スレ主 2022-04-30 22:17:34 |
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【遊園地/アリ(分隊指揮官)、L、Lダミー×4、ライイングフィギア×多数】
>日向創、結城理、凪斗
L「はい・いいえ、規定に従って答えられる範囲でなら、先ず此処がどこか、申し訳有りませんが不明です。現在座標位置の特定すら出来ていません。次に私達が何者か、欧州のPMSCs(民間軍事請負会社)USEC(ユーセック)のT-Doll(戦術人形)オペレーター、簡素に言うなら傭兵です。そして今し方無力化(射殺)したアレは不明です。データベース上に該当するモノは確認出来ず、変異体の類では無い様ですが今は殺せる事が分かれば十分でしょう。」
少年(結城)の問い掛けに、T-Doll(戦術人形)の少女(L※本体)は軍人言葉の堅苦しさと機械的ながらハッキリとした返答を返していく。
なお判を押したように5名ともまんま同じな姿のせいでジロジロ見られている事に関しては気にもしていない様だ。
一方、唐突に(指揮官に会わせてほしい)と言い出した少年(日向)に対しては、本体(L)は兎も角、周囲で警戒していた残りの4体のLダミー達の視線がジロリ…と一斉に彼(日向)へ集まって妙に気まずい空気になる。
L「我々の指揮官に関してはもうじき落ち合う予定ですのでお待ちください。」
―――
―
アリ「…何処かで頭でも打ったのか?小僧」
出会いがしらに突然希望がどうのこうのと言い出したアジア人の学生らしき少年(凪斗)の言葉に、中東系の壮年の強面な男の傭兵(オペレーター)は
アリ「死ぬ時は死に生き残る時は生き残る、総てはアッラーの思し召し、徒に希望を過信する気は無い。」
とどこか素っ気無く答える。――その険しい双眸には一瞬だけ複雑な感情の色が浮かんでいたが、直ぐに掻き消して
アリ「ついてこい、まともな味方との合流に向かう。此処らでほっつき歩いていたらまたあの連中に囲まれるぞ。」
と、通信があった遊園地内の一角へと少年(凪斗)を伴って歩き出す。
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