支配人 2022-05-21 17:30:55 |
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総司( ツカサ ) / >276
…解った、気にしてんなら今度アンタが好きな甘い物を2個買って来い、2個な。……うるせ、アンタが柄にも無く落ち込んでたからだろうが。
( 気にするな、と己自身が何度言ったとしても此奴の事だから気にし続けるのだろうとぼんやりと考えれば思い付いた提案を彼へと投げ掛け”其れでチャラだ”と付け足し。普段あまり己から誰かに触れる事は無い、が先程のは殆ど無意識なのも有り。一瞬間を空け眼を其方に向けた後少し気恥ずかしくなり相変わらず表情は変わらない侭だがふい、と眼を逸らして。「…腕とか御腹とか、だけど。…見ても良いけど、アンタ心配性か?」真剣な眼を見詰め返せば己の腕や腹を軽く指差し答え。あまり綺麗では無い己自身の身体を見られる事に今更抵抗は無いが、彼なら良いかと何処か楽観的に考え。「…んなもんで良いなら俺は全然構わねェよ。アンタが行ける日、誘って。」彼と御酒を飲む等かなり長い付き合いだったが思い出す限り無く、小さくこくり、と頷き了承し。「…デザイン派手でも文句は言わねェよ流石に、貸してもらってる身だからな。…着替えて来る。」手提げ袋を受取ればソファの縁から離れゆったりとした足取りでロッカー室へと行き。数分も掛からず彼から貸して貰ったスーツを身に纏い先程迄着ていた濡れたスーツを手提げ袋に入れ、ロッカー室から出て待っているであろう彼に眼を向け。 )
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