いてから水槽に入ると用意していた糸などを机に置いて早速相手の為のネックレスを作って。小瓶は水槽の外にある机に小瓶を置いておいて。相手が拾ったシーグラスは折角なら相手につけた方がいいと思い身長に穴をあけ終えるとホッとしたように一度シーグラスを置いてから糸に貝殻を良さげな色合いを考えて通し)
(相手と部屋前でわかれて風呂場へ向かい、ずっと身体に張り付いたままだった服を脱ぎ湯船に身体を浸けながら一息つけば、相手が今貝殻のネックレスを作ってくれていると思えば何だか自然と笑みが溢れて。そして相手が自ら作ったネックレスを身に付け、そのネックレスの中心に綺麗なシーグラスが彩っている姿を想像すれば、どれ程美しくなるのだろう、と相手が自分へ渡す方にシーグラスを付けてるとは知らないまま身体を温め、身体をしっかり拭いて部屋着に着替えて相手の元へと向かい)
出来た…!結構綺麗に出来たかな…気に入ってもらえるかな
(自分の分はまだ作れていないが相手の分は作れて嬉しげに机に置いて満足げに笑い、相手が帰ってきたら渡そうと思いながら個数は残っているが少し少ないのでエミールの分のブレスレットを作るために穴をあけて)
ノア、戻ったぞ(相手が少年使用人へプレゼントするものを作ってるとは知らぬまま私室へ入り部屋のドアを閉め、相手に風呂から戻った事を伝えては相手の傍に歩み寄れば、机の上にあるのを見てそれの中心に綺麗で美しいシーグラスが入ってるのを見てこれが相手の分かな、なんて勝手に思いながら相手に声をかけつつそれを手に取り)
お、これ凄く良いな…
おかえりなさい、それはジルさんの分です!折角なら僕のはジルさんが拾ってくれたものにしたくて…シーグラスはお守りです。つけてみてくれますか?
(お風呂から帰ってきた相手の方を見て笑顔で手に取ったネックレスを相手の分だと言って嬉しそうに笑い、折角ならつけてみて欲しいと頼んでみながらブレスレットを完成させて同じように机に置いて)
っ…そうか、ありがとな(相手の言葉に何故自分が見付けたシーグラスを、と言いかけた言葉は出ることはなくスッと飲み込んで相手からのプレゼントを素直に受けとり、それを己の首に身に付けてみて)
…どう、だ?
とても綺麗です!つけ心地どうですか?
(つけてくれた姿は想像以上に似合っていて、嬉しくて両手で拍手をしながら微笑み、鋭い部分はあらかた削ったがもし痛かったりつけ心地が悪かったら改善できるため聞いてみて)
あぁ、問題ない。ありがとう、大切にするからな(相手からの質問には問題ないと話して、微笑みながら相手の頭を優しく撫でては大切にすると伝え。それでも普段から使うというよりは他の装飾品らと共に飾りたいと思っていて)
はい!その…宝石よりは綺麗ではないと思いますけど気に入ってもらえて嬉しいです
(大切にすると言って優しく撫でてくれる相手の手に擦り寄るようにしながら、相手が美しいものが好きなのは知っているためそう言ってからブレスレットを作り上げて)
他でもないノアからのプレゼントなんだ、気に入らない訳がないだろう(相手からの言葉にニコリと笑いながらそう返して。そうしてれば相手が作り上げたブレスレットを見て「それは?」と相手に問い掛けて)
よかった…これはルメールさんの分なんです。この糸とかを前に頼んでいてそのお礼にあげたくて
(ホッと安堵のため息を漏らすと、笑顔で少年使用人へのお礼の分だと告げると嬉しそうに相手に見せ、どうですか?と言いたげに首を傾げてから嬉しそうに話して)
今度お話しするときに今日のことも含めてルメールさんにこれとお話しのお土産をあげるんです
…そうか、喜んで貰えると良いな(相手からの返事、自分以外へのプレゼントとして…その答えにズキリと胸の奥が痛んだ感覚に無意識に片手を少しだけ相手から見えにくい位置へ移動させそれをギュッと握りしめ。しかし表情にはその痛みを一切隠すことはせず平静を装いながら相手からのプレゼントを喜んで貰えると良いと話して。しかし、自分の心の痛みは少しずつ酷くなってくような気がしてそれを隠し通したい気持ちが強くなり、話題を貝殻のブレスレットから離したくて貝殻のネックレス作るところがみてみたい、と相手に提案して話を逸らそうとして)
なぁ、ノアがネックレスを作るところ見てみたいんだ。ノアの分がまだなのだろう?是非作るところを見せてくれないか?
もちろんですよ、でもあまり味すぎないでくださいね…緊張してしまうので
(相手の心情に全く気づかないまま、ブレスレットを机に置くと針と糸を取り出し、相手が拾ってくれた貝殻を手に取り、水槽内では見え辛いかと思い上半身を水槽から身を乗り出しながら器用に貝殻を割らないように穴を開けるとその穴に器用に糸を通し…を繰り返していくとネックレスが完成し、それを固く結び目を結ぶとネックレスが完成し)
出来ました…!こんな感じなんですけど、どうですか?
おぉ、スゴいな…ノアは器用だな(相手の作業姿を見詰めていれば、器用に作り上げられるそのネックレス、そして器用に仕上げる相手の姿に感嘆の声を漏らしては素直な褒め言葉を伝えながら相手の頭を撫でて。自分は細かい作業を苦手としていた為に自分に出来ないことをアッサリこなす相手が輝いて見えて)
ありがとうございます、今度ジルさんも作ってみますか?
(頭を撫でられ、嬉しそうに微笑みながら自身の拾った貝殻を相手に差し出し、貝殻と針を見せると少し難しいかもしれないが教えたら出来るかな、と思って相手に差し出すと相手がしやすいようにお手本を見せるように自分がして見せると少しアドバイスをしてみて)
優しく刺したらうまく行くと思いますよ
俺が、か…?あまりこういうのは得意じゃ無いんだがな…(相手からの提案にそこまで乗り気では無く少し眉を潜めていたか、相手がお手本を見せてくれ、まぁやるだけやってみるか、なんて思いながら相手から貝殻と針を受け取り、そのアドバイス通りにしてみようとは思っていたが、上手く力の加減が出来ておらず、眉間に皺が寄っていて。その瞬間、持っていた針がずれ、貝殻を持っていた人差し指にチクリと刺さり、慌てて針を抜けば、幸いにも傷は大きくないようだが少しだけ血が出てしまい)
っ…しくじったな……
あ…ごめんなさい、大丈夫ですか?
(水槽から慌てて身を乗り出すと相手の指の血を舐め、申し訳なさそうに相手の顔を上目遣い気味に見ながら舐め終えると、謝りながら心配をしながら手当はどうしたらいいのだろうかと迷い、水槽の中ではいましたことしかできない自分が無力な気がしてしまい悲しげにして)
水槽からだと何もできないですね…
大丈夫だ、あまり気にするな。このくらいすぐに塞がるからな(相手が率先して小さな血の玉を舐め取ってくれ、その光景に思わず頬が僅かに赤く染まりつつも悲しげに出来ることがないという相手の頭を優しく撫でながら気にしないで良いと伝え)
本当ですか…?でも顔も赤いです…本当に大丈夫ですか?
(頭を優しく撫でられて嬉しいものの、頬が赤い相手が心配になって頭から手が離れると水に浸かっているが濡れていない冷えた手で相手の頬を両手で触れると瞳を合わせてから首を傾げながらも、確かに相手の指からは血が流れていないと気付くと安心したようにホッとため息をついて)
っあ、あぁ、大丈夫だ…(相手が美しい姿であるが故だが、それでも相手といるとここまで心を揺さぶられるのか、と思いつつもその感覚を好んでいる自分がいると同時にこの感覚を相手に気付かれたくないという気持ちもあり声色では動揺を隠そうとし優しく相手の髪を撫でて)
(/背後でございます!何かしたい描写とかが無ければまた数日後まで飛ばして行こうかと思っておりますが如何でしょうか?)
それなら良かった…
(優しく撫でてくれる相手に笑みを見せてから、目を閉じると自身が先ほど作ったネックレスをつけ「うん、ちょうどいい長さになりました」と嬉しそうに笑って)
(/背後です!特にないので数日後で大丈夫です~)
凄く似合ってるぞ(相手が貝殻のネックレスを身につけ、嬉しげに笑うその姿はまるで海の宝石のように思え、微笑みながら褒め言葉を告げると共に相手の頬へ優しく口づけを落として)
さて…今日は何をしようか?(相手と海に行った日から数日が経過した日、いつものように相手と共に朝食を食べ終え使用人らがその片付けを終えた頃…時計の短針は10を指そうかとしている頃、自分は特に予定もないため相手に何をしたいか問いかけて)
(/ではノア君の人間化とデートの日まで飛ばしておきますね!)
あ、あの…僕、人間の姿でジルさんと一緒に……でーと、したいです
(相手の質問に少し頬を赤くして、先日ブレスレットを渡した少年使用人から教えてもらった好きな人と出掛けるデートをしたいと言って机の上に置いておいた数日前にもらった人間になれる小瓶を手に取ってみて)
(/ありがとうございます!)
っ、で、デート…?ま、まぁ別に俺は構わないが…確か、それで人間になれる、んだったよな…変な後遺症とか、出ないか…?(相手からデートがしたい、その言葉に思わず顔を赤くしつつ復唱するも、ここで断るのは男としてダメな気がしてすぐに問題はないと伝え、相手が手に取った瓶の中にある水色の薬の玉を見ていたが、相手に重大な後遺症が出るのであれば使ってほしくない気持ちもあり)
ありがとうございます!えっと、飲み過ぎたら副作用があるそうですけど一個ずつ飲めばいいはずです
(顔の赤い相手に微笑みながら嬉しそうにすると、手に取った小瓶の水色の薬を手のひらに出すとそう説明し、実際飲んでみないと何もわからないと思い、口の中に早速含んで飲むと、人魚の尾が徐々に変化していき、白い肌と同じ白さの細い脚に変わっており、水槽の淵に捕まっているが泳げなさそうに足をバタつかせて)
っ、ジルさん…こ、これどうすればっ
っ…い、今出してやるっ…(相手が早速とばかりに飲み込んだそれは思いの外早くに効果が出てきたようで、尾ひれだったそれは美しくスラリとした人間の足と変わらぬそれとなり。その美しさに見惚れていたが、これまで尾ひれだったものが彼の慣れない足へと変わった事で足をバタつかせながら助けを求めてきた事にすぐに気付けば相手の両腕を掴んで自分の方へと引き寄せるように水槽から出してあげて。しかしそれは自分の方へ思いっきり引き寄せる動きでもあったためバランスを取るのも難しく相手を胸の中に抱くように背中から倒れ)
ご、ごめんなさい…大丈夫ですか?
(相手の胸の中に倒れ、慌てて体制を立て直そうとするものの足にうまく力が入らず、相手の胸元に手を置いて力を入れようとするものの出来ず、恥ずかしげに相手の顔を見て大丈夫か尋ねて。人魚の時とさほど変わらないが何も纏わない格好だからか、小さくくしゃみをすると自身が人魚の時には気にならなかった髪や体の水滴に気づいて再び慌てて)
くしゅ…ジルさん、濡れちゃってます!
あぁ、大丈夫だ。それに初めてなんだから上手く出来なくても当然だ…安心しろ、落ち着け。とりあえずコッチで…これで良いか、これにくるまって待ってろ(恥ずかしげに大丈夫か問いかけてくる相手に優しく微笑みながら相手が申し訳なく思うことはないのだと伝え。しかし身体が濡れていると相手の慌てる様子は珍しい上に愛おしく、フフッと笑えば相手を落ち着かせようとし、ひとまずは、と相手の身体を抱き抱え、ベッドに腰掛けさせれば近くにあった掛け布団を相手の身体にかけ、少し待ってるよう伝えれば、すぐに使用人たちを呼び、まだ濡れているであろう為タオルと相手の身体に似合うであろう服を見繕うこと、自分たちが出掛けた後のベッドメイクをより綺麗にすることを伝え)
……すごい、本当になれた…ベッドってふかふかだし、温かい…
(相手が去っていくと、自身の体にまかれた掛け布団を珍しそうに眺めると、少し顔を埋めれば相手の香りがして嬉しそうに微笑みながら自分が腰掛けているベッドを楽しそうに押したりしてその感触を実感しながら楽しんでいると、足を地面につけ、掛け布団を羽織ったままゆっくりと歩いてみて。まだおぼつかないが徐々に慣れると満足して再びベッドに腰掛けようとすると勢い余って倒れ込んでしまい、背中に当たる感触が新しく、思わずくすくすと笑いながらベッドを満喫して)
…大丈夫か?今髪を乾かしてやるからな(使用人の準備が出来るまでドア付近で相手の事を見守っていたが、覚束ないながらも歩いてるその姿は人間そのものであり、まだ何も纏わぬその姿であったが、服を身に付ければ誰しもが羨む美貌であることは間違いなくて。そして使用人らが持ってきたそれを受け取り再びドアを閉めればベッドに倒れ込んでる相手にそう声をかけ、相手用の着替えを一度横に置いて持ったタオルで相手の髪を優しくもしっかりと乾くように拭き始め、身体に残ってる水滴もタオルで撫でるように拭き取っていき)
ごめんなさい、ジルさんと同じ人間になれたことが嬉しくて…ここでジルさんが毎日寝てるって思ったら嬉しくて
(タオルで拭き取ってもらいながら嬉しさを相手に伝えると上機嫌に腰掛けているベッドの縁から降ろしている足を右、左とぶらぶらさせながら髪を乾かしてくれている相手にだけ聞こえるくらいの声量で歌を歌うと、横に置かれている服を見て)
これが僕の服ですか?
そうか、今夜はここで一緒に寝ような?(相手から伝わる嬉しげな声色の言葉に頬は緩み共に寝ようと提案し。そして相手の歌声にうっとりとしながらも髪を乾かし終えれば相手が服に気付いたようでそれに頷き、それが自分のお下がりであることを伝えて)
あぁ、とは言っても用意できたのは俺が昔にノアと同じくらいの背丈の時に着ていた物だがな…
一緒に寝るの楽しみです!似合えばいいんですけど…
(一緒に寝る提案に嬉しそうに微笑みながら服を手に取ると、早速着替えてみて。何となく着方は理解していたためゆっくりだが着ると、少し居心地悪そうな顔をして。服なんてこれまで着ていなかったため肌に当たる違和感や足の周りを覆うズボンに少しだけ嫌そうな顔をしながらも、仕方ない…と思って相手に見せてみて)
どうですか?少し僕には違和感がありますけど…
あぁ、とても似合ってるよ。違和感は仕方ないさ、今まで身に付けてなかったんだから…(相手の服を身に付けた姿は人間そのものであり、思わず見とれてしまい、違和感があるという相手の言葉と嫌そうな表情にハッとなれば素直な気持ちを伝え、その感情は仕方ないことだと伝えて)
そうですか?それなら慣れたいです…ね、でーとしましょうよ、でーと
(相手の言葉に少し微笑みながらベッドから立ち上がるとくるりと回りながら嬉しそうな笑顔を見せると、そのまま相手の手を取るとデートをしようと言って手を握ると強請るようにジッと相手を見つめてから、だめ?と言いたげに首を傾げて)
あ、あぁ勿論だ。どのくらいで元に戻ってしまうかが分からないし…遠出は難しいかもだが、この地の街を散策するとかなら問題なく出来るだろうな(相手に手を握られねだるような瞳と表情でのデートのおねだりに勝てる筈もなく、答えは当然の如くYESであり相手の手を握り相手の歩くスピードに合わせながら共に自室を出て屋敷を出ようとし。その際にすれ違った使用人たちは驚きながらも自分と相手に会釈をしつつ「いってらっしゃいませ」と挨拶をし、馭者もしている使用人が「御車を回してきます!」と馬車を回してくると言って馬車の元へ向かい。使用人たちは完全に相手を自分と同等の存在であるように扱っていて)
はい!…みなさんあまり驚かないですね
(馬車を待つ間、少し驚いている人もいるがあまり驚かれないな、と思って少しクスッと笑いながら歩くことにも少し慣れてきたのか場所を待ってる間に数歩動いたりしていると相手より少し背が低いのがわかって、見上げるためにじっと相手を見つめて)
顔付きは変わってないし、ノアの美しさも変わらないからな(相手からの言葉にまるで相手が自分の自慢であると言わんばかりにそう断言し。馬車を待つ間にふと、相手が此方を見上げてきたためそれに気付いては相手の方を見詰めながらどうしたのか問い掛けて)
どうしたんだ?ノア
美しい…ありがとうございます。普段水槽でわかりませんでしたがとても背が高いんですね。かっこいいです
(褒められて嬉しそうに少し控えめに微笑むと少し背伸びをして確認するようにすると、手で相手の頭に少し触れながら笑顔を見せてかっこいいと言うと丁度馬車がやってきたためそれもいつもと違って見えて目を輝かせて馬車を見つめて)
はは、そうか。ありがとよ(相手から背の高さを褒められればこれまでに言われた褒め言葉よりも嬉しくて頬を緩めながら感謝の言葉を伝えて。そうしてやってきた馬車はこれまでの水槽専用の馬車とは違う普通の馬車であり、相手を最初に乗せたそれと似ているもので。それでも今の相手ならこれに乗って行ける、その考えからまず自分が乗り込んでは相手の方を向き「さ、おいで」と手を差しのべて)
……失礼します…
(一瞬、最初に相手と共に乗った馬車に似ていたため躊躇しかけたが、これまで水槽でも相手と共に乗ったのだから大丈夫だと思い、相手の手を取り乗り込むと少し安心したようにため息をついたものの水槽の時とはどこか違う感覚がしてそのまま手を握って)
あの…もう少し手を握っててください
あぁ、勿論だ(相手を隣に座らせ、静かに走り出した馬車の中、水槽がないとはいえやはり少し落ち着きにくいのは事実だが、それでも隣に相手がいる事実は変わらないもので。そう感じていれば相手からのねだりにそのつもりだと返して優しくその手を繋ぎ止め、繋いだ方の自分の腕を自分の膝の上に置き、もう片方、繋いでない相手の座ってる側の手を相手の肩に優しく回してその肩を抱き寄せて。手を繋ぎ肩を抱き寄せるその姿は相手の存在を身体で感じたいと思っているようで)
な、なんだか近いです…これが普通なんですか?
(手を握ってもらい少しホッとしたが、肩を抱き寄せられて頬が赤くなりこれが普通なのかと少し尋ねてみて。人間になると、普段以上にスキンシップが多い気がしながらも、相手の肩に凭れかかるとに言っている手を恋人繋ぎのように繋ぎ直すと、それをしたかったからか嬉しそうに無邪気な笑顔を見せて)
…普通か普通じゃないかじゃない、俺がこうしてたいからするんだ(相手の頬が赤く染まりつつも、肩に凭れかかりながら手の繋ぎ方が恋人繋ぎのそれと変わらない繋ぎ方に変わり、無邪気な笑顔を浮かべる相手の姿にキュンときながらも少し照れからくる頬の赤みを隠すことはせずただ自分がしたかっただけなのだと明かして)
そ、そうなんですね…なんだかドキドキします
(頬の赤い相手を見ると、自分だけではないんだと思って少し笑顔を見せると、相手がしたいならいいかなと考えてそのまま肩に凭れかかりながら窓の外の景色も楽しみながら馬車に揺られていると外の景色も普段と違って見えていろいろ質問したりと楽しそうに馬車に揺られて)
(相手から問われる質問に答えながらの道すがらはそこまで遠いものではないにもかかわらず楽しめるもので。そうして街の馬車を停める場所まで到着すれば、馭者の使用人がドアを開けてくれたため相手の肩を抱き寄せてた手を離し、一足先に降りつつも相手が降りやすいよう「ほら、ついたぞ」とゆっくりと相手の手を優しく引いて)
ありがとうございます、わぁ…!
(降りやすいように手を引かれて馬車から降りると街の雰囲気に目を輝かせて。相手の手を握ったまま嬉しそうに周りを見渡したが少し落ち着いて、はしゃいだことを少し恥ずかしそうに顔を赤らめてから「どこに行くんですか?」と首を傾げて)
あぁ、まぁ特に決めてはないが昼飯を食べたり何か欲しいものがあればそれを買ったりかな…あぁ、それとノア専用の服も用意しないとだな(相手のはしゃぐ姿はとても愛おしく感じていたが、ふと周りの視線に気付きそちらへ向ければ、明らかに相手へと向けられていたそれに威圧するように視線を向ければその男は走り去っていき。そんなタイミングで相手から質問をされればフッとすぐに相手に向けている自然な笑顔に戻れば予定の内容を伝えて)
僕の服ですか?ジルさんに似合うものを選んで欲しいです
(周りの視線には全く気づかず、相手が威圧するように視線を送っていたことも知らないまま、昼食は普段相手の屋敷でも美味しいものを食べているがこう言う場所だからこそ食べられるものがあるかもしれないと期待し、欲しいものと思うと、相手に選んでもらった服を着てデートが出来たら…と考えながら相手を見て)
あぁ、勿論ノアに似合う服を選ぶさ。人もそこそこいるからはぐれるなよ?(相手の言葉にニッと笑えば恋人繋ぎで手を繋いだまま相手に似合う服を選ぶと返し。その上で街行く人も少なくないから相手にはぐれないよう言い伝えて相手と共に街の散策をし始め)
はい、楽しみです…どんな服がいいと思いますか?
(嬉しそうに手を繋いで相手と共に街の散策をすると、少し視線を感じてやっぱり相手がかっこいいからかな…と思いながらどんな服が似合うのか尋ねながら、自分の体を相手にピッタリと寄せるとこの人は自分の、と言いたげに視線を一瞬送ると笑顔を見せて)
ジルさんも一緒に新しい服買うんですか?
そうだな…ノアはどんな服でも似合うとは思うが、海を連想する色の服は特に似合いそうかもな(相手のどんな服が似合うと思うか、という質問に少しだけ考えながらもそう返していたものの、ふと視線が気になりそちらへ視線を送ればそれらは明らかに相手へと向けられる好意的な視線であることは明白で。勿論相手が美しく可愛いのは仕方ない事ではあるが、ピタリとくっついてくる相手の仕草が視線への嫌悪なのだろう、と勘違いし相手へと向けてくる視線の主へキッと睨み。その男たちはそそくさと退散していき。その後、相手に自分は新しく買う予定は今のところはないと伝えたところで丁度、いつも自分が衣服を仕立ててもらっている服屋を見付け、そこに相手と共に入り)
いや、俺は今のところ買う予定は無いかな。不足してるわけではないし…
素敵……きっと素敵な服ですね。なら…アクセサリーとかをせっかくだからしてみたいです
(相手についていくと素敵な服屋さんにはいると目を輝かせながら物珍しい物を眺めながら、相手に少しお願いするように小さい物でもお揃いが欲しい、というと少し首を傾げて。こうして人間になれた記念に、相手と共に海に行けた日の記念に作った貝のネックレスのように記念になるものが欲しいという意味で尋ねてみて)
あぁ、勿論。とびっきりのでお揃いにしよう(相手からのおねだりに、お揃いが欲しいというそのねだりはとても愛おしく、当然だと笑って返して。そうしてれば、普段屋敷に呼び寄せて済ませていたにも拘らず急にやって来た事に店員が驚いたのか店主を連れ立ってやって来て。それを見て店主に「あぁ、気にするな。今日はコイツに似合う服を俺自身で選ぼうと思ってな…あぁ、後で小物も見せて欲しいから見せてほしくなったら呼ぶ」と連れ添いを断って相手と店内を見回りつつ「もしノアが俺が選んだ服以外にも欲しい服があったらそれも買うからな?」と相手に付け加え)
ありがとうございます、少しみてきますね
(笑顔を見せると、どんな服があるのだろうと眺めてみて。足に合わせて2つに分かれた自分の履いてるものに似たものもあるが、どう着るのかもあまり分からない分からない服があって珍しそうに眺めていると綺麗な青色の服もあり、こんなに服があるんだ…と少し感激しながらも、相手の近くにいないと…と思い再び相手の元へ戻って)
あぁ、分かった(相手の返事に返し、服をみながらも相手の様子は時折確認して。そんな中でふとある服が目について。それは深い色合いながらも鮮やかで相手のために創られたのではと思わせる程の青色の服であり、近くには砂浜を思わせるベージュのズボンもあり、この組み合わせなら相手にとても似合いそう、そう思って手に取り。そうしてれば相手が戻ってきたので相手にそれらを手渡して「ほら、これとか似合いそうじゃないか?」と相手に自分が選んだコーディネートを手渡してみて)
とても素敵な服です…!着てみたいです
(相手が自分のために決めてくれた服に目を輝かせ、そういうと試着してみて。慣れないため時間がかかったものの、ちゃんと着替えると相手の前に出て「どうですか…?」と言って相手の前に出てみて嬉しそうにくるりと回ってみて)
あぁ、すごく似合ってる。これだけ体格も美しいんだからきっと他にも似合う服があるかもな…(まるで海をモチーフにし相手のために仕立てられたのでは、と錯覚してしまう程に似合ってるその服を試着部屋で試着した相手に心の底からの賛辞を送り、もっと他にも似合う服があるに違いないと話し、相手のためだけの服をまた幾つか見繕い。そして相手に何度か試着してもらい、結局相手が試着してた服は全て購入しよう、そう決意して相手の試着した服を全てたまたま様子を見にきた店員に相手が今日着た服に着替えてる間に手渡して「これは全て購入する。後小物を見たいから店長を呼んでくれ」と伝えて)
着替え直してきましたけど、本当に全部買うんですか?
(たくさん着替えれば、慣れてきて後半には普通に着替えられるようになったが、全部を購入すると言う言葉に少し驚きながら試着室から出ると、「とても素敵な服ばかりありがとうございます」と言って微笑んでいると店長と思われる人物がやってきて)
あぁ、やっぱり色々な服を着てお出掛けとかみたいだろ?ならノアに似合うものは買い揃えるのも当然だ(相手からの問いかけにさもそれが普通だと言わんばかりに言いきって。その上で相手からの笑顔の感謝に微笑みながら言葉を返そうとしたタイミングでやって来た店長の間の悪さを心の中で呪いつつも店長の案内で店の奥側、アクセサリー類のコーナーへと案内してくれ。そこにも様々な種類のアクセサリーがあり、折角ならと「ノア、俺とのお揃いで欲しいものがあれば言ってくれ。それを買おう」と相手に伝えて)
……そうですね、あ…髪につけれるものか、耳とか…?
(いろいろな服を着てお出掛けするために買ってくれた服に嬉しそうにしながら、ずっと人間だったら服を着て相手と歩けるのに…と考えて少し胸が苦しくなりながら店長の案内でアクセサリーを見ていると、雫型の宝石がついた小さなイヤリングを見つけて少しの間眺めたものの、きっと相手ならこんな宝石はもう持ってるかも、と思ってその場を離れ、相手もつけられそうな物を探して)
…(相手とこうしてずっと服を身につけて、共に過ごしていければどれだけ良いことか。そう思いつつも普段見ない姿だからこそ、相手の人間姿の時には沢山服を着て欲しくて、その都度同じ服ではなく違う服を着て欲しくて。そんな事を考えていれば相手が初めに手に取ったそれを自分も手に取ってみて。それは雫の形をした宝石のイヤリング…正直に言ってしまえば似たような宝石の装飾は幾らでもあるのは事実、しかし相手が初めに手に取ったそれは特別な気がしてそれは一旦置いて相手が選ぶのを待ってそれと一緒に買おう、そう決めて)
あ、これ綺麗ですね
(色々眺めるもののどれも綺麗で素敵だと思っていると、透き通るようなゴールドの入った宝石で。自分の目の色に似ているその宝石のネックレスの隣には相手の瞳のようなターコイズのネックレスを見て。どちらも素敵だなと思いながら相手の方を振り向いて「どっちがいいと思いますか?」と尋ねて)
そうだな…こっち、がノアに似合いそうだな(相手の次いで見付けたのは透明感と輝きを両立した宝石のあしらわれたネックレス、ゴールドの宝石とターコイズの宝石のどちらかで悩んでる相手から問われれば少しだけ思案をし。しかし、その答えは割とすぐに決まり、ターコイズの方を指差しながら相手に似合う、と相手に話して。勿論、相手の容姿にも似合うからだが、それより何よりターコイズの宝石は自分の瞳と似ていて、それを身につけた相手が隣にいればまるで相手は自分のモノだと公言してる、そんな少し邪な思案があるのだが、それは相手に言えるわけもなく)
じゃあ、ジルさんはこっちにしたらお揃いですね。…僕の目みたい、ですね
(似合いそうだと言われたのは、相手の瞳みたいと思ったターコイズだったため少し嬉しそうにしながらそれなら相手には自分の瞳に似てる方をしてほしい、と思いお揃いだと言ったあとに付け加えるように自分の瞳の色と同じだと言うと、少し恥ずかしくて赤くなりながらも、もし相手が嫌じゃないならお揃いでつけたいと思い見上げたまま首を傾げて)
…だめ、でしょうか
いや、ダメな訳が無いだろう(相手から身につけて欲しいと願われたペンダントへ視線を向けたタイミングて相手が自分の瞳みたい、と呟いたのが聴こえ。そう言われてそれを見ていれば、まるで相手と自分の考えが同じなのかと思えてしまい、相手の事がより可愛く感じてきて相手に買うと答えようと相手の方へ視線を向ければちょうどこちらを見上げつつ首をかしげてるその姿でダメかと問い掛けてきたため首を横に振って何も問題はないと伝えれば、ターコイズ色のネックレスとゴールドのネックレス、その二つのネックレスを手に取りその流れで、相手が最初に見ていた雫形の宝石の小さなイヤリングも手に取りそれらを買うと店長に伝え手渡し)
よし、ならこれらと…これも買おう。会計をしてくれ
あ、それ素敵ですよね。買うんですか?
(相手がだめなわけがないと言うと嬉しそうに笑顔を見せると、相手がネックレス以外にも自分が見ていたイヤリングも手に持ったため、相手ならきっと似合うだろうなと思いながらついて行って)
イヤリング素敵ですよね、ジルさんに似合いそうです
あぁ、素敵なヤツだったからな。あれも片方ずつでノアと付けたくてな?(相手の言葉に同意しては相手にも似合いそうだったから相手の為に、と言いたかったが相手から似合うと言われればなら、これも本来両耳にそれぞれ付けるタイプだが、片耳ずつ相手と一緒につければ良いだろう、そう思うようになり、それを伝えてはレジにて会計を済ませ購入したものの入った紙袋を受け取り、店長や他店員からの見送りを背に再び相手と手を繋ぎ何処へ行こうかと思案して)
嬉しい…お揃いがたくさんですね
そういえば…キラキラした綺麗な甘いお菓子を食べてから美しいものが好きって言ってたので僕もその食べ物を食べてみたいです
(手を繋ぎながらお揃いでつけるのもきっと楽しいだろうなと思いながら、ふと最初出会った頃に聞いた相手の好物の話を思い出して、街に出た時だと言っていたため、それを思い出すと、そのお菓子を食べたいと言ってから、紙袋を相手に買ってもらっているのに自分は何も持っていないと思って持ちたいと言って)
それと、僕、それ持ちたいです
そうか、なら昼飯を何処かで食べた後にでもあの店行ってみるか…(相手から告げられた希望の店があるという話にそれならば、と一度昼食を挟んでからではあるが行くことを約束し。そうしてれば相手から荷物を持ちたいと願われ。勿論、普段であれば荷物は付き人が持っていて、今回は付き人を伴ってないものの相手の分位はと思っていたが、相手が持ちたいと言うのであればそれを断る理由もあまりなく、相手に紙袋を手渡して)
分かった、落とすなよ?
昼食も楽しみです
(荷物を受け取って嬉しそうに、けれど壊さないように振り回さずに普通に歩いて。昼食を取ろうと言われてどんなものかと心を弾ませながら一緒に歩いて。少し当たりを見回して景色を楽しみながら辺りを見回しながら歩いていると、あたりも料理を出す店が多くなって手はつないでいるが落ち着きがなく、そわそわと店を見て)
どの店にするか…(相手と共に歩み食事の出来る店が多くなってきて。隣を歩く相手の落ち着きのなさが興味を抱いてる様子が色濃く分かり、どの店にしようかと悩み。普段であれば、高級レストラン一択ではあるものの、折角なら相手の行きたいと思う店で食事をしたい、そう思い相手に「国のみんながよく行くような店、魔物料理を出す店、高級レストラン…ノアの行きたい店はあるか?」と視界に入った中で幾つか候補を提示して問い掛けて)
皆さんが食べている物が食べたいです!
(少し迷ったものの、折角街に出かけられたのならよく行くような店に行ってみたいと思って候補の中で魔物料理も気になったものの相手が獲ってくれた魔物を食べたいな、と少し思ったので相手も屋敷でよく食べているので試しに食べてみるのもいいかもと思って提案して)
そうか…ならいつもとは趣向を変えて国のみんなが行くような店にしてみるか。俺もあまり行ったことはないが…たまにはこういう店も良さそうだ(相手の言葉にフム、と頷いては庶民的な雰囲気を出す店へと足を向けながら今日の昼食の店を決め、いつも自分がよく行く店ではないが、雰囲気のよさに頬を緩めつつその店へと向かい。ドアを開け中へ入れば木の温もり感じる店内は明るい声で一杯で。此方に気付いた店員が驚きながら「え、あっ…い、いらっしゃいませっ!?」と声を裏返らせ、それに気付いた店内が此方へ視線を向け少しざわつき。確かに突然来なさそうな人物が来たら驚くか、なんて思いつつも「今回はただの客として来てるんだ、畏まらないで欲しい」と軽く言いつつ空いてるらしき奥の席へと相手と共に向かい)
やっぱり、ジルさんすごい方だからざわついてるんですか…?
(明るい店内に嬉しそうにしていたが、周りの人々の雰囲気が急に変わったため、あまりわからなくても相手はこの国の偉い身分だと言うことは知って居たため少し理解をしながら奥の席に座ると一応確認してみて。メニューを持ってきた店員は「あ、えっと…こちらメニューです」と言いながら差し出してくれたメニューを笑顔で受け取ってから始めてみる品々を目を輝かせながら見つめ「どれにしますか?ジルさん!」と普段以上に嬉しそうな笑みを見せて)
まぁ、この一帯は親父の統括地域だし、俺は跡継ぎって訳じゃねぇが良くも悪くも知らないヤツは居ないさ。この辺りで暮らしてたらな(確認の言葉にそう呟きで返して。その上この街にあるギルド支部を取りまとめる本部の一番トップ、当然の認知度ではあるものの、一部の民からは金遣いの粗さを言及する声も前はあったものの、自分は父親の跡継ぎでないのだから、と特に民衆からの声は気にしておらず。そうしてれば、店員から差し出されたメニューを見て普段以上に楽しげな相手を見ていれば、こういった店を近くに相手専用に構えるか?なんて思考基準が少しずつ相手優先になりつつありながら「どれにしてみるかな…意外とメニューも豊富だしな」と今まであまり食べたことのない国民たちの良く食べる食事はかなり目新しく興味があって)
そうなんですか、それなら驚いてしまうのも仕方ないです
(相手の言葉に微笑みながら、時折感じる視線に少し目を向けて人と目が合えば静かに微笑むと視線は逸らされたためそのままメニューを再度見てみて。色々ある中で美味しそうに感じた野菜のたくさん入ったシチューにしようと思い、「僕はこのシチューにします。ジルさんはどれにしますか?」と言って自分のメニュー表を指差してから相手は何にするのだろうと気になって首を傾げて)
ふむ…ならばこのグラタンというのにしてみるか(相手の言葉にコクリと頷いていたものの、相手の微笑みで周囲の他の客が顔を赤く染めながら視線を背けるその様子は何だかモヤモヤとしたものが心の中を支配しており。そうしていれば、相手はシチューに決めたようで、自分も何にするか、と改めてメニューへと視線を向ければ少しだけ気になった料理にしてみよう、と決めて。そして片手を上げ店員を呼べば「このシチューとグラタンを頼む」と店員に注文を告げ)
楽しみですね、僕のもジルさんにお裾分けしますね。なのでよかったら、ジルさんの頼んだものも食べて見たいです
(注文を受けて下がった店員を見ながら楽しみだといいながら相手に自分の頼んだ料理も興味があるので自分の分を上げると言った後に少し迷った後に相手の食べる料理も食べてみたいと言いながら今日相手に買ってもらったアクセサリーの入った袋を横に置いていたため「ネックレスつけて見てもいいですか?」と尋ねて)
あぁ、問題ないぞ(相手からの願いの言葉に楽しげに笑いながら食事の分け合いに応じて。勿論、今までそう言ったことをしたこともあまりないため興味本位な部分もあり。そうしてれば、早速今日購入したネックレスを、してみたいからと提案をされればコクリと頷いて「あぁ、是非俺にも身につけた姿を見せて欲しい」と許可をだし)
……これ、難しいです…
(袋から取り出し、丁寧な小さな箱に入れられたターコイズのネックレスを首の後ろで何度か金具を弄ってみるがやり方が分からず、困ったように挑戦するものの矢張り難しくて相手を見てから頼むように難しいと言って少し首を傾げながら「あの、つけて貰っても良いですか?」と尋ねて)
あぁ、勿論…っと、貸してみな(相手が自分の手でネックレスをつけようとするも苦戦するその姿は可愛らしいものがあり、思わず微笑みながら見詰めていたが、相手が難しいと言いつつつけて欲しい、とおねだりされれば優しく微笑んで勿論だと返しては相手の傍に歩み寄り、相手からペンダントを受け取りそれを優しく身に付けさせてるために手を動かし。その最中にチラと視線に気付きそちらを見れば小さく相手には聴こえぬようフンと鼻を鳴らし相手が自分のものであると見せ付けながら相手の首にペンダントを身に付けさせれば相手の髪を優しく整えてあげ「ほら、これで出来上がりだ…やはりノアにはこれが似合う」と優しい声色で相手に完了を伝え、相手の事を正面から見ればその美しい顔立ちにペンダントが映え嬉しげに微笑んで褒め)
嬉しいです…ジルさんの瞳と同じ色ですよね
(少し冷えた相手の指の体温に少し驚いてしまいながら付け終わってから相手に優しい声色で似合うと言われて嬉しそうに微笑んでから少しだけいじりながら少し赤くなりながらペンダントを相手の瞳と一緒だと嬉しそうに言っていると丁度2人の料理が来て。シチューが前に置かれると少し目を輝かせて)
これは美味しそうだな…食べてみよう(相手の頬を赤らめながらの嬉しげな姿に思わず穏やかな愛おしげな視線を相手に向けていて。そうしてればそれぞれの前に料理が届き。グツグツとしている出来立てのグラタンは今まで見たことのないもので。自分屋敷では食事の時は金属スプーンだったが、初めて持つ木製のスプーンにも興味を示しており「なるほど、皆はこういうのを使うんだな…」と呟いていて)
確かにジルさんのお屋敷と違います…木でもこんなふうにスプーンを作れるんですね
(相手の呟きに、自身もスプーンを手に取ると眺めてから、初めて見る木のスプーンにも目を輝かせると早速シチューを食べてみて。数度吹きかけてから食べると濃厚な美味しさに微笑み「とても美味しいですよ!」と言って)
ん…これも中々に旨いな(木のスプーンで一口分掬い、数度息を吹き掛け食べてみれば、中に入ってた肉の旨味、キノコの旨味、そしてホワイトソースのとろみ、チーズの濃厚さ…それらが見事にマッチして美味であり。思わず微笑みながらそう呟いてはまた一口分を掬い、息を吹きかけてはそれを相手に差し出して「ほら、食ってみな」とさりげなくアーンをしてあげ)
いただきます…!ん、おいひいれふ
(差し出されたグラタンを食べると、少し熱かったため口の中で冷ましながらも美味しいと伝わる笑顔を見せて。口の中からグラタンがなくなると、自分のシチューを相手と同じようにスプーンに乗せて数回息を吹きかけてから差し出して「お返しです、どうぞ」と微笑んで)
ん、ありがと……うん、これも旨いな(相手のアーンを食べさせて貰えばグラタンとは違う濃厚さのそのシチューにふむ、とうなずいては美味しいと評し。似たような料理の筈なのにこれほどまでに違うそれは相手と過ごす時間を彩るものとして最高で相手との食事を穏やかに過ごし)
美味しかったです…ジルさんのお家の料理も美味しいけどここの料理も美味しかったです
(相手と一緒に食べた料理は美味しく、満足そうな顔をしながらスプーンを置いて。温かい食事で癒されながら相手の方を見てからご馳走様でしたという意味も込めて頭を下げてから笑顔でお礼を言うと目を輝かせて相手が美しいものを好きになったきっかけであるお菓子探しを提案して)
ありがとうございました、お菓子探しですよね…!
ふむ…こういったのもまた食べれるようにしておくか(相手の言葉にボソリと小さく呟いて。館付近に専用の店を、もしくはこの店の料理人を館に呼ぶか、なんて考えながらも綺麗に食べ終えて。そして感謝の言葉を言う相手に気にするなと伝えようとすればあの美しいアメの店探しをしたいと言う相手がとても可愛らしく楽しげに微笑み同意すれば店が同じ場所にあることを暗に願う言葉を紡ぎながら立ち上がり相手と腕を組み、レジに向かえば少し多めに支払い会計をすませて店をでて。そして昔の記憶を頼りに店を探そうと歩き始め)
あぁ、そうだな。昔の事だから今も店があれば良いがな…
楽しみです!その時は一緒に食べましょうね
(相手の呟きに、ただ単に同じ料理をシェフに作るのだろうと思い無邪気に楽しみだと言って。相手と腕を組みながら相手と一緒に歩いて。さまざまな店を眺めていると少し足がズキズキと痛い気がして。慣れない歩くという行動や初めて履く靴で少し靴擦れを起こしていて。けれど初めて歩くためそれが普通なのかもと思い、血も出ていないためそのまま歩いて)
…ノア、どうした?(相手と共に歩いて記憶を頼りに店への道を歩いてる途中、何気なく相手の方を見れば少しだけ相手の歩き方に違和感を覚え。勿論歩き慣れてないから、というだけかもしれないが何かそうじゃない可能性すら気になってきて相手に問いかけて。勿論、何もないなら別に気にする必要もないのだが、もしも歩いたことで相手の身体に支障を来しているのであればその支障となる事を取り除いてあげたくて)
あ…少し、足が痛くて
(相手の問いに少し迷ってから足が痛いと言って。靴擦れがおきている部分は少し血が出てしまっていて。相手に足が痛いと告げた時に、平気だと言おうとして足を動かした時にその部分に靴が当たって一瞬顔を歪めてしまって)
っ…無理はするな(相手の言葉にやはり足に傷を負ってたか、と思っていたタイミングで相手の顔が痛みに歪んだのを見逃さず無理はしないで欲しいことを伝え、軽く辺りを見渡して。すると幸いなことに治療院が少し歩いた先にあるのを確認すれば相手の許可を取る前に無意識のうちに相手の身体を姫抱きで抱き抱えれば声をかけつつ治療院へと向かい)
慣れないことさせてしまって悪かったな…治療院で治して貰おうな
だ、大丈夫です…いっぱい人が見ていますし…
(抱き抱えられると顔を赤くし、大丈夫だと言って恥ずかしがっていると人の視線も入ったため首を振って。相手のかっこよさや立場もあるだろうけれど治療院に向かっている相手を見て小声で噂していて。けれど落ちないように相手にしがみつきながら小さく「ありがとうございます…」と呟いて)
…気にするな、ノアの身体を思いやるべきだったな(相手の言葉にそう伝え、周囲の視線を気にせず治療院へ入り。そこは回復魔法の扱える人物も居る治療院でギルドとも提携しているからこそ、信頼できる人物を呼び、幸いにも今日出勤していたらしき女性治療師に相手の傷の手当てを頼んで。女性は「畏まりました」と頷き座らせるよう指示されたためゆっくりソファーに相手を腰掛けさせて。そうすれば女性が相手の靴擦れを起こしてる部分に手を翳し。すると淡い緑色の光が相手の足を包み回復魔法で容易く治療をすませ)
すまない、この子が靴擦れをしたようでな。手当てを頼む
すごい…ありがとうございます
(相手が呼んだ女性の治療魔法を受け、初めて見るその魔法に目を輝かせながらもお礼を言って。ソファーから立ち上がって少し回ってから痛みのない足に嬉しそうにしてから相手の方に行くと女性にも見せた笑顔を見せてお礼を言って)
ジルさんも心配してくれてありがとうございます
…いや、俺は普通のことしただけだからな……(相手からのお礼の言葉とその嬉しげで瞳の輝く笑顔につい頬が赤く染まり、照れからスッと視線が相手から逸れながらそう返し。勿論相手のその感謝の言葉と表情が治癒師の女性にも向いていたのは分かってるが、自分にも同じものを向けてくれた事に嬉しさを感じていて。本音をいうのであれば、自分にだけ向けてほしい、のだがそれは相手が引いてしまうかもしれない、と感じてそれは口に出さず「それじゃあ、改めて行こうか?」と相手の方へ手を差しのべて)
はい、楽しみです
(靴擦れも治ってまた歩けることを嬉しく感じながら差し伸べられた手に自分の手を置いて。ふと相手の手が自分より何処か力強く感じてかっこいいな、と思いながら引っ付くように手ではなく腕を絡めて歩いて。距離が近くなるのが嬉しくてそのまま歩いて)
(相手自ら腕を絡めて引っ付くように歩いてくれてることが嬉しくて堪らなく、頬を緩めては再び目的の店を探して歩きだし。それから数分後、自分の記憶の中で確かこの辺りという場所に到着すれば、自分達から少し離れたところに飴屋の看板を見付け。昔に見た看板とは違うものの、聞いてみようと思い相手に提案して)
なぁ、ノア。一度あの店に目的の店の場所とかを聞いてみて良いか?
はい、大丈夫ですよ
(相手任せになってしまって少し申し訳ないと思ったけれど目的の場所が近くなったのか聞いてみても良いかと尋ねられて頷くとついて行って)
あぁ、ありがとう(相手からの許可の言葉に感謝を伝え見つけた店へ向かい。記憶の中ではお店の場所は殆ど変わらない筈だが看板はピンク色の包み紙のキャンディのような柄のもので店名も確か違う筈、それでも何故だかそこに行きたいと思い、その店前に到着しドアを開けその店内へ足を踏み入れて。そこはお洒落な雰囲気ながら様々な甘味を自分で袋に詰めてレジで会計をするタイプの店のようで、様々な甘味が並んでいて。レジカウンターは奥にあり、その近くには店内で食べることも出来るガラスの天板のテーブルと木製の椅子があり。しかし店員はまだ此方には気付いてない様子であるために店内を軽く見回していたところ、ある甘味のコーナーを見付け。そこにあったのは透明感のある様々な色の無数の形があるキラキラとしてるように思えるゼリーのようではあるが違う菓子で)
わぁ…キラキラしてる
(相手と一緒にお店に入ると相手から少し離れて。初めてみるキラキラとしたお菓子を見て目を輝かせていると店員の一人と思われる男性に説明を受けて。始めて来たのかと言われて頷きながら色々なお菓子を眺めてから復路を渡されたものの、相手がそばにいないことに気づいて首を振って)
すみません、えっと…一緒に着てる人がいるので
…すまない、コイツは俺の連れだ(見付けた目当てのものに似てる菓子、それは昔に自分が美しい物好きとなった理由であるもので、店主がその時に自分の店だけで売ってるのだと言ってた記憶がありそれについて店員に聞こうかと辺りを見渡せば、相手に声をかけてる男がおり、相手の隣へ歩み寄り相手の肩を自分の方へ抱き寄せながらそう宣言して。するとどうやらその男は店員だったのか目を丸くし態度が低くなりつつ今日はどんな用向きなのかと問われれば質問をして。するとその答えは「うちの祖父から製法を受け継いでるうちでしか扱ってない菓子」だと説明を受け今度は自分が目を丸くし)
とある菓子を探してた。それでだ、あの場所にある琥珀糖というは……っ!
琥珀糖…?
(袋をいただくのを断ると、相手に肩を抱き寄せられて少し驚きながら相手の口から出たお菓子の名前に少し首を傾げて。この店でしか売っていないという店員と相手の反応に、目当てのものが見つかって相手も驚いたのかなと思いながら相手に尋ねてみて)
このお店にあるってことですか?
あぁ、どうやら俺たちの目的の菓子屋がここのようだ。昔とは違ってかなり綺麗になったから驚いたんだが…まぁ、20年以上経ってるから仕方ないか(相手からの問い掛けにコクリと頷き、探していた店がちょうどここのようだと説明をすれば昔とは違う店構えにそうポツリと呟いて。話を聞いてみれば男性は最近代替わりした現在の店主であり、当時の店主である男性の祖父は今は隠居して穏やかな余生を過ごしていると聞き、そうか、と呟けば相手の方へ探していた菓子を見せると伝え、琥珀糖のある場所へと相手を案内して)
んで、琥珀糖ってのが俺が綺麗なもの好きになった理由の菓子なんだ。此方に来てみな
20年以上…すごく前なんですね
(相手が店員と話しているのも聞きながら、穏やかに過ごせているならよかったと思い微笑みながら相手が綺麗なものが好きになった理由でもあるお菓子である琥珀糖の場所に案内されてそれを見ると宝石のようにキラキラとしていて本当にそれがお菓子なのかと驚いてしまって。先程まで見ていたお菓子ももちろん綺麗だがずば抜けて美しく、相手が好きになった理由もわかって)
すごく、綺麗です…キラキラしていますね
あぁ…ノア、折角だ。好きなだけ袋に菓子を入れて良いからな?(相手の言葉に頷いては店主が持ってる袋に気付き、相手に好きな分だけ菓子を選んで袋に入れて良いと提案し)
わかりました…じゃあいっぱい入れちゃいます
(好きなだけと言われて少しだけ目を輝かせながら店員から袋を受け取ると琥珀糖をできるだけいっぱい入れてみて。相手が気に入ったものは折角ならいっぱい食べてみたいとも思いつつ、自分が食べてみたいものも入れると相手の方に戻り、笑顔でこれらが欲しいと言って)
どうですか?いっぱい入っちゃいました!
あぁ、たくさんだな…店主、これを買わせて貰う(相手の店主から袋を受け取り好きなように菓子をその中に詰め込む姿は幼く、愛おしく感じて頬を緩め。そして、詰め終えた相手の頭を変わらずの愛おしげな表情で優しく撫でてあげれば、店主の方を普段の表情で見ながら相手が袋に入れたものを買うと伝えて。店主と会計のやり取りをし、綺麗な包装をされた相手の詰めた菓子を手渡されればそれを相手に手渡して「それじゃあ行こうか」と相手を促して退店しようとしたが、ふと店を出る直前に思い出したように一度立ち止まりクルリと振り返れば「店主。また後日、お祖父様の所へご挨拶をしたいので此方に出向きたいと思っている」と店主へ向けてまた後日元店主へ挨拶に向かうことを伝え改めて相手と店を後にして。そして名残惜しさと言うよりはまた来店したい、という気持ちが強く小さく呟いて)
…店構えは変わったが、菓子はあまり変わってなさそうで安心した
ふふ、よかったですね。僕も幸せです
(愛おしそうに頭を撫でられて相手が店員と話している間に少し顔を赤らめながらも綺麗の包装された袋に入った色とりどりのお菓子を抱きしめて喜んでいるとまた後日来たい、という相手の言葉に優しく微笑み、自分も楽しかったと言ってから相手の手を繋いで)
またジルが行ったら元店主さんも喜びますよ、また来たらいいと思います
あぁ、そうだな…時間を作って必ず行くとしよう(相手からの言葉に穏やかな笑み、相手に普段向けるものとはまた違うがそれでも喜んでいる事の分かる笑顔を浮かべつつそう話して。そしてある程度歩いた辺りで相手に問い掛けて)
他に行きたいところはあるか?とくに無ければ屋敷に戻るつもりだが…
そうですね…行きたいところはないんですけどもう少しあそこで歩いていたいです
(歩きながら、まだ初めて来たところなので何があるかも分からないため行きたいところが思い浮かばなかったが前方に大きな広場が見えたのでそこを歩いてみたいと言って。こうして歩けるのは少ない回数なので折角ならもっと相手と歩きたいと思い、相手と腕を組んで。もちろん、相手が王族だから注目されるからダメだと言われれば帰るつもりではあるし相手の住んでいるところをもっとゆっくり探索してみてもいいとは思ってるので無理強いはしないと付け加えて)
もちろん、お城で歩くでもいいんですけど
いや、それくらいは構わない。まぁ…周りに人が多くなりすぎたらその時は屋敷に戻って、その後屋敷でまた二人で歩こう…それで良いか?(相手からねだられたのはそれと同時に指し示された大きめの広場を二人で歩きたいというものであり、相手から無理なら戻ってから、と言われたものの自分が相手からのねだりを断る理由なんて有るわけもなく問題ないとは伝えつつも自分の立場や相手の端麗な容姿から人が多くなる可能性は捨てきれず、人が多くなってきたら帰宅すること、その代わり相手が満足するまで相手と屋敷の中を歩いて散策する事を約束し、その内容で問題ないかと問い返し)
はい、その時は2人きりで歩きましょう
(きっと相手の身分もあるので結構な人が集まりそうな予感はするものの、どうしても折角なら相手と歩きたいと感じたため相手に近付き腕を組んで。そのまま少し歩いていると人はそこまでいないものの時折視線を感じて。けれど相手と歩けるのが嬉しくて特に気にせず歩いて)
(相手と密着するように腕を組み、広場をゆったりとしたペースで歩いていれば、やはりと言うべきか視線を感じ、チラと確認をすればそれらは相手の方へ向いてたりしていて。容姿の美しい相手が注目されるのは仕方ないとは思いつつも、やはり相手を護りたい、奪われたくないと思ってしまうもので。相手の方を見てみればどうやら視線は気にしてない様子であるのを確認すれば、それなら自分もあまり気にしないでいよう、そう思い相手との広場での散歩を楽しんで)
あ…ジルさん、苺のアイス食べてみたいです
(広場で歩いていると様々な出店もあり、その中でもアイスの種類が豊富だったため食べてみたいと言って。少しだけ足が疲れたのでもし相手がいいと言ってくれるなら少し噴水の座れそうな場所に座りながら2人でアイスを食べたいと思いながらどうかと首を傾げて)
あぁ、勿論構わないさ。買いに行こう(何だかんだこうして街をノンビリ歩くのも最近はあまり無かったな、と思いつつ相手からのねだりに素直に応えアイスの出店へと向かい。やはり店主には自分が来た事に驚かれたものの、気にせず相手のイチゴ味のアイスの購入を告げ支払いも終えて)
嬉しい…食べてみたかったんです
(相手からアイスを受け取ると嬉しそうに微笑みながら一口食べて。冷たいイチゴのアイスに少し目を瞑って初めてのアイスの冷たさに驚きながらも、食べれたことが嬉しくて相手の方に差し出して美味しさを共有したくて勧めて)
ん…俺も良いのか?(相手の嬉しげな言葉、そして相手の希望を叶えれた事が嬉しくてたまらなく頬を緩め、相手と共に噴水の近くにあったベンチに腰掛け相手の食べる姿を見ていたが、差し出されたのを見て首をかしげつつ問い掛けて)
うん、美味しいものを一緒に分けたいんです
(首を傾げている相手に頷き、美味しいと感じたから相手にも食べてほしいと思っていることを告げながら相手にアイスを差し出しながら「苦手だったら大丈夫ですけど…」と少し心配するように眉を下げながら相手をじっと見つめて)
そうか、いや苦手ではないんだ。ありがとう(相手の思いやりの気持ちが嬉しくてたまらなく、頬を緩めながら心配そうな相手の頭を優しく撫でつつ苦手ではないことを伝え、感謝を伝えつつ相手に差し出されたアイスを一口食べてみれば、その甘酸っぱさと冷たいアイスの絶妙なハーモニーに「うん、旨いな」と笑って返して)
よかった、ジルさんと一緒にこうして歩けて今日は本当に幸せです
(相手の感想を聞いて嬉しそうに頬を赤らめながら笑顔を見せてからアイスを舌でぺろっと舐めて食べながら相手にもたれかかってから今この瞬間の幸せが終わらないようにと願いながらアイスを食べすすめていくと食べ終わってしまい、少し残念そうにしながら食べ終わったと相手に言いながら腕を組んで)
…あぁ、俺も幸せだ(アイスを嬉しそうに食べている相手の姿に多大なる幸福感を抱きつつふと周囲からの視線が僅かに増えたのを確認しながらもあくまでもそれは気にしない方向で相手との時間の心地好さを味わって。そうしていれば残念そうながらも食べ終わった報告を受ければコクリと頷くも、視線が増えてきたのを感じてはこれ以上は街中の散歩もキツくなってくるかもしれない、そう思えば腕を組んでくれた相手と共にゆっくり立ち上がり「それじゃあ、そろそろ屋敷に戻ろう」と提案し)
そうですね…分かりました(戻ろうと提案を受けると確かに周りの視線が増えてきた気がして素kし残念だが頷いて。腕を組んだまま一緒にその場を去るために歩きながら、きっと相手のかっこよさと、珍しい身分の相手がここにいるのに驚きと興味津々なのだろうなと思いながらも女性たちが相手を見て頬を赤く染めているのを見るといい気分ではないためそれを見ないように相手に引っ付いて、表情が少し落ち込んでいるようになったまま腕をさらに強く組んで)
(相手と歩き馬車へと戻る途中、身体を自分の方へ寄せ僅かに見えたその落ち込んでるような表情に思わずもっと一緒に街を歩きたかったのか、と考えるも自分にピタリとくっついてくれる姿は愛おしくこれで歩くのも悪くないと思いながら馬車まで向かい。そして馬車に辿り着けば相手と共に乗り込んで街を後にして)
楽しかったですね(馬車に戻ると、やっと相手と2人きりになれたと思ってどこか安心したような表情をしながら相手の横に座ってから少し目を合わせてから相手にキスをして「今日はジルさんのおかげでいっぱい初めてのことを知りました」とお礼を言ってから抱きついて)
っ…そうか、なら良かった(帰りの馬車の中、隣の相手と僅かに目線が合ったかと思えば口付けをされお礼と共に抱き付かれれば少しだけ頬を赤く染めつつ相手が楽しめたのなら良かったと安堵の言葉を漏らして。)
…なんだか、眠いです(相手に抱きしめられると、少しだけ冷えているが暖かい体温に歩き続けて疲れたのか少しうつらうつらとしながら相手に凭れかかると少し目を閉じ、そのまま小さな寝息を立てながら眠りについてしまって)
…お休み(相手の身体を抱き抱えていれば、相手が身体を凭れさせたかと思えば小さな寝息を立て始めたのを見て思わず微笑んでは優しく穏やかな声色でそう声をかけ、相手の額に優しく口付けを一つ落としてから馭者をしている使用人に「もう少し、ゆっくり走らせてくれ」と指示をして少しでもこの時間を味わいたくて。そうしていつもより少し時間をかけて屋敷のドア前に馬車を付けてもらえば、夕暮れの良い時間であるのを視認しつつまだ眠る相手を起こすのは忍びなかったが「ノア…到着したぞ」と優しく声をかけて)
ん…おはようございます…(目を覚ますと、まだ自分の下半身が足だと少し安心しながら相手に微笑んでおはよう、と言って。伸びをしながらも、少しだけ相手に甘えたくて相手の方に腕を伸ばすと「あの、足を怪我した時みたいな抱っこをして欲しいです」と少し赤くなりながら強請ってみて)
あぁ、勿論構わないさ。夕食は部屋で一緒に食べるか?(相手からのおはようの言葉に微笑みながらおはようと返し。そうすれば少し朱に染まる顔で姫抱きをねだる相手の姿が可愛くて愛おしくて、優しく微笑みながら構わないと伝えては使用人がドアを開けたタイミングで相手を姫抱きしながら器用に馬車から降り、屋敷の中へ入る道中で夕食について問いかけて)
(/お疲れ様です、背後でございます。この後についてですが、夕食後にジルがお風呂に入り(ノア君は入る必要はないかもなので。ノア君が入りたい場合はねだれば共に入れます)戻ってきた頃辺りにノア君が薬の副作用で発情しベッドの上でジルを抱く……という展開で間違いなかったでしょうか?またこの後にやりたいイベント等はありますでしょうか?)
夕食も一緒に食べたい…(相手に姫抱きをされるとさらに赤くなりながらも嬉しく、首に腕を回して落ちない様にして。夕食は一緒に食べたいと思いそう言ってから思いついたように人間だからできる事を思いついてそれも少し強請ってみようと思い「あの、お風呂も入ってみたいです」と言って)
(/お疲れ様です!人間じゃないとお風呂は入れないと思うので一緒に入らせて貰います…!戻ってきた際に発情して抱く、で大丈夫です!してみたいイベントとしては…個人的にみたいなと思ったのがお互い、副反応や魔法の影響で相手を抱いて、ノアが少しよそよそしくなってくるとかどうでしょうか、恋愛的に好きかはまだジルは認識していない様子なのにしてしまったと思っていつもより相手と話さなかったり様子が変になるみたいなのはどうかな?って思って…今思いついた物なので具体的じゃなくてすみません!)
あぁ、勿論構わないさ(相手と夕食を共にする事が確定すれば歩く最中に出会った使用人に夕食はテーブルに二人分用意するよう伝え。そして相手からのおねだりである共に風呂に、その願いを断るわけもなく頷き返して)
(/了解しました!
なるほど、少しギクシャクした感じもまたいいですね!であれば、中々話せずにいる間にジルが遠征したその帰りに怪我で負傷、その理由はノア君へ手渡す婚約指輪の材料となる特別な宝石である……とかの流れもどうです?)
やった…明日の朝には戻ってるんですよね(嬉しそうにしてから、ふと一粒で1日なのできっと明日の朝には水の中じゃないといけないと思うと少し残念に思いながらも、相手に抱きつきながらお風呂と夕食は楽しみだし、夜はきっとベッドで一緒に眠れるのだと思うと少し楽しみで)
(/とても素敵ですね…!婚約するほど思ってくれてるって知って嬉しくなるハッピーエンドが見えて素敵です!ではその流れでいきましょうか…!)
…そうだな、でもそれまでは人間の姿を楽しむと良い(相手の呟きに頷きながらも抱き付いてくれる事は嬉しいため身体が戻るまでは今の姿を楽しんでと自分なりの言葉で伝え、部屋に入り。綺麗に整えられたベッドに相手を下ろし、自分も隣に腰掛けては改めてその姿に見惚れ、もし結婚するとすれば相手しかないよな、と思いながらもそれはまだ言うのは照れてしまいそうで言わずに夕食の時間となるまで相手との時間をまったりと楽しもうと思ってて)
(/やはり2人にはハッピーエンドのルートがお似合いかな、と思いまして!勿論特殊なルートでも良いとは思ってます…と言ってもどんなルートか考えてはないのですが。
では一先ずこの流れで行きましょう!)
どうかしましたか?(綺麗に整えられベッドに降ろされ、隣に座った相手から視線を感じて目を合わせてから首を傾げて。小さい頃からいつか素敵な人と出会いたいと思っていたが、相手に出会ってからはきっとこの素敵な人間が自分の出逢いたかった人なのだと思っていて。けれどどうしても自分は人魚で相手は人間、ましてや女性でもない自分は相手にとってただのものなのだろかと美しいものに目を奪われているような相手の目を見ながら考えてしまって)
(/ハッピーエンドがお似合いですよね!同じ意見です!
了解です、では背後は潜りますね~)
っ、あぁいや…何でもない(相手からの声かけにハッとなり見詰めたままだったと思えば何でもないと相手を安心させようと穏やかな声色と微笑みでそう伝えながら優しく相手の髪を撫で。そして夕食の準備が整うまでの間相手との談笑の為今日の感想を聞いてみて)
今日、街を歩いてみてどうだった?
とても素敵でした、海の中には無いものとか…何より一緒に歩けて幸せでした!(優しく髪を撫でられ、今日の感想を聞かれると満面の笑みを見せて。初めての足が上手く歩けなかったが相手がペースを合わせてくれたし普段食べられない物も食べられ、とても楽しく、そして幸せだったと言いながらお礼という意味で相手の頬にキスをして)
っ…ふふ、そうか。それなら良かった。俺もお気に入りだった店を教えれて良かったよ(相手からの言葉の後にされた口付け思わず目を丸くしたものの頬を赤く染めつつ自分としてもお気に入りの店を紹介できて良かったと告げて。そして相手と夕食の時間まで何気ない会話をしていたものの、じわりじわりと心の中を支配するある欲望が強くなってきてはつい無意識の内に言葉にして溢してしまい)
…また、ノアが歩いて出掛けたい時があっても、俺がいる時じゃなきゃ嫌だな……
…僕も、ジルさんと一緒がいいです。一緒に歩きたいです(相手がこぼした言葉に少し首を傾げてから笑顔を見せて。相手以外と行くなんて毛頭考えていなかった為すぐに相手と一緒がいいと答えて。相手が無意識に言っているようだったので相手の手に優しく触れてからぎゅっと強く握ってから相手と目を合わせてからもう一度微笑んで)
っ…そ、っか…なら良かった…(相手からの声に一瞬自分で呟いた事に気付けておらず、なんで考えてたことを相手が分かったんだろう、と思ってしまうも手を握られた事でそれを口にしていた事実に気付きカアッと頬を赤く染め、それなら良かったと小さく呟いて)
ふふ、安心して。僕はジルさん以外の人間とデートは行くつもりないですから(相手が赤くなっているのを見て口元を手で隠してくすくす、と笑いながらまた相手の手を握り直して。相手以外と人間になってデートをしに行く事はないからと言いながら相手にキスをし、少し赤くなりながら信じていい、と言いたげに笑って)
それなら良いんだ(相手からの言葉に幾ばくかホッとしたのか軽く微笑んでそう返して。そうしてれば、ノックと共に「お食事の御用意が出来ました」と使用人の声が聞こえ「分かった、入って準備をしてくれ」と告げれば使用人たちが夕食の配膳を始めて)
ジルさんと一緒に机で食べれますね(お昼ご飯でも相手と一緒に食べていたが屋敷内では初めてな上、きっと今日最後の一緒に食べれるチャンスなのだと思って少し寂しく感じながらも配膳してくれている使用人たちをみながらゆっくり立ち上がって)
あぁ(相手の言葉にコクリと頷き返し、立ち上がる相手を横目に見ながらも手際良く配膳をしている使用人たちの姿を見ていて。そして配膳が終わり使用人たちが部屋を出たのを見送れば「それじゃあ夕食、食べようか」と相手に促し、自分はいつもの席に座り)
うん、食べます!(相手がいつも座っている席に座ったのを見てから相手の向かいの席に座って。少しだけそわそわしながらも、ナイフとフォークは人魚の時も使えていたので大丈夫だろうと思い、少しいつもより慎重に使いながら一口食べ「すごく美味しいです」と言って微笑んで)
そうか、なら良かった(夕食を食べ始め、美味しそうに食べる相手の姿と微笑みながら告げてくれる言葉に笑って返しては手慣れた様子で食べ進め。そして特に何事もなく食べ終えれば、片付けに来た使用人が風呂に入れるのはまだもう少し後だと言うので「そうだ、今日買った菓子でも食うか?まぁ夜も遅いから少しだけ、だがな」と笑って提案して)
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