匿名さん 2022-05-14 13:55:41 |
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どの子も素敵で選び切れず……、全パターンに対応する男の子案をつくってしまいました。背後様に特に刺さるもの、逆に刺さらないものがあればご教示いただけますと選びやすくて助かります。優柔不断で申し訳ないです……。全部は難しいですが、2つ程度なら同時並行でも可能です。マンネリ化してきたら途中でCCも選択肢の一つとしてありますので、ご一考ください!
①NL / やたらと構ってくる今時な軟派同級生 / 落としたい
◆スマートな意地悪男子
黒髪/見た目はチャラくない/スクールカースト上位/成績上位/意地悪/普段は女の子から追われる立場/余裕綽々/俺
「なんでって、そりゃあ少しでも長く俺のこと考えてて欲しいからでしょ。……あ、意味わかる?」
◇絵に描いたような軟派男子
華やかな容姿/絵に描いたようなチャラ男/フェミニスト/男女問わず友達が多い/来るもの拒まず/俺
「……あ、今、こっち見てた。俺も見てたから、わかるよ」
②NL / 隣を絶対譲らないクールダウナー激重幼馴染み / 逃げるのを追いたい
◆クールダウナー激重幼馴染み
昔からずっと好き/独占欲の塊/幼馴染みだけいればいい/振り向いてほしいけど嫌われたくない/大型犬/俺
「……ごめん、もう待てない」
③NL / 同棲中の年下スパダリ彼氏 / 甘やかしたい
◆年下スパダリ彼氏
大学生/包容力抜群/家事全般得意/彼女には甘い/精神的にかなり大人/俺/名前にさん付け呼び
「注文多すぎでしょ……、まずココアはこっちね。で、脱がすから腕上げて。……よし。じゃあ、はい。いつもお疲れ様、おいで」
本当にどの子も素敵なので目移りしてしまいますね。全部刺さりすぎて……(笑)それではお言葉に甘えて折角なので同時進行しましょう!四パターンもあるのに一つしかというのも勿体ないですし、比重が重くなって厳しくなったら片方をお休みすればいいですしね!
希望の組み合わせですが、下記の物で一先ずよろしくお願いいたします!簡単な性格や備考は先程記載したもので、追記として名前と簡単な外見を残しておきますね。また、①の分の初回を投げておきます。
希望の場面と違う等ありましたら変更しますのでお気軽にお声掛けください。描写の長さはこだわりありませんので、お好きな長さでお願いします!
①-◆
希望:スマートな意地悪男子
提供:チャラ男嫌いの純情夢見がち女子
桜木 遥( さくらぎ はるか )
染めた明るめの茶髪/緩く巻いたセミロング/斜めに流した前髪/流行りのメイク/平均身長より少し上/高校生
②-◆
希望:クールダウナー激重幼馴染み
提供:お節介女子
萩原 楓( はぎわら かえで )
黒とも焦げ茶ともとれる自然な髪色/ボブヘア/透け感あるぱっつん前髪/ナチュラルメイク/平均身長/高校生
【桜木 遥】
あーごめん。あたし今日日直だからパス。またね( ホームルームも終わり、足早に帰路──この場合彼女らが向かうのはショッピングモールとかだろうか。遊びに向かう同級生の背中を見送りながらため息をひとつ。いつもならば自分も同じように放課後を満喫するところだが、今日のところは日直のため渋々黒板消しを手に取り授業の残骸を消し始め。あらかた消えたところでまだ消えてない上の部分を忌々しそうに睨み )はー、最悪じゃん。誰か捕まえときゃ良かったんだけど。
追記と初回、ありがとうございます!①へのお返事と、②の初回を書かせていただきました。こちらの提供の名前は、
① 真柴 七都( ましば ななと )
② 麻倉 翠( あさくら すい )
です。口頭の説明のみとなってしまいますが、どちらも黒髪で身長は175cm前後で考えています。その他のディテールはロルの中で自由に創作していただいて構いませんので……!
【真柴 七都】
……あれ。珍しー……って、日直か( 放課後。飲み終えたペットボトルを自販機横のゴミ箱まで捨てて戻ると、教室には一人の姿しかなく。普段は賑やかに教室を出て行く彼女がまだ教室に居残っていることに素直な感想を零すも、すぐに理由を察すれば教卓の方へ近づいてゆく。どうやら黒板の上の方に手が届かない様子を見れば、教卓に頬杖をつきながら揶揄うように笑って )はは、頑張れー?
【麻倉 翠】
( 家を出て最初にすることは、幼馴染みの家のインターホンを押すこと。特に約束をしているわけでもなく、しかし小さい頃からの習慣でこうして毎朝一緒に登校している。軽快な音が鳴り響けば、朝の風景を眺めつつ幼馴染みの彼女が現れるのを待って )
いえいえ、こちらこそpfの肉付けありがとうございます!素敵な男の子とお話出来るのを楽しみにしております。以降の背後会話は蹴っていただいても構いませんし、今後の相談も大歓迎です。改めてこれから短期間ですがよろしくお願いいたします!
【桜木 遥】
うわ。真柴じゃん。そ、日直ー。……ところでさあ、あんた暇なの?見てるだけなら手伝って欲しいんですけどー。( 聞こえる足音に意識がそちらへ向かうも、友人は皆帰ってしまった後だからこそ横目で一瞥すると、そこに居たのは予想外であったものの何やら最近絡んでくる人物で。あからさまにじっとりした目つきで相手の名前を呟けば、教卓に背を向けて背伸びをしながら届くはずもない場所へ腕を伸ばし。諦め悪く幾度か黒板消しを滑らせ、それでも消えない文字に顔全体に不本意と書いた表情で振り返り )
【萩原 楓】
翠ちゃん、おはよう!( ぴんぽーんと軽快な音が響けば思い浮かぶのは幼馴染のあの子。軽い足取りで鞄と二つの弁当が入った袋を持っていつものローファーを履いて玄関の扉を開き。笑顔で声を掛けたところで相手の制服に違和感を抱くと、ネクタイへと手を伸ばして軽く直してやり )相変わらずちょっと抜けてるんだから。じゃ、学校行こ。一応お弁当も作ってきたけど……、いつまでもわたしの弁当持ってちゃ恥ずかしいよね?新学期からやめとく?
遥ちゃんも楓ちゃんも可愛くて、モチベーションが上がりに上がっております。背後は一旦引っ込もうかと思いますが、展開のご相談の際などにまた顔を出させていただきますね。背後様からも何かございましたらいつでもお呼びください!
【真柴 七都】
はいはい。( 届かないことなんてとっくに理解しただろうに、黒板の上部へと手を伸ばし続ける彼女。その後ろ姿をじっと見守っていれば、ふいに不機嫌そうな顔がこちらを向く。やっと音を上げたかと小さく笑みを溢せば、上半身を起こして教卓の向こう側の彼女の元へ。黒板消しを受け取ろうと片手を差し出しつつ、冗談混じりに質問を投げてみて )俺が消すのと桜木さんが自分で消すの、どっちがいい?
【麻倉 翠】
( 玄関の奥から元気な挨拶とともに現れる彼女。この笑顔を家族以外で最初に見られるのが自分なのだと思うと、幼馴染みという関係性を心底有り難く思う。「おはよう」と簡素に挨拶を返せば、ネクタイを正そうと伸びてくる手を当然のように受け入れ。抱きしめてしまいたい欲求をいつものように抑え込むと、予想外の提案には即座にノーを返して )……なんで?楓の弁当がないと俺学校頑張れない。
本当ですか、嬉しいです……!
ではこちらも一旦退かせていただきます。おそらくそろそろ寝落ちしてしまうと思いますので、主様も無理はなさらず気にせずお休みくださいね。
【桜木 遥】
ありがと。…──って、はあ!?何のための手伝いよ。……ゃ、やってって、言ってんの( 妙に絡んでくる相手に頼るだなんて大いに不本意ではあるが、届かないのは仕方なく。差し出された手に黒板消しを乗せて手渡しながら、相手の顔は見ずに首元へ視線を固定し礼を告げるも、見なくてもわかるほどに愉悦を含んだ揶揄う声に視線を上げて。一度は悪態をついてからひと呼吸置き、悔しさもあって耳を染めながら相手の目を見て今の自分に出来る精一杯のお願いを )こーゆーのって、普通はスマートにやってくれるもんじゃないの。真柴は乙女心わかってないよねー。
【萩原 楓】
え……?え、や、なんでって……、わたし達高校生だよ?いつまでも登校もお昼も幼馴染となんて嫌じゃない?( 普段から感情を露にすることが無い相手のことだから「うんわかった」位の返事を予想していたが為に、食い気味の返答に思わず上手く返すことが出来ず。くるくると瞳を回しながら思い浮かぶのはクラスメイトからの純粋な疑問。姉弟くらいに近い相手ゆえに考えた事がないからこそ、今更かと言われてしまえば悲しくて泣いてしまうかもしれない。それでも言われた言葉をそっくりそのまま相手に投げかけて )ほら、わたしと居たらこの先女の子とデートも出来ないし。
【真柴 七都】
失礼な。桜木さんがどうしても自分で消したそうだったから気遣ってやってんじゃん。( 耳を染め、悔しげにこちらを見上げてくる彼女に悪戯心が擽られたのは言うまでもなく。思ってもいない恩着せがましい台詞をさらりと吐けば、「俺が抱き上げればさすがに桜木さんでも届くでしょ」と続けながら黒板上の白い文字に目を遣って。彼女がこんな提案を受け入れるとは到底思えなかったけれど、反応を見たいという一心のみで〝どうする?〟とでも言いたげな視線を返し )
【麻倉 翠】
……楓は嫌なの?( 「嫌じゃない」と撥ね除けてしまうことは簡単だった。しかし、それではこれまでと変わらない。彼女の中に踏み込めない。爽やかな春の朝に似つかわしくないざわざわとした感情をできるだけ隠しながら、じっと目を見据えれば質問に質問で返して )
【桜木 遥】
好きでやってる訳じゃないんですけどー。……は?だッ抱き上げるとかマジで馬鹿!つか出来ないくせに何言ってんの。セクハラじゃん。真柴のすけべー。( 意地の悪い相手の反応に、無視して椅子でも持ち出せば良いものの、単純ゆえについつい流すことが出来ずつっかかり。例にも漏れず大袈裟な程に驚いて見せるも、からかわれてばっかりなのは悔しい。相手の言葉が浅慮にも冗談だと決め付け、したり顔で仕返しすれば黒板に向き直って再び目一杯踵を上げて )やれるならやってみればー、ってね。
【萩原 楓】
え、う……ううん、わたしは嫌じゃないよ。翠ちゃんのことは大好きだし、ほっとけないし……。でも恋人じゃないのにいつも一緒っておかしいんだって。( 大きく首を振ってしっかりと否定を。あくまで家族としての「大好き」である為に照れも無く自然と好意を口に出して。それでもいつもよりずっと真剣な瞳に真意を読み取ることが出来ず、誰かから言われたことを伏せたつもりながらも滲ませては視線を泳がせ、動揺したまま無意識に一歩後ろに下がって相手から距離を取ろうとし )
【真柴 七都】
( 予想通りの動揺の後、予想外の言動。どうせ出来ないだろうと高を括っているのか、懸命に背伸びをするその後ろ姿はまるで無防備だ。抱き上げようとすれば、きっと容易に叶ってしまうのだろう。しかし、そうすることはなく、彼女の背後から粉受けに両手をつき、自分の腕の中に彼女を閉じ込める。そのまま少しだけ左耳の方へ顔を近づけると、普段より僅かに低い声色で )……ねぇ、もしかしてそれって煽ってる?
【麻倉 翠】
楓が嫌じゃないなら良いじゃん。( 一歩後退る彼女の手を、引き留めるように握る。自分には彼女だけいれば良いのに、彼女しかいないのに、その彼女がどこかに行ってしまうのがひどく恐ろしい。縋るような寂しさを滲ませた瞳で見つめる間、必死に次の言葉を探すも感情の濁流に押し流されてうまく見つけられず、ただただ彼女の「うん、そうだね」の言葉を祈るように待つだけとなって )
【桜木 遥】
ほら、早くやって──…ッ!?( 隣から移動する様子の相手にまた見学モードになったのかと勘違いし催促の声を掛けるも、あっという間に詰められた距離と自分も覆う影に驚いて息を飲み。耳元に感じるいつもより異性を意識するような声に身体を一度ぴくりと反応させ、小さく「んっ」とあえかな声を零せば、羞恥に先程とは違う理由で耳だけでなく身体全体が熱を持ったような錯覚に陥り。聞かれていないことを祈りながら平静を装って相手の全身で囲われている状態であるにも関わらず、黒板側へ身を寄せることで逃げうち )ちょ、ちょっと、近いって。煽ってるとか意味わかんないし。
【萩原 楓】
う、うん……、そうだね。そうだけど……翠ちゃんが大事だからこそ心配になっちゃって( 普段通りの返答を口にしてから更に続ける言葉は相手と別の道を進もうとするもので。何故だか妙に緊張する。握られた手はいつもより暖かく感じ、自分の手が冷たくなっているのに気付くと、何と何の間で揺れているのか自分でも気付けない不安を誤魔化すように曖昧な笑みを返して。それでも寂しげな表情を浮かべる相手を振り払う理由にはならず、悪い癖とも言える思考放棄をしながら相手の髪へ手を伸ばして優しく頭を撫でてやり )えっと、急にごめんね?急だったし翠ちゃんもびっくりしたよね。
【真柴 七都】
( 反応して一瞬震えた肩、小さく漏れ聞こえた声、熱を帯びた顔。彼女の一つ一つに違う意味で煽られそうになるものの、そちらは理性でぐっと抑え込む。少しでも距離を取ろうと黒板側へと身を寄せる彼女を更に追い詰めるように、脚の間の壁に膝をつくといよいよ退路を断って )本当に抱き上げられたらどうするつもりだったの。
【麻倉 翠】
……俺は、楓だけ傍にいてくれればいいよ。……わかって。( 頭を撫でる優しい手に、ドクドクと不気味に脈打っていた心臓が穏やかになってゆく。安堵の溜め息をそっと吐き出すと、浅くなっていた呼吸も徐々に元通りに戻って。頭から離れようとするもう一方の手も捕まえ、両手をきゅと握りしめると今言える精一杯の言葉を伝える。言い終えた後も、不安のせいかなかなか手を離そうとせずに )
【桜木 遥】
ど、どうするって……。やんないでしょ、そんなの。真柴じゃん、そんなタチの悪い悪戯心する……?( 黒板に背を向けて僅かに開いた距離も詰められてしまえば、瞳を揺らし目に見えて動揺しながら一度視線を逸らして。これ以上の接近を許さないよう反射的に脚を閉じて相手の脚を緩く挟む様な体勢になり、どう思われているか、自分の一挙一動で相手にどう言った影響を与えるかなんて一切理解せず、油断と言ってもいい勝手な信頼を相手に押付けて見上げ )
【萩原 楓】
翠ちゃんは寂しがり屋だね。あれ……でもわたしだけって──ふふ、それじゃあ二人ぼっちだよ。( 相手の少しだけ緊張感を与える雰囲気が不安はありながらも普段通りに近い様子に変わった事と、想像していた悲しい別れにならなかったことに安堵して気を緩めると、相手の手を握り返し交わる体温に手元へ視線を下げて微笑み。思われていることは理解はしているけれど、その思いの大きさと深さを理解していない無防備な笑みのまま、ゆっくりと手を僅かに退いて離れようと力を入れるも、離れない手に前のめりに相手の顔を覗き込みながらもう一度視線を合わせて )翠ちゃん、どうしたの?まだ不安にさせちゃってるかな。
【真柴 七都】
( 退路を断たれ、壁際に追いやられたこの状況。そんな中でも彼女は自分の善性を信じているらしい。意外そうにぱちりと目を瞬かせると、嬉しいやら心配やらで微かに息を吐く。じっと逸らさないように見据えていた目元からふっと力を抜けば、彼女の信頼に応えるように返答を返す。しかし、その理由は彼女の言うような善性から来るものではなく )……やんないよ。黒板消したら、帰んないといけないし。
【麻倉 翠】
( 何も知らないまま、何も気付かないまま、混じり気のない純粋な好意を向けてくれる彼女。対して、自分の中にあるのは、今なら寂しさのせいにできるだろうか、まだ幼馴染みの範疇で許されるだろうか、という邪な考えばかりで。握った手に落としていた視線をそろりと顔を覗き込む彼女の顔へと移すと、両手を離し、代わりに彼女の身体を抱き寄せて )
【桜木 遥】
なにそれ、まるで帰りたくないみたいに聞こえるんだけど。明日になったらまた学校じゃん。変わんないって、……ね、( 今日も明日もいつも通り。強いて言えば目の前の相手とこんなにも近い距離、二人きりで話したことなんて無かったかもしれない。そのせいで変な勘違いを起こしそうになる。チョークの粉で汚れていない方の手を相手の胸に添えて、冗談混じりに声を弾ませながら離れるように、日常に戻るように軽く力を入れた所でぴくりと動揺が触れる手に表れて )
【萩原 楓】
翠ちゃん……?──っ、( 手が離れると何故か安堵よりも名残惜しさを感じる自分を不思議に感じながら、代わりに相手の胸に飛び込む形になれば記憶と違う成長した男である事に今更ながら気付き。どきりと心臓が大きく跳ねたような錯覚に襲われる。顔が見えない、声が聞こえない、もっと近くで触れただけ、それだけで変わるものだろうか。──そうじゃない。離れてしまわないように見ないフリをしていただけ。気付く前にはもう戻れないのに足掻こうと相手の背に手を回し、背中側のシャツを摘んで軽く引いて。戦慄く唇を動かしてまるで自分に言い聞かせるみたいに必死で言葉を紡ぎ )す、翠ちゃん、待って。ねえ、離して、だめだよ。
【真柴 七都】
( この時間が終われば、また明日からは変わらない学校生活。同じクラスである以上接点がなくなることはないけれど、こんな風に彼女を独占することはできなくなる。胸元に触れた手を優しく取れば、するりと浅く指を絡め、普段見せないような素直な表情を覗かせて )だからじゃん。桜木さんいつも誰かと一緒にいるし、──もう少しだけ独り占めしてたい。
【麻倉 翠】
( 耳元で、抱きしめた彼女の焦ったような声が聞こえる。姉のようにあやすことも、抱きしめ返してくることもない。きっと気付かれたのだと、もう今までと同じではいられないのだと悟りながら、しかし心中はどこか安堵していた。それが、言えない想いを隠し続ける苦しさから解放されたからか、多少なりとも男として意識されていることの喜びからかは分からない。『離して』と言う彼女の声を聞きながら、しがみつくようにぎゅうと腕の力を強める。反抗する声は、いつものように落ち着いた声色ながら、どこか切なさを孕んでいて )──……嫌だ。
【桜木 遥】
( 触れる手は恐ろしい程に優しくて混乱する。いつもみたいに笑って冗談みたいに絡んで来たら笑って返せるのに、真っ直ぐ向けられる視線と真剣味を帯びた表情に瞼を伏せ、都合良く取ってしまわないように相手から視線を外して。それでも握る手にはこちらからも緩く指を絡めて握り返すことで応え )……真柴ってさ、ずるいって言われない?あたしでもそんな風に言われたら勘違いしちゃうんだけど。──独り占め。したら?って言っちゃいそうになる。
【萩原 楓】
( 落ち着かないのに何処か安心する、そんな不思議な感覚の正体を知ってしまうのが恐ろしく、逃げ出したい一心で相手に告げた言葉。それに応える幼馴染の声に滲む感情につきりと胸が痛む。もしかしたらわたしと同じように彼も何かと揺れているのかもしれない。いつも通り甘やかしてあやしてしまうのは簡単だけれど、今だけは有耶無耶にしてしまうのを止め、ただ相手の首筋へ額を寄せるだけにして )……どうして?今だったらまだ何も無かったことに出来るのに。( そう呟く言葉は相手に向かって告げたと言うよりは、もはや自分に言い聞かせるようなもので )
【真柴 七都】
( 控えめに手を握り返される感触と、視線を逸らしたまま紡がれる言葉。このまま奪い去ってしまいたくなるほどいじらしい彼女の反応に、脳が冷静さを保てなくなってゆく感覚を憶える。拒絶はされていない、けれどあともう一押し。彼女の口からきちんと聞き出さなくてはいけない。粉受けからもう必要ないであろう彼女を囲う手を離すと、親指でそっと下唇に触れて )……言って。
【麻倉 翠】
( 離したくない一心で抱き寄せる最中、首元に彼女の熱を感じれば腕の力が少し弱くなる。彼女は暴れるわけでもなく、額を自分の方へ預けて大人しい。混乱しているようにも見えるその様子に、どうすれば良いかも分からぬまま数秒ただ抱きしめる。その後呟かれた言葉に彼女の内情を察すれば、今までの関係と決別するようにはっきりと想いを告げて )──俺は、楓が好きだよ。無かったことになんて、させない。
【桜木 遥】
…──して。してよ、独り占め。( 悔しいけど負けた。柄にも無くうるさい胸の音には気づかないフリを。先を言わせようとするずるい指先に唇を一度結び、視線は外したまま薄く開いて口にしたのは先程音にした言葉。相手に触れていない手をぎゅっと強く握り、慣れないことに頬が熱くなるのを感じながら顔を上げてしっかりと相手の目を見つめ )……それで、あたしに真柴を独り占めさせて。
【萩原 楓】
……翠、ちゃん。どうしよう、わたし、そんなの考えたことも無かったの。無かったのに、なんで今こんなに嬉しいのかな。( はっきりと、雰囲気に流されている訳じゃない相手の本心に息が苦しくなる。そんな相手にその場限りの「好き」は言えない。けれどどうしようも無い喜びが胸を満たして熱くなる目尻から幾つも雫を零し、今度はきちんと相手の背に腕を回して受け入れて。体勢はそのまま少しだけ胸を離して相手を見上げ )ねえ、待っててくれる?翠ちゃんのこと、ちゃんと今までの「好き」じゃない「好き」って言えるのを。そうしたら翠ちゃんの彼女にしてくれる……?
( /良い時間になりましたし、こちらはあと1回返せるか返せないか、という感じなのでご挨拶を!二日間ありがとうございました。こちらがおもてなしするくらいのつもりだったのに気が付いたら持て成されていましたね(笑)少しでも主様の欲が満たせていたら良いのですが……。無事に落とされるところまで出来て良かった……!本当に楽しい時間を提供していただいて感謝の気持ちでいっぱいです。背後まで落とされた気分です(笑)
今回提供していただいた素敵な提供くんのpfや設定は主様のものですので、是非とも再利用してあげてください。では残り時間は短くなってしまいましたが、引き続きよろしくお願いいたします。 )
【真柴 七都】
……喜んで。( 触れた唇から、欲しい言葉がそのまま紡がれる。それを聞けば穏やかに表情緩め、撫ぜるような声色で返答を返して。顔を赤くしながらこちらを見つめる彼女に、いつの間にこんなに愛おしくなったのかと小さく笑みを溢せば、唇に触れていた手を頬に添え唇を重ねて )
【麻倉 翠】
( 彼女の瞳が自分を映して、ゆらゆらと揺れている。彼女が不誠実なひとではないことは誰よりも知っていた。その上で、困らせると分かっていて言った。しかし、返ってきた言葉は想像の何倍も良いもので。目を見開くと、同じように彼女を映した瞳がゆらゆらと揺れる。これからも彼女と一緒に居られる、今より一歩進んだ関係で。心の底から湧き上がる喜びを噛み締めるように大きく頷くと、すぐそこにある額に自分の額を預けて )……待ってる、ずっと。……でも、大人しくは待てないかもしれない。ごめんね。
( / こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました!遥ちゃんも楓ちゃんも本当に可愛くて、しっかりもてなされました……もう思い残すことはありません……。うちの子たちも遥ちゃん、楓ちゃん、そして背後様をおもてなし出来たのであれば幸いです。恐らく明日はお仕事か学校かと思いますので、お返事はご無理なさらず。本当にありがとうございました! )
( /せっかくお返事を頂いたのにそのまま満足して寝てしまいました……!お気遣いいただきありがとうございます。期限が来ましたので背後はこれで失礼致しますね。なんて言って世界は狭いので割と直ぐにエンカウントしてしまうかも……。その時はもう笑ってください!(笑)それではお相手ありがとうございました!こちらに返信は不要です( 深々 ) )
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