愛を謳う　【 ホスト/BML 】

>83　神崎さん

そう思ってんなら次も指名を…いえ、良いです。したくなるようにさせれば良いだけの事ですから。
(　仕事柄褒められることはそれなりにあるがいつ聞いても何個貰っても褒め言葉は聞き飽きるどころか気分が良い、分かりやすく上機嫌になる辺り気性共々思考回路は単純で。他のホスト目当てでやって来たお客をその気にさせるのも楽しみのうちの1つ、曖昧な言葉には当然とばかりに上記を。それからポケットの中に突っ込んでいた手を静かにそちらへ差し伸べたのを皮切りに、いつもの無表情へと戻り。「どうぞ、すぐそこですが案内します。」と少し隈が出来た涅色の瞳を真っ直ぐ見据えては、エスコート役を買って出て　)


>88　榊さん

(　身支度を整えバックヤードからホールに出てくると繁忙時間とあって、店内は平時以上の賑わいをみせており。鼓膜を叩く沢山の人達の話し声や食器類がぶつかる音を密かに煩わしく思いながら周囲を見渡してみるとエントランスの方に一名、見知った来客の姿が見え。今日はいくつか予約が入ってるが、約束の時間までまだ余裕がある。静かな空間につられて足を運び「お久しぶりです、榊さん。」と相も変わらず抑揚のない声ながらも相手が久しぶりの来店であることは覚えており。「希望とか無いなら俺の事買ってくださいよ。貴方のこと放置してる連中よりは有意義な時間、提供出来ると思いますよ。」と幾ら忙しいとはいえボーイの姿も無く、ぽつんと1人待たされている相手に誘い文句を紡ぎ　)

(/初めまして絡ませていただきました…！生意気な息子だとは思いますが、これからよろしくお願い致します。)