匿名さん 2022-04-11 17:14:35 |
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恋人は…今はいない。
(どうしてそんなことを聞いたのかはわからないが、どうやらこの質問はシエテ的には取り乱すほどの質問ではなかったらしく、それでもいい年して恋人がいないという事実に目を向けたくないためか戸惑いながらそう言って。これ以上相手から変なことを聞かれないためにも「ほら、ケガ人は安静にしてろ。」と、相手の寝床である部屋の片隅へと相手を押しやって。)
――――――
この後、スキップしたいと思いますのでそのあたりに発熱してもらっていいでしょうか?
………なんだか、調子が?
フラフラするような………?
(あれから数日経ったある日、いつものように朝起きてベッドから起き上がると、クラリと目の前が揺れて覚束ず、なんだか頭もぼんやりするのか額に手をやるも体全体が熱いのとこれまで体調不良になった事が無いため、今自分が熱を出していることに気づかず不思議そうにしており)
ーーーーーー
畏まりました!!
ということで発熱まで飛ばさせてもらいました。
私自身、なんか思ってた以上の動きをティファがしてしまって、あれー!?となっていたのでスキップ助かります……
(エルフの彼女の治療を始めてから数日。あれから相手は態度を軟化してくれて、食事も一緒に摂る様になり、今では部屋の隅で丸まることはなく、ベッドで寝てくれる様になれば順調に回復していって。そんなある日、今日の朝食を用意して彼女の部屋へと持っていけば、コンコンとドアをノックして。)
ーーーーーーー
ありがとうございます!
いえいえ、お互い様です!
……ぁ、はーい
(扉がノックされればそんな時間かと今気付くも、行かないと不安にさせると思い、フラフラして思うように動かない体を不思議に思いながら、何とか扉の前まで行き、ガチャと扉を開けては、鏡を見ていないから知らないのだが、今の自分の姿は顔も赤く目も潤んで明らかに体調が悪そうな姿をしており)
ーーーーーー
いえいえ、こちらこそありがとうございます
おはよう、ティファ…さん?
(相手の部屋の扉が開き、目に入ったいつもの姿を見れば挨拶をしようとするがどうにも相手の様子がおかしいことに気づき。もしやと思いながら相手の額に手をやれば体温が高いことに「熱だ…!」と気づけば慌てて。ひとまず朝食が載った盆をベッドのサイドテーブルに置き、相手をベッドまで連れて座らせると。「ティファさん、すこしだけじっとしてて。」と、部屋を後にすれば診察と薬の準備して。)
熱………体調不良?
(相手の手が額に当てられれば、いつもより冷たく感じ、その冷たさを心地よく感じていればあれよこれよとベッドに座らされれば、今自分は体調不良を起こしているのかとようやく合点がいき、体調不良なんて初めてだと気付き、なんで今になって?と不思議に思っているが、実は今まで気を張っていたから体調不良にならず、今はここなら安心だとリラックスできるようになったから体調不良を起こしているのを本人は知らず)
(どこかの傷口から菌の侵入を許してしまったのか。それとも、ずっと張っていた気が緩んでしまったためなのか。どちらにせよ、病気であるのなら全力で治療にあたるだけだと道具や薬などを用意して。また彼女の部屋に戻ればまずは汗をかいている相手の体を清潔にするために濡れタオルとお湯をはった桶を用意して。「はい、これで体拭いて。」と濡れタオルを渡して。)
ん……わかりました
(濡れたタオルを手渡され体を拭いてと言われれば、熱で思考が定まらないのかどこかぼんやりした様子で頷いては、特に何も考えずにするりと服を脱いで体を拭けば、流石に背中は届かないためクルリと体の向きを変えて濡れタオルを渡せば「背中を拭いてくれませんか」とお願いをして)
わ、待った待った!
(相手にとって目の前に忌み嫌うべき男がいるというのに遠慮なく服を脱ぐのは節操がないのか、それともこちらを信頼しきってくれてのことなのだろうか。慌てて相手から目を逸らす様に体ごとあいてから背いて。すると、背後から背中を拭いてほしいと言われると「それは…。」少しばかり躊躇するが背中なら…と、タオルを受け取っては相手の背中を拭いていき。改めて相手の背中をまじまじと見ると白い雪の様な肌に痛々しい傷の痕が残っていると、こんな仕打ちをした人間に怒りを覚えると同時に、その白肌と傷のコントラストに見惚れてしまい。何を思ったのか、濡れタオルによって熱が奪われ冷えた指先で熱のこもった相手の背中の傷をぴとりとなぞって。)
んっ…………この体に触れたいのですか?
(背中を拭かれれば、汗でベタついていた体がスッキリとし、心地よいのか気持ち良さげに目を細めていると、不意に傷に沿ってなのかは分からないが、相手の指が背中を這えば、ピクリと僅かに体を震わせ、傷もエルフ故の治癒能力かそれとも相手の腕が良いのかは分からないが、だいぶ傷も薄く良くなってきており、唐突に触れた相手にどうしたのかと問いながらもこの体に触れ、そして暴きたいのかと問うと、何を思ったのか「貴方なら良いでしょう」と思考が定まらないのもあってかぐっと体を近づけお好きになどと言い出して)
い、いや、まだ傷が治せてないなって思って…。
(なぜ相手の傷に指を沿わせてしまったのか。それはおそらく肌と傷の形容し難い美しさに惹かれてしまったからなのだろうが、本人はその自覚がなく触りたいのかと聞かれてしまえば咄嗟にそれらしい言い訳をして。かと思えば自ら体を差し出す様に寄ってくる相手の体をおしやれば「馬鹿なこと言ってないで早く服を着ろ!」と、いつもの患者服を相手に着せてやり。それから脈を測ったり、熱の度合いを見たりと診察していけばどうやらただの熱でタチが悪いものではなかったためホッと胸を撫で下ろして。このまま様子を見ていこうと思えば相手に粉薬と水を渡して飲む様にと言いつけて。)
違ったのですね
……………シエテ、貴方…鈍いって言われませんか?
(押しやられ、あぁ、どうやら違ったらしいと気付き、大人しく服を着て粉薬を飲めば、流石に苦いのか少しだけ表情を顰めるも治す気はある様で大人しくしており、少しすると思考が回り出したようで、ふとエルフと言う特性上ベタベタと男性に触れたり触れさせるのを許さないし、それを許すのはそういう関係になっても良いと思える人限定なのだが、それを知っているのか、それとも知っていて気づいていないのかと気になり「鈍いと言われたりもしくはエルフの特性を知らないのですか?」と問いかけてみて)
…?たまに言われるけど、なんのことかわからないんだよな…。
(村の女性達との話題の時に何度か聞いた言葉。その真意を尋ねてもはぐらかされるばかりで意味についてはまだ知らない。エルフという希少な種族上知れていることが少ないためにエルフのことについての知識もまるでないため、道具を片付けながら「ティファさんが初めて知り合ったエルフなんだから知らないことばかりだよ。」と、言えば熱を発症した相手のために朝食は食べやすいものに作り直そうとして。)
そうですか……なら、それはそれでこちらはやりやすいですね
(鈍いと言われ続けており、恋人も居なければエルフの特性も知らないとなれば、ストレートに思いを告げつつ行動すれば良いと考えたらしく、なるほどとだけ言ってこちらもその真意を告げずにいては、ご飯を作り直そうとしている相手に余計な手間を増やしてしまったと申し訳なさそうにして謝り)
…?なんのことだ?
(やりやすいとはどういうことだろう。相手の抱える気持ちなど知る由もなく、ただ首を傾げるだけで。作り直した朝食は相手をここに連れてきた時にも作った米、芋、豆の粥。また部屋に戻ってくればその朝食を渡して。)
これ。私がここに来て最初に食べた食事ですね
(部屋に戻ってきて持ってこられた朝食に、これは…と少しだけ目を丸くするとここ最近の話なのに何故か懐かしく感じられ、薄く笑みを浮かべれば2人分食べてしまったスープだと言えば、それを受け取り「貴方は別で食べるのですか?」と可能なら別の料理だとしても共に食べたいとは思うがそれはわがままかと思い、別で食べるのかと聞くだけにして)
覚えてたんだ。
(この粥を作っている間は何も考えずにこれを調理しており、その最中にふと自分もそのことを思い出していて。薄く笑みを浮かべた相手に驚いた様な表情を浮かべながら上記を述べれば「まぁ人の分まで平らげるくらいだもんなぁ。」と、あの時の相手の食欲にくすりと笑みをこぼしながら揶揄う様に言って。別で食べるのかと問いかけられると「いや、一緒に食べるよ。喉に詰まらせたら大変だもんな?」と、また出会ってすぐの頃に言ったことを思い出した様に述べて。)
あの時、これを初めて食べて…初めて食事が暖かい物で美味しいものだと知ったんですから、覚えていますよ
(それだけこの食事に思い入れがあり、自分自身あれだけ食べた事にも美味しかった事にも驚いたと過去を笑い話に出来るくらいには振り切れており、喉に詰まらせるから一緒にと言った相手に、この食事で喉を詰まらせる方がおかしいと言うのにどこまでもお人好しだと思えば、クスクスと笑い「そうですね、そうなると危ないので共に食べてください」と微笑みを浮かべながら肯定して)
そう言ってもらえると光栄だな。
(あの時の食事を手放しで褒める相手に調子が狂わされるらしく、普段より素直な言葉を投げかけられるとむず痒そうにしながらも、褒められたという事実は受け取って。冗談で言ったつもりなのにこちらの言葉にクスクスと笑うと本当にどうしてしまったのだろうかと、熱のせいでこんなにも態度が柔らかくなってしまったのだろうかと逆に心配して。早く休ませた方がいいと思えばお互いに朝食を終えれば相手をベッドに寝かせればその額に冷やしたタオルを乗せてやって。)
ゆっくり休むんだぞ。
えぇ、そうですね。
休んで早く治すことにします。
(風邪のせいで態度が軟化というより、風邪のおかげで思考が鈍くなっているから素の性格が出ているのだがそれは自分にも相手にも知るよしのない事で、いつもよりコロコロと笑っている事が多くては、顔には傷1つないのもあり、その様はまさに女神の血を引くエルフ特有の美貌から来る慈愛の笑みと称される笑みを見せており、ゆっくり休めと言われればそうすると言うと、相手がどこかに行ってしまうと勝手に不安になってか、相手の服の袖をきゅっと握ると「寝るまででいいのでここに居てくれませんか」と若干俯きながらそう言うとチラチラと様子を見ており)
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