支配人 2022-05-21 17:30:55 |
通報 |
>芳賀クン
なァ、なんかでっけェ音したけどお…──あ~、はいはい。
( 裏で休んでいる所に大きな物音を聞き取り、何事かとフロアへ顔を出す。割れて散らばる破片とそれを拾うボーイ、惨事の元凶であろう客を見付けると一人納得して独り言を呟き、近くに置いてあった空の灰皿を手に其方へ近付いた。何も言わずに隣へしゃがみ、床へ灰皿を置くと彼が濡れていることに気が付く。拭いてやりたいのはあるがとりあえずフロアを片さないと、と心の内で呟き慣れた様子で灰皿の中へ破片を投げ入れて。彼の方へ視線を向けては可笑しそうに目を細めた。 )
ふ、…とりあえず裏行こうかァ。有能なボーイに風邪でも引かれたら大変だわ。…はい、それもちょーだい。
( くつくつと喉鳴らし笑い声を交え告げると濡れた髪の一束へ触れ、彼の手にある破片を顎で示しては掌差し出して。客へと視線移すと「あんた酔い過ぎ、水飲みなァ」なんて告げて破片を入れた灰皿片手に立ち上がる。 )
( /初めまして、絡ませて頂きました! 癖のある自由人なので、厳しそうならスルーして頂いても大丈夫です。良ければ宜しくお願いします! )
>レオくん
あ、なァあんた。暇してんならうちの店に…──ってレオくんじゃん。何してんのぉ、サボり?
( いつもの様にふとした気紛れで店前へ出て、客になりそうな通行人へ声を掛けていた。時折道端で寝そべる酔っ払いに話し掛けたり、煙草を吸いつつゆったり立ち尽くしていたり。次の客を捕まえたら店に戻ろうか、と考えながら声を掛けたのが共に働くメンバーだという事実に数秒遅れて気付き、薄らとスマホの画面で照らされた表情を確認する。画面を覗き込むように隣へ並ぶと目細め笑いながら揶揄い交え問い掛けて。 )
( /初めまして、絡ませて頂きました! 癖のある自由人なので、厳しそうならスルーして頂いても大丈夫です。良ければ宜しくお願いします! )
>一ノ瀬クン
…俺目当てに店来る客なんて半分くらいは変なやつだからなァ。酒癖悪ィの多かったんじゃねえ?
( 相手の台詞を聞くと、今までに指名を貰った客の顔を反芻してみる。泥酔して他の卓へ絡みに行く人だったり、暴れてグラスを割る人であったり、自分に飲むペースを合わせて潰れてしまったり。徘徊する客は襟首を掴んで連れ戻してはいたが、その他の客はなかなか対応が難しい。ほとんどが一見、若しくは来店の頻度が少ない為か細部までは思い出せず、「顔は曖昧だけど」なんて付け足してはあっけらかんと笑って。 )
お、じゃあどっちが多く捕まえられるかの勝負でもしてみるかァ。
( けらけらと無邪気な笑み浮かべては冗談口にして、指先で着いて来いと合図を出すと入口へ歩みを進める。今日はどんな人がいるだろうかと胸躍らせ、軽い足取りでドアを開けると表へ飛び出して。 )
>榊サン
ん? あー…飲む飲む。俺酔いにくいからさぁ、度数気にした事はあんま無いんだよねェ。
( 手持ち無沙汰故に自分の右耳を弄り、ピアスに触れて遊んでいると飛んできた質問に考え馳せて緩りと首を傾ける。元々アルコールに強い体質だからか味だけで酒類を分別してきたので、今の職につくまでは度数の正確な把握が出来ていなかった。好きな酒と問われれば上手く言葉に出来ず、誤魔化す様に「よく飲むのはウイスキーかなァ」なんて付け足して。 )
ふふ、あんたの台詞聞いてるとどっちがホストか分かんなくなるわァ。…──はいどぉぞ、選んで。
( ボーイが持ってきた酒類をテーブルに並べる横でくすくすと笑みを洩らす。相手から飛び出す口説き文句は、過去に火遊びをしていたのかと容易に想像出来てしまう程自然だった。会話に区切りのついた辺りで並んだ酒類を示すと、「辛い、甘い、いい香り…って感じの用意したけど」なんてそれぞれの特徴を説明しながら1本ずつ触れてみて。 )
>トワくん
…──トワくん。
( 外へ行こうかと悩んだが、まあでも今日暑かったし、なんてあっさり諦め大人しくバックヤードで煙草を吸っていた。ドアの開く音で其方へ視線をやると、見慣れたグレーアッシュの髪が目に入る。向けられた笑顔に目を細めて笑い返した。さっきフロアを回った時は接客中だったはずだが、何かトラブルでも起きたのかと考えては「お客さんどーしたのォ」なんてシンプルな問いを投げて。 )
トピック検索 |