愛を謳う　【 ホスト/BML 】

>>258　那智（　トワ　）


──お前の気持ちはよく分かった。ただ、あまり言い過ぎても言葉の価値が下んだろ。１日３回迄なら言ってもいい、これが最大限の譲歩だな。
（　自身の事を思い遣っての行動であれば過度に拒否するのは良くないのかもしれないという考えと、押し問答を長引かせるのを避けたいという思いから折れることにして。呑んでくれるか如何かは定かではないが指を３本立て一応条件を付けてみて。呑んでくれればそれで良い、呑んでくれなければその時は悪いが聞き流そう等と呑気に考え。表情を崩す姿を見ては驚き思わずぽつりと呟いて「珍し…。悪いな、大人は狡い生き物なんだよ」くつくつと喉を鳴らして笑い。心地よさそうな相手を見て数回撫でたり髪を弄べば満足気にするりと手を離して。「三十路手前の男に可愛いはねぇだろ。あー…俺の気が向いたら、かな」可愛いという言葉の響きにたらりと冷や汗掛けば首を横に振った後、にっこり微笑み小首を傾げて。「そ、上手に休む。お前休みも勉強とか自分磨きに使ってそうだし、それは悪いことじゃねぇけどな？完全なオフを作ってしっかり休めたら褒めるよ」考え込む仕草をする相手をじっと見てはつらつら説明し。「魔法みてぇだな、好評なのも頷けるわ。そうだ、喉乾かねぇ？お礼に何か入れてくる」くすくす笑いながらそう言えば隣に座る相手の顔を見て提案し　）