人魚 2022-05-24 10:29:57 |
通報 |
一応確か防腐の塗装はされてる筈だが、好きにすると良いさ(相手の心配そうな様子とその言葉に買ったときに聞いた情報を元に話しつつも相手の好きにすることを推奨し)
嬉しいです…そう言えば、本日はパーティーでしたっけ?
(好きにすると良いと言われて頷いてから今朝出かける前に言っていたと思い、その準備などがるのではないかなと思って首を傾げて)
(/頃合いかなと思ってそれとなく切り出してみました…!もしもう少し続けたかったらスルーで大丈夫です!)
あぁ、俺の主催でな…とは言っても俺は乗り気では無いんだがな。一番上の兄は親父と共に政の事で忙しいし、二番目の兄も魔法関係の学会が既に入ってたとかで俺に回ってきた訳だ(相手の言葉にコクリと頷き自分主催のパーティーが今夜あることを告げ、少年使用人に準備の手伝いをしに行くよう指示を出せばそれに少年使用人は慌てた様に相手にお辞儀をして部屋を去り、それを横目で見送れば溜め息交じりにあまり興味はないこと、そしてなぜ自分にその役目呟いて。そして少し申し訳なさそうにして)
まぁ、そんな訳で主催者が会場から居なくなる訳にもいかないもんでパーティー中はノアと過ごせないんだ。ルメールも給仕で忙しくしてるだろうからノアは独りになると思うんだが…
そうなんですね、僕は平気ですよ
きっと楽しいかもしれませんし美味しい物食べれるかもしれませんし楽しんでください!
(回ってきたパーティーの主催者の役割にあまり乗り気じゃなさげな相手に微笑み、せっかくなら楽しんでほしいと思いそう告げる。海の中でもお祝いがあればパーティーをしたが、きっとここではまた違うのかもと思いながら無意識に、小さい声で残念そうに眉を下げながら笑みを見せ)
……僕が人間でしたら、ジルさんが楽しめるように頑張れるんですけど
ノアのその気持ちは凄く嬉しいよ、ありがとう。ただ、今回相手をするのが貴族どもと言うこともあって、ノアの事は話題にも出すつもりはない(相手の言葉にフッと微笑みながら相手の頭を優しく撫でつつ相手の気持ちは受けとると感謝の言葉を伝えて。しかし、その微笑みも少し崩れながら今回パーティーでは相手の事は話題に出すつもりはないと相手に宣言し。それは貴族のコレクター欲が相手に対して向かれたらイヤだから……勿論、相手を手離す事はするつもりこそ無いものの、貴族はたまに欲しいものを金にものを言わせて手段を問わずに来る場合があるから。立場としては国王実子である自分が上ではあるものの、何をするか分からないからこその警戒をしていて。そして相手にある約束をして)
…それに、絶対に終わったらすぐにノアの元に戻ると約束する
貴族って大変なんですね…その、待ってますね
(貴族だから嫌だと受け取れる発言に目を数回瞬きをさせながら余程貴族は嫌な人が多いのだと思いながらすぐに戻ると約束してくれた相手に笑顔を見せて待っていると言って。本音を言えばそばにいてほしいけれど貴族って大変なんだな、と思いながら相手の頭を撫で)
ありがとう…(相手の笑顔、そして待っていると言う言葉、それは今夜のパーティーの億劫さとはかけ離れた嬉しさ、高揚感、圧倒的安心感で。その安堵の感覚から微笑みも戻り感謝の言葉を述べながら撫で受けて。そうしてればノックの音と共に「ご主人様、パーティー会場の設営に伴うご指示を」という声が聞こえ、折角相手と少しでも時間を過ごそうとしていたのにも関わらず遮られ明らかにムスリと表情を歪め、相手に一言声をかけてから部屋を後にして)
…それじゃあ、行ってくる
いってらっしゃいです
(ひらひらと手を振って相手を見送り、静まり返った部屋に思わずため息をつく。もし自分が人魚じゃなければこの部屋やお屋敷をお散歩して時間を潰せるが陸に長時間いれば干上がってしまう上に好きに行動ができない。少し不便だなと思いながら水槽の底で髪を梳かし、鼻歌を小さく歌う。ここが海だったら沈没船から入手した櫛で岩にもたれかかりながら歌うが水槽内では流石に難しいだろうかと思いながら小さく歌い)
(相手の事は気掛かりにはなってるものの、とりあえずパーティーを恙無く終わらせて相手の元に戻る、それだけを考え指示を出しパーティー会場の設営を無事に終わらせればそれから数分後、最初に到着した貴族たちが会場に来たのを皮切りに次々と馬車で貴族達が到着し、参加者全員の確認が取れたところでパーティーの開催を宣言し。屋敷の2階の大広間にて行われてるパーティーは屋敷の一階の相手のいる自室とは離れてるものの、多少の賑やかさは聴こえる程で)
……いいなぁ賑やかで
(水槽から顔を出せば聞こえてくる賑やかさに少し羨ましそうにしながらふとその賑やかさに当てられたのか歌を少し歌ってから、だんだんと気分が良くなったように歌を歌い出し)
(相手が歌を歌い始めて間もなく、窓側にいた貴族たち数名が歌声に気付きフラリと会場を立ち去り。そしてある部屋前まで辿り着けば遠慮無くその部屋、ジルの私室のドアを開け相手の傍まで複数人の男たちが水槽の前まで到着し)
だ、誰ですか…?
(歌っていると扉の開く音が聞こえて歌うのを止めると、相手ではない知らない人が複数名いてそう尋ねる。勝手に入ってきた人達の目はあのオークション会場で自分を見ていた人達の視線と同じで、ここ数日思い出すことは全くなかったあの嫌なことを思い出し、怖がって水槽の中に入り怯えたように震えながら助けを求めるように少年使用人の名でもなく相手の名前を小さく呟き続けて)
ジルさん…っジルさん、助けて……怖いっ
…グライド一家、ルキット一家、バルザック一家他2家門…貴様ら、俺の部屋に勝手に入るとは、良い度胸してやがるな!(面倒だと思いながら主催として動き回っていたが、ある声、とある貴族一家の子息の居場所を探す声に気付き共に捜すという名目で真っ先に相手の元へ向かい。そこにはいつの間にかパーティーから抜け出していた時期貴族当主候補と言われていた男らが相手を見ながら値踏みをしていて。それに怒りを覚えドン、と力一杯に開け放ってるドアを叩きながらそう叫びそのドアは使い物にならない程にひしゃげ、男たちはビクリと肩を揺らし此方へと恐る恐る振り向いては怒る自分を見てハッと我に返ったのか戦々恐々としていて、それに構う事無く変わらず怒りの矛先を男たちに向けて)
俺の大切なモンみて値踏みしやがって…ただで済むと思ってんのか!
ジルさんっ怖いです……
(ドアを叩いてドアを壊すほど怒っている相手の声を聞いて水槽から顔を出して手を伸ばし。怖さから涙を流しながら相手の名前を呼ぶ。その表情は会った時のようにどこか怯えており、トラウマを思い出したように子供のように泣きじゃくって)
ノアっ…!お前ら、今すぐに此処から出ていけ!今回の件の沙汰は父から直接お前ら五家門の元に伝えてもらう。俺が武器を持たぬ間に早く去れ!!(相手が自分を求めてる、それを見るやすぐに震えてる男たちをはね除けその上半身を優しく抱き締めて。胸元で泣きじゃくる相手の頭を優しく撫でながらキッと彼らを怒りの形相で睨み付け、彼らの屋敷からの強制退場を宣言し、彼らが行動した結果がこうなったことは許しがたく、国王である父の権力を使ってでもその怒りを彼らへ向け続ける意思を見せ。それに慌てた男たちは悲鳴を上げながら逃げ出していき、その姿が見えなくなった頃に恐る恐る様子を見に来た使用人に一人にして欲しいと伝え、相手と二人きりになったのを確認すれば先程までの怒りとは全く別物な優しい表情と声色で相手に安心させようと声をかけ)
…大丈夫だ。あの男どもはもういない…それに2度と貴族どもの奴らをノアに近付けさせるつもりもないから、安心してくれ…!
っ…ふ、ごめん、なさい…大人しく出来なくて、だからっあの人たちに気付かれたのも僕のせいでっ
(泣きながら相手の優しい言葉があまり届かず、相手に見せたことがないほど謝罪の言葉を述べ続ける。鱗を取られる時に自分を責めてしまう癖がついており、何度も自分のせいだと言いながら相手に抱きついたまま泣き続け)
…っ違う、ノアのせいじゃない!俺がもっとこの部屋の警備をしっかりすべきだったし、ノアの選択肢を狭めてしまっていたままだったんだ。だからノアのせいじゃないんだよ…ノア、頼むから己を責めないでくれ。その姿を見るのは俺もツラいんだ…(見たことがない程に謝罪の言葉が溢れ続ける相手の様子に戸惑いながらも泣き続ける相手の言葉を遮るように相手のせいではないから違うと叫びながら抱き締めていた手を相手の頬に添えながら此方を向かせて。その上で自分が誤った選択肢を取ったりしてしまったからだとその相手の謝罪していた過ちの全ての業を奪い背負っては相手が己を責めるのは自分がツラいから止めてくれと懇願し優しく相手の唇に数度触れるだけのキスをして)
ふ…んっ、ん…ごめん、なさい……
(涙で視界が滲んでしまっているが目をかすかに合わせてから相手は逆に自分のせいではないと言うため違うと首を振りかけたが唇に数度触れる口付けをされて少しだけ落ち着きを取り戻しゆっくり呼吸をしながらまだ鼻を鳴らしながらも流れていく涙が段々と収まりそれでも相手が辛いと言ったことに謝り、自分の手で目元を隠しながら顔を下げ、相手に今の自分を見て欲しくなさげに顔を隠し)
ノアもツラかったよな…けど、もう不安に思わなくても良い。もう貴族らが万が一屋敷に来ても此処には来させない。もう安心して良いぞ(相手も漸く泣き止んだは良いが少し見て欲しくなさげな様子に優しく再び身体を抱き締めていれば、相手の下半身の鱗がかなり生え揃って来たのを確認すれば完全に直った時の提案をして)
なぁ、ノア?ノアの身体の鱗が全部生え揃ったら海に行かないか?
ありがとう、ございます…ジルさんだけでいいです…
(優しく抱きしめられて涙をまだ少し流しながらも相手だけが良いと少年使用人のことはもちろん友人として大切だが、今はどこか相手だけが)いいと思って泣いたからか少し眠たげに瞼が段々と視界を暗くしてくるが相手の言葉に驚き目を開くと頷き)
海に行きたいです…
トピック検索 |