君を騙す光もある 〆

（同じ作品が好きだと判明した途端、表情は一気に明るくなり懐っこい笑顔で嬉しそうに「安室さんもアガサ・クリスティが好きなんですね！嬉しいなあ」少々興奮してしまい気持ち抑えようとアイスティー一口飲み喉を潤してから会話続けて）
『オリエント急行殺人事件』は俺、映画館へ5回観に行きましたよ。安室さんも映画観ましたか？

残念ながら、まだ1回も観れていなくて。
レンタルできるのなら、観てみようかな。
( 余程アガサ・クリスティ作品が好きなのだろう。同じ映画を5回も観に行くことからそれが伝わる。しかし、自分も観たかったのは確かだが、暇がなくいつの間にか公開終了していたのだ。もうそろそろレンタルされていてもおかしくないなと思い。)

それでしたら動画配信サイトで既に配信されていましたので、機会がありましたらぜひ観てください！
（レンタルで思い出したのか一度動画配信サイトで観たのを思い出すと、同じ趣味の彼にも是非一度観てもらいたくて明るく弾んだ声色でお勧めし。文庫本を端にそっと置いた後、挨拶してからミックスサンド美味しそうに頬張って食べ始め）
いただきます。…ん。安室さんの作るミックスサンドは今日も美味しいです！

でしたら、今度一緒に観ませんか？
生憎動画配信サイトのことに詳しくなくて。
それに作品が好きな人と一緒に観ると感想も共有できていいかと。どうです？
( 自分は動画配信サイトに詳しくなく観ることもないので教えてもらいたいという口実で一緒に観ることを提案する。実際のところ相手が高校生探偵であることも知っているので、どんな人物がもう少し知りたいと思ったのだ。｢あ、無理なら断ってくれて結構ですよ｣とつけ足し。)

ミックスサンド喜んでいただけて嬉しいです。

安室さんと一緒に観られたら嬉しいので喜んで！仰
る通り好きな作品を共有出来るのは嬉しいので、都合は安室さんにお任せしますね。
（予想外の申し出に嬉しい驚きとなり彼の前ではずっと人懐っこい笑顔で嬉しさが全面に現れており。だからこそ思惑に気付くはずはなく、あっという間にミックスサンド完食してしまうとアイスティーを飲み始め）
安室さんって料理お上手ですよね。これは例えになりますが、一人暮らしが長いから覚えたという理由にしては何でも作ってしまうから謎です。

それならよかった。
今週末なら空いています。予定はどうです？
( 快く提案を受け入れてくれたので、此方もにこりと笑って空いている日を確認して。ふと料理について触れられれば、そこまで感動してもらって嬉しい限りだと思いつつ、相手を見つめて。)
まぁ、元々料理好きなんですよ。今はこうやって、貴方のように喜んでくれる人のために、もっと美味しい物を作りたいと思えますし。

今週末は……うん。予定空いてますので一緒に観られますね。
（週末はたまに探偵である父親の手伝いもあるためバッグより使い古された手帳取り出し、カレンダーにて予定確認を。何も書き込まれておらず真っ白で安心したように空いてると告げ。手帳をバッグへ戻しつつ理由を聞いていると彼らしくてついつい頬緩ませ。上からの視線に気づくと顔上げ優しく微笑み掛け。彼には彼女がいるものだと当たり前のように思っているようで気遣うような口調にて）
理由聞いて納得しました。喜んでくれる人のためにとか、安室さんの料理を食べられる彼女さんは幸せですね。週末に俺が安室さんと一緒に過ごしても平気でしたか？

おや、何か勘違いされていますが、残念ながら彼女はいません。
なので、1人寂しい週末に予定など基本的にないんですよ。
( 予定は特になかったようでほっとすれば、相手から当然のように紡がれる｢彼女｣の存在に苦笑すれば、肩を竦めてそう告げ。｢探偵の仕事があれば別ですが｣と言いながら。週末の話に戻れば、お互いに住んでいる場所は知らないのでこのポアロで落ち合うのが得策かと思い。)

週末、土曜日にしますか。ポアロで待ち合わせでどうでしょう？そうですね…1時あたりとか。

安室さん女性客から人気なのでつい。勝手に勘違いしてしまってすみませんでした。良かったです、彼女いないんだ。
（勘違いに対し恥ずかしそうな表情で謝ると彼女がいないことに安心し。無意識に喋っていたようで慌てて口元押さえ。誤魔化すように咳払いしては待ち合わせ場所と時間について頷き同意して。父親は探偵業の方で依頼が長引いて暫く帰宅しないと聞かされていたのを思い出し）
時間と場所、どちらも平気ですので土曜日はよろしくお願いします。…あの。観る場所はどうしますか？俺の家はポアロの近所なので俺の家でも構いませんが。でも、安室さんの住まいも気になっていたりします。安室さん謎だらけなので。





突然ですが背後失礼します。
場所が決まったら土曜日まで飛ばしますか？それともこの会話を一旦終わらせ、土曜日までに一度軽くイベント発生てから土曜日にしますか？
それ以外に要望ありましたら聞かせてください！

それでは僕の家にしましょう。何も無い部屋ですが。
あ、犬を1匹飼っているのですが苦手ではないですか？
( 彼女について余程気を遣わせてしまったようだ。とりあえず相手のほっとした様子に一安心する。誘っておいた手前、相手の家へ押し掛けるのは気が引けると思えば、自分の｢安室｣名義で借りているアパートに来てもらおうと考える。しかし、部屋に1匹犬を飼っており、相手が犬嫌いならば話は別だと思い尋ね。)





(/ イベント、例えば事件が発生して、それを2人で事件を解決するとか？)

犬は好きなので平気ですよ！ 飼っているのは小型犬ですかね？
（犬を飼っているイメージがなかったので意外性があり、犬好きなのもあって想像すると犬を連想させる懐っこい笑みに変わり。お邪魔するなら何か手土産が必要だと考え好み聞き出そうとして）
安室さんって食べ物で好き嫌いありますか？





とある平日の放課後。いつものようにポアロへ行くと女性客に囲まれている安室さんを発見。その光景を見て無自覚に嫉妬したりモヤッとなって帰ろうとする。協力して事件解決とは違うので興味なければ土曜日まで飛ばしますね！
これは個人的な事情になりますが15時すぎから仕事でして。それ以降は翌日までお返事できませんと報告しておきます！

よかった。小型です。
( 犬についてはなんの問題もなかったようで、ほっとする。確かに犬が好きそうな感じはするなと小さく笑って。食べ物の好き嫌いについて問われれば、きっと何かしら差し入れを持ってこようとしているのだろう。やんわりと気を遣わずと言えば。 )

何でも食べられますが…あ、そんな気を遣わないでくださいね。誘ったのはこちらですから。





(/ いいですね。そこから恋愛に発展できそうですし。お仕事のこと了解です！頑張ってください！)

（平日の放課後。土曜日に二人きりで会えると思うと軽い足取りで今日もポアロへ向かい。扉を開けて真っ先に目に飛び込んできたのは彼が女性客に囲まれて身動き取れないという光景で。他の従業員の梓は店内におらず買い出しにでも出掛けているのだろうかと考え）

今日は止めておこう。安室さん忙しいみたいだし。
（女性客に囲まれる姿は見慣れている筈なのだが今日は何故かその光景を見るとモヤモヤしてしまい。本人はそれが嫉妬というのに気付いていないのか無自覚で。本当は彼の声を聞きたかったのだが胸が苦しいのもあり、このまま大人しく帰ろうと扉お店の閉めようとして）





お待たせしました！
こんな感じで土曜日前の軽いイベントへ切り替えてみましたがこんな感じでも平気でしたか？

( ポアロに押し寄せてきた若い女性に絡まれ心底困っているも、無下にはできず、適当に話をしていたところ、入口のドアが開いて、また閉まりかけたのを見て、直感で貴方だと分かれば女性客に一言断りを入れて入口へ。)


黛さん！…今日は、寄っていかないんですか？



(/ 大丈夫です、ありがとうございます！)

あ、安室さん！ 梓さんいないし安室さん忙しそうだったので。
（諦めかけていたその時、出入口に現れたその姿に驚き。あの人混みから来てくれてその本人から声掛けられては嬉しさが勝り途端笑顔となり。しかしあの客の様子から気遣うと上目遣いで）
お客さんは大丈夫ですか？安室さんが平気でしたら、またミックスサンド食べたいです。

構いませんよ。むしろ途中に来ていただいてたすかりました。
中々抜けられなくてどうしようかと思っていたところです。
( 相手の笑顔を見ることが出来れば満足した様子で、中へと誘えば先程の女性たちも集まることはなく、会計を済ませ出ていき。｢ミックスサンド作りますね｣と、カウンター内に入り。)

それならよかったですが、やっぱり安室さん女性から人気ですね。
（誘われるままに入店、今日はカウンター席の真中の椅子へ腰掛け鞄は膝に置き。先程の光景が頭から離れずつい口にしてしまうと気まずくなり話題変えようと慌てて）
土曜日についてなのですが！『オリエント急行殺人事件』の他に何か観ますか？

はは、喜ばしいことではあるんですがね。
( 相手に言われれば、少し苦笑混じりにそう告げ。あまり本意ではないと伝え。土曜日の話になると、切り替えたように明るい声色で。)

どうでしょう。他におすすめの作品あります？

安室さんって女性が苦手な訳ではないですよね。俺、安室さんが女性と親しくしている姿を見ると何だかモヤっとしてしまって。
（ あまり嬉しくなさそうな様子に対し不思議そうに首傾げ。対応から異性が苦手には見えないが気になったのかさり気なく聞いてみて。彼が異性と親しくする姿を想像すると再びモヤモヤと不思議な感覚に。他に配信している動画はないか携帯で検索するとヒットし）
アガサ・クリスティの作品でしたら『ねじれた家』はどうですか？

別に苦手ではないですよ。
それは…ヤキモチと捉えてもいいのでしょうか？
( 相手の発言を聞けば、それは妬いているという感情としか捉えられないと、ミックスサンドを作りつつ、相手を見て小さく笑いながら。アガサ・クリスティの作品とあれば、何でも興味があるので、ぜひと提案をのみ。)
面白そうですね。それも観ましょう。