匿名さん 2022-05-22 01:20:09 |
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……電話?──何でって、今ちょっと立て込んでんだよ。事情はさっき送っただろ?──。
(関西の親友にメッセージを送り終えた直後、電話着信を告げる音が鳴り響く。画面を見ると服部平次の文字。今出れば面倒臭い事になりそうだと直感が働き、見なかった事にしようと電話に出る事なく切り。尽かさず次の電話が掛かって来る。何度かその繰り返しで次第にしつこいと思いつつ、仕方なく電話に出る事に。出た瞬間、電話の主は案の定キレていて。実際これからの事について対策を考えなければならない為、電話なら後にして欲しいのだが──。
親友と電話でやりとりしていると、阿笠邸へ来客を知らせるチャイムの音が鳴り響く。博士がモニターを確認すると、数時間前に帰ったばかりの幼馴染だと言う。ちゃんと病院へ行ったのか確認しに来たのかもしれない。医師から絶対安静と言われているのに電話しているのを彼女が見たら、何を言われるか分からない。
ただでさえ少々面倒臭い親友と電話中という事もあり、博士には病院へ行っていると上手く伝えて貰えるように頼みベッドから降りてリビングの二階へ移動して声を押し殺.して。
その事を確認した上で、博士は玄関へ行きドアを開けて"忘れ物かのう?新一は昴くんと一緒に病院へ行っていて居ないんじゃが?"と)
あ、そうじゃなくて、差し入れ持って来たんだけど…良かった。ちゃんと病院行ってるんだね。
(暫しの間の後、ドアの向こうから博士が現れる。忘れ物かと問われれば首を振って否定し、持っていた鍋を軽く掲げて見せながら料理を渡しに来た事を伝えて。一時は病院に行くのをあんなに嫌がっていた幼馴染みだったが、きちんと行ってくれたのなら一安心だ。どことなく強張っていた表情を緩め、ホッと息を吐く。このまま博士に料理を預けて帰ろうかとも思ったが、本音としては彼の診断結果も非常に気になるところ。博士だって疲れているだろうし昨日の今日で長居し過ぎるのも躊躇われるのだが、かといってこのまま帰ったとしても、結局容態が気になって幼馴染みに連絡してしまいそうだ。あんなに高熱を出していた上に大怪我をしている幼馴染みの事を、気にするなという方が無理な話である。少し悩んでから、せめて一目会って医師の見解を聞いてから帰らせてもらえないかと遠慮がちに切り出して)
ねえ博士。新一が帰ってくるまで、待たせてもらってもいいかなぁ?やっぱり心配で…
ー阿笠ー
色々とすまんのう。
──すまんが、これから予定があってのう。すぐに出なきゃ間に合わんのじゃ。新一も診断がついたら連絡すると言っておったし、家に帰って待っておった方が良いと思うが。
(相手の幼馴染の秘密を知り、更には倒れた少年の看病から色々なことが目紛しく起こり疲れているだろうに差し入れまで届けてくれるとは。長年近くに居る幼馴染が怪我をしているのだから心配するのも分かるが当人と約束した手前、中に招き入れる事も出来ず、それとなく理由を付けて断りを。)
蘭くんも疲れているんじゃし、しっかり休まんと倒れてしまうぞい。
そっか…無理言ってごめんね。
じゃあこれ…多めに作ってあるから、余った分は冷凍しといて。
(幼馴染みの様子を見る事が出来ないのは残念だが、予定が入っているのならこれ以上無理を言う訳にもいかないだろう。申し訳なさそうに眉を下げて謝り、スープカレーが入った鍋を博士に差し出す。自身を気遣う言葉をかけられれば、どう答えたものかと一瞬悩み視線を下に落として。休まなければならないのは重々承知しているのだが、先程から幼馴染みの怪我の具合や自身が傷付けてしまったかも知れない少女の事など、気がかりな点が多すぎて落ち着かない。それでも幼馴染みは病院に行ってくれたようだし、その結果を聞けば少しは気が晴れるだろうか。周囲には秘密にするよう幼馴染みから言われているというのに、いつまでも自身がどんよりした気分でいては不審に思われてしまう可能性もある。気持ちを切り替えなければと笑顔を繕って返事をし、阿笠邸を後にして)
ありがと、博士。これから帰って休むね。
────ああ、悪い服部。掛け直す。
…博士、蘭のやつ何て?──いやダメだ。
(博士が戻って来た所を見ると幼馴染はどうやら帰ったらしい。博士が玄関へ行ってからずっと声を出さずに黙り込んでいた為、電話の相手が不審がり慌てて返事をすると話もそこそこに電話を切り一階へ降りる。博士の様子からしてどうやら忘れ物をしたとかでは無いらしいが、酷く心配した様子で差し入れまで持って来てくれたとのこと。肝心な部分も含めて全てを話すべきなのでは無いかと助言を受けるが、危険な目には遭わせたくない。これだけは何があろうと絶対に教えられないと強めの口調ではっきりと答える。
それでも怪我の事を知っている以上、その経過だけは伝えた方が良いと助言を受け形態を取り出すとゆっくりではあるが文章を打ち送信)
──────
宛先:蘭
件名:
内容:遅くなって悪い。
怪我の診断結果だけど、神経も傷付いてないみたいだし問題ねーってさ。体調の方も心配しなくて大丈夫だから、オメェもしっかり休めよ?
それと灰原の事も心配だし、悪いけど暫く博士の家にいる事にしたからよろしくな。
P.S 博士から差し入れ貰ったって聞いた。サンキューな。
──────
そっか…まぁ、そうだよね。あの怪我じゃ、お父さんにも……って、お父さん!?
あ、うん、ちょっとね。あー、コナン君なら博士の家に泊まるって…え?えっと、それは──、
(帰宅後、父親の食事の支度をしようとスープカレーを盛り付けていると、メールの着信音が。急いで手を止めてテーブル上の携帯に駆け寄り確認すれば、それは待ち侘びていた幼馴染みからの連絡で。結果は問題なかったとの内容に、一先ずはホッと息を吐く。それから追伸の言葉にも、思わずにやけてしまう。暫く博士の家に泊まるという報告は、何となく予想していた。あんな大怪我をした状態で帰ってくれば父親にも色々と突っ込まれるだろうから、少し寂しいがそれが正解だろうと納得したように呟いたタイミングで丁度父親がやって来て、動揺から咄嗟に携帯を後ろ手に隠してしまう。隠した事で逆に目立ってしまったのか、何を見ていたのかと問われて適当に誤魔化そうとすれば、今度は“そういや、あのボウズはどうした?”と尋ねられる。場所くらいは伝えておかなければと正直に答えるものの、続けざまに“明後日は学校だし、明日には戻って来るんだろ?”なんて問われて、報告を受けた直後で当然何の口実も用意しておらず困ってしまう。確かに、怪我をした状態で幼馴染みが此処に帰って来れば父親だって当然心配になるだろうが、暫く帰って来なければそれはそれで心配するだろう。
“もぉー。秘密にしろとか言うなら、お父さんへの言い訳くらいちゃんと考えて送ってきてよねー?”なんて心の中で幼馴染みにぼやいてみても、長期間不在にするような言い訳が瞬時に舞い降りてくるはずがない。不慣れな事はするものじゃない…と言っている場合でもなく、今後はこういう対応にも慣れていかなければならないのだが。昨日の今日ではまだ上手に誤魔化す事ができないのは、さすがに許して欲しい。ここで自身が下手な言い訳をしてボロが出てしまっては余計にマズいし、結局は口裏を合わせておく必要がある内容だ。苦笑いで会話を引き伸ばしつつ、後ろ手に持った携帯を何とか手探りで操作して【おとうさん せつめい】と入力すれば、伝わるかどうかは不明だがダメ元でそのまま幼馴染みに返信してみて)
…説明?…──
(そんなに時間も経過しない内にメール着信を知らせる音が。直様開いて見てみると幼馴染からの短い文面で。先ほど送ったメール内容から察するに、恐らく自身が博士の家に居座る理由を毛利探偵に問われたのだろう。
完治するまでは2ヶ月。そんなに長期間ともなるとそれなりの理由が必要だ。しかし正直に説明させる訳にもいかないし──。
思考を巡らせ一つの案に辿り着く。この理由にしてしまうと自身の行動に制限をかける事になってしまうが、この際仕方ないだろう。思いつけばコナンの方の携帯を取り出し文章を打ち始め、あくまでコナンとして装い"急なんだけど、明日お母さんから帰国するって連絡が来たんだ。暫く日本に居れるみたいで、一緒に暮らそうって事になっちゃって。学校もちゃんと行くから心配しないで"と送信して)
あっ…噂をすればコナン君からメールだよ、ほら。
(父親に携帯の画面を見せれば、特にそれ以上深く突っ込まれる事もなくあっさりと納得してくれたようで一安心。ふぅと息を吐きながら、さすが幼馴染みだなと感心する。こういう状況に慣れているのか頭の回転が早いのか…おそらく両方なのだろう。“今日は変わったカレーだな…”なんて呟きながら自身の料理を美味しそうに食べている父親を横目に、早速幼馴染みにお礼のメールを打ち始める。
【ありがと、新一!急にお父さんに聞かれて困ってたから助かったよ。あんな言い訳、咄嗟によく思いついたね?さすが新一!わたしも見習わなきゃ。怪我の方も、問題ないみたいで良かった。でも、だからって無理しないでよね?お父さんも納得してくれたみたいだし、安心してゆっくり休んでね。】
送信し終わり、先に食べ始めていた父親と一緒に食事をとる。何だかんだで自身も一日ほど何も口にしておらずお腹が空いていたのか、食べ始めれば案外食が進んでしっかりと完食する事ができた。食器類を片付け終わっても、昨晩家を飛び出したままで掃除や洗濯物が溜まっている。一つずつやるべき事を済ませているとあっという間に時間は過ぎていき、全てが片付いた頃には疲労や安心感から久々の眠気が訪れる。今ならばすぐに眠れそうだ…と考えた記憶を最後に、いつの間にかリビングのテーブルに突っ伏して眠りについており)
……。
(メールを受信して内容に目を通すと、つい先程まで緊張状態が続いていた事もあり、その文面にほっこりして思わず笑みが溢れる。その直後、夕飯の支度が出来たからと博士に呼ばれ携帯をしまうとカウンター席に着く。一方で声を掛けても出て来る気配のない少女に困り果てる博士。"後で話してみる"と伝え、冷める前にスープカレーを食べ始める。程よいスパイスの辛さと旨味が体中に染み渡る。
毛利探偵事務所に居て今までスープカレーは出た事が無く、恐らくレシピを調べながら作ってくれたのだろう。スパイスが薬として使われる事があるのは知っている。幼馴染の心遣いに感謝しながら食べ終えて。少し休んだ後、組織を壊滅させる為に協力関係にある人物達にそれぞれ連絡を済ませ、念の為阿笠邸の周辺警護を依頼する。灰原に関しては今はまだそっとしておいた方が良いだろうと考え、博士にも早めに休む様に伝える。
自分も心配されるが先程休んだから平気だと答え、今後どうするべきか考え始めて)
(/お返事をお待たせしており、誠に申し訳ございません。恐れ入りますが、体調面の問題により本日より2週間~1ヶ月前後、レス頻度が落ちてしまいそうです。これまでのやり取りがとても楽しく、ロルの相性等を踏まえましても今後もぜひお相手をお願いしたいというのが此方の正直な意見なのですが、現時点で復帰予定日を明言できず一方的にお待たせする形となってしまう為、継続が難しいようでしたら遠慮なく仰ってください。確認が遅れる可能性がありますが、必ずまた顔を出させて頂きます。)
(/わわ、大丈夫ですか?体調優れない中、ご連絡頂き有難うございます。レス頻度、了解致しました。
此方としましても、とても楽しませて頂いておりますし是非待たせてくださいませ!
勿論体調やリアルの方が大切ですし、其方を優先して頂いてお互いに出来るペースでお話を紡いでいけたら良いなと思っております。今は無理をせず、お身体ご自愛ください。体調が早期回復されます事を、微力ながら祈っております。)
(/あたたかいお言葉をありがとうございます…!反応が遅くなり、申し訳ございません。おかげさまで今月中には退院できる見込みです。レス頻度が落ちてもこちらには何とか顔を出すつもりでいましたが、環境の違いや体調面から思うように言葉を紡ぐ事が出来ず、期間が空いてしまいました。お待たせしている中恐れ入りますが、完治して状況が落ち着くまでは引き続きお休みさせて頂ければと思います。お待ち頂けるとのお言葉 大変嬉しく思いますが、当初と状況が変わってしまった事も踏まえまして、もしこれ以上待てない!と感じた際にはいつでも仰ってくださいね。これから梅雨に入り体調を崩しやすい時期となりますので、背後様もどうかご自愛くださいませ。もちろん、お待ち頂ける限りは時間がかかっても必ず全力で戻って参りますので、今後ともぜひよろしくお願い致します。)
(/退院できる見込みと聞いて安心しました、本当によかったです!お休みの件に関しましては、どうぞ気にされる事なく安心してお休み下さいませ。いつ迄でも待つつもりで居ります故…!
またお気遣いありがとうございます。1レス前の様に時折、生存表明の意味を込めて上げさせて頂きますがご了承頂けると幸いです。頻度的に然程高くないかもですが汗
此方こそ絡み再開出来る日を楽しみにお待ちしておりますので、これからもよろしくお願い致します。)
(/暑い日が続いておりますが、体調は大丈夫でしょうか?くれぐれもご無理なさらず、お身体ご自愛ください。
生存証明に上げさせて頂きます。)
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